JP2008145699A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】一箇所に故障が発生した場合においても使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を回避することができるプロジェクタの提供。
【解決手段】プロジェクタ1は、装置本体の駆動を制御する制御手段5と、ランプカバー検出手段7と、光源制御手段8とを備える。ランプカバー検出手段7は、ランプカバーが開放されたことをそれぞれ独立して検出する検出スイッチ71A,71Bを備える。光源制御手段8は、開放判定部81と、光源駆動部82とを備える。開放判定部81は、検出スイッチ71A,71Bを、それぞれ独立して監視し、検出スイッチ71A,71Bのうち、少なくともいずれかが、ランプカバーが開放されたことを検出すると、ランプカバーが開放されたと判定する。光源駆動部82は、開放判定部81によりランプカバーが開放されたと判定されると、光源ランプ416への電力供給を停止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、当該光学像を拡大投射するプロジェクタが知られている。このようなプロジェクタの光源としては、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ等の放電型の光源ランプが利用されている。ここで、光源ランプには寿命があるので、近年のプロジェクタは、光源ランプを交換可能に構成されているのが一般的である。すなわち、光源ランプを内部に収納するプロジェクタの外装筐体には、光源ランプを挿抜するための開口部が形成されるとともに、この開口部には、蓋部材が設けられている。そして、プロジェクタの使用者は、蓋部材を開放し、開口部を介して光源ランプを交換する。
しかしながら、光源ランプを交換する際に、光源ランプに電力が供給されていると、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性があるという問題がある。
これに対して、蓋部材の開放を検出した場合に、光源ランプへの電力供給を停止するプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタによれば、蓋部材の着脱をセンサにより検出し、センサからの出力信号を制御部に入力する。そして、制御部は、センサからの出力信号に応じて蓋部材が開放されたか否かを判定し、蓋部材が開放されたと判定した場合に、光源ランプを駆動する駆動部に制御信号を出力して光源ランプへの電力供給を停止する。このような構成によれば、蓋部材の開放に伴って光源ランプへの電力供給が停止されるので、蓋部材が開放されたときでも、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を回避することができる。
特開2001−57295号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、例えば、センサからの出力信号、及び制御部からの制御信号の信号経路において、一箇所に故障が発生した場合に、光源ランプへの電力供給を停止することができなくなる場合があり、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を回避することができなくなるという問題があった。
本発明では、一箇所に故障が発生した場合においても使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を回避することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源と、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成された光学像を拡大投射する投射光学装置と、装置本体を収納する筐体とを備えるプロジェクタであって、前記光源を制御する光源制御手段を備え、前記筐体には、当該筐体に形成された前記光源を挿抜する光源挿抜用の開口部を閉塞する着脱自在な蓋部材と、前記蓋部材が開放されたことをそれぞれ独立して検出する複数の開放検出手段とが設けられ、前記光源制御手段は、前記複数の開放検出手段を、それぞれ独立して監視し、当該複数の開放検出手段のうち、少なくともいずれかの開放検出手段が、前記蓋部材が開放されたことを検出すると、当該蓋部材が開放されたと判定する開放判定部と、前記開放判定部により前記蓋部材が開放されたと判定されると、前記光源への電力供給を停止する光源駆動部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、光源制御手段は、開放判定部と、光源駆動部とを備え、光源駆動部は、開放判定部により蓋部材が開放されたと判定されたときに、光源への電力供給を停止する。すなわち、蓋部材の開放に伴って光源への電力供給が停止されるので、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を回避することができる。
