JP2002245425A - カード型記憶装置 - Google Patents
カード型記憶装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カードスロットのない電子機器でもデータカ
ードにデータアクセスが可能であり、更には、複数の機
器で同時にデータカードのデータを共有することの出来
るカード型記憶装置を提供することにある。 【解決手段】 データの格納が可能な記憶手段20を内
部に備え、外部に外部機器と電気的に接続可能な電源端
子T1およびデータ入出力端子T2を含んだコネクタ1
5を備えたカード型記憶装置1において、無線により外
部機器と信号の送受信を行う無線通信手段22と、電磁
誘導により外部から供給される電力を入力可能な電力入
力部21とを備え、電力入力部21から入力された電力
が記憶手段20および無線通信手段22に供給されて、
外部機器から無線通信手段22を介した記憶手段20へ
のデータアクセスが可能に構成する。
ードにデータアクセスが可能であり、更には、複数の機
器で同時にデータカードのデータを共有することの出来
るカード型記憶装置を提供することにある。 【解決手段】 データの格納が可能な記憶手段20を内
部に備え、外部に外部機器と電気的に接続可能な電源端
子T1およびデータ入出力端子T2を含んだコネクタ1
5を備えたカード型記憶装置1において、無線により外
部機器と信号の送受信を行う無線通信手段22と、電磁
誘導により外部から供給される電力を入力可能な電力入
力部21とを備え、電力入力部21から入力された電力
が記憶手段20および無線通信手段22に供給されて、
外部機器から無線通信手段22を介した記憶手段20へ
のデータアクセスが可能に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPCMC
IA規格のデータカードなどカード型記憶装置に適用し
て有用な技術に関する。
IA規格のデータカードなどカード型記憶装置に適用し
て有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以前より、PCMCIA規格のデータカ
ードなど、不揮発性半導体メモリやハードディスクなど
データの読書きが可能な記憶手段を内蔵したカード型の
記憶装置がある。一般的なデータカードは、外部にいわ
ゆるノートパソコンや携帯端末などの本体機器と電気的
に接続するためのコネクタ部を備え、該コネクタ部にデ
ータ入出力用端子や電源端子が含まれている。そして、
この電源端子を介して本体機器から電源供給を受けて動
作するのが一般的である。
ードなど、不揮発性半導体メモリやハードディスクなど
データの読書きが可能な記憶手段を内蔵したカード型の
記憶装置がある。一般的なデータカードは、外部にいわ
ゆるノートパソコンや携帯端末などの本体機器と電気的
に接続するためのコネクタ部を備え、該コネクタ部にデ
ータ入出力用端子や電源端子が含まれている。そして、
この電源端子を介して本体機器から電源供給を受けて動
作するのが一般的である。
【0003】また、ICカードなどの分野では、ICカ
ード側とカードリーダなど本体機器側との接触不良によ
る不具合を回避するために、例えば電磁誘導により電力
の供給や通信を行うようにしたり、光通信を利用したシ
ステムも開発されている。例えば、特開2000−11
3148号公報、特開平11−15931号公報、特開
平10−135883号公報、特開平4−147896
号公報、特開平5−89296号公報などにそのような
技術が開示されている。
ード側とカードリーダなど本体機器側との接触不良によ
る不具合を回避するために、例えば電磁誘導により電力
の供給や通信を行うようにしたり、光通信を利用したシ
ステムも開発されている。例えば、特開2000−11
3148号公報、特開平11−15931号公報、特開
平10−135883号公報、特開平4−147896
号公報、特開平5−89296号公報などにそのような
技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】データカードの利用形
態としては、電子機器のデータ格納手段として使用する
場合と、格納したデータを例えばコンピュータなど他の
電子機器に移し替える媒体手段として利用する場合とが
ある。
態としては、電子機器のデータ格納手段として使用する
場合と、格納したデータを例えばコンピュータなど他の
電子機器に移し替える媒体手段として利用する場合とが
ある。
【0005】しかしながら、所定の規格を有するデータ
カードは、ノートパソコンのように標準でデータカード
を挿入可能なカードスロットを備えたコンピュータなど
では使用できるが、カードスロットを持たないコンピュ
