JP2005284990A - 画像表示用コントロールシステム、画像表示制御用アダプタ装置及び画像表示制御用コントローラ - Google Patents

画像表示用コントロールシステム、画像表示制御用アダプタ装置及び画像表示制御用コントローラ Download PDF

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大輔 金原
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Abstract

【課題】 プレゼンテーションを行う発表者などの負担を軽減する。
【解決手段】 アダプタ装置20のEEPROM25に画像データを記憶させ、外部の情報処理装置となるパーソナルコンピュータ50へと転送可能に読み出す。無線コントローラ30にはレーザダイオード41が設けられており、スイッチ回路40が中ボタン39とレーザダイオード41との間の配線を導通状態とすることにより、中ボタン39におけるボタン操作に応答してレーザ光を出力可能にする。さらに、アダプタ装置20のEEPROM25には、画像データに対して施される画像処理を実行可能とするプログラムが記憶されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映写装置によって投影される画像の表示動作などを制御する画像表示用コントロールシステム、画像表示制御用アダプタ装置及び画像表示制御用コントローラに関する。
液晶プロジェクタ等の映写装置によりスクリーン等の画面上に画像を投影させ、会議や講演等で行われるプレゼンテーションに関連した情報を映像として映し出すことができるようにしたプレゼンテーションツールが知られている。
こうしたプレゼンテーションツールにおいてメモリカードを用いたものとして、画像表示装置を無線コントローラにより制御することで、遠隔から無線により確実かつ簡単に制御可能とするものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−307678号公報
また、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を液晶プロジェクタ等の映写装置に接続した場合に、コンピュータ操作とプレゼンテーション進行をスムーズに行うことができるマウス装置として、コンピュータへの入力装置となる機能の他に、ポインティング装置となるレーザポインタの機能を有するものが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2002−342022号公報
特許文献1に開示された技術では、メモリカードを読み取り可能とするとともに無線コントローラからの制御データを無線にて受信可能とする特別な画像表示装置が必要となる。こうした画像表示装置は装置規模が大きく、装置価格も高価になるため、実用性に欠けるという問題があった。
特許文献2に開示された技術では、コンピュータへの入力装置となる機能と、ポインティング装置となる機能とを選択的に切り替えるようにしているため、画像の表示切り替えとレーザ光の出力とを同時に行うことができず、操作の円滑性に欠けるという問題があった。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、プレゼンテーションを行う発表者などの負担を軽減し、プレゼンテーションに使用する機器の増大を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点にかかる画像表示用コントロールシステムは、無線信号を送信する無線コントローラと、前記無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成して外部の情報処理装置に出力するアダプタ装置とを備え、前記無線コントローラは、複数のボタンにおけるボタン操作を検出し、それぞれのボタン操作に対応した検出信号を生成するボタン操作検出手段と、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した処理を実行する検出信号処理手段とを含み、前記アダプタ装置は、前記情報処理装置とコネクタ接続されるインタフェース回路と、前記無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成し、前記インタフェース回路を介して前記制御信号を前記情報処理装置に出力する制御信号生成手段と、画面上に画像を投影するための画像処理に供される画像データを記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段から読み出した画像データを、前記インタフェース回路を介して前記情報処理装置に出力する読出制御手段とを含むことを特徴とする。
前記無線コントローラは、レーザ光を出力するレーザ光出力手段を含み、前記検出信号処理手段は、前記複数のボタンに含まれる第1ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第1検出信号に基づき、無線信号を生成して前記アダプタ装置に送信する無線送信処理手段と、前記複数のボタンに含まれる第2ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第2検出信号を前記レーザ光出力手段に供給してレーザ光を出力させるレーザ光出力制御手段とを含み、前記無線送信処理手段による無線信号の送信処理と前記レーザ光出力制御手段によるレーザ光の出力制御処理とを同時に実行することができることが望ましい。
前記記憶手段は、画像データに対して施される画像処理を前記情報処理装置にて実行可能とする画像処理プログラムを記憶することが望ましい。
あるいは、前記記憶手段は、画像データに対して施される画像処理を前記アダプタ装置にて実行可能とする画像処理プログラムを記憶してもよい。
前記無線コントローラは、前記複数のボタンに含まれる順方向再生ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に基づき、第1表示切替指示信号となる制御コードを生成して前記アダプタ装置へと送信することにより、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づいて生成される画像を、所定の表示順序に従って切り替える旨の指示を行う第1表示切替指示信号送信ステップと、前記複数のボタンに含まれる逆方向再生ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に基づき、第2表示切替指示信号となる制御コードを生成して前記アダプタ装置へと送信することにより、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づいて生成される画像を、所定の表示順序とは逆順に切り替える旨の指示を行う第2表示切替指示信号送信ステップとからなる処理を、前記検出信号処理手段によって実行するためのプログラムを記憶する指示信号送信プログラム記憶手段を備えることが望ましい。
前記無線コントローラは、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号と、前記検出信号処理手段によって生成される制御コードとの対応関係を示すテーブルデータを、複数種類記憶するテーブルデータ記憶手段と、前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを切替可能に選択するテーブル切替選択手段とを備え、前記検出信号処理手段は、前記テーブル切替選択手段によって選択されたテーブルデータによって示される対応関係に従って、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した制御コードを生成することが望ましい。
前記無線コントローラと前記アダプタ装置の少なくともいずれかは、無線通信用のアンテナを内部に装備していることが望ましい。
あるいは、前記無線コントローラと前記アダプタ装置の少なくともいずれかは、外付けされた無線通信用のアンテナに接続されていてもよい。
この発明の第2の観点にかかる画像表示制御用アダプタ装置は、無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成して外部の情報処理装置に出力する画像表示制御用アダプタ装置であって、前記情報処理装置とコネクタ接続されるインタフェース回路と、前記無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成し、前記インタフェース回路を介して前記制御信号を前記情報処理装置に出力する制御信号生成手段と、画面上に画像を投影するための画像処理に供される画像データを記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段から読み出した画像データを、前記インタフェース回路を介して前記情報処理装置に出力する読出制御手段とを含むことを特徴とする。
