JP7230370B2 - プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法に関する。
プロジェクターとして、例えば、特許文献1に記載のように、本体(筐体)の背面や側面に表示部(モニター)が備えられているものが開示されている。ユーザーは、この表示部を用いて、プロジェクターの調整や設定を行うことができる。
特開2015-158619号公報
しかしながら、上記のような表示部に設定画面を表示して各種設定を行う場合には、表示部の画面が小さく、表示される情報量が少ないためユーザーの利便性が低下してしまう。また、使用環境によっては、表示部からの光漏れが気になったり、表示部に手が触れて誤動作したりして、投写画像を見ている人の邪魔になる場合もある。
一方、プロジェクターからOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像として設定画面を表示するようにすれば、画面が大きいためユーザーの利便性が向上する。しかしながら、例えば、投写するスクリーンが未設置の場合や、投写面が凹凸になっている場合には、設定画面の視認性が低下し、設定が困難になってしまうという課題を有している。
本願のプロジェクターは、前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を投写面に投写する投写部と、前記プロジェクターの筐体に配置され、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面を表示する表示部と、前記プロジェクターの使用状態を判定する判定部と、前記判定部で判定された前記使用状態に応じて、動作モードを前記投写部から前記第1設定画面を投写させる第1モードと、前記表示部に前記第2設定画面を表示させる第2モードと、で切り換えるモード切り換え部と、を備えることを特徴とする。
上記のプロジェクターにおいて、前記プロジェクターは、前記投写部による投写を遮るカバーを備え、前記判定部は、前記カバーの開閉状態を判定し、前記モード切り換え部は、前記カバーが開いていれば前記動作モードを前記第1モードにし、前記カバーが閉じていれば前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
上記のプロジェクターにおいて、前記投写面を撮像する撮像部を備え、前記判定部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であるか否かを判定し、前記モード切り換え部は、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であると前記判定部が判定した場合には、前記動作モードを前記第1モードにし、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態ではないと前記判定部が判定した場合には、前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
上記のプロジェクターにおいて、前記投写部は、光源を備えており、前記判定部は、前記光源の点灯状態を判定し、前記モード切り換え部は、前記光源が点灯していれば前記動作モードを前記第1モードにし、前記光源が消灯していれば前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
上記のプロジェクターにおいて、前記投写部は、交換が可能な投写光学系を含み、前記判定部は、前記投写光学系の装着状態を判定し、前記モード切り換え部は、前記投写光学系が装着されていれば前記動作モードを前記第1モードにし、前記投写光学系が装着されていなければ前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
本願のプロジェクターの制御方法は、前記プロジェクターは投写部と、前記プロジェクターの筐体に配置される表示部と、を備え、前記プロジェクターの使用状態を判定し、判定した前記使用状態に応じて、前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を前記投写部から投写面に投写させる第1モードと、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面を前記表示部に表示させる第2モードと、を切り換えることを特徴とする。
上記のプロジェクターの制御方法において、前記プロジェクターには、投写を遮るカバーが配置されており、前記カバーの開閉状態を判定し、前記カバーが開いている場合、前記動作モードを前記第1モードにし、前記カバーが閉じている場合、前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
上記のプロジェクターの制御方法において、前記投写面を撮像し、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であるか否かを判定し、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であると判定された場合、前記動作モードを前記第1モードにし、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態ではないと判定された場合、前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
第1実施形態のプロジェクターの構成を示す斜視図。 筐体の側面一部の構成を拡大して示す側面拡大図。 プロジェクターの構成を示すブロック図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 投写面に投写されたOSDメニュー画像を示す模式図。 表示部に表示された簡易メニュー画面を示す模式図。 第2実施形態のプロジェクターの構成を示すブロック図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。
