JP2015087573A - 画像表示装置、および画像表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作中に警告状態が発生したことを観衆に知られることを防止できる画像表示装置を提供する。【解決手段】プロジェクター1は、プロジェクター本体に備えられ、入力操作を受け付ける本体操作手段23と、プロジェクター1を遠隔操作するためのリモコンRCから送信される操作信号を受信する操作信号受信手段24と、プロジェクター1に警告状態が発生したことを検知する警告検知手段25と、本体操作手段23が受け付けた入力操作を有効とする通常モード、および無効とするデモモードのいずれかを設定するモード設定手段201と、を備え、デモモードにおいて、プロジェクター1に警告状態が発生したことを検知した場合、リモコンRCによる所定の入力操作を受け付けたときに警告状態の発生を報知する。【選択図】図2
Description
本発明は、画像表示装置、および画像表示装置の制御方法に関する。
画像を表示する画像表示装置(例えば、プロジェクター)には温度警告、光源の寿命警告などの各種警告機能を有し、警告状態が発生すると直ちに報知し、使用者に対処を促すようになっている。
特許文献1では、動作中に発生した異常を記録し、後で確認できる機能を有した記録再生装置が開示されている。この装置によれば、異常発生時に報知を見落とした場合でも後で確認することができる。
特許文献2では、温度異常が発生した場合に直ちに電源をオフし、次回の起動時には低輝度で起動するプロジェクターが開示されている。
特許文献2では、温度異常が発生した場合に直ちに電源をオフし、次回の起動時には低輝度で起動するプロジェクターが開示されている。
しかしながら、デモンストレーションなどで、一般の観衆が画面を見ているときに警告状態が発生した場合、警告状態の発生を報知することや、直ちに電源をオフすることは、観衆に不安を与えてしまい好ましくなかった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、入力された画像情報に応じた画像を表示する表示手段を有する画像表示装置であって、当該画像表示装置本体に備えられ、入力操作を受け付ける本体操作手段と、当該画像表示装置を遠隔操作するためのリモートコントローラーから送信される操作信号を受信する操作信号受信手段と、当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知する警告検知手段と、前記本体操作手段が受け付けた入力操作を有効とする通常モード、および無効とするデモモードのいずれかを設定するモード設定手段と、を備え、前記デモモードにおいて、当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知した場合、前記リモートコントローラーによる所定の入力操作を受け付けたときに前記警告状態の発生を報知することを特徴とする。
本適用例によれば、本体操作手段による入力操作を無効とするデモモードで、動作中に警告状態が発生した場合、リモートコントローラー(リモコン)で所定の入力操作をした場合に、発生した警告状態を報知する。つまり、デモンストレーション中は警告状態が発生しても報知しないので、観衆に不安を与えず、リモコンを持つ管理者が所定の操作をした場合に、発生した警告状態を報知して、警告状態に対する対処を促すことが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載の画像表示装置において、前記所定の入力操作は、電源オフ操作であることが好ましい。
本適用例によれば、本体操作手段による入力操作を無効とするデモモードでの動作中に、警告状態が発生した場合、リモコンによる電源オフ操作を検出したときに、発生した警告状態を報知する。これにより、デモンストレーションが終了した後、管理者がリモコンの操作で電源オフしようとしたときに、発生した警告状態を報知するので、警告状態の発生を確実に管理者に報知することが可能となる。
[適用例3]本適用例に係る画像表示装置の制御方法は、入力された画像情報に応じた画像を表示する表示手段を有する画像表示装置の制御方法であって、当該画像表示装置本体に備えられた本体操作手段による入力操作を受け付ける第1の入力操作ステップと、当該画像表示装置を遠隔操作するためのリモートコントローラーによる入力操作を受け付ける第2の入力操作ステップと、当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知する警告検知ステップと、前記本体操作手段が受け付けた入力操作を有効とする通常モード、および無効とするデモモードのいずれかを設定するモード設定ステップと、前記デモモードにおいて、当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知した場合、前記リモートコントローラーによる所定の入力操作を検出したときに前記警告状態の発生を報知する報知ステップと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、本体操作手段による入力操作を無効とするデモモードで、動作中に警告状態が発生した場合、リモコンで所定の入力操作をした場合に、発生した警告状態を報知する。つまり、デモンストレーション中は警告状態が発生しても報知しないので、観衆に不安を与えず、リモコンを持つ管理者が所定の操作をした場合に、発生した警告状態を報知して、警告状態に対する対処を促すことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態であるプロジェクターについて説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るプロジェクター1の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像入力端子6、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、本体操作手段23、操作信号受信手段24、警告検知手段25、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しない筐体の内部または外面に配置されている。
