JP2008292656A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性を向上させたプロジェクタ。
【解決手段】外装筐体2は、操作パネルを外部に露出させる操作用開口部211と、投射光学装置3から拡大投射する光束を通過させる投射用開口部212とを備える。スライド移動して操作用開口部211の開口状態を閉塞状態とする操作パネルカバー部92と、スライド移動して投射用開口部212の開口状態を閉塞状態とするレンズシャッター部93とを一体化して構成し、操作パネルカバー部92のスライド移動に連動してレンズシャッター部もスライド移動し、操作パネルカバー部92にて操作用開口部211を閉塞させると、レンズシャッター部93も投射用開口部212を閉塞し、操作パネルカバー部92にて操作用開口部211を全開状態にさせると、レンズシャッター部93も投射用開口部212も全開状態となる。
【選択図】図3
【解決手段】外装筐体2は、操作パネルを外部に露出させる操作用開口部211と、投射光学装置3から拡大投射する光束を通過させる投射用開口部212とを備える。スライド移動して操作用開口部211の開口状態を閉塞状態とする操作パネルカバー部92と、スライド移動して投射用開口部212の開口状態を閉塞状態とするレンズシャッター部93とを一体化して構成し、操作パネルカバー部92のスライド移動に連動してレンズシャッター部もスライド移動し、操作パネルカバー部92にて操作用開口部211を閉塞させると、レンズシャッター部93も投射用開口部212を閉塞し、操作パネルカバー部92にて操作用開口部211を全開状態にさせると、レンズシャッター部93も投射用開口部212も全開状態となる。
【選択図】図3
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置から射出された光束を、光変調装置にて画像情報に応じて変調し、その変調した光束を投射レンズ(投射光学装置)にて拡大投射するプロジェクタが知られている。
この種のプロジェクタは、投射レンズから画像光を投射させるための投射用(光束通過用)開口部を有し、上述の各種装置を内部に収納する外装筐体を備える。この投射用開口部には、画像光を投射可能に開口させる開位置と、投射レンズを保護するように閉塞させる閉位置とを有して、その間をスライド移動するレンズシャッターが配されている。
この種のプロジェクタは、投射レンズから画像光を投射させるための投射用(光束通過用)開口部を有し、上述の各種装置を内部に収納する外装筐体を備える。この投射用開口部には、画像光を投射可能に開口させる開位置と、投射レンズを保護するように閉塞させる閉位置とを有して、その間をスライド移動するレンズシャッターが配されている。
加えて、上述のプロジェクタは、使用者が入力操作するための操作パネルを備える。また、外装筐体には、この操作パネルを操作可能に外部に露出させる操作用開口部が設けられている。この操作用開口部にあっても、操作可能に開口させる開位置と、防塵を目的として操作用開口部を閉塞させる閉位置とを有して、その間をスライド移動する操作パネルカバーが配されている。
一方、この種のプロジェクタにおいては、光源として放電ランプを採用するものがある。このような放電ランプを光源として採用したプロジェクタでは、レンズシャッターにて投射用開口部が閉塞させた状態(閉塞状態)で、投射レンズから画像光が投射されていると、投射される画像光によって、レンズシャッター自体が熱を帯びてしまって具合の悪いものとなっていた。
そこで、このような放電ランプを光源として採用したプロジェクタでは、投射用開口部が開口させた状態(開口状態)に限って、放電ランプに電力を供給するように電源をオンとするプロジェクタが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、このような放電ランプを光源として採用したプロジェクタでは、投射用開口部が開口させた状態(開口状態)に限って、放電ランプに電力を供給するように電源をオンとするプロジェクタが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述の開示されるプロジェクタを用いて画像を投射させようとする場合には、レンズシャッターを、画像光を投射可能に開口する開位置までスライド移動させる必要がある。その上、操作パネルカバーも、操作可能に開口する開位置までスライド移動させる必要がある。そうすると、使用者は、画像を投射させるにあたり、複数回の操作を行うことを必要とするので、操作が煩雑であるとの指摘があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、操作性を向上させたプロジェクタを提供することにある。
上述した課題を解決するための手段として、本発明に係るプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、前記外装筐体は、使用者が入力操作する操作入力部を外部に露出させる操作用開口部と、前記投射光学装置から拡大投射する光束を通過させる光束通過用開口部とを備え、スライド移動して前記操作用開口部の開口状態を閉塞状態とする操作パネルカバー部と、スライド移動して前記光束通過用開口部の開口状態を閉塞状態とするレンズシャッター部とを備え、前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか一方が、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とした場合には、その動作に連動して、前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか他方も、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とするように、前記操作パネルカバー部と前記レンズシャッター部とが一体化されて構成されていることを特徴とする。
このプロジェクタによれば、操作パネルカバー部とレンズシャッター部とが一体化されて構成されており、たとえば、操作パネルカバー部をスライド移動させることにより操作用開口部を閉塞状態から開口状態とした場合には、その動作に連動して、レンズシャッター部もスライド移動させて光束通過用開口部を閉塞状態から開口状態とすることができる。また逆に、たとえば、操作パネルカバー部をスライド移動させることにより操作用開口部を開口状態から閉塞状態とした場合にも、その動作に連動して、レンズシャッター部もスライド移動させて光束通過用開口部を開口状態から閉塞状態とすることができる。
さらに、レンズシャッター部をスライド移動させる場合であっても、上述と同様に、そのスライド移動の動作に連動して、操作パネルカバー部もスライド移動させることができ、光束通過用開口部の閉塞状態あるいは開口状態に合わせて、操作用開口部を閉塞状態あるいは開口状態とすることができる。
これによって、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか一方をスライド移動させるだけで、この動作に連動するように、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか他方も自動的にスライド移動させることができるので、操作上の煩雑さを解消し操作性を向上させることができる。さらに、操作パネルカバー部をスライド移動させるだけで、レンズシャッター部もスライド移動させて光束通過用開口部を開口状態とすることができるので、たとえば、その後、使用者が操作パネルにて操作入力し投射光学装置にて画像投射させた場合であっても、光束通過用開口部が開口状態となっているので、レンズシャッター部に投射光が当たることもなく、レンズシャッター部に熱を帯びさせてしまうような不具合を発生させない。
また、本発明に係るプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、前記外装筐体は、使用者が入力操作する操作入力部を外部に露出させる操作用開口部と、前記投射光学装置から拡大投射する光束を通過させる光束通過用開口部とを備え、スライド移動して前記操作用開口部の開口状態を閉塞状態とする操作パネルカバー部と、スライド移動して前記光束通過用開口部の開口状態を閉塞状態とするレンズシャッター部とを備え、前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか一方が、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とした場合には、その動作に連動して、前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか他方も、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とする連動手段が、設けられていることを特徴とする。
このプロジェクタによれば、たとえば、操作パネルカバー部をスライド移動させることにより操作用開口部を閉塞状態から開口状態とした場合には、連動手段により、その動作に連動して、レンズシャッター部もスライド移動させて光束通過用開口部を閉塞状態から開口状態とすることができる。
また、レンズシャッター部をスライド移動させることにより光束通過用開口部を閉塞状態から開口状態とした場合には、連動手段により、その動作に連動して、操作パネルカバー部もスライド移動させて操作用開口部を閉塞状態から開口状態とすることができる。
なお、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか一方をスライド移動させることによって、対応する操作用開口部もしくは光束通過用開口部の何れかを開口状態から閉塞状態とした場合にあっても、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか他方も連動によりスライド移動させて、対応する操作用開口部もしくは光束通過用開口部の何れかを開口状態から閉塞状態とすることができる。
また、レンズシャッター部をスライド移動させることにより光束通過用開口部を閉塞状態から開口状態とした場合には、連動手段により、その動作に連動して、操作パネルカバー部もスライド移動させて操作用開口部を閉塞状態から開口状態とすることができる。
なお、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか一方をスライド移動させることによって、対応する操作用開口部もしくは光束通過用開口部の何れかを開口状態から閉塞状態とした場合にあっても、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか他方も連動によりスライド移動させて、対応する操作用開口部もしくは光束通過用開口部の何れかを開口状態から閉塞状態とすることができる。
