JP6728024B2 - 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像手段によって得られた映像を拡大表示する機能を備えた表示制御装置に関するものである。
従来、オートフォーカス(AF)を備えた撮像装置においては、AF制御の対象となるフォーカシングエリアを映像上に矩形等で表示(AF枠表示)することが多い。また、その合焦度合いを確認するために、フォーカシングエリアに関する領域を拡大表示する機能を備えた撮像装置が知られている。特許文献1には、AF枠表示を移動した後で拡大表示を行うと、AF枠を中心とする領域を拡大表示し、拡大位置が移動した場合は、フォーカシングエリアは変更せず、拡大表示終了後は元の位置にAF枠を表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、拡大表示後に拡大位置を移動した場合は、それに合わせてフォーカシングエリアを移動する技術が開示されている。
特開2013−201527号公報 特開2008−211630号公報
しかしながら、フォーカシングエリアをどの位置にするのが望ましいかは、一律に決まるものではない。例えば、フォーカシングエリアを主被写体に合わせた状態で拡大した後、拡大領域を移動して一時的に他の被写体を確認した場合は、拡大を終了した後もフォーカシングエリアは元の主被写体上に残っていることが望ましい。一方、拡大中に移動した被写体を拡大領域で追った場合は、拡大終了後にフォーカシングエリアが移動していることが望ましい。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、拡大して拡大領域の変更が行われた後、状況に応じた適切なフォーカス調整位置を示す画像を表示することを目的とする。
そこで、本発明は、表示制御装置であって、撮像画像中の一部の拡大領域が表示手段に表示された拡大表示状態において、前記表示手段の表示対象の拡大領域の移動指示を受け付ける受付手段と、前記拡大表示状態から、前記撮像画像の全体を表示する全体表示状態へ切り替える切替手段と、前記拡大表示状態から前記全体表示状態へ切り替えられた際に、前記拡大表示状態において特定の操作が行われていた場合には、前記移動指示による拡大領域の移動後の拡大領域に応じて定まる位置に焦点調整に関する表示アイテムを表示し、前記拡大表示状態において前記特定の操作が行われていなかった場合には、前記移動指示による拡大領域の移動にはかかわらない位置に、焦点調整に関する前記表示アイテムを表示するよう制御する表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、拡大して拡大領域の変更が行われた後、状況に応じた適切なフォーカス調整位置を示す画像を表示することができる。
デジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 表示部の表示例を示す図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 表示部の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。デジタルビデオカメラは、表示制御装置の一例である。100は、デジタルビデオカメラの筺体であり、その多くの構成要素を内包している。101は鏡筒であり、フォーカスレンズや防振レンズを含む撮像レンズ、絞りを含むとともに、多くの場合、フォーカスリング111と一体で構成される。鏡筒101は筺体100と一体であっても分離可能であっても構わない。102は撮像部であり、光学像を電気信号に変換する撮像センサー、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を含む。
103は映像処理部であり、撮像部102からのデータ、又は、メモリ制御部108からのデータに対し所定のリサイズ処理やトリミング処理、色変換処理、歪曲補正処理を行い、メモリ制御部108を介してメモリ109へVRAMを生成する。また、映像処理部103は、撮像した映像データを用いて所定の演算処理を行う。映像処理部103により得られた演算結果に基づいてシステム制御部110が露光制御、測距制御、防振制御を行う。所定の演算処理には、顔などの被写体を検出する機能も含まれる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、防振処理が行われる。映像処理部103は更に、撮像した映像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。映像処理部103はまた、エンコード済み映像データをCODEC104がデコードしたVRAMを入力し、リサイズ処理や色変換処理を行って新たなVRAMを生成する。
104はCODECであり、映像処理部103で生成したVRAMをMPEG2やH.264等の動画圧縮方式でエンコードしたり、メモリ制御部108からのエンコード済み映像データをデコードし、メモリ制御部108へVRAMとして渡したりする。105は映像出力部であり、メモリ109に記憶された複数のVRAMをメモリ制御部108を介して読み出し、それらを重畳して映像信号化する。VRAM内の一部の領域のみを切り出して拡大し、映像信号化することもできる。また、入力されたVRAMで示される映像のシャープネスを調整したり、映像のエッジを強調するピーキング処理を適用したりして出力することもできる。
106は表示部であり、映像出力部105から出力された映像信号が表示される。表示部106は、液晶パネルや有機ELパネル等の小型表示装置で構成される。本デジタルビデオカメラと一体化した表示部であっても、デジタルビデオカメラと接続して利用する外部装置であってもよい。