ータや電子機器では使用することが出来ないため、ある
電子機器からデータカードに格納したデータを他の電子
機器に移し替えたい場合でも、移動先の電子機器に規格
にあったカードスロットがなければ、データの移し替え
はできなかった。
カードは、ノートパソコンのように標準でデータカード
を挿入可能なカードスロットを備えたコンピュータなど
では使用できるが、カードスロットを持たないコンピュ
ータや電子機器では使用することが出来ないため、ある
電子機器からデータカードに格納したデータを他の電子
機器に移し替えたい場合でも、移動先の電子機器に規格
にあったカードスロットがなければ、データの移し替え
はできなかった。
【0006】また、データカードに格納されているデー
タを複数の電子機器で共有して使用したいという要求も
あるが、例えばネットワーク接続されたコンピュータな
ど、もともとデータの共有が可能な電子機器にデータカ
ードが装着されるのであれば、データカードのデータの
共有も可能であるが、データ格納手段としてデータカー
ドを必要としているような電子機器は、そもそも小型・
軽量・廉価を特徴とするものであるから、ネットワーク
機能など備えていないものが多く、このような電子機器
にデータカードを装着して複数の機器でデータカードの
データを共有するのは難しい。
タを複数の電子機器で共有して使用したいという要求も
あるが、例えばネットワーク接続されたコンピュータな
ど、もともとデータの共有が可能な電子機器にデータカ
ードが装着されるのであれば、データカードのデータの
共有も可能であるが、データ格納手段としてデータカー
ドを必要としているような電子機器は、そもそも小型・
軽量・廉価を特徴とするものであるから、ネットワーク
機能など備えていないものが多く、このような電子機器
にデータカードを装着して複数の機器でデータカードの
データを共有するのは難しい。
【0007】この発明の目的は、規格に合ったカードス
ロットのない電子機器でもデータカードにデータアクセ
スが可能であり、更には、複数の機器で同時にデータカ
ードのデータを共有することの出来るカード型記憶装置
を提供することにある。
ロットのない電子機器でもデータカードにデータアクセ
スが可能であり、更には、複数の機器で同時にデータカ
ードのデータを共有することの出来るカード型記憶装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、データの格納が可能な記憶手段を内部に備
え、外部に外部機器と電気的に接続可能な電源端子およ
びデータ入出力端子を含んだコネクタ部を備えたカード
型記憶装置において、無線により外部機器と信号の送受
信を行う無線通信手段と、電磁誘導により外部から供給
される電力を入力可能な電力入力部とを備え、上記電力
入力部から入力された電力が上記記憶手段および上記無
線通信手段に供給されて、外部機器から上記無線通信手
段を介した上記記憶手段へのデータアクセスが可能に構
成したものである。
成するため、データの格納が可能な記憶手段を内部に備
え、外部に外部機器と電気的に接続可能な電源端子およ
びデータ入出力端子を含んだコネクタ部を備えたカード
型記憶装置において、無線により外部機器と信号の送受
信を行う無線通信手段と、電磁誘導により外部から供給
される電力を入力可能な電力入力部とを備え、上記電力
入力部から入力された電力が上記記憶手段および上記無
線通信手段に供給されて、外部機器から上記無線通信手
段を介した上記記憶手段へのデータアクセスが可能に構
成したものである。
【0009】このような手段によれば、カード型記憶装
置に合ったカードスロット等のある電子機器において
は、そのカードスロットにカード型記憶装置を装着して
データアクセスできるし、そのようなカードスロットが
ない電子機器においては、無線により通信を行う通信手
段さえ有していれば、別途、電磁誘導によりカード型記
憶装置に電力供給を行う電力供給手段を用いてカード型
記憶装置を駆動させることで、当該電子機器からカード
型記憶装置にデータアクセスすることが出来る。
置に合ったカードスロット等のある電子機器において
は、そのカードスロットにカード型記憶装置を装着して
データアクセスできるし、そのようなカードスロットが
ない電子機器においては、無線により通信を行う通信手
段さえ有していれば、別途、電磁誘導によりカード型記
憶装置に電力供給を行う電力供給手段を用いてカード型
記憶装置を駆動させることで、当該電子機器からカード
型記憶装置にデータアクセスすることが出来る。
【0010】また、カードスロットを有した電子機器に
カード型記憶装置を装着した状態で、この電子機器と無
線によりデータアクセス可能な電子機器とで、カード型
記憶装置のデータを共有することも出来る。
