JP2013152387A - プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクターが異常を検知した後の起動時に認証を行い、使用を制限する。
【解決手段】異常検知手段27はプロジェクター1の異常発生を検知すると、異常検知フラグ211をセットし、制御手段20はプロジェクター1の電源オン操作を検出したとき、異常検知フラグ211がセットされていたら、認証手段201により、プロジェクター1の使用を許可するか否かの認証を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法に関する。
画像を投写するプロジェクターにおいて、プロジェクター内部の温度上昇などの異常が発生した場合に警告し、さらに強制的に電源をオフする機能が使われている。
特許文献1には、異常によりプロジェクターを終了した場合に、次回の電源オン時に警告表示するものが開示されている。
特許文献1のプロジェクターでは異常が発生した後の起動時に警告表示されるため、前回の使用時に異常が発生していたことを知ることができる。
特開2004−279908号公報
しかしながら、プロジェクターをデモンストレーションなどで毎日使用しているような場合、電源をオンした後でユーザーがすぐにその場を離れてしまい、警告表示に気がつかないことがあった。また、操作に慣れていないユーザーの場合、異常が発生したメッセージに対する対処方法がわからずに使用し続けて、再度同じ異常を発生させてしまい、プロジェクターが故障してしまう虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、画像を投写するプロジェクターであって、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写する画像投写手段と、異常発生を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段により異常発生が検知された場合にセットされる異常検知フラグを記憶する記憶手段と、当該プロジェクターの電源をオン・オフするための電源オン操作、電源オフ操作、および当該プロジェクターの 使用を許可するか否かの認証を行う ための認証操作を含む操作を受け付ける入力操作手段と、前記入力操作手段が受け付けた前記操作に基づいて、当該プロジェクターの使用を許可するか否かの認証を行なう認証手段と、前記入力操作手段が、前記電源オン操作 を受け付けたとき に、前記異常検知フラグがセットされていた場合、前記認証手段により認証を行わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、異常検知手段によってプロジェクターに異常が発生したことを検知した場合に異常検知フラグがセットされ、次にプロジェクターの電源オン操作を検出したときに異常検知フラグがセットされていると、プロジェクターを使用するためには認証手段による認証が必要となる。
つまり、プロジェクターに異常が発生した後で、使用するためには認証が必要となり、認証方法を知っているユーザーのみがプロジェクターを起動できるので、操作に慣れていない、異常発生時の対処方法がわからないユーザーがプロジェクターを使い続けてしまうことを防止することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記認証手段は、前記光源が消灯した状態において前記認証を行い、前記制御手段は前記認証が成功したときに前記光源を点灯することを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターに異常が発生した後で使用するための認証時には光源が消灯し、認証が成功した後で、光源が点灯するので、認証方法を知らないユーザーが認証されず、繰り返し操作を行った場合でも、光源の消耗を防ぐことが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記光源の累積点灯時間を計時する点灯時間計時手段をさらに備え、前記制御手段は、前記入力操作手段が前記電源オン操作を受け付けたとき、前記累積点灯時間が所定の寿命警告時間を経過している場合に、前記認証手段により前記認証を行わせることを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの電源をオンしようとしたとき、光源の累積点灯時間が所定の寿命警告時間を経過している場合に認証を行うので、光源の交換が必要であることに気づかずに使用し続けてしまうのを防止することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記記憶手段は、当該プロジェクターが電源オフするときにセットされる電源オフフラグをさらに備え、前記制御手段は、前記入力操作手段が前記電源オフ操作を受け付けたときに前記電源オフフラグをセットし、前記制御手段は、前記入力操作手段が前記電源オン操作を受け付けたとき、前記電源オフフラグがクリアされている場合に、前記認証手段により前記認証を行わせることを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターを使用中に電源オフ操作をせずにAC電源が遮断され電源オフした場合、電源オフフラグがセットされていないので、電源オンしようとすると認証が必要となる。これにより、認証方法を知らないユーザーが、正しい電源オフ操作がなされない状態で電源オンし、使用し続けることを防止することが可能となる。
