JP3712916B2 - 三人掛けシート - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三人掛けシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、三人掛けシートとしては、図11に示すようなものが提案されている(実開昭64−36240号公報参照)。この三人掛けシート101は、車幅方向Sに三つに分割されており、中央に位置する中央シート102と、この中央シート102の両側に位置する右側シート103及び左側シート104とから構成されている。中央シート102は、そのシート幅W1が、右側シート103及び左側シート104のシート幅W2よりも小さく設定されている。
【0003】
また、中央シート102は、車体前後方向Tにスライド可能であって、シートバック102aが、シートクッション102bの後端部102cで車体前後方向Tに傾倒可能に支持されている。このため、図12に示すように、中央シート102を両側のシート103、104より前方へ移動させて、シートバック102aを前方に傾倒させてシートクッション102bに重ねることにより、両側のシート103、104間に空間Xが形成されるので、この空間Xに長尺荷物Yを搭載することが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような三人掛けシート101においては、中央シート102のシート幅W1が小さく設定されているため、中央シート102を前方または後方へ移動させて単独の状態にした際にはシートとしての機能が不十分となっている。それにもかかわらず、外観上はシートとしての形態が保たれているので乗員にシートとして認知されてしまい、着座されるおそれがあった。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、中央シートを単独の状態とした際に、着座を防止することができる三人掛けシートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載の三人掛けシートでは、車幅方向に三つに分割され、両側に位置する右側シート及び左側シートと、前記右側シート及び前記左側シートよりもシート幅が小さく設定されて中央に位置する中央シートとから構成されるとともに、この中央シートが車体前後方向にスライド可能であって、前記中央シートのシートバックが、前記中央シートのシートクッションの後端部で車体前後方向に傾倒可能に支持された三人掛けシートにおいて、前記右側シートと前記左側シートのいずれか一方のシートのシートクッションに設けられ、前記中央シートの前記シートクッションに向かって突出するピンと、前記中央シートの前記シートクッションに設けられ、前記ピンが設けられたシートクッションと前後位置が一致している状態で前記ピンを支持するカムと、このカムに一端が連結された連結部材と、この連結部材の他端に連結されたリクライニングレバーと、前記中央シートの前記シートクッションと前記シートバックとの間に設けられ、前記リクライニングレバーを上下方向に回動自在に支持し、前記シートバックを前記シートクッションに対して着座可能に起立した状態で回動規制するとともに、前記リクライニングレバーが上方に回動することにより、前記回動規制を解除して前記シートバックを前方に回動させるリクライニングデバイスとを備えるとともに、前記連結部材に、前記カムが前記ピンから離れた状態で前記リクライニングレバーを上方に付勢する上方付勢手段を備えたものとしている。
【0007】
かかる構成において、中央シートをスライドさせて両側のシートより前方又は後方に移動させた際には、カムがピンから外れて連結部材の上方付勢手段によりリクライニングレバーが上方に付勢されることにより回動し、リクライニングデバイスにより中央シートのシートバックが前方に傾倒する。
【0008】
このため、単独の状態となった中央シートには、シートクッション上にシートバックが重なった状態となる。さらに、リクライニングレバーは、上方付勢手段により引き上げられたままとなるため、シートバックは前方に傾倒するように付勢された状態となる。
【0009】
また、請求項2記載の三人掛けシートにおいては、前記ピンが設けられたシートクッションに、外方に付勢する外方付勢手段を介して、前記ピンを囲むカバーを設けるとともに、このカバーに、前記カムがスライドしたとき当接して前記カバーを前記外方付勢手段に抗して内方に後退させるガイド部を備えたものとしている。
【0010】
