JP7118723B2 - 投射型表示装置およびプログラム - Google Patents

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本発明は、映像表示部を冷却する冷却機構を備えた投射型表示装置に関する。
従来、冷却ファン等の冷却部を用いて、映像表示部等の冷却対象の温度が適切な温度となるように制御する投射型表示装置が知られている。特許文献1には、冷却対象の温度に基づいて冷却ファンの駆動信号を生成して、冷却対象の温度が適切な温度になるようにフィードバック制御を行う投射型表示装置が開示されている。特許文献2には、冷却ファンの印加電圧が上限値でない場合には印加電圧を上げ、印加電圧が上限値である場合には光源への電力の大きさを低減することで、映像表示部の温度を適切な温度に維持する投射型表示装置が開示されている。
特許第4270116号 特許第3471772号
特許文献1や特許文献2に開示された投射型表示装置は、複数の映像表示部の温度が所定の温度になるように制御を行っている。しかしながら、RGBの色バランスや色ムラ等の劣化を抑制するには、複数(RGB)の映像表示部の温度差を一定に保つ必要がある。特に環境温度が所定の温度範囲よりも低い場合や高い場合、複数の冷却ファンの位置関係、複数の映像表示部の温度敏感度の相違、または、複数の冷却ファンの性能の相違等の理由により、複数の映像表示部の温度差のバランスを一定に保つことが難しい。その結果、RGBの色バランスや色ムラ等の劣化が生じ、表示映像の品質が低下する可能性がある。
そこで本発明は、表示映像の品質の低下を抑制して良好な画質を維持することが可能な投射型表示装置およびプログラムを提供する。
本発明の一側面としての投射型表示装置は、光源部からの光を変調して映像信号を表示する複数の映像表示部と、前記複数の映像表示部のそれぞれの温度を検出する複数の温度検出部と、前記複数の映像表示部のそれぞれを冷却する複数の冷却部と、前記複数の冷却部を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記複数の映像表示部のそれぞれの前記温度に基づいて得られた前記複数の映像表示部の温度差と前記複数の映像表示部の目標温度差との差が小さくなるように、前記複数の冷却部のフィードバック制御を行う第1方式と、前記複数の映像表示部のそれぞれの前記温度と目標温度との差が小さくなるように前記フィードバック制御を行う第2方式とを切り替え可能である
本発明の他の側面としてのプログラムは、光源部からの光を変調して映像信号を表示する複数の映像表示部のそれぞれの温度を検出するステップと、前記温度に基づいて複数の映像表示部の温度差を取得するステップと、前記複数の映像表示部のそれぞれを冷却する複数の冷却部を制御するステップとをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記複数の冷却部を制御するステップにおいて、前記複数の映像表示部の前記温度差と前記複数の映像表示部の目標温度差との差が小さくなるように前記複数の冷却部のフィードバック制御を行う第1方式と、前記複数の映像表示部のそれぞれの前記温度と目標温度との差が小さくなるように前記フィードバック制御を行う第2方式とを切り替える
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、表示映像の品質の低下を抑制して良好な画質を維持することが可能な投射型表示装置およびプログラムを提供することができる。
実施例1における投射型表示装置の構成図である。 実施例1における投射型表示装置の制御方法を示すフローチャートである。 実施例1における環境温度と各映像表示部の温度との関係を示す図である。 実施例1における環境温度と各映像表示部の温度との関係を示す図である。 実施例1における環境温度と各映像表示部の温度との関係を示す図である。 実施例1における環境温度と各映像表示部の温度との関係を示す図である。 実施例2における投射型表示装置の構成図である。 実施例2における適温冷却制御の手順を示すフローチャートである。 実施例2における色味一定冷却制御の説明図である。 実施例2における適温冷却制御と色味一定冷却制御との切替手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における投射型表示装置(プロジェクタ)の構成について説明する。図1は、投射型表示装置100の構成図である。
1は、光を照射する水銀ランプやレーザダイオード等の光源部である。光源制御部60は、光源部1に供給する電力を制御し、光源部1の点灯制御を行う。2は色分離合成光学系である。色分離合成光学系2は、ダイクロイックプリズム、偏光ビームスプリッタ、および、色合成プリズム等から構成されている。
