JP2010266499A - プロジェクター - Google Patents

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Tomiyoshi Ushiyama
富芳 牛山
Yuichiro Iwama
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Abstract

【課題】プロジェクターを使用する際の姿勢が切り替わっても光源装置を適正な姿勢で確実に設置でき、光源装置の性能を維持できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】発光管411およびリフレクター412を有する光源ランプ41と収容筐体31とを有する光源装置30と、光源装置30の姿勢を検出する第1検出部501と、第1検出部501の検出結果に基づき、プロジェクター本体2の姿勢に対する光源装置30の姿勢が所定の姿勢か否かを判断する判断部を有する制御部500と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置を備え、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を拡大投写するプロジェクターが知られている。また、プロジェクターは、机上に載置したいわゆる通常設置の状態(姿勢)で使用する場合と、天井(天井に取り付けた治具)に上下逆転して設置したいわゆる逆転設置(または天吊り設置)の状態(姿勢)で使用する場合とがある。この姿勢の変化に伴い、プロジェクター内部に収容される光源装置の状態(姿勢)も、通常設置の姿勢における上下の位置関係が、逆転設置の姿勢においては、上下逆転した位置関係となる。
特許文献1には、光源ランプとランプハウジングを備えた光源装置において、ランプハウジングに設けられて光源ランプの電極に電力を供給する複数のコネクターを備え、複数のコネクターは、光源ランプから射出される光束の光軸を中心とした所定角度の回転対称位置に配置されていることが開示されている。この構成により、複数のコネクターのうち1つを例えば光源ランプを設置する設置部などに予め設けられた光源用の電力供給部などに接続し、電圧を光源ランプの発光管の電極間に印加して光源ランプを点灯させる。そして、光源ランプが熱による白化や黒化により失透する前にランプハウジングを所定の角度だけ回転させ、他の1つのコネクターに前述の光源用の電力供給部を接続することで、発光管を所定の角度だけ回転させて発光管の他の部位に熱を流す。また、ランプハウジングを所定の角度だけ回転させる時期は、プロジェクター本体に備えるタイマーなどの時間測定手段や、光源装置を所定角度回転させる旨を報知する報知手段などを備えて対処している。このように、特許文献1では、ランプハウジングを所定の角度だけ回転させ、コネクターを付け替えるだけの簡単な操作で容易に光源ランプの寿命を延長させている。
特開2006−220857号公報
光源ランプのリフレクターなどが、例えば非対称形状をしている場合など、光源ランプが特殊な形状を有しており、また、光源ランプの性能を発揮させるためには、プロジェクターを使用する際の設置姿勢(例えば、通常設置や逆転設置などの姿勢)が変化しても、所定の姿勢に保持することが必要な光源装置もある。このような光源装置では、例えば、通常設置の場合と逆転設置の場合とで、光源装置が常に所定の姿勢となるように、ユーザーが光源装置の向きを変えてプロジェクター本体内部に設置し直す必要がある。なお、特許文献1の光源装置は、機構的にこのような光源装置に適用することができる。
しかし、特許文献1の光源装置を適用した場合、プロジェクターの動作仕様において対応が取られていない。そのため、例えば、プロジェクターの姿勢を通常設置の姿勢から逆転設置の姿勢に切り替えた場合、光源装置の姿勢が適正な姿勢(所定の姿勢)の状態から上下逆転した適正でない姿勢(所定の姿勢ではない姿勢)の状態となっても、光源装置を点灯可能にしてしまうことなどの課題がある。
従って、プロジェクターを使用する際の姿勢が切り替わっても光源装置を適正な姿勢で確実に設置でき、光源装置の性能を維持できるプロジェクターが要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)本適用例に係るプロジェクターは、画像光を拡大投写するプロジェクターであって、(a)電極間の放電により発光する発光管、および発光管から射出された光束を被照明領域側に向けて反射するリフレクターを有する光源ランプと、光源ランプを内部に収容固定する収容筐体とを有する光源装置と、(b)光源装置の姿勢を検出する第1検出部と、(c)第1検出部の検出結果に基づき、プロジェクター本体の姿勢に対する光源装置の姿勢が所定の姿勢か否かを判断する判断部を有する制御部と、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、第1検出部は、光源装置の姿勢を検出し、制御部は、判断部で第1検出部の検出結果に基づいてプロジェクター本体の姿勢に対する光源装置の姿勢が所定の姿勢か否かを判断する。なお、プロジェクター本体の姿勢は、例えば、従来行なっていたように、プロジェクター本体の姿勢を変化させた場合に、ユーザーがキー操作などによる入力で、プロジェクター本体の制御部に備わるプログラムを動作させ、プロジェクター本体の姿勢を設定することで得られる。これにより、光源装置のプロジェクター本体への組み込み間違いを防止し、光源装置の姿勢が所定の姿勢となるよう設置できる。従って、光源装置を適正な姿勢で確実に設置でき、光源装置の性能を維持できるプロジェクターが実現できる。
(適用例2)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、光源ランプを点灯および消灯させる光源ランプ駆動部を有し、制御部は、判断部の判断結果により、プロジェクター本体の姿勢に対する光源装置の姿勢が所定の姿勢である場合には光源ランプ駆動部に対して光源ランプの点灯を指示し、所定の姿勢ではない場合には光源ランプ駆動部に対して光源ランプの消灯を指示することが好ましい。
