JP6707959B2 - プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法に関する。
従来から、投射レンズのレンズ交換が可能なプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のプロジェクターは、レンズカバー又はレンズユニットの着脱を検出するレンズ交換検出部と、レンズ交換検出部からの信号に基づいてレンズカバー又はレンズユニットの着脱状態を判定する制御部とを備え、レンズカバー又はレンズユニットが取り外されたと判定すると、投射モードからレンズ交換モードに移行し、少なくとも光源の電源をオフにする。
特開2014−137513号公報
特許文献1に記載されたように、投射レンズを取り外す場合には、安全性の観点から光源を発光させない状態とする。レンズ交換の作業をより安全に行うために、レンズの装着状態をより速やかに確実に検出する方法が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レンズの装着状態をより速やかに確実に検出してレンズ交換の作業をより安全に行うことが可能なプロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のプロジェクターは、プロジェクターであって、光を射出する光源と、前記光源を発光させる光源駆動部と、投射レンズの装着状態を検出する第1検出部及び第2検出部と、前記プロジェクターを制御する制御部と、を備え、前記光源駆動部は、前記第1検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記光源を停止させ、前記制御部は、前記プロジェクターの動作中に前記第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記プロジェクターの動作を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、第1検出部により投射レンズの非装着状態が検出された場合には、光源駆動部により光源が停止され、第2検出部により投射レンズの非装着状態が検出された場合には、制御部によりプロジェクターの動作が停止される。従って、複数の検出部を利用して、投射レンズの装着状態をより確実に検出することができる。このため、レンズ非装着時にはより確実に光源の発光を停止させることができ、レンズ交換の作業をより安全に行うことができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、不揮発性の記憶部を備え、前記制御部は、前記プロジェクターの動作中に前記第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記制御部が実行する処理に係るデータを前記記憶部に記憶させ、前記プロジェクターの電源をオフするシャットダウン処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、第2検出部により投射レンズの非装着状態が検出された場合に、制御部によりシャットダウン処理が実行され、プロジェクターの電源がオフされる。従って、第2検出部により投射レンズの非装着状態が検出された場合に、シャットダウン処理を実行してプロジェクターの電源を安全にオフすることができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記投射レンズを移動させるレンズ駆動部を備え、前記制御部は、前記プロジェクターの動作中に前記第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記レンズ駆動部への電源供給を停止した後に、前記シャットダウン処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、投射レンズの非装着状態が検出された場合に、レンズ駆動部への電源供給が停止され、シャットダウン処理が実行される。従って、レンズ駆動部の故障を防止することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記プロジェクターに電源を供給する電源部と、前記投射レンズの非装着状態を前記第1検出部が検出した場合に、前記光源駆動部による前記光源の停止に連動して、前記電源部からの電源供給を停止させるスイッチ部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光源駆動部による光源の停止に連動して、電源部からの電源供給を停止させる。従って、レンズの装着状態をより速やかに確実に検出してレンズ交換の作業を安全に行うことができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記電源部は、一次巻線と二次巻線とを有するトランスを備え、前記スイッチ部は、前記トランスの一次巻線への電力供給をオフさせることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチ部が、トランスの一次巻線への電力供給をオフさせて、電源部の電源供給を停止させることができる。従って、電源部の電源供給を安全にオフさせることができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源駆動部は、前記第1検出部により前記投射レンズの非装着状態が複数回検出された場合に、前記光源を停止させ、前記制御部は、前記プロジェクターの動作中に前記第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が複数回検出された場合に、前記プロジェクターの動作を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、第1検出部により投射レンズの非装着状態が複数回検出された場合に、光源駆動部が光源を停止させ、第2検出部により投射レンズの非装着状態が複数回検出された場合に、制御部がプロジェクターの動作を停止させる。従って、ノイズ等によるチャタリングの影響を低減することができる。
また、本発明は、上記構成のプロジェクターにおいて、前記光源を冷却させるファンを備え、前記制御部は、前記光源が前記光源駆動部により停止されると、前記ファンを停止させることを特徴とする。