10、20、30はそれぞれ、Red(R)、Green(G)、Blue(B)の三色の映像を表示する映像表示部(照明光を変調して変調光として射出する光変調素子)である。本実施例において、映像表示部10、20、30は、反射型液晶パネルのLiquid crystal on silicon(LCOS)により構成される。ただし本発明は、これに限定されるものではなく、LCOSに代えて、透過型液晶パネルのLiquid crystal display(LCD)やデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等を用いてもよい。3は、光源部1から射出された光を用いて色分離合成光学系2とRGB各色の映像表示部10、20、30とにより生成された映像を投射する投射レンズ(変調光をスクリーン等の被投射面に拡大投射する投射部)である。
12、22、32は、映像表示部10、20、30をそれぞれ適温に保つために冷却する冷却ファン(冷却部)である。なお本実施例において、冷却ファン12、22、32に代えて、水冷等の他の手段により冷却を行う冷却部を採用してもよい。11、21、31は、映像表示部10、20、30のそれぞれの温度を検出する温度センサ(温度検出部)である。4は、映像表示部10、20、30の冷却用に設けられた冷却ファン12、22、32のそれぞれをPulse Width Modulation(PWM)で駆動制御するファンドライバ(ファン制御ドライバ)である。ファンドライバ4は、冷却ファン12、22、32のそれぞれの回転数をカウントすることが可能である。
41は、投射型表示装置100が設置されている環境の温度を検出する環境温度センサ(環境温度検出部)である。42は、映像表示部10、20、30を冷却する際の目標温度(目標温度情報)を記憶する記憶部(不揮発メモリ)であり、EEPROMから構成される。ただし本発明は、これに限定されるものではなく、NAND等のメモリを用いてもよい。また記憶部42は、EEPROMやNAND等の外付けメモリではなく、マイクロコンピュータ等で構成される制御装置50に内蔵された不揮発メモリであってもよい。
本実施例において、目標温度情報は、予め測定されたデータに基づいて決定される。また記憶部42は、第一の環境温度閾値500および第二の環境温度閾値400を記憶する。第一の環境温度閾値500は、環境温度が高温状態であるか否かを制御部52が判定する際に用いられる。第二の環境温度閾値400は、環境温度が低温状態であるか否かを制御部52が判定する際に用いられる。
本実施例において、記憶部42は、映像表示部10、20、30に関する目標温度情報として、第一の目標温度情報、第二の目標温度情報、および、第三の目標温度情報を記憶する。第一の目標温度情報は、環境温度が第一の環境温度閾値500以下であって、かつ第二の環境温度閾値400以上である場合に用いられる目標温度情報である。第二の目標温度は、環境温度が第一の環境温度閾値500よりも高い場合に用いられる目標温度情報である。第三の目標温度は、環境温度が第二の環境温度閾値400よりも低い場合に用いられる目標温度である。
50は、ROMやRAM等を内蔵するマイクロコンピュータで構成される制御装置である。51は、温度センサ11、21、31から映像表示部10、20、30の温度や環境温度センサ41から環境温度を取得する温度取得部である。
53は、ファンドライバ4に対して、算出された冷却ファン12、22、32の制御パラメータで制御するように指示する冷却制御部である。また冷却制御部53は、ファンドライバ4から冷却ファン12、22、32それぞれの制御パラメータや冷却ファン12、22、32それぞれの現在の回転数情報を取得する。
52は、冷却制御部53に対する制御パラメータを算出して冷却制御部53を制御する制御部である。制御部52は、温度取得部51から映像表示部10、20、30のそれぞれの現在の温度(表示部温度)、および、記憶部42に予め記憶された映像表示部10、20、30のそれぞれの目標温度を取得する。また制御部52は、冷却制御部53から冷却ファン12、22、32のそれぞれの現在の制御パラメータを取得する。そして制御部52は、表示部温度と目標温度と現在の制御パラメータとに基づいてフィードバック制御を行い、冷却制御部53に指示するための制御パラメータを算出する。制御部52は、現在の表示部温度を制御量(制御値)、目標温度を目標値としてこれらの値の偏差を算出し、Proportional-Integral-Differential(PID)制御等のフィードバック制御を行う。これにより制御部52は、冷却ファン12、22、32のそれぞれの制御パラメータを求めることができる。
本実施例において、冷却ファン12、22、32のそれぞれの制御パラメータは、冷却ファン12、22、32のそれぞれの駆動信号におけるPWM制御のDuty比や駆動電圧レベル等であるが、これらに限定されるものではない。また本実施例において、制御部52はバス通信を利用して、ファンドライバ4、環境温度センサ41、記憶部42、光源制御部60へアクセスするが、UART等の双方向のシリアル通信を使用した構成を採用してもよい。
次に、図2を参照して、本実施例における投射型表示装置100の制御方法について説明する。図2は、投射型表示装置100の制御方法を示すフローチャートである。図2の各ステップは、主に、制御部52により、または、制御部52の指令に基づいて投射型表示装置100の各部により実行される。なお本実施例において、図2のフローチャートは、映像表示部10、20、30をそれぞれ冷却する冷却ファン12、22、32に共通である。
