JP6354213B2 - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
従来、内部に設けられた光源装置から出射された光を変調して、画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターでは、光源装置を構成する発光管が寿命を迎えた場合等のために、当該光源装置を交換可能に構成されていることが一般的である。そして、装着された発光管(放電ランプ)のタイプに応じて、当該発光管を適切な制御シーケンスで点灯させるプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクターでは、ランプユニットにランプタイプ検出器を設け、当該ランプタイプ検出器がランプタイプを検出して、プロジェクターのマイクロコンピューターに通知する。マイクロコンピューターは、通知されたランプタイプに応じたランプタイプ指示信号を出力し、ランプ点灯回路の制御回路は、予め備えた複数のランプタイプに対応した制御シーケンスから、入力されるランプタイプ指示信号に応じた制御シーケンスを選択し、当該制御シーケンスに基づいて発光管を点灯させる。これにより、発光管を最適な状態で点灯させることができる。
なお、当該プロジェクターでは、ランプユニットの任意の位置に突起を設け、当該突起と対になるスイッチを本体受け側に設け、突起の位置とスイッチの位置とを複数設けておくことで、ランプのタイプを取得することが例示されている。
特開2004−12778号公報
ところで、点灯時の放電ランプは、非常に高温となり、当該放電ランプを内部に収納するハウジング(収納体)も高温となる。
このため、上記特許文献1に記載のプロジェクターのように、ランプユニットに設けられた突起と対になるスイッチが、当該突起により押圧されることでランプタイプを取得する構成である場合、収納体の熱によって突起が変形する可能性がある。このような場合、ランプタイプ(発光管の種別)を適切に取得できず、発光管を最適な状態で点灯させることができないという問題がある。
本発明は、光源の種別を取得できる光源装置及びプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の第1態様に係る光源装置は、光を出射する光源と、前記光源を内部に収納する光源用筐体と、を備え、前記光源用筐体は、前記光源を内部に収納する筐体本体と、前記筐体本体に取り付けられ、前記筐体本体内に導入される空気を導くダクト部材と、を有し、前記ダクト部材は、前記光源用筐体の表面に、導電性を有する導通部材を取付可能な取付部を有し、前記導通部材は、前記光源の種別に応じて前記取付部に取り付けられることを特徴とする。
なお、光源としては、超高圧水銀ランプ等の放電発光型の光源ランプを例示できる。
上記第1態様によれば、上記光源装置が装着される電子機器が、導通部材と電気的に接続可能な端子を備えていれば、光源装置に設けられた導通部材と接続されることによって当該端子が導通状態となる場合と、導通部材が設けられていないことによって当該端子が導通状態とならない場合とを区別できる。そして、当該導通部材は、光源の種別に応じて取り付けられるので、端子が導通状態であるか否かを判定することにより、光源装置を構成する光源の種別を取得できる。
また、光源の種別は、上記端子と接触して当該端子を導通状態とする導通部材の有無により示されるので、光源装置に導通部材が設けられている場合には、当該導通部材に上記端子が接続されれば、光源の種別を取得できる。従って、光源装置に生じる熱の影響により、光源の種別が取得しづらくなることを抑制できる。
更に、光源の種別に応じて導通部材を取付部に取り付けることで、当該光源の種別を示すことができるので、光源の種別に応じた光源用筐体を個別に製造する必要がない。従って、光源の種別を簡易に示すことができる。
上記第1態様では、前記光源用筐体は、前記光源を内部に収納する筐体本体と、前記筐体本体に取り付けられ、前記筐体本体内に導入される空気を導くダクト部材と、を有し、前記取付部は、前記ダクト部材に設けられている。
ここで、光源の点灯時には、当該光源は高温となる一方で、当該光源の高温状態が続くと劣化が進むことから、光源を冷却する必要がある。
