JP6805643B2 - プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法に関する。
従来、投射レンズを交換可能なプロジェクターが知られている。プロジェクターに取り付け可能な投射レンズには複数の種類があり、投射レンズの種類によって光学的な特性が異なる。このため、プロジェクターが投射レンズを移動可能に保持する機構を備える場合、装着された投射レンズの種類を識別し、投射レンズの移動範囲を装着された投射レンズに適した範囲に制限する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、投射レンズの種類を表すレンズ識別信号に基づいて、レンズ鏡筒が着脱自在に装着されるマウントベースの移動範囲を規制するレンズ交換方式の投射レンズ支持装置を開示する。
特開2001−145047号公報
ところで、投射レンズの交換を任意の位置で行いたいというニーズがあるが、投射レンズの移動範囲との関係で投射レンズの交換が制限される場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、投射レンズの交換を任意の位置で安全に行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、第1の光を出射する光源と、前記第1の光を変調して第2の光を出射する光変調部と、前記第2の光を投射面に投射する投射レンズとを有する投射部と、前記投射レンズの位置を変更する位置変更部と、報知を行う報知部と、前記投射レンズが交換された際、前記投射レンズの位置が第1の位置である場合に前記報知部による報知を実行させ、前記報知部による報知が実行された後に、前記投射レンズの位置を前記位置変更部により第2の位置に変更させる制御部と、を備える。
本発明によれば、投射レンズが交換された際に、投射レンズの位置が第1の位置である場合に、報知部による報知を行い、投射レンズの位置を第1の位置から第2の位置に変更させる。従って、投射レンズの位置を変更する前に報知が行われるので、投射レンズの位置を安全に第1の位置から第2の位置に変更することができる。
また、投射レンズが交換された際に、投射レンズの位置を変更することができるので、例えば、投射面に第2の光を投射することができない投射レンズの位置から、投射面に第2の光を投射することができる投射レンズの位置に変更することもできる。
また、本発明は、前記制御部は、前記投射レンズの位置が、前記投射レンズにより前記第2の光が前記投射面に投射されない位置である場合に、前記投射レンズの位置が前記第1の位置であると判定する。
本発明によれば、投射レンズの位置が、投射面に第2の光を投射することができない位置である場合に、投射レンズの位置を第1の位置と判定する。従って、投射レンズが交換された際に、投射レンズの位置が、投射面に第2の光を投射することができない位置にある場合に、投射レンズの位置を変更することができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記投射レンズの位置が前記第1の位置である場合に、前記報知部による報知を実行させ、前記位置変更部に、前記投射レンズの位置を、前記投射レンズにより前記第2の光の少なくとも一部が前記投射面に投射される位置である前記第2の位置に変更させる。
本発明によれば、投射レンズの位置が第1の位置にある場合に、投射面に第2の光を投射することができない位置である場合に、投射レンズの位置が、第2の光の少なくとも一部が投射面に投射される位置に変更される。従って、投射レンズの位置を、投射面に第2の光を投射することができない位置から、投射面に第2の光を投射することができる位置に変更することができる。
また、本発明は、前記投射レンズの種類又は個体を特定するレンズ情報を、前記投射レンズから取得する取得部を備え、前記制御部は、前記取得部が取得する前記レンズ情報に基づき、前記投射レンズの交換を判定する。
本発明によれば、取得部が取得するレンズ情報により投射レンズの交換を判定することができる。従って、投射レンズの交換を精度よく判定することができる。
また、本発明は、前記レンズ情報と、前記投射レンズにより前記第2の光の少なくとも一部が前記投射面に投射される前記投射レンズの位置の範囲を示す情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記投射レンズが交換された際に、前記投射レンズの位置が、前記取得部が取得する前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内にない場合に、前記報知部による報知を実行させ、前記位置変更部に、前記投射レンズの位置を、前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内に変更させる。
本発明によれば、取得部により取得されるレンズ情報に基づいて、投射レンズの位置が、第2の光の少なくとも一部が投射面に投射される位置にあるか否かを判定することができる。従って、投射レンズの位置が、第2の光の少なくとも一部が投射面に投射される位置にあるか否かを精度よく判定することができる。
また、投射レンズの位置が、第2の光の少なくとも一部を投射面に投射することができる位置にない場合には、報知部による報知を行い、投射レンズの位置を、第2の光の少なくとも一部を投射面に投射することができる位置に変更することができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記投射レンズが交換された際に、前記投射レンズの位置が、前記取得部が取得する前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内にある場合、前記位置変更部に、前記投射レンズの位置を変更させない。
本発明によれば、投射レンズの位置が、投射面に第2の光を投射することができる位置にある場合に、投射レンズの位置の変更が行われないようにすることができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記投射レンズの位置が、前記取得部が取得する前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内にある場合に、交換された前記投射レンズの調整を促す表示を、前記投射部により前記投射面に投射させる。
本発明によれば、交換された投射レンズの調整を促す表示を投射面に投射させることができる。
また、本発明は、前記光変調部は、画像を描画可能な描画領域を有し、前記描画領域に描画された画像によって前記光源が発する前記第1の光を変調し、前記制御部は、前記取得部により取得される前記レンズ情報に基づいて、前記投射レンズの調整を促す表示が描画される前記描画領域の位置を決定する。
本発明によれば、レンズ情報に基づいて、投射レンズの調整を促す表示が描画される描画領域の位置が決定される。レンズ情報には、投射レンズが、第2の光の少なくとも一部を投射面に投射することができる投射レンズの位置の範囲を示す情報が対応付けられているので、投射面に、投射レンズの調整を促す表示を投射可能な描画領域の位置を特定することができる。
また、本発明は、前記光変調部は、画像を描画可能な描画領域を有し、前記描画領域に描画された画像によって前記光源が発する前記第1の光を変調し、前記制御部は、前記光変調部に、前記投射レンズの調整を促す表示を、前記描画領域の複数箇所に描画させる。
本発明によれば、投射レンズの調整を促す表示が、描画領域の複数箇所に描画される。描画領域の複数箇所に投射レンズの調整を促す表示を描画することで、投射面に、投射レンズの調整を促す表示が投射される確率を高めることができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記投射レンズの調整を促す表示を描画させる前記描画領域の位置を前記光変調部に変更させる。