以下、本実施形態のプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターの構成を示す斜視図である。以下、プロジェクターの構成を、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、プロジェクター1は、本体が筐体2によって覆われた構成になっている。筐体2の前面2fには、開口部3が設けられている。開口部3の後方には、前方に向かって画像光を投写する投写レンズ4が備えられている。開口部3には、カバーとしてのレンズカバー5(シャッター)が開閉可能に備えられている。
開口部3をレンズカバー5で閉塞することによって、投写レンズ4を保護することが可能となっている。レンズカバー5は、例えば、合成樹脂製の板状体で構成されている。筐体2の側面2sには、各種設定内容を表示する表示部6、及びユーザーにより入力操作が行われる操作パネル7が備えられている。
図2は、筐体の側面の一部を拡大して示す側面拡大図である。以下、筐体の側面の一部の構成を、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、筐体2の側面2sには、表示部6及び操作パネル7が備えられている。表示部6は、例えば、液晶ディスプレイで構成されている。表示部6には、プロジェクター1の各種設定を行うためのメニュー画面や、プロジェクター1の環境状態(例えば、本体内部の温度)などが表示される。
操作パネル7は、ユーザーがプロジェクター1に対して各種設定を行うための複数の操作キーを備えている。操作キーとしては、例えば、操作パネル7の左側に、電源のオンとオフ(スタンバイ)とを切り替えるための電源キー11と、開閉キー12の一つであるレンズカバー5を閉じる閉キー12aと、開閉キー12の一つであるレンズカバー5を開ける開キー12bとが配置されている。
また、操作キーとしては、例えば、操作パネル7の中央に、入力された画像情報を切り替えるための入力切換キー13と、各種設定を行うためのメニュー画面を表示させるメニューキー14と、が配置されている。
また、操作キーとしては、例えば、操作パネル7の右側に、メニュー画面におけるカーソルの移動などに用いられるカーソルキー15aと、各種設定を決定するための決定キー15bと、が配置されている。
図3は、プロジェクターの構成を示すブロック図である。以下、プロジェクターの構成を示すブロック図を、図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、プロジェクター1は、制御部21と、記憶部22と、投写部としての画像投写部23と、画像情報処理部28と、画像情報入力部29と、入力操作部31と、表示部6と、レンズカバー駆動部33と、を含んで構成されている。
制御部21は、1つ又は複数のプロセッサーを備えて構成され、記憶部22に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することにより、プロジェクター1の動作を統括制御する。
記憶部22は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリーを備えて構成されている。RAMは、各種データ等の一時記憶に用いられる。ROMは、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、各種設定情報等を記憶する。
画像投写部23は、光源24と、3つの液晶ライトバルブ25R,25G,25Bと、投写光学系としての投写レンズ4と、ライトバルブ駆動部27と、を備えて構成されている。画像投写部23は、光源24から射出された光を、液晶ライトバルブ25R,25G,25Bで変調して画像光を形成し、投写レンズ4からこの画像光を投写して投写面50に画像を表示する。
光源24は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型の光源ランプ、又は発光ダイオードや半導体レーザー等の固体光源を含んで構成されている。光源24から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ25R,25G,25Bに入射する。
液晶ライトバルブ25R,25G,25Bは、それぞれ一対の透明基板間に液晶が封入された透過型の液晶パネル等によって構成される。各液晶パネルには、マトリクス状に配列された複数の画素からなる矩形の画素領域25iが形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
ライトバルブ駆動部27は、液晶ライトバルブ25R,25G,25Bの画素領域25iに画像を形成する。具体的には、ライトバルブ駆動部27は、画像情報処理部28から入力される画像情報に応じた駆動電圧を、画素領域25iの各画素に印加し、各画素を画像情報に応じた光透過率に設定する。
光源24から射出された光は、液晶ライトバルブ25R,25G,25Bの画素領域25iを透過することによって画素毎に変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像を表す画像光となり、投写レンズ4によって投写面50に拡大投写される。この結果、投写面50上には、画像情報入力部29に入力された画像情報に基づく画像が表示される。