したがって、操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか一方をスライド移動させるだけで、同時に操作パネルカバー部もしくはレンズシャッター部の何れか他方も連動により自動的にスライド移動させることができるので、操作の煩雑さを解消し操作性を向上させることができる。さらに、操作パネルカバー部をスライド移動させるだけで、レンズシャッター部もスライド移動させて光束通過用開口部を開口状態とすることができるので、たとえば、その後、使用者が操作パネルにて操作入力し投射光学装置にて画像投射させた場合であっても、光束通過用開口部が開口状態となっているので、レンズシャッター部に投射光が当たることもなく、レンズシャッター部に熱を帯びさせてしまうような不具合を発生させない。
また、本発明に係るプロジェクタは、上述のプロジェクタにおいて、前記操作用開口部と、前記光束通過用開口部とは、互いに交差する面に設けられ、前記操作パネルカバー部および前記レンズシャッター部の少なくとも何れか一方が、可撓性を有していることが好ましい。
このプロジェクタによれば、操作用開口部と光束通過用開口部とは互いに交差する面に設けられ、操作パネルカバー部およびレンズシャッター部の少なくとも何れか一方が可撓性を有しているので、操作パネルカバー部およびレンズシャッター部の少なくとも何れか一方を、交差する面に沿って移動させることができる。
これによって、操作入力する方向と画像投射方向とが異なる方向に配されるように設計することができて、プロジェクタ全体のコンパクト化も図ることができる。
このプロジェクタによれば、操作用開口部と光束通過用開口部とは互いに交差する面に設けられ、操作パネルカバー部およびレンズシャッター部の少なくとも何れか一方が可撓性を有しているので、操作パネルカバー部およびレンズシャッター部の少なくとも何れか一方を、交差する面に沿って移動させることができる。
これによって、操作入力する方向と画像投射方向とが異なる方向に配されるように設計することができて、プロジェクタ全体のコンパクト化も図ることができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、上述のプロジェクタにおいて、前記操作用開口部に対する前記操作パネルカバー部の位置、もしくは前記光束通過用開口部に対する前記レンズシャッター部の位置の、少なくとも何れか一方を検出する位置検出手段を備えていることが好ましい。
このプロジェクタによれば、位置検出手段は、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置の、少なくとも何れか一方を検出することができるので、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置に応じて、バリエーションに富んだ制御処理を行うことができる。
たとえば、位置検出手段にて検出された、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置に応じて、使用者に確認を促す表示に関する制御を行うことができたり、また、内蔵される冷却装置への電力供給を維持したまま、内蔵される光源装置への電力供給をオフにしたり等の適宜の制御処理を行うことができる。
このプロジェクタによれば、位置検出手段は、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置の、少なくとも何れか一方を検出することができるので、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置に応じて、バリエーションに富んだ制御処理を行うことができる。
たとえば、位置検出手段にて検出された、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置に応じて、使用者に確認を促す表示に関する制御を行うことができたり、また、内蔵される冷却装置への電力供給を維持したまま、内蔵される光源装置への電力供給をオフにしたり等の適宜の制御処理を行うことができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、上述のプロジェクタにおいて、前記位置検出手段が、前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の少なくとも何れか一方が全開状態となった場合に、前記操作パネルカバー部および前記レンズシャッター部の少なくとも何れか一方からの押下が解除されるか、若しくは前記操作パネルカバー部および前記レンズシャッター部の少なくとも何れか一方から押下されるかによって、全開状態となったと検出するメカニカルスイッチで構成されていることが好ましい。
このプロジェクタによれば、位置検出手段がメカニカルスイッチで構成され、操作パネルカバー部およびレンズシャッター部の少なくとも何れか一方からの押下が解除されるか、若しくは操作パネルカバー部およびレンズシャッター部の少なくとも何れか一方から押下されるかによって、操作用開口部もしくは光束通過用開口部の少なくとも何れか一方が全開状態となったと検出するので、使用者も、押下が解除される瞬間や押下される瞬間の触感の違いによって、操作用開口部もしくは光束通過用開口部の少なくとも何れか一方が全開状態となったと判断することができる。さらに、位置検出手段がメカニカルスイッチで構成された場合には、上述したような全開状態の検出を適宜の制御処理にて行う場合より、検出する構成を安価にすることができる点で有利である。
また、本発明に係るプロジェクタは、上述のプロジェクタにおいて、前記位置検出手段は、前記操作用開口部に対する前記操作パネルカバー部の位置、もしくは前記光束通過用開口部に対する前記レンズシャッター部の位置を、段階的に検出するように構成されていることが好ましい。
このプロジェクタによれば、位置検出手段が、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置を、段階的に検出するように構成されているので、その段階に応じて、バリエーションに富んだ制御処理を行うことができる。
たとえば、上述したような例の制御処理を、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置の段階的な状態に応じて、適宜の制御処理を行うことができる。
このプロジェクタによれば、位置検出手段が、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置を、段階的に検出するように構成されているので、その段階に応じて、バリエーションに富んだ制御処理を行うことができる。
たとえば、上述したような例の制御処理を、操作用開口部に対する操作パネルカバー部の位置、もしくは光束通過用開口部に対するレンズシャッター部の位置の段階的な状態に応じて、適宜の制御処理を行うことができる。
[第1実施形態]
以下、本発明に係るプロジェクタの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、プロジェクタ1からの画像光の投射方向をZ軸とし、該Z軸に直交する2つの軸をそれぞれX軸(水平軸)およびY軸(鉛直軸)とする。以下の図も同様である。
以下、本発明に係るプロジェクタの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、プロジェクタ1からの画像光の投射方向をZ軸とし、該Z軸に直交する2つの軸をそれぞれX軸(水平軸)およびY軸(鉛直軸)とする。以下の図も同様である。
図1は、プロジェクタ1の外観を模式的に示す外観模式図である。図2は、プロジェクタ1の内部を模式的に示す内部模式図である。
プロジェクタ1は、図2に示すように、光源装置41から射出された光束を画像情報に応じて光変調装置(液晶パネル451)にて変調して画像光を形成し、その形成された画像光を投射光学装置3にてスクリーンに拡大投射するものである。
プロジェクタ1は、図2に示すように、光源装置41から射出された光束を画像情報に応じて光変調装置(液晶パネル451)にて変調して画像光を形成し、その形成された画像光を投射光学装置3にてスクリーンに拡大投射するものである。
プロジェクタ1は、図1および図2に示すように、外装筐体2、画像投射装置G、冷却装置5、電源装置6、ランプ駆動装置(バラスト)7、排気ファンユニット8、および図示しない制御装置等を備えて大略構成される。また、画像投射装置Gは、投射光学装置3、光学ユニット4を備えて構成される。
なお、図示していない制御装置は、光学ユニット4、冷却装置5、電源装置6、ランプ駆動装置(バラスト)7、および排気ファンユニット8と電気的に接続され、これらを制御する。また、制御装置は、使用者が入力操作する操作入力部としての操作パネル98(図1参照)と電気的に接続されている。操作パネル98は、後に説明する操作用開口部211から外部に露出されることにより使用者が操作可能な状態となる。
なお、図示していない制御装置は、光学ユニット4、冷却装置5、電源装置6、ランプ駆動装置(バラスト)7、および排気ファンユニット8と電気的に接続され、これらを制御する。また、制御装置は、使用者が入力操作する操作入力部としての操作パネル98(図1参照)と電気的に接続されている。操作パネル98は、後に説明する操作用開口部211から外部に露出されることにより使用者が操作可能な状態となる。
外装筐体2は、図1に示すように、略直方体形状を有する箱状の筐体で構成される。外装筐体2は、プロジェクタ1における天面(+Y軸方向側の面)部分、前面(+Z軸方向側の面)部分、側面(X軸方向に交差する各面)部分、および背面(−Z軸方向側の面)部分を形成するアッパーケース21と、プロジェクタ1における底面(−Y軸方向側の面)部分を形成するロアーケース(不図示)とを備える。
外装筐体2の天面部分には、操作パネル98を外部に露出させる操作用開口部211が設けられている。また、外装筐体2の前面部分には、投射光学装置3からスクリーンに画像光の光束を投射可能に通過させる、光束通過用開口部としての投射用開口部212が設けられている。すなわち、操作用開口部211および投射用開口部212は、外装筐体2のうち、互いに交差する天面部分と前面部分とに設けられており、互いの中心がYZ平面に配されるように位置している。
投射光学装置3は、具体的な図示を省略するが、複数のレンズと、この複数のレンズを収納する筒状の鏡筒とで構成され、光学ユニット4により形成された画像光を拡大投射する。