このようなプロジェクターにおいて、制御部は、判断部の判断結果がプロジェクター本体の姿勢に対して「所定の姿勢である」場合には光源ランプ駆動部に対して光源ランプの点灯を指示する。これにより、光源装置(光源ランプ)は、光源ランプ駆動部からの電力により点灯することができる。また、制御部は、判断部の判断結果がプロジェクター本体の姿勢に対して「所定の姿勢ではない」場合には光源ランプ駆動部に対して光源ランプの消灯を指示する。これにより、光源装置(光源ランプ)は、光源ランプ駆動部からは電力を供給されず、消灯することや消灯を維持することができる。従って、ユーザーは、光源装置をプロジェクター本体内部に設置した場合、光源装置の設置姿勢が正しいか否かが、点灯するか点灯しないかで明確に判断できる。また、プロジェクターは、このような制御部および光源ランプ駆動部により、光源装置が適正な姿勢で設置され、光源装置の性能を維持することができる。
(適用例3)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、プロジェクター本体は、情報を出力する出力部を有し、制御部は、判断部の判断結果により、プロジェクター本体の姿勢に対する光源装置の姿勢が所定の姿勢ではない場合には出力部に対して所定の姿勢ではない旨を情報として出力させることが好ましい。
このようなプロジェクターにより、ユーザーは、光源装置をプロジェクター本体に設置した場合、出力部から出力される情報(例えば、画像や音など)により、光源装置の設置姿勢が適性ではないことを判断することできる。また、プロジェクターは、このような制御部および出力部により、光源装置が適切な姿勢で設置され、光源装置の性能を維持することができる。
(適用例4)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、プロジェクター本体の設置される姿勢は、通常設置の姿勢と、通常設置の姿勢を上下逆転した逆転設置の姿勢と、を有し、光源装置の所定の姿勢とは、プロジェクター本体の姿勢が通常設置および逆転設置のいずれの姿勢においても、光源装置の上下の位置関係が保持された姿勢であることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、プロジェクター本体の通常設置の姿勢と逆転設置の姿勢とのいずれの姿勢においても、光源装置の上下の位置関係が保持された所定の姿勢となるため、プロジェクターが使用される際の一般的な設置姿勢に対し、光源装置の姿勢を適切に対応させることができる。
(適用例5)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、プロジェクター本体の設置される姿勢を検出する第2検出部を有し、判断部は、第1検出部と第2検出部との検出結果に基づき、プロジェクター本体の姿勢に対する光源装置の姿勢が所定の姿勢か否かを判断することが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、第2検出部により、プロジェクター本体の姿勢を検出し、制御部の判断部は、第1検出部と第2検出部との検出結果に基づき、プロジェクター本体の姿勢に対する光源装置の姿勢が所定の姿勢か否かを判断する。これにより、光源装置のプロジェクター本体への組み込み間違いを防止し、光源装置の姿勢が所定の姿勢となるよう設置できる。従って、光源装置を適正な姿勢で確実に設置でき、光源装置の性能を維持できるプロジェクターが実現できる。また、従来のように、ユーザーが、プロジェクター本体の姿勢を設定する必要がなくなり、利便性も向上する。
(適用例6)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、収容筐体に設けられ、光源ランプから射出される光束の光軸を中心とした所定角度の回転対称位置に配置され、電極に電力を供給する複数のコネクターを有していることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、収容筐体に設けられる複数のコネクターが、光源ランプから射出される光束の光軸を中心とした所定角度の回転対称位置に配置されている。これにより、例えば、プロジェクター本体が通常設置の姿勢の場合、プロジェクター本体内部に、光源装置を光源装置の下部(または上部)から挿入し、複数のコネクターのいずれかにより電極に電力を供給できる。また、例えば、プロジェクター本体が逆転設置の姿勢の場合、プロジェクター本体内部に、光源装置を光源装置の上部(または下部)から挿入し、複数のコネクターのいずれかにより電極に電力を供給できる。
(適用例7)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、プロジェクター本体は、複数のコネクターのうち1つに接続する単数のコネクターを備えることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、プロジェクター本体に備えるコネクターは、1つでよく、プロジェクター本体の構成を簡単にできる。
実施形態に係るプロジェクターの光学系を模式的に示す平面図。 光源装置を示す概略構成図であり、(a)は光源装置の側面図であり、(b)は光源装置の平面図であり、(c)は光源装置の正面図。 プロジェクター本体の設置姿勢に対応させて光源装置を挿入する場合の説明図であり、(a)はプロジェクター本体が通常設置の姿勢の場合の説明図であり、(b)はプロジェクター本体が逆転設置の姿勢の場合の説明図。 プロジェクターの回路構成を模式的に示す構成図。 制御部での制御に関する処理手順を示すフローチャート。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るプロジェクターの光学系を模式的に示す平面図である。図1を参照して、プロジェクター1の光学系の構成および動作を説明する。
プロジェクター1は、光源装置30から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーンSC(図4参照)上に拡大投写する装置である。プロジェクター1は、外装を構成する外装筐体21(図3参照)を備え、外装筐体21内部に光学ユニット4や、プロジェクター1を動作させるための制御部500(図4参照)などを含んで構成される回路構成部(図示省略)などを備えている。
光学ユニット4は、制御部500による制御により、画像情報に応じて画像光を形成するものである。光学ユニット4は、光源装置30(光源ランプ41)と照明光学装置42と色分離光学装置43とリレー光学装置44と光学装置45と光学部品用筐体46と投写光学装置47とを備えている。
光源ランプ41は、発光管411の発光により光束をリフレクター412で反射させて、被照明領域に射出するものである。光源ランプ41は、発光管411およびリフレクター412を有している。照明光学装置42は、光源ランプ41から射出された光束に対し、照明光軸Aに直交する面内での照度を均一化するためのものである。照明光学装置42は、レンズアレイ421,422、反射ミラー423、偏光変換素子424、および重畳レンズ425を有している。また、照明光学装置42は、3つのフィールドレンズ426を有している。フィールドレンズ426は、光学装置45の3つの液晶パネル451の手前に配置され、レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸に対して平行な光束に変換する。