[適用例5]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写する画像投写手段と、異常発生を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段により異常発生が検知された場合にセットされる異常検知フラグを記憶する記憶手段と、を備えたプロジェクターの制御方法であって、当該プロジェクターの使用を許可するか否かの認証を認証手段で行なう認証ステップ当該プロジェクターの電源オン操作を受け付けたとき、前記異常検知フラグがセットされていた場合、前記認証ステップにより前記認証を行わせる制御ステップと、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、異常検知手段によってプロジェクターに異常が発生したことを検知した場合に異常検知フラグがセットされ、次にプロジェクターの電源オン操作を検出したときに異常検知フラグがセットされていると、プロジェクターを使用するためには認証手段による認証が必要となる。
つまり、プロジェクターに異常が発生した後で、使用するためには認証が必要となり、認証方法を知っているユーザーのみがプロジェクターを起動できるので、操作に慣れていない、異常発生時の対処方法がわからないユーザーがプロジェクターを使い続けてしまうことを防止することが可能となる。
プロジェクターの概略構成を示すブロック図。 プロジェクターが異常を検知したときの動作を示すフローチャート。 プロジェクターの光源の使用時間が寿命警告時間に到達したときの動作を示すフローチャート。 プロジェクターが電源オフするときの動作を示すフローチャート。 プロジェクターが電源オン操作を受け付けたときの動作を示すフローチャート。 プロジェクターの警告メッセージを示す図であり、(a)は異常を検知したとき、(b)は光源の使用時間が寿命警告時間に到達したとき、(c)は電源オン時に異常検知フラグがセットされていたとき、(d)は電源オン時に電源オフフラグがセットされていなかったとき、にそれぞれ表示される警告メッセージを示す。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、異常検知手段27、報知手段28、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しない筐体の内部に収容されている。
画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
本実施形態では、光源として光源ランプ11aを用いて投写するプロジェクター1を例示したが、本発明は、光源としてLED(Light emitting diode)光源やレーザー光源などを用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。
なお、本実施形態では、画像投写手段10は、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
制御手段20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。制御手段20は、認証手段201と、点灯時間計時手段202を含んで構成される。
認証手段201は、入力操作手段23が受け付けた操作(認証操作)に基づいて、プロジェクター1の使用を許可するか否かの認証を行う。認証手段201が行う認証としては、入力操作手段23の数字キーにより入力された暗証番号が記憶手段21に保存された暗証番号(図示せず)と一致するか照合する暗証番号認証や、入力操作手段23より入力されたキー操作が、記憶手段21に保存された特定キー操作(例えば、複数のキーの同時押し、所定の順番でのキー操作など)と一致するか照合する特定キー操作認証などがある。これらの照合結果が一致した場合、プロジェクター1が使用可能となる。
点灯時間計時手段202は、光源ランプ11aの累積点灯時間を計測する。計測した累積点灯時間は、記憶手段21に光源点灯時間212として保存される。
記憶手段21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶手段21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
本実施形態では、プロジェクター1に異常が発生した場合にセットされる異常検知フラグ211、光源ランプ11aの累積点灯時間である光源点灯時間212、プロジェクター1が電源オフする際にセットされる電源オフフラグ213が記憶手段21に保存される。
入力操作手段23は、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替える、いわゆる電源オン操作、電源オフ操作のための電源キーや、画像信号入力手段18の複数の画像入力端子を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー、暗証番号等を入力するための数字キー等がある。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御複数の20に出力する。なお、入力操作手段23は、リモコン信号受信手段(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラー(図示せず)を有した構成としてもよい。この場合、リモートコントローラーは、使用者の操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信手段がこれを受信して制御情報として制御手段20に伝達する。
