JP2015215479A - 演台およびプロジェクターシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】演者とスクリーンに投写された画像とを観衆が同時に見ることができる演台およびプロジェクターシステムを提供する。【解決手段】演台50は、天板51と、天板51と交差して配設される正面壁52と、画像を投写するプロジェクター1を収納する収納部53と、正面壁52に配設されたプロジェクター1の画像を投写するためのスクリーン54とを備える。また、プロジェクターシステム100は、この演台50と、収納部53に収納するプロジェクター1とを備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、演台およびプロジェクターシステムに関する。
従来、画像を投写するプロジェクターを用いて、演者がプレゼンテーションを行う場合、スクリーンを演者の横または後方に設置し、スクリーンに合わせてプロジェクターの位置、およびズーム、フォーカスなどの設定を行う必要があった。
特許文献1には、プロジェクターとスクリーンとを一体に備えた表示装置が開示されている。また、特許文献2には、演台の演者の位置に透過型のスクリーンを備え、画像を投写する講演装置が開示されている。
特許文献1の表示装置、および特許文献2の講演装置ではプロジェクターの位置調整などの手間は省くことはできるものの、プレゼンテーションを行うとき、演者が装置と同じ場所に立つことができないので、装置とは別の場所に演台を用意して講演する必要があった。このため、観衆は演台の後ろに位置する演者とスクリーンに投写された内容とを同時に見ることができないという問題があった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る演台は、天板と、前記天板と交差して配設される正面壁と、画像を投写するプロジェクターを収納する収納部と、前記正面壁に配設された前記プロジェクターの画像を投写するためのスクリーンと、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、演台の収納部にプロジェクターを収納し、正面壁に配設されたスクリーンに画像を投写するので、プレゼンテーションを行う場合、スクリーンを別に用意して設置し、プロジェクターとの位置調整などを行う手間が不要になる。また、演台の正面壁にスクリーンがあるので、観衆は、演者とスクリーンに投写された画像とを同時に見ることが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る演台において、前記収納部は、引き出し式に構成され、前記正面壁から引き出された状態で前記プロジェクターの画像を投写することが好ましい。
本適用例によれば、プロジェクターが引き出し式の収納部に収納されており、画像を投写するときに引き出されるので、画像を投写しないときにプロジェクターを演台の中に収納することができる。
[適用例3]上記適用例に係る演台において、前記スクリーンは、収納可能であることが好ましい。
本適用例によれば、画像を投写しないときにスクリーンを収納することで、スクリーンが汚れたり、傷ついたりすることを防止することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係る演台において、前記スクリーンは、巻き取り式で収納可能であることが好ましい。
本適用例によれば、画像を投写しないときにスクリーンを巻取式で収納することで、収納に必要なスペースを小さくすることが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る演台において、前記正面壁の少なくとも一部が前記スクリーンを兼ねていることが好ましい。
本適用例によれば、正面壁の一部がスクリーンを兼ねることにより、プロジェクターの電源を入れるだけで直ちに画像を投写することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係る演台において、前記プロジェクターから投写される光を前記スクリーンの方向に反射する鏡を備えることが好ましい。
本適用例によれば、プロジェクターの投写光を鏡で反射させてスクリーンに投写するので、投写光を直接スクリーンに投写する場合に比べ、プロジェクターを演台に近づけることができ、画像投写時に収納部が演台より突出する長さを短くすることが可能となる。
[適用例7]上記適用例に係る演台において、前記スクリーンの角度を可変可能な角度調整部を備えることが好ましい。
本適用例によれば、スクリーンの角度を変更することにより、観衆がより見やすい角度で画像を投写することが可能となる。
[適用例8]上記適用例に係る演台において、前記天板に配設され、画像を撮像する撮像部を備えることが好ましい。