色分離光学装置43は、照明光学装置42からの照明光束を赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の3つの色光に分離して3つの液晶パネル451に導光するものである。色分離光学装置43は、ダイクロイックミラー431,432、および反射ミラー433を有している。リレー光学装置44は、色分離光学装置43で分離された色光(本実施形態では赤色光)に対し、光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長くなるため、光の発散などによる光の利用効率の低下を防止し、液晶パネル451(本実施形態では液晶パネル451R)まで導くものである。リレー光学装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を有している。
光学装置45は、各液晶パネル451に入射した各色光を画像情報に応じて変調して色光毎の画像光を形成し、その後、色合成光学装置で合成させるものである。光学装置45は、光変調素子(光学素子)としての3つの液晶パネル451、3つの入射側偏光板452、3つの射出側偏光板453、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454を有している。また、3つの液晶パネル451は、赤色光用変調素子としての赤色光用の液晶パネル451R、緑色光用変調素子としての緑色光用の液晶パネル451G、および青色光用変調素子としての青色光用の液晶パネル451Bで構成されている。投写光学装置47は、投写レンズ471を有し、光学装置45(色合成光学装置)で合成された画像光をスクリーンSCに拡大投写する。
なお、上述した各光学装置41〜45,47に関しては、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、詳細な説明を省略する。
光源装置30は、光源ランプ41と、光源ランプ41を収容する収容筐体31と、光源ランプ41に不具合(破裂など)が発生した場合の保護用に光束射出側に設置される保護ガラス413などを含んで構成されている。光源装置30の詳細な説明は後述する。光学部品用筐体46は、内部に所定の照明光軸Aが設定され、上述した各光学装置41〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する。そして、光源装置30は、この光学部品用筐体46の端部に形成される光源装置収容部461に収容される。
図2は、光源装置を示す概略構成図であり、図2(a)は、光源装置の側面図であり、図2(b)は、光源装置の平面図であり、図2(c)は、光源装置の正面図である。なお、図2(b)では、上面31Aを一部切り欠き、光源ランプ41の概略断面図も示している。図3は、プロジェクター本体の設置姿勢に対応させて光源装置を挿入する場合の説明図であり、図3(a)は、プロジェクター本体が通常設置の姿勢の場合の説明図であり、図3(b)は、プロジェクター本体が逆転設置の姿勢の場合の説明図である。図3において、検出スイッチ5011および第3コネクター5031は、プロジェクター本体2内部(詳細は後述)に設置されているが、説明の便宜上、実線で示している。図2、図3を参照(適宜、図1参照)して、光源装置30の構成、および光源装置30のプロジェクター本体2への設置の方法などに関して説明する。
光源装置30は、図1、図2に示すように、光源ランプ41と、光源ランプ41を収容して固定する収容筐体31と、光源ランプ41に不具合(破裂など)が発生した場合の保護用に光束射出側に設置される保護ガラス413などを含んで構成される。光源ランプ41は、発光管411とリフレクター412などを有して構成される。発光管411は、中央部に略球状に膨出する石英ガラス製の発光部4111と、この発光部4111の両側に円柱状に延びる一対の封止部4112とで構成される。
発光部4111には、略球状の放電空間が形成され、この放電空間内には、水銀、希ガス、および少量の金属ハロゲン化物が封入されている。一対の封止部4112の内部には、一対の電極4113と電気的に接続されるモリブデン製の金属箔4114が挿入され、ガラス材料などで封止されている。各金属箔4114の端部には電極引出線としてのリード線4115が接続されている。このリード線4115は、分岐されて光源ランプ41の外部まで延出している。
リード線4115に電圧を印加した場合、金属箔4114を介して電極4113間に電位差が生じて放電が生じ、アーク像を生成して発光部4111内部が発光する。なお、光源ランプ41は、この発光部4111で放射状の光束が射出され、この射出された光束をリフレクター412で反射して被照明領域側に向けて射出する。また、リフレクター412で反射された光束は、光源装置30から光束が射出される際、保護ガラス413を透過して射出される。
なお、本実施形態では、発光管411に超高圧水銀ランプを採用しているが、その他、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、キセノンランプ、高圧ナトリウムランプ、ショートアークランプなどを適用してもよい。
リフレクター412は、本実施形態では、表面が湾曲した凹面形状となる放物面鏡を採用している。しかし、リフレクター412の表面は、これに限らず、楕円面鏡を用いる構成としてもよい。また、リフレクター412は、開口部4121を有し、この開口部4121に光源ランプ41の一方の封止部4112を挿通し、位置調整後、無機系接着剤などにより固定している。
光源ランプ41は、リフレクター412の凹面形状部の外周端部に形成される固定部(図示省略)と収容筐体31の対応する領域とを金属部材(図示省略)で挟持することにより、収容筐体31内部に固定される。
収容筐体31は、断面略正方形の直方体の部材であり、6方向の面を有して構成され、内部空間に光源ランプ41が上述したように設置される。この6面をそれぞれ、上面31A、下面31B、前面31C、背面31D、左側面31E、および右側面31Fとする。前面31Cは、光源装置30から光束が射出される側となる。また、左側面31Eは、図2(c)に示すように、光源装置30の前面31Cから光源装置30を見た状態で左側の面を示す。また、右側面31Fは、図2(c)に示すように、光源装置30の前面31Cから光源装置30を見た状態で右側の面を示す。
