JP6707953B2 - プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1のプロジェクターは、レンズカバー又はレンズユニットの着脱を検出するレンズ交換検出部と、レンズ交換検出部からの信号に基づいてレンズカバー又はレンズユニットの着脱状態を判定する制御部とを備え、レンズカバー又はレンズユニットが取り外されたと判定すると、投射モードからレンズ交換モードに移行し、少なくとも光源の電源をオフにする。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、プロジェクターの消費電力を削減する電源供給モードにおいても、レンズ交換を速やかに行うことが可能なプロジェクター及びプロジェクターの制御方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、光源への電源供給が停止する第2の電源供給モードにおいて、投射レンズを着脱位置に移動させることができる。従って、プロジェクターの消費電力を削減する電源供給モードにおいても、プロジェクターを再起動させることなく、レンズ交換を速やかに行うことが可能となる。
本発明によれば、投射レンズを着脱位置に移動させ、電源部からの電源供給を停止させることができる。従って、消費電力の少ないプロジェクターを実現できる。
本発明によれば、レンズ移動処理において、レンズ駆動部又はプロジェクターへの電源供給が停止される。従って、投射レンズのレンズ交換をより安全に行うことができる。
本発明によれば、操作受付部が所定の操作を受け付けた場合に、投射レンズが着脱位置に移動される。従って、ユーザーからの操作によって、投射レンズを交換したいときだけ投射レンズを着脱位置に移動させることができるので、不要なレンジ移動及び電源供給を抑えた低消費電力なプロジェクターを実現できる。
本発明によれば、操作子に対する予め設定された時間以上の操作を検出した場合に、射レンズが着脱位置に移動される。従って、操作子が誤って押下された場合に、投射レンズの移動を防止することができる。
本発明によれば、レンズ駆動部と前記モーターとを静電気から保護することができる。
本発明によれば、プロジェクターが第2の電源供給モードに移行した場合に、第1及び第3の電源供給モードとは異なる報知を行うことができる。
本発明によれば、光源への電源供給が停止する第2の電源供給モードにおいて、投射レンズを着脱位置に移動させることができる。従って、プロジェクターの消費電力を削減する電源供給モードにおいても、プロジェクターを再起動させることなく、レンズ交換を速やかに行うことが可能となる。
図1は、プロジェクター100の構成を示す機能ブロック図である。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置300に接続され、この画像供給装置300から供給される画像信号に基づく画像を投射対象に投射する。
画像供給装置300には、例えば、ビデオ再生装置や、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等を用いることができる。また、投射対象は、建物の外壁等の一様に平らではない物体であってもよいし、スクリーンSC等の一様に平らではない物体であってもよい。図1には、投射対象がスクリーンSCである場合を例示する。
I/F部201は、ケーブルを接続するコネクター及びI/F回路(いずれも図示略)を備え、ケーブルを介して接続された画像供給装置300から供給される画像信号を入力する。I/F部201は、入力される画像信号を画像データに変換して画像処理部203に出力する。
また、I/F部201は、コネクターとして、アナログ画像信号が入力されるVGA端子や、デジタル画像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、I/F部201は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ画像信号が入力された場合に、A/D変換回路によりアナログ画像信号を画像データに変換して画像処理部203に出力する。
また、光源部111には、光源駆動部121が接続される。光源駆動部121は、内部バス180に接続され、同じく内部バス180に接続された制御部250の制御に従って、光源部111への電源供給を制御し、光源部111の光源を点灯及び消灯させる。
