JP2008096739A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクタを天吊り状態に設置したときに手元を照らすことができるようにしたプロジェクタを提供する。
【解決手段】投射レンズ13aを含み、映像を拡大投射する投射光学系13、一方の端部が回動自在に支持され、投射レンズ13aの前方を開閉するレンズカバー33と、レンズカバー33の裏面に取り付けられたミラー34と、レンズカバー33を回動させて開閉動作を行わせるレンズカバー駆動部32とを備え、投射光学系13からの投射光をミラー33に反射させて照明光として利用する。
【選択図】図1
【解決手段】投射レンズ13aを含み、映像を拡大投射する投射光学系13、一方の端部が回動自在に支持され、投射レンズ13aの前方を開閉するレンズカバー33と、レンズカバー33の裏面に取り付けられたミラー34と、レンズカバー33を回動させて開閉動作を行わせるレンズカバー駆動部32とを備え、投射光学系13からの投射光をミラー33に反射させて照明光として利用する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクタに関し、特に、プロジェクタの投射光の利用に関する。
従来、プロジェクタで投影終了後時に、片付けをする場合など手元・足元に照明が欲しいときがある。そのようなときに照明のスイッチを操作するのは面倒であるということがあった。このようなことから例えば「…筐体と、前記筐体内に配設された液晶表示パネルと、前記筐体内に配設され、前記液晶表示パネルを透過して画像の投影を行う投射光を発生する光源4を備えたプロジェクタ装置において、前記光源の光を前記筐体の外部に導いて手元照明を行う手元照明手を付設した…」ものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−67144号公報(要約、図1)
上記の特許文献1において提案されているものは、プロジェクタ内部の光を外部に導いて手元照明にする方式のものであるが、プロジェクタを天吊りにした場合には、手元を照らすことができない、という問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、プロジェクタを天吊り状態に設置したときに手元等を充分に照らすことができるようにしたプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、投射レンズを含み、映像を拡大投射する映像投射部と、一方の端部が回動自在に支持され、前記投射レンズの前方を開閉するレンズカバーと、前記レンズカバーの裏面に取り付けられたミラーと、前記レンズカバーを回動させて前記開閉動作を行わせるレンズカバー駆動部とを備えたものである。本発明においては、前記映像投射部からの投射光を、レンズカバーを回動させた状態で前記ミラーに反射させて照明光として利用するようにしており、このため、プロジェクタを天吊り状態に設置したようなときにも手元、足元を充分に照明することができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、各種操作信号を入力するための操作手段と、前記操作手段からの所定の操作信号に基づいて前記レンズカバー駆動部を駆動させて、前記レンズカバーが任意の位置又は所定の位置になるように制御する制御手段とを備えたものである。本発明においては、操作手段の操作によりレンズカバーが任意の位置又は所定の位置になるようにしており、レンズカバーの裏面に取り付けられたミラーにより所望の位置を照明することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。プロジェクタ1は、光源11と、光源11から射出した光を変調する空間光変調装置としての3枚の液晶ライトバルブ12R,12G,12B(これらを総称するときは、液晶ライトバルブ12という)と、液晶ライトバルブ12から射出する変調光をスクリーンSCに拡大投写する投射光学系13と、液晶ライトバルブ12を駆動する液晶ライトバルブ駆動部14とを備えている。液晶ライトバルブ12には、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部14が、外部の映像信号供給装置PCから供給される映像信号に基づいて各画素の透過率を調整することにより映像信号に応じた映像を描画しそれによる変調光をスクリーンSCに表示させる。また、投射光学系13には、投射光の焦点を変更可能なフォーカス機構、投射光の拡大率を変更可能なズーム機構等が備えられている(何れも図示を省略)。なお、液晶ライトバルブ12は、上記のように、3枚の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bから構成され、R(赤)、G(緑),B(青)の各色光を変調する。光源11から射出した光は、図示しない色光分離光学系によって各色光に分離された後、対応する液晶ライトバルブ12R,12G,12Bによって変調され、合成光学系(図示せず。例えばクロスダイクロックプリズム)により合成された後に、投射光学系13により拡大投写される。