また、開放判定部は、複数の開放検出手段を、それぞれ独立して監視し、複数の開放検出手段のうち、少なくともいずれかの開放検出手段が、蓋部材が開放された(取り外された)ことを検出したときに、蓋部材が開放されたと判定する。これによれば、一箇所に故障が発生した場合においても、開放判定部は、複数の開放検出手段のうち、いずれかの開放検出手段により、蓋部材が開放されたことを検出することができる。したがって、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を確実に回避することができる。
また、一箇所に故障が発生した場合に、光源ランプへの電力供給を停止することができなくなるプロジェクタにおいては、使用者が通電中の光源ランプに触れたとしても危険が及ばないように、光源ランプを装着するランプソケットの大きさや形状を変更している。
すなわち、ランプソケットの大きさや形状を調節することにより、光源ランプに電力を供給する端子と、光源ランプの交換をする際に使用者が触れるランプソケットの端面との間に所定の絶縁距離を設けている。
ここで、光源ランプを駆動するような高圧回路においては、安全規格上、絶縁耐圧試験を行う必要性がある場合がある。
これに対して、一箇所に故障が発生した場合においても、光源ランプへの電力供給を停止することができる「No Single Point of Failure」の構成を実現した場合には、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を確実に回避することができるので、ランプソケットの大きさや形状を調節して所定の絶縁距離を設ける必要がなく、ランプソケットを小型化することができる。したがって、プロジェクタの省スペース化を実現することができる。
本発明では、前記装置本体を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記開放検出手段を介して前記光源制御手段に接続され、前記開放検出手段は、前記蓋部材の着脱に応じて前記接続を導通または遮断するスイッチで構成され、前記開放判定部は、前記接続の導通または遮断を検出すると、前記蓋部材が開放されたと判定することが好ましい。
ここで、前述した特許文献1に記載のプロジェクタでは、制御部は、センサからの出力信号に応じて蓋部材が開放されたか否かを判定し、蓋部材が開放されたと判定した場合に、光源ランプを駆動する駆動部に制御信号を出力して光源ランプへの電力供給を停止する。このため、制御部は、回路構成が複雑となるだけでなく、複雑な処理を行う必要がある。これに対して、本発明では、開放検出手段は、蓋部材の着脱に応じて、制御手段と、光源制御手段との接続を導通または遮断するスイッチで構成され、開放判定部は、制御手段と、光源制御手段との接続の導通または遮断を検出すると、蓋部材が開放されたと判定する。これによれば、制御手段は、回路構成が簡素化され、複雑な処理を行うことなく、蓋部材の開放に伴って光源への電力供給を停止することができる。
本発明では、前記光源駆動部により、前記光源への電力供給が停止されたことを報知する報知手段を備えることが好ましい。
このような構成によれば、プロジェクタの使用者は、光源ランプを交換する際に、光源ランプに電力が供給されているか否かを報知手段により確認することができるので、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を、より確実に回避することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
[プロジェクタ1の構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を上方前面側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を下方前面側から見た斜視図である。
プロジェクタ1は、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、スクリーン等の投射面上に拡大投射する。このプロジェクタ1は、図1、及び図2に示すように、略直方体状の外装ケース2と、この外装ケース2から露出する投射レンズ3とを備えている。また、図1、及び図2では図示を省略したが、外装ケース2内部には、光学像を形成する光学ユニット4と、投射レンズ3、及び光学ユニット4から構成される装置本体の駆動を制御する制御手段5(図4参照)と、プロジェクタ1全体に電力を供給する電源ユニット6(図4参照)とを備えている。
投射光学装置としての投射レンズ3は、外装ケース2の内部に収納された装置本体により形成された光学像を拡大投射する。この投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
[外装ケース2の構成]
外装ケース2は、合成樹脂製の筐体であり、プロジェクタ1の装置本体を収納する。この外装ケース2は、図1、及び図2に示すように、プロジェクタ1の上側に位置するアッパーケース11と、プロジェクタ1の下側に位置するロアーケース12とを備えている。これらアッパーケース11、及びロアーケース12は、ねじ等により固定され、適宜着脱可能に構成されている。
アッパーケース11は、図1、及び図2に示すように、操作パネル14、複数の孔15、排気口16、及びリモコン受光窓17を備える。