光学ユニット4は、図2に示すように、平面視略L字形状を有し、上述した制御装置による制御の下、光源装置41から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成するものであり、光源装置41と、均一照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、画像形成光学装置45と、光学部品用筐体46とを備える。
光学ユニット4は、図2に示すように、平面視略L字形状を有し、上述した制御装置による制御の下、光源装置41から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成するものであり、光源装置41と、均一照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、画像形成光学装置45と、光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、制御装置による制御の下、均一照明光学装置42に向けて光束を射出する。この光源装置41は、図2に示すように、光源としての光源ランプ411およびリフレクタ412を有する光源装置本体41Aと、平行化レンズ413と、これら各部材411〜413を内部に収納して一体化するハウジング部材414とを備えて構成される。なお、光源ランプ411は、ハロゲンガス(臭素など)や不活性ガス(ネオン、アルゴンなど)と水銀を封入し、電極間の放電を利用して発光する放電ランプによって構成されている。
均一照明光学装置42は、光源装置41から射出された光束を、光変調装置としての液晶パネル451の画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この均一照明光学装置42は、図2に示すように、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備える。また、フィールドレンズ425は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。
色分離光学装置43は、図2に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により均一照明光学装置42から射出された複数の部分光束を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。ダイクロイックミラー431では、青色光が分離され、青色光は反射ミラー433で反射されて液晶パネル451Bへ導かれる。ダイクロイックミラー432では緑色光と赤色光が分離され、緑色光は液晶パネル451Gへ導かれる。
リレー光学装置44は、図2に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、ダイクロイックミラー432で分離された赤色光を画像形成光学装置45の液晶パネル451Rまで導く機能を有している。
リレー光学装置44は、図2に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、ダイクロイックミラー432で分離された赤色光を画像形成光学装置45の液晶パネル451Rまで導く機能を有している。
画像形成光学装置45は、色分離光学装置43から射出され入射する光束を画像情報に応じて変調および合成して画像光(カラー画像)を形成する機能を有している。この画像形成光学装置45は、図2に示すように、画像情報に応じて変調する3枚の液晶パネル451(赤色光用の液晶パネル451R、緑色光用の液晶パネル451G、青色光用の液晶パネル451B)と、各液晶パネル451の光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板452および射出側偏光板453と、変調された光束を合成する色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。なお、画像形成光学装置45にて形成された画像光は、投射光学装置3に導かれる。
冷却装置5は、冷却風として外気を外装筐体2(プロジェクタ1)内部に導入し、プロジェクタ1内部の冷却対象に吹き当てるものである。冷却装置5は、具体的な図示を省略するが、軸流ファンまたはシロッコファンと、冷却対象まで冷却風(外気)を導くダクトなどを備える。
電源装置6は、プロジェクタ1を構成する各構成装置(例えば、光源ランプ411、前記制御装置等)に電力を供給するものであり、平面視略L字形状に構成された光学ユニット4のL字の内側部分に配されている。
ランプ駆動回路(バラスト)7は、光源装置41を構成する光源ランプ411を駆動させる回路であり、電源装置6に隣接して配されている。
排気ファンユニット8は、プロジェクタ1内部に滞留する温められた空気を外装筐体2に設けられた排気口(不図示)を介してプロジェクタ1外部に排気するものであり、具体的な図示を省略するが、軸流ファンとダクトなどを備えて構成される。
電源装置6は、プロジェクタ1を構成する各構成装置(例えば、光源ランプ411、前記制御装置等)に電力を供給するものであり、平面視略L字形状に構成された光学ユニット4のL字の内側部分に配されている。
ランプ駆動回路(バラスト)7は、光源装置41を構成する光源ランプ411を駆動させる回路であり、電源装置6に隣接して配されている。
排気ファンユニット8は、プロジェクタ1内部に滞留する温められた空気を外装筐体2に設けられた排気口(不図示)を介してプロジェクタ1外部に排気するものであり、具体的な図示を省略するが、軸流ファンとダクトなどを備えて構成される。
図3は、図2において示す各種の内蔵装置の図示を省略した図であり、図1のA−A断面を矢視するプロジェクタ1の断面模式図である。
図3に示すように、外装筐体2の内部のうち、操作用開口部211が設けられた外装筐体2の天面(+Y軸方向)側には、操作用開口部211が開口状態(全開状態)となっている際に外部に露出する操作パネル98が配されている。また、外装筐体2の内部のうち、投射用開口部212が設けられた外装筐体2の前面(+Z軸方向)側には、投射用開口部212が開口状態(全開状態)となっている際に外部に露出する投射光学装置3が配されている。
図3に示すように、外装筐体2の内部のうち、操作用開口部211が設けられた外装筐体2の天面(+Y軸方向)側には、操作用開口部211が開口状態(全開状態)となっている際に外部に露出する操作パネル98が配されている。また、外装筐体2の内部のうち、投射用開口部212が設けられた外装筐体2の前面(+Z軸方向)側には、投射用開口部212が開口状態(全開状態)となっている際に外部に露出する投射光学装置3が配されている。
また、図3に示すように、外装筐体2の内部には、操作用開口部211および投射用開口部212を開け閉めするための遮蔽機構90が設けられている。
遮蔽機構90は、上述した操作用開口部211および投射用開口部212を、開口状態(全開状態)もしくは閉塞状態とするものであり、外装筐体2に対してスライド移動し操作用開口部211および投射用開口部212を開口閉塞する遮蔽部材91と、遮蔽部材91をスライド移動可能に外装筐体2の内面側で保持する保持部材(不図示)とを備えて大略構成される。
遮蔽機構90は、上述した操作用開口部211および投射用開口部212を、開口状態(全開状態)もしくは閉塞状態とするものであり、外装筐体2に対してスライド移動し操作用開口部211および投射用開口部212を開口閉塞する遮蔽部材91と、遮蔽部材91をスライド移動可能に外装筐体2の内面側で保持する保持部材(不図示)とを備えて大略構成される。
図4は、遮蔽部材91の斜視図である。
遮蔽部材91は、図4に示すように、中間部が開口された平面視略長方形形状を有して形成されている。すなわち、遮蔽部材91は、操作用開口部211を閉塞させる操作パネルカバー部92と、投射用開口部212を閉塞させるレンズシャッター部93とを一体化して構成され、その中間に位置された操作パネルカバー部92とレンズシャッター部93との間には、開口形状となる露出用開口部94が設けられている。
遮蔽部材91は、図4に示すように、中間部が開口された平面視略長方形形状を有して形成されている。すなわち、遮蔽部材91は、操作用開口部211を閉塞させる操作パネルカバー部92と、投射用開口部212を閉塞させるレンズシャッター部93とを一体化して構成され、その中間に位置された操作パネルカバー部92とレンズシャッター部93との間には、開口形状となる露出用開口部94が設けられている。
この操作パネルカバー部92、レンズシャッター部93、露出用開口部94は、次のように設定されて、遮蔽部材91を構成している。
なお、以下においては、この遮蔽部材91のうち、レンズシャッター部93側の端縁を先端縁91Aとし、操作パネルカバー部92側の端縁を後端縁91Bとする。
なお、以下においては、この遮蔽部材91のうち、レンズシャッター部93側の端縁を先端縁91Aとし、操作パネルカバー部92側の端縁を後端縁91Bとする。
すなわち、操作パネルカバー部92は、操作用開口部211を閉塞するようにその開口形状に合わせた形状を有して形成されており、露出用開口部94は、操作用開口部211の開口形状に合わせた開口形状を有して形成されている。また、レンズシャッター部93は、投射用開口部212を閉塞するようにその開口形状に合わせた形状を有して形成されている。なお、操作パネルカバー部92と、レンズシャッター部93とは、露出用開口部94の±X軸方向の両側に位置される側縁部95A,95Bにて一体化されている。
また、遮蔽部材91は、操作パネルカバー部92が操作用開口部211を閉塞した場合には、レンズシャッター部93も投射用開口部212を閉塞するように設定されて形成されている。具体的には、操作パネルカバー部92が操作用開口部211を閉塞させるように、操作パネルカバー部92の+Z軸方向側の端縁91Cを、操作用開口部211の+Z軸方向側の端縁211Aの近傍に位置させた場合には、遮蔽部材91の先端縁91Aも、投射用開口部212の−Y軸方向側の端縁212Aの近傍に位置するように設定されて形成されている。
露出用開口部94が操作用開口部211に一致するように位置して全開となった開口状態(全開状態)の場合には、投射用開口部212も全開となった開口状態(全開状態)となるように、遮蔽部材91の先端縁91Aは、操作用開口部211の開口上側縁に位置するようになっている。
