JP6127393B2 - プロジェクターシステム、プロジェクターシステムの制御方法、及びプロジェクター - Google Patents

プロジェクターシステム、プロジェクターシステムの制御方法、及びプロジェクター Download PDF

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Description

本発明は、複数のプロジェクターで一つの画像をスタック投写するプロジェクターシステム、プロジェクターシステムの制御方法、及びプロジェクターに関する。
複数のプロジェクターそれぞれが、画像情報の異なる領域を投写することにより一つの大きな画像を投写するスタック投写システムがデモンストレーションなどに使われている。例えば縦3台、横3台からなる計9台のプロジェクターを使うことにより、通常の9倍の大きさの画像を投写することができる。このとき、投写しているいずれか1台のプロジェクターに異常が発生して投写不能になった場合、投写する画像の一部が欠落してしまう。
下記に示す特許文献1には、異常が発生した場合に報知するプロジェクターが開示されている。このようなプロジェクターを使えば、プロジェクターに異常が発生したことを使用者が知ることができる。
特開2007−226006号公報
しかし、特許文献1のプロジェクターでは異常が発生したことを使用者に報知することはできるものの、異常発生したプロジェクターを修理し、再度画像を投写できるようになるまで、スタック投写の画像の一部が欠落した状態のままで、全領域を投写することができないという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターシステムは、複数のプロジェクターを有し、前記複数のプロジェクターが画像情報のそれぞれ異なる部分領域を投写することで、投写面に一つの画像を形成するよう構成されたプロジェクターシステムであって、前記複数のプロジェクターのうち少なくとも一つのプロジェクターは、光源から射出された光を前記画像情報に応じて変調して前記投写面に投写する画像投写手段と、前記投写面上の投写位置を調整する投写位置調整手段と、を備え、前記複数のプロジェクターのうち他のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記投写位置調整手段が前記投写位置を変更する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、複数のプロジェクターで投写して一つの画像を形成するプロジェクターシステムにおいて、少なくとも一つのプロジェクターが、他のプロジェクターに異常が発生した場合に投写位置を変更して投写を行う。例えば、画像の中央部分を投写しているプロジェクターが故障した場合に、周辺を投写していたプロジェクターの投写位置を変更して、故障したプロジェクターの代わりに中央部分を投写することにより、重要な中央部分の投写画像が欠落するのを防止することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターシステムにおいて、前記少なくとも一つのプロジェクターは、前記画像投写手段に投写させる前記画像情報の中の投写範囲を設定する投写範囲設定手段、をさらに備え、前記他のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記投写範囲設定手段が前記投写範囲を変更する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、少なくとも一つのプロジェクターが、他のプロジェクターに異常が発生した場合に、投写位置と投写範囲を変更して投写を行う。例えば、故障により投写不能になった他のプロジェクターの代わりに、少なくとも一つのプロジェクターが投写位置と投写範囲を変更して画像の投写を行い、投写画像の一部が欠落するのを防止することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記少なくとも一つのプロジェクターは、前記他のプロジェクターに異常が発生した旨の通知を受け取る通信手段、をさらに備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、少なくとも一つのプロジェクターが、他のプロジェクターに異常が発生した旨の通知を受け取り、投写位置、投写範囲の変更を行うよう対処することが可能となる。
[適用例4]上記適用例1に記載のプロジェクターにおいて、前記複数のプロジェクターに、前記画像情報のそれぞれ異なる部分領域の画像信号を供給する画像信号供給手段、をさらに有し、前記画像信号供給手段は、前記他のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記少なくとも一つのプロジェクターに供給する前記部分領域を変更する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、画像情報のそれぞれ異なる部分領域の画像信号を供給する画像信号供給手段により、少なくとも一つのプロジェクターに供給する画像の部分領域を変更するので、他のプロジェクターに異常が発生した場合に投写画像の一部が欠落するのを防止することが可能となる。
