JP2011150141A - 画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像投射装置において、光変調素子の防塵用のフィルタの交換を容易に行う。
【解決手段】画像投射装置は、光変調素子61Gに対向するように配置され、光源からの光を透過させる透光性基板63と、該透光性基板に貼り付けられたフィルム型光学素子62Gと、光変調素子と透光性基板との間の空間を覆うカバー部材70とを有する。カバー部材には該空間に対して光変調素子を冷却する空気を流入および流出させるための開口70A,70Bが形成されており、該開口を覆う防塵フィルタ71がカバー部材に着脱可能に取り付けられている。カバー部材には、防塵フィルタの該カバー部材に対する所定方向での着脱をガイドするガイド部75が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶プロジェクタ等の画像投射装置の冷却構造に関し、特に液晶パネル等の光変調素子の冷却構造に関する。
液晶プロジェクタにおいて、光を変調する液晶パネルにゴミ等の異物が付着すると、該異物の像が投射画像中に表示されてしまうおそれがある。このため、従来の液晶プロジェクタには、液晶パネルに対する防塵構造が設けられている。
例えば、特許文献1にて開示された液晶プロジェクタでは、液晶パネルとこれに対して対向配置された偏光板との間の空間を、偏光板が取り付けられた枠体によって囲むことで、液晶パネルに対する防塵構造を実現している。
また、液晶パネルには高輝度の光が入射するため、液晶パネルの積極的な冷却も必要である。このため、従来の液晶プロジェクタでは、液晶パネルに放熱板を取り付け、該放熱板に対して冷却空気を流す冷却構造を設けている。さらに、特許文献1にて開示された液晶プロジェクタでは、液晶パネルと偏光板との間の空間を囲む枠体に開口を形成し、該開口を防塵フィルタで覆うことで、防塵空間内に空気を流入させることができる。
特許第3414399号公報
液晶プロジェクタを使用している間に防塵フィルタが目詰まりを起こすと、液晶パネルの冷却効率が低下する。このため、防塵フィルタの定期的な又は必要に応じた交換が求められる。
しかしながら、液晶プロジェクタの小型化に伴い、液晶パネルの周辺のスペースはきわめて狭くなっており、防塵フィルタをその交換が容易に配置することが困難になってきている。
本発明は、光変調素子の防塵用のフィルタの交換を容易に行うことが可能な画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての画像投射装置は、光変調素子に対向するように配置され、光源からの光を透過させる透光性基板と、該透光性基板に貼り付けられたフィルム型光学素子と、光変調素子と透光性基板との間の空間を覆うカバー部材とを有する。カバー部材には該空間に対して光変調素子を冷却する空気を流入および流出させるための開口が形成されており、該開口を覆う防塵フィルタがカバー部材に着脱可能に取り付けられている。そして、カバー部材には、防塵フィルタの該カバー部材に対する所定方向での着脱をガイドするガイド部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、光変調素子の周辺のスペースが狭くても、カバー部材に対する防塵フィルタをガイド部を利用して容易に行うことができる。
本発明の実施例1である液晶プロジェクタの構成を示す分解斜視図。 実施例1の液晶プロジェクタの光学構成を示す側面図および斜視図。 実施例1における1/4波長板ホルダを示す正面図とプリズムベースを示す側面図。 実施例1におけるゴムシールドとHEPAフィルタを示す斜視図。 実施例1におけるゴムシールドとHEPAフィルタを示す斜視図。 実施例1におけるゴムシールドとHEPAフィルタを示す斜視図。 実施例1における液晶パネルの周辺の構成を示す側面図。 本発明の実施例2である液晶プロジェクタに用いられるHEPAフィルタを示す斜視図。 本発明の実施例3である液晶プロジェクタに用いられるHEPAフィルタを示す斜視図。 実施例1の液晶プロジェクタにおける液晶パネルの冷却系を示す斜視図。 実施例1の液晶プロジェクタにおける液晶パネルの冷却系を示す側面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である液晶プロジェクタ(画像投射装置)の構成を示している。
この図において、1は光源ランプ(以下、単にランプという)であり、本実施例では、高圧水銀放電ランプが用いられている。ただし、光源ランプ1として、高圧水銀放電ランプ以外の放電型ランプ(例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ)を用いてもよい。