また、入力操作手段23は上述したキーにより、ユーザーがプロジェクター1の使用許可を得るための認証操作を受け付け、認証手段201に入力する。
画像信号入力手段18は、上述したように複数の画像入力端子を備えており、各画像入力端子より、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から、図示しないケーブルを介して画像情報が入力される。なお、画像信号入力手段18は、無線通信や光通信などの受信部を備え、外部機器から無線によって画像信号を入力する構成にしてもよい。
画像信号処理手段17は、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、R,G,Bの色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。
OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
液晶駆動手段14は、OSD処理手段16から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
電源部31には、電源端子30を介してAC100V等の電力が外部から供給される。電源部31は、入力した電力(交流電力)を所定の直流電力に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。なお、電源キーを押してスタンバイ状態に移行させることを「電源をオフする」、または「電源オフ操作をする」と言う。
光源制御手段22は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯、及び消灯を切り替える。
異常検知手段27は、プロジェクター1の異常発生を検知し、制御手段20に通知する。
報知手段28は、LED、ブザー等で構成され、プロジェクター1が起動時に、認証を必要とする場合に報知する。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作を図2〜5のフローチャートを用いて説明する。図2はプロジェクター1が動作中に異常を検知したとき、図3はプロジェクター1が動作中に光源11の使用時間が所定の寿命警告時間に到達したとき、図4はプロジェクター1が電源オフするとき、図5はプロジェクター1が電源オン操作を検出したときのそれぞれ動作を示すフローチャートである。
(異常を検知したとき)
図2に示すように、プロジェクター1が動作中に、異常検知手段27により、異常発生を検知すると(ステップS101)、制御手段20は異常検知フラグ211をセットし(ステップS102)、ステップS103に遷移する。
ステップS103において制御手段20は、異常検知メッセージM1を画像投写手段10により投写し、ステップS104に遷移する。このときの異常検知メッセージM1を図6(a)に示す。
ステップS104において、本動作フローを終了する。なお、ステップS103において異常検知メッセージM1を表示した後、所定時間経過後にプロジェクター1の動作電力の供給を停止し、スタンバイ状態に移行するようにしてもよい。
(光源11の使用時間が寿命警告時間に到達したとき)
図3に示すように、プロジェクター1が動作中に、点灯時間計時手段202の計時による光源点灯時間212が所定の寿命警告時間T1に到達したとき(ステップS201)、制御手段20は光源寿命警告メッセージM2を画像投写手段10により投写し(ステップS202)、ステップS203に遷移する。このときの光源寿命警告メッセージM2を図6(b)に示す。
ステップS203において、本動作フローを終了する。なお、ステップS202において光源寿命警告メッセージM2を表示した後、所定時間経過後にプロジェクター1の動作電力の供給を停止し、スタンバイ状態に移行するようにしてもよい。
(電源オフまたはAC電源遮断をするとき)
図4に示すように、プロジェクター1が動作中に、電源オフ要因が発生すると(ステップS301)、制御手段20はステップS302に遷移する。ここで、電源オフ要因とは、電源オフ操作(スタンバイ状態)、またはAC電源の遮断操作などを含む。
ステップS302において、制御手段20は、電源オフ要因が電源オフ操作によるものか否かを調べる。電源オフ要因が電源オフ操作の場合(ステップS302:Y)、制御手段20は電源オフフラグ213をセットし(ステップS303)、ステップS304に遷移する。
一方、電源オフ要因が電源オフ操作でない場合、例えば手動でAC電源の遮断をするなどの規定外操作だった場合(ステップS302:N)、ステップS305に遷移する。
ステップS304において制御手段20は、プロジェクター1の動作電力の供給を停止してスタンバイ状態に移行させ、本動作フローを終了する。
ステップS305においてプロジェクター1はAC電源が遮断されたAC断状態になり、本動作フローを終了する。
つまり、電源オフ操作をせずに、プロジェクター1のAC電源を切断するなど電源の供給を遮断した場合、電源オフフラグ213はセットされず、クリアされたままになる。
(電源オン操作を検出したとき)
図5に示すように、プロジェクター1がスタンバイ状態で、入力操作手段23より電源オン操作を受け付けると(ステップS401)、ステップS402に遷移する。
ステップS402において制御手段20は、異常検知フラグ211がセットされているか否かを調べる。異常検知フラグ211がセットされている場合(ステップS402:Y)、ステップS405に遷移する。異常検知フラグ211がセットされていない、即ちクリアされている場合(ステップS402:N)、ステップS403に遷移する。
