JP2010276818A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】光源装置の交換を正確に行うことが可能なプロジェクターを提供する。
【解決手段】第1及び第2の光源装置21,22から射出された光を変調して投写するプロジェクター1は、第1及び第2の光源装置21,22がそれぞれ収容される第1及び第2の光源収容部6,7と、第1及び第2の光源収容部6,7にそれぞれ対応付けられて配置された第1及び第2のLED91,92とを備えている。そして、第1及び第2の光源装置21,22のうち、交換すべき光源装置がある場合、即ち点灯が失敗した光源装置や累積点灯時間が交換時間に達した光源装置がある場合には、第1及び第2のLED91,92のうち、交換すべき光源装置が収容されている光源収容部に対応するLEDを点滅させて、交換すべき光源装置を報知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクターに関する。
光源装置から射出された光を変調して画像を形成し、この画像を外部のスクリーン等に拡大して投写するプロジェクターにおいて、複数の光源装置を用いることによって、画像を明るく表示できるプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平8−36180号公報 特開2000−180796号公報
しかしながら、複数の光源装置を備えたプロジェクターでは、いずれかの光源装置が寿命に達したり、故障したりして、光源装置を交換する必要が生じた場合に、複数の光源装置のうち、どの光源装置を交換すべきなのかが分かり難く、誤って正常な光源装置を交換してしまう恐れがあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、複数の光源装置から射出された光を変調して投写するプロジェクターであって、前記複数の光源装置がそれぞれ収容される複数の光源収容部と、前記複数の光源収容部にそれぞれ対応付けられて配置された複数の状態表示部と、前記複数の光源装置の中から、交換すべき光源装置を検出する検出部と、前記交換すべき光源装置を前記検出部が検出した場合に、前記状態表示部の表示状態を変化させて、前記交換すべき光源装置を報知する表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクターによれば、表示制御部は、交換すべき光源装置を検出部が検出した場合に、状態表示部の表示状態を変化させて交換すべき光源装置を報知するため、交換対象の光源装置が明確になり、誤って交換する必要のない光源装置を交換してしまう事態が抑制される。つまり、光源装置の交換を正確に行うことが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光源収容部に開閉可能に備えられたカバー部材と、前記カバー部材の開閉状態を検出するカバー検出部と、をさらに備え、前記表示制御部は、前記カバー部材が開いたことを前記カバー検出部が検出した後で、前記状態表示部の表示状態を変化させることが望ましい。
このプロジェクターによれば、光源収容部のカバー部材が開いた後で、状態表示部の表示状態を変化させるため、カバー部材を開くまで、即ちユーザーが光源装置を交換しようとするまでは、状態表示部の表示状態が変化しないことになり、無駄な電力消費を抑制することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記状態表示部を動作させるための電源は、前記光源装置を点灯させるための電源とは異なることが望ましい。
このプロジェクターによれば、状態表示部を動作させるための電源が、光源装置を点灯させるための電源とは異なるため、状態表示部による報知を行う際でも、光源装置を点灯させるための電源が接続されている必要はなく、安全性が向上する。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記検出部は、前記光源装置の累積点灯時間に基づいて、前記交換すべき光源装置を検出することが望ましい。
このプロジェクターによれば、検出部は、光源装置の累積点灯時間に基づいて、交換すべき光源装置を検出するため、寿命が近づいた光源装置の交換を正確に行うことが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光源装置の点灯状態を検知する点灯検知部をさらに備え、前記検出部は、前記点灯検知部の検知結果に基づいて、前記交換すべき光源装置を検出することが望ましい。
このプロジェクターによれば、検出部は、点灯検知部の検知結果に基づいて、交換すべき光源装置を検出するため、点灯しなくなった光源装置の交換を正確に行うことが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記状態表示部は、発光ダイオードであることが望ましい。
このプロジェクターによれば、状態表示部が発光ダイオードであるため、交換すべき光源装置を報知する際の視認性が向上する。
[適用例7]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記表示制御部は、前記発光ダイオードを点滅させることによって、前記交換すべき光源装置を報知することが望ましい。
このプロジェクターによれば、発光ダイオードの点滅によって交換すべき光源装置を報知するため、視認性がさらに向上する。