画像情報入力部29は、画像再生装置等の外部の画像供給装置30に接続され、画像供給装置30からコンテンツ画像に対応する画像情報の供給を受ける。また、画像情報入力部29は、制御部21から、記憶部22に記憶されている画像情報や、制御部21が生成した画像情報の供給を受けることができる。画像情報入力部29は、入力された画像情報を画像情報処理部28に出力する。
画像情報処理部28は、制御部21の制御に基づいて、画像情報入力部29から入力される画像情報に対して各種画像処理を施し、処理後の画像情報を画像投写部23のライトバルブ駆動部27に出力する。例えば、画像情報処理部28は、画質を調整する処理や、画像の形状(歪み)を補正する処理、コンテンツ画像上にメニュー画面やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示する処理等を必要に応じて画像情報に施す。
入力操作部31は、上記した操作パネル7を備えている。ユーザーが操作パネル7の各種操作キーを操作すると、入力操作部31は、その操作を受け付けて、操作内容に応じた操作信号を制御部21に出力する。なお、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を、入力操作部31として用いる構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部21に伝達する。
電源回路32には、外部からAC100V等の商用電源(図示せず)が供給される。電源回路32は、上記した電源キー11が押されると、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する(各部への供給経路については、図示を省略する)。制御部21は、電源回路32を制御して、各部への電源供給を開始したり、停止したりすることができる。
具体的には、制御部21は、プロジェクター1の通常の動作に必要な電力が電源回路32から各部に供給されるオン状態(「電源オンの状態」とも呼ぶ。)と、各部への電源供給が制限されてオン状態に比べて消費電力が極めて小さいオフ状態(「電源オフの状態」又は「スタンバイ状態」とも呼ぶ。)と、を切り替えることができる。
表示部6は、上記したように、プロジェクター1の筐体2の側面2sに設けられている。表示部6は、例えば、液晶ディスプレイで構成されており、本実施形態では、3行程度の文字列を表示可能な大きさを有している。
レンズカバー駆動部33は、モーター等を備えて構成され、制御部21の制御に基づいて、レンズカバー5の開閉を駆動する。具体的には、ユーザーが操作パネル7の開キー12bを押すと、制御部21は、レンズカバー駆動部33にレンズカバー5を開ける指示を行う。一方、ユーザーが操作パネル7の閉キー12aを押すと、制御部21は、レンズカバー駆動部33にレンズカバー5を閉じる指示を行う。ユーザーは、プロジェクター1から画像を投写させる際にレンズカバー5を開き、画像を投写させない場合には、レンズカバー5を閉じて投写レンズ4を保護する。制御部21は、制御プログラムによって実現される機能ブロックとして、判定部21aと、モード切り換え部としての切り換え部21bと、を有している。
判定部21aは、レンズカバー5が開いているか閉じているかを判定する。記憶部22には、現在のレンズカバー5の開閉状態を示す開閉情報が記憶されており、制御部21は、レンズカバー駆動部33にレンズカバー5の開閉を行わせる際に、開閉情報を更新する。このため、判定部21aは、この開閉情報を参照することによって、レンズカバー5の開閉状態を判定することができる。本実施形態のプロジェクター1は、ユーザーがプロジェクター1の各種設定を行う際に、レンズカバー5の開閉状態に応じて異なる動作を行う。
切り換え部21bは、判定部21aで判定された使用状態に応じて、動作モードを第1モード又は第2モードに切り換える。第1モード及び第2モードについては後述する。
図4は、各種設定を行う際のプロジェクターの動作を示すフローチャートである。図5は、投写面に投写された第1設定画面であるOSDメニュー画面を示す模式図である。図6は、表示部に表示された第2設定画面である簡易メニュー画面を示す模式図である。以下、プロジェクター1の動作(制御方法)を、図4~図6を参照しながら説明する。ユーザーによって操作パネル7のメニューキー14が操作されると、プロジェクター1は、図4に示すフローに従って動作する。
図4に示すように、ステップS101では、制御部21は、判定部21aによってレンズカバー5が開いているか否かを判定する。制御部21は、判定部21aによって、レンズカバー5が開いている(開状態)と判定されれば、ステップS102に処理を移行する。レンズカバー5が閉じている(閉状態)と判定されれば、ステップS111に処理を移行する。
レンズカバー5が開いていると判定されてステップS102に処理が移行した場合には、制御部21は、図5に示すように、画像投写部23から投写面50にOSDメニュー画面41を投写させる。具体的には、制御部21は、記憶部22からOSDメニュー画面41の画像情報を読み出す。更に、制御部21は、読み出した画像情報を画像情報処理部28に出力し、OSDメニュー画面41を重畳して投写するように指示する。
OSDメニュー画面41は、プロジェクター1の各種設定を行う第1設定画面としてのメニュー画面である。OSDメニュー画面41で設定が可能な項目としては、投写される画像の色や明るさを調整するための「画質設定」や、画像(映像)の解像度やアスペクト比等を設定するための「映像設定」などがある。また、プロジェクター1がネットワークに接続されている場合には、OSDメニュー画面41によってネットワークに関する情報を設定できるようにしてもよいし、投写レンズ4のフォーカス状態、ズーム状態、レンズシフト状態等をOSDメニュー画面41で調整できるようにしてもよい。