本適用例によれば、天板上に置かれた対象物を撮像部で撮影し、プロジェクターにより投写することで、より効果的にプレゼンテーションを行うことが可能となる。
[適用例9]本適用例に係るプロジェクターシステムは、前記演台と、前記演台の前記収納部に収納され、画像を投写するプロジェクターと、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、演台の収納部に収納されたプロジェクターにより、正面壁に配設されたスクリーンに画像を投写するので、プレゼンテーションを行う場合、スクリーンとプロジェクターを用意して設置し、位置調整するなどの手間が不要になる。また、演台の正面壁にスクリーンがあるので、観衆は、演者とスクリーンに投写された画像とを同時に見ることが可能となる。
[適用例10]上記適用例に係るプロジェクターシステムにおいて、前記演台は、前記天板に配設され、前記プロジェクターに対する操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、前記操作受付手段は、受け付けた前記操作に基づき前記プロジェクターに対する操作を指示することが好ましい。
本適用例によれば、演者は演台に備えられた操作受付手段により、収納部に収納されたプロジェクターに対する操作を指示することが可能となる。
[適用例11]上記適用例に係るプロジェクターシステムにおいて、前記演台は、前記スクリーン上において、指示体の指し示す位置を検出する位置検出手段をさらに備え、前記操作受付手段は、前記位置検出手段が検出した位置に基づいて前記プロジェクターに対する操作を指示することが好ましい。
本適用例によれば、演者または演台の前の観衆がスクリーン上に投写された画像上でペンなどの指示体により、描画などの操作を行うことが可能となる。
[適用例12]上記適用例に係るプロジェクターシステムにおいて、前記演台は、前記収納部が前記演台に収納されているか否かを検出する収納検出手段をさらに備え、前記操作受付手段は、前記収納検出手段が検出した検出結果に基づいて前記プロジェクターに対する操作を指示することが好ましい。
本適用例によれば、例えば、収納部が演台に収納されているときは操作受付手段によるプロジェクターの電源オンを禁止し、収納部が演台から引き出されているときはプロジェクターの電源オンを許可することができる。これにより、収納部が演台の内部に収納された状態でプロジェクターの電源がオンし、演台の内部にプロジェクターの熱が籠ることを防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、以下では、同じ構成に対しては同じ符号を付与し説明を省略する。
(実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターシステム100の外観斜視図であり、図1(a)はスクリーン54および収納部53を演台50の内部に収納した状態を示し、図1(b)はスクリーン54および収納部53を演台50から出した状態を示す。なお、図1(b)は、画像を投写するときの状態を示す斜視図でもある。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクターシステム100は、演台50と、演台50に収納されるプロジェクター1とを備えて構成される。
図1は、本実施形態のプロジェクターシステム100の外観斜視図であり、図1(a)はスクリーン54および収納部53を演台50の内部に収納した状態を示し、図1(b)はスクリーン54および収納部53を演台50から出した状態を示す。なお、図1(b)は、画像を投写するときの状態を示す斜視図でもある。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクターシステム100は、演台50と、演台50に収納されるプロジェクター1とを備えて構成される。
図1(a)に示すように、演台50は天板51と正面壁52などを含む筐体により構成される。正面壁52には収納部53を収納するための開口部が形成され、また、スクリーン54を収納するため開閉式の正面扉52aが備わる。なお、図1において、演者は演台50の左奥、つまり正面壁52の反対側に位置し、正面壁側に向かって立つ。観衆は正面壁側から演者および演台50を見る。
天板51には、プロジェクター1に操作指示を行うための操作受付手段57と、撮像部としての書画カメラ58が配設されている。演者は、操作受付手段57によりプロジェクター1を操作し、書画カメラ58により、天板51上の対象物を撮像できるようになっている。
図1(b)に示すように、正面扉52aを開き、その一方の内側に備えられた巻取式のスクリーン収納部54aからスクリーン54が、正面扉52aのもう一方の端まで引き出される。また、正面壁52から収納部53が引き出され、収納部53に収納されるプロジェクター1が露出する。そして、収納部53の内側で、プロジェクター1の前方になる位置には鏡53aが備えられ、プロジェクター1から射出される投写光をスクリーン54に向かって反射するようになっている。