前記記憶手段は、前記画像データに対して施される画像処理を前記情報処理装置にて実行可能とする画像処理プログラムを記憶することが望ましい。
あるいは、前記記憶手段は、前記読出制御手段によって前記画像データに対して施される画像処理を実行可能とする画像処理プログラムを記憶してもよい。
この発明の第3の観点にかかる画像表示制御用コントローラは、複数のボタンにおけるボタン操作を検出し、それぞれのボタン操作に対応した検出信号を生成するボタン操作検出手段と、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した処理を実行する検出信号処理手段と、レーザ光を出力するレーザ光出力手段とを備え、前記検出信号処理手段は、前記複数のボタンに含まれる第1ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第1検出信号に基づき、無線信号を生成して外部のアダプタ装置へと送信する無線送信処理手段と、前記複数のボタンに含まれる第2ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第2検出信号を前記レーザ光出力手段に供給して、前記無線送信処理手段による無線信号の生成と同時にレーザ光の出力を可能とするレーザ光出力制御手段とを含むことを特徴とする。
前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号と、前記検出信号処理手段によって生成される制御コードとの対応関係を示すテーブルデータを、複数種類記憶するテーブルデータ記憶手段と、前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを切替可能に選択するテーブル切替選択手段とを備え、前記検出信号処理手段は、前記テーブル切替選択手段によって選択されたテーブルデータによって示される対応関係に従って、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した制御コードを生成することが望ましい。
プレゼンテーションを行う発表者などの負担を軽減することができる。また、プレゼンテーションのために使用する機器の増大を抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、この発明の実施形態にかかるコントロールシステムの一構成例を示す図である。図1に示すように、無線コントロールシステム10は、外部の情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ50に対して着脱可能に取り付けられるアダプタ装置20と、無線コントローラ30とを備えている。
アダプタ装置20は、シリアルインタフェース21と、CPU(Central Processing Unit)22と、ROM(Read Only Memory)23と、RAM(Random Access Memory)24と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)25と、無線通信回路26とを備えている。
シリアルインタフェース21は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等の所定の規格に準拠したバスコネクタなどを含み、外部の情報処理装置となるパーソナルコンピュータ50と、アダプタ装置20との間におけるデータ交換を可能とする。例えば、シリアルインタフェース21は、アダプタ装置20側のコネクタがパーソナルコンピュータ50に設けられたコネクタ差込ポートに差し込まれることで、パーソナルコンピュータ50が備えるシリアルインタフェース50aとインタフェース接続される。
CPU22は、アダプタ装置20における各構成部位の動作を制御するためのマイクロプロセッサである。ROM23は、CPU22によって実行される制御プログラムや固定データを記憶するメモリ回路である。RAM24は、CPU22にワークエリアを提供して、プログラムやデータを一時的に記憶可能なメモリ回路である。
EEPROM25は、プログラムやデータを書換可能に記憶する不揮発性のメモリ回路である。例えば、EEPROM25は、パーソナルコンピュータ50によるアダプタ装置20へのアクセス及びその使用をサポートするためのデバイスドライバや、パーソナルコンピュータ50にて実行される画像処理に供される画像データなどを記憶することができる。また、EEPROM25は、例えばパーソナルコンピュータ50にて画像処理を実行可能とするアプリケーションプログラムをインストールするためのセットアッププログラムといったインストール用のプログラムなど、画像データに対して施される画像処理を実行可能とする画像処理プログラムを記憶する。
無線通信回路26は、無線信号としてのRF(Radio Frequency)信号を無線コントローラ30との間で送受信する無線通信によって、アダプタ装置20と無線コントローラ30との間で各種の制御コードを交換可能とする通信用の集積回路である。無線通信回路26は、例えばBluetooth(登録商標)やIEEE802.11等といった、所定の規格に準拠した無線信号を送受信するものであればよい。また、無線通信回路26は、例えばIrDA(Infrared Data Association)といった、所定の規格に準拠した赤外線信号を送受信するものであってもよい。
ここで、無線通信回路26は、アダプタ装置20の内部に装備された無線通信用のアンテナを備えていてもよい。アダプタ装置20の内部に装備される無線通信用のアンテナとしては、モノポール型のセラミック積層チップアンテナやマイクロストリップアレイアンテナ、パッチアンテナなどであってもよいし、その他の単層膜状または多層膜状のアンテナコイル等を用いたものであってもよい。あるいは、赤外線信号を送受信するための受発光素子などであってもよい。
また、無線通信回路26は、アダプタ装置20に外付けされる無線通信用のアンテナに接続されてもよい。ここで、無線通信用の外付けアンテナとしては、ダイポール型やモノポール型の線状アンテナ、ループアンテナ、ヘリカルアンテナなどであればよい。
無線コントローラ30は、無線通信回路31と、CPU32と、移動量検出用回路33と、ROM34と、RAM35と、電源スイッチ36と、左右中の各ボタン37〜39と、スイッチ回路40と、レーザダイオード41とを備えている。
無線通信回路31は、無線信号としてのRF信号をアダプタ装置20との間で送受信する無線通信によって、無線コントローラ30とアダプタ装置20との間で各種の制御コードを交換可能とする通信用の集積回路である。例えば、無線通信回路31は、CPU32から供給される制御コードに従ったRF信号の変調処理を実行するなどして、無線通信による制御コードの伝送を可能とする。無線通信回路31は、アダプタ装置20が備える無線通信回路26との間で所定の規格に準拠した無線信号や赤外線信号などを送受信できるものであればよい。ここで、無線通信回路31は、アダプタ装置20が備える無線通信回路26と同様に、無線コントローラ30の内部に装備された無線通信用のアンテナを備えていてもよい。あるいは、無線通信回路31は、無線コントローラ30に外付けされる無線通信用のアンテナに接続されてもよい。
CPU32は、無線コントローラ30における各構成部位の動作を制御するためのマイクロプロセッサである。移動量検出用回路33は、例えば光学式またはホイール式により無線コントローラ30の底面が接触する接触面上での移動量を検出し、検出された移動量に対応したパルスコードを生成するパルスコード生成回路などである。
ROM34は、CPU32によって実行される制御プログラムや固定データを記憶するメモリ回路である。例えばROM34には、左右中の各ボタン37〜39に対するボタン操作の種類に応じた制御コードの生成パターンを示すテーブルデータが、予め複数種類記憶されている。例えば、各テーブルデータは、左右中の各ボタン37〜39に対するボタン操作の種類と、CPU32によって生成される制御コードとを対応付ける設定データを含んでいる。RAM35は、CPU32にワークエリアを提供して、プログラムやデータを一時的に記憶可能なメモリ回路である。
電源スイッチ36は、無線コントローラ30における各構成部位に対する電力の供給と遮断とを切り替えるためのものである。
左右中の各ボタン37〜39は、例えば押下操作や押圧操作といった、各種のボタン操作に応答して検出信号を生成し、生成した検出信号をCPU32へと出力するためのものである。ここで、中ボタン39は、例えば「上操作」に対応する所定のボタン操作と、「下操作」に対応する所定のボタン操作といった、複数種類のボタン操作を検出可能とし、検出されたボタン操作の種類に対応する検出信号を出力してもよい。