本発明によれば、投射レンズの調整を促す表示を描画させる描画領域の位置が変更される。投射レンズの調整を促す表示を描画する描画領域の位置を変更することで、投射面に、投射レンズの調整を促す表示が投射される確率を高めることができる。
また、本発明は、操作を受け付ける操作部を有し、前記制御部は、前記操作部により操作を受け付けると、前記投射レンズの調整を促す表示を描画させる前記描画領域の位置の変更を前記光変調部に停止させる。
本発明によれば、操作部による操作を受け付けた場合に、投射レンズの調整を促す表示を描画させる描画領域の位置の変更が停止される。従って、操作部による操作が受け付けられ、投射レンズの調整を促す表示が投射面に投射されたと判定される場合に、投射レンズの調整を促す表示を描画させる描画領域の位置の変更を停止することができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記投射レンズと前記第2の位置との距離が第1の距離である場合の前記投射レンズの速度が、前記投射レンズと前記第2の位置との距離が前記第1の距離よりも短い第2の距離である場合の前記投射レンズの速度よりも遅くなるように前記位置変更部を制御する。
本発明によれば、投射レンズが位置の変更を開始した直後は、遅い速度で投射レンズの位置を変更させ、投射レンズの位置が第2の位置に近づくほど、投射レンズの速度を速めることができる。このため、投射レンズの位置の変更をより安全に行うことができる。
上記課題を解決するため、本発明は、第1の光を出射する光源と、前記第1の光を変調して第2の光を出射する光変調部と、前記第2の光を投射面に投射する投射レンズとを有する投射部と、前記投射レンズの位置を変更する位置変更部と、報知を行う報知部とを備えるプロジェクターの制御方法であって、前記投射レンズが交換された際、前記投射レンズの位置が第1の位置である場合に前記報知部による報知を実行させること、前記報知部による報知を実行させた後、前記投射レンズの位置を前記位置変更部により第2の位置に変更させること、を有する。
本発明によれば、投射レンズが交換された際に、投射レンズの位置が第1の位置である場合に、報知部による報知を行い、投射レンズの位置を第1の位置から第2の位置に変更させる。従って、投射レンズの位置を変更する前に報知が行われるので、投射レンズの位置を安全に第1の位置から第2の位置に変更することができる。
また、投射レンズが交換された際に、投射レンズの位置を変更することができるので、例えば、投射面に第2の光を投射することができない投射レンズの位置から、投射面に第2の光を投射することができる投射レンズの位置に変更することもできる。
プロジェクターの構成を示す機能ブロック図。 レンズ情報を示す模式図。 レンズシフト機構によりシフトするレンズマウントの位置を示す図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用したプロジェクター100の構成を示す機能ブロック図である。
プロジェクター100は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置200に接続され、画像供給装置200から供給される画像信号に基づく画像を投射面に投射する。
画像供給装置200は、例えば、ビデオ再生装置や、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等である。
本実施形態では、プロジェクター100が画像を投射する投射面がスクリーンSCであるとする。スクリーンSCは平面または幕で構成され、具体的形状は任意である。投射面は、スクリーンSCのほかに、壁面、天井面、床面などの一様な平面であってもよい。また、建物の外壁のように平らでない面を投射面としてもよい。
また、プロジェクター100の使用態様は、スクリーンSCに対して正面から画像光を投射する前面投射であってもよいし、スクリーンSCの背面に画像光を投射する背面投射であってもよい。
プロジェクター100は、画像供給装置200に接続するインターフェース部(以下、I/F部と略記する)101を備える。I/F部101は、ケーブルを介して画像供給装置200に接続される有線インターフェース、又は無線により画像供給装置200とデータを送受信する無線通信インターフェースである。例えば、I/F部101は、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB、RS−232C等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、例えば、I/F部101は、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。また、I/F部101は、画像供給装置200からアナログ画像信号が入力された場合に、このアナログ画像信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路を備えてもよい。
I/F部101は、画像供給装置200から入力される画像信号を画像データに変換して画像処理部141に出力する。
プロジェクター100は、投射部110と、画像処理系とを備える。投射部110は、光源111、光変調部112及び投射光学系113を備え、光学的な画像の形成を行う。画像処理系は、投射部110に光学的な画像を形成させるため、I/F部101により変換された画像データを画像処理する。
光源111は、キセノンランプや超高圧水銀ランプ等のランプ、又はLED(Light Emitting Diode)やレーザー光源等の固体光源を備える。光源111は、光源が発した光を光変調部112に導くリフレクターを備えてもよい。また、光源111は、光源駆動部121に接続される。光源駆動部121は、内部バス170に接続され、同じく内部バス170に接続された制御部160の制御に従って光源111への電源供給を制御し、光源111を点灯及び消灯させる。光源111の発する光が本発明の「第1の光」に相当する。
光源111が発する光は、光変調部112に入射される。光変調部112は、光源111が発した光を変調する光変調素子を備える。本実施形態では、光変調部112は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に対応する3つの液晶パネル1112R、1112G、1112Bを備える。この構成では、光源111が射出する光は、ダイクロイックミラー(図示略)等の光学系によって分離され、R、G、Bの色光となって光変調部112に入射される。光変調部112の液晶パネル1112R、1112G、1112Bは、複数の画素が配置された表示領域(描画領域)を有する。
光変調部112は、液晶パネル1112R、1112G、1112Bの表示領域に、後述する画像処理部141から入力される画像データに基づく画像を描画する。光源111から入射される光が、画像が描画された液晶パネル1112R、1112G、1112Bの表示領域を透過することで、それぞれ、R、G、Bの各色光に変調される。光変調部112が変調した光は画像光となって、投射光学系113に向けて出射される。光変調部112が変調した光が本発明の「第2の光」に相当する。
光変調部112は、光変調部駆動部122に接続される。光変調部駆動部122は、内部バス170によって制御部160に接続され、制御部160の制御に従って液晶パネル1112R、1112G、1112Bに画像を描画する。
光変調部駆動部122には、画像処理部141からR、G、Bの各原色に対応する画像データが入力される。光変調部駆動部122は、入力された画像データを液晶パネル1112R、1112G、1112Bの動作に適したデータ信号に変換する。光変調部駆動部122は、変換したデータ信号に基づき、液晶パネル1112R、1112G、1112Bの各画素に電圧を印加することにより、液晶パネル1112R、1112G、1112Bに画像を描画する。
投射光学系113は、本体105の内部に配置される内部光学系114と、本体105に対し着脱されるレンズユニット115とを含む。
