JP2014228629A - 撮像装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】操作性、特に、フォーカス枠の設定を行う際の操作性を向上させる。【解決手段】システム制御部50は画像データに応じたスルー画像を表示部28に表示している際に、表示部に対するタッチ操作を検出すると、スルー画像上のタッチされた位置にフォーカス枠を移動するとともに、当該フォーカス枠に含まれる範囲を表示部に拡大表示して、当該拡大表示がされている拡大表示領域に対するタッチを検出すると、拡大表示領域でタッチされた位置に対応するスルー画像上の位置にフォーカス枠を移動するように制御する。そして、システム制御部はフォーカス枠の位置に基づいて焦点調節を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネルを有する撮像装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体に関し、特に、操作性を向上させた撮像装置に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置においては、所謂オートフォーカス機能が備えられている。当該オートフォーカス機能を用いると、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子による撮像の結果得られた画像の中央にフォーカス制御に用いるフォーカス枠が表示される。
そして、当該フォーカス枠内の領域における高周波成分が最大となるように、つまり、フォーカス枠内のコントラストが最も大となるように、フォーカス制御が行われる。
従来のオートフォーカス機能においては、フォーカス枠は撮像素子による撮像の結果得られた画像の中央に固定的に表示されていた関係上、フォーカスを合わせようとしている被写体にフォーカスが合わないことがある。
また、フォーカスを合わせようとしている被写体がフォーカス枠内に位置していても、フォーカス枠内にある被写体のサイズがフォーカス枠のサイズと比較して小さ過ぎると、フォーカスを合わせようとしている被写体にフォーカスが合わないことがある。
このような点を解決するため、例えば、ユーザーがタッチパネルをタッチするのみで、フォーカス枠を液晶パネルに表示された画像上の任意の位置に設定することができるようにした撮像装置がある(特許文献1参照)。
また、タッチパネル110による位置入力によって指定された領域に複数の表示画像が存在すると、当該指定領域に存在する表示画像を自動的に拡大表示して、複数の表示画像がタッチパネルの互いに異なった領域に対応する位置に画面表示されるようにするものがある(特許文献2参照)。
特開2007−19685号公報 特開平6−19613号公報
ところが、特許文献1に記載の手法では、表示画面に表示された被写体のサイズが小さいと、ユーザーはフォーカスを合わせようとする被写体を的確に選択できないことがある。
一方、特許文献2に記載の手法では、タッチ操作によって指定された指定領域に複数の表示画像が存在する際、表示画像を拡大表示することが記載されているだけで、ユーザーがフォーカス枠又はフォーカスを合わせようとする被写体の位置を選択してフォーカス枠位置を設定することはできない。
さらに、拡大表示が行われると、表示画面の全体が見辛くなってしまい、かえってユーザーによるフォーカス枠位置の設定が難しくなってしまうことがある。
従って、本発明の目的は、操作性、特に、フォーカス枠の設定を行う際の操作性を向上させることのできる撮像装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、被写体を撮影して画像データを得る撮像手段と、前記画像データに応じたスルー画像が表示される表示手段に対するタッチ操作を検出するタッチ検出手段と、前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に、前記タッチ検出手段によって前記表示手段に対するタッチ操作が検出された場合に、スルー画像上のタッチされた位置にフォーカス範囲を移動するとともに、前記フォーカス範囲に含まれる範囲を前記表示手段に拡大表示して、当該拡大表示がされている拡大表示領域に対するタッチがあった場合に、該拡大表示領域でタッチされた位置に対応するスルー画像上の位置に前記フォーカス範囲を移動するように制御する制御手段と、前記フォーカス範囲の位置に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作性、特にフォーカス枠(フォーカス範囲)の設定の際の操作性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその外観を示す斜視図である。 図1に示すカメラの構成の一例を示すブロック図である。 図2に示すカメラで行われる撮影モード処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示すカメラにおけるフォーカス枠の表示を説明するための図であり、(a)はデフォルトサイズのフォーカス枠が表示部のデフォルト位置に表示された状態を示す図、(b)はタッチをした位置にフォーカス枠を表示した状態を示す図、(c)はフォーカス枠内の像が表示部の異なるエリアに拡大されて表示された状態を示す図、(d)は拡大表示像の表示エリアにタッチをした状態を示す図、(e)はタッチをした位置にある被写体にフォーカス枠を移動した状態を示す図である。 図2に示すカメラで用いられるタッチパネルマップを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラにおける撮影モード処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるカメラにおける撮影モード処理の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその外観を示す斜視図である。