これに対し、光源を内部に収納する筐体本体に、当該筐体本体内に導入される空気を導くダクト部材を設けることで、当該空気を光源に適切に導くことができ、光源を冷却できる。
また、ダクト部材は、内部を空気が流通することで、光源に近い筐体本体に比べて温度が低い。このため、当該ダクト部材に上記取付部を設けることで、熱による取付部の変形を抑制できる。従って、導通部材を安定して取り付けることができ、当該導通部材と上記端子とを確実に接触させることができる。
上記第1態様では、前記ダクト部材は、内部に前記空気を導入する導入口と、前記導入口から導入された前記空気を前記筐体本体における鉛直方向の一方側に導く第1ダクト部と、前記導入口から導入された前記空気を前記筐体本体における鉛直方向の他方側に導く第2ダクト部と、を有し、前記取付部は、前記第1ダクト部及び前記第2ダクト部の一方に設けられていることが好ましい。
ここで、光源の点灯時には、発光物質が封入された発光部における鉛直方向上部が高温となるので、失透の発生を抑制するためには、当該鉛直方向上部を効果的に冷却する必要がある。
これに対し、第1ダクト部及び第2ダクト部が、導入口を介して内部に導入した空気を、筐体本体における鉛直方向の一方側及び他方側に導くことにより、いずれかのダクト部内を流通した空気を、光源における上記鉛直方向上部に導きやすくすることができる。従って、光源を効果的に冷却できる。
また、このような第1ダクト部及び第2ダクト部の一方に上記取付部が設けられていることにより、当該取付部の温度を低く保つことができる。従って、熱による取付部の変形を抑制できるので、導通部材の安定した取り付け、及び、導通部材と上記端子との接触を確実に実施できる。
上記第1態様では、前記取付部は、前記ダクト部材において前記導入口側の位置に設けられていることが好ましい。
なお、ダクト部材において導入口側の位置とは、例えば、光源用筐体が、ダクト部材によって筐体本体内に導入されて光源を冷却した空気を排出する排出口を有する場合には、当該排出口より導入口側の位置を挙げることができる。
上記第1態様によれば、ダクト部材において取付部が位置する部位には温度が比較的低い空気が流通するので、当該取付部の温度を確実に低く保つことができる。従って、熱による取付部の変形を確実に抑制でき、導通部材の安定した取り付け、及び、導通部材と上記端子との接触を確実に実施できる。
上記第1態様では、前記光源用筐体は、供給された電力を前記光源に供給する接続部を備え、前記接続部は、前記光源用筐体の底面部と、前記光源用筐体において光を出射する正面部及び前記底面部にそれぞれ交差する側面部における前記取付部より前記光源用筐体からの光の出射方向とは反対側の位置とのいずれかに配置されることが好ましい。
なお、接続部は、光源装置が接続される電子機器に設けられ、当該光源装置に電力を供給する接続端子と接続されるコネクターを例示できる。
ここで、光源装置が電子機器(例えば、プロジェクター)の光源収納部に挿入されて装着される際には、以下の第1〜第3の装着方法が考えられる。
第1の装着方法は、光源装置が、光源用筐体の底面部側から、上記光の出射方向に対する直交方向に沿って挿入される装着方法である。
第2の装着方法は、光源装置が、上記底面部に交差する側面部側から、上記光の出射方向に対する直交方向に沿って挿入される装着方法である。
第3の装着方法は、光源装置が、正面部側から、上記光の出射方向に沿って挿入される装着方法である。
そして、光源用筐体の底面部に接続部が設けられていれば、上記第1〜第3の装着方法のいずれかが適用される場合でも、当該接続部を上記光源収納部に設けられた接続端子に接続できる他、光源収納部への光源装置の装着とともに、これら接続部及び接続端子の接続を実現することが可能である。
また、正面部及び底面部にそれぞれ交差する側面部における取付部より上記光の出射方向とは反対側の位置に接続部が設けられていれば、第1の装着方法が適用される場合に、当該接続部が底面部に設けられている場合と同様の効果を奏することができる。
そして、当該第1〜第3の装着方法が適用される光源装置に上記取付部が設けられていることにより、いずれの装着方法で装着される光源装置の種別を確実に取得できる。
