JP2005181606A - 個人認証機能を備える投写表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 プロジェクタと個人認証符号が入力される入力装置に備えられた個人認証登録手段と、識別記録媒体に登録されている個人認証と、が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にする投写表示システムを提供する。
【解決手段】 投写表示システム1は、PC700、DSC600からの画像信号に応じて画像を投写するプロジェクタ10と、使用制限情報のうち、少なくとも個人認証符号が記録されたIDカード800と、このIDカードに記憶された記録情報をプロジェクタ10に入力する入力装置としてのリモートコントローラ51またはIDカード入力装置70と、を備え、プロジェクタ10と前記入力装置とは、それぞれID認証部57,75,110を備え、IDカード800に登録されている個人認証符号が一致する場合に限りプロジェクタ10の操作を可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】 投写表示システム1は、PC700、DSC600からの画像信号に応じて画像を投写するプロジェクタ10と、使用制限情報のうち、少なくとも個人認証符号が記録されたIDカード800と、このIDカードに記憶された記録情報をプロジェクタ10に入力する入力装置としてのリモートコントローラ51またはIDカード入力装置70と、を備え、プロジェクタ10と前記入力装置とは、それぞれID認証部57,75,110を備え、IDカード800に登録されている個人認証符号が一致する場合に限りプロジェクタ10の操作を可能にする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、個人認証機能を備え、個人認証が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にすることを特徴とする投写表示システムに関する。
従来、プロジェクタはプレゼンテーション装置として、誰もがいつでも容易に使用できる便利な装置であるが、プロジェクタの光源であるランプは、高価であるにもかかわらず数千時間の寿命であるものが多く、無節操に使用され、使用したい時に使用できないということが考えられる。また、特に可搬型のプロジェクタは、誰にでも場所を移動して使用できるため、管理が困難であった。
そこで、プレゼンテーション用の画像を表す画像信号を生成するPC(Personal Computer)と、PCから供給される画像信号に応じて画像を投写するプロジェクタと、このプロジェクタを遠隔操作可能なリモートコントローラとを備え、これらPCとリモートコントローラとは、それぞれ個人認証登録手段を有し、リモートコントローラは、リモートコントローラ及びPCに登録されている個人認証が一致する場合に限り、PCから供給される機能受信の受信を許可して接続が確立され、プロジェクタを操作することができる投写表示システム(プレゼンテーションシステム)が知られている(例えば、特許文献1)。
このような特許文献1では、個人認証登録されたユーザー以外がPCとリモートコントローラの接続を確立することができず、機能情報を設定することができないのでセキュリティを確保することが可能になる。また、結果として、個人認証登録されたユーザー以外は、この投写表示システムをプレゼンテーション用として使用できないことになる。
しかし、前述の特許文献1によれば、この投写表示システムのマスタはPCであるが、プロジェクタに画像信号を入力する画像入力媒体は、PC以外にDSC(Digital Still Camera)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード等様々であり、これらの画像入力媒体では、PCをマスタとして使用することができないので、個人認証をすることはできない。
さらに、このような投写表示システムでは、個人認証がされない場合、PCから供給される機能情報の受信ができないため、機能情報の投写はできないが、プロジェクタのランプは点灯されるので、ランプの寿命を延命することはできないという課題がある。
また、管理者は、プロジェクタの使用状況、即ち、いつ、誰が、どのプロジェクタをどのくらいの時間使用したかを管理したいという要望がある。
さらに、このような投写表示システムでは、個人認証がされない場合、PCから供給される機能情報の受信ができないため、機能情報の投写はできないが、プロジェクタのランプは点灯されるので、ランプの寿命を延命することはできないという課題がある。
また、管理者は、プロジェクタの使用状況、即ち、いつ、誰が、どのプロジェクタをどのくらいの時間使用したかを管理したいという要望がある。
本発明は、従来技術の課題を解決するためになされたものであり、プロジェクタと個人認証符号が入力される入力装置に備えられた個人認証登録手段と、識別記録媒体に登録されている個人認証と、が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にする投写表示システムを提供することを目的とする。
本発明の投写表示システムは、画像情報入力装置からの画像信号に応じて画像を投写するプロジェクタと、使用制限情報のうち、少なくとも個人認証符号が記録された識別記録媒体と、前記識別記録媒体の記録情報を前記プロジェクタに入力する入力装置と、を備え、
前記プロジェクタと前記入力装置とは、それぞれ個人認証登録手段を備え、前記個人認証登録手段と前記識別記録媒体に登録されている個人認証符号が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にすることを特徴とする。
前記プロジェクタと前記入力装置とは、それぞれ個人認証登録手段を備え、前記個人認証登録手段と前記識別記録媒体に登録されている個人認証符号が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にすることを特徴とする。
ここで、使用制限情報には、例えば、個人認証符号の他にプロジェクタの使用可能時刻範囲、使用可能時間等が含まれる。
また、個人認証符号としては、ユーザー個人の他に管理部署などの管理単位の認証符号を採用することができる。
また、個人認証符号としては、ユーザー個人の他に管理部署などの管理単位の認証符号を採用することができる。