ステップS103では、プロジェクター1の各種設定を行うため、操作パネル7からのキー入力を受け付ける。具体的には、図5に示すように、ユーザーが、投写されたOSDメニュー画面41を見ながら操作パネル7のキーを操作すると、操作パネル7は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部21に出力する。制御部21は、操作信号に応じた設定処理を実行し、フローを終了する。ここで、設定処理とは、例えば、ユーザーによって設定された情報を記憶部22に記憶させる処理である。
レンズカバー5が閉じていると判定されてステップS111に処理が移行した場合には、制御部21は、図6に示すように、プロジェクター1の側面2sの表示部6に簡易メニュー画面42を表示する。具体的には、制御部21は、記憶部22から簡易メニュー画面42の画像情報を読み出す。更に、制御部21は、読み出した画像情報を表示部6に出力し、簡易メニュー画面42を表示するように指示する。
簡易メニュー画面42は、プロジェクター1の各種設定を行う第2設定画面としてのメニュー画面であり、設定が可能な項目としては、OSDメニュー画面41と同様、「画質設定」や「映像設定」などが含まれ、必要に応じてネットワークに関する設定や、投写レンズ4に関する設定なども含まれている。
ステップS112では、プロジェクター1の各種設定を行うため、操作パネル7からのキー入力を受け付ける。具体的には、ユーザーが、表示部6に表示された簡易メニュー画面42を見ながら操作パネル7のキーを操作すると、操作パネル7は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部21に出力する。制御部21は、操作信号に応じた設定処理を実行し、フローを終了する。
なお、第1モードとは、表示部6に簡易メニュー画面42を表示せずに、投写面50にOSDメニュー画面41を投写するとともに、OSDメニュー画面41の表示に合わせて操作パネル7を操作させる動作を含む。また、第2モードとは、投写面50にOSDメニュー画面41を表示せずに、表示部6に簡易メニュー画面42を表示するとともに、表示部6の表示に合わせて操作パネル7を操作させる動作を含む。
以上説明したように、第1実施形態のプロジェクター1、及びプロジェクター1の制御方法によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1実施形態によれば、プロジェクター1は、レンズカバー5が開いていれば投写面50にOSDメニュー画面41を投写し、レンズカバー5が閉じていれば表示部6に簡易メニュー画面42を表示する。つまり、レンズカバー5が開いていて、画像の投写が可能な場合には、OSDメニュー画面41が投写面50に表示されるため、ユーザーは、大きな画面で設定を行うことができる。一方、レンズカバー5が閉じていて画像を投写できない場合には、簡易メニュー画面42が表示部6に表示されるため、ユーザーは、プロジェクター1から画像を投写することなく設定を行うことができる。このように、プロジェクター1は、レンズカバー5の開閉状態に応じて適切な態様でメニュー画面を表示するため、プロジェクター1の設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
(2)第1実施形態によれば、投写面50に投写する設定画面がOSD画像なので、他の投写画像に重ねて表示させることが可能となり、スムーズにプロジェクター1の各種設定を行うことができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態のプロジェクターの構成を示すブロック図である。以下、第2実施形態のプロジェクターの構成を、図7を参照しながら説明する。
第1実施形態のプロジェクター1は、レンズカバー5の開閉状態に応じてメニュー画面の表示態様を異ならせていたが、第2実施形態のプロジェクター1は、投写面50の状態に応じてメニュー画面の表示態様を異ならせている。その他の部分については概ね第1実施形態と同様であるため、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図7に示すように、プロジェクター1は、制御部21と、記憶部22と、画像投写部23と、画像情報処理部28と、画像情報入力部29と、入力操作部31と、表示部6と、撮像部8と、を含んで構成されている。第2実施形態のプロジェクター1は、第1実施形態の構成に加えて、撮像部8を含んでいる部分が異なっている。
撮像部8は、CCD(Charge Coupled Device)センサー、或いはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー等の撮像素子(図示せず)を備えたカメラである。撮像部8は、投写面50の方向、即ち画像投写部23から画像が投写される方向を撮像できるように配置されている。撮像部8は、制御部21の指示により、投写面50に投写されたOSDメニュー画面41を撮像する。
本実施形態の判定部21aは、撮像部8で撮像したOSDメニュー画面41に基づいて、ユーザーがOSDメニュー画面41を適切に視認できるか否かを判定する。例えば、本来投写面50として設置されるべきスクリーンがまだ設置されていない場合や、元々凹凸のある投写面50にコンテンツ画像を投写する場合には、投写されたOSDメニュー画面41は、歪んで視認されたり、折れ曲がって視認されたりする。また、OSDメニュー画面41は、暗色の面に投写される場合にも視認が困難となる。このような場合には、ユーザーにとって、プロジェクター1の設定が困難になるという不具合が生じる。