図2は、プロジェクターシステム100の画像投写および指示体の位置検出を説明する側面図である。
図2に示すように、引出式の収納部53は演台50から前方(正面壁52側)に引き出され、スクリーン54が演台50から出されている。そして、収納部53に収納されたプロジェクター1の投写レンズ13から射出された投写光は鏡53aによってスクリーン54の方向に反射し、収納部53の前方下部の開口部53cを通ってスクリーン54に画像が投写される。
図2に示すように、引出式の収納部53は演台50から前方(正面壁52側)に引き出され、スクリーン54が演台50から出されている。そして、収納部53に収納されたプロジェクター1の投写レンズ13から射出された投写光は鏡53aによってスクリーン54の方向に反射し、収納部53の前方下部の開口部53cを通ってスクリーン54に画像が投写される。
収納部53の前方には、ユーザーがスクリーン54上において操作するペン40などの指示体の操作位置を検出する位置検出手段53bが備えられており、ペン40の操作に基づき、スクリーン54上で描画などの操作を行えるようになっている。
図3は、本実施形態のプロジェクターシステム100の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プロジェクターシステム100は、演台50と、演台50の収納部53に収納されるプロジェクター1とを備えて構成される。演台50は、収納部53、収納検出手段56、操作受付手段57、撮像部としての書画カメラ58、スクリーン54などから構成される。
図3に示すように、プロジェクターシステム100は、演台50と、演台50の収納部53に収納されるプロジェクター1とを備えて構成される。演台50は、収納部53、収納検出手段56、操作受付手段57、撮像部としての書画カメラ58、スクリーン54などから構成される。
収納部53は、鏡53a、位置検出手段53b等で構成され、これらは収納部53の内部に収容されている。
位置検出手段53bは、図示しないカメラなどから構成され、赤外発光式のペン40の操作位置を検出し、その操作位置の情報を操作受付手段57に送信する。操作受付手段57は、操作位置の情報に基づく操作情報をプロジェクター1に送信する。
収納検出手段56は、図示しないメカニカルスイッチなどから構成され、収納部53が演台50の正面壁52の内部に収納されているか否かを検出し、その検出情報を操作受付手段57に通知する。操作受付手段57は、検出情報に基づき、プロジェクター1の電源をオンまたはオフするための操作信号をプロジェクター1に送信する。
操作受付手段57は、天板51上に配設される操作パネルであり、各種操作スイッチを含んで構成されている。操作受付手段57は、各操作スイッチの操作、および位置検出手段53bから受け付けた位置情報、収納検出手段56から受け付けた収納部53の収納状態の検出情報に基づき、図示しないケーブルを介してプロジェクター1に操作信号を送信する。
書画カメラ58は、操作受付手段57からの操作指示に基づき、画像を撮像し、撮像した画像信号を図示しないケーブルを介してプロジェクター1の画像入力端子6に入力する。
なお、演台50の筐体には図示しない電源部31が備えられ、演台50の各部、および収納部53のプロジェクター1に電力を供給する。
プロジェクター1は、画像入力端子6、画像投写手段10、通信手段15、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらはプロジェクター1の筐体の内部または外面に収容されている。
画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調し、変調された画像を投写レンズ13から投写することによって、投写面としてのスクリーン54に投写画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成され、各透明基板の内面には、液晶に対して微小領域(画素)毎に駆動電圧を印加可能な透明電極(画素電極)が、矩形の領域(画素領域)内にマトリックス状に形成されている(図示せず)。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によって拡大され、鏡53aで反射してスクリーン54に拡大投写され投写画像となる。
本実施形態では、光源として光源ランプ11aを用いて投写するプロジェクター1を例示したが、本発明は、光源としてLED(Light emitting diode)光源やレーザー光源などを用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。
なお、本実施形態では、画像投写手段10は、3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
