JP4553046B2 - プロジェクタ、マルチスクリーンシステム、プロジェクタ制御方法、プロジェクタ制御プログラム、情報記憶媒体 - Google Patents
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Description
そのため、当該プロジェクタが備える機能のみを用いて、他の投射映像と当該プロジェクタの投射映像の端部を揃えることができるので、マルチスクリーンを構成するための測定器などを別途用意する必要がなく、容易にマルチスクリーンシステムを自動構成することができる。
そのため、プロジェクタの設置位置が大きくズレているなどの原因により、台形補正のみでは適正なマルチスクリーンが自動構成できない場合でも、投射映像の位置を補正して、自動的に適正なマルチスクリーンを構成することができる。
そのため、プロジェクタの設置位置が大きくズレているなどの原因により、台形補正やレンズシフトのみでは適正なマルチスクリーンが自動構成できないばあいでも、投射映像のサイズを光学的に補正して、自動的に適正なマルチスクリーンを構成することができる。
そのため、スクリーンに複数の投射映像が写っている場合において、当該プロジェクタの投射映像がいずれであるかを容易に識別でき、マルチスクリーンを構成するに際しての補正処理の基準が明確になるので、より的確にマルチスクリーンを自動構成することができる。
そのため、スクリーンに複数の投射映像が写っている場合において、当該プロジェクタの投射映像と他の投射映像との正しい位置関係が明確になり、より的確にマルチスクリーンを自動構成することができる。
そのため、マルチスクリーンシステムを構成する際の手作業による調整などが不要となり、マルチスクリーンシステム構築のための時間やコストを削減することができる。
そのため、プロジェクタが備える機能のみを用いて、他の投射映像と当該プロジェクタの投射映像の端部を揃えることができるので、マルチスクリーンを構成するための測定器などを別途用意する必要がなく、容易にマルチスクリーンシステムを自動構成することができる。
そのため、上記の機能をソフトウェアで実現することができる。
そのため、上記の機能を実現するソフトウェアを別媒体で搬送することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロジェクタ100の機能ブロック図である。
プロジェクタ100は、操作パネル111、操作信号入力部112、制御部120、映像信号処理部130、台形補正部131、光源140、液晶ライトバルブ駆動部151、液晶ライトバルブ152、投射光学系160、撮像手段170を備える。
操作信号入力部112は、操作パネル111が出力した操作信号を受け取り、デジタル信号に変換するなど、制御部120が処理するのに適した形式に変換して、制御部120に出力する。
制御部120は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、CPU(Central Processing Unit)やマイコンのような演算装置と、その動作を規定するソフトウェアとで構成することもできる。
台形補正部131は、プロジェクタ100を斜めに設置して映像を投射したような場合に生じる台形歪みを補正するため、入力映像信号または出力映像信号を補正する。台形補正部131は、独立した機能部として構成することもできるし、図1に示すように映像信号処理部130の一機能として構成することもできる。制御部120の一部として構成してもよい。
液晶ライトバルブ駆動部151は、映像信号処理部130が出力する出力映像信号に基づいて、液晶ライトバルブ152を駆動する。
液晶ライトバルブ152は、複数の図示しない画素がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部151により各画素の透過率が調整されることで、光源140から射出された光を変調し、投射光学系160に向けて射出する。
液晶ライトバルブ152から射出された光は、投射光学系160によってスクリーン200上に拡大投射される。
投射光学系160には、投射光の焦点を変更可能なフォーカス機構と、投射光の拡大率を変更可能なズーム機構とが備えられている。
撮像手段170は、撮像対象が投射光学系160の投射方向となるような方向に配設されており、後述するように、投射映像を撮像することを意図して構成されているものである。
