JP2009160371A - 車両用シートパッド及び車両用シート - Google Patents

車両用シートパッド及び車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2009160371A
JP2009160371A JP2008155503A JP2008155503A JP2009160371A JP 2009160371 A JP2009160371 A JP 2009160371A JP 2008155503 A JP2008155503 A JP 2008155503A JP 2008155503 A JP2008155503 A JP 2008155503A JP 2009160371 A JP2009160371 A JP 2009160371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle seat
seat pad
pad according
concave hole
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008155503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4293281B1 (ja
Inventor
Yutaka Hirata
豊 平田
Masanori Okumura
正則 奥村
Yasusuke Yonezawa
泰輔 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2008155503A priority Critical patent/JP4293281B1/ja
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to CN201210484611.9A priority patent/CN103010052B/zh
Priority to EP08791471.9A priority patent/EP2172138B3/en
Priority to CN2008801070930A priority patent/CN101854836B/zh
Priority to PCT/JP2008/063214 priority patent/WO2009014151A1/ja
Priority to US12/670,307 priority patent/US20100194171A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4293281B1 publication Critical patent/JP4293281B1/ja
Publication of JP2009160371A publication Critical patent/JP2009160371A/ja
Priority to US13/969,928 priority patent/US9738192B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/646Back-rests or cushions shape of the cushion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/005Arrangement or mounting of seats in vehicles, e.g. dismountable auxiliary seats
    • B60N2/015Attaching seats directly to vehicle chassis
    • B60N2/01508Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/30Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
    • B60N2/3097Dismountable seats storable in a non-use position

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】表面のソフト感に優れ、しかも乗員の支持特性も良好な車両用シートパッドを一体的に発泡成形により製造することができるシートパッドを提供する。
【解決手段】車両用シートパッド1の腿下部2と尻下部3の上面に複数の凹穴8を設けることにより、直交方向に延在する凸条9が設けられている。凸部9の高さ即ち凹穴8の深さhは2〜40mm特に5〜20mm、凹穴8の幅wは10〜30mm特に20〜30mm、1個の凹穴8の開口面積は50〜1000mm特に100〜900mmであることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は車両用シートパッド及び車両用シートに係り、特に乗員当接面にソフト感又はストローク感を持たせた車両用シートパッド及び車両用シートに関する。
従来、自動車等のシートに取り付けられるシートパッドは、金型に、ポリオール成分配合液とイソシアネート成分とを混合してなるウレタン配合原液を注入して発泡成形することにより製造されている。
車両用シートパッドのうち、乗員の尻部や背中が直接に当る腿下部や尻下部は、搭乗者の体重が多くかかり、この部分の材質は座り心地や乗り心地と密接な関係がある。
そこで、座り心地に最も影響の大きい座面を高密度部とし、その他の部位を低密度部とするなどの改良を加えた車両用シートクッションパッドが種々提案されている。
例えば、特開2002−153357号公報には、座面の尻下部以外の一部又は全部を尻下部よりも低密度でかつ硬度はほぼ同等とした車両用シートクッションパッドが記載されているが、異種材料を用いて発泡成形することはコスト高である。
また、従来より、スラブウレタンフォームをパッド本体に貼り合わせた車両用シートパッドも用いられている(例えば、特開平9−271423号公報)。しかしながら、スラブ貼り付けにコストがかかる。
特開平11−348629号公報には、ポリウレタンフォーム製シートパッドの尻下部の表面に、50mmの間隔で縦横に深さ5mmのスリットを設けることにより、表面のソフト感を向上させることが記載されている。
しかしながら、同号公報の図3及び図4に示されるように、同号公報では直径50mmの負荷子をパッド表面に押し当てて硬さを測定して、表面がソフトになると判断しているものであり、乗員の尻や腿などが当接する時には、上記のスリットがソフト感の感取に殆ど寄与せず、ソフト感は十分には向上しない。
特開2002−153357号公報 特開平9−271423号公報 特開平11−348629号公報
本発明は、上記従来の問題点を解決し、ソフト感又はストローク感に優れ、しかも乗員の支持特性も良好な車両用シートパッドを一体的に発泡成形により製造することができるようにすることを目的とする。本発明はまた、このような車両用シートパッドを有する車両用シートを提供することを目的とする。
請求項1の車両用シートパッドは、樹脂発泡成形体よりなる車両用シートパッドにおいて、乗員当接面又はそれと反対側の裏面の少なくとも一部の領域に複数の凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項2の車両用シートパッドは、請求項1において、凹穴の深さが2〜40mmであることを特徴とするものである。
請求項3の車両用シートパッドは、請求項1又は2において、1個の凹穴の開口面積が50〜1000mmであることを特徴とするものである。
請求項4の車両用シートパッドは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記凹穴は三角形、正方形、多角形、円形又は長穴形であることを特徴とするものである。
請求項5の車両用シートパッドは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記凹穴同士の間が凸条となっていることを特徴とするものである。
請求項6の車両用シートパッドは、請求項5において、凸条の幅が2〜10mmであることを特徴とするものである。
請求項7の車両用シートパッドは、請求項5又は6において、前記凸条は交叉2方向に延在していることを特徴とするものである。
請求項8の車両用シートパッドは、請求項5又は6において、前記凸条は3方向に延在していることを特徴とするものである。
請求項9の車両用シートパッドは、請求項8において、前記凹穴は六角形であることを特徴とするものである。
請求項10の車両用シートパッドは、請求項5ないし9のいずれか1項において、前記凹穴及び凸条を設けた領域における凸条の体積率が10〜80%であることを特徴とするものである。