107はGPU(グラフィックスプロセッシングユニット)であり、デジタルビデオカメラの状態や設定を表す文字列やアイコン、および各種の枠やマーカーをメモリ109上のVRAMへレンダリングする。文字やアイコンは不揮発性メモリ124に格納されており、それをGPU107が読みだしてVRAMへレンダリングする。また、GPU107は、VRAMをトリミングしたり、複数のVRAMを合成したり、異なる解像度のVRAMへリサイズしたりするミキサー機能も備えている。ミキサーには、レンダリングされたVRAMの色空間を映像出力部105が求める色空間へ変換する機能も含まれる。
108はメモリ制御部であり、各ブロックからメモリ109へのアクセス要求を調停する機能を備える。109はメモリであり、映像処理部103、CODEC104、映像出力部105、GPU107のそれぞれが扱うVRAMを格納する。また、CODEC104から出力されたエンコード済み映像データや、記録媒体126から読み出されたエンコード済み映像データを一時的に記憶する機能も果たす。メモリ109は、所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記録容量を備えている。
110はシステム制御部であり、デジタルビデオカメラ全体を制御する。システム制御部110は、不揮発性メモリ124に記録されたプログラムを読み出して実行することで各部を制御し、本実施形態の各動作を実現する。システム制御部110は複数のCPUコアを備えていても構わない。その場合は、プログラムに記述されたタスクを複数のCPUコアで分担して処理することができる。
111はフォーカスリングであり、鏡筒101に含まれるフォーカスレンズを駆動してピント合わせ指示するための操作部である。フォーカスリング111はメカ構造でフォーカスレンズと直結している場合や、システム制御部110を介して電気的に連携している場合がある。いずれの場合も、システム制御部110はフォーカスリング111が操作されたことを検出することができる。
112はフォーカスモードをAFまたはMFに切り替えることを指示するためのスイッチである。フォーカスモードがAFのときは、フォーカスリング111を操作しなくても、映像処理部103から得られるフォーカス評価値や被写体検出情報をもとに、システム制御部110がフォーカスリングを自動で駆動する。フォーカスモードがMFのときは、フォーカスリング111を操作するか、ワンショットAFキー117が押されたときのみ、フォーカスリングが駆動する。
113は表示部106上にメニュー画面を開いたり閉じたりすることを指示するためのメニューキーである。メニュー画面表示中の操作によって、本デジタルビデオカメラ各部の設定を変更することができる。例えば、AF時のフォーカス駆動速度を設定したり、被写体検出機能の有効無効を選択したりできる。114は十字キーであり、様々な用途で使われる。例えば、メニュー画面上に表示されるカーソルの移動を指示するときに利用する。115はSETキーであり、様々な用途で使われる。例えば、メニュー画面上でカーソルによって選択された設定項目や設定値の確定を指示するときに利用する。116はキャンセルキーであり、様々な用途で使われる。例えば、メニュー画面上で設定途中の状態から直前の状態に戻ったり、メニュー画面を閉じたりするよう指示するときに利用する。
117はワンショットAFキーである。フォーカスモードがMFであっても、このキーが押されている間は、AFのときと同じようにシステム制御部110が各部を制御する。118は拡大キーである。このキーを押下すると、システム制御部110から映像出力部105へ拡大表示が指示され、表示部106に表示されていた映像の一部が拡大されて表示されるようになる。フォーカスリング111によってピント合わせを行う(MFを行う)ときや、ワンショットAFキー117でピント合わせを行った後(AFを行った後)でその結果を確認したいときなどに、映像が拡大表示される。これにより、フォーカスの状態をより正確に視認することが可能となる。システムタイマー119は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
120はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ120には、システム制御部110の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ124から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部はメモリ109、GPU107、映像出力部105を制御することにより表示制御も行う。システムメモリ120はメモリ109と共通であってもよい。その場合はメモリ制御部108によってアクセスが調停されるので、高速にアクセス可能な小容量のメモリを別途システム制御部110に直結して備えることがある。
121は電源スイッチであり、本デジタルビデオカメラ全体の電源オン、電源オフの要求をシステム制御部110へ発行する。122は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部122は、その検出結果及びシステム制御部110の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体126を含む各部へ供給する。123は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
不揮発性メモリ124は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ124には、システム制御部110の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。なお、後述するデジタルビデオカメラの機能や処理は、システム制御部110が不揮発性メモリ124等に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