次に、本実施の形態1に係るプロジェクタ100を用いてマルチスクリーンシステムを構成する際の位置合わせ動作について説明する。
図2(a)は、各プロジェクタの配置図を示すものである。
ここでは、プロジェクタ100aと100bを横に並べて1×2のマルチスクリーンを構成することを考える。プロジェクタ100aがスクリーン200に投射した映像を投射映像210a、プロジェクタ100bがスクリーン200に投射した映像を投射映像210bとする。
プロジェクタ100bの設置位置がスクリーン200に対して若干斜めになっているため、これに起因して投射映像210bに台形歪みが生じている。
一方、プロジェクタ100aの設置位置はスクリーン200に対して適正であるため、投射映像210aは歪みのない矩形である。
そこで、撮像手段170が撮像した画像を用いて図2のような台形歪みの状態をプロジェクタ100bが自ら検出して投射映像の台形補正を行い、自動的に適正なマルチスクリーンを構成することを考える。
図3(a)はプロジェクタ100bが台形補正を行う前におけるスクリーン200上の投射映像の状態である。この状態の下、以下のステップ(1)〜(6)のような動作手順により、マルチスクリーンの自動構成が行われる。
撮像画像に投射映像210b以外の投射映像が含まれているか否かは、例えば投射映像の形状を識別することで判定可能である。複数の投射映像が含まれている場合は、4角形の投射映像が複数存在するし、投射映像同士が重なっていれば、投射映像の頂点が4つを超えることになるので、これを識別すればよい。
このとき、撮像画像を図示しないメモリ等の記憶装置に一旦格納しておくと、撮像画像データの受け渡しに便宜である。
この場合は、プロジェクタ100bの設置位置のズレが僅かであったものと仮定しており、したがって台形補正のみで投射画像210aと210bの端部が揃い、適正なマルチスクリーンが構成された例を示した。
投射映像210bのサイズをどの程度に補正すればよいかは、撮像画像を解析して投射映像210aのサイズと投射映像210bのサイズを比較することにより、サイズを変更すべき倍率などを求めることができるので、これをもって制御部120や台形補正部131が算出すればよい。
これにより、マルチスクリーンを構成するプロジェクタの設置位置のズレが僅かであるなどの所定条件の下で、台形補正処理のみによって、自動的に、各投射映像の端部が揃った適正なマルチスクリーンを構成することができる。
本発明の実施の形態2では、台形補正部131の台形補正処理のみでは、各投射映像の端部が揃った適正なマルチスクリーンを構成できない場合に対応する構成と動作について説明する。
本実施の形態2に係るプロジェクタ100は、実施の形態1の図1で説明した構成に加えて、新たにレンズシフト部181を備える。その他の構成は図1と同様であるため、説明を省略する。
投射位置を変更可能な方向と量は、光学レンズが移動可能な方向と量に依存する。例えば、光学レンズを前後左右に移動させ、これにともなって投射映像を前後左右に所定範囲内で移動させることができる。
次に、本実施の形態2に係るプロジェクタ100を用いてマルチスクリーンシステムを構成する際の位置合わせ動作について説明する。
図5(a)はプロジェクタ100bが台形補正を行う前におけるスクリーン200上の投射映像の状態である。この状態の下、以下のステップ(1)〜(6)のような動作手順により、マルチスクリーンの自動構成が行われる。
ここでは、実施の形態1の図3と異なり、プロジェクタ100bの設置位置が大きくズレていたため、台形補正のみでは投射映像210aと210bの端部が揃わず、図5(b)のような状態になったものとする。
本ステップは、台形補正の結果として各投射映像の端部が揃ったか否かの結果確認としての意義がある。実施の形態1でも、同様に結果確認を行うようにしてもよい。
(4)制御部120は、撮像画像を取得して解析することにより、投射画像210bの端部が投射映像210aの端部と揃っていないことを知る。
本発明の実施の形態3では、投射映像のサイズを光学的に補正することで、投射映像同士の端部を自動的に揃え、自動的に適正なマルチスクリーンを構成するプロジェクタについて説明する。
本実施の形態3に係るプロジェクタ100は、実施の形態2の図4で説明した構成に加えて、新たにズーム制御部182を備える。その他の構成は図4と同様であるため、説明を省略する。