請求項11の車両用シートパッドは、請求項10において、前記凸条の体積率が40〜60%であることを特徴とするものである。
請求項12の車両用シートパッドは、請求項5ないし11のいずれか1項において、該凸条の頂面が平坦であることを特徴とするものである。
請求項13の車両用シートパッドは、請求項5ないし12のいずれか1項において、前記凸条の頂面と側面とが交わる角縁、及び、前記凸条の側面と凹穴の底面とが交わる角縁の少なくとも一方が曲面となっていることを特徴とするものである。
請求項14の車両用シートパッドは、請求項5ないし12のいずれか1項において、前記凹穴の開口断面積は、入口部から奥底まで略同一となっていることを特徴とするものである。
請求項15の車両用シートパッドは、請求項5ないし13のいずれか1項において、前記凹穴は、奥側の開口断面積が入口側よりも小さいものであることを特徴とするものである。
請求項16の車両用シートパッドは、請求項1ないし15のいずれか1項において、密度20〜100kg/m、25%ILD硬度5〜45kgf/200mmφのポリウレタンフォームよりなることを特徴とするものである。
請求項17の車両用シートパッドは、請求項1ないし16のいずれか1項において、前記凹穴は、乗員当接面の少なくとも一部の領域に設けられていることを特徴とするものである。
請求項18の車両用シートパッドは、請求項17において、該シートパッドはシートクッションパッドであり、その座面と前面とが交わる角縁部領域では前記凹穴を不存在としたことを特徴とするものである。
請求項19の車両用シートパッドは、請求項18において、前記角縁部領域は曲率半径が100mm以下の領域であることを特徴とするものである。
請求項20の車両用シートパッドは、請求項17ないし19のいずれか1項において、少なくとも腿下部に前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項21の車両用シートパッドは、請求項20において、右腿下部がその周囲の腿下部よりも柔軟となるように前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項22の車両用シートパッドは、請求項17ないし19のいずれか1項において、右腿下部にのみ前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項23の車両用シートパッドは、請求項17ないし22のいずれか1項において、乗員の下腿部に対面する前面に前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項24の車両用シートパッドは、請求項1ないし16のいずれか1項において、前記凹穴は、乗員当接面と反対側の裏面の少なくとも一部の領域に設けられていることを特徴とするものである。
請求項25の車両用シートパッドは、請求項24において、少なくとも腿下部の下方の底面に前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項26の車両用シートパッドは、請求項25において、右腿下部がその周囲の腿下部よりも柔軟となるように前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項27の車両用シートパッドは、請求項24において、右腿下部の下方の底面にのみ前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項28の車両用シートは、請求項17ないし19のいずれか1項に記載のシートパッドよりなるクッションパッド及びバックパッドを有する車両用シートであって、該バックパッドの凹穴はクッションパッドの凹穴よりも深いことを特徴とするものである。
請求項29の車両用シートは、請求項28において、クッションパッドの少なくとも腿下部とバックパッドの少なくとも背中部とに前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
請求項30の車両用シートは、請求項24に記載のシートパッドよりなるクッションパッド及びバックパッドを有する車両用シートであって、該バックパッドの凹穴はクッションパッドの凹穴よりも深いことを特徴とするものである。
請求項31の車両用シートは、請求項30において、クッションパッドの少なくとも腿下部下方の底面とバックパッドの少なくとも背中部後方の裏面とに前記凹穴を設けたことを特徴とするものである。
本発明の車両用シートパッドにあっては、乗員当接面又はそれと反対側の裏面の少なくとも一部の領域に複数の凹穴を設けている。乗員がこの領域に当接したときに凹穴同士の間の部分が圧縮変形するようになるので、ソフト感又はストローク感が向上する。なお、凹穴を乗員当接面に設けることによりソフト感が向上する。乗員当接面と反対側の裏面の少なくとも一部に複数の凹穴を設けた場合、乗員がこの乗員当接面に着座したり寄りかかったりしたときに凹穴同士の間の部分が圧縮変形し、パッドが後退するようにストロークするので、ストローク感が良好である。例えば、この凹穴を腿下部の下方の裏面に設けることにより、腿下部のストローク感が向上する。
本発明では、シートパッドは、シートクッションパッドであってもよく、シートバックパッドであってもよい。
この凹穴の深さを2〜40mmとすることにより、着座感が向上する。
1個の凹穴の開口面積を50〜1000mmとすることにより、着座感が良好となる。
本発明の車両用シートパッドでは、凹穴同士の間の部分を独立した突起ではなく、複数方向に延在した凸条とすることが好ましく、特にこの凸条を2方向又は3方向に延在させるのが好ましい。かかる凸条は、乗員の体重によって深く圧縮変形した場合でも座屈することがなく、着座感が良好である。また、凸条を2方向又は3方向に延在させることにより、着座感の異方性が少ないものとなる。
なお、この交叉3方向に延在した凸条を形成する場合、発泡原液が金型のキャビティ面の凸条形成予定部に沿って回り込み易くなり、成形歩留りが向上するという効果も得られる。
この凸条の幅を2〜10mmとすることにより、着座感が良好となる。
この凸条の頂面を平坦とすることにより、乗員がこの凸条に触れたときに異和感が少なく、触感が良好となる。
凹穴は三角形、正方形、多角形、円形、長穴形(例えば、長方形、楕円形、長溝)などのいずれでもよい。
凹穴及び凸条を設けた領域における凸条の体積率を10〜80%とすることによりソフト感が良好となる。また、この体積率を40〜60%とすることにより、ソフト感が良好になると共に、凸条の耐久性も良好となる。
凹穴の開口断面積を入口側から奥底まで略同一とした場合、凸条の幅が基端から先端まで略同一となるので、圧縮変形時の応力歪曲線の勾配がなだらかとなり着座感が良好となる。
本発明では、凸条や凸部の角縁を曲面とするように、所謂R付けすることにより、凸条や凸部の耐久性が向上する。
この凹穴を腿下部又はその下方のシートパッド底面に設けることにより、腿下部のソフト感が向上する。
本発明の車両運転席用シートパッドの一態様にあっては、右腿下部又はその下方のシートパッド底面に凹穴を設けることにより右腿下部を柔軟としている。この態様にあっては、運転席乗員(ドライバー)の右大腿が押し付けられたときのソフト感が良好である。このシートパッドのその他の部位は、右腿下部よりも硬度が高いので、運転者の身体の支持特性も良好である。
なお、腿下部全体を尻下部よりも柔軟とし、その中でも右腿下部を特に柔軟とする構成としてもよい。このように構成すると、左腿下部の着座感もソフトとなる。
本発明のシートパッドの一態様では、クッションパッドの前面に凹凸を設けることにより前面の表層部を柔軟(ソフト)としているので、乗員の下脚部(例えば脹脛(ふくらはぎ))が当接したときにこの凹凸部分が圧縮変形し易い。そのため、乗員に感取される接触感がソフトなものとなる。
本発明のシートパッドの別の一態様では、座面と前面との角縁部に凹凸を設けない。そのため、表皮材がこの角縁部に被着されたときに、表皮材に凹凸が浮き出ないようになる。なお、この角縁部以外の座面や前面は、略々平面状であるため、凹凸が存在していても表皮材に凹凸は浮き出ない。
本発明の一態様に係る車両用シートにあっては、クッションパッド及びバックパッドの乗員当接面又はそれと反対面の少なくとも一部の領域に複数の凹穴を設け、バックパッドの凹穴をクッションパッドの凹穴よりも深くしている。乗員がこの領域に当接したときに凹穴同士の間の部分が圧縮変形するようになるので、乗員当接面のソフト感又はストローク感が向上する。バックパッドの凹穴をクッションパッドの凹穴よりも深くしているので、バックパッドのソフト感又はストローク感が高い。