125はメモリカードやハードディスク等の記録媒体126とのインターフェース(I/F)である。126はメモリ109に格納されたエンコード済み映像データを、I/F125によって記録し、また自身に記録されているエンコード済み映像データ及び付随するデータを、I/F125によって読み出してメモリ109に転送する記録媒体である。記録媒体126はデジタルビデオカメラに装着されるメモリカードやハードディスクドライブやディスクであってもよいし、デジタルビデオカメラ内に組み込まれたフラッシュメモリやハードディスクドライブであってもよい。
図2は、デジタルビデオカメラによる表示制御処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの動作は、システム制御部110が不揮発性メモリ124に記憶されたプログラムに基づいて、デジタルビデオカメラの各部を制御することによって実現される。このフローチャートは、フォーカスモードスイッチ112がMFに設定されている状態で実行される。また、図3は、図2のフローチャートが示す動作の過程における表示部106の表示例を示す図である。
S201において、システム制御部110は、撮像部102により撮像された映像を表示するよう制御する。システム制御部110はさらに、映像上に、映像に対して設定されたフォーカス調整位置を示すフォーカス枠を表示部106に表示するよう制御する。ここで、映像は、撮像画像の一例である。また、拡大表示の対象となる一部の領域の映像と区別するために、S201において表示対象となる、映像の全体を全体映像と称する。また、映像に対して設定されたフォーカス調整位置を設定位置と称することとする。なお、設定位置は、撮影制御処理等におけるフォーカス調整位置の初期値として用いられる等、フォーカスに係る処理の初期値として用いられる。設定位置は、例えば、AFを行う対象となる焦点調整位置やデフォーカス量を取得する位置として用いられる。
図3(a)は、S201における表示部106の表示例を示す図である。表示部106には、被写体301、302を含む全体映像300が表示されている。さらに、矩形のフォーカス枠303が全体映像300上に重畳表示されている。ここで、フォーカス枠303は、焦点調整に関するフォーカス調整位置を示す表示アイテムの一例である。全体映像300に対しては、被写体301上の位置がフォーカス調整位置の設定位置として設定されており、この位置にフォーカス枠303が表示されている。フォーカス調整位置は、基本的にはAF位置であり、AFの指示があった場合にこの位置に対してAFが行われる。フォーカス枠303は、撮像部102に含まれる撮像センサーの構成によっては、重なった被写体の位置と合焦位置との距離の差を示す指標(デフォーカス量に基づいて合焦度合いを示すフォーカスガイド)をさらに示してもよい。この場合、ユーザは、フォーカスリング111の操作によってピント合わせを行った結果を、映像の目視及び指標が表す距離差の双方で確認することができる。
次に、S202において、システム制御部110は、拡大キー118が押下されたか否かを判定するステップである。システム制御部110は、拡大キーが押下されたと判定した場合には(S202でyes)、処理をS207へ進める。システム制御部110は、拡大キーが押下されていないと判定した場合には(S202でno)、処理をS203へ進める。S203において、システム制御部110は、十字キー114のいずれかの方向が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、いずれかの方向が押下された場合には(S203でyes)、処理をS204へ進める。システム制御部110は、十字キー114が押下されていない場合には(S203でno)、処理をS205へ進める。S204において、システム制御部110は、十字キー114の押下された方向へ、フォーカス調整位置を移動し、移動したフォーカス調整位置を示すようにフォーカス枠303を移動する。なお、フォーカス調整位置を示す情報はシステムメモリ120に保持されているものとし、フォーカス枠303の移動に合わせて更新されるものとする。なお、本実施形態においては、フォーカス調整位置は、1点の座標値であり、フォーカス枠は、フォーカス調整位置を中心とした矩形領域を示すものとする。ただし、他の例としては、フォーカス調整位置は、フォーカス枠のような矩形領域を表す値であってもよいし、複数のフォーカス調整位置候補のうち、何れかであるかを示す識別子であっても良い。
S205において、システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されたか否かを判定する。システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されたと判定した場合には(S205でyes)、処理をS206へ進める。システム制御部110は、フォーカスリング111及びワンショットAFキー117が操作されていないと判定した場合には(S205でno)、処理をS202へ進める。
S206において、システム制御部110は、鏡筒101内のフォーカスレンズを駆動し、フォーカスを調整する。システム制御部110は、例えば、S205でフォーカスリング111が回転した場合には、システム制御部110は、フォーカスリング111の回転角に応じてフォーカスを調整する(MF操作)。また、システム制御部110は、S205でワンショットAFキー117が押下された場合には、フォーカス枠303が重畳表示されているフォーカス調整位置の被写体にピントが合うように自動調整(AF)する。システム制御部110は、S206の処理の後、処理をS202へ進める。
