JP3077287U - 情報表示装置、およびデータ処理装置 - Google Patents

情報表示装置、およびデータ処理装置

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JP3077287U
JP3077287U JP2000007728U JP2000007728U JP3077287U JP 3077287 U JP3077287 U JP 3077287U JP 2000007728 U JP2000007728 U JP 2000007728U JP 2000007728 U JP2000007728 U JP 2000007728U JP 3077287 U JP3077287 U JP 3077287U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データカードのデータ転送速度を低下させる
ことなく、データカードのデータの書き換えや不正コピ
ーを困難にさせて、延いてはデータカードの盗難の防止
を図ることのできる情報表示装置およびデータ処理装置
を提供する。 【解決手段】 データカード80と該データカード80
を装着可能な本体装置1とからなる情報表示装置であっ
て、上記データカード80には、電磁誘導により外部か
ら信号入力が可能な電磁誘導信号入力用コイル82と、
この電磁誘導信号入力用コイル82に入力された信号が
予め登録されている認証信号か否かを識別し、上記認証
信号であると識別されたことに基づき電源を上記半導体
メモリへ供給する状態に切り換えて上記半導体メモリか
ら格納データを読出し可能とするコントローラ83とが
設けられる一方、本体装置1には、予め登録されている
認証信号を生成する符号化器40と、生成された認証信
号を電磁誘導によりデータカード80の電磁誘導信号入
力用コイル82に出力する出力手段52とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば広告情報を店頭表示するPOPディスプレイなど、装着さ れたデータカードから表示データを読み出して表示出力を行う情報表示装置、並 びに、装着されたデータカードからデータを読み出す機能を備えたデータ処理装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以前より、店頭などに設置され広告情報を表示出力する表示装置としてPOP ディスプレイと呼ばれる情報表示装置がある。近年では、カラー階調表示が可能 な液晶ディスプレイなどを備え、広告情報をテレビコマーシャルのように滑らか な動画像により表示するPOPディスプレイなどが使用されている。
【0003】 一般に、POPディスプレイにおいては、POPディスプレイと着脱自在に装 着されるデータカード(例えばPCMCIA規格のデータカードカード)などに 表示される画像データを格納し、該データカードから表示データを読み出して表 示部に表示するようにされるのが通常である。
【0004】 しかしながら、データカードを装着して情報表示を行うように構成された従来 のPOPディスプレイでは、そのデータカードに一般的なパーソナルコンピュー タからデータアクセスが可能な構成であったので、データカードのデータの書き 換えや不正なコピーが行われたり、また、データカードが他のPOPディスプレ イや一般的なパーソナルコンピュータでも使用可能なことから盗難にあいやすい という問題があった。
【0005】 そこで、本考案者らは、上記のような問題点を解決するため、例えばデータカ ードに電磁誘導を利用して暗号入力することで、このデータカードへのデータア クセスが可能となるような構成を検討した。
【0006】 このような構成に似た従来の技術として、例えば、特開平5−89296号公 報、特開平10−135883号公報、特開平11−15931号公報、特開平 11−205202号公報に開示の技術がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術のうち、特開平5−89296号公報に開示のデータ処理システ ムは、電磁結合により本体装置側からデータ処理装置側に電源を供給し、電気的 な接続を利用しないことで本体装置とデータ処理装置との間で接触不良等の問題 を発生させないようにしたものである。
【0008】 しかしながら、このような構成をPOPディスプレイに適用しただけでは、デ ータカードを他のPOPディスプレイに流用することが容易であり、また、電磁 結合によりデータカードに電源供給を行うようなアダプター装置を増設すること で、パーソナルコンピュータなどからでもデータカードに容易にアクセスするこ とが可能となってしまうので、上記のような問題を解決するには不充分である。
