JP2015144344A - 投影補助装置、投影補助方法、プログラム - Google Patents

投影補助装置、投影補助方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スクリーン以外を投影面として画像を投影する場合であっても、適切な投影箇所を容易に選定可能とする。【解決手段】プロジェクタ装置において、画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得し(SA1)、取得した投影対象情報に基づき画像の投影面の候補である投影面候補を特定し(SA2)、特定した投影面候補を対象として、画像の投影領域の候補であって所定の条件を満たす矩形の投影領域候補を決定し(SA4)、決定された投影領域候補の位置を使用者に提示する(SA9)。【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクタ機能を備えた装置における画像の投影を補助する技術に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1,2には、プロジェクタを設置するに際して所定の位置に設置された投影用のスクリーンに画像を適切に投影できるように補助する技術が開示されている。一方、プロジェクタを使用する場合には、使用場所(主として屋内)の壁面等をスクリーンに代わる投影面として使用し、そこへ画像を投影することも広く行われている。
特開2006−94558号公報 特開2007−101836号公報
しかしながら、壁面等に画像を投影する場合、どこに画像を投影するのが最も望ましいかという判断が難しい。この点については、特許文献1,2に開示されている技術が画像をスクリーンへ投影することを前提としたものであるため、依然として解決できない問題となっている。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、スクリーン以外を投影面として画像を投影する場合であっても、適切な投影箇所を容易に選定することが可能となる投影補助装置、投影補助方法、プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明にあっては、画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スクリーン以外を投影面として画像を投影する場合であっても、適切な投影箇所を容易に選定することが可能となる。
本発明に係るプロジェクタ装置のブロック図である。 実施形態1における投影準備処理を示すフローチャートである。 投影領域候補毎の領域情報を例示した図である。 投影領域候補の提示状態を示した図である。 プロジェクタ装置の設置環境を例示した図である。 実施形態2における投影準備処理を示すフローチャートである。 第1〜第3のガイド画面を例示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1、及び後述する実施形態2に係るプロジェクタ装置1の概略構成を示すブロック図である。
このプロジェクタ装置1は、本発明の投影補助装置としての機能を備えたものであって、図1に示したように、主として制御部2と、投影部3、映像入力部4、撮像部5、記憶部6、表示部7、操作部8、電源部9の各部を備えている。
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、及びその周辺回路等や、RAM(Random Access Memory)等の作業用の内部メモリを含み、記憶部6に記憶されている各種の制御プログラムに従い、プロジェクタ装置1の各部を制御するとともに、各種の画像処理を行う。
映像入力部4は、図外のパーソナルコンピュータや他の映像機器に接続され、外部から各種規格の映像信号が入力されるインターフェースである。
投影部3は、光源ランプ及びリフレクタと、リフレクタの反射光を投射光に変換するための液晶やマイクロミラーアレイ等の画像変換素子、その画像変換素子の駆動回路、投影レンズ等から構成される。投影部3は、映像信号を画像変換素子により投射光に変換するとともに、投影レンズを介してスクリーン等に投影する。
前記投影レンズは、フォーカス及びズーム比の調整機能を有するレンズ群から構成されるとともに、水平及び垂直方向への位置調整(以下、レンズシフトという。)が可能であり、プロジェクタ装置1は投影画面の位置(投影領域)を上下左右へ調整することができる。
また、投影部3には、制御部2の命令に応じて投影レンズのフォーカス調整やズーム倍率の変更を行うためのアクチュエータを含む駆動機構が含まれており、投影レンズの位置調整、すなわちレンズシフトは手動のみならず、必要に応じて自動的に行われる。
撮像部5は、前記投影レンズの近傍に配置された焦点距離が固定の撮影レンズと、その光軸上に配置されたCMOS(Complementary Meta1 0xide Semiconductor)型の撮像素子やCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子、撮像素子により得られた撮像信号に基づく撮影画像データを生成する複数段の信号処理回路等から構成される。撮像部5は、制御部2からの命令に応じた撮像動作により被写体を撮像し、撮影画像データを制御部2へ供給する。
前記撮影レンズは、フォーカス調整機能を有するレンズ群から構成され、撮像部5には、制御部2の命令に応じたAF(コントラストAF)動作時に撮影レンズの位置調整を行うためのアクチュエータを含む駆動機構が含まれる。撮影レンズの光軸は投影部3の投影レンズの光軸と略同一である。
また、撮影レンズの画角は、プロジェクタ装置1における画像の投影可能範囲、すなわち投影部3においてズーム機能により投影サイズが最大サイズに設定された状態で、レンズシフトによって画像が投影可能な範囲の全域が撮影できる画角である。
記憶部6は、例えばフラッシュメモリにより構成され、前述した制御プログラム(所謂ファームウェア)を記憶するとともに、前述した撮影画像データ、及び制御部2がプロジェクタ装置1に制御に際して生成する各種データを記憶する。前記制御プログラムには、制御部2に後述する投影準備処理を実行させるプログラムが含まれる。
表示部7は、カラー液晶モニタにより構成され、必要に応じてプロジェクタ装置1の設定情報等の種々の情報を表示する。
操作部8は、電源キーや、例えば入力ソースの切り替えや、プロジェクタ装置1の機能設定に使用される各種の操作キーにより構成される。