かかる構成において、カムがピンを支持する際にカバーのガイド部にカムがスライドすることでカバーが内方に押されてピンがむき出されるため、中央シートが単独の状態ではピンがカバーで囲まれた状態となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態を示す三人掛けシート1の上部斜視図である。この三人掛けシート1は、車幅方向Aに三つに分割されており、中央に位置する中央シート2と、この中央シート2の両側に位置する右側シート3及び左側シート4とから構成されている。
【0013】
中央シート2は、そのシート幅Waが、両側のシート3、4のシート幅Wbよりも小さく設定されており、図2に示すように、座面を形成するシートクッション6と、このシートクッション6の後端部6aで車体前後方向Bに傾倒可能に支持されたシートバック7と、中央シート2の底部を構成し、シートクッション6とシートバック7とを支持するシートレッグ8とから構成されている。
【0014】
シートレッグ8は、車体のフロアFで車体前後方向Bに延在して設けられたレール9、9にスライド自在に支持されている。このため、中央シート2は、このレール9、9を介して車体前後方向Bにスライド可能となっている。シートレッグ8の前側部分には、シートレッグ8をスライドさせる際に操作する操作レバー8aが備えられている。
【0015】
図3は、図2の要部構造を示す斜視図である。右側シートのシートクッション3aの左側には、中央シート2のシートクッション6に向かって突出するピン11が設けられており、中央シート2のシートクッション6の右側には、右側シートのシートクッション3aと前後位置が一致している状態でピン11を支持するカム21が設けられている。カム21には連結部材31の一端が連結されており、連結部材31の他端にはリクライニングレバー41が連結されている。リクライニングレバー41は、シートクッション6とシートバック7との間に設けられたリクライニングデバイス51により上下方向Cに回動自在に支持されている。
ピン11は、図4に示すようにカバー12で囲まれて先端部11aが露出している。このカバー12は略半楕円形状であり、右側シート3のシートクッション3aに、本発明の外方付勢手段であるカバースプリング13、13を介して設けられている。このため、カバー12は、カバースプリング13、13のばね力により外方Dに付勢されている。また、カバー12の一部を構成する前端面12aが本発明のガイド部となっており、ピン11の周りを除く部分が湾曲している。
【0016】
カム21は、図5に示すようにピン11を支持する上部カム22と、この上部カム22を支持する下部カム23とから構成されている。上部カム22は楕円形状であって、その上部の中央部分に凹部22aが形成されており、この凹部22aでピン11を支持するようになっている。
【0017】
上部カム22の中央部分には、上下方向Cに延在する長穴24が形成されている。この長穴24には、シートクッション6に設けられ、長穴24より上下方向Cの長さが短い突起部63が内上面24aに接触し上部カム22を支持している。また、上部カム22がピン11から離れた際には、ピン11を介して右側シート3の重みがかからなくなるので、図中の一点鎖線に示すように、内底面24bが突起部63に接触するまで上方に移動する。このように、上部カム22は、ピン11の支持または非支持により、突起部63と長穴24とで案内されながら上下方向Cに移動するように構成されている。
【0018】
一方、下部カム23は三角形状であって、図3にも示すように、前端部23aが支軸32の一端に連結されており、上部カム22の上下方向Cの移動に伴い、支軸32を中心にして回動するように構成されている。
【0019】
また、カム21は、図6に示すように、シートクッション6に設けられたサイドフィニッシャ61に配置され、その下部がサイドフィニッシャ61に設けられた半楕円形状の第一の突起部62で囲まれて上部カム22の上部が露出した状態となっている。
【0020】
上部カム22の上側には、半楕円形状の第二の突起部63が設けられ、第一の突起部62と第二の突起部63との間に形成された空間Pにカバー12が入るように構成されている。このため、上部カム22がピン11を支持する際には、上部カム22の外面22bがカバー12の前端面12aにスライドしてピン11まで案内されるようになっている。
【0021】
また、図3に示すように、下部カム23に連結している支軸32は、車幅方向Aに延在してシートクッション6のクッションフレーム(図示せず)に回転可能に取り付けられている。支軸32の中央部分には、本発明の上方付勢手段である支軸スプリング32aが外挿されており、支軸32は支軸スプリング32aのばね力によって前方に向かって回転するように構成されている。
【0022】
さらに支軸32はその他端が連結板33の下部に連結され、連結板33の上部には車体前後方向Bに延在するケーブル34の一端が連結され、ケーブル34の他端はリクライニングレバー41に連結されている。これにより、連結部材31は、支軸32と、連結板33と、ケーブル34とから構成されている。