光変調装置駆動部122には、後述する画像処理部203からR、G、Bの3原色に分離された画像データが入力される。光変調装置駆動部122は、入力される各色の画像データを、対応する液晶パネルの動作に適したデータ信号に変換する。光変調装置駆動部122は、変換したデータ信号に応じた駆動電圧を対応する影響パネルの各画素に印加し、各液晶パネルに画像を描画する。これにより、光源部111から射出される光が、画像データに応じた画像光に変調される。
投射光学系駆動部123は、制御部250の制御に従ってモーター(例えば、図4に示すモーター1131等)を駆動し、投射レンズ1132の備えるレンズ群の位置を調整してズーム調整や、フォーカス調整を行い、また、プロジェクター本体101に対する投射レンズ1132の位置を調整するレンズシフト調整等を行う。
第1SW125及び第2SW127は、例えば、固定接点及び可動接点を有する機械式スイッチ(メカスイッチ)により構成される。第1SW125及び第2SW127は、スイッチの状態として、可動接点が固定接点に接触したオンの状態と、可動接点と固定接点との間が開放されたオフの状態とをとる。
例えば、第1SW125及び第2SW127は、投射光学系113がプロジェクター本体101に装着された状態ではオンとなり、投射光学系113がプロジェクター本体101から取り外された状態ではオフとなる。
第1SW125は、オンからオフに変化すると、強制オフ回路126に出力する信号の電圧レベルを変更する。また、第2SW127は、オンからオフに変化すると、制御部250に出力する信号の電圧レベルを変更する。
また、第1SW125の他の構成として、第1SW125がオンからオフに変化した場合に、所定の信号を強制オフ回路126に出力し、オフからオンに変化した場合には、信号の出力は行わないようにしてもよい。第2SW127についても同様である。
また、本実施形態では、第1SW125及び第2SW127に、機械式スイッチを用いた場合を例に説明するが、第1SW125及び第2SW127は、機械式スイッチに限定されない。第1SW125及び第2SW127として、例えば、ホールスイッチやマイクロスイッチ等を用いることもできる。
操作パネル131は、操作検出部133に接続される。操作検出部133は、制御部250の制御に従い、プロジェクター100の動作状態や設定状態に応じて操作パネル131のインジケーターランプを適宜点灯又は点滅させる。操作パネル131のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応した操作信号が操作検出部133から制御部250に出力される。
操作パネル131及び操作検出部133は、本発明の「操作受付部」に相当する。
リモコン5は、本発明の「操作受付部」に相当する。
表示部135は、制御部250の制御に従い、表示パネル137に表示すべき画像の画像データをバッファー(図示略)に展開し、展開した画像データに基づき各種の駆動回路(図示略)を駆動して、画像データに基づく画像を表示パネル137に表示させる。表示パネル137には、例えば、透過型、反射型又は半透過型の液晶表示パネル、OLED(Organic Light-emitting-diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等の有機EL表示パネル等を用いることができる。
電源部140は、商用電源から入力される交流電圧を整流、平滑化して直流電圧に変換し、変換された直流電圧をトランス141(図3参照)、スイッチング素子等(いずれも図示略)により電力変換してプロジェクター100の各部に供給する。
また、電源部140は、インターロックSW143を備える。インターロックSW143は、一次巻線N1と二次巻線N2とを有するトランス141の一次巻線N1(図3参照)側に設けられる。インターロックSW143は、図3に示す強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、オフする。インターロックSW143がオフすることで、トランス141への直流電圧の供給がオフされる。
なお、図1において、冷却ファン150と制御部250とを接続する制御信号線の図示は省略する。
フレームレート変換処理は、画像処理部203が、画像データのフレームレートを、制御部250により指定されたフレームレートに変換する処理である。
形状補正処理は、画像処理部203が、制御部250から入力される補正パラメーターに従って画像データを変換して、スクリーンSCに投射する画像の形状を補正する処理である。