上記投写表示システムは、プロジェクタと入力装置に個人認証登録手段を備えているので、識別記録媒体に記録された個人認証符号とプロジェクタ及び入力装置に記録された個人認証符号(以下、識別符号と呼ぶ)が一致したときに限りプロジェクタの操作(例えば、点灯、消灯など)が可能となり、プロジェクタの使用制限を的確に行うことができ、不適切な使用を防止し、その結果ランプの寿命を延命することができる。
また、このことから、個人認証符号を取得したユーザー以外にプロジェクタを使用できないことから、プロジェクタの無断持ち出しや盗難等を防止することが期待できる。
また、このことから、個人認証符号を取得したユーザー以外にプロジェクタを使用できないことから、プロジェクタの無断持ち出しや盗難等を防止することが期待できる。
ここで、前記入力装置は、少なくとも前記プロジェクタを遠隔操作可能なリモートコントローラ、または前記プロジェクタに備えられた識別記録媒体入力装置であることが好ましい。
ここで、識別記録媒体入力装置は、プロジェクタにケーブルで接続されており、プロジェクタに装着されていても、別体にユニット化されていてもよい。
ここで、識別記録媒体入力装置は、プロジェクタにケーブルで接続されており、プロジェクタに装着されていても、別体にユニット化されていてもよい。
このようにすれば、リモートコントローラの場合は、プロジェクタとリモートコントローラとの間を接続するケーブルを省略することができる。また、天吊り型のプロジェクタにおいては、遠隔操作が可能となる。識別記録媒体入力装置の場合は、机上載置型のプロジェクタにおいては、プロジェクタが操作しやすい場所に一体に装着されてもよく、小型の携行型のプロジェクタにおいては、別体にユニット化すれば、操作性を向上することができる。
また、前記投写表示システムは、前記プロジェクタと前記入力装置とが、それぞれ双方向通信機能を備えていることが好ましい。
このようにすれば、入力装置からプロジェクタに使用制限情報を入力し、プロジェクタからは、例えば、個人認証結果やプロジェクタの固有情報を入力装置に入力することができるので、より確実な個人認証と、プロジェクタの使用実態の情報を入力装置(後述する識別記録媒体)を介して得ることができる。
また、本発明の構成によれば、前記入力装置は、当該プロジェクタの固有情報を前記識別記録媒体に記録する書き込み装置を備えていることが好ましい。
ここで、当該プロジェクタの固有情報としては、このプロジェクタの使用開始時刻、使用終了時刻、使用時間、使用者、プロジェクタの識別符号等が含まれる。
ここで、当該プロジェクタの固有情報としては、このプロジェクタの使用開始時刻、使用終了時刻、使用時間、使用者、プロジェクタの識別符号等が含まれる。
このようにすれば、プロジェクタの使用実態を識別記録媒体に記録することができるので、後述する方法で管理をすることができる。
本発明の投写表示システムでは、前記リモートコントローラの通信手段が、赤外線による通信手段、または無線による通信手段を備えていることが好ましい。
このような構成によれば、赤外線による通信手段によれば、通信手段の構成が簡素で安価なリモートコントローラを得ることができる。
また、微弱な出力の無線による通信手段によれば、電波は指向性がなく、かつ障害物による電波の遮断による影響も少ない。
これらの通信手段を備える場合も、前述したように、個人認証登録手段を備えているので、信頼性の高い通信と個人認証を実現できる。
また、微弱な出力の無線による通信手段によれば、電波は指向性がなく、かつ障害物による電波の遮断による影響も少ない。
これらの通信手段を備える場合も、前述したように、個人認証登録手段を備えているので、信頼性の高い通信と個人認証を実現できる。
上記投写表示システムにおいて、前記リモートコントローラが、該リモートコントローラと、前記プロジェクタと、前記識別記録媒体とが、それぞれの個人識別認証手段を備えることが好ましい。
電子機器において、リモートコントローラは同じ機種であれば、どの機械体でも使用できる場合が一般的である。しかし、上記の構成によれば、リモートコントローラとプロジェクタと識別記録媒体との個人認証を行うことができるため、それぞれの使用組み合わせを管理することができる。
本発明の構成では、前記識別記録媒体が、記録内容を書き換え可能なIDカードであることが好ましい。
ここで、IDカード(Identification Card:識別情報記録カード)としては、磁気カード、ICカード等が採用できる。
ここで、IDカード(Identification Card:識別情報記録カード)としては、磁気カード、ICカード等が採用できる。
このような構成においては、前述の使用制限情報やプロジェクタの使用実態情報などを識別記録媒体としてのIDカードに書き換えることができるので、管理者がIDカードを一括管理し、使用制限情報を必要に応じて変更することができる。また、プロジェクタの使用実態の記録を書き込むことができるので、的確で確実な管理や計画的な使用をすることができる。
また、本発明の構成では、前記個人認証登録手段と前記識別記録媒体に登録されている個人認証符号が、複数回一致する場合に限り、前記プロジェクタの点灯、消灯を可能にすることが好ましい。
上記のようにすれば、例えば、IDカードから個人認証符号を入力装置、プロジェクタの順に入力して個人認証し、次に、プロジェクタ側から入力装置側に個人認証符号を入力し個人認証し、再度、入力装置から個人認証符号を入力して個人認証された場合に、プロジェクタの点灯、消灯を可能にするため、個人認証の信頼性を高めると共に、使用中に無意識に、または、間違えて消灯してしまう確立を減ずることができる。
本発明の投写表示システムは、前記プロジェクタと前記識別記録媒体と前記入力装置とに使用制限情報を書き込み、記録の読み出しを行うリード・ライターを備えたことを特徴とする。
このような投写表示システムでは、上述のようなリード・ライターを備えているので、制限情報の書き込み、変更ができ、また、記録された情報を読み出すことができるので、この投写表示システムの管理が容易に行えるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態の投写表示システムの構成を示すブロック図、図6〜図9は、動作を示すフローチャートである。