【0023】
また、リクライニングレバー41及びリクライニングデバイス51は、見栄えを良くするために、図2に示すように、フィニッシャ71がシートクッション6の左側部6bにリクライニングレバー41及びリクライニングデバイス51を覆うように取り付けられている。
【0024】
リクライニングレバー41は、図3や図7に示すように、クランク形状であって、角部42が回動ピン43でリクライニングデバイス51に上下方向Cに回動自在に支持されている。さらに、回動ピン43には、支軸スプリング32aよりもばね力が弱く設定されたレバースプリング(図示せず)が外挿されており、このレバースプリングのばね力により、リクライニングレバー41は下方に付勢されている。
【0025】
リクライニングレバー41の下端部44には、外方に突出する外方突起部45が設けられている。この外方突起部45にはケーブル34の他端が通され、さらに他端に設けられたストッパー34aが外方突起部45で止められることでケーブル34がリクライニングレバー41に連結されている。また、リクライニングレバー41の前端部46は、リクライニングレバー41を操作する際の操作部となっている。
一方、リクライニングデバイス51は、図3に示すように、リクライニングレバー41を支持するデバイス本体52を中心にして構成されている。デバイス本体52には、その上部に回動軸53が取り付けられてキャップ54が被せられている。回動軸53は連結部55を介してシートバック7の左側部7aと連結しており、デバイス本体52によるシートバック7の回動が可能となっている。
【0026】
また、デバイス本体52は、シートバック7が前方に回動するように付勢しているとともに、図3に示すように、シートクッション6に対して着座可能に起立した状態では回動規制している。そして、リクライニングレバー41を引き上げることにより、デバイス本体52は回動規制を解除してシートバック7を前方に回動するようになっている。また、デバイス本体52は、着座した際に、リクライニングレバー41を引き上げてシートバック7を後方に倒しながら所定の位置でリクライニングレバー41を離すことにより、シートバック7を所定の傾倒角度に固定させるようになっている。
【0027】
かかる構成においては、図3や図6に示したように、上部カム22がピン11を支持していることから、ピン11を介して上部カム22には右側シート3の重みがかかっている。このため、下部カム23を介して支軸32にも右側シート3の重みがかかっており、支軸スプリング32aのばね力が支軸32にかからない状態となり、支軸32が前方に向かって回転せず、ケーブル34が弛んだままの状態となっている。この結果、リクライニングレバー41は通常の操作が可能であり、中央シート2をシートとして使用することができる。
【0028】
そして、中央シート2をスライドさせて両側のシート3、4より前方に移動させた際には、図8に示すように、ピン11から上部カム22が離れ、ピン11を介して上部カム22にかかっていた右側シートの重みがなくなり、図6にも示したように、上部カム22は、突起部63が内底面24bに接触するまで上方に向かって移動する。これに伴い、下部カム23が回動して、支軸32にも右側シート3の重みがかからなくなることから支軸スプリング32aが動作して支軸32が前方Eに向かって回転することにより、連結板33を介してケーブル34が前方Eへ引っ張られる。
【0029】
このため、リクライニングレバー41が上方Uに付勢されることにより回動ピン43を中心に回動するので、デバイス本体52による回動規制が解除され、デバイス本体52は連結部55を介して、図9に示すようにシートバック7をシートクッション6に対して着座可能に起立した状態から前方Eに回動させる。
【0030】
この結果、中央シート2は、シートバック7が前方Eに傾倒し、単独の状態となった際には、シートクッション6上にシートバック7が重なった状態となっている。さらに、リクライニングレバー41は、支軸スプリング32aにより引き上げられたままとなるため、シートバック7が前方Eに傾倒するように付勢された状態となる。よって、乗員はシートバック7を持ち上げても着座可能に起立維持することができなくなるので、着座を防止することができる。
【0031】
また、本実施の形態では、中央シート2を前方に移動させた場合について説明したが、中央シート2を後方に移動させた場合でも、ピン11から上部カム22が離れて、支軸スプリング32aによってリクライニングレバー41が上方Uに付勢されて回動するので、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