図1は、実施形態に係るプロジェクター1の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像入力端子6、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、本体操作手段23、操作信号受信手段24、警告検知手段25、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しない筐体の内部または外面に配置されている。
画像投写手段10は表示手段に相当するものであり、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
なお、本実施形態では、画像投写手段10は、3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
制御手段20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。制御手段20は、本体操作手段23の入力操作を有効とする通常モードと、無効とするデモモードとのいずれかを設定するモード設定手段201を含む。
記憶手段21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶手段21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
本実施形態では記憶手段21は、警告状態の発生を記録する警告情報211が保存される。警告情報211には、発生した警告状態の種類、内容などの情報が保存される。
本実施形態では記憶手段21は、警告状態の発生を記録する警告情報211が保存される。警告情報211には、発生した警告状態の種類、内容などの情報が保存される。
本体操作手段23は、プロジェクター1の図示しない本体筐体外面に備えられ、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。本体操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、画像信号入力手段18に入力される複数の画像入力端子6を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー等がある。ユーザーが本体操作手段23の各種操作キーを操作すると、本体操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。
操作信号受信手段24は、遠隔操作で入力操作を行うリモートコントローラー(リモコン)RCからの赤外線等の操作信号を受信し、ユーザーの操作内容に応じた制御情報を制御手段20に伝達する。リモコンRCは本体操作手段23と同等の操作キーを備える。
画像信号入力手段18は、複数の画像入力端子6より、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から、図示しないケーブルを介して画像情報が入力される。入力された画像情報は、制御手段20の指示に基づき、画像信号処理手段17に出力される。なお、画像信号入力手段18は、無線通信や光通信などの受信部を備え、外部機器から無線によって画像信号を入力する構成にしてもよい。
画像信号処理手段17は、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、赤(R)、緑(G)、青(B)の色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。
OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
液晶駆動手段14がOSD処理手段16から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
光源制御手段22は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
警告検知手段25は、プロジェクター1に警告状態が発生したことを検知し、制御手段20に通知する。警告検知手段25が検知する警告の種類としては、プロジェクター1の内部温度が所定の警告温度を超えた場合の温度警告、光源11の点灯時間が寿命時間に達した場合の光源寿命警告などがある。
電源部31には、電源端子30を介してAC100V等の電力が外部から供給される。電源部31は、入力した電力(交流電力)を所定の直流電力に変換して、プロジェクター1の各部に変換した電力を供給する。
また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
次に、本実施形態のプロジェクター1の画面表示の遷移を、図2を用いて説明する。
図2(a)はプロジェクター1が通常に動作しているときの画面G1を示す。図2(a)に示す画面G1の状態からプロジェクター1に警告状態が発生したとき、通常モードの場合は図2(b)に示す画面G2に遷移し、デモモードの場合は図2(a)に示す画面G1を継続する。
また、デモモードで警告状態が発生した後、リモコンRCによる電源オフ操作を受け付けると、図2(c)に示す画面G3に遷移する。
図2(a)はプロジェクター1が通常に動作しているときの画面G1を示す。図2(a)に示す画面G1の状態からプロジェクター1に警告状態が発生したとき、通常モードの場合は図2(b)に示す画面G2に遷移し、デモモードの場合は図2(a)に示す画面G1を継続する。
また、デモモードで警告状態が発生した後、リモコンRCによる電源オフ操作を受け付けると、図2(c)に示す画面G3に遷移する。
図2(b)の画面G2に示すように、通常モードでプロジェクター1に警告状態が発生した場合は、発生した警告状態の内容を表示して報知する。図2(b)の画面G2に示す状態から、本体操作手段23またはリモコンRCによる電源オフ操作を受け付けると、図2(d)に示す電源オフ状態(画面G4)に遷移する。
