JPH09200867A - リモートコントロール装置 - Google Patents

リモートコントロール装置

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JPH09200867A
JPH09200867A JP8007574A JP757496A JPH09200867A JP H09200867 A JPH09200867 A JP H09200867A JP 8007574 A JP8007574 A JP 8007574A JP 757496 A JP757496 A JP 757496A JP H09200867 A JPH09200867 A JP H09200867A
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JP
Japan
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control device
remote control
card
memory
data
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Application number
JP8007574A
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English (en)
Inventor
Tatsujiro Kawakita
達次郎 川北
Koichi Matsumoto
浩一 松本
Hiroshi Hara
弘志 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T ADVANCE TECHNOL KK
Giken Kogyo Co Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
N T T ADVANCE TECHNOL KK
Giken Kogyo Co Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by N T T ADVANCE TECHNOL KK, Giken Kogyo Co Ltd, NTT Advanced Technology Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical N T T ADVANCE TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作条件を外部から容易に任意に設定できる
リモートコントロール装置を得ることである。 【解決手段】 リモートコントロール装置21の動作条
件のデータをICカード11に記憶しておき、前記デー
タをICカード用R/W21−1で読み取り、制御回路
21−4の制御によりメモリ群21−2に記憶するとと
もに、読み取ったデータに従って赤外線送信部21−3
から被制御装置に向けて装置制御用信号を送信し、制御
を行う構成を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動作条件を外部から容
易に設定できるようにした汎用性の高いリモートコント
ロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、不特定多数の人が利用するカラ
オケ施設において、リモートコントロール装置を用いて
選曲するときの新しい方法として、特願平6−1981
12号に示されるようなシステムが提案されている。こ
れを図9を参照して説明する。
【0003】図9は、カラオケ施設における一般的な選
曲・登録方法およびICカードとリモートコントロール
装置とを用いたカラオケ選曲システムを説明するための
図である。
【0004】従来の一般的な方法では、付属リモートコ
ントロール装置40を用いて登録を行う場合に、カラオ
ケ演奏装置30に付属する曲名と曲コード番号との対応
一覧を収録した選曲ブック40−1を検索して、歌う曲
名の曲コード番号を手操作で付属リモートコントロール
装置40へ入力した後送信ボタンを押す。これにより赤
外線50により、曲コード番号がカラオケ演奏装置30
に転送される。カラオケ演奏装置30では受信した曲コ
ード番号から曲名を判別し、内蔵されているレーザディ
スクやコンパクトディスクの中から該当する曲を選択
し、その演奏や映像をそれぞれカラオケ演奏装置30に
内蔵されているスピーカやテレビから再生し、利用者は
それに合わせて歌うようになっている。またカラオケ演
奏装置30は、付属リモートコントロール装置40から
の曲コード番号を複数個蓄積し、登録された順番に再生
する予約機能を有している。
【0005】次に、ICカード10を用いて選曲・登録
を行う場合について説明する。ICカード10の中に
は、使用者の氏名、レパートリー(曲名情報)、後述す
るPIN等が記録され、または記録できるようになって
いる。リモートコントロール装置20は、ICカード1
0との間で情報を読み書きするICカード用リーダ・ラ
イタ(R/W)20−1、電子ブック等を記憶している
メモリ20−2、カラオケ演奏装置30を制御するため
の赤外線信号を送信する赤外線送信部20−3、リモー
トコントロール装置20の動作を制御する制御回路20
−4、操作ボタン群20−5、読み取りまたは書き込む
情報を表示する表示器20−6、および付属リモートコ
ントロール装置40の機能を包含した機能を有してい
る。50Aは、前記リモートコントロール装置20から
カラオケ演奏装置30に送信される赤外線を模擬表示し
たものである。リモートコントロール装置20の操作ボ
タン群20−5の操作により、ICカード10から読み
取った曲名情報のうち、歌いたい曲を指定して操作ボタ
ン群20−5の送信ボタンを押すと、リモートコントロ
ール装置20の制御回路20−4はメモリ20−2に登
録されている電子ブックへアクセスし、指定された曲の
曲コード番号を読み出し、赤外線50Aによりカラオケ
演奏装置30へ送信する。
【0006】このようにICカードまたはCPUを持た
ずメモリだけを備えたICメモリカード(以下、ICカ
ード10と略す)に、カラオケで個人が歌う歌の範囲
(以下、レパートリーという)を電気信号として記録し
ておき、カラオケで歌うときに、このICカード10と
ICカード用R/W機能、曲名と曲コード番号との対応
一覧を収録した選曲ブックを電子化した電子ブック、カ
ラオケ演奏装置30を制御するための赤外線送信部20
