JP2017146433A - 画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影画像の明るさを維持して画像品質を向上させる。【解決手段】プロジェクタ1を、光学エンジン部10と色味制御装置60を備えて構成する。光学エンジン部10は、光源21、カラーホイール22等を有する照明光学部20と、光変調素子33等を有する光変調部30と、投射レンズ41等を有する投射光学部40とを備える。色味制御装置60は、制御部50と、光源21及び光源制御部51と、光変調素子33及び光変調素子制御部52と、記憶部56と、光源状態検知部61とを備える。色味制御装置60は、光源状態検知部61で検知した光源21の劣化度が所定以上となったとき、光変調素子33を制御して投射光学部40に導かれる緑の光強度を上昇させることで、投影画像の色味を変更し、明るさを向上させる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投射装置に関する。
近年、スクリーン等の被投射部に画像を投影して拡大表示することができる画像投射装置として、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用したDLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタや、透過型液晶を利用したLCD(Liquid Crystal Display)方式のプロジェクタが、比較的安価であり、小型軽量であることから、広く普及している。
これらのプロジェクタでは、光源として高圧水銀ランプ等の放電ランプや、LED(発光ダイオード)やLD(半導体レーザー)等の半導体光源(固体光源)が用いられている。このような光源は、使用時間が経過するに従って劣化し、プロジェクタの投影光量が使用開始時に比べて低下することで、画像品質に影響することがある。光源が劣化して暗くなるに従い光源に投入する電力を高める等して、投影画像が暗くならないようにするための手法が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のプロジェクタでは、投影する画像の明るさを所望の明るさに近づけるために、光源から射出された光の明るさに関する光明るさ情報を検出する光検出部と、温度を示す温度情報を検出する温度検出部と、温度検出部により検出された温度情報に基づいて光検出部により検出された光明るさ情報を補正し、補正後の光明るさ情報に基づいて光源の出力を調節する構成が開示されている。
このように、光源の劣化を生じても、投影画像の明るさを維持して画像品質を向上させることを可能とする技術の開発が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、投影画像の明るさを維持して画像品質を向上させることが可能な画像投射装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る画像投射装置は、光源と、光源からの光を用いて画像を生成する光変調素子と、光源及び光変調素子を制御する制御部とを備え、画像を被投射部に投影する画像投射装置であって、光源の初期状態からの変化を検知する光源状態検知部を備え、制御部は、光源又は光変調素子を制御し、画像の色味を調整するように構成され、光源状態検知部により検知した光源の状態変化が所定以上となったときの画像の色味と、光源の状態変化が所定未満であるときの画像の色味とが異なることを特徴とする。
本発明によれば、投影画像の明るさを維持して画像品質を向上させることが可能な画像投射装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタ(画像投射装置)の外観を示す斜視図である。 図1のプロジェクタの内部に収容された光学エンジン部(照明光学部、光変調部、投影部)の断面図である。 第1〜第5実施形態のプロジェクタの冷却制御装置の構成例を示すブロック図である。 図2に示されるカラーホイールの一例を示す平面図である。 図2に示されるカラーホイールの他の例を示す平面図である。 光源の点灯時間と明るさとの関係を表す図である。 光源の点灯時間とランプ電圧との関係を表す図である。 映像モードが高輝度モードのときの各色の投射光の光強度と時間との関係を表す図である。 映像モードがナチュラルモードのときの各色の投射光の光強度と時間との関係を表す図である。 映像モードが高輝度モードのときの光源の光波形と時間との関係及びランプ波形と時間との関係を表す図である。 映像モードがナチュラルモードのときの光源の光波形と時間との関係及びランプ波形と時間との関係を表す図である。 光源における通常時のガンマ特性と明るさを向上させたときのガンマ特性とを表す図である。 第1実施形態のプロジェクタで行われる色味制御動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態のプロジェクタで行われる色味制御動作の一例を示すフローチャートである。 第5実施形態のプロジェクタの光学エンジン部の光学図である。
(第1実施形態)