操作パネル14は、アッパーケース11の上面の後方側略中央部分に、左右方向に延びるように設けられ、プロジェクタ1の起動・調整操作を実施する。
複数の孔15は、アッパーケース11の上面の前方側略中央部分に形成され、この内側に配置されるスピーカ(図示省略)から音声が出力される。
排気口16は、アッパーケース11の前面から見て左側部分に形成され、内部に配置される冷却ファン(図示省略)から排気される空気が排出される。
リモコン受光窓17は、アッパーケース11の前面から見て略中央部分に形成されている。そして、このリモコン受光窓17の内側には、リモコン(図示省略)からの操作信号を受信するリモコン受光モジュール(図示省略)が配置されている。
なお、リモコン受光モジュールは、制御手段5と電気的に接続され、リモコン受光モジュールにて受信した操作信号は、制御手段5に出力される。また、図示は省略するが、これらリモコン受光窓17、及びリモコン受光モジュールは、プロジェクタ1の背面側にも設けられ、プロジェクタ1の前方、及び後方の双方から遠隔操作を実施できるように構成されている。
ロアーケース12は、ランプカバー21、吸気口22、ハンドル23、及びLED(Light Emitting Diode)24を備える。
蓋部材としてのランプカバー21は、ロアーケース12の底面の左側略中央部分に形成された光源挿抜用の開口部21Aを覆うように着脱自在に設けられている。この開口部21Aを介して外装ケース2内部には、後述する光源装置411が収納される。また、この開口部21Aには、図2においては図示を省略するが、ランプカバー21の着脱を検出する開放検出手段としての検出スイッチ71A,71Bが二箇所に設けられている。なお、検出スイッチ71A,71Bについては、後に詳述する。
吸気口22は、ロアーケース12の底面の下方から見て右側で後方側の隅部に形成され、外部から空気を吸入する。この吸気口22の内側には、図示を省略したが、プロジェクタ1外部の空気を吸引して、プロジェクタ1内部の発熱部品を冷却する冷却ファンが設けられている。また、吸気口22には、この吸気口22を覆う吸気口カバー22Aが着脱自在に設けられている。この吸気口カバー22Aには、複数の開口22Bが形成されている。そして、複数の開口22Bの内側には、図示しないエアフィルタが設けられており、プロジェクタ1内部への塵埃の侵入を防止している。
ハンドル23は、ロアーケース12の底面の前方側略中央部分に形成された2つの膨出部23Aに収納されており、プロジェクタ1を運搬する際には、投射レンズ3の投射方向に引き出されて利用される。
報知手段としてのLED24は、ロアーケース12の底面の略中央部分で、かつ、ランプカバー21の近傍位置に設けられ、後述する光源ランプ416への電力供給が停止されたことを報知するものである。なお、LED24は、光源ランプ416への電力供給が停止された場合に点灯する。また、LED24の点灯制御については、後に詳述する。
[光学ユニット4の構成]
図3は、光学ユニット4の光学系を模式的に示す図である。
光学ユニット4は、前述したように、外装ケース2内部に収納され、光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投射レンズ3を介してスクリーン等に投射画像を形成するものである。
この光学ユニット4は、図3に示すように、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、光変調装置、及び色合成光学装置を一体化した光学装置44と、これら光学部品41,42,43,44を内部に収納配置する光学部品用筐体(図示省略)とを備えて構成されている。
インテグレータ照明光学系41は、光源から射出された光の照度を均一にするための光学系である。このインテグレータ照明光学系41は、図3に示すように、光源装置411、第1レンズアレイ412、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414、及び重畳レンズ415を備えて構成される。
光源装置411は、光源としての光源ランプ416と、リフレクタ417と、このリフレクタ417の光射出面を覆う防爆ガラス418とを備えている。
この光源装置411では、光源ランプ416から射出された放射状の光は、リフレクタ417で反射されて略平行光とされ、防爆ガラス418を介して外部に射出される。
第1レンズアレイ412は、照明光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備している。各小レンズは、光源ランプ416から射出された光を部分光に分割し、照明光軸方向に射出する。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様の構成であり、小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備する。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を光学装置44の後述する液晶パネル441R,441G,441B上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413からの光を略1種類の直線偏光に変換するものであり、これにより、光学装置44での光の利用効率が高められている。