S207において、システム制御部110は、処理時点において、システムメモリ120に保持しているフォーカス調整位置を示す情報、すなわちフォーカス枠の位置に相当する情報を、フォーカス調整位置の仮値として、システムメモリ120に別途記録する。なお、この時点での設定位置は、フォーカス枠の表示位置に一致する。次に、S208において、システム制御部110は、映像出力部105を介して、映像を拡大表示するよう制御する。このとき、システム制御部110は、フォーカス調整位置、すなわち、フォーカス枠303の中心座標と一致する位置を中心とした、拡大率により定まる、撮像画像中の一部の領域の拡大映像を表示する。以下、拡大表示の対象となる領域を拡大領域と称する。
なお、フォーカス枠303が全体映像300の周辺部に表示されていると、中心座標を一致させたときに拡大領域が映像領域からはみ出してしまう可能性がある。そこで、システム制御部110は、拡大領域が映像領域からはみ出さず、かつ双方の中心座標ができるだけ近くなる領域を拡大領域として決定する。また、フォーカス枠303の表示位置や拡大領域の位置が、ある移動間隔に制約されている場合がある。この場合も、システム制御部110は、拡大領域の中心座標とフォーカス枠303の中心座標ができるだけ近くなる領域を拡大領域として決定する。これにより、ユーザは、フォーカス枠が重畳表示された被写体に基づいて調整したフォーカスの状態を、拡大後にスムーズに確認することができる。なお、システム制御部110は、拡大とともにシャープネスを強調したり、ピーキング処理を適用したりしてもよい。これによって拡大された映像のフォーカス状態をより分かりやすく示すことができる。
次に、S209において、システム制御部110は、S208において表示された拡大映像上にレーダを重畳表示する。ここで、レーダは、全体映像に対する拡大領域の位置と、フォーカス調整位置とを示す画像である。図3(b)は、S209における表示部106の表示例を示す図である。表示部106には、全体映像300の一部の領域(拡大領域)の拡大映像310が表示されている。拡大表示されているため、拡大映像310においては、被写体301、302が図3(a)に示す被写体301、302に比べて大きく表示されている。さらに、レーダ320が拡大映像310上に重畳して表示されている。
レーダ320は、撮像部102で撮像された全体映像を矩形で示す画像である。さらに、レーダ320は、拡大領域指標321と、フォーカス調整位置指標322とを含んでいる。拡大領域指標321は、レーダ320の矩形において、拡大領域の位置に描画された画像である。すなわち、拡大領域指標321は、拡大領域の位置を示す画像である。また、フォーカス調整位置指標322は、レーダ320の矩形において、フォーカス調整位置に描画された画像である。このフォーカス調整位置指標322は、S207で記録した、フォーカス調整位置の仮値に基づいて表示されており、拡大表示状態に切り替えられる前の全体表示状態の際のフォーカス調整位置を示している。ここで、拡大表示状態は、拡大領域が表示部106に表示された状態であり、全体表示状態は、全体映像が表示された状態である。すなわち、レーダ320は、全体映像におけるフォーカス調整位置を示す画像であり、フォーカス調整位置を示す表示アイテムの一例である。なお、S209の処理時点においては、拡大領域の位置とフォーカス調整位置とは同じ位置になるため、拡大領域指標321と、フォーカス調整位置指標322は重なった状態で表示されている。レーダ320の表示により、ユーザは、処理時点において表示部106に拡大表示されている拡大領域の位置と、フォーカス調整位置とを視覚的に確認することができる。
次に、S210において、システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されたか否かを判定する。S210の処理は、S205の処理と同様である。システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されたと判定した場合には(S210でyes)、処理をS211へ進める。システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されていないと判定した場合には(S210でno)、処理をS212へ進める。S211において、システム制御部110は、鏡筒101内のフォーカスレンズを駆動し、フォーカスを調整する。システム制御部110は、S211の処理の後、処理をS210へ進める。なお、S211においてフォーカスを調整する処理は、S206の処理と同様である。システムメモリ120に保持したフォーカス調整位置は、後述するS213の処理において拡大領域に合わせて更新されるため、S211でAFが行われる場合は、拡大領域内に対してAFが行われる。
S212において、システム制御部110は、十字キー114のいずれかの方向が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、十字キー114が押下されたと判定された場合には(S212でyes)、処理をS213へ進める。システム制御部110は、十字キー114が押下されていないと判定された場合には(S212でno)、処理をS216へ進める。S213において、システム制御部110は、十字キー114の操作に応じて、表示部106の表示対象となる拡大領域の移動指示を受け付け、移動指示に応じて拡大領域を移動し、移動後の拡大領域を表示するように制御する。本処理は、移動指示を受け付ける受付処理及び移動指示に応じた移動後の拡大領域を表示するよう制御する表示制御処理の一例である。システム制御部110はさらに、移動後の拡大領域の位置に基づいて、新たなフォーカス調整位置を決定し、システムメモリ120に保持しているフォーカス調整位置を、新たなフォーカス調整位置に更新する。より具体的には、システム制御部110は、移動後の拡大領域の中心座標にできるだけ近い位置を新たなフォーカス調整位置として決定する。なお、フォーカス調整位置指標322は、S207で記録したフォーカス調整位置の仮値に基づいて表示されるため、S211でフォーカス調整位置が更新されても、フォーカス調整位置指標322の表示位置は変わらない。