スイッチ回路40は、例えば中ボタン39からの検出信号をレーザダイオード41に供給可能な状態と供給不能な状態とで切り替えるためのものである。具体的な一例として、スイッチ回路40は、CPU32から供給される電圧信号によってオン状態とオフ状態とが切り替えられるスイッチングトランジスタを備えていてもよい。あるいは、無線コントローラ30の表面に設けられたスライドスイッチなどであってもよい。また、電源スイッチ36とスイッチ回路40は、一体として設けられたものでもよく、例えば、無線コントローラ30の表面に設けられたスライドスイッチにおける接続状態に応じて、電源遮断状態と、中ボタン39からの検出信号をレーザダイオード41に供給不能な第1の動作状態と、中ボタン39からの検出信号をレーザダイオード41に供給可能な第2の動作状態とで切り替えられるようにしてもよい。この実施の形態では、一例として、中ボタン39からの検出信号をレーザダイオード41に供給不能な第1の動作状態として、2つの動作モード#1−1と動作モード#1−2とが設けられ、中ボタン39からの検出信号をレーザダイオード41に供給可能な第2の動作状態として、1つの動作モード#2が設けられているものとする。
レーザダイオード41は、スイッチ回路40を介して中ボタン39から送られた検出信号に応答してレーザ光を出力する発光素子である。
図2は、無線コントローラ30の外観を概略的に例示する図である。ここで、図2(A)は無線コントローラ30の上面図であり、図2(B)は無線コントローラ30の底面図である。図2(A)に示すように、無線コントローラ30の上面には、左右中の各ボタン37〜39が適所に配置されている。また、図2(B)に示すように、無線コントローラ30の底面には、移動量検出用回路33によって接触面上での移動量を検出するための構成として、例えば発光ダイオード33Aと、フォトダイオード33Bとが露出した状態で設置されている。
次に、この発明の実施の形態にかかる無線コントロールシステムの動作について説明する。この実施の形態では、無線コントローラ30の動作状態を、スイッチ回路40に設けられたスライドスイッチの切り替えや左右ボタン37、38の操作によって、動作モード#1−1、#1−2、#2のうちから選択できるものとする。
一例として、スイッチ回路40に設けられたスライドスイッチにより、第1の動作状態である動作モード#1−1、#1−2と、第2の動作状態である動作モード#2との間での切り替えが行われる。また、第1の動作状態であるときには、左ボタン37と右ボタン38とが同時に押下されたときに、動作モード#1−1と、動作モード#1−2との間での切り替えが行われる。
無線コントローラ30のROM34には、動作モード#1−1、#1−2、#2のそれぞれに対応して、図3(A)〜(C)に示すようなテーブル101、102、201を示すテーブルデータが記憶されている。図3(A)〜(C)に示すテーブル101、102、201ではそれぞれ、動作モード#1−1、#1−2、#2に応じて、ボタン操作の種類と制御コードとが対応付けられている。
すなわち、動作モード#1−1のときに参照されるテーブル101では、左ボタン37を押下するボタン操作が通常のマウス装置における「左クリック」を示す制御コードと、右ボタン38を押下するボタン操作が通常のマウス装置における「右クリック」を示す制御コードと、それぞれ対応付けられている。また、テーブル101では、中ボタン39の「上操作」が情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ50の表示装置における画面上(例えば、アクティブ状態となっているウィンドウ)での「上スクロール」を示す制御コードと、中ボタン39の「下操作」がその画面上での「下スクロール」を示す制御コードと、それぞれ対応付けられている。
動作モード#1−2のときに参照されるテーブル102において、左ボタン37を押下するボタン操作は液晶プロジェクタ等の映写装置によって投影する画像を所定の表示順序に従って1画面進める「1画面送り」を示す制御コードと、右ボタン38を押下するボタン操作は映写装置によって投影する画像を表示順序とは逆に1画面戻す「1画面戻り」を示す制御コードと、それぞれ対応付けられている。また、テーブル102では、中ボタン39の「上操作」が映写装置によって投影されている画像を拡大する「画像拡大表示」を示す制御コードと、中ボタン39の「下操作」が映写装置によって投影されている画像を縮小する「画像縮小表示」を示す制御コードと、それぞれ対応付けられている。
また、動作モード#2のときに参照されるテーブル201において、左ボタン37を押下するボタン操作は映写装置によって投影する画像を所定の表示順序に従って1画面進める「1画面送り」を指示する制御コードと、右ボタン38を押下するボタン操作は映写装置によって投影する画像を表示順序とは逆に1画面戻す「1画面戻り」を示す制御コードと、それぞれ対応付けられている。また、動作モード#2であるときに中ボタン39の「上操作」または「下操作」がなされたときには、中ボタン39のボタン操作に応じて生成された検出信号がレーザダイオード41に供給されることにより、レーザダイオード41からレーザ光が出力され、制御コードの生成は行われない。
このように、動作モード#1−1、#1−2のときには、左右中の各ボタン37〜39におけるボタン操作によってレーザダイオード41からレーザ光が出力されることはない。これに対して、動作モード#2のときには、中ボタン39の「上操作」または「下操作」となる所定のボタン操作を検出したことに応答して、レーザダイオード41からレーザ光が出力される。このレーザ光を映写装置によって画像が投影されたスクリーン等の画面上に照射することにより、無線コントローラ30をレーザポインタとして使用することができる。
こうしたレーザダイオード41からレーザ光を出力可能な状態と、出力不能な状態との間での切り替えは、スイッチ回路40の切り替えによって実現可能である。すなわち、無線コントローラ30における動作状態が第1の動作状態としての動作モード#1−1または動作モード#1−2であるときには、図4(A)に示すように、スイッチ回路40によって中ボタン39とレーザダイオード41との間の配線が開放される。これにより、中ボタン39におけるボタン操作に応答して生成された検出信号は、レーザダイオード41に供給されることがない。また、このときには、無線コントローラ30の電源からレーザダイオード41への電力の供給そのものを停止するようにしてもよい。
他方、無線コントローラ30における動作状態が第2の動作状態としての動作モード#2であるときには、図4(B)に示すように、スイッチ回路40によって中ボタン39とレーザダイオード41との間の配線が導通される。これにより、中ボタン39におけるボタン操作に応答して生成された検出信号が、レーザダイオード41に供給されることになる。
図5は、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#1−1となっているときの一動作例を示すフローチャートである。このとき、無線コントローラ30のCPU32は、ROM34から読み出した制御プログラムに応じて、左右中の各ボタン37〜39におけるボタン操作に対応した制御コードを生成するために参照するテーブルデータとして、図3(A)に示すテーブル101のテーブルデータを選択する。
図5に示す処理において、CPU32は、左右中の各ボタン37〜39から入力される検出信号をチェックして、左ボタン37、右ボタン38、中ボタン39のいずれかにおけるボタン操作が検出されたか否かを判別する(ステップS101)。ボタン操作が検出されないときには(ステップS101;No)、そのままステップS101を繰り返し実行して待機する。このとき、移動量検出用回路33によって無線コントローラ30の接触面上における移動量が検出された場合には、その移動量に対応した所定の制御コード(例えば、パルスコードなど)を、無線通信回路31からRF信号にて送信させるようにしてもよい。また、CPU32はイベントドリブン方式を採用して、左右中の各ボタン37〜39からの検出信号に基づいてボタン操作が検出されたときに、ステップS102以下の処理を実行するための制御プログラムを起動するようにしてもよい。
ボタン操作が検出されたときには(ステップS101;Yes)、そのボタン操作が左ボタン37を押下するものであるか否かを判定する(ステップS102)。このとき、左ボタン37を押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS102;Yes)、CPU32が「左クリック」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、検出されたボタン操作に対応した制御コードを無線通信にてアダプタ装置20へと送信するための設定を行う(ステップS103)。CPU32から制御コードの供給を受けた無線通信回路31は、受け取った制御コードに対応したRF信号の変調処理を実行するなどして、無線通信による制御コードの伝送を可能とする。