判定部21aは、撮像部8で撮像した画像に輪郭抽出処理を施すことによってOSDメニュー画面41の輪郭を検出する。そして、判定部21aは、輪郭が検出できなかった場合や、輪郭が歪んでいたり不連続であったりする場合に、投写面50の状態が、OSDメニュー画面41を適切に視認できる状態ではないと判定する。本実施形態のプロジェクター1は、ユーザーがプロジェクター1の各種設定を行う際に、投写面50の状態に応じて異なる動作を行う。
図8は、第2実施形態のプロジェクターの動作を示すフローチャートである。以下、第2実施形態のプロジェクター1の動作(制御方法)を、図8を参照しながら説明する。ユーザーによって操作パネル7のメニューキー14が操作されると、プロジェクター1は、図8に示すフローに従って動作する。
図8に示すように、ステップS201では、制御部21は、画像情報処理部28に指示をして、OSDメニュー画面41を画像投写部23から投写させる。ステップS202では、制御部21は、撮像部8に指示をして、投写面50に投写されたOSDメニュー画面41を撮像させる。
ステップS203では、制御部21は、投写面50の状態が、OSDメニュー画面41を適切に視認できる状態であるか否かを判定部21aにより判定する。制御部21は、判定部21aによってOSDメニュー画面41を適切に視認可能であると判定されれば、ステップS204に処理を移行し、継続してOSDメニュー画面を投写する。一方、制御部21は、OSDメニュー画面41を適切に視認できないと判定されれば、ステップS211に処理を移行する。
ステップS205では、プロジェクター1の各種設定を行うためにキー入力を受け付ける。具体的には、図5に示すように、ユーザーが、投写されたOSDメニュー画面41を見ながら操作パネル7のキーを操作すると、操作パネル7は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部21に出力する。制御部21は、操作信号に応じた設定処理を実行し、フローを終了する。投写されるOSDメニュー画面41の内容は、上記した第1実施形態と同様である。
投写面50の状態が、OSDメニュー画面41を適切に視認できない状態であると判定されてステップS211に処理が移行した場合には、制御部21は、画像情報処理部28に指示をして、OSDメニュー画面41の重畳を停止させる。そして、ステップS212では、制御部21は、図6に示すように、プロジェクター1の側面2sの表示部6に簡易メニュー画面42を表示する。具体的には、制御部21は、記憶部22から簡易メニュー画面42の画像情報を読み出す。更に、制御部21は、表示部6に簡易メニュー画面42を表示するように指示する。
ステップS213では、プロジェクター1の各種設定を行うため、操作パネル7からのキー入力を受け付ける。具体的には、ユーザーが、表示部6に表示された簡易メニュー画面42を見ながら操作パネル7のキーを操作すると、操作パネル7は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部21に出力する。制御部21は、操作信号に応じた設定処理を実行し、フローを終了する。表示される簡易メニュー画面42の内容は、上記した第1実施形態と同様である。
以上説明したように、第2実施形態のプロジェクター1、及びプロジェクター1の制御方法によれば、以下の効果を得ることができる。
(3)第2実施形態によれば、プロジェクター1は、投写面50に投写されたOSDメニュー画面41を撮像部8で撮像し、投写面50の状態が、OSDメニュー画面41を適切に視認できる状態であると判定されれば投写面50に表示されているOSDメニュー画面41で設定を行わせ、適切に視認できる状態ではないと判定されれば表示部6に簡易メニュー画面42を表示して設定させる。例えば、投写面50が淡色で平滑な場合には、OSDメニュー画面41が投写面50に表示されるため、ユーザーは、大きな画面で設定を行うことができる。一方、投写面50が凹凸面であったり、暗色であったりする場合には、簡易メニュー画面42が表示部6に表示されるため、ユーザーは、投写面50を見ることなく設定を行うことができる。このように、プロジェクター1は、投写面50の状態に応じて適切な態様でメニュー画面を表示するため、プロジェクター1の設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、レンズカバー駆動部33の駆動によってレンズカバー5を開閉する態様を示したが、これに限定されず、レンズカバー5を手動で開閉する態様であってもよい。手動でレンズカバー5を開閉する場合には、レンズカバー5の開閉状態を検出する検出部を設け、判定部21aは、検出部の検出結果に基づいて、レンズカバー5が開いているか否かを判定すればよい。また、判定部21aは、撮像部8が投写面50を撮像した画像に基づいて、レンズカバー5が開いているか否かを判定するようにすれば、検出部を設ける必要はない。
上記実施形態では、メニュー画面(OSDメニュー画面41、簡易メニュー画面42)の選択を、第1実施形態のようにレンズカバー5の開閉状態で選択したり、第2実施形態のようにOSDメニュー画面41の表示状態で選択したりするようにしたが、これに限定されず、第1実施形態と第2実施形態を組み合わせた態様にしてもよい。
例えば、最初にレンズカバー5を開けておき、OSDメニュー画面41を投写させて、撮像部8及び判定部21aによって投写面50の状態を判別させる。OSDメニュー画面41が正しく表示されれば、OSDメニュー画面41を見ながらプロジェクター1の各種設定を行う。一方、OSDメニュー画面41が正しく表示されなければ、簡易メニュー画面42を表示部6に表示させ、簡易メニュー画面42を見ながらプロジェクター1の各種設定を行うようにしてもよい。