図1〜図5は本発明の実施形態の投写表示システムの構成を示すブロック図、図6〜図9は、動作を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態の投写表示システム1の構成を示す。図1において、投写表示システム1は、基本構成として、画像情報入力装置としてのDSC600、PC700、DVD970等からの画像信号に応じて画像を投写するプロジェクタ10と、プロジェクタ10を外部から遠隔操作する入力装置としてのリモートコントローラ51と、IDカード入力装置70とを備えている。
さらに、リモートコントローラ51及びIDカード入力装置70に個人認証符号を入力する識別記録媒体としてのIDカード800を備えている。
さらに、リモートコントローラ51及びIDカード入力装置70に個人認証符号を入力する識別記録媒体としてのIDカード800を備えている。
プロジェクタ10は、画像入力装置としてDSC600を使用する場合は、インターフェースとしてUSB(Universal Serial Bus)・TypeAコネクタ20とUSBホストコントローラ25を備えており、USBホストコントローラ25でA/D変換された画像信号をR(赤)、G(緑)、B(青)の信号に再生処理する画像再生処理部200を備えている。
また、画像入力装置としてPC700を使用する場合は、インターフェースとしてRS・232Cコネクタ30とRSドライバ35を備え、ここからの画像信号画入力される画像処理部250を備えている。さらに、DVD970を使用する場合には、画像信号は画像処理部250に入力される。
なお、画像入力装置としては、図示しないが、メモリカード等も使用することができる。これらの画像入力装置は、それぞれ単独の構成としても、組み合わせの構成としてもよく、任意に選択することができる。
なお、画像入力装置としては、図示しないが、メモリカード等も使用することができる。これらの画像入力装置は、それぞれ単独の構成としても、組み合わせの構成としてもよく、任意に選択することができる。
画像処理部250は、前述の画像入力装置からの画像信号を画像投写に必要な信号に変換処理をして、液晶駆動回路300にR,G,Bの信号を出力する機能を有している。
プロジェクタ10の光学系としては、光源としてのランプ400、R,G,Bの画像信号に対応する液晶パネルとダイクロイックプリズムから構成されるライトバルブ350と投写レンズ450を備え、この投写レンズ450から投写画像がスクリーン500に拡大投写されるのである。
プロジェクタ10は、これら上記の画像処理部250、液晶駆動回路300、ランプ400の駆動制御を行う駆動制御部120を有するシステムCPUをさらに備えている。
プロジェクタ10の光学系としては、光源としてのランプ400、R,G,Bの画像信号に対応する液晶パネルとダイクロイックプリズムから構成されるライトバルブ350と投写レンズ450を備え、この投写レンズ450から投写画像がスクリーン500に拡大投写されるのである。
プロジェクタ10は、これら上記の画像処理部250、液晶駆動回路300、ランプ400の駆動制御を行う駆動制御部120を有するシステムCPUをさらに備えている。
システムCPU100は、駆動制御部120に加え、個人認証登録手段としての記憶部140とID認証部110と、時計130を備えている。
記憶部140は、プロジェクタ10の使用実態(駆動実態)として、このプロジェクタ10の使用開始時刻、使用終了時刻、使用時間、及びIDカード800から入力される使用者または管理者の個人認証符号等が記憶される。
このことから、時計130は、上記のプロジェクタ10の使用開始時刻、終了時刻、使用時間を計測する時刻計測手段とタイマー手段を有している。
記憶部140は、プロジェクタ10の使用実態(駆動実態)として、このプロジェクタ10の使用開始時刻、使用終了時刻、使用時間、及びIDカード800から入力される使用者または管理者の個人認証符号等が記憶される。
このことから、時計130は、上記のプロジェクタ10の使用開始時刻、終了時刻、使用時間を計測する時刻計測手段とタイマー手段を有している。
この記憶部140と後述する記憶装置150とに記憶されているデータをID認証部110で照合し、一致したときには駆動制御部120によって、少なくともランプの点灯を実行し、やはり後述する操作ボード60またはリモートコントローラ51の機能操作指示に従って、スクリーン500に機能画像が投写表示される。
また、データが一致しない場合は、ランプの点灯は実行されない。すなわち、上記の操作ボード60による機能操作指示は無効となる。
また、データが一致しない場合は、ランプの点灯は実行されない。すなわち、上記の操作ボード60による機能操作指示は無効となる。
操作ボード60は、プロジェクタ10の表面に備えられており、図示しないが、本実施形態においては、電源ON/OFFスイッチ、DSC600、DVD970、PC700などの画像情報入力装置の選択切換え操作部、同期/トラッキングなどの画像補正操作部、
時刻修正操作部などで構成された機能操作指示部と、これらの状態を表示するディスプレイとを備えている。
この操作ボード60からの機能指示信号がシステムCPU100に入力され、プロジェクタ10が駆動制御される。
時刻修正操作部などで構成された機能操作指示部と、これらの状態を表示するディスプレイとを備えている。
この操作ボード60からの機能指示信号がシステムCPU100に入力され、プロジェクタ10が駆動制御される。
プロジェクタ10は、上述した構成の他に遠隔操作を行うリモートコントローラ51との通信インターフェースである受光部40と、受光部40の信号をA/D変換するIRコントローラ45と、識別記録媒体入力装置としてのIDカード800のインターフェースであるIDカード入力装置70からの信号をA/D変換するIDカードコントローラ80とを備えている。
なお、投写表示装置1は、上述の構成以外に、IDカード800に個人認証符号等の情報を書き込みをする、または情報を読み出すためのリード・ライター950及び記憶装置150にプロジェクタ識別符号等の情報を書き込む、または、読み出すためのリード・ライター900を備えている。
図2は、本実施形態のリモートコントローラ51と受光部40の構成を示すブロック図を示す。図2において、リモートコントローラ51は、図示しないが、前述の操作ボード60と同様な電源ON/OFFスイッチ、DSC600、DVD970、PC700などの画像情報入力装置の選択切換え操作部、同期/トラッキングなどの画像補正操作部、時刻修正操作部、時刻修正操作部などで構成された操作部56と、これらの状態を表示するディスプレイ57と送信ボタンとを備えている。
