JP5782888B2 - プロジェクター - Google Patents
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Description
告時間を越えた場合、プロジェクターの使用時に制限がかけられる。これにより、ランプ
の交換を促しながら、ランプを交換するまでの間、制限つきでプロジェクターを使用する
ことになり、しかも、所定時間連続で使用すると警告されるので、早期のランプ交換をユーザーに促すことが可能になる。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写手段10、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、画像信号入力手段5、画像信号処理手段3、OSD処理手段4、電源端子6、電源部7、ランプ交換検出手段30等で構成されており、これらは図示しない筐体の内部に収容されている。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R、12G、12Bに入射する。
また、光源11は、交換可能なユニットとして構成されている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
制御手段20は、プロジェクター1を通常の動作で使用できる通常モード、またはプロジェクター1に使用制限がかけられる使用制限モードを設定するモード設定手段201を含む。
また、制御手段20は、点灯時間計測手段に相当するタイマー20aを備え、光源ランプ11aの点灯時間を計測する。計測した点灯時間は、記憶手段21にランプ点灯時間21aとして保存される。
タイマー20aはプロジェクター1が使用制限モードになったときに、使用制限時間を計測するのにも用いられる。
本実施形態では、光源ランプ11aの累積点灯時間であるランプ点灯時間21aが記憶手段21に保存される。
入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、画像信号入力手段5に入力される複数の画像入力端子を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー、ヘルプキー等がある。
具体的には、ランプ交換検出手段30は制御手段20の指示により、ランプ交換監視状態に設定され、光源11が外されると、ランプ交換検出状態になる。制御手段20はランプ交換検出手段30が、ランプ交換検出状態になっていることで光源11が取り外され、再度取り付けられたことを検出する。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段4は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段3から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段4は、画像信号処理手段3から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
電力が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、光源ランプ11aを消灯させた状態を維持している。そして、入力操作手段23に備わる電源キーがユーザーにより操作されると、制御手段20は、電源部7に指示をして、各部、又は/及び各手段への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。
(電源オン操作)
図2はプロジェクター1の電源オン時の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、プロジェクター1のスタンバイ状態において、入力操作手段23より電源オン(ON)操作を検出すると(ステップS101)、制御手段20は、ランプ交換検出手段30が光源11(光源ランプ11a)の交換を検出しているか否かを調べる(ステップS102)。ランプ交換検出手段30が光源11の交換を検出している場合(ステップS102:Y)、ステップS103に遷移する。ランプ交換検出手段30が光源11の交換を検出していない場合(ステップS102:N)、ステップS105に遷移する。
図3はプロジェクター1が使用制限モードで動作中に、タイマー20aによる計時が所定の時間としての使用制限時間T1(例えば30分)を経過したときの動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、プロジェクター1が動作中にタイマー20aによる計時が使用制限時間T1に到達すると(ステップS201)、制御手段20は、電源オフ通知メッセージM1を所定時間、画像投写手段10により投写し(ステップS202)、ステップS203に遷移する。このときの電源オフ通知メッセージM1の一例を図5(a)に示す。
図4はプロジェクター1の動作中にランプ点灯時間21aがランプ寿命警告時間に到達したときの動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、プロジェクター1の投写中にランプ点灯時間21aがランプ寿命警告時間に到達したことを制御手段20が検出すると、(ステップS301)、制御手段20は、モード設定手段201を使用制限モードに設定し(ステップS302)、ステップS303に遷移する。
なお、光源ランプ11aを交換後、モード設定手段201が通常モードに設定されて、使用制限が解除され、使用者が特に設定を変えることなく、通常状態でプロジェクター1を使用することが可能となる。
(変形例1)
上述した実施形態においては、モード設定手段201が使用制限モードに設定された場合、プロジェクター1の光源ランプ11aを使用制限時間T1使用した場合に電源をオフし、光源ランプ11aの点灯輝度を低輝度に設定するが、使用制限モードの場合、使用時に暗証番号認証が必要なようにしてもよい。これにより、ランプ寿命警告時間到達後、暗証番号を知っている管理者や限られた使用者しか、使用することができなくなるので、管理者にランプの早期交換を促すとともに、プロジェクター1が使い続けられるのを防止することが可能となる。
Claims (5)
- ランプから射出された光を画像情報に応じて変調して投写する画像投写手段と、
前記ランプの点灯時間を計測する点灯時間計測手段と、を備えたプロジェクターであって、
当該プロジェクターを通常に使用可能な通常モード、または当該プロジェクターの使用時に制限がかけられる使用制限モードが設定されるモード設定手段と、
当該プロジェクターの動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は前記点灯時間がランプ寿命警告時間を越えた場合に、ランプ交換を促す第1の警告メッセージを前記画像投写手段により投写させるとともに、前記モード設定手段を前記使用制限モードに設定し、
前記制御手段はさらに、前記使用制限モードが設定されている状態で所定の時間当該プロジェクターが連続して使用された場合に、第2の警告メッセージを前記画像投写手段により投写させ、
前記使用制限モードでは、当該プロジェクターの使用に際し、暗証番号入力を必要とすることを特徴とする、プロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記制御手段は、前記第2の警告メッセージを前記画像投写手段により投写させた後、当該プロジェクターの電源をオフすることを特徴とする、プロジェクター。 - 請求項1または2に記載のプロジェクターにおいて、
前記制御手段は、前記モード設定手段に前記使用制限モードが設定されている場合、前記ランプの点灯輝度を前記通常モードより低く設定することを特徴とする、プロジェクター。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
前記ランプが交換されたことを検出するランプ交換検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記ランプ交換検出手段により、前記ランプが交換されたことを検出した場合に、前記モード設定手段は、前記使用制限モードから前記通常モードに設定変更することを特徴とする、プロジェクター。 - ランプから射出された光を画像情報に応じて変調して投写する画像投写手段と、
前記ランプの点灯時間を計測する点灯時間計測手段と、を備えたプロジェクターであって、
当該プロジェクターを通常に使用可能な通常モード、または当該プロジェクターの使用時に制限がかけられる使用制限モードが設定されるモード設定手段と、
当該プロジェクターの動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は前記点灯時間がランプ寿命警告時間を越えた場合に、前記モード設定手段を前記使用制限モードに設定し、
前記使用制限モードでは、当該プロジェクターの使用に際し、暗証番号入力を必要とすることを特徴とする、プロジェクター。
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