この凹穴を腿下部及び背中部もしくは腿下部下方のクッションパッド底面及び背中部後方のバックパッド裏面に設けることにより、腿下部及び背中部のソフト感又はストローク感が向上する。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
[腿下部を凹穴によってソフトとした車両用シートパッド]
第1図は実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図、第2図は座面の拡大斜視図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図である。
この車両用シートパッド1は、全体として一体に発泡成形されたポリウレタンフォームよりなり、腿下部2、尻下部3、サイド部4を有する。
車両用シートパッド1の上面には、表皮材(図示略)を吊り込むための、前後方向の吊込溝5と横幅方向の吊込溝6とがH字形状を呈するように設けられている。この吊込溝6よりも前方で且つ左右の吊込溝5,5の間の部分が腿下部2となっている。また、吊込溝6よりも後方で吊込溝5,5の間が尻下部3となっている。
この車両用シートパッド1の腿下部2の上面に複数の凹穴8を設けることにより、直交方向に延在する凸条9が設けられている。この実施の形態において凸条9は座面と垂直な断面が角形であり、凹穴8の開口断面積(凹穴8の深さ方向と直交方向の断面積)は入口部から奥底まで同一となっている。このため、凸条9は基端(下端)から先端(上端)に至るまで断面の幅tが均一となっている。
凸条9の頂面は、平坦であり、凹穴8及び凸条9を設けた領域の周囲の座面と連続面となっている。
凸条9の高さ即ち凹穴8の深さhは2〜40mm特に5〜20mmとりわけ10〜15mm、凸条9の幅(厚さ)tは2〜20mm特に4〜10mm、凹穴8の幅wは10〜30mm特に20〜30mm、1個の凹穴8の開口面積は50〜1000mm特に100〜900mmとりわけ400〜700mmであることが好ましい。なお、凸条9の幅(厚さ)tが例えば第4図の如く高さ方向において変化する場合、凸条9の幅(厚さ)t、凹穴8の幅w、凹穴8の開口面積は、いずれも高さ方向の中間部での厚さ、幅、開口面積を示すものとする。
凸条9の体積率は10〜80%特に25〜70%とりわけ40〜60%が好ましい。この凸条の体積率とは、凸条9及び凹穴8を設けた領域の面積(第2図のa×b)に凹穴8の深さhを乗じて得た体積a・b・hに対して凸条9の体積が占める比率をいう。この体積率を10〜80%とすることにより、右腿下部のソフト感が良好となる。また、40〜60%とすることにより、ソフト感が良好になると共に、凸条の耐久性が良好となる。
この車両用シートパッド1は、密度20〜100kg/m特に35〜100kg/mとりわけ60〜70kg/m、25%ILD硬度5〜45kgf/200mmφ、特に15〜45kgf/200mmφとりわけ15〜35kgf/200mmφのポリウレタンフォームにて全体として一体に成形されることが好ましい。この金型のキャビティ面、好ましくはキャビティの底面に凸部を設けておくことにより、凹穴8が形成される。
その後、このポリウレタン成形体に対し表皮材(図示略)が被着されることにより、車両用シートパッドの製品となる。
このように構成された車両用シートパッド1の座面に着座すると、乗員の下半身が座面に接触した当初は凸条9のみが圧縮変形し、乗員はソフトな感触を感取する。その後、身体が沈み込んでゆき凸条9がさらに圧縮変形すると、凸条9の反発力が強くなり、乗員の身体が安定する。
この実施の形態では、凸条9が直交2方向に延在した格子状となっているので、着座時に凸条9が座屈することが確実に防止される。
なお、凹穴8の幅w、凸条9の高さh及び幅tが上記範囲であると、着座したときに凹穴8や凸条9が人体に感取されにくく、触感が良い。また、凸条9の頂面が平坦であり、触感が良好である。さらに、凸条9が基端から先端まで断面の幅tが同一であるため、圧縮変形時の応力歪曲線の勾配がなだらかとなり、着座感が良好である。
上記実施の形態では腿下部2に凹穴8及び凸条9を設けているが、尻下部3にも設けてもよく、腿下部2と尻下部3とのいずれか一方にのみ設けてもよい。
[別形状の凹穴の説明]
第1図〜第3図の実施の形態においては、凹穴8の深さ方向において開口断面積が一定であり、凸条9の座面と垂直な断面が角形であり、凸条9は基端(下端)から先端(上端)に至るまで幅tが均一となっているが、本発明は、これに限定されない。例えば、凹穴8は入口側よりも奥側の方が開口断面積が小さく、凸条は上方ほど幅tが小さくなる台形、半円形、半楕円形又はU字形などの断面形状であってもよい。また、第4図の凸条9Aのように、基端側や上端側の角縁を曲面とするようにR付けしてもよい。R付けすることにより、凸条の耐久性が向上する。このR付けの曲率半径は1〜20mm特に1〜10mm程度が好適である。この基端側の角縁とは凸条9Aの側面と凹穴8の底面との隅角であり、上端側の角縁とは、凸条9Aの側面と上面との交差角縁である。なお、この曲率半径は、凹穴の深さhの約1/2であってもよい。このようにすれば、凸条の側面は曲面のみにて構成されるようになり、より一層耐久性が向上する。
第1〜3図では、凹穴8の平面視形状は正方形となっているが、凹穴は、長方形、楕円形又は細長い溝形等の長穴であってもよく、三角形、あるいは六角形等の多角形であってもよく、円形であってもよい。
第5図は正六角形の凹穴10をハニカム形に配列したものであり、凹穴10同士の間が凸条11となっている。
凸条11の幅(厚さ)tは2〜20mm特に4〜10mm、凹穴10の対角線長さLは10〜40mm特に15〜30mmが好ましい。1個の凹穴10の開口面積や凸条11の高さ(凹穴10の深さ)、凸条の体積率の好適な範囲、シートパッドの好適な材料などは第1図〜第3図の実施の形態と同様である。
第5図では凹穴は正六角形であるが、正六角形以外の六角形であってもよい。ただし、対向する辺が平行な六角形が好ましく、正六角形が最も好ましい。
第6図は円形の凹穴12を各円の中心が正三角形の各頂点に位置するように配列し、凹穴12同士の間を凸条13としたものである。
凹穴12の直径は10〜40mm特に15〜30mm程度が好ましい。隣り合う凹穴12同士の間の最も小さい凸条13の厚さは2〜20mm特に4〜10mmが好ましい。凹穴12の開口面積や凸条13の高さ(凹穴12の深さ)、凸条の体積率、シートパッドの好適な材料などは第1図〜第3図の実施の形態と同様である。
第5,6図のように凸条が3方向に延在していると、凸条が2方向に延在しているものに比べ、着座したときの異方性が小さい。
なお、第5,6図に示した凹穴及び凸条を有する車両用シートパッドも、キャビティ面とくにキャビティの底面に凹穴及び凸条に対応した形状の凸部及び凹溝を有した金型を用いて成形される。
第5,6図のように、凸条が3方向に延在している場合、キャビティ底面の一部に供給されたウレタン原液は、上記の凸部同士の間を流れてキャビティの隅々まで行き渡り易い。即ち、第5,6図のように3方向に凸条が延在していると、金型キャビティ面(底部)に設けられた、凸条11,13を形成するための凹溝内を流れるウレタン原液の流れ方向は約60°蛇行するものであり、ウレタン原液が凸条間を流れ易い。ちなみに、第1図〜第3図の場合は、ウレタン原液の流れ方向は90°ずつ蛇行するので、60°の場合よりも流れにくい。
[座面の骨盤接触部以外を凹穴によってソフトとした車両用シートパッド]
第7図のシートパッド21は、骨盤接触部23を平坦とし、骨盤をしっかりと支持するようにし、その他の座面22については上記の凹凸形状を設け、ソフト化したものである。第7図では、骨盤接触部23は直径が20〜100mm程度の円形領域であるが、これと略同等の面積の方形、多角形、楕円形などであってもよい。
[右腿下部を凹穴によってソフト化した車両用シートパッド]
第8図は右腿下部を凹穴によってソフト化した実施の形態に係る車両運転席用シートパッドの平面図である。
このシートパッド1Aの腿下部2における右腿下部7の上面に、複数の凹穴及び凸条が設けられている。なお、右腿下部7は、運転席が座ったときにその右大腿が当る領域である。通常の場合、右腿下部7の領域の左辺7aは、シートパッド1Aの中心線Cから右方へ10〜50mm特に30〜40mmの範囲に位置する。また右腿下部7の領域の右辺7bは、シートパッド1Aの中心線Cから右方へ100〜200mm特に120〜150mmの範囲に位置する。右腿下部7の左右幅すなわち左辺7aと右辺7bとの距離は50〜200mm特に80〜120mm程度が好ましい。右腿下部7の前後方向長さLは100〜300mm特に150〜250mm程度が好ましい。右腿下部7の前端は、シートパッド1Aの最前端1fから50mm以内例えば5〜30mmの範囲に位置するのが好ましい。