第1実施形態のプロジェクターの斜視図。 第1実施形態のプロジェクターの平面図。 第1実施形態のプロジェクターの概略構成を示すブロック図。 第1実施形態の画像投写部をより詳細に説明するための説明図。 第1実施形態のスタンバイ状態において電源キーが操作された場合のプロジェクターの動作を説明するためのフローチャート。 第1実施形態のオン状態において電源キーが操作された場合のプロジェクターの動作を説明するためのフローチャート。 第1実施形態において、ランプカバーが開放した際のプロジェクターの動作を説明するためのフローチャート。 第2実施形態のプロジェクターの概略構成を示すブロック図。 第2実施形態において、ランプカバーが開放した際の制御部の動作を説明するためのフローチャート。 第2実施形態において、ランプカバーが開放した際のLED制御部の動作を説明するためのフローチャート。 変形例に係る状態表示部を示す斜視図。 変形例に係るプロジェクターを示す斜視図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズから外部に拡大投写して、画像情報に応じた画像を表示する。また、本実施形態のプロジェクターは、光源装置を2つ備えており、光源装置を1つのみ備える場合に比べて、画像を明るく表示することが可能になっている。
図1は、本実施形態のプロジェクターの斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、装置本体を収容する筐体2を備えて構成されている。筐体2の前面2fには、投写レンズ60の前面部を露出させるための開口部3が形成されており、この投写レンズ60から前方に向けて画像光が投写される。また、筐体2の上面2tには、ユーザーにより入力操作が行われる入力操作部82と、2つの光源装置21,22(図2参照)を覆うカバー部材としてのランプカバー4が備えられている。ランプカバー4は、筐体2に対して着脱自在になっており、光源装置21,22が寿命に達したり、故障したりした際には、ユーザーは、ランプカバー4を取り外して、光源装置21,22の交換を行うことができる。
図2は、プロジェクター1の平面図であり、ランプカバー4を取り外した状態を示している。
図2に示すように、ランプカバー4に覆われていた領域5(以降、「カバー領域5」とも呼ぶ。)には、第1の光源収容部6及び第2の光源収容部7が配置されている。第1の光源収容部6及び第2の光源収容部7は、それぞれ光源装置21,22(以降、「第1の光源装置21」及び「第2の光源装置22」とも呼ぶ。)を収容するために形成された凹状の部位であり、第1の光源収容部6に第1の光源装置21が収容され、第2の光源収容部7に第2の光源装置22が収容されている。また、カバー領域5において、第1の光源収容部6及び第2の光源収容部7の近傍には、第1のLED(発光ダイオード)91及び第2のLED92がそれぞれ配置されるとともに、カバー領域5にランプカバー4が装着されているか否かを検出するカバー検出部88が設けられている。
本図に示すように、ランプカバー4が取り外された状態では、第1及び第2の光源収容部6,7は開放し、第1及び第2の光源装置21,22の交換が可能な状態となる。一方、図1に示すように、このカバー領域5にランプカバー4を装着すると、第1及び第2の光源収容部6,7は閉塞される。つまり、ランプカバー4は、第1及び第2の光源収容部6,7に開閉可能に備えられたカバー部材であり、カバー領域5から取り外されて第1及び第2の光源収容部6,7を開放させる状態と、カバー領域5に装着されて第1及び第2の光源収容部6,7を閉塞させる状態とを切り替え可能になっている。なお、ランプカバー4は、必ずしも離脱(取り外し)可能である必要はなく、スライド式や開き戸式で開閉する態様であってもよい。
図3は、プロジェクター1の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部80、記憶部81、入力操作部82、画像情報入力部83、画像処理部84、液晶パネル駆動部85、電源回路86、光源制御部87、カバー検出部88、LED駆動部90、第1及び第2のLED91,92等で構成されている。
画像投写部10は、第1及び第2の光源装置21,22、光変調装置としての3つの液晶パネル51(51R,51G,51B)、投写光学系としての投写レンズ60等を含んでいる。画像投写部10は、第1及び第2の光源装置21,22から射出された光を、液晶パネル51で変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ60から投写することによってスクリーンSCに画像を表示する。
図4は、画像投写部10をより詳細に説明するための説明図であり、第1及び第2の光源装置21,22から射出された光の光路を示している。
図4に示すように、画像投写部10は、第1及び第2の光源装置21,22を含む照明光学系20、色光分離光学系30、リレー光学系40、液晶パネル51を含む画像形成部50、投写レンズ60等を備えており、これらは、筐体2の内部に適宜配置されている。
照明光学系20は、第1及び第2の光源装置21,22に加えて、合成ミラー23と、平行化レンズ24と、第1のレンズアレイ25と、第2のレンズアレイ26と、偏光変換素子27と、重畳レンズ28とを備えて構成されている。
第1及び第2の光源装置21,22は、同一構成の光源装置であり、それぞれ超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ21a,22aと、凹状の楕円面鏡等からなるリフレクター21b,22bと、これらを支持するハウジング部21c,22cとを備えて構成されている。第1の光源装置21及び第2の光源装置22は、合成ミラー23を挟んで離間しており、それぞれのリフレクター21b,22bの開口部が合成ミラー23を向くように配置されている。光源ランプ21a,22aは、リフレクター21b,22bの内部に取り付けられており、光源ランプ21a,22aから射出された放射状の光束は、リフレクター21b,22bで反射し、合成ミラー23へと射出される。
合成ミラー23は、第1の反射ミラー23aと第2の反射ミラー23bとを備えて構成されている。第1の反射ミラー23aは、第1の光源装置21から射出された光を平行化レンズ24に向けて反射させ、第2の反射ミラー23bは、第2の光源装置22から射出された光を平行化レンズ24に向けて反射させる。平行化レンズ24は、第1の反射ミラー23aで反射された光と、第2の反射ミラー23bで反射された光を合成するとともに、この合成光を平行化して第1のレンズアレイ25に射出する。