ステップS403において制御手段20は、光源点灯時間212が所定の寿命警告時間T1を経過しているか否かを調べる。光源点灯時間212が寿命警告時間T1を経過している場合(ステップS403:Y)、ステップS405に遷移する。光源点灯時間212が寿命警告時間T1を経過していない場合(ステップS403:N)、ステップS404に遷移する。
ステップS404において制御手段20は、電源オフフラグ213がセットされているか否かを調べる。電源オフフラグ213がセットされている場合(ステップS404:Y)、ステップS420に遷移する。電源オフフラグ213がセットされていない、即ちクリアされている場合(ステップS404:N)、ステップS405に遷移する。
ステップS405において制御手段20は、報知手段28により、プロジェクター1を使用するための認証が必要なことを報知し、ステップS406に遷移する。
ステップS406において認証手段201は、プロジェクター1の使用を許可するか否かの認証を実行し、ステップS407に遷移する。本ステップが認証ステップに相当する。
ステップS407において制御手段20は、ステップS406において実行した認証が成功したか否かを調べる。認証が成功した場合(ステップS407:Y)、ステップS408に遷移する。認証が失敗した場合(ステップS407:N)、ステップS412に遷移する。なお、ステップS402からステップS407が制御ステップに相当する。
ステップS408において制御手段20は、光源制御手段22に指示して光源11を点灯させ、ステップS409に遷移する。
ステップS409において制御手段20は、ステップS406において実行した認証の認証要因に関するメッセージを画像投写手段10により投写し、ステップS410に遷移する。
認証要因とはステップS406において認証を行うことになった要因であり、異常検知フラグ211がセットされていた場合(ステップS402:Y)、光源点灯時間212が所定の寿命警告時間T1を経過していた場合(ステップS403:Y)、電源オフフラグ213がクリアされていた場合(ステップS404:N)、の3つがある。
ここで投写するメッセージは、異常検知フラグ211がセットされていた場合は前回使用時に異常が発生していたことを示す異常通知メッセージM3、光源点灯時間212が所定の寿命警告時間T1を経過していた場合は光源寿命警告メッセージM2、電源オフフラグ213がクリアされていた場合は前回使用時にプロジェクター1が正常に電源オフされなかったことを示す電源オフ警告メッセージM4である。
異常通知メッセージM3を図6(c)に、光源寿命警告メッセージM2を図6(b)に、電源オフ警告メッセージM4を図6(d)にそれぞれ示す。
ステップS410において制御手段20は、ステップS406において実行した認証の認証要因が解消されたか否かのユーザー応答を調べる。即ち、ステップS409において投写した各メッセージに対してユーザーが、認証要因が解消された旨の応答操作をしたか否かを調べる。
認証要因が解消された応答操作を受け付けた場合(ステップS410:Y)、ステップS411に遷移する。認証要因が解消されていない応答操作を受け付けた場合(ステップS410:N)、ステップS412に遷移する。
認証要因が解消されたとは、認証要因への対処方法がわかるユーザーが何らかの対応を施したということである。具体的には異常発生の場合は、異常要因を特定して対処することであり、光源点灯時間212が寿命警告時間T1を経過していた場合は、光源11を交換したことであり、電源オフフラグ213がクリアされていた場合は、電源供給関係、操作方法に問題がないか確認し、対処したということである。
ステップS411において制御手段20は、ステップS406において実行した認証の認証要因に関する設定情報をクリアする。即ち、異常発生の場合は異常検知フラグ211をクリアし、寿命警告時間T1を経過していた場合は光源点灯時間212をリセットする。次にステップS422に遷移する。
ステップS412において制御手段20は、プロジェクター1の動作電力の供給を停止してスタンバイ状態に移行させ、本動作フローを終了する。
この時点では、認証要因は解消されていないので次に電源を入れた場合、再度認証手段201による認証が実行される(ステップS406)。
ステップS420において制御手段20は、光源制御手段22に指示して光源11を点灯させ、ステップS421に遷移する。
ステップS421において制御手段20は、電源オフフラグ213をクリアし、ステップS422に遷移する。
ステップS422において点灯時間計時手段202は、光源点灯時間212の計時を開始し、ステップS423に遷移する。
ステップS423において制御手段20は、画像信号入力手段18から入力される画像信号に基づく画像を画像投写手段10により投写させ、本動作フローを終了する。
なお、認証要因により認証を実行してからステップS423において本動作フローを終了していても、ステップS411において認証要因に関する設定情報がクリアされているので、再度、異常発生などの認証要因が発生しない限り、次に電源オン操作をしたときには、認証手段201による認証は実行されない。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、異常検知手段27によってプロジェクター1に異常が発生したことを検知した場合に異常検知フラグ211がセットされ、次にプロジェクター1の電源オン操作を検出したときに異常検知フラグ211がセットされていると、プロジェクター1を使用するためには認証手段201による認証が必要となる。