図示の撮像装置は、所謂デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、少なくとも静止画の撮影を行うことができる。カメラ100はその背面側に表示部28が配置されており、この表示部28には画像および各種情報が表示される。
カメラ100の上面には電源オンおよび電源オフを切り替える電源スイッチ72が配置されるとともに、シャッターボタン61が配置されている。
表示部28の右側には、各種モードを切り替えるモードダイアル(モード切替スイッチともいう)60が配置されるとともに、ユーザーからの各種操作を受け付ける操作部70が配置されている。なお、シャッターボタン61は操作部70の1つである。
操作部70にはユーザーからの各種操作を受け付けるための各種スイッチ、ボタン、タッチパネルおよびなどが備えられている。さらに、操作部70にはコントローラホイール73が備えられており、このコントローラホイール73は回転操作に応じた指令を送出する。
図示の例では、カメラ100には、カメラ100と外部機器(図示せず)とを接続するための接続ケーブル111が接続されている。接続ケーブル111はコネクタ112によってカメラ100に接続される。
カメラ100には記録媒体スロット201が形成されており、この記録媒体スロット201にはメモリカード又はハードディスクなどの記録媒体200が収納される。
記録媒体スロット201に記録媒体200を収納する際には、カメラ100に設けられた蓋部202を開いて、記録媒体スロット201に記録媒体200を収納する。
図2は、図1に示すカメラ100の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、カメラ100は撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)103を備えており、撮影レンズ103には、少なくともズームレンズおよびフォーカスレンズが備えられている。
撮影レンズ103の後段には絞り機能を備えるシャッター101が配置されている。そして、シャッター101の後側には、光学像を電気信号に変換するCCD又はCMOS素子を有する撮像部22が配置されている。撮像部22の出力であるアナログ信号はA/D変換器23によってデジタル信号(画像データ)に変換される。
なお、撮影レンズ103の前面側にはバリア102が配置されており、このバリア102は撮影レンズ103、シャッター101、および撮像部22などを覆って、汚れおよび破損を防止するためのものである。
画像処理部24はA/D変換器23の出力である画像データ、又はメモリ制御部15から画像データを受けて、所定の画素補間および縮小などのリサイズ処理と色変換処理とを行う。
また、画像処理部24は撮像の結果得られた画像データを用いて所定の演算処理を行う。そして、システム制御部50は当該演算結果に基づいて露光制御および測距制御を行う。
これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。
さらに、画像処理部24は撮像の結果得られた画像データを用いて所定の演算処理を行って、当該演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力である画像データは、画像処理部24およびメモリ制御部15を介して、或いは直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。
メモリ32は、所定枚数の静止画像又は所定時間の動画像および音声を格納するための十分な記憶容量を備えている。
図示のメモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねており、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28に与えられて、画像として表示される。
なお、表示部28は、例えば、LCDである。また、メモリ32に蓄積された画像データをD/A変換器13においてD/A変換して表示部28に逐次転送して表示すれば、表示部28は電子ビューファインダとして機能しスルー画像表示を行うことができる。
システム制御部50はカメラ100全体の制御を司る。不揮発性メモリ56にはシステム制御部50の動作用の定数、変数、およびプログラムなどが格納されている。
このプログラムには、後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムが含まれる。不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであって、例えば、EEPROMが用いられる。
システムメモリ52は、例えば、RAMであり、システム制御部50は不揮発性メモリ56から動作用の定数、変数、およびプログラムなどを読み出して、システムメモリ52に展開する。
なお、メモリ32に書き込まれた画像データは、システム制御部50においてファイル化されて、インターフェース(I/F)18を介して記録媒体200に記録される。
システム制御部50にはシステムタイマー53が接続されており、システムタイマー52はシステム制御部50による各種制御で用いる時間を計測してシステム制御部50に与える。