2はランプ1を保持するランプホルダ、3は防爆ガラス、4はガラス押えである。αはランプ1からの光束を均一な明るさ分布を有する平行光束に変換する照明光学系、βは照明光学系αからの光を色分解して、後述するRGBの3色用の液晶パネルに導き、さらに該液晶パネルからの光を色合成する色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系βからの光(画像)を図示しないスクリーン(被投射面)に投射する投射レンズである。投射レンズ5内には、不図示の投射光学系が収納されている。
6はランプ1、照明光学系α及び色分解合成光学系βを収納するとともに、投射レンズ5が固定される光学ボックスである。該光学ボックス6には、ランプ1の周囲を囲むランプケース6aが形成されている。
7は光学ボックス6内に照明光学系α及び色分解合成光学系βを収納した状態で蓋をする光学ボックス蓋である。8は商用電源から各基板へのDC電源を作り出すPFC電源基板、9は電源フィルタ基板、10はPFC電源基板8とともに動作してランプ1を点灯駆動するバラスト電源基板である。
11はPFC電源基板8からの電力により、液晶パネルの駆動とランプ1の点灯制御を行う制御基板である。12A,12Bはそれぞれ、後述する下部外装ケース21の吸気口21aから空気を吸い込むことで、色分解合成光学系β内の液晶パネルや偏光板等の光学素子を冷却するための第1及び第2光学系冷却ファンである。13は両光学系冷却ファン12A,12Bからの風を、色分解合成光学系β内の光学素子に導く第1RGBダクトである。
70は第1RGBダクト13に形成された後述する第1の吸気口を覆う第1のゴミ除去フィルタである。
14はランプ1に対して吹き付け風を送り、ランプ1を冷却するランプ冷却ファンである。15はランプ冷却ファン14を保持しつつ、冷却風をランプ1に導く第1ランプダクトである。16はランプ冷却ファン14を保持して、第1ランプダクト15とともにダクトを構成する第2ランプダクトである。
17は下部外装ケース21に設けられた吸気口21bから空気を吸い込み、PFC電源基板8とバラスト電源基板10内に風を流通させることで、これらを冷却するための電源冷却ファンである。18は排気ファンであり、ランプ冷却ファン14からランプ1に送られてこれを冷却した後の熱風を、後述する第2側板B24に形成された排気口24aから排出する。
下部外装ケース21は、ランプ1、光学ボックス6及び電源系基板8〜10及び制御基板11等を収納する。22は下部外装ケース21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をするための上部外装ケースである。23は第1側板であり、第2側板24とともに外装ケース21,22により形成される側面開口を閉じる。下部外装ケース21には、上述した吸気口21a,21bが形成されており、第2側板24には上述した排気口24aが形成されている。下部外装ケース21、上部外装ケース22、第1側板23及び第2側板24によって、該プロジェクタの筐体が構成される。
25は各種信号を取り込むためのコネクタが搭載されたIF基板であり、26は第1側板23の内側に取り付けられたIF補強板である。
27はランプ1からの排気熱を排気ファン18まで導き、筐体内に排気風を拡散させないようにするための排気ダクトである。排気ダクト27は、ランプ1からの光が装置の外部に漏れないようにするための遮光機能を有するランプ排気ルーバー19,20を内部に保持する。
28はランプ蓋である。ランプ蓋28は、下部外装ケース21の底面に着脱可能に配置され、不図示のビスにより固定される。また、29はセット調整脚である。セット調整脚29は、下部外装ケース21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、プロジェクタの傾斜角度を調整できる。
30は下部外装ケース21の吸気口21aの外側に取り付けられる第2のゴミ除去フィルタ71を保持するRGB吸気プレートである。
31は色分解合成光学系βを保持するプリズムベースである。32は色分解合成光学系β内の光学素子と液晶パネルを冷却するために、第1及び第2光学系冷却ファン12A,12Bからの冷却風を導くダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。33はボックスサイドカバー32と合わさってダクトを形成する第2RGBダクトである。
34は色分解合成光学系β内に配置される液晶パネルから延びたフレキシブル基板が接続され、制御基板11に接続されるRGB基板である。
35はRGB基板34に電気ノイズが入り込まないようにするためのRGB基板カバーである。