ステップS102にて左ボタン37を押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS102;No)、検出されたボタン操作が右ボタン38を押下するものであるか否かを判定する(ステップS104)。このとき、右ボタン38を押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS104;Yes)、CPU32が「右クリック」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、無線通信にてアダプタ装置20へと制御コードを送信するための設定を行う(ステップS105)。
ステップS104にて右ボタン38を押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS104;No)、検出されたボタン操作が中ボタン39の「上操作」であるか否かを判定する(ステップS106)。このとき、中ボタン39の「上操作」となる所定のボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS106;Yes)、CPU32が「上スクロール」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、無線通信にてアダプタ装置20へと制御コードを送信するための設定を行う(ステップS107)。
ステップS106にて中ボタン39の「上操作」ではない旨の判定がなされたときには(ステップS106;No)、検出されたボタン操作が中ボタン39の「下操作」であるか否かを判定する(ステップS108)。このとき、中ボタン39の「下操作」となる所定のボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS108;Yes)、CPU32が「下スクロール」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、無線通信にてアダプタ装置20へと制御コードを送信するための設定を行う(ステップS109)。
ステップS108にて中ボタン39の「下操作」ではない旨の判定がなされたときには(ステップS108;No)、検出されたボタン操作が左ボタン37と右ボタン38とを同時に押下するものであるか否かを判定する(ステップS110)。このとき、左ボタン37と右ボタン38を同時に押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS110;Yes)、無線コントローラ30における動作状態を動作モード#1−1から動作モード#1−2へと変更するための設定を行う(ステップS111)。例えば、CPU32は、ROM34に記憶されているテーブルデータを参照するときの先頭アドレス(ベースアドレス)を、テーブル101に対応したアドレスから、テーブル102に対応したアドレスに変更するなどの設定を行う。ステップS111の処理を実行した後には、後述する図6に示すステップS121の処理に進むようにすればよい。ステップS110にて左ボタン37と右ボタン38とを同時に押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS110;No)、今回のボタン操作は無効な操作であると判断して、制御コードを送信するための設定などを行うことなく、ステップS101にリターンする。ここで、CPU32がイベントドリブン方式を採用している場合には、図5に示す処理の実行を休止すればよい。
図6は、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#1−2となっているときの一動作例を示すフローチャートである。このとき、無線コントローラ30のCPU32は、ROM34から読み出した制御プログラムに応じて、左右中の各ボタン37〜39におけるボタン操作に対応した制御コードを生成するために参照するテーブルデータとして、図3(B)に示すテーブル102のテーブルデータを選択する。
図6に示す処理において、CPU32は、左右中の各ボタン37〜39から入力される検出信号をチェックして、左ボタン37、右ボタン38、中ボタン39のいずれかにおけるボタン操作が検出されたか否かを判別する(ステップS121)。ボタン操作が検出されないときには(ステップS121;No)、そのままステップS121を繰り返し実行して待機する。また、CPU32がイベントドリブン方式を採用している場合には、左右中の各ボタン37〜39からの検出信号に基づいてボタン操作が検出されたときに、ステップS122以下の処理を実行するための制御プログラムを起動すればよい。
ここで、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#1−2となっているときには、無線コントローラ30が映写装置によって投影される画像を操作するためのコントローラとして使用される。そのため、動作状態が動作モード#1−1であるときとは異なり、移動量検出用回路33による移動量の検出を無効化して、移動量に対応した制御コードの送信は行わないように設定してもよい。あるいは、動作状態が動作モード#1−2であるときでも、移動量検出用回路33によって移動量が検出された場合には、その移動量に対応した所定の制御コードをRF信号にて送信するようにして、例えば映写装置によって投影される画像に含まれるカーソルなどの表示位置を制御できるようにしてもよい。
ステップS121にてボタン操作が検出されたときには(ステップS121;Yes)、そのボタン操作が左ボタン37を押下するものであるか否かを判定する(ステップS122)。このとき、左ボタン37を押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS122;Yes)、CPU32が「1画面送り」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、検出されたボタン操作に対応した制御コードを無線通信にてアダプタ装置20へと送信するための設定を行う(ステップS123)。
ステップS122にて左ボタン37を押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS122;No)、検出されたボタン操作が右ボタン38を押下するものであるか否かを判定する(ステップS124)。このとき、右ボタン38を押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS124;Yes)、CPU32が「1画面戻り」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、無線通信にてアダプタ装置20へと制御コードを送信するための設定を行う(ステップS125)。
ステップS124にて右ボタン38を押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS124;No)、検出されたボタン操作が中ボタン39の「上操作」であるか否かを判定する(ステップS126)。このとき、中ボタン39の「上操作」となる所定のボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS126;Yes)、CPU32が「画像拡大表示」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、無線通信にてアダプタ装置20へと制御コードを送信するための設定を行う(ステップS127)。
ステップS126にて中ボタン39の「上操作」ではない旨の判定がなされたときには(ステップS126;No)、検出されたボタン操作が中ボタン39の「下操作」であるか否かを判定する(ステップS128)。このとき、中ボタン39の「下操作」となる所定のボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS128;Yes)、CPU32が「画像縮小表示」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、無線通信にてアダプタ装置20へと制御コードを送信するための設定を行う(ステップS129)。
ステップS128にて中ボタン39の「下操作」ではない旨の判定がなされたときには(ステップS128;No)、検出されたボタン操作が左ボタン37と右ボタン38とを同時に押下するものであるか否かを判定する(ステップS130)。このとき、左ボタン37と右ボタン38を同時に押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS130;Yes)、無線コントローラ30における動作状態を動作モード#1−2から動作モード#1−1へと変更するための設定を行う(ステップS131)。例えば、CPU32は、ROM34に記憶されているテーブルデータを参照するときの先頭アドレス(ベースアドレス)を、テーブル102に対応したアドレスから、テーブル102に対応したアドレスに変更するなどの設定を行う。ステップS131の処理を実行した後には、前述した図5に示すステップS101の処理に進むようにすればよい。ステップS130にて左ボタン37と右ボタン38とを同時に押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS130;No)、今回のボタン操作は無効な操作であると判断して、制御コードを送信するための設定などを行うことなく、ステップS121にリターンする。ここで、CPU32がイベントドリブン方式を採用している場合には、図6に示す処理の実行を休止すればよい。