投射映像のサイズを変更可能な量は、ズームレンズの仕様によって異なる。
次に、本実施の形態3に係るプロジェクタ100を用いてマルチスクリーンシステムを構成する際の位置合わせ動作について説明する。
ただし、プロジェクタ100を設置する位置がスクリーン200から遠すぎたり近すぎたりすると、台形補正部131などが実行する投射映像のサイズ補正のみでは補正が追いつかず、投射映像同士の端部が揃わない場合がある。
このときは、ズーム制御部182による光学的なサイズ補正を併用することで、サイズ補正が可能な範囲をより広げることができる。
サイズ補正の量は、制御部120が撮像画像に基づき求めればよい。
本発明の実施の形態4では、投射映像の補正を行う際に、他の投射映像と自己の投射映像を明示的に区別するための動作について説明する。
なお、本実施の形態4に係るプロジェクタ100の構成は、実施の形態1〜3で説明したものと同様であるため、説明を省略する。また、本実施の形態4で説明する動作以外の動作は、実施の形態1〜3で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
例えば、プロジェクタ100bが自己の投射映像を210aであると誤認識した場合は、台形補正を行う必要がないものと判断してしまう。
以下、本実施の形態4におけるマルチスクリーンの自動構成手順を、次の図7を用いて説明する。
ここでは、図7(a)に例示するように、プロジェクタ100aの固有パターンは「a」、プロジェクタ100bの固有パターンは「b」とするが、このパターンは各プロジェクタを識別できるものであれば任意のものでよい。例えば、各プロジェクタに固有の色で投射映像を塗りつぶすような態様が考えられる。
(5)制御部120は、撮像画像を取得して解析することにより、投射画像210bに台形歪みが生じていることを知る。また、各プロジェクタの固有パターンにより、投射映像210bがプロジェクタ100bの投射映像であることを知る。
実施の形態2〜3で説明した補正動作についても、同様に固有パターンを用いて、プロジェクタ100bが投射している投射映像を明示的に識別することができる。
例えば、当該プロジェクタの識別番号(1桁の数値程度の簡易なものでよい)をあらかじめユーザに入力させておき、その識別番号を図7のように投射し、これをもって各プロジェクタの投射映像を明示的に識別する。
各プロジェクタは、自己の識別番号をユーザの入力によりあらかじめ知ることができるので、撮像画像にその識別番号が含まれている投射映像が自己の投射映像であると、容易に判断することができる。
以上の実施の形態1〜4では、1×2のマルチスクリーンを自動構成する手順を説明したが、これ以外のマルチスクリーン構成についても、同様の手順によりマルチスクリーンの自動構成が可能である。
ただし、スクリーンの数が増えてくると、いずれの位置を基準として投射映像の補正を行えばよいかの判断が難しくなる。
そこで、本発明の実施の形態5では、ユーザに縦横スクリーン数などの構成をあらかじめ入力させておき、当該プロジェクタ100がいずれの位置に投射映像を補正すべきかを判断し易くすることを考える。
ユーザが操作パネル111で所定のメニューを選択すると、その旨の操作信号が制御部120に出力され、制御部120は図8のような選択画面を画面表示するよう、映像信号処理部130に指示する。
映像信号処理部130は、液晶ライトバルブ駆動部151〜投射光学系160を介して、図8のような映像を投射する。
この選択により、当該プロジェクタは、自己の投射画像と他の投射画像との位置関係をあらかじめ把握することができるので、投射映像の補正を行うときの基準が明確になり、確実に適正なマルチスクリーンを自動構成することができる。
この場合は、プロジェクタの設置向きが極端に傾いていることにより、投射映像210aと210bが入れ替わっているような場合でも、各プロジェクタは自己の投射映像とその投射位置との関係を明示的に把握できるので、自動的にこれを補正して、正しい順序のスクリーン構成で、適正なマルチスクリーンを自動構成することができる。
図9(a)では、プロジェクタ100aと100bの設置向きが互いに交差するように斜めを向いているため、それぞれの投射映像210aと210bの位置が左右逆転しており、また各投射映像の形状も台形に歪んでいる。
このとき、各プロジェクタにて、図8の画面で自己のスクリーン位置を把握させておき、併せて各プロジェクタ固有のパターンを投射しておくと、投射映像の補正を容易にすることができる。