本発明の第2態様に係る光源装置は、光を出射する光源と、前記光源を内部に収納する光源用筐体と、を備え、前記光源用筐体は、当該光源用筐体の表面に、導電性を有する導通部材を取付可能な取付部を有し、前記導通部材は、前記光源の種別に応じて前記取付部に取り付けられる板状の金属製部材であることを特徴とする
なお、光源としては、超高圧水銀ランプ等の放電発光型の光源ランプを例示できる。
上記第態様によれば、上記光源装置が装着される電子機器が、導通部材と電気的に接続可能な端子を備えていれば、光源装置に設けられた導通部材と接続されることによって当該端子が導通状態となる場合と、導通部材が設けられていないことによって当該端子が導通状態とならない場合とを区別できる。そして、当該導通部材は、光源の種別に応じて取り付けられるので、端子が導通状態であるか否かを判定することにより、光源装置を構成する光源の種別を取得できる。
また、光源の種別は、上記端子と接触して当該端子を導通状態とする導通部材の有無により示されるので、光源装置に導通部材が設けられている場合には、当該導通部材に上記端子が接続されれば、光源の種別を取得できる。従って、光源装置に生じる熱の影響により、光源の種別が取得しづらくなることを抑制できる。
更に、光源の種別に応じて導通部材を取付部に取り付けることで、当該光源の種別を示すことができるので、光源の種別に応じた光源用筐体を個別に製造する必要がない。従って、光源の種別を簡易に示すことができる。
この他、導通部材が金属製部材であるので、熱による導通部材の変形を抑制できる。また、当該導通部材は板状であるので、導通部材を設けることによる光源装置の大型化を抑制できる。
本発明の第態様に係るプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置及び前記投射光学装置を内部に収納する外装筐体と、前記外装筐体に設けられ、前記光源装置を着脱自在に収納する光源収納部と、を備え、前記光源装置は、光を出射する光源と、前記光源を内部に収納する光源用筐体と、を備え、前記光源用筐体は、当該光源用筐体の表面に、導電性を有する導通部材を取付可能な取付部を有し、前記導通部材は、前記光源の種別に応じて前記取付部に取り付けられ、前記外装筐体は、前記外装筐体内の、前記光源収納部内に収納された前記光源装置の前記取付部に応じた位置に配置され、前記取付部に取り付けられる前記導通部材と電気的に接触して導通する端子部をし、前記端子部は、前記導通部材と接触して互いに導通される複数のばねスイッチを有することを特徴とする。
上記第態様によれば、上記光源装置と、当該光源装置に取付可能な導通部材と電気的に接触して導通する端子部を有するので、前述の光源装置と同様の効果を奏することができる。
上記第態様では、前記端子部は、前記導通部材と接触して互いに導通される複数のばねスイッチを有する。
これによれば、各ばねスイッチのばね力(付勢力)により、光源収納部に収納された光源装置の取付部に当該ばねスイッチを押圧することができる。従って、導通部材の有無に応じて、複数のばねスイッチの導通状態と非導通状態とを確実に切り替えることができるので、光源の種別を確実かつ適切に取得できる。
上記第態様では、前記複数のばねスイッチは、少なくとも3つのばねスイッチを含み、前記導通部材は、前記少なくとも3つのばねスイッチのうち、2つのばねスイッチと接触して当該2つのばねスイッチを導通させることが好ましい。
上記第態様では、例えば、3つのばねスイッチのうちの2つを導通部材が導通させ、各ばねスイッチの導通状態及び非導通状態と光源の種別とを対応させることで、導通部材が設けられていることにより示される光源の種別を増やすことができる。従って、複数の光源の種別を簡易な構成で示すことができる。
上記第態様では、前記端子部の導通状態に基づいて、前記光源の種別を判定する判定部と、前記判定部による判定結果に応じて、当該プロジェクターの動作を制御する動作制御部と、を有することが好ましい。