電源部9は、商用電源等の電力を調整しプロジェクタ装置1の各部へ供給する。
そして、以上の構成からなるプロジェクタ装置1においては、制御部2が記憶部6に記憶されているプログラムに従い以下に述べる投影準備処理を実行することにより、任意の画像(動画像も含む)を投影する際における適切な投影箇所を使用者に提示する。
以下、制御部2による投影準備処理を図2のフローチャートに従い具体的に説明する。なお、以下の説明においては、前述した投影可能範囲に適切な投影箇所が存在することを前提とする。
投影準備処理は、例えば電源投入直後に自動的に実行される処理であり、図2に示したように制御部2は、投影準備処理を開始すると直ちに撮像部5によって前述した投影可能範囲の撮影を行い、撮影画像を取得する(ステップSA1)。
次に、制御部2は、撮影画像を解析することにより、撮影画像において壁面等に相当する任意の領域を、画像の投影面の候補となる投影面候補として特定する(ステップSA2)。
ステップSA2の処理において制御部2は、例えば撮影画像にぼかし処理を行ってからエッジ抽出を行い顕著な境界部分を検出し、顕著な境界部分によって区画される1又は複数の領域を投影面候補として特定する。
なお、より精度を高めるためには以下のようにしてもよい。例えばいったん特定した領域を対象として、領域内を所定間隔ごとにAF機能によってフォーカス調整を行い、合焦点でのレンズ位置に基づいて予め決められた関数、又はテーブルを用いて各点までの距離を取得する。次に、領域を横断し領域内で直交する2方向に沿って各点の距離の変化をそれぞれ確認し、途中で距離の増減が逆転する部分を境界部分として更に検出する。そして、係る境界部分が検出された領域を除外した他の領域、つまりより確実に平面と判断できる領域のみを最終的な投影面候補として特定とするようにしてもよい。
なお、投影可能範囲に投影用のスクリーンが存在する場合には、ステップSA2の処理においてスクリーンも投影面候補として特定されることとなる。
次に、制御部2は、撮影画像から1又は複数の投影面候補(壁面等)について領域情報を取得し、内部メモリに記憶する(ステップSA3)。
このとき制御部2は、予め決められている基準に従い近似すると判断できる色の画素が連続している色が略同一の領域を処理対象領域として検出し、検出した領域毎に、白色度合と、凹凸度合と、その領域に収まる最大の矩形領域であって、投影画像と縦横比が同一である矩形領域の面積と、投影距離とを領域情報として取得する。
ここで、白色度合は、各画素の色情報に基づき得られる基準となる白色との類似度合であり、基準となる白色を100%としたときの比率である。また、凹凸度合は、領域内の表面に存在する凹凸や段差の程度を示すものであり、例えば撮影画像にぼかし処理を施すことなく差分法によるエッジ抽出を行い明るさや色が急激に変化する部分を検出したときの、使用環境下の光(自然光や照明光)によって影が生じている部分の面積の全領域面積に対する比率である。
また、投影距離と、は、投影部3から壁面等までの距離であり、所定間隔ごとに撮像部5において対象の領域にAF機能によってフォーカス調整を行い、合焦点でのレンズ位置に基づいて予め決められた関数、又はテーブルを用いて取得された複数の値の平均である。また、最大の矩形領域の面積は、距離と投影画角(ズーム倍率)と、撮像部5の撮影レンズの画角とに基づき演算する。
次に、制御部2は、上記の領域情報に基づき、前述した処理対象領域のうちで、白色度合が基準以上、表面の凹凸度合が基準以下、その大きさ(面積)が所定の大きさ以上であること、投影距離が予め決められている所定の範囲内の距離であること、の全ての条件を満たす領域を投影領域候補として決定する(ステップSA4)。ここで、所定の大きさとは、プロジェクタ装置1においてズーム倍率が最小(最広角)であるときの投影面候補(壁面等)の投影画像サイズに応じた大きさである。
次に、制御部2は、上記のように決定した投影領域候補が複数ない場合には(ステップSA5:NO)、その投影領域候補を投影領域として設定する(ステップSA7)。このとき制御部2は、投影領域候補の大きさ(面積)が、プロジェクタ装置1においてズーム倍率が最大(最望遠)であるときの投影面候補(壁面等)の最大投影画像サイズより大きい場合には、投影領域候補の大きさを最大投影画像サイズに補正する。
一方、ステップSA5の処理で決定した投影領域候補が複数である場合(ステップSA5:YES)、制御部2は、前述した領域情報に基づいて各々の投影領域候補の優先順位を決定する(ステップSA6)。
なお、投影領域候補が複数である場合とは、例えば投影面候補が複数であり、各々の投影面候補に1又は複数の投影領域候補に該当する領域が存在する場合や、1の投影面候補のみに投影領域候補に該当する領域が1又は複数存在する場合である。
図3は、ステップSA3で決定した投影領域候補が領域1〜6の複数であるとき内部メモリに記憶されている各々の投影領域候補の領域情報(面積、白色比率、凹凸比率、投影距離)の例を示した図である。
上記の優先順位は、投影領域としてより投影領域に適すると判断される順位であり、基本的には凹凸比率が低い順、白色比率が高い順、面積が大きい順、距離が近い順である。優先順位の決定方法は、投影領域候補に投影用のスクリーンに該当する領域が含まれる場合、その領域の優先順位が最先となる方法である。具体的には、例えば各情報の値を同じ段階数の複数レベルで評価するとともに、各情報のレベルに投影領域としての重要度に応じた重み付けを行い、合計のレベル値が大きい順に優先順位を付与する方法である。
なお、優先順位の決定方法は、例えば優先順位の決定に使用する1又は複数の情報を使用者に予め設定させておき、その情報のみに基づいて行う方法でもよい。
しかる後、制御部2は、優先順位が最先の投影領域候補を実際の投影領域として設定する(ステップSA7)。この場合も、制御部2は、優先順位が最先の投影領域候補の大きさ(面積)が、プロジェクタ装置1においてズーム倍率が最大であるときの投影面候補(壁面等)の最大投影画像サイズより大きい場合には、投影領域候補の大きさを最大投影画像サイズに補正する。
次に、制御部2は、ステップSA7の処理で設定した投影領域候補に応じて、画像補正内容と、投影位置、及びズーム倍率とを設定する(ステップSA8)。
