JP2006284718A - マルチプロジェクションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダウンタイムを短くすることが可能で、かつ、低コストなマルチプロジェクションシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】 通常使用される4つのプロジェクタ3〜6以外に予備のプロジェクタ7を備え、プロジェクタ3〜6のうちあるプロジェクタに障害が発生した場合、その障害が発生したプロジェクタをマルチプロジェクションシステム1から外し、予備のプロジェクタ7を通常使用される4つのプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定した後、予備のプロジェクタを含む4つのプロジェクタが投影する各画像を画像補正装置9により補正させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 通常使用される4つのプロジェクタ3〜6以外に予備のプロジェクタ7を備え、プロジェクタ3〜6のうちあるプロジェクタに障害が発生した場合、その障害が発生したプロジェクタをマルチプロジェクションシステム1から外し、予備のプロジェクタ7を通常使用される4つのプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定した後、予備のプロジェクタを含む4つのプロジェクタが投影する各画像を画像補正装置9により補正させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のプロジェクタから投影される各画像によりスクリーン上に1つの高精細映像を表示させるマルチプロジェクションシステムに関し、特に、複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生したときのマルチプロジェクションシステムの復旧に関する。
近年では、上述したようなマルチプロジェクションシステムが様々な形態で存在している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
図10は、既存のマルチプロジェクションシステムの一例を示す図である。
図10は、既存のマルチプロジェクションシステムの一例を示す図である。
図10に示すマルチプロジェクションシステム100では、4つのプロジェクタ(低解像度の投射型投影装置)101〜104からスクリーン105に投影される4つの画像がスクリーン105上で縦に2列、横に2列となるように、プロジェクタ101〜104のそれぞれの投影領域106〜109の投影位置が決定されている。また、マルチプロジェクションシステム100では、スクリーン105上の各画像の接合部分をスムースに表示させるために、隣り合う画像を一部オーバーラップさせ、そのオーバーラップ領域110の輝度などをなめらかに変化させている。
これにより、プロジェクタ101〜104を使用して1つの高精細映像をスクリーン105上に構築させることができる。
しかしながら、マルチプロジェクションシステム100は、展示会などのイベント、監視、または管制など業務用途で使用される場合がほとんどであり、プロジェクタ101〜104のうちあるプロジェクタに障害が発生し高精細映像が構築できなくなることは問題となる。すなわち、マルチプロジェクションシステム100は、プロジェクタ101〜104を同時に全て使用する必要があるため、プロジェクタ101〜104のうち1つのプロジェクタでも障害が発生すると高精細映像が表示できなくなる。また、マルチプロジェクションシステム100は、4つのプロジェクタ101〜104を使用して所望な画像をスクリーン105上に表示させているため、プロジェクタに障害が発生しスクリーン105上に所望な画像が表示できなくなる確率は、1つのプロジェクタを使用してスクリーン5上に所望な画像を表示させる場合の4倍となる。また、マルチプロジェクションシステム100では、より高精細な画像をスクリーン105に表示させようとすると、プロジェクタの数を増やす必要があり、プロジェクタの数を増やすと、その分障害の発生頻度が上がりスクリーン105上に所望な画像が表示されなくなる確率が高くなるという問題がある。
しかしながら、マルチプロジェクションシステム100は、展示会などのイベント、監視、または管制など業務用途で使用される場合がほとんどであり、プロジェクタ101〜104のうちあるプロジェクタに障害が発生し高精細映像が構築できなくなることは問題となる。すなわち、マルチプロジェクションシステム100は、プロジェクタ101〜104を同時に全て使用する必要があるため、プロジェクタ101〜104のうち1つのプロジェクタでも障害が発生すると高精細映像が表示できなくなる。また、マルチプロジェクションシステム100は、4つのプロジェクタ101〜104を使用して所望な画像をスクリーン105上に表示させているため、プロジェクタに障害が発生しスクリーン105上に所望な画像が表示できなくなる確率は、1つのプロジェクタを使用してスクリーン5上に所望な画像を表示させる場合の4倍となる。また、マルチプロジェクションシステム100では、より高精細な画像をスクリーン105に表示させようとすると、プロジェクタの数を増やす必要があり、プロジェクタの数を増やすと、その分障害の発生頻度が上がりスクリーン105上に所望な画像が表示されなくなる確率が高くなるという問題がある。
ところで、マルチプロジェクションシステムで発生するいくつかの障害のうち障害発生頻度が最も高い障害の1つとして、プロジェクタのランプ切れがある。
このランプ切れという障害に対応するため、複数のランプを搭載するプロジェクタをマルチプロジェクタシステムのプロジェクタとして使用することが考えられている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
このランプ切れという障害に対応するため、複数のランプを搭載するプロジェクタをマルチプロジェクタシステムのプロジェクタとして使用することが考えられている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