具体的には、操作パネルカバー部92が操作用開口部211を開口させるように、操作パネルカバー部92の+Z軸方向側の端縁91Cを、操作用開口部211の−Z軸方向側の端縁211Bの近傍に位置させた場合には、遮蔽部材91の先端縁91Aも、投射用開口部212の+Y軸方向側の端縁212Bの近傍に位置するように、遮蔽部材91は形成されている。この際の外装筐体2に対する遮蔽部材91の位置は、操作用開口部211および投射用開口部212を開口状態とする開位置となっており、露出用開口部94は操作用開口部211を全開状態とするように操作用開口部211と一致する位置に存する。
具体的には、操作パネルカバー部92が操作用開口部211を開口させるように、操作パネルカバー部92の+Z軸方向側の端縁91Cを、操作用開口部211の−Z軸方向側の端縁211Bの近傍に位置させた場合には、遮蔽部材91の先端縁91Aも、投射用開口部212の+Y軸方向側の端縁212Bの近傍に位置するように、遮蔽部材91は形成されている。この際の外装筐体2に対する遮蔽部材91の位置は、操作用開口部211および投射用開口部212を開口状態とする開位置となっており、露出用開口部94は操作用開口部211を全開状態とするように操作用開口部211と一致する位置に存する。
なお、この外装筐体2に対する遮蔽部材91の位置は、操作用開口部211および投射用開口部212が閉塞状態となっている場合が閉位置となっており、操作用開口部211および投射用開口部212が全開状態となっている場合が開位置となっており、遮蔽部材91が開位置に存する場合には、露出用開口部94は、操作用開口部211と一致する位置に存する。
また、遮蔽部材91は、±Z軸方向にスライド移動させた際に、外装筐体2の内面にそって撓ませることができるように可撓性を有した樹脂で形成されている。
また、操作パネルカバー部92の+Z軸方向側の端縁91Cにおいては、使用者が手で摘まむ個所となる、上方(+Y軸方向)に突出したツマミ部96が設けられている。
また、操作パネルカバー部92の+Z軸方向側の端縁91Cにおいては、使用者が手で摘まむ個所となる、上方(+Y軸方向)に突出したツマミ部96が設けられている。
図示を省略した遮蔽機構90を構成する保持部材は、外装筐体2の内面側に遮蔽部材91を保持し、かつ、遮蔽部材91のスライド移動を外装筐体2の内面に沿って案内する機能を有するものであって、外装筐体2に対して±Z軸方向に遮蔽部材91が摺動可能に、遮蔽部材91の両側縁部91E,91Fを、外装筐体2の内面と挟み込むようにして保持するように構成される。
また、操作用開口部211から外部に露出される操作パネル98には、使用者が操作入力する操作入力スイッチ981のほか、操作パネルカバー部92の位置を検出する位置検出手段としての電源スイッチ982とを備える。なお、電源スイッチ982は、押下されることによりオンオフを検出するメカニカルスイッチで構成され、操作パネルカバー部92の位置を検出すると同時に、電源をオンオフするようになっている。
電源スイッチ982は、図3に示すように、操作パネル98のうち、操作用開口部211の−Z軸方向側の端縁211Bの近傍に位置するように設けられている。この電源スイッチ982は、押下されることにより、プロジェクタ1の電源をオフとする電源スイッチであって、スライド移動する操作パネルカバー部92の存する位置まで突出して設けられている。つまり、操作用開口部211が操作パネルカバー部92により閉塞されている場合には、電源スイッチ982は、操作パネルカバー部92と接触して押下された状態となる。電源スイッチ982の天面は、図3に示すように、ドーム状に中央が丸みを帯びて突出した形状を有して形成されている。なお、操作用開口部211が全開状態となっている場合には、操作パネルカバー部92による電源スイッチ982の押下は解除され、プロジェクタ1の電源はオフからオンへと切り替わる。
以上のように構成されたプロジェクタ1は、次のように動作することができる。図5は、図1のA−A断面において外装筐体2に対する遮蔽部材91の動作を模式的に示す作動断面図である。図6は、外観において遮蔽部材91の動作を模式的に示す作動斜視図である。
なお、図5(A)および図6(A)は、操作用開口部211および投射用開口部212を閉塞させている状態を示す図である。図5(B)および図6(B)は、操作用開口部211および投射用開口部212が半開きとなっている状態を示す図である。図5(C)および図6(C)は、操作用開口部211および投射用開口部212が全開状態を示す図である。
なお、図5(A)および図6(A)は、操作用開口部211および投射用開口部212を閉塞させている状態を示す図である。図5(B)および図6(B)は、操作用開口部211および投射用開口部212が半開きとなっている状態を示す図である。図5(C)および図6(C)は、操作用開口部211および投射用開口部212が全開状態を示す図である。
図5(A)および図6(A)に示すように、操作用開口部211は、遮蔽部材91の操作パネルカバー部92により閉塞状態とされているとともに、投射用開口部212も、遮蔽部材91のレンズシャッター部93により閉塞状態とされている。
この際、操作用開口部211は、操作パネルカバー部92により閉塞状態となっているので、操作パネル98の電源スイッチ982は、操作パネルカバー部92により押下された状態となっており、プロジェクタ1の電源はオフの状態となっている。
このように、操作用開口部211および投射用開口部212が、遮蔽部材91により閉塞状態とされていると、操作パネル98および投射光学装置3を、塵埃の溜まり難い綺麗な状態に保てることができ、かつ外的損傷から保護することができる。
この際、操作用開口部211は、操作パネルカバー部92により閉塞状態となっているので、操作パネル98の電源スイッチ982は、操作パネルカバー部92により押下された状態となっており、プロジェクタ1の電源はオフの状態となっている。
このように、操作用開口部211および投射用開口部212が、遮蔽部材91により閉塞状態とされていると、操作パネル98および投射光学装置3を、塵埃の溜まり難い綺麗な状態に保てることができ、かつ外的損傷から保護することができる。
一方、使用者が操作パネルカバー部92に設けられたツマミ部96を手で摘まみ、外装筐体2に対して−Z軸方向にスライド移動させる。
そうすると、それまで操作用開口部211を閉塞していた操作パネルカバー部92は、図5(B)および図6(B)に示すように、−Z軸方向にスライド移動していき、これにしたがって露出用開口部94が操作用開口部211に合わされるように−Z軸方向にスライド移動してくる。つまり、操作用開口部211は、次第に開口していくこととなり、操作パネルカバー部92によって隠れていた操作パネル98が、操作入力可能に外部に露出してくる。
そうすると、それまで操作用開口部211を閉塞していた操作パネルカバー部92は、図5(B)および図6(B)に示すように、−Z軸方向にスライド移動していき、これにしたがって露出用開口部94が操作用開口部211に合わされるように−Z軸方向にスライド移動してくる。つまり、操作用開口部211は、次第に開口していくこととなり、操作パネルカバー部92によって隠れていた操作パネル98が、操作入力可能に外部に露出してくる。
この際、投射用開口部212を閉塞していたレンズシャッター部93は、側縁部95A,95Bにて操作パネルカバー部92と一体化されているので、操作パネルカバー部92の−Z軸方向にスライド移動にしたがって、レンズシャッター部93も+Y軸方向にスライド移動する。つまり、それまで投射用開口部212を閉塞していたレンズシャッター部93は、図5(B)および図6(B)に示すように、+Y軸方向にスライド移動していき、投射用開口部212は、次第に開口していくこととなり、レンズシャッター部93によって隠れていた投射光学装置3が、投射可能に外部に露出してくる。
さらに、使用者は、操作パネルカバー部92に設けられたツマミ部96を手で摘まみ、外装筐体2に対して−Z軸方向にスライド移動させていくと、やがて、図5(C)および図6(C)に示すように、ツマミ部96は操作用開口部211の−Z軸方向の端縁211Bの近傍に到達して、露出用開口部94は操作用開口部211に合わされ、操作用開口部211は全開状態となる。そうすると、遮蔽部材91の先端縁91Aも、投射用開口部212内から投射用開口部212の+Y軸方向の端縁212Bの近傍に到達して、投射用開口部212も全開状態となる。
ここで、操作用開口部211は全開状態となるので、それまで操作パネルカバー部92による電源スイッチ982の押下が解除されることとなって、プロジェクタ1の電源はオンの状態となる。
また、このように操作用開口部211および投射用開口部212が開口状態となった場合には、操作パネル98は使用者から入力操作可能な状態となるとともに、投射光学装置3は画像投射可能な状態となる。
また、このように操作用開口部211および投射用開口部212が開口状態となった場合には、操作パネル98は使用者から入力操作可能な状態となるとともに、投射光学装置3は画像投射可能な状態となる。
なお、逆に、図5(C)および図6(C)から、図5(B)および図6(B)となるように、つまり、操作用開口部211が全開状態となっている場合において、ツマミ部96を+Z軸方向にスライド移動させた場合には、操作パネルカバー部92により電源スイッチ982が押下されることとなって、プロジェクタ1の電源はオフ状態となる。具体的には、操作パネル98から入力操作することができなくなるとともに、投射光学装置3から画像投射されないオフ状態となる。
以上、操作用開口部211を全開状態とするように操作パネルカバー部92をスライド移動させるだけで、この動作に連動するように、レンズシャッター部93も自動的にスライド移動させて投射用開口部212を全開状態とすることができるので、操作上の煩雑さを解消し操作性を向上させることができる。
また、操作パネルカバー部92をスライド移動させて、操作用開口部211を全開状態とするだけで、操作パネルカバー部92よる電源スイッチ982の押下も解除して、プロジェクタ1の電源もオンの状態とすることができる。これによって、使用者がプロジェクタ1を使用しようとした場合には、操作パネルカバー部92をスライド移動させるだけの1操作だけで、電源もオンの状態とすることができるので、操作上の煩雑さを解消し操作性を向上させることができる。
さらに、操作パネルカバー部92をスライド移動させるだけで、レンズシャッター部93もスライド移動させて投射用開口部212を全開状態とさせることができるので、その後、使用者が操作パネル98にて操作入力し投射光学装置3にて画像投射させた場合であっても、投射用開口部212は全開状態となっているので、レンズシャッター部93に投射光が当たることもなく、レンズシャッター部93に熱を帯びさせてしまうような不具合を発生させない。