内部光学系114は、光変調部112が変調した画像光をレンズユニット115に導く。内部光学系114は、プリズム、ミラー、レンズアレイ又はその他の種類の光学素子を備える。レンズユニット115は、投射レンズ115Aやミラーを含む複数の光学素子を内蔵するユニットであり、短焦点レンズや望遠レンズ等、目的に応じて複数用意される。レンズユニット115は、レンズマウント117に装着される。
レンズマウント117は、レンズユニット115を固定する治具である。レンズマウント117にレンズユニット115が装着された状態で、レンズユニット115はレンズマウント117によって支持される。
具体的な構成例を挙げる。例えば、レンズユニット115及びレンズマウント117に、金属製のリング及び筒を備える構成とすることができる。この構成では、レンズユニット115の端部に金属製のリングが配置され、このリングに突起が形成される。レンズマウント117にはレンズユニット115のリングを収容する金属製の筒が設けられ、筒の内側に、レンズユニット115のリングの突起に嵌合する溝が形成される。この構成では、レンズユニット115のリングを、レンズマウント117の筒に収めることにより、レンズユニット115がレンズマウント117に保持される。また、レンズユニット115のリングの突起が、レンズユニット115の筒の溝に嵌合することで、レンズユニット115がレンズマウント117に固定される。なお、レンズユニット115をレンズマウント117に着脱可能に固定する構造は任意であり、マグネットやボルトによりレンズユニット115をレンズマウント117に固定する構造としてもよい。また、樹脂製の部品を用いた構造とすることも勿論可能である。
また、レンズユニット115は、レンズユニット115の種類や個体を特定する情報を示す情報を記憶するレンズIDメモリー127を有する。レンズIDメモリー127は、書き換え可能に情報を記憶する記憶デバイスであってもよく、書き換え不能に情報が記録される記録媒体であってもよい。
レンズマウント117は、レンズIDメモリー127が記憶する、又はレンズIDメモリー127に記録された情報を読み取り可能に構成される。詳細には、レンズマウント117に、レンズ情報取得部124が接続され、レンズ情報取得部124がレンズIDメモリー127から情報を読み取る処理を実行する。レンズ情報取得部124は、本発明の「取得部」に相当する。
レンズIDメモリー127は、例えば、半導体メモリーデバイスであってもよく、RFID(Radio Frequency IDentifier)等の非接触ICタグであってもよい。この場合、レンズマウント117は、レンズIDメモリー127の端子に導通する読取端子を備えてもよいし、レンズIDメモリー127から非接触データ読み取りを行うためのアンテナやインターフェース回路を備えてもよい。これらの読取端子やインターフェース回路はレンズ情報取得部124の一部を構成する。
また、レンズIDメモリー127は、形状や配列によりレンズユニット115の種類やIDを示す構造であってもよい。例えば、レンズIDメモリー127は、光を反射する金属片や樹脂片で構成されてもよい。また、例えば、レンズIDメモリー127は、レンズユニット115の種類やIDを示す穴が形成された金属片又は樹脂片であってもよい。この場合、レンズ情報取得部124は、レンズマウント117において、上記金属片又は樹脂片の数、若しくは穴の数や配置を検出する光センサーを備えてもよい。
レンズマウント117は、レンズシフト機構116を介して本体105に支持される。レンズシフト機構116は、レンズマウント117、及びレンズマウント117に装着されたレンズユニット115をシフトさせる機構である。
レンズシフト機構116は、例えば、モーター又はアクチュエーターと、モーター又はアクチュエーターの動作によりレンズマウント117を移動させるギアーと、レンズマウント117をシフト可能に支持するレールとを備える。レンズシフト機構116は、本発明の「位置変更部」に相当する。
レンズシフト機構116には投射光学系駆動部123が接続される。投射光学系駆動部123は、内部バス170によって制御部160に接続される。投射光学系駆動部123は、制御部160の制御に従ってレンズシフト機構116のモーター又はアクチュエーターを動作させる。例えば、レンズシフト機構116は、ステッピングモーターを備える構成であってもよい。この場合、投射光学系駆動部123は、レンズシフト機構116のステッピングモーターを動かす駆動電力と、ステッピングモーターの動作量を指定する駆動パルスとをレンズシフト機構116に出力する構成であってもよい。
レンズシフト機構116の動作により、レンズマウント117が移動する。これにより、レンズユニット115の位置をシフトさせることができる。レンズユニット115の位置をシフトさせる方向は、レンズユニット115の投射レンズ115Aを、投射レンズ115Aの光軸に平行に移動させる方向である。より具体的には、例えばスクリーンSCに投射される投射画像を左右方向、及び上下方向に移動させる方向である。
本体105は、操作パネル131を備える。操作パネル131は、本発明の「操作部」に相当する。操作パネル131は、本体105の表面において、ユーザーが操作可能な位置に配置される。操作パネル131は、ユーザーにより操作されるスイッチを備える。また、操作パネル131は、プロジェクター100の動作状態やスイッチ操作の内容を表示するインジケーターを備えてもよい。
操作パネル131は、操作検出部132に接続される。操作検出部132は、操作パネル131のスイッチの操作を検出し、操作されたスイッチに対応する操作信号を制御部160に出力する。また、操作検出部132は、制御部160の制御に従い、プロジェクター100の動作状態や設定状態に応じて操作パネル131のインジケーターランプを点灯、或いは点滅させる。操作検出部132は、本発明の「報知部」に相当する。
プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン5を有する。リモコン5は、ユーザーが操作するスイッチやボタンを備え、これらのスイッチ、ボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。リモコン5は、本発明の「操作部」に相当する。
本体105は、リモコン5が発する赤外線信号を受光するリモコン受光部133を備える。リモコン受光部133は、リモコン5が発する赤外線信号を受光する。操作検出部132は、リモコン受光部133が受光した赤外線信号をデコードすることにより、リモコン5における操作内容を示す操作信号を生成し、制御部160に出力する。
プロジェクター100は、音声処理部155及びスピーカー157を備える。音声処理部155及びスピーカー157は、本発明の「報知部」に相当する。
音声処理部155は、制御部160から供給される音声データに復号化、A/D変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカー157に出力する。
プロジェクター100の画像処理系は、プロジェクター100を制御する制御部160を中心に構成される。画像処理系は、制御部160、画像処理部141、フレームメモリー142、記憶部150を備える。制御部160、画像処理部141及び記憶部150は、内部バス170に接続される。
画像処理部141は、制御部160の制御に従って、I/F部101から入力される画像データの属性を判定する。例えば、画像処理部141は、画像データに対し、画像サイズや解像度の判定、2D(平面)画像か3D(立体)画像かの判定、静止画像か動画像かの判定、フレームレートの判定等を行う。画像処理部141は、画像データをフレーム毎にフレームメモリー142に書き込み、書き込んだ画像に対して画像処理を実行する。