ここで、画像補正内容の設定は、投影対象の画像に施す補正内容の設定であり、投影領域候補に実際に投影されたときの画像の色の再現性を向上させるためのものである。具体的には、予め取得されている異なる色と投影光の反射特性との関係に基づいて投影領域候補の白色比率に応じた補正パラメータを演算し、それを投影時における画像の色情報(RGB値)を補正するための補正パラメータとして設定する処理である。
また、投影位置の設定は投影レンズの位置調整、ズーム倍率の設定は投影レンズのズーム倍率の調整、つまり実際の投影位置、投影サイズを投影領域候補に一致させるための処理である。なお、その際には投影距離に応じたフォーカス調整も行う。
しかる後、制御部2は、前述した補正パラメータを用いて投影対象の画像を補正し、補正後の画像を投影して投影領域候補の位置を使用者に提示する(ステップSA9)。すなわち、制御部2は、補正後の画像を投影領域候補に実際に投影することによって投影領域候補の位置及びサイズを使用者に提示する。これにより、使用者においては投影に適した領域を知ることができる。
図4は、ステップSA9の処理で使用者に提示される投影領域候補101の例であって、投影可能範囲が比較的狭い場合の例を示した図である。より具体的には、プロジェクタ装置1が図5に示したような室内において、図で左側の壁Wにほぼ正対して設置されており、その壁Wのみが投影面候補である場合の例である。なお、図4は、投影可能範囲と投影領域候補101との関係を示したものであって、投影領域候補101の位置は投影可能範囲の中心からやや右上にずれた位置である。また、図4においては、投影領域候補101のみを破線で示すとともに、実際の投影画像の内容は省略されている。
そして、投影領域候補の位置を使用者に提示した後、制御部2は、他の投影領域候補がない場合、すなわち投影領域候補が1つであった場合には(ステップSA10:NO)、そのまま投影準備処理を終了する。
なお、投影準備処理を終了した後に投影対象の画像が変更された場合であっても、前述した投影領域は維持されるととともに、ステップSA8の処理で設定された補正内容の補正が変更後の画像にも施されることとなる。
一方、制御部2は、他の投影領域候補がある場合、すなわち投影領域候補が複数であった場合には(ステップSA10:YES)、表示部7のモニタ画面に所定の指示画面を表示して、使用者に投影領域候補の切り替え、又は処理の終了を指示させる(ステップSA11)。
ここで、操作部8による操作等により、切り替えが指示されれば(ステップSA11:切替)、制御部2は、投影領域を優先順位に応じて投影領域候補を変更した後(ステップSA12)、変更後の投影領域候補を実際の投影領域として新たに設定する(ステップSA7)。そして、制御部2は、前述したステップSA8,SA9の処理を行うことにより、新たな投影領域候補の位置を使用者に提示する。
以後、制御部2は、使用者によって切り替えが指示される毎に上記と同様の処理を行とともに、いずれかの投影領域候補の位置を使用者に提示している間に処理の終了が指示されたら(ステップSA11:終了)、その時点で投影準備処理を終了する。
以上のように本実施形態のプロジェクタ装置1によれば、上述した処理によって、投影可能範囲に投影用のスクリーンがあるか否かに関係なく、適切な投影領域が実際の投影領域として自動的に設定される。したがって、使用者は、投影用のスクリーン以外の壁面等に画像を投影する場合であっても、適切な投影箇所を容易に選定することができる。
しかも、投影箇所として、位置だけでなく、その大きさ(投影サイズ)も提示することができる。
また、投影対象の画像を投影領域候補に実際に投影することによって投影領域候補の位置及びサイズを使用者に提示することにより、使用者が適切な投影領域を直ちに確認することができる。
なお、本実施形態では、投影対象の画像を投影領域候補に実際に投影するものについて説明したが、投影対象の画像ではなく、単に投影光のみを投影領域候補に照射することによって、投影領域候補の位置及びサイズを提示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、投影領域候補に実際に投影する画像を、投影領域候補の白色比率(白色度合)に応じて補正した補正後の画像としたことから、実際の投影画像の色味も確認することができる。
また、投影面候補が複数存在する場合には、各々の投影面候補を対象として投影領域候補を個別に決定することから、スクリーンや特定の壁面等に限定されず、容易に適切な投影領域を設定することが可能となる。
さらに、投影領域候補が複数存在する場合には、使用者が好みに応じて投影領域を選択することができる。
また、投影面候補の特定、及び投影領域候補の決定を、装置本体に設けられた撮像部5によって取得した撮影画像に基づいて行うようことから、投影可能範囲における任意の投影対象を的確に評価することができ、その結果、投影面候補の特定、及び投影領域候補の決定を的確に行うことができる。
また、撮像部5の撮影レンズの画角が投影可能範囲の全域を撮影できる画角であり、上記撮影画像を1回の撮影動作で取得することから、投影領域候補の決定を素早く行うことができる。つまり使用者は適切な投影領域を短時間で知ることができる。
また、本実施の形態においては、投影領域候補を決定する際の条件として、色が略同一であること、及び前述した白色度合、表面の凹凸度合、大きさ、投影距離に関する条件を採用した。これにより、投影領域候補として適切な領域を決定し、使用者に提示することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記の各条件を必要に応じて選択的に採用したり、他の条件に変更したりすることができる。但し、その場合には、投影領域候補を決定する際の条件に応じて、投影領域候補が複数である場合の投影領域候補の優先順位の決定に際して使用する領域情報も変更することとなる。
(変形例1)
ここで、実施形態の変形例について説明する。本発明は、例えは図1に示した投影部3の光学系が可動式であり、光学系の向きを制御部2によって任意の方向に電動制御することができる構成のプロジェクタ装置にも適用することができる。すなわちレンズシフトによらず、投影光の照射方向を図5に一点鎖線の矢印で示した方向等へ変化させることによって、先に説明した壁W以外にも、それをと対向する一方の壁Waや天井Cの任意の領域102,103,104に画像を投影可能な構成を有するプロジェクタ装置にも採用することができる。
その場合には、図1に示した撮像部5の撮影レンズに、投影光の照射方向を変えることにより画像を投影することができる投影可能範囲の全域を撮影できる超広角の画角を有するものを使用すればよい。また、制御部2には、前述した投影準備処理と同様の処理を行わせればよい。但し、前述したステップSA8の処理で行う投影位置の設定は、投影光の照射方向の制御となる。