図7は、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#2となっているときの一動作例を示すフローチャートである。このとき、無線コントローラ30のCPU32は、ROM34から読み出した制御プログラムに応じて、左右の各ボタン37、38におけるボタン操作に対応した制御コードを生成可能とするために、図3(C)に示すテーブル201のテーブルデータを選択して参照する。ここで、動作状態が動作モード#2となっているときには、図4(B)に示したように、スイッチ回路40によって中ボタン39とレーザダイオード41との間の配線が導通状態に設定されることから、CPU32における動作とは独立に、中ボタン39におけるボタン操作に応答してレーザダイオード41からレーザ光を出力させることができる。すなわち、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#2となっているときには、左右の各ボタン37、38におけるボタン操作に対応した制御コードを生成して送信する処理と、中ボタン39におけるボタン操作に応答してレーザ光を出力する動作とが、同時に実行できるようになっている。
図7に示す処理において、CPU32は、左右の各ボタン37、38から入力される検出信号をチェックして、左ボタン37、右ボタン38のいずれかにおけるボタン操作が検出されたか否かを判定する(ステップS201)。ボタン操作が検出されないときには(ステップS201;No)、そのままステップS201を繰り返し実行して待機する。また、CPU32がイベントドリブン方式を採用している場合には、左右の各ボタン37、38からの検出信号に基づいてボタン操作が検出されたときに、ステップS202以下の処理を実行するための制御プログラムを起動すればよい。
ここで、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#2となっているときには、無線コントローラ30が映写装置によって投影される画像を操作するためのコントローラとして使用される。そのため、動作状態が動作モード#1−1であるときとは異なり、移動量検出用回路33による移動量の検出を無効化して、移動量に対応した制御コードの送信は行わないように設定してもよい。あるいは、動作状態が動作モード#2であるときでも、移動量検出用回路33によって移動量が検出された場合には、その移動量に対応した所定の制御コードをRF信号にて送信するようにして、例えば映写装置によって投影される画像に含まれるカーソルなどの表示位置を制御できるようにしてもよい。
ステップS201にてボタン操作が検出されたときには(ステップS201;Yes)、そのボタン操作が左ボタン37を押下するものであるか否かを判定する(ステップS202)。このとき、左ボタン37を押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS202;Yes)、CPU32が「1画面送り」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、検出されたボタン操作に対応した制御コードを無線通信にてアダプタ装置20へと送信するための設定を行う(ステップS203)。
ステップS202にて左ボタン37を押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS202;No)、検出されたボタン操作が右ボタン38を押下するものであるか否かを判定する(ステップS204)。このとき、右ボタン38を押下するボタン操作である旨の判定がなされると(ステップS204;Yes)、CPU32が「1画面戻り」を示す制御コードを生成して無線通信回路31に供給することにより、検出されたボタン操作に対応した制御コードを無線通信にてアダプタ装置20へと送信するための設定を行う(ステップS205)。ステップS204にて右ボタンを押下するボタン操作ではない旨の判定がなされたときには(ステップS204;No)、今回のボタン操作は無効な操作であると判断して、制御コードを送信するための設定を行うことなく、ステップS201にリターンする。ここで、CPU32がイベントドリブン方式を採用している場合には、図7に示す処理の実行を休止すればよい。
アダプタ装置20側では、無線通信回路26が無線コントローラ30から送信されたRF信号を受信したときに、所定の復調処理を実行するなどして、受信したRF信号に基づく電気信号を生成してCPU22に供給する。CPU22は、無線通信回路26からの受信信号が制御コードを示す制御信号である場合には、その制御信号をそのままシリアルインタフェース21へと転送することにより、無線コントローラ30から伝送された制御コードを示す制御信号をパーソナルコンピュータ50へと出力する。また、無線通信回路26からの受信信号が制御コードを示す制御信号とは異なる復調信号である場合には、その復調信号に対応した制御コードを示す制御信号を生成してシリアルインタフェース21に供給することにより、無線コントローラ30から伝送された制御コードを示す制御信号をパーソナルコンピュータ50へと出力可能にする。
図8は、アダプタ装置20におけるCPU22の一動作例を示すフローチャートである。例えば、アダプタ装置20のシリアルインタフェース21に設けられたバスコネクタが外部の情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ50に設けられたコネクタ差込ポートに差し込まれると、パーソナルコンピュータ50からアダプタ装置20に電力が供給され、CPU22がROM23に記憶されている制御プログラムの実行を開始する。
ここで、パーソナルコンピュータ50に最初にアダプタ装置20が接続されるときには、アダプタ装置20及び無線コントローラ30のデバイスドライバがパーソナルコンピュータ50にインストールされているか否かを判別するようにしてもよい。このときデバイスドライバがインストールされていないと判別されると、CPU22は、EEPROM25から読み出したデバイスドライバを、シリアルインタフェース21を介してパーソナルコンピュータ50に送信すればよい。
そして、図8に示す処理を開始すると、CPU22は、シリアルインタフェース21に設けられたバスコネクタがパーソナルコンピュータ50側に接続された直後であるか否かを判別する(ステップS301)。ここで、CPU22は、パーソナルコンピュータ50からの電力供給が開始されたことに応答して所定の初期設定を実行するなどして、アダプタ装置20側のコネクタがパーソナルコンピュータ50側に接続された直後であるか否かを判別することができればよい。
コネクタ接続が開始された直後であるときには(ステップS301;Yes)、パーソナルコンピュータ50にて画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストールするか否かを判別する(ステップS302)。例えば、CPU22は、コネクタ接続の開始時に実行する初期設定においてパーソナルコンピュータ50側にアプリケーションプログラムのインストール状況をチェックするためのメッセージを送信する。そして、パーソナルコンピュータ50側からの応答メッセージに基づいて、画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムがパーソナルコンピュータ50にインストールされているか否かを判別する。このとき、インストールされていないと判別すると、アプリケーションプログラムをインストールするか否かの確認メッセージをパーソナルコンピュータ50側に送り、その応答メッセージに基づいて、アプリケーションプログラムをインストールするか否かを判別する。
ステップS302にてアプリケーションプログラムをインストールすると判別したときには(ステップS302;Yes)、EEPROM25に記憶されているアプリケーションプログラムをインストールするためのセットアッププログラム等を読み出し、パーソナルコンピュータ50側に転送する処理を実行する(ステップS303)。こうしてアダプタ装置20から転送されたセットアッププログラム等を受け取ったパーソナルコンピュータ50では、そのセットアッププログラム等を実行することによって、画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストールすることができる。