上記第態様によれば、判定部が、端子部の導通状態に基づいて光源の種別を判定し、動作制御部が、当該判定部による判定結果に応じて、プロジェクターの動作を制御する。これによれば、光源の種別に応じた点灯方式で当該光源を点灯させることができる他、光源装置を冷却する冷却装置が設けられている場合には、当該冷却装置の駆動状態を制御できる。従って、光源を適切な点灯方式で点灯させることができ、光源の点灯始動性を向上させることができる他、当該光源の長寿命化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。 前記第1実施形態における光源及び主反射鏡を示す断面図。 前記第1実施形態における光源装置を示す斜視図。 前記第1実施形態における光源装置を示す側面図。 前記第1実施形態における光源装置を示す斜視図。 前記第1実施形態における光源収納部を示す平面図。 前記第1実施形態における電力供給部及び制御部の構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターが有する基板上のばねスイッチを示す図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に設けられた光源装置5から出射された光を変調して、画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面(図示省略)に投射する画像表示装置である。プロジェクター1は、図1に示すように、当該プロジェクター1の外装を構成する平面視略矩形状の外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納配置される装置本体3とを備える。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、プロジェクター1の天面(図示省略)、正面2B、背面2C、左側面2D、右側面2E及び底面(図示省略)を形成し、当該底面には、図示を省略したが、複数の脚部が設けられている。そして、底面が鉛直方向下方を向くように配置されることで、プロジェクター1は正置き姿勢となり、また、正置き姿勢とは上下を逆にして底面が鉛直方向上方を向くように配置されることで、プロジェクター1は、逆置き姿勢となる。
また、外装筐体2は、後述する光源装置5を着脱自在に収納する光源収納部21(図6参照)を内部に有する。光源収納部21の構成は、後に詳述する。
[装置本体の構成]
装置本体3は、光学ユニット4及び冷却装置7を備える。また、図1では図示を省略したが、装置本体3は、プロジェクター1の各構成部材に電力を供給する電力供給部8と、プロジェクター1の動作を制御する制御部9(ともに図7参照)とを備える。
冷却装置7は、複数のファン71〜73を有し、外装筐体2外から導入した空気を送風して光学ユニット4、電力供給部8及び制御部9を冷却する。これらファン71〜73のうち、ファン71は、例えば、外装筐体2に形成された吸気口(図示省略)から外部の空気を導入し、当該空気を後述する電気光学装置44に送風するシロッコファンである。
また、後述する光源装置5側に配置され、背面2C側に位置するファン72は、例えばシロッコファンで構成され、外装筐体2内の空気を吸引して、光源装置5に送風する。また、ファン73は、例えば軸流ファンで構成され、光源装置5及び他の冷却対象を冷却した空気を吸引して、正面2B側に排出し、ひいては、当該空気を正面2Bに形成された排気口2B1を介して外装筐体2外に排出する。なお、ファン72は軸流ファンであってもよく、ファン73はシロッコファンであってもよい。また、排気口2B1は、外装筐体2のどの面に形成されていてもよい。
[光学ユニットの構成]
光学ユニット4は、制御部9による制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。光学ユニット4は、光源装置5、照明装置41、色分離装置42、リレー装置43、電気光学装置44、投射光学装置45及び光学部品用筐体46を備える。
図2は、光源51及び主反射鏡52を示す断面図である。
光源装置5は、光源ランプである光源51と、当該光源51に取り付けられる主反射鏡52と、平行化レンズ53と、これらを内部に収納する光源用筐体6とを備える。なお、光源用筐体6の構成については、後に詳述する。
光源51は、図2に示すように、略球状に膨出する発光部5111と、当該発光部5111の両端から互いに離間する方向に延出する一対の封止部5112,5113(図2における主反射鏡52側の封止部を5112、当該主反射鏡52側とは反対側の封止部を5113とする)とを有する発光管511を備える。