本発明によれば、光源が停止された場合に、光源を冷却させるファンが停止される。従って、消灯した光源の温度低下(過冷却)を防止することができる。
本発明のプロジェクターの制御方法は、光を射出する光源と、前記光源を発光させる光源駆動部と、画像を投射する投射レンズと、プロジェクターを制御する制御部とを備えるプロジェクターの制御方法であって、前記投射レンズの装着状態を検出する第1検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記光源駆動部により前記光源を停止させるステップと、前記投射レンズの装着状態を検出する第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記制御部により前記プロジェクターの動作を停止させるステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1検出部により投射レンズの非装着状態が検出された場合には、光源駆動部により光源が停止され、第2検出部により投射レンズの非装着状態が検出された場合には、制御部によりプロジェクターの動作が停止される。従って、複数の検出部を利用して、投射レンズの装着状態をより確実に検出することができる。このため、レンズ非装着時にはより確実に光源の発光を停止させることができ、レンズ交換の作業をより安全に行うことができる。
プロジェクターの構成を示す機能ブロック図。 プロジェクターのハードウェア構成を示す図。 メイン基板に搭載されたハードウェアを示す図。 プロジェクターと投射光学系との接続構成を示す図。 第1SWがオフされた場合のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 第2SWがオフされた場合のプロジェクターの動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、プロジェクター100の構成を示す機能ブロック図である。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置300に接続され、この画像供給装置300から供給される画像信号に基づく画像を投射対象に投射する。
画像供給装置300には、例えば、ビデオ再生装置や、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等を用いることができる。また、投射対象は、建物の外壁等の一様に平らではない物体であってもよいし、スクリーンSC等の一様に平らではない物体であってもよい。図1には、投射対象がスクリーンSCである場合を例示する。
プロジェクター100は、画像供給装置300に接続するインターフェースとして、インターフェース部(以下、インターフェースをI/Fと略記する)201を備える。
I/F部201は、ケーブルを接続するコネクター及びI/F回路(いずれも図示略)を備え、ケーブルを介して接続された画像供給装置300から供給される画像信号を入力する。I/F部201は、入力される画像信号を画像データに変換して画像処理部203に出力する。
I/F部201が備えるインターフェースは、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB、RS−232C等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、I/F部201のインターフェースは、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。
また、I/F部201は、コネクターとして、アナログ画像信号が入力されるVGA端子や、デジタル画像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、I/F部201は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ画像信号が入力された場合に、A/D変換回路によりアナログ画像信号を画像データに変換して画像処理部203に出力する。
プロジェクター100は、大きく分けて光学的な画像の形成を行う表示部110と、表示部110により表示される画像を電気的に処理する画像処理系とを備える。まず、表示部110について説明する。表示部110は、光源部111、光変調装置112及び投射光学系113を備える。
光源部111の光源には、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等の高輝度な光源が用いられる。また、光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。さらに、光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)や偏光板を備えていてもよい。
また、光源部111には、光源駆動部121が接続される。光源駆動部121は、内部バス180に接続され、同じく内部バス180に接続された制御部250の制御に従って、光源部111への電源供給を制御し、光源部111の光源を点灯及び消灯させる。
光源部111から射出された光は、ダイクロイックミラー(図示略)等の光学系によって光の3原色であるR,G,Bの各色成分に分離され、光変調装置112に入射される。
光変調装置112は、R,G,Bの各色成分に対応した3つの液晶パネル(いずれも図示略)を備える。これら3つの液晶パネルは、一対の透明基板間に液晶が封入された構成をそれぞれに有している。各液晶パネルは、複数の画素(図示略)がマトリックス状に配列された矩形状の画素領域を備えており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
光変調装置112には、液晶パネルのそれぞれを駆動する光変調装置駆動部122が接続される。光変調装置駆動部122は、内部バス180に接続される。
光変調装置駆動部122には、後述する画像処理部203からR、G、Bの3原色に分離された画像データが入力される。光変調装置駆動部122は、入力される各色の画像データを、対応する液晶パネルの動作に適したデータ信号に変換する。光変調装置駆動部122は、変換したデータ信号に対応した駆動電圧を対応する液晶パネルの各画素に印加し、各液晶パネルに画像を描画する。これにより、光源部111から射出される光が、画像データに応じた画像光に変調される。