まず、ステップS101において、制御部52は、記憶部42から第一の環境温度閾値500および第二の環境温度閾値400を取得する。続いてステップS102において、制御部52は、温度取得部51にて監視している環境温度センサ41により計測された現在の環境温度を取得する。
続いてステップS103において、制御部52は、ステップS102で取得した現在の環境温度が、ステップS101にて取得した第一の環境温度閾値500以下で且つ第二の環境温度閾値400以上であるか否かを判定する。現在の環境温度が第一の環境温度閾値500以下で且つ第二の環境温度閾値400以上である場合、ステップS104に進む。一方、現在の環境温度が第一の環境温度閾値500よりも高いか、または、第二の環境温度閾値400よりも低い場合、ステップS110に進む。
ステップS104において、制御部52は、記憶部42から、冷却ファン12、22、32のフィードバック制御を行う際の映像表示部10、20、30の目標温度情報として、第一の目標温度情報を取得する。本実施例において、第一の目標温度情報は、図3に示されるようにRGB色ごとに予め設定された目標温度である。すなわち第一の目標温度情報は、映像表示部10、20、30のそれぞれの目標温度100、200、300であり、映像表示部10、20、30が良好な画質を維持するための温度である。
続いてステップS105において、制御部52は、温度取得部51が温度センサ11、21、31から取得した映像表示部10、20、30のそれぞれの現在の温度(表示部温度)101、102、103を、温度取得部51から取得する。続いてステップS106において、制御部52は、冷却制御部53がファンドライバ4から取得した現在の冷却ファン12、22、32のそれぞれの制御パラメータ(Duty比)を、冷却制御部53から取得する。
続いてステップS107において、制御部52は、フィードバック制御を行い、冷却ファン12、22、32の更新制御パラメータを算出する。更新制御パラメータは、ステップS104、S111、S121にて取得した目標温度と、ステップS105にて取得した現在の温度101、102、103と、ステップS106にて取得した現在の制御パラメータ (Duty比)とに基づいて算出される。続いてステップS108において、制御部52は、ステップS107にて算出した制御パラメータを用いて冷却制御部53が冷却ファン12、22、32を制御するように、冷却制御部53に指示する。
ステップS110において、制御部52は、ステップS102にて取得した現在の環境温度が、ステップS101にて取得した第一の環境温度閾値500よりも高いか否かを判定する。現在の環境温度が第一の環境温度閾値500よりも高い場合、ステップS111に進む。一方、現在の環境温度が第一の環境温度閾値500以下である場合、ステップS112に進む。
ステップS111において、制御部52は、記憶部42から、冷却ファン12、22、32のフィードバック制御を行う際の映像表示部10、20、30に関する目標温度情報として、第二の目標温度情報を取得する。第二の目標温度情報は、映像表示部10、20、30の間の温度差が一定となるようにフィードバック制御を行うための目標値として、予め用意された温度パラメータである。
通常、投射型表示装置100において、良好な画質を得るには、図3に示されるようにRGB各色の映像表示部10、20、30の温度(表示部温度)101、102、103が所定の温度で且つ所定の温度差を持って維持される必要がある。しかしながら、図4に示されるように、現在の環境温度が第一の環境温度閾値500よりも高くなると、映像表示部10、20、30の温度も高温状態となる。このため、冷却ファン12、22、32の制御により映像表示部10、20、30の温度101、102、103を適切に制御することができない。その結果、映像表示部10、20、30の温度101、102、103は、目標温度100、200、300に対して徐々に上昇して乖離してしまう。また、映像表示部10、20、30の温度101、102、103の上昇率は互いに異なり、色のバランスや色ムラ等の劣化が発生する可能性がある。これは、冷却ファン12、22、32と映像表示部10、20、30との筐体内での位置関係、映像表示部10、20、30の温度の敏感度、または、冷却ファン12、22、32の性能がそれぞれ互いに異なるためである。
一方、本実施例では、現在の環境温度が第一の環境温度閾値500よりも高い場合、図5に示されるように第二の目標温度情報を設定する。第二の目標温度情報は、映像表示部20の温度102と映像表示部30の温度103との目標温度差520、および、映像表示部10の温度101と映像表示部30の温度103との目標温度差510である。すなわち制御部52は、温度上昇率が高いB色の映像表示部30が目標温度300となるようにフィードバック制御を行う。また制御部52は、映像表示部30の温度103に対するRG色の映像表示部10、20の温度101、102の現在の温度差ΔT(r-b)、ΔT(g-b)がそれぞれ目標温度差510、520となるようにフィードバック制御を行う。