−3および制御回路20−4とを内蔵したリモートコン
トロール装置20とを用いて、このレパートリーを読み
出しカラオケ演奏装置30へ転送し登録するシステムで
ある。
【0007】このようなカラオケ選曲システムでは、カ
ラオケ店に既に設置されているカラオケ演奏装置30
を、その装置に付属しているリモートコントロール装置
(以下、付属リモートコントロール装置と略す)40以
外のリモートコントロール装置(本発明に係るリモート
コントロール装置で、以下区別を明確にする必要がある
ときは、本リモートコントロール装置ともいう)で制御
する場合、本リモートコントロール装置から送信される
赤外線信号は、付属リモートコントロール装置40と完
全に一致している必要がある。また本リモートコントロ
ール装置の操作ボタンの名称・種類・配置もカラオケ演
奏装置30の制御と操作感覚の統一性の点から、可能な
限り付属リモートコントロール装置40に類似している
必要がある。カラオケ演奏装置30を制御する赤外線信
号パターンや付属リモートコントロール装置40のボタ
ンの名称・種類は、メーカや機種毎に異なっているが、
本リモートコントロール装置をカラオケ演奏装置毎にた
くさんの種類を用意するのは不経済である。本リモート
コントロール装置の赤外線信号やボタンの名称・種類を
外部から容易に任意に設定できるようにして、1種類の
ハードを共通利用できるようにしておくのが経済的であ
る。さらに1つのカラオケ店内では、同種のカラオケ演
奏装置30を複数台運用していることが多いから、同一
の赤外線信号や操作ボタンを有する本リモートコントロ
ール装置を、容易な方法で複数台設定できることも重要
である。前記特願平6−198112号ではこのような
技術は開示されていない。
【0008】上記の場合、従来の技術では主に2つの方
法が考えられる。
【0009】第1は、バンクリモートコントロール装置
とも呼ばれる学習機能付きのリモートコントロール装置
を使用する方法である。これは付属リモートコントロー
ル装置の全てのボタンの信号パターンをバンクリモート
コントロール装置に記憶させ、バンクリモートコントロ
ール装置からボタン毎に付属リモートコントロール装置
と同一の信号を再生送信し、装置を制御する方法であ
る。
【0010】第2は、TVやVTR等用の共用型のリモ
ートコントロール装置を利用する方法である。これは例
えばAボタンを押しながら電源スイッチをONにすると
X社用TVを制御するリモートコントロール装置、Bボ
タンを押しながら電源スイッチをONにするとY社用T
Vを制御するリモートコントロール装置になる等の機能
を持ったリモートコントロール装置の利用である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では第1の方法の場合は、学習をするための赤外線信
号の受信手段ならびに信号パターン記憶手段が必要とな
り高価なリモートコントロール装置となる。また記憶し
た信号パターンが電池切れや電池交換等で揮発すると再
度学習をやり直す必要が生じるが、学習元となるリモー
トコントロール装置が度々入手できないような状況の場
合は、信号揮発の不安が拭えない。さらに動作条件を同
一にしたリモートコントロール装置を複数台得るには、
1台毎に全てのボタンを押して信号を記憶させるという
操作を繰り返す必要があり、多大の手間と時間を必要と
する。
【0012】また第2の方法の場合では、あらかじめ設
定されている機種対応の中から選択するだけなので、用
意されている機種はTV・VTR等販売台数の多い装置
に限られており、それ用のリモートコントロール装置し
か入手できず、用意されていない機種や自分より後から
製造された新しい装置は制御することができない。すな
わち、本発明が目的とする台数の少ない機種も含めた全
ての機種のカラオケ演奏装置の制御は行えない。さらに
第1および第2の方法とも操作ボタンの名称・種類・配
置を付属リモートコントロール装置と類似させて設定す
るということは行えない、という欠点がある。
【0013】また前記したカラオケ選曲システムにおい
て、選曲用のICカードとリモートコントロール装置に
それぞれ特定の識別番号(以下、PIN(パーソナル・
アイデンティティー・ナンバー)と略す)を設定し、両
者のPINが一致したときのみICカードの内容の読み
書きを行うようにして、特定のICカードのみ特定のリ
モートコントロール装置またはそのリモートコントロー
ル装置を備えた特定のカラオケ店のみで使用できるよう
にしたセキュリティチェックを行う場合、リモートコン
トロール装置に設定されるPINやその照合の度合い
(以下、照合レベルと略す)は、リモートコントロール
装置や店毎に異なる必要がある。このような場合、リモ
ートコントロール装置をPIN毎にたくさんの種類を用
意するのは不経済である。また本リモートコントロール
装置は店に複数台置かれ、店では同一のPINを設定す
る場合が多いから、同一のPINを容易に複数台に設定
できることも重要である。
【0014】また前記したカラオケ選曲システムで、選
曲用ICカードの内容を印字したり表示する場合、印字
用紙または表示器上に付属情報として広告用の文等を印
字または表示したい場合がある。広告等の文は、店毎に
異なるからリモートコントロール装置を店毎に容易する
には不経済である。そのため外部から容易に任意に設定
できるようにして、1種類のハードを共通利用できるよ
うにしておくのが経済的である。しかし、従来はこのよ
うな要求を満足するものは存在せず、また、特願平6−
198112号でもこのような技術は開示されていな
い。
【0015】本発明は、上記したようなICカードとリ
モートコントロール装置とを用いたカラオケ選曲システ
ム等の被制御装置において、被制御装置のリモートコン
トロール制御をより便利にする手段を提供するものであ
る。
【0016】すなわち、本発明は、既存の多種類のメー
カや機種の異なる被制御装置を、付属リモートコントロ
ール装置以外のリモートコントロール装置で経済的かつ
簡便な方法で、すなわち1種類のハードを使用して、赤
外線信号パターンの設定や操作ボタンの設定、PINの
設定等のリモートコントロール装置の動作条件を外部か
ら容易に任意に設定でき、多種類の被制御装置に対し
て、または多様な状況下で共通利用できる経済的なリモ
ートコントロール装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリモートコ
ントロール装置の請求項1に記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件のデータを記録した媒体を備