これにより、マルチプロジェクションシステムを構成する複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタのランプが使用中突然切れてもそのプロジェクタ内の他のランプにすぐに切り替えることができるため、マルチプロジェクションのダウンタイム(プロジェクタに障害が発生し所望な画像が表示されなくなってから障害が復旧し所望な画像が表示されるまでの時間)を短縮することができる。
WO99/53693
WO99/31877
特開平9−50082
特開2000−162706
しかしながら、複数のランプを搭載するプロジェクタは、一般に、ランプを1つしか搭載しないプロジェクタに比べて高価であるため、複数のランプを搭載するプロジェクタによりマルチプロジェクションシステムを構築すると、多くのコストがかかってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、ダウンタイムを短くすることが可能で、かつ、低コストなマルチプロジェクションシステムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明のマルチプロジェクションシステムは、複数のプロジェクタが投影した各画像により1つの画像を構築させるマルチプロジェクションシステムであって、前記複数のプロジェクタ以外の予備のプロジェクタと、補正データに基づいて前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正する補正手段とを備え、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生した場合、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定した後、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正することを特徴とする。
すなわち、本発明のマルチプロジェクションシステムは、複数のプロジェクタが投影した各画像により1つの画像を構築させるマルチプロジェクションシステムであって、前記複数のプロジェクタ以外の予備のプロジェクタと、補正データに基づいて前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正する補正手段とを備え、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生した場合、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定した後、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正することを特徴とする。
また、上記マルチプロジェクションシステムにおいて、前記補正手段は、テスト画像を記録するテスト画像記録手段と、前記複数のプロジェクタにより投影された前記テスト画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影されたテスト画像に基づいて補正データを生成する生成手段とを備え、前記生成手段は、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生し、その障害が発生したプロジェクタが当該マルチプロジェクションシステムから外され、前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定されると、前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正するための補正データを生成するように構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムは、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生したことを検出する検出手段と、あるプロジェクタに障害が発生したことが前記検出手段により検出されると、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定する設定手段と、前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように前記設定手段により設定されると、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正させる制御手段とを備えるように構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムにおいて、前記補正データを、前記複数のプロジェクタが投影する各画像の幾何、輝度、及び色を補正するための補正データとして構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムは、前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像の輝度及び色を補正するための輝度補正データ及び色補正データを予め記録する補正データ記録手段を備え、前記生成手段は、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生し、その障害が発生したプロジェクタが当該マルチプロジェクションシステムから外され、前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定されると、前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像の幾何を補正するための幾何補正データを生成し、前記補正手段は、前記生成手段で生成された幾何補正データと、前記補正データ記録手段に記録された輝度補正データ及び色補正データとに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