このように本実施例では、現在の環境温度が第一の環境温度閾値500よりも高い場合、制御部52は、ステップS107において、映像表示部30の温度103の上昇に応じて温度差ΔT(r-b)、ΔT(g-b)が一定になるように制御パラメータを算出する。そしてステップS108において、制御部52は、ステップS107にて算出した制御パラメータを用いて冷却ファン12、22、32を制御する。その結果、映像表示部10、20、30の温度101、102、103が上昇した場合でも色バランスや色ムラ等の劣化を抑制することができる。
ステップS112は、ステップS104、S110のいずれの条件も満たさない場合、すなわちステップS102にて取得した現在の環境温度がステップS101にて取得した第二の環境温度閾値400よりも低い場合のステップである。ステップS112において、制御部52は、記憶部42から、冷却ファン12、22、32のフィードバック制御を行う際の映像表示部10、20、30に関する目標温度情報として、第三の目標温度情報を取得する。第三の目標温度情報は、映像表示部10、20、30の間の温度差が一定となるようにフィードバック制御を行うための目標値として、予め用意された温度パラメータである。
前述のように、投射型表示装置100において良好な画質を得るには、RGB各色の映像表示部10、20、30の温度(表示部温度)101、102、103が所定の温度で且つ所定の温度差を持って維持される必要がある。しかしながら、図4に示されるように、現在の環境温度が第一の環境温度閾値400よりも低くなると、映像表示部10、20、30の温度も低温状態となる。このため、冷却ファン12、22、32の制御により映像表示部10、20、30の温度101、102、103を適切に制御することができない。その結果、映像表示部10、20、30の温度101、102、103は、目標温度100、200、300に対して徐々に低下して乖離してしまう。また、映像表示部10、20、30の温度101、102、103の低下率は互いに異なり、色のバランスや色ムラ等の劣化が発生する可能性がある。
一方、本実施例では、現在の環境温度が第二の環境温度閾値400よりも低い場合、図6に示されるように第三の目標温度情報を設定する。第三の目標温度情報は、映像表示部10の温度101と映像表示部30の温度102との目標温度差420、および、映像表示部10の温度101と映像表示部30の温度103との目標温度差430である。すなわち制御部52は、温度低下率が高いR色の映像表示部10が目標温度100となるようにフィードバック制御を行う。また制御部52は、映像表示部10の温度101に対するGB色の映像表示部20、30の温度102、103の現在の温度差ΔT(g-r)、ΔT(r-b)がそれぞれ目標温度差420、430となるようにフィードバック制御を行う。
このように本実施例では、現在の環境温度が第二の環境温度閾値400よりも低い場合、制御部52は、ステップS107において、映像表示部10の温度101の低下に応じて温度差ΔT(g-r)、ΔT(r-b)が一定になるように制御パラメータを算出する。そしてステップS108において、制御部52は、ステップS107にて算出した制御パラメータを用いて冷却ファン12、22、32を制御する。その結果、映像表示部10、20、30の温度101、102、103が低下した場合でも色バランスや色ムラ等の劣化を抑制することができる。本実施例によれば、環境温度に応じてRed(R)、Green(G)、Blue(B)の各色の液晶パネル間の温度差が一定になるように冷却制御を行い、表示映像の品質低下を抑制する投射型表示装置を提供することができる。
なお本実施例において、Blue(B)の液晶パネルの温度を基準として他の液晶パネルの温度との温度差が一定になるように制御するが、これに限定されるものではない。Breen(G)またはRed(R)の液晶パネルの温度を基準として他の液晶パネルの温度との温度差が一定になるように制御してもよい
次に、本発明の実施例2における画像投射装置について説明する。まず、図7を参照して、本実施例における投射型表示装置(プロジェクタ)の構成について説明する。図7は、投射型表示装置100aの構成図である。投射型表示装置100aは、システムタイマ54を備えた制御装置50aを有する点で、図1を参照して説明した実施例1の投射型表示装置100とは異なる。投射型表示装置100aの他の構成は、投射型表示装置100と同様であるため、その説明を省略する。
システムタイマ54は、投射型表示装置100aの各種制御に用いる時間や内蔵された時計の時間を計測する時間計測部である。システムタイマ54は、制御部52による制御に基づいて、制御部52が光源制御部60に点灯指示を出力してからの経過時間をカウントする。制御部52は、記憶部42から冷却制御の切替時間に関する閾値を読み出す。そして制御部52は、システムタイマ54がカウントした経過時間が閾値を超えた場合、適温冷却制御(第一の制御)と色味一定冷却制御(第二の制御)とを切り替える。またシステムタイマ54は、冷却ファン12、22、32のフィードバック制御における時間間隔の計測にも用いられる。