また、このプロジェクタ1によれば、操作用開口部211と投射用開口部212とは互いに交差する面に設けられ、操作パネルカバー部92およびレンズシャッター部93の両方が外装筐体2の内面にそって撓ませることができるように可撓性を有した樹脂で形成されているので、操作パネルカバー部92およびレンズシャッター部93の両方を、交差する面に沿って移動させることができる。これによって、操作入力する方向と画像投射方向とが異なる方向に配されるように設計することができて、プロジェクタ1全体のコンパクト化も図ることができる。
また、このプロジェクタ1によれば、電源スイッチ982がメカニカルスイッチで構成され、操作パネルカバー部92からの押下が解除されることによって、操作用開口部211が全開状態となったと検出してプロジェクタ1の電源もオンの状態とするので、使用者は、押下が解除される瞬間や押下される瞬間の触感の違いによって、操作用開口部211が全開状態となったと判断することができる。
また、図3に示すように、電源スイッチ982の天面は、ドーム状に中央が丸みを帯びて突出した形状を有して形成されているので、操作パネルカバー部92にて電源スイッチ982を押下したり、その押下を解除したりするに際して、その押下させたり押下を解除したりすることを、滑らかに行うことができる。
さらに、このように電源スイッチ982がメカニカルスイッチである場合には、全開状態の検出を適宜の制御処理にて行う場合より、検出する構成を安価にすることができる点で有利である。
また、図3に示すように、電源スイッチ982の天面は、ドーム状に中央が丸みを帯びて突出した形状を有して形成されているので、操作パネルカバー部92にて電源スイッチ982を押下したり、その押下を解除したりするに際して、その押下させたり押下を解除したりすることを、滑らかに行うことができる。
さらに、このように電源スイッチ982がメカニカルスイッチである場合には、全開状態の検出を適宜の制御処理にて行う場合より、検出する構成を安価にすることができる点で有利である。
[第2実施形態]
次に、上述した第1実施形態のプロジェクタ1とは異なる構成を有した第2実施形態のプロジェクタ1´について説明する。
なお、第2実施形態のプロジェクタ1´は、上述した第1実施形態のプロジェクタ1と位置検出手段としての電源スイッチ982に関する構成のみが異なり、その他の構成に関しては第1実施形態のプロジェクタ1と同様に構成される。したがって、以下においては、位置検出手段としての位置検出スイッチ99に関して説明し、上述した第1実施形態と同様に構成される個所については同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、上述した第1実施形態のプロジェクタ1とは異なる構成を有した第2実施形態のプロジェクタ1´について説明する。
なお、第2実施形態のプロジェクタ1´は、上述した第1実施形態のプロジェクタ1と位置検出手段としての電源スイッチ982に関する構成のみが異なり、その他の構成に関しては第1実施形態のプロジェクタ1と同様に構成される。したがって、以下においては、位置検出手段としての位置検出スイッチ99に関して説明し、上述した第1実施形態と同様に構成される個所については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7は、図3と同様な断面を矢視した第2実施形態のプロジェクタ1´を示す断面模式図である。
図7に示すように、第2実施形態のプロジェクタ1´の操作パネル98´には、第1実施形態において説明した電源スイッチ982が設けられておらず、その代わりに位置検出スイッチ99が設けられている。
図7に示すように、第2実施形態のプロジェクタ1´の操作パネル98´には、第1実施形態において説明した電源スイッチ982が設けられておらず、その代わりに位置検出スイッチ99が設けられている。
すなわち、外装筐体2の背面(−Z軸方向)側の内部には、背面側に向かって突出し、遮蔽部材91の後端縁91Bにて押下されることにより遮蔽部材91の位置を検出する2つの位置検出スイッチ、即ち第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bが設けられている。
なお、第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bは、押下されることによって、押下された旨の検出信号を制御装置に送信するようになっており、押下されていない場合には、検出した旨の検出信号を制御装置に送信しないようになっている。
なお、第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bは、押下されることによって、押下された旨の検出信号を制御装置に送信するようになっており、押下されていない場合には、検出した旨の検出信号を制御装置に送信しないようになっている。
具体的には、この第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bは、Y軸方向に沿うように並べられて設けられており、第1位置検出スイッチ99Aは、第2位置検出スイッチ99Bより上側(+Y軸方向側)に配されている。つまり、操作用開口部211および投射用開口部212を全開状態にさせようとして遮蔽部材91をスライド移動させると、遮蔽部材91の後端縁91Bは、第1位置検出スイッチ99A、第2位置検出スイッチ99Bの順で押下していき、また、操作用開口部211および投射用開口部212が全開状態となっている場合には、第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bの双方を押下するように、第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bが配されている。
このように構成されたプロジェクタ1´は、次のように動作する。図8は、遮蔽部材91の動作を示す作動断面図である。なお、図8(A)は操作用開口部211および投射用開口部212を閉塞させている状態を示す図であり、図8(B)は操作用開口部211および投射用開口部212が半開きとなっている状態を示す図であり、図8(C)は、操作用開口部211および投射用開口部212が全開状態を示す図である。制御装置は位置検出スイッチ99の検出に応じて次のような制御処理を行う。
すなわち、ツマミ部96を−Z軸方向にスライド移動させ、操作用開口部211および投射用開口部212を開口させていくと、遮蔽部材91の後端縁91Bは、外装筐体2の背面部分にそってスライド移動していき、まず第1位置検出スイッチ99Aを押下する。そうすると、押下された第1検出スイッチ99Aは、制御装置に押下された旨の検出信号を送信する。
さらに、ツマミ部96を−Z軸方向にスライド移動させていくと、遮蔽部材91の後端縁91Bは、次いで第2位置検出スイッチ99Bを押下する。なお、第2位置検出スイッチ99Bが押下されている場合には、第1位置検出スイッチ99Aは押下された状態が維持されている。そうすると、押下された第2検出スイッチ99Bは、押下されている第1検出スイッチ99Aとともに、制御装置に押下された旨の検出信号を送信する。
制御装置は、上述した第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bからの検出信号の受信にしたがって、次のような制御処理を行う。図9は、操作用開口部211および投射用開口部212を、閉塞状態から全開状態とした場合の制御処理のフローを示すフローチャートである。図10は、操作用開口部211および投射用開口部212を、全開状態から閉塞状態とした場合の制御処理のフローを示すフローチャートである。
すなわち、制御装置は、操作用開口部211および投射用開口部212を閉塞状態から全開状態とさせ、電源オフ状態から電源オン状態に切り替わるに際しては、次のような制御処理を行う。
すなわち、このプロジェクタ1´の制御装置は、図9に示すように、まず、第1位置検出スイッチ99Aが、遮蔽部材91の後端縁91Bにて押下されているか否かを判断する(S11)。具体的には、制御装置が、第1位置検出スイッチ99Aが遮蔽部材91の後端縁91Bにより押下された旨の検出信号を受信しているか否かを判断する。制御装置が、第1位置検出スイッチ99Aから押下された旨の検出信号を受信していない場合には、第1位置検出スイッチ99Aが押下されていないと判断し、制御装置は電源オフ状態を維持する。
すなわち、このプロジェクタ1´の制御装置は、図9に示すように、まず、第1位置検出スイッチ99Aが、遮蔽部材91の後端縁91Bにて押下されているか否かを判断する(S11)。具体的には、制御装置が、第1位置検出スイッチ99Aが遮蔽部材91の後端縁91Bにより押下された旨の検出信号を受信しているか否かを判断する。制御装置が、第1位置検出スイッチ99Aから押下された旨の検出信号を受信していない場合には、第1位置検出スイッチ99Aが押下されていないと判断し、制御装置は電源オフ状態を維持する。
S11において、制御装置は、第1位置検出スイッチ99Aから押下された旨の検出信号を受信して、第1位置検出スイッチ99Aが押下されていると判断した場合には、次いで制御装置は、第2位置検出スイッチ99Bが押下されているか否かを判断する(S12)。具体的には、制御装置が、第2位置検出スイッチ99Bが遮蔽部材91の後端縁91Bにより押下された旨の検出信号を受信したか否かの判断をする。制御装置が、第2位置検出スイッチ99Bから押下された旨の検出信号を受信していない場合には、第2位置検出スイッチ99Bが押下されていないと判断し、第2位置検出スイッチ99Aが押下されるまで、制御装置は電源オフ状態を維持する。
S12において、第2位置検出スイッチ99Bから押下された旨の検出信号を受信した場合には、制御装置は、第2位置検出スイッチ99Bが押下されたものと判断し、電源オン状態の制御処理を行う。すなわち、内蔵される各種の装置に、予め設定された電力を供給するように制御処理を行う(S13)。
他方、制御装置は、操作用開口部211および投射用開口部212を全開状態から閉塞方向に変化させ、電源オン状態から電源オフ状態に切り替えるに際しては、次のような制御処理を行う。なお、電源オン状態の場合には、操作用開口部211および投射用開口部212は全開状態となっており、第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bの双方が押下されている。
すなわち、このプロジェクタ1´の制御装置は、図10に示すように、まず、遮蔽部材91の後端縁91Bによる押下が外れて、第2位置検出スイッチ99Bの押下が解除されたか否かを判断する(S21)。具体的には、制御装置は、第2位置検出スイッチ99Bからの押下されている旨の検出信号の受信が途絶えたか否かで判断する。第2位置検出スイッチ99Bから押下されている旨の検出信号の受信が途絶えていない場合には、制御装置は、第2位置検出スイッチ99Bが押下された状態が継続されていると判断し、プロジェクタ1´の電源オン状態を維持する。