収容筐体31の前面31Cには、光源ランプ41から被照明領域側に向けて光束が射出される際に透過する円形状の保護ガラス413が固定されている。左側面31Eには、下面31Bに向け、前面31Cから背面31Dに渡って、直方体状に切り欠いた切り欠き部311が形成されている。この切り欠き部311の下面31B側を向く面部3111には、前面31C方向に位置し、下面31B方向に向けて設置される第1コネクター61を有している。また、第1コネクター61は、面部3111にネジ固定(図示省略)されている。また、第1コネクター61が設置される面部3111の背面31D方向に位置し、下面31B方向に向けて突出する凸部63が形成されている。この凸部63は、後述する第1検出部501(図3、図4参照)の可動ピン5011A(図3参照)を押圧する。
また、右側面31Fには、上面31Aに向け、前面31Cから背面31Dに渡って、直方体状に切り欠いた切り欠き部312が形成されている。この切り欠き部312の上面31A側を向く面部3121には、前面31C方向に位置し、上面31A方向に向けて設置される第2コネクター62を有している。また、第2コネクター62は、面部3121にネジ固定(図示省略)されている。なお、面部3121の背面31D方向には、上述した面部3111に形成される凸部63のような突出部は形成されていない。
ここで、第1コネクター61と第2コネクター62とは、光源ランプ41の照明光軸Aに対して互いに180度の回転対称位置に設置されている。切り欠き部311,312も同様に、光源ランプ41の照明光軸Aに対して互いに180度の回転対称位置に形成されている。
第1コネクター61は、下面31B側が開口した箱状であり、2つのコネクトピン611が立設されている。また、コネクトピン611は、上面31A側の端部でそれぞれリード線4115と電気的に接続され、このリード線4115を介して発光部4111の電極4113に電気的に導通している。
第2コネクター62も、第1コネクター61と同様に構成されている。詳細には、第2コネクター62は、上面31A側が開口した箱状であり、2つのコネクトピン621が立設されている。また、コネクトピン621は、下面31B側の端部でそれぞれリード線4115と電気的に接続され、このリード線4115を介して発光部4111の電極4113に電気的に導通している。
プロジェクター本体2は、図3(a)に示すように、直方体形状をなす外装筐体21を有して構成されており、内部には、図1に示した光学ユニット4が収容される。そして、プロジェクター本体2の上面21Aには、光学部品用筐体46の光源装置収容部461に対応し、開口部211が形成されている。また、下面21Bには、脚部212が設置されている。また、側面21Cには、投写レンズ471が、外装筐体21から突出している。
また、光源装置収容部461には、第1コネクター61または第2コネクター62と接続するための単数(1つ)の第3コネクター5031が設置されている。第3コネクター5031は、光源装置収容部461にネジ固定されている。第3コネクター5031は、2つの孔部を有する筒形状をなし、開口部211方向に向けて立接している。この孔部に、第1コネクター61の2つのコネクトピン611、または第2コネクター62の2つのコネクトピン621が挿入される。第3コネクター5031は、後述する光源ランプ駆動部503(図4参照)を構成する。
第3コネクター5031の横には、光源装置30の凸部63に対応し、後述する第1検出部501を構成する検出スイッチ5011が、図示省略する回路基板に実装されている。回路基板は、プロジェクター1の後述する回路構成部が実装されるものである。
検出スイッチ5011は、本実施形態では、プッシュタイプのスイッチを採用している。検出スイッチ5011は、検出スイッチ5011の本体から開口部211方向に向けて突出する可動ピン5011Aを有して構成される。この検出スイッチ5011は、凸部63により、可動ピン5011Aが所定量押圧(押下)された場合に“ON”の信号を出力する。また、所定量押圧されない場合は“OFF”の信号を出力する。
図3(a)を参照して、光源装置30のプロジェクター本体2内部への挿入方法を説明する。
図3(a)は、上述したように、プロジェクター本体2が机上面に設置されて使用される状態を示している。この状態におけるプロジェクター本体2の姿勢が、通常設置の姿勢である。なお、以降の説明において、プロジェクター本体2の通常設置の姿勢を、通常姿勢と称する。
プロジェクター本体2が通常姿勢の場合、ユーザーは、最初に、光源装置30の光束射出側(光源装置30の前面31C側)を、光源装置収容部461での光束射出側に合わせる。次に、ユーザーは、光源装置30を、光源装置30の下側に位置するプロジェクター本体2の開口部211に対して、光源装置30の下面31B側から挿入する。そして、光源装置収容部461の所定の位置に設置する。この設置により、第1コネクター61が第3コネクター5031と接続される。また、このとき、凸部63は、検出スイッチ5011の突出する可動ピン5011Aを所定量押圧(押下)する。従って、検出スイッチ5011は、“ON”の信号を後述する第1検出部501に出力する。このように、プロジェクター本体2内部に光源装置30を設置することにより、プロジェクター本体2の通常姿勢に対して光源装置30の姿勢が所定の姿勢で設置されたことになる。
なお、プロジェクター本体2が通常姿勢の状態で、光源装置30を上下逆転し、光源装置30を上面31Aから挿入して設置した場合、第2コネクター62と第3コネクター5031とが接続される。しかし、検出スイッチ5011の突出する可動ピン5011Aを所定量押圧(押下)することができないため、検出スイッチ5011は、“OFF”の信号を後述する第1検出部501に出力する。言い換えると、プロジェクター本体2の通常姿勢に対して光源装置30の姿勢が所定の姿勢で設置されなかった場合には、検出スイッチ5011は、“OFF”の信号を後述する第1検出部501に出力する。
光源装置30を光源装置収容部461に設置した後、光源装置30に設置される図示省略するネジを、光源装置収容部461に設置される図示省略するナットにネジ締めすることで、光源装置30を光源装置収容部461に固定する。その後、開口部211に、カバー部材215を設置することで、光源装置30のプロジェクター本体2内部への設置が完了する。
図3(b)を参照して、光源装置30のプロジェクター本体2内部への挿入方法を説明する。