ステップS301にてコネクタ接続が開始された直後ではないと判別したときや(ステップS301;No)、ステップS302にてアプリケーションプログラムをインストールしないと判別したときには(ステップS302;No)、例えばまず、無線コントローラ30から制御コードを伝送するためのRF信号を受信したか否かを判別する(ステップS304)。ここで、CPU22がイベントドリブン方式を採用している場合には、シリアルインタフェース21や無線通信回路26から入力された制御信号に基づき、無線コントローラ30から制御コードの伝送を受けたときや、パーソナルコンピュータ50から制御コマンドを受けたときに、ステップS304以下の処理を実行するための制御プログラムを起動すればよい。
無線コントローラ30から制御コードを伝送するためのRF信号を受信したと判別すると(ステップS304;Yes)、無線通信回路26によって復調された制御コードを示す制御信号をシリアルインタフェース21へと転送する処理、あるいは、無線通信回路26による復調信号に対応して制御コードを示す制御信号を生成してシリアルインタフェース21へと送出する処理を、実行する(ステップS305)。
ステップS304にて無線コントローラ30からのRF信号を受信していないと判別したときには(ステップS304;No)、外部の情報装置となるパーソナルコンピュータ50からの制御コマンドを受信したか否かを判別する(ステップS306)。このとき、パーソナルコンピュータ50から制御コマンドを受信したと判別すると(ステップS306;Yes)、その制御コマンドが画像データの書込みを指示する画像データ書込コマンドであるか否かを判定する(ステップS307)。
パーソナルコンピュータ50から画像データ書込コマンドを受信したときには(ステップS307;Yes)、シリアルインタフェース21を介してパーソナルコンピュータ50から画像データの転送を受け、その画像データをEEPROM25に書き込んで記憶させるための処理を実行する(ステップS308)。他方、画像データ書込コマンドではないと判定したときには(ステップS307;No)、画像データの読出しを指示する画像データ読出コマンドであるか否かを判定する(ステップS309)。
パーソナルコンピュータ50から画像データ読出コマンドを受信したときには(ステップS309;Yes)、EEPROM25に記憶されている画像データを読み出し、シリアルインタフェース21を介してパーソナルコンピュータ50へと転送するための処理を実行する(ステップS310)。他方、画像データ読出コマンドではないと判定したときには(ステップS309;No)、今回受信した制御コマンドは無効なコマンドであると判断して、ステップS301にリターンする。ここで、CPU22がイベントドリブン方式を採用している場合には、図8に示す処理の実行を休止すればよい。こうした処理により、無線コントローラ30から伝送された制御コードをパーソナルコンピュータ50側へと転送することが可能になり、また、パーソナルコンピュータ50からの制御コマンドに応じて、EEPROM25に対する画像データの書込みや読出しが可能になる。さらに、無線コントローラ30にて電源スイッチ36によって電源が遮断されているときでも、アダプタ装置20では、パーソナルコンピュータ50からの制御コマンドに応じて、EEPROM25に対する画像データの書込みや読出しを行うことができる。
図9は、この発明にかかる無線コントロールシステム10を適用した一例として、プレゼンテーション用の画像データを作成し、映写装置により画面上に映像を投影する場合の動作例を概略的に示している。図9に示す例では、外部の情報処理装置としてパーソナルコンピュータ50X、50Yが設けられており、パーソナルコンピュータ50Yは、映写装置となるプロジェクタ60に接続されている。プロジェクタ60は、パーソナルコンピュータ50Yから供給された画像信号に応答して、スクリーン70の画面上に画像を投影することができる。
図9に示す例では、パーソナルコンピュータ50Xにおいて、プレゼンテーション用の画像データを作成するものとする。このときには、アダプタ装置20をパーソナルコンピュータ50Xに接続するとともに、無線コントローラ30の動作状態を動作モード#1−1に設定しておく。これにより、無線コントローラ30は、左右中の各ボタン37〜39におけるボタン操作に応答して通常のマウス装置と同様の制御コードを生成し、アダプタ装置20を介してパーソナルコンピュータ50Xへと伝送することができる。パーソナルコンピュータ50Xは、例えばオペレーティングシステム(OS)上にて無線コントローラ30から伝送された制御コードに従った各種の制御プログラムを実行する。
そして、パーソナルコンピュータ50Xにてプレゼンテーション用の画像データが完成したときには、その画像データをアダプタ装置20が備えるEEPROM25に記憶させることができる。すなわち、アダプタ装置20のCPU22は、パーソナルコンピュータ50Xから画像データ書込コマンドを受けたことに応答して、パーソナルコンピュータ50Xから転送された画像データをEEPROM25に書き込んで記憶させる(図8のステップS308)。
また、無線コントローラ30の電源スイッチ36によって無線コントローラ30における電源が切断されているときにも、パーソナルコンピュータ50Xからアダプタ装置20へのアクセスは可能とされ、画像データ書込コマンドを送ってEEPROM25に画像データを書き込んで記憶させたり、画像データ読出コマンドを送ってEEPROM25に記憶されている画像データを読み出させたりすることができる。
以上のようにしてEEPROM25に画像データが記憶された後、パーソナルコンピュータ50Xからアダプタ装置20を取り外すことで、外部の情報処理装置とは別に、アダプタ装置20及び無線コントローラ30を携帯して移動させることができる(図9にて点線で囲まれた部分)。その後、プロジェクタ60に接続されたパーソナルコンピュータ50Yにアダプタ装置20を接続することで、EEPROM25に記憶されている画像データの提供が可能となる。
このとき、パーソナルコンピュータ50Yに画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムがインストールされていない場合でも、EEPROM25に記憶されているインストール用のセットアッププログラム等を読み出してパーソナルコンピュータ50Yに転送することでインストールすることができる(図8のステップS303)。画像処理用のアプリケーションプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ50Yでは、アダプタ装置20から転送された画像データに応じた画像信号を生成してプロジェクタ60に供給することで、スクリーン70上に画像を投影させることができる。
この場合には、無線コントローラ30の動作状態を、動作モード#1−2または動作モード#2に設定しておく。これにより、無線コントローラ30は、左右中の各ボタン37〜39におけるボタン操作に応答して、プロジェクタ60によって投影される画像を操作するための制御コードを生成し、アダプタ装置20を介してパーソナルコンピュータ50Yへと伝送することができる。また、アダプタ装置20は、パーソナルコンピュータ50Yから画像データ読出コマンドを受信したことに応答して、EEPROM25に記憶されている画像データを読み出して転送することにより、プロジェクタ60によって投影される画像の切り替えなどを可能にする。
例えば、無線コントローラ30の左ボタン37におけるボタン操作に応答して、「1画面送り」を示す制御コードがアダプタ装置20を介してパーソナルコンピュータ50Yへと伝送される。パーソナルコンピュータ50Yにて画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、アダプタ装置20から「1画面送り」を示す制御コードを受信したことに応答して、プロジェクタ60によって投影される画像を所定の表示順序に従って切り替えるべく、アダプタ装置20に対して1画面分次の画像データの読み出しを指示する画像データ読出コマンドを送出する。アダプタ装置20のCPU22は、パーソナルコンピュータ50Yから受信した画像データ読出コマンドに従ってEEPROM25に記憶されている画像データを読み出してパーソナルコンピュータ50Yに転送することで、所定の表示順序に従った画像の切り替えが可能となる。
また、無線コントローラ30の右ボタン38におけるボタン操作に応答して、「1画面戻り」を示す制御コードがアダプタ装置20を介してパーソナルコンピュータ50Yへと伝送される。パーソナルコンピュータ50Yにて画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムは、アダプタ装置20から「1画面戻り」を示す制御コードを受信したことに応答して、プロジェクタ60によって投影される画像を所定の表示順序とは逆順に切り替えるべく、アダプタ装置20に対して1画面分前の画像データの読み出しを指示する画像データ読出コマンドを送出する。アダプタ装置20のCPU22は、パーソナルコンピュータ50Yから受信した画像データ読出コマンドに従ってEEPROM25に記憶されている画像データを読み出してパーソナルコンピュータ50Yに転送することで、所定の表示順序とは逆順に画像を切り替えることを可能にする。