カード型記憶装置を装着した状態で、この電子機器と無
線によりデータアクセス可能な電子機器とで、カード型
記憶装置のデータを共有することも出来る。
【0011】望ましくは、上記無線通信手段は、複数の
外部機器との間で無線通信を並行して行うことが可能な
構成を有すると良い。このような構成により、無線によ
りデータアクセス可能な電子機器が複数あった場合に、
これらの電気機器でカード型記憶装置のデータを共有す
ることが出来る。
外部機器との間で無線通信を並行して行うことが可能な
構成を有すると良い。このような構成により、無線によ
りデータアクセス可能な電子機器が複数あった場合に、
これらの電気機器でカード型記憶装置のデータを共有す
ることが出来る。
【0012】ところで、カード型記憶装置は、格納した
データを簡単に持ち歩くことが出来ると云った手軽さを
有する一方、手軽なだけに他人に持って行かれたり、格
納していたデータを他人に盗用されてしまうといった不
都合もある。そこで、セキュリティ面からカード型記憶
装置の使用制限を行えるような構成も必要となる。
データを簡単に持ち歩くことが出来ると云った手軽さを
有する一方、手軽なだけに他人に持って行かれたり、格
納していたデータを他人に盗用されてしまうといった不
都合もある。そこで、セキュリティ面からカード型記憶
装置の使用制限を行えるような構成も必要となる。
【0013】そこで望ましくは、上記電力入力部からの
電圧が入力されるともに、該電圧の値に基づき上記記憶
手段又は上記無線通信手段への動作電圧の供給又は遮断
の制御を行う制御手段を備えると良い。
電圧が入力されるともに、該電圧の値に基づき上記記憶
手段又は上記無線通信手段への動作電圧の供給又は遮断
の制御を行う制御手段を備えると良い。
【0014】このような手段によれば、上記制御手段の
制御により、電磁誘導によりカード型記憶装置に電力供
給する電力供給手段について、使用可能なものと使用出
来ないものとの選別を行うことが出来る。それにより、
正規のものでない電力供給手段を用いて不正にカード型
記憶装置が使用されてしまうのを防ぐことが出来る。
制御により、電磁誘導によりカード型記憶装置に電力供
給する電力供給手段について、使用可能なものと使用出
来ないものとの選別を行うことが出来る。それにより、
正規のものでない電力供給手段を用いて不正にカード型
記憶装置が使用されてしまうのを防ぐことが出来る。
【0015】また望ましくは、上記制御手段による動作
電圧の供給又は遮断の制御内容を決定する上記電力入力
部からの電圧の値の条件が、上記無線通信手段を介した
信号入力により外部機器から設定可能に構成すると良
い。このような構成によれば、カードスロットが無い環
境においても、電力供給手段について使用可能なものと
使用不可のものとの設定変更が出来る。
電圧の供給又は遮断の制御内容を決定する上記電力入力
部からの電圧の値の条件が、上記無線通信手段を介した
信号入力により外部機器から設定可能に構成すると良
い。このような構成によれば、カードスロットが無い環
境においても、電力供給手段について使用可能なものと
使用不可のものとの設定変更が出来る。
【0016】さらに望ましくは、上記制御手段には上記
電源端子からの電源電圧が供給されるとともに、当該制
御手段はこの電源電圧を上記記憶手段又は上記無線通信
手段に供給又は遮断する制御を行うように構成すると良
い。
電源端子からの電源電圧が供給されるとともに、当該制
御手段はこの電源電圧を上記記憶手段又は上記無線通信
手段に供給又は遮断する制御を行うように構成すると良
い。
【0017】このような構成により、カードスロットに
カード型記憶装置を装着して使用する場合であっても、
上記制御手段により使用可能な場合と使用不可の場合と
に制御して、カード型記憶装置のセキュリティ対策を施
すことが出来る。
カード型記憶装置を装着して使用する場合であっても、
上記制御手段により使用可能な場合と使用不可の場合と
に制御して、カード型記憶装置のセキュリティ対策を施
すことが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態であ
るデータカードの構成を示すブロック図、図2は、電磁
誘導によりデータカードに電力供給する電源パッドの一
例を示す構成図、図3は、実施の形態のデータカード1
を用いてデータの共有を行うシステム構成の一例を示す
図である。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態であ
るデータカードの構成を示すブロック図、図2は、電磁
誘導によりデータカードに電力供給する電源パッドの一
例を示す構成図、図3は、実施の形態のデータカード1
を用いてデータの共有を行うシステム構成の一例を示す