このとき、図9(b)では、投射映像210bはスクリーンの左側に位置していなければならないが、同図の固有パターン「b」を撮像画像で識別することで、投射映像210bが右側にずれてしまっていることが分かる。
以後の補正処理は、これまでの実施の形態で説明したものと同様である。
この場合、台形補正、レンズシフト、光学ズームなどの補正処理が終わるごとに、撮像手段170によるスクリーン200の撮像を行い、その撮像画像に基づき補正の可否を判断すればよい。
本発明の実施の形態6では、実施の形態1で説明したプロジェクタ100の動作をソフトウェアで実現する場合の動作フローを説明する。このソフトウェアは、制御部120の動作を規定するプロジェクタ制御プログラムとして構成することができる。
以下、本実施の形態6に係るプロジェクタ制御プログラムの動作フローを説明する。
ユーザは、プロジェクタ100bの操作パネル111に設けられている「マルチスクリーン自動構成」のようなボタンを押下し、マルチスクリーンを自動で適正に構成すべき旨を、プロジェクタ100bに指示する。
その操作入力に対応した操作信号が、操作信号入力部112を介して制御部120に出力され、マルチスクリーン構成処理(本動作フロー)が開始される。
本ステップは、実施の形態1で説明したステップ(1)に相当する。
制御部120は、撮像手段170に対し、スクリーン200を撮像するよう指示する。
(S1002)
撮像手段170は、スクリーン200を撮像し、撮像画像を制御部120に出力する。
制御部120は、撮像画像を取得して解析し、撮像画像に複数の投射映像が含まれているか否かを判断する。具体的には、実施の形態1のステップ(4)で説明したように、投射映像の形状などを用いて判断すればよい。
複数の投射映像が含まれている場合はステップS1004へ進み、それ以外の場合はステップS1005へ進む。
制御部120は、台形補正部131に対し、台形状に歪んでいる投射画像の台形補正を行って各投射映像の端部を揃えるよう指示する。台形補正部131は、制御部120からの指示に基づき、入力映像信号または出力映像信号に対し台形補正を実行し、各投射映像の端部を揃える。
制御部120は、投射映像が歪んでいる場合は、台形補正部131に対し台形補正を行うよう指示する。台形補正部131は、制御部120からの指示に基づき、入力映像信号または出力映像信号に対し台形補正を実行する。
投射映像が歪んでいないか、もしくは投射映像が存在しない場合は、本ステップは省略してよい。
同プログラムは、例えば図示しないROM(Read Only Memory)などの記憶装置にあらかじめ格納しておき、プロジェクタ100が起動した際に制御部120がこれを読み取って制御動作を実行するように構成する。以下の実施の形態でも同様である。
本発明の実施の形態7では、実施の形態2で説明したプロジェクタ100の動作をソフトウェアで実現する場合の動作フローを説明する。このソフトウェアは、制御部120の動作を規定するプロジェクタ制御プログラムとして構成することができる。
以下、本実施の形態7に係るプロジェクタ制御プログラムの動作フローを説明する。
図10のステップS1000〜S1005と同様である。ただしここでは、プロジェクタ100bの設置位置が大きくズレていたため、台形補正のみでは投射映像210aと210bの端部が揃わず、図5(b)のような状態になったものとする。
制御部120は、台形補正部131が台形補正を実行した後、撮像手段170に対し、スクリーン200を撮像するよう再度指示する。
(S1107)
撮像手段170は、スクリーン200を撮像し、撮像画像を制御部120に出力する。
制御部120は、撮像画像を取得して解析し、各投射映像の端部が揃っているか否かを判断する。揃っている場合は本動作フローを終了し、揃っていない場合はステップS1109へ進む。
制御部120は、投射映像の位置を移動させて各投射映像の端部を揃えるため、レンズの移動量を決定する。具体的には、次のステップS1110でレンズシフト部181にレンズシフトを行わせて投射映像を移動させる際のシフト量を、任意の手法で決定する。
シフト量は、制御部120からの指示に基づき、レンズシフト部181が自ら算出してもよい。
制御部120は、レンズシフト部181に対し、投射画像を移動させるよう指示する。レンズシフト部181は、制御部120からの指示に基づき光学レンズを移動させて、各投射画像の端部を揃える。