具体的には、偏光変換素子414によって略1種類の直線偏光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的に光学装置44の後述する液晶パネル441R,441G,441B上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441R,441G,441Bを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源ランプ416からの光の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出された光を略1種類の直線偏光に変換して、光学装置44における光の利用効率を高めている。
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備える。インテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光は、2枚のダイクロイックミラー421により赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離される。
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、UVカットフィルタ434と、反射ミラー432,435とを備えている。このリレー光学系43は、色分離光学系42で分離された色光である青色光を光学装置44の後述する液晶パネル441Bまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系42のダイクロイックミラー421では、インテグレータ照明光学系41から射出された光のうち、緑色光成分と青色光成分とは透過し、赤色光成分は反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した赤色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ424を通って、赤色用の液晶パネル441Rに到達する。このフィールドレンズ424は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光をその中心軸(主光線)に対して平行な光に変換する。他の液晶パネル441G,441Bの光入射側に設けられたフィールドレンズ424も同様である。
また、ダイクロイックミラー421を透過した青色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ424を通って、緑色光用の液晶パネル441Gに到達する。一方、青色光は、ダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ424を通って、青色光用の液晶パネル441Bに到達する。
なお、青色光にリレー光学系43が用いられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光をそのまま、フィールドレンズ424に伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つの色光のうちの青色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、赤色光を通す構成としてもよい。
光学装置44は、入射された光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成する。この光学装置44は,色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板442と、各入射側偏光板442の後段に配置される3つの視野角補正板443と、各視野角補正板443の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル441R,441G,441B、及び射出側偏光板444と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム445とを備える。
液晶パネル441R,441G,441Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものであり、対向配置される一対の透明基板内に液晶が密封封入されている。そして、この液晶パネル441R,441G,441Bは、入射側偏光板442、及び視野角補正板443を介して入射する光を画像情報に応じて変調して射出する。
入射側偏光板442は、色分離光学系42で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光を吸収するものであり、サファイアガラス等の基板に偏光膜が貼付されたものである。