図2(c)の画面G3に示すように、デモモードでプロジェクター1に警告状態が発生した後、リモコンRCによる電源オフ操作を受け付けると、動作中に発生した警告状態の内容を表示して報知する。この状態から所定時間経過すると、図2(d)に示す電源オフ状態(画面G4)に遷移する。
なお、図2(a)において、通常モードでの動作中に、本体操作手段23またはリモコンRCによる電源オフ操作を受け付けると、図2(d)の電源オフ状態に遷移する。
図2(d)に示す画面G4は、プロジェクター1が電源オフし、画像を表示していないことを示す。
図2(d)に示す画面G4は、プロジェクター1が電源オフし、画像を表示していないことを示す。
上述したように、通常モードでは警告状態が発生すると直ちに報知し、デモモードではリモコンによる電源オフ操作を受け付けたときに、発生した警告状態を報知する。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作を、図3から図5のフローチャートを用いて説明する。図3はプロジェクター1が動作中に警告状態の発生を検知したときの動作、図4はプロジェクター1が動作中に本体操作手段23の入力操作を受け付けたときの動作、図5はプロジェクター1が動作中にリモコンRCの入力操作を受け付けたときの動作を示すフローチャートである。
[動作中に警告状態の発生を検知したときの動作]
図3に示すように、プロジェクター1が動作中に警告検知手段25により警告状態の発生を検知すると(ステップS101)、発生した警告状態を警告情報211に記録し(ステップS102)、ステップS103に遷移する。ステップS101が警告検知ステップに相当する。
図3に示すように、プロジェクター1が動作中に警告検知手段25により警告状態の発生を検知すると(ステップS101)、発生した警告状態を警告情報211に記録し(ステップS102)、ステップS103に遷移する。ステップS101が警告検知ステップに相当する。
ステップS103において制御手段20は、モード設定手段201によりプロジェクター1がデモモードに設定されているか否かを調べる。デモモードに設定されている場合(ステップS103:Y)にはステップS105に遷移する。デモモードでない、即ち通常モードに設定されている場合(ステップS103:N)には、ステップS104に遷移する。
ステップS104において制御手段20は、発生した警告状態の内容を示す画面G2(図2(b))を画像投写手段10に投写させて警告状態の発生を報知し、ステップS105に遷移する。
ステップS105において本動作フローを終了する。
[動作中に本体操作手段による入力操作を受け付けたときの動作]
図4に示すように、プロジェクター1が動作中に本体操作手段23による入力操作を受け付けると(ステップS201)、ステップS202に遷移する。ステップS201が第1の入力操作ステップに相当する。
図4に示すように、プロジェクター1が動作中に本体操作手段23による入力操作を受け付けると(ステップS201)、ステップS202に遷移する。ステップS201が第1の入力操作ステップに相当する。
ステップS202において制御手段20は、モード設定手段201によりプロジェクター1がデモモードに設定されているか否かを調べる。デモモードに設定されている場合(ステップS202:Y)には、ステップS204に遷移する。デモモードでない場合、即ち通常モードに設定されている場合(ステップS202:N)には、ステップS203に遷移する。
ステップS203において制御手段20は、ステップS201において受け付けた入力操作に応じた処理を実行し、ステップS204に遷移する。入力操作が通常モード、およびデモモードの変更操作の場合には、モード設定手段201により選択したモードに設定する。ステップS203はモード設定ステップにも相当する。
ステップS204において本動作フローを終了する。上述したように、デモモードの場合には本体操作手段23による入力操作は無効となる。
[動作中にリモコンによる入力操作を受け付けたときの動作]
図5に示すように、プロジェクター1が動作中にリモコンRCによる入力操作を受け付けると(ステップS301)、ステップS302に遷移する。ステップS301が第2の入力操作ステップに相当する。
図5に示すように、プロジェクター1が動作中にリモコンRCによる入力操作を受け付けると(ステップS301)、ステップS302に遷移する。ステップS301が第2の入力操作ステップに相当する。
ステップS302において制御手段20は、ステップS301において受け付けた入力操作が電源オフ操作か否かを調べる。受け付けた入力操作が電源オフ操作の場合(ステップS302:Y)には、ステップS303に遷移する。受け付けた入力操作が電源オフ操作でない場合(ステップS302:N)には、ステップS308に遷移する。
ステップS308において制御手段20は、ステップS302において受け付けた入力操作に応じた処理を実行し、ステップS309に遷移する。入力操作が通常モード、およびデモモードの変更操作の場合には、モード設定手段201により選択したモードに設定する。ステップS308はモード設定ステップにも相当する。
ステップS309において本動作フローを終了する。
ステップS303において制御手段20は、モード設定手段201によりプロジェクター1がデモモードに設定されているか否かを調べる。デモモードに設定されている場合(ステップS303:Y)には、ステップS304に遷移する。デモモードでない、即ち通常モードに設定されている場合(ステップS303:N)には、ステップS306に遷移する。
ステップS304において制御手段20は、警告情報211に警告状態の発生が記録されているか否かを調べる。警告状態の発生が記録されている場合(ステップS304:Y)には、ステップS305に遷移する。警告状態の発生が記録されていない場合(ステップS304:N)には、ステップS306に遷移する。
ステップS305において制御手段20は、警告情報211に記録されている警告状態を示す画面G3(図2(c))を画像投写手段10により所定時間投写させて警告状態の発生を報知し、ステップS306に遷移する。ステップS304からステップS305が報知ステップに相当する。
ステップS306において制御手段20は、光源制御手段22により光源11を消灯させ、プロジェクター1の電源オフ処理を行い、ステップS310に遷移する。
