JP2012128255A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源用カバーの開閉を検出する複数の開閉検出部に電気信号を供給する場合に、ケーブルの増加を抑制できる投写型表示装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタは、複数のランプユニット300を有する光源装置10と、本体キャビネット1に設けられ、各ランプユニット300がそれぞれ出し入れされる複数のランプ用開口3aと、各ランプ用開口3aをそれぞれ覆う複数のランプ用カバー7と、各ランプ用カバー7の開閉を検出する4つの第1検出スイッチ401と、各第1検出スイッチ401へバラスト制御電圧信号(V1)を供給するランプ制御用電源部502とを備える。ここで、4つの第1検出スイッチ401は、サブ基板17上に配されるとともに、サブ基板17には、第1ジャック801aに入力されたバラスト制御電圧信号(V1)を分岐させて各第1検出スイッチ401へ導く導電パターンPT8が設けられる。
【選択図】図13

Description

本発明は、光源からの光を変調して被投写面に投写する投写型表示装置に関する。
従来、液晶プロジェクタ等の投写型表示装置(以下、「プロジェクタ」という)では、液晶パネルなどの光変調素子よって変調された光が、投写レンズによって被投写面に投写される。光源には、たとえば、ランプが用いられる。ランプは、長く使用されると劣化する。よって、ランプが寿命を迎えると、新たなランプに交換する必要がある。
ランプ交換が円滑に行えるよう、プロジェクタ本体には、ランプを出し入れするための開口部が設けられ得る。この場合、開口部は、カバーによって覆われる。ユーザは、ランプを交換する際、カバーを開けてランプを取り出す。
かかるプロジェクタでは、カバーの開閉を検出する検出スイッチが配され得る(たとえば、特許文献1参照)。ランプが点灯しているときに、ユーザがカバーを開けると、検出スイッチによってカバーの開放が検出され、ランプが消灯される。
また、かかるプロジェクタでは、高輝度化を図るために、複数のランプを備える構成、いわゆる多灯式の構成が採られ得る。この場合、ランプ毎に開口部およびカバーが設けられ得る。また、検出スイッチもランプ毎に配され得る。
特開2008−145699号公報
上記のように、複数の検出スイッチが設けられると、各検出スイッチに電気信号を供給するためのケーブルの数が増える。これにより、配線作業の増加やコストの増加が生じ、また、プロジェクタ本体の小型化が妨げられる虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、光源用カバーの開閉を検出する開閉検出部が複数設けられる場合に、それら開閉検出部に電気信号を供給するためのケーブルの増加を抑制できる投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る投写型表示装置は、複数の光源部を有し、これら光源部からの光が合成されて出射される光源装置と、前記光源装置から出射された光を変調する光変調部と、前記光源装置および前記光変調部が配される本体キャビネットと、前記本体キャビネットに設けられ、前記各光源部がそれぞれ出し入れされる複数の開口部と、前記各開口部をそれぞれ覆う複数の光源用カバーと、前記各光源用カバーに対応して設けられ、前記各光源用カバーの開閉を検出する複数の開閉検出部と、前記各開閉検出部へ電気信号を供給する供給部とを備える。ここで、前記各開閉検出部は、同一の基板上に配されるとともに、前記基板には、前記供給部から前記電気信号が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記電気信号を分岐させて各開閉検出部へ導く導電路とが設けられる。
本発明の第1の態様に係る投写型表示装置によれば、供給部からの電気信号が基板上で
分岐されて各開閉検出部に導かれるので、供給部から複数の開閉検出部へ電気信号を供給するために、開閉検出部の個数だけケーブルを用いる必要がない。
第1の態様に係る投写型表示装置において、前記光源装置は、互いに対向する一対の光源部と、当該一対の光源部の間に配され、前記一対の光源のそれぞれから出射された光を合成する光合成部とを含むような構成とされ得る。この場合、前記一対の光源部の上方に、それぞれの光源部に対応する前記各開口部および前記各光源用カバーが設けられる。また、前記光合成部の上方に前記基板が配される。さらに、前記各開閉検出部は、前記基板において前記各開閉検出部に対応する前記各光源用カバーの近傍に配される。そして、前記各光源用カバーにおける前記光合成部側の端部に、前記各光源用カバーの開閉に応じて前記各光源用カバーに対応する前記各開閉検出部を作動状態または非作動状態とする作動部が設けられる。
このような構成とすれば、一対の光源部に対応する開閉検出部を光合成部の上方に集中して配することができる。このため、複数の開閉検出部を同一の基板上に配する構成とした場合に、基板が大きくなるのを抑制できる。
このような構成とした場合、さらに、前記光合成部の上方を覆う合成部カバーがさらに備えられ得る。この場合、前記合成部カバーに前記基板が取り付けられる。
このような構成とすれば、光合成部の上方に基板を容易に配することができる。
第1の態様に係る投写型表示装置において、前記各光源部に対応して設けられ、前記各光源部を駆動する複数の光源駆動部がさらに備えられ得る。この場合、前記電気信号は、前記開閉検出部を介して前記光源駆動部に入力される。また、前記開閉検出部は、前記開閉検出部に対応する前記光源用カバーが開くと前記電気信号を遮断する。そして、前記光源駆動部は、前記電気信号が遮断されると前記光源部の駆動を停止する。
このような構成とすれば、光源用カバーが開いた状態において、光源部が点灯したままとなるのを防止できる。
第1の態様に係る投写型表示装置において、前記各光源部に対応して設けられた複数の温度検出部がさらに備えられ得る。ここで、前記各温度検出部は、前記供給部から前記入力部に至るまでの信号ライン上において直列に配され、検出温度が閾値を超えると前記電気信号を遮断する。
投写型表示装置には、光源装置を保護するために、各光源部に対応して温度検出部が設けられ得る。このとき、各温度検出部が、電気信号が分岐された後の各信号ライン上に分かれて配された場合には、温度検出部により温度異常が検出されると、その温度検出部に対応する光源部のみが停止されることになる。1つの光源部が過熱状態となった場合には、他の温度検出部により温度異常が検出される程度には至っていないものの、他の光源部もある程過熱状態となっている可能性が高い。よって、他の光源部をそのまま動作しておくのは好ましくない。
上記のような構成とすれば、少なくとも1つの温度検出部によって、その温度検出部の周りの温度異常が検出されると、全ての光源部が停止される。よって、温度異常に対して、より手厚く光源装置の保護を図ることができる。
本発明の第2の態様に係る投写型表示装置は、複数の光源部を有し、これら光源部からの光が合成されて出射される光源装置と、前記各光源部に対応して設けられ、前記各光源部を駆動する複数の光源駆動部と、前記各光源部の周囲の異なる位置にそれぞれ設けられ
た温度検出部とを備える。ここで、前記各光源駆動部には、信号供給源からの電気信号が分岐された各電気信号が前記各光源部の駆動のために入力される。また、前記各温度検出部は、前記供給部からの電気信号が分岐するまでの信号ライン上において直列に配され、検出温度が閾値を超えると前記供給部からの電気信号を遮断する。そして、前記各光源駆動部は、前記供給部からの前記電気信号が遮断されることにより前記分岐された各電気信号が入力されなくなると前記各光源部の駆動を停止する。
本発明の第2の態様に係る投写型表示装置によれば、少なくとも1つの温度検出部によって、その温度検出部の周りの温度異常が検出されると、全ての光源部が停止される。よって、温度異常に対して、より手厚く光源装置の保護を図ることができる。
