JP2008116628A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電源オフ後に所定の操作をしないと電源スイッチを入れても電源が入らないようにしたプロジェクタを提供する。
【解決手段】投射レンズ13a及び光源11を少なくとも含み、映像を拡大投射する映像投射部11、12、13と、投射レンズ13aを開閉するレンズカバー31と、レンズカバー31の開閉状態を検出するレンズカバー検出部32と、映像投射部11、12、13に電源を供給する電源回路36と、電源回路36の電源をオン・オフするリモコンRCと、電源回路36を制御する制御部20とを備える。制御部20はレンズカバー31の開閉動作と電源操作部の操作との組合せにより電源回路36制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明はプロジェクタに関し、特に、電源キーの操作時の処理に関する。
従来、プロジェクタを床に置いて使用する際に、幼児等が誤って操作して電源が入り、投射レンズを覗き込んで目を傷める危険があった。このため、電源スイッチを長押ししないと電源が入らないようなものが良く使われているが、幼児が電源スイッチを長押しする可能性があり、この方法では防げない。
このようなことから、例えば「映像信号に基づいて画像を表示する透過型表示手段を光源によって照明し、該透過型表示手段を透過した画像光を投影レンズを介して拡大投影するビデオプロジェクタにおいて、ビデオプロジェクタのキャビネットに対して前記投影レンズを進退自在に配設するとともに、使用時にはキャビネット内から投影位置まで前記投影レンズを伸長させ、未使用時にはキャビネット内に前記投影レンズを収納可能に構成し、前記投影レンズの進退移動に連動してビデオプロジェクタの電源スイッチをON/OFFさせるようにした…」ものが提案されている(例えば特許文献1参照)。また、映像表示装置に入力信号がないときに専用の映像に自動的に切り替えて表示させるようにしたものも提案されている。
特開平6−67144号公報(特許請求の範囲)
上記の特許文献1において提案されているものにおいても、投射終了後に投射レンズを指定位置まで戻すのを忘れると、電源が容易に入れられてしまうという問題点がある。また、映像表示装置に入力信号がないときに専用の映像に自動的に切り替える方法においても、投射レンズを覗き込むと目を傷める危険があるという問題点がある。更に、開閉式のレンズカバーにより保護することも考えられるが、使用後のクールダウンが終わった後で、レンズカバーを閉じるのを忘れると、幼児等により簡単に電源スイッチを入れられてしまうという問題点がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、電源オフ後に所定の操作をしないと電源スイッチを入れても電源が入らないようにして、上記のような事故が発生しないようにしたプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、少なくとも投射レンズ及び光源を備え、映像を拡大投射する映像投射部と、前記投射レンズの前方を開閉するレンズカバーと、前記レンズカバーの開閉状態を検出する検出部と、前記映像投射部に電源を供給する電源部と、前記電源部の電源をオン・オフする電源操作部と、前記電源部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記レンズカバーの開閉動作と前記電源操作部の操作との組合せにより前記電源部の制御を行う。本発明においては、レンズカバーの開閉動作と電源操作部の操作との組合せにより前記電源部の制御を行う。例えば、電源操作部から電源オフの操作信号を入力すると電源供給を停止し、その後に、検出部がレンズカバーの閉状態及び開状態を検出した段階で、電源操作部から電源オンの操作信号を入力すると、電源供給を開始する。このため、光源への電源供給を停止させてプロジェクタによる映像の投射を停止した後は、レンズカバーが例えば閉状態及び開状態を経なければプロジェクタによる映像の投射が開始できないようにしており、電源オフ後にそのままの状態で電源オン操作をしても光源に電源が供給されなくなる。このため、幼児等が誤って操作しても光源に電源が供給されなくなり、投射レンズを覗き込んで目を傷めるような危険がなくなる。