なお、フォーカス調整位置は、処理時点において表示されていた拡大領域の位置に基づいて決定されればよく、そのための具体的な方法は実施形態に限定されるものではない。他の例としては、システム制御部110は、拡大領域を複数の部分領域に分割し、各部分領域のフォーカス評価値を算出し、評価値が最も高い部分領域の位置に基づいて、フォーカス調整位置を決定してもよい。なお、フォーカス評価値は、例えば、画像のコントラストやデフォーカス量に基づいて算出するものとする。これにより、拡大終了後にフォーカスを再調整するときに、よりスムーズに操作を行うことができる。
また、他の例としては、システム制御部110は、拡大領域の画像から人物の顔等予め定められた主被写体を検出し、検出位置に基づいて、フォーカス調整位置を決定してもよい。これにより、主被写体を追い続けてフォーカシングすることがスムーズにできるようになる。また、他の例としては、システム制御部110は、ゾーンAFやAIAFにより拡大領域内の複数の位置の測距位置を求め、デジタルビデオカメラから最も近い位置にある被写体に対応する位置をフォーカス調整位置として決定してもよい。また、他の例としては、システム制御部110は、ユーザ操作に応じて拡大領域内の任意の位置をフォーカス調整位置として決定してもよい。
次に、S214において、システム制御部110は、移動後の拡大領域の位置に応じて、拡大領域指標321の表示位置を移動する。次に、S215において、システム制御部110は、操作方法のキーガイドを表示するよう制御し、その後処理をS210へ進める。図3(c)は、S215における表示部106の表示例を示す図である。移動指示に応じて、拡大領域が移動し、図3(c)に示すように、表示部106には、図3(b)において表示された領域と異なる領域の拡大映像330が表示される。拡大映像330は、拡大映像310の左側の領域の映像である。さらに、拡大映像330上には、キーガイド340が表示されている。キーガイド340には、ガイド341、342が含まれている。
ガイド341は、拡大キー118の押下により拡大表示を終了した場合に、拡大表示時に表示されていた拡大領域に基づいて、フォーカス枠の表示位置が変更されることをユーザに説明する情報である。ガイド342は、キャンセルキー116の押下によって拡大を終了した場合に、フォーカス枠の表示位置が変更されないことをユーザに説明する情報である。キーガイド340を表示することにより、ユーザは、拡大表示を終了するための2つの操作を確認することができる。また、ユーザは、2つの操作のいずれが適しているかを判断することができる。
S216において、システム制御部110は、SETキー115が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、SETキー115が押下されたと判定した場合には(S216でyes)、処理をS217へ進める。システム制御部110は、SETキー115が押下されていない判定した場合には(S216でno)、処理をS219へ進める。S217において、システム制御部110は、映像の拡大倍率を変更する。システム制御部110は、例えば、S216でSETキー115が押下される度に、拡大倍率を2倍、4倍、8倍、2倍、…のようにトグルで変更する。次に、S218において、システム制御部110は、レーダ320の拡大領域指標321の大きさを、S217で決定した拡大倍率に応じて変更し、その後処理をS210へ進める。
S219において、システム制御部110は、拡大キー118が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、拡大キー118が押下されたと判定した場合には(S219でyes)、処理をS220へ進める。システム制御部110は、拡大キー118が押下されていないと判定した場合には(S219でno)、処理をS224へ進める。S220において、システム制御部110は、拡大領域指標321及びフォーカス調整位置指標322を含むレーダ320を表示部106から消去するよう制御する。次に、S221において、システム制御部110は、キーガイド340を表示部106から消去するよう制御する。
次に、S222において、システム制御部110は、映像の拡大表示を終了するよう制御する。次に、S223において、システム制御部110は、拡大表示状態から全体表示状態に切り替える。本処理は、切替処理の一例である。さらに、システム制御部110は、全体画像上に重畳して、システムメモリ120に保持されたフォーカス調整位置に対応する表示位置にフォーカス枠を重畳して表示するよう制御する。システムメモリ120に保持されたフォーカス調整位置は、S213で説明した通り、拡大領域の移動に伴って更新されており、拡大領域に基づく位置となっている。このように、S223では、拡大表示の終了時点に表示部106に表示されていた拡大領域の位置に応じて定まる位置に、表示アイテムとしてのフォーカス枠を重畳して表示するよう制御する。
図3(d)は、S223における表示部106の表示例を示す図である。表示部106には、再び全体映像350が表示される。さらに、図3(d)の例においては、フォーカス調整位置が被写体301から被写体302の位置に変更され、フォーカス枠303が被写体302の位置に重畳表示されている。図3(c)に示すように、被写体302の領域が拡大表示された時点で拡大キー118が押下された場合に、このように、フォーカス枠303の表示位置が変更される。