ズーム処理は、リモコン5や操作パネル131の操作によりズームが指示された場合に、画像処理部203が、画像を拡大/縮小する処理である。
色調補正処理は、画像データの色調を変換する処理であり、画像処理部203は、制御部250により指定された色調に合わせて画像データに含まれる各画素のデータを変更する。この処理において、プロジェクター100は、映画鑑賞に適した色調、スクリーンSCが明るい環境に設置された場合に適した色調、黒板などの非白色のスクリーンSCに投射する場合に適した色調等を実現できる。色調補正処理に加え、コントラスト調整等を行ってもよい。
輝度補正処理は、画像処理部203が、画像データの輝度を補正する処理である。輝度補正処理により、画像データの輝度が、光源部111の発光状態やプロジェクター100が設置された環境の明るさ等に対応した輝度に補正される。
ガンマ補正処理とは、外部から供給される画像データを、光変調装置112等の出力デバイスの出力特性に応じて補正する処理のことである。一般に、出力デバイスは非線形的な出力特性を有しているから、画像データに比例する出力レベル(例えば、駆動電圧信号や駆動電流信号電流レベル)で画像を出力しても、所望の色調では画像は出力されない。出力デバイスの出力特性に合わせて画像データを補正することにより、所望の色調で画像を出力することができる。
画像処理部203が実行する上記の処理の内容、パラメーター、及び処理の開始、終了のタイミングは制御部250により制御される。
画像処理部203は、処理後の画像データをフレームメモリー205から読み出し、R,G,Bの3原色に分離して光変調装置駆動部122に出力する。
シャットダウン制御部253は、リモコン5又は操作パネル131に設けられた電源オフスイッチが押下された場合、又は第2SW127から入力される信号の電圧レベルが変化した場合に、シャットダウン処理を行って、プロジェクター100の電源をオフさせる。
シャットダウン処理は、以下の手順で行われる。まず、シャットダウン制御部253は、実行中の処理があれば、この実行中の処理を終了させる。また、シャットダウン制御部253は、RAM等の揮発性のメモリーに記憶されているデータを記憶部207に記憶させる。そして、最後に、シャットダウン制御部253は、電源部140を制御して、電源部140の電源供給をオフし、プロジェクター100の電源をオフにする。
また、シャットダウン制御部253は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、冷却ファン150を停止させ、投射光学系駆動部123を制御して、レンズシフト機構102の備えるモーターや、投射光学系113のモーター1131を停止させる。
電源供給モードとは、消費電力に基づくプロジェクター100の状態であり、例えば、オペレーションや、スタンバイのモードがある。オペレーションでは、プロジェクター100を構成する予め定められた構成要素に通電を行うモードであり、スタンバイは、オペレーションよりも少ない構成要素に電力を供給し、オペレーションよりも電力消費量の抑制を図るモードである。
電源供給モードの変更は、ユーザーの操作を、操作パネル131又はリモコン5により受け付けた場合に行ってもよいし、電源制御部254が、プロジェクター100のステータスに応じて変更してもよい。
プロジェクター100は、オペレーション、第1スタンバイ(AV(Audio Visual)スタンバイ)、第2スタンバイ(ネットワークスタンバイ)及び第3スタンバイ(ディープスタンバイ))の4つの電源供給モードを有している。オペレーションが本発明の「第1の電源供給モード」に相当する。また、第1スタンバイが本発明の「第2の電源供給モード」に相当する。また、第2スタンバイ及び第3スタンバイが本発明の「第3の電源供給モード」に相当する。
オペレーションは、光源部111及び光源駆動部121に電源が供給され、光源部111を点灯可能とする電源供給モードである。第1〜第3スタンバイは、光源部111及び光源駆動部121への電源供給を停止する電源供給モードである。
電源供給モードがオペレーションの場合のプロジェクター100の消費電力は、電源供給モードが第1〜第3スタンバイの場合のプロジェクター100の消費電力よりも大きい。
また、電源供給モードが第3スタンバイの場合のプロジェクター100の消費電力が最も小さく、電源供給モードが第2スタンバイの場合のプロジェクター100の消費電力が次に小さい。また、電源供給モードが第1スタンバイの場合、プロジェクター100の消費電力が第2スタンバイよりも大きく、オペレーションよりも小さい。