実施の形態3で説明したように、ズームとレンズシフトを組み合わせて台形補正の補正範囲を補完する場合、ズーム制御によって各投射映像の相対位置が変化する。これによって、改めてレンズシフトを行う必要が生じる場合がある。
実施の形態8〜9では、ズーム制御とレンズシフトを組み合わせた動作例を説明する。
以下、本実施の形態8に係るプロジェクタ制御プログラムの動作フローを説明する。
図11のステップS1100〜S1108と同様である。
(S1209)
制御部120は、投射映像のサイズを変更させて各投射映像の端部を揃えるため、ズームレンズのズーム量を決定する。具体的には、例えば各投射映像の1辺長さが等しくなるように、ズーム量を決定する。
ズーム量は、制御部120からの指示に基づき、ズーム制御部182が自ら算出してもよい。
制御部120は、ズーム制御部182に対し、投射画像のサイズを変更させるよう指示する。ズーム制御部182は、制御部120からの指示に基づきズームレンズのズームを制御して、各投射画像のサイズを揃える。
ズーム制御により投射映像のサイズが変化すると、各投射映像の相対位置も変化することになる。そこで、制御部120は、ズーム制御後の各投射映像を改めて撮像手段170に撮像させ、各投射映像の端部がそろっているか否かを再判定する。
(S1213)〜(S1214)
各投射映像の端部が揃っていない場合、制御部120は、図11のステップS1109〜S1110と同様の処理を実行して、レンズシフトにより各投射映像の端部を揃える。各投射映像の端部が揃っていれば、本ステップを省略してもよい。
本発明の実施の形態9では、実施の形態3で説明したプロジェクタ100の動作をソフトウェアで実現する場合の別動作フローを説明する。このソフトウェアは、制御部120の動作を規定するプロジェクタ制御プログラムとして構成することができる。
以下、本実施の形態9に係るプロジェクタ制御プログラムの動作フローを説明する。
図12のステップS1200〜S1205と同様である。
制御部120は、ステップS1304で台形補正部131が実行した台形補正によって各投射映像の端部を揃えることができたか否かを判定する。これは即ち、台形補正によって投射映像を補正可能な映像範囲が、各投射映像の端部を揃えるために必要な補正量の範囲内に収まっているかを判断することに等しい。
範囲内に収まっていればステップS1308へスキップし、収まっていなければステップS1307へ進む。
なお、本ステップにおいて、台形補正が可能な範囲に基づき、あらかじめ必要なズーム量を求めておく。ズーム量の算出は、制御部120が実行してもよいし、ズーム制御部182が実行してもよい。
制御部120は、台形補正の範囲内で補正できなかった範囲を、ズーム制御により補うべく、ズーム制御部182にズームレンズを制御させる。
(S1308)〜(S1312)
図11のステップS1106〜S1110と同様である。
そこで、本実施の形態9の動作例では、台形補正とズーム制御を一体的に行い、これらの処理を終えた後で、撮像手段170にスクリーン200を撮像させてレンズシフトの要否を判定している。
これにより、撮像手段170による撮像から、端部が揃っているか否かの判定までの処理が、少ない回数で済むので、処理時間の観点から有効である。
実施の形態6〜9で説明したプロジェクタ制御プログラムは、例えばCD、DVD、フラッシュメモリ、その他の記憶装置などの情報記憶媒体に格納することができる。
例えば、プロジェクタ100をメンテナンスする際に、実施の形態6〜9で説明したプロジェクタ制御プログラムを記憶した情報記憶媒体を持参し、プロジェクタの制御プログラムをこの情報記憶媒体が記憶している制御プログラムと入れ替えることができる。
これにより、ソフトウェアの更新のみで、撮像手段を備えたプロジェクタに、本発明に係るプロジェクタと同様の機能を持たせることができる。
Claims (9)
- 入力映像信号に基づき出力映像信号を生成する映像信号処理部と、
前記入力映像信号を台形補正する台形補正部と、
前記台形補正された映像信号に基づき映像を投射する投射部と、
被撮像物を撮像する撮像手段と、
前記台形補正部および前記撮像手段の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記撮像手段は、
前記投射部が投射した映像を撮像して前記制御部に出力し、
前記制御部は、