画像処理部141が実行する画像処理には、例えば、解像度変換(スケーリング)処理、フレームレート変換処理、形状補正処理、ズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理、ガンマ補正処理等が含まれる。また、これらのうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
解像度変換処理は、画像処理部141が、画像データの解像度を、制御部160により指定された解像度、例えば液晶パネル1112R、1112G、1112Bの表示解像度に合わせて変換する処理である。
フレームレート変換処理は、画像処理部141が、画像データのフレームレートを、制御部160により指定されたフレームレートに変換する処理である。
形状補正処理は、画像処理部141が、制御部160から入力される補正パラメーターに従って画像データを変換して、スクリーンSCに投射する画像の形状を補正する処理である。
ズーム処理は、リモコン5あるいは操作パネル131の操作によりズームが指示された場合に、画像処理部141が、画像を拡大/縮小する処理である。
色調補正処理は、画像データの色調を変換する処理である。画像処理部141は、制御部160により指定された色調に合わせて画像データに含まれる各画素のデータを変更する。例えば、プロジェクター100は、色調補正処理によって、映画鑑賞に適した色調、スクリーンSCが明るい環境に設置された場合に適した色調、黒板などの非白色のスクリーンSCに投射する場合に適した色調等を実現する。画像処理部141は、色調補正処理に加え、コントラスト調整等を行ってもよい。
輝度補正処理は、画像処理部141が、画像データの輝度を補正する処理である。輝度補正処理により、画像データの輝度が、光源111の発光状態やプロジェクター100が設置された環境の明るさ等に対応した輝度に補正される。
画像処理部141が実行する上記の処理の内容、パラメーター、及び処理の開始、終了のタイミングは制御部160により制御される。画像処理部141が上記処理を実行する場合、フレームメモリー142に描画された画像の各画素のデータが更新される。
画像処理部141は、フレームメモリー142の各画素のデータで構成される画像データを読み出して、R,G,Bの各色の画像データに分離し、分離した画像データを光変調部駆動部122に出力する。これにより、光変調部駆動部122は、Rの画像データに基づき液晶パネル1112Rに画像を描画(形成)し、Gの画像データに基づき液晶パネル1112Gに画像を描画し、Bの画像データに基づき液晶パネル1112Bに画像を描画する。
記憶部150は、各種データやプログラムを不揮発的に記憶する。例えば、記憶部150は、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリーデバイスで構成される。記憶部150は、制御部160が処理するデータや、制御部160が実行する制御プログラムを記憶する。
また、記憶部150は、レンズ情報127Aを記憶する。
図2は、記憶部150が記憶するレンズ情報127Aを示す模式図である。
図2に示すレンズ情報127Aは、レンズIDと、レンズIDに対応する移動範囲の情報とを含む。レンズIDは、レンズIDメモリー127に記憶されレンズ情報取得部124により読取可能な情報である。レンズIDは、例えば、レンズユニット115の種類を示す情報、又は各々のレンズユニット115の個体を識別するIDであってもよい。
レンズ情報127Aに含まれる移動範囲の情報について説明する。
液晶パネル1112により変調された画像光をレンズユニット115等の投射光学系113を通じてスクリーンSCに投射するためには、レンズシフト機構116によりシフトされるレンズマウント117の位置を一定範囲内に制限する必要がある。この一定範囲を本実施形態では移動範囲という。
レンズユニット115の投射レンズ115Aは、イメージサークルを有している。イメージサークルとは、投射レンズ115Aを通過した光が、所定の品質条件を満たして結像する円形状の範囲である。すなわち、液晶パネル1112を通過した画像光が、投射レンズ115Aのイメージサークル内を通過すれば、投射レンズ115Aを通過した画像光がスクリーンSCにおいて結像し、スクリーンSC上に画像が投射される。従って、移動範囲とは、液晶パネル1112を通過した画像光が投射レンズ115Aのイメージサークルを通過する範囲である。イメージサークルのサイズは、レンズユニット115の種類によって異なる。このため、例えば、レンズマウント117が任意の位置でレンズユニット115の交換を行うと、レンズユニット115の移動範囲の外側で投射レンズ115Aの交換が行われる場合がある。例えば、イメージサークルのサイズが大きいレンズユニット115からイメージサークルのサイズが小さいレンズユニット115に交換する場合、レンズマウント117の位置が、このレンズユニット115の移動範囲の外側である場合がある。レンズマウント117の位置が、このレンズユニット115の移動範囲の外側である場合、スクリーンSCに画像が投射されない。
図3は、レンズシフト機構116によりシフトするレンズマウント117の位置を示す図である。図3には、レンズマウント117の位置を点P1で示し、この位置P1が移動可能な範囲を実線で示す。
本実施形態のプロジェクター100は、レンズマウント117を本体105に対して横方向(水平方向)及び縦方向(垂直方向)に移動させることができる。すなわち、レンズマウント117の移動方向は、図3に符号Xで示す横方向、及び符号Yで示す縦方向である。位置P1は、レンズマウント117の位置を点で表し、例えば、レンズマウント117の中心の位置を示す。
移動範囲251の中心CEは、レンズマウント117の基準位置である。移動範囲251は、通常の焦点距離を有するレンズユニット115がレンズマウント117に装着された状態でのレンズマウント117の移動範囲を示す。
また、短焦点型のレンズユニット115がレンズマウント117に装着される状態では、レンズマウント117を移動可能な範囲は、移動範囲251よりも狭い。具体的には、位置P1は、移動範囲253、255内に限られる。位置P1が、図3に斜線で示す移動範囲255内であれば、短焦点型のレンズユニット115が投射する画像光の100%を、スクリーンSCに投射できる。従って、移動範囲251は、通常のレンズユニット115に対して適切な位置P1の位置といえる。また、短焦点型のレンズユニット115に対して適切な位置P1の位置は、移動範囲255であるといえる。
また、位置P1が移動範囲253内である場合、光変調部112で変調された画像光の50%をスクリーンSCに投射することができる。つまり、位置P1が、移動範囲255の外で、かつ、移動範囲253内の位置にある状態では、光変調部112で変調された画像光の一部がスクリーンSCに投射される状態である。
レンズシフト機構116がレンズマウント117を移動させる場合の位置、及び移動量は、制御部160のレンズシフト制御部164が制御する。例えば、図3に例示する移動範囲251、253、255、及び中心CEを示すデータが記憶部150に記憶され、制御部160が、記憶部150が記憶するデータに基づきレンズシフト機構116を制御する。
なお、図3には、移動範囲として、画像光の50%をスクリーンSCに投射することができる移動範囲253を示した。しかし、画像光の一部をスクリーンSCに投射することができる移動範囲253は、画像光が50%である場合に限定されず、画像光の50%以下の範囲を移動範囲に設定してもよいし、画像光の50%以上の範囲を移動範囲に設定してもよい。