S224において、システム制御部110は、キャンセルキー116が押下されたか否かを判定する。キャンセルキー116が押下されたと判定した場合には(S224でyes)、処理をS225へ進める。システム制御部110は、キャンセルキー116が押下されたていない判定した場合には(S224でno)、処理をS210へ進める。S225、S226、S227の処理は、S220、S221、S222の処理と同様である。
S228において、システム制御部110は、S207において記録した仮値、すなわち拡大表示前に映像に対して設定されていたフォーカス調整位置(設定位置)で、システムメモリ120に保持したフォーカス調整位置を更新する。すなわち、フォーカス調整位置を、拡大前の位置に戻す。そして、システム制御部110は、拡大表示の後に、全体画像を表示するよう制御し、さらに全体画像に重畳してフォーカス調整位置を示す位置にフォーカス枠を重畳して表示するよう制御する。このように、システム制御部110は、キャンセルキー116が押下された場合には、拡大表示の後の全体映像の表示時には、拡大表示前に設定されていたフォーカス調整位置(設定位置)にフォーカス枠を表示するよう制御する。このように、ユーザは、操作部材である拡大キー118又はキャンセルキー116を押下することにより、フォーカス枠の表示位置が変更されるか否かを指定することができる。すなわち、フォーカス枠の表示位置が変更されるか否かを指定する操作方法は、操作対象の操作部材が異なる操作方法である。
以上の通り、第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラは、拡大表示中に拡大領域を移動した場合に、拡大領域の移動に応じてフォーカス調整位置を変更するか否かをユーザ操作に応じて切り替えることができる。したがって、例えば、システム制御部110は、拡大表示中に主被写体の移動に応じて拡大位置を変更した場合に、フォーカス調整位置を変更後の拡大領域の位置に応じて変更することができる。一方で、システム制御部110は、拡大領域を変更し、他の被写体を確認した場合には、フォーカス調整位置を移動後の拡大領域に合わせて変更することなく、拡大前の元のフォーカス調整位置のままとすることもできる。このように、デジタルビデオカメラは、ユーザ操作に応じて、状況に応じた適切なフォーカス調整位置の表示や設定を行うことができる。
なお、第1の実施形態の第1の変更例としては、システム制御部110は、拡大表示終了の指示と、拡大解除後のフォーカス調整位置を拡大領域に合わせる指示(フォーカス調整位置の確定操作)と、を異なるタイミングにおいて受け付けてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラについて説明する。第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラの構成は、第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの構成と同様である。図4は、第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラによる表示制御処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの動作は、システム制御部110が不揮発性メモリ124に記憶されたプログラムに基づいて、デジタルビデオカメラの各部を制御することによって実現される。このフローチャートは、フォーカスモードスイッチ112がMFに設定されている状態で実行される。また、図5は、図4のフローチャートが示す動作の過程で表示部106に表示される表示画面の一例を示す図である。S401〜S409の処理は、図2を参照しつつ説明したS201〜S209の処理と同様であり、S401において図3(a)の全体映像300が表示され、S409において、図3(b)の拡大映像310が表示されるものとする。
システム制御部110は、S409の処理の後、処理をS410へ進める。S410において、システム制御部110は、十字キー114のいずれかの方向が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、十字キー114が押下されたと判定した場合には(S410でyes)、処理をS411へ進める。システム制御部110は、十字キー114が押下されていないと判定した場合には(S410でno)、処理をS413へ進める。S411において、システム制御部110は、十字キー114の操作に応じて、表示対象の拡大領域を移動し、移動後の拡大領域を表示するよう制御する。次に、S412において、システム制御部110は、移動後の拡大領域の位置に応じて、拡大領域指標321の表示位置を移動し、その後処理をS410へ進める。なお、S411及びS412の処理は、図2を参照しつつ説明したS213及びS214の処理と同様である。
図5(a)は、S412における表示部106の表示例を示す図である。表図3(b)の拡大映像310から拡大領域が移動し、表示部106には、図5(a)に示すように、拡大映像310の左側の領域の拡大映像500が表示される。さらに、拡大映像310上には、レーダ320が重畳表示されている。S412においては、拡大領域が移動したため、レーダ320において、拡大領域指標321とフォーカス調整位置指標322は異なる位置に表示されている。