え、この媒体のデータを読み取るデータ読み取り手段、
前記装置制御用信号の送信手段、メモリおよびリモート
コントロール装置自体の動作を制御するとともに、前記
媒体の内容を前記読み取り手段により読み取り、前記メ
モリに書き込む制御回路とから構成されたものである。
【0018】また、請求項2記載の発明は、前記制御回
路はリモートコントロール装置が動作するときメモリ内
の動作条件に従って動作させるものである。
【0019】また、請求項3記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件を記録する媒体として、IC
カードまたは磁気カードまたはPCカードを用いるもの
である。
【0020】また、請求項4記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件として操作ボタンと送信され
る装置制御用信号との対応データを利用するものであ
る。
【0021】また、請求項5記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件として操作ボタンに関する機
能キーと物理キーとの対応データを利用するものであ
る。
【0022】また、請求項6記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件としてパーソナル・アイデン
ティティ・ナンバーまたはパーソナル・アイデンティテ
ィ・ナンバーとその照合レベルとを利用するものであ
る。
【0023】また、請求項7記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件として印字または表示用の文
を利用するものである。
【0024】また、請求項8記載の発明は、リモートコ
ントロール装置の動作条件を記録する媒体としてパーソ
ナルコンピュータを用いるものである。
【0025】すなわち、本発明をカラオケ演奏装置を例
にして説明すれば、本発明は、上記課題を解決するため
に、曲名情報、氏名、PIN等の情報が入った選曲用I
Cカードと、ICカード用R/W、曲名と曲コード番号
との対応一覧を電子化した電子ブック、カラオケ演奏装
置を制御するための赤外線信号送信部および制御回路と
を内蔵したリモートコントロール装置とを用いるカラオ
ケ選曲システムにおいて、 (1)前記ICカードに曲名情報、氏名のかわりに、リ
モートコントロール装置の操作ボタンまたは機能キー
(使用者がカラオケ演奏装置を制御するためのボタンの
名称を見て操作するキー)と、リモートコントロール装
置の物理キー(リモートコントロール装置から見てハー
ドとしての入力手段であるキー)との対応データ、各機
能キーとそのキーが押下されたとき送信される赤外線信
号パターンとの対応データおよび赤外線信号パターンの
パルス幅・周期データ、さらに自己のカード種別を表す
情報等を記録するようにし、またリモートコントロール
装置において、このICカードの内容を読み取り記録す
るメモリと制御回路の制御によりメモリの内容に従って
赤外線信号をプログラマブルに設定・送信できる赤外線
信号送信部とを備えるようにしたもので、このICカー
ドをリモートコントロール装置にセットしたとき、IC
カードに記録されているカード種別により、選曲用のI
Cカードとその他のカードとの区別を行い、そのカード
種別に応じてICカードの内容をそれぞれ所定のメモリ
に記録するようにし、次にリモートコントロール装置を
選曲のために使用するときは、ボタンが押されたとき、
制御回路の制御により機能キーと物理キーとの対応デー
タからどのキーが押されたかを判別し、さらにその機能
キーに対応する赤外線信号パターンをメモリから読み出
し、またメモリに記録されているパルス幅および周期で
プログラマブル赤外線信号送信部から指定された赤外線
信号を送信するようにしたものである。
【0026】(2)前記ICカードに曲名情報、氏名の
かわりに、PINとその照合レベルおよび自己のカード
種別を表す情報を記録するようにし、またリモートコン
トロール装置において、ICカードの内容を読み取り記
録するメモリと制御回路とを備えるようにしたもので、
このICカードをリモートコントロール装置にセットし
たとき、ICカードに記録されているカード種別によ
り、選曲用のICカード等その他のカードとの区別を行
い、そのカード種別に応じてICカードの内容をそれぞ
れ所定のメモリに記憶するようにし、次にリモートコン
トロール装置に選曲用のICカードが挿入されたとき、
選曲用ICカードに記録されているPINとリモートコ
ントロール装置のメモリに設定されているPINとをリ
モートコントロール装置に設定されているPINの照合
レベルに従って照合するようにしたものである。
【0027】(3)上記(2)項のPINとその照合レ
ベルのかわりに、印字または表示用の広告等の文を記録
するようにし、(2)項と同様の手段により、選曲用I
Cカードの内容を印字または表示するとき前記文も同時
に印字または表示するようにしたものである。
【0028】
【作用】請求項1記載の発明においては、ハードは同様
でも媒体のデータを変えることで多様な動作条件を有す
る、または同一の動作条件を有するリモートコントロー
ル装置を簡便な操作で経済的に得ることができる。
【0029】請求項2記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件をメモリに書き込んだ後
は、リモートコントロール装置が動作するとき、そのメ
モリの内容に従って動作するので、汎用性の高いリモー
トコントロール装置として動作させることができる。
【0030】請求項3記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件を記録する媒体としてIC
カードや磁気カード、PCカード等を用いるので、リモ
ートコントロール装置を小型にでき、また動作条件の設
定や管理が容易となる。
【0031】請求項4記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、操作ボタンと送信
される装置制御用の信号、例えば赤外線信号で信号のビ
ットパターンまたは信号のパルス幅・周期または両方を
利用するので、メーカや機種毎に異なる赤外線信号の設
定が媒体単位で行えるので、設定操作や管理が容易であ
る。
【0032】請求項5記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、機能キーと物理キ