【0009】 また、特開平10−135883号公報に開示のデータアクセス装置は、電磁 誘導結合方式での通信によりデータアクセス装置とデータ記憶媒体との間でメモ リデータの送受を行うシステムである。そして、データアクセスの際にはデータ アクセス装置からIDコードがデータ記憶媒体に送出されるとともに、データ記 憶媒体でこのIDコードの識別・照合を行いメモリデータの送受相手として選出 する。
【0010】 また、特開平11−15931号公報に開示のリーダライタは、電磁誘導によ りカードへの電力の供給と通信を行って、カードのメモリーに対してデータの読 出しまたは書き込みを行う装置である。そして、リーダライタからカードへ送信 される活性化コマンドにIDコードを付随させて、カードはこのIDコードを照 合して自身のID情報と一致であればメモリーへのデータアクセスを可能とする 。
【0011】 しかしながら、上記データアクセス装置やリーダライタの構成をPOPディス プレイに適用すると、IDコードを照合する制御部がメモリからのデータ読出し や該データの送信制御を行う構成であるため、制御部の構成が必要以上に複雑に なって、データカードのコストアップを招くという課題が生じた。
【0012】 また、本体装置側からデータカード内のメモリへアクセスするには、制御部に アクセスコマンドを入力して、該コマンドに従って制御部がメモリのデータを読 み書きすると云った、制御部を介在させた間接的なアクセスが必要であり、さら に、データ信号の送受信も電磁結合による通信を利用しているため、本体装置か らメモリへのアクセス速度が遅くなり、例えば、高速なデータ転送が要求される POPディスプレイの動画像再生に支障をきたすという問題も生じた。
【0013】 また、特開平11−205202号公報に開示の探知システムは、コイル間の 電磁結合によりリーダライタからICカードへ電源供給とIDコードの送信を行 い、登録されているIDコードがICカードに受信された場合にICカードの発 光ダイオードが動作するように構成されたものであるが、このような構成も、リ ーダライタとICカード間のデータ通信を、電磁結合による信号の送受信と、I Dコード照合を行う制御回路を介した間接的なメモリアクセスにより行っている ため、高速なデータ転送が要求されるPOPディスプレイに適用するには不向き である。
【0014】 この考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、データカードのデータ転送速 度を低下させることなく、データカードのデータの書き換えや不正コピーを困難 にさせ、延いてはデータカードの盗難の防止を図ることのできる情報表示装置お よびデータ処理装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するため、表示データが格納される半導体メモリ( 81)を内部に備えたデータカード(80)と、該データカードが着脱自在に装 着可能なカード装着部(50)と表示部(20)とを有し、装着されたデータカ ードから表示データを読み出して上記表示部に表示させる本体装置(1)とから なる情報表示装置であって、上記データカードには、上記本体装置側へ上記半導 体メモリの入出力端子(例えばデータI/O端子81a)を電気的に接続させる 外部入出力端子(例えばI/O端子85a)と、上記本体装置側に電気的に接続 して該本体装置側から電源が供給される電源端子(85b)と、電磁誘導により 外部から信号入力が可能な電磁誘導信号入力用コイル(例えば電磁誘導結合用コ イル82)と、この電磁誘導信号入力用コイルより入力された信号が予め登録さ れている認証信号か否かを識別する識別手段(例えばコントローラ83)と、上 記識別手段により入力信号が上記認証信号であると識別されたことに基づき上記 電源端子からの電源を上記半導体メモリへ供給する状態に切り換えて上記半導体 メモリから格納データを読出し可能とする制御手段(例えばコントローラ83) とが設けられ、上記本体装置には、予め登録されている認証信号を生成する信号 生成手段(例えば符号化器40)と、生成された認証信号を電磁誘導により上記 電磁誘導信号入力用コイルに出力する信号出力手段(例えば電磁誘導結合用コイ ル52)とが設けられている構成とした。
【0016】 このような手段によれば、予め認証信号をデータカードと本体装置にそれぞれ 登録しておくことで、データカードを認証信号が登録された本体装置でのみ使用 可能とし、パーソナルコンピュータなど他の装置での使用を困難なものに出来る 。従って、データカードのデータの書き換えや不正コピーを困難にさせ、延いて はデータカードの盗難の防止を図ることが出来る。