つまり、プロジェクター1に異常が発生した後で使用するためには認証が必要となり、認証方法を知っているユーザーのみがプロジェクター1を起動できるので、操作に慣れていない、異常発生時の対処方法がわからないユーザーがプロジェクター1を使い続けてしまうことを防止することが可能となる。
また、プロジェクター1に異常が発生した後で使用するための認証時には光源11が消灯し、認証が成功した後で、光源11が点灯するので、認証方法を知らないユーザーが認証されず、繰り返し操作を行った場合でも、光源11の消耗を防ぐことが可能となる。
また、プロジェクター1の電源をオンしようとしたとき、光源点灯時間212が所定の寿命警告時間T1を経過している場合に認証を行うので、光源11の交換が必要であることに気づかずに使用し続けてしまうのを防止することが可能となる。
また、プロジェクター1を使用中に電源オフ操作をせずにAC電源が遮断された場合、電源オフフラグ213がセットされていないので、電源オンしようとすると認証が必要となる。これにより、認証方法を知らないユーザーが、正しい電源オフ操作がなされない状態で電源オンし、使用し続けることを防止することが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、RTC(リアルタイムクロック)など時刻計時手段を搭載し、プロジェクター1が電源オフしてから、所定時間内(たとえば5秒)に電源オン操作を検出した場合に認証手段201により認証を行うようにしてもよい。これにより、光源を点灯中にAC電源の遮断が可能であるダイレクトオフモードを搭載したプロジェクター1において、瞬時停電や、AC電源を遮断し、すぐに供給するような異常な使い方が発生した場合に認証を行い、認証方法を知っているユーザーにのみ使用させることが可能となる。
1…プロジェクター、10…画像投写手段、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、201…認証手段、202…点灯時間計時手段、21…記憶手段、211…異常検知フラグ、212…光源点灯時間、213…電源オフフラグ、22…光源制御手段、23…入力操作手段、27…異常検知手段、28…報知手段、30…電源端子、31…電源部。

Claims (5)

  1. 画像を投写するプロジェクターであって、
    光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写する画像投写手段と、
    異常発生を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段により異常発生が検知された場合にセットされる異常検知フラグを記憶する記憶手段と、
    当該プロジェクターの電源をオン・オフするための電源オン操作、電源オフ操作、および当該プロジェクターの使用を許可するか否かの認証を行うための認証操作を含む操作を受け付ける入力操作手段と、
    前記入力操作手段が受け付けた前記操作に基づいて、当該プロジェクターの使用を許可するか否かの認証を行なう認証手段と、
    前記入力操作手段が、前記電源オン操作を受け付けたときに、前記異常検知フラグがセットされていた場合、前記認証手段により認証を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、プロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記認証手段は、前記光源が消灯した状態において前記認証を行い、前記制御手段は前記認証が成功したときに前記光源を点灯することを特徴とする、プロジェクター。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源の累積点灯時間を計時する点灯時間計時手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記入力操作手段が前記電源オン操作を受け付けたとき、前記累積点灯時間が所定の寿命警告時間を経過している場合に、前記認証手段により前記認証を行わせることを特徴とする、プロジェクター。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記記憶手段は、当該プロジェクターが電源オフするときにセットされる電源オフフラグをさらに備え、
    前記制御手段は、前記入力操作手段が前記電源オフ操作を受け付けたときに前記電源オフフラグをセットし、
    前記制御手段は、前記入力操作手段が前記電源オン操作を受け付けたとき、前記電源オフフラグがクリアされている場合に、前記認証手段により前記認証を行わせることを特徴とする、プロジェクター。
  5. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写する画像投写手段と、
    異常発生を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段により異常発生が検知された場合にセットされる異常検知フラグを記憶する記憶手段と、を備えたプロジェクターの制御方法であって、
    当該プロジェクターの使用を許可するか否かの認証を認証手段で行なう認証ステップと、
    当該プロジェクターの電源オン操作を受け付けたとき、前記異常検知フラグがセットされていた場合、前記認証ステップにより前記認証を行わせる制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする、プロジェクターの制御方法。
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