JP5323434B2 - 車両用シート装置 - Google Patents
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Description
また、変形許容手段を、前記シートバックフレームおよび前記揺動アームの上部における側面から後面まで回り込んで覆う後部パッドに設けたため、座り心地や耐久性の低下を防止することができる。
なお、変形許容手段は、後部パッドの変形を許容するスリット、荷重入力時に容易に破断する破断部、後部パッドの他の部分より変形性能の高いゴム等の伸縮性部材等で構成することができる。
上記構成によれば、左右縁部に沿った上下方向のスリットが前記後部パッドの変形を許容することとなり、他部材を用いることなく、単純な構成で揺動アームの作動性、すなわちアクティブなヘッドレストの作動性を向上できる。
このため、アクティブなヘッドレストの作動性向上のための部品を増やすことなく、経済性に優れた方法で、乗員が鞭打ちになることを防止できる。
上記構成によれば、スリットを有するため、発泡成型によって一体成形されたシートバックパッドを型から取り外す離型性を向上することができ、シートバックパッドの成形が容易となる。
このため、シートバックパッドの生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
このため、別部材を設けることなく、アクティブなヘッドレストの作動性を向上させ、乗員が鞭打ちになることをより確実に防止できる。
上記構成によれば、入込み凹部に幅方向に所定間隔を隔てた上下方向の仕切が存在することなる。
このため、幅方向に一体的な凹部の場合と比較して、通常時の凹部による変形を抑えることができるため、乗員の座り心地が低下することを防止できる。
また、シートバックパッドを発泡ウレタン樹脂等の発泡成型で形成する場合、上下方向の仕切によって原材料の充填性を向上することができる。
まず、図1から図7により、本発明の全体構成について説明する。図1は本発明の車両用シート装置1の全体斜視図であり、図2は車両用シート装置1におけるシートバック10を支持する骨組み10aの正面図を示し、図3はシートバック10における幅方向中央付近の縦断面図を示し、図4はシートバックパッド40の前後方向中央付近からの背面図を示し、図5はシートバックパッド40の背面図を示し、図6は車両用シート装置1に乗員Pが座った状態の説明図を示し、図7はアクティブヘッドレスト機構が作動した状態の説明図を示している。
S字スプリング12は、シートバックフレーム11の高さ方向中央付近に取り付けられた幅方向Wの連続的な波型形状で形成されている。
揺動フレーム21の高さ方向1/3程度位置には、幅方向Wの受圧パイプ25を備えている。
まず、図6に示すように、乗員Pがシートクッション2に座り、シートバック10にもたれて着座姿勢をとると、図6のb部拡大端面図に示すように、前側中央パッド41が骨組み10a側にたわみ、水平受圧部21bの平面部分21baと硬質フェルト板46の対向面46aとが密着した状態となる。この状態が通常の着座状態となる。
したがって、上水平部21aに固定されたヘッドレスト3も車両前方向cfにスムーズに移動することができ、頭部hの車両後方向cbの反作用力Fによる鞭打ちを防止することができる。
この実施形態では、前記後上側パッド43に、前記揺動フレーム21の揺動によるシートバックパッド上部40aの変形を許容する変形許容スリット47を設けている。
上記構成によれば、左右縁部に沿った上下方向の変形許容スリット47が前記後上側パッド43の変形を許容することとなり、他部材を用いることなく、単純な構成で揺動フレーム21の作動性、すなわちアクティブなヘッドレストの作動性を向上できる。
このため、アクティブなヘッドレストの作動性向上のための部品を増やすことなく、経済性に優れた方法で、乗員Pが鞭打ちになることを防止できる。
上記構成によれば、変形許容スリット47を有するため、成型時において、一体成形されたシートバックパッド40を型から取り外す離型性を向上することができ、シートバックパッド40の成形が容易となる。
そのため、シートバックパッド40の生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
上記構成によれば、揺動フレーム21の揺動可能範囲を拡大し、揺動フレーム21の作動性、すなわちアクティブなヘッドレストの作動性をさらに向上することができる。このため、乗員Pが鞭打ちになることを確実に防止できる。
上記構成によれば、凹状の後上側パッド43に前記揺動フレーム21の上水平部21aが入り込むため、揺動フレーム21の作動性、すなわちアクティブなヘッドレストの作動性をさらに向上することができる。
このため、別部材を設けることなく、アクティブなヘッドレストの作動性を向上させ、乗員Pが鞭打ちになることを確実に防止できる。
上記構成によれば、凹部45に幅方向Wに所定間隔を隔てた上下方向の仕切が存在することなる。
このため、上水平部21aの移動量を十分に確保しながら、通常時の凹部による変形を抑えることができるため、乗員Pの座り心地が低下することを防止できる。詳しくは、上下方向仕切り45aを備えず、幅方向Wに連続する一体的な凹部で形成した場合、その凹部のクッション性が低下し、座り心地および耐久性が低下する。これに対し、本実施例においては縦方向の上下方向仕切り45aを備えたことにより、凹部45の形状保持性が向上するため、凹部45を備えたことによる座り心地および耐久性の低下を防止することができる。