以下に、本発明に係る画像投射装置の一実施形態としてのDLP方式のプロジェクタ1を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態のプロジェクタ1の外観を示す斜視図である。図2は、図1のプロジェクタ1の内部の光学エンジン部10を構成する照明光学部20、光変調部30及び投射光学部40の横断面図である。図3は、プロジェクタ1の色味制御装置60の構成例を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係るプロジェクタ1は、外装カバー(筐体)2によって被覆され、内部に光学エンジン部10を備えている。プロジェクタ1の上面には、ユーザが操作する電源スイッチ、プロジェクタ1を操作するための操作スイッチ等の操作部11が設けられている。操作部11の操作スイッチとして、電源の消費量を少なくして動作させるエコモード(低輝度モード)を選択するスイッチや、投影する画像に好適な色味や明るさが設定された、いわゆる映像モードを選択するスイッチ等も設けられている。
プロジェクタ1では、使用者によって選択された映像モードに従って、光源や光変調素子をパラメータによって制御して画像の色味や明るさを調整する。映像モードとして、本実施形態では、高輝度で明るい画像を投影する高輝度モード、標準モード、より自然な色味で画像を投影するナチュラルモード等を選択することができる。高輝度モードでは、色味よりも明るさを重視しているため、標準モードやナチュラルモードよりも明るい画像を投影することができる。ナチュラルモードでは、高輝度モードよりも明るさは控えめだが色味の優れた画像を投影することができる。いずれの映像モードでも、使用者は投影目的に応じて明るく見栄えのよい(視認性に優れた)投影画像を鑑賞することができる。標準モードは、高輝度モードとナチュラルモードの中間の色味や明るさで画像を投影する映像モードである。
ここで、プロジェクタ1からの投影画像が使用者にとって見易いか否かは、画像の明るさと色味によって決定される。そのため、光源が劣化して明るさが著しく低下すると、使用者は色味がよい場合であっても画像品質が低下したように感じる。本実施形態のプロジェクタ1は、光源が所定以上劣化した場合には、投影画像が十分明るくなるように色味を変更する。これにより、消費電力の増大や光源の寿命の低下を抑制しつつ、投影画像の明るさを維持して、画像品質の向上や画像品質の維持を可能とするものである。
なお、映像モードとして、映画鑑賞に好適なシネマモード、スポーツ観戦に好適なスポーツモード、アニメ鑑賞に好適なアニメモード等の映像モードを設けることもできる。この場合も、光源や光変調素子を制御することで、映像モードに応じた色味や明るさの画像を投影することができる。また、光源が所定以上劣化したときは、色味の調整によって投影画像の明るさを向上し、画像品質を維持することが可能となる。
また、プロジェクタ1の上面には、スクリーン等の被投射部に映し出されている投影画面の拡大や縮小を行うためのズームレバー12が設けられている。
プロジェクタ1の正面には、装置電源を供給するためのACインレット13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投影画像の光を出射する投射レンズ41、プロジェクタ1が設置される設置環境の照度を検出する照度検知部としての照度センサ15等が設けられている。照度センサ15で検出した照度に基づいて、設置環境が暗い場合は光源21へ供給する電力を下げ、明るい場合は電力を上げることで、ユーザが見易いように投影画像の明るさを調整している。
また、筐体2には、吸気口16a及び排気口16bが設けられている。吸気口16a及び排気口16bの内側には、図2に示すように、それぞれ吸気ファン17a、排気ファン17bが設けられている。吸気ファン17aによって吸気口16aから吸引された外気は、熱源の光源や駆動基板へ移動しながら光源や駆動基板を冷却する。その後、排気ファン17bによって排気口16bから外部へ排気される。また、光源近傍には、光源を冷却する光源冷却ファン17cが設けられている。以下、吸気ファン17a、排気ファン17b、光源冷却ファン17cのような冷却に関するファンを冷却ファン17という。また、吸気口16aの近傍には、プロジェクタ1が設置される設置環境の雰囲気温度(外気温)を測定するための温度検知部としての外気センサ18が設けられている。外気センサ18で検出された外気温や所定の条件に基づいて、冷却ファン17の回転数が調整され、光源や駆動基板の適切な冷却が行われる。
プロジェクタ1は、図2、図3に示すように、光学エンジン部10として、光源21の光を光変調素子33に導く照明光学部(照明光学系)20と、光源21からの光を用いて画像を生成する光変調部30と、投影画像を投射する投射光学部(投射光学系)40と、光源21の状態を検知する光源状態検知部61を有し投影画像の色味を制御する色味制御装置60とを備えている。
照明光学部20は、光源21、カラーホイール22、ライトトンネル23及び2枚のレンズが組み合わされたリレーレンズ24を有している。光変調部30は、平面ミラー31、凹面ミラー32及び光変調素子33を有している。投射光学部40は、固定鏡筒に設けられた固定レンズ群、可動鏡筒に設けられた可動レンズ群、投射レンズ41等を有している。