また、S413において、システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されたか否かを判定する。本処理は、S405の処理と同様である。システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されたと判定した場合には(S413でyes)、処理をS414へ進める。システム制御部110は、フォーカスリング111又はワンショットAFキー117が操作されていないと判定した場合には(S413でno)、処理をS417へ進める。
S414においてフォーカスを調整する処理は、S206の処理と同様である。なお、システムメモリ120に保持したフォーカス調整位置は、前述したS411の処理において拡大領域に合わせて更新されるため、S414でAFが行われる場合は、拡大領域内に対してAFが行われる。次に、S415において、システム制御部110は、フォーカス枠指標の表示位置を、S415の処理時点、すなわちフォーカスの調整操作を受け付けた時点で表示中の拡大領域の位置、すなわち、拡大領域指標の表示位置と同じ位置に移動する。図5(b)は、S415における表示部106の表示例を示す図である。拡大映像510にレーダ320が重畳表示されている。図5(b)においては、S415の処理により、フォーカス調整位置指標322が拡大領域指標321と同じ位置に表示されている。このように、フォーカス調整位置指標322が移動することにより、フォーカス枠が移動したことをユーザが認知することができる。
次に、S416において、システム制御部110は、システムメモリ120に記録されているフォーカス調整位置の仮値を、システムメモリ120に保持したフォーカス調整位置で更新する。システムメモリ120に保持したフォーカス調整位置は、拡大領域が変更されていた場合には、S411の処理において拡大領域に合わせて更新されている。すなわち、フォーカス調整操作を受け付けた時点で表示中の拡大領域の位置に応じて定まった位置である。このように、フォーカス調整操作は、拡大解除後の焦点調節位置の変更指示でもある。システム制御部110は、S416の処理の後、処理をS410へ進める。
また、S417において、システム制御部110は、SETキー115が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、SETキー115が押下されたと判定した場合には(S417でyes)、処理をS418へ進める。システム制御部110は、SETキー115が押下されていないと判定した場合には(S417でno)、処理をS420へ進める。S418及びS419の処理は、図2を参照しつつ説明した、S217及びS218の処理と同様である。
また、S420において、システム制御部110は、拡大キー118又はキャンセルキー116が押下されたか否かを判定する。システム制御部110は、拡大キー118又はキャンセルキー116が押下されたと判定した場合には(S420でyes)、処理をS421へ進める。システム制御部110は、拡大キー118及びキャンセルキー116のいずれも押下されていないと判定した場合には(S420でno)、処理をS410へ進める。S421において、システム制御部110は、拡大領域指標321及びフォーカス調整位置指標322を含むレーダ320の表示を表示部106から消去するよう制御する。次に、S422において、システム制御部110は、映像の拡大表示を終了するよう制御する。
次に、S423において、システム制御部110は、全体映像を表示部106に表示するよう制御する。さらに、システム制御部110は、全体映像上の、システムメモリ120に記録されたフォーカス調整位置の仮値の位置で、システムメモリ120に保持したフォーカス調整位置を更新する。そして、フォーカス調整位置にフォーカス枠を重畳して表示するよう制御する。図5(c)は、S416において仮値が更新された場合のS423における表示部106の表示例を示す図である。表示部106には再び全体映像520が表示される。さらに、図5(c)の例においては、フォーカス調整位置の仮値の更新後の位置にフォーカス枠303が重畳表示されている。なお、S416における仮値の更新が行われなかった場合には、S407において記録された仮値、すなわち拡大表示前に設定されていたフォーカス調整位置に、フォーカス枠303が重畳表示される。なお、第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラのこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係るデジタルカメラの構成及び処理と同様である。
以上のように、第2の実施形態に係るデジタルカメラは、拡大表示中に焦点調節位置の変更指示(フォーカス調整操作)を受け付けたか否かに応じて、フォーカス枠の表示位置及び設定位置を変更するか否かを自動的に判定することができる。すなわち、本実施形態におけるデジタルカメラも、第1の実施形態に係るデジタルカメラと同様に、ユーザ操作に応じて、状況に応じた適切なフォーカス調整位置の表示や設定を行うことができる。
なお、システム制御部110が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、撮像画像を拡大表示可能な装置であれば適用可能である。例えば、カメラにより撮像された画像を受信して表示や処理が可能なリモートライブビュー機能を備えた携帯端末等の情報処理装置であってもよい。また、また、他の例としては、撮影後にリフォーカス可能な静止画や動画を表示可能な情報処理装置であってもよい。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー等に適用可能である。また、本発明は、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置等に適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102 撮像部