図3(b)は、上述したように、プロジェクター本体2が天井(天井に取り付けた治具)に上下逆転して設置されて使用される状態を示している。この状態におけるプロジェクター本体2の姿勢が、逆転設置の姿勢である。なお、以降の説明において、プロジェクター本体2の逆転設置の姿勢を、逆転姿勢と称する。
プロジェクター本体2が逆転姿勢の場合、ユーザーは、最初に、光源装置30の光束射出側(光源装置30の前面31C側)を、光源装置収容部461での光束射出側に合わせる。次に、ユーザーは、光源装置30を、光源装置30の上側に位置するプロジェクター本体2の開口部211に対して、光源装置30の上面31A側から挿入する。そして、光源装置収容部461の所定の位置に設置する。本実施形態では、プロジェクター本体2が逆転姿勢の場合にも、光源装置30の上下の位置関係を逆転せずに、プロジェクター本体2が通常姿勢の場合と同様の位置関係となるように設置する。
この設置により、プロジェクター本体2が逆転姿勢の場合には、第2コネクター62が第3コネクター5031と接続される。また、このとき、検出スイッチ5011の突出する可動ピン5011Aは押圧されない。従って、検出スイッチ5011は、“OFF”の信号を後述する第1検出部501に出力する。このように、プロジェクター本体2内部に光源装置30を設置することにより、プロジェクター本体2の逆転姿勢に対して光源装置30の姿勢が所定の姿勢で設置されたことになる。
なお、プロジェクター本体2が逆転姿勢の状態で、光源装置30を上下逆転し、光源装置30を下面31Bから挿入して設置した場合、第1コネクター61と第3コネクター5031とが接続される。しかし、検出スイッチ5011の突出する可動ピン5011Aが、凸部63により所定量押圧(押下)されるため、検出スイッチ5011は、“ON”の信号を後述する第1検出部501に出力する。言い換えると、プロジェクター本体2の逆転姿勢に対して光源装置30の姿勢が所定の姿勢で設置されなかった場合には、検出スイッチ5011は、“ON”の信号を後述する第1検出部501に出力する。
光源装置30を光源装置収容部461に設置した後、光源装置30に設置される図示省略するネジを、光源装置収容部461に設置される図示省略するナットにネジ締めすることで、光源装置30を光源装置収容部461に固定する。その後、開口部211に、カバー部材215を設置することで、光源装置30のプロジェクター本体2内部への設置が完了する。
なお、光源装置30を光源装置収容部461に固定する光源装置30に設置される図示省略するネジも、光源ランプ41の照明光軸Aに対して互いに180度の回転対称位置に設置されている。
図4は、プロジェクターの回路構成を模式的に示す構成図である。図4を参照して、プロジェクター1の回路構成を説明する。
プロジェクター1は、制御部500、信号変換部530、画像処理部540、液晶パネル駆動部550、リモコン制御部560、電源570、および表示部580を有して構成される。また、プロジェクター1は、第1検出部501、第2検出部502、および光源ランプ駆動部503などを有して構成される。また、制御部500、信号変換部530、画像処理部540、およびリモコン制御部560は、バス500aにより互いに接続される。
信号変換部530は、画像入力端子531から入力されるアナログ画像信号(RGB信号やコンポジット画像信号など)をAD変換して、デジタル画像信号として画像処理部540に出力する。画像処理部540は、入力したデジタル画像信号に、フレームレート変換およびスケーリング処理などを行なって画像データを生成し、液晶パネル駆動部550に出力する。液晶パネル駆動部550は、画像処理部540から出力された画像データに基づき、光学装置45を構成する各液晶パネル451を駆動する。
リモコン制御部560は、リモコン(リモートコントローラー)561からの操作信号に基づいてプロジェクター1の各部の機能を制御する信号を出力する。電源570は、プロジェクター1の外部から、電源ケーブル(図示省略)などにより電力が供給され、プロジェクター1内部の各部に電力を供給する。電源570は、電源ケーブルなどと接続するためのコネクター571を備えて構成される。
表示部580は、各種機能の設定時における選択用画面の表示や、後述するプロジェクター本体2の設置姿勢や光源装置30の設置姿勢の結果などを表示する。
第2検出部502は、プロジェクター本体2内部に設置され、プロジェクター本体2が設置された姿勢の状態を検出する。詳細には、第2検出部502は、プロジェクター本体2の設置される姿勢(通常姿勢、逆転姿勢)を検出する。第2検出部502は、本実施形態では、2安定スイッチ(図示省略)を用いて構成されている。第2検出部502は、本実施形態では、通常姿勢である場合には“ON”の信号を制御部500に出力し、また、逆転姿勢である場合には“OFF”の信号を制御部500に出力する。
第1検出部501は、上述したように、検出スイッチ5011(図3参照)を用いて構成される。検出スイッチ5011は、光源装置30に形成された凸部63に所定量押圧されることで“ON”となり、所定量押圧されない場合は“OFF”となる。なお、プロジェクター本体2が通常姿勢の場合に適正な姿勢で光源装置30が設置された場合、検出スイッチ5011は、“ON”となるように構成されている。また、プロジェクター本体2が逆転姿勢の場合に適正な姿勢で光源装置30が設置された場合、検出スイッチ5011は、“OFF”となるように構成されている。
制御部500は、プロジェクター1の動作を統括して制御する。制御部500は、第1検出部501および第2検出部502からの検出結果に基づき、光源ランプ駆動部503を制御している。制御部500は、リモコン制御部560からの信号により、プロジェクター1の有する各種機能の設定を行ない、動作させるための信号を各構成部に出力して制御する。光源ランプ駆動部503は、制御部500からの信号により、光源装置30への電力供給を開始または停止する。これにより、光源ランプ41は発光(点灯)または消灯する。
ここで、本実施形態の第1検出部501(光源装置30の姿勢検出)および第2検出部502(プロジェクター本体2の姿勢検出)により出力される信号の状態に関して説明する。第2検出部502は、プロジェクター本体2が通常姿勢である場合は“ON”となり、逆転姿勢である場合は“OFF”となる。そして、第1検出部501は、プロジェクター本体2が通常姿勢である場合(“ON”の場合)に、光源装置30が所定(適正)の姿勢で設置された場合には、“ON”となり、所定(適正)の姿勢で設置されなかった場合には、“OFF”となる。また、第1検出部501は、プロジェクター本体2が逆転姿勢である場合(“OFF”の場合)に、光源装置30が所定(適正)の姿勢で設置された場合には、“OFF”となり、所定(適正)の姿勢で設置されなかった場合には、“ON”となる。