ーとの対応データを利用するので、メーカや機種毎に異
なる付属リモートコントロール装置の操作ボタンの名称
・種類・配置に対して、本リモートコントロール装置の
操作ボタンを付属リモートコントロール装置と類似に、
経済的に設定することができる。
【0033】請求項6記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、PINまたはPI
Nとその照合レベルとを利用するので、リモートコント
ロール装置毎または店毎に異なるPINやその照合レベ
ルを、簡単な操作で経済的に設定でき管理も容易であ
る。
【0034】請求項7記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、印字または表示用
の文を利用するので、店毎に異なる広告用の文等を簡単
な操作で経済的に設定でき、また管理も容易である。
【0035】請求項8記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件を記録する媒体としてパー
ソナルコンピュータを用い、直接リモートコントロール
装置の動作条件を設定するので、簡単にリモートコント
ロール装置の動作条件を設定することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0037】図1は、本発明に係るリモートコントロー
ル装置およびICカードの一実施例を示すブロック構成
図である。
【0038】本実施例では、ICカードは図9に示した
選曲用のICカード10とは異なった情報が記録され、
または記録できるICカードを用いる。ICカード11
は操作ボタンおよび赤外線信号を設定するためのICカ
ードで、ICカード11のメモリ111は、ICカード
の種別を表す情報が記憶されるメモリ、メモリ112は
リモートコントロール装置の物理キーと機能キーとの対
応データを記憶するメモリ、メモリ113は機能キーと
赤外線の信号パターンとの対応データを記憶するメモ
リ、メモリ114は赤外線信号のパルス幅・周期のデー
タを記憶するメモリで、これらのメモリ111〜114
は不揮発性のメモリで構成されている。端子115は、
リモートコントロール装置21内のICカード用R/W
21−1を通して、リモートコントロール装置21とI
Cカード11との間でその内容に読み出し・書き込みを
行うための端子部で、端子の数・位置・配置は国際標準
で定められた規格に従っている。
【0039】また、ICカード12はPINを設定する
ためのICカードで、ICカード12のメモリ121
は、ICカードの種別を表す情報が記録されるメモリ、
メモリ122および123はそれぞれPINを記録する
メモリで、図1では階層化された2つのPINを記録す
る場合を示してある。メモリ124はPINの照合レベ
ルを記録するメモリで、これらのメモリ121〜124
は不揮発性メモリで構成されている。端子115は、I
Cカード11の場合と同様である。
【0040】21は本リモートコントロール装置で、2
1−1はICカード11または12の端子115との間
で電気接続により、情報をリード・ライトするためのI
Cカード用R/W、21−2はメモリ群で、メモリ21
21はICカードのカード種別の区分を記憶するメモ
リ、メモリ2122はICカード11から読み取ったメ
モリ112の内容を記憶するメモリ、メモリ2123は
ICカード11から読み取ったメモリ113の内容を記
憶するメモリ、メモリ2124はICカード11から読
み取ったメモリ114の内容を記憶するメモリ、メモリ
2125はICカード12から読み取ったメモリ122
の内容を記憶するメモリ、メモリ2126はICカード
12から読み取ったメモリ123の内容を記憶するメモ
リ、メモリ2127はICカード12から読み取ったメ
モリ124の内容を記憶するメモリ、メモリ2128は
電子ブック、選曲用ICカードの内容を記憶するメモリ
やリモートコントロール装置21の動作のためのワーク
メモリ等をまとめて表現したメモリである。
【0041】メモリ2121〜2128は不揮発性のメ
モリ、例えばフラッシュEEPROM等により構成され
ており、リモートコントロール装置21の電源が切られ
たり電池交換の場合でも、記憶内容は保持されるように
なっている。
【0042】21−5は本リモートコントロール装置2
1を動作させるための操作ボタン群で、曲コード番号を
入力するための数字キー、アルファベットキー、スクロ
ールキー、入力した曲コード番号やICカードから選択
した曲名をカラオケ演奏装置30へ送信するための送信
キー、取り消しキー等を有している。2151は操作ボ
タン群21−5の押下を制御回路21−4へ伝えるため
のキーインタフェース回路、21−6はICカード11
または12から読み取ったまたは書き込む情報の内容の
表示ならびにリモートコントロール装置21の動作状態
を表示するための表示器、2161は表示器21−6の
コントローラである。
【0043】21−3は、前記カラオケ演奏装置30へ
赤外線によりデータを転送するための赤外線送信部、2
131は前記赤外線送信部21−3のコントローラで、
発振器21−7からのクロック入力から後述する図2に
示すパルス幅・周期を作るためのタイマカウンタ、レジ
スタ類、コンパレータ等から構成される。赤外線送信部
21−3、コントローラ2131および後述する制御回
路21−4の制御により、図2に示す赤外線信号パター
ンを任意に設定で送信できるプログラマブル赤外線信号
送信機能を実現できるようになっている。
【0044】また赤外線送信部21−3、コントローラ
2131および制御回路21−4の赤外線信号制御動作
をまとめて赤外線信号送信と呼ぶ。
【0045】21−4はマイクロプロセッサで構成さ
れ、リモートコントロール装置21全体の制御を行う制
御回路で、ICカード用R/W21−1を介してICカ
ード11または12の情報の読み取り、カード種別によ
って何のICカードかの識別を行い、かつリモートコン
トロール装置21をカード種別に応じた動作モードと
し、ICカードの内容を所定のメモリに記憶する。また
選曲用のICカードが挿入されたときは、ICカード内
のPINとリモートコントロール装置21内のPINと
をリモートコントロール装置21内に設定された照合レ
ベルに応じて照合したり、ICカードから読み取ったま
たは書き込む内容を表示器21−6に表示したり、操作
ボタン群21−5を用いて入力した情報や表示器21−
6に表示されている情報をICカードに書き込んだり、