プロジェクタ1は、更に、プロジェクタ1の動作を統括制御する制御部20、制御部20に接続された記憶部21、操作信号処理部22、映像入力部23、映像信号処理部24、台形歪み補正処理部25、フォーカス制御部26及びズーム制御部27を備えている。操作信号処理部22には操作パネル28が接続されており、操作信号処理部22は、プロジェクタ1の状態変更等を行うための各種スイッチ類からなる本発明の操作手段としての操作パネル28やリモコンRCから、ユーザによる操作に応じた操作信号を受信し、これを制御部20に出力する。制御部20は、例えばマイクロプロセッサ等の信号処理回路により構成され、内蔵する記憶部(図示せず)又は記憶部21に格納された制御プログラムを実行するものであり、例えば操作信号処理部22からの操作信号に基づいて、映像信号処理部24、台形歪み補正処理部25、フォーカス制御部26及びズーム制御部27をそれぞれ制御する。また、制御部20に接続された記憶部21には、上記の制御プログラムを記憶するとともに、プロジェクタ1の各種設定値等(例えメニュー映像データ)が記憶される。
映像入力部23は、外部の映像信号供給装置PCからの映像信号を取り込んで、それが例えばアナログの映像信号の場合にはデジタルの映像信号に変換する等、入力映像信号に対応した各種信号処理を施して映像信号処理部24に出力する。映像信号処理部24は、例えばマイクロプロセッサ(例えばDSP)等の信号処理回路から構成され、それに内蔵した記憶部に格納された制御プログラムを実行することにより後述の各種の処理をする。また、映像信号処理部24にはフレームメモリ29が接続されており、映像入力部23からの映像信号を1フレーム(1映像画面)毎にフレームメモリ29に記憶させるとともに、フレームメモリ29に記憶された映像(以下、フレーム映像ともいう)を読み出す機能を有し、また、映像信号の解像度を液晶ライトバルブ12の解像度に合わせる解像度変換処理等の各種の信号処理を施す。また、この映像信号処理部24はOSD処理部をする機能を備えており、制御部20の制御命令に従って、プロジェクタ1の各種状態を表す文字や記号、画質調整を行う際のメニュー映像のOSD映像信号をフレーム映像信号と合成する処理を行う。具体的には、制御部20が例えば記憶部21からメニュー映像データ等を読み出して映像信号処理部24に供給し、映像信号処理部24は例えばメニュー映像データによりOSD映像信号を生成し、このOSD映像信号をフレーム映像信号と合成する。なお、OSD処理をしない場合には、フレーム映像信号がそのまま出力されることになる。上記のOSD処理によりメニュー画像が表示されると、ユーザーはメニュー画像に従ってプロジェクタ1の各部の機能を設定又は調整することになる。なお、上記の光源11、液晶ライトバルブ12、投射光学系13及び液晶ライトバルブ駆動部14は、本発明の映像投射部を構成している。
台形歪み補正処理部25は、スクリーンSCに対してプロジェクタ1を傾けた状態で投写(あおり投写)した場合に生じる台形歪を抑制するために、入力される映像信号の補正を行い、補正した映像信号を液晶ライトバルブ駆動部14に出力する。なお、台形歪が生じていない場合には、前記の補正を行わず、映像信号処理部24から出力される映像信号がそのまま液晶ライトバルブ駆動部14に供給され、液晶ライトバルブ駆動部14は、入力される映像信号に従って液晶ライトバルブ12を駆動する。なお、本実施形態においては、台形歪み補正は手動によってなされるものであり、ユーザーがリモコンRCを操作し、台形補正の操作信号を操作信号処理部22が入力すると、制御部20はその操作信号を取り込んで台形歪み補正処理部25に台形補正処理の制御命令を出力し、台形歪み補正処理部25は、その制御命令に基づいて映像信号処理部24からの映像信号に台形補正(キーストン補正)処理を施し、スクリーンSC上に表示される映像の台形歪みを補正する。なお、リモコンRC及び操作パネル28には、図示を省略するが、電源オン・オフキー、台形補正キー、手元照明・角度変更キー等の各種のキーが設けられている。
フォーカス制御部26は、制御部20からの指示に従って投射光学系13のフォーカス機構を駆動する。具体的には、投射光学系13を構成するフォーカスレンズを光軸方向に移動させることにより、フォーカス状態を調整することが可能になっている。また、フォーカス制御部26は、フォーカスの調整量、即ちフォーカスレンズの移動量(フォーカス量)を検知することも可能になっており、検知したフォーカス量を制御部20に出力することができる。フォーカス量を検知する方法としては、フォーカスレンズを光軸方向に移動させるための回転カム機構(図示せず)の回転量を検出するロータリエンコーダやポテンショメータ等の検知機構を用いることができる。或いは、フォーカス機構の駆動源であるステッピングモータのステップ数に基づいてフォーカス量を検知するようにしてもよい。