第1のレンズアレイ25及び第2のレンズアレイ26は、それぞれ微小なレンズがマトリクス状に配置された構成になっており、平行化レンズ24から入射した光束は、第1のレンズアレイ25によって多数の微小な部分光束に分割される。第2のレンズアレイ26及び重畳レンズ28は、分割された部分光束のそれぞれが、照明対象である液晶パネル51の全体に照射するように備えられている。このため、各部分光束が液晶パネル51で重畳され、液晶パネル51の全体がほぼ均一に照明される。
偏光変換素子27は、第1及び第2の光源装置21,22からの光を液晶パネル51で効率よく利用可能とするため、特定の偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。照明光学系20を射出した偏光光は、色光分離光学系30に入射する。
色光分離光学系30は、第1のダイクロイックミラー31と、第1の反射ミラー32と、第2のダイクロイックミラー33とを備えており、照明光学系20から射出された光を、波長域の異なる3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー31は、略赤色の光(赤色光R)を反射するとともに、赤色光Rよりも短波長の光を透過する。第1のダイクロイックミラー31で反射した赤色光Rは、第1の反射ミラー32でさらに反射し、平行化レンズ29で平行化されて画像形成部50の赤色光用の液晶パネル51Rを照明する。
第2のダイクロイックミラー33は、略青色の光(青色光B)を透過するとともに、透過する光よりも長波長の光を反射する。このため、第1のダイクロイックミラー31を透過した光のうち、略緑色の光(緑色光G)は、第2のダイクロイックミラー33によって反射し、平行化レンズ29で平行化されて画像形成部50の緑色光用の液晶パネル51Gを照明する。また、青色光Bは、第2のダイクロイックミラー33を透過してリレー光学系40に入射する。そして、リレー光学系40を経由した後、平行化レンズ29で平行化されて画像形成部50の青色光用の液晶パネル51Bを照明する。
なお、青色光Bの経路は他の色光の経路に比べて長くなってしまうことから、青色光Bの経路には、光束の発散によって液晶パネル51への照明効率が低下するのを抑制するために、リレー光学系40が設けられている。リレー光学系40は、入射側レンズ41と、第2の反射ミラー42と、リレーレンズ43と、第3の反射ミラー44とを備えており、リレー光学系40に入射した青色光Bは、入射側レンズ41によってリレーレンズ43の近傍で収束し、平行化レンズ29に向けて発散する。
画像形成部50は、光変調装置としての3つの液晶パネル51(赤色光用の液晶パネル51R、緑色光用の液晶パネル51G、青色光用の液晶パネル51B)と、各液晶パネル51の入射側及び射出側にそれぞれ配置された入射側偏光板52及び射出側偏光板53と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム54とを備えて構成されている。
液晶パネル51は、一対の透明基板間に液晶が封入されたものであり、透明基板の内面には、液晶に対して微小領域(画素)毎に駆動電圧を印加可能な透明電極(画素電極)がマトリクス状に形成されている。入射側偏光板52及び射出側偏光板53は、それぞれ特定の偏光方向の偏光光のみを透過可能であり、入射側偏光板52は、偏光変換素子27によって揃えられた偏光方向の偏光光を透過可能になっている。このため、液晶パネル51に向けて照射された各色光の大部分は入射側偏光板52を透過して、液晶パネル51に入射する。
ここで、液晶パネル51の各画素に、画像情報に基づく駆動電圧が印加されると、液晶パネル51に入射した光は、駆動電圧に応じて変調され、画素毎に異なる偏光方向を有した偏光光となる。この偏光光のうち、射出側偏光板53を透過可能な偏光成分のみが射出側偏光板53から射出される。つまり、液晶パネル51及び射出側偏光板53が、画像情報に応じて画素毎に異なる透過率で入射光を透過させることによって、階調を有する画像光が色光毎に形成される。射出側偏光板53から射出した各色光からなる画像光は、クロスダイクロイックプリズム54に入射する。
クロスダイクロイックプリズム54には、赤色光を反射する誘電体多層膜と、青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられており、射出側偏光板53からから射出された各色の画像光は、これらの誘電体多層膜によって合成される。クロスダイクロイックプリズム54で合成された画像光は、カラーの画像光として射出面54xから射出され、投写レンズ60に入射する。
投写レンズ60は、クロスダイクロイックプリズム54の射出面54x側に配置されており、画像形成部50で形成された画像光を拡大して投写する。投写レンズ60から射出された画像光は、外部のスクリーンSC(図3参照)等に投写される。
図3に戻って、制御部80は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部81に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部80は、記憶部81とともにコンピューターとして機能する。また、制御部80には、時間の計測を行うためのタイマー80aが備えられている。
記憶部81は、フラッシュメモリーや、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等、書き替え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部81には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。本実施形態の記憶部81には、第1及び第2の光源装置21,22に関して、それぞれの累積点灯時間及び直前の点灯結果が、ランプ情報81aとして記憶されるようになっている。累積点灯時間は、光源装置が交換された際にユーザーによって0にリセットされ、その後、プロジェクター1を利用するたびに、点灯させた時間が累積的に加算される。また、点灯結果としては、前回の点灯時に正常に点灯できたか否かが光源装置毎に記憶される。