投射光学系113は、プロジェクター本体101に対し着脱可能に構成される。また、投射光学系113は、投射レンズ1132(図2参照)を備え、光変調装置112により変調された画像光をスクリーンSCに投射する。投射レンズ1132は、投射光学系113が備える光学部品であり、スクリーンSCに投射する画像を拡大や縮小するズームレンズや、フォーカスの調整を行うフォーカスレンズ等の複数のレンズ群を備える。
投射光学系113には、投射光学系駆動部123が接続される。投射光学系駆動部123は、内部バス180に接続される。
投射光学系駆動部123は、制御部250の制御に従ってモーター(図示略)を駆動し、投射レンズ1132の備えるレンズ群の位置を調整してズーム調整や、フォーカス調整を行い、また、プロジェクター本体101に対する投射レンズ1132の位置を調整するレンズシフト調整を行う。
プロジェクター100は、第1スイッチ125及び第2スイッチ127を備える。以下、スイッチをSWと表記する。第1SW125は、本発明の「第1検出部」に相当し、第2SW127は、本発明の「第2検出部」に相当する。
第1SW125及び第2SW127は、投射レンズ1132を備えた投射光学系113のプロジェクター本体101への装着状態を検出する。
第1SW125及び第2SW127は、例えば、固定接点及び可動接点を有する機械式スイッチ(メカスイッチ)により構成される。第1SW125及び第2SW127は、スイッチの状態として、可動接点が固定接点に接触したオンの状態と、可動接点と固定接点との間が開放されたオフの状態とをとる。
例えば、第1SW125及び第2SW127は、投射光学系113がプロジェクター本体101に装着された状態ではオンとなり、投射光学系113がプロジェクター本体101から取り外された状態ではオフとなる。
第1SW125の出力は、図2に示す強制オフ回路126に接続される。図1において、強制オフ回路126、及び第1SW125と強制オフ回路126と接続する信号線の図示は省略する。
第1SW125は、オンからオフに変化すると、強制オフ回路126に出力する信号の電圧レベルを変更する。また、第2SW127は、オンからオフに変化すると、制御部250に出力する信号の電圧レベルを変更する。
また、第1SW125の他の構成として、第1SW125がオンからオフに変化した場合に、所定の信号を強制オフ回路126に出力し、オフからオンに変化した場合には、信号の出力は行わないようにしてもよい。第2SW127についても同様である。
また、本実施形態では、第1SW125及び第2SW127に、機械式スイッチを用いた場合を例に説明するが、第1SW125及び第2SW127は、機械式スイッチに限定されない。第1SW125及び第2SW127として、例えば、ホールスイッチやマイクロスイッチ等を用いることもできる。
また、本発明の第1検出部及び第2検出部は、投射レンズ1132の装着状態を検出可能な装置であればよく、スイッチには限定されない。
プロジェクター本体101には、ユーザーが操作を行うための各種スイッチ及びインジケーターランプを備えた操作パネル131が搭載される。操作パネル131は、操作検出部133に接続される。
操作検出部133は、制御部250の制御に従い、プロジェクター100の動作状態や設定状態に応じて操作パネル131のインジケーターランプを適宜点灯又は点滅させる。操作パネル131のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応した操作信号が操作検出部133から制御部250に出力される。
プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン5を有する。リモコン5は各種のボタンを備え、これらのボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。プロジェクター本体101には、リモコン5が発する赤外線信号を受光するリモコン受光部132が搭載される。リモコン受光部132は、リモコン5から受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5における操作内容を示す操作信号を生成し、制御部250に出力する。
プロジェクター100は、表示部135及び表示パネル137を備える。
表示部135は、制御部250の制御に従い、表示パネル137に表示すべき画像の画像データをバッファー(図示略)に展開し、展開した画像データに基づき各種の駆動回路(図示略)を駆動して、画像データに基づく画像を表示パネル137に表示させる。表示パネル137には、例えば、透過型、反射型又は半透過型の液晶表示パネル、OLED(Organic Light-emitting-diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等の有機EL表示パネル等を用いることができる。
プロジェクター100は、電源部140を備える。
電源部140は、商用電源から入力される交流電圧を整流、平滑化して直流電圧に変換し、変換された直流電圧をトランス141(図2参照)、スイッチング素子(図示略)等により電力変換してプロジェクター100の各部に供給する。
また、電源部140は、インターロックSW143を備える。インターロックSW143は、一次巻線N1と二次巻線N2とを有するトランス141の一次巻線N1(図2参照)側に設けられる。インターロックSW143は、図2に示す強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、オフする。インターロックSW143がオフすることで、トランス141への直流電圧の供給がオフされる。インターロックSW143は、本発明の「スイッチ部」に相当する。
プロジェクター100は、無線通信部214を備える。無線通信部214は、内部バス180に接続される。無線通信部214は、図示しないアンテナやRF(Radio Frequency)回路等を備え、制御部250の制御の下、外部の装置との間で無線通信を実行する。無線通信部214の無線通信方式は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信等の近距離無線通信方式、又は携帯電話回線を利用した無線通信方式を採用できる。
プロジェクター100は、冷却ファン150を備える。冷却ファン150は、制御部250の制御に従って、光源部111に冷却空気を送風して光源部111及びプロジェクター100内部の構成部品を冷却する。