発光部5111の内部には、タングステンにより形成された一対の電極E(E1,E2)が配置され、当該一対の電極E1,E2間には、水銀、希ガス及びハロゲンを含む発光物質が封入された放電空間Sが形成されている。
一対の封止部5112,5113の内部には、電極E1,E2とそれぞれ電気的に接続されるモリブデン製の金属箔512,513が挿入され、当該一対の封止部5112,5113における発光部5111とは反対側の端部は、ガラス材料等で封止されている。これら各金属箔512,513には、発光管511の外部まで延出する電極引出線514,515がそれぞれ接続され、これら電極引出線514,515に対して、電圧を印加すると、発光部5111内部が発光する。
発光管511には、発光部5111から封止部5113側に出射された光を主反射鏡52側に反射させる副反射鏡54が固定されている。副反射鏡54は、封止部5113が挿通される開口部5411を有する略円筒状の首状部541と、当該首状部541から拡がる凹曲面状の反射面5421を有する反射部542とを備える。
主反射鏡52は、入射された光を反射させて、照明光軸A上の焦点位置に収束させるものであり、封止部5112に接着剤Bにより固定される。主反射鏡52は、封止部5112が挿通される開口部5211を有する略円筒状の首状部521と、当該首状部521から拡がる凹曲面状の反射面5221を有する反射部522とを備える。なお、反射部522は、本実施形態では、可視光を反射し、かつ、赤外線及び紫外線を透過するコールドミラーとして形成されている。
トリガー線55は、発光管511の点灯性を向上するための始動補助線であり、一端が封止部5112にコイル状に巻回され、中央が発光部5111、副反射鏡54及び封止部5113に沿ってこれらの外側に配置され、他端が接続部516を介して電極引出線515に接続される。接続部516には、反射部522における外縁近傍に形成された挿通孔5222を介して、当該主反射鏡52の外部に延出するリード線517の一端が接続され、当該リード線517の他端は、電極引出線515及びトリガー線55に電圧を印加するための端子56に接続される。
図1に戻り、照明装置41は、光源装置5から入射される光により、後述する各液晶パネル442の画像形成領域を均一に照明するものであり、2つのレンズアレイ411,412、偏光変換素子413及び重畳レンズ414を備える。
色分離装置42は、照明装置41から入射される光を、赤、緑及び青の各色光に分離するものであり、ダイクロイックミラー421,422及び反射ミラー423を備える。
リレー装置43は、他の色光の光路より長い赤色光の光路上に設けられて光の損失を抑制するものであり、入射側レンズ431、リレーレンズ433及び反射ミラー432,434を備える。
電気光学装置44は、入射される赤、緑及び青の各色光を色光毎に変調した後、当該各色光を合成して画像を形成する。電気光学装置44は、フィールドレンズ441と、光変調装置としての3つの液晶パネル442(赤色光用、緑色光用及び青色光用の液晶パネルをそれぞれ442R,442G,442Bとする)と、それぞれ3つの入射側偏光板443、視野角補償板444及び出射側偏光板445と、色合成装置としてのクロスダイクロイックプリズム446とを備える。
投射光学装置45は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、電気光学装置44により形成された画像を投射面上に拡大投射する。
光学部品用筐体46は、内部に設定された照明光軸Aに対する所定位置に光源装置5及び各装置41〜44を収納する平面視略L字状の筐体である。光学部品用筐体46の一端側(右側面2E寄りの正面2B側)には投射光学装置45を支持する支持部材(図示省略)が接続される。なお、光学部品用筐体46における上部には、各光学部品を内部に収納するための開口部が形成されており、当該開口部は、蓋部により閉塞される。
光学ユニット4では、前述の構成により、光源装置5から出射された光は、照明装置41により照明領域内の照度が均一化されつつ、色分離装置42により赤、緑及び青の各色光に分離される。これら各色光は、対応する液晶パネル442により変調された後、クロスダイクロイックプリズム446にて合成され、投射光学装置45により投射される。