この実施の形態において凹穴及び凸条の形状、寸法等は前記のいずれのものでもよい。
このように構成された運転席用シートパッド1Aに着座し、乗員の右大腿が右腿下部7に押し付けられた当初は凸条のみが圧縮変形し、乗員はソフトな感触を感取する。従って、ブレーキやアクセルを右足で操作するときの右大腿のシートパッドへの接触感がソフトで良好となる。なお、右大腿が深く沈み込んでゆき凸条がさらに圧縮変形すると、凸条の反発力が強くなり、右大腿が安定する。
第8図の実施の形態では右腿下部7のみをソフトとしているが、腿下部2全体を尻下部3よりもソフトとし、その中でも右腿下部7を一段とソフトなものとしてもよい。腿下部2全体をソフトにするには、腿下部2の全体に凹穴を設ければよい。右腿下部7を一段とソフトにするには、凹穴の深さを大きくしたり、凸条の幅を小さくしたりすればよい。
[前面部を凹穴によってソフト化した車両用シートパッド]
第9図は前面部を凹穴によってソフト化した車両用シートパッドの平面図、第10図は第9図のX−X線に沿う断面図、第11図はこの車両用シートパッドの素体の断面図、第12図は金型の断面図である。
この実施の形態では、シートパッド1Bの前面に複数の凹穴8及び凸条が設けられ、これによりシートパッド1Bの前面が圧縮変形し易いものとなっている。これにより、乗員の下脚部がこの前面に当ったときの感触がソフトとなる。なお、シートパッドの前面とは、接線が水平面に対し50°以上特に70°以上となる縦面をいうものとする。凹穴8を設ける領域の左右幅は100〜400mm特に300〜350mmであり、上下幅は30〜100mm特に50〜70mm程度が好ましい。
この実施の形態では、凹穴及び凸条の形状、寸法等は前記のいずれのものでもよい。
このシートパッド1Bは、第12図に示す金型30を用いて第11図に示すシートパッド1Bの素体を製造し、このシートパッド素体の前部を矢印Aの如く下方に折り曲げることにより製造されたものである。
この金型30は、下型31と上型32とを有しており、下型31のキャビティの底面に凹穴8を形成するための凸部33が設けられている。この凸部33は、キャビティ底面から単純に上方へ突設されたものであるため、脱型時にシートパッド素体の凹穴8部分が凸部33に引っ掛ることがなく、スムーズに脱型することができ、凹穴8部分が損傷することもない。この凸部33は、下型31に着脱可能に取り付けられてもよい。なお、金型30内のシートパッド素体は、製品シートパッドとは上下逆となっている。
[前面及び座面に凹穴を設け、それらの交わる角縁部には凹穴を設けない車両用シートパッド]
第13図は前面及び座面に凹穴を設け、それらの交わる角縁部には凹穴を設けない車両用シートパッドの平面図、第14図は第13図のXIV−XIV線に沿う断面図、第15図はこの車両用シートパッドの素体の断面図、第16図は金型の断面図である。
この実施の形態では、シートパッド1Cの腿下部2及び前面1f(ドットを付した領域)にそれぞれ複数の凹穴8が設けられて腿下部2及び前面1fが圧縮変形し易いものとなっている。このため、乗員が着座して大腿が腿下部2に押し付けられたり、乗員の下脚部が前面1fに当ったときの感触がソフトとなる。
この実施の形態では、座面と前面とが交わる角縁部1gには凹穴8を設けていない。そのため、このパッドに表皮材を被着したときに表皮材に凹穴が浮き出ない。
なお、曲率半径が100mm以下、特に80mm以下、例えば40〜60mmの角縁部1gは凸曲の度合いが強いので、この角縁部領域に凹穴8を設けないことにより、表皮材に凹穴が浮き出ることが防止される。
シートパッドの前面1fとは、この角縁部1gよりも下位の縦面に相当し、第9図の実施の形態における前面と同様の領域をさす。
凹穴及び凸条の形状、寸法等は前記のいずれのものでもよい。
このシートパッド1Cは、第16図に示す金型30Aを用いて第15図に示すシートパッド1Cの素体を製造し、このシートパッド素体の前部を矢印A方向に折り曲げることにより製造されたものである。
この金型30Aは、前記金型30と同様に下型31と上型32とを有しており、下型31のキャビティの底面に凹穴8を形成するための凸部33が設けられている。
[裏面に凹穴を設けてストローク感を良好とした車両用シートパッド]
本発明の車両用シートパッドの異なる態様にあっては、樹脂発泡成形体の裏面(乗員当接面と反対側の裏面)の少なくとも一部に複数の凹穴を設けている。乗員がこの乗員当接面に着座したり寄りかかったりしたときに凹穴同士の間の部分が圧縮変形し、パッドが後退するようにストロークするので、ストローク感が良好である。例えば、この凹穴を腿下部の下方の裏面に設けることにより、腿下部のストローク感が向上する。
第17図は裏面に凹穴を有する車両用シートパッドの一例を示す平面図、第18図は腿下部の下方の裏面(パッド底面)を下方から見た拡大斜視図、第19図は第18図のXIX−XIX線に沿う断面図である。
この車両用シートパッド1Dは、全体として一体に発泡成形されたポリウレタンフォームよりなるクッションパッドであり、前記実施の形態と同じく腿下部2、尻下部3、サイド部4を有する。
車両用シートパッド1Dの上面には、表皮材(図示略)を吊り込むための、前後方向の吊込溝5と横幅方向の吊込溝6とが設けられている。
この腿下部2の下方の裏面すなわちシートパッド1Dの底面に複数の凹穴8が設けられており、凹穴8同士の間は凸条9となっている。シートパッド1Dの前後方向の全長をL、凹穴8及び凸条9を設けた領域の前縁とシートパッド前端(シートパッド1Dの平面視における前端)との距離をL、該領域の後縁とシートパッド前端との距離をLとした場合、Lは通常550〜650mmであり、Lは5〜100mm特に10〜50mm程度が好ましく、Lは200〜350mm特に250〜300mm程度が好ましい。
この実施の形態において凹穴及び凸条の形状、寸法等は前記のいずれのものでもよい。
この車両用シートパッド1Dの座面に着座すると、乗員の大腿部が腿下部に接触した当初は主として凸条9が圧縮変形し、シートパッド1Dの腿下部全体が略均等に下方に沈下するので、乗員はストローク感を感取する。その後、身体が沈み込んでゆき凸条9がさらに圧縮変形すると、凸条9の反発力が強くなり、乗員の身体が安定する。
第17〜19図では腿下部2の下方のシートパッド裏面に凹穴8及び凸条9を設けているが、尻下部3の下方のシートパッド裏面にも設けてもよく、腿下部2と尻下部3とのいずれか一方の下方のシートパッド裏面にのみ設けてもよい。
また、骨盤接触部23(前記第7図参照)の下方のシートパッド裏面を平坦とし、骨盤をしっかりと支持するようにし、その他の座面22の下方のシートパッド裏面については上記の凹穴を設け、ストローク感に富むものとしてもよい。
本発明は、シートバックパッドの裏面に凹穴を設けてストローク感を良好なものとしてもよい。第20図はその一例を示すシートバックパッドの正面図である。シートバックパッド40の前面の左右両サイドに、上下方向に延在する表皮吊込溝41,41が設けられている。この表皮吊込溝41,41をつなぐように、左右方向に延在した表皮吊込溝42,43が設けられている。上側の表皮吊込溝42の上側の背中当接領域44のシートバックパッド裏面に上記のいずれかの凹穴が設けられており、この背中当接領域44のストローク感が高いものとなっている。なお、背中当接領域44よりも下側の中間領域45の裏面にも凹穴を設けてもよい。それよりも下側の腰椎当接部46には凹穴を設けず、腰椎支持特性を高めるのが好ましい。
この領域の下端縁と表皮吊込溝42とは略一致している。この領域の下端縁とシートの座面との距離は250〜500mm特に300〜400mm程度が好ましい。この領域の上端縁とシートバックパッド40の上端との距離は100mm以下特に20〜50mm程度が好ましい。
[それぞれ凹穴を有するクッションパッド及びバックパッドよりなる車両用シート]
本発明の一態様に係る車両用シートは、それぞれ凹穴を有したシートクッションパッド及びシートバックパッドよりなる。
第21図はかかる実施の形態に係る車両用シートのバックパッドの正面図である。
この車両用シートのクッションパッドとしては、第1図〜第16図に示したシートクッションパッドのいずれのものであってもよい。
第21図の通り、バックパッド50の前面の左右両サイドに、上下方向に延在する表皮吊込溝51,51が設けられている。この表皮吊込溝51,51をつなぐように、左右方向に延在した表皮吊込溝52,53が設けられている。上側の表皮吊込溝52の上側の、2点鎖線で囲まれた背中部54の前面に凹穴が設けられており、この領域のソフト感が高いものとなっている。