制御手段20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。
記憶手段21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶手段21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
入力操作手段23は、プロジェクター1の筐体に備えられ、プロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。
入力操作手段23は、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、複数の画像入力端子6を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うためのメニュー設定画像等を重畳表示させるためのメニューキー、メニュー設定画像等で設定項目の選択等に用いられるカーソルキー、選択された設定項目を確定させる決定キー、動作の取り消し等を行うためのエスケープキー等を備える。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。
通信手段15は、演台50の操作受付手段57と通信し、各種操作信号を受け付け、制御手段20に通知する。プロジェクター1の制御手段20は、受け付けた操作信号に基づき、プロジェクター1の動作を制御する。通信手段15が受け付ける操作信号としては、プロジェクター1の電源オンおよびオフ、画像入力端子6の切り替えの他、位置検出手段53bが検出したペン40の操作位置に基づく描画操作信号などがある。
光源制御手段22は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯、および消灯を切り替える。
画像信号入力手段18は、複数の画像入力端子6より、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置や書画カメラ58から、図示しないケーブル、又は通信機器などを介して画像情報が入力される。入力された画像情報は、制御手段20の指示に基づき、画像信号処理手段17に出力される。なお、画像信号入力手段18は、無線通信や光通信などの受信部を備え、外部機器から無線によって画像信号を入力する構成にしてもよい。
画像信号処理手段17は、制御手段20の指示に基づき、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、赤(R)、緑(G)、青(B)の色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
電源部31には、電源端子30を介してAC100V等の電力が外部から供給される。電源部31は、入力した電力(交流電力)を所定の直流電力に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
図4は、プロジェクターシステム100の動作を示すフローチャートであり、図4(a)は電源オン操作を受け付けたときの動作を示し、図4(b)は収納部53が演台50に収納されたことを検出したときの動作を示す。本実施形態のプロジェクターシステム100の動作を、図4を用いて説明する。
〔電源オン操作を受け付けたとき〕
図4(a)に示すように、演台50の操作受付手段57の操作スイッチにより、プロジェクターシステム100の電源オン操作を受け付けると(ステップS101)、操作受付手段57は、収納検出手段56により収納部53が演台50から引き出されているかまたは収納されているかを調べる(ステップS102)。
図4(a)に示すように、演台50の操作受付手段57の操作スイッチにより、プロジェクターシステム100の電源オン操作を受け付けると(ステップS101)、操作受付手段57は、収納検出手段56により収納部53が演台50から引き出されているかまたは収納されているかを調べる(ステップS102)。
収納部53が演台50から引き出されている場合(ステップS102:Y)には、プロジェクター1に対し電源をオンするよう操作信号を送信し(ステップS104)、ステップS105に遷移する。プロジェクター1が電源オンの操作信号を受け付けると、制御手段20は光源制御手段22により光源11を点灯し、画像投写手段10により画像の投写を開始する。収納部53が演台50から引き出されていない場合、すなわち演台50に収納されている場合(ステップS102:N)には、本動作フローを終了する(ステップS106)。
ステップS105において操作受付手段57は位置検出手段53bに指示してペン40の位置検出の動作を開始する。以後、検出した位置に基づく操作信号をプロジェクター1に送信する。以上で本動作フローを終了する(ステップS106)。
〔収納部が収納されたことを検出したときの動作〕