または送信ボタンが押されたとき、所定の赤外線信号を
カラオケ演奏装置30へ情報を転送したり等の制御動作
およびリモートコントロール装置21全体の状態遷移制
御を行う。
【0046】21−7は制御回路21−4の動作の基準
となるクロック信号を与える発振器、21−8はリモー
トコントロール装置21の各部へ給電するための電池、
2181は電源スイッチ、21−9は読み取ったICカ
ードの内容をプリンタへ印字し、またはパソコン上で表
示または印字するための外部インタフェースで、例えば
RS−232Cで構成される。60は外部インタフェー
ス21−9に接続される印字または表示手段でプリンタ
やパソコンである。
【0047】図2は、あるボタンが押されたときリモー
トコントロール装置から送信される赤外線信号を説明す
るための図で、図2(a)は信号パターンの構成例を示
した図で、リーダコードRCに続いて8bitで構成さ
れるカスタムコードCC1、カスタムコードCC2、デ
ータコードDC1、データコードDC2およびストップ
ビットSBから構成されることを示している。
【0048】図2(b)は、図2(a)のA部の拡大
図、図2(c)は、図2(b)のB部の拡大図で、信号
の基準となるキャリア波形を示している。図2におい
て、 CHは、キャリアパターンのハイレベル時間 CLは、キャリアパターンのローレベル時間 PWは、1つの信号パルス幅の時間 LHは、リーダコードのハイレベル時間 LLは、リーダコードのローレベル時間 D0Hは、カスタムコードCCおよびデータコードDC
のデータ0のときのハイレベル時間 D0Lは、カスタムコードおよびデータコードのデータ
0のときのローレベル時間 D1Hは、カスタムコードおよびデータコードのデータ
1のときのハイレベル時間 D1Lは、カスタムコードおよびデータコードのデータ
1のときのローレベル時間 SBWは、ストップビットSBのパルス幅の時間 を示している。
【0049】多種類のカラオケ演奏装置30を制御する
には、図2に示される信号、すなわち図2(a)に示す
信号パターン、ならびに図2(a),(b),(c)に
示すパルスの幅・周期が、ボタン毎に付属リモートコン
トロール装置40の信号と同一であることが必要であ
る。
【0050】図3は、リモートコントロール装置21の
物理キーと機能キーとの対応を説明するための図で、図
3(a)はリモートコントロール装置21の物理キーの
1例で、図3(a)ではキー数が32の場合で、かつ一
部を省略して示してある。図3(b)はリモートコント
ロール装置21の機能キーの1例である。これらは共に
図1の操作ボタン群21−5の構成要素で、例えば図3
(b)の機能キーをシート状で製作し、図3(a)の物
理キーをシート状のメンブレンスイッチとし、機能キー
を物理キーにかぶせて構成する。
【0051】図4は、図3(a)に示す物理キーと図3
(b)に示す機能キーとの対応の1例で、このデータは
図1に示すメモリ2122に記憶され、制御回路21−
4の制御により、物理キーが押されたときどれが押され
たのかを認識できるようになっている。
【0052】図3(b)に示した機能キーは、一般に付
属リモートコントロール装置40によってボタンの名称
・種類・配置は異なっているが、本リモートコントロー
ル装置21を付属リモートコントロール装置40と同様
に合わせるには、図3(b)の機能キーと図4のデータ
のみを変更すればよい。
【0053】図5は、機能キーと赤外線信号との対応デ
ータを説明するための図で、図5(a)は機能キーと赤
外線信号パターンとの対応の一例で、このデータは図1
に示すメモリ2123に記憶され、制御回路21−4の
制御により、特定の機能キーが押されたとき、そのキー
に対応する赤外線信号パターンをコントローラ2131
および赤外線送信部21−3を通してカラオケ演奏装置
30へ送信するようになっている。
【0054】図5(a)において、数字の“0”または
“1”が送信信号のビットを表している。また機能キー
は、キーが押されたとき全て赤外線信号を送信するわけ
ではなく、例えば図3(b)の例では“一般リモコン
(リモートコントロール装置)”、“カード選曲”、
“カード登録”、“実行”等リモートコントロール装置
内で閉じた動作(リモートコントロール装置の状態が遷
移するだけで赤外線信号を送信しない)のためのキーも
存在する。図5(a)には赤外線信号を送信するキーと
送信しないキーとの区分も記憶されている。図5(a)
では信号パターン部に、“0”または“1”の代わりに
横棒(−)で示した場合が信号を送信しないことを表し
ている。図5(b)は赤外線信号のパルス幅・周期の設
定の例で、このデータは図1に示すメモリ2124に記
憶され、制御回路21−4の制御およびコントローラ2
131の動作により、図5(a)に示す信号パターンが
送信されるとき、図2に示したように所定のパルス幅お
よび周期となって送信される。なお、図5(b)ではコ
ントローラ2131のカウンタ類の動作のための設定値
例を示しており、このように設定することにより所定の
パルス幅・周期となるように構成されている。
【0055】図6は、ICカード11に記録されるデー
タの1例であり、図6(a)において、カード種別は、
本ICカードが赤外線信号設定用のICカードであり、
選曲用のカード等との区別を表すための情報で、図1の
メモリ111に記憶されるデータ、記号CH〜SBは、
図2および図5に示したパルスの幅・周期を設定するた
めのパラメータの指定情報で、図1のメモリ114に記
憶されるデータ、登録コード01〜32は図5に示した
物理キーと機能キーとの対応データおよび図5(a)に
示した機能キーと赤外線信号パターンの設定を指定する
ための情報で、各登録コードのデータは図6(b)に例
示するように、物理キー番号と機能キー名および機能キ
ー名とカスタムコードCC1,CC2、データコードD
C1,DC2が対になったデータから構成されており、
それぞれ図1のメモリ112および113に記憶される
データである。
【0056】このように構成された本発明の動作は、以
下の通りである。
【0057】(1)ICカードを作成する場合 図6に例示するような赤外線信号設定用のICカードを
作成するには、例えば図7に示すシステムを用いる。
【0058】図7において、70はパソコン、71はI
Cカードとパソコンの間に接続されるアダプタで、パソ
コン70の制御回路によりICカードへデータを読み書
きするための装置で、ICカード用R/W、制御回路、
メモリ類、電源、パソコンとのインタフェース回路(例