この発明の後方荷重は、反作用力F,F’に対応し、
以下、同様に、
揺動アームは、揺動フレーム21に対応し、
前部パッドは、前側中央パッド41に対応し、
後部パッドは、後上側パッド43に対応し、
変形許容手段およびスリットは、変形許容スリット47に対応し、
前部パッドの裏面は、内側面41aに対応し、
入込み許容部、入込み凹部及び凹部は凹部45に対応し、
仕切は、上下方向仕切り45aに対応し、
揺動アームの上部は、上水平部21aに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…シートクッション
3…ヘッドレスト
10…シートバック
11…シートバックフレーム
21…揺動フレーム(揺動アーム)
21a…上水平部
40…シートバックパッド
40a…シートバックパッド上部
41…前側中央パッド(前部パッド)
41a…内側面
43…後上側パッド(後部パッド)
45…凹部(入込み許容部)
45a…上下方向仕切り
47…変形許容スリット(変形許容手段)
F,F’…反作用力
P…乗員
Claims (6)
- 乗員が座るシートクッションと、シートバックとで構成し、
該シートバックを、
シートバックフレームと、該シートバックフレームに装着するシートバックパッドと、前記シートバックフレームに対して揺動可能に取付けられた揺動アームとで構成し、
該シートバックパッドを、
該シートバックフレームの前面を覆う前部パッドと、前記シートバックフレーム及び前記揺動アームの上部における側面から後面まで回り込んで覆う後部パッドとで構成し、
前記乗員による後方荷重を前記前部パッドを介して受けることにより、上部が前方に揺動する前記揺動アームの上部でヘッドレストを支持する車両用シート装置であって、
前記後部パッドに、
前記揺動アームの揺動による前記シートバックパッド上部の変形を許容する変形許容手段を設け、
前記前部パッドの裏面に、
揺動する前記揺動アームの上部の入り込みを許容する入込み許容部を備えた
車両用シート装置。 - 前記変形許容手段を、
前記後部パッドにおける左右縁部のそれぞれに沿って上下方向に配設した2本のスリットで形成した
請求項1に記載の車両用シート装置。 - 前記前部パッドと前記後部パッドとで構成する前記シートバックパッドを、
発泡成型により一体成形した
請求項2に記載の車両用シート装置。 - 前記入込み許容部を、
前記揺動アームの上部の配設方向に略平行な凹状の入込み凹部で構成した
請求項1に記載の車両用シート装置。 - 入込み凹部を、
上下方向の仕切で仕切られ、
前記揺動アームの上部の配設方向に配置された複数の凹部で形成した
請求項4に記載の車両用シート装置。 - 乗員が座るシートクッションと、シートバックとで構成し、
該シートバックを、
シートバックフレームと、該シートバックフレームに装着するシートバックパッドと、前記シートバックフレームに対して相対変位可能に取付けられたアーム部材とで構成し、
該シートバックパッドを、
該シートバックフレームの前面を覆う前部パッドと、前記シートバックフレーム及び前記アーム部材の上部における側面から後面まで回り込んで覆う後部パッドとで構成し、
前記乗員による後方荷重を前記前部パッドを介して受けることにより、上部が前方に相対変位する前記アーム部材の上部でヘッドレストを支持する車両用シート装置であって、
前記後部パッドに、
前記アーム部材の相対変位による前記シートバックパッド上部の変形を許容する変形許容手段を設け、
前記前部パッドの裏面に、
相対変位する前記アーム部材の上部の入り込みを許容する入込み許容部を備えた
車両用シート装置。
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JP2008248097A JP5323434B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 車両用シート装置 |
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JP2008248097A JP5323434B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 車両用シート装置 |
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Family Applications (1)
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JP2008248097A Active JP5323434B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 車両用シート装置 |
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2008
- 2008-09-26 JP JP2008248097A patent/JP5323434B2/ja active Active
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