【0017】 また、メモリへのアクセスを禁止又は許容する手段としてメモリへの電源を遮 断又は供給する手段を用いており、且つ、本体装置からメモリへのアクセスは、 上記識別手段や制御手段を介さない、直接的なアクセス(インターフェース等の 介在は含む)となっているので、メモリアクセス処理が煩雑にならず、データ転 送速度も低下しない。従って、動画像データの転送などに要求されるデータ転送 速度を満たすことが出来る。それゆえ、例えば、データカードに動画像の表示デ ータが格納されるPOP表示装置などの情報表示装置に利用して特に有効である 。
【0018】 望ましくは、上記本体装置の信号生成手段は、登録された複数種の認証信号の 中から選択的に1つの認証信号を生成するように構成すると良い。このような構 成により、1台の本体装置により異なる認証信号が登録された複数のデータカー ドを使用可能なように構成することが出来る。従って、例えば、情報表示装置の 機種毎に或いはデータカードの格納データのバージョン毎に異なる認証信号を付 与することで、認証信号を機種別あるいはバージョン別けのしるしとして使用で きる。更に、下位互換などで異なるバージョンのデータカードでも使用可能な場 合には、そのデータカードの認証信号も本体装置側に登録しておくことで、この データカードも選択的に使用可能にすることが出来る。
【0019】 また、望ましくは、上記認証信号は発生タイミングの間隔と発生数とに特徴が あるパルス信号であり、上記識別手段は、所定パターンのタイミング間隔で所定 数のパルス信号が入力された場合に、この入力信号を上記認証信号として認識す るように構成すると良い。このような構成により、認証信号の模造を困難にさせ ることが出来る。
【0020】 さらに、本考案のデータ処理装置は、データが格納される記憶手段を内部に有 するデータカードと、該データカードが着脱自在に装着可能なカード装着部を有 し該カード装着部に装着されたデータカードからデータを読み出す本体装置とを 備えたデータ処理装置であって、上記データカードには、電磁誘導により外部か ら信号入力が可能な電磁誘導信号入力用コイルと、この電磁誘導信号入力用コイ ルより入力された信号が予め登録されている認証信号か否かを識別する識別手段 と、上記識別手段により入力信号が上記認証信号であると識別されことに基づき 上記記憶手段の格納データを読出し不可な状態から可能な状態に切り換える制御 手段とが設けられ、上記本体装置には、予め登録されている認証信号を生成する 信号生成手段と、生成された認証信号を電磁誘導により上記電磁誘導信号入力用 コイルに出力する信号出力手段とが設けられている構成とした。
【0021】 このような手段によれば、認証信号として予め認証信号をデータカードと本体 装置にそれぞれ登録しておくことで、データカードを上記信号が登録された本体 装置でのみ使用可能にすることが出来る。従って、データカードのデータの書き 換えや不正コピーを困難にさせ、延いてはデータカードの盗難の防止を図ること が出来る。
【0022】 具体的には、上記認証信号はデータの配列パターンに特徴があるデジタル信号 であり、上記識別手段は、所定の配列パターンを有するデジタル信号が入力され た場合に、この入力信号を上記認証信号として認識する構成である。
【0023】 また、望ましくは、上記認証信号は発生タイミングの間隔に特徴があるパルス 信号であり、上記識別手段は、所定パターンのタイミング間隔で発生されるパル ス信号が入力された場合に、この入力信号を上記認証信号として認識するように 構成すると良い。また、上記認証信号はパルスの数に特徴があるパルス信号であ り、上記識別手段は、所定数のパルス信号が入力された場合に、この入力信号を 上記認証信号として認識するように構成すると良い。
【0024】 さらに望ましくは、上記信号生成手段は、登録された複数種の認証信号の中か ら選択的に1つの認証信号を生成するように構成すると良い。このような構成に より、1台の本体装置により異なる認証信号が登録された複数のデータカードを 使用可能なように構成することが出来る。
【0025】 また望ましくは、上記データカードには、上記本体装置側へ上記記憶手段の入 出力端子を電気的に接続させる外部入出力端子と、上記本体装置と電気的に接続 して上記本体装置側から電源が供給される電源端子とが設けられ、上記データカ ードに設けられた上記制御手段は、上記電源端子からの電源を上記記憶手段へ遮 断又は供給することで該記憶手段からのデータ読出しを可能又は不可とするよう に構成すると良い。このような構成により、本体装置からメモリへ直接的なアク セスを可能とし、データ転送速度の向上を図ることが出来る。
【0026】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0027】 図1は、本考案の情報表示装置ならびにデータ処理装置の実施の形態であるP OPディスプレイの概略構成を示す構成図である。同図は、POPディスプレイ 1にデータカード80が装着されている状態を示している。