図4(b)に示すように、プロジェクター1が画像を投写中に、収納検出手段56が、収納部53が演台50の内部に収納されたことを検出すると(ステップS201)、操作受付手段57はプロジェクター1に対し電源をオフする操作信号を送信し(ステップS202)、ステップS203に遷移する。プロジェクター1が電源オフ操作信号を受け付けると、制御手段20は、光源制御手段22に指示して光源11を消灯し、プロジェクター1の電源をオフする。
図4(b)に示すように、プロジェクター1が画像を投写中に、収納検出手段56が、収納部53が演台50の内部に収納されたことを検出すると(ステップS201)、操作受付手段57はプロジェクター1に対し電源をオフする操作信号を送信し(ステップS202)、ステップS203に遷移する。プロジェクター1が電源オフ操作信号を受け付けると、制御手段20は、光源制御手段22に指示して光源11を消灯し、プロジェクター1の電源をオフする。
ステップS203において、操作受付手段57は位置検出手段53bによる位置検出動作を終了させ、本動作フローを終了する(ステップS204)。
上述した実施形態によれば、以下の効果を得られる。
本実施形態のプロジェクターシステム100によれば、演台50の収納部53に収納されたプロジェクター1により、正面壁52に配設されたスクリーン54に画像を投写するので、プレゼンテーションの時などに、スクリーンとプロジェクターを別途用意して設置し、位置調整するなどの手間が不要になる。また、演台50の正面壁52にスクリーン54があるので、観衆は、演者とスクリーン54に投写された画像とを同時に見ることが可能となる。
本実施形態のプロジェクターシステム100によれば、演台50の収納部53に収納されたプロジェクター1により、正面壁52に配設されたスクリーン54に画像を投写するので、プレゼンテーションの時などに、スクリーンとプロジェクターを別途用意して設置し、位置調整するなどの手間が不要になる。また、演台50の正面壁52にスクリーン54があるので、観衆は、演者とスクリーン54に投写された画像とを同時に見ることが可能となる。
また、プロジェクター1が引き出し式の収納部53に収納され、画像を投写するときに引き出されるので、画像を投写しないときにはプロジェクター1を演台50の中に収納することができる。そのため、演台50の外観を崩すことがなく、コンパクトな演台50とすることができる。
また、画像を投写しないときにはスクリーン54を巻取式で収納することで、スクリーン54に汚れや傷がつくことを防止し、さらにスクリーン54の収納に必要なスペースを小さくすることが可能となる。そのため、演台50の外観を崩すことがなく、コンパクトな演台50とすることができる。
また、プロジェクター1の投写光を鏡53aで反射させてスクリーン54に投写するので、投写光を直接スクリーン54に投写する場合に比べ、プロジェクター1を演台50に近づけることができ、画像投写時に収納部53が演台50より突出する長さを短くすることが可能となる。なお、いわゆる超短焦点型のプロジェクター1を収納部53に収納してもよい。この際、超短焦点型のプロジェクター1は鏡53aに相当するものを内蔵しているので、鏡53aはなくてもよい。
また、天板51上に置かれた対象物を書画カメラ58で撮影し、プロジェクター1によりスクリーン54に投写することで、より効果的にプレゼンテーションを行うことが可能となる。
また、天板51に備えられた操作受付手段57により、収納部53に収納されたプロジェクター1に対する操作を指示することが可能となる。これにより、プロジェクターシステム100の操作性が向上する。
また、演者または演台50の前の観衆がスクリーン54上に投写された画像上でペン40により、描画などの操作を行うことが可能となる。これにより、プロジェクターシステム100の利便性が向上する。
また、収納部53が演台50に収納されているときは、操作受付手段57によるプロジェクター1の電源オンを禁止し、収納部53が演台50から引き出されているときは、プロジェクター1の電源オンを許可することができる。これにより、収納部53が演台50の内部に収納された状態でプロジェクター1の電源がオンし、演台50の内部にプロジェクター1の熱が籠ることを防止することが可能となる。これにより、プロジェクターシステム100の利便性と安全性が向上する。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、スクリーン54の角度を可変可能な角度調整部59(後述する)を備えるようにしてもよい。図5に本変形例の図を示す。なお、図5は、本変形例のプロジェクターシステム100を示す外観斜視図であり、図5(a)はスクリーン54を略垂直にした通常の状態を示し、図5(b)はスクリーン54を略水平状態にまで起こしたときの状態を示す。