以上のとおり、本発明によれば、光源用カバーの開閉を検出する開閉検出部が複数設けられる場合に、それら開閉検出部に電気信号を供給するためのケーブルの増加を抑制できる投写型表示装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係るプロジェクタの外観構成を示す図である。 実施の形態に係るプロジェクタの内部構造を示す図である。 実施の形態に係る光学系の構成を示す図である。 実施の形態に係る光源装置の構成を示す図である。 実施の形態に係る光源装置の構成を示す図である。 実施の形態に係るランプユニットの構成を示す図である。 実施の形態に係るランプ用カバーの開閉を検出するための構成を示す図である。 実施の形態に係るランプユニットを制御するための制御系を示すブロック図である。 実施の形態に係るランプ電源部の構成を示すプロック図である。 実施の形態に係る温度スイッチおよび第2検出スイッチが配されたV2信号ラインに関する配線状態を示す図である。 実施の形態に係る第1検出スイッチが配されたV1信号ラインに関する配線状態を示す図である。 実施の形態に係るサブ基板のV2信号ラインに関する配線状態を示す図である。 実施の形態に係るサブ基板のV1信号ラインに関する配線状態を示す図である。 実施の形態に係るサブ基板に第1から第12ケーブルが接続された状態を示す図である。 実施の形態に係るランプユニットに関する保護制御の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態に係るプロジェクタが各種の状態にあるときの、各ランプユニットに対応する開閉信号およびPFCエラー信号の状態を示す図である。 変更例に係るプロジェクタの構成を示す図である。 変更例に係るプロジェクタの構成を示す図である。
以下、図面を参照して、実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。
<プロジェクタの全体構成>
図1は、プロジェクタの外観構成を示す図である。本実施の形態に係るプロジェクタは、4つのランプユニットを備えており、いわゆる、4灯タイプの大型のプロジェクタである。
図1を参照して、プロジェクタは、略直方体形状を有する本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は、下キャビネット2と、下キャビネット2に上方から被せられる上キャビネット3とで構成されている。
上キャビネット3の前面中央部には投写窓4が形成されており、投写レンズ5の前面が投写窓4を通じて外部に露出している。
また、上キャビネット3には、前面から上面にかけて、メイン開口を覆うメインカバー6が設けられている。メイン開口は、投写レンズ5やプリズムユニットの交換、偏光板等の調整を行うために設けられている。上キャビネット3の上面後部には、4つのランプ用開口をそれぞれ覆う4つのランプ用カバー7が設けられている。各ランプ用開口は、各ランプユニットの交換を行うため、各ランプユニットの上方に設けられている。
さらに、上キャビネット3の右側面には、入出力端子部8が設けられている。入出力端子部8には各種AV端子が配されており、AV端子を通じてAV(Audio Visual)信号が入力される。
下キャビネット2の左右の側面には、それぞれ、取手9が2つずつ設けられている。取手9は、プロジェクタを持ち運ぶ際に用いられる。
図2は、プロジェクタの内部構造を示す図であり、上キャビネット3が外された状態を示す。
図2を参照して、下キャビネット2の内部には、光源装置10と、光源装置10から出射された光を変調して映像光を生成する光学系11とが配されている。
光源装置10は、下キャビネット2の後部に配されている。光学系11は、光源装置10の前方に配されている。光学系11は、下キャビネット2に配され、プリズムユニット12が、上方から着脱ができるように、光学系11に配されている。なお、光源装置10および光学系11の詳細な構成については追って説明する。
光学系11の前方には、投写レンズ5が配されている。投写レンズ5は、光学系11により生成された映像光を拡大し、スクリーン等の被投写面に投写する。
光学系11の左側には、第1ランプ電源ユニット13が配されており、光源装置10の右側には、第2ランプ電源ユニット14が配されている。第1ランプ電源ユニット13は、左側の前後2つのランプユニットに対してそれぞれ電力を供給する2つのランプ電源部を含む。第2ランプ電源ユニット14は、右側の前後2つのランプユニットに対してそれぞれ電力を供給する2つのランプ電源部を含む。また、第2ランプ電源ユニット14の前方には、メイン電源ユニット15が配されている。メイン電源ユニット15は、光学系11を構成する電装部品(液晶パネル等)、制御基板16等に電力を供給する。
光学系11の上方には、制御基板16が配される。制御基板16には、液晶パネル、ラ
ンプユニット等の電装部品を制御するための制御回路が備えられている。なお、図2では、光学系11が見えるよう、制御基板16が破線にて示されている。
<光学系の構成>
図3は光学系11の構成を示す図である。
図3に示すように、光学系11は、導光光学系101、3つの透過型の液晶パネル102、103、104と、ダイクロイックプリズム105とを備えている。なお、液晶パネル102、103、104の入射側と出射側には図示しない偏光板が配されている。
光源装置10から出射された白色光は、導光光学系101に入射する。導光光学系101は、フライアイインテグレータ、PBSアレイ、コンデンサレンズ、ダイクロイックミラー、平面ミラー、リレーレンズ等を備える。導光光学系101に入射した白色光は、赤色波長帯の光(以下、「R光」という)と、緑色波長帯の光(以下、「G光」という)と、青色波長帯の光(以下、「B光」という)に分離され、液晶パネル102、103、104に照射される。これら液晶パネル102、103、104によって変調されたR光、G光、B光は、ダイクロイックプリズム105によって色合成され、映像光として出射される。なお、液晶パネル102、103、104、ダイクロイックプリズム105は、一体化され、プリズムユニット12を構成する。
なお、光学系11を構成する光変調素子としては、上記透過型の液晶パネル102、103、104の他、反射型の液晶パネルや、MEMSデバイスを用いることもできる。また、上記のように3つの光変調素子を備えた3板式の光学系ではなく、たとえば、1つの光変調素子とカラーホイールを用いた単板式の光学系とされても良い。
<光源装置の構成>
図4および図5は、光源装置10の構成を示す図である。図4は、ランプ装着ユニット200から、2つのランプユニット300が取り外された状態を示す斜視図である。図5は、ミラーカバー250が取り外された状態を示す斜視図である。
図4および図5を参照して、光源装置10は、下キャビネット2に固定されたランプ装着ユニット200と、ランプ装着ユニット200に装着される4つのランプユニット300により構成されている。
ランプ装着ユニット200は、ハウジング210と、2つのミラー部材220と、4つの第1UVカット部材230と、第2UVカット部材240と、ミラーカバー250とを備えている。
ハウジング210は、樹脂材料により形成されており、中央に配された2つのミラー配置部211と、ミラー配置部211の両側に形成された4つのランプ収容部212とを備えている。前側のミラー配置部211の底面は、後側のミラー配置部211の底面より低くされている。また、前側の左右2つのランプ収容部212の底面は、後側の左右2つのランプ収容部212の底面よりも低くされている。ミラー配置部211には、ミラー部材220が配置され、ランプ収容部212には、ランプユニット300が装着される。
ミラー部材220は、V字状に形成されたベース部材221の前面に、V字状に形成された平面ミラー222が取り付けられたものである。ミラー部材220は、ランプユニット300から出射された光を反射して前方へ導く。
第1UVカット部材230は、紫外線の通過を阻止するUVカットガラス231を備え