また、プロジェクタ1は、プロジェクタ1の各部の動作を制御する制御装置を備えている。この制御装置として、図3に示すように、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置やビデオカメラ等の撮像装置等から入力される入力画像信号(映像データ)に基づいて、画像を生成すべくプロジェクタ1の各部の動作を制御する制御部50を備えている。また、制御装置として、制御部50の制御の下、光源21を点灯制御する光源制御部51、入力画像信号を変換した変調信号に応じて光変調素子33を駆動制御する光変調素子制御部52、外気センサ18を制御する外気センサ制御部53、冷却ファン17を駆動制御する冷却ファン制御部54、照度センサ15を制御する照度センサ制御部55、記憶部56を備えている。
色味制御装置60は、本実施形態では、図3に示されるように、制御部50、光源21及び光源制御部51、光変調素子33及び光変調素子制御部52、記憶部56と、光源状態検知部61、とから構成される。色味制御装置60による色味制御動作は、記憶部56に予め記憶された閾値や手順等の色味制御条件(パラメータ)に基づいて実行される。
制御部50のハードウェア構成としては、CPU(中央処理ユニット;Central Processing Unit)、ROM(リードオンリーメモリ;Read Only Memory)、RAM(ランダムアクセスメモリ;Random Access Memory)等からなる。制御部50は、ROMに予め記憶されているプログラムに従って、RAMをワークメモリとして用いて、プロジェクタ1の各部の動作を制御する。
以下、光学エンジン部10の各部の詳細な構成及び作用を説明する。照明光学部20における光源21としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどが挙げられるが、第1実施形態では、高圧水銀ランプを用いている。
光源制御部51の制御により、高圧水銀ランプを用いた光源21から発せられた白色光は、図2の矢印で示すように、回転する円盤状のカラーホイール22を通過することで、単位時間ごとに赤(R)、緑(G)、青(B)の各色が繰り返す光に変換(分光)される。カラーホイール22は、図4Aに示すように、円盤状を呈し、モータ22mのモータ軸に固定され、モータ22mによって回転駆動される。カラーホイール22は、回転方向に赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタからなるセグメント22r,22g,22bが設けられている。
カラーホイール22を通過した各色の光は、ライトトンネル23に入射する。ライトトンネル23は、板ガラスを張り合わせて筒状に構成された四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した各色の光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら均一な光束にされてリレーレンズ24へ向けて出射され、リレーレンズ24を透過する際に光の軸上色収差が補正されつつ集光され、光変調部30へ導かれる。
リレーレンズ24によって導かれた各色の光は、平面ミラー31、凹面ミラー32により反射され、光変調素子33の画像生成面上に結像される。本実施形態では、光変調素子33としてDMDを用いているが、これに限定されることはない。
DMDからなる光変調素子33の画像生成面は、可動式の複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有し、光変調素子制御部52によって、各マイクロミラーが時分割駆動されることで所定の画像を生成する。より具体的には、光変調素子33の画像生成面に対して平行に進む光源21からの光を、平面ミラー31、凹面ミラー32で光変調素子33の画像生成面に向けて折り返して、光変調素子33の画像生成面に照射する。光変調素子33の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されており、光変調素子33の各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。
マイクロミラーが「ON」のときは、照明光学部20からの光は投射光学部40に向けて反射され、投射光として投射光学部40に導かれる。投射光学部40の複数のレンズを通り拡大された投射光(投影画像)は、投射レンズ41からスクリーン上へ拡大投影される。一方、マイクロミラーが「OFF」のときは、照明ブラケットなどの側面に保持されたOFF光板に向けて光源21からの光が反射される。OFF光板に向けて反射された光は、熱となって吸収され、吸気ファン17aと排気ファン17bによる空気の流れによって冷却される。
以上のように、各マイクロミラーを個別に駆動することにより、入力画像信号を変換した変調信号に応じて、画素ごとに投射光の投射を制御することができ、画像を生成することができる。