[適用例5]本適用例に係るプロジェクターシステムの制御方法は、複数のプロジェクターを有し、前記複数のプロジェクターが画像情報のそれぞれ異なる部分領域を投写することで、投写面に一つの画像を形成するよう構成されたプロジェクターシステムの制御方法であって、前記複数のプロジェクターのうち少なくとも一つのプロジェクターは、前記複数のプロジェクターのうち他のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記投写面上の投写位置を変更する、投写位置変更ステップ、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、複数のプロジェクターで投写して、投写面に一つの画像を形成するプロジェクターシステムにおいて、少なくとも一つのプロジェクターが、他のプロジェクターに異常が発生した場合に投写位置を変更して投写を行う。例えば、画像の中央部分を投写しているプロジェクターが故障した場合に、周辺を投写していたプロジェクターの投写位置を変更して、故障したプロジェクターの代わりに中央部分を投写することにより、重要な中央部分の投写画像が欠落するのを防止することが可能となる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターは、他のプロジェクターと、画像情報のそれぞれ異なる部分領域を投写することで、投写面に一つの画像を形成するプロジェクターであって、光源から射出された光を前記画像情報に応じて変調して前記投写面に投写する画像投写手段と、前記投写面上の投写位置を調整する投写位置調整手段と、を備え、前記他のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記投写位置調整手段が前記投写位置を変更する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、他のプロジェクターと投写して一つの画像を形成するプロジェクターにおいて、他のプロジェクターに異常が発生した場合に投写位置を変更して投写を行うので、他のプロジェクターが故障した場合に投写位置を変更して、代わりに投写することが可能となる。
プロジェクターシステムのスタック投写状態を示す図。 プロジェクターシステムのスタック投写した画面を表す正面図であり、(a)は1台のプロジェクターに異常が発生し、投写不能になった投写状態を示し、(b)は異常が発生していないプロジェクターの画像投写範囲、投写位置を変更した投写状態を示す。 画像情報の投写範囲を示す図であり、(a)は9台のプロジェクターで1つの画像を投写する場合、(b)は4台のプロジェクターで1つの画像を投写する場合の投写範囲を示す。 プロジェクターの画像投写位置を示す図。 正常投写時、異常発生時の各プロジェクターの投写範囲、および投写位置を示す図。 プロジェクターの回路構成を示すブロック図。 プロジェクターの動作を示すフローチャートであり、(a)は他のプロジェクターの異常を検知したとき、(b)は自身に異常が発生したときの動作を示す。 変形例1のプロジェクターシステムの投写画像を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターシステム100のスタック投写状態を示す図である。図1に示すように、プロジェクターシステム100は9つのプロジェクター101〜109を備え、それぞれのプロジェクター101〜109には外部映像機器V1から画像信号供給手段120を介して画像情報が供給され、それぞれのプロジェクター101〜109が分割された画像情報の異なる範囲を投写することでスクリーンSC上に1つの画像を形成する。図1のスクリーンSC上に示す点線は、プロジェクター101〜109が投写するそれぞれの領域を示すためのもので、画像に含まれたり実際に見えたりするものではない。
図2は本実施形態のプロジェクターシステム100がスタック投写した画面を示す正面図であり、(a)はプロジェクター(PJ)105に異常が発生し、投写不能になった場合の投写状態を示し、(b)は異常が発生していないプロジェクターの画像投写範囲、投写位置を変更した場合の投写状態を示す。
図2は、投写面の縦3×横3からなる9画面の領域ごとに、プロジェクター(PJ)101〜109が画像を投写しており、領域には、投写しているプロジェクターの符号(PJ101〜PJ109)を示している。
図2(a)に示すように、投写しているPJ101〜PJ109のうち、中央の領域を投写しているPJ105に異常が発生し、投写不能になった場合、まずPJ105の図中右隣の領域を投写しているPJ106の画像投写位置を1画面(領域)分左にシフトして、中央の領域を投写する。
次に、図2(b)に示すように、PJ101、PJ102,PJ104,PJ106の4台のプロジェクターにより1つの画像情報を4分割して投写する。このとき、残りのPJ103、PJ107,PJ108,PJ109は消灯して画像を投写しない。つまり、異常発生前は9台のプロジェクターで投写していた画像を4台のプロジェクターで投写することになるので、画像サイズは4/9になるが、投写画像の欠落はなくなる。
次に、本実施形態のプロジェクターシステムの画像投写範囲、投写位置情報の設定手順を図3、図4、および図5を用いて説明する。図3は画像の投写範囲を示す図であり、(a)は9台のプロジェクターで1つの画像を投写する場合、(b)は4台のプロジェクターで1つの画像を投写する場合の投写範囲を示す。
図3(a)に示すように、9台のプロジェクターで1つの画像を投写する場合、画像を9分割し、それぞれの画像投写範囲を左上からAa、Ab、Ac、Ad,Ae,Af,Ag,Ah,Aiとする。図3(b)に示すように、4台のプロジェクターで1つの画像を投写する場合、画像を4分割し、それぞれの画像投写範囲を左上からBa、Bb、Bc、Bdとする。
図4は画像の投写位置を示す図である。図4に示すように、それぞれのプロジェクター(PJ)101〜109が正面位置に投写する位置をC,左に1画面分シフトした位置をLとする。
図5はPJ101〜PJ109それぞれの画像投写範囲、画像投写位置を示す図であり、図3の投写範囲、図4の投写位置と対応している。例えば「Aa−C」は、画像を9分割した左上の範囲Aaをプロジェクターの正面位置Cに投写することを示す。なお、「Off」はプロジェクターの光源を消灯し、画像を投写しない状態を示す。