前述のモード切替スイッチ60は、例えば、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、および再生モードなどのいずれかに切り替えるためのスイッチである。
上記の静止画記録モードには、例えば、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、およびカスタムモードがある。モード切り替えスイッチ60を用いれば、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。
また、モード切り替えスイッチ60によって静止画記録モードに一旦切り換えた後、上記のモードのいずれかに操作部を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画記録モードにも複数のモードが含まれている。
シャッターボタン61が操作途中(半押し:撮影準備指示)であると、第1のシャッタースイッチ62がオンとなって、第1のシャッタースイッチ信号SW1がシステム制御部50に与えられる。
これによって、システム制御部50はAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理などの動作を開始する。
シャッターボタン61が操作完了(全押し)になると、第2のシャッタースイッチ64がオンとなって、第2のシャッタースイッチ信号SW2がシステム制御部50に与えられる。これによって、システム制御部50は撮像部22の信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮像処理の動作を開始する。
表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作すると、場面毎に適宜機能が割り当てられて、操作部70は各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとして、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、および属性変更ボタンがある。
操作部70においてメニューボタンが操作されると、システム制御部50は各種設定を行うためのメニュー画面を表示部28に表示する。ユーザーは表示部28に表示されたメニュー画面を見て、4方向キーおよびSETボタンを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
図1に示すコントローラホイール73は方向ボタンとともに選択項目を指示する際などに用いられる。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じた電気的なパルス信号が発生する。システム制御部50は当該パルス信号に基づいてカメラ100を制御する。システム制御部50はパルス信号によってコントローラホイール73が回転操作された角度およびその回転数を知ることができる。
なお、コントローラホイール73は回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、コントローラホイール73はユーザーの回転操作に応じてパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、コントローラホイール73は回転することなく、タッチセンサよりなる操作部材であってユーザーの指の回転動作などを検出するものであってもよい(所謂タッチホイール)。
電源制御部80は電池検出回路、DC−DCコンバータ、および通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などを備えている。そして、電源制御部80は電池の装着の有無、電池の種類、および電池残量の検出を行う。
また、電源制御部80は上記の検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御して、所定の電圧を必要な期間の間、記録媒体200を含む各部に供給する。
電源制御部80には電源部30が接続されている。電池部30はアルカリ電池又はリチウム電池などの一次電池、又はNiCd電池、NiMH電池、又はLi電池などの二次電池を備えるとともに、ACアダプターなどを有している。
記録媒体I/F18は、メモリカード又はハードディスクなどの記録媒体200とのインターフェースであり、記録媒体200には撮影の結果得られた画像データが記録される。この記録媒体200は、例えば、半導体メモリ又は磁気ディスクから構成される。
ところで、カメラ100においては所謂中央1点AFおよび顔AFを用いた撮影を行うことが可能である。中央1点AFとは撮影画面内の中央位置1点に対してAFを行うことである。顔AFとは顔検出機能によって検出された顔に対してAFを行うことである。
ここで、顔検出機能について説明する。
システム制御部50は顔検出対象の画像データを画像処理部24に送る。システム制御部50の制御下で画像処理部24は、当該画像データに対して水平方向バンドパスフィルタ処理を行う。
そして、システム制御部50の制御下で画像処理部24は、水平方向バンドパスフィルタ処理された画像データに垂直方向バンドパスフィルタ処理を行う。これら水平および垂直方向バンドパスフィルタ処理によって、画像データからエッジ成分が検出される。
その後、システム制御部50は、検出されたエッジ成分についてパターンマッチング処理を行って、目および鼻、口、耳の候補群を抽出する。そして、システム制御部50は、抽出された目の候補群から予め設定された条件(例えば、2つの目の距離および傾きなど)を満たす候補を、目の対と判断して目の対があるもののみ目の候補群(絞込み目の候補群)として絞り込みを行う。