図5は、制御部での制御に関する処理手順を示すフローチャートである。図5を参照して、制御部500の判断部としての制御方法に関して説明する。なお、本フローチャートは、プロジェクター本体2内部に光源装置30を設置させた後、リモコン制御部560から制御部500に対し、投写開始の指示信号が出力された後の制御方法を示している。
制御部500は、本ルーチンを開始し、ステップS100へ移行する。ステップS100において制御部500は、プロジェクター本体2の設置姿勢を検出する。上述したように、制御部500は、第2検出部502の出力信号を入力し、プロジェクター本体2の設置姿勢(通常姿勢、逆転姿勢)を検出する。次にステップS101に移行する。ステップS101において制御部500は、光源装置30の設置姿勢を検出する。上述したように、制御部500は、第1検出部501の出力信号を入力し、光源装置30の設置姿勢を検出する。次にステップS102に移行する。
ステップS102において制御部500は、判断部として動作し、第2検出部502で検出された信号(プロジェクター本体2の設置姿勢を示す信号)に基づき、通常姿勢か否(逆転姿勢)かを比較して判断する。制御部500が通常姿勢である(第2検出部502の信号が“ON”)と判断した場合(YESの場合)、ステップS103に移行する。また、制御部500が否(逆転姿勢)である(第2検出部502の信号が“OFF”)と判断した場合(NOの場合)、ステップS105に移行する。
ステップS103において制御部500は、判断部として動作し、第1検出部501で検出された信号(光源装置30の設置姿勢を示す信号)に基づき、適正な姿勢か否かを比較して判断する。制御部500が適正な姿勢である(第1検出部501の信号が“ON”)と判断した場合(YESの場合)、ステップS104に移行する。ここまでの結果、制御部500は、プロジェクター本体2は通常姿勢(“ON”)であり、光源装置30は、所定の姿勢(“ON”)であると判断したことになる。
ステップS104において制御部500は、光源ランプ駆動部503に対して光源ランプ41の点灯を指示する信号を出力する。この信号を受け取った光源ランプ駆動部503は、光源装置30への電力供給を開始する。これにより、光源ランプ41は発光(点灯)を開始する。
ステップS102において制御部500が、プロジェクター本体2の姿勢が逆転姿勢であると判断して、ステップS105に移行した場合、制御部500は、判断部として動作し、ステップS103と同様に、第1検出部501で検出された信号(光源装置30の設置姿勢を示す信号)に基づき、光源装置30の設置姿勢が適正な姿勢か否かを比較して判断する。制御部500が適正な姿勢である(第1検出部501の信号が“OFF”)と判断した場合(YESの場合)、ステップS106に移行する。ここまでの結果、制御部500は、プロジェクター本体2は逆転姿勢(“OFF”)であり、光源装置30は、所定の姿勢(“OFF”)であると判断したことになる。
ステップS106において制御部500は、ステップS104と同様に、光源ランプ駆動部503に対して光源ランプ41の点灯を指示する信号を出力する。この信号を受け取った光源ランプ駆動部503は、光源装置30への電力供給を開始する。これにより、光源ランプ41は発光(点灯)を開始する。
なお、ステップS105において、第1検出部501の信号が“ON”であり制御部500が光源装置30の姿勢が適正な姿勢ではない(否)と判断した場合(NOの場合)、ステップS107に移行する。ステップS107において制御部500は、光源ランプ駆動部503に対して光源ランプ41の消灯を指示する信号を出力する。この信号を受け取った光源ランプ駆動部503は、光源装置30への電力供給の停止を維持する(電力供給の開始を行なわない)。これにより、光源ランプ41の点灯は開始されない。そしてステップS108に移行する。ここまでの結果、制御部500は、プロジェクター本体2は逆転姿勢(“OFF”)であり、光源装置30は、所定の姿勢ではない(“ON”)と判断したことになる。
ステップS108において制御部500は、表示部580に対して、光源装置30の設置された姿勢が「適正な姿勢ではない」旨の表示を行なわせる指示を行なう。表示部580の表示により、ユーザーに対して、光源装置30の設置姿勢が適正な姿勢となるように光源装置30を挿入し直すことを伝えることができる。
また、ステップS103において、第1検出部501の信号が“OFF”であり制御部500が光源装置30の姿勢が適正な姿勢ではない(否)と判断した場合(NOの場合)、ステップS109に移行する。ステップS109において制御部500は、光源ランプ駆動部503に対して光源ランプ41の消灯を指示する信号を出力する。この信号を受け取った光源ランプ駆動部503は、光源装置30への電力供給の停止を維持する(電力供給の開始を行なわない)。これにより、光源ランプ41の点灯は開始されない。そしてステップS110に移行する。ここまでの結果、制御部500は、プロジェクター本体2は通常姿勢(“ON”)であり、光源装置30は、所定の姿勢ではない(“OFF”)と判断したことになる。
ステップS110において制御部500は、表示部580に対して、光源装置30の設置された姿勢が「適正な姿勢ではない」旨の表示を行なわせる指示を行なう。表示部580の表示により、ユーザーに対して、光源装置30の設置姿勢が適正な姿勢となるように光源装置30を挿入し直すことを伝えることができる。
以上で本ルーチンが終了する。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、光源装置30の収容筐体31に設置された第1コネクター61および第2コネクター62が、照明光軸Aを中心とした180度の回転対称位置に配設されている。これにより、プロジェクター本体2が通常姿勢の場合、プロジェクター本体2内部に、光源装置30を光源装置30の下部としての下面31Bから挿入し、第1コネクター61を、プロジェクター本体2内部に設ける第3コネクター5031に接続できる。また、プロジェクター本体2が逆転姿勢の場合、プロジェクター本体2内部に、光源装置30を光源装置30の上部としての上面31Aから挿入し、第2コネクター62を、プロジェクター本体2内部に設ける第3コネクター5031に接続できる。