入力操作部82は、ユーザーによる入力操作を受け付けるものであり、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。入力操作部82が備える操作キーとしては、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キーや、各種設定を行うための設定メニューを表示させるメニューキー、設定メニューで項目の選択等に用いられる方向キー等がある。ユーザーが入力操作部82の各種操作キーを操作すると、入力操作部82は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部80に出力する。なお、入力操作部82として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部80に伝達する。
画像情報入力部83は、図示しない入力端子を備えており、この入力端子には、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から出力される画像情報が入力される。画像情報入力部83に入力された画像情報は、画像処理部84に供給される。なお、画像情報入力部83は、外部から画像情報が入力される態様に限られず、記録媒体等に記録されている画像情報を再生する態様であってもよい。
画像処理部84は、画像情報入力部83から入力される画像情報を、液晶パネル51R,51G,51Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、R,G,Bの色光別になっており、各液晶パネル51R,51G,51Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素から射出する光の強弱(階調)が規定される。さらに、画像処理部84は、制御部80の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理や、投写する画像上に設定メニューやメッセージ等を重畳表示させるためのOSD(オンスクリーンディスプレー)処理等を行い、処理後の画像情報を液晶パネル駆動部85に出力する。
液晶パネル駆動部85は、画像処理部84から入力される画像情報に従って液晶パネル51R,51G,51Bを駆動し、液晶パネル51R,51G,51Bに、画像情報に応じた画像光を形成させる。これにより、画像情報に基づく画像光が投写レンズ60からスクリーンSCに投写される。
電源回路86には、外部からAC100V等の商用電源PWが供給される。電源回路86は、交流電源である商用電源PWを所定の電圧の直流電源に変換し、光源制御部87を始めとするプロジェクター1の各部に電力を供給する。なお、制御部80は、電源回路86から電力の供給を受けて動作している間、電源回路86に指示をして、画像光の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(「オン状態」とも呼ぶ。)と、各部への動作電力の供給を停止させた状態(「スタンバイ状態」或いは「オフ状態」とも呼ぶ。)とを切り替えることができる。
光源制御部87は、制御部80の指示に基づいて、第1及び第2の光源装置21,22に対する電力の供給を制御し、第1及び第2の光源装置21,22の点灯及び消灯を切り替える。また、光源制御部87には、第1及び第2の光源装置21,22の点灯状態(点灯しているか否か)を検知する点灯検知部87aが備えられている。点灯検知部87aは、光源ランプ21a,22aが消費する電流(光源電流)に基づいて点灯状態を検知し、検知結果を制御部80に出力する。なお、点灯状態を検知するための手段は、これに限定されず、例えば、光センサーによって検知してもよいし、光源ランプ21a,22aの温度を検出して点灯状態を検知するようにしてもよい。
制御部80は、第1及び第2の光源装置21,22の点灯を開始させる場合には、光源制御部87に指示をして点灯を開始させる動作(始動動作)を行わせた後に、点灯検知部87aに点灯状態を検知させる。そして、この結果、少なくとも一方の光源装置が点灯しなかった場合には、制御部80は、光源制御部87に指示をして、点灯しなかった光源装置に対する始動動作を行わせ、これを点灯するまで繰り返す。そして、始動動作を所定の回数繰り返しても光源装置が点灯しない場合には、光源制御部87は、それ以上の始動動作を行わない。なお、本明細書では、始動動作を所定の回数繰り返しても点灯しなかった場合のことを「(点灯)失敗」と呼び、所定の回数以内で点灯した場合のことを「(点灯)成功」と呼ぶ。
カバー検出部88は、ランプカバー4の開閉状態を検出し、検出結果を制御部80に出力する。カバー検出部88は、例えば、ランプカバー4を装着した際に押圧されてオンとなり、ランプカバー4を取り外した際に押圧から解放されてオフとなる押圧スイッチを用いて構成することができる。また、光センサーや磁気センサー等を用いてカバー検出部88を構成するようにしてもよい。
LED駆動部90は、制御部80の指示に基づいて第1のLED91及び第2のLED92を駆動し、第1のLED91及び第2のLED92の表示状態を切り替えることができる。
具体的には、LED駆動部90は、制御部80の指示に基づいて、第1のLED91及び第2のLED92の表示状態を切り替えて、対応する光源装置が交換すべき状態であることを報知する。図2に示したように、第1のLED91は、第1の光源収容部6の近傍に配置されており、第1の光源収容部6に対応付けられている。そして、第1の光源収容部6に収容されている第1の光源装置21が交換すべき状態になった際には、制御部80は、LED駆動部90に指示をして、第1のLED91を点滅させる。同様に、第2のLED92は、第2の光源収容部7の近傍に配置されており、第2の光源収容部7に対応付けられている。そして、第2の光源収容部7に収容されている第2の光源装置22が交換すべき状態になった際には、制御部80は、LED駆動部90に指示をして、第2のLED92を点滅させる。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作について説明する。