以上のように構成された液晶プロジェクタにおいて、光源ランプ1からの白色光は、照明光学系αを介して色分解合成光学系βに導かれる。色分解合成光学系βは、入射した白色光を赤色光(R),緑色光(G)および青色光(B)に分解してそれぞれをR用液晶パネル、G用液晶パネルおよびB用液晶パネルに導く。本実施例の液晶パネル(光変調素子)は、反射型液晶パネルであるが、透過型液晶パネルを用いてもよい。R用液晶パネル、G用液晶パネルおよびB用液晶パネルにてそれぞれ変調された赤色光,緑色光および青色光は、色分解合成光学系βによって合成されて投射レンズ5に入射し、該投射レンズ5によってスクリーンに投射される。
図2(a),(b)には、色分解合成光学系βを示している(一部は分解して示している)。これらの図において、58は照明光学系αからの白色光を緑色光と赤色光および青色光とに分離するダイクロイックミラーである。60はダイクロイックミラー58を透過した緑色光を、その偏光方向に応じて透過/反射する偏光ビームスプリッタである。偏光ビームスプリッタ60を透過した緑色光は、フィルム型光学素子である1/4波長板62Gを透過してG用液晶パネル61Gに入射する。G用液晶パネル61Gで変調された緑色光は、1/4波長板62Gを再び透過して偏光ビームスプリッタ60で反射され、色合成プリズム69に入射する。
また、66はダイクロイックミラー58で反射した赤色光と青色光を、その偏光方向に応じて透過/反射する偏光ビームスプリッタである。偏光ビームスプリッタ66で反射された赤色光は、R用液晶パネル61Rに入射する。また、偏光ビームスプリッタ66を透過した青色光は、B用液晶パネル61Bに入射する。R用液晶パネル61Rで変調された赤色光は、偏光ビームスプリッタ66を透過して色合成プリズム69に入射する。また、B用液晶パネル61Bで変調された青色光は、偏光ビームスプリッタ66で反射されて色合成プリズム69に入射する。色合成プリズム69は、入射した緑色光、赤色光および青色光を合成して、投射レンズ5に導く。
1/4波長板62Gは、透光性基板としてのガラス板63に貼り付けられている。1/4波長板62Gが貼り付けられたガラス板63は1/4波長ホルダ73によって保持され、該1/4波長ホルダ73は、G用液晶パネル61Gとともに、偏光ビームスプリッタ66に取り付けられたパネル保持金具74によって保持される。
1/4波長板62Gが貼り付けられたガラス板63は、1/4波長板62GがG用液晶パネル61Gの光入出射面に面する向きにてG用液晶パネル61Gに対向するように配置される。そして、G用液晶パネル61Gとガラス板63(これを保持した1/4波長板ホルダ73)との間の空間(以下、シールド空間という)は、カバー部材としてのゴムシールド70によって覆われる。これにより、G用液晶パネル61Gの光入出射面へのゴミや塵等の異物の付着が阻止される。
ただし、G用液晶パネル61Gを冷却するために、ゴムシールド70には、シールド空間に空気を流入させるための流入開口70Aと、シールド空間から該空気を流出させるための流出開口70Bが形成されている。そして、ゴムシールド70には、これら流入開口70Aと流出開口70Bをそれぞれ覆う防塵フィルタとしてのHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)71が着脱可能に取り付けられている。HEPAフィルタ71で流入開口70Aと流出開口70Bを覆うことで、シールド空間に導入した空気によるG用液晶パネル61Gの冷却を可能としつつ、G用液晶パネル61Gの光入出射面への異物の付着が防止される。
図3(a)に示すように、1/4波長板ホルダ73の一部には円弧部73Aが設けられている。円弧部73Aは、偏光ビームスプリッタ60,66や色合成プリズム69等を保持するプリズムベース31に形成された円弧部に当接している。これにより、1/4波長板ホルダ73は、G用液晶パネル61Gおよび1/4波長板62Gの光入出射面(光学面)に平行な面内でこれらG用液晶パネル61Gおよび1/4波長板62Gの中心軸73Bの回りで回転可能に保持されている。この回転により、偏光ビームスプリッタ60の偏光軸とG用液晶パネル61Gの液晶分子の光学軸に対して最もコントラストが良好となる回転位置に1/4波長板62Gの進相軸が合うように調整する。該調整後は、ビス73Cによって1/4波長板ホルダ73がプリズムベース31に固定される。
さらに、該調整後は、コントラスト値の変動を招く可能性があるため、G用液晶パネル61Gおよび1/4波長板62Gを偏光ビームスプリッタ60に対して取り外すことはできない。