また、本発明に係るプロジェクタは、前記開閉動作及び前記操作との組合せによる複数のステータスを保持する記憶部を更に備え、前記記憶部には、前記ステータスのいずれか1つを排他的に設定する。なお、本発明において、何れか1つのステータスが排他的に設定されるとは、或る1つのステータスが設定されると、他のステータスは設定が解除(リセット)されることをいうものとする。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記複数のステータスは、前記映像投射部への電源供給時に設定される電源オン、電源オン時に電源オフの操作が入力され、電源遮断時に設定される電源オン保留、及び前記電源オン保留時に前記レンズカバーが閉動作した時に設定される電源オフからなり、前記制御部は、電源オン操作時に、前記電源オフのステータスが設定されており、且つ、前記検出部が前記レンズカバーの開状態を検出すると、前記電源部に対して前記映像投射部への電源供給の指示を行い、前記電源オンのステータスを設定する。本発明においては、上記のように、電源オン、電源オン保留及び電源オンの各ステータスを設け、これらのステータスを利用して上記の制御を行うようにしたので、簡単な処理で本発明の目的を達成することができる。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、電源オフ操作時に、前記電源オンのステータスが設定されているときは、前記電源部に対して前記映像投射部への電力供給停止の指示を行い、前記電源オン保留のステータスを設定する。このため、電源オフ操作時には電源オン保留のステータスが設定されるので、その後に、電源オフのステータスを経由しなければ電源供給が行われないので、電源オフ後に、幼児等が誤って電源オン操作をしても電源が供給されなくなり、投射レンズを覗き込んで目を傷めるような危険がなくなる。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記電源オン保留のステータスが設定されている状態で、前記検出部がレンズカバーの閉状態を検出すると、前記電源オフのステータスを設定する。本発明においては、電源オン保留のステータスが設定されている状態で、検出部がレンズカバーの閉状態を検出すると電源オフのステータスを設定するようにしており、例えば光源への電源供給を停止させてプロジェクタによる映像の投射を停止した後は、例えばレンズカバーの閉状態等を経なければプロジェクタによる映像の投射が開始できなくなり、電源オフ後に、幼児等が誤って電源オン操作をしても電源が供給されなくなる。
また、本発明に係るプロジェクタは、表示手段を更に備え、前制御部は、前電源オン保留のステータスが設定されていると、その状態を表示手段に表示させる。本発明においては、電源オン保留のステータスが設定されているときは表示手段に表示させるようにしているので、次に、レンズカバーを閉じてからでないと、電源が投入できないことをユーザーに示唆することが可能になっている。
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。プロジェクタ1は、光源11と、光源11から射出した光を変調する空間光変調装置としての3枚の液晶ライトバルブ12R,12G,12B(これらを総称するときは、液晶ライトバルブ12という)と、液晶ライトバルブ12から射出する変調光をスクリーンSCに拡大投写する投射光学系13と、液晶ライトバルブ12を駆動する液晶ライトバルブ駆動部14とを備えている。液晶ライトバルブ12には、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部14が、外部の映像信号供給装置PCから供給される映像信号に基づいて各画素の透過率を調整することにより映像信号に応じた映像を描画しそれによる変調光をスクリーンSCに表示させる。また、投射光学系13には、投射光の焦点を変更可能なフォーカス機構、投射光の拡大率を変更可能なズーム機構等が備えられている(何れも図示を省略)。なお、液晶ライトバルブ12は、上記のように、3枚の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bから構成され、R(赤)、G(緑),B(青)の各色光を変調する。光源11から射出した光は、図示しない色光分離光学系によって各色光に分離された後、対応する液晶ライトバルブ12R,12G,12Bによって変調され、合成光学系(図示せず。例えばクロスダイクロックプリズム)により合成された後に、投射光学系13により拡大投写される。
プロジェクタ1は、更に、プロジェクタ1の動作を統括制御する制御部20、制御部20に接続された記憶部21、操作信号処理部22、映像入力部23、映像信号処理部24、台形歪み補正処理部25、フォーカス制御部26及びズーム制御部27を備えている。操作信号処理部22には操作パネル28が接続されており、操作信号処理部22は、プロジェクタ1の状態変更等を行うための各種スイッチ類からなる操作パネル28やリモコンRCから、ユーザによる操作に応じた操作信号を受信し、これを制御部20に出力する。制御部20は、例えばマイクロプロセッサ等の信号処理回路により構成され、内蔵する記憶部(図示せず)又は記憶部21に格納された制御プログラムを実行するものであり、例えば操作信号処理部22からの操作信号に基づいて、映像信号処理部24、台形歪み補正処理部25、フォーカス制御部26及びズーム制御部27をそれぞれ制御する。また、制御部20に接続された記憶部21には、上記の制御プログラムを記憶するとともに、プロジェクタ1の各種設定値等(例えメニュー映像データ)が記憶される。