次に、図8を参照して、本実施例における適温冷却制御(第一の制御)の手順について説明する。図8は、適温冷却制御の手順を示すフローチャートである。図8の各ステップは、主に制御部52、または制御部52の指令に基づいて投射型表示装置100aの各部により実行される。
まずステップS201において、制御部52は、記憶部42から、適温冷却制御に必要な制御パラメータ(適温冷却制御パラメータ)を読み出す。制御パラメータの算出には、例えば、PID制御等のフィードバック制御が用いられ、この場合には適温冷却制御パラメータとして例えばPID制御のパラメータがある。適温冷却制御パラメータは、映像表示部(光変調素子)10、20、30のそれぞれに関して互いに異なる値を保持することができる。
続いてステップS202において、制御部52は、記憶部42から、映像表示部10、20、30の目標温度(目標温度情報)R、G、Bを読み出す。記憶部42は、目標温度として、映像表示部10、20、30、光学系、冷却ファン12、22、32の個体ごとのバラつき等の特性に応じて適切な値を記憶することができる。また記憶部42は、RGBごとに互いに異なる目標温度を記憶してもよい。
続いてステップS203において、制御部52は、記憶部42から、フィードバック制御間隔(フィードバック制御間隔時間)Rtint、Gtint、Btintを読み出す。続いてステップS204において、制御部52は、システムタイマ54を用いて適温冷却制御(第一の制御)の経過時間の計測を開始する。続いてステップS205において、制御部52は、システムタイマ54から、適温冷却制御の経過時間Rtcur、Btcur、Btcurを取得する。
続いてステップS206において、制御部52は、ステップS203にて取得したフィードバック制御間隔時間と前回の冷却ファン制御指示からの経過時間(ステップS205にて取得した適温冷却制御の経過時間)とを比較する。適温冷却制御の経過時間がフィードバック制御間隔時間を超えた場合(Rtint<Rtcur、Gtint<Gtcur、または、Btint<Btcur)、ステップS207へ進む。一方、適温冷却制御の経過時間がフィードバック制御間隔時間を超えていない場合、ステップS205へ戻る。
ステップS207において、制御部52は、温度取得部51を用いて、温度センサ11、21、31によりそれぞれ検出された映像表示部10、20、30の温度(現在の温度)Rcur、Gcur、Bcurを取得する。続いてステップS208において、制御部52は、映像表示部10、20、30の目標温度とそれぞれの現在の温度との差が小さくなるように、適温冷却制御パラメータを用いて冷却ファン12、22、32の制御デューティ(制御Duty)を算出する。続いてステップS209において、制御部52はステップS208にて算出した制御デューティを冷却制御部53に指示する。そして冷却制御部53は、制御部52から指示された制御Dutyに従って、ファンドライバ4を介して冷却ファン12、22、32を駆動する。また制御部52は、適温冷却制御の経過時間Rtcur、Btcur、Btcurをリセットする。
続いてステップS210において、制御部52は、適温冷却制御を継続するか否かを判定する。適温冷却制御を継続する場合、ステップS205へ戻る。一方、適温冷却制御を終了する場合、本フローを終了する。制御部52は、例えば、光源部1が点灯しているか否かを確認し、光源部1が点灯している場合には適温冷却制御を継続する。
以上のような適温冷却制御により、制御部52は、映像表示部10、20、30のそれぞれの温度を適温(目標温度)に近づけることができる。
次に、図9を参照して、本実施例における色味一定冷却制御(第二の制御)について説明する。本実施例では、映像表示部20の温度と映像表示部10の温度との温度差、および、映像表示部20の温度と映像表示部30の温度との温度差をそれぞれ一定に保つように(現在の温度差と目標温度差との差を小さくするように)、冷却ファン12、32を制御する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の映像表示部のうちの少なくとも二つの映像表示部の温度の温度差を一定に保つように、複数の冷却ファンの少なくとも一つを制御する構成であれば、他の構成であってもよい。
図9は、色味一定冷却制御(第二の制御)の説明図である。図9において、縦軸は温度センサ11、21、31により検出された温度(パネル温度)、横軸はシステムタイマ54により計測された光源部1の点灯開始からの経過時間をそれぞれ示している。
制御部52は、映像表示部20に関して、適温冷却制御(第一の制御)と同様に、記憶部42から読み出された目標温度と温度センサ21により検出された温度との差が小さくなるように冷却ファン22を制御する。
制御部52は、記憶部42から、映像表示部10と映像表示部20の目標温度差620を読み出す。また制御部52は、温度センサ11により検出された温度と温度センサ21により検出された温度との現在の温度差ΔT(g-r)を算出する。そして制御部52は、現在の温度差ΔT(g-r)が目標温度差620に近づくように(好ましくは、現在の温度差ΔT(g-r)が目標温度差620と一致するように)冷却ファン12を制御する。