上記実施形態のように、投写面50にはOSDメニュー画面41を投写し、表示部6には簡易メニュー画面42を表示することに限定されず、同じメニュー画面を表示するようにしてもよい。具体的には、投写面50には拡大されたメニュー画面(OSDメニュー画面)を表示し、表示部6には拡大されない同じメニュー画面を表示する。また、簡易メニュー画面42は、図6に示すように、3行表示であることに限定されず、2行未満の表示でもいいし、4行以上の行数を表示できるようにしてもよい。
上記実施形態のように、図4及び図8に示すフローチャートは、操作パネル7のメニューキー14を操作した際に開始するようにしたが、これに限定されず、例えばプロジェクター1の起動直後に開始するようにしてもよい。
上記実施形態において、判定部21aは、撮像部8が撮像した画像に基づいて、投写面50としてのスクリーンの輪郭を検出するようにしてもよい。この場合、判定部21aが輪郭を検出できた場合には、制御部21は、画像投写部23からOSDメニュー画面41を投写させ、輪郭を判定できない場合には表示部6に簡易メニュー画面42を表示させる。
上記実施形態のように、レンズカバー5の開閉状態や投写面50の状態に応じて投写面50にOSDメニュー画面41を投写したり表示部6に簡易メニュー画面42を表示したりしているが、これに限定されない。例えば、判定部21aは、プロジェクター1の光源24の点灯状態を判定し、制御部21は、光源24が点灯している場合には、投写面50にOSDメニュー画面41を投写して各種設定を行わせる。一方、制御部21は、電源オフの状態や、省電力モードの状態、画像の投写を一時的に停止させた状態などのように、光源24が消灯している場合には、表示部6に簡易メニュー画面42を表示させるようにしてもよい。
また、画像投写部23が、投写レンズ4の交換が可能な構成である場合には、投写レンズ4の装着状態を検出する検出部を設けるようにしてもよい。この場合、判定部21aは、検出部の検出結果に基づいて、投写レンズ4が装着された状態か否かを判定する。そして、制御部21は、投写レンズ4が装着されている場合には、画像投写部23からOSDメニュー画面41を投写させ、投写レンズ4が装着されていない場合には、表示部6に簡易メニュー画面42を表示させる。
また、複数のプロジェクター1で1つの大きな画像を投写する態様において、各プロジェクター1が、画像の一部が他のプロジェクター1と重なるように配置される場合には、判定部21aは、画像が重なる重畳領域の幅が閾値よりも小さいか否かを判定するようにしてもよい。この場合、制御部21は、重畳領域が閾値よりも小さい場合には、OSDメニュー画面41を画像投写部23から投写させる。一方、重畳領域が閾値以上の幅を有する場合には、OSDメニュー画面41が他のプロジェクター1の画像によって隠れてしまう恐れがあるため、表示部6に簡易メニュー画面42を表示させる。
また、判定部21aは、撮像部8が撮像した画像、又は図示しない障害物センサーの検知結果に基づいて、画像投写部23と投写面50との間に障害物が存在するか否かを判定するようにしてもよい。この場合、制御部21は、障害物が存在しない場合には、OSDメニュー画面41を画像投写部23から投写させる。一方、障害物が存在する場合には、表示部6に簡易メニュー画面42を表示させる。
また、プロジェクター1の使用状態の変化を監視するようにして、使用状態が変化したとき、簡易メニュー画面42を表示する状態と、OSDメニュー画面41を表示する状態とを切り換えるようにしてもよい。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
プロジェクターは、前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を投写面に投写する投写部と、前記プロジェクターの筐体に配置され、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面を表示する表示部と、前記プロジェクターの使用状態を判定する判定部と、前記判定部で判定された前記使用状態に応じて、動作モードを前記投写部から前記第1設定画面を投写させる第1モードと、前記表示部に前記第2設定画面を表示させる第2モードと、で切り換えるモード切り換え部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターの使用状態によって、投写面に第1設定画面を投写させる第1モードと、表示部に第2設定画面を表示させる第2モードと、を切り換えるので、使用状態に合わせた最適な表示を行うことができる。例えば、投写面に凹凸があり投写した第1設定画面が見にくい場合には、表示部に第2設定画面を表示させて各種設定などを設定することができる。一方、第1設定画面を見ることができる状態にあれば、投写部によって第1設定画面を投写面に投写させ、大きな表示をさせて各種設定を行うことができる。
上記のプロジェクターにおいて、前記プロジェクターは、前記投写部による投写を遮るカバーを備え、前記判定部は、前記カバーの開閉状態を判定し、前記モード切り換え部は、前記カバーが開いていれば前記動作モードを前記第1モードにし、前記カバーが閉じていれば前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
この構成によれば、カバーが開いていれば投写面に第1設定画面を投写し、カバーが閉じていれば表示部に第2設定画面を表示する。つまり、カバーが開いていて、画像の投写が可能な場合には、第1設定画面が投写面に表示されるため、ユーザーは、大きな画面で設定を行うことができる。一方、カバーが閉じていて画像を投写できない場合には、第2設定画面が表示部に表示されるため、ユーザーは、プロジェクターから画像を投写することなく設定を行うことができる。このように、プロジェクターは、カバーの開閉状態に応じて適切な態様で画面を表示するため、プロジェクターの設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