また、射出側偏光板444も、入射側偏光板442と略同様に構成され、液晶パネル441R,441G,441Bから射出された光のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光を吸収するものであり、透過させる偏光光の偏光軸は、入射側偏光板442における透過させる偏光光の偏光軸に対して直交するように設定されている。
視野角補正板443は、基板上に液晶パネル441R,441G,441Bで形成された光学像の視野角を補正する機能を有する光学変換膜が形成されたものである。この視野角補正板443は、液晶パネル441R,441G,441Bで生じる複屈折を補償する。そして、この視野角補正板443により、投射画像の視野角が拡大され、かつ投射画像のコントラストが向上する。
クロスダイクロイックプリズム445は、射出側偏光板444から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。このクロスダイクロイックプリズム445には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
なお、液晶パネル441R,441G,441B、射出側偏光板444、及びクロスダイクロイックプリズム445は、一体的にユニット化されている。
[光源ランプ416の駆動制御]
図4は、プロジェクタ1の概略構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、図4に示すように、制御手段5と、電源ユニット6と、ランプカバー検出手段7と、光源制御手段8を有するランプ駆動回路9を備える。
制御手段5は、プロジェクタ1の装置本体の駆動を制御するものであり、図示しないCPU(Central Processing Unit)等で構成される。
電源ユニット6は、プロジェクタ1全体に電力を供給するものであり、ACコネクタ61を備える。電源ユニット6は、ACコネクタ61にAC電源が接続されると、図示しない整流器によりAC(Alternating Current)電源をDC(Direct Current)電源に変換してプロジェクタ1全体に供給する。
ランプカバー検出手段7は、ランプカバー21が開放されたことをそれぞれ独立して検出する検出スイッチ71A,71Bを備える。
ランプ駆動回路9は、光源ランプ416に電源ユニット6から供給される電力を供給して駆動するものであり、このランプ駆動回路9上に配置されるマイクロコンピュータから構成される光源制御手段8を備える。
光源制御手段8は、光源ランプ416の駆動を制御するものであり、開放判定部81と、光源駆動部82と、LED駆動部83とを備える。
開放判定部81は、検出スイッチ71A,71Bを、それぞれ独立して監視し、検出スイッチ71A,71Bのうち、少なくともいずれかが、ランプカバー21が開放されたことを検出すると、ランプカバー21が開放されたと判定する。
光源駆動部82は、開放判定部81によりランプカバー21が開放されたと判定されると、光源ランプ416への電力供給を停止する。
LED駆動部83は、LED24の駆動を制御するものであり、光源ランプ416への電力供給が停止された場合に、LED24を点灯させる。
ここで、図5は、制御手段5、ランプカバー検出手段7、及び光源制御手段8の接続状態を示す概略図である。
制御手段5は、電源ユニット6にて供給される電源51A,51Bが接続される電源端子52A,52Bと、グランドに接続されるグランド端子53A,53Bとを有するコネクタ54を備える。
電源端子52Aは、検出スイッチ71Aに接続され、電源端子52Bは、検出スイッチ71Bに接続される。
ここで、検出スイッチ71A,71Bは、プッシュスイッチで構成されており、押し込まれた状態でランプカバー21に当接している。したがって、検出スイッチ71A,71Bは、ランプカバー21が取り付けられた場合には接続を遮断し、ランプカバー21が開放された場合には接続を導通する。
なお、本実施形態では、検出スイッチ71A,71Bは、プッシュスイッチで構成されるとしたが、他の接触型スイッチや、フォトセンサ、及び赤外線センサ等の非接触型スイッチによって構成してもよい。
光源制御手段8は、電源を供給する電源ポート84A,84Bと、電圧レベルをHigh/Lowで検出する電圧検出ポート85A,85Bとを備える。また、電圧検出ポート85A,85Bには、図示しないプルダウン抵抗が接続される。
ここで、ランプ駆動回路9は、前述の光源制御手段8の他、コネクタ91と、フォトカプラ92A,92Bとを備える。
コネクタ91は、接続端子93A,93Bと、接続端子94A,94Bとを備える。接続端子93Aは、検出スイッチ71Aに接続され、接続端子93Bは、検出スイッチ71Bに接続される。また、接続端子94Aは、グランド端子53Aに接続され、接続端子94Bは、グランド端子53Bに接続される。
フォトカプラ92A,92Bは、発光素子95A,95Bと、受光素子96A,96Bとを備え、入力された電気信号により発光素子95A,95Bを発光させ、その光で受光素子96A,96Bを導通させることにより信号の伝達を行うものである。
発光素子95Aのアノードは、接続端子93Aに接続され、カソードは、接続端子94Aに接続される。また、発光素子95Bのアノードは、接続端子93Bに接続され、カソードは、接続端子94Bに接続される。