移動範囲251、253、255は、レンズユニット115に対応し、レンズユニット115の使用時に適切なレンズマウント117の位置の範囲を示す。従って、記憶部150は、レンズユニット115に対応して、移動範囲251、移動範囲253又は移動範囲255に関するデータを記憶することが好ましい。例えば、レンズユニット115のレンズIDに対応付けて、移動範囲のサイズ、位置、形状等を示すデータを記憶部150が記憶してもよい。また、レンズ情報127Aに、移動範囲のサイズ、位置、形状等を示すデータを含めてもよい。また、複数のレンズの種類又はレンズIDについて、それぞれのレンズの種類又はレンズIDに対応する移動範囲のサイズ、位置、形状等を示すデータを、例えばテーブル形式で記憶部150が記憶する構成としてもよい。これらの構成により、制御部160は、レンズユニット115のレンズIDメモリー127に記録されたレンズIDに基づき、このレンズユニット115に対応する移動範囲に関するデータを得ることができる。このため、制御部160は、レンズマウント117に装着されたレンズユニット115に対応した移動範囲を求めることができる。
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)といった記憶装置等のハードウェア(いずれも図示略)を備える。制御部160は、所定の制御プログラムをCPUによって実行することにより、プロジェクター100を制御する。ROMは、不揮発性の記憶装置であり、CPUが実行する制御プログラム、及びこの制御プログラムで処理されるデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部150から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、展開された制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。
また、制御部160は、機能ブロックとして、投射制御部161、描画制御部162、レンズ識別部163及びレンズシフト制御部164を備える。これらの機能ブロックは、CPUが、ROMや記憶部150に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。レンズシフト制御部164は、本発明の「位置変更部」に相当する。
投射制御部161は、画像処理部141を制御して、I/F部101を介して画像供給装置200から供給された画像データに基づいてフレームメモリー142に画像を描画させる。また、投射制御部161は、光変調部駆動部122を制御して、フレームメモリー142に描画された画像を液晶パネル1112R、1112G、1112Bに描画させる。
描画制御部162は、光変調部駆動部122が液晶パネル1112R、1112G、1112Bに描画する範囲を制御する。光変調部駆動部122は、画像処理部141から入力される画像データに基づき、液晶パネル1112R、1112G、1112Bのそれぞれが有する画素の値(画素値)を決定することにより、描画を行う。描画制御部162は、光変調部駆動部122に対し、液晶パネル1112R、1112G、1112Bで描画する範囲を指定する。光変調部駆動部122は、液晶パネル1112R、1112G、1112Bにおいて指定された範囲に画像を描画する。
レンズ識別部163(識別部)は、レンズ情報取得部124がレンズIDメモリー127から取得するレンズIDに基づき、レンズマウント117に装着されたレンズユニット115の種類を識別し、判定する。
レンズシフト制御部164は、操作パネル131又はリモコン5の操作によりレンズユニット115のレンズシフトが指示された場合、この指示に従って、投射光学系駆動部123を制御する。レンズシフト制御部164は、例えば、レンズマウント117の現在の位置と、レンズマウント117の移動後の位置とに基づいて、レンズシフト機構116のモーター又はアクチュエーターの動作量を求め、求めた動作量をレンズシフト機構116に指示する。また、レンズシフト制御部164は、操作パネル131又はリモコン5の操作によって指定される投射画像の移動量に基づき、レンズシフト機構116の動作量を求め、求めた動作量をレンズシフト機構116に指示してもよい。
また、レンズシフト制御部164は、レンズマウント117にレンズユニット115が装着されているか否かを判定する。例えば、レンズシフト制御部164は、レンズ情報取得部124によって、レンズマウント117に装着されたレンズユニット115のレンズIDを読み取り可能か否かに基づき、レンズユニット115の有無を判断する。
また、レンズシフト制御部164は、レンズ情報取得部124によって読み取られるレンズ情報に基づき、レンズユニット115の交換を判断する。
レンズシフト制御部164は、レンズマウント117にレンズユニット115が装着されたと判定すると、レンズ情報取得部124により読み取られるレンズユニット115のレンズIDを取得する。レンズシフト制御部164は、取得したレンズIDに基づいて記憶部150を参照し、取得したレンズIDに対応する移動範囲の情報を取得する。
次に、レンズシフト制御部164は、レンズマウント117の現在の位置を検出する。
レンズマウント117の位置は、例えば、レンズマウント117の位置を検出する検出部(図示略)によって検出してもよいし、レンズシフト制御部164がレンズシフト機構116の動作量に基づく演算処理により検出してもよい。検出部は、レンズシフト機構116のアクチュエーターやモーターの位置や駆動量を検出するセンサー、ロータリーエンコーダー等である。
次に、レンズシフト制御部164は、取得した移動範囲の情報と、検出したレンズマウント117の位置とに基づき、レンズマウント117の位置が移動範囲内にあるか否かを判定する。レンズシフト制御部164が、レンズマウント117が移動範囲にあると判定する範囲は、図3に斜線で示す移動範囲255内だけではなく、移動範囲253も含まれる。すなわち、レンズシフト制御部164は、レンズユニット115から出力される画像光の100%がスクリーンSCに投射できる場合だけでなく、画像光の一部がスクリーンSCに投射できる場合もレンズマウント117の位置が移動範囲内にあると判定する。すなわち、画像光の一部であってもスクリーンSCに投射することができるので、スクリーンSCに情報を表示させて、ユーザーへの操作指示を表示することができる。
なお、レンズマウント117の位置が、レンズユニット115から出力される画像光がスクリーンSCに投射できない位置である場合が、本発明の「第1の位置」に相当する。また、レンズマウント117の位置が、レンズユニット115から出力される画像光の100%がスクリーンSCに投射できる位置にある場合、及び画像光の一部がスクリーンSCに投射できる位置にある場合が、本発明の「第2の位置」に相当する。
レンズシフト制御部164は、レンズマウント117の位置が移動範囲内にあると判定した場合には、レンズシフト機構116にレンズマウント117の移動を指示せず、スクリーンSCにダイアログ画像を表示する。このダイアログ画像には、レンズユニット115の交換が検出されたため、キャリブレーションを開始する旨のメッセージが表示される。また、ダイアログ画像には、キャリブレーションの開始を許可する場合には、リモコン5の所定の操作キーを押下して下さいといったメッセージが表示される。
また、キャリブレーションには、例えば、交換されたレンズユニット115に投射レンズ115Aとして含まれるズームレンズを駆動して、ズームレンズが正常に移動するか否かを点検する処理が含まれる。また、キャリブレーションには、レンズマウント117を、レンズマウント117の基準位置(例えば、図3に示す中心CE)に移動させる処理が含まれる。
また、レンズシフト制御部164は、一部の画像光がスクリーンSCに投射される状態であると判定した場合、レンズマウント117の位置と、移動範囲との距離や、位置関係に基づき、ダイアログ画像を表示させる液晶パネル1112上の位置を決定する。
例えば、レンズマウント117の位置の移動範囲からの距離や、レンズマウント117の位置と、移動範囲との位置関係に対応付けて、ダイアログ画像を表示させる液晶パネル1112の座標情報を記憶部150に予め記憶させておく。レンズシフト制御部164は、レンズマウント117の位置と、移動範囲との距離や、位置関係に基づいて記憶部150を参照し、ダイアログ画像を表示させる液晶パネル1112上の座標情報を取得する。レンズシフト制御部164は、取得した座標情報が示す座標を画像処理部141に出力し、液晶パネル1112上の座標情報が示す座標にダイアログ画像が描画されるようにする。