投射光学部40は、光変調素子33のマイクロミラーで反射された画像光を、固定レンズ群、可動レンズ群、投射レンズ41を介してスクリーン上へ拡大投影(投射)する。可動レンズ群として、スクリーンに画像を投影する際の焦点距離を調整する焦点調整レンズ群と、上記したズームレバー12に連動して移動し、投影する際の画角を調整するズーム調整レンズ群とを有している。焦点調整レンズを制御部50による自動制御又は操作部11の操作によって移動させることで、フォーカス調整を行うことができる。また、ズーム調整レンズ群を、ズームレバー12の操作又は操作部11の操作によって移動させることで、ズーム調整を行うことが可能となっている。
上述のようにプロジェクタ1で画像の投影を行うことで、光源21の点灯時間(使用時間)が長くなると、光源21が劣化し、投影画像が暗くなって画像品質に影響する。光源21が時間とともに劣化していく様子を、図5A、図5Bを参照しながら説明するとともに、この劣化(光源21の状態の変化)を検出するための光源状態検知部61の構成例を説明する。
図5Aは光源21の点灯時間と明るさとの関係を表す図であり、光源21の点灯時間が長くなるに従って光源21の明るさが低下していることを示している。そのため、点灯時間が分かれば光源21が初期状態からどの程度劣化(状態が変化)しているか推定することが可能である。これを実現するため、例えば、光源状態検知部61を、光源21の点灯時間をカウントするカウンタで構成することができる。
また、光源状態検知部61として、照明光学部20の何処かに照度を検知するセンサを設け、直接に光源21の明るさ(照度)を測定し、記録して明るさの変化を検知することによっても、光源21の劣化度(状態変化)を判断することが可能である。例えば、図2、図3に点線で示すように、光源21の光路中に設けたランプ照度センサ25とこれを制御するランプ照度センサ制御部57を光源状態検知部61とすることができる。
図5Bは光源21の点灯時間とランプ電圧との関係を表す図である。光源21に高圧水銀ランプを用いている場合、図5Bに示すように、点灯時間とランプ電圧には、点灯時間が長くなるに従ってランプ電圧が上昇するという関係がある。そのため、光源状態検知部61を、電圧センサを含んで構成することも好適である。電圧センサで光源21のランプ電圧を測定し、記録し、ランプ電圧の変化を検知することでも光源21の劣化度(状態変化)を判断することが可能である。
また、光源状態検知部61として、上記3通りの構成のうち、いずれか1つを採用して、光源状態検知部61を簡易な構成することもできる。また、複数を組み合わせた構成とすることもでき、より高精度に光源21の劣化度を判断することができる。
色味制御装置60では、上述のような光源状態検知部61によって光源21が所定以上に劣化したと判断したとき、投影画像の色味を変更して投影画像の明るさを向上させている。これにより、光源21に劣化を生じた場合でも、投影画像の所定以上の明るさを確保して、画像品質の維持を図っている。光源21の劣化度が所定以上か否かを判断する閾値を、例えば記憶部57に色味制御条件として予め記憶しておくことができる。
以下、プロジェクタ1での画像の投影中に、光源21の劣化が生じたときの色味の制御手順を説明する。この説明に際して、まず、映像モードによる投射光の光強度の違いを、図6A、図6Bを参照しながら説明する。図6Aは、高輝度モードのときの各色の投射光の光強度と時間との関係を表す図であり、図6Bは、ナチュラルモードのときの各色の投射光の光強度と時間との関係を表す図である。図6A、図6B中、横軸が経過時間を示し、縦軸が色ごとの投射光の光強度を示している。図6A、図6B中、網掛けは、カラーホイール22を通過した各色の光が光変調素子33に照射され、投射光として投射される時間と光強度とを表している。太線部分が、光変調素子33が各色の光を反射して投射光として投射光学部40に導く時間と光強度とを表している。
本実施形態のプロジェクタ1は、図4Aに示すようなRGBの3色のセグメント22r,22g,22bで構成されたカラーホイール22を用いて、各色の光を時分割で取り出して、光変調素子33に照射するDLP方式のプロジェクタである。そのため、時間の経過に従って光変調素子33で生成される投射光の色が変化し、この色の変化に伴って光強度が変化している。
図6A、図6Bに網掛けで示すように、光変調素子33に照射される光のうち、緑(G)の光強度が最も強く、その次に赤(R)の光強度が強く、青(B)の光強度が最も弱い。このような光強度となるように、光源制御部51によって光源21の点灯時の光強度が制御されている。
図6Aの高輝度モードでは明るさを重視するため、光変調素子33であえて光をカットせずに各色の光を投射光として投射光学部40に導いている。そのため、図6Aに太実線で示し-たように、同じ色の投射光の投射時間中には、光強度が弱くなったり強くなったりはしておらず、一定である。
これに対して、図6Bのナチュラルモードでは色味を重視するため、各色の明るさのバランスをとる等の目的で各色の光強度を光変調素子33で弱める場合がある。本実施形態では緑(G)の光が光変調素子33に照射されている時間(以下、「G時間」という)中において、図6Bに太実線で示したように、一定時間(図6Bに示すG時間において光強度が0の時間)、光変調素子制御部52によって光変調素子33を制御して、G(緑)の光が投射光として導かれないように(反射されないように)している。つまり、G時間を3つに分割し、ミラーを順次ON、OFF、ONとなるように制御しているため、緑(G)の投射光の光強度が減少している。