S21において、制御装置が、第2位置検出スイッチ99Bから押下されている旨の検出信号の受信が途絶えたと判断した場合には、次いでプロジェクタ1´が電源オフとしてよいのかの確認を使用者に促す表示制御処理を行って、電源オフ準備状態となる(S22)。この表示制御処理としては、たとえば、OSD(On Screen Display)等を用いて適宜の表示制御処理を行う。なお、このS22においては、適宜の準備制御処理を行ったりするようにしてもよい。
S22において表示制御処理を行った後には、次いで、遮蔽部材91の後端縁91Bによる押下が外れて、第1位置検出スイッチ99Aの押下が解除されたか否かを判断する(S23)。具体的には、制御装置は、第1位置検出スイッチ99Aからの押下されている旨の検出信号の受信が途絶えたか否かで判断する。第1位置検出スイッチ99Aから押下されている旨の検出信号の受信が途絶えていない場合には、制御装置は、第1位置検出スイッチ99Aが押下された状態が継続されていると判断し、プロジェクタ1´の電源オフ準備状態を維持する。
S23において、制御装置が、第1位置検出スイッチ99Aから押下されている旨の検出信号の受信が途絶えたと判断した場合には、プロジェクタ1´を電源オフ状態とする制御処理を行う(S24)。
S23において、制御装置が、第1位置検出スイッチ99Aから押下されている旨の検出信号の受信が途絶えたと判断した場合には、プロジェクタ1´を電源オフ状態とする制御処理を行う(S24)。
このようにして、プロジェクタ1´は、第1位置検出スイッチ99Aおよび第2位置検出スイッチ99Bを備えて構成されることにより、遮蔽部材91の位置を段階的に検出することができて、その段階に応じてバリエーションに富んだ制御処理を行うことができ、使用者にとって使い勝手のよいものとなる。
[第3実施形態]
次に、上述した第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタ1´とは異なる構成を有する、第3実施形態のプロジェクタについて説明する。
なお、第3実施形態のプロジェクタは、上述した第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタ1´とは、遮蔽機構90に関しての構成が異なる例であり、その他の構成に関しては、第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタ1,1´と同様に構成される。したがって、以下においては、上述の第1実施形態とは異なる遮蔽機構90´に関してのみを図示して説明し、上述した第1実施形態と同様に構成される個所については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、上述した第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタ1´とは異なる構成を有する、第3実施形態のプロジェクタについて説明する。
なお、第3実施形態のプロジェクタは、上述した第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタ1´とは、遮蔽機構90に関しての構成が異なる例であり、その他の構成に関しては、第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタ1,1´と同様に構成される。したがって、以下においては、上述の第1実施形態とは異なる遮蔽機構90´に関してのみを図示して説明し、上述した第1実施形態と同様に構成される個所については、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述したプロジェクタの遮蔽機構90は、操作パネルカバー部92およびレンズシャッター部93が連動するように、一体化されて構成されるものであった。これに比して、具体的な図示を省略するが、第3実施形態のプロジェクタの操作パネルカバー部92´およびレンズシャッター部93´は、第1実施形態の遮蔽部材91のように側縁部95A,95Bは設けられておらず、第1実施形態の操作パネルカバー部92およびレンズシャッター部93を別個に切り離すようにされた別体の部材で構成される。
図11は、第3実施形態のプロジェクタの遮蔽機構90´の制御系統を示すブロック図であり、遮蔽機構90´は、連動手段としての、パネルカバー位置検出器921、パネルカバー駆動装置922、レンズシャッター位置検出器931、レンズシャッター駆動装置932、およびこれらと電気的に接続される制御装置900´を備える。
すなわち、操作パネルカバー部92´には、操作用開口部211に対しての操作パネルカバー部92´の位置を検出する位置検出手段としてのパネルカバー位置検出器921と、投射用開口部212を閉塞させる閉位置と全開させる開位置との間をスライド移動させるパネルカバー駆動装置922とが設けられている。
また、レンズシャッター部93´には、投射用開口部212に対してのレンズシャッター部93´の位置を検出する位置検出手段としてのレンズシャッター位置検出器931と、投射用開口部212を閉塞させる閉位置と全開させる開位置との間をスライド移動させるレンズシャッター駆動装置932とが設けられている。
すなわち、操作パネルカバー部92´には、操作用開口部211に対しての操作パネルカバー部92´の位置を検出する位置検出手段としてのパネルカバー位置検出器921と、投射用開口部212を閉塞させる閉位置と全開させる開位置との間をスライド移動させるパネルカバー駆動装置922とが設けられている。
また、レンズシャッター部93´には、投射用開口部212に対してのレンズシャッター部93´の位置を検出する位置検出手段としてのレンズシャッター位置検出器931と、投射用開口部212を閉塞させる閉位置と全開させる開位置との間をスライド移動させるレンズシャッター駆動装置932とが設けられている。
パネルカバー位置検出器921は、操作用開口部211に対しての操作パネルカバー部92´の位置を検出するものであり、具体的には、上述した第1実施形態のように、押下されることにより検出信号を発信するスイッチセンサで構成される。なお、このパネルカバー位置検出器921は、適宜の個所に複数設けられることにより構成されるものであってもよい。このパネルカバー位置検出器921は、具体的には、操作パネルカバー部92´が、操作用開口部211を操作パネルカバー部92´にて閉塞状態となる閉位置に存するか、操作用開口部211が全開状態となる開位置に存するか、あるいは、その閉位置と開位置との中間位置に存するかを検出する。
パネルカバー駆動装置922は、適宜のモータ(電気モータ、超音波モータ)等の駆動力発生手段と、その駆動力にて操作パネルカバー部92´をスライド移動させる適宜のギアやシャフト等の動力伝達手段とを備えて構成されるものであり、操作用開口部211を操作パネルカバー部92´にて閉塞状態となる閉位置と、操作用開口部211が全開状態となる開位置との間において、操作パネルカバー部92´をスライド移動させる。
レンズシャッター部93´に設けられるレンズシャッター位置検出器931およびレンズシャッター駆動装置932に関しても、パネルカバー位置検出器921およびパネルカバー駆動装置922と同様に構成される。
すなわち、レンズシャッター位置検出器931も、上述した第1実施形態のように、押下されることにより検出信号を発信するスイッチセンサで構成される。このレンズシャッター位置検出器931は、レンズシャッター部93´が、投射用開口部212をレンズシャッター部93´にて閉塞状態となる閉位置に存するか、投射用開口部212が全開状態となる開位置に存するか、あるいは、その閉位置と開位置との中間位置に存するかを検出する。
レンズシャッター駆動装置932も、適宜のモータ(電気モータ、超音波モータ)等の駆動力発生手段と、その駆動力にてレンズシャッター部93´をスライド移動させる適宜のギアやシャフト等の動力伝達手段とを備えて構成されるものであり、投射用開口部212をレンズシャッター部93´にて閉塞状態となる閉位置と、投射用開口部212が全開状態となる開位置との間において、レンズシャッター部93´をスライド移動させる。
すなわち、レンズシャッター位置検出器931も、上述した第1実施形態のように、押下されることにより検出信号を発信するスイッチセンサで構成される。このレンズシャッター位置検出器931は、レンズシャッター部93´が、投射用開口部212をレンズシャッター部93´にて閉塞状態となる閉位置に存するか、投射用開口部212が全開状態となる開位置に存するか、あるいは、その閉位置と開位置との中間位置に存するかを検出する。
レンズシャッター駆動装置932も、適宜のモータ(電気モータ、超音波モータ)等の駆動力発生手段と、その駆動力にてレンズシャッター部93´をスライド移動させる適宜のギアやシャフト等の動力伝達手段とを備えて構成されるものであり、投射用開口部212をレンズシャッター部93´にて閉塞状態となる閉位置と、投射用開口部212が全開状態となる開位置との間において、レンズシャッター部93´をスライド移動させる。
上述したパネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931は、検出信号を送信可能に制御装置900´に接続され、パネルカバー駆動装置922およびレンズシャッター駆動装置932は、駆動指示信号を受信可能に制御装置900´に接続されている。
なお、上述したパネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931は、適宜の割り込み時間(例えば、0.2秒)ごとで制御装置900´に検出信号を送信する。また、制御装置900´は、受信した検出信号にしたがって、パネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931が、上述した閉位置、全開位置、中間位置に存するかを判断している。つまり、操作パネルカバー部92´およびレンズシャッター部93´は、それぞれの位置検出器921,931および駆動装置922,932により、フィードバック制御されている。
