JP2547525Y2 - 自動車用シートの操作ノブ取付構造 - Google Patents

自動車用シートの操作ノブ取付構造

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JP2547525Y2
JP2547525Y2 JP1991009995U JP999591U JP2547525Y2 JP 2547525 Y2 JP2547525 Y2 JP 2547525Y2 JP 1991009995 U JP1991009995 U JP 1991009995U JP 999591 U JP999591 U JP 999591U JP 2547525 Y2 JP2547525 Y2 JP 2547525Y2
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bracket
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稔 武内
勉 大河内
太志 安井
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シートにおける
シートバックの頂部に設けるシートバック前倒し操作ノ
ブの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すようにシートバック(SB)
(SB)の頂部(S)に、操作ノブ(a)(a)を設け
て、該操作ノブ(a)(a)を操作することにより、シ
ートバック(SB)(SB)を矢印方向に前倒してシー
トクッション(SC)上に積み重ねる自動車用シートが
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このシートは、図5に
示すように、シートバック(SB)(SB)の頂部
(S)に対して操作ノブ(a)(a)が、上方に突出し
ているため、着座者の頭部(H)が、操作ノブ(a)
(a)に接触する虞れがあった。そこで本考案は、斯様
に操作ノブ(a)(a)のシートバック(SB)の頂部
(S)からの突出を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案はは、シートバック内のバックフレームがパ
イプ製であることにより着目してなされたものであり、
その要旨とするところは、操作ノブを取付けるためのブ
ラケットに対応するバックフレームの頂部を下方に圧潰
して凹窪状のブラケット取付部を設け、このブラケット
取付部に、ブラケットを介して操作ノブを取付けた構成
である。
【0005】従って、前記ブラケット取付部はパイプ製
のバックフレームを下方に圧潰して形成されているた
め、操作ノブの取付位置が低くなり、シートバックの頂
部から操作ノブが上方に突出しない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。図1はシートバックのバックフレーム
(F)と、操作ノブ(3)の取付部品を示し、図中
(1)はバックフレーム(F)におけるブラケット取付
部を示す。バックフレーム(F)はこの種の自動車用シ
ートに使用されている断面円形状の金属製パイプを折曲
したものであり、このバックフレーム(F)の上部にお
けるブラケット(2)の取付個所には、図2に示すよう
に、上半部が下方に圧潰して形成した前記ブラケット取
付部(1)が設けてある。
【0007】このブラケット取付部(1)は、図2に示
すように下半部は圧潰されずに円弧状に形成して、フレ
ーム(F)の強度が損なわれないように形成されてい
る。そして、圧潰した上半部(11)側に、ブラケット
(2)が溶接により固着される。従って、ブラケット
(2)は従来のものに対して、フレーム(F)の外径に
対して略半分低い位置に固着される。
【0008】ブラケット(2)は従来周知の構造のもの
で、フレーム(F)に溶接される水平部(21)と、こ
の水平部(21)と一体で略垂直状の垂直部(22)と
から構成され、水平部(21)にはレバー(5)を挿通
する通孔(21a)が開孔され、垂直部(22)の内側
にはレバー(5)がピンで左右方向に回動自在に軸着し
てなるものである。また、図中(4)はガーニッシュ
で、このガーニッシュ(4)にも、ガイド孔(41)が
開孔され、操作ノブ(3)の脚部が左右方向に移動可能
に挿通され、この操作ノブ(3)の脚部には前記レバー
(5)の上端が連結されている。そして、このレバー
(5)の下端には、ケーブル(6)の一端が接続され、
ケーブル(6)の他端はフレーム(F)に設けた前倒し
用ロック装置(7)に連結されている。斯して、操作ノ
ブ(3)をガーニッシュ(4)のガイド孔(41)に沿
って移動させると、レバー(5)が回動して前倒し用ロ
ック装置(7)のロックが解除され、シートバック(S
B)が前倒しされる。なお、図1において、図中(8)
はシートバック(SB)の傾斜角度を調整するためのリ
クライニングデバイスである。
【0009】図3は前記フレーム(F)にブラケット
(2)を溶接して取付け、これらを発泡体製パット
(P)、表皮(9)で被覆してシートバック(SB)を
組付けた状態を示す。操作ノブ(3)はシートバック
(SB)の頂部(S)から上方に突出することなく取付
けられる。また、ブラケット(2)を被覆する部分のパ
ット(P)及び表皮(9)はガーニッシュ(4)で押圧
される。
【0010】
【効果】本考案は従来のブラケット、操作ノブを使用
し、従来のバックフレームの一部を下方に圧潰してブラ
ケット取付部を設けるのみで、操作ノブのシートバック
頂部からの突出を防止できる。そのため、構造が簡単
で、着座者の頭部が操作ノブに接触する虞れのないもの
を提供できる。加えて、ブラケット取付部はパイプ製バ
ックフレームの上半部を下方に圧潰して形成すると共
に、そのブラケット取付部の凹窪内にブラケットを固着
しているため、ブラケットの取付位置を低くすることが
できるし、また、そのブラケット取付部を構成するパイ
プ製バックフレームの下半部は圧潰されずに閉断面形状
であるため、バックフレームの強度が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の分解斜視図である
【図2】 図1のIIーII線断面図である
【図3】 本考案の断面図である
【図4】 従来の操作ノブを有する自動車用シートの
斜視図である
【図5】 従来の操作ノブを有する自動車用シートバ
ックの側面図である
【符号の説明】
F バックフレーム 1 ブラケット取付部 2 ブラケット 3 操作ノブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安井 太志 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株 式会社 タチエス内 (56)参考文献 実開 昭60−117228(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ製バックフレームの上部に、該
    バックフレームの一部の上半部を下方に圧潰された凹窪
    状のブラケット取付部を設け、該ブラケット取付部の凹
    窪内にブラケットを固着し、該ブラケットに操作ノブを
    取付けてなることを特徴とする自動車用シートの操作ノ
    ブ取付構造。
JP1991009995U 1991-02-01 1991-02-01 自動車用シートの操作ノブ取付構造 Expired - Fee Related JP2547525Y2 (ja)

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