この背中部54の下端縁と表皮吊込溝52とは略一致している。背中部54の下端縁とシートの座面との距離は250〜500mm特に300〜400mm程度が好ましい。背中部54の上端縁とバックパッド50の上端との距離は100mm以下特に20〜50mm程度が好ましい。
なお、表皮吊込溝52,53同士の間の領域55にも凹穴を設けてもよい。表皮吊込溝53よりも下側の腰椎支承部56については凹穴は設けない方が好ましい。
二点鎖船で囲んだサイド部の上部57すなわち背中部54の両側領域についても凹穴を設けてソフト化してもよい。
この実施の形態において凹穴の形状、開口面積等は前記したもののいずれでもよい。
この実施の形態では、バックパッドの凹穴をクッションパッドの凹穴よりも深くする。これにより、バックパッドの方がクッションパッドよりもソフトなものとなる。クッションパッドの凹穴の平均深さは2〜40mm特に5〜10mm程度が好適であり、バックパッドの凹穴はその2〜20倍特に5〜10倍程度であることが好ましい。
このように構成された車両用シートのクッションパッドの座面に着座したり、バックパッドの背中部に寄り掛ると、乗員の大腿部が腿下部に接触したり、背中が背中部に当接した当初は主として凹穴同士の間の凸条が圧縮変形し、乗員はソフト感を感取する。その後、凸条がさらに圧縮変形すると、凸条の反発力が強くなり、乗員の身体が安定する。
第21図の実施の形態では、クッションパッド及びバックパッドの乗員当接面に凹穴を設けているが、クッションパッド及びバックパッドの乗員当接面と反対面にそれぞれ凹穴を設け、且つバックパッドの凹穴をクッションパッドの凹穴よりも深くしてもよい。この場合、バックパッドの方がクッションパッドよりもストローク感が高いものとなる。乗員当接面と反対面に凹穴を設ける場合、バックパッドの凹穴深さがクッションパッドの凹穴深さの2〜20倍特に5〜10倍程度であることが好ましい。
以下、実施例及び比較例について説明する。便宜上まず、比較例1について説明する。
比較例1
密度64kg/m、25%硬度24kgf/200mmφのポリウレタンフォームよりなるシートパッドを製作した。このシートパッドには凹穴8は設けられていない。このシートパッドの座面の荷重−ストローク曲線を求めた。なお、この測定には、直径200mmの負荷子を用い、この負荷子を速度0.8mm/secで座面に押し付け、反力を計測した。結果を第22図に示す。凹穴は設けていないので、凸条の体積率は100%である。
実施例1
比較例1の成形用金型の腿下部成形面(キャビティ面)に凸部を設けることにより、比較例1と同一のウレタン原液を用い、第1図〜第3図に示すシートパッドを製造した。w=20mm、t=4mm、h=10mmである。凸条9の体積率は33.3%である。ポリウレタンフォームの密度は64kg/m、25%硬度19kgf/200mmφである。この腿下部に、上記比較例1と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第22図に示す。
比較例2
比較例1において、座面部分が深さ10mmの浅い凹所となっていること以外は、同様のシートパッド本体を製作した。
これとは別に、密度64kg/m,25%ILD硬度24kgf/200mmφのスラブウレタンフォームよりなる厚さ10mmのスラブを製作した。
このスラブを上記シートパッド本体の凹所に接着剤で貼り付け、シートパッドを製作し、上記比較例1と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第22図に示す。
[考察]
第22図の通り、実施例1のシートパッドの荷重−ストローク曲線は、比較例2(スラブ貼り付けタイプ)のシートパッドの荷重−ストローク曲線と近似しており、本発明のシートパッドは表面のソフト感及び身体支承性に優れることが認められた。
一方、比較例1では、実施例1及び比較例2に比べ、ストロークが約1mmを超えると荷重が顕著に大きくなるところから、ソフト感に欠けることが認められる。
実施例2
第1図〜第3図に示すシートパッドを、w=26mm、t=4mm、h=10mm、凸条9の体積率25%、ポリウレタンフォームの密度64kg/m、25%硬度18kgf/200mmφとして製造した。この腿下部に、上記比較例1と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第23図に示す。
実施例3
凹穴の構成を第5図とした他は実施例2と同様にしてシートパッドを製造した。正六角形の最大対角線の長さLは28mm、t=4mm、深さh=10mmである。凸条11の体積率は25%である。荷重−ストローク曲線の測定結果を第23図に示す。
比較例3
比較例2,3において、座面部分が深さ10mmの浅い凹所となっていること以外は、同様のシートパッド本体を製作した。
これとは別に、密度30kg/m,25%ILD硬度7kgf/200mmφのスラブウレタンフォームよりなる厚さ10mmのスラブを製作した。
このスラブを上記シートパッド本体の凹所に接着剤で貼り付け、シートパッドを製作し、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第23図に示す。
実施例4,5、比較例4
発泡ポリウレタンフォームの密度を67kg/mとしたこと以外は実施例2,3、比較例3と同様にしてシートパッドを製造した。荷重−ストローク曲線を同様にして測定し、結果を第24図に示す。
[考察]
第23図の通り、実施例2,3のシートパッドの荷重−ストローク曲線は、比較例3(スラブ貼り付けタイプ)のシートパッドの荷重−ストローク曲線と近似しており、本発明のシートパッドは表面のソフト感及び身体支承性に優れることが認められた。
また、第24図から明らかな通り、ポリウレタンフォームの密度が変わると、同形状でも表面ソフト感に差がでる。パッドの密度、硬度を制御することで表面ソフト感を調整することができる。
比較例5
密度64kg/m、25%硬度24kgf/200mmφのポリウレタンフォームよりなるシートパッドを製作し、上記と同様にして座面の荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第25図に示す。なお、凹穴は設けていない。凹穴は存在しないので、凸条の体積率は100%である。
実施例6
成形用金型の腿下部成形面(キャビティ面)に凸部を設けることにより、比較例5と同一のウレタン原液を用い、腿下部に第6図に示す円形の凹穴を設けることにより腿下部をソフト化したシートパッドを製造した。凹穴12の直径を12mm、深さを5mm、隣接する凹穴12の中心間の距離を19mmとした。凸条13の体積率は70%である。この腿下部に、上記比較例5と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第25図に示す。
実施例7
実施例6において、凹穴12の直径を19mm、深さを5mm、隣接する凹穴12の中心間の距離を26mmとした。凸条13の体積率は50%である。その他は実施例6と同様にしてシートパッドを製造した。
実施例8
実施例6において、凹穴12の直径を24mm、深さを5mm、隣接する凹穴12の中心間の距離を30mmとした。凸条13の体積率は40%である。その他は実施例6と同様にしてシートパッドを製造した。
実施例9
実施例6において、凹穴12の直径を28mm、深さを5mm、隣接する凹穴12の中心間の距離を32mmとした。凸条13の体積率は25%である。その他は実施例6と同様にしてシートパッドを製造した。
これらの実施例7〜9のシートパッドの右腿下部に、上記比較例1と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第25図に示す。
[考察]
第25図の通り、実施例6〜9のシートパッドの右腿下部は、比較例5に比べてソフトである。また、凸条の体積率が小さくなるほどソフトになることも認められる。なお、各シートパッドの腿下部について50℃、湿度95%の恒湿恒温槽中で22時間50%圧縮した後の残留歪を測定し、結果を第26図に示した。
また、実施例7において凸条の基端側及び先端側の角縁にR=3.5mmのR付けを施したところ、圧縮残留歪は19.8%から18.8%に低下することが認められた。