さらに、これらに加え、IDカード800に記録された個人認証符号などの使用制限情報と、リモートコントローラ51の識別符号を記憶部52と、前述の使用制限情報と識別符号等をIDカード800に記録する書き込み部55と、これらの情報を受光部40に、赤外線通信手段で送信する送信部53とプロジェクタ10からの固有情報と、IDカード800とリモートコントローラ51の個人認証符号、個人認証符号と、プロジェクタ10の個人認証符号の一致または不一致情報を受信する受信部54とを備え、また、IDカードに記録された情報とリモートコントローラ51の個人認証符号とプロジェクタ10の識別符号を照合する認証部58をさらに備えている。
ここで、プロジェクタ10及びリモートコントローラ51の個人認証符号とは、それぞれの識別符号を意味する。
ここで、プロジェクタ10及びリモートコントローラ51の個人認証符号とは、それぞれの識別符号を意味する。
なお、ディスプレイ57には、上記の一致、不一致の状態を表示する機能も有している。
この表示は、ディスプレイ57とは別のLED(Light Emitting Diode)ランプなどを備え、不一致の場合はエラー表示をすることができる。
この表示は、ディスプレイ57とは別のLED(Light Emitting Diode)ランプなどを備え、不一致の場合はエラー表示をすることができる。
受光部40は、プロジェクタ10内に備えられ、リモートコントローラ51からの信号を受信する受信部41と、受信した情報を記憶する記憶部43と、この記憶部43で記憶された情報を送信する送信部42とから構成される。送信部42からは、上記の記憶された情報をIRコントローラ45に送信し、システムCPU100の記憶部140に記憶される(図1、参照)。
プロジェクタ10は、このようなリモートコントローラ51による遠隔操作とは別に、IDカード800が直接装着されるIDカード入力装置70が備えられている。
プロジェクタ10は、このようなリモートコントローラ51による遠隔操作とは別に、IDカード800が直接装着されるIDカード入力装置70が備えられている。
図3は、IDカード入力装置70の構成を示すブロック図である。図3において、IDカード入力装置70は、プロジェクタ10に組み込まれており、前述したリモートコントローラ51と同様にIDカード800が持つ情報を一旦記憶する記憶部73と、この情報をIDカードコントローラ80に送信する送信部72、システムCPU100からのプロジェクタ固有情報を受信する受信部71と、その情報をIDカード800に記録する書き込み部74と、IDカード800とプロジェクタ10の識別符号を照合、認証する認証部75と、を備えている。
また、システムCPU100にIDカード800に記憶された情報を送信、あるいは書き込み操作の命令を指示する操作部を行う操作部76を備えている。
IDカード800に記録された情報は、後述するリード・ライター900で読み出すことができる。
IDカード800に記録された情報は、後述するリード・ライター900で読み出すことができる。
図4は、本実施形態のうち、プロジェクタ10に識別符号を入力、またはプロジェクタ10の使用情報を読み出す機能を備えるリード・ライター900の構成を示す。図4において、リード・ライター900は、プロジェクタ10に使用制限情報と識別符号を入力するためのテンキー等を有する入力部906と、これらの情報を一旦記憶する記憶部905と、この情報を記憶装置150に書き込みを行う書き込み部904と、システムCPU100からプロジェクタ10の固有情報を入力する受信して読み込む読み出し部903と、前述の情報を表示するディスプレイ901と、ディスプレイ制御部902とが備えられている。
このリード・ライター900は、プロジェクタ10とはケーブルで接続されており、図示しないが、少なくともどちらか一方にコネクタを備え、リード・ライター900は着脱自在の構成である。
ここで、ユーザーがリード・ライター900に入力する使用制限情報には、ユーザーの個人認証符号、プロジェクタ10の識別符号、プロジェクタ10が使用できる時間帯(使用開始と使用終了時刻)、使用可能時間が含まれる。
また、プロジェクタ10から入力される固有情報は、プロジェクタ10自身の識別符号である。
また、プロジェクタ10から入力される固有情報は、プロジェクタ10自身の識別符号である。
リード・ライター900とプロジェクタ10の接続は、ケーブルで行うこともリモートコントローラ51と同様に赤外線通信で行うことができる他、無線通信で行うこともできる。
図5は、本実施形態のうち、IDカード800に個人認証符号を書き込む、またはプロジェクタ10の情報をIDカード800から読み出す機能を備えるリード・ライター950の構成を示すブロック図である。図5において、リード・ライター950は、テンキーを有する入力部954から入力される使用制限情報を一旦記憶する記憶部953と、この情報をIDカード800に記録する書き込み部952と、プロジェクタ10の固有情報をIDカードを介して読み込むための読み出し部951と、前述の情報を表示するディスプレイ901とこのディスプレイ901を駆動制御するディスプレイ制御部902とを備えている。
なお、上記の使用制限情報としては、少なくとも、ユーザーの個人認証符号と、リモートコントローラ51の識別符号と、プロジェクタ10の使用可能時間と、が含まれる。
また、プロジェクタ10からIDカード800を介して得られる情報は、ユーザーの個人認証符号と、プロジェクタ10自身の識別符号と、プロジェクタ10を使用した時刻と、終了した時刻と、使用時間などである。これらの情報は、ディスプレイ901で表示される。
前述したような構成では、リード・ライター900,950とは、それぞれの機能を統合して共通のリード・ライターとしてもよい。
また、IDカード800は、構成としては磁気カードやICカード、インターフェースとしては接触式や近接非接触式でもよく、これらに対応した読み出し部951、書き込み部952を用意すれば、使用範囲を広げることができる。
また、IDカード800は、構成としては磁気カードやICカード、インターフェースとしては接触式や近接非接触式でもよく、これらに対応した読み出し部951、書き込み部952を用意すれば、使用範囲を広げることができる。
続いて、本実施形態の投写表示システム1の動作フローについて説明する。