ている。各第1UVカット部材230は、各ランプ収容部212と、それに対応するミラー配置部211との間に配される。
第2UVカット部材240は、紫外線の通過を阻止するUVカットガラスであり、前側のミラー配置部211の前方に配置される。第2UVカット部材240の高さは、後側のミラー部材220により反射されて前方に向かう光の光路より高くなるように設定されている。
ミラーカバー250は、ミラー配置部211の上方を覆う。ミラーカバー250の前側には、第1UVカット部材230の上端まで延びる側面部251が左右に形成されている。各側面部251には、ランプ収容部212内にランプユニット300が装着されたときに、ランプユニット300のフランジ部326aを受ける受け部252が形成されている。受け部252からは、ガイドリブ253が上方に延びており、さらに、位置決めピン254が突出している。ミラーカバー250には、後部の左右にも同様に受け部255が形成されており、受け部255から上方に延びるガイド板256にガイドリブ257が形成されている。また、受け部255には、位置決めピン258が形成されている。
ミラーカバー250の上面には、サブ基板17が取り付けられる。サブ基板17には、ランプ用カバー7の開閉を検出するために、第1検出スイッチ401と第2検出スイッチ405が設けられている。これら検出スイッチ401、405には、たとえば、マイクロスイッチが用いられる。各第1検出スイッチ401および各第2検出スイッチ405は、各ランプ用カバー7に対応して、互いに隣り合うように設けられている。
図6は、ランプユニット300の構成を示す図である。図6(a)は、ランプユニット300を前斜め方向から見た斜視図である。図6(b)は、ランプユニット300を後斜め方向から見た斜視図である。
図6を参照して、ランプユニット300は、ランプ310と、ランプ310を保持するランプホルダ320により構成されている。ランプ310は、白色の光を発する発光管311と、発光管311から発せられた白色光を反射するリフレクター312を備えている。ランプ310には、たとえば、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ等が用いられる。
ランプホルダ320は、樹脂材料により形成されており、ホルダ本体321と底板322とを備えている。ホルダ本体321の前面には、ランプ310からの光が出射される出射窓323が形成されている。出射窓323には、耐熱性のガラス板324が嵌め込まれている。ホルダ本体321は底面が開口しており、下方からランプ310が装着される。ホルダ本体321の底面の前半分に底板322が取り付けられ、底板322によってランプ310の底部が支えられる。
ホルダ本体321の上面には取手325が設けられている。取手325は、ランプユニット300を持ち運ぶ際やランプ装着ユニット200に対して着脱する際に用いられる。取手325の前方には、ランプ固定部326が設けられている。ランプ固定部326は、その上端に形成されたフランジ部326aを含む。フランジ部326aには、ガイド溝326b、位置決め孔326cおよびネジ孔部326dが形成されている。ネジ孔部326dにはネジ340が挿入される。
図4に示すように、ランプユニット300は、正面側(出射窓323側)がミラー配置部211に向く状態で、ランプ収容部212内に挿入される。この際、フランジ部326aのガイド溝326bが、ミラーカバー250のガイドリブ253(257)に沿わされる。
ランプユニット300が、ランプ収容部212内に完全に装着されると、ランプユニット300のフランジ部326aがミラーカバー250の受け部252(255)に当接し、位置決めピン254(258)がフランジ部326aの位置決め孔326cに嵌り込む。ネジ孔部326dに挿入されたネジ340により、フランジ部326aが受け部252(255)に固定される(図4参照)。これにより、ランプユニット300がランプ装着ユニット200に固定される。
ランプ装着ユニット200に4つのランプユニット300が組み込まれた状態において、プロジェクタの運転が行われると、各ランプユニット300から光が出射される。図5に示すように、各ランプユニット300から出射された光は、対応する第1UVカット部材230を通過し、その際に紫外線が除去される。そして、各第1UVカット部材230を通過した光は、各ランプユニット300に対応するミラー部材220により反射されて一つの光に合成され、前方へ向かう。このとき、前方の2つのランプユニット300は、後方の2つのランプユニット300より低い位置に配されている。このため、後方のランプユニット300からの光が前方のランプユニット300に遮られることはない。合成された光は、第2UVカット部材240を通過し、さらに紫外線が除去される。このようにして、4つのランプユニット300からの光が合成されことにより、光源装置10からは高輝度な光が出射される。
<ランプ用カバーの開閉を検出するための構成>
図7は、ランプ用カバー7の開閉を検出するための構成を示す図であり、上キャビネット3をランプ用カバー7の位置で左右に切断した要部の断面図である。図7(a)は、左右2つのランプ用カバー7が閉じた状態を示し、図7(b)は1つのランプ用カバー7が開いた状態を示す。また、図7(c)は、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405と押圧バネ403の先端部との関係を示すために、押圧バネ403を正面方向から見た要部の図である。図7(c)では、便宜上、押圧バネ403が一点鎖線で表わされている。なお、図7では、前方または後方の左右2つのランプ用カバー7のうち、一方の左右2つのランプ用カバー7の部位を示しているが、他方の左右2つのランプ用カバー7の部位についても同様な構造である。
図7を参照して、左右のランプ用カバー7の回転軸Pは、ともにランプ用開口3aのミラー配置部211側の縁部に沿うよう前後方向に設定されている。ランプ用カバー7は、回転軸Pを中心にして回動し、ランプ用開口3aを開閉する。
ランプ用カバー7には、回転軸P側(ミラー配置部211側)の端部にレバー7aが形成されている。レバー7aには、突部7bが形成されている。上キャビネット3の裏面には、金属製の押圧バネ403が取り付けられている。図7(c)に示すように、押圧バネ403の先端部は、サブ基板17に配された第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405の前方に位置している。
図7(a)に示すように、ランプ用カバー7が閉じられると、レバー7aの突部7bに押されて、押圧バネ403の先端部が、各検出スイッチ401、405側に変形して各検出スイッチ401、405のボタン部402、406を押す。これにより、各検出スイッチ401、405が閉じられる。
一方、図7(b)に示すように、ランプ用カバー7が開けられると、レバー7aの突部7bが押圧バネ403の先端部から離れることにより、押圧バネ403が各検出スイッチ401、405のボタン部402、406から離れる。これにより、各検出スイッチ401、405が開かれる。
<ランプユニットの駆動に係る制御系の構成>
図8は、ランプユニット300を制御するための制御系を示すブロック図である。
制御基板16には、ランプユニット300を駆動するため、メイン制御部501およびランプ制御用電源部502が配されている。また、4つのランプユニット300にそれぞれ対応する4つのランプ電源部600が、上述のように、第1ランプ電源ユニット13と第2ランプ電源ユニット14に分かれて配されている。さらに、プロジェクタには、ランプユニット300の温度保護を図るために、温度スイッチ700が設けられている。