操作パネル131に設けられたLED1313は、本発明の「報知部」に相当する。
また、電源供給モードが第1スタンバイの場合、操作パネル131や、リモコン受光部132、操作検出部133、表示パネル137、表示部135に電源が供給され、LED1313は、オペレーションの場合とは異なる、例えば点滅した状態となる。
また、電源供給モードが第3スタンバイの場合、ネットワーク通信の機能は無効であり、画像信号及び音声信号を処理することはできない。さらに、電源供給モードが第3スタンバイの場合、ズーム調整やフォーカス調整等のレンズ制御も、レンズシフト制御も行うことができない。また、電源供給モードが第3スタンバイの場合、操作パネル131や、リモコン受光部132、操作検出部133、表示パネル137、表示部135には電源が供給されず、LED1313は、第1スタンバイの場合とは異なる、例えば消灯した状態となる。
従って、プロジェクター100の電源供給モードが、オペレーションの状態にあるのか、第1スタンバイの状態にあるのか、又は第2若しくは第3スタンバイの状態にあるのかをユーザーに認識させることができる。
なお、本実施形態では、プロジェクター100の電源供給モードを、LED1313によって表示する場合を例示したが、ユーザーへの電源供給モードの報知には、他の方法を用いてもよい。例えば、表示パネル1137に、現在の電源供給モードを文字表示させてもよいし、電源供給モードによってLED1313の点滅パターンを変更してもよく、ユーザーが電源供給モードを視覚的に判別できれば、どのような報知手段及び報知方法を用いても良い。
第1SW125の出力は、強制オフ回路126に接続される。
強制オフ回路126は、第1SW125から入力される信号の電圧レベルの変化を検出して、光源駆動部121、電源部140及び制御部250に強制オフ信号を出力する。強制オフ回路126は、例えば、第1SW125から入力される信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化すると、光源駆動部121、電源部140及び制御部250に強制オフ信号を出力する。
強制オフ信号を入力した光源駆動部121は、光源部111への電源の供給を停止し、光源部111の光源を消灯させる。
また、制御部250のシャットダウン制御部253は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、図5に示す電源制御回路215を制御して、冷却ファン150への電源供給を停止させ、冷却ファン150をオフする。
さらに、電源部140のインターロックSW143は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、オンからオフに状態を変化させる。インターロックSW143がオフされることで、トランス141への直流電圧の供給がオフされる。これにより、電源部140からの直流電圧の出力が停止し、プロジェクター100を構成する各部への電源供給が停止される。
PJ制御キー1311には、例えば、電源のオン、オフを行うための「電源キー」、各種設定を行うためのメニュー画像を表示させる「メニューキー」、メニュー画像における項目の選択等に用いられる「カーソルキー」、選択された項目を確定させる「決定キー」、操作の取り消し等に用いられる「取消キー」、入力ソース(画像信号の供給元)を切り替えるための「入力ソース切替キー」等がある。
ステータスモニターキー1312は、プロジェクター100のステータス(状況)を表示パネル137に表示させるキーである。
また、操作パネル131には、LED1313が設けられる。LED1313は、制御部250の制御により、プロジェクター100の電源供給モードに応じて点灯、点滅又は消灯する。
プロジェクター本体101には、投射光学系駆動部123と、レンズシフト機構部102と、支持部材104とが設けられる。
ESD素子1231は、静電気を吸収して、モーター駆動部1232や、投射光学系113に搭載されたズーム調整やフォーカス調整用のモーター1131等を静電気から保護する。
モーター駆動部1232は、ESD素子1231を介して投射光学系113に接続され、制御部250の制御に従い投射光学系113に搭載されたズーム調整やフォーカス調整用のモーター1131に駆動電流を供給し、モーター1131を回転させる。また、モーター駆動部1232は、制御部250の制御に従いレンズシフト機構部102のモーターに駆動電流を供給してモーターを回転させる。