ズーム制御部27は、制御部20からの指示に従って投射光学系13のズーム機構を駆動する。具体的には、投射光学系13を構成するズームレンズを光軸方向に移動させて焦点距離を変更することにより、スクリーンSCに表示される映像の拡大率を変更することが可能になっている。また、ズーム制御部27は、焦点距離、即ちズームレンズの移動量(ズーム量)を検知するズーム量検知部としても機能し、検知されたズーム量を制御部20に出力することができる。ズーム量を検知する方法としては、フォーカス量を検知する方法と同様、ズームレンズを光軸方向に移動させるための回転カム機構(図示せず)の回転量を検出するロータリエンコーダやポテンショメータ等の検知機構によって検知してもよいし、ズーム機構の駆動源であるステッピングモータのステップ数に基づいて検知するようにしてもよい。
また、本実施形態のプロジェクタ1は、レンズカバー制御部31及びレンズカバー駆動部32を備えており、投射レンズ13aの前方側には、一方の端部が回動自在に支持され、投射レンズ13aの前方を開閉するレンズカバー33が設けられている(詳細は図2等により説明する)。そして、レンズカバー33の裏面側にはミラー34が取り付けられている。制御部20が例えばリモコンRCからの操作信号に基づいてレンズカバー制御部31に制御信号を出力し、レンズカバー制御部31がその制御信号に基づいてレンズカバー駆動部32を駆動させることにより、レンズカバー33に対して開閉動作を行わせる。レンズカバー駆動部32は、例えば駆動モータ、カバー駆動用アーム、ギヤ等から構成される(後述の図2参照)。制御部20は、前記の他に、リモコンRCからの所定の操作信号が入力すると、レンズカバー制御部31及びレンズカバー駆動部32を介してレンズカバー33を所定の位置(開閉とは異なる位置)まで回動して保持し、投射光学系13からの投射光をレンズカバー33の裏面に設けられているミラー34に反射させて例えば手元を照明させる。
図2(A)(B)はレンズカバー33が閉じている状態の説明図であり、同図(A)はプロジェクタの筐体の外観図、同図(B)はその断面模式図である。レンズカバー33はその断面が逆L字状に形成されており、その上側の一端33aが筐体50にヒンジ等により回動自在に取り付けられており、定常的には投射レンズ13aの前方を覆っている。このレンズカバー33には、カバー開閉アーム51が取り付けられている。このカバー開閉アーム51は、一対の棒状部材(レンズカバー側が短い)52,53とそれを繋ぐヒンジ54とから構成されており、リンク機構を構成している。そして、棒状部材53はラックを構成しており、このラックに対しては駆動モータ(図示せず)に連結したギヤ55が係合しており、駆動モータが回転することにより、ギヤ55が回転し、ギヤ55の回転により棒状部材53がその長さ方向に移動するように構成されている。
図3(A)(B)はレンズカバー33を半開きの状態にして投射光学系13からの投射光を照明光として利用する場合の説明図であり、同図(A)はプロジェクタの筐体の外観図、同図(B)はその断面模式図である。駆動モータ(図示せず)が回転することにより、ギヤ55が回転し、ギヤ55の回転により棒状部材53がその長さ方向に移動することにより、棒状部材52の先端がヒンジ54により上方に向きを変えてレンズカバー33を押し上げるように作用し、レンズカバー33はその一端33aを中心に回動する。このような状態で、投射光学系13からの投射光があると、それはミラー34で鏡面反射されて手元等が照明されることになる。
図4(A)(B)はレンズカバー33が開いた場合の説明図であり、同図(A)はプロジェクタの筐体の外観図、同図(B)はその断面模式図である。図3(A)(B)の状態から更に駆動モータを回転させると、ギヤ55が回転し、ギヤ55の回転により棒状部材53がその長さ方向に更に移動することになり、棒状部材52の先端部がヒンジ54により更に上方に向きを変えながらレンズカバー33を更に押し上げるように作用し、レンズカバー33はその一端33aを中心に更に回動し、投射光学系13からの投射光の邪魔にならない位置まで回動する。この状態で映像がスクリーンSCに投写されることになる。
次に、本実施形態に係るプロジェクタの動作を説明する。
図5は電源オン時の処理を示すフローチャートである。