受光素子96Aのコレクタは、電源ポート84Aに接続され、受光素子96Bのコレクタは、電源ポート84Bに接続される。
また、受光素子96Aのエミッタは、電圧検出ポート85Aに接続され、受光素子96Bのエミッタは、電圧検出ポート85Bに接続される。そして、電圧検出ポート85A,85Bは、受光素子96A,96Bのエミッタの電圧レベルをHigh/Lowで検出することができる。
以上のように、制御手段5は、検出スイッチ71A,71Bを介して光源制御手段8に接続される。なお、本実施形態では、制御手段5が、検出スイッチ71Aを介して光源制御手段8に接続される経路を監視経路10Aとし、制御手段5が、検出スイッチ71Bを介して光源制御手段8に接続される経路を監視経路10Bとする。そして、検出スイッチ71A,71Bは、ランプカバー21の着脱に応じて監視経路10A,10Bを導通または遮断する。
次に、光源制御手段8による光源ランプ416、及びLED24の駆動制御について、図6のフローチャートをも参照して説明する。
図6は、光源制御手段8による光源ランプ416、及びLED24の駆動制御を示すフローチャートである。
光源制御手段8は、以下のステップST1〜ST3を実行することにより、光源ランプ416、及びLED24の駆動制御を実行する。
まず、開放判定部81は、電圧検出ポート85A,85Bを介して受光素子96A,96Bのエミッタの電圧レベルをHigh/Lowで検出することにより、監視経路10A,10Bの導通または遮断を検出し、ランプカバー21が開放されたか否かを判定する(ステップST1)。
ここで、開放判定部81は、監視経路10A,10Bの導通または遮断を、それぞれ同じ方法で検出するので、以下の説明では、監視経路10Aの導通または遮断を検出する方法について説明する。
まず、ランプカバー21が取り付けられた場合には、電源51Aから発光素子95Aを介してグランド端子53Aに至る回路は、検出スイッチ71Aにより遮断され、電流が流れないので、発光素子95Aは発光しない。したがって、電源ポート84Aから受光素子96Aを介して電圧検出ポート85Aに至る回路にも電流が流れないので、受光素子96Aのエミッタの電圧レベルは、電圧検出ポート85Aに接続されたプルダウン抵抗により、Lowレベルとなる。
一方、ランプカバー21が開放された場合には、電源51Aから発光素子95Aを介してグランド端子53Aに至る回路は、検出スイッチ71Aにより導通され、電流が流れるので、発光素子95Aは発光する。したがって、電源ポート84Aから受光素子96Aを介して電圧検出ポート85Aに至る回路に電流が流れるので、受光素子96Aのエミッタの電圧レベルは、電圧検出ポート85Aに接続されたプルダウン抵抗により、Highレベルとなる。
したがって、開放判定部81は、電圧検出ポート85Aを監視し、受光素子96Aのエミッタの電圧レベルがLowであった場合には、監視経路10Aが遮断されたことを検出し、Highであった場合には、監視経路10Aが導通されたことを検出する。すなわち、開放判定部81は、電圧検出ポート85Aを監視することにより、ランプカバー21の着脱状態を検出することができる。
また、開放判定部81は、電圧検出ポート85Bを監視することにより、電圧検出ポート85Aを監視する場合と同様の方法で、ランプカバー21の着脱状態を検出することができる。
そして、開放判定部81は、監視経路10A,10Bのうち、いずれか一方が導通されたことを検出したときに、ランプカバー21が開放されたと判定する。また、開放判定部81は、監視経路10A,10Bのうち、いずれもが遮断されたことを検出したときに、ランプカバー21が取り付けられたと判定する。
開放判定部81により、ランプカバー21が開放されたと判定されると、光源駆動部82は、光源ランプ416への電力供給を停止(OFF)し、LED駆動部83は、LED24を点灯する(ステップST2)。
一方、開放判定部81により、ランプカバー21が取り付けられたと判定されると、光源駆動部82は、光源ランプ416への電力供給を開始(ON)し、LED駆動部83は、LED24を消灯する(ステップST3)。
そして、ステップST2、及びステップST3の実行後は、再度、ステップST1が実行される。
本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、次のような効果がある。
(1)ランプカバー21の開放に伴って光源ランプ416への電力供給が停止されるので、ランプカバー21が開放されたときでも、使用者が通電中の光源ランプ416に触れる危険性を回避することができる。
(2)開放判定部81は、検出スイッチ71A,71Bをそれぞれ独立して監視し、ランプカバー21が開放されたか否かを判定するので、一箇所に故障が発生した場合においても、開放判定部81は、検出スイッチ71A,71Bのうち、いずれかにより、ランプカバー21が開放されたことを検出することができる。したがって、使用者が通電中の光源ランプに触れる危険性を確実に回避することができる。
(3)使用者が通電中の光源ランプ416に触れる危険性を確実に回避することができるので、ランプソケットの形状を調節して所定の絶縁距離を設ける必要がなく、ランプソケットを小型化することができる。したがって、プロジェクタの省スペース化を実現することができるとともに、光源ランプ416の挿抜が容易になる。