図5に示すように、演台50は、回転軸、ギヤ機構(いずれも図示省略)などから構成される角度調整部59を内部に備え、天板51、正面壁52、スクリーン54を含む筐体部分の角度を、任意の角度に変更し固定することができる。
本変形例によれば、スクリーン54の角度を変更することにより、観衆がより見やすい角度で画像を投写することが可能となる。
(変形例1)
上述した実施形態において、スクリーン54の角度を可変可能な角度調整部59(後述する)を備えるようにしてもよい。図5に本変形例の図を示す。なお、図5は、本変形例のプロジェクターシステム100を示す外観斜視図であり、図5(a)はスクリーン54を略垂直にした通常の状態を示し、図5(b)はスクリーン54を略水平状態にまで起こしたときの状態を示す。
図5に示すように、演台50は、回転軸、ギヤ機構(いずれも図示省略)などから構成される角度調整部59を内部に備え、天板51、正面壁52、スクリーン54を含む筐体部分の角度を、任意の角度に変更し固定することができる。
本変形例によれば、スクリーン54の角度を変更することにより、観衆がより見やすい角度で画像を投写することが可能となる。
(変形例2)
上述した実施形態では収納部53はスクリーン54の上方に位置するが、スクリーン54の下方に位置するようにしてもよい。図6に本変形例の図を示す。なお、図6は、本変形例のプロジェクターシステム100を示す外観斜視図であり、図6(a)はスクリーン54および収納部53を演台50の内部に収納した状態を示し、図6(b)はスクリーン54および収納部53を演台50から出した状態を示す。
図6に示すように、収納部53はスクリーン54の下方に位置する。そして、図6(b)に示すように、収納部53を演台50から引き出し、プロジェクター1の投写光を鏡53aで上方のスクリーン54に向けて反射し、画像を投写する。
本変形例によれば、スクリーン54の位置を高くすることができるので、観衆が画像を見やすくなる。
上述した実施形態では収納部53はスクリーン54の上方に位置するが、スクリーン54の下方に位置するようにしてもよい。図6に本変形例の図を示す。なお、図6は、本変形例のプロジェクターシステム100を示す外観斜視図であり、図6(a)はスクリーン54および収納部53を演台50の内部に収納した状態を示し、図6(b)はスクリーン54および収納部53を演台50から出した状態を示す。
図6に示すように、収納部53はスクリーン54の下方に位置する。そして、図6(b)に示すように、収納部53を演台50から引き出し、プロジェクター1の投写光を鏡53aで上方のスクリーン54に向けて反射し、画像を投写する。
本変形例によれば、スクリーン54の位置を高くすることができるので、観衆が画像を見やすくなる。
(変形例3)
上述した実施形態ではスクリーン54は演台50に収納されるようになっているが、正面壁52の少なくとも一部がスクリーンを兼ねるようになっていてもよい。図7に本変形例のプロジェクターシステム100の外観斜視図を示す。
図7に示すように、本変形例の演台50は、正面壁52が横長で表面が白色になっており、上記実施例および上記変形例と同様に、画像を投写することができる。
本変形例によれば、正面壁52の一部がスクリーンを兼ねるので、収納されたスクリーンを引き出す必要がなく、プロジェクター1の電源を入れれば直ちに画像を投写することが可能となる。
上述した実施形態ではスクリーン54は演台50に収納されるようになっているが、正面壁52の少なくとも一部がスクリーンを兼ねるようになっていてもよい。図7に本変形例のプロジェクターシステム100の外観斜視図を示す。
図7に示すように、本変形例の演台50は、正面壁52が横長で表面が白色になっており、上記実施例および上記変形例と同様に、画像を投写することができる。
本変形例によれば、正面壁52の一部がスクリーンを兼ねるので、収納されたスクリーンを引き出す必要がなく、プロジェクター1の電源を入れれば直ちに画像を投写することが可能となる。
(変形例4)
上述した実施形態において、収納部53からプロジェクター1が取り外せる構成になっていてもよい。この場合、収納部53内にプロジェクター1の位置を決めるためのガイドなどを備える。
本変形例によれば、プロジェクター1を演台50とは別の場所で使用することができる。
上述した実施形態において、収納部53からプロジェクター1が取り外せる構成になっていてもよい。この場合、収納部53内にプロジェクター1の位置を決めるためのガイドなどを備える。
本変形例によれば、プロジェクター1を演台50とは別の場所で使用することができる。
100…プロジェクターシステム、50…演台、51…天板、52…正面壁、52a…正面扉、53…収納部、53a…鏡、53b…位置検出手段、53c…開口部、54…スクリーン、54a…スクリーン収納部、56…収納検出手段、57…操作受付手段、58…書画カメラ、59…角度調整部、1…プロジェクター、6…画像入力端子、10…画像投写手段、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動手段、15…通信手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、21…記憶手段、22…光源制御手段、23…入力操作手段、30…電源端子、31…電源部。