なお、図1において、冷却ファン150と制御部250とを接続する制御信号線の図示は省略する。
プロジェクター100の画像処理系は、プロジェクター100を制御する制御部250を中心に構成され、この他に、画像処理部203、フレームメモリー205、記憶部207を備える。制御部250、画像処理部203及び記憶部207は、内部バス180に接続される。
画像処理部203は、制御部250の制御に従って、I/F部201から入力される画像データの属性を判定する。例えば、画像処理部203は、画像データに対し、画像サイズや解像度の判定、2D(平面)画像か3D(立体)画像かの判定、静止画像か動画像かの判定、フレームレートの判定等を行う。画像処理部203は、画像データをフレーム毎にフレームメモリー205に書き込み、書き込んだ画像に対して画像処理を実行する。
画像処理部203が実行する画像処理には、例えば、解像度変換(スケーリング)処理、フレームレート変換処理、形状補正処理、ズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理、ガンマ補正処理等が含まれる。また、これらのうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
解像度変換処理は、画像処理部203が、画像データの解像度を、制御部250により指定された解像度、例えば光変調装置112の液晶パネルの表示解像度に合わせて変換する処理である。
フレームレート変換処理は、画像処理部203が、画像データのフレームレートを、制御部250により指定されたフレームレートに変換する処理である。
形状補正処理は、画像処理部203が、制御部250から入力される補正パラメーターに従って画像データを変換して、スクリーンSCに投射する画像の形状を補正する処理である。
ズーム処理は、リモコン5や操作パネル131の操作によりズームが指示された場合に、画像処理部203が、画像を拡大/縮小する処理である。
色調補正処理は、画像データの色調を変換する処理であり、画像処理部203は、制御部250により指定された色調に合わせて画像データに含まれる各画素のデータを変更する。この処理において、プロジェクター100は、映画鑑賞に適した色調、スクリーンSCが明るい環境に設置された場合に適した色調、黒板などの非白色のスクリーンSCに投射する場合に適した色調等を実現できる。色調補正処理に加え、コントラスト調整等を行ってもよい。
輝度補正処理は、画像処理部203が、画像データの輝度を補正する処理である。輝度補正処理により、画像データの輝度が、光源部111の発光状態やプロジェクター100が設置された環境の明るさ等に対応した輝度に補正される。
ガンマ補正処理とは、外部から供給される画像データを、光変調装置112等の出力デバイスの出力特性に応じて補正する処理のことである。一般に、出力デバイスは非線形的な出力特性を有しているから、画像データに比例する出力レベル(例えば、駆動電圧信号や駆動電流信号電流レベル)で画像を出力しても、所望の色調では画像は出力されない。出力デバイスの出力特性に合わせて画像データを補正することにより、所望の色調で画像を出力することができる。
画像処理部203が実行する上記の処理の内容、パラメーター、及び処理の開始、終了のタイミングは制御部250により制御される。
画像処理部203は、処理後の画像データをフレームメモリー205から読み出し、R,G,Bの3原色に分離して光変調装置駆動部122に出力する。
記憶部207は、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性のメモリーにより構成される。記憶部207は、制御部250が処理するデータや、制御部250が実行する制御プログラムを不揮発的に記憶する。
制御部250は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のハードウェア(いずれも図示略)を備え、プロジェクター100の各部を統括制御する。ROMは、フラッシュROM等の不揮発性の記憶装置であり、制御プログラムやデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部207から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、展開された制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。
また、制御部250は、機能ブロックとして、投射制御部251、レンズシフト制御部252及びシャットダウン制御部253を備える。これらの機能ブロックは、CPUが、ROMや記憶部207に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
投射制御部251は、画像処理部203を制御して、I/F部201を介して画像供給装置300から供給された画像データに基づいてフレームメモリー205に画像を描画させる。また、投射制御部251は、光変調装置駆動部122を制御して、フレームメモリー205に描画された画像を光変調装置112の液晶パネルに描画させる。光変調装置112の液晶パネルに描画された画像が、投射光学系113を介してスクリーンSC上に投射される。
レンズシフト制御部252は、投射光学系駆動部123を制御する。レンズシフト制御部252は、操作パネル131が操作され、任意の一方向に駆動するように指示された場合に、指示に対応するモーターの駆動量を計算する。レンズシフト制御部252は、計算した駆動量を含む制御信号を投射光学系駆動部123に出力する。
シャットダウン制御部253は、シャットダウン処理を実行して、プロジェクター100の電源をオフする。
シャットダウン制御部253は、リモコン5又は操作パネル131に設けられた電源オフスイッチが押下された場合、又は第2SW127から入力される信号の電圧レベルが変化した場合に、シャットダウン処理を行って、プロジェクター100の電源をオフさせる。シャットダウン処理の詳細については後述する。
また、シャットダウン制御部253は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、冷却ファン150を停止させ、投射光学系駆動部123を制御して、投射光学系113が備えるモーターを停止させる。
図2は、プロジェクター100のハードウェア構成を示す図である。