正するように構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムは、前記障害が発生したプロジェクタが前記予備のプロジェクタに隣接している場合、前記予備のプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタの投影領域に合わせることにより、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能にするように構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムは、前記障害が発生したプロジェクタが前記予備のプロジェクタに隣接していない場合、前記複数のプロジェクタのうち前記障害が発生したプロジェクタに隣接するプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタの投影領域に合わせ、前記予備のプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタに隣接するプロジェクタの投影領域に合わせることにより、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能にするように構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムは、前記障害が発生したプロジェクタが前記予備のプロジェクタに隣接していない場合、前記複数のプロジェクタのうち前記障害が発生したプロジェクタに隣接する第1のプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタの投影領域に合わせ、前記複数のプロジェクタのうち前記第1のプロジェクタに隣接する第2のプロジェクタの投影領域を前記第1のプロジェクタの投影領域に合わせ、前記予備のプロジェクタの投影領域を前記第2のプロジェクタに隣接するプロジェクタの投影領域に合わせることにより、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能にするように構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムにおいて、前記予備のプロジェクタを、投影領域を上下左右にシストさせることが可能な台に搭載して構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムにおいて、前記複数のプロジェクタを、それぞれ、前記台に搭載して構成してもよい。
また、上記マルチプロジェクションシステムにおいて、前記複数のプロジェクタを、それぞれ、前記台に搭載して構成してもよい。
また、本発明のマルチプロジェクション装置は、複数のプロジェクタが投影した各画像により1つの画像を構築させるマルチプロジェクション装置であって、前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正する補正手段と、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生したことを検出する検出手段と、あるプロジェクタに障害が発生したことが前記検出手段により検出されると、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記複数のプロジェクタ以外の予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定する設定手段と、前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように前記設定手段により設定されると、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチプロジェクションシステムに冗長性をもたせることができるので、ダウンタイムを短縮することができる。また、ランプを1つのみ搭載する安価なプロジェクタを使用することができるので、低コストでマルチプロジェクションシステムを構築することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のマルチプロジェクションシステムを示す図である。
図1に示すマルチプロジェクションシステム1は、スクリーン2と、プロジェクタ3〜6と、予備のプロジェクタ7と、パーソナルコンピュータ8(以下、PCという)と、画像補正装置9と、撮影装置10とを備えて構成されている。
図1は、本発明の実施形態のマルチプロジェクションシステムを示す図である。
図1に示すマルチプロジェクションシステム1は、スクリーン2と、プロジェクタ3〜6と、予備のプロジェクタ7と、パーソナルコンピュータ8(以下、PCという)と、画像補正装置9と、撮影装置10とを備えて構成されている。
上記マルチプロジェクションシステム1は、図10に示すマルチプロジェクションシステム100と同様に、プロジェクタ3〜6からスクリーン2に投影される4つの画像がスクリーン2上で縦に2列、横に2列となるように、プロジェクタ3〜6のそれぞれの投影領域11〜14の投影位置が決定されている。また、マルチプロジェクションシステム1は、スクリーン2上の各画像の接合部分をスムースに表示させるため、隣り合う画像を一部オーバーラップさせ、そのオーバーラップ領域15の輝度などをなめらかに変化させている。
これにより、プロジェクタ3〜6を使用して1つ高精細映像をスクリーン2上に表示させることができる。
上記PC8は、オーバーラップ領域15をなめらかに変化させるために、撮影装置10により撮影されたスクリーン2上の画像に基づいて、プロジェクタ3〜6に投影させる画像を補正するための補正データを生成する。なお、補正データは、プロジェクタ3〜6に投影させる各画像の幾何、輝度、または色を補正するための補正データとする。
上記PC8は、オーバーラップ領域15をなめらかに変化させるために、撮影装置10により撮影されたスクリーン2上の画像に基づいて、プロジェクタ3〜6に投影させる画像を補正するための補正データを生成する。なお、補正データは、プロジェクタ3〜6に投影させる各画像の幾何、輝度、または色を補正するための補正データとする。