また、図7に示すように、1/4波長板ホルダ73、これにより保持されたガラス板63および1/4波長板62Gと、G用液晶パネル61Gとの間には、数mmの間隔しかない。そして、この狭い間隔内に配置されたゴムシールド70に、前述したHEPAフィルタ71が着脱可能に取り付けられている。上記間隔の狭さから、ゴムシールド70に対するHEPAフィルタ71の着脱方向は、G用液晶パネル61Gおよび1/4波長板62Gの光入出射面(ガラス板63における1/4波長板62Gの貼り付け面)に平行な方向であることが好ましい。つまり、HEPAフィルタ71を着脱する際にG用液晶パネル61Gや1/4波長板ホルダ73に対してはもちろん、投射レンズ5やパネル保持金具74にも干渉しないようにHEPAフィルタ71のサイズや着脱方向を決定する必要がある。
このため、本実施例でも、HEPAフィルタ71を着脱する所定方向として、G用液晶パネル61Gの光入出射面および1/4波長板62Gに平行な方向としている。この方向は、図2に示す光路において、色分解合成光学系βの光軸を含む面に対して直交する方向でもあり、G用液晶パネル61Gに接続されたフレキシブル基板61Aに平行な方向でもある。
図4には、ゴムシールド70とHEPAフィルタ71を示す。HEPAフィルタ71は、ポリカーボネイド等の樹脂で形成されたフィルタホルダ(フィルタ枠)71Aと、該フィルタホルダ71Aによって保持されたHEPAフィルタ本体(フィルタ部材)71Bとによって構成されている。図5に示すように、フィルタホルダ71Aの四隅に形成された突起71Eを、HEPAフィルタ本体71Bの四隅に形成された穴に挿入する。そして、図6に示すように、突起71Eを熱により潰してカシメることで、HEPAフィルタ本体71Bをフィルタホルダ71Aに固定することができる。
また、ゴムシールド70には、HEPAフィルタ71(フィルタホルダ71A)の着脱をガイドするガイド部としてのレール75が形成されている。また、HEPAフィルタホルダ71Aには、レール75に係合可能なレール71Cが形成されている。HEPAフィルタ71のレール71Cをレール75に係合させることで、HEPAフィルタ71をレール75によってガイドされながらスライドさせることができる。そして、このスライドのガイドによって、HEPAフィルタ71をゴムシールド70に対して上述した所定方向に容易に、かつ上述した干渉を回避しつつ着脱することができる。
レール71Cには突起71Dが形成されており、ゴムシールド70のレール75の内側には該突起71Dが係合可能な凹部(図示せず)が形成されている。HEPAフィルタ71をゴムシールド70のレール75に沿って流入開口70A又は流出開口70Bを覆う所定位置まで挿入すると、突起71Dがレール75内の凹部に係合することで、HEPAフィルタ71が該所定位置に固定される。
図7には、G用液晶パネル61Gと1/4波長板ホルダ73との間にゴムシールド70が配置され、さらにゴムシールド70に形成された流入開口70Aおよび流出開口70BがHEPAフィルタ71によって覆われている様子を示している。
G用液晶パネル61Gと1/4波長板ホルダ73の間を通って流れてきた空気AIRは、流入開口70Aを覆うHEPAフィルタ71を通ってゴムシールド70(シールド空間)の内部に流入する。空気AIRに含まれていた異物は、HEPAフィルタ71によって除去される。シールド空間の内部に流入した空気AIRは、G用液晶パネル61Gを冷却し、流出開口70Bを覆うHEPAフィルタ71を通ってシールド空間の外部に流出する。
HEPAフィルタは、JIS規格によって規定された目の細かさを有するフィルタであり、0.3ミクロンの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持ち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つ。このため、G用液晶パネル61Gの画素ピッチ(例えば8ミクロン)程度の異物を確実に捕集することができ、スクリーン上で目立つような異物がG用液晶パネル61Gの光入出射面に付着することを防ぐことができる。
なお、流入開口70Aおよび流出開口70Bを同じ目の細かさを有するHEPAフィルタ71によって覆う場合について説明したが、流出開口70Bを覆うHEPAフィルタは、流入開口70Aを覆うHEPAフィルタよりも目が粗いフィルタであってもよい。流出開口70Bを覆うHEPAフィルタの目を粗くすることで、冷却系の圧力損失を減少させることができ、空気AIRの流れを生じさせる冷却ファンの負荷を低減することができる。
図9および図10には、本実施例の液晶プロジェクタにおいて、各液晶パネルに対して冷却用の空気AIRを供給する構成を示している。第1光学系冷却ファン(シロッコファン)12Aから空気AIRが吐出される。該空気AIRは、ボックスサイドカバー32と第2RGBダクト33により形成されたダクトを通ってボックスサイドカバー32に形成された開口78,79,80を通り、HEPAフィルタ71を通過して液晶パネル61B,61R,61Gを冷却する。