第1SW125の出力は、強制オフ回路126に接続される。
強制オフ回路126は、第1SW125から入力される信号の電圧レベルの変化を検出して、光源駆動部121、電源部140及び制御部250に強制オフ信号を出力する。強制オフ回路126は、例えば、第1SW125から入力される信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化すると、光源駆動部121、電源部140及び制御部250に強制オフ信号を出力する。
強制オフ信号を入力した光源駆動部121は、光源部111への電源の供給を停止し、光源部111の光源を消灯させる。
また、制御部250のシャットダウン制御部253は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、図3に示す電源制御回路215を制御して、冷却ファン150への電源供給を停止させ、冷却ファン150をオフする。さらに、シャットダウン制御部253は、電源制御回路215を制御して、投射光学系駆動部123への電源供給を停止させる。
また、電源部140のインターロックSW143は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、オンからオフに状態を変化させる。インターロックSW143がオフされることで、トランス141への直流電圧の供給がオフされる。これにより、電源部140からの直流電圧の出力が停止し、プロジェクター100を構成する各部への電源供給が停止される。
操作パネル131に設けられる操作キーには、プロジェクター制御キー(PJ制御キーと表記する)1311と、ステータスモニターキー1312とが含まれる。
PJ制御キー1311には、例えば、電源のオン、オフを行うための「電源キー」、各種設定を行うためのメニュー画像を表示させる「メニューキー」、メニュー画像における項目の選択等に用いられる「カーソルキー」、選択された項目を確定させる「決定キー」、操作の取り消し等に用いられる「取消キー」、入力ソース(画像信号の供給元)を切り替えるための「入力ソース切替キー」等がある。
ステータスモニターキー1312は、プロジェクター100のステータス(状況)を表示パネル137に表示させるキーである。
電源部140がメイン回路200に電源を供給する電源線147には、検出部145が設けられている。検出部145は、電源線147の電圧を検出する。インターロックSW143によってトランス141への直流電圧の供給がオフされると、電源線147の電圧が低下する。検出部145は、電源線147の電圧の検出結果を、図3に示すステータスモニターCPU213に出力する。ステータスモニターCPU213は、検出部145の検出結果を示す画像データを生成して表示部135に出力し、表示パネル137に表示させる。
図3は、メイン回路200に搭載されたハードウェアを示す図である。
メイン回路200には、メインCPU211、レンズシフトCPU212、ステータスモニターCPU213、無線通信部214、電源制御回路215、DSP(digital signal processor)216、フラッシュROM217、DRAM218等が搭載されている。
メインCPU211、レンズシフトCPU212及びステータスモニターCPU213は、図1に示す制御部250として機能する。
メインCPU211は、プロジェクター100の全体を統括制御する。メインCPU211が、フラッシュROM217に記憶された制御プログラムを実行することで、図1に示す投射制御部251及びシャットダウン制御部253として動作する。
レンズシフトCPU212は、レンズシフト機構1132を制御して、投射レンズ1132をレンズシフトさせる。
レンズシフトCPU212が、フラッシュROM217に記憶された制御プログラムを実行することで、図1に示すレンズシフト制御部252として機能する。
ステータスモニターCPU213は、ステータスモニターキー1312が操作され、操作に対応した操作信号が操作検出部133から入力されると、メインCPU211に、ステータス要求コマンドを送信してプロジェクター100のステータス情報を取得する。ステータスモニターCPU213は、取得したステータス情報を表示部135に出力して、表示パネル137に表示させる。
電源制御回路215は、制御部250の制御に従って、プロジェクター100の各部に電源を供給する。電源制御回路215は、電源部140により生成された電源電圧から内部ロジック回路用電源を生成し、メイン回路200の各部に供給する。また、電源制御回路215は、電源部140により生成された電源電圧を、メイン回路200を除くプロジェクター100の各部に供給する。
DSP216は、図1に示す画像処理部203として機能する。フラッシュROM217は、図1に示す記憶部207として機能する。DRAM218は、図1に示すフレームメモリー205として機能する。
図4は、プロジェクターと投射光学系との接続構成を示す図である。
プロジェクター本体101には、投射光学系駆動部123と、レンズシフト機構部102と、支持部材104とが設けられる。
投射光学系駆動部123は、(Electro-Static Discharge)素子1231と、モーター駆動部1232とを備える。モーター駆動部1232は、本発明の「レンズ駆動部」に相当する。また、ESD素子1231は、本発明の「保護素子」に相当する。
ESD素子1231は、静電気を吸収して、モーター駆動部1232や、投射光学系113に搭載されたズーム調整やフォーカス調整用のモーター1131等を静電気から保護する。
モーター駆動部1232は、ESD素子1231を介して投射光学系113に接続され、制御部250の制御に従い投射光学系113に搭載されたズーム調整やフォーカス調整用のモーター1131に駆動電流を供給し、モーター1131を回転させる。また、モーター駆動部1232は、制御部250の制御に従いレンズシフト機構部102のモーターに駆動電流を供給してモーターを回転させる。
レンズシフト機構部102は、支持部材104のプロジェクター本体101における位置を、上下方向及び左右方向に移動させる駆動機構として、モーターやギアー(いずれも図示略)を備える。
モーター駆動部1232から供給される駆動電流や、駆動信号によってレンズシフト機構部102のモーターを駆動し、支持部材104のプロジェクター本体101での位置を上下方向及び左右方向に移動させる。これにより、支持部材104によって支持された投射光学系113の位置が、上下方向及び左右方向に移動し、投射レンズ1132が投射レンズ1132の光軸に垂直な面内で上下左右方向に移動(シフト)される。