【0028】 このPOPディスプレイ1(本体装置)は、店頭などにおいてテレビコマーシ ャルのような滑らかな動画像の広告表示を行う装置であり、表示データの伸長処 理を行ったり装置全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)10、 このCPU10が実行する制御プログラムや制御データが格納されたROM(Re ad Only Memory)15、表示部としての液晶ディスプレイ20、該液晶ディスプ レイ20のパネル上に配設され指やペン先の接触を検出して外部からの操作を可 能とするタッチパネルなどの操作手段30、CPU10からの制御信号に基づき 認証信号を生成する信号生成手段としての符号化器40、並びに、PCMCIA 規格のデータカードを装着するカード装着部としてのカードスロット50などを 備えている。
【0029】 カードスロット50の内部には、PCMCIA規格のコネクタ51のほか、電 磁誘導によりデータカード80に信号を出力する信号出力手段としての電磁誘導 結合用コイル52が設けられている。この電磁誘導結合用コイル52は、例えば データカードの側面に対向する位置に配置される。また、コネクタ51には、デ ータカード80にデータを入出力したりアドレスを入力するデータI/O兼アド レス端子、コマンドやシステムクロックを入力するコマンド端子やクロック出力 端子、並びに、データカード80に電源を供給する電源端子などが設けられてい る。
【0030】 上記の符号化器40には、ロジック回路などにより予め複数種の認証信号が生 成可能に構成されており、CPU10からの制御信号により何れか1つの認証信 号が選択されて上記電磁誘導結合用コイル52側へ出力されるようになっている 。認証信号の内容については後で詳述する。
【0031】 CPU10は、ROM15に格納された制御プログラムに従って、カードスロ ット50にデータカード80が挿入されたことが検出された場合に、この検出に 基づいて符号化器40へ制御信号を出力して電磁誘導結合用コイル52から所定 の認証信号を出力させる。
【0032】 また、その他の方式として、データカード80の挿入が検出された場合、ある いは電源投入時に、液晶ディスプレイ20に認証信号の出力の開始を指示する操 作ボタンや、出力する認証信号を選択する選択ボタンなどを表示出力させ、ユー ザーがこれら操作ボタンや選択ボタンをタッチパネルなどの操作手段30を介し て操作した場合に、選択された認証信号が電磁誘導結合用コイル52から出力さ れるように、符号化器40へ所定の制御信号を出力するように構成しても良い。
【0033】 図2には、上記のPOPディスプレイ1に装着されるデータカード80の構成 図を示す。
【0034】 データカード80は、内部に広告表示用の動画像データやPOPディスプレイ 1のシステムブート用プログラムが格納されたメモリカードであり、そのコネク タ部には、PCMCIA規格のコネクタ85と、上記カードスロット50側の電 磁誘導結合用コイル52に電磁結合する電磁誘導結合用コイル(電磁誘導信号入 力用コイル)82とが設けられている。また、内部には、広告用の動画像データ やシステムブート用のプログラムが格納されるフラッシュメモリ等の不揮発性半 導体メモリ(記憶手段)81や、認証信号の解析と識別およびメモリ81への電 源制御を行う識別手段および制御手段としてのコントローラ83等が備わってい る。メモリ81に格納されている動画像データは例えばMPEG(Motion Pictu re Experts Group)形式のマルチメディアデータである。
【0035】 コネクタ85には、不揮発性メモリ81のアドレス兼データI/O端子81a につながる外部入出力端子としてのI/O端子85aやPOPディスプレイ1側 からシステムクロックや電源を引き込むクロック入力端子(図示略)や電源端子 85bなどが設けられている。コネクタ85のI/O端子85aは、メモリ81 のI/O端子81aと直接的に接続されたり、或いは外部から入力される信号の 電圧やインピーダンスをメモリ81に整合させるインターフェースを介して接続 されたりする。
【0036】 電磁誘導結合用コイル82は、上記カードスロット50の電磁誘導結合用コイ ル52に対応してデータカードの側部に配置されている。そして、データカード 80がカードスロット50に挿入された場合に、カードスロット50側の電磁誘 導結合用コイル52と近接して電磁誘導結合する。つまり、この状態でどちらか の電磁誘導結合用コイル52,82に電流が流れると、電磁誘導により他方の電 磁誘導結合用コイルに電圧が発生し、それにより2つの電磁誘導結合用コイル5 2,82間で信号の送受が可能になる。