図5に示すように、異常が発生していない場合、PJ101〜PJ109はそれぞれAa〜Aiの投写範囲を正面位置Cに投写している。次に、PJ101に異常が発生した場合、PJ101は画像を投写できないのでOffにし、PJ102がBaの範囲の画像を1画面分左の位置に投写し、PJ103がBbの範囲の画像を1画面分左の位置に投写し、PJ104がBcの範囲の画像を正面位置Cに投写し、PJ105がBdの範囲の画像を正面位置Cに投写し、PJ106〜PJ109はOffする。つまり、PJ102,PJ103,PJ104,PJ105の4台のプロジェクターで1つの画像を投写する。
なお、図5では9台のうちいずれかのプロジェクターに異常が発生した場合に4台のプロジェクターで画像情報を投写する設定を示しているが、例えばPJ105に異常が発生した場合に、PJ106がPJ105の代わりにAeの領域を投写するようにして8台のプロジェクターで画像情報を投写してもよい。これにより、画像全体の大きさを維持し、重要な中央部分の投写画像の欠落を防ぐことができる。
また、図5に示す画像投写範囲が、後述する投写範囲情報21aに、画像投写位置が投写位置情報21bにそれぞれ保存される。
図6は本実施形態のプロジェクターシステム100のうちの一つのプロジェクター101の回路構成を示すブロック図である。
図6に示すように、プロジェクター101は、画像投写手段10、台形歪補正手段15、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、入力操作手段23、光源制御手段25、レンズシフト制御手段28、異常検知手段29、電源端子30、電源部31、通信手段40等で構成されており、これらは図示しないプロジェクター101の筐体の内部に収容されている。
画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12(12R,12G,12B)、投写光学系としての投写レンズ13、投写レンズ13の位置を調整するためのレンズシフト手段131、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。
このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
本実施形態では、光源11として光源ランプ11aを用いて投写するプロジェクター101を例示したが、本発明は光源としてLED(Light Emitting Diode)光源やレーザー光源などを用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。
なお、本実施形態では、画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
レンズシフト手段131は、投写レンズ13の位置を上下方向または左右方向に移動(以下、レンズシフトという)させるための圧電モーター等が設けられており、レンズシフト制御手段28は、後述する動作により、制御手段20の指示に基づきレンズシフト手段131の圧電モーターを駆動するための駆動信号を生成している。
レンズシフト制御手段28からの駆動信号で圧電モーターを駆動させることにより、投写レンズ13を所定の移動量だけ上下方向または左右方向に移動させて、スクリーンSC上に投写される投写画像の投写位置を上下または左右に調整する。なお、レンズシフト手段131、およびレンズシフト制御手段28が本実施形態における投写位置調整手段に相当する。
制御手段20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター101の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。
記憶手段21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶手段21には、プロジェクター101の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター101の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。記憶手段21には設定データとして、画像情報の投写範囲を示す投写範囲情報21aと画像のスクリーンSC上での投写位置を示す投写位置情報21bが保存される。
入力操作手段23は、プロジェクター101が、ユーザーからの入力操作を受け付けるものであり、ユーザーがプロジェクター101に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えており、プロジェクター101の本体筐体外面に備えられる本体キーまたは、遠隔操作で入力操作を行うリモートコントローラー(リモコン)で構成させる。
入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、画像信号入力手段18に入力される複数の画像入力端子を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー、等がある。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。なお、入力操作手段23は、リモートコントローラー(リモコン)信号受信手段(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラー(図示せず)を有した構成としてもよい。この場合、リモートコントローラーは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信手段がこれを受信して制御情報として制御手段20に伝達する。
画像信号入力手段18は、上述したように複数の画像入力端子を備えており、各画像入力端子には、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から、図示しないケーブル、又は通信機器などを介して画像情報が入力される。