システム制御部50は、絞込み目の候補群とそれに対応する顔を形成する他のパーツ(鼻、口、耳)を対応づけて、予め設定した非顔条件フィルタ処理を行って顔(顔領域)を検出する。システム制御部50は、顔の検出結果に応じて顔情報を出力して処理を終了する。この際、システム制御部50は顔の数などの特徴量をシステムメモリ52に記憶する。
このようにして、ライブビュー表示又は再生表示される画像データを画像解析して、画像データの特徴量を抽出すれば被写体情報(ここでは、顔情報)を得ることができる。
なお、ここでは、顔情報を例に挙げて説明したが、被写体情報には他にも赤目判定結果、目の検出結果、目つむり検出結果、および笑顔検出結果などの様々な情報がある。
上述の顔AFとともに、カメラ100では顔AE,顔FE、および顔WBを行うことができる。顔AEとは検出された顔の明るさに合わせて、画面全体の露出を最適化する処理である。
また、顔FEとは検出された顔を中心としてフラッシュの調光を行う処理である。さらに、顔WBとは検出された顔の色に合わせて画面全体のWBを最適化する処理である。
表示部28にはタッチパネル(図示せず)が備えられており、システム制御部50はタッチパネルに対するタッチを検出可能である。タッチパネルと表示部28とは一体的に構成される。
例えば、光の透過率が表示部28の表示を妨げないようにして、タッチパネルを表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネルにおける入力座標と表示部28上の表示座標とを対応付ける。
これによって、恰もユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
システム制御部50はタッチパネル(つまり、表示部28)に対する次の操作を検知する。
システム制御部50はタッチパネルを指又はペンで触れる操作(タッチダウン)、タッチパネルを指又はペンで触れた状態で同一の位置に保持する操作(タッチオン)、およびタッチパネルを指又はペンで触れた状態で始めの位置から移動する操作(ムーブ)を検知する。
さらに、システム制御部50は、タッチパネルを指又はペンで触れた状態から離す操作(タッチアップ)およびタッチパネルに何も触れていない状態(タッチオフ)を検知する。
上記の操作およびタッチパネルに指又はペンが触れている位置を示す位置座標は内部バス(図示せず)を介してタッチ情報としてシステム制御部50に送られる。システム制御部50はタッチ情報に基づいてタッチパネルでどの様な操作が行なわれたかについて判定する。
ムーブの場合には、システム制御部50はタッチパネル上で移動する指又はペンの移動方向についても位置座標の変化に応じて、タッチパネル上の垂直成分および水平成分毎に判定する。
なお、タッチパネルにおいてタッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップをした際、ストロークを描いたとする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指又はペンを触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すという操作であり、言い換えると、タッチパネルを指ではじくように素早くなぞる操作である。
所定の距離以上かつ所定の速度以上でムーブしたことを検知して、その状態でタッチアップを検知すると、システム制御部50はフリックが行なわれたと判定する。また、所定の距離以上かつ所定の速度未満でムーブしたことを検知すると、システム制御部50はドラッグが行なわれたと判定する。
なお、タッチパネルとして、抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、又は光センサ方式などのいずれの方式のタッチパネルを用いてもよい。
ここで、図2に示すカメラ100における撮影モード処理について説明する。
図3は、図2に示すカメラ100で行われる撮影モード処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートにおける処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することによって行われる。
撮影モード処理を開始すると、システム制御部50は、前述したようにしてスルー画像を表示部28に表示する(ステップS301)。続いて、システム制御部50は、表示部28にデフォルトフォーカス(AF)枠401をスルー画像に重畳して表示する(ステップS302)。
図4は、図2に示すカメラ100におけるフォーカス枠の表示を説明するための図である。そして、図4(a)はデフォルトサイズのフォーカス枠が表示部のデフォルト位置に表示された状態を示す図であり、図4(b)はタッチをした位置にフォーカス枠を表示した状態を示す図である。
また、図4(c)はフォーカス枠内の像が表示部の異なるエリアに拡大されて表示された状態を示す図であり、図4(d)は拡大表示像の表示エリアにタッチをした状態を示す図である。さらに、図4(e)はタッチをした位置にある被写体にフォーカス枠を移動した状態を示す図である。
ステップS302において、システム制御部50はデフォルトサイズのAF枠402を、表示部28のデフォルト位置(例えば、中央部)に表示する。図示のように、AF枠401(フォーカス範囲)は、例えば、横長の長方形状をしており、その重心位置がデフォルト位置に一致し、かつデフォルトサイズで表示される。