また、上部カム22がピン11を支持する際に、図4と図6で示したように、上部カム22の外面22bがカバー12の前端面12aにスライドすることにより、カバ12ーが内方G(図4参照)に押されてピン11がむき出される。このため、中央シート2が単独の状態ではピン11がカバー12で囲まれた状態となっている。よって、乗員がピン11に接触するのを防止することができる。
【0033】
なお、本実施の形態では、ピン11を右側シート3のシートクッション3aの左側に設けたが、左側シート4のシートクッション4a(図1参照)の右側に設けた場合であっても、カム21と連結部材31とリクライニングレバー41及びリクライニングデバイス51を、例えば本実施の形態と対称的に配置することにより同様の効果を得ることができる。
【0034】
また、カバー12の一部を構成する前端面12aが、ガイド部となっていたが、カバー12にガイド部を形成しても良いし、またはガイド部となる別部材をカバー12に設けても良い。
【0035】
また、本実施の形態のカム21とは別に、図10に示すようなカム81を使用しても良い。このカム81は、上部に凹部82が形成されており、この凹部82でピン11を支持するようになっている。また、カム81は、ピン11の支持または非支持により、突起部63と長穴83とで案内されながら下端部81aに連結された支軸32を中心にして回動するようになっている。このため、このカム81は、本実施の形態の上部カム22及び下部カム23の両方の機能を一体にして構成されているので、製造コスト及び取り付けコストを抑えることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1記載の三人掛けシートにおいては、中央シートを両側のシートより前方又は後方に移動させた際には、リクライニングレバーが上方に付勢されることにより回動しシートバックが前方に傾倒するため、単独の状態となった中央シートには、シートクッション上にシートバックが重なった状態となる。さらに、リクライニングレバーは引き上げられたままとなるためシートバックは前方に傾倒するように付勢された状態となる。よって、乗員はシートバックを持ち上げても着座可能に起立維持することができなくなるので、着座を防止することができる。
【0037】
また、請求項2記載の三人掛けシートにおいては、カムがピンを支持する際にカバーのガイド部にカムがスライドすることでカバーが内方に押されてピンがむき出されるため、中央シートが単独の状態ではピンがカバーで囲まれた状態となっている。よって、乗員がピンに接触するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す三人掛けシートの上部斜視図である。
【図2】中央シート及び右側シートの左側部分を示す斜視図である。
【図3】図2の要部構造を示す斜視図である。
【図4】カバーでピンを囲んだ状態を示す斜視図である。
【図5】カムの正面図である。
【図6】カムの周囲も含めた部分を示す斜視図である。
【図7】リクライニングレバーの斜視図である。
【図8】図3においてカムがピンから離れた状態を示す斜視図である。
【図9】中央シートを前方に移動させた状態を示す模式図である。
【図10】他の実施の形態を示すカムの正面図である。
【図11】従来の三人掛けシートを示す斜視図である。
【図12】図11において、中央シートを前方に移動させた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 三人掛けシート
2 中央シート
3 右側シート
3a シートクッション
4 左側シート
4a シートクッション
6 シートクッション
7 シートバック
6a 後端部
11 ピン
12 カバー
12a 前端面
13 カバースプリング
21 カム
31 連結部材
32a 支軸スプリング
41 リクライニングレバー
51 リクライニングデバイス
81 カム
A 車幅方向
B 車体前後方向
C 上下方向
D 外方
U 上方
Wa シート幅
Wb シート幅
【発明の属する技術分野】
本発明は、三人掛けシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、三人掛けシートとしては、図11に示すようなものが提案されている(実開昭64−36240号公報参照)。この三人掛けシート101は、車幅方向Sに三つに分割されており、中央に位置する中央シート102と、この中央シート102の両側に位置する右側シート103及び左側シート104とから構成されている。中央シート102は、そのシート幅W1が、右側シート103及び左側シート104のシート幅W2よりも小さく設定されている。
【0003】