Claims (12)
- 天板と、
前記天板と交差して配設される正面壁と、
画像を投写するプロジェクターを収納する収納部と、
前記正面壁に配設された前記プロジェクターの画像を投写するためのスクリーンと、
を備えたことを特徴とする演台。 - 請求項1に記載の演台であって、
前記収納部は、引き出し式に構成され、前記正面壁から引き出された状態で前記プロジェクターの画像を投写することを特徴とする演台。 - 請求項1または2に記載の演台であって、
前記スクリーンは、収納可能であることを特徴とする演台。 - 請求項3に記載の演台であって、
前記スクリーンは、巻き取り式で収納可能であることを特徴とする演台。 - 請求項1または2に記載の演台であって、
前記正面壁の少なくとも一部が前記スクリーンを兼ねていることを特徴とする演台。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の演台であって、
前記プロジェクターから投写される光を前記スクリーンの方向に反射する鏡を備えることを特徴とする演台。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の演台であって、
前記スクリーンの角度を可変可能な角度調整部を備えることを特徴とする演台。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の演台であって、
前記天板に配設され、画像を撮像する撮像部を備えることを特徴とする演台。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の演台と、
前記演台の前記収納部に収容され、画像を投写するプロジェクターと、を備えたことを特徴とするプロジェクターシステム。 - 請求項9に記載のプロジェクターシステムであって、
前記演台は、前記天板に配設され、前記プロジェクターに対する操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
前記操作受付手段は、受け付けた前記操作に基づき前記プロジェクターに対する操作を指示することを特徴とするプロジェクターシステム。 - 請求項10に記載のプロジェクターシステムであって、
前記演台は、前記スクリーン上において、指示体の指し示す位置を検出する位置検出手段をさらに備え、
前記操作受付手段は、前記位置検出手段が検出した位置に基づいて前記プロジェクターに対する操作を指示することを特徴とするプロジェクターシステム。 - 請求項10または11に記載のプロジェクターシステムであって、
前記演台は、前記収納部が前記演台に収納されているか否かを検出する収納検出手段をさらに備え、
前記操作受付手段は、前記収納検出手段が検出した検出結果に基づいて前記プロジェクターに対する操作を指示することを特徴とするプロジェクターシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014098374A JP2015215479A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | 演台およびプロジェクターシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014098374A JP2015215479A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | 演台およびプロジェクターシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015215479A true JP2015215479A (ja) | 2015-12-03 |
Family
ID=54752419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014098374A Pending JP2015215479A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | 演台およびプロジェクターシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015215479A (ja) |
-
2014
- 2014-05-12 JP JP2014098374A patent/JP2015215479A/ja active Pending
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