続いて、システム制御部50は、ユーザーが表示部28に表示された画面上(つまり、スルー画像上)をタッチダウンしたか否かを判定する(ステップS303)。タッチダウンがないと(ステップS303において、NO)、システム制御部50は、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンとなったか否かを判定する(ステップS304)。
第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンとなると(ステップS304において、YES)、システム制御部50は、図4(a)に示す状態でAF枠401内の被写体に対してAF処理を実行する(ステップ305)。そして、システム制御部50は第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンとなったか否かを判定する(ステップS306)。
第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンでないと(ステップS306において、NO)、システム制御部50は第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンであるか否かを判定する(ステップS307)。そして、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンであれば(ステップS307において、YES)、システム制御部50はステップS306の処理に戻って、第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンであるか否かを判定する。
一方、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンでないと(ステップS307において、NO)、システム制御部50はステップS303の処理に戻って、タッチダウンがあったか否かを判定する。
第2のシャッタースイッチSW2がオンとなると(ステップS306において、YES)、システム制御部50は、前述したようにして撮影処理を行って(ステップS308)、ステップS303の処理に戻る。
なお、ステップS304において、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンでないと(ステップS304において、NO)、システム制御部50はステップS303の処理に戻る。
ユーザーが表示部28に表示された画面をタッチダウンすると(ステップS303において、YES)、システム制御部50は当該タッチダウンがあった位置にAF枠401を移動させる(ステップS310)。
この結果、図4(b)に示すように、表示部28には、ユーザーがタッチをした位置にAF枠401が表示されることになる。この際、システム制御部50はAF枠401の重心位置をタッチ位置に一致させる。なお、AF枠401のサイズは変更しない。
続いて、図4(c)に示すように、システム制御部50は、図4(b)に示すAF枠401から離れたエリアに表示枠(拡大表示エリア又は拡大表示領域)402を表示して、AF枠401内の像を拡大し、拡大画像として表示枠402に表示する(ステップS311)。
表示枠401は、例えば、表示部28の画面を中央より左側の左側領域と中央より右側の右側領域とに分けた場合、タッチダウンの位置(つまり、AF枠401を移動させた位置)から遠い領域に表示される。つまり、左側領域においてタッチダウンが行われて、左側領域にAF枠401が移動すると、右側領域に表示枠402が設定されることになる。
続いて、システム制御部50はAF枠401内の被写体に対してAF処理を実行する(ステップ312)。そして、システム制御部50は、ユーザーが表示部28に表示された画面をタッチダウンしたか否かを判定する(ステップS313)。
ユーザーが画面をタッチダウンすると(ステップS313において、YES)、システム制御部50はタッチ位置が拡大表示エリア402内であるか否かを判定する(ステップS314)。タッチ位置が拡大表示エリア402内にないと(ステップS314において、NO)、システム制御部50はステップS310の処理に戻って、当該タッチダウンがあった位置にAF枠401を移動させる。
一方、図4(d)に示すように、ユーザーが拡大表示エリア402内の領域をタッチすると、つまり、タッチ位置が拡大表示エリア402内にあると(ステップS314において、YES)、システム制御部50は拡大エリア402内のタッチ位置に対応する画面上の位置にAF枠401を移動させる(ステップS315)。
図5は、図2に示すカメラ100で用いられるタッチパネルのマップ(タッチパネルマップ)を説明するための図である。
前述のAF枠401と拡大表示エリア402とは対応付けられており、ここでは、拡大表示エリア402に対応するタッチパネルの位置座標は、タッチパネルの絶対位置座標とは異なってAF枠401内の座標に変換される。
いま、AF枠401のエリアが、タッチパネルの絶対位置座標において(a,b)、(a+h,b)、(a+h,b+i)、および(a,b+i)で囲まれたエリアであるとする。また、拡大表示エリア402はタッチパネルの絶対位置座標において(c,d)、(c+j,d)、(c+j,d+k)、および(c,d+k)で囲まれたエリアとする。
ユーザーがタッチパネルの絶対位置座標において(c,d)、(c+j,d)、(c+j,d+k)、および(c,d+k)で囲まれたエリアをタッチすると、つまり、ユーザーが拡大表示エリア402内をタッチすると、システム制御部50はタッチパネルの絶対位置座標において(a,b)、(a+h,b)、(a+h,b+i)、(a,b+i)で囲まれたエリア(つまり、AF枠401)内の対応する位置座標を検知する。