また、中央シート102は、車体前後方向Tにスライド可能であって、シートバック102aが、シートクッション102bの後端部102cで車体前後方向Tに傾倒可能に支持されている。このため、図12に示すように、中央シート102を両側のシート103、104より前方へ移動させて、シートバック102aを前方に傾倒させてシートクッション102bに重ねることにより、両側のシート103、104間に空間Xが形成されるので、この空間Xに長尺荷物Yを搭載することが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような三人掛けシート101においては、中央シート102のシート幅W1が小さく設定されているため、中央シート102を前方または後方へ移動させて単独の状態にした際にはシートとしての機能が不十分となっている。それにもかかわらず、外観上はシートとしての形態が保たれているので乗員にシートとして認知されてしまい、着座されるおそれがあった。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、中央シートを単独の状態とした際に、着座を防止することができる三人掛けシートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載の三人掛けシートでは、車幅方向に三つに分割され、両側に位置する右側シート及び左側シートと、前記右側シート及び前記左側シートよりもシート幅が小さく設定されて中央に位置する中央シートとから構成されるとともに、この中央シートが車体前後方向にスライド可能であって、前記中央シートのシートバックが、前記中央シートのシートクッションの後端部で車体前後方向に傾倒可能に支持された三人掛けシートにおいて、前記右側シートと前記左側シートのいずれか一方のシートのシートクッションに設けられ、前記中央シートの前記シートクッションに向かって突出するピンと、前記中央シートの前記シートクッションに設けられ、前記ピンが設けられたシートクッションと前後位置が一致している状態で前記ピンを支持するカムと、このカムに一端が連結された連結部材と、この連結部材の他端に連結されたリクライニングレバーと、前記中央シートの前記シートクッションと前記シートバックとの間に設けられ、前記リクライニングレバーを上下方向に回動自在に支持し、前記シートバックを前記シートクッションに対して着座可能に起立した状態で回動規制するとともに、前記リクライニングレバーが上方に回動することにより、前記回動規制を解除して前記シートバックを前方に回動させるリクライニングデバイスとを備えるとともに、前記連結部材に、前記カムが前記ピンから離れた状態で前記リクライニングレバーを上方に付勢する上方付勢手段を備えたものとしている。
【0007】
かかる構成において、中央シートをスライドさせて両側のシートより前方又は後方に移動させた際には、カムがピンから外れて連結部材の上方付勢手段によりリクライニングレバーが上方に付勢されることにより回動し、リクライニングデバイスにより中央シートのシートバックが前方に傾倒する。
【0008】
このため、単独の状態となった中央シートには、シートクッション上にシートバックが重なった状態となる。さらに、リクライニングレバーは、上方付勢手段により引き上げられたままとなるため、シートバックは前方に傾倒するように付勢された状態となる。
【0009】
また、請求項2記載の三人掛けシートにおいては、前記ピンが設けられたシートクッションに、外方に付勢する外方付勢手段を介して、前記ピンを囲むカバーを設けるとともに、このカバーに、前記カムがスライドしたとき当接して前記カバーを前記外方付勢手段に抗して内方に後退させるガイド部を備えたものとしている。
【0010】
かかる構成において、カムがピンを支持する際にカバーのガイド部にカムがスライドすることでカバーが内方に押されてピンがむき出されるため、中央シートが単独の状態ではピンがカバーで囲まれた状態となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態を示す三人掛けシート1の上部斜視図である。この三人掛けシート1は、車幅方向Aに三つに分割されており、中央に位置する中央シート2と、この中央シート2の両側に位置する右側シート3及び左側シート4とから構成されている。
【0013】
中央シート2は、そのシート幅Waが、両側のシート3、4のシート幅Wbよりも小さく設定されており、図2に示すように、座面を形成するシートクッション6と、このシートクッション6の後端部6aで車体前後方向Bに傾倒可能に支持されたシートバック7と、中央シート2の底部を構成し、シートクッション6とシートバック7とを支持するシートレッグ8とから構成されている。
【0014】
シートレッグ8は、車体のフロアFで車体前後方向Bに延在して設けられたレール9、9にスライド自在に支持されている。このため、中央シート2は、このレール9、9を介して車体前後方向Bにスライド可能となっている。シートレッグ8の前側部分には、シートレッグ8をスライドさせる際に操作する操作レバー8aが備えられている。