上記画像補正装置9は、PC8から送られてくる画像や外部入力映像信号をプロジェクタ3〜6がそれぞれ投影可能なように4つに分割し、それらの画像をPC8で求められた補正データに基づいて補正する。
上記プロジェクタ3〜6は、それぞれ、画像補正装置9から送られてくる画像をスクリーン2に投影する。また、プロジェクタ3〜6には、それぞれ、投影領域を上下左右に移動させることが可能なレンズシフト機能が備えられている。
図2A〜図2Cは、スクリーン2上のプロジェクタ3の投影領域11を示している。図2Aは、プロジェクタ3のレンズシフトが行われておらず、かつ、スクリーン2のほぼ中心に投影領域11がくるようにプロジェクタ3が配置されている状態を示している。また、図2Bは、図2Aに示す状態から水平方向のレンズシフトが行われた状態を示し、図2Cは、図2Aに示す状態から垂直方向のレンズシフトが行われた状態を示している。また、プロジェクタ4〜7も図2A〜図2Cに示すようなレンズシフト機能が搭載されているものとする。
例えば、投影領域11が図2Aに示す位置にあるときに、オペレータがプロジェクタ3の操作ボタンを操作しプロジェクタ3のレンズを右方向にシフトさせると、図2Bに示すように、投影領域11が右方向に移動する。
また、例えば、投影領域11が図2Aに示す位置にあるときに、オペレータがプロジェクタ3の操作ボタンを操作しプロジェクタ3のレンズを上方向にシフトさせると、図2Cに示すように、投影領域11が上方向に移動する。
本実施形態のマルチプロジェクションシステム1の特徴とする点は、通常使用される4つのプロジェクタ3〜6以外に予備のプロジェクタ7を備え、プロジェクタ3〜6のうちあるプロジェクタに障害が発生した場合、その障害が発生したプロジェクタをマルチプロジェクションシステム1から外し、予備のプロジェクタ7を通常使用される4つのプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定した後、予備のプロジェクタを含む4つのプロジェクタが投影する各画像を画像補正装置9により補正させている点である。なお、本実施形態におけるプロジェクタの障害は、ランプ切れに限定されない。
次に、マルチプロジェクションシステム1における画像補正について説明する。
図3は、マルチプロジェクションシステム1の構成例を示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図3は、マルチプロジェクションシステム1の構成例を示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図3に示すように、マルチプロジェクションシステム1は、プロジェクタ3〜7と、撮影装置10と、画像表示部30と、テストパターン生成部31と、補正データ生成部32と、画像補正部33と、画像入力部34と、画像分割部35と、制御部36と、データ記録部37と、操作部38とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、テストパターン生成部31、補正データ生成部32、制御部36、データ記録部37、及び操作部38によりPC8を構成し、画像表示部30、画像補正部33、画像入力部34、及び画像分割部35により画像補正装置9を構成するものとし、PC8及び画像補正装置9により特許請求の範囲のマルチプロジェクション装置を構成するものとする。また、画像表示部30、テストパターン生成部31、補正データ生成部32、画像補正部33、画像入力部34、画像分割部35、及び制御部36は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記録媒体に記録されるアプリケーションがCPU(Central Processing Unit)などの演算器により実行されることによって実現されるものとする。また、データ記録部37は、例えば、RAMや磁気ディスクなどの記録媒体が考えられる。
上記画像入力部34は、データ記録部37に記録されている画像を読み出し画像分割部35へ送る。このとき、画像が符号化されているときには復号化して送る。
上記画像分割部35は、画像入力部34から送られてきた画像をプロジェクタ3〜6のそれぞれの解像度に合わせて4つに分割し、画像補正部33へ送る。
上記画像分割部35は、画像入力部34から送られてきた画像をプロジェクタ3〜6のそれぞれの解像度に合わせて4つに分割し、画像補正部33へ送る。
上記制御部36は、マルチプジェクションシステム1全体を制御する。
上記操作部38は、オペレータがマルチプロジェクションシステム1を使用するときに使用されるインターフェイスである。
上記操作部38は、オペレータがマルチプロジェクションシステム1を使用するときに使用されるインターフェイスである。
上記画像表示部30は、画像補正部33によって補正された画像またはテストパターン生成部31によって生成されたテストパターン(テスト画像)を映像信号として出力する。
上記テストパターン生成部31は、テストパターンを生成する。なお、テストパターンは、3種類あり、スクリーン2上に表示された画像の幾何を補正する幾何補正データを生成させるために必要なテストパターンと、スクリーン2上に表示された画像の輝度を補正する輝度補正データを生成するために必要なテストパターンと、スクリーン2上に表示された画像の色を補正する色補正データを生成するために必要なテストパターンとがある。
上記撮影装置10は、補正時にテストパターン生成部31によって生成されたテストパターンが表示されたスクリーン2を撮影する。そして、その撮影画像は、データ記録部37に記録される。
上記補正データ生成部32は、データ記録部37に記録されている撮影画像に基づいて画像補正部33で必要な補正データを生成する。そして、その補正データは、データ記録部37に記録される。
上記画像補正部33は、データ記録部37に記録されている補正データに基づいて画像分割部35で分割された各画像の補正を行う。