例えばユーザーがリモコンRCの電源オンの操作キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に入力される。制御部20が電源オンの操作信号を検出すると(S11)、レンズカバー制御部31に対してレンズカバー33を開かせるための制御信号を供給する。そして、レンズカバー制御部31は、その制御信号を受け取るとレンズカバー駆動部32によりレンズカバー33を回動させてレンズカバー33を開く動作を開始させる(S12)。次に、制御部20は、レンズカバー33を開く動作が完了したかどうかを判定する(S13)。この判定に際しては、制御部20は例えばレンズカバー制御部31に対して制御信号を出力してからの経過時間を計測し、計測時間が所定の時間に達したら動作完了としたり、レンズカバー駆動部32の動作量をレンズカバー制御部31を介して取り込んで、その動作量が所定の動作量に達したら動作完了としたり、或いは、レンズカバー33を開いた状態を検出するための検出器(例えばリミットスイッチ)を設けておいて、その検出器の出力に基づいて動作完了と判定したりする。制御部20は、レンズカバー33が開く動作を完了すると(図4参照)、映像の投射を開始させる(S14)。具体的には、映像入力部23が映像信号供給装置PCからの映像信号を取り込んで所定の処理をした後に、映像信号処理部24に出力し、映像信号処理部24はフレームメモリ29を利用してフレーム映像を生成する等の各種の処理をして台形歪み補正処理部25に出力する。台形歪み補正処理部25は、映像信号処理部24からの映像信号に台形補正処理をして、液晶ライトバルブ駆動部14に出力し、液晶ライトバルブ駆動部14は液晶ライトバルブ12に入力映像信号に対応した映像を描画し、その映像を投射光学系13により拡大してスクリーンSCに投射させる。
図5は電源オン時の処理を示すフローチャートである。
例えばユーザーがリモコンRCの電源オンの操作キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に入力される。制御部20が電源オンの操作信号を検出すると(S11)、レンズカバー制御部31に対してレンズカバー33を開かせるための制御信号を供給する。そして、レンズカバー制御部31は、その制御信号を受け取るとレンズカバー駆動部32によりレンズカバー33を回動させてレンズカバー33を開く動作を開始させる(S12)。次に、制御部20は、レンズカバー33を開く動作が完了したかどうかを判定する(S13)。この判定に際しては、制御部20は例えばレンズカバー制御部31に対して制御信号を出力してからの経過時間を計測し、計測時間が所定の時間に達したら動作完了としたり、レンズカバー駆動部32の動作量をレンズカバー制御部31を介して取り込んで、その動作量が所定の動作量に達したら動作完了としたり、或いは、レンズカバー33を開いた状態を検出するための検出器(例えばリミットスイッチ)を設けておいて、その検出器の出力に基づいて動作完了と判定したりする。制御部20は、レンズカバー33が開く動作を完了すると(図4参照)、映像の投射を開始させる(S14)。具体的には、映像入力部23が映像信号供給装置PCからの映像信号を取り込んで所定の処理をした後に、映像信号処理部24に出力し、映像信号処理部24はフレームメモリ29を利用してフレーム映像を生成する等の各種の処理をして台形歪み補正処理部25に出力する。台形歪み補正処理部25は、映像信号処理部24からの映像信号に台形補正処理をして、液晶ライトバルブ駆動部14に出力し、液晶ライトバルブ駆動部14は液晶ライトバルブ12に入力映像信号に対応した映像を描画し、その映像を投射光学系13により拡大してスクリーンSCに投射させる。
図6は電源オフ時の処理を示すフローチャートである。
上記のように映像が投射されている状態で、 例えばユーザーがリモコンRCの電源オフの操作キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に送信される。そして、制御部20が電源オフの操作信号を検出すると(S21)、例えば光源11に対する電源供給を停止する等の処理を行って投射光学系13による投射を中止させる(S22)。制御部20は、レンズカバー制御部31に対してレンズカバー33を閉じらせるための制御信号を供給する。レンズカバー制御部31は、その制御信号を受け取るとレンズカバー駆動部32によりレンズカバー33を回動させてレンズカバー33を閉じる動作を開始させる(S23)。次に、制御部20は、レンズカバー33を閉じる動作が完了したかどうかを判定する(S24)。この判定に際しては、制御部20は、上記の場合と同様に、例えばレンズカバー制御部31に対して制御信号を出力してからの経過時間を計測し、計測時間が所定の時間に達したら動作完了としたり、レンズカバー駆動部32の動作量をレンズカバー制御部31を介して取り込んで、その動作量が所定の動作量に達したら動作完了としたり、或いは、レンズカバー33が閉じた状態を検出するための検出器(例えばリミットスイッチ)を設けておいて、その検出器の出力に基づいて動作完了と判定したりする。制御部20は、レンズカバー33が閉じる動作を完了すると(図2参照)、電源オフ処理を行う(S25)。