同様に制御部52は、記憶部42から、映像表示部20と映像表示部30との目標温度差610を読み出す。また制御部52は、温度センサ21により検出された温度と温度センサ31により検出された温度との現在の温度差ΔT(g-b)を算出する。そして制御部52は、現在の温度差ΔT(g-b)が目標温度差610に近づくように(好ましくは、現在の温度ΔT(g-b)が目標温度差610と一致するように)冷却ファン32を制御する。
このような色味一定冷却制御を所定の時間毎に繰り返し行うことで、映像表示部10と映像表示部20との温度差、および、映像表示部20と映像表示部30との温度差はそれぞれ一定に保たれる。すなわち、色味一定冷却制御により、映像表示部10、20、30の温度比率を一定に保つことができる。
ただし、光源部1の点灯直後など映像表示部20の温度が目標温度Tよりも低い場合、映像表示部20の温度に基づいて温度差が一定になるように冷却ファン12、22、32を制御することになる。このため、映像表示部10と映像表示部30は適温よりも低い状態であるにも関わらずさらに冷却を行う必要があり、冷却ファン12、32の回転数が上昇する。その結果、冷却ファンの寿命を縮めることや騒音の原因になる。このため本実施例において、好ましくは、制御部52は、光源部1の点灯を開始してから所定の時間経過後(時間tの経過後)に色味一定冷却制御を開始する。また好ましくは、制御部52は、光源部1の点灯を開始してから所定の時間経過前においては、図8を参照して説明した適温冷却制御を行う。
次に、図10を参照して、適温冷却制御(第一の制御)と色味一定冷却制御(第二の制御)との切替動作について説明する。図10は、適温冷却制御と色味一定冷却制御との切替手順を示すフローチャートである。図10の各ステップは、主に制御部52、または制御部52の指令に基づいて投射型表示装置100aの各部により実行される。
まずステップS401において、制御部52は、光源制御部60に点灯指示を出力して光源部(ランプユニット)1を点灯させる。続いてステップ402において、制御部52は、冷却制御切替時間の閾値Tthを読み出す。続いてステップS403において、制御部52は、システムタイマ54を用いて、光源部1の点灯開始時間からの経過時間の計測(システムタイマカウント)を開始する。続いてステップS404において、制御部52は、適温冷却制御(第一の制御)を開始する。適温冷却制御は、図8で説明したフローにより実行する。ただし、ステップS209を実行した後、ステップS210に相当する処理としてステップS405、ステップS406を実行する。ステップS405において、制御部52は、システムタイマ54から光源部1の点灯からの経過時間tを取得する。
続いてステップS406において、制御部52は、光源部1の点灯からの経過時間tが冷却制御切替時間の閾値Tthを超えたか否かを判定する。経過時間tが閾値Tthを超えていない場合、ステップS404へ戻る。一方、経過時間tが閾値Tthを超えた場合、ステップS407に進む。ステップ407において、制御部52は、適温冷却制御(第一の制御)から色味一定冷却制御(第二の制御)へ切り替えて、冷却ファン12、22、32のフィードバック制御を行う。
なお本実施例において、制御部52は、光源部1の点灯が開始してから所定の時間経過後に色味一定冷却制御を開始するが、本発明はこれに限定されるものではない。制御部52は、例えば投射型表示装置100aの電源がオンしてから所定の時間経過後など、他の動作を基準として色味一定冷却制御を開始するように制御してもよい。なお本実施例において、制御部52は、映像表示部(液晶パネル)が目標温度に到達した後、色味一定冷却制御を開始してもよい。
本実施例によれば、複数の映像表示部の温度比率を保つことができるため、良好な画質を維持することが可能となる。また本実施例によれば、光源部の点灯時間に応じて適切な冷却制御を行うことにより、冷却ファンの高寿命化や騒音抑制が可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このように各実施例において、投射型表示装置100、100aは、複数の映像表示部10、20、30、複数の温度検出部(温度センサ11、21、31)、および、複数の冷却部(冷却ファン12、22、32)、および、制御部52を有する。複数の映像表示部は、光源部1からの光を変調して映像信号を表示する。複数の温度検出部は、複数の映像表示部のそれぞれの温度を検出する。複数の冷却部は、複数の映像表示部のそれぞれを冷却する。制御部は、温度に基づいて得られた複数の映像表示部の温度差(現在の温度差)と複数の映像表示部の目標温度差との差が小さくなるように、複数の冷却部のフィードバック制御を行う。