図4は、画像補正部33の構成例を示す図である。
図4は、画像補正部33の構成例を示す図である。
図4に示す画像補正部33は、マトリックス演算部40と、幾何補正演算部41と、エッジ強調演算部42と、シェーディング補正演算部43と、ガンマ補正演算部44とを備えて構成されている。なお、各部には予め補正データ生成部32で生成され、データ記録部37に記録されていたパラメータ(幾何補正データ、輝度補正データ、及び色補正データ)が読み込まれているものとする。
まず、画像補正部33に画像が入力されると、マトリックス演算部40により、入力された画像に対して予め読み込まれているマトリックスを用いて所定の色成分を抽出する。
次に、画像の色成分が抽出されると、幾何補正演算部41により、入力された画像に対して画像の位置やあおりなどの補正を行う。
次に、画像の色成分が抽出されると、幾何補正演算部41により、入力された画像に対して画像の位置やあおりなどの補正を行う。
次に、位置やあおりなどの補正が行われた画像は、必要に応じてエッジ強調演算部42に送られてラブラシアンフィルタなどを用いたエッジ強調が行われる。
次に、位置やあおりなどの補正が行われた画像またはエッジ強調が行われた画像は、シェーディング補正演算部43やガンマ補正演算部44により色に関する補正が行われる。すなわち、シェーディング補正演算部43は、ゲイン値とオフセット値を画素毎やチャンネル毎に演算を行う。ガンマ補正演算部44は、ルックアップテーブルなどを用いた階調の補正を行う。
次に、位置やあおりなどの補正が行われた画像またはエッジ強調が行われた画像は、シェーディング補正演算部43やガンマ補正演算部44により色に関する補正が行われる。すなわち、シェーディング補正演算部43は、ゲイン値とオフセット値を画素毎やチャンネル毎に演算を行う。ガンマ補正演算部44は、ルックアップテーブルなどを用いた階調の補正を行う。
そして、このように補正された画像は、画像表示部30へ送られる。
図5は、障害が発生したときのマルチプロジェクションシステム1の状態の一例を示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。また、図5は、高精細映像の構築中にプロジェクタ3のランプが切れてプロジェクタ3から画像が投影されなくなったときのマルチプロジェクションシステム1の状態を示している。
図5は、障害が発生したときのマルチプロジェクションシステム1の状態の一例を示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。また、図5は、高精細映像の構築中にプロジェクタ3のランプが切れてプロジェクタ3から画像が投影されなくなったときのマルチプロジェクションシステム1の状態を示している。
まず、プロジェクタ3のランプが切れスクリーン2上に高精細映像が表示されなくなった場合、ランプが切れる前のプロジェクタ3の投影領域11にプロジェクタ4の投影領域12がくるように、プロジェクタ4のレンズを左方向にシフトさせる。
次に、プロジェクタ3のランプが切れる前のプロジェクタ4の投影領域12に予備のプロジェクタ7の投影領域がくるように、予備のプロジェクタ7のレンズを左方向にシフトさせる。なお、図5の例では、プロジェクタ5及び6のそれぞれのレンズシフトは行われていない。
次に、図3に示すテストパターン生成部31及び撮影装置10を制御してスクリーン2上に表示したテストパターンを撮影し、その撮影画像をデータ記録部37に記録する。
次に、その撮影画像に基づいて補正データ生成部34により補正データを生成する。
次に、その撮影画像に基づいて補正データ生成部34により補正データを生成する。
次に、生成された補正データは、データ記録部37を介して画像補正部33に送られる。
次に、画像補正部33が画像分割部35から送られてくる画像を補正データに基づいて補正する。
次に、画像補正部33が画像分割部35から送られてくる画像を補正データに基づいて補正する。
そして、プロジェクタ4〜7から投影される各画像によりスクリーン2上に高精細映像を再構築する。
このように、マルチプロジェクションシステム1は、予備のプロジェクタ7を備えているので、システムに冗長性をもたせることができダウンタイムを短縮することができる。また、ランプを1つのみ搭載する安価なプロジェクタ3〜7を使用することができるので、マルチプロジェクションシステム1を低コストで構築することができる。
このように、マルチプロジェクションシステム1は、予備のプロジェクタ7を備えているので、システムに冗長性をもたせることができダウンタイムを短縮することができる。また、ランプを1つのみ搭載する安価なプロジェクタ3〜7を使用することができるので、マルチプロジェクションシステム1を低コストで構築することができる。
なお、上記実施形態のマルチプロジェクションシステム1は、上述した形態に限定されない。
図6は、本発明の他の実施形態のマルチプロジェクションシステムを示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図6は、本発明の他の実施形態のマルチプロジェクションシステムを示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図6に示すマルチプロジェクションシステム60は、レンズシフト機能がないプロジェクタ3〜7よりも安価なプロジェクタを使用する点が図1に示すマルチプロジェクションシステム1と異なる。また、プロジェクタ3〜7は、それぞれ、回転ステージA及びBからなる台61に搭載されているものとする。また、台61の回転ステージA及びBは、それぞれ、制御部36から送られてくる制御信号Sに基づいて回転するものとする。なお、制御信号Sは、回転ステージA及びBをどちらの方向にどのくらい回転させるかを示している。
図7A〜図7Cは、台61の一例を示す図である。図7Aは、台61の回転ステージA及びBによるプロジェクタ3の投影領域の移動が行われておらず、かつ、スクリーン2のほぼ中心に投影領域11がくるようにプロジェクタ3が配置されている状態を示している。また、図7Bは、図7Aに示す状態からプロジェクタ3の投影領域11を水平方向に移動させる回転ステージAが回転した状態を示し、図7Cは、図7Aに示す状態からプロジェクタ3の投影領域11を垂直方向に移動させる回転ステージBが回転した状態を示している。