この結果、ステップS315においては、システム制御部50は、拡大表示エリア402内のタッチ位置を図4(d)に示すAF枠401のエリア内の位置座標に変換して、当該位置座標にAF枠401を移動させてAF枠403として表示する。
システム制御部50はAF枠401を移動させる際、上記のタッチ位置に被写体が存在すると、当該被写体に合わせてAF枠403のサイズを調整する(図4(e)参照)。一方、タッチ位置に被写体が存在しなければ、システム制御部50はAF枠403のサイズをAF枠401のサイズよりも小さくする。
このように、タッチ位置に被写体が存在しなかった場合に、AF枠を移動前よりも小さくすれば、拡大表示エリアのタッチに応じてユーザーの意図する位置にAFを行わせることができる。
その後、システム制御部50は移動後のAF枠403内の像を拡大して拡大画像として拡大表示エリア402に表示する(ステップS316)。この結果、図4(e)に示すように、拡大表示エリア402にはAF枠403内の像が拡大して表示され、拡大表示エリア402における拡大表示が更新される。
ステップS316の処理の後、システム制御部50はステップS313の処理に戻って、ユーザーが表示部28に表示された画面をタッチダウンしたか否かを判定する。
ステップS313において、ユーザーが画面をタッチダウンしないと(ステップS313において、NO)、システム制御部50は、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンとなったか否かを判定する(ステップS317)。
第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンとなると(ステップS317において、YES)、システム制御部50は、図4(c)に示す状態でAF枠401内の被写体に対してAF処理を実行する(ステップ318)。そして、システム制御部50は第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンとなったか否かを判定する(ステップS319)。
第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンでないと(ステップS319において、NO)、システム制御部50は第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンであるか否かを判定する(ステップS320)。そして、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンであれば(ステップS320において、YES)、システム制御部50はステップS319の処理に戻って、第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンであるか否かを判定する。
一方、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンでないと(ステップS320において、NO)、システム制御部50はステップS313の処理に戻って、タッチダウンがあったか否かを判定する。
第2のシャッタースイッチSW2がオンとなると(ステップS319において、YES)、システム制御部50は、前述したようにして撮影処理を行って(ステップS322)、ステップS313の処理に戻る。
なお、ステップS317において、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンでないと(ステップS317において、NO)、システム制御部50はステップS313の処理に戻る。
上述の例では、拡大表示エリアにAF枠内の像を拡大表示するようにしたが、拡大表示の他に、例えば、表示枠に被写体候補を表示するようにしてもよく、さらにはAF枠内の座標を表示枠に表示するようにしてもよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、ユーザーのタッチ操作に応じてAF枠を移動させるとともに、拡大表示エリアにAF枠内の像を拡大表示するようにしたので、AF枠の設定を行う際の操作性を向上させることができる。
[第2の実施例形態]
次に、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。
なお、第2の実施形態におけるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態によるカメラにおける撮影モード処理の一例を説明するためのフローチャートである。
第2の実施形態によるカメラでは、撮影モード処理の際、図3で説明したステップS301〜S310の処理が行われる。ステップS310の処理を行った後、システム制御部50はAF枠401内のエリアにおいて被写体の検出を行う(ステップS601)。そして、システム制御部50はAF枠401内のエリアにおいて複数の被写体が検出されたか否かを判定する(ステップS602)。なお、被写体検出の際には、上述した顔検出機能が用いられる。
複数の被写体が検出されないと、つまり、検出された被写体が1つ以下であると(ステップS602において、NO)、システム制御部50は、図3で説明したステップS303の処理に戻る。
一方、複数の被写体が検出されると(ステップS602において、YES)、システム制御部50は、AF枠401内のエリアにおいて被写体間の距離を算出して、被写体間距離を得る(ステップS603)。なお、被写体間距離は画像上の距離として求められる。
続いて、システム制御部50は被写体間距離が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS604)。被写体間距離が所定値を超えていると(ステップS604において、NO)、システム制御部50は、図3で説明したステップS303の処理に戻る。