なお、以下、説明の便宜上、ランプユニット300を個別に特定する場合には、図5に示された左前方のランプユニット300を、LFランプユニット300aと称する。同様に、右前方、左後方および右後方のランプユニット300を、それぞれ、RFランプユニット300b、LBランプユニット300c、RBランプユニット300dと称する。また、LFランプユニット300a、RFランプユニット300b、LBランプユニット300c、RBランプユニット300dにそれぞれ対応するランプ電源部600を、LFランプ電源部600a、RFランプ電源部600b、LBランプ電源部600c、RBランプ電源部600dと称する。さらに、LFランプユニット300a、RFランプユニット300b、LBランプユニット300c、RBランプユニット300dにそれぞれ対応する第1検出スイッチ401を、第1LFスイッチ401a、第1RFスイッチ401b、第1LBスイッチ401c、第1RBスイッチ401dと称する。また、LFランプユニット300a、RFランプユニット300b、LBランプユニット300c、RBランプユニット300dにそれぞれ対応する第2検出スイッチ405を、第2LFスイッチ405a、第2RFスイッチ405b、第2LBスイッチ405c、第2RBスイッチ405dと称する。また、LFランプユニット300a、RFランプユニット300b、LBランプユニット300c、RBランプユニット300dにそれぞれ対応する温度スイッチ700をLF温度スイッチ700a、RF温度スイッチ700b、LB温度スイッチ700c、RB温度スイッチ700dと称する。図8には、ランプユニット300、ランプ電源部600、第1検出スイッチ401、第2検出スイッチ405および温度スイッチ700を個別に特定する名称および符号が記載されている。
図9は、ランプ電源部600の構成を示すプロック図である。
ランプ電源部600は、リレー601と、力率改善回路602と、ランプバラスト603を備えている。
リレー601の接点部601aは、ノイズフィルタ604を介して商用電源に接続されている。商用電源からは、たとえば、240Vの交流電圧信号が供給される。リレー601のコイル部601bには、スイッチング回路605が接続されている。スイッチング回路605は、トランジスタと2つの抵抗とを含む。コイル部601bには、ランプ制御用電源部502により生成されたリレー駆動電圧信号(V2)が供給される。リレー駆動電圧信号(V2)は、たとえば、12Vである。スイッチング回路605にはメイン制御部501からリレー601を制御するためのリレー制御信号(RLSW)が入力される。
力率改善回路602は、電流波形を電圧波形に相似させ、電流波形を正弦波に近づけることにより、商用電源側から見た力率を改善する。また、交流電圧信号を直流電圧信号に変換し、ランプバラスト603に出力する。力率改善回路602は、PFC制御部602aを含む。PFC制御部602aには、メイン制御部501からリレー制御信号(RLSW)が入力される。また、PFC制御部602aからは、力率改善回路602の異常の有無を知らせるPFCエラー信号(PFCERR)がメイン制御部501へ出力される。
ランプバラスト603は、力率改善回路602から入力された直流電圧信号をランプユニット300(ランプ310)の駆動に適する矩形の交流電圧信号に変換し、変換した交流電圧信号をランプユニット300に供給してランプユニット300を駆動する。ランプバラスト603は、BL制御部603aを含む。BL制御部603aは、メイン制御部501からの制御信号(TX)に基づいて、ランプバラスト603の動作を制御する。たとえば、ランプユニット300に供給する交流電圧信号の大きさを変えることにより、ランプユニット300の出力を変える。また、BL制御部603aは、ランプユニット300の点灯状態等、ランプユニット300に関する情報を取得し、情報信号(RX)をメイン制御部501へ出力する。
BL制御部603aには、ランプ制御用電源部502により生成されたバラスト制御電圧信号(V1)が入力される。バラスト制御電圧信号(V1)は、たとえば、5Vである。BL制御部603aは、バラスト制御電圧信号(V1)が入力されれば、ランプバラスト603を動作させ、バラスト制御電圧信号(V1)が遮断されれば、ランプバラスト603を停止させる。
図8に戻り、4つの第1検出スイッチ401は、ランプ制御用電源部502から4つのランプ電源部600(BL制御部603a)へのバラスト制御電圧信号(V1)の信号ラインL1(以下、「V1信号ラインL1」という)に配される。即ち、第1LFスイッチ401aは、ランプ制御用電源部502とLFランプ電源部600aの間のV1信号ラインL1に配される。第1RFスイッチ401bは、ランプ制御用電源部502とRFランプ電源部600bの間のV1信号ラインL1に配される。第1LBスイッチ401cは、ランプ制御用電源部502とLBランプ電源部600cの間のV1信号ラインL1に配される。第1RBスイッチ401dは、ランプ制御用電源部502とRBランプ電源部600dの間のV1信号ラインL1に配される。
また、4つの第2検出スイッチ405は、ランプ制御用電源部502から4つのランプ電源部600(リレー601)へのリレー駆動電圧信号(V2)の信号ラインL2(以下、「V2信号ラインL2」という)に配される。即ち、第2LFスイッチ405aは、ランプ制御用電源部502とLFランプ電源部600aの間のV2信号ラインL2に配される。第2RFスイッチ405bは、ランプ制御用電源部502とRFランプ電源部600bの間のV2信号ラインL2に配される。第2LBスイッチ405cは、ランプ制御用電源部502とLBランプ電源部600cの間のV2信号ラインL2に配される。第2RBスイッチ405dは、ランプ制御用電源部502とRBランプ電源部600dの間のV2信号ラインL2に配される。
ランプ用カバー7が閉じており、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405が閉じているときには(図7(a)参照)、これら検出スイッチ401、405に対応するV1信号ラインL1およびV2信号ラインL2が接続状態となる。一方、ランプ用カバー7が開き、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405が開くと(図7(b)参照)、これら検出スイッチ401、405に対応するV1信号ラインL1およびV2信号ラインL2が遮断状態となる。
第1検出スイッチ401により、V1信号ラインL1が遮断されると、バラスト制御電圧信号(V1)が遮断される。また、第2検出スイッチ405により、V2信号ラインL2が遮断されると、リレー駆動電圧信号(V2)が遮断される。
4つの温度スイッチ700は、ランプ制御用電源部502から4つの第2検出スイッチ405に至るまでのV2信号ラインL2上に直列となるように配されている。温度スイッ
チ700は、周囲の温度、即ち、検出温度が所定の閾値以下のときには閉じており、検出温度が所定の閾値を超えると開く。温度スイッチ700には、たとえば、サーモスタットが用いられる。4つの温度スイッチ700の何れか1つが開けば、V2信号ラインL2が遮断され、リレー駆動電圧信号(V2)が遮断される。なお、後述するように、4つの温度スイッチ700は、それぞれ、対応するランプユニット300の近傍位置に配されている。
バラスト制御電圧信号(V1)は、ランプ用カバー7の開閉を検出するための開閉信号(LPCV)として、第1検出スイッチ401の出力側からメイン制御部501に入力される。メイン制御部501は、開閉信号(LPCV)の入力ポートにプルダウン抵抗(図示せず)を有している。第1検出スイッチ401が閉じていて、バラスト制御電圧信号(V1)が入力されれば、入力ポートがハイレベルとなる。第1検出スイッチ401が開いて、バラスト制御電圧信号(V1)が入力されなくなると入力ポートがローレベルとなる。
こうして、第1検出スイッチ401、第2検出スイッチ405および温度スイッチ700が閉じた状態において、メイン制御部501からハイレベルのリレー制御信号(RLSW)が出力されると、ランプ電源部600では、スイッチング回路605のトランジスタがオンして、リレー601のコイル部601bにリレー駆動電圧(V2)に基づく電流が流れる。これにより、接点部601aが閉じて、力率改善回路602に商用電源が供給される。これにより、上述のごとく、力率改善回路602およびランプバラスト603が動作して、ランプユニット300が点灯する。