【0015】
図3は、図2の要部構造を示す斜視図である。右側シートのシートクッション3aの左側には、中央シート2のシートクッション6に向かって突出するピン11が設けられており、中央シート2のシートクッション6の右側には、右側シートのシートクッション3aと前後位置が一致している状態でピン11を支持するカム21が設けられている。カム21には連結部材31の一端が連結されており、連結部材31の他端にはリクライニングレバー41が連結されている。リクライニングレバー41は、シートクッション6とシートバック7との間に設けられたリクライニングデバイス51により上下方向Cに回動自在に支持されている。
ピン11は、図4に示すようにカバー12で囲まれて先端部11aが露出している。このカバー12は略半楕円形状であり、右側シート3のシートクッション3aに、本発明の外方付勢手段であるカバースプリング13、13を介して設けられている。このため、カバー12は、カバースプリング13、13のばね力により外方Dに付勢されている。また、カバー12の一部を構成する前端面12aが本発明のガイド部となっており、ピン11の周りを除く部分が湾曲している。
【0016】
カム21は、図5に示すようにピン11を支持する上部カム22と、この上部カム22を支持する下部カム23とから構成されている。上部カム22は楕円形状であって、その上部の中央部分に凹部22aが形成されており、この凹部22aでピン11を支持するようになっている。
【0017】
上部カム22の中央部分には、上下方向Cに延在する長穴24が形成されている。この長穴24には、シートクッション6に設けられ、長穴24より上下方向Cの長さが短い突起部63が内上面24aに接触し上部カム22を支持している。また、上部カム22がピン11から離れた際には、ピン11を介して右側シート3の重みがかからなくなるので、図中の一点鎖線に示すように、内底面24bが突起部63に接触するまで上方に移動する。このように、上部カム22は、ピン11の支持または非支持により、突起部63と長穴24とで案内されながら上下方向Cに移動するように構成されている。
【0018】
一方、下部カム23は三角形状であって、図3にも示すように、前端部23aが支軸32の一端に連結されており、上部カム22の上下方向Cの移動に伴い、支軸32を中心にして回動するように構成されている。
【0019】
また、カム21は、図6に示すように、シートクッション6に設けられたサイドフィニッシャ61に配置され、その下部がサイドフィニッシャ61に設けられた半楕円形状の第一の突起部62で囲まれて上部カム22の上部が露出した状態となっている。
【0020】
上部カム22の上側には、半楕円形状の第二の突起部63が設けられ、第一の突起部62と第二の突起部63との間に形成された空間Pにカバー12が入るように構成されている。このため、上部カム22がピン11を支持する際には、上部カム22の外面22bがカバー12の前端面12aにスライドしてピン11まで案内されるようになっている。
【0021】
また、図3に示すように、下部カム23に連結している支軸32は、車幅方向Aに延在してシートクッション6のクッションフレーム(図示せず)に回転可能に取り付けられている。支軸32の中央部分には、本発明の上方付勢手段である支軸スプリング32aが外挿されており、支軸32は支軸スプリング32aのばね力によって前方に向かって回転するように構成されている。
【0022】
さらに支軸32はその他端が連結板33の下部に連結され、連結板33の上部には車体前後方向Bに延在するケーブル34の一端が連結され、ケーブル34の他端はリクライニングレバー41に連結されている。これにより、連結部材31は、支軸32と、連結板33と、ケーブル34とから構成されている。
【0023】
また、リクライニングレバー41及びリクライニングデバイス51は、見栄えを良くするために、図2に示すように、フィニッシャ71がシートクッション6の左側部6bにリクライニングレバー41及びリクライニングデバイス51を覆うように取り付けられている。
【0024】
リクライニングレバー41は、図3や図7に示すように、クランク形状であって、角部42が回動ピン43でリクライニングデバイス51に上下方向Cに回動自在に支持されている。さらに、回動ピン43には、支軸スプリング32aよりもばね力が弱く設定されたレバースプリング(図示せず)が外挿されており、このレバースプリングのばね力により、リクライニングレバー41は下方に付勢されている。
【0025】
リクライニングレバー41の下端部44には、外方に突出する外方突起部45が設けられている。この外方突起部45にはケーブル34の他端が通され、さらに他端に設けられたストッパー34aが外方突起部45で止められることでケーブル34がリクライニングレバー41に連結されている。また、リクライニングレバー41の前端部46は、リクライニングレバー41を操作する際の操作部となっている。