ステップS310において、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行し、本動作フローを終了する。
上述した実施形態によれば、以下の効果を得られる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、本体操作手段23による入力操作を無効とするデモモードで動作中に警告状態が発生した場合、リモコンRCで所定の入力操作をした場合に発生した警告状態を報知する。つまり、デモンストレーション中は警告状態が発生しても報知しないので、観衆に不安を与えず、リモコンRCを持つ管理者が所定の操作を行った場合に、発生した警告状態を報知して、警告状態に対する対処を促すことが可能となる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、本体操作手段23による入力操作を無効とするデモモードで動作中に警告状態が発生した場合、リモコンRCで所定の入力操作をした場合に発生した警告状態を報知する。つまり、デモンストレーション中は警告状態が発生しても報知しないので、観衆に不安を与えず、リモコンRCを持つ管理者が所定の操作を行った場合に、発生した警告状態を報知して、警告状態に対する対処を促すことが可能となる。
また、本体操作手段23による入力操作を無効とするデモモードでの動作中に警告状態が発生した場合、リモコンRCによる電源オフ操作を検出したときに、発生した警告状態を報知する。これにより、デモンストレーションが終了した後、管理者がリモコンRCの操作で電源オフしようとしたときに、発生した警告状態を報知するので、警告状態の発生を確実に管理者に報知することが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、プロジェクター1の電源をオンしたとき、デモモードまたは通常モードのいずれに設定されているかを報知するようにしてもよい。これにより、デモンストレーション時にデモモードに設定するのを忘れ、通常モードのまま動作してプロジェクター1に警告状態が発生したときに、観衆に知られてしまうことを防止できる。
(変形例1)
上述した実施形態において、プロジェクター1の電源をオンしたとき、デモモードまたは通常モードのいずれに設定されているかを報知するようにしてもよい。これにより、デモンストレーション時にデモモードに設定するのを忘れ、通常モードのまま動作してプロジェクター1に警告状態が発生したときに、観衆に知られてしまうことを防止できる。
(変形例2)
上術した実施形態では、プロジェクター1を例にして説明しているが、プロジェクターに限定するものではなく、画像を表示する表示手段を備えた画像表示装置であれば、適用することが可能である。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等に適用することも可能である。
上術した実施形態では、プロジェクター1を例にして説明しているが、プロジェクターに限定するものではなく、画像を表示する表示手段を備えた画像表示装置であれば、適用することが可能である。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等に適用することも可能である。
1…プロジェクター、6…画像入力端子、10…画像投写手段、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、201…モード設定手段、21…記憶手段、211…警告情報、22…光源制御手段、23…本体操作手段、24…操作信号受信手段、25…警告検知手段、30…電源端子、31…電源部、RC…リモートコントローラー。
Claims (3)
- 入力された画像情報に応じた画像を表示する表示手段を有する画像表示装置であって、
当該画像表示装置本体に備えられ、入力操作を受け付ける本体操作手段と、
当該画像表示装置を遠隔操作するためのリモートコントローラーから送信される操作信号を受信する操作信号受信手段と、
当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知する警告検知手段と、
前記本体操作手段が受け付けた入力操作を有効とする通常モード、および無効とするデモモードのいずれかを設定するモード設定手段と、を備え、
前記デモモードにおいて、当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知した場合、前記リモートコントローラーによる所定の入力操作を受け付けたときに前記警告状態の発生を報知することを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置であって、
前記所定の入力操作は、電源オフ操作であることを特徴とする画像表示装置。 - 入力された画像情報に応じた画像を表示する表示手段を有する画像表示装置の制御方法であって、
当該画像表示装置本体に備えられた本体操作手段による入力操作を受け付ける第1の入力操作ステップと、
当該画像表示装置を遠隔操作するためのリモートコントローラーによる入力操作を受け付ける第2の入力操作ステップと、
当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知する警告検知ステップと、
前記本体操作手段が受け付けた入力操作を有効とする通常モード、および無効とするデモモードのいずれかを設定するモード設定ステップと、
前記デモモードにおいて、当該画像表示装置に警告状態が発生したことを検知した場合、前記リモートコントローラーによる所定の入力操作を検出したときに前記警告状態の発生を報知する報知ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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2013
- 2013-10-31 JP JP2013226552A patent/JP2015087573A/ja active Pending
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