画像信号処理手段17は、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、赤(R),緑(G),青(B)の色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。また、画像信号処理手段17は本実施形態における投写範囲設定手段に相当し、後述する投写範囲情報21aに基づき、入力される画像情報の指定範囲を変換する。
本実施形態において、画像信号供給手段120により外部の画像出力装置からの画像信号をプロジェクター101〜109それぞれに画像情報の異なる部分領域を供給するようにしてもよい。この場合、画像信号供給手段120が投写範囲設定手段として動作する。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、台形歪補正手段15に出力される。
なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま台形歪補正手段15に出力する。
台形歪補正手段15は、スクリーンSCの投写面に対してプロジェクター101を水平または垂直方向に傾けて投写(あおり投写)した場合、およびレンズシフトにより投写位置を調整した場合に生じる台形歪を補正するものであり、制御手段20に指示された補正量に基づき、OSD処理手段16から入力される画像情報を補正し、液晶駆動手段14に出力する。
液晶駆動手段14は、台形歪補正手段15から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
光源制御手段25は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯、及び消灯を切り替える。
電源部31には、電源端子30を介してAC100V等の電力が外部から供給される。電源部31は、入力した電力(交流電力)を所定の直流電力に変換して、プロジェクター101の各部に電力を供給する。また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
異常検知手段29は、プロジェクター101に異常が発生したことを検知し、制御手段20に通知する。
通信手段40は、他のプロジェクターと通信し、プロジェクター101に異常が発生した旨を他のプロジェクターに通知し、また他のプロジェクターに異常が発生した旨の通知を受け取る。
本実施形態では、異常検知手段29により異常発生を検知し、通信手段40により他のプロジェクターに異常が発生した旨を通知しているが、図示しない撮像手段を使って投写画像全体を撮像し、プロジェクター101、及び他のプロジェクターに異常が発生したことを検知するようにしてもよい。
次に、本実施形態のプロジェクターシステム100のプロジェクター101の動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
[他のプロジェクターの異常発生を検知したとき]
図7(a)に示すように、プロジェクター101が通信手段40への異常発生通知受信などにより、他のプロジェクターに異常が発生したことを検知すると(ステップS101)、ステップS102に遷移する。
ステップS102において制御手段20は、異常が発生したプロジェクターに対応する、画像の投写範囲情報を投写範囲情報21aより、画像の投写位置情報を投写位置情報21bよりそれぞれ取得し、ステップS103に遷移する。
ステップS103において制御手段20は、ステップS102において取得した画像の投写範囲情報に基づき、プロジェクター101の画像の投写をオフするか否かを調べる。画像の投写をオフする場合(ステップS103:Y)は、ステップS107に遷移する。画像の投写をオフしない場合(ステップS103:N)は、ステップS104に遷移する。
ステップS104において制御手段20は、ステップS102において取得した画像の投写位置情報に基づき、現在の画像の投写位置を変更するか否かを調べる。画像の投写位置を変更する場合(ステップS104:Y)は、ステップS105に遷移する。画像の投写位置を変更しない場合(ステップS104:N)は、ステップS106に遷移する。
ステップS105において制御手段20は、ステップS102において取得した画像の投写位置情報に基づき、画像の投写位置を変更し、ステップS106に遷移する。具体的には図5の異常発生したプロジェクターに対応した画像の投写位置情報に基づき、現在の投写位置が正面(C)であり、変更後の位置が1画面分左(L)である場合、レンズシフト制御手段28により、画像の投写位置が1画面分左にシフトするように投写レンズ13の位置を調整する。ステップS105が投写位置変更ステップに相当する。
ステップS106において制御手段20は、ステップS102において取得した画像の投写範囲情報に基づき、画像の投写範囲を変更し、ステップS110に遷移する。具体的には、図5に示すように異常発生したプロジェクターに対応した画像の投写範囲情報に基づき、画像信号処理手段17が画像信号入力手段18より入力される画像の投写範囲を変更する。例えば読み出した画像投写範囲がBbの場合、画像情報を4分割した右上の範囲に設定する。次のステップS110に遷移する。
ステップS107において制御手段20は、光源制御手段25により光源11を消灯し、ステップS108に遷移する。
ステップS108において制御手段20は、プロジェクター101をスタンバイ状態に移行し、本動作フローを終了する。
ステップS110において本動作フローを終了する。
[プロジェクター101が異常発生を検知したとき]
図7(b)に示すように、制御手段20は、異常検知手段29によりプロジェクター101に異常発生したことを検知すると(ステップS201)、ステップS202に遷移する。
ステップS202において制御手段20は通信手段40によりプロジェクター101に異常が発生した旨を他のプロジェクターに通知し、ステップS203に遷移する。
ステップS203において制御手段20は、光源制御手段25により光源11を消灯し、ステップS204に遷移する。
ステップS204において制御手段20は、プロジェクター101をスタンバイ状態に移行し、本動作フローを終了する。