さらに、上記のように投影部3の光学系が可動式のプロジェクタ装置において本発明を実施する場合においては、投影部3の光学系だけでなく撮像部5も可動式とし、制御部2によって撮影範囲を任意の方向に電動制御することができる構成としてもよい。
その場合には、前述したステップSA1の処理に際しては、撮影範囲を移動させながら複数回の撮影を行うことによって、投影可能範囲の全域を撮影した複数の撮影画像を取得する。そして、前述したステップSA2の処理に際しては、係る複数の撮影画像を連結して歪みの少ない単一の撮影画像を解析し、前述した投影面候補(一方の壁Waや天井C等)を特定すればよい。
この場合には、前述した超広角の画角を有する撮影レンズを用い1回の撮影で投影可能範囲の全域を撮影した撮影画像を取得する場合に比べ、撮影画像に基づいて前述した投影面候補の特定や、投影領域候補の決定に要する画像処理が容易となる。
また、例えば撮像部5が可動式のプロジェクタ装置において本発明を実施する場合においては、撮像部5によってプロジェクタ装置1の周囲全域を自動的に撮影し、撮影画像から鑑賞者(使用者等)の位置を検出するとともに、投影領域候補を決定する際の条件として、鑑賞者の位置に関する条件を採用してもよい。具体的には、鑑賞者の位置により近い領域であることを条件としてもよい。その場合には、より鑑賞に適した位置の投影領域候補のみを使用者に提示することができる。
さらに、上記のようにプロジェクタ装置1の周囲全域を自動的に撮影可能な構成においては、プロジェクタ装置1の周囲全域を撮影した撮影画像から、プロジェクタ装置1の使用空間内の輝度分布を検出するとともに、投影領域候補を決定する際の条件として、使用空間内の輝度分布、すなわち他の領域との明るさの違いに関する条件を採用してもよい。具体的には、プロジェクタ装置1の使用空間内でより暗い領域、或いは輝度の差が少ない領域であることを条件としてもよい。その場合には、より鑑賞に適した明るさの投影領域候補のみを使用者に提示することができる。
また、投影部3の光学系が可動式のプロジェクタ装置において本発明を適用する場合においては、投影領域候補を決定する際の条件として、投影方向に対する傾斜度に関する条件を採用してもよい。具体的には、投影面候補の傾き角度が所定の傾き角度以下である投影面候補内の領域であることを条件としてもよい。
その場合には、投影画像の台形補正を行う際の補正量を少なくすることができ、台形補正後の投影画像におけるサイズの減少度合が少ない投影領域候補のみを使用者に提示することができる。
なお、投影面候補の傾き角度については、例えば前述したステップSA3の処理に際し、色が略同一の領域を処理対象領域として検出し、その領域に収まる最大の矩形領域を設定した後、その矩形領域の各頂点までの距離を個別に取得し、頂点毎の距離に基づき演算すればよい。
さらに、前述したステップSA8の処理で行う画像補正内容の設定時には、投影領域候補の各頂点までの距離等に基づいて、投影領域候補の台形補正に要する補正パラメータを演算し、それを投影時における画像の台形補正用の補正パラメータとして設定し、続くステップSA9の処理で画像を投影する際には、画像を台形補正した状態で投影させるようにしてもよい。
(変形例2)
上述の実施形態では、まず、略平面状の投影面候補を特定し、続いて、特定された投影面候補から所定の条件を満たす投影領域候補を決定するようにしていたが、手順を変えて、まず、画像の投影が可能な範囲を、プロジェクタ装置1が投影可能な最大のサイズで所定の条件を満たすか否かを評価して行き、該当する領域が見つからない場合は、投影サイズを狭くして所定の条件を満たすか否かを評価する、という処理を繰り返すことで、所定の条件を満たす最大サイズの投影領域候補を決定するようにしてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、任意の画像(動画像も含む)を投影する際における画像の投影領域を実施形態1とは異なる方法によって使用者に提示する、本発明の投影補助装置としての機能を備えたプロジェクタ装置に関するものである。
本実施形態のプロジェクタ装置はレンズシフト機能を有していないものであり、図1に示した構成において、投影部3の投影レンズの位置が固定されたものである。また、撮像部5の撮影レンズの画角は、単に画像の投影可能範囲の全域が撮影できるだけでなく、投影可能範囲よりも遙かに広い範囲、例えばプロジェクタ装置1の前面側の全域が撮影できる画角である。
そして、本実施形態においては、制御部2が記憶部6に記憶されているプログラムに従い、実施形態1とは異なる後述する投影準備処理を実行することにより、任意の画像(動画像も含む)を投影する際における画像の投影領域を実施形態1とは異なる方法によって使用者に提示する。
以下、本実施形態における投影準備処理を図6のフローチャートに従い説明する。本実施形態において制御部2は、投影準備処理を開始すると直ちに撮像部5による撮影を行い、撮影画像を取得する(ステップSB1)。
次に、制御部2は、取得した撮影画像を解析することにより、撮影画像において壁面等に相当する任意の領域を、画像の投影面の候補となる投影面候補として特定する(ステップSB2)。係る処理は、実施形態1におけるステップSA2の処理と同様である。
次に、制御部2は、撮影画像から1又は複数の投影面候補(壁面等)について領域情報を取得し、内部メモリに記憶する(ステップSB3)。
このとき制御部2は、実施形態1におけるステップSA3の処理と同様に、予め決められている基準に従い近似すると判断できる色の画素が連続している色が略同一の領域を処理対象領域として検出し、検出した領域毎に、白色度合と、凹凸度合と、その領域に収まる最大の矩形領域であって、投影画像と縦横比が同一である矩形領域の面積と、投影距離とを領域情報として取得する。さらに、本実施形態では、先に説明した投影方向に対する傾斜度も領域情報として取得する。
次に、制御部2は、上記の領域情報に基づき、前述した処理対象領域のうちで、白色度合が基準以上、表面の凹凸度合が基準以下、その大きさ(面積)が所定の大きさ以上であること、投影距離が予め決められている所定の範囲内の距離であること、投影面候補の傾き角度が所定の傾き角度以下であること、の全ての条件を満たす領域のうちから、所定の基準に基づき画像の投影に最も適すると判断できる領域を投影領域候補として決定する(ステップSB4)。