プロジェクター1に商用電源PWが供給されると、電源回路86は、制御部80、記憶部81、入力操作部82に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部80は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源PWが供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態であり、この状態では、制御部80は、第1及び第2の光源装置21,22を消灯させた状態のまま、入力操作部82の電源キーに対する操作を監視する。
図5は、スタンバイ状態において電源キーが操作された場合のプロジェクター1の動作を説明するためのフローチャートである。スタンバイ状態において電源キーの操作がなされると、制御部80は、図5に示すフローに従って動作する。
図5に示すように、ステップS101では、制御部80は、電源回路86に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1をオン状態に移行させる。
ステップS102では、制御部80は、光源制御部87に指示をして、第1及び第2の光源装置21,22を点灯させ、ステップS103では、制御部80は、点灯検知部87aの検知結果に基づいて、第1及び第2の光源装置21,22の点灯が2つとも成功したか否かを判断する。そして、2つの光源装置21,22とも、点灯が成功した場合にはステップS104に移行し、いずれか一方の光源装置において点灯が失敗した場合にはステップS108に移行する。
第1及び第2の光源装置21,22の双方の点灯が成功してステップS104に移行した場合には、制御部80は、記憶部81に記憶されているランプ情報81aを更新し、2つの光源装置21,22がともに点灯成功であった旨を記憶させる。そして、ステップS105では、制御部80は、第1及び第2の光源装置21,22の点灯時間を計測するためにタイマー80aによる計時を開始する。
続くステップS106では、制御部80は、記憶部81のランプ情報81aから、第1及び第2の光源装置21,22の累積点灯時間を読み出し、少なくとも一方の光源装置において、累積点灯時間が所定の時間(以降、「交換時間」と呼ぶ。)に達しているか否かを判断する。ここで、交換時間とは、光源ランプ21a,22aの寿命に応じて定められた時間であり、交換の目安となる時間である。光源装置を累積して長い間使い続けると、光源ランプの輝度が低下したり、点灯不能になったり、破裂しやすくなったりすることから、交換時間は、実験結果等に基づいて、これらの症状の発生が顕著になる時間よりも短い時間に設定されている。そして、累積点灯時間が交換時間に達している場合にはステップS107に移行し、交換時間に達していない場合には、そのままフローを終了する。
累積点灯時間が交換時間に達していてステップS107に移行した場合には、制御部80は、画像処理部84に指示をして、図示しないメッセージ(OSD画像)を所定時間重畳表示させ、交換時間に達している光源装置を交換すべきである旨を報知し、フローを終了する。この結果、第1及び第2の光源装置21,22の光によって画像の投写が行われ、重畳したメッセージが所定時間スクリーンSC等に表示される。
一方、2つの光源装置21,22のうちの一方の光源装置の点灯が失敗してステップS108に移行した場合には、制御部80は、記憶部81に記憶されているランプ情報81aを更新し、光源装置毎に点灯結果(成功したか失敗したか)を記憶させる。
続くステップS109では、制御部80は、画像処理部84に指示をして、図示しないメッセージ(OSD画像)を所定時間重畳表示させ、一方の光源装置が故障している可能性がある旨と、この光源装置を交換すべきである旨とを報知する。この結果、点灯に成功した他方の光源装置の光によって画像の投写が行われ、重畳したメッセージがスクリーンSC等に表示される。
その後、ステップS110では、制御部80は、光源制御部87に指示をして、点灯に成功した他方の光源装置への電力供給を停止させ、この光源装置を消灯させる。そして、ステップS111では、制御部80は、電源回路86に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させることによりプロジェクター1をスタンバイ状態に移行させ、フローを終了する。このように、スタンバイ状態で電源キーが操作された際に、一方の光源装置が点灯しなかった場合には、他方の光源装置の光でメッセージを所定時間表示した後、スタンバイ状態に戻る。なお、スタンバイ状態に移行することなく、1つの光源装置のみで継続して利用できるようにしてもよい。
図6は、オン状態において電源キーが操作された場合のプロジェクター1の動作、即ちオン状態からスタンバイ状態に移行する場合のプロジェクター1の動作を説明するためのフローチャートである。オン状態において電源キーの操作がなされると、制御部80は、図6に示すフローに従って動作する。
図6に示すように、ステップS201では、制御部80は、光源制御部87に指示をして、第1及び第2の光源装置21,22を消灯させる。
ステップS202では、制御部80は、ステップS105(図5参照)で開始した点灯時間の計時を停止させ、第1及び第2の光源装置21,22の今回の点灯時間を確定させる。そして、ステップS203では、制御部80は、第1の光源装置21及び第2の光源装置22のそれぞれに関して、ランプ情報81aに記憶されている累積点灯時間に今回の点灯時間を加算してランプ情報81aを更新する。