図である。
【0019】この実施の形態のデータカード1は、例え
ばPCMCIA(Personal Computer Memory Card Inte
rnational Association)規格のカード型記憶装置であ
り、外側は規定形状のカード型ケースに電源端子T1や
データ入出力端子T2などを含む規定のコネクタ15が
設けられて構成される。内部には、記憶手段として例え
ばフラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリ20
と、電力入力用の電磁結合用コイル21と、例えば所謂
ブルートゥース(Blue tooth)規格の通信モジュールな
ど複数の機器と並行して無線通信が可能な無線通信手段
である無線通信モジュール22と、半導体メモリ20と
無線通信モジュール22との電源制御を行う制御手段と
してのマイクロコントローラ23等が設けられている。
ばPCMCIA(Personal Computer Memory Card Inte
rnational Association)規格のカード型記憶装置であ
り、外側は規定形状のカード型ケースに電源端子T1や
データ入出力端子T2などを含む規定のコネクタ15が
設けられて構成される。内部には、記憶手段として例え
ばフラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリ20
と、電力入力用の電磁結合用コイル21と、例えば所謂
ブルートゥース(Blue tooth)規格の通信モジュールな
ど複数の機器と並行して無線通信が可能な無線通信手段
である無線通信モジュール22と、半導体メモリ20と
無線通信モジュール22との電源制御を行う制御手段と
してのマイクロコントローラ23等が設けられている。
【0020】半導体メモリ20は、コネクタ15に含ま
れるデータ入出力端子やアドレス入力端子などと接続さ
れ、これら端子を介してデータの読書きが可能であると
ともに、無線通信モジュール22とも図示略のインター
フェース回路や信号線L4等を介して接続されており、
該無線通信モジュール22を介してデータの読書きも可
能に構成されている。
れるデータ入出力端子やアドレス入力端子などと接続さ
れ、これら端子を介してデータの読書きが可能であると
ともに、無線通信モジュール22とも図示略のインター
フェース回路や信号線L4等を介して接続されており、
該無線通信モジュール22を介してデータの読書きも可
能に構成されている。
【0021】無線通信モジュール22は、例えばブルー
トゥースの通信規約に則って、同様の通信モジュールを
備えた各機器間の無線通信を行えるように構成されたも
のである。ブルートゥースの通信規約では、各通信モジ
ュールにIDコードが自動的に付与されて、該IDコー
ドを頼りに各機器間で1対1のデータ通信が可能になっ
ている。
トゥースの通信規約に則って、同様の通信モジュールを
備えた各機器間の無線通信を行えるように構成されたも
のである。ブルートゥースの通信規約では、各通信モジ
ュールにIDコードが自動的に付与されて、該IDコー
ドを頼りに各機器間で1対1のデータ通信が可能になっ
ている。
【0022】電磁結合用コイル21は、図2に示す電力
供給用の電源パッド40に近接された場合に、該電源パ
ッド40のコイル41と電磁結合して、電磁誘導により
電源パッド40から電力を入力するものである。
供給用の電源パッド40に近接された場合に、該電源パ
ッド40のコイル41と電磁結合して、電磁誘導により
電源パッド40から電力を入力するものである。
【0023】マイクロコントローラ23は、内部に整流
回路やレギュレータ回路を備え、電磁結合用コイル21
に発生された電圧を所定の直流電圧に変換するととも
に、該電圧を動作電圧として半導体メモリ20や無線通
信モジュール22に供給したり或いは遮断したりする制
御を行う。
回路やレギュレータ回路を備え、電磁結合用コイル21
に発生された電圧を所定の直流電圧に変換するととも
に、該電圧を動作電圧として半導体メモリ20や無線通
信モジュール22に供給したり或いは遮断したりする制
御を行う。
【0024】この電力供給制御は、電磁結合用コイル2
1に発生される電圧値(交流電圧の振幅)を条件にその
制御内容が決定される。すなわち、電磁結合用コイル2
1に発生される電圧値が所定範囲の値である場合には、
動作電圧を電源線L1,L2を介して半導体メモリ20
と無線通信モジュール22に供給し、所定範囲に含まれ
ない場合には動作電圧の供給を遮断する。このような制
御により、電源パッド40が、データカード1に適合し
たものか否かで使用可能か否か選別できるので、正規の
ものでない電源パッドを用いて不正にデータカード1が