なお、本実施形態においても、所定の大きさとは、プロジェクタ装置1においてズーム倍率が最小であるときの投影面候補(壁面等)の投影画像サイズに応じた大きさである。
また、投影領域候補を決定する際の判断基準は、例えば実施形態1で処理対象領域の優先順位を決定する場合の基準に準じたものである。したがって、前記処理対象領域に投影用のスクリーンに該当する領域が存在する場合には、その領域が投影領域候補として決定されることもある。
一方、図では省略するが、ステップSB4の処理に際して制御部2は、投影領域候補の大きさ(面積)が、プロジェクタ装置1においてズーム倍率が最大であるときの投影面候補(壁面等)の最大投影画像サイズより大きい場合には、投影領域候補の大きさを最大投影画像サイズに補正し、補正後の領域を最終的な投影領域候補として決定する。
次に、制御部2は、上記のように決定した投影領域候補に応じて、画像補正内容とズーム倍率とを設定する(ステップSB5)。
ここで、画像補正内容については、実施形態1におけるステップSA8の処理と同様に、投影領域候補の白色比率に応じた補正パラメータを演算し、それを投影時における画像の色情報(RGB値)を補正するための補正パラメータとして設定する。さらに、本実施形態では、前述した投影面候補の傾き角度や投影距離等に基づいて、投影領域候補の台形補正に要する補正パラメータを演算し、それを投影時における画像の台形補正用の補正パラメータとして設定する。また、ズーム倍率の設定については、投影時における実際の投影サイズを投影領域候補と一致させるためのズーム倍率である。
次に、制御部2は、撮影画像のガイド領域に、ステップSB4の処理で決定した投影領域候補の全域が含まれるか否かを確認する(ステップSB6)。上記ガイド領域は、後述するように画像の投影領域を使用者に提示する際に表示部7のモニタ画面に表示する領域であり、プロジェクタ装置の現在の投影可能範囲に相当する領域よりもやや広い領域である。
制御部2は、ガイド領域に投影領域候補の全域が含まれていなければ(ステップSB6:NO)、現在の投影領域から前記投影領域候補へ向かう方向である調整方向を確認する(ステップSB7)。この調整方向は、具体的には撮影画像における現在の投影可能範囲に相当する領域の中心から投影領域候補の中心へ向かう方向である。
引き続き、制御部2は、撮影画像のガイド領域に投影領域候補の一部が含まれるか否かを確認し、含まれていなければ(ステップSB8:NO)、図7(a)に示した第1のガイド画面G1を表示部7のモニタに表示させる(ステップSB9)。
第1のガイド画面G1は、前述した撮影画像のガイド領域に相当する部分画像に、前述した調整方向を示す矢印である調整方向マーク201を重畳したものである。係る第1のガイド画面G1の表示により、使用者においては投影に適した領域、つまり適切な投影箇所の位置を知ることができる。
なお、図7(a)〜図7(c)は、プロジェクタ装置の設置環境が図5に示したような環境である場合の表示例を示した図である。
その後、制御部2は、ステップSB1の処理へ戻り前述した処理を繰り返す。すなわち新たに撮影画像を取得して投影面候補の特定、投影領域候補の決定等の処理を繰り返す。
そして、前述した処理を繰り返す間に、使用者がプロジェクタ装置の向き(投影方向)を調整方向マーク201で示される方向へ変えることによって、いずれかの時点で撮影画像のガイド領域に投影領域候補の一部が含まれると(ステップSB8:YES)、図7(b)に示した第2のガイド画面G2を表示部7のモニタに表示させる(ステップSB10)。
第2のガイド画面G2は、前述した撮影画像のガイド領域に相当する部分画像に、その画像内における投影領域候補の位置に対応させて投影対象の画像の一部である部分画像301を合成し、かつ前記調整方向マーク201を重畳したものである。
また、第2のガイド画面G2の表示に際して制御部2は、投影対象の画像をステップSB5で設定した画像補正内容を用いて投影対象の画像の一部を補正し、補正後の部分画像301を第2のガイド画面G2を表示させる。すなわち補正後の部分画像301は、実際に投影されたときの予め想定される色合いを有し、かつ台形補正を行った状態の画像である。
係る第2のガイド画面G2の表示により、使用者においては投影に適した領域の位置を知ることができる。
その後も、制御部2は、ステップSB1の処理へ戻り前述した処理を繰り返す。そして、前述した処理を繰り返す間に、使用者がプロジェクタ装置の向き(投影方向)を調整方向マーク201で示される方向へ更に変えることによって、いずれかの時点で撮影画像のガイド領域に投影領域候補の全域が含まれると(ステップSB6:YES)、図7(c)に示した第3のガイド画面G3を表示部7のモニタに表示させる(ステップSB11)。
第3のガイド画面G3は、前述した撮影画像のガイド領域に相当する部分画像に、その画像内における投影領域候補に対応させて投影対象の見本画像302を合成し、かつ実際の投影領域が投影領域候補と一致することを示す「OK」の文字からなる確認マーク203を重畳したものである。
なお、第3のガイド画面G3に表示させる見本画像302も、投影対象の画像をステップSB5で設定した画像補正内容を用いて投影対象の画像の一部を補正した、補正後の画像である。
係る第3のガイド画面G3の表示により、使用者においては投影に適した領域の位置を知ることができる。
しかる後、制御部2は、前述した補正パラメータを用いて投影対象の画像を補正し、補正後の画像を投影し(ステップSB12)、投影準備処理を終了する。
以上のように本実施形態のプロジェクタ装置においては、表示部7のモニタに表示する第1のガイド画面G1、第2のガイド画面G2において、現在の投影領域から投影領域候補へ向かう方向(調整方向)を表示することにより、画像の投影に適する投影領域の位置を使用者に逐次知らせるようにした。したがって、使用者は、投影用のスクリーン以外の壁面等に画像を投影する場合であっても、適切な投影箇所を容易に選定することができる。
しかも、レンズシフト機能を有していない構成であっても、装置周辺に投影用のスクリーンがあるか否かに関係なく、画像を実際に投影する以前の段階において、画像の投影に適する投影領域の位置を使用者に提示することができる。
また、画像の投影が可能な範囲は、プロジェクタ装置の設置位置に応じた特定の範囲であればよく、レンズシフト機能を有していない汎用的な構成を有する任意のプロジェクタ装置に、汎用的な構成を有する撮像部7を設けるだけで本発明を容易に実施することができる。