レンズシフト機構部102は、シフト量検出部103を備える。シフト量検出部103は、レンズシフト機構部102がレンズシフトによって投射レンズ1132を移動させた移動量を検出する。移動量には、レンズシフト機構部102によって移動させた方向と、当該方向への移動距離とを示す情報が含まれる。移動距離は、投射レンズ1132の予め設定された基準位置であるホームポジション(着脱位置)から投射レンズ1132の現在位置までの距離を示す情報である。本実施形態では、レンズシフト機構部102が備えるモーターとしてステッピングモーターを用い、ステッピングモーターのステップ数に基づき移動量を検出する。この他に、レンズシフト機構部102に、エンコーダー(図示略)を設けて、このエンコーダーによって移動量を検出してもよい。
シフト量検出部103は、検出した投射レンズ1132の移動量をレンズシフト制御部252に出力する。レンズシフト制御部252は、シフト量検出部103により検出される移動量をRAMに記憶させる。
支持部材104は、プロジェクター本体101に設けられ、投射光学系113を支持する。支持部材104に支持された投射光学系113は、支持部材104から取り外すことができる。
支持部材104は、レンズシフト機構部102のモーターやギアーによって駆動され、プロジェクター本体101での位置を、上下左右に移動させる。これにより、投射光学系113の投射レンズ1132が移動し、レンズシフト機構として動作する。
投射光学系113は、レンズブロック1130と、接続部1135とを備える。レンズブロック1130は、モーター1131と、投射レンズ1132とを備える。モーター1131は、投射レンズ1132を駆動し、投射レンズ1132を移動してズームやフォーカスの調整を行う。
接続部1135は、不図示のコネクターを備え、投射光学系113がプロジェクター本体101に装着された場合に、プロジェクター本体101に設けられたコネクター(図示略)と電気的に接続される。
また、接続部1135は、モーター1131に接続され、投射光学系113がプロジェクター本体101に装着された場合に、投射光学系駆動部123と、モーター1131とを電気的に接続する。この際、投射光学系駆動部123とモーター1131とは、ESD素子1231を介して接続されるため、ESD素子1231により静電気が吸収され、モーター駆動部1232やモーター1131が静電気から保護される。
図5は、第1SW125がオフされた場合のプロジェクターの動作を示すフローチャートである。
第1SW125がオフすると(ステップS1)、第1SW125が出力する信号の電圧レベルが変化する。ここでは、第1SW125が出力する信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化したとして説明する。第1SW125の出力する信号の電圧レベルがローレベルに変化すると、強制オフ回路126は、光源駆動部121、電源部140及び制御部250に強制オフ信号を出力する。
光源駆動部121は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、光源部111への電源の供給を停止し、光源部111の光源を消灯させる(ステップS2)。
また、シャットダウン制御部253は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されると、光源部111の光源が消灯された後に、電源制御回路215を制御して、冷却ファン150への電源供給を停止させる。これにより冷却ファン150がオフされる(ステップS3)。
さらに、電源部140のインターロックSW143は、強制オフ回路126から強制オフ信号が入力されることでオフする(ステップS4)。インターロックSW143がオフすることで、トランス141への直流電圧の供給がオフされる。これにより、電源部140からの直流電圧の出力が停止し、プロジェクター100を構成する各部への電源供給が停止される(ステップS5)。
図5に示すフローでは、第1SW125の状態がオフに変化したことが一回検出された場合に、光源部111への電源の供給を停止させ、インターロックSW143がオフして電源部140の出力を停止させた。
しかし、ノイズ等による第1SW125の誤動作により、レンズブロック1130の装着状態を誤判定しないように、強制オフ回路126は、第1SW125の状態を複数回、判定してもよい。強制オフ回路126は、第1SW125から入力される信号の電圧レベルが変化すると、予め設定された時間の経過後に再度、第1SW125から入力される信号の電圧レベルを検出する。強制オフ回路126は、信号の電圧レベルに変化が生じていない場合には、光源駆動部121に、光源部111への電源供給をオフさせない。
また、第1SW125のオフにより、インターロックSW143をオフし電源部140からの直流電圧の出力を停止させる処理は、第1SW125がオフされてから所定時間を経過しても、シャットダウン制御部253によるシャットダウン処理が開始されない場合に行うようにしてもよい。すなわち、レンズブロック1130が投射光学系113から取り外され、第1SW125がオフになっても、第2SW127がオフとはならず、シャットダウン制御部253のシャットダウン処理が開始されない場合に、インターロックSW143をオフして、電源部140からの直流電圧の出力を停止させるとよい。
図6は、第2SW127がオフされた場合のプロジェクターの動作を示すフローチャートである。
第2SW127がオフされると、第2SW127が制御部250に出力する信号の電圧レベルが変化する。ここでは、第2SW127が出力する信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化したとして説明する。
制御部250のシャットダウン制御部253は、第2SW127から入力される信号の電圧レベルの変化を検出できない場合(ステップS11/NO)、第2SW127から入力される信号の電圧レベルを引き続き監視する。