えば、RS−232C)から構成される。72はパソコ
ン70上で動作する制御ソフトで、ICカードに、図6
に示すデータを設定し書き込むためのソフト図で、図3
(b)に例示した機能キーの名称・種類の設定、図4に
例示した機能キーと物理キーとの対応データの設定、図
5(a)に例示した機能キーと赤外線信号パターンとの
対応データの設定、図5(b)に例示した赤外線信号の
パルス幅・周期の設定を行うと、これらの設定値および
カード種別を図6に例示したようにICカードに記録す
るように動作する。なお、図8に例示するようなセキュ
リティ設定用のICカード、さらに印字または表示用文
設定用のICカードも同様にして作成されるので説明は
省略する。
【0059】(2)リモートコントロール装置の動作条
件(赤外線信号)を設定する場合 図6に例示するようなデータが内蔵されたICカード1
1により、リモートコントロール装置21の動作条件を
設定する場合について説明する。
【0060】ICカード11をリモートコントロール装
置21に挿入すると、制御回路21−4はICカード用
R/W21−1を通して、はじめにICカード11のカ
ード種別を読み取り、メモリ2121のデータと照合す
る。これにより制御回路21−4は、挿入されたICカ
ードが赤外線信号設定用のICカード11であることが
わかるので、リモートコントロール装置21を赤外線信
号設定モードにする。次いで制御回路21−4はICカ
ード11内の他のデータ、すなわち機能キーと物理キー
との対応データをメモリ2121に、機能キーと赤外線
信号パターンとの対応データをメモリ2123に、赤外
線信号のパルス幅・周期の設定データをメモリ2124
にそれぞれ読み取り記憶する。ICカード11のデータ
は瞬時に読み取られ記憶されるので、ICカード11を
抜き取る事ができる。
【0061】この状態で、リモートコントロール装置2
1の操作ボタン群21−5により特定のボタンを押した
とき、制御回路21−4は押下された物理キー入力を基
に、メモリ2122にアクセスしてどの機能キーが押さ
れたのかを判別し、さらにメモリ2123のデータか
ら、その機能キーは赤外線信号を送信するキーか否かを
判別し、送信するキーの場合は赤外線信号パターンを読
み取り、さらに制御回路21−4はコントローラ213
1および赤外線送信部21−3を制御して、赤外線信号
をメモリ2123のデータに従って送信するが、そのと
き赤外線信号のパルス幅・周期はメモリ2124に記憶
されているデータの設定値に従って送信する。
【0062】以上により、本リモートコントロール装置
21は付属リモートコントロール装置40と同一の赤外
線信号をカラオケ演奏装置30へ送信することができ
る。
【0063】(3)リモートコントロール装置の動作条
件(PIN)を設定する場合 図8は、図1に示したICカード12に記録されるデー
タの一例である。カード種別は、本ICカード12がセ
キュリティ設定用のICカードであり、選曲用や赤外線
信号設定用のICカード等との区別を表すための情報
で、図1のメモリ121に記憶されているデータ、PI
N1およびPIN2は、前述したように選曲用のICカ
ードとリモートコントロール装置21との間でセキュリ
ティチェックを行うときのリモートコントロール装置2
1側へのPINを設定するためのデータで、図1のメモ
リ122および123に記憶されている。照合レベル
は、前述したように選曲用のICカード11とリモート
コントロール装置21との間でセキュリティチェックを
行うとき、リモートコントロール装置21側へのPIN
の照合レベルを設定するためのデータで、図1のメモリ
124に記憶されている。照合レベル1はPIN1を照
合するか否かを設定するためのデータ、照合レベル2は
PIN2を照合するか否かを設定するためのデータであ
る。
【0064】図8では、PINおよび照合レベルとも2
つの場合について示したが、必要に応じて増減できるこ
とは無論である。
【0065】図8に例示するようなデータが内蔵された
ICカード12により、リモートコントロール装置21
の動作条件を設定する場合について説明する。
【0066】ICカード12をリモートコントロール装
置21に挿入すると、制御回路21−4はICカード用
R/W21−1を通して、はじめにICカード12のカ
ード種別を読み取り、メモリ2121のデータと照合す
る。これにより制御回路21−4は、挿入されたICカ
ードがセキュリティ設定用のICカード12であること
がわかるので、リモートコントロール装置21をセキュ
リティ設定モードにする。次いで制御回路21−4は、
ICカード12内の他のデータ、すなわちPIN1をメ
モリ2125へ、PIN2をメモリ2126へ、照合レ
ベル1および2のデータをメモリ2127へそれぞれ読
み取り記憶する。ICカード12のデータは瞬時に読み
取られ記憶されるので、ICカード12を抜き取ること
ができる。
【0067】この状態で、リモートコントロール装置2
1に選曲用のICカード10を挿入すると、制御回路2
1−4は、はじめにICカード10のカード種別を読み
取り、メモリ2121のデータと照合する。これにより
制御回路21−4は、挿入されたICカード10が選曲
用のICカード10であることがわかるので、リモート
コントロール装置21を選曲モードにする。次いで制御
回路21−4は、リモートコントロール装置21のメモ
リ2127に設定されているPINの照合レベルのデー
タを読み取る。照合レベルが、例えばPIN1を照合、
PIN2を非照合となっている場合は、制御回路21−
4は選曲用のICカード10に記録されているPIN1
とリモートコントロール装置21のメモリ2125に設
定されているPIN1とを照合する。両者が一致したと
きは、制御回路21−4は選曲用のICカード10の他
のデータを読み取り、ICカード10による選曲動作を
進める。PINが一致しないときは、制御回路21−4
は以降の選曲動作を中止する。
【0068】このようにして、本リモートコントロール
装置21の動作条件であるPINおよびPINの照合レ
ベルの設定と、それによる動作が行われる。またICカ
ードに公告文を記憶させ、リモートコントロール装置2
1に登録させる場合も、PINの場合と同様にして行う
ことができる。
【0069】なお、以上の説明では、 (1)ICカードの種別として、従来の選曲用のICカ
ード10のほか操作ボタンおよび赤外線信号を設定する
ためのICカード11とPINを設定するためのICカ
ード12の2種類の場合について説明したが、ICカー
ド11と12をまとめて1種類にしたり、逆に細かく分