ここで、本実施形態においては、投影領域候補を決定する際の条件として、第1の実施形態と同様に、色が略同一であること、及び前述した白色度合、表面の凹凸度合、大きさ、投影距離に関する条件に加え傾斜度に関する条件を採用した。
しかし、本実施形態においても、第1の実施形態で言及したように、投影領域候補を決定する際の条件として、鑑賞者の位置に関する条件を採用すれば、より鑑賞に適した位置の投影領域候補のみを使用者に提示することができる。
また、使用空間内の輝度分布、すなわち他の領域との明るさの違いに関する条件を採用すれば、より鑑賞に適した明るさの投影領域候補のみを使用者に提示することができる。
なお、上述の各実施形態においては、略平面と判断できるか否かを確認することで、投影面候補を特定していたが、更に、色の白色度、凸凹度、合焦点までの距離の差から算出される投影方向に対する傾斜度、等の条件を加味することで、より適切な投影面候補を特定するようにしてもよい。
また、上述の各実施形態においては、投影面を特定するのに際して、投影距離として所定間隔ごとに取得された複数の投影距離の平均値を使用していたが、斜めに投影する場合、或いは曲面に投影する場合にも投影画像の全域にフォーカスずれ等を生じさせないように、取得された複数の投影距離のうちの最大値と最小値との差を評価の基準として加えてもよい。つまり湾曲度を投影領域候補となる条件に加えてもよい。
また、上述の各実施形態においては、投影領域候補を矩形としていたが、画像変換素子の形状が矩形であったとしても、矩形に限定されず、投影画像が、例えば円形であるということが予め分かっているような場合には、投影領域候補を円形として判別し決定するようにしてもよい。なお、投影画像が円形等である場合とは、例えば投影対象の画像が、単なる背景の一部に投影すべき内容(画像や文書等)が存在しており、その領域が円形等である場合である。
また、上述の各実施形態においては、投影画像の補正として台形補正を行うようにしていたが、曲面に投影したような場合は、まず四隅の間の長さを基に台形補正を行い、続いて対面する画素間ごとの距離に応じて画像の歪みを補正するようにしてもよい。
また、上述の各実施形態においては、撮像部を有するプロジェクタ装置について説明したが、本発明は、プロジェクタ装置に限らず、プロジェクタ機能を搭載したデジタルカメラにも適用することができる。また、本発明に係る投影補助機能を備える装置は、プロジェクタ機能を備える装置と別体であってもよい。
また、本発明は、一般的なデジタルカメラに投影補助機能を付加することによって実現することができる。その場合は、デジタルカメラをアタッチメント等を介してプロジェクタ装置の決められた部位に取り付けるとともに、デジタルカメラを制御するコンピュータに、実施形態2で説明した投影準備処理のうちステップSB1〜SB4の処理を行わせればよい。さらに、上記コンピュータにステップSB6から〜SB11の処理を行わせれば、現在の投影領域から投影領域候補へ向かう方向(調整方向)を表示することにより、画像の投影に適する投影領域の位置を使用者に逐次知らせることができる。
また、上記コンピュータに、投影準備処理のうちステップSB1〜SB11の処理を行わせるとともに、ステップSB5の処理に際して前述した補正パラメータやズーム倍率をプロジェクタ装置へ送信させてもよい。その場合は、プロジェクタ装置に、受信した補正パラメータやズーム倍率に従った画像投影を行わせればよい。
なお、上述の各実施形態のように撮像部がプロジェクタ装置に設けられている構成では投影面積に対して投影光軸と撮影光軸とのずれが僅かであるため、前述した投影領域候補の決定に際しては上記光軸のずれは無視することができる。これに対し、デジタルカメラをアタッチメント等を介してプロジェクタ装置に取り付ける構成等では上記光軸のずれを無視できない場合もある。その場合には、前述した投影領域候補の決定に際し、予め知られている上記光軸のずれに応じた補正を行うことにより、投影領域候補の位置をより高精度で決定することができる。
また、上述の各実施形態においては、適切な投影箇所として、実際の投影画像の位置やサイズを示す投影候補領域を決定するものについて説明したが、これに限らず、係る投影候補領域が存在する投影面候補、例えば室内の特定の壁等のみを適切な投影箇所として決定するようにしてもよい。その場合においても、投影光を照射したり、投影方向(プロジェクタ装置の向き)を調整すべき方向をモニタ画面に表示したりすることにより、適切な投影箇所を使用者に提示することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定手段と
を備えたことを特徴とする投影補助装置。
[請求項2]
前記決定手段により決定された投影領域候補の位置を使用者に提示する提示手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1記載の投影補助装置。
[請求項3]
前記提示手段は、前記決定手段により決定された投影領域候補のサイズを使用者に提示することを特徴とする請求項2記載の投影補助装置。
[請求項4]
前記決定手段は、前記特定手段により特定された複数の投影面候補を対象として前記投影領域候補を個別に決定することを特徴とする請求項1又は2,3記載の投影補助装置。
[請求項5]
前記提示手段は、前記決定手段により決定された複数の投影領域候補を、使用者の要求に応じ選択的に提示することを特徴とする請求項4記載の投影補助装置。
[請求項6]
装置本体に撮像手段を備え、
前記取得手段は、前記撮像手段により撮影された撮影画像を前記投影対象情報として取得し、
前記特定手段は、前記撮影画像を解析することにより、前記画像を投影するための略平面状の前記投影面候補を特定し、
前記決定手段は、前記撮影画像を解析することにより、前記投影面候補から前記所定の条件を満たす前記画像を投影するための前記投影領域候補を決定する
ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項7]
前記取得手段は、前記撮像手段により1回の撮影で得られた撮影画像を前記投影対象情報として取得することを特徴とする請求項6記載の投影補助装置。
[請求項8]
前記取得手段は、前記撮像手段による撮影範囲を移動させながら撮影された複数の撮影画像を前記投影対象情報として取得することを特徴とする請求項6記載の投影補助装置。
[請求項9]