106 表示部
110 システム制御部

Claims (14)

  1. 撮像画像中の一部の拡大領域が表示手段に表示された拡大表示状態において、前記表示手段の表示対象の拡大領域の移動指示を受け付ける受付手段と、
    前記拡大表示状態から、前記撮像画像の全体を表示する全体表示状態へ切り替える切替手段と、
    前記拡大表示状態から前記全体表示状態へ切り替えられた際に、前記拡大表示状態において特定の操作が行われていた場合には、前記移動指示による拡大領域の移動後の拡大領域に応じて定まる位置に焦点調整に関する表示アイテムを表示し、前記拡大表示状態において前記特定の操作が行われていなかった場合には、前記移動指示による拡大領域の移動にはかかわらない位置に、焦点調整に関する前記表示アイテムを表示するよう制御する表示制御手段と
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記特定の操作は、第1の操作方法で拡大表示を解除する操作であり、
    前記表示制御手段は、第2の操作方法で拡大表示を解除する操作が行われた場合には、前記拡大表示が解除された際に前記移動指示による前記拡大領域の移動にかかわらない位置に、前記表示アイテムを表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記第1の操作方法と前記第2の操作方法は、操作対象の操作部材が異なる操作方法であることを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記第1の操作方法で操作した場合と前記第2の操作方法で操作した場合とで、前記表示アイテムの表示位置が変わることを示す第1のガイドの表示を行うよう制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示制御装置。
  5. 前記特定の操作は、焦点を調整する操作であることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記全体表示状態から前記拡大表示状態に切り替えらえた際に、切り替わる前の前記全体表示状態において表示していた前記表示アイテムの位置に相当する情報を保持する保持手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記拡大表示状態から前記全体表示状態に切り替わる際に、前記移動指示による拡大領域の移動にはかかわらない位置に前記表示アイテムを表示する場合には、前記保持手段で保持した情報に基づく位置に前記表示アイテムを表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記拡大表示状態において、前記撮像画像に対する、前記保持手段により保持される情報が示す位置と、前記拡大領域の位置と、を示す第2のガイドを表示するよう制御することを特徴とする請求項6に記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記全体表示状態において、前記撮像画像に重畳して前記表示アイテムを表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記拡大表示状態から前記全体表示状態に切り替わった際に、前記移動指示による拡大領域の移動後の拡大領域に応じて定まる位置に前記表示アイテムを表示する場合には、移動後の前記拡大領域のうち、フォーカス評価値の最も高い位置に前記表示アイテムを表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記拡大表示状態から前記全体表示状態に切り替わった際に、前記移動指示による拡大領域の移動後の拡大領域に応じて定まる位置に前記表示アイテムを表示する場合には、移動後の前記拡大領域から検出された特定の被写体の位置に前記表示アイテムを表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の表示制御装置。
  11. 前記表示アイテムが表示される位置は、AFを行う対象となる焦点調整位置又はデフォーカス量を取得する位置であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の表示制御装置。
  12. 表示制御装置が実行する表示制御方法であって、
    撮像画像中の一部の拡大領域が表示手段に表示された拡大表示状態において、前記表示手段の表示対象の拡大領域の移動指示を受け付ける受付ステップと、
    前記拡大表示状態から、前記撮像画像の全体を表示する全体表示状態へ切り替える切替ステップと、
    前記拡大表示状態から前記全体表示状態へ切り替えられた際に、前記拡大表示状態において特定の操作が行われていた場合には、前記移動指示による拡大領域の移動後の拡大領域に応じて定まる位置に焦点調整に関する表示アイテムを表示し、前記拡大表示状態において前記特定の操作が行われていなかった場合には、前記移動指示による拡大領域の移動にはかかわらない位置に、焦点調整に関する前記表示アイテムを表示するよう制御する表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11の何れか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、請求項1乃至11の何れか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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