なお、図6Bの例では、G時間を前半、中間、後半の時間に3分割し、光変調素子33のミラーをON、OFF、ONに制御して、G時間の中間の時間を緑(G)の光を反射しない時間としているが、本願がこれに限定されることはない。G時間の前半または後半の時間を緑(G)の光を反射しない時間とすることもできる。または、G期間をより多くの時間に分割し、ミラーのONとOFFとの切り替えを繰り返し行うように制御することもできる。
したがって、当初から図6Bのようなナチュラルモードでプロジェクタ1を動作させているときに、光源21の劣化を検知した場合は、光変調素子制御部52によって光変調素子33を制御して緑(G)を反射する時間が長くなるようにすればよい。つまりミラーをOFFにして光強度を弱めている部分を少し緩和すればよい。これにより、緑(G)の光強度が上昇し、色味は低下するが、その代わりに投影画像の光量を上昇させることが可能となり、投影画像の明るさを向上させることができる。なお、図6Aに示す高輝度モードのように光変調素子33で緑(G)をすべて反射するように変更することもできるが、色味が大きく低下するのを抑制するため、光源21の劣化度に応じて、必要な分だけ明るくなるように光変調素子33を制御することが望ましい。この制御により、光源21の劣化度に応じた最適な明るさと色味とのバランスの取れた投影画像を得ることができる。
一方、高輝度モードや標準モードでプロジェクタ1を動作させているときに、光源21の所定以上の劣化を検出した場合も、光変調素子33の制御によって緑(G)の光強度を上昇させることができる場合は、同様の制御を行う。
以上説明したように、光源21の劣化を生じても、光変調素子33での光の反射を制御することで、光源21への電流を上げることなく、明るさと色味のバランスの取れた投影画像を投影することができ、画像品質に優れたプロジェクタ1を提供することができる。また、光源21への負荷を低減して、耐久性等を向上させることもできる。また、使用者自身が選択した映像モードの色味とは異なる色味で投影画像が投影されたことで、使用者は、光源21が劣化していることを認識することができる。そのため、光源21の交換等の対応を迅速に取ることができる。
また、投影画像の色味の調整は、光変調素子33による制御に限定されることはなく、他の異なる実施形態として、光源制御部51による光源21のランプ波形の制御によって行うことができる。その一例を、図7、図8を参照しながら説明する。図7は、映像モードが高輝度モードのときの光源(高圧水銀ランプ)21の光波形と時間との関係及びランプ波形と時間との関係を表す図であり、図8は、映像モードがナチュラルモードのときの光源21の光波形と時間との関係及びランプ波形と時間との関係を表す図である。
図7、図8の紙面上図が光波形と時間との関係を表す図であり、横軸が経過時間を示し、縦軸が色ごとの光源21の光波形(光強度)を示している。紙面下図がランプ波形と時間との関係を表す図であり、横軸は経過時間を示し、縦軸が色ごとの光源21のランプ波形(電力の強度)を示す。光波形とは、図6A、図6Bと同様に、時間ごとの各色の光強度を表すものである。ランプ波形とは、光源21に供給する電力の変化であり、光源21へ供給する電力を色ごとに変化させることで、各色の光の光強度を変化させている。
図7の高輝度モードでは、カラーホイール22の緑(G)のセグメント22gが光路に位置するタイミングで光源21への電力を上げることで、緑(G)の光強度を上昇させている。これに対して、図8のナチュラルモードでは、カラーホイール22の赤(R)のセグメント22rが光路に位置するタイミングで光源21への電力を上げることで、赤(R)の光強度を上昇させている。また、緑(G)と青(B)のセグメント22g,22bが光路に位置するタイミングでは、光源21への電力を段階的に低くしている。
赤(R)と緑(G)では、人の目が明るいと感じる視感度が異なるため、緑(G)を強調している高輝度モードの方がプロジェクタ1の投影画像は明るくなる。しかし、色味の向上を考えた場合、図8のように赤(R)や青(B)など視感度が低い色を強調したほうが、見栄えはよくなる場合がある。
以上のことから、当初から図8のナチュラルモードのようなランプ波形でプロジェクタ1を動作させているときに、光源21の劣化を検知した場合は、赤(R)や青(B)の光強度を抑え、視感度の高い緑(G)の光強度を上昇させる。これにより、ナチュラルモードに比べて色味は低下するが、投影画像の明るさを向上させることができる。したがって、色味の変化による見栄えを考慮しながら、各色の光強度を適度に調整することで、光源21の劣化度に応じた最適な投影画像を得ることができる。
また、高輝度モードや標準モードのときに、光源21の劣化を検出した場合も、緑(G)の光強度を上昇させることができる場合は、ランプ波形の制御によって、色味は低下するが、投影画像の明るさを向上させることができる。特に、上述のような光変調素子33での反射の制御によって緑(G)の光強度の上昇が難しい場合は、光源21のランプ波形の制御による色味調整が好適である。