例えば、投影領域11が図7Aに示す位置にあるときに、制御部36からの制御信号Sにより台61の回転ステージAが右方向に回転すると、図7Bに示すように、投影領域11が右方向に移動する。
また、例えば、投影領域11が図7Aに示す位置にあるときに、制御部36からの制御信号Sにより台61の回転ステージBを上方向に回転させると、図7Cに示すように、投影領域11が上方向に移動する。
なお、回転ステージA及びBは、それぞれ、オペレータの操作部38の操作に基づく制御信号Sにより回転するように構成してもよい。
次に、プロジェクタ3〜6のうちあるプロジェクタに障害が発生した場合の制御部36の動作について説明する。
次に、プロジェクタ3〜6のうちあるプロジェクタに障害が発生した場合の制御部36の動作について説明する。
図8は、あるプロジェクタに障害が発生した場合の制御部36の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、制御部36は、データ記録部37に記録される撮影画像に基づいてプロジェクタ3〜6の障害を検出する。なお、この障害の検出方法としては、例えば、撮影装置10が所定時間毎にスクリーン2を撮影し、その撮影画像の同じ個所に黒い部分が所定回数現れると、その黒い部分に対応する投影領域のプロジェクタに障害が発生したと制御部36が判断するように構成してもよい。
まず、ステップS1において、制御部36は、データ記録部37に記録される撮影画像に基づいてプロジェクタ3〜6の障害を検出する。なお、この障害の検出方法としては、例えば、撮影装置10が所定時間毎にスクリーン2を撮影し、その撮影画像の同じ個所に黒い部分が所定回数現れると、その黒い部分に対応する投影領域のプロジェクタに障害が発生したと制御部36が判断するように構成してもよい。
次に、ステップS2において、制御部36は、障害を検出すると、プロジェクタ3〜7のそれぞれの台61の回転ステージA及びBに対して制御信号Sを送り、プロジェクタ3〜6のそれぞれの投影領域11〜14及びプロジェクタ7の投影領域16を移動させる。
ここで、図9A〜図9Eは、プロジェクタ3〜6のそれぞれの投影領域11〜14及びプロジェクタ7の投影領域16の移動例を示す図である。図9Aは、障害発生前の投影領域11〜14及び投影領域16を示したものである。なお、このときのプロジェクタ7は待機状態であり投影領域16には画像が投影されていない。また、図9Bは、プロジェクタ3に障害が発生した場合の投影領域11〜14及び投影領域16の移動例を示している。また、図9Cは、プロジェクタ4に障害が発生した場合の投影領域11〜14及び投影領域16の移動例を示している。図9Dは、プロジェクタ5に障害が発生した場合の投影領域11〜14及び投影領域16の移動例を示している。図9Eは、プロジェクタ6に障害が発生した場合の投影領域11〜14及び投影領域16の移動例を示している。
図9Bに示すように、プロジェクタ3に障害が発生した場合では、投影領域12が障害発生前の投影領域11に移動し、投影領域16が障害発生前の投影領域12に移動している。なお、投影領域3及び投影領域4の移動は行われていない。
また、図9Cに示すように、プロジェクタ4に障害が発生した場合では、投影領域16が障害発生前の投影領域12に移動している。なお、投影領域11、投影領域13、及び投影領域14の移動は行われていない。
また、図9Dに示すように、プロジェクタ5に障害が発生した場合では、投影領域11が障害発生前の投影領域13に移動し、投影領域12が障害発生前の投影領域11に移動し、投影領域16が障害発生前の投影領域12に移動している。なお、投影領域14の移動は行われていない。
また、図9Eに示すように、プロジェクタ6に障害が発生した場合では、投影領域12が障害発生前の投影領域14に移動し、投影領域16が障害発生前の投影領域12に移動している。なお、投影領域11及び投影領域13の移動は行われていない。
例えば、図9A〜図9Eに示すような投影領域の移動パターンを示す移動データを予めデータ記録部37に記録しておき、あるプロジェクタに障害が発生した検出されると、制御部36が、その障害が発生したプロジェクタに対応する移動データをデータ記録部37から取り出し、その移動データに基づいてプロジェクタ3〜7のそれぞれの投影領域を移動させる。
次に、図8のステップS3において、制御部36は、テストパターン生成部31及び撮影装置10を制御してスクリーン2上に構築されたテストパターンを撮影させ、データ記録部37に撮影画像を記録させる。そして、制御部36は、撮影画像に基づいて補正データ生成部32により補正データを生成させる。そして、制御部36は、生成された補正データをデータ記録部37を介して画像補正部33に送り、画像分割部35から送られてきた画像を画像補正部33で補正データに基づいて補正させ、補正後の画像を画像表示部30に送る。
これにより、障害が発生した後でもすぐにスクリーン2上に高精細映像を再構築させることができる。
なお、上記実施形態では、画像補正部33が幾何、輝度、及び色の補正を行う構成であるが、画像補正部33が幾何のみ補正を行うように構成してもよい。このように構成する場合では、輝度補正データや色補正データを予めデータ記録部37に記録しておき、補正データ生成部32で生成した幾何補正データとデータ記録部37で記録されていた輝度補正データ及び色補正データとを使用して画像を補正する。これにより、障害発生時に補正データを生成する際、輝度補正データと色補正データを生成する作業を省略することができるので、さらにダウンタイムを短縮することができる。