【0037】 電磁誘導結合用コイル82の信号線と電源端子につながる電源線L0は、コン トローラ83に接続されている。また、電源線L0はコントローラ83を介して メモリ81の電源端子にも接続されており、コントローラ83内部でメモリ81 側への電源線L0を遮断または導通させてメモリ81への電源を遮断状態と供給 状態とに切換えられるように構成されている。なお、その他の方式として、例え ば、電源線L0をスイッチを介してメモリ81の電源端子に接続し、このスイッ チの状態をコントローラ83の制御により切り換えて、メモリへの電源を遮断状 態と供給状態とに切換えられるように構成しても良い。
【0038】 コントローラ83は、CPUを内蔵しており、CPUにより入力された認証信 号の解析と識別を行う。コントローラ83のCPUは、データカード80に電源 が投入されると、所定の制御プログラムに従って電磁誘導結合用コイル82から 入力される信号を監視し、入力された信号を解析するとともに、予め登録されて いる該カード用の認証信号を表すデータと比較して識別を行う。
【0039】 その結果、電磁誘導結合用コイル82からの入力信号が認証信号と同一である と識別されれば、メモリ81への電源を供給状態に切り換えて外部からメモリ8 1の使用を可能とするが、認証信号と識別されなければ、メモリ81への電源を 遮断状態のままとして外部からメモリ81の使用を不可のままとする。メモリ8 1への電源を供給状態に切り換えた場合には、その後、コントローラ83に入力 される電源が断たれるまでこの状態が続けられるようになっている。
【0040】 つまり、認証信号がPOPディスプレイ1の電磁誘導結合用コイル52から出 力された後、該認証信号がデータカード80で認証されてデータカード80から データ読出しが可能になると、CPU10はデータカード80のシステムブート 用のプログラムを読み出して実行するとともに、該プログラムに基づいてデータ カード80の動画像データを読出し、該データを伸長してその表示信号を液晶デ ィスプレイ20の表示制御部に送る。それにより液晶ディスプレイ20で動画像 の広告表示が行われる。
【0041】 次に、このPOPディスプレイ1で用いられる認証信号の内容について幾つか 説明する。
【0042】 図3には、POPディスプレイ1の符号化器40とデータカード80のコント ローラ83に予め登録されている認証信号の波形図の例を示す。
【0043】 同図(a)は、パルス信号の発生タイミングパターンに特徴を持たせた認証信 号の一例である。この認証信号はパルス信号の発生間隔T1〜T4により特定さ れる信号であり、これら発生間隔T1〜T4を例えばシステムクロックの周期を 単位に特定することで識別が可能である。
【0044】 同図(b)は、パルス信号の発生数n1〜n4に特徴を持たせた認証信号の一 例である。この認証信号は例えば所定の周期毎に発生されるパルス信号の数の配 列(例えば“n1,n2,n3,n4”)により特定される信号であり、所定周 期毎に連続的に発生されるパルス信号をカウントしていくことで識別が可能であ る。
【0045】 同図(c)は、パルス信号の発生タイミングパターンと発生数とに特徴を持た せた認証信号の一例である。この認証信号は、連続的に発生されるパルス信号を 1ブロックとして、この1ブロックのパルス信号の発生間隔T1〜T4と、これ ら各ブロックのパルス数n1〜n5とにより特定される信号であり、各ブロック の発生間隔T1〜T4を例えばシステムクロックの周期を単位に特定するととも に、各ブロックのパルス数をカウントしていくことで識別が可能である。
【0046】 同図(d)は、デジタル信号のデータ配列に特徴を持たせた認証信号の一例で ある。この認証信号は、電磁誘導結合用コイル52,82での信号の送受をシス テムクロックに連動させて行い、システムクロックの立上がりタイミングに発生 される電磁誘導結合用コイル82の電圧レベルに応じて “0”,“1”のデジ タルデータを対応させたものであり、そのデジタルデータのデータ内容により特 定されるものである。
【0047】 以上のように、この実施の形態のPOPディスプレイ1によれば、予め認証信 号をデータカード80とPOPディスプレイ1の本体側にそれぞれ登録しておく ことで、データカード80をパーソナルコンピュータなど他の装置で使用困難に することが出来る。従って、データカード80のデータの書き換えや不正コピー を困難にさせ、延いてはデータカード80の盗難の防止を図ることが出来る。
【0048】 また、データカード80内のメモリ82へのアクセスを禁止又は許容する手段 としてメモリ82への電源を遮断又は供給する手段を用いており、且つ、POP ディスプレイ1からメモリ82へは、認証信号を識別するコントローラ83等を 介さない直接的なアクセスが可能となっているので、メモリアクセスのために余 計な制御処理が不要となり、データ転送速度を低下させることがない。従って、 動画像データの転送に要求されるようなデータ転送速度が満たされ、途切れのな い滑らかな広告表示が可能となる。