実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図である。 座面の拡大斜視図である。 第2図のIII−III線に沿う断面図である。 凹穴及び凸条の別形状を示す断面図である。 凹穴及び凸条の別形状を示す底面の一部の平面図である。 凹穴及び凸条の別形状を示す底面の一部の平面図である。 別の実施の形態に係るシートパッドの平面図である。 別の実施の形態に係るシートパッドの平面図である。 別の実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 図9のシートパッド素体の断面図である。 図9のシートパッド成形用金型の断面図である。 別の実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図13のシートパッド素体の断面図である。 図13のシートパッド成形用金型の断面図である。 実施の形態に係る車両用シートクッションパッドの平面図である。 クッションパッド底面の拡大斜視図である。 図18のXIX−XIX線に沿う断面図である。 実施の形態に係るバックパッドの正面図である。 実施の形態に係る車両用シートのバックパッドの正面図である。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,21 車両用シートパッド
2 腿下部
3 尻下部
7 右腿下部
8,10,12 凹穴
9,9A,11,13 凸条
23 骨盤接触部
40,50 バックパッド

Claims (31)

  1. 樹脂発泡成形体よりなる車両用シートパッドにおいて、
    乗員当接面又はそれと反対側の裏面の少なくとも一部の領域に複数の凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  2. 請求項1において、凹穴の深さが2〜40mmであることを特徴とする車両用シートパッド。
  3. 請求項1又は2において、1個の凹穴の開口面積が50〜1000mmであることを特徴とする車両用シートパッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記凹穴は三角形、正方形、多角形、円形又は長穴形であることを特徴とする車両用シートパッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記凹穴同士の間が凸条となっていることを特徴とする車両用シートパッド。
  6. 請求項5において、凸条の幅が2〜10mmであることを特徴とする車両用シートパッド。
  7. 請求項5又は6において、前記凸条は交叉2方向に延在していることを特徴とする車両用シートパッド。
  8. 請求項5又は6において、前記凸条は3方向に延在していることを特徴とする車両用シートパッド。
  9. 請求項8において、前記凹穴は六角形であることを特徴とする車両用シートパッド。
  10. 請求項5ないし9のいずれか1項において、前記凹穴及び凸条を設けた領域における凸条の体積率が10〜80%であることを特徴とする車両用シートパッド。
  11. 請求項10において、前記凸条の体積率が40〜60%であることを特徴とする車両用シートパッド。
  12. 請求項5ないし11のいずれか1項において、該凸条の頂面が平坦であることを特徴とする車両用シートパッド。
  13. 請求項5ないし12のいずれか1項において、前記凸条の頂面と側面とが交わる角縁、及び、前記凸条の側面と凹穴の底面とが交わる角縁の少なくとも一方が曲面となっていることを特徴とする車両用シートパッド。
  14. 請求項5ないし12のいずれか1項において、前記凹穴の開口断面積は、入口部から奥底まで略同一となっていることを特徴とする車両用シートパッド。
  15. 請求項5ないし13のいずれか1項において、前記凹穴は、奥側の開口断面積が入口側よりも小さいものであることを特徴とする車両用シートパッド。
  16. 請求項1ないし15のいずれか1項において、密度20〜100kg/m、25%ILD硬度5〜45kgf/200mmφのポリウレタンフォームよりなることを特徴とする車両用シートパッド。
  17. 請求項1ないし16のいずれか1項において、前記凹穴は、乗員当接面の少なくとも一部の領域に設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  18. 請求項17において、該シートパッドはシートクッションパッドであり、その座面と前面とが交わる角縁部領域では前記凹穴を不存在としたことを特徴とする車両用シートパッド。
  19. 請求項18において、前記角縁部領域は曲率半径が100mm以下の領域であることを特徴とする車両用シートパッド。
  20. 請求項17ないし19のいずれか1項において、少なくとも腿下部に前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  21. 請求項20において、右腿下部がその周囲の腿下部よりも柔軟となるように前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  22. 請求項17ないし19のいずれか1項において、右腿下部にのみ前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  23. 請求項17ないし22のいずれか1項において、乗員の下腿部に対面する前面に前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  24. 請求項1ないし16のいずれか1項において、前記凹穴は、乗員当接面と反対側の裏面の少なくとも一部の領域に設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  25. 請求項24において、少なくとも腿下部の下方の底面に前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  26. 請求項25において、右腿下部がその周囲の腿下部よりも柔軟となるように前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  27. 請求項24において、右腿下部の下方の底面にのみ前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  28. 請求項17ないし19のいずれか1項に記載のシートパッドよりなるクッションパッド及びバックパッドを有する車両用シートであって、
    該バックパッドの凹穴はクッションパッドの凹穴よりも深いことを特徴とする車両用シート。
  29. 請求項28において、クッションパッドの少なくとも腿下部とバックパッドの少なくとも背中部とに前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シート。
  30. 請求項24に記載のシートパッドよりなるクッションパッド及びバックパッドを有する車両用シートであって、
    該バックパッドの凹穴はクッションパッドの凹穴よりも深いことを特徴とする車両用シート。
  31. 請求項30において、クッションパッドの少なくとも腿下部下方の底面とバックパッドの少なくとも背中部後方の裏面とに前記凹穴を設けたことを特徴とする車両用シート。
JP2008155503A 2007-07-23 2008-06-13 車両用シートパッド及び車両用シート Active JP4293281B1 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008155503A JP4293281B1 (ja) 2007-07-23 2008-06-13 車両用シートパッド及び車両用シート
EP08791471.9A EP2172138B3 (en) 2007-07-23 2008-07-23 Vehicle seat pad and vehicle seat
CN2008801070930A CN101854836B (zh) 2007-07-23 2008-07-23 车辆用座垫和车辆用座椅
PCT/JP2008/063214 WO2009014151A1 (ja) 2007-07-23 2008-07-23 車両用シートパッド及び車両用シート
CN201210484611.9A CN103010052B (zh) 2007-07-23 2008-07-23 车辆用座垫和车辆用座椅
US12/670,307 US20100194171A1 (en) 2007-07-23 2008-07-23 Seat pad and seat for vehicle
US13/969,928 US9738192B2 (en) 2007-07-23 2013-08-19 Seat pad and seat for vehicle

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007190967 2007-07-23
JP2007323520 2007-12-14
JP2008155503A JP4293281B1 (ja) 2007-07-23 2008-06-13 車両用シートパッド及び車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4293281B1 JP4293281B1 (ja) 2009-07-08