PFC制御部602aには、ハイレベルのリレー制御信号(RLSW)が入力される。この状態において、力率改善回路602が正常に動作していれば、PFC制御部602aからハイレベルのPFCエラー信号(PFCERR)がメイン制御部501へ出力される。
BL制御部603aには、バラスト制御電圧信号(V1)が入力され、BL制御部603aは、ランプバラスト603の動作を継続させる。
ここで、ランプユニット300の点灯中に、ランプ用カバー7が開かれると、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405が開く。これら検出スイッチ401、405が開くと、リレー駆動電圧信号(V2)が遮断されるため、リレー601のコイル部601bに電流が流れなくなり、接点部601aが開く。これにより、力率改善回路602への商用電源の供給が停止する。また、バラスト制御電圧信号(V1)が遮断され、BL制御部603aに入力されなくなるため、BL制御部603aは、ランプ用カバー7が開いたと判定して、ランプバラスト603の動作を停止する。こうして、ランプユニット300の駆動が停止され、ランプユニット300が消灯する。
このとき、PFC制御部602aには、ハイレベルのリレー制御信号(RLSW)が入力されているが、力率改善回路602は動作しない。このため、実際には力率改善回路602の異常はないが、PFC制御部602aからは、ローレベルのPFCエラー信号(PFCERR)がメイン制御部501へ出力される。また、第1検出スイッチ401の出力側からはバラスト制御電圧信号(V1)が出力されなくなるため、メイン制御部501にはローレベルの開閉信号(LPCV)が入力される。
また、ランプユニット300の点灯中に、何れかの温度スイッチ700が開いた場合も、リレー駆動電圧信号(V2)が遮断され、力率改善回路602への商用電源の供給が停止されるので、ランプユニット300の駆動が停止される。そして、PFC制御部602
aから、ローレベルのPFCエラー信号(PFCERR)がメイン制御部501へ出力される。ただし、この場合、第1検出スイッチ401は閉じているので、第1検出スイッチ401の出力側からバラスト制御電圧信号(V1)が出力され、メイン制御部501にはハイレベルの開閉信号(LPCV)が入力される。
さらに、ランプユニット300の点灯中に、力率改善回路602が異常を来たした場合には、ランプバラスト603に正常に直流電圧信号が出力されなくなるので、ランプユニット300の駆動が停止される。さらに、PFC制御部602aから、ローレベルのPFCエラー信号がメイン制御部501へ出力される。この場合も、メイン制御部501にはハイレベルの開閉信号(LPCV)が入力される。
<ランプユニットの駆動に係る配線の構成>
図10は、温度スイッチ700および第2検出スイッチ405が配されたV2信号ラインL2に関する配線状態を示す図である。図11は、第1検出スイッチ401が配されたV1信号ラインL1に関する配線状態を示す図である。図10および図11はプロジェクタ内部を上方から見た模式図である。図10では、便宜上、V1信号ラインL1に関する配線が省略されており、図11では、便宜上、V2信号ラインL2に関する一部の配線が省略されている。
図10に示すように、ランプ制御用電源部502からリレー駆動電圧信号(V2)を供給する第1ケーブルCA1が第1コネクタ801によりサブ基板17に接続されている。また、第2LFスイッチ405a、第2RFスイッチ405b、第2LBスイッチ405cおよび第2RBスイッチ405dから出力されたリレー駆動電圧信号(V2)を、それぞれ、LFランプ電源部600a、RFランプ電源部600b、LBランプ電源部600cおよびRBランプ電源部600dへ導く第4ケーブルCA4、第5ケーブルCA5、第6ケーブルCA6および第7ケーブルCA7が、第1コネクタ801によりサブ基板17に接続されている。
LF温度スイッチ700aは、LFランプユニット300aの側方であって、LFランプユニット300aの近傍位置に配されている。また、LB温度スイッチ700cは、LBランプユニット300cの側方にであって、LBランプユニット300cの近傍位置に配されている。これら温度スイッチ700a、700cは第2ケーブルCA2の途中に直列接続されており、第2ケーブルCA2の両端は、第2コネクタ802によりサブ基板17に接続されている。
RF温度スイッチ700bは、RFランプユニット300bの側方であって、RFランプユニット300bの近傍位置に配されている。また、RB温度スイッチ700dは、RBランプユニット300dの側方にであって、RBランプユニット300dの近傍位置に配されている。これら温度スイッチ700b、700dは第3ケーブルCA3の途中に直列接続されており、第3ケーブルCA3の両端は、第3コネクタ803によりサブ基板17に接続されている。
次に、図11に示すように、ランプ制御用電源部502からバラスト制御電圧信号(V1)を供給する第8ケーブルCA8が第1コネクタ801によりサブ基板17に接続されている。また、第1LFスイッチ401a、第1RFスイッチ401b、第1LBスイッチ401cおよび第1RBスイッチ401dから出力されたバラスト制御電圧信号(V1)を、それぞれ、LFランプ電源部600a、RFランプ電源部600b、LBランプ電源部600cおよびRBランプ電源部600dへ導く第9ケーブルCA9、第10ケーブルCA10、第11ケーブルCA11および第12ケーブルCA12が、第1コネクタ801によりサブ基板17に接続されている。
なお、図10および図11には図示されていないが、グランドラインを構成するケーブルも、ランプ制御用電源部502とサブ基板17との間に配されている。
図12は、サブ基板17におけるV2信号ラインL2に関する配線状態を示す図である。図13は、サブ基板17におけるV1信号ラインL1に関する配線状態を示す図である。なお、図12および図13において、サブ基板17に形成された導電パターンPT1〜PT12は模式的なものである。導電パターンPT1〜PT12の具体的な形状、幅等は、実際の製品に応じて、適宜、設計される。また、図12および図13では、便宜上、第1ジャック801a、第2ジャック802a、第3ジャック803a、各第1検出スイッチ401a、401b、401c、401dおよび各第2検出スイッチ405a、405b、405c、405dが透けた状態で示されている。
サブ基板17には、各第1検出スイッチ401a、401b、401c、401dおよび各第2検出スイッチ405a、405b、405c、405dの他、第1コネクタ801、第2コネクタ802および第3コネクタ803のジャック側のコネクタ801a、802a、803a(以下、それぞれ「第1ジャック801a」、「第2ジャック802a」、「第3ジャック803a」という)が配されている。
図12に示すように、サブ基板17上の各第2検出スイッチ405a、405b、405c、405d、第1ジャック801aの第1ピンから第5ピン、第2ジャック802aおよび第3ジャック803aは、導電パターンPT1〜PT7により電気的に接続される。これら導電パターンPT1〜PT7は、たとえば、サブ基板17の表面側に形成される。
導電パターンPT1は、第1ジャック801aの第1ピンと第2ジャック802aの第1ピンとを接続する。導電パターンPT2は、第2ジャック802aの第2ピンと第3ジャック803aの第1ピンとを接続する。
導電パターンPT3は、パターンが分岐する3か所の分岐部BR1、BR2、BR3を有し、第3ジャック803aの第2ピンと各第2検出スイッチ405a、405b、405c、405dの入力ピンとを接続する。
導電パターンPT4は、第2LFスイッチ405aの出力ピンと第1ジャック801aの第4ピンとを接続する。導電パターンPT5は、第2RFスイッチ405bの出力ピンと第1ジャック801aの第3ピンとを接続する。導電パターンPT6は、第2LBスイッチ405cの出力ピンと第1ジャック801aの第5ピンとを接続する。導電パターンPT7は、第2RBスイッチ405dの出力ピンと第1ジャック801aの第2ピンとを接続する。
