JP7225004B2 - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は電子機器及びその制御方法に関し、特に画像の撮影中と再生中とに、画像にアイテムを重畳して表示する技術に関する。
撮影中、画像に重畳して合焦領域を示す枠(AF枠)などのアイテムを表示した場合に、被写体が見えにくくなる場合がある。特許文献1では、1つ1つのAF枠を撮像画像上に表示しており、撮影時に被写体の顔の位置のAF枠は薄く表示することが開示されている。特許文献2では、撮影時には格子状にAF枠を示すことが開示されている。
本発明は、上記の課題に鑑み、画像の撮影時にも再生時にも、画像上にAF枠のようなアイテムを表示する場合の視認性を向上させることを目的とする。
特開2018-054762号公報 特開2005-295418号公報
近年の撮像装置では測距性能の向上により、測距点をより細かく検出可能になっている。特許文献1では、1つ1つのAF枠を撮像画像上に表示しているため、各測距点が小さくなり、数が増えると、撮影中に被写体が見えにくくなってしまう可能性がある。特許文献2のように格子状にAF枠を示すと、測距点の数が増え、合焦している位置と合焦していない位置とが隣り合った場合にいずれの位置に合焦点しているのか分かりにくい。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、表示部へのアイテムの表示を制御可能な表示制御手段であって、
前記表示部に撮像手段で撮像されたライブビュー画像が表示されている第1の場合には、前記ライブビュー画像に重畳して、合焦している領域のうち、隣り合う当該領域を示すアイテムの境界を1本の線で表示し、
前記表示部に前記ライブビュー画像ではない再生画像が表示されている第2の場合には、前記再生画像に重畳して、合焦した領域のうち、隣り合う当該領域を示すアイテムの境界は複数の線で表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像の撮影時にも再生時にも、画像上にAF枠のようなアイテムを表示する場合の視認性を向上させることができる。
本発明の実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの外観図 本発明の実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの構成例を示すブロック図 合焦領域を示す枠を矩形で表示した場合の表示例を示す図 合焦領域を示す枠を格子状で表示した場合の表示例を示す図 本発明における合焦領域を示す枠の表示例を示す図 本実施形態における合焦領域の表示を示すフローチャート 本実施形態における合焦領域の表示の変形例を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)、(b)に本発明を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する、デジタルカメラ100背面に設けられた表示部である。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。
ファインダ外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。
端子カバー40は外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。
メイン電子ダイヤル71は操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。
十字キー74は操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キー(4方向キー)である。十字キー74の押した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。
拡大ボタン78は操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFFを行うための操作ボタンである。拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、LV画像の拡大、縮小を行える。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。
再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、後述する記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
メニューボタン81は、操作部70に含まれ、メニューボタン81が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、十字キー74やSETボタン75を用いて直感的に各種設定を行うことができる。
デジタルカメラ100の前面部にある通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。
接眼部16は、接眼ファインダ(覗き込み型のファインダ)の接眼部であり、ユーザは、接眼部16を介して内部のEVF29に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は接眼部16に撮影者が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。
蓋202は記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラを保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73が配置されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、前述の通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6、10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24により得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28、EVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28、EVF29により表示される。表示部28、EVF29は、LCDや有機EL等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV表示)を行うことができる。以下、ライブビューで表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