映像入力部23は、外部の映像信号供給装置PCからの映像信号を取り込んで、それが例えばアナログの映像信号の場合にはデジタルの映像信号に変換する等、入力映像信号に対応した各種信号処理を施して映像信号処理部24に出力する。映像信号処理部24は、例えばマイクロプロセッサ(例えばDSP)等の信号処理回路から構成され、それに内蔵した記憶部に格納された制御プログラムを実行することにより後述の各種の処理をする。また、映像信号処理部24にはフレームメモリ29が接続されており、映像入力部23からの映像信号を1フレーム(1映像画面)毎にフレームメモリ29に記憶させるとともに、フレームメモリ29に記憶された映像(以下、フレーム映像ともいう)を読み出す機能を有し、また、映像信号の解像度を液晶ライトバルブ12の解像度に合わせる解像度変換処理等の各種の信号処理を施す。また、この映像信号処理部24はOSD処理部をする機能を備えており、制御部20の制御命令に従って、プロジェクタ1の各種状態を表す文字や記号、画質調整を行う際のメニュー映像のOSD映像信号をフレーム映像信号と合成する処理を行う。具体的には、制御部20が例えば記憶部21からメニュー映像データ等を読み出して映像信号処理部24に供給し、映像信号処理部24はそのメニュー映像データによりOSD映像信号を生成し、このOSD映像信号をフレーム映像信号と合成する。OSD処理をしない場合には、フレーム映像信号がそのまま出力されることになる。上記のOSD処理によりメニュー画像が表示されると、ユーザーはメニュー画像に従ってプロジェクタ1の各部の機能を設定又は調整することになる。なお、上記の光源11、液晶ライトバルブ12、投射光学系13及び液晶ライトバルブ駆動部14は、本発明の映像投射部を構成している。
台形歪み補正処理部25は、スクリーンSCに対してプロジェクタ1を傾けた状態で投写(あおり投写)した場合に生じる台形歪を抑制するために、入力される映像信号の補正を行い、補正した映像信号を液晶ライトバルブ駆動部14に出力する。なお、台形歪が生じていない場合には、前記の補正を行わず、映像信号処理部24から出力される映像信号がそのまま液晶ライトバルブ駆動部14に供給され、液晶ライトバルブ駆動部14は、入力される映像信号に従って液晶ライトバルブ12を駆動する。ところで、本実施形態においては台形歪み補正は手動によってなされるが、それは次のようにしてなされる。例えばユーザーがリモコンRCを操作し、台形補正の操作信号を操作信号処理部22が入力すると、制御部20はその操作信号を取り込んで台形歪み補正処理部25に台形補正処理の制御命令を出力し、台形歪み補正処理部25は、その制御命令に基づいて映像信号処理部24からの映像信号に台形補正(キーストン補正)処理を施し、スクリーンSC上に表示される映像の台形歪みを補正する。なお、リモコンRC及び操作パネル28には、図示を省略するが、電源キー、台形補正キー、手元照明・角度変更キー等の各種のキーが設けられておいる(これは本発明の電源操作部に相当する。)また、操作パネル28には上記に加えて、例えばLEDからなる表示部28aが設けられており、これは後述の「電源オン保留」のステータスにあるときにその状態を表示する。
フォーカス制御部26は、制御部20からの指示に従って投射光学系13のフォーカス機構を駆動する。具体的には、投射光学系13を構成するフォーカスレンズを光軸方向に移動させることにより、フォーカス状態を調整することが可能になっている。また、フォーカス制御部26は、フォーカスの調整量、即ちフォーカスレンズの移動量(フォーカス量)を検知することも可能になっており、検知したフォーカス量を制御部20に出力することができる。フォーカス量を検知する方法としては、フォーカスレンズを光軸方向に移動させるための回転カム機構(図示せず)の回転量を検出するロータリエンコーダやポテンショメータ等の検知機構を用いることができる。或いは、フォーカス機構の駆動源であるステッピングモータのステップ数に基づいてフォーカス量を検知するようにしてもよい。
ズーム制御部27は、制御部20からの指示に従って投射光学系13のズーム機構を駆動する。具体的には、投射光学系13を構成するズームレンズを光軸方向に移動させて焦点距離を変更することにより、スクリーンSCに表示される映像の拡大率を変更することが可能になっている。また、ズーム制御部27は、焦点距離、即ちズームレンズの移動量(ズーム量)を検知するズーム量検知部としても機能し、検知されたズーム量を制御部20に出力することができる。ズーム量を検知する方法としては、フォーカス量を検知する方法と同様、ズームレンズを光軸方向に移動させるための回転カム機構(図示せず)の回転量を検出するロータリエンコーダやポテンショメータ等の検知機構によって検知してもよいし、ズーム機構の駆動源であるステッピングモータのステップ数に基づいて検知するようにしてもよい。