また、レンズシフト制御部164は、ダイアログ画像を表示させる液晶パネル1112上の座標を複数選択し、選択した座標のすべてを画像処理部141に出力してもよい。すなわち、レンズシフト制御部164は、液晶パネル1112上の選択されたすべての座標にダイアログ画像が表示されるようにする。例えば、レンズシフト制御部164は、液晶パネル1112の四隅にダイアログ画像が描画されるようにする。従って、プロジェクター100の状態が、画像光の一部をスクリーンSCに投射可能な状態であっても、複数のダイアログ画像のうちの少なくとも1つをスクリーンSCに投射させ、ユーザーにダイアログ画像を視認させることができる。
また、レンズシフト制御部164は、ダイアログ画像を表示させる液晶パネル1112上の座標を複数選択し、選択した座標を順番に画像処理部141に出力するようにしてもよい。すなわち、レンズシフト制御部164により選択された液晶パネル1112上の座標に、ダイアログ画像を順番に描画させる。レンズシフト制御部164は、リモコン5又は操作パネル131の操作を受け付けると、ユーザーがダイアログ画像を視認したと判定し、ダイアログ画像を描画する液晶パネル1112上の位置を変更する処理を終了させる。
また、レンズシフト制御部164は、レンズマウント117の位置が移動範囲内にないと判定した場合、異常を知らせる報知音の音声データを音声処理部155に出力する。音声処理部155は、音声データを信号処理し、スピーカー157から出力する。この報知音は、レンズマウント117及びレンズマウント117に装着されたレンズユニット115の移動を開始することをユーザーに報知する音である。
レンズシフト制御部164は、予め設定された時間、報知音をスピーカー157から出力すると、レンズシフト機構116を制御してレンズマウント117を移動範囲内に移動させる。レンズマウント117の移動は、報知音をスピーカー157から出力中に行ってもよい。また、レンズシフト制御部164は、複数種類の報知音をスピーカー157から出力させてもよい。例えば、レンズシフト制御部164は、レンズマウント117の位置が移動範囲内にないと判定した場合に、第1の報知音をスピーカー157から出力させる。また、レンズシフト制御部164は、第1の報知音による報知の後、レンズマウント117を移動させる場合に、第1の報知音とは異なる第2の報知音をスピーカー157から出力させる。
また、レンズシフト制御部164は、レンズマウント117を移動させる場合に、レンズマウント117の移動速度を徐々に速くなるようにレンズシフト機構116を制御する。すなわち、レンズシフト制御部164は、レンズマウント117と移動範囲との距離が第1の距離である場合のレンズマウント117の速度が、前述の距離が第2の距離である場合の速度よりも遅くなるようにレンズシフト機構116を制御する。第2の距離は、第1の距離よりも短い。レンズシフト制御部164は、レンズマウント117の位置が、移動範囲に近づくほど、レンズマウント117の移動速度が速くなるようにレンズシフト機構116を制御する。レンズマウント117を移動させる最初の段階では、レンズマウント117の速度が遅いので、投射レンズ115Aの交換の際の安全性を高めることができる。
図4は、プロジェクター100の動作を示すフローチャートである。このフローチャートでは、プロジェクター100に電源が投入されたことを契機として、プロジェクター100が以下に示す処理を実行する場合を説明する。プロジェクター100への電源投入以外の契機として、リモコン5や操作パネル131により所定のキー操作を受け付けた場合に、以下に示す処理を実行してもよい。
制御部160は、プロジェクター100の電源がONされると(ステップS1/YES)、レンズマウント117にレンズユニット115が装着されているか否かを判定する(ステップS2)。レンズユニット115が装着されていない場合(ステップS2/NO)、制御部160は、レンズユニット115が装着されるまで待機する。また、レンズユニット115が装着されていると判定した場合(ステップS2/YES)、制御部160は、レンズ情報取得部124がレンズIDメモリー127から読み取ったレンズIDを取得する(ステップS3)。
制御部160は、レンズIDメモリー127から取得したレンズIDに対応するレンズ情報127Aを参照して移動範囲を取得する(ステップS4)。次に、制御部160は、レンズマウント117の位置を検出する(ステップS5)。レンズマウント117の位置を検出すると、制御部160は、検出したレンズマウント117の位置が、ステップS4で取得した移動範囲内にあるか否かを判定する(ステップS6)。移動範囲内にあると判定する場合(ステップS6/YES)、制御部160は、レンズマウント117の位置が、画像光の全部をスクリーンSCに投射可能な位置にあるか否かを判定する(ステップS7)。
画像光の全部をスクリーンSCに投射可能な位置にはないと判定する場合(ステップS7/NO)、制御部160は、ダイアログ画像を描画する液晶パネル1112上の描画位置を決定する(ステップS8)。制御部160は、レンズマウント117の位置と、移動範囲との距離や、位置関係に基づいて記憶部150を参照し、ダイアログ画像を描画させる液晶パネル1112上の位置を決定する(ステップS8)。制御部160は、決定した液晶パネル1112上の位置を示す座標情報を画像処理部141に出力する。画像処理部141は、制御部160から入力される座標情報に従って、フレームメモリー142にダイアログ画像の画像データを展開する。なお、フレームメモリー142上の座標と、液晶パネル1112R、1112G、1112B上の座標とは1対1に対応付けられている。また、フレームメモリー142上の座標とは、フレームメモリー142を構成する複数の記憶素子の座標を指す。画像処理部141は、フレームメモリー142に展開された画像データを光変調部駆動部122に出力する。光変調部駆動部122は、入力された画像データを液晶パネル1112R、1112G、1112Bの動作に適したデータ信号に変換し、変換したデータ信号に従って、液晶パネル1112R、1112G、1112Bに画像を描画する。この動作によって、制御部160により決定された液晶パネル1112上の座標にダイアログ画像が描画され、スクリーンSCに投射される(ステップS9)。
ダイアログ画像をスクリーンSCに表示し、リモコン5又は操作パネル131によりユーザーの操作を受け付けると、制御部160は、キャリブレーションを開始する(ステップS10)。
また、ステップS6の判定において、レンズマウント117の位置が移動範囲内にはないと判定すると(ステップS6/NO)、制御部160は、音声処理部155に音声データを出力して、スピーカー157から報知音を出力させる(ステップS11)。そして、制御部160は、報知音の出力を開始してから予め設定された設定時間を経過したか否かを判定する(ステップS12)。設定時間を経過していない場合(ステップS12/NO)、制御部160は、設定時間が経過するまで待機する。また、設定時間を経過したと判定すると(ステップS12/YES)、制御部160は、レンズシフト機構116を動作させて、レンズマウント117、及びレンズマウント117に装着されたレンズユニット115を移動範囲内に移動させる(ステップS13)。そして、制御部160は、レンズマウント117が移動範囲内に移動したか否かを判定する(ステップS14)。制御部160は、例えば、レンズマウント117の位置を検出部(図示略)により検出して、レンズマウント117が移動範囲内に移動したか否かを判定する。