図13に示すように、サブ基板17上の各第1検出スイッチ401a、401b、401c、401dおよび第1ジャック801aの第6ピンから第10ピンは、導電パターンPT8〜PT12により電気的に接続される。これら導電パターンPT8〜PT12は、たとえば、サブ基板17の裏面側に形成される。
導電パターンPT8は、パターンが分岐する3か所の分岐部BR4、BR5、BR6を有し、第1ジャック801aの第6ピンと各第1検出スイッチ401a、401b、401c、401dの入力ピンとを接続する。
導電パターンPT9は、第1LFスイッチ401aの出力ピンと第1ジャック801a
の第9ピンとを接続する。導電パターンPT10は、第1RFスイッチ401bの出力ピンと第1ジャック801aの第8ピンとを接続する。導電パターンPT11は、第1LBスイッチ401cの出力ピンと第1ジャック801aの第10ピンとを接続する。導電パターンPT12は、第1RBスイッチ401dの出力ピンと第1ジャック801aの第7ピンとを接続する。
図14は、サブ基板17に第1から第12ケーブルCA1〜CA12が接続された状態を示す図である。図14では、便宜上、サブ基板17の表面に形成された導電パターンPT1〜PT7のみが破線にて示されている。
第1ケーブルCA1、第4から第12ケーブルCA4〜CA12は、第1コネクタ801のプラグ側のコネクタ801b(以下、「第1プラグ801b」という)に接続されている。第1プラグ801bは、第1ジャック801aに接続される。これにより、第1ケーブルCA1は、第1ジャック801aの第1ピンに接続され、第4から第7ケーブルCA4〜CA7は、それぞれ、第1ジャック801aの第4ピン、第3ピン、第5ピン、第2ピンに接続される。
第2ケーブルCA2の両端は、第2コネクタ802のプラグ側のコネクタ802b(以下、「第2プラグ802b」という)に接続されている。第2プラグ802bは、第2ジャック802aに接続される。これにより、第2ケーブルCA2のLF温度スイッチ700a側の端部は、第2ジャック802aの第1ピンに接続され、第2ケーブルCA2のLB温度スイッチ700c側の端部は、第2ジャック802aの第2ピンに接続される。
第3ケーブルCA3の両端は、第3コネクタ803のプラグ側のコネクタ803b(以下、「第3プラグ803b」という)に接続されている。第3プラグ803bは、第3ジャック803aに接続される。これにより、第3ケーブルCA3のRF温度スイッチ700b側の端部は、第3ジャック803aの第1ピンに接続され、第3ケーブルCA3のRB温度スイッチ700d側の端部は、第3ジャック803aの第2ピンに接続される。
こうして、ランプ制御用電源部502で生成されたリレー駆動電圧信号(V2)は、第1ケーブルCA1を通じて、第1ジャック801aの第1ピンに入力され、導電パターンPT1および第2ジャック802aの第1ピンを通じて第2ケーブルCA2に入力される。第2ケーブルCA2に入力されたリレー駆動電圧信号(V2)は、LF温度スイッチ700aおよびLB温度スイッチ700cを経由した後に、第2ジャック802aの第2ピン、導電パターンPT2および第3ジャック803aの第1ピンを通じて第3ケーブルCA3に入力される。第3ケーブルCA3に入力されたリレー駆動電圧信号(V2)は、RF温度スイッチ700bおよびRB温度スイッチ700dを経由した後に、第3ジャック803aの第2ピンに入力される。このように、リレー駆動電圧信号(V2)は、第1ケーブルCA1から第3ケーブルCA3に至るまでの1つの配線によって第3ジャック803aの第2ピンに入力される。
第3ジャック803aの第2ピンに入力されたリレー駆動電圧信号(V2)は、導電パターンPT3により分岐され、各第2検出スイッチ405a、405b、405c、405dの入力ピンに入力される。そして、各第2検出スイッチ405a、405b、405c、405dの出力ピンから出力されたリレー駆動電圧信号(V2)は、それぞれ、導電パターンPT4〜PT7、第1コネクタ801、第4から第7ケーブルCA4〜CA7を通じて、各ランプ電源部600a、600b、600c、600dに入力される。
一方、ランプ制御用電源部502で生成されたバラスト制御電圧信号(V1)は、第8ケーブルCA8を通じて、第1ジャック801aの第6ピンに入力される。第1ジャック
801aの第6ピンに入力されたバラスト制御電圧信号(V1)は、導電パターンPT8により分岐され、各第1検出スイッチ401a、401b、401c、401dの入力ピンに入力される。そして、各第1検出スイッチ401a、401b、401c、401dの出力ピンから出力されたバラスト制御電圧信号(V1)は、それぞれ、導電パターンPT9〜PT12、第1コネクタ801、第9から第12ケーブルCA9〜CA12を通じて、各ランプ電源部600a、600b、600c、600dに入力される。
<ランプユニットに関する保護制御>
図15は、ランプユニットに関する保護制御の処理手順を示すフローチャートである。また、図16は、プロジェクタが各種の状態にあるときの、各ランプユニット300a、300b、300c、300dに対応する開閉信号(LPCV_LF、LPCV_RF、LPCV_LB、LPCV_RB)およびPFCエラー信号(PFCERR_LF、PFCERR_RF、PFCERR_LB、PFCERR_RB)の状態を示す図である。なお、図16において、「H」はハイレベルの信号を示し、「L」はローレベルの信号を示す。
図5に示す保護制御は、運転中、即ち、ランプユニット300が点灯されるとともに液晶パネル102、103、104が駆動され、スクリーンに画像が投写されている間、メイン制御部501により実行される。
運転中、メイン制御部501は、各ランプユニット300a、300b、300c、300dに対応する開閉信号(LPCV)およびPFCエラー信号(PFCERR)の状態を監視し、何れかのランプユニット300a、300b、300c、300dにおいて、開閉信号(LPCV)がハイレベル、かつ、PFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになった否かを判定する(S101〜S104)。
プロジェクタが正常に運転されている場合には、図16に示すように、開閉信号(LPCV)およびPFCエラー信号(PFCERR)は、何れもハイレベルとなる。よって、この場合、メイン制御部501は、開閉信号(LPCV)がハイレベル、かつ、PFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになっていないと判定し(S101:NO、S102:NO、S103:NO、S104:NO)、そのまま監視を続ける。
本実施の形態では、運転を継続したまま、寿命や故障により不灯状態となったランプユニット300を交換できる。ユーザは、通常、ランプ交換のために、運転中、ランプ用カバー7を開ける。しかしながら、運転中に、ユーザにより、誤ってランプ用カバー7が開けられる場合もある。
誤ってランプ用カバー7が開けられたことの判別は、メイン制御部501がランプユニット300を点灯させるように制御しているランプユニット300に対応するランプ用カバー7が開けられたことを検出することにより行うことができる。
運転中、何れかのランプ用カバー7が開いた場合には、図16に示すように、開いたランプ用カバー7に対応するランプユニット300では、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405が開放するため、開閉信号(LPCV)およびPFCエラー信号(PFCERR)が、何れもローレベルとなる。
このとき、上述したように、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405の開放に基づいて、ランプ電源部600が駆動を停止するため、開いたランプ用カバー7に対応するランプユニット300はユーザ保護のために消灯する。しかし、他のランプユニット300については、点灯した状態のままである。なお、必要に応じて、他のランプユ