以上、説明したように、本実施形態のプロジェクターシステム100によれば、プロジェクター101が、他のプロジェクターに異常が発生した場合に、投写範囲情報21a、及び投写位置情報21bに基づき画像情報の投写範囲、及び投写位置を変更して画像投写手段10により投写を行うので、スタック投写する投写画像の一部が欠落するのを防止することが可能となる。
また、通信手段40により、他のプロジェクターに異常が発生した旨の通知を受け取ることにより、投写位置、および投写範囲の変更をするよう対処することが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上記実施形態のプロジェクターシステム100では例えば9台のプロジェクターでスタック投写していて、1台に異常が発生した場合、他の4台のプロジェクターで画像情報を投写し、残り4台は画像を投写しないようにしているが、異常が発生しておらず、画像情報を投写していないいずれかのプロジェクターにより異常が発生したプロジェクターを示す報知画像を投写するようにしてもよい。
図8に本変形例においてプロジェクター105が故障したときの画像の投写状態を示す。
100…プロジェクターシステム、101〜109…プロジェクター、10…画像投写手段、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、131…レンズシフト手段、14…液晶駆動手段、15…台形歪補正手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、21…記憶手段、21a…投写範囲情報、21b…投写位置情報、23…入力操作手段、25…光源制御手段、28…レンズシフト制御手段、29…異常検知手段、30…電源端子、31…電源部、40…通信手段、120…画像信号供給手段、V1…外部映像機器。

Claims (6)

  1. 複数のプロジェクターを有し、
    前記複数のプロジェクターが画像情報のそれぞれ異なる部分領域を投写することで、投写面に一つの画像を形成するよう構成されたプロジェクターシステムであって、
    前記複数のプロジェクターのうち少なくとも一つのプロジェクターは、
    光源から射出された光を前記画像情報に応じて変調して前記投写面に投写する画像投写手段と、
    前記投写面上の投写位置を調整する投写位置調整手段と、
    を備え、
    前記複数のプロジェクターのうち一部のプロジェクターに異常が発生した場合に、異常が発生していないプロジェクターのうち少なくとも一つの前記投写位置を変更して前記画像を投写するとともに異常が発生していないプロジェクターのうち少なくとも一つが、異常が発生した前記一部のプロジェクターを示す報知画像を投写する、
    ことを特徴とする、プロジェクターシステム。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターシステムであって、
    前記少なくとも一つのプロジェクターは、
    前記画像投写手段に投写させる前記画像情報の中の投写範囲を設定する投写範囲設定手段、
    をさらに備え、
    前記一部のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記投写範囲設定手段が前記投写範囲を変更する、
    ことを特徴とする、プロジェクターシステム。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクターシステムであって、
    前記少なくとも一つのプロジェクターは、
    前記一部のプロジェクターに異常が発生した旨の通知を受け取る通信手段、
    をさらに備えたことを特徴とする、プロジェクターシステム。
  4. 請求項1に記載のプロジェクターシステムであって、
    前記複数のプロジェクターに、前記画像情報のそれぞれ異なる部分領域の画像信号を供給する画像信号供給手段、
    をさらに有し、
    前記画像信号供給手段は、前記一部のプロジェクターに異常が発生した場合に、
    前記少なくとも一つのプロジェクターに供給する前記部分領域を変更する、
    ことを特徴とする、プロジェクターシステム。
  5. 第1のプロジェクター、第2のプロジェクター、第3のプロジェクターを含む複数のプロジェクターを有し、
    前記複数のプロジェクターが画像情報のそれぞれ異なる部分領域を投写することで、投写面に一つの画像を形成するよう構成されたプロジェクターシステムの制御方法であって、
    前記第1のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記第2のプロジェクターの前記投写面上の投写位置を変更し、前記第3のプロジェクターを、前記画像を投写しない状態にする投写位置変更ステップと、
    前記第3のプロジェクターに、前記第1のプロジェクターを示す報知画像を投写させるステップと、
    を有することを特徴とする、プロジェクターシステムの制御方法。
  6. 他のプロジェクターと、画像情報のそれぞれ異なる部分領域を投写することで、投写面に一つの画像を形成するプロジェクターであって、
    光源から射出された光を前記画像情報に応じて変調して前記投写面に投写する画像投写手段と、
    前記投写面上の投写位置を調整する投写位置調整手段と、
    を備え、
    一部のプロジェクターに異常が発生した場合に、前記他のプロジェクターと通信し、
    異常が発生していないプロジェクターのうち少なくとも一つの投写位置を変更して前記画像を投写するとともに、異常が発生していないプロジェクターのうち少なくとも一つが、異常が発生した前記一部のプロジェクターを示す報知画像を投写する、
    ことを特徴とする、プロジェクター。
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