また、さらに異なる実施形態として、投影画像の色味の調整を、入出力のガンマ特性を変化させることで行うこともできる。図9を用いて、ガンマ特性の変化により投影画像の明るさを向上させる手法の一例を説明する。図9は、光源21における通常時のガンマ特性と明るさを向上させたときのガンマ特性を表す図であり、実線が通常時のガンマ特性、波線が明るさを向上させたときのガンマ特性である。ガンマ特性とは入力信号(入力画像信号)に対する出力信号の変化を示すもので、通常は投影光の階調が潰れたりしないように、色味がよくなるように設定するものである。このガンマ特性を図9の実線から破線のように変化させると、同じ入力信号でも出力信号が高くなるため、飽和した色の明るさは変わらないが、中間色の明るさが明るくなる。結果として投影画像の明るさは明るく見えるようになる。その反面、階調が一部潰れてしまうなど、色味が低下する可能性があるが、光源21の劣化度に応じて適宜調整することで、最適な投影画像を得ることが可能となる。このガンマ特性の調整は、光変調素子制御部52により実施する。
なお、投影画像の色味の調整は、上述した光変調素子33における光の反射の制御、光源21の制御、光変調素子制御部52におけるガンマ特性の制御の、何れか1つの手法を用いて行うようにすることもできる。また、これらから選択した2以上の手法を組み合わせることもでき、色味と明るさのバランスのより優れた投影画像を得ることができ、画像品質を向上させることができる。
次に、色味制御装置60により実行される色味制御方法の手順の一例を、図10のフローチャートを参照しながら説明する。図10は、光源状態検知部61としてランプ照度センサ25や電圧センサを用い、光源21の劣化度をランプ照度センサ25による明るさの低下や電圧センサによる電圧の上昇から、直接に劣化度を読み取る場合の処理の流れの一例を表している。
使用者がプロジェクタ1を起動すると、プロジェクタ1では、使用者によって選択された映像モードで画像の投影を開始する。このプロジェクタ1の起動に伴って、ランプ照度センサ25や電圧センサによって光源21の劣化度を検知する(ステップS1)。次に、光源21の劣化度が規定以上か否か判定する(ステップS2)。例えば、ランプ照度センサ25の値が予め閾値として設定された所定の照度以下となったときや、電圧センサの値が予め閾値として設定された所定の電圧以上となったときは、劣化度が規定以上となったと判定し(Yes)、ステップS3に進む。一方、光源21の劣化度が規定未満のときは(No)、処理を終了する。
ステップS3では、先に図5A〜図9を用いて説明したように、光変調素子33による光の反射の制御、光源21の電流の制御、光変調素子制御部52におけるガンマ特性の制御の何れかまたは複数の制御を適宜変更することで、光源21の劣化度に応じて投影画像の色味を調整する。ステップS1〜S3の処理を、プロジェクタ1の投影中に繰り返すことで、投影画像の明るさを維持することができる。したがって、画像品質を向上させることができる。
次に、色味制御装置60により実行される色味制御方法の手順の他の例(変形例)を、図11のフローチャートを参照しながら説明する。図11は、光源状態検知部61として点灯時間をカントするカウンタ等を用い、光源21の点灯時間から劣化度を検知する場合の処理の流れの一例を表している。
図11に示す例では、プロジェクタ1の起動に伴って、使用開始時、又は光源21の取り換え時からの光源21の点灯時間を、カウンタによってカウントする(ステップS11)。点灯時間が規定以上(予め設定された閾値以上)か否か判定し(ステップS12)、規定以上と判定されたときは(Yes)ステップS13に進む。一方、点灯時間が規定未満のときは(No)、処理を終了する。
ステップS13では、先に図5A〜図9を用いて説明したように、光変調素子33による光の反射の制御、光源21の電流の制御、光変調素子制御部52におけるガンマ特性の制御の何れかまたは複数の制御を適宜変更することで、光源21の劣化度に応じて投影画像の色味を調整する。ステップS11〜S13の処理を、プロジェクタ1の投影中に繰り返すことで、投影画像の明るさを維持することができる。したがって、画像品質を向上させることができる。
以上、第1実施形態のプロジェクタ1及び変形例では、光源21の劣化度が所定以上となったとき(光源の状態が初期状態から所定以上異なるものとなったとき)、光変調素子33での光の反射の制御、光源21のランプ波形の制御、光変調素子制御部52でのガンマ特性の制御によって、投影画像の色味を変化させて、投影画像の明るさを向上させている。したって、光源21の劣化を生じた場合でも、投影画像の明るさを維持して、画像品質を向上させることが可能となる。また、光源21の負荷や消費電力の上昇を抑制して、光源21の寿命の向上やプロジェクタ1のコストパフォーマンスの向上を図ることも可能となる。
なお、第1実施形態のプロジェクタ1及び以降の実施形態では、図4Aに示したようなRGB3色のセグメント22r,22g,22bを有するカラーホイール22を使用しているが、本願がこの構成に限定されることはない。他の異なる実施形態として図4Bに示したように、RGBのセグメント22r,22g,22b他にも白(W)や黄(Y)のセグメント22w,22yが存在するカラーホイール22’を用いることができる。カラーホイール22’の白(W)や黄(Y)のセグメント22w,22yが光路中に位置することで、白(W)や黄(Y)の光を投射光として出射すことができる。更には、シアン(C)(緑みの青)のセグメントを設け、シアン(C)の光を投影光として出射することもできる。