【0049】 また、POPディスプレイ1では、複数種の認証信号の中から1つの認証信号 を選択して出力できるので、1台のPOPディスプレイ1により異なる認証信号 が登録された複数のデータカードを使用可能なように構成することが出来る。
【0050】 また、例えば、POPディスプレイのの機種別に或いはデータカードのシステ ムブート用プログラムのバージョン毎に異なる認証信号を付与することで、認証 信号を機種別あるいはプログラムのバージョン別けのしるしとして使用できる。 更に、下位互換などで異なるバージョンのプログラムでも使用可能な場合には、 該バージョンのデータカードの認証信号をPOPディスプレイ側に登録しておく ことで、異なるバージョンのデータカードも選択的に使用可能にすることが出来 る。
【0051】 なお、本考案は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能 である。例えば、データカードとしてPCMCIA規格のものを例示したが、そ の他の規格のデータカードにも同様に適用可能である。
【0052】 また、データカードに内蔵される記憶手段はフラッシュメモリのほか、スタテ ィックRAM(Random Access Memory)やダイナミックRAMなどの半導体メモ リを用いることも出来るし、また、ハードディスク等の記憶装置を用いることも 出来る。
【0053】 また、データカードの記憶手段からデータの読出しを禁止又は許可する手段と して、記憶手段への電源を遮断状態と供給状態とに切り換える構成を例示したが 、その他、例えば記憶手段の状態を動作可能な状態と待機状態とに切り換えるア クティブ信号の入力端子がある場合に、このアクティブ信号を制御することでデ ータ読出しを禁止又は許可するように構成しても良い。
【0054】 また、本考案は、店頭広告表示用のPOPディスプレイに限られるものでなく 、データカードを装着してデータの読み書きを行う種々のデータ処理装置に適用 可能である。
【0055】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に従うと、データカードをパーソナルコンピュー タなど他の装置で使用することが困難になり、従って、データカードのデータの 書き換えや不正コピーを困難にすることが出来る。そして、延いてはデータカー ドの盗難の防止を図ることが出来る。
【0056】 また、記憶手段への電源を遮断又は供給することで、データカードへのデータ アクセスを禁止又は許容し、さらに、データアクセスが許容された場合には、記 憶手段へのダイレクトなアクセスを可能とすることで、データ転送速度の低下を 回避することが出来る。そして、動画像データの転送に要求されるような高速な データ転送が可能となり、例えば、データカードに店頭広告用の動画像の表示デ ータが格納されるPOP表示装置などの情報表示装置に利用して特に有効である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態であるPOPディスプレイ
の概略構成を示す構成図である。
【図2】POPディスプレイに装着されるデータカード
を示す構成図である。
【図3】符号化器により生成される認証信号の一例を示
す波形図である。
【符号の説明】
1 POPディスプレイ(情報表示装置およびデー
タ処理装置の本体装置) 10 CPU 20 液晶ディスプレイ 30 操作部 40 符号化器 50 カードスロット 52 電磁誘導結合用コイル 80 データカード 81 メモリ 81a データI/O端子 82 電磁誘導結合用コイル 83 コントローラ 85 コネクタ 85a I/O端子 85b 電源端子 LO 電源線

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データが格納される半導体メモリを
    内部に備えたデータカードと、該データカードが着脱自
    在に装着可能なカード装着部と表示部とを有し、装着さ
    れたデータカードから表示データを読み出して上記表示
    部に表示させる本体装置とからなる情報表示装置であっ
    て、 上記データカードには、 上記本体装置側へ上記半導体メモリの入出力端子を電気
    的に接続させる外部入出力端子と、 上記本体装置側に電気的に接続して該本体装置側から電
    源が供給される電源端子と、 電磁誘導により外部から信号入力が可能な電磁誘導信号
    入力用コイルと、 この電磁誘導信号入力用コイルより入力された信号が予
    め登録されている認証信号か否かを識別する識別手段
    と、 上記識別手段により入力信号が上記認証信号であると識