なお、上述したパネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931は、適宜の割り込み時間(例えば、0.2秒)ごとで制御装置900´に検出信号を送信する。また、制御装置900´は、受信した検出信号にしたがって、パネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931が、上述した閉位置、全開位置、中間位置に存するかを判断している。つまり、操作パネルカバー部92´およびレンズシャッター部93´は、それぞれの位置検出器921,931および駆動装置922,932により、フィードバック制御されている。
以上のように構成された第3実施形態のプロジェクタの制御装置900´は、位置検出器921,931からの検出信号を受信し、駆動装置922,932を、次のように制御する。
すなわち、制御装置900´は、たとえば使用者が操作パネルカバー部92´をスライド移動させた場合には、その操作パネルカバー部92´のスライド移動にそって、レンズシャッター部93´もスライド移動させるように、レンズシャッター駆動装置932を制御する。
また逆に、制御装置900´は、たとえば使用者がレンズシャッター部93´をスライド移動させた場合には、そのレンズシャッター部93´のスライド移動にそって、操作パネルカバー部92´もスライド移動させるように、パネルカバー駆動装置922を制御する。
すなわち、制御装置900´は、たとえば使用者が操作パネルカバー部92´をスライド移動させた場合には、その操作パネルカバー部92´のスライド移動にそって、レンズシャッター部93´もスライド移動させるように、レンズシャッター駆動装置932を制御する。
また逆に、制御装置900´は、たとえば使用者がレンズシャッター部93´をスライド移動させた場合には、そのレンズシャッター部93´のスライド移動にそって、操作パネルカバー部92´もスライド移動させるように、パネルカバー駆動装置922を制御する。
より具体的には、使用者が、操作パネルカバー部92´を閉位置から、中間位置あるいは全開位置にスライド移動させた場合には、レンズシャッター部93´も閉位置から、中間位置あるいは全開位置にスライド移動させるように、制御装置900´はレンズシャッター駆動装置932を制御する。また、使用者が、操作パネルカバー部92´を全開位置から、中間位置あるいは閉位置にスライド移動させた場合には、レンズシャッター部93´も全開位置から、中間位置あるいは閉位置にスライド移動させるように、制御装置900´はレンズシャッター駆動装置932を制御する。
またこれとは逆に、使用者が、レンズシャッター部93´の位置を閉位置から、中間位置あるいは全開位置にスライド移動させた場合においては、操作パネルカバー部92´も閉位置から、中間位置あるいは全開位置にスライド移動させるように、制御装置900´はパネルカバー駆動装置922を制御する。また、使用者が、レンズシャッター部93´の位置を全開位置から、中間位置あるいは閉位置にスライド移動させた場合には、操作パネルカバー部92´も全開位置から、中間位置あるいは閉位置にスライド移動させるように、制御装置900´はパネルカバー駆動装置922を制御する。
以上、第3実施形態のプロジェクタにあっても、第1実施形態のプロジェクタ1とは異なり、操作パネルカバー部92´と、レンズシャッター部93´とが別体で構成されるも、操作用開口部211を全開状態とするように操作パネルカバー部92´をスライド移動させるだけで、この動作に連動するように、レンズシャッター部93´も自動的にスライド移動させて投射用開口部212を全開状態とすることができるので、操作上の煩雑さを解消し操作性を向上させることができる。
さらに、操作パネルカバー部92´をスライド移動させるだけで、レンズシャッター部93´もスライド移動させて投射用開口部212を全開状態とさせることができるので、その後、使用者が操作パネル98にて操作入力し投射光学装置3にて画像投射させた場合であっても、投射用開口部212は全開状態となっているので、レンズシャッター部93´に投射光が当たることもなく、レンズシャッター部93´に熱を帯びさせてしまうような不具合を発生させない。
なお、投射用開口部212を全開状態とするようにレンズシャッター部93´をスライド移動させるだけで、この動作に連動するように、操作パネルカバー部92´も自動的にスライド移動させて操作用開口部211を全開状態とすることもできる。また、全開状態となっていたものを閉塞状態させる場合にも、操作パネルカバー部92´と、レンズシャッター部93´とを連動させることができ、操作上の煩雑さを解消し操作性を向上させることができる。
なお、本発明に係るプロジェクタは、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜に選択変更して構成されるものであってもよい。
例えば、上述した実施形態におけるプロジェクタにあっては、操作用開口部211および投射用開口部212が、外装筐体2のうち、互いに交差する天面部分と前面部分とにおいて設けられたものであったが、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されることなく、たとえば、操作用開口部211および投射用開口部212が、ともに天面部分において設けられるものであってもよい。
例えば、上述した実施形態におけるプロジェクタにあっては、操作用開口部211および投射用開口部212が、外装筐体2のうち、互いに交差する天面部分と前面部分とにおいて設けられたものであったが、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されることなく、たとえば、操作用開口部211および投射用開口部212が、ともに天面部分において設けられるものであってもよい。
また、上述した実施形態におけるプロジェクタにあっては、操作用開口部211および投射用開口部212は、外装筐体2のうち、互いの中心がYZ平面に配されるように位置して設けられたものであったが、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されることなく、互いの中心がずらされるように位置して設けられるようにしてもよい。
なお、操作用開口部211および投射用開口部212の中心が、互いにずらされるように位置して設けられた場合には、これにあわせて、操作パネルカバー部92(92´)およびレンズシャッター部93(93´)をずらして配するように、遮蔽部材91を設計しなければならない。
なお、操作用開口部211および投射用開口部212の中心が、互いにずらされるように位置して設けられた場合には、これにあわせて、操作パネルカバー部92(92´)およびレンズシャッター部93(93´)をずらして配するように、遮蔽部材91を設計しなければならない。
また、上述した実施形態におけるプロジェクタにあっては、操作パネルカバー部92(92´)およびレンズシャッター部93(93´)の両方が外装筐体2の内面にそって撓ませることができるように可撓性を有した樹脂で形成されていたが、操作用開口部211および投射用開口部212の配置位置や、外装筐体2の構成によって、操作パネルカバー部92(92´)およびレンズシャッター部93(93´)のうちの何れか一方のみが可撓性を有した樹脂で形成されるものであってもよい。
また、操作パネルカバー部92(92´)およびレンズシャッター部93(93´)は、可撓性を有した樹脂によって形成されることにより可撓性を有するものとなっていたが、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されることなく、たとえば、外装筐体2の内面にそって撓ませることができるように、複数のヒンジ部材によって連結された部材により可撓性を有するようにしてもよい。
また、操作パネルカバー部92(92´)およびレンズシャッター部93(93´)は、可撓性を有した樹脂によって形成されることにより可撓性を有するものとなっていたが、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されることなく、たとえば、外装筐体2の内面にそって撓ませることができるように、複数のヒンジ部材によって連結された部材により可撓性を有するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、電源スイッチ982は、単にプロジェクタの電源オンとするように構成されるものであったが、これに限定されず、適宜の制御処理がなされたり、また、直ぐに投射光学装置3にて画像投射が開始されたりするように構成されるものであっても、何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態のツマミ部96にあっては、操作パネルカバー部92に設けられているものであったが、これに限定されることなく、たとえばレンズシャッター部93に設けられるものであってもよく、遮蔽部材91の適宜の個所に複数設けられるものであっても何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態のツマミ部96にあっては、操作パネルカバー部92に設けられているものであったが、これに限定されることなく、たとえばレンズシャッター部93に設けられるものであってもよく、遮蔽部材91の適宜の個所に複数設けられるものであっても何ら問題の無いものとされる。
また、上述した位置検出手段としての、第1実施形態の電源スイッチ982、第2実施形態の位置検出スイッチ99、第3実施形態のパネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931にあっては、押下が解除されたり押下されたりすることによって検出するメカニカルスイッチで構成されるものであった。しかしながら、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されることなく、フォトセンサに代表される適宜の光センサにて構成されるものであっても、何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態の電源スイッチ982が設けられる個所については、操作パネル98に限定されることなく、全開状態となった場合に、遮蔽部材91の一部によって押下が解除されたり、もしくは押下されたりすることによって、オンオフ検出可能に構成されているものであれば、何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態の位置検出スイッチ99は、2つの位置検出スイッチ99A,99Bによって構成されるものであったが、これに限定されることなく、適宜数の位置検出スイッチによって構成されるものであっても何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態の位置検出手段としてのパネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931にあっても、同様に、適宜数の位置検出スイッチによって構成されるものであっても何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態の位置検出スイッチ99は、2つの位置検出スイッチ99A,99Bによって構成されることにより、遮蔽部材91の位置を段階的に検出するものであったが、遮蔽部材91のスライド移動距離に応じて検出信号を変更するように構成された、たとえば距離センサにて、遮蔽部材91の位置を段階的で検出するものであってもよい。