その撮像画像に前記投射部が投射した映像以外の投射映像が含まれるか否かを判定し、
含まれていると判定する場合には、前記台形補正部に映像信号を台形補正させ、
前記台形補正部は、
前記投射部が投射する映像の端部が、
前記投射部が投射した映像以外の投射映像の端部と接するように、
前記撮像画像に基づき前記入力映像信号を台形補正する
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 前記投射部が有するレンズを移動させることで前記投射部が投射する映像の投射位置を変更するレンズシフト部を備え、
前記制御部は、
前記撮像手段が撮像した撮像画像に前記投射部が投射した映像以外の投射映像が含まれると判定する場合には、
その撮像画像に基づき前記レンズシフト部に投射位置を変更するよう指示し、
前記レンズシフト部は、
前記投射部が投射する映像の端部が、
前記投射部が投射した映像以外の投射映像の端部と接するように、
前記投射部が投射する映像の投射位置を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。 - 前記投射部が備える焦点距離を可変に構成されたズームレンズの焦点距離を制御するズーム制御部を備え、
前記制御部は、
前記撮像手段が撮像した撮像画像に前記投射部が投射した映像以外の投射映像が含まれると判定する場合には、
その撮像画像に基づき前記ズーム制御部に前記ズームレンズの焦点距離を変更するよう指示し、
前記ズーム制御部は、
前記投射部が投射する映像の端部が、
前記投射部が投射した映像以外の投射映像の端部と接するように、
前記ズームレンズの焦点距離を変更する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタ。 - 前記投射部は、
当該プロジェクタに固有の映像パターンを投射し、
前記撮像手段は、
前記投射部が投射した前記映像パターンの映像を撮像して前記制御部に出力し、
前記制御部は、
その撮像画像に前記投射部が投射した映像以外の投射映像が含まれるか否かを判定し、
含まれていると判定する場合には、
前記投射部が投射する映像と、前記投射部が投射した映像以外の投射映像との位置関係を、
前記映像パターンを基準とする所定の位置関係に合致させるように前記指示を行う
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロジェクタ。 - 操作内容に対応した操作信号の入力を受け付ける操作信号入力部を備え、
前記操作信号入力部は、
前記投射部が投射する映像と、前記投射部が投射した映像以外の投射映像との位置関係を指定する操作信号の入力を受け付けて、前記制御部に出力し、
前記制御部は、
前記投射部が投射する映像がその操作信号で指定される前記位置関係に合致するよう前記指示を行う
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプロジェクタ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のプロジェクタを複数有する
ことを特徴とするマルチスクリーンシステム。 - 入力映像信号に基づき出力映像信号を生成する映像信号処理部と、
映像信号を台形補正する台形補正部と、
前記台形補正された映像信号に基づき映像を投射する投射部と、
被撮像物を撮像する撮像手段と、
を備えたプロジェクタを制御する方法であって、
前記撮像手段に、前記投射部が投射した映像を撮像させて出力させるステップと、
その撮像画像に前記投射部が投射した映像以外の投射映像が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで含まれていると判定した場合に、前記投射部が投射する映像の端部が、前記投射部が投射した映像以外の投射映像の端部と接するように、前記入力映像信号を、前記撮像画像に基づき前記台形補正部に台形補正させるステップと、
を有することを特徴とするプロジェクタ制御方法。 - 請求項7記載のプロジェクタ制御方法をプロジェクタが備える制御部に実行させる
ことを特徴とするプロジェクタ制御プログラム。 - 請求項8記載のプロジェクタ制御プログラムを記憶した
ことを特徴とする情報記憶媒体。
Priority Applications (4)
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