なお、上記実施形態では、画像補正部33が幾何、輝度、及び色の補正を行う構成であるが、画像補正部33が幾何のみ補正を行うように構成してもよい。このように構成する場合では、輝度補正データや色補正データを予めデータ記録部37に記録しておき、補正データ生成部32で生成した幾何補正データとデータ記録部37で記録されていた輝度補正データ及び色補正データとを使用して画像を補正する。これにより、障害発生時に補正データを生成する際、輝度補正データと色補正データを生成する作業を省略することができるので、さらにダウンタイムを短縮することができる。
また、上記実施形態では、撮影装置10の撮影画像に基づいてプロジェクタに障害が発生したか否かを検出する構成であるが、プロジェクタから送られてくる障害発生信号に基づいてプロジェクタに障害が発生したか否かを検出するように構成してもよい。また、プロジェクタの障害を検知するための専用のセンサ(温度センサや過電流センサなど)をプロジェクタ内部やプロジェクタ近傍に設け、その専用のセンサから送られてくる障害発生信号に基づいてプロジェクタに障害が発生したか否かを検出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御部36からの制御信号Sにより台61の回転ステージA及びBをそれぞれ回転させ、プロジェクタ3〜7のそれぞれの投影領域を自動的に移動させる構成であるが、オペレータが手動で台61の回転ステージA及びBをそれぞれ回転させてもよい。
また、上記実施形態では、制御部36が撮影画像やプロジェクタから送られてくる障害発生信号などに基づいて障害が検出されるとテストパターンの撮影画像に基づいて補正データを生成する構成であるが、オペレータの指示によりテストパターンの撮影画像に基づいて補正データを生成するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、プロジェクタ3〜7から投影される各画像によりスクリーン2上に高精細映像を構築する構成であるが、高精細映像をスクリーン2以外に構築してもよい。
また、上記実施形態では、4つのプロジェクタから投影される4つの画像をスクリーン2上に縦2列、横2列で表示させる構成であるが、3つのプロジェクタを使用してスクリーン2上に縦1列、横3列で表示させたり、2つのプロジェクタを使用してスクリーン2上に縦1列、横2列で表示させたりしてもよく、使用されるプロジェクタの数やスクリーン2上の各画像の配列は特に限定されない。
また、上記実施形態では、制御信号Sにより台61の回転ステージA及びBをそれぞれ回転させる構成であるが、制御信号Sによりプロジェクタ3〜7の各レンズをシフトさせるように構成してもよい。
1 マルチプロジェクションシステム
2 スクリーン
3〜7 プロジェクタ
8 PC
9 画像補正装置
10 撮影装置
11〜14 投影領域
15 オーバーラップ領域
16 投影領域
2 スクリーン
3〜7 プロジェクタ
8 PC
9 画像補正装置
10 撮影装置
11〜14 投影領域
15 オーバーラップ領域
16 投影領域
Claims (11)
- 複数のプロジェクタが投影した各画像により1つの画像を構築させるマルチプロジェクションシステムであって、
前記複数のプロジェクタ以外の予備のプロジェクタと、
補正データに基づいて前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正する補正手段と、
を備え、
前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生した場合、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定した後、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正する、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項1に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記補正手段は、テスト画像を記録するテスト画像記録手段と、
前記複数のプロジェクタにより投影された前記テスト画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影されたテスト画像に基づいて補正データを生成する生成手段と、
を備え、
前記生成手段は、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生し、その障害が発生したプロジェクタが当該マルチプロジェクションシステムから外され、前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定されると、前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正するための補正データを生成する、
ことを特徴とするマルチプロダクションシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生したことを検出する検出手段と、
あるプロジェクタに障害が発生したことが前記検出手段により検出されると、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定する設定手段と、
前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように前記設定手段により設定されると、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正させる制御手段と、
を備えることを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記補正データは、前記複数のプロジェクタが投影する各画像の幾何、輝度、及び色を補正するための補正データである、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項4に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像の輝度及び色を補正するための輝度補正データ及び色補正データを予め記録する補正データ記録手段を備え、