一方、リクライニングデバイス51は、図3に示すように、リクライニングレバー41を支持するデバイス本体52を中心にして構成されている。デバイス本体52には、その上部に回動軸53が取り付けられてキャップ54が被せられている。回動軸53は連結部55を介してシートバック7の左側部7aと連結しており、デバイス本体52によるシートバック7の回動が可能となっている。
【0026】
また、デバイス本体52は、シートバック7が前方に回動するように付勢しているとともに、図3に示すように、シートクッション6に対して着座可能に起立した状態では回動規制している。そして、リクライニングレバー41を引き上げることにより、デバイス本体52は回動規制を解除してシートバック7を前方に回動するようになっている。また、デバイス本体52は、着座した際に、リクライニングレバー41を引き上げてシートバック7を後方に倒しながら所定の位置でリクライニングレバー41を離すことにより、シートバック7を所定の傾倒角度に固定させるようになっている。
【0027】
かかる構成においては、図3や図6に示したように、上部カム22がピン11を支持していることから、ピン11を介して上部カム22には右側シート3の重みがかかっている。このため、下部カム23を介して支軸32にも右側シート3の重みがかかっており、支軸スプリング32aのばね力が支軸32にかからない状態となり、支軸32が前方に向かって回転せず、ケーブル34が弛んだままの状態となっている。この結果、リクライニングレバー41は通常の操作が可能であり、中央シート2をシートとして使用することができる。
【0028】
そして、中央シート2をスライドさせて両側のシート3、4より前方に移動させた際には、図8に示すように、ピン11から上部カム22が離れ、ピン11を介して上部カム22にかかっていた右側シートの重みがなくなり、図6にも示したように、上部カム22は、突起部63が内底面24bに接触するまで上方に向かって移動する。これに伴い、下部カム23が回動して、支軸32にも右側シート3の重みがかからなくなることから支軸スプリング32aが動作して支軸32が前方Eに向かって回転することにより、連結板33を介してケーブル34が前方Eへ引っ張られる。
【0029】
このため、リクライニングレバー41が上方Uに付勢されることにより回動ピン43を中心に回動するので、デバイス本体52による回動規制が解除され、デバイス本体52は連結部55を介して、図9に示すようにシートバック7をシートクッション6に対して着座可能に起立した状態から前方Eに回動させる。
【0030】
この結果、中央シート2は、シートバック7が前方Eに傾倒し、単独の状態となった際には、シートクッション6上にシートバック7が重なった状態となっている。さらに、リクライニングレバー41は、支軸スプリング32aにより引き上げられたままとなるため、シートバック7が前方Eに傾倒するように付勢された状態となる。よって、乗員はシートバック7を持ち上げても着座可能に起立維持することができなくなるので、着座を防止することができる。
【0031】
また、本実施の形態では、中央シート2を前方に移動させた場合について説明したが、中央シート2を後方に移動させた場合でも、ピン11から上部カム22が離れて、支軸スプリング32aによってリクライニングレバー41が上方Uに付勢されて回動するので、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
また、上部カム22がピン11を支持する際に、図4と図6で示したように、上部カム22の外面22bがカバー12の前端面12aにスライドすることにより、カバ12ーが内方G(図4参照)に押されてピン11がむき出される。このため、中央シート2が単独の状態ではピン11がカバー12で囲まれた状態となっている。よって、乗員がピン11に接触するのを防止することができる。
【0033】
なお、本実施の形態では、ピン11を右側シート3のシートクッション3aの左側に設けたが、左側シート4のシートクッション4a(図1参照)の右側に設けた場合であっても、カム21と連結部材31とリクライニングレバー41及びリクライニングデバイス51を、例えば本実施の形態と対称的に配置することにより同様の効果を得ることができる。
【0034】
また、カバー12の一部を構成する前端面12aが、ガイド部となっていたが、カバー12にガイド部を形成しても良いし、またはガイド部となる別部材をカバー12に設けても良い。
【0035】