JP2009160371A true JP2009160371A (ja) 2009-07-23

Family

ID=40281400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008155503A Active JP4293281B1 (ja) 2007-07-23 2008-06-13 車両用シートパッド及び車両用シート

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20100194171A1 (ja)
EP (1) EP2172138B3 (ja)
JP (1) JP4293281B1 (ja)
CN (2) CN101854836B (ja)
WO (1) WO2009014151A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103909854A (zh) * 2012-12-28 2014-07-09 东洋橡胶工业株式会社 车辆用座椅衬垫
JP2017056078A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
JP2020011112A (ja) * 2019-10-23 2020-01-23 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
WO2020059881A1 (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
WO2020121645A1 (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
WO2020121643A1 (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
JP2020189573A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 川崎重工業株式会社 乗物用シート、当該乗物用シートを備える乗物

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184085A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Bridgestone Corp 車両用シートパッド
JP2010240230A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Inoac Corp 車両用シートのクッション
AT509326B1 (de) * 2010-05-17 2011-08-15 Greiner Purtec Gmbh Stützbaugruppe für fahrgastsitz sowie fahrgastsitz
JP6015492B2 (ja) 2013-02-27 2016-10-26 トヨタ紡織株式会社 シート構成部材及びその製造法
JP6180859B2 (ja) * 2013-09-10 2017-08-16 デルタ工業株式会社 一体発泡成形品の製造方法
JP6144169B2 (ja) * 2013-09-30 2017-06-07 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
DE102014209845A1 (de) * 2013-12-20 2015-06-25 Johnson Controls Gmbh Schaumteil, insbesondere für eine Fahrzeugsitz und Fahrzeugsitz
CN104237901A (zh) * 2014-09-29 2014-12-24 上海交通大学 卫星导航通信一体化方法及系统
US9327630B1 (en) * 2014-10-28 2016-05-03 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Seat back cushion for a vehicle
DE102015100810A1 (de) 2015-01-21 2016-07-21 Christoph Pürner Multifunktionales und multidimensionales Sitzmöbel
JP6153555B2 (ja) * 2015-03-18 2017-06-28 株式会社ジェイエスピー 座席芯材、シート部および座席
JP6499922B2 (ja) 2015-05-28 2019-04-10 株式会社ブリヂストン シート用パッド
JP6080275B1 (ja) * 2015-08-12 2017-02-15 株式会社ジェイエスピー 車両用シート芯材、および車両用シート部材
US20170354258A1 (en) * 2016-06-09 2017-12-14 Safco Products Co. Seat cushion
JP6745211B2 (ja) * 2016-12-28 2020-08-26 株式会社ジェイエスピー シート芯材
US10807507B2 (en) * 2017-02-08 2020-10-20 Jsp Corporation Seat core material
US11052800B2 (en) * 2017-02-17 2021-07-06 Jsp Corporation Seat core material
US20180310719A1 (en) * 2017-04-28 2018-11-01 Hill-Rom Services, Inc. Adaptable Mattress
EP3626424A4 (en) * 2017-05-16 2020-06-03 Bridgestone Corporation MOLD FOR MOLDING FOAM AND METHOD FOR PRODUCING A FOAM MOLDED BODY
JP7039275B2 (ja) * 2017-12-14 2022-03-22 株式会社ブリヂストン 車両用シート、及び、パッド振動特性の調整方法
DE202018000943U1 (de) * 2018-02-22 2019-05-23 Ergon International Gmbh Fahrradsattel
US10278507B1 (en) * 2018-07-05 2019-05-07 Paul F. NOWACK Bench seat with bolster configuration
US10791839B2 (en) * 2018-08-21 2020-10-06 GM Global Technology Operations LLC Waffle-board patterned B-surface for seat cushions
US11647844B2 (en) * 2018-09-21 2023-05-16 Archem Inc. Cushion pad
KR102598541B1 (ko) * 2018-11-19 2023-11-03 현대자동차주식회사 자동차용 시트의 사이드 익스텐션 장치
US11679703B2 (en) * 2020-07-02 2023-06-20 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a surface texturing intrusions
CN113859073B (zh) * 2021-10-15 2022-10-21 奇瑞汽车股份有限公司 汽车座椅发泡结构
US20230219474A1 (en) * 2022-01-13 2023-07-13 Ford Global Technologies, Llc Additively manufactured cushion component

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US17396A (en) * 1857-05-26 Apparatus for examining vessels keels
US200003A (en) * 1878-02-05 Improvement in paper boxes for packing hatchets
US654720A (en) * 1898-12-03 1900-07-31 Louis Guillaume Marie Englebert Bicycle-saddle.