その後、ステップS204では、制御部80は、電源回路86に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させることによりプロジェクター1をスタンバイ状態に移行させ、フローを終了する。
このように、オン状態からスタンバイ状態に移行する際には、ランプ情報81aに記憶されている累積点灯時間に今回の点灯時間が加算される。このため、加算後の累積点灯時間が交換時間に達した場合には、次にプロジェクター1をオン状態にするときに、ステップS107にて光源装置の交換を促すメッセージが表示されることになる。
ユーザーは、ステップS107又はステップS109にて、光源装置の交換を促すメッセージが表示されると、新しい光源装置を用意して、プロジェクター1に収容されている光源装置と交換する必要がある。そして、光源装置を交換する際には、ユーザーは、ランプカバー4を開いて、交換すべき光源装置を取り外す。
図7は、ランプカバー4が開放した際のプロジェクター1の動作を説明するためのフローチャートである。オン状態又はスタンバイ状態において、ユーザーがランプカバー4を開放させ、これをカバー検出部88が検出すると、制御部80は、図7に示すフローに従って動作する。
図7に示すように、ステップS301では、制御部80は、自らのRAMに備わる図示しないフラグを参照し、プロジェクター1の状態がオン状態であるかスタンバイ状態であるかを判断する。そして、オン状態である場合にはステップS302に移行し、スタンバイ状態である場合にはステップS304に移行する。なお、オン状態かスタンバイ状態かを判断するためには、フラグを参照する態様に限られず、点灯検知部87aによる検知結果、即ち第1及び第2の光源装置21,22の点灯状態に基づいて判断する態様等を採用してもよい。
プロジェクター1がオン状態であってステップS302に移行した場合には、制御部80は、光源制御部87に指示をして、第1及び第2の光源装置21,22を消灯させる。そして、ステップS303では、制御部80は、電源回路86に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させ、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行させる。なお、ランプカバー4が開放された際に光源装置を消灯してスタンバイ状態に移行するのは、ユーザーの安全のためであり、通電(点灯)により高温になっている光源装置にユーザーが触れてしまうことを抑制するためである。
ステップS304では、制御部80は、記憶部81に記憶されているランプ情報81aを読み出して、交換すべき光源装置があるか否か、即ち累積点灯時間が交換時間に達した光源装置、或いは点灯に失敗した光源装置があるか否かを判断する。そして、交換すべき光源装置がある場合にはステップS305に移行し、交換すべき光源装置がない場合には、そのままフローを終了する。
交換すべき光源装置があってステップS305に移行した場合には、制御部80は、第1のLED91及び第2のLED92のうち、交換すべき光源装置が収容されている光源収容部に対応するLEDを点滅させて、フローを終了する。
これにより、ユーザーは、2つの光源装置21,22のうち、点滅しているLEDの近傍の光源収容部に収容されている光源装置が交換すべき光源装置であることを認識することができる。その後、ユーザーは、商用電源PWの供給を断って、光源装置が高温になっていないことを確認してから、光源装置の交換を行えばよい。
また、ユーザーは、光源装置の交換を行って最初にオン状態にした後に、入力操作部82を操作して設定メニューを表示させ、交換した光源装置の累積点灯時間を0にリセットする必要がある。なお、収容された光源装置が新品であるか否かを判別可能な判別手段をプロジェクター1に備えるようにして、新品の光源装置が収容された場合に、制御部80が、自ら累積点灯時間を0にリセットするようにしてもよい。ここで、光源装置が新品か否かを判別する手段としては、例えば、光源装置にヒューズを備えて、ヒューズが導通している場合に光源装置が新品であると判断し、その後でヒューズを溶断する態様を用いることができる。また、光源装置にメモリー等の記憶手段を備えるようにして、この記憶手段にランプ情報81a(累積点灯時間)を記憶するようにすれば、交換の度にリセットを行う必要はなくなる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、制御部80は、交換すべき光源装置がある場合に、第1のLED91及び第2のLED92のうち、交換すべき光源装置が収容されている光源収容部に対応するLEDを点滅させることにより、交換すべき光源装置を報知するため、交換対象の光源装置が明確になり、誤って交換する必要のない光源装置を交換してしまう事態が抑制される。つまり、光源装置の交換を正確に行うことが可能となる。
(2)本実施形態のプロジェクター1によれば、ランプカバー4が開いた後にLEDを点滅させるため、ランプカバー4が開くまで、即ちユーザーが光源装置を交換しようとするまでは、LEDを消灯させておくことが可能となり、無駄な電力消費を抑制することが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクター1によれば、第1及び第2の光源装置21,22の累積点灯時間に基づいて、光源装置を交換すべきか否かを判断するため、寿命が近づいた光源装置の交換を正確に行うことが可能となる。
(4)本実施形態のプロジェクター1によれば、点灯検知部87aの検知結果に基づいて、交換すべき光源装置を検出するため、点灯しなくなった光源装置の交換を正確に行うことが可能となる。
(5)本実施形態のプロジェクター1によれば、交換すべき光源装置を、発光ダイオードによって報知しているため、報知する際の視認性が向上する。
(6)本実施形態のプロジェクター1によれば、発光ダイオードの点滅によって交換すべき光源装置を報知するため、視認性がさらに向上する。