また、上述の実施形態の位置検出スイッチ99は、2つの位置検出スイッチ99A,99Bによって構成されるものであったが、これに限定されることなく、適宜数の位置検出スイッチによって構成されるものであっても何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態の位置検出手段としてのパネルカバー位置検出器921およびレンズシャッター位置検出器931にあっても、同様に、適宜数の位置検出スイッチによって構成されるものであっても何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態の位置検出スイッチ99は、2つの位置検出スイッチ99A,99Bによって構成されることにより、遮蔽部材91の位置を段階的に検出するものであったが、遮蔽部材91のスライド移動距離に応じて検出信号を変更するように構成された、たとえば距離センサにて、遮蔽部材91の位置を段階的で検出するものであってもよい。
また、上述した実施形態のプロジェクタにあっては、ツマミ部96を手で摘まんで手動で遮蔽部材91をスライド移動させるものであったが、適宜のスイッチを設けて、そのスイッチを押下することによって、適宜の付勢部材にて自動的に遮蔽部材91をスライド移動させるように構成されるものであっても、何ら問題の無いものとされる。
また、この際には、スイッチに限られず、適宜の開閉キーや、適宜のリモコンによって、自動的に遮蔽部材91をスライド移動させるように構成されるものであってもよい。
また、この際には、スイッチに限られず、適宜の開閉キーや、適宜のリモコンによって、自動的に遮蔽部材91をスライド移動させるように構成されるものであってもよい。
また、第3実施形態のプロジェクタにあっては、操作パネルカバー部92´とレンズシャッター部93´とは別体で構成されているので、操作パネルカバー部92´およびレンズシャッター部93´のそれぞれのスライド移動方向は、上述の第1実施形態および第2実施形態のプロジェクタのように限定されることなく、たとえば、レンズシャッター部93´に関しては±X軸方向にスライド移動させる等の、適宜のスライド移動方向を選択するものであってもよい。
また、第3実施形態のプロジェクタにあっては、パネルカバー駆動装置922およびレンズシャッター駆動装置932が設けられて構成されるものであったが、使用者が、操作パネルカバー部92´あるいはレンズシャッター部93´の何れか一方のみを常時スライド移動させる場合には、使用者がスライド移動させない、操作パネルカバー部92´あるいはレンズシャッター部93´の何れか他方のみに、駆動装置が設けられるものであれば足りるものとされる。
また、第3実施形態のプロジェクタは、別途、操作パネルカバー部92´およびレンズシャッター部93´のスライド移動を一括して操作する開閉スイッチを設けて、この開閉スイッチにて、操作パネルカバー部92´およびレンズシャッター部93´のスライド移動を一括して操作するように構成してもよい。その際の連動手段としては、パネルカバー駆動装置922と、レンズシャッター駆動装置932と、およびこれらと電気的に接続される制御装置900´と、制御装置900´に制御信号を送信する開閉スイッチにて構成されることとなる。
また、上述の実施形態においては、液晶パネル451を3つ備えた、いわゆる三板式のプロジェクタを例に挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されるものではなく、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタや、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成されるものであっても、何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態においては、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いて構成されるものであったが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いて構成してもよい。また、上述の実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶パネル以外の光変調装置を用いてもよい。この場合は、光束入射側および光束射出側の偏光板452,453を省略することができる。
本発明に係るプロジェクタは、操作性を向上させたプロジェクタとして利用することができる。
1,1´…プロジェクタ、2…外装筐体、3…投射光学装置、4…光学ユニット、5…冷却装置、6…電源装置、8…排気ファンユニット、41…光源装置、90…遮蔽機構、91…遮蔽部材、91A…遮蔽部材の先端縁、91B…遮蔽部材の後端縁、91C…操作パネルカバー部の+Z軸方向側の端縁、91E,91F…遮蔽部材の両側縁部、92…操作パネルカバー部、93…レンズシャッター部、94…露出用開口部、96…ツマミ部、98…操作パネル、99A…第1位置検出スイッチ、99B…第2位置検出スイッチ、211…操作用開口部、212…投射用開口部、451…液晶パネル、900´…制御装置、921…パネルカバー位置検出器、922…パネルカバー駆動装置、931…レンズシャッター位置検出器、932…レンズシャッター駆動装置、981…操作入力スイッチ、982…電源スイッチ、G…画像投射装置。
Claims (6)
- 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、
前記外装筐体は、使用者が入力操作する操作入力部を外部に露出させる操作用開口部と、前記投射光学装置から拡大投射する光束を通過させる光束通過用開口部とを備え、
スライド移動して前記操作用開口部の開口状態を閉塞状態とする操作パネルカバー部と、スライド移動して前記光束通過用開口部の開口状態を閉塞状態とするレンズシャッター部とを備え、
前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか一方が、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とした場合には、その動作に連動して、前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか他方も、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とするように、前記操作パネルカバー部と前記レンズシャッター部とが一体化されて構成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束をスクリーンに拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、
前記外装筐体は、使用者が入力操作する操作入力部を外部に露出させる操作用開口部と、前記投射光学装置から拡大投射する光束を通過させる光束通過用開口部とを備え、
スライド移動して前記操作用開口部の開口状態を閉塞状態とする操作パネルカバー部と、スライド移動して前記光束通過用開口部の開口状態を閉塞状態とするレンズシャッター部とを備え、
前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか一方が、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とした場合には、その動作に連動して、前記操作パネルカバー部もしくは前記レンズシャッター部の何れか他方も、スライド移動することにより対応する前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の何れかを閉塞状態から開口状態とする連動手段が、設けられていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
前記操作用開口部と、前記光束通過用開口部とは、互いに交差する面に設けられ、
前記操作パネルカバー部および前記レンズシャッター部の少なくとも何れか一方が、可撓性を有していることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1から請求項3のうち何れかに記載のプロジェクタにおいて、
前記操作用開口部に対する前記操作パネルカバー部の位置、もしくは前記光束通過用開口部に対する前記レンズシャッター部の位置の、少なくとも何れか一方を検出する位置検出手段を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
前記位置検出手段は、前記操作用開口部もしくは前記光束通過用開口部の少なくとも何れか一方が全開状態となった場合に、前記操作パネルカバー部および前記レンズシャッター部の少なくとも何れか一方からの押下が解除されるか、若しくは前記操作パネルカバー部および前記レンズシャッター部の少なくとも何れか一方から押下されるかによって、全開状態となったと検出するメカニカルスイッチで構成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項4または請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
前記位置検出手段は、前記操作用開口部に対する前記操作パネルカバー部の位置、もしくは前記光束通過用開口部に対する前記レンズシャッター部の位置を、段階的に検出するように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
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- 2007-05-23 JP JP2007136558A patent/JP2008292656A/ja not_active Withdrawn
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