US2047616A (en) * 1935-05-10 1936-07-14 Dunlop Tire & Rubber Corp Seat construction
US2135657A (en) * 1937-02-05 1938-11-08 Dunlop Tire & Rubber Corp Seat construction
US2237475A (en) * 1939-10-18 1941-04-08 Dunlop Tire & Rubber Corp Seat cushion
US2552039A (en) * 1945-12-06 1951-05-08 Acf Brill Motors Company Seat cushion
US2750996A (en) * 1951-04-12 1956-06-19 Cramer Posture Chair Co Inc Chair seat and cushion therefor
US2763013A (en) * 1952-01-31 1956-09-18 Cecil J Van Valkenburgh Yieldable pads of cushion material
US3111345A (en) * 1960-06-24 1963-11-19 Renault Upholstery of seats and seat-backs, in particular for the seats of automobile vehicles
US3331089A (en) * 1965-04-14 1967-07-18 Int Harvester Co Seat construction
US3828378A (en) * 1972-07-31 1974-08-13 Johnson & Johnson Support means for the even distribution of body pressure
US4092751A (en) * 1976-05-06 1978-06-06 The Goodyear Tire & Rubber Company Contoured foam seat
DE2837630C2 (de) * 1978-08-29 1983-04-21 F. Biedermann Gmbh & Co Kg, 7450 Hechingen Arbeitsstuhl
GB2044091B (en) * 1979-03-08 1983-01-12 Watkin B C Mattress
DE3010122C2 (de) * 1980-03-15 1985-05-15 Peter 8506 Langenzenn Forster Auflage für eine liegende oder sitzende Person
DE3020949A1 (de) * 1980-06-03 1981-12-10 Autoflug Gmbh, 2084 Rellingen Kinder-sicherheitssitz, insbesondere fuer kraftfahrzeuge
JPS6079391U (ja) * 1983-11-05 1985-06-03 アラコ株式会社 クツシヨン材
DE3607041A1 (de) * 1986-01-31 1987-08-06 Metzeler Schaum Gmbh Rueckenpolster fuer einen fluggastsitz
JPH056824Y2 (ja) * 1986-12-02 1993-02-22
US4879776A (en) * 1988-04-04 1989-11-14 Farley David L Anatomically conformable foam support pad
US5111542A (en) * 1988-04-04 1992-05-12 Farley David L Anatomically conformable foam support pad
US5251963A (en) * 1988-10-03 1993-10-12 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicular long cruising seat
US4955096A (en) * 1989-06-28 1990-09-11 Bio Clinic Corporation Anatomically contoured convoluted foam pad
JPH0419254U (ja) * 1990-06-11 1992-02-18
US5083335A (en) * 1991-03-11 1992-01-28 Krouskop Thomas A Pressure reduction foam mattress support
US5294181A (en) * 1992-01-07 1994-03-15 E. R. Carpenter Company, Inc. Seat cushion
JP3214282B2 (ja) * 1995-03-06 2001-10-02 トヨタ自動車株式会社 車両用シート構造
US5639145A (en) * 1995-09-11 1997-06-17 Alderman; Willis H. Portable cushion
US5749111A (en) * 1996-02-14 1998-05-12 Teksource, Lc Gelatinous cushions with buckling columns
JP3771624B2 (ja) 1996-04-06 2006-04-26 株式会社ブリヂストン 座席シ−トの構造
EP1030577A4 (en) * 1997-11-14 2004-04-28 Span America Medical Syst SUPPORT SURFACES FOR PATIENTS
US6003179A (en) * 1997-11-18 1999-12-21 Farley; David L. Inclined anatomic support surface
JPH11348629A (ja) 1998-06-12 1999-12-21 Nissan Motor Co Ltd シート用ウレタンパッド
US6442780B1 (en) * 2000-03-09 2002-09-03 Kci Licensing, Inc. Mattress with semi-independent pressure relieving pillars
JP2002153357A (ja) 2000-11-20 2002-05-28 Bridgestone Corp 車両用シートクッションパッド
EP1262128B1 (de) * 2001-05-29 2005-04-13 Kurt Kienlein Auflage für den Korpus einer liegenden oder sitzenden Person
JP2002369733A (ja) * 2002-05-01 2002-12-24 Tetsuo Tokuda マットレス芯材
US20050115003A1 (en) * 2002-06-01 2005-06-02 Torbet Philip A. Internal contour foam mattress
TW595541U (en) * 2003-04-09 2004-06-21 Chun-Fu Kuo Air circulatable and resilient member
CA2431805A1 (en) * 2003-06-11 2004-12-11 Pierre Rene Mattress leg rest section for an articulatable bed convertible to a chair position
US6941603B2 (en) * 2003-11-03 2005-09-13 Gommagomma S.R.L. Cushioning element for mattresses, pillows and the like
CN101150973B (zh) * 2005-03-30 2013-07-24 普罗普里特公司 泡沫座椅部件、用于制造其的模具以及制造该模具的方法
US7406733B2 (en) * 2005-05-13 2008-08-05 Illinois Tool Works Inc. Elastomeric fabric load bearing surface
US7881475B2 (en) 2005-05-17 2011-02-01 Intel Corporation Systems and methods for negotiating security parameters for protecting management frames in wireless networks
NO324518B1 (no) * 2005-10-31 2007-11-05 Ekornes Asa Polstring til mobel
JP5166289B2 (ja) * 2006-02-02 2013-03-21 ビージー インダストリーズ,エルエルシー. 低圧健康マットレスシステム
JP2009543672A (ja) * 2006-07-19 2009-12-10 シー プルースト ピーター シートクッション
US7661764B2 (en) * 2006-08-30 2010-02-16 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient via “A” surface intrusions and/or protrusions
GB2441417A (en) * 2006-08-30 2008-03-05 Lear Corp Vehicle seat cushion with holes to make regions of the cushion softer than others
US8162402B2 (en) * 2008-10-27 2012-04-24 Toyota Boshoku Kabushikia Kaisha Vehicular seats
US7886388B2 (en) * 2009-04-24 2011-02-15 Foamex Innovations Operating Company Mattress adapted for supporting heavy weight persons
US8359689B2 (en) * 2009-04-24 2013-01-29 Fxi, Inc. Mattress adapted for supporting heavy weight persons

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103909854A (zh) * 2012-12-28 2014-07-09 东洋橡胶工业株式会社 车辆用座椅衬垫
JP2017056078A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
WO2020059881A1 (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
WO2020121645A1 (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
WO2020121643A1 (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
JPWO2020121643A1 (ja) * 2018-12-14 2021-10-21 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド
US11634054B2 (en) 2018-12-14 2023-04-25 Archem Inc. Vehicle seat pad
JP7379376B2 (ja) 2018-12-14 2023-11-14 株式会社アーケム 車両用シートパッド
JP2020189573A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 川崎重工業株式会社 乗物用シート、当該乗物用シートを備える乗物
JP7236323B2 (ja) 2019-05-22 2023-03-09 カワサキモータース株式会社 乗物用シート、当該乗物用シートを備える乗物
JP2020011112A (ja) * 2019-10-23 2020-01-23 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド

Also Published As

Publication number Publication date
US9738192B2 (en) 2017-08-22
EP2172138B1 (en) 2012-08-22
US20130328377A1 (en) 2013-12-12
EP2172138A1 (en) 2010-04-07
WO2009014151A1 (ja) 2009-01-29
EP2172138A4 (en) 2011-08-03
CN103010052A (zh) 2013-04-03
CN101854836A (zh) 2010-10-06
CN101854836B (zh) 2013-01-02
EP2172138B3 (en) 2013-09-18
JP4293281B1 (ja) 2009-07-08
CN103010052B (zh) 2015-08-19
US20100194171A1 (en) 2010-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4293281B1 (ja) 車両用シートパッド及び車両用シート
US8162402B2 (en) Vehicular seats
JP2009078142A (ja) 車両用シートパッド及びその製造方法
EP3011874B1 (en) Cushion body
CN101150973A (zh) 泡沫座椅部件、用于制造其的模具以及制造该模具的方法
JP2007097948A (ja) 車両用シートパッド
JP5955617B2 (ja) シートクッションパッド
JP6512944B2 (ja) シート用パッドおよびシート用パッドの製造装置
JP5242088B2 (ja) 自動車用座席のクッション
JP5326428B2 (ja) 車両用シート
CN107614319B (zh) 座垫
JP6499922B2 (ja) シート用パッド
JP2010184085A (ja) 車両用シートパッド
JP6499923B2 (ja) シート用パッド
JP2007006911A (ja) 車両用シートパッド
JP6211267B2 (ja) 車両用シートパッド
JP5502297B2 (ja) シートパッド
JP5918305B2 (ja) シートパッド
JP2006035916A (ja) 車両用シートクッションパッド
JP2010047228A (ja) 車両運転席用シートパッド
JP5518417B2 (ja) 車両用シートパッド
JP2006014829A (ja) 車両用シートパッド及び車両用シート
JP2010046408A (ja) 車両用シートパッド
JP5369541B2 (ja) シートパッド、その製造方法及び金型
JP2005131277A (ja) シート用パッド

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4293281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250