なお、本実施形態において、第1のLED91及び第2のLED92が状態表示部に相当する。また、点灯検知部87aの検知結果に基づいて第1及び第2の光源装置21,22の点灯の成否を判断する際(ステップS103)の制御部80、並びに、累積点灯時間が交換時間に達したか否かを判断する際(ステップS106)の制御部80は、交換すべき光源装置を検出する検出部に相当する。また、ステップS305を実行し、LEDを点滅させる際の制御部80及びLED駆動部90は、表示制御部に相当する。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のプロジェクターについて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、第1実施形態におけるLED駆動部90の代わりに、LED制御部93を備えている。カバー検出部88は、制御部80及びLED制御部93の双方に検出結果を出力するようになっており、カバー検出部88がランプカバー4の開放を検出すると、LED制御部93は、記憶部81に記憶されているランプ情報81aに基づいて、第1のLED91及び第2のLED92の点灯状態を制御する。
また、プロジェクター1は、電池BTを電源として電力の供給を行う補助電源回路94を備えており、補助電源回路94は、LED制御部93、第1のLED91、第2のLED92、カバー検出部88、及び記憶部81に電力の供給を行う。つまり、LED制御部93、第1のLED91、第2のLED92、カバー検出部88、及び記憶部81は、商用電源PWが供給されていない状態でも、電池BTを電源として動作可能になっている。上記以外の構成については、第1実施形態と同一であり、オン状態又はスタンバイ状態で電源キーが操作された際の動作も第1実施形態と同一である(図5及び図6参照)。
図9は、ランプカバー4が開放した際の制御部80の動作を説明するためのフローチャートである。商用電源PWが供給されている状態、即ちオン状態又はスタンバイ状態において、ユーザーがランプカバー4を開放させ、これをカバー検出部88が検出すると、制御部80は、図9に示すフローに従って動作する。
図9に示すように、ステップS401では、制御部80は、自らのRAMに備わる図示しないフラグを参照し、プロジェクター1の状態がオン状態であるかスタンバイ状態であるかを判断する。そして、オン状態である場合にはステップS402に移行し、スタンバイ状態である場合には、そのままフローを終了する。
プロジェクター1がオン状態であってステップS402に移行した場合には、制御部80は、光源制御部87に指示をして、第1及び第2の光源装置21,22を消灯させる。そして、ステップS403では、制御部80は、電源回路86に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させることにより、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行させ、フローを終了する。
図10は、ランプカバー4が開放した際のLED制御部93の動作を説明するためのフローチャートである。カバー検出部88がランプカバー4の開放を検出すると、商用電源PWの供給の有無に拘らず、LED制御部93は、電池BTを電源として図10に示すフローに従って動作する。
図10に示すように、ステップS411では、LED制御部93は、記憶部81に記憶されているランプ情報81aを読み出して、交換すべき光源装置があるか否か、即ち累積点灯時間が交換時間に達した光源装置、或いは点灯に失敗した光源装置があるか否かを判断する。そして、交換すべき光源装置がある場合にはステップS412に移行し、交換すべき光源装置がない場合には、そのままフローを終了する。
交換すべき光源装置があってステップS412に移行した場合には、LED制御部93は、第1のLED91及び第2のLED92のうち、交換すべき光源装置が収容されている光源収容部に対応するLEDを点滅させて、フローを終了する。
これにより、ユーザーは、2つの光源装置21,22のうち、点滅しているLEDの近傍の光源装置が交換すべき光源装置であることを認識することができる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、第1及び第2のLED91,92は、光源装置を点灯させるための電源(商用電源PW)とは異なる電源(電池BT)によって点滅するため、第1及び第2のLED91,92による報知を行う際でも、商用電源PWが接続されている必要はなく、安全性が向上する。
なお、本実施形態では、LED制御部93が表示制御部に相当する。
(変形例)
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、交換すべき光源装置を報知するために、LEDの表示状態を点滅に切り替えているが、点滅に限らず、点灯の有無や点灯色等によって、交換すべき光源装置を報知するようにしてもよい。
上記実施形態では、交換すべき光源装置を報知するための手段(状態表示部)として、LEDを採用しているが、これに限られず、液晶ディスプレーや電子ペーパー等、他の表示手段を用いてもよい。また、これらの表示手段によってメッセージ(文言)や記号等を表示して、対応する光源装置が交換すべきであることを報知することもできる。
上記実施形態では、ランプカバー4が開放した際に、交換すべき光源装置の報知(対応するLEDの点滅)を行うようにしているが、ランプカバー4の開放の有無に拘らずに報知するようにしてもよい。例えば、光源装置の点灯に失敗した時点(例えば、ステップS109の後)、或いは、累積点灯時間が交換時間に達したことを認識した時点(例えば、ステップS107の後)で報知を開始するようにしてもよい。
ただし、この場合には、光源装置の交換が行われるまで報知(LEDの点滅)が継続することになり、消費電力が増大してしまう。このため、電気泳動方式の電子ペーパーのように、表示状態の維持にほとんど電力を消費しない表示手段を状態表示部として採用することが望ましい。