シャットダウン制御部253は、信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化すると(ステップS11/YES)、モーター駆動部1232の制御を停止する(ステップS12)。シャットダウン制御部253は、モーター駆動部1232への制御信号の出力を停止して、モーター駆動部1232に、レンズシフト機構1132のモーターの駆動を停止させる。また、シャットダウン制御部253は、電源制御回路215を制御して、レンズシフト機構1132への電源供給を停止させ、レンズシフト機構1132のモーターへの電源供給を停止させる(ステップS13)。これによりモーターの駆動が停止される。
また、シャットダウン制御部253は、シャットダウン処理を実行し(ステップS14)、プロジェクター100の電源をオフにする(ステップS15)。
シャットダウン制御部253は、シャットダウン処理として、まず、実行中の処理があれば、この実行中の処理を終了させる。また、シャットダウン制御部253は、RAM等の揮発性のメモリーに記憶されているデータを記憶部207に記憶させる。そして、最後に、シャットダウン制御部253は、電源部140を制御して、電源部140の電源供給をオフし、プロジェクター100の電源をオフにする(ステップS15)。
図6に示すフローでは、第2SW127の状態がオフに変化したことが一回検出された場合に、シャットダウン制御部253がモーター駆動部1232への制御信号の出力を停止し、レンズシフト機構1132への電源供給を停止させた。
しかし、ノイズ等によって第2SW127が誤動作し、レンズブロック1130の装着状態を誤判定しないように、シャットダウン制御部253は、第2SW127の状態を複数回、判定してもよい。シャットダウン制御部253は、第2SW127から入力される信号の電圧レベルが変化すると、予め設定された時間の経過後に再度、第2SW127から入力される信号の電圧レベルを検出する。このとき、シャットダウン制御部253は、信号の電圧レベルに変化が生じていない場合、図5に示す処理フローを開始しない。
以上の説明より明らかなように本発明のプロジェクター及びプロジェクターの制御方法を適用した実施形態は、投射レンズ1132の装着状態を検出する第1SW125及び第2SW127と、シャットダウン制御部253とを備える。
第1SW125により投射レンズ1132の非装着状態が検出された場合には、光源駆動部121が光源部111を停止させ、プロジェクター100の動作中に第2SW127により投射レンズ1132の非装着状態が検出された場合には、シャットダウン制御部253がプロジェクターの動作を停止させる。光源駆動部121が光源部111を停止させることで、瞬時に光源部111だけを停止させることができる。また、複数のSW125、127を利用して、投射レンズ1132の装着状態をより確実に検出することができる。このため、投射レンズ1132の非装着時にはより確実に光源部111の光源の発光を停止させることができ、レンズ交換の作業を安全に行うことができる。
また、シャットダウン制御部253は、プロジェクター100の動作中に第2SW127により投射レンズ1132の非装着状態が検出された場合に、RAM等の揮発性のメモリーに記憶されているデータを記憶部207に記憶させ、プロジェクター100の電源をオフするシャットダウン処理を実行する。従って、第2SW127により投射レンズ1132の非装着状態が検出された場合に、シャットダウン処理を実行してプロジェクター100の電源を安全にオフすることができる。
また、シャットダウン制御部253は、プロジェクター100の動作中に第2SW127により投射レンズ1132の非装着状態が検出された場合に、モーター駆動部1232への電源供給を停止して、シャットダウン処理を実行する。
投射レンズ1132の交換に際し、投射レンズ1132がプロジェクター本体101から取り外された後に直ぐに再装着されると、投射光学系駆動部123(特に、モーター駆動部123)の故障の原因となる。このため、第2SW127により投射レンズ1132の非装着状態が検出された場合に、モーター駆動部1232への電源供給を停止することで、モーター駆動部123の故障を防止することができる。
また、投射レンズ1132の非装着状態を第1SW125が検出した場合に、光源駆動部121による光源の停止に連動して、電源部140からの電源供給を停止させるインターロックSW143を備える。
従って、光源駆動部121による光源の停止に連動して、電源部140の電源供給を停止させることができる。従って、レンズ交換作業の安全性をさらに高めることができる。
また、インターロックSW143は、トランス141の一次巻線N1への電力供給をオフさせる。
従って、電源部140の電源供給を安全にオフすることができる。
また、第1SW125により投射レンズ1132の非装着状態が複数回検出された場合に、光源駆動部121が光源部111を停止させ、第2SW127により投射レンズ1132の非装着状態が複数回検出された場合に、シャットダウン制御部253がプロジェクター100の動作を停止させる。従って、ノイズ等によるチャタリングの影響を低減することができる。
また、シャットダウン制御部253は、光源駆動部121が光源部111を停止させると、冷却ファン150を停止させる。消灯した光源の温度低下(過冷却)を防止することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、光源が発した光を変調する光変調装置112として、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネルを用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3枚の反射型液晶パネルを用いた構成としてもよいし、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式を用いてもよい。或いは、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成してもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば問題なく採用できる。また、光変調装置112として、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)等の反射型の液晶表示素子を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、プロジェクター100として、スクリーンSCの前方から投射するフロントプロジェクション型のプロジェクター100を示したが、本発明はこれに限定されない。