ファインダ外液晶表示部43には、ファインダ外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、例えばRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
モード切替スイッチ60、操作部70、シャッターボタン60に含まれる第1シャッタースイッチ62及び、第2シャッタースイッチ64、はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モードと動画撮影モードの各撮影モードのいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)、がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に撮像された画像を画像ファイルとして書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、動画ボタン76、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のONとOFFとを切り替え可能なスイッチである。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
接眼検知部57はファインダの接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部29は非表示とする。接眼検知部57は、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダの接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)に受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる目や物体の接近を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。システム制御部50はタッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
図3は、合焦領域(または測距領域)を示す枠を矩形で表示した場合の表示例である。
図3(a)の枠301と図3(b)の枠302は、合焦領域を示す枠(AF枠)である。図3(a)のように、枠の数が少ないと被写体の状態(表情や景色など)が見やすく、撮影の際に被写体の様子を見ながら撮影が行いやすい。一方で、図3(b)のように、領域を示す枠の数が多いと、表示される枠の面積が大きくなる。さらに各枠自体と、枠と枠の間の領域とで細かく領域が分けられるため、被写体が図3(a)の時よりも見にくくなる可能性がある。特に、近年の測距性能の向上により、AF枠の数が増えつつある。その為、例えばAF枠が増えた際に矩形で示した(それぞれのAF枠が独立した枠)場合には、ユーザにとって合焦位置をより細かく設定できるようになるが、被写体の視認性が低下してしまう可能性が向上する。よって、ユーザはどの位置に合焦しているのか撮影中に素早く把握しにくくなる可能性がある。
図4は、AF枠を格子状で表示した場合の表示例である。
図4(a)の枠401と図4(b)の枠402はAF枠である。枠401と図3の枠302とでは、同じ数の枠を表示しているが、図4の枠401の方が被写体を視認しやすい。よって、例えばAF枠の数が多い場合でも、矩形上に表示をするよりかも撮影中の視認性が低下しにくい。図4(b)の枠402は、3×3の枠表示の際に小枠Eのみ非表示になっている状態を示している。ここで、枠402に含まれる1つ1つの合焦位置を示す枠を小枠という。例えば、各枠が合焦位置を示しており、他の枠と線を共有する小枠Eの位置には合焦していない際にも、小枠B、D、F、Hの位置に合焦している場合には、枠402の表示から小枠Eの位置に合焦しているのかしていないのか判断ができない。
図5は、本発明におけるAF枠の表示例である。
図5(a)の枠501と図5(b)の枠502はAF枠である。
図5(a)は、撮影時においてライブビュー画像に重畳して枠501が表示されている様子を示しており、図5(b)は、再生時に再生画像に重畳して枠502が表示されている様子を示している。
撮影時のように、測距や合焦の位置を瞬時に確認したほうがよい、被写体の視認性を低下させないほうがよい場合は、格子状の枠表示(隣り合う2つのAF領域の境界を1本の境界線で表示)の方がよい。格子上に枠を表示すると図4を使って説明したように、特定の枠が表示されているのかされていないのか、表示からは判断できない場合がある。しかしながら、撮影中には、シャッターチャンスを逃さないことがユーザにとって大切であるため、格子状に表示をしたほうがよい。
再生時のように、測距や合焦の位置を正確に確認したほうがよい、枠が被写体の視認性を低下させている場合には枠を非表示にする設定を行う時間がある場合は、矩形を並べた枠表示(隣り合う2つのAF領域の境界を複数の境界線で表示)の方がよい。
図6には、本実施形態における合焦領域の表示を示すフローチャートを示す。
この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理はデジタルカメラ100に電源が入り、表示部28にライブビュー画像または再生画像が表示された状態に遷移すると開始する。
S601では、システム制御部50は、撮影中であるか、再生中であるかを判定する。撮影中である場合はS603へ進み、再生中の場合はS602へ進む。S601の判断は、表示部28またはEVF29にライブビュー画像が表示されている場合にはS603へ進み、再生画像が表示されている場合にはS602へ進むようにしてもよい。
S602では、システム制御部50は、AF枠表示のパターンをパターン1に設定する。パターン1では、図5(b)のように、隣り合う2つのAF領域の境界を1つの線で表さずに、それぞれのAF枠に対応する線で表示をする。
S603では、システム制御部50は、AF枠表示のパターンをパターン2に設定する。パターン2では図5(a)のように、隣り合う2つのAF領域の境界を1本の境界線で表示をする。
以上のように、本実施形態によれば、撮影中にも再生中にも、画像上にAF枠のようなアイテムを表示する場合の視認性を向上させることができる。