前記所定の条件には、色が略同一であることが含まれることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項10]
前記所定の条件には、投影距離、当該投影距離から判断される湾曲度、当該投影距離から判断される投影方向に対する傾斜度のうち少なくともいずれか1の情報に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項11]
前記投影領域候補は、矩形であって、
前記所定の条件には、前記画像と縦横比が同一である設定可能な矩形の大きさに関する条件が含まれる
ことを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項12]
前記所定の条件には、色の白色度合に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項13]
前記所定の条件には、前記投影面候補における表面の凹凸度合に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項14]
画像の投影場所における鑑賞者の位置を検出する位置検出手段を備え、
前記所定の条件には、前記位置検出手段により検出された鑑賞者の位置に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至13いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項15]
前記所定の条件には、他の領域との明るさの違いに関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至14いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項16]
前記提示手段は、前記投影面候補へ投影光を照射することによって、前記投影領域候補の位置を使用者に提示することを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項17]
前記提示手段は、前記画像の色情報を前記投影領域候補における投影面の色の白色度合に応じて補正するとともに、補正後の画像を前記投影面候補へ投影することによって、前記投影領域候補の位置を使用者に提示することを特徴とする請求項16記載の投影補助装置。
[請求項18]
前記画像の投影とは異なる表示動作を行う表示手段を備え、
前記提示手段は、前記表示手段に、現在の投影領域から前記投影領域候補へ向かう方向を示す方向情報を表示させることによって、前記投影領域候補の位置を使用者に提示する
ことを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項19]
前記画像の投影が可能な範囲は、当該装置の全周であることを特徴とする請求項1乃至18いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項20]
前記画像の投影が可能な範囲は、当該装置の投影方向に応じた範囲であることを特徴とする請求項1乃至19いずれか1項に記載の投影補助装置。
[請求項21]
画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された投影対象情報のうち、色の白色度、凸凹度、湾曲度、投影方向に対する傾斜度の少なくともいずれか1の情報に基づき前記画像を投影するための投影面の候補である投影面候補を決定する決定手段と
を備えたことを特徴とする投影補助装置。
[請求項22]
画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定工程と、
前記特定工程により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定工程と
を含むことを特徴とする投影補助方法。
[請求項23]
コンピュータに、
取得手段により取得された、画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定処理と、
前記特定処理により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定処理と
を実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項24]
画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された投影対象情報のうち、色の白色度、凸凹度、湾曲度、投影方向に対する傾斜度の少なくともいずれか1の情報に基づき前記画像を投影するための投影面の候補である投影面候補を決定する決定工程と
を含むことを特徴とする投影補助方法。
[請求項25]
コンピュータに、取得手段により取得された、画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報に基づきのうち、色の白色度、凸凹度、湾曲度、投影方向に対する傾斜度の少なくともいずれか1の情報に基づき前記画像を投影するための投影面の候補である投影面候補を決定する決定処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 プロジェクタ装置
2 制御部
3 投影部
4 映像入力部
5 撮像部
6 記憶部
7 表示部
8 操作部
9 電源部
101 投影領域候補
201 調整方向マーク
203 確認マーク
301 部分画像
302 見本画像
G1 第1のガイド画面
G2 第2のガイド画面
G3 第3のガイド画面

Claims (25)

  1. 画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定手段と
    を備えたことを特徴とする投影補助装置。
  2. 前記決定手段により決定された投影領域候補の位置を使用者に提示する提示手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1記載の投影補助装置。
  3. 前記提示手段は、前記決定手段により決定された投影領域候補のサイズを使用者に提示することを特徴とする請求項2記載の投影補助装置。
  4. 前記決定手段は、前記特定手段により特定された複数の投影面候補を対象として前記投影領域候補を個別に決定することを特徴とする請求項1又は2,3記載の投影補助装置。
  5. 前記提示手段は、前記決定手段により決定された複数の投影領域候補を、使用者の要求に応じ選択的に提示することを特徴とする請求項4記載の投影補助装置。