    別されたことに基づき上記電源端子からの電源を上記半
    導体メモリへ供給する状態に切り換えて上記半導体メモ
    リから格納データを読出し可能とする制御手段とが設け
    られ、 上記本体装置には、 予め登録されている認証信号を生成する信号生成手段
    と、 生成された認証信号を電磁誘導により上記電磁誘導信号
    入力用コイルに出力する信号出力手段と、 が設けられていることを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】 上記信号生成手段は、登録された複数種
    の認証信号の中から選択的に1つの認証信号を生成する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    情報表示装置。
  3. 【請求項3】 上記認証信号は発生タイミングの間隔と
    発生数とに特徴があるパルス信号であり、 上記識別手段は、所定パターンのタイミング間隔で所定
    数のパルス信号が入力された場合に、この入力信号を上
    記認証信号として認識することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の情報表示装置。
  4. 【請求項4】 データカードには動画像の表示データが
    格納されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の情報表示装置。
  5. 【請求項5】 データが格納される記憶手段を内部に有
    するデータカードと、該データカードが着脱自在に装着
    可能なカード装着部を有し該カード装着部に装着された
    データカードからデータを読み出す本体装置とを備えた
    データ処理装置であって、 上記データカードには、 電磁誘導により外部から信号入力が可能な電磁誘導信号
    入力用コイルと、 この電磁誘導信号入力用コイルより入力された信号が予
    め登録されている認証信号か否かを識別する識別手段
    と、 上記識別手段により入力信号が上記認証信号であると識
    別されことに基づき上記記憶手段の格納データを読出し
    不可な状態から可能な状態に切り換える制御手段とが設
    けられ、 上記本体装置には、 予め登録されている認証信号を生成する信号生成手段
    と、 生成された認証信号を電磁誘導により上記電磁誘導信号
    入力用コイルに出力する信号出力手段とが設けられてい
    ることを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記認証信号はデータの配列パターンに
    特徴があるデジタル信号であり、 上記識別手段は、所定の配列パターンを有するデジタル
    信号が入力された場合に、この入力信号を上記認証信号
    として認識することを特徴とする請求項5記載のデータ
    処理装置。
  7. 【請求項7】 上記認証信号は発生タイミングの間隔に
    特徴があるパルス信号であり、 上記識別手段は、所定パターンのタイミング間隔で発生
    されるパルス信号が入力された場合に、この入力信号を
    上記認証信号として認識することを特徴とする請求項5
    記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 上記認証信号はパルスの数に特徴がある
    パルス信号であり、 上記識別手段は、所定数のパルス信号が入力された場合
    に、この入力信号を上記認証信号として認識することを
    特徴とする請求項5又は7に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記信号生成手段は、登録された複数種
    の認証信号の中から選択的に1つの認証信号を生成する
    ように構成されていることを特徴とする請求項5〜8の
    何れかに記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 上記データカードには、上記本体装置
    側へ上記記憶手段の入出力端子を電気的に接続させる外
    部入出力端子と、上記本体装置と電気的に接続して上記
    本体装置側から電源が供給される電源端子とが設けら
    れ、 上記データカードに設けられた上記制御手段は、上記電
    源端子からの電源を上記記憶手段へ遮断又は供給するこ
    とで該記憶手段からのデータ読出しを可能又は不可とす
    るように構成されていることを特徴とする請求項5〜9
    の何れかに記載のデータ処理装置。
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