図7には、本実施形態における合焦領域の表示の変形例を示すフローチャートを示す。
この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理はデジタルカメラ100に電源が入り、表示部28にライブビュー画像または再生画像が表示された状態に遷移すると開始する。
S701では、図6のS601と同様の処理を行う。撮影中である場合はS703へ進み、再生中の場合はS702へ進む。
S702では、システム制御部50は、撮影がサーボAF撮影であるかを判定する。サーボAF撮影である場合はS707へ進み、サーボ撮影でない場合はS703へ進む。サーボ撮影とは、撮影距離がたえず変化する(動いている)被写体の撮影に適している撮影であり、シャッターボタン61を半押ししている間、被写体にピントを合わせ続ける撮影である。よって、合焦する位置が頻繁に変化するため、格子状で表示したほうが矩形で表示するよりも、合焦表示枠の主張が小さく、被写体を見やすいのでよい。
S703では、システム制御部50は、撮影が連写(連続撮影)中であるかを判定する。連写中である場合はS707へ進み、連写中でない場合はS704へ進む。連写中には、撮影と撮影との間隔が短いため、格子状で表示したほうが矩形で表示するよりも、被写体の表情や状態を確認しやすいのでよい。
S704では、システム制御部50は、撮影のAF枠表示の数が閾値(N点)以上であるかを判定する。閾値は例えば、45点や100点などである。もしくは、300点などでもよい。閾値はい表示部28の大きさや、表示の精密さによって変えたほうがよい。閾値以上である場合はS707へ進み、そうでない場合はS706へ進む。
S705、S706では、システム制御部50は、枠表示のパターンを上述したパターン1に設定する。
S707では、システム制御部50は、枠表示のパターンを上述したパターン2に設定する。
以上のように、本実施形態によれば、撮影中にも再生中にも、画像上にAF枠のようなアイテムを表示する場合の視認性を向上させることができる。
なお、S703の判定は、連続撮影を行っている場合にYesと判定をしてもよいし、連続撮影モードである場合にYesと判定をしてもよい。
なお、S704の判定は枠の大きさが閾値より小さい場合には、Yesと判定してもよい。
また、上述の実施形態においては、画像に重畳して表示するアイテムとしてAF枠を例として説明をしたが、これに限らず、グリッド線や、測光位置を示す枠でもよい。さらに、上述の実施形態では、枠の形を四角形で示したが、これに限らず、円形やその他の形でもよいことは言うまでもない。
また、動画の撮影中には、格子状で表示したほうが矩形で表示するよりも、被写体の表情や状態、ピント精度を確認しやすいのでよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、ライブビュー画像と再生画像とを表示可能な表示部を制御可能な電子機器であれば適用可能である。すなわち、本発明は携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ファインダーを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。

Claims (11)

  1. 表示部へのアイテムの表示を制御可能な表示制御手段であって、
    前記表示部に撮像手段で撮像されたライブビュー画像が表示されている第1の場合には、前記ライブビュー画像に重畳して、合焦している領域のうち、隣り合う当該領域を示すアイテムの境界を1本の線で表示し、
    前記表示部に前記ライブビュー画像ではない再生画像が表示されている第2の場合には、前記再生画像に重畳して、合焦した領域のうち、隣り合う当該領域を示すアイテムの境界は複数の線で表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1の場合には、合焦している領域を示すアイテムを格子状で表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記表示制御手段は、前記第2の場合には、合焦した領域を示すアイテムを当該領域ごとに独立した枠で表示するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の場合は、前記表示部に前記撮像手段で撮像されたライブビュー画像が表示されており、さらに、合焦している領域が所定の数以上の場合であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第1の場合は、前記表示部に前記撮像手段で撮像されたライブビュー画像が表示されており、さらに、連続撮影が行われている場合であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の場合は、前記表示部に前記撮像手段で撮像されたライブビュー画像が表示されており、さらに、サーボAFが行われている場合であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記第2の場合には、ユーザにより合焦した領域を示すアイテムの表示の指示がされた際に当該アイテムを表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第1の場合には、第1の領域と前記第1の領域と隣り合う第2の領域とのいずれもが合焦していても、前記第1の領域と前記第2の領域のいずれか一方が合焦していても、前記第1の領域を示すアイテムと前記第2の領域を示すアイテムの境界である1本の線は表示されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 表示部へのアイテムの表示を制御可能な表示制御ステップであって、
    前記表示部に撮像手段で撮像されたライブビュー画像が表示されている第1の場合には、前記ライブビュー画像に重畳して、合焦している領域のうち、隣り合う当該領域を示すアイテムの境界を1本の線で表示し、
    前記表示部に前記ライブビュー画像ではない再生画像が表示されている第2の場合には、前記再生画像に重畳して、合焦した領域のうち、隣り合う当該領域を示すアイテムの境界は複数の線で表示するように制御する表示制御ステップを有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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