(4)開放判定部81は、監視経路10A,10Bの導通または遮断を検出すると、ランプカバー21が開放されたと判定するので、制御手段5は、回路構成が簡素化され、複雑な処理を行うことなく、ランプカバー21の開放に伴って光源ランプ416への電力供給を停止することができる。
(5)プロジェクタ1の使用者は、光源ランプ416を交換する際に、光源ランプ416に電力が供給されているか否かをLED24により確認することができるので、使用者が通電中の光源ランプ416に触れる危険性を、より確実に回避することができる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、検出スイッチ71A,71Bを二箇所に設けていたが、これ以上の数を設けてもよい。
前記実施形態では、開放判定部81は、マイクロコンピュータの制御により、ランプカバー21が開放されたか否かを判定していたが、例えば、マイクロコンピュータによる制御を行うことなく、電気回路によりランプカバー21が開放されたか否かを判定してもよく、要するに、蓋部材が開放されたか否かを判定する開放判定部を備えていればよい。
また、前記実施形態では、LED24により、光源ランプ416に電力が供給されているか否かを使用者に報知していたが、例えば、音声などにより報知してもよく、要するに、光源ランプ416に電力が供給されているか否かを使用者に報知することができればよい。また、光源ランプ416に電力が供給されているか否かを使用者に報知しなくてもよい場合には、報知手段は設けなくてもよい。
前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネル441R,441G,441Bを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
また、前記実施形態では、光変調装置として液晶パネル441R,441G,441Bを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタ1を例示したが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明は、プロジェクタに利用でき、特に光源を交換可能に構成されたプロジェクタに好適に利用することができる。
本実施形態に係るプロジェクタを上方前面側から見た斜視図。 同プロジェクタを下方前面側から見た斜視図。 光学ユニットの光学系を模式的に示す図。 プロジェクタの概略構成を示すブロック図。 制御手段、ランプカバー検出手段、及び光源制御手段の接続状態を示す概略図。 光源制御手段による光源ランプ、及びLEDの駆動制御を示すフローチャート。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…外装ケース、3…投射レンズ、4…光学ユニット、5…制御手段、7…ランプカバー検出手段、8…光源制御手段、21…ランプカバー、21A…開口部、24…LED、71A…検出スイッチ、71B…検出スイッチ、81…開放判定部、82…光源駆動部、83…LED駆動部、416…光源ランプ、441R…液晶パネル、441G…液晶パネル、441B…液晶パネル。

Claims (3)

  1. 光源と、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成された光学像を拡大投射する投射光学装置と、装置本体を収納する筐体とを備えるプロジェクタであって、
    前記光源を制御する光源制御手段を備え、
    前記筐体には、当該筐体に形成された前記光源を挿抜する光源挿抜用の開口部を閉塞する着脱自在な蓋部材と、
    前記蓋部材が開放されたことをそれぞれ独立して検出する複数の開放検出手段とが設けられ、
    前記光源制御手段は、
    前記複数の開放検出手段を、それぞれ独立して監視し、当該複数の開放検出手段のうち、少なくともいずれかの開放検出手段が、前記蓋部材が開放されたことを検出すると、当該蓋部材が開放されたと判定する開放判定部と、
    前記開放判定部により前記蓋部材が開放されたと判定されると、前記光源への電力供給を停止する光源駆動部とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記装置本体を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記開放検出手段を介して前記光源制御手段に接続され、
    前記開放検出手段は、前記蓋部材の着脱に応じて前記接続を導通または遮断するスイッチで構成され、
    前記開放判定部は、前記接続の導通または遮断を検出すると、前記蓋部材が開放されたと判定することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光源駆動部により、前記光源への電力供給が停止されたことを報知する報知手段を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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