ニット300の一部が消灯されたり、他のランプユニット300の一部または全部が減灯されたりする場合もあり得る。
このように、何れかのランプ用カバー7が開いた場合には、たとえ、誤って開かれた場合であっても、少なくとも、対応するランプユニット300さえ消灯されればよい。よって、この場合も、メイン制御部501は、開閉信号(LPCV)がハイレベル、かつ、PFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになっていないと判定し(S101:NO、S102:NO、S103:NO、S104:NO)、そのまま監視を続ける。このように、何れかのランプ用カバー7が開いても、光源装置10全体としては動作が継続されるので、運転を継続したまま、ランプ交換を行うことが可能となる。
ユーザが、ランプ用カバー7を閉じれば、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405が閉じるので、対応するランプユニット300が再び点灯可能な状態となり、ランプユニット300を始動させることが可能となる。
次に、ランプユニット300が異常を来たした場合や、ランプユニット300を冷却する冷却ファン(図示せず)が異常を来たしてランプユニット300が正常に冷却されなくなった場合には、何れかのランプユニット300あるいは全てのランプユニット300が過熱状態となり得る。ランプユニット300が過熱すると、その周囲の温度が高くなり、そのランプユニット300に対応する温度スイッチ700が開く。
このように温度異常が生じた場合には、図16に示すように、ランプ用カバー7が閉じられた状態のまま、少なくとも何れか1つの温度スイッチ700が開放することにより、全てのランプユニット300について、対応する開閉信号(LPCV)がハイレベルとなり、かつ、対応するPFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになる。
ランプユニット300に温度異常が生じた場合、仮に、温度スイッチ700が作動したランプユニット300が1つであっても、光源装置10が全体的に過熱状態となっている虞がある。よって、このままでは正常な運転が継続できない可能性が高い。
メイン制御部501は、たとえば、ステップS101において、開閉信号(LPCV)がハイレベル、かつ、PFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになったと判定し(S101:YES)、保護処理を実行する(S105)。
メイン制御部501は、保護処理として、運転を停止するためのシャットダウン処理を実行する。即ち、メイン制御部501は、点灯している全てのランプユニット300を消灯させ、液晶パネル102、103、104を停止する。なお、必要に応じて、ランプユニット300が冷却されるまで所定の期間だけ冷却ファンが駆動された後に、冷却ファンが停止されても良い。シャットダウン処理が完了して運転が終了すると、メイン制御部501は、プロジェクタを待機状態にする。
次に、何らかの要因により、ランプ電源部600の力率改善回路602が正常に動作しなくなった場合には、図16に示すように、その力率改善回路602のPFC制御部602aからのPFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになる。このとき、異常が生じたランプ電源部600に対応するランプユニット300について、開閉信号(LPCV)はハイレベルのままである。
このように、ランプ電源部600(力率改善回路602)が異常を来たした場合には、たとえ、1つのランプ電源部600であっても、運転を継続したまま、そのランプ電源部600をそのまま放置することは望ましくない。
メイン制御部501は、たとえば、LFランプ電源部600aに力率改善回路602の異常が発生した場合には、ステップ101において、開閉信号(LPCV)がハイレベル、かつ、PFCエラー信号(PFCERR)がローレベルになったと判定する(S101:YES)。そして、ランプユニット300に温度異常が発生した場合と同様、保護処理を実行する(S105)。
<本実施の形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、全ての第2検出スイッチ405がサブ基板17上に配されるとともに、ランプ制御用電源部502から供給されたリレー駆動電圧信号(V2)が、導電パターンPT3によってサブ基板17上で分岐されて各第2検出スイッチ405に導かれる。このため、ランプ制御用電源部502と各第2検出スイッチ405の間を各々ケーブルでつなぐ必要がない。よって、第2検出スイッチ405が複数個設けられても、それに伴うケーブルの増加を抑制できるので、配線作業の増加やコストの増加を抑制できる。
同様に、本実施の形態によれば、全ての第1検出スイッチ401がサブ基板17上に配されるとともに、ランプ制御用電源部502から供給されたバラスト制御電圧信号(V1)が、導電パターンPT8によってサブ基板17上で分岐されて各第1検出スイッチ401に導かれる。このため、ランプ制御用電源部502と各第1検出スイッチ401の間を各々ケーブルでつなぐ必要がない。よって、第1検出スイッチ401が複数個設けられても、それに伴うケーブルの増加を抑制できるので、配線作業の増加やコストの増加を抑制できる。
また、本実施の形態によれば、サブ基板17が、左右のランプユニット300に挟まれたミラー部材220の上方に配されており、左右のランプユニット300に対応するランプ用カバー7には、ミラー部材220側の端部にレバー7aが設けられ、このレバー7aによってサブ基板17上に配された検出スイッチ401、405が開閉される構成とされている。よって、左右のランプユニット300に対応する検出スイッチ401、405をミラー部材220の上方に集中して配することができるので、全ての検出スイッチ401、405がサブ基板17上に配されても、サブ基板17が大きくなるのを抑制できる。
さらに、本実施の形態によれば、ミラーカバー250にサブ基板17が取り付けられるので、ミラー部材220の上方にサブ基板17を容易に配することができる。
さらに、本実施の形態によれば、ランプ用カバー7が開くと、第1検出スイッチ401および第2検出スイッチ405が開放され、バラスト制御電圧信号(V1)およびリレー駆動電圧信号(V2)が遮断されて、ランプ電源部600によるランプユニット300の駆動が停止される。よって、ランプ用カバー7が開いた状態において、対応するランプユニット300が点灯したままとなるのを防止できる。
さらに、上記実施の形態によれば、各ランプユニット300に対応して設けられた4つの温度スイッチ700が、ランプ制御用電源部502から第2検出スイッチ405に至るまでのV2信号ラインL2上に直列に配されている。このため、少なくとも1つの温度スイッチ700によって、その温度スイッチ700の周りの温度異常が検出されると、全てのランプユニット300が停止される。よって、温度異常に対して、より手厚く光源装置10の保護を図ることができる。
なお、本実施の形態におけるバラスト制御電圧信号(V1)およびリレー駆動電圧信号(V2)が、特許請求の範囲、請求項1ないし5に記載の「電気信号」に相当する。
<その他>
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記実施の形態に以外に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、図14に示すように、ランプ制御用電源部502から導電パターンPT3に至るまでの配線が、第1ケーブルCA1と、LF温度スイッチ700aとLB温度スイッチ700cと配された第2ケーブルCA2と、RF温度スイッチ700bとRB温度スイッチ700dと配された第3ケーブルCA3とに分かれて構成されている。しかしながら、これに限らず、図17に示すように、ランプ制御用電源部502から導電パターンPT3に至るまでの配線が、第1ケーブルCA1のみで構成されても良い。この場合、第1ケーブルCA1に、4つの温度スイッチ700a、700b、700c、700dが直列に配される。また、導電パターンPT3が第1ジャック801aの第1ピンに接続される。