無線コントローラ30の動作状態が動作モード#2であるときには、図4(B)に示すように中ボタン39とレーザダイオード41との間の配線がスイッチ回路40によって導通状態とされる。これにより、中ボタン39におけるボタン操作に応じて生成された検出信号がレーザダイオード41へと供給され、レーザ光を出力してスクリーン70上などに照射することができる。
以上説明したように、この発明によれば、アダプタ装置20のEEPROM25に画像データを記憶させ、外部の情報処理装置となるパーソナルコンピュータ50へと転送可能に読み出すことができる。これにより、画像データを作成したパーソナルコンピュータ50Xなどの情報処理装置とは別にアダプタ装置20及び無線コントローラ30のみを携帯することで、プロジェクタ60に接続されたパーソナルコンピュータ50Yに画像データを提供することができ、プレゼンテーションを行う発表者などの負担を軽減することができる。
また、無線コントローラ30にはレーザダイオード41が設けられており、動作状態が動作モード#2であるときには、中ボタン39におけるボタン操作に応答してレーザ光が出力可能となる。これにより、通常のマウス装置と同様の機能を有する無線コントローラ30を、プレゼンテーション用のレーザポインタとして使用することもでき、プレゼンテーションのために使用する機器の増大を抑制することができる。ここで、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#2であるときには、左右の各ボタン37、38におけるボタン操作に対応した制御コードを生成して送信する処理と、中ボタン39におけるボタン操作に応答してレーザ光を出力する動作とが、同時に実行できるようになっている。これにより、プレゼンテーションを行う発表者は、投影される画像を簡単に切り替えながら説明箇所にレーザ光を照射させることができ、発表に要する労力を軽減することができる。
アダプタ装置20のEEPROM25には、例えば画像処理を実行するアプリケーションプログラムをパーソナルコンピュータ50にインストールするためのセットアッププログラムといった、インストール用のプログラムが記憶されている。これにより、例えばプロジェクタ60に接続されたパーソナルコンピュータ50Yのようにプレゼンテーションに用いる情報処理装置において、EEPROM25から読み出した画像データに基づいて画像信号を生成するための画像処理を実行するアプリケーションプログラムがインストールされていない場合であっても、そのアプリケーションプログラムを手軽にインストールして、画像信号を生成可能として画像を投影させることができる。
無線コントローラ30では、CPU32がスイッチ回路40に設けられたスライドスイッチの切り替えや左右ボタン37、38の操作によって、動作モード#1−1、#1−2、#2の切り替えを行うことができる。そして、各動作モードに対応してROM34に記憶されているテーブルデータを参照することで、動作モードに応じたボタン操作ごとの制御コードを生成することができる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、EEPROM25にアプリケーションプログラムをインストールするためのセットアッププログラムといったインストール用のプログラムを記憶し、パーソナルコンピュータ50にて画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストールできるようにするものとして説明した。
これに対して、EEPROM25には、パーソナルコンピュータ50によって直接に実行することができるアプリケーションプログラムを記憶しておき、インストールを行うことなく外部の情報処理装置にて画像処理を実行できるようにしてもよい。この場合、アダプタ装置20のCPU22は、パーソナルコンピュータ50から画像処理の実行開始を指示する制御コマンドを受信したことに応答して、EEPROM25に記憶されているアプリケーションプログラムを読み出してパーソナルコンピュータ50側へと転送する。パーソナルコンピュータ50へと転送されたアプリケーションプログラムは、RAMなどに設けられた所定のワークエリアに展開されて、画像データから画像信号を生成するための処理を実行可能とする。
あるいは、EEPROM25には、アダプタ装置20のCPU22によって実行することができるアプリケーションプログラムを記憶しておいてもよい。この場合には、パーソナルコンピュータ50にアプリケーションプログラムをインストールすることなく、アダプタ装置20にてRAM24などに設けられたワークエリアにEEPROM25から読み出されたアプリケーションプログラムが展開されて画像処理が実行される。そして、EEPROM25に記憶されている画像データに基づいた画像信号が生成されると、パーソナルコンピュータ50側へと転送される。パーソナルコンピュータ50は、アダプタ装置20から転送された画像信号を、そのまま映写装置に供給することで、画像をスクリーン等の画面上に投影させることができる。
また、上記実施の形態では、無線コントローラ30から伝送された制御コードを示す制御信号をパーソナルコンピュータ50へと転送し、パーソナルコンピュータ50から画像データ読出コマンドを受信したことに応答して、アダプタ装置20のCPU22がEEPROM25に記憶されている画像データを読み出すものとして説明した。これに対して、アダプタ装置20のCPU22が無線コントローラ30から伝送された制御コードを読み取って、受信した制御コードに対応した各種の処理を実行するようにしてもよい。例えば、無線コントローラ30の動作状態が動作モード#1−2や動作モード#2であるときに、左ボタン37や右ボタン38におけるボタン操作に対応した制御コードを受信したときには、アダプタ装置20のCPU22が「1画面送り」や「1画面戻り」を示す制御コードに応答して、EEPROM25に記憶されている画像データを読み出してパーソナルコンピュータ50側へと転送する処理を実行するようにしてもよい。
上記実施の形態では、無線コントローラ30の動作状態として動作モード#1−1、#1−2、#2が用意されているものとして説明したが、これ以外の動作モードが設けられていてもよく、任意の動作モードの切り替えを可能にしたものでもよい。また、動作モードを切り替える方法も、スイッチ回路40に設けられたスライドスイッチの設定や、左右の各ボタン37、38におけるボタン操作に応じたものに限定されず、例えば外部の情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ50から無線コントローラ30へのアクセスを可能にして、パーソナルコンピュータ50にて実行される処理に応じて無線コントローラ30における動作モードを切り替えることができるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、アダプタ装置20に備えられる不揮発性のメモリ回路がEEPROMであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、フラッシュメモリ(Flash ROM)や強誘電体メモリ(FeRAM;Ferroelectric RAM)、磁気抵抗メモリ(MRAM;Magnetoresistive RAM)など、任意の不揮発性メモリを用いて画像データを書込/読出可能としたものであればよい。
この発明の実施の形態にかかるコントロールシステムの一構成例を示す図である。 無線コントローラの外観を概略的に例示する図である。 無線コントローラにおける動作モードに対応して設けられたテーブルを例示する図である。 スイッチ回路の動作を説明するための図である。 動作モード#1−1のときの一動作例を示すフローチャートである。 動作モード#1−2のときの一動作例を示すフローチャートである。 動作モード#2のときの一動作例を示すフローチャートである。 アダプタ装置におけるCPUの一動作例を示すフローチャートである。 無線コントロールシステムを適用した一例としての動作例を概略的に示す図である。
符号の説明
10 無線コントロールシステム
20 アダプタ装置
21、50a シリアルインタフェース
22、32 CPU
23、34 ROM
24、35 RAM
25 EEPROM
26、31 無線通信回路
30 無線コントローラ
33 移動量検出用回路
33A 発光ダイオード
33B フォトダイオード
36 電源スイッチ
37 左ボタン
38 右ボタン
39 中ボタン
40 スイッチ回路
41 レーザダイオード
50、50X、50Y パーソナルコンピュータ
60 プロジェクタ
70 スクリーン

Claims (13)

  1. 無線信号を送信する無線コントローラと、
    前記無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成して外部の情報処理装置に出力するアダプタ装置とを備え、