レンズマウント117が移動範囲内に移動していないと判定する場合(ステップS14/NO)、制御部160は、予め設定された設定時間を経過したか否かを判定する(ステップS15)。予め設定された設定時間が経過していない場合(ステップS15/NO)、制御部160は、レンズマウント117の位置が移動範囲内に移動したか否かを再度判定する(ステップS14)。また、予め設定された設定時間が経過しても、レンズマウント117の位置が移動範囲内に移動していないと判定する場合(ステップS14/NO、かつS15/YES)、制御部160は、異常処理を実行する(ステップS16)。制御部160は、異常処理として、プロジェクター100の状態が異常であることを示すLEDを点灯させ、プロジェクター100の電源をオフにする。このプロジェクター100の状態が異常であることを示すLEDは、操作パネル131に設けられたLEDである。
また、ステップS1の判定において、レンズマウント117が移動範囲内に移動したと判定すると(ステップS14/YES)、制御部160は、ステップS7の判定に移行して、上述のステップS7以降の処理を実行する。
以上説明したように、本発明のプロジェクター及びプロジェクターの制御方法を適用した実施形態は、投射部110と、レンズシフト機構116と、報知部としてのスピーカー157及び音声処理部155と、制御部160とを備える。投射部110は、光源111と、光変調部112と、投射レンズ115Aとを備える。制御部160は、投射レンズ115Aが交換された際、投射レンズ115Aの位置が第1の位置である場合にスピーカー157から報知音を出力の開始後に、投射レンズ115Aの位置をレンズシフト機構116により第2の位置に変更させる。
従って、投射レンズ115Aの位置を変更する前に、スピーカー157から報知音が出力されるので、投射レンズ115Aの位置を安全に第1の位置から第2の位置に変更することができる。
また、投射レンズ115Aが交換された際に、投射レンズ115Aの位置を変更することができる。このため、例えば、スクリーンSCに画像光を投射することができない投射レンズ115Aの位置から、スクリーンSCに画像光を投射することができる投射レンズ115Aの位置に変更することもできる。
また、制御部160は、投射レンズ115Aの位置が、投射レンズ115Aにより画像光がスクリーンSCに投射されない位置である場合に、投射レンズ115Aの位置が第1の位置であると判定する。従って、投射レンズ115Aが交換された際に、投射レンズ115Aの位置が、スクリーンSCに画像光を投射することができない位置にある場合に、投射レンズ115Aの位置を変更することができる。
また、制御部160は、投射レンズ115Aの位置が第1の位置である場合に、報知部による報知を実行させ、レンズシフト機構116に、投射レンズ115Aの位置を、投射レンズ115Aにより画像光の少なくとも一部がスクリーンSCに投射される位置である第2の位置に変更させる。
従って、投射レンズ115Aの位置を、スクリーンSCに画像光を投射することができない位置から、スクリーンSCに画像光を投射することができる位置に変更することができる。
また、プロジェクー100は、投射レンズ115Aの種類又は個体を特定するレンズ情報を、投射レンズ115Aから取得するレンズ情報取得部124を備える。制御部160は、取得部が取得するレンズ情報に基づき、投射レンズ115Aの交換を判定する。
従って、投射レンズ115Aの交換を精度よく判定することができる。
また、プロジェクー100は、レンズ情報と、投射レンズ115Aにより画像光の少なくとも一部がスクリーンSCに投射される投射レンズ115Aの位置の範囲を示す情報とを対応付けて記憶する記憶部150を備える。制御部160は、投射レンズ115Aが交換された際に、投射レンズ115Aの位置が、レンズ情報取得部124が取得するレンズ情報に対応付けられた情報が示す範囲内にない場合に、スピーカー157から報知音を出力させ、投射レンズ115Aの位置を、レンズ情報に対応付けられた情報が示す範囲内に変更させる。
従って、レンズ情報取得部124により取得されるレンズ情報に基づいて、投射レンズ115Aの位置が、画像光の少なくとも一部をスクリーンSCに投射することができる位置にあるか否かを精度よく判定することができる。
また、投射レンズ115Aの位置が、画像光の少なくとも一部をスクリーンSCに投射することができる位置にない場合に、投射レンズ115Aの位置を、画像光の少なくとも一部をスクリーンSCに投射することができる位置に変更することができる。
また、制御部160は、投射レンズ115Aが交換された際に、交換された投射レンズ115Aの位置が、レンズ情報取得部124が取得するレンズ情報に対応付けられた情報が示す範囲内にある場合には、レンズシフト機構116に、投射レンズ115Aの位置を変更させない。
従って、投射レンズ115Aの位置が、画像光の少なくとも一部をスクリーンSCに投射することができる位置にある場合、投射レンズ115Aの位置の変更が行わないようにすることができる。
また、制御部160は、投射レンズ115Aの位置が、レンズ情報取得部124が取得するレンズ情報に対応付けられた情報が示す範囲内にある場合に、交換された投射レンズ115Aの調整を促す表示を、投射部110によりスクリーンSCに投射させる。
本発明によれば、交換された投射レンズ115Aの調整を促す表示をスクリーンSCに投射させることができる。
また、光変調部112は、画像を描画可能な描画領域を有し、描画領域に描画された画像によって光源111が発する光を変調する。制御部160は、レンズ情報取得部124が取得するレンズ情報に基づいて、投射レンズ115Aの調整を促す表示が描画される描画領域の位置を決定する。
レンズ情報には、投射レンズ115Aが、画像光の少なくとも一部をスクリーンSCに投射することができる投射レンズ115Aの位置の範囲を示す情報が対応付けられている。従って、スクリーンSCに、投射レンズ115Aの調整を促す表示を投射可能な描画領域の位置を特定することができる。
また、制御部160は、光変調部112に、投射レンズ115Aの調整を促す表示を、描画領域の複数箇所に描画させる。描画領域の複数箇所に投射レンズ115Aの調整を促す表示を描画することで、スクリーンSCに、投射レンズ115Aの調整を促す表示が投射される確率を高めることができる。
また、制御部160は、投射レンズ115Aの調整を促す表示を描画させる描画領域の位置を光変調部112に変更させる。投射レンズ115Aの調整を促す表示を描画する描画領域の位置を変更することで、スクリーンSCに、投射レンズ115Aの調整を促す表示が投射される確率を高めることができる。
また、プロジェクー100は、操作を受け付けるリモコン5又は操作パネル131を有する。
制御部160は、リモコン5又は操作パネル131により操作を受け付けると、光変調部112に、投射レンズ115Aの調整を促す表示を描画させる描画領域の位置の変更を停止させる。従って、リモコン5又は操作パネル131による操作が受け付けられ、投射レンズ115Aの調整を促す表示がスクリーンSCに投射されたと判定される場合に、投射レンズ115Aの調整を促す表示を描画させる描画領域の位置の変更を停止することができる。
また、制御部160は、投射レンズ115Aと第2の位置との距離が第1の距離である場合の投射レンズ115Aの速度が、投射レンズ115Aと第2の位置との距離が第1の距離よりも短い第2の距離である場合の投射レンズ115Aの速度よりも遅くなるようにレンズシフト機構116を制御する。
従って、投射レンズ115Aが位置の変更を開始した直後は、遅い速度で投射レンズ115Aの位置を変更させ、投射レンズ115Aの位置が第2の位置に近づくほど、投射レンズ115Aの速度を速めることができる。このため、投射レンズ115Aの位置の変更をより安全に行うことができる。
なお、上述した実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、異なる態様として本発明を適用することも可能である。
例えば、上記各実施形態では、スピーカー157が出力する報知音によりユーザーに報知を行う場合を示したが、操作パネル131に設けられたLED等を点灯又は点滅させてもよいし、スクリーンSCに所定の表示を表示させて報知を行ってもよい。