使用されてしまうのを防ぐことが出来る。
1に発生される電圧値(交流電圧の振幅)を条件にその
制御内容が決定される。すなわち、電磁結合用コイル2
1に発生される電圧値が所定範囲の値である場合には、
動作電圧を電源線L1,L2を介して半導体メモリ20
と無線通信モジュール22に供給し、所定範囲に含まれ
ない場合には動作電圧の供給を遮断する。このような制
御により、電源パッド40が、データカード1に適合し
たものか否かで使用可能か否か選別できるので、正規の
ものでない電源パッドを用いて不正にデータカード1が
使用されてしまうのを防ぐことが出来る。
【0025】さらに、無線通信モジュール22からマイ
クロコントローラ23には信号線L3が接続され、該信
号線を介してマイクロコントローラ23に信号入力する
ことで、マイクロコントローラ23が電力供給とする電
磁結合用コイル21の発生電圧の値を、予め定められた
何通りかのうち何れかの範囲に設定変更することが可能
になっている。
クロコントローラ23には信号線L3が接続され、該信
号線を介してマイクロコントローラ23に信号入力する
ことで、マイクロコントローラ23が電力供給とする電
磁結合用コイル21の発生電圧の値を、予め定められた
何通りかのうち何れかの範囲に設定変更することが可能
になっている。
【0026】なお、マイクロコントローラ23による制
御処理により次のような認証方式を添加することも出来
る。すなわち、電磁結合用コイル21に電力供給用の周
波数と異なる周波数帯を利用して信号を入力し、マイク
ロコントローラ23にこの信号が予め定められた認証信
号と一致するか否か識別させた後、認証信号と一致して
いる場合に、コネクタ15或いは電磁結合用コイル21
から入力された電源電圧を半導体メモリ20や無線通信
モジュール22に供給するように構成する。上記の認証
信号は、例えば、パルス信号の発生周期、発生タイミン
グ或いは発生数のパターンおよびそれらの合成等により
定めることが出来る。このような認証方式によれば、デ
ータカード1を使用するのに先ず認証信号を入力し認識
させる必要があることから、データカード1に格納され
たデータの秘匿性が保たれ、延いてはデータカード1の
盗難予防にもつながる。
御処理により次のような認証方式を添加することも出来
る。すなわち、電磁結合用コイル21に電力供給用の周
波数と異なる周波数帯を利用して信号を入力し、マイク
ロコントローラ23にこの信号が予め定められた認証信
号と一致するか否か識別させた後、認証信号と一致して
いる場合に、コネクタ15或いは電磁結合用コイル21
から入力された電源電圧を半導体メモリ20や無線通信
モジュール22に供給するように構成する。上記の認証
信号は、例えば、パルス信号の発生周期、発生タイミン
グ或いは発生数のパターンおよびそれらの合成等により
定めることが出来る。このような認証方式によれば、デ
ータカード1を使用するのに先ず認証信号を入力し認識
させる必要があることから、データカード1に格納され
たデータの秘匿性が保たれ、延いてはデータカード1の
盗難予防にもつながる。
【0027】以上のように、上述のデータカード1によ
れば、例えば図3(a)に示すように、カードスロット
51を有する携帯端末50にデータカード1を装着し、
該携帯端末50からデータカード1の記憶媒体にデータ
の読書きを行うと同時に、ブルートゥース規格の通信モ
ジュール61を備えたパーソナルコンピュータ60など
から無線通信によりデータカード1の記憶媒体にデータ
アクセスすることで、データカード1のデータを携帯端
末50とパーソナルコンピュータ60とで共有すること
が出来る。
れば、例えば図3(a)に示すように、カードスロット
51を有する携帯端末50にデータカード1を装着し、
該携帯端末50からデータカード1の記憶媒体にデータ
の読書きを行うと同時に、ブルートゥース規格の通信モ
ジュール61を備えたパーソナルコンピュータ60など
から無線通信によりデータカード1の記憶媒体にデータ
アクセスすることで、データカード1のデータを携帯端
末50とパーソナルコンピュータ60とで共有すること
が出来る。
【0028】また、図3(b)に示すように、データカ
ード1に電源パッド40から電力供給を行うとともに、
ブルートゥース規格の通信モジュール61を備えた複数
台のパーソナルコンピュータ60,60などから無線通
信によりデータカード1の記憶媒体にデータの読書きを
行うことで、データカード1に適合するカードスロット
が存在しない環境でもデータカード1へのデータアクセ
スが可能で、且つ、複数のコンピュータ60,60でそ
のデータを共有することも出来る。
ード1に電源パッド40から電力供給を行うとともに、
ブルートゥース規格の通信モジュール61を備えた複数