図6、図7は、リモートコントローラ51を備えている投写表示システム1のフローチャートであり、図6は、プロジェクタ10を点灯させるためのフローを示し、図7は、消灯させるまでのフローを示している。図1、図2も参照して説明する。図6において、まず、プロジェクタ10の操作ボードの電源スイッチをONする。次に、前述した所定の情報が記憶されているIDカード800をリモートコントローラ51に挿着させる(ST1)。
図6、図7は、リモートコントローラ51を備えている投写表示システム1のフローチャートであり、図6は、プロジェクタ10を点灯させるためのフローを示し、図7は、消灯させるまでのフローを示している。図1、図2も参照して説明する。図6において、まず、プロジェクタ10の操作ボードの電源スイッチをONする。次に、前述した所定の情報が記憶されているIDカード800をリモートコントローラ51に挿着させる(ST1)。
リモートコントローラ51から、前述のIDカード800に記憶されている情報をプロジェクタ10に送信する(ST2)。その情報をプロジェクタ10が受信し(ST3)、あらかじめ記憶装置150に記憶されているリモートコントローラ51の識別符号、プロジェクタ10の識別符号、ユーザーの個人認証符号のうち、リモートコントローラ51の識別符号とプロジェクタ10に記憶されている識別符号との比較照合をID認証部110で行う(ST4)。識別符号が一致した場合は、ST5に進むが、一致しなかった場合には、リモートコントローラ51から情報の再送信を行う(ST2に戻る)。この時、ディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
ST5では、ユーザーの個人認証符号と記憶装置150にあらかじめ登録されているユーザーの個人認証符号の照合を行う。一致した場合は、次のST6に進む。不一致の場合は、ST2まで戻り再送信を行う。この時も、ディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
ST6では、プロジェクタ10にあらかじめ記憶されているプロジェクタ識別符号と、IDカード800から入力されたユーザーの個人認証符号と、リモートコントローラ識別符号と、プロジェクタ識別符号と、個人認証一致情報とが、プロジェクタ10側からリモートコントローラ51に送信される。
リモートコントローラ51が受信(ST7)すると、リモートコントローラ51に記憶されているリモートコントローラ識別符号と個人認証符号とがST6で送信された情報との照合が行われる(ST8)。
ST6〜ST8までの工程は、IDカード800とプロジェクタ10が受け取った前述した使用制限情報が一致してから次の工程に進めるという信頼性を高めるための工程である。
ST6〜ST8までの工程は、IDカード800とプロジェクタ10が受け取った前述した使用制限情報が一致してから次の工程に進めるという信頼性を高めるための工程である。
ST8において認証不一致になった場合は、再度ST2に戻りST8までの工程を繰り返す。この時も前述したようにディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
認証が一致した場合は、リモートコントローラ51の書き込み部55において、ST6の情報をIDカードに書き込みを行う(ST9)。その後、リモートコントローラ51から認証に必要な前述の情報と、プロジェクタ10を点灯させる命令と、使用制限時間情報をプロジェクタ10に送信する(ST10)。
認証が一致した場合は、リモートコントローラ51の書き込み部55において、ST6の情報をIDカードに書き込みを行う(ST9)。その後、リモートコントローラ51から認証に必要な前述の情報と、プロジェクタ10を点灯させる命令と、使用制限時間情報をプロジェクタ10に送信する(ST10)。
ST10で送信された情報を受信(ST11)したプロジェクタ10では、ID認証部110によって、再度、プロジェクタ10にあらかじめ登録されている情報とリモートコントローラ識別符号照合(ST12)、ユーザーの個人認証符号(IDカードの識別符号)照合を行う(ST13)。
ST12、ST13で認証不一致の場合は、それぞれ、再度ST2に戻り、ST13までの認証工程を繰り返す。この際、リモートコントローラ51に備えられたディスプレイ57またはLEDに不一致であることを示すエラー表示を表示させる。
なお、認証が一致したことも表示すれば、より状態が分かり易い。
なお、認証が一致したことも表示すれば、より状態が分かり易い。
ST13において認証確認ができると、ST10で送信された情報がリモートコントローラ51の書き込み部55においてIDカード800に書き込まれる(ST14)。この際、プロジェクタ10を点灯させるという命令信号も送信されているためランプ400が点灯され、同時に画像が投写できる状態となる。
このようにしてプロジェクタ10は画像投写をするが、ST10において、プロジェクタ使用可能時間が設定されるため、例えば設定された時間が2時間であれば、時計130のタイマーによって2時間経過後には強制消灯される。
また、使用制限情報には、プロジェクタ10の使用可能時刻が含まれているので、この制限時刻外におけるプロジェクタ点灯命令はキャンセルされる。
また、使用制限情報には、プロジェクタ10の使用可能時刻が含まれているので、この制限時刻外におけるプロジェクタ点灯命令はキャンセルされる。
図7に、この制限時間前の任意のタイミングで消灯するときの動作フローを示す。基本は、図6に示した点灯させる前の工程と同様な工程であるため、共通部分は説明を省略する。図7において、まず、リモートコントローラ51から、前述のIDカードに記憶されている情報を送信する(ST20)。送信は、リモートコントローラ51の操作部56に備えられた消灯スイッチを操作して行われるが、操作ボード60にも消灯機能を備えられる。
その情報をプロジェクタ10が受信し(ST21)、あらかじめ記憶装置150に記憶されているリモートコントローラ51の識別符号、プロジェクタ10の識別符号、ユーザーの個人認証符号のうち、リモートコントローラ51の識別符号とプロジェクタ10に記憶されている識別符号との比較照合をID認証部110で行う(ST22)。識別符号が一致した場合は、ST23に進み、一致しなかった場合には、リモートコントローラ51から情報の再送信を行う(ST20に戻る)。この時、ディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