  6. 装置本体に撮像手段を備え、
    前記取得手段は、前記撮像手段により撮影された撮影画像を前記投影対象情報として取得し、
    前記特定手段は、前記撮影画像を解析することにより、前記画像を投影するための略平面状の前記投影面候補を特定し、
    前記決定手段は、前記撮影画像を解析することにより、前記投影面候補から前記所定の条件を満たす前記画像を投影するための前記投影領域候補を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の投影補助装置。
  7. 前記取得手段は、前記撮像手段により1回の撮影で得られた撮影画像を前記投影対象情報として取得することを特徴とする請求項6記載の投影補助装置。
  8. 前記取得手段は、前記撮像手段による撮影範囲を移動させながら撮影された複数の撮影画像を前記投影対象情報として取得することを特徴とする請求項6記載の投影補助装置。
  9. 前記所定の条件には、色が略同一であることが含まれることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項に記載の投影補助装置。
  10. 前記所定の条件には、投影距離、当該投影距離から判断される湾曲度、当該投影距離から判断される投影方向に対する傾斜度のうち少なくともいずれか1の情報に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項に記載の投影補助装置。
  11. 前記投影領域候補は、矩形であって、
    前記所定の条件には、前記画像と縦横比が同一である設定可能な矩形の大きさに関する条件が含まれる
    ことを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項に記載の投影補助装置。
  12. 前記所定の条件には、色の白色度合に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項に記載の投影補助装置。
  13. 前記所定の条件には、前記投影面候補における表面の凹凸度合に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項に記載の投影補助装置。
  14. 画像の投影場所における鑑賞者の位置を検出する位置検出手段を備え、
    前記所定の条件には、前記位置検出手段により検出された鑑賞者の位置に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至13いずれか1項に記載の投影補助装置。
  15. 前記所定の条件には、他の領域との明るさの違いに関する条件が含まれることを特徴とする請求項1乃至14いずれか1項に記載の投影補助装置。
  16. 前記提示手段は、前記投影面候補へ投影光を照射することによって、前記投影領域候補の位置を使用者に提示することを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項に記載の投影補助装置。
  17. 前記提示手段は、前記画像の色情報を前記投影領域候補における投影面の色の白色度合に応じて補正するとともに、補正後の画像を前記投影面候補へ投影することによって、前記投影領域候補の位置を使用者に提示することを特徴とする請求項16記載の投影補助装置。
  18. 前記画像の投影とは異なる表示動作を行う表示手段を備え、
    前記提示手段は、前記表示手段に、現在の投影領域から前記投影領域候補へ向かう方向を示す方向情報を表示させることによって、前記投影領域候補の位置を使用者に提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項に記載の投影補助装置。
  19. 前記画像の投影が可能な範囲は、当該装置の全周であることを特徴とする請求項1乃至18いずれか1項に記載の投影補助装置。
  20. 前記画像の投影が可能な範囲は、当該装置の投影方向に応じた範囲であることを特徴とする請求項1乃至19いずれか1項に記載の投影補助装置。
  21. 画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された投影対象情報のうち、色の白色度、凸凹度、湾曲度、投影方向に対する傾斜度の少なくともいずれか1の情報に基づき前記画像を投影するための投影面の候補である投影面候補を決定する決定手段と
    を備えたことを特徴とする投影補助装置。
  22. 画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定工程と、
    前記特定工程により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定工程と
    を含むことを特徴とする投影補助方法。
  23. コンピュータに、
    取得手段により取得された、画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報に基づき前記画像を投影するための略平面状の投影面の候補である投影面候補を特定する特定処理と、
    前記特定処理により特定された投影面候補の一部であって、所定の条件を満たす前記画像を投影するための投影領域の候補である投影領域候補を決定する決定処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  24. 画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された投影対象情報のうち、色の白色度、凸凹度、湾曲度、投影方向に対する傾斜度の少なくともいずれか1の情報に基づき前記画像を投影するための投影面の候補である投影面候補を決定する決定工程と
    を含むことを特徴とする投影補助方法。
  25. コンピュータに、取得手段により取得された、画像の投影が可能な範囲の投影対象に関する投影対象情報に基づきのうち、色の白色度、凸凹度、湾曲度、投影方向に対する傾斜度の少なくともいずれか1の情報に基づき前記画像を投影するための投影面の候補である投影面候補を決定する決定処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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