台のパーソナルコンピュータ60,60などから無線通
信によりデータカード1の記憶媒体にデータの読書きを
行うことで、データカード1に適合するカードスロット
が存在しない環境でもデータカード1へのデータアクセ
スが可能で、且つ、複数のコンピュータ60,60でそ
のデータを共有することも出来る。
【0029】さらに、データカード1は、格納したデー
タを簡単に持ち歩くことが出来ると云った手軽さを有す
る一方、手軽なだけに他人に持って行かれたり、格納し
ていたデータを他人に盗用されてしまうといった不都合
もあるが、電源パッド40により電磁結合用コイル21
に発生される電圧値に応じて、電力の供給・遮断の制御
が行われるので、正規のものでない電源パッドを用いて
不正にデータカード1が使用されてしまうのを防ぐこと
が出来る。
タを簡単に持ち歩くことが出来ると云った手軽さを有す
る一方、手軽なだけに他人に持って行かれたり、格納し
ていたデータを他人に盗用されてしまうといった不都合
もあるが、電源パッド40により電磁結合用コイル21
に発生される電圧値に応じて、電力の供給・遮断の制御
が行われるので、正規のものでない電源パッドを用いて
不正にデータカード1が使用されてしまうのを防ぐこと
が出来る。
【0030】また、例えば電磁結合用コイル21から入
力される認証信号などに基づいて、コネクタ15の電源
端子T1から印加される電源電圧の供給又は遮断の制御
も行えるので、それにより更に強固なセキュリティ対策
を施すことも出来る。
力される認証信号などに基づいて、コネクタ15の電源
端子T1から印加される電源電圧の供給又は遮断の制御
も行えるので、それにより更に強固なセキュリティ対策
を施すことも出来る。
【0031】なお、本発明は、上記実施の形態に限られ
るものではなく、様々な変更が可能である。例えば、カ
ード型記憶装置は、PCMCIA規格のものに限られ
ず、種々の規格のものに適用できる。また、搭載される
記憶手段もフラッシュメモリに限られず、その他、各種
の半導体メモリ、ハードディスクや光ディスクなど、種
々の媒体を適用できる。
るものではなく、様々な変更が可能である。例えば、カ
ード型記憶装置は、PCMCIA規格のものに限られ
ず、種々の規格のものに適用できる。また、搭載される
記憶手段もフラッシュメモリに限られず、その他、各種
の半導体メモリ、ハードディスクや光ディスクなど、種
々の媒体を適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従うと、
カードスロットのある電子機器においては、そのカード
スロットにカード型記憶装置を装着してデータアクセス
できるし、カードスロットがない電子機器においては、
別途、電磁誘導によりカード型記憶装置に電力供給を行
うことで、無線通信手段を介してデータアクセスするこ
とも出来るという効果がある。
カードスロットのある電子機器においては、そのカード
スロットにカード型記憶装置を装着してデータアクセス
できるし、カードスロットがない電子機器においては、
別途、電磁誘導によりカード型記憶装置に電力供給を行
うことで、無線通信手段を介してデータアクセスするこ
とも出来るという効果がある。
【0033】また、コネクタ部からのデータアクセスと
無線通信によるデータアクセスとを並行して行えるの
で、複数の機器でデータを共有することも出来ると云う
効果がある。
無線通信によるデータアクセスとを並行して行えるの
で、複数の機器でデータを共有することも出来ると云う
効果がある。
【0034】また、制御手段による電力供給制御によ
り、正規のものでない電力供給手段を用いて不正にカー
ド型記憶装置が使用されてしまうのを防ぐことが出来る
し、更に、コネクタ部からの電源供給の遮断制御もする
ことで、カードスロットに装着して使用する場合でも、
セキュリティ対策を施すことが出来るという効果があ
る。
り、正規のものでない電力供給手段を用いて不正にカー
ド型記憶装置が使用されてしまうのを防ぐことが出来る
し、更に、コネクタ部からの電源供給の遮断制御もする
ことで、カードスロットに装着して使用する場合でも、
セキュリティ対策を施すことが出来るという効果があ
る。
【図1】本発明を適用して好適なデータカードの実施の
形態例を示す構成図である。
形態例を示す構成図である。
【図2】電磁誘導によりデータカードに電力供給する電
源パッドの一例を示す構成図である。
源パッドの一例を示す構成図である。
【図3】実施の形態のデータカードを用いてデータの共
有を行うシステム構成の一例を示すシステム構成図であ
る。
有を行うシステム構成の一例を示すシステム構成図であ
る。
1 データカード 15 コネクタ 20 半導体メモリ 21 電磁結合用コイル 22 無線通信モジュール 23 マイクロコントローラ 40 電源パッド T1 電源端子 L1,L2 電源線