また、プロジェクタ1は、投射レンズ13aの前方をスライド自在に開閉するレンズカバー31が設けられている(詳細は図2等により説明する)。このレンズカバー31の開閉はリミットスイッチ等により構成されるレンズカバー検出手段32により検出される。このレンズカバー検出手段32は本発明の検出手段を構成するものであり、その検出信号は制御部20に供給される。制御部20は、レンズカバー検出手段32からの検出信号及び操作信号処理部22からの操作信号(電源オン・オフ)に基づいて後述の各種の処理を行う。
また、プロジェクタ1は、光源11を点灯制御するためのランプ駆動部33、ファン駆動部34、ファン35、及び電源回路36を備えている。ファン35は主として光源11を冷却するものであり、光源11が点灯しているときや、消灯してクーリングするときに駆動される。また、電源回路36は例えばプロジェクタ1を商用電源に接続すると、各種回路用の電圧V1を出力し、ランプ駆動部33及びファン駆動部34以外の各回路に駆動電圧して供給する。電源回路36は、制御部20からの制御信号に基づいて電圧V2,V3をランプ駆動部33及びファン駆動部34にそれぞれ駆動電圧として供給する。なお、電源回路36は本発明の電源部を構成している。
図2は、図1のプロジェクタの斜視図である。レンズカバー31は、図示のように、スライドにされて移動し、投射レンズ13aの前方を開閉する。なお、図示を省略したが、このレンズカバー31の開閉状態を検出するレンズカバー検出手段32がプロジェクタ本体の内部に取り付けられている。
図3は電源投入の状態を示すステータスの説明図であり、これは記憶部21内に設定される。このステータスには、「電源オン」、「電源オン保留」及び「電源オフ」の3つがあり、何れか1つが排他的に成立する。「電源オン」は電源キーの操作により電源が投入された映像が投射される際に設定されるステータスであり、「電源オン保留」は「電源オン」が設定されている状態で、電源キーの操作により電源が遮断されるときに設定されるステータスである。「電源オフ」は「電源オン保留」が設定されている状態で、レンズカバー31が閉じられたときに設定されるステータスである。図示の例では、電源オフのステータスが設定されている状態が示されている。
次に、本実施形態に係るプロジェクタの動作を説明する。
図4は電源キーの操作を検出した時の処理を示すフローチャートである。
ユーザーが例えばリモコンRCの電源キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に入力される。制御部20が電源キーの操作信号を検出すると、制御部20は図3の「電源オン」が設定されているかどうかを判定し(S11)、「電源オン」が設定されていない場合には、次に、「電源オン保留」が設定されているかどうかを判定し(S12)、「電源オン保留」が設定されていないと判定した場合には(この状態では「電源オフ」が設定されている)、次に、レンズカバー31が開いているかどうかをレンズカバー検出手段32の出力に基づいて判定する(S13)。レンズカバー31が開いていると判定した場合には、電源回路36に制御信号(電力供給の指示)を供給して電圧V2及びV3を出力させ、ランプ駆動部33により光源11を点灯させるとともに、ファン駆動部34によりファン35を駆動させる。更に、「電源オン」を設定する(S14)。この状態で、映像入力部23が、映像供給装置PCから映像信号を入力すると、入力映像信号に対応した各種信号処理を施して映像信号処理部24に出力し、映像信号処理部24は映像入力部23からの映像信号を表示用の映像信号にするための各種の処理をして台形歪み補正処理部25に出力する。台形歪み補正処理部25は、映像信号の台形補正を行い、補正した映像信号を液晶ライトバルブ駆動部14に出力し、液晶ライトバルブ駆動部14は、入力された映像信号に従って液晶ライトバルブ12を駆動して各画素の透過率を調整することにより映像信号に応じた映像を描画しそれによる変調光を投射光学系13によりスクリーンSCに投射させることにより入力映像信号に対応した映像を表示させる。