図8には、本発明の実施例2のHEPAフィルタを示している。図2や図3に示したように、HEPAフィルタを着脱するためのスペースはきわめて狭く、かつゴムシールド70の周辺は非常に混み入った構成を有する。このため、フィルタ交換作業(着脱作業)を行う作業者がHEPAフィルタを手で保持して作業を行うことは容易ではない。
そこで、本実施例では、図8に示すように、HEPAフィルタホルダ71Aに、フィルタの着脱方向(所定方向)に棒状又は帯状に延びる把持部71Fを一体に設けている。作業者は、この把持部71Fの先端付近を手で保持可能である。そして、把持部71Fの先端付近を手で保持してHEPAフィルタ71をゴムシールド70に形成されたレールに対してスライドさせることで、狭いスペースを通して容易にHEPAフィルタ71をゴムシールド70に対して着脱することができる。
また、HEPAフィルタホルダ71Aには、図8の右下に示すように、傾斜部71Gが形成されている。この傾斜部71GにHEPAフィルタ本体71Bを押し当てることによって、空気AIRの流れ方向に対してHEPAフィルタ本体71Bに角度を持たせることが可能となる。一般にフィルタに対して平行に空気を流すと、フィルタでの圧力損失が大きくなる。このため、なるべくフィルタに対して垂直に近い方向から空気を流すことが望ましい。
しかし、フィルタ面積を大きくすることも必要であり、フィルタ面積の確保とフィルタでの圧力損失の減少とを両立するためには、本実施例のように、HEPAフィルタ本体71Bを空気AIRの流れ方向に対して斜めに傾けることが好ましい。
実施例2では、HEPAフィルタホルダ71Aに設けた把持部71Fを棒状又は帯状に形成した場合について説明したが、図9に示すように、把持部71Hをダクト形状に形成してもよい。把持部71Hをダクト形状に形成することで、流入開口70Aに向けて効率良く空気をガイドすることができ、また流出開口70Bから流出した空気を所定の排気方向にガイドすることができる。
図9および図10に示した構成において、把持部71Hの先端(HEPAフィルタホルダ71Aから離れた側の端)の形状をボックスサイドカバー32に形成された開口78,79,80の形状に合わせる。これにより、該開口78,79,80を通った空気AIRを効率良く流入開口70Aに向けて流すことができ、液晶パネル61B,61R,61Gの冷却効率を向上させることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記各実施例では、光変調素子として液晶パネルを用いた画像投射装置について説明したが、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等、液晶パネル以外の光変調素子を用いてもよい。
光変調素子に対する良好な防塵性能および冷却性能を有する液晶プロジェクタ等の画像投射装置を提供できる。
61G 液晶パネル
62G 1/4波長板
63 ガラス板
70 ゴムシールド
71 HEPAフィルタ
75 レール

Claims (4)

  1. 光源からの光を光変調素子に入射させ、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する画像投射装置であって、
    前記光変調素子に対向するように配置され、前記光源からの光を透過させる透光性基板と、
    該透光性基板に貼り付けられたフィルム型光学素子と、
    前記光変調素子と前記透光性基板との間の空間を覆うカバー部材とを有し、
    前記カバー部材には前記空間に対して前記光変調素子を冷却する空気を流入および流出させるための開口が形成され、該開口を覆う防塵フィルタが前記カバー部材に着脱可能に取り付けられており、
    前記カバー部材には、前記防塵フィルタの該カバー部材に対する所定方向での着脱をガイドするガイド部が形成されていることを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記所定方向は、前記光変調素子および前記透光性基板の光学面に平行な方向であることを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記防塵フィルタは、少なくとも前記所定方向に延びるように形成されて該防塵フィルタの着脱作業を行う作業者が保持可能な把持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像投射装置。
  4. 前記把持部は、前記開口に向かう又は前記空間から排出される前記空気をガイドするダクト形状を有することを特徴とする請求項3に記載の画像投射装置。
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