Claims (6)
- 【請求項1】 データの格納が可能な半導体メモリを内
部に備え、外部に外部機器と電気的に接続可能な電源端
子およびデータ入出力端子を含んだコネクタ部を備えた
カード型記憶装置において、 無線による信号の送受信が複数の外部機器との間で並行
して実行可能な無線通信手段と、 電磁誘導により外部から供給される電力を入力可能な電
力入力用コイルと、 上記電源端子からの電源電圧と上記電力入力用コイルか
らの電圧とがそれぞれ入力されるとともに、これら入力
電圧に基づき上記半導体メモリまたは上記無線通信手段
に動作電圧の供給又は遮断の制御を行う制御手段とを備
え、 上記半導体メモリおよび上記無線通信手段へ動作電圧が
供給された場合に、外部機器から上記無線通信手段を介
した上記半導体メモリへのデータアクセスが可能であ
り、 さらに、上記制御手段は、電力入力用コイルからの電圧
に基づいて上記動作電圧の供給又は遮断の制御を行うと
ともに、この制御内容を決定する上記電力入力用コイル
からの電圧値の条件を、上記無線通信手段を介した信号
入力により外部機器から設定可能なように構成されてい
ることを特徴とするカード型記憶装置。 - 【請求項2】 データの格納が可能な記憶手段を内部に
備え、外部に外部機器と電気的に接続可能な電源端子お
よびデータ入出力端子を含んだコネクタ部を備えたカー
ド型記憶装置において、 無線により外部機器と信号の送受信を行う無線通信手段
と、 電磁誘導により外部から供給される電力を入力可能な電
力入力部とを備え、 上記電力入力部から入力された電力が上記記憶手段およ
び上記無線通信手段に供給されて、外部機器から上記無
線通信手段を介した上記記憶手段へのデータアクセスが
可能に構成されていることを特徴とするカード型記憶装
置。 - 【請求項3】 上記無線通信手段は、複数の外部機器と
の間で無線通信を並行して行うことが可能な構成を有す
ることを特徴とする請求項2記載のカード型記憶装置。 - 【請求項4】 上記電力入力部からの電圧が入力される
ともに、該電圧の値に基づき上記記憶手段又は上記無線
通信手段への動作電圧の供給又は遮断の制御を行う制御
手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の
カード型記憶装置。 - 【請求項5】 上記制御手段による動作電圧の供給又は
遮断の制御内容を決定する上記電力入力部からの電圧の
値の条件が、上記無線通信手段を介した信号入力により
外部機器から設定可能に構成されていることを特徴とす
る請求項4記載のカード型記憶装置。 - 【請求項6】 上記制御手段には上記電源端子からの電
源電圧が供給されるとともに、当該制御手段はこの電源
電圧を上記記憶手段又は上記無線通信手段へ供給又は遮
断する制御を行うように構成されていることを特徴とす
る請求項4又は5に記載のカード型記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001042113A JP2002245425A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | カード型記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001042113A JP2002245425A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | カード型記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002245425A true JP2002245425A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18904457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001042113A Pending JP2002245425A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | カード型記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002245425A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2001-02-19 JP JP2001042113A patent/JP2002245425A/ja active Pending
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