上記のプロジェクターにおいて、前記投写面を撮像する撮像部を備え、前記判定部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であるか否かを判定し、前記モード切り換え部は、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であると前記判定部が判定した場合には、前記動作モードを前記第1モードにし、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態ではないと前記判定部が判定した場合には、前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
この構成によれば、投写面に投写された第1設定画面を撮像部で撮像し、投写面の状態が、第1設定画面を適切に視認できる状態であると判定されれば投写面に表示されている第1設定画面で設定を行わせ、適切に視認できる状態ではないと判定されれば表示部に第2設定画面を表示して設定させる。例えば、投写面が淡色で平滑な場合には、第1設定画面が投写面に表示されるため、ユーザーは、大きな画面で設定を行うことができる。一方、投写面が凹凸面であったり、暗色であったりする場合には、第2設定画面が表示部に表示されるため、ユーザーは、投写面を見ることなく設定を行うことができる。このように、プロジェクターは、投写面の状態に応じて適切な態様で画面を表示するため、プロジェクターの設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
上記のプロジェクターにおいて、前記投写部は、光源を備えており、前記判定部は、前記光源の点灯状態を判定し、前記モード切り換え部は、前記光源が点灯していれば前記動作モードを前記第1モードにし、前記光源が消灯していれば前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
この構成によれば、光源の点灯状態を判定し、点灯状態に応じて第1モードと第2モードとを切り換えて画像を表示するので、適切な態様で画面を表示することができ、プロジェクターの設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
上記のプロジェクターにおいて、前記投写部は、交換が可能な投写光学系を含み、前記判定部は、前記投写光学系の装着状態を判定し、前記モード切り換え部は、前記投写光学系が装着されていれば前記動作モードを前記第1モードにし、前記投写光学系が装着されていなければ前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
この構成によれば、投写光学系の装着状態を判定し、装着状態に応じて第1モードと第2モードとを切り換えて画像を表示するので、適切な態様で画面を表示することができ、プロジェクターの設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
プロジェクターの制御方法は、前記プロジェクターは投写部と、前記プロジェクターの筐体に配置される表示部と、を備え、前記プロジェクターの使用状態を判定し、判定した前記使用状態に応じて、前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を前記投写部から投写面に投写させる第1モードと、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面を前記表示部に表示させる第2モードと、を切り換えることを特徴とする。
この方法によれば、プロジェクターの使用状態によって、投写面に第1設定画面を投写させる第1モードと、表示部に第2設定画面を表示させる第2モードと、を切り換えるので、使用状態に合わせた最適な表示を行うことができる。例えば、投写面に凹凸があり投写した第1設定画面が見にくい場合には、表示部に第2設定画面を表示させて各種設定などを設定することができる。一方、第1設定画面を見ることができる状態にあれば、投写部によって第1設定画面を投写面に投写させ、大きな表示をさせて各種設定を行うことができる。
上記のプロジェクターの制御方法において、前記プロジェクターには、投写を遮るカバーが配置されており、前記カバーの開閉状態を判定し、前記カバーが開いている場合、前記動作モードを前記第1モードにし、前記カバーが閉じている場合、前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
この方法によれば、カバーが開いていれば投写面に第1設定画面を投写し、カバーが閉じていれば表示部に第2設定画面を表示する。つまり、カバーが開いていて、画像の投写が可能な場合には、第1設定画面が投写面に表示されるため、ユーザーは、大きな画面で設定を行うことができる。一方、カバーが閉じていて画像を投写できない場合には、第2設定画面が表示部に表示されるため、ユーザーは、プロジェクターから画像を投写することなく設定を行うことができる。このように、プロジェクターは、カバーの開閉状態に応じて適切な態様で画面を表示するため、プロジェクターの設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
上記のプロジェクターの制御方法において、前記投写面を撮像し、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であるか否かを判定し、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態であると判定された場合、前記動作モードを前記第1モードにし、前記投写面の状態が前記第1設定画面を視認可能な状態ではないと判定された場合、前記動作モードを前記第2モードにすることが望ましい。