けてカードの種別を増やすなどしても同様にできること
は勿論であり、設計の都合で決めればよい。
【0070】(2)リモートコントロール装置21の動
作条件を記録するための媒体として、ICカードを利用
する場合について説明したが、これに限定されることは
なく、磁気カードやPCMCIAインタフェース仕様の
カード(以下、PCカードと略す)等データを記録する
手段を用い、リモートコントロール装置21側にこれを
読み取る手段を設ければ、同様に実施できることは勿論
である。
【0071】(3)リモートコントロール装置21か
ら、カラオケ演奏装置制御用として赤外線信号が送信さ
れる場合について説明したが、赤外線に限定されること
はなく、カラオケ演奏装置30側に別の受信手段を備
え、リモートコントロール装置21側にそれと同種の送
信手段すなわち電波やその他の光信号等、無線によりデ
ータを送受信できる手段を設ければ、同様に実現できる
ことは無論である。
【0072】(4)リモートコントロール装置21で制
御される装置の例としてカラオケ演奏装置30の場合に
ついて説明したが、これに限定されることはなく、被制
御装置としてはリモートコントロール装置21で制御さ
れる装置であれば同様に実現できることは無論である。
【0073】(5)パソコン70を用いて、リモートコ
ントロール装置21の動作条件をICカード11に登録
し、ICカード11からリモートコントロール装置21
の動作条件を設定する場合について説明したが、パソコ
ン70はICカード11よりも記憶容量・処理能力とも
上回っているから、ICカード11を介さず、直接パソ
コン70からリモートコントロール装置21の動作条件
を設定できることも勿論である。この場合、リモートコ
ントロール装置21側にパソコン70と接続する手段、
例えば外部インタフェース21−9をRS−232Cイ
ンタフェースとし、制御回路21−4にパソコン−リモ
ートコントロール装置間でデータを送受する制御手段を
設ければよい。
【0074】(6)操作ボタンの名称・種類・配置を付
属リモートコントロール装置40と類似にする方法とし
て、機能キーをシート状で製作し、物理キーの上にかぶ
せる場合を例にとり説明したが、機能キーに相当する機
能を表示器(例えば液晶表示器)で構成し、機能ボタン
を表示器上で表示し、物理キーに相当する機能を表示器
の上にかぶせるタブレットで構成し、タブレット上のボ
タン位置と、表示器上の表示ボタンとの対応データをI
Cカードに登録し、本発明を実施すれば、操作ボタンの
類似性をより簡便に得ることができる。
【0075】(7)リモートコントロール装置21とは
別に、印字または表示する手段を用意する場合について
説明したが、小型なプリンタとリモートコントロール装
置21とを組み合せる、またはパソコン70とリモート
コントロール装置21とを組み合せれば、一体で構成で
きることも勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に述べたとおり、本発明に係る
請求項1記載の発明においては、ハードは同様でも媒体
のデータを変えることで多様な動作条件を有する、また
は同一の動作条件を有するリモートコントロール装置を
簡便な操作で経済的に得ることができる。
【0077】請求項2記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件をメモリに書き込んだ後
は、リモートコントロール装置が動作するとき、そのメ
モリの内容に従って動作するので、汎用性の高いリモー
トコントロール装置として動作させることができる。
【0078】請求項3記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件を記録する媒体としてIC
カードや磁気カード、PCカード等を用いるので、リモ
ートコントロール装置を小型にでき、また動作条件の設
定や管理が容易となる。
【0079】請求項4記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、操作ボタンと送信
される装置制御用の信号、例えば赤外線信号で信号のビ
ットパターンまたは信号のパルス幅・周期または両方を
利用するので、メーカや機種毎に異なる赤外線信号の設
定が媒体単位で行えるので、設定操作や管理が容易であ
る。
【0080】請求項5記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、機能キーと物理キ
ーとの対応データを利用するので、メーカや機種毎に異
なる付属リモートコントロール装置の操作ボタンの名称
・種類・配置に対して、本リモートコントロール装置の
操作ボタンを付属リモートコントロール装置と類似に、
経済的に設定することができる。
【0081】請求項6記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、PINまたはPI
Nとその照合レベルとを利用するので、リモートコント
ロール装置毎または店毎に異なるPINやその照合レベ
ルを、簡単な操作で経済的に設定でき管理も容易であ
る。
【0082】請求項7記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件として、印字または表示用
の文を利用するので、店毎に異なる広告用の文等を簡単
な操作で経済的に設定でき、また管理も容易である。
【0083】請求項8記載の発明においては、リモート
コントロール装置の動作条件を記録する媒体としてパー
ソナルコンピュータを用い、直接リモートコントロール
装置の動作条件を設定するので、簡単にリモートコント
ロール装置の動作条件を設定することができる。
【0084】以上をまとめると、本発明ではリモートコ
ントロール装置の動作条件をICカード等の媒体で設定
できるようにしたので、 (1)多種類のメーカや機種の装置を制御できる汎用性
の高いリモートコントロール装置を、ハード構成と同一
としたままで経済的に得ることができる。
【0085】(2)動作条件の設定操作が容易なので、
同一の動作条件を多数のリモートコントロール装置に設
定する場合でも、1台毎に動作条件を変えて設定する場
合でも、容易かつスピーディに行うことができる。
【0086】(3)リモートコントロール装置の動作条
件が設定後、何らかの理由で失われても容易に再設定す
ることができる。
【0087】(4)リモートコントロール装置の動作条
件をICカード単位で保存できるので、多種類の動作条
件の設定を行う、または行った場合でも場所をとらず、