上記のように映像が投射されている状態で、 例えばユーザーがリモコンRCの電源オフの操作キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に送信される。そして、制御部20が電源オフの操作信号を検出すると(S21)、例えば光源11に対する電源供給を停止する等の処理を行って投射光学系13による投射を中止させる(S22)。制御部20は、レンズカバー制御部31に対してレンズカバー33を閉じらせるための制御信号を供給する。レンズカバー制御部31は、その制御信号を受け取るとレンズカバー駆動部32によりレンズカバー33を回動させてレンズカバー33を閉じる動作を開始させる(S23)。次に、制御部20は、レンズカバー33を閉じる動作が完了したかどうかを判定する(S24)。この判定に際しては、制御部20は、上記の場合と同様に、例えばレンズカバー制御部31に対して制御信号を出力してからの経過時間を計測し、計測時間が所定の時間に達したら動作完了としたり、レンズカバー駆動部32の動作量をレンズカバー制御部31を介して取り込んで、その動作量が所定の動作量に達したら動作完了としたり、或いは、レンズカバー33が閉じた状態を検出するための検出器(例えばリミットスイッチ)を設けておいて、その検出器の出力に基づいて動作完了と判定したりする。制御部20は、レンズカバー33が閉じる動作を完了すると(図2参照)、電源オフ処理を行う(S25)。
図7はプロジェクタの投射光を手元照明等に利用する際の処理を示したフローチャートである。
上記のように電源オフの操作信号によりレンズカバー33が閉じられている状態で、例えばユーザーがリモコンRCの手元照明・角度変更のための操作キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に送信される。制御部20がその操作信号を検出すると(S31)、映像信号処理部24に白画面を表示せるための制御信号を出力する。映像信号処理部24はその制御信号に基づいて白画面を表示させるための映像信号を生成して、台形歪み補正処理部25及び液晶ライトバルブ駆動部14を介して液晶ライトバルブ12に白画面を描画する(液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのそれぞれの透過率を最大にする)。そして、投射光学系13はその白画面を投射する(S32)。また、制御部20は、レンズカバー制御部31に対してレンズカバー33を開かせるための制御信号を供給する。そして、レンズカバー制御部31は、その制御信号を受け取るとレンズカバー駆動部32によりレンズカバー33を回動させてレンズカバー33を開く動作を開始させる(S33)。次に、制御部20は、レンズカバー33が指定角度に到達したかどうかを判定する(S34)。この判定においては、例えば基準となるレンズカバー33の回動角度を指定角度として予め登録しておいて、駆動モータ(例えばステッピングモータ)の回転制御により所定時間経過したことで、レンズカバー33の回動角度がその指定角度に到達したものと判定する。制御部20は、レンズカバー33を指定角度に到達したという判定をすると、レンズカバー33の開く動作を中止させる。このように、リモコンRCの手元照明・角度変更のための操作キーを押している間はレンズカバー33が開く動作を継続し、ユーザーがそのキーから手を離すとレンズカバー33が開く動作は停止し、その位置を保持する(S35)。これによりレンズカバー33及びミラー34は図3に示されたような状態になる。なお、上記の説明においては、レンズカバー33の回動角度が指定角度に到達したら自動的に動作を停止させるようにした例について説明したが、ユーザーが操作キーを押し続けている間はレンズカバー33を開く動作を継続させ、ユーザーが操作キーから手を離したときにその動作を停止させるようにしてもよい。
上記のように電源オフの操作信号によりレンズカバー33が閉じられている状態で、例えばユーザーがリモコンRCの手元照明・角度変更のための操作キーを操作すると、その操作信号は操作信号処理部22を介して制御部20に送信される。制御部20がその操作信号を検出すると(S31)、映像信号処理部24に白画面を表示せるための制御信号を出力する。映像信号処理部24はその制御信号に基づいて白画面を表示させるための映像信号を生成して、台形歪み補正処理部25及び液晶ライトバルブ駆動部14を介して液晶ライトバルブ12に白画面を描画する(液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのそれぞれの透過率を最大にする)。そして、投射光学系13はその白画面を投射する(S32)。また、制御部20は、レンズカバー制御部31に対してレンズカバー33を開かせるための制御信号を供給する。そして、レンズカバー制御部31は、その制御信号を受け取るとレンズカバー駆動部32によりレンズカバー33を回動させてレンズカバー33を開く動作を開始させる(S33)。次に、制御部20は、レンズカバー33が指定角度に到達したかどうかを判定する(S34)。この判定においては、例えば基準となるレンズカバー33の回動角度を指定角度として予め登録しておいて、駆動モータ(例えばステッピングモータ)の回転制御により所定時間経過したことで、レンズカバー33の回動角度がその指定角度に到達したものと判定する。制御部20は、レンズカバー33を指定角度に到達したという判定をすると、レンズカバー33の開く動作を中止させる。このように、リモコンRCの手元照明・角度変更のための操作キーを押している間はレンズカバー33が開く動作を継続し、ユーザーがそのキーから手を離すとレンズカバー33が開く動作は停止し、その位置を保持する(S35)。これによりレンズカバー33及びミラー34は図3に示されたような状態になる。なお、上記の説明においては、レンズカバー33の回動角度が指定角度に到達したら自動的に動作を停止させるようにした例について説明したが、ユーザーが操作キーを押し続けている間はレンズカバー33を開く動作を継続させ、ユーザーが操作キーから手を離したときにその動作を停止させるようにしてもよい。