モーター駆動部1232から供給される駆動電流や、駆動信号によってレンズシフト機構部102のモーターを駆動し、支持部材104のプロジェクター本体101での位置を上下方向及び左右方向に移動させる。これにより、支持部材104によって支持された投射光学系113の位置が、上下方向及び左右方向に移動し、投射レンズ1132が投射レンズ1132の光軸に垂直な面内で上下左右方向に移動(シフト)される。
シフト量検出部103は、検出した投射レンズ1132の移動量をレンズシフト制御部252に出力する。レンズシフト制御部252は、シフト量検出部103により検出される移動量をRAMに記憶させる。
支持部材104は、レンズシフト機構部102のモーターやギアーによって駆動され、プロジェクター本体101での位置を、上下左右に移動させる。これにより、投射光学系113の投射レンズ1132が移動し、レンズシフト機構として動作する。
また、接続部1135は、モーター1131に接続され、投射光学系113がプロジェクター本体101に装着された場合に、投射光学系駆動部123と、モーター1131とを電気的に接続する。この際、投射光学系駆動部123とモーター1131とは、ESD素子1231を介して接続されるため、ESD素子1231により静電気が吸収され、モーター駆動部1232やモーター1131が静電気から保護される。
メイン回路200には、メインCPU211、レンズシフトCPU212、ステータスモニターCPU213、無線通信部214、電源制御回路215、DSP(digital signal processor)216、フラッシュROM217、DRAM218等が搭載されている。
メインCPU211は、プロジェクター100の全体を統括制御する。メインCPU211が、フラッシュROM217に記憶された制御プログラムを実行することで、図1に示す投射制御部251及びシャットダウン制御部253として動作する。
レンズシフトCPU212が、フラッシュROM217に記憶された制御プログラムを実行することで、図1に示すレンズシフト制御部252として機能する。
そこで、本実施形態は、電源供給モードが第1スタンバイの状態にある場合に、電源制御部254は、電源制御回路215により投射光学系駆動部123に電源を供給して、投射レンズ1132の位置を移動させるレンズシフトの実行が可能な状態とした。
また、レンズシフト制御部252は、ユーザーによりレンズ移動処理の実行指示を受け付けた場合には、投射レンズ1132の現在位置を検出し、投射レンズ1132をホームポジションに移動させるためのモーター(レンズシフト機構部102のモーター)の駆動量を算出する。そして、レンズシフト制御部252は、算出した駆動量によりレンズシフト機構部102のモーターを駆動し、投射レンズ1132を着脱位置であるホームポジションに移動させる。
レンズ移動処理とは、投射レンズ1132を着脱位置であるホームポジションに移動させ、電源制御部254により投射光学系駆動部123への電源供給を停止させる処理である。
このフローは、プロジェクター100の電源供給モードが第1スタンバイである場合に実行される処理である。
制御部250は、まず、操作パネル131又はリモコン5が操作され、操作パネル131又はリモコン5の操作に対応した操作信号が操作検出部133から入力されたか否かを判定する(ステップS1)。否定判定の場合(ステップS1/NO)、制御部250は、操作信号が入力されるまで待機する。
このように本実施形態は、プロジェクター100の電源供給モードが第1スタンバイの状態において、投射レンズ1132をホームポジションに移動させることができる。また、光源部111や、投射光学系駆動部123への電源供給が停止されるので、投射レンズ1132の交換を安全に行うことができる。
これによって、ユーザーは、より安全に投射レンズ1132の交換を行うことができる。
電源制御部254は、電源制御回路215を制御することで、電源供給モードとして、光源部111に電源を供給して、光源部111を点灯可能とするオペレーションと、光源への電源供給を停止する第1スタンバイとを実行する。
また、電源制御部254は、第1スタンバイにおいて、投射光学系駆動部123に電源を供給し、投射レンズ1132が着脱可能となる着脱位置に投射レンズ1132を移動可能とした。
従って、プロジェクター100の消費電力を削減する電源供給モードにおいても、レンズ交換を速やかに行うことが可能となる。
従って、投射レンズ1132の交換を安全に行うことができる。
従って、投射レンズ1132の交換をより安全に行うことができる。