かつ経済的に管理が行える。
【0088】(5)ICカード等の媒体とICカード用
R/W等の媒体読み取り手段とをあらかじめ備えたリモ
ートコントロール装置とを用いるシステムにおいて、リ
モートコントロール装置の動作条件を設定する場合は、
特に経済的効果が高い。
【0089】(6)機能キーと物理キーの対応、赤外線
信号の設定、PINの設定、印字または表示用の設定等
異なった種類の動作条件でも同様に扱え、同様の操作で
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリモートコントロール装置および
ICカードの一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の実施例における赤外線信号の送信波形を
説明する図である。
【図3】図1の実施例における物理キーと機能キーとの
対応を説明する図である。
【図4】図1の実施例における物理キーと機能キーとの
対応を説明する図である。
【図5】図1の実施例におけるリモートコントロール装
置の機能キー設定の一実施例を示す図である。
【図6】図1の実施例におけるリモートコントロール装
置の動作条件をICカードに記録した一実施例を示す図
である。
【図7】図1の実施例におけるリモートコントロール装
置の動作条件をICカードに記録するときの一実施例を
示した図である。
【図8】図1の実施例におけるリモートコントロール装
置の動作条件のその他の例を、ICカードに記録した一
例を示す図である。
【図9】従来のカラオケ施設における制御を説明するブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 ICカード 11 ICカード 12 ICカード 21 リモートコントロール装置 21−1 ICカード用R/W 21−2 メモリ群 21−3 赤外線送信部 21−4 制御回路 21−5 操作ボタン群 21−6 表示器 21−7 発振器 21−8 電池 30 カラオケ演奏装置 40 付属リモートコントロール装置 50 赤外線 60 印字または表示手段 70 パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川北 達次郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松本 浩一 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 原 弘志 神奈川県川崎市川崎区渡田一丁目9番地1 号 さつきビル 技研工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御装置に装置制御用信号を送って制
    御するリモートコントロール装置であって、このリモー
    トコントロール装置の動作条件のデータを記録した媒体
    と、この媒体のデータを読み取るデータ読み取り手段、
    前記装置制御用信号の送信手段、メモリおよびリモート
    コントロール装置自体の動作を制御するとともに、前記
    媒体の内容を前記読み取り手段により読み取り、前記メ
    モリに書き込む制御回路とから構成されることを特徴と
    するリモートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリモートコントロール装
    置において、前記制御回路はリモートコントロール装置
    が動作するときメモリ内の動作条件に従って動作させる
    ものであることを特徴とするリモートコントロール装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のリモート
    コントロール装置において、リモートコントロール装置
    の動作条件を記録する媒体として、ICカードまたは磁
    気カードまたはPCカードを用いることを特徴とするリ
    モートコントロール装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のリモート
    コントロール装置において、リモートコントロール装置
    の動作条件として操作ボタンと送信される装置制御用信
    号との対応データを利用することを特徴とするリモート
    コントロール装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載のリモート
    コントロール装置において、リモートコントロール装置
    の動作条件として操作ボタンに関する機能キーと物理キ
    ーとの対応データを利用することを特徴とするリモート
    コントロール装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載のリモート
    コントロール装置において、リモートコントロール装置
    の動作条件としてパーソナル・アイデンティティ・ナン
    バーまたはパーソナル・アイデンティティ・ナンバーと
    その照合レベルとを利用することを特徴とするリモート
    コントロール装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載のリモート
    コントロール装置において、リモートコントロール装置
    の動作条件として印字または表示用の文を利用すること
    を特徴とするリモートコントロール装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2記載のリモート
    コントロール装置において、リモートコントロール装置
    の動作条件を記録する媒体としてパーソナルコンピュー
    タを用いることを特徴とするリモートコントロール装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082530A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 アール・ビー・コントロールズ株式会社 リモコン装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082530A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 アール・ビー・コントロールズ株式会社 リモコン装置

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