一方、被写体間距離が所定値以下であると(ステップS604において、YES)、つまり、タッチ位置から所定範囲内に複数の被写体が検出されると、システム制御部50は、図3で説明したステップS311の処理に進む。
このように、本発明の第2の実施形態では、AF枠内のエリアに複数の被写体が存在し、かつ被写体間距離が所定値以下であると、表示部28の拡大表示エリアに拡大画像が表示される。つまり、第2の実施形態では、複数の被写体が存在ししかも距離が近いのでユーザーがフォーカスを合わせたい被写体をタッチパネル操作で的確に選択しづらい場合に、拡大表示が行われることになる。
従って、ユーザーは、表示画面全体、つまり、撮影する全体画面を確認しつつフォーカスを合わせたい被写体を、タッチパネル操作で的確に選択することができる。この結果、操作性、特に、フォーカス枠の設定の操作性を向上させることができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例について説明する。
なお、第3の実施形態におけるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので説明を省略する。
図7は、本発明の第3の実施形態によるカメラにおける撮影モード処理の一例を説明するためのフローチャートである。
第3の実施形態によるカメラでは、撮影モード処理の際、図3で説明したステップS301〜S303の処理が行われる。ユーザーが表示部28に表示された画面をタッチダウンすると(ステップS303において、YES)、システム制御部50は内蔵するカウンタをリセット(n=0)とする(ステップS701)。
そして、システム制御部50はタッチ操作の座標をタッチ入力座標として取得し、当該タッチ入力座標をシステムメモリ52に登録入力座標として記憶する(ステップS702)。その後、図3のステップS310で説明したように、システム制御部50は当該タッチダウンがあった位置にAF枠401を移動させる(ステップS703)。
続いて、システム制御部50は、再度ユーザーが表示部28に表示された画面をタッチダウンしたか否かを判定する(ステップS704)。ユーザーが画面をタッチダウンすると(ステップS704において、YES)、システム制御部50はタッチ操作の座標をタッチ入力座標として取得する(ステップS705)。
そして、システム制御部50は当該タッチ入力座標と登録入力座標(前回のタッチ入力座標)とを比較して2点間の距離(タッチ位置間の距離)を算出する(ステップS706)。
次に、システム制御部50は2点間の距離が所定値以下(所定の距離以下)であるか否かを判定する(ステップS707)。2点間の距離が所定値以下であると(ステップS707において、YES)、システム制御部50はカウントアップ(n=n+1)を行って(ステップS708)、カウントアップ後のカウント値nが所定の回数m以上であるか否かを判定する(ステップS709)。
カウント値n≧所定の回数mであると(ステップS709において、YES)、つまり、上記の所定の距離以下である回数が所定回数以上であると、システム制御部50は、図3で説明したステップS311の処理に進む。
一方、カウント値n<所定の回数mであると(ステップS709において、NO)、システム制御部50は、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンであるか否かを判定する(ステップS710)。
第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンであると(ステップS710において、YES)、システム制御部50は、図3で説明したステップS305の処理に進む。一方、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンでないと(ステップS710において、NO)、システム制御部50はステップS704の処理に戻って、タッチダウンがあったか否かを判定する。
なお、ステップS704において、タッチダウンがないと判定すると(ステップS704において、NO)、システム制御部50はステップS710の処理に進む。また、ステップS707において、2点間の距離が所定値を超えると(ステップS707において、NO)、システム制御部50はステップS710の処理に進む。
このように、本発明の第3の実施形態では、ユーザーがタッチパネルに所定の回数m連続して所定の範囲内でタッチした場合のみ、システム制御部50は拡大表示エリアに拡大画像を表示することになる。つまり、ユーザーがフォーカスを合わせたい被写体をタッチパネル操作で的確に選択しづらい場合に、システム制御部50は拡大表示を行うことになる。
従って、ユーザーは表示画面全体、つまり、撮影する全体画面を確認しつつ、フォーカスを合わせたい被写体をタッチパネルの操作で的確に選択することができる。その結果、操作性、特に、フォーカス枠の設定の操作性を向上させることができる。
以上説明した各実施形態によれば、フォーカス枠内を拡大表示するので、ユーザーは表示画面における被写体のサイズが小さい場合であっても、フォーカスを合わせようとしている被写体を的確に選択できる。
このため、本発明の撮像装置では、ユーザーが選択した被写体に対してフォーカス枠が設定されるので、表示画面における被写体のサイズがフォーカス枠のサイズに比べて小さすぎる場合であっても、フォーカスを合わせようとしている被写体に容易にフォーカスを合わせることができる。
さらに、本発明の撮像装置では、ユーザーの操作内容(タッチ操作)に応じて拡大表示するか否かを判定するので、表示画面全体が見難くなってしまうことが少ない。