ST23では、ユーザーの個人認証符号と記憶装置150にあらかじめ登録されているユーザーの個人認証符号の照合を行う。一致した場合は、次のST24に進む。不一致の場合は、ST20まで戻り再送信を行う(ST23)。この時も、ディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
ST24では、プロジェクタ10にあらかじめ記憶されているプロジェクタ識別符号と、IDカードから入力されたユーザーの個人認証符号、リモートコントローラ識別符号、個人認証一致情報がプロジェクタ10側からリモートコントローラ51に送信される。
リモートコントローラ51が受信(ST25)すると、リモートコントローラ51に記憶されているリモートコントローラ識別符号とユーザー個人認証符号と、ST24で送信された情報との照合を行う(ST26)。
ST24〜ST26までの工程は、IDカード800とプロジェクタ10が受け取った前述した使用制限情報が一致してから次の工程に進めるという信頼性を高めるための工程である。
ST24〜ST26までの工程は、IDカード800とプロジェクタ10が受け取った前述した使用制限情報が一致してから次の工程に進めるという信頼性を高めるための工程である。
ST26において認証不一致になった場合は、再度ST20に戻りST26までの工程を繰り返す。この時も前述したようにディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
認証が一致した場合は、ST24の情報と、プロジェクタ10を消灯させる命令と、消灯時刻とをプロジェクタ10に送信する(ST27)。送信された情報をプロジェクタ10で受信し(ST28)、再度、リモートコントローラ51側での認証工程を行う。
認証が一致した場合は、ST24の情報と、プロジェクタ10を消灯させる命令と、消灯時刻とをプロジェクタ10に送信する(ST27)。送信された情報をプロジェクタ10で受信し(ST28)、再度、リモートコントローラ51側での認証工程を行う。
ST29において、ID認証部110によって、プロジェクタ10にあらかじめ登録されている情報(ST26における情報)とリモートコントローラ識別符号照合(ST29)、ユーザーの個人認証符号の照合を行う(ST30)。
ST29、またはST30で認証不一致の場合は、再度ST20に戻りST30までの認証工程を繰り返す。この際、リモートコントローラ51に備えられたディスプレイ57またはLEDに不一致であることを示すエラー表示を表示させる。
認証が一致すると、リモートコントローラ51に備えられている書き込み部55によってIDカード800にリモートコントローラ識別符号、使用開始時刻(点灯時刻)、使用終了時刻(消灯時刻)、使用時間、プロジェクタ識別符号、個人認証符号を書き込む(ST31)。この内容は、リード・ライター950で読み出すことができる。
このようにしてプロジェクタ10が消灯される。
なお、消灯時刻は、ST27の時刻であるが、実質的に管理上の影響はない。
また、消灯時に複数回の照合工程を備えた理由のひとつとしては、無意識のうちに消灯をしてしまうことを防止する意味もある。
なお、消灯時刻は、ST27の時刻であるが、実質的に管理上の影響はない。
また、消灯時に複数回の照合工程を備えた理由のひとつとしては、無意識のうちに消灯をしてしまうことを防止する意味もある。
次に、IDカード入力装置70を備えている投写表示システム1のフローを説明する。図8は、プロジェクタ10を点灯させるための工程を示すフローチャートであり、図9は、消灯させるまでの工程を示すフローチャートである。これは、前述したリモートコントローラ51を用いたフローと技術思想を同じにしており、リモートコントローラ51に係わる工程が省略されている。
図8において、まず、プロジェクタ10の操作ボードの電源スイッチをONする。次に、前述した所定の情報が記憶されているIDカード800をリモートコントローラ51に挿着させる(ST1)。
IDカード入力装置70から、前述したIDカード800に記憶されている情報を送信する(ST2)。この工程は、IDカード800を挿着した瞬間に送信を開始しても、IDカード入力装置70の操作部76に送信ボタンを設け、このボタン操作によって送信してもよい。
その情報をプロジェクタ10が受信し(ST3)、あらかじめ記憶装置150に記憶されているプロジェクタ10の識別符号とユーザーの個人認証符号とをID認証部110で照合する(ST4)。識別符号と個人認証符号が一致した場合は、ST5に進むが、一致しなかった場合には、IDカード入力装置70から情報の再送信を行う(ST2に戻る)。この時、ディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
ST5では、プロジェクタ10にあらかじめ記憶されているプロジェクタ識別符号と、IDカードから入力されたユーザーの個人認証符号、個人認証一致情報とが、プロジェクタ10側からIDカード入力装置70に送信される。
IDカード入力装置が前述の情報を受信(ST6)すると、再度、ID認証部75によって、IDカード800に記憶されている個人認証符号とST5で送信された情報との照合を行う(ST7)。ST7において認証不一致になった場合は、再度ST2に戻りST7までの工程を繰り返す。この時も前述したようにディスプレイ57またはLEDランプでエラー表示する。
認証が一致した場合は、IDカード入力装置70の書き込み部74において、ST5の情報をIDカードに書き込みを行う(ST8)。その後、IDカード入力装置70から認証に必要な前述の情報と、プロジェクタ10を点灯させる命令と、使用制限時間情報をプロジェクタ10に送信する(ST9)。
ST9で送信された情報を受信(ST10)したプロジェクタ10では、ID認証部110によって、再度、プロジェクタ10にあらかじめ登録されている情報とユーザーの個人認証符号の照合を行う(ST11)。
ST11で認証不一致の場合は、再度ST2に戻り、ST11までの認証工程を繰り返す。この際、IDカード入力装置70に設けられたLEDランプを点灯し、不一致であることを示すエラー表示を表示させる。
ST11において認証確認ができると、ST9で送信された情報が、IDカード入力装置70の書き込み部74でIDカード800に書き込まれる(ST12)。この際、プロジェクタ10を点灯させるという命令信号も送信されているためランプ400が点灯され、同時に画像が投写できる状態となる。
このようにしてプロジェクタ10は画像投写をするが、ST7において、プロジェクタ使用可能時間が設定されるため、例えば設定された時間が2時間であれば、時計130のタイマーによって2時間経過後には強制消灯される。