ただし、上記実施の形態のように、LF温度スイッチ700aとLB温度スイッチ700bと第2ケーブルCA2とが1つのユニットとして構成され、RF温度スイッチ700bとRB温度スイッチ700dと第3ケーブルCA3とが1つのユニットとして構成されれば、ランプ制御用電源部502からサブ基板17へ至るケーブルの配線作業が容易になる。
また、上記実施の形態では、4つのランプユニット300のそれぞれに対応するように4つの温度スイッチ700が設けられている。しかしながら、これに限らず、たとえば、左側2つのLFランプユニット300aとLBランプユニット300cに対応して1つの温度スイッチ700が配され、右側2つのRFランプユニット300bとRBランプユニット300dに対応して1つの温度スイッチ700が配されても良い。この場合、温度スイッチ700は、2つのランプユニット300の間に配されることが望ましい。このように、各ランプユニットに対応する温度スイッチとして、複数のランプユニットに1つの温度スイッチが対応しても良い。
さらに、本実施の形態では、4つの温度スイッチ700が、V2信号ラインL2上に配されている。しかしながら、これに限らず、たとえば、図18(a)に示すように、4つの温度スイッチ700が、ランプ制御用電源部502から4つの第1検出スイッチ401に至るまでのV1信号ラインL1上に直列となるように配されても良い。この場合、何れかの温度スイッチ700が開くと、バラスト制御電圧信号(V1)が遮断されて、ランプバラスト603の動作が停止され、ランプユニット300が消灯する。また、図18(b)に示すように、4つの温度スイッチ700が、商用電源から4つのランプ電源部600に至る電源ライン上に直列となるように配されても良い。この場合、何れかの温度スイッチ700が開くと、商用電源からの交流電圧信号が遮断され、ランプユニット300が消灯する。なお、V1信号ラインにより供給されるバラスト制御電圧信号(V1)、V2信号ラインにより供給されるリレー駆動電圧信号(V2)および電源ラインにより供給される交流電圧信号が、特許請求の範囲、請求項6に記載の「信号供給源から供給される電気信号」に相当する。
さらに、上記実施の形態では、各ランプユニット300から出射された光をミラー部材220(平面ミラー222)により反射することにより合成するようにしているが、光合成部として、ミラーでなく、プリズムが用いられても良い。
さらに、上記実施の形態では、ランプ光源を用いたランプユニット300により光源装
置10が構成されているが、LED光源やレーザ光源を用いた光源ユニットにより光源装置10が構成されても良い、
さらに、上記実施の形態のプロジェクタは、4灯式のプロジェクタであるが、4灯以外の多灯式のプロジェクタであっても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 本体キャビネット
3a ランプ用開口(開口部)
7 ランプ用カバー(光源用カバー)
7a レバー(作動部)
10 光源装置
11 光学系
17 サブ基板(基板)
102、103、104 液晶パネル(光変調部)
220 ミラー部材(光合成部)
250 ミラーカバー(合成部カバー)
300 ランプユニット(光源部)
401 第1検出スイッチ(開閉検出部)
405 第2検出スイッチ(開閉検出部)
502 ランプ制御用電源部(供給部)
600 ランプ電源部(光源駆動部)
700 温度スイッチ(温度検出部)
PT3 導電パターン(導電路)
PT8 導電パターン(導電路)
801 第1コネクタ
801a 第1ジャック(入力部)
803 第3コネクタ
803a 第3ジャック(入力部)

Claims (6)

  1. 複数の光源部を有し、これら光源部からの光が合成されて出射される光源装置と、
    前記光源装置から出射された光を変調する光変調部と、
    前記光源装置および前記光変調部が配される本体キャビネットと、
    前記本体キャビネットに設けられ、前記各光源部がそれぞれ出し入れされる複数の開口部と、
    前記各開口部をそれぞれ覆う複数の光源用カバーと、
    前記各光源用カバーに対応して設けられ、前記各光源用カバーの開閉を検出する複数の開閉検出部と、
    前記各開閉検出部へ電気信号を供給する供給部と、を備え、
    前記各開閉検出部は、同一の基板上に配されるとともに、
    前記基板には、前記供給部から前記電気信号が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記電気信号を分岐させて各開閉検出部へ導く導電路と、が設けられる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記光源装置は、互いに対向する一対の光源部と、当該一対の光源部の間に配され、前記一対の光源のそれぞれから出射された光を合成する光合成部と、を含み、
    前記一対の光源部の上方に、それぞれの光源部に対応する前記各開口部および前記各光源用カバーが設けられ、
    前記光合成部の上方に前記基板が配され、
    前記各開閉検出部は、前記基板において前記各開閉検出部に対応する前記各光源用カバーの近傍に配され、
    前記各光源用カバーにおける前記光合成部側の端部に、前記各光源用カバーの開閉に応じて前記各光源用カバーに対応する前記各開閉検出部を作動状態または非作動状態とする作動部が設けられる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  3. 請求項2に記載の投写型表示装置において、
    前記光合成部の上方を覆う合成部カバーをさらに備え、
    前記合成部カバーに前記基板が取り付けられる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の投写型表示装置において、
    前記各光源部に対応して設けられ、前記各光源部を駆動する複数の光源駆動部をさらに備え、
    前記電気信号は、前記開閉検出部を介して前記光源駆動部に入力され、
    前記開閉検出部は、前記開閉検出部に対応する前記光源用カバーが開くと前記電気信号を遮断し、
    前記光源駆動部は、前記電気信号が遮断されると前記光源部の駆動を停止する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の投写型表示装置において、
    前記各光源部に対応して設けられた複数の温度検出部をさらに備え、
    前記各温度検出部は、前記供給部から前記入力部に至るまでの信号ライン上において直列に配され、検出温度が閾値を超えると前記電気信号を遮断する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  6. 複数の光源部を有し、これら光源部からの光が合成されて出射される光源装置と、
    前記各光源部に対応して設けられ、前記各光源部を駆動する複数の光源駆動部と、
    前記各光源部の周囲の異なる位置にそれぞれ設けられた温度検出部と、を備え、
    前記各光源駆動部には、信号供給源からの電気信号が分岐された各電気信号が前記各光源部の駆動のために入力され、
    前記各温度検出部は、前記供給部からの電気信号が分岐するまでの信号ライン上において直列に配され、検出温度が閾値を超えると前記供給部からの電気信号を遮断し、
    前記各光源駆動部は、前記供給部からの前記電気信号が遮断されることにより前記分岐された各電気信号が入力されなくなると前記各光源部の駆動を停止する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
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