好ましくは、投射型表示装置は、環境温度を検出する環境温度検出部(環境温度センサ41)を有する。制御部は、環境温度が第一の温度閾値(第一の環境温度閾値500)よりも低い場合、温度差と目標温度差との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。また制御部は、環境温度が第一の温度閾値よりも高い場合、複数の映像表示部のそれぞれの温度と目標温度との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。また好ましくは、制御部は、環境温度が第二の温度閾値(第二の環境温度閾値400)よりも高い場合、温度差と目標温度差との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。また制御部は、環境温度が第二の温度閾値よりも低い場合、複数の映像表示部のそれぞれの温度と目標温度との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。また好ましくは、制御部は、環境温度が第一の温度閾値よりも低い場合、または、環境温度が第二の温度閾値よりも高い場合、温度差と目標温度差との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。また制御部は、環境温度が第一の温度閾値よりも高く、かつ第二の温度閾値よりも低い場合、複数の映像表示部のそれぞれの温度と目標温度との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。
好ましくは、複数の映像表示部は、第一の映像表示部、第二の映像表示部、および、第三の映像表示部を含む。温度差は、第一の映像表示部の温度と第三の映像表示部の温度との第一の温度差、および、第二の映像表示部の温度と第三の映像表示部の温度との第二の温度差を含む。目標温度差は、第一の映像表示部と第三の映像表示部との第一の目標温度差、および、第二の映像表示部と第三の映像表示部との第二の目標温度差を含む。そして制御部は、第一の温度差と第一の目標温度差との差、および、第二の温度差と第二の目標温度差との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。
好ましくは、複数の冷却部は、第一の映像表示部を冷却する第一の冷却部、第二の映像表示部を冷却する第二の冷却部、および、第三の映像表示部を冷却する第三の冷却部を含む。そして制御部は、温度検出部により検出された第三の映像表示部の温度と第三の映像表示部の目標温度との差が小さくなるように第三の冷却部を制御し、第一の温度差と第一の目標温度差との差が小さくなるように第一の冷却部を制御する。また制御部は、第二の温度差と第二の目標温度差との差が小さくなるように第二の冷却部を制御する。
好ましくは、第一の映像表示部、第二の映像表示部、および、第三の映像表示部はそれぞれ、R色、G色、B色の映像を表示する。また好ましくは、第三の映像表示部は、複数の映像表示部のうち最初に冷却不足または過冷却となる映像表示部である。また好ましくは、冷却部は冷却ファンである。
好ましくは、投射型表示装置は、経過時間を計測する時間計測部(システムタイマ54)を有する。制御部は、時間計測部により計測された経過時間が所定の時間を超えた場合、温度差と目標温度差との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。また制御部は、経過時間が所定の時間を超えていない場合、複数の映像表示部のそれぞれの温度と目標温度との差が小さくなるようにフィードバック制御を行う。より好ましくは、時間計測部は、光源部の点灯が開始してからの経過時間、または、投射型表示装置の電源がオンしてからの経過時間を計測する。
各実施例によれば、表示映像の品質の低下を抑制して良好な画質を維持することが可能な投射型表示装置およびプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10、20、30 映像表示部
11、21、31 温度センサ
12、22、23 冷却ファン(冷却部)
52 制御部
100、100a 投射型表示装置

Claims (13)

  1. 光源部からの光を変調して映像信号を表示する複数の映像表示部と、
    前記複数の映像表示部のそれぞれの温度を検出する複数の温度検出部と、
    前記複数の映像表示部のそれぞれを冷却する複数の冷却部と、
    前記複数の冷却部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記複数の映像表示部のそれぞれの前記温度に基づいて得られた前記複数の映像表示部の温度差と前記複数の映像表示部の目標温度差との差が小さくなるように、前記複数の冷却部のフィードバック制御を行う第1方式と、前記複数の映像表示部のそれぞれの前記温度と目標温度との差が小さくなるように前記フィードバック制御を行う第2方式とを切り替え可能であることを特徴とする投射型表示装置。
  2. 環境温度を検出する環境温度検出部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記環境温度が第一の温度閾値よりも低い場合、前記第1方式で前記フィードバック制御を行い、