従って、ユーザーからの操作によってレンズ移動処理を開始させることができる。
従って、スイッチやボタンが誤って押下された場合に、投射レンズ1132の移動を防止することができる。
例えば、上述した実施形態では、ユーザーの操作を、操作パネル131又はリモコン5により受け付けた場合に、レンズ移動処理を開始させたが、電源供給モードをオペレーションの状態から第1スタンバイの状態に変更する際に、レンズ移動処理を実行させてもよい。
また、プロジェクター100がオペレーションの状態にあるときに、ユーザーにより電源供給モードを第1スタンバイの状態に移行させる操作を操作パネル131又はリモコン5により受け付けた場合に、スクリーンSCに、「投射レンズの交換を行いますか」といった表示を表示させる。そして、投射レンズ1132の交換を行うとの操作を操作パネル131又はリモコン5により受け付けた場合に、電源供給モードをオペレーションから第1スタンバイに切り替え、レンズ移動処理を実行させてもよい。
また、図1に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター100の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
Claims (7)
- 光源と、
電源部と、
前記電源部による電源供給を制御する電源制御部と、
画像を投射する投射レンズと、
前記投射レンズを移動させるレンズ駆動部と、を備え、
前記電源制御部は、前記光源に電源を供給して、前記光源を点灯可能とする第1の電源供給モードと、前記光源への電源供給を停止する第2の電源供給モードとを実行し、
前記第2の電源供給モードにおいて、前記レンズ駆動部に電源を供給し、前記投射レンズが着脱可能となる着脱位置に前記投射レンズを移動可能とした、ことを特徴とするプロジェクター。 - 前記レンズ駆動部により前記投射レンズを前記着脱位置に移動させ、前記投射レンズの前記着脱位置への移動が完了した場合に、前記電源制御部により前記電源部からの前記レンズ駆動部又は前記プロジェクターへの電源供給を停止させるレンズ移動処理を実行可能である、ことを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。
- 操作を受け付ける操作受付部を備え、
前記操作受付部により所定の操作が受け付けられた場合に、前記レンズ駆動部により前記投射レンズを前記着脱位置に移動させる、ことを特徴とする請求項2記載のプロジェクター。 - 前記操作受付部に設けられた操作子に対する予め設定された時間以上の操作を検出した場合に、前記レンズ駆動部により、前記投射レンズを前記着脱位置に移動させる、ことを特徴とする請求項3記載のプロジェクター。
- 前記投射レンズは、レンズと、前記レンズを移動させるモーターとを有するレンズブロックであり、
前記プロジェクターの本体部は、前記投射レンズが装着され、前記レンズ駆動部と前記モーターとが電気的に接続された場合に、前記レンズ駆動部と前記モーターとを静電気から保護する保護素子を備える、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプロジェクター。 - 前記電源部から前記レンズ駆動部に電源供給しない第3の電源供給モードを備え、
前記第2の電源供給モードでは、前記第1及び前記第3の電源供給モードとは異なる報知を行う報知部を備える、ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプロジェクター。 - 光源と、電源部と、前記電源部による電源供給を制御する電源制御部と、画像を投射する投射レンズと、前記投射レンズを移動させるレンズ駆動部と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、
前記電源制御部により、電源供給モードを、前記光源に電源を供給して、前記光源を点灯可能とする第1の電源供給モードと、前記光源への電源供給を停止する第2の電源供給モードとに変更するステップと、
前記第2の電源供給モードにおいて、前記電源制御部により前記レンズ駆動部に電源を供給し、前記投射レンズが着脱可能となる着脱位置に前記投射レンズを移動可能とするステップと、
を有することを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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