なお、プロジェクター1は、第1検出部501と、第2検出部502と、判断部を有する制御部500と、を備えている。そして、第1検出部501は光源装置30の姿勢を検出し、第2検出部502はプロジェクター本体2の設置される姿勢を検出する。制御部500は、判断部で第1検出部501と第2検出部502との検出結果を比較してプロジェクター本体2の姿勢に対する光源装置30の姿勢が所定の姿勢か否かを判断する。これにより、光源装置30のプロジェクター本体2への組み込み間違いを防止し、光源装置30の姿勢が所定の姿勢となるよう設置できる。従って、光源装置30を適正な姿勢で確実にプロジェクター本体2に設置でき、光源装置30の性能を維持できるプロジェクター1が実現できる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、制御部500は、判断部の判断結果がプロジェクター本体2の姿勢に対して「所定の姿勢である」場合には光源ランプ駆動部503に対して光源ランプ41の点灯を指示する。これにより、光源装置30(光源ランプ41)は、光源ランプ駆動部503からの電力により点灯することができる。また、制御部500は、判断部の判断結果がプロジェクター本体2の姿勢に対して「所定の姿勢ではない」場合には光源ランプ駆動部503に対して光源ランプ41の消灯を指示する。これにより、光源装置30(光源ランプ41)は、光源ランプ駆動部503からは電力を供給されず、消灯することや消灯を維持することができる。従って、ユーザーは、光源装置30をプロジェクター本体2内部に設置した場合、光源装置30の設置姿勢が正しいか否かが、点灯するか点灯しないかで明確に判断できる。また、プロジェクター1は、このような制御部500および光源ランプ駆動部503により、光源装置30が適正な姿勢で設置され、光源装置30の性能を維持することができる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、ユーザーは、光源装置30をプロジェクター本体2に設置した場合、光源装置30の設置姿勢が正しくない場合には、表示部580から、所定の姿勢ではない旨の情報としての画像を出力されることにより判断できる。また、プロジェクター1は、このような制御部500および表示部580により、光源装置30が適切な姿勢で設置され、光源装置30の性能を維持することができる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、プロジェクター本体2の姿勢が通常姿勢と逆転姿勢のいずれの姿勢においても、光源装置30の上下の位置関係が保持された姿勢(所定の姿勢)とさせることができる。従って、プロジェクター1が使用される際の一般的な設置姿勢に、光源装置30の姿勢を適切に対応させることができる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、所定の角度は、180度である。そのため、プロジェクター本体2を、通常姿勢から逆転姿勢に切り替えた場合、プロジェクター本体2に対して、光源装置30の下面31Bから挿入していたものを、180度方向が異なる、光源装置30の上面31Aから挿入するという簡易な動作で、光源装置30を所定の姿勢で設置することができる。また、第1コネクター61と第2コネクター62とを照明光軸Aに対して180度の回転対称となる位置に設けるだけでよいのでコネクターの構成を簡単にできる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、プロジェクター本体2内部には、第3コネクター5031を1つ備えるだけで対応することができるため、プロジェクター本体2の構成を簡単にできる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、従来は、ユーザーが、プロジェクター本体2の姿勢を変化させた場合に、ユーザーがキー操作を行ない、プロジェクター本体2の制御部に備わるプログラムを動作させ、プロジェクター本体2の姿勢を設定していたのに対して、第2検出部502により、プロジェクター本体2の設置される姿勢が検出できる。これにより、ユーザーがプロジェクター本体2の姿勢を設定する必要がなくなり、プロジェクター1の利便性が向上する。
なお、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良などを加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
前記実施形態では、第2検出部502により、プロジェクター本体2の設置される姿勢を検出している。しかし、従来と同様に、例えば、制御部500に、プロジェクター本体2の姿勢を設定できるプログラムを有し、ユーザーのキー操作による入力で、プロジェクター本体2の姿勢の情報を得ることでもよい。その場合には、第2検出部502を備えなくてもよい。また、この場合、制御部500の判断部としての制御に関しては、図5に示すフローチャートにおいて、プロジェクター1の設置姿勢の情報は、ユーザーにより設定された情報(制御部500に有するプログラムを起動して設定された情報)を用いて判断することで、前記実施形態と同様に行なうことができる。
前記実施形態の光源装置30に設置する第1コネクター61および第2コネクター62の設置場所や設置方向などは適宜設定することができる。例えば、本実施形態では、光源装置30の左側面31Eに第1コネクター61を下面31B方向に向けて設置し、右側面31Fに第2コネクター62を上面31A方向に向けて設置している。しかし、第1コネクター61を左側面31Eに垂直方向に向けて設置し、第2コネクター62を右側面31Fに垂直方向に向けて設置し、プロジェクター本体2に対して水平方向から挿入して設置する構成としてもよい。
前記実施形態では、複数のコネクターとして第1コネクター61および第2コネクター62を採用している。しかし、これに限られず、さらにコネクターを追加して設置してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、第2検出部502には、2安定スイッチを採用し、第1検出部501には、検出スイッチ5011を採用している。しかし、これに限られず、プロジェクター本体2の姿勢、および光源装置30の姿勢が検出できる構成であれば第2検出部502および第1検出部501として採用できる。
前記実施形態の制御部500でのフローチャートは、プロジェクター本体2内部に光源装置30を設置した後、リモコン制御部560から制御部500に対し、投写開始の指示信号が出力された後の制御方法を示している。しかし、プロジェクター1が電源ケーブル(図示省略)を介して外部電源に接続された後の操作信号の待ち受け状態などにおいて、プロジェクター本体2の姿勢検出および光源装置30の姿勢検出を行なってもよい。