このような場合でも、上記説明と同様に、光源21の劣化を検知した場合は、白(W)や黄(Y)やシアン(C)のような緑(G)の光を含む光の光強度を強調(上昇)することで、投影画像の明るさを向上させることができる。したがって、画像品質を向上させることができる。
なお、第1実施形態及び変形例では、画像投射装置として、DLP方式のプロジェクタ1に適用した例を説明しているが、本願がこれに限定されることはなく、公知の3LCD方式を採用することもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の3LCD方式のプロジェクタ1Aを、図12を参照しながら説明する。図12は、第2実施形態のプロジェクタ1Aの光学エンジン部10Aの光学図である。第2実施形態のプロジェクタ1Aは、この図12に示すような光学エンジン部10Aを備えていること以外は、第1実施形態と同様の基本構成を備えている。第2実施形態の光学エンジン部10Aは、光源21、ダイクロイックミラー70,71及び反射ミラー72,73,74を有する照明光学部20Aと、光変調素子としての3板式の液晶ディスプレイ(LCD)75,76,77及びクロスダイクロイックプリズム78を有する光変調部30Aと、投射光学部40と、を備えている。また、このプロジェクタ1Aも、第1実施形態と同様の色味制御装置60を備えている。光変調素子制御部52は、光変調素子としての液晶ディスプレイ(LCD)75,76,77を駆動制御する。
上述のような構成の第2実施形態のプロジェクタ1Aでは、光源21から白色光(W)が出射され、その光路に配置されたダイクロイックミラー70に入射する。このダイクロイックミラー70により、赤(R)の光のみが透過され、反射ミラー72に導かれて反射された後、液晶ディスプレイ75を照明する。
一方、赤(R)以外の光は、ダイクロイックミラー70によって反射された後、その反射光路中にあるダイクロイックミラー71に入射する。このダイクロイックミラー71により、緑(G)の光が反射され、その反射光路中にある液晶ディスプレイ76を照明する。また、青(B)の光はダイクロイックミラー71を透過し、反射ミラー73,74によって反射された後、その反射光路中にある液晶ディスプレイ77を照明する。
各液晶ディスプレイ75,76,77では、光変調素子制御部52の制御によって各色の投影画像が生成され、クロスダイクロイックプリズム78によって、その光路が合成される。合成によって生成されたカラー投影画像は、投射光学部40によってスクリーンScに拡大投射される。
このような3LCD式のプロジェクタ1Aにおいても、光源21の劣化を生じた場合でも、色味制御装置60によって投影画像の色味を変化させ、明るさを向上させることができる。この色味の変化は、例えば、光源状態検知部61で検知した光源21の劣化度が所定以上となったとき、その程度に応じて、光変調素子制御部52の制御によって液晶ディスプレイ76から投射光学部40に導く緑(G)の光強度を強調する。このとき、液晶ディスプレイ75,77の制御によって赤(R)や青(B)の光強度を抑えてもよい。このような制御により、投影画像の明るさを向上させることができる。また、光源21のランプ波形の制御やガンマ特性の制御によって、投影画像の色味を変化させることもできる。また、液晶ディスプレイ75〜77の制御、ランプ波形の制御、ガンマ特性の制御の2以上を組み合わせることもできる。これらの制御によって、投影画像の明るさを確保し、画像品質に優れたプロジェクタ1Aとすることができる。
なお、上記各実施形態では、光源21として高圧水銀ランプ等を挙げているが、本願がこれに限定されることはなく、LEDやLD等の半導体光源を用いることもできる。この場合も、高圧水銀ランプ等を用いたときと同様に、光源21の劣化度に応じて、光変調素子33、液晶ディスプレイ75〜77の制御、光源21のランプ波形の制御、ガンマ特性の制御によって、投影画像の色味を変化させる。また、アレイ光源の場合は、点灯数を制御することで、各色の光強度を変化させて、投影画像の色味を変化させることができる。以上のような制御により、光源21の劣化度に応じた最適な明るさと色味とのバランスの取れた投影画像を得ることができ、画像品質を向上させることができる。
また、光源21の状態、例えば、光源21の明るさや電圧等を、所定時間ごとに記憶部56に記録していくことも望ましい。光源21の劣化度を時系列に記録することで、光源21の劣化スピード(状態変化の速度)が想定通りか否か判断することができる。想定以上のスピードで光源21が劣化していると判断したときに、投影画像の色味を変更して明るさを向上させることで、色味や明るさの変更制御を最小限とすることが可能となる。
また、第1実施形態のプロジェクタ1では、照度センサ15で検知した設置環境の明るさ(照度)に応じて、光源制御部51を制御して光源21へ供給する電力を制御している。例えば、暗室設置環境が暗いときは、光源21に供給される電力を下げて投影画像の明るさを下げて投影している。設置環境の明るさに応じてこのような製品では、制御部50は、光源21の劣化度が所定以上となり、色味を変更して明るさを上げる必要があると判断したとき、光源21への電力の変更を行わないよう制御することも望ましい。このような制御により、投影画像が必要以上に暗くなるのを抑制することができる。