    前記無線コントローラは、
    複数のボタンにおけるボタン操作を検出し、それぞれのボタン操作に対応した検出信号を生成するボタン操作検出手段と、
    前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した処理を実行する検出信号処理手段とを含み、
    前記アダプタ装置は、
    前記情報処理装置とコネクタ接続されるインタフェース回路と、
    前記無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成し、前記インタフェース回路を介して前記制御信号を前記情報処理装置に出力する制御信号生成手段と、
    画面上に画像を投影するための画像処理に供される画像データを記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出した画像データを、前記インタフェース回路を介して前記情報処理装置に出力する読出制御手段とを含む、
    ことを特徴とする画像表示用コントロールシステム。
  2. 前記無線コントローラは、
    レーザ光を出力するレーザ光出力手段を含み、
    前記検出信号処理手段は、
    前記複数のボタンに含まれる第1ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第1検出信号に基づき、無線信号を生成して前記アダプタ装置に送信する無線送信処理手段と、
    前記複数のボタンに含まれる第2ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第2検出信号を前記レーザ光出力手段に供給してレーザ光を出力させるレーザ光出力制御手段とを含み、
    前記無線送信処理手段による無線信号の送信処理と前記レーザ光出力制御手段によるレーザ光の出力制御処理とを同時に実行することができる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示用コントロールシステム。
  3. 前記記憶手段は、画像データに対して施される画像処理を前記情報処理装置にて実行可能とする画像処理プログラムを記憶する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示用コントロールシステム。
  4. 前記記憶手段は、画像データに対して施される画像処理を前記アダプタ装置にて実行可能とする画像処理プログラムを記憶する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示用コントロールシステム。
  5. 前記無線コントローラは、
    前記複数のボタンに含まれる順方向再生ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に基づき、第1表示切替指示信号となる制御コードを生成して前記アダプタ装置へと送信することにより、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づいて生成される画像を、所定の表示順序に従って切り替える旨の指示を行う第1表示切替指示信号送信ステップと、
    前記複数のボタンに含まれる逆方向再生ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に基づき、第2表示切替指示信号となる制御コードを生成して前記アダプタ装置へと送信することにより、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づいて生成される画像を、所定の表示順序とは逆順に切り替える旨の指示を行う第2表示切替指示信号送信ステップとからなる処理を、前記検出信号処理手段によって実行するためのプログラムを記憶する指示信号送信プログラム記憶手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像表示用コントロールシステム。
  6. 前記無線コントローラは、
    前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号と、前記検出信号処理手段によって生成される制御コードとの対応関係を示すテーブルデータを、複数種類記憶するテーブルデータ記憶手段と、
    前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを切替可能に選択するテーブル切替選択手段とを備え、
    前記検出信号処理手段は、前記テーブル切替選択手段によって選択されたテーブルデータによって示される対応関係に従って、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した制御コードを生成する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示用コントロールシステム。
  7. 前記無線コントローラと前記アダプタ装置の少なくともいずれかは、無線通信用のアンテナを内部に装備している、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示用コントロールシステム。
  8. 前記無線コントローラと前記アダプタ装置の少なくともいずれかは、外付けされた無線通信用のアンテナに接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示用コントロールシステム。
  9. 無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成して外部の情報処理装置に出力する画像表示制御用アダプタ装置であって、
    前記情報処理装置とコネクタ接続されるインタフェース回路と、
    前記無線コントローラから受信した無線信号に基づく制御信号を生成し、前記インタフェース回路を介して前記制御信号を前記情報処理装置に出力する制御信号生成手段と、
    画面上に画像を投影するための画像処理に供される画像データを記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出した画像データを、前記インタフェース回路を介して前記情報処理装置に出力する読出制御手段とを含む、
    ことを特徴とする画像表示制御用アダプタ装置。
  10. 前記記憶手段は、前記画像データに対して施される画像処理を前記情報処理装置にて実行可能とする画像処理プログラムを記憶する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像表示制御用アダプタ装置。
  11. 前記記憶手段は、前記読出制御手段によって前記画像データに対して施される画像処理を実行可能とする画像処理プログラムを記憶する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像表示制御用アダプタ装置。
  12. 複数のボタンにおけるボタン操作を検出し、それぞれのボタン操作に対応した検出信号を生成するボタン操作検出手段と、
    前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した処理を実行する検出信号処理手段と、
    レーザ光を出力するレーザ光出力手段とを備え、
    前記検出信号処理手段は、
    前記複数のボタンに含まれる第1ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第1検出信号に基づき、無線信号を生成して外部のアダプタ装置へと送信する無線送信処理手段と、
    前記複数のボタンに含まれる第2ボタンの操作に応答して前記ボタン操作検出手段によって生成された第2検出信号を前記レーザ光出力手段に供給して、前記無線送信処理手段による無線信号の生成と同時にレーザ光の出力を可能とするレーザ光出力制御手段とを含む、
    ことを特徴とする画像表示制御用コントローラ。
  13. 前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号と、前記検出信号処理手段によって生成される制御コードとの対応関係を示すテーブルデータを、複数種類記憶するテーブルデータ記憶手段と、
    前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを切替可能に選択するテーブル切替選択手段とを備え、
    前記検出信号処理手段は、前記テーブル切替選択手段によって選択されたテーブルデータによって示される対応関係に従って、前記ボタン操作検出手段によって生成された検出信号に対応した制御コードを生成する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像表示制御用コントローラ。
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