また、例えば、図11に示すように、ステッピングモーター等の駆動手段95によって回転駆動される回転体96を状態表示部として用いることも可能である。具体的には、この回転体96に、光源装置が交換すべき状態であることを記した表示面96aを設け、この表示面96aがユーザーに視認されるように回転体96の向きを変えることによって交換すべき光源装置を報知する態様にすることもできる。
上記実施形態では、第1及び第2のLED91,92を、カバー領域5、即ちランプカバー4の内側の領域に配置しているが、ランプカバー4の外側に配置するようにしてもよい。また、ランプカバー4の一部に透光性を持たせて、ランプカバー4の内側に配置した第1及び第2のLED91,92の表示状態を、ランプカバー4を装着した状態のまま視認できるようにしてもよい。
上記実施形態では、2つの光源装置21,22が1つのランプカバー4で覆われている態様を示したが、図12に示すように、各々が独立したランプカバー4a,4bで覆われる態様としてもよい。なお、この場合には、どのランプカバーを開放すべきなのかが分かるように、ランプカバー4a,4bを装着した状態のままでLED91,92の点灯状態を視認できるようにするとともに、ランプカバー4a,4bの開放の有無に拘らずに、交換すべき光源装置を報知することが望ましい。
上記実施形態では、光変調装置として3つの液晶パネル51R,51G,51Bを用いた3板式のプロジェクター1について説明したが、光変調装置の態様は、これに限定されない。例えば、各画素の中にそれぞれR光、G光、B光を透過可能なサブ画素を含んだ1つの液晶パネルによって画像光を形成する態様とすることも可能である。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶パネル51を用いているが、反射型の液晶パネル等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、第1及び第2の光源装置21,22から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…プロジェクター、2…筐体、3…開口部、4…ランプカバー、5…カバー領域、6…第1の光源収容部、7…第2の光源収容部、10…画像投写部、20…照明光学系、21…第1の光源装置、22…第2の光源装置、21a,22a…光源ランプ、21b,22b…リフレクター、21c,22c…ハウジング部、23…合成ミラー、23a…第1の反射ミラー、23b…第2の反射ミラー、24…平行化レンズ、25…第1のレンズアレイ、26…第2のレンズアレイ、27…偏光変換素子、28…重畳レンズ、29…平行化レンズ、30…色光分離光学系、31…第1のダイクロイックミラー、32…第1の反射ミラー、33…第2のダイクロイックミラー、40…リレー光学系、41…入射側レンズ、42…第2の反射ミラー、43…リレーレンズ、44…第3の反射ミラー、50…画像形成部、51,51R,51G,51B…液晶パネル、52…入射側偏光板、53…射出側偏光板、54…クロスダイクロイックプリズム、60…投写レンズ、80…制御部、80a…タイマー、81…記憶部、81a…ランプ情報、82…入力操作部、83…画像情報入力部、84…画像処理部、85…液晶パネル駆動部、86…電源回路、87…光源制御部、87a…点灯検知部、88…カバー検出部、90…LED駆動部、91…第1のLED、92…第2のLED、PW…商用電源、SC…スクリーン。

Claims (7)

  1. 複数の光源装置から射出された光を変調して投写するプロジェクターであって、
    前記複数の光源装置がそれぞれ収容される複数の光源収容部と、
    前記複数の光源収容部にそれぞれ対応付けられて配置された複数の状態表示部と、
    前記複数の光源装置の中から、交換すべき光源装置を検出する検出部と、
    前記交換すべき光源装置を前記検出部が検出した場合に、前記状態表示部の表示状態を変化させて、前記交換すべき光源装置を報知する表示制御部と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記光源収容部に開閉可能に備えられたカバー部材と、
    前記カバー部材の開閉状態を検出するカバー検出部と、
    をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記カバー部材が開いたことを前記カバー検出部が検出した後で、前記状態表示部の表示状態を変化させることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクターであって、
    前記状態表示部を動作させるための電源は、前記光源装置を点灯させるための電源とは異なることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
    前記検出部は、前記光源装置の累積点灯時間に基づいて、前記交換すべき光源装置を検出することを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
    前記光源装置の点灯状態を検知する点灯検知部をさらに備え、
    前記検出部は、前記点灯検知部の検知結果に基づいて、前記交換すべき光源装置を検出することを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
    前記状態表示部は、発光ダイオードであることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターであって、
    前記表示制御部は、前記発光ダイオードを点滅させることによって、前記交換すべき光源装置を報知することを特徴とするプロジェクター。
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