また、使用制限情報には、プロジェクタ10の使用可能時刻が含まれているので、その制限時刻外におけるプロジェクタ点灯命令はキャンセルされる。
また、使用制限情報には、プロジェクタ10の使用可能時刻が含まれているので、その制限時刻外におけるプロジェクタ点灯命令はキャンセルされる。
図9に、この制限時間前の任意のタイミングで消灯するときの動作フローを示す。図9において、まず、IDカード入力装置70から、前述のIDカード800に記憶されている情報と、消灯信号を送信する(ST20)。送信は、IDカード入力装置70の操作部76に備えられた消灯スイッチを操作して行われる。従って、この信号には消灯命令が含まれる。
送信された情報をプロジェクタ10(システムCPU100)が受信し(ST21)、あらかじめ記憶装置150に記憶されているプロジェクタ10の識別符号、ユーザーの個人認証符号と前工程までにIDカード800に刻されたプロジェクタ識別符号とユーザーの個人認証符号とを照合して(ST22)、一致した場合には、次に、プロジェクタ側からIDカード入力装置70に、プロジェクタ識別符号、個人認証符号とプロジェクタ10の固有情報(アクセス時刻等)を送信し(ST23)、IDカード入力装置70で受信(ST24)し、記憶部73に記憶されている情報と比較照合する(ST25)。
認証が不一致の場合は、ST20に戻りST25までの工程を繰り返す。認証一致した場合には、再度、IDカード入力装置70からプロジェクタ10(システムCPU100)に消灯信号、プロジェクタ識別符号、個人認証符号が送信される(ST26)。
送信されたデータをプロジェクタ10(システムCPU100)で受信し(ST27)、個人認証符号を照合する(ST28)。その結果、認証不一致の場合は、ST20に戻りST28までの工程を繰り返す。この時、IDカード入力装置70でエラー表示される。認証一致の場合には、IDカード入力装置70の書き込み部74によってIDカード800に、プロジェクタ識別符号、個人認証符号、プロジェクタ使用開始時刻、使用終了時刻、使用時間等が書き込まれる(ST29)。
このような工程を経て、プロジェクタ10は消灯され、機能を停止し、電源がOFFされる。
このような工程を経て、プロジェクタ10は消灯され、機能を停止し、電源がOFFされる。
従って、本実施形態によれば、投写表示システム1は、プロジェクタ10と入力装置としてのリモートコントローラ51、IDカード入力装置70に個人認証登録手段を備えているので、IDカード800に記録された個人認証符号とプロジェクタ10及びリモートコントローラ51、IDカード入力装置70に記録された個人認証符号が一致したときに限りプロジェクタ10の点灯、消灯などの操作が可能となり、プロジェクタ10の使用制限を的確に行うことができ、不適切な使用を防止し、その結果ランプの寿命を延命することができる。
また、このことから、個人認証符号を取得したユーザー以外に当該プロジェクタを使用できないことから、プロジェクタ10の無断持ち出しや盗難等を防止することが期待できる。
また、このことから、個人認証符号を取得したユーザー以外に当該プロジェクタを使用できないことから、プロジェクタ10の無断持ち出しや盗難等を防止することが期待できる。
また、入力装置としては、遠隔操作可能なリモートコントローラ51、またはプロジェクタ10にIDカード入力装置70を備えているので、リモートコントローラ51を備えた場合は、プロジェクタ10とリモートコントローラ51との間を接続するケーブルを省略することができる。また、天吊り型のプロジェクタにおいては、遠隔操作が可能となる。IDカード入力装置の場合は、机上載置型のプロジェクタにおいては、プロジェクタの操作しやすい場所に一体に装着することができる。
また、前述の投写表示システム1において、プロジェクタ10と、リモートコントローラ51とIDカード入力装置70とは、それぞれ双方向通信機能を備えているので、リモートコントローラ51またはIDカード入力装置70からプロジェクタ10に使用制限情報を入力し、プロジェクタ10からは、例えば、個人認証結果やプロジェクタ10の使用開始時刻等の固有情報を入力することができるので、より確実な個人認証と、プロジェクタの使用実態の情報をIDカード800を介して得ることができる。
また、本実施形態の構成によれば、リモートコントローラ51、IDカード入力装置70とは、当該プロジェクタの固有情報をIDカード800に記録する書き込み装置を備えているため、プロジェクタの使用実態をIDカードに記録することができるので、プロジェクタ10をもれなく、的確に管理することができる。
さらに、本実施形態の投写表示システム1では、リモートコントローラ51の通信手段が、赤外線による通信手段を備えているので、通信手段の構成が簡素で安価なリモートコントローラ51、投写表示システムを提供することができる。
また、リモートコントローラ51が、該リモートコントローラ51と、プロジェクタ10と、IDカード800とのそれぞれの個人識別認証手段を備えているために、それぞれの組み合わせにおいて管理が可能になる。
さらに、本実施形態の構成では、識別記録媒体が、記録内容を書き換え可能なIDカードであるために、前述の使用制限情報やプロジェクタ10の使用実態情報などをIDカードに書き換えることができるので、管理者がIDカード800を一括管理し、使用制限情報を必要に応じて変更することができる。また、プロジェクタ10の使用実態の記録を書き込むことができるので、的確で確実な管理や計画的な使用をすることがし易いシステムである。
本発明の実施形態の投写表示システムでは、プロジェクタ10とリモートコントローラ51とIDカード800、またはプロジェクタ10とIDカード800に登録されている個人認証符号(識別符号)が、3回一致する場合に限り、前記プロジェクタの点灯、消灯を可能にしているので、個人認証の信頼性を高めると共に、無意識に、または、間違えて消灯してしまう確立を減ずることができる。