また、図1に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター100の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
5…リモコン、100…プロジェクター、102…レンズシフト機構、103…シフト量検出部、104…指示部材、111…光源部、112…光変調装置、113…投射光学系、121…光源駆動部、122…光変調装置駆動部、123…投射光学系駆動部、125…第1スイッチ(第1検出部)、126…強制オフ回路、127…第2スイッチ(第2検出部)、131…操作パネル、132…リモコン受光部、133…操作検出部、140…電源部、141…トランス、143…インターロックSW(スイッチ部)145…検出部、147…電源線、150…冷却ファン(ファン)、180…内部バス、200…メイン回路、201…I/F部、203…画像処理部、205…フレームメモリー、207…記憶部、211…メインCPU、212…レンズシフトCPU、213…ステータスモニターCPU、214…無線通信部、215…電源制御回路、216…DSP、217…フラッシュROM、218…DRAM、250…制御部、251…投射制御部、252…レンズシフト制御部、253…シャットダウン制御部、300…画像供給装置、1130…レンズブロック、1131…モーター、1132…投射レンズ、1135…接続部、1231…ESD素子、1232…モーター駆動部(レンズ駆動部)、1311…PJ制御キー、1312…ステータスモニターキー、N1…一次巻線、N2…二次巻線、SC…スクリーン。

Claims (6)

  1. プロジェクターであって、
    光を射出する光源と、
    前記光源を発光させる光源駆動部と、
    投射レンズの装着状態を検出する第1検出部及び第2検出部と、
    前記プロジェクターを制御する制御部と、
    前記プロジェクターに電源を供給する電源部と、
    前記電源部に備わり、オフすることで前記電源部からの電源供給を停止させるスイッチ部と、
    前記光源駆動部、前記電源部及び前記制御部に強制オフ信号を出力する強制オフ回路と、
    不揮発性の記憶部と、を備え、
    前記第1検出部が、前記投射レンズの非装着状態検出た場合に、
    前記強制オフ回路は、前記光源駆動部及び前記電源部に前記強制オフ信号を出力し、
    前記光源駆動部は、前記強制オフ回路から前記強制オフ信号が入力された場合に、前記光源を停止させ、
    前記電源部は、前記強制オフ回路から前記強制オフ信号が入力された場合に、前記光源駆動部による前記光源の停止に連動して、前記スイッチ部をオフにし、前記電源部からの電源供給を停止させ、
    前記第2検出部が、前記プロジェクターの動作中に前記投射レンズの非装着状態検出た場合に、前記制御部は、前記制御部が実行する処理に係るデータを前記記憶部に記憶させ、前記電源部を制御して、前記プロジェクターの電源をオフするシャットダウン処理を実行する、ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記投射レンズを移動させるレンズ駆動部を備え、
    前記制御部は、前記プロジェクターの動作中に前記第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記レンズ駆動部への電源供給を停止した後に、前記シャットダウン処理を実行する、ことを特徴とする請求項記載のプロジェクター。
  3. 前記電源部は、一次巻線と二次巻線とを有するトランスを備え、
    前記スイッチ部は、前記トランスの一次巻線への電力供給をオフさせる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクター。
  4. 前記光源を冷却させるファンを備え、
    前記第1検出部が、前記投射レンズの非装着状態を検出した場合、前記強制オフ回路は、前記制御部に前記強制オフ信号を出力し、
    前記制御部は、前記強制オフ回路から前記強制オフ信号が入力された場合に、前記ファンを停止させる、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプロジェクター。
  5. 前記強制オフ回路は、前記第1検出部により前記投射レンズの非装着状態が複数回検出された場合に、前記光源駆動部、前記電源部及び前記制御部に前記強制オフ信号を出力し
    前記制御部は、前記プロジェクターの動作中に前記第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が複数回検出された場合に、前記シャットダウン処理を実行する、ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のプロジェクター。
  6. 光を射出する光源と、前記光源を発光させる光源駆動部と、画像を投射する投射レンズと、プロジェクターを制御する制御部と、前記プロジェクターに電源を供給する電源部と、オフすることで前記電源部からの電源供給を停止させるスイッチ部と、不揮発性の記憶部とを備えるプロジェクターの制御方法であって、
    前記投射レンズの装着状態を検出する第1検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、
    前記光源駆動部及び前記電源部に強制オフ信号を出力するステップと、
    前記強制オフ信号が入力された場合に、前記光源駆動部により前記光源を停止させるステップと、
    前記強制オフ信号が入力された場合に、前記光源駆動部による前記光源の停止に連動して、前記スイッチ部をオフにし、前記電源部からの電源供給を停止させるステップと、
    前記投射レンズの装着状態を検出する第2検出部により前記投射レンズの非装着状態が検出された場合に、前記制御部により、前記制御部が実行する処理に係るデータを前記記憶部に記憶させ、前記電源部を制御させ、前記プロジェクターの電源をオフするシャットダウン処理を実行させるステップと、を備えることを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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