次に、プロジェクタ1が上記のように映像をスクリーンSCに投射している状態で、ユーザーが例えばリモコンRCの電源キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に入力される。制御部20が電源キーの操作信号を検出すると、制御部20は図3の「電源オン」が設定されているかどうかを判定し(S11)、「電源オン」が設定されていると判定した場合には、制御部20はランプ駆動部33に制御信号を供給して光源11を消灯させるとともに、ファン駆動部34に制御信号を供給して所定時間その駆動を継続させてクールダウンさせる。その後、制御部20は電源回路36に対して制御信号(電源供給停止の指示)を供給して電圧V2及びV3の出力を停止させる(Poweroff)(S15)。そして、制御部20は、「電源オン保留」を設定する(S16)。
例えば上記のように「電源オン保留」が設定された後に、ユーザーがリモコンRCの電源キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に入力される。制御部20が電源キーの操作信号を検出すると、制御部20は図3のステータスが「電源オン」が設定されているかどうかを判定し(S11)、「電源オン」が設定されていない場合には、次に、「電源オン保留」が設定されているかどうかを判定し(S12)、「電源オン保留」が設定されていると判定した場合には、次に、操作パネル28に制御信号を供給し、「電源オン保留」を示す表示部28aを点灯して「電源オン保留」の状態にあることをユーザーに知らせる(S17)。そして、ユーザーにレンズカバー31を閉じることを促す。
図5はレンズカバー31が閉じられたときの処理を示すフローチャートである。
制御部20はレンズカバー検出手段32の出力に基づいてレンズカバー31が閉じられたことを検出すると、図3の「電源オン」が設定されているかどうかを判定し(S21)、「電源オン」が設定されていると判定した場合には、その状態は映像を投射している状態であるから(図5の処理S14参照)、制御部20はランプ駆動部33に制御信号(電力供給停止の指示)を供給して光源11を消灯させるとともに、ファン駆動部34に対しては所定時間その駆動を継続させてクールダウンさせる。その後、制御部20は電源回路36に対して制御信号を供給して電圧V2及びV3の出力を停止させる(Power off)(S22)。また、「電源オン」が設定されていないと判定した場合には、次に、「電源オン保留」が設定されているかどうかを判定し(S23)、「電源オン保留」が設定されていると判定したときに、及び上記の処理(S22)の後、「電源オフ」を設定する(S24)。また、その処理(S24)の後、又は上記の判定(S21)において「電源オン保留」が設定されていないと判定した場合には処理を終了する。
図4及び図5のフローチャートにおいては、最初に電源キーを操作したときには、上記の処理(S11)〜(S14)がなされ、映像が投射され、そのとき「電源オン」が設定される。そして、電源キーを再び操作したときには、上記の処理(S11)、(S15)、(S16)がなされ、映像の投射が終了し、そのとき「電源オン保留」が設定される。この「電源オン保留」が設定されている状態で、レンズカバー31が閉じられると、「電源オフ」がセットされる(S24)。そして、レンズカバー31が開かれ、電源キーが再び操作されると、電源を投入する処理をする(S11〜S14)。但し、レンズカバー31を閉じることなく電源キーを再び操作したときには、「電源オン保留」が設定されたままなので、「電源オン保留」の状態であることを表示部28aに表示させて終了する。つまり、このときは、電源キーの操作を無効になる。
なお、図5のフローチャートにおいては、上記の処理(S21)と処理(22)との間に、次の第1の処理と第2の処理とを挿入するようにしてもよい。即ち、第1の処理においては、レンズカバー31の開状態を検出したかどうかという判定をし、仮にレンズカバー31の開状態を検出したという判定をした場合にはそのまま終了する。第2の処理においては、上記の判定において、仮にレンズカバー31の開状態を検出しない(閉状態のままである)という場合には所定時間(例えば5秒程度)が経過したかどうかという判定をし、所定時間が経過していない場合には上記の第1の処理に戻り、所定時間を経過した場合には上記の処理(S22)に移行する。このように第1の処理と第2の処理とを挿入した場合には、仮に、映像の投射中に、レンズカバー31を誤って閉じた場合にはレズカバー31を直ちに開くことにより映像の投射を継続させることができる。
以上のように、本実施形態においては、光源11等への電源供給を停止させて投射光学系13による映像の投射を停止した後は、レンズカバー31が閉状態及び開状態を経由をしなければ投射光学系13による映像の投射が開始できないようにしたので、電源オフ後に電源キーを操作しても光源11等に電源が供給できなくなり、このため、幼児等が誤って電源キーを操作しても電源が投入されなくなり、投射レンズ13aを覗き込んで目を傷めるような危険がなくなっている。また、「電源オン」、「電源オン保留」及び「電源オフ」のステータスを設け、これらのステータスを利用して上記の制御を行うようにしたので、簡単な処理で本発明の目的を達成することができる。