また、本実施の形態のカム21とは別に、図10に示すようなカム81を使用しても良い。このカム81は、上部に凹部82が形成されており、この凹部82でピン11を支持するようになっている。また、カム81は、ピン11の支持または非支持により、突起部63と長穴83とで案内されながら下端部81aに連結された支軸32を中心にして回動するようになっている。このため、このカム81は、本実施の形態の上部カム22及び下部カム23の両方の機能を一体にして構成されているので、製造コスト及び取り付けコストを抑えることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1記載の三人掛けシートにおいては、中央シートを両側のシートより前方又は後方に移動させた際には、リクライニングレバーが上方に付勢されることにより回動しシートバックが前方に傾倒するため、単独の状態となった中央シートには、シートクッション上にシートバックが重なった状態となる。さらに、リクライニングレバーは引き上げられたままとなるためシートバックは前方に傾倒するように付勢された状態となる。よって、乗員はシートバックを持ち上げても着座可能に起立維持することができなくなるので、着座を防止することができる。
【0037】
また、請求項2記載の三人掛けシートにおいては、カムがピンを支持する際にカバーのガイド部にカムがスライドすることでカバーが内方に押されてピンがむき出されるため、中央シートが単独の状態ではピンがカバーで囲まれた状態となっている。よって、乗員がピンに接触するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す三人掛けシートの上部斜視図である。
【図2】中央シート及び右側シートの左側部分を示す斜視図である。
【図3】図2の要部構造を示す斜視図である。
【図4】カバーでピンを囲んだ状態を示す斜視図である。
【図5】カムの正面図である。
【図6】カムの周囲も含めた部分を示す斜視図である。
【図7】リクライニングレバーの斜視図である。
【図8】図3においてカムがピンから離れた状態を示す斜視図である。
【図9】中央シートを前方に移動させた状態を示す模式図である。
【図10】他の実施の形態を示すカムの正面図である。
【図11】従来の三人掛けシートを示す斜視図である。
【図12】図11において、中央シートを前方に移動させた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 三人掛けシート
2 中央シート
3 右側シート
3a シートクッション
4 左側シート
4a シートクッション
6 シートクッション
7 シートバック
6a 後端部
11 ピン
12 カバー
12a 前端面
13 カバースプリング
21 カム
31 連結部材
32a 支軸スプリング
41 リクライニングレバー
51 リクライニングデバイス
81 カム
A 車幅方向
B 車体前後方向
C 上下方向
D 外方
U 上方
Wa シート幅
Wb シート幅
Claims (2)
- 車幅方向に三つに分割され、両側に位置する右側シート及び左側シートと、前記右側シート及び前記左側シートよりもシート幅が小さく設定されて中央に位置する中央シートとから構成されるとともに、この中央シートが車体前後方向にスライド可能であって、前記中央シートのシートバックが、前記中央シートのシートクッションの後端部で車体前後方向に傾倒可能に支持された三人掛けシートにおいて、
前記右側シートと前記左側シートのいずれか一方のシートのシートクッションに設けられ、前記中央シートの前記シートクッションに向かって突出するピンと、前記中央シートの前記シートクッションに設けられ、前記ピンが設けられたシートクッションと前後位置が一致している状態で前記ピンを支持するカムと、このカムに一端が連結された連結部材と、この連結部材の他端に連結されたリクライニングレバーと、前記中央シートの前記シートクッションと前記シートバックとの間に設けられ、前記リクライニングレバーを上下方向に回動自在に支持し、前記シートバックを前記シートクッションに対して着座可能に起立した状態で回動規制するとともに、前記リクライニングレバーが上方に回動することにより、前記回動規制を解除して前記シートバックを前方に回動させるリクライニングデバイスとを備えるとともに、前記連結部材に、前記カムが前記ピンから離れた状態で前記リクライニングレバーを上方に付勢する上方付勢手段を備えたことを特徴とする三人掛けシート。 - 前記ピンが設けられたシートクッションに、外方に付勢する外方付勢手段を介して、前記ピンを囲むカバーを設けるとともに、このカバーに、前記カムがスライドしたとき当接して前記カバーを前記外方付勢手段に抗して内方に後退させるガイド部を備えたことを特徴とする請求項1記載の三人掛けシート。
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