また、上記各実施形態では、光変調部112が液晶パネル1112R、1112G、1112Bを備える構成を例示した。液晶パネル1112R、1112G、1112Bは、透過型の液晶パネルであってもよいし、反射型の液晶パネルであってもよい。また、光変調部112は、液晶パネル1112R、1112G、1112Bに代えて、デジタルミラーデバイス(DMD)を用いた構成であってもよい。また、デジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせた構成としてもよい。また、光変調部112は、液晶パネルおよびDMD以外に、光源が発した光を変調可能な構成を採用しても良い。
また、図1に示したプロジェクター100各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、また、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクターの他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、図4に示すフローチャートの処理単位は、プロジェクター100の制御部160の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、制御部160の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
5…リモコン(操作部)、100…プロジェクター、101…I/F部、105…本体、110…投射部、111…光源、112…光変調部、113…投射光学系、114…内部光学系、115…レンズユニット、115A…投射レンズ、116…レンズシフト機構(位置変更部)、117…レンズマウント、121…光源駆動部、122…光変調部駆動部、123…投射光学系駆動部、124…レンズ情報取得部(取得部)、127…レンズIDメモリー、127A…レンズ情報、131…操作パネル(操作部)、132…操作検出部、133…リモコン受光部、141…画像処理部、142…フレームメモリー、150…記憶部、155…音声処理部(報知部)、157…スピーカー(報知部)、160…制御部、161…投射制御部、162…描画制御部、163…レンズ識別部、164…レンズシフト制御部(位置変更部)、170…内部バス、200…画像供給装置、251、253、255…移動範囲、1112、1112R、1112B、1112G…液晶パネル。

Claims (13)

  1. 第1の光を出射する光源と、前記第1の光を変調して第2の光を出射する光変調部と、前記第2の光を投射面に投射する投射レンズとを有する投射部と、
    前記投射レンズの位置を変更する位置変更部と、
    報知を行う報知部と、
    前記投射レンズが交換された際、前記投射レンズの位置が第1の位置である場合に前記報知部による報知を実行させ、前記報知部による報知が実行されてから予め設定された設定時間を経過したか否かを判定し、前記報知が実行されてから前記予め設定された設定時間を経過したと判定した場合に、前記投射レンズの位置を前記位置変更部により第2の位置に変更させる制御部と、
    を備えるプロジェクター。
  2. 前記制御部は、前記投射レンズの位置が、前記投射レンズにより前記第2の光が前記投射面に投射されない位置である場合に、前記投射レンズの位置が前記第1の位置であると判定する請求項1記載のプロジェクター。
  3. 前記制御部は、前記投射レンズの位置が前記第1の位置である場合に、前記報知部による報知を実行させ、前記位置変更部に、前記投射レンズの位置を、前記投射レンズにより前記第2の光の少なくとも一部が前記投射面に投射される位置である前記第2の位置に変更させる請求項1又は2記載のプロジェクター。
  4. 前記投射レンズの種類又は個体を特定するレンズ情報を、前記投射レンズから取得する取得部を備え、
    前記制御部は、前記取得部が取得する前記レンズ情報に基づき、前記投射レンズの交換を判定する請求項1から3のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  5. 前記レンズ情報と、前記投射レンズにより前記第2の光の少なくとも一部が前記投射面に投射される前記投射レンズの位置の範囲を示す情報とを対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記投射レンズが交換された際に、前記投射レンズの位置が、前記取得部が取得する前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内にない場合に、前記報知部による報知を実行させ、前記位置変更部に、前記投射レンズの位置を、前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内に変更させる請求項4記載のプロジェクター。
  6. 前記制御部は、前記投射レンズが交換された際に、前記投射レンズの位置が、前記取得部が取得する前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内にある場合、前記位置変更部に、前記投射レンズの位置を変更させない請求項5記載のプロジェクター。
  7. 前記制御部は、前記投射レンズの位置が、前記取得部が取得する前記レンズ情報に対応付けられた前記情報が示す範囲内にある場合に、交換された前記投射レンズの調整を促す表示を、前記投射部により前記投射面に投射させる請求項6記載のプロジェクター。
  8. 前記光変調部は、画像を描画可能な描画領域を有し、前記描画領域に描画された画像によって前記光源が発する前記第1の光を変調し、
    前記制御部は、前記取得部により取得される前記レンズ情報に基づいて、前記投射レンズの調整を促す表示が描画される前記描画領域の位置を決定する請求項7記載のプロジェクター。
  9. 前記光変調部は、画像を描画可能な描画領域を有し、前記描画領域に描画された画像によって前記光源が発する前記第1の光を変調し、
    前記制御部は、前記光変調部に、前記投射レンズの調整を促す表示を、前記描画領域の複数箇所に描画させる請求項7記載のプロジェクター。
  10. 前記制御部は、前記投射レンズの調整を促す表示を描画させる前記描画領域の位置を前記光変調部に変更させる請求項9記載のプロジェクター。
  11. 操作を受け付ける操作部を有し、
    前記制御部は、前記操作部により操作を受け付けると、前記投射レンズの調整を促す表示を描画させる前記描画領域の位置の変更を前記光変調部に停止させる請求項10記載のプロジェクター。
  12. 前記制御部は、前記投射レンズと前記第2の位置との距離が第1の距離である場合の前記投射レンズの速度が、前記投射レンズと前記第2の位置との距離が前記第1の距離よりも短い第2の距離である場合の前記投射レンズの速度よりも遅くなるように前記位置変更部を制御する請求項1から11のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  13. 第1の光を出射する光源と、前記第1の光を変調して第2の光を出射する光変調部と、前記第2の光を投射面に投射する投射レンズとを有する投射部と、前記投射レンズの位置を変更する位置変更部と、報知を行う報知部とを備えるプロジェクターの制御方法であって、
    前記投射レンズが交換された際、前記投射レンズの位置が第1の位置である場合に前記報知部による報知を実行させること、
    前記報知部による報知を実行させてから予め設定された設定時間を経過したか否かを判定すること、
    前記報知を実行させてから予め設定された設定時間を経過したと判定した場合に、前記投射レンズの位置を前記位置変更部により第2の位置に変更させること、
    を有するプロジェクターの制御方法。
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