前記実施形態の制御部500でのフローチャートは、プロジェクター本体2の姿勢に対して光源装置30の姿勢が所定の姿勢ではない場合に、表示部580にその旨の表示をさせている。しかし、これに限られず、プロジェクター本体2の姿勢に対して光源装置30の姿勢が所定の姿勢である場合にも、表示部580にその旨の表示をさせてもよい。
前記実施形態の回路構成では、出力部として表示部580を設け、各種機能の設定時における選択用画面の表示や、プロジェクター本体2の設置姿勢や光源装置30の設置姿勢の結果などを表示する。しかし、表示部580の他、スピーカーなどの出力部を設けて、音による出力を行なってもよい。また、各種色光を出力するLED(Light Emitting Diode)などの出力部を設けて、色光の点灯および消灯による出力を行なってもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、射出された光束の照度を均一化する光学系(照明光学装置42)として、レンズアレイ421,422からなるレンズインテグレーター光学系を用いたが、これに限定されるものではなく、導光ロッドからなるロッドインテグレーター光学系も用いることができる。
前記実施形態のプロジェクター1は、フロントタイプのプロジェクターとして適用しているが、投写対象面としてのスクリーンを一体で有するリアタイプのプロジェクターにも適用できる。
前記実施形態のプロジェクター1の光学系において、光変調素子としての液晶パネル451R,451G,451Bは、透過型の液晶パネルを採用しているが、反射型の液晶パネルなど、反射型の光変調素子を用いることも可能である。
前記実施形態のプロジェクター1の光学系において、光変調素子としての液晶パネル451R,451G,451Bを採用している。しかし、これに限られず、一般に、入射光束を画像信号に基づいて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調素子などを採用してもよい。なお、マイクロミラー型光変調素子としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を用いることができる。
前記実施形態のプロジェクター1の光学系において、光変調素子は、赤色光、緑色光、および青色光に対応して3つの液晶パネル451R,451G,451Bを用いる構成のいわゆる3板方式を採用している。しかし、これに限られず、単板方式を採用してもよい。また、コントラストを向上させるための液晶パネルを追加して採用してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1の光学系において、光源ランプ41は、前記実施形態で説明した構成に限られず、レーザーダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子などの各種固体発光素子で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…プロジェクター本体、4…光学ユニット、30…光源装置、31…収容筐体、41…光源ランプ、61…第1コネクター、62…第2コネクター、63…凸部、211…開口部、411…発光管、412…リフレクター、500…制御部、501…第1検出部、502…第2検出部、503…光源ランプ駆動部、580…表示部、5011…検出スイッチ、5031…第3コネクター、A…照明光軸。

Claims (7)

  1. 画像光を拡大投写するプロジェクターにおいて、
    電極間の放電により発光する発光管、および当該発光管から射出された光束を被照明領域側に向けて反射するリフレクターを有する光源ランプと、当該光源ランプを内部に収容固定する収容筐体とを有する光源装置と、
    前記光源装置の姿勢を検出する第1検出部と、
    前記第1検出部の検出結果に基づき、プロジェクター本体の姿勢に対する前記光源装置の姿勢が所定の姿勢か否かを判断する判断部を有する制御部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源ランプを点灯および消灯させる光源ランプ駆動部を有し、
    前記制御部は、前記判断部の判断結果により、前記プロジェクター本体の姿勢に対する前記光源装置の姿勢が前記所定の姿勢である場合には前記光源ランプ駆動部に対して光源ランプの点灯を指示し、前記所定の姿勢ではない場合には前記光源ランプ駆動部に対して前記光源ランプの消灯を指示することを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記プロジェクター本体は、情報を出力する出力部を有し、
    前記制御部は、前記判断部の判断結果により、前記プロジェクター本体の姿勢に対する前記光源装置の姿勢が前記所定の姿勢ではない場合には前記出力部に対して前記所定の姿勢ではない旨を前記情報として出力させることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記プロジェクター本体の設置される姿勢は、通常設置の姿勢と、当該通常設置の姿勢を上下逆転した逆転設置の姿勢と、を有し、
    前記光源装置の前記所定の姿勢とは、前記プロジェクター本体の姿勢が前記通常設置および前記逆転設置のいずれの姿勢においても、前記光源装置の上下の位置関係が保持された姿勢であることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記プロジェクター本体の設置される姿勢を検出する第2検出部を有し、
    前記判断部は、前記第1検出部と前記第2検出部との検出結果に基づき、前記プロジェクター本体の姿勢に対する前記光源装置の姿勢が所定の姿勢か否かを判断することを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記収容筐体に設けられ、前記光源ランプから射出される光束の光軸を中心とした所定角度の回転対称位置に配置され、前記電極に電力を供給する複数のコネクターを有していることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターにおいて、
    前記プロジェクター本体は、前記複数のコネクターのうち1つに接続する単数のコネクターを備えることを特徴とするプロジェクター。
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