図8はプロジェクタ1が天井に吊されている状態においてレンズカバーを図7のフローチャートに従って指定の角度に設定した状態を示す説明図である。レンズカバー33が図示のような位置に保持されることにより、その裏面に取り付けられたミラー34に投射光が反射して手元等が照明される。
以上のように本実施形態1においては、投射光学系13からの投射光をレンズカバー33の裏面に取り付けられたミラー34に反射させて照明光として利用しており、このため、プロジェクタ1を天吊り状態に設置したときにレンズカバー33を適宜回動させることにより手元等を充分に照明することができる。また、操作キーの操作によりレンズカバー33が任意の位置又は所定の位置になるようにしているので、所望の位置を照明することができるため、使い勝手の良いものとなっている。
なお、上記の説明においては、レンズカバー33を開閉する機構として図2に記載されたものを示したが、本発明のレンズカバー駆動部はその例に限定されるものではなく、レンズカバーを回動しなら開閉できる機構であれば他の構成であってもよい。また、手元照明光を得るのに白画面を生成する例について説明したが、照明光として利用できるものであれば他の色彩の画面であってもよい。
また、上記の説明においては、液晶ライトバルブ12を用いて、光源11から射出された光を変調したが、本発明はこれに限らず、他の空間光変調器を用いても良く、例えば、半導体基板の上に敷き詰められた微小面積のミラーの傾きを映像データに基づいて制御することによって映像を投写するDMD(Digital Micro Mirror Device:登録商標)を用いてもよい。
また、上記の説明においては、液晶ライトバルブ12を用いて、光源11から射出された光を変調したが、本発明はこれに限らず、他の空間光変調器を用いても良く、例えば、半導体基板の上に敷き詰められた微小面積のミラーの傾きを映像データに基づいて制御することによって映像を投写するDMD(Digital Micro Mirror Device:登録商標)を用いてもよい。
11 光源、12 液晶ライトバルブ、13 投射光学系、14 液晶ライトバルブ駆動部、20 制御部、21 記憶部、22 操作信号処理部、23 映像入力部、24 映像信号処理部、25 台形歪み補正処理部、26 フォーカス制御部、27 ズーム制御部、28 操作パネル、29 フレームメモリ、31 レンズカバー制御部、32 レンズカバー駆動部、 33 レンズカバー、34 ミラー、50 筐体、51 カバー開閉アーム、54 ギヤ。
Claims (2)
- 投射レンズを含み、映像を拡大投射する映像投射部と、
一方の端部が回動自在に支持され、前記投射レンズの前方を開閉するレンズカバーと、
前記レンズカバーの裏面に取り付けられたミラーと、
前記レンズカバーを回動させて前記開閉動作を行わせるレンズカバー駆動部と
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 各種操作信号を入力するための操作手段と、
前記操作手段からの所定の操作信号に基づいて前記レンズカバー駆動部を駆動させて、前記レンズカバーが任意の位置又は所定の位置になるように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
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JP2006279097A JP2008096739A (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006279097A JP2008096739A (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2006279097A Withdrawn JP2008096739A (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | プロジェクタ |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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