    前記環境温度が前記第一の温度閾値よりも高い場合、前記第2方式で前記フィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 環境温度を検出する環境温度検出部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記環境温度が第二の温度閾値よりも高い場合、前記第1方式で前記フィードバック制御を行い、
    前記環境温度が前記第二の温度閾値よりも低い場合、前記第2方式で前記フィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  4. 環境温度を検出する環境温度検出部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記環境温度が第一の温度閾値よりも低い場合、または、前記環境温度が第二の温度閾値よりも高い場合、前記第1方式で前記フィードバック制御を行い、
    前記環境温度が前記第一の温度閾値よりも高く、かつ前記第二の温度閾値よりも低い場合、前記第2方式で前記フィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  5. 前記複数の映像表示部は、第一の映像表示部、第二の映像表示部、および、第三の映像表示部を含み、
    前記温度差は、前記第一の映像表示部の温度と前記第三の映像表示部の温度との第一の温度差、および、前記第二の映像表示部の温度と前記第三の映像表示部の前記温度との第二の温度差を含み、
    前記目標温度差は、前記第一の映像表示部と前記第三の映像表示部との第一の目標温度差、および、前記第二の映像表示部と前記第三の映像表示部との第二の目標温度差を含み、
    前記制御部は、前記第1方式で、前記第一の温度差と前記第一の目標温度差との差、および、前記第二の温度差と前記第二の目標温度差との差が小さくなるように前記フィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  6. 前記複数の冷却部は、前記第一の映像表示部を冷却する第一の冷却部、前記第二の映像表示部を冷却する第二の冷却部、および、前記第三の映像表示部を冷却する第三の冷却部を含み、
    前記制御部は、
    前記温度検出部により検出された前記第三の映像表示部の前記温度と前記第三の映像表示部の目標温度との差が小さくなるように前記第三の冷却部を制御し、
    前記第一の温度差と前記第一の目標温度差との前記差が小さくなるように前記第一の冷却部を制御し、
    前記第二の温度差と前記第二の目標温度差との前記差が小さくなるように前記第二の冷却部を制御することを特徴とする請求項5に記載の投射型表示装置。
  7. 前記第一の映像表示部、前記第二の映像表示部、および、前記第三の映像表示部はそれぞれ、R色、G色、B色の映像を表示することを特徴とする請求項5または6に記載の投射型表示装置。
  8. 前記光源部の点灯が開始してからの経過時間を計測する時間計測部を更に有し、
    前記第三の映像表示部は、前記複数の映像表示部のうち、前記光源部の前記点灯が開始してから最初に冷却不足または過冷却となる映像表示部であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  9. 前記冷却部は、冷却ファンであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  10. 経過時間を計測する時間計測部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記時間計測部により計測された前記経過時間が所定の時間を超えた場合、前記第1方式で前記フィードバック制御を行い、
    前記経過時間が前記所定の時間を超えていない場合、前記第2方式で前記フィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  11. 前記時間計測部は、前記光源部の点灯が開始してからの前記経過時間を計測することを特徴とする請求項10に記載の投射型表示装置。
  12. 前記時間計測部は、前記投射型表示装置の電源がオンしてからの前記経過時間を計測することを特徴とする請求項10に記載の投射型表示装置。
  13. 光源部からの光を変調して映像信号を表示する複数の映像表示部のそれぞれの温度を検出するステップと、
    前記温度に基づいて複数の映像表示部の温度差を取得するステップと、
    前記複数の映像表示部のそれぞれを冷却する複数の冷却部を制御するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記複数の冷却部を制御するステップにおいて、前記複数の映像表示部の前記温度差と前記複数の映像表示部の目標温度差との差が小さくなるように前記複数の冷却部のフィードバック制御を行う第1方式と、前記複数の映像表示部のそれぞれの前記温度と目標温度との差が小さくなるように前記フィードバック制御を行う第2方式とを切り替えることを特徴とするプログラム。
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