この方法によれば、投写面に投写された第1設定画面を撮像部で撮像し、投写面の状態が、第1設定画面を適切に視認できる状態であると判定されれば投写面に表示されている第1設定画面で設定を行わせ、適切に視認できる状態ではないと判定されれば表示部に第2設定画面を表示して設定させる。例えば、投写面が淡色で平滑な場合には、第1設定画面が投写面に表示されるため、ユーザーは、大きな画面で設定を行うことができる。一方、投写面が凹凸面であったり、暗色であったりする場合には、第2設定画面が表示部に表示されるため、ユーザーは、投写面を見ることなく設定を行うことができる。このように、プロジェクターは、投写面の状態に応じて適切な態様で画面を表示するため、プロジェクターの設定を行う際のユーザーの利便性を向上することが可能となる。
1…プロジェクター、2…筐体、2f…前面、2s…側面、3…開口部、4…投写光学系としての投写レンズ、5…カバーとしてのレンズカバー、6…表示部、7…操作パネル、8…撮像部、11…電源キー、12…開閉キー、12a…閉キー、12b…開キー、13…入力切換キー、14…メニューキー、15a…カーソルキー、15b…決定キー、21…制御部、21a…判定部、21b…モード切り換え部としての切り換え部、22…記憶部、23…投写部としての画像投写部、24…光源、25R,25G,25B…液晶ライトバルブ、25i…画素領域、27…ライトバルブ駆動系、28…画像情報処理部、29…画像情報入力部、31…入力操作部、32…電源回路、33…レンズカバー駆動部、41…OSDメニュー画面、42…簡易メニュー画面、50…投写面。

Claims (4)

  1. プロジェクターであって、
    前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を投写面に投写する投写部と、
    前記投写部による投写を遮るカバーと、
    前記プロジェクターの筐体に配置され、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面
    を表示する表示部と、
    前記プロジェクターの使用状態を判定する判定部と、
    前記判定部で判定された前記使用状態に応じて、動作モードを前記投写部から前記第1
    設定画面を投写させる第1モードと、前記表示部に前記第2設定画面を表示させる第2モ
    ードと、で切り換えるモード切り換え部と、を備え、
    前記判定部は、前記カバーの開閉状態を判定し、
    前記モード切り換え部は、前記カバーが開いていれば前記動作モードを前記第1モード
    にし、前記カバーが閉じていれば前記動作モードを前記第2モードにすることを特徴とす
    るプロジェクター。
  2. プロジェクターであって、
    前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を投写面に投写する投写部と、
    前記プロジェクターの筐体に配置され、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面
    を表示する表示部と、
    前記プロジェクターの使用状態を判定する判定部と、
    前記判定部で判定された前記使用状態に応じて、動作モードを前記投写部から前記第1
    設定画面を投写させる第1モードと、前記表示部に前記第2設定画面を表示させる第2モ
    ードと、で切り換えるモード切り換え部と、
    を備え、
    前記投写部は、光源を備えており、
    前記判定部は、前記光源の点灯状態を判定し、
    前記モード切り換え部は、前記光源が点灯していれば前記動作モードを前記第1モード
    にし、前記光源が消灯していれば前記動作モードを前記第2モードにすることを特徴とす
    るプロジェクター。
  3. プロジェクターであって、
    前記プロジェクターの設定を行う第1設定画面を投写面に投写する投写部と、
    前記プロジェクターの筐体に配置され、前記プロジェクターの設定を行う第2設定画面
    を表示する表示部と、
    前記プロジェクターの使用状態を判定する判定部と、
    前記判定部で判定された前記使用状態に応じて、動作モードを前記投写部から前記第1
    設定画面を投写させる第1モードと、前記表示部に前記第2設定画面を表示させる第2モ
    ードと、で切り換えるモード切り換え部と、を備え、
    前記投写部は、交換が可能な投写光学系を含み、
    前記判定部は、前記投写光学系の装着状態を判定し、
    前記モード切り換え部は、前記投写光学系が装着されていれば前記動作モードを前記第
    1モードにし、前記投写光学系が装着されていなければ前記動作モードを前記第2モード
    にすることを特徴とするプロジェクター。
  4. プロジェクターの制御方法であって、
    前記プロジェクターは投写部と、投写を遮るカバーと、前記プロジェクターの筐体に配
    置される表示部と、を備え、
    前記プロジェクターの使用状態として、カバーの開閉状態を判定し、
    判定した前記使用状態に応じて、動作モードを、前記プロジェクターの設定を行う第1
    設定画面を前記投写部から投写面に投写させる第1モードと、前記プロジェクターの設定
    を行う第2設定画面を前記表示部に表示させる第2モードと、切り換えることを含み、
    前記カバーが開いている場合、前記動作モードを前記第1モードにし、
    前記カバーが閉じている場合、前記動作モードを前記第2モードにすることを特徴とす
    るプロジェクターの制御方法。
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