本発明の投写表示システムは、前記プロジェクタと前記識別記録媒体と前記入力装置とに使用制限情報を書き込み、記録の読み出しを行うリード・ライター900,950を備えているために、制限情報の書き込み、変更ができ、また、記録された情報を読み出すことができ、この投写表示システムの管理が容易に行えるという効果がある。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、リモートコントローラ51の通信手段は、赤外線による通信としていたが、微弱な出力の無線による通信手段を採用することができる。無線による通信手段によれば、電波は指向性がなく、かつ障害物による電波の遮断による影響も少ない。指向性がないことから、近接する他のプロジェクタに電波が伝達されることが考えられるが、前述したように、個人認証登録手段を備えているので、信頼性の高い通信を実現することができる。
例えば、本実施形態では、リモートコントローラ51の通信手段は、赤外線による通信としていたが、微弱な出力の無線による通信手段を採用することができる。無線による通信手段によれば、電波は指向性がなく、かつ障害物による電波の遮断による影響も少ない。指向性がないことから、近接する他のプロジェクタに電波が伝達されることが考えられるが、前述したように、個人認証登録手段を備えているので、信頼性の高い通信を実現することができる。
また、前述した実施形態では、IDカード入力装置70は、プロジェクタ10に内蔵している例を説明したが、プロジェクタ10とは別体にすることができる。例えば、小型の携行型のプロジェクタにおいては、IDカード入力装置70を別体にユニット化すれば、操作性を向上することができる。この際、プロジェクタ10とIDカード入力装置70は、それぞれにコネクタを備えケーブルで接続することが好ましい。
また、本実施形態では、図示していないが、リード・ライター900,950は、PCに接続できるようにRS・232Cコネクタを備えておき、相互に接続し、IDカード800に記録されたデータをPCに取り込み、データを管理することができ、また、PCから個人認証符号やプロジェクタ10、リモートコントローラ51、IDカード入力装置70の識別符号、使用制限情報等を入力装置を介して書き込むことができる。
さらに、前述の実施形態では、プロジェクタ10の記憶装置150に接続されるリード・ライター900と、IDカード800にデータを書き込むリード・ライター950を備えているが、両者の機能を一つのリード・ライターに併合することができる。このようにすれば、より簡素な投写表示システムを構成することができる。
また、プロジェクタ10の識別符号、当該プロジェクタ用のリモートコントローラ51の識別符号、IDカード800の個人認証符号は、プロジェクタ10の出荷前にあらかじめ固定的に設定しておくこともできる。
なお、前述の実施形態においては、入力装置として、リモートコントローラ51とIDカード入力装置70とを備えているが、プロジェクタ10の形態や設置条件の選択によっては、どちらか一方を備えておけばよい。
従って、前述の実施形態によれば、プロジェクタ10と個人認証符号が入力されるリモートコントローラ51とIDカード入力装置70とに備えられた個人認証登録手段とIDカード800に登録されている個人認証符号(識別符号)と、が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にする投写表示システムを提供することができる。
1…投写表示システム、10…プロジェクタ、100…システムCPU、57,75,110…ID認証部、51…リモートコントローラ、70…IDカード入力装置、600…DSC、700…PC、800…IDカード、900,950…リード・ライター。
Claims (9)
- 画像情報入力装置からの画像信号に応じて画像を投写するプロジェクタと、
使用制限情報のうち、少なくとも個人認証符号が記録された識別記録媒体と、
前記識別記録媒体の記録情報を前記プロジェクタに入力する入力装置と、を備え、
前記プロジェクタと前記入力装置とは、それぞれ個人認証登録手段を備え、
前記個人認証登録手段と前記識別記録媒体に登録されている個人認証符号が一致する場合に限り、前記プロジェクタの操作を可能にすることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1に記載の投写表示システムにおいて、
前記入力装置は、少なくとも前記プロジェクタを遠隔操作可能なリモートコントローラ、または前記プロジェクタに備えられた識別記録媒体入力装置であることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1または請求項2に記載の投写表示システムにおいて、
前記プロジェクタと前記入力装置とが、それぞれ双方向通信機能を備えていることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の投写表示システムにおいて、
前記入力装置は、当該プロジェクタの固有情報を前記識別記録媒体に記録する書き込み装置を備えていることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の投写表示システムにおいて、
前記リモートコントローラの通信手段が、赤外線による通信手段、または無線による通信手段を備えていることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の投写表示システムにおいて、
前記リモートコントローラが、該リモートコントローラと、前記プロジェクタと、前記識別記録媒体とが、それぞれの個人識別認証手段を備えることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の投写表示システムにおいて、
前記識別記録媒体が、記録内容を書き換え可能なIDカードであることを特徴とする投写表示システム。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の投写表示システムにおいて、
前記個人認証登録手段と前記識別記録媒体に登録されている個人認証符号が、複数回一致する場合に限り、前記プロジェクタの点灯、消灯を可能にすることを特徴とする投写表示システム。 - 投写表示システムであって、前記プロジェクタと前記識別記録媒体と前記入力装置とに使用制限情報を書き込み、記録の読み出しを行うリード・ライターを備えたことを特徴とする投写表示システム。
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- 2003-12-18 JP JP2003420957A patent/JP2005181606A/ja not_active Withdrawn
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