また、本実施形態においては、「電源オン保留」のステータスが設定されていると、その状態を表示部28aに表示させるようにしたので、レンズカバー31を閉じてからでないと、電源が投入できないことをユーザーに示唆することが可能になっている。
なお、上記の説明においては、レンズカバー31はスライド式の例について説明したが、キャップ式のものであってもよい。また、上記の説明においては、液晶ライトバルブ12を用いて、光源11から射出された光を変調したが、本発明はこれに限らず、他の空間光変調器を用いても良く、例えば、半導体基板の上に敷き詰められた微小面積のミラーの傾きを映像データに基づいて制御することによって映像を投写するDMD(Digital Micro Mirror Device:登録商標)を用いてもよい。
実施形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図。 プロジェクタの斜視図。 電源オン、電源オン保留及び電源オフのステータスの説明図。 電源キーを操作したときの処理を示すフローチャート。 レンズカバーの閉状態を検出したときの処理を示すフローチャート。
符号の説明
11 光源、12 液晶ライトバルブ、13 投射光学系、14 液晶ライトバルブ駆動部、20 制御部、21 記憶部、22 操作信号処理部、23 映像入力部、24 映像信号処理部、25 台形歪み補正処理部、26 フォーカス制御部、27 ズーム制御部、28 操作パネル、29 フレームメモリ、31 レンズカバー、32 レンズカバー検出手段、33 ランプ駆動部、34 ファン駆動部、35 ファン、36 電源回路。

Claims (6)

  1. 少なくとも投射レンズ及び光源を備え、映像を拡大投射する映像投射部と、
    前記投射レンズの前方を開閉するレンズカバーと、
    前記レンズカバーの開閉状態を検出する検出部と、
    前記映像投射部に電源を供給する電源部と、
    前記電源部の電源をオン・オフする電源操作部と、
    前記電源部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記レンズカバーの開閉動作と前記電源操作部の操作との組合せにより前記電源部の制御を行うことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記開閉動作及び前記操作との組合せによる複数のステータスを保持する記憶部を更に備え、
    前記記憶部には、前記ステータスのいずれか1つを排他的に設定することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記複数のステータスは、前記映像投射部への電源供給時に設定される電源オン、電源オン時に電源オフの操作が入力され、電源遮断時に設定される電源オン保留、及び前記電源オン保留時に前記レンズカバーが閉動作した時に設定される電源オフからなり、
    前記制御部は、
    電源オン操作時に、前記電源オフのステータスが設定されており、且つ、前記検出部が前記レンズカバーの開状態を検出すると、前記電源部に対して前記映像投射部への電源供給の指示を行い、前記電源オンのステータスを設定することを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記制御部は、
    電源オフ操作時に、前記電源オンのステータスが設定されているときは、前記電源部に対して前記映像投射部への電力供給停止の指示を行い、前記電源オン保留のステータスを設定することを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。
  5. 前記制御部は、
    前記電源オン保留のステータスが設定されている状態で、前記検出部がレンズカバーの閉状態を検出すると、前記電源オフのステータスを設定することを特徴とする請求項3又は4記載のプロジェクタ。
  6. 表示手段を更に備え、
    前制御部は、前電源オン保留のステータスが設定されていると、その状態を表示手段に表示させることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載のプロジェクタ。
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JP2010197874A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Ricoh Co Ltd 映像投射装置

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