前記生成手段は、前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生し、その障害が発生したプロジェクタが当該マルチプロジェクションシステムから外され、前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定されると、前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像の幾何を補正するための幾何補正データを生成し、
前記補正手段は、前記生成手段で生成された幾何補正データと、前記補正データ記録手段に記録された輝度補正データ及び色補正データとに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正する、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記障害が発生したプロジェクタが前記予備のプロジェクタに隣接している場合、前記予備のプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタの投影領域に合わせることにより、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能にする、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記障害が発生したプロジェクタが前記予備のプロジェクタに隣接していない場合、前記複数のプロジェクタのうち前記障害が発生したプロジェクタに隣接するプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタの投影領域に合わせ、前記予備のプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタに隣接するプロジェクタの投影領域に合わせることにより、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能にする、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記障害が発生したプロジェクタが前記予備のプロジェクタに隣接していない場合、前記複数のプロジェクタのうち前記障害が発生したプロジェクタに隣接する第1のプロジェクタの投影領域を前記障害が発生したプロジェクタの投影領域に合わせ、前記複数のプロジェクタのうち前記第1のプロジェクタに隣接する第2のプロジェクタの投影領域を前記第1のプロジェクタの投影領域に合わせ、前記予備のプロジェクタの投影領域を前記第2のプロジェクタに隣接するプロジェクタの投影領域に合わせることにより、前記予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能にする、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項6〜8の何れか1項に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記予備のプロジェクタは、投影領域を上下左右にシストさせることが可能な台に搭載されている、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 請求項9に記載のマルチプロジェクションシステムであって、
前記複数のプロジェクタは、それぞれ、前記台に搭載されている、
ことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 複数のプロジェクタが投影した各画像により1つの画像を構築させるマルチプロジェクション装置であって、
前記複数のプロジェクタが投影する各画像を補正する補正手段と、
前記複数のプロジェクタのうちあるプロジェクタに障害が発生したことを検出する検出手段と、
あるプロジェクタに障害が発生したことが前記検出手段により検出されると、その障害が発生したプロジェクタを当該マルチプロジェクションシステムから外し、前記複数のプロジェクタ以外の予備のプロジェクタを前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように設定する設定手段と、
前記予備のプロジェクタが前記複数のプロジェクタのうちの1つのプロジェクタとして使用可能なように前記設定手段により設定されると、前記予備のプロジェクタに対応する補正データを含む補正データに基づいて前記予備のプロジェクタを含む前記複数のプロジェクタが投影する各画像を前記補正手段により補正させる制御手段と、
を備えることを特徴とするマルチプロジェクション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005101913A JP2006284718A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | マルチプロジェクションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005101913A JP2006284718A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | マルチプロジェクションシステム |
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JP2005101913A Withdrawn JP2006284718A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | マルチプロジェクションシステム |
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- 2005-03-31 JP JP2005101913A patent/JP2006284718A/ja not_active Withdrawn
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