上述の説明から明らかなように、図2に示す例では、少なくとも撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22、およびA/D変換器23が撮像手段を構成する。
また、画像処理部24、メモリ制御部15、およびシステム制御部50はタッチ検出手段、制御手段、および焦点調節手段として機能することになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
なお、システム制御部における制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラなどの撮像装置に適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されず、撮像手段を備え、タッチ入力可能な機器であれば適用可能である。すなわち、本発明は、PDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、およびゲーム機などに適用可能である。
[他の実施形態]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
15 メモリ制御部
22 撮像部
24 画像処理部
28 表示部
50 システム制御部
60 モード切替スイッチ
61 シャッターボタン
70 操作部
72 電源スイッチ
80 電源制御部

Claims (12)

  1. 被写体を撮影して画像データを得る撮像手段と、
    前記画像データに応じたスルー画像が表示される表示手段に対するタッチ操作を検出するタッチ検出手段と、
    前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に、前記タッチ検出手段によって前記表示手段に対するタッチ操作が検出された場合に、スルー画像上のタッチされた位置にフォーカス範囲を移動するとともに、前記フォーカス範囲に含まれる範囲を前記表示手段に拡大表示して、当該拡大表示がされている拡大表示領域に対するタッチがあった場合に、該拡大表示領域でタッチされた位置に対応するスルー画像上の位置に前記フォーカス範囲を移動するように制御する制御手段と、
    前記フォーカス範囲の位置に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記拡大表示領域を前記タッチされた位置と異なる位置で前記表示手段に前記スルー画像に重畳して表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記拡大表示領域に対するタッチに応じて前記フォーカス範囲を移動させた場合には、移動後のフォーカス範囲のサイズを移動前のフォーカス範囲のサイズよりも小さくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記拡大表示領域に対するタッチに応じて前記フォーカス範囲を移動させた場合、前記タッチ位置に被写体が存在すると、当該被写体に合わせて前記フォーカス範囲のサイズを調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に前記表示手段に対するタッチがあった場合に、当該タッチ位置から所定範囲内に複数の被写体が検出されると前記拡大表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に前記表示手段に対するタッチがあった場合に、当該タッチ位置から所定範囲内に複数の被写体が検出され、かつ当該複数の被写体間の距離が所定値以下であると前記拡大表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記被写体の検出を行う際、当該被写体の顔を検出することを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に前記表示手段に対するタッチがあった場合に、当該タッチ位置と前回のタッチ位置とを比較して、タッチ位置間の距離が所定の距離以下であると前記拡大表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に前記表示手段に対するタッチがあった場合に、当該タッチ位置と前回のタッチ位置とを比較して、タッチ位置間の距離が所定の距離以下であり、かつタッチ位置間の距離が所定の距離以下である回数が所定回数以上であると前記拡大表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 被写体を撮影して画像データを得る撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画像データに応じたスルー画像が表示される表示手段に対するタッチ操作を検出するタッチ検出ステップと、
    前記スルー画像を前記表示手段に表示している際に、前記タッチ検出ステップで前記表示手段に対するタッチ操作が検出された場合に、スルー画像上のタッチされた位置にフォーカス範囲を移動するとともに、前記フォーカス範囲に含まれる範囲を前記表示手段に拡大表示して、当該拡大表示がされている拡大表示領域に対するタッチがあった場合に、該拡大表示領域でタッチされた位置に対応するスルー画像上の位置に前記フォーカス範囲を移動するように制御する制御ステップと、
    前記フォーカス範囲の位置に基づいて焦点調節を行う焦点調節ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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