以上、本発明の照明装置および画像投射装置を各実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。また、前記構成部材の数、位置、形状等は各実施形態に限定されることはなく、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
Sc スクリーン 21 光源 15 照度センサ(照度検出部)
25 ランプ照度センサ(光源状態検知部) 33 光変調素子 50 制御部
51 光源制御部 52 光変調素子制御部 56 記憶部
57 ランプ照度センサ制御部(光源状態検知部) 60 色味制御装置
61 光源状態検知部 75,76,77 液晶ディスプレイ(光変調素子)
特開2015−072387号公報

Claims (11)

  1. 光源と、光源からの光を用いて画像を生成する光変調素子と、前記光源及び前記光変調素子を制御する制御部とを備え、前記画像を被投射部に投影する画像投射装置であって、
    前記光源の初期状態からの状態変化を検知する光源状態検知部を備え、
    前記制御部は、前記光源又は前記光変調素子を制御し、前記画像の色味を調整するように構成され、
    前記光源状態検知部により検知した前記光源の状態変化が所定以上となったときの前記画像の色味と、前記光源の状態変化が所定未満であるときの前記画像の色味とが異なることを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記制御部は、前記光源の状態変化が所定以上となったとき、前記光源から前記光変調素子に照射される光のうち所定の色の光の強度が変更されるように、前記光源のランプ波形を制御することで、前記画像の色味と明るさとを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記制御部は、前記光源の状態変化が所定以上となったとき、前記光変調素子により前記被投射部へ導かれる光のうち所定の色の光の強度が変更されるように、前記光変調素子の動作を制御することで、前記画像の色味と明るさとを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  4. 前記制御部は、前記光源の状態変化が所定以上となったとき、入力画像信号に対する出力信号のガンマ特性を変化させて前記光変調素子を制御することで、前記画像の色味と明るさとを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  5. 前記制御部は、前記光源の状態変化が所定以上となったとき、前記光変調素子の制御、前記光源のランプ波形の制御、前記ガンマ特性の変化の少なくとも1つまたは2以上を組み合わせることで、前記画像の色味と明るさとを調整することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  6. 前記制御部は、前記光源の使用時間が所定以上経過したときに、前記光源の状態変化が所定以上となったとして前記画像の色味と明るさとを変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  7. 前記制御部は、前記光源の電圧が所定以上となったときに、前記光源の状態変化が所定以上となったと判断して前記画像の色味と明るさとを変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  8. 前記制御部は、前記光源の明るさが所定以下となったときに、前記光源の状態変化が所定以上となったと判断して前記画像の色味と明るさとを変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  9. 前記光源状態検知部は前記光源の使用時間、電圧、及び明るさに基づいて前記光源の状態変化を検知し、前記制御部は、前記光源の状態変化が所定以上となったとき、前記画像の色味と明るさとを変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  10. 前記光源状態検知部によって検知した前記光源の状態を時系列に記録する記憶部を備え、前記制御部は、時系列に記録された前記光源の状態変化に基づいて、前記光源の状態変化の速度を検知し、前記状態変化の速度が所定以上となったときに、前記画像の色味と明るさとを変更することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  11. 設置環境の照度を検知する照度検知部を備え、前記制御部は、前記照度検知部で検知した照度に応じて、前記光源へ供給する電力を調整するように構成され、前記光源状態検知部により検知された前記光源の状態変化が所定以上で、前記画像の色味と明るさとを変更するときは、前記制御部は、前記光源への電力の変更を行わないことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像投射装置。
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