[光源用筐体の構成]
図3は、光源装置5を示す斜視図である。なお、以降の説明及び図において、Z方向は、光源装置5から出射される光の進行方向を示し、X方向及びY方向は、当該Z方向にそれぞれ直交し、かつ、互いに直交する方向を示している。そして、Z方向が水平方向に沿い、かつ、後述する第1面部611Aが上方を向くように配置された場合(後述する通常配置状態に光源装置5が配置された場合)に、光源装置5における鉛直方向上側を向く方向をY方向とし、Z方向側から見て左から右に向かう方向をX方向とする。
光源装置5は、前述のように、光源51、主反射鏡52及び平行化レンズ53と、これらを内部に収納する光源用筐体6とを備えたユニットとして構成されている。
光源用筐体6は、図3に示すように、ガラスフィラーが含まれる合成樹脂により形成された筐体本体61と、当該筐体本体61の側面に取り付けられる合成樹脂製のダクト部材62とを備える。そして、これらにより、光源用筐体6の天面部6A、側面部6B,6D、底面部6C、正面部6E及び背面部6Fが形成される。
[筐体本体の構成]
筐体本体61は、第1本体部611と第2本体部612とを有し、これらが組み合わされて光源51及び主反射鏡52を内部に収納する。
第1本体部611は、光源51及び主反射鏡52に対して光の進行方向側(Z方向側)に位置し、光源51の発光部5111及び封止部5113を覆う。第1本体部611には、光源51及び主反射鏡52から出射された光が透過する開口部(図示省略)が形成されている。この開口部には、平行化レンズ53が嵌め込まれ、当該平行化レンズ53を固定する板ばね63が、第1本体部611における光の進行方向側(Z方向側)の端部に取り付けられる。
このような第1本体部611は、第1面部611A、第2面部611B、第3面部611C、第4面部611D及び第5面部611Eを有する。第1面部611A及び第3面部611Cは、それぞれY方向側及びY方向とは反対側の面であり、それぞれ、上記天面部6A及び上記底面部6Cを構成する。第2面部611B及び第4面部611Dは、それぞれX方向側及びX方向とは反対側の面であり、上記側面部6B及び上記側面部6Dをそれぞれ構成する。また、第5面部611Eは、Z方向側の面であり、光が出射される上記正面部6Eを構成する。
第1面部611Aには、光源装置5を把持するための第1把持部6111が設けられている。
第2面部611Bは、第1面部611Aと、板ばね63が取り付けられる第5面部611Eとのそれぞれと交差する側面であり、第1面部611Aが上方又は下方を向くように配置された際に、第4面部611Dとともに鉛直面に沿う面である。この第2面部611Bには、図示を省略するが、光源51における封止部5113側の端部を冷却する空気を第1本体部611内に導入するスリットが形成されている。また、第2面部611Bには、後述するダクト部材62が取り付けられる。
図4は、光源装置5を第4面部611D側(すなわち第2面部611Bとは反対側)から見た側面図である。
第4面部611Dは、ダクト部材62が取り付けられる第2面部611Bとは反対側に位置する。この第4面部611Dには、当該ダクト部材62により筐体本体61内に導入されて、当該筐体本体61内の発光管511を冷却した空気を排出する排出口613が形成されている。この排出口613の形成位置は、第2面部611Bにおけるダクト部材62の配置位置に応じた第4面部611Dの位置で、かつ、光源用筐体6内に収納された発光管511の封止部5113に応じた位置である。すなわち、光源用筐体6においては、排出口613とは反対側の位置にダクト部材62が取り付けられる。
第2本体部612は、図3及び図4に示すように、光源51及び主反射鏡52に対して光の進行方向と反対側(Z方向とは反対側)に位置し、主反射鏡52における反射面5221とは反対側の面を覆う。
第2本体部612の第1面部612A(Y方向側の面)は、第1面部611Aとともに天面部6Aを構成する。この第1面部612Aには、第1把持部6111とともに使用者により把持される第2把持部6121が設けられている。
第2本体部612の第2面部612B(X方向側の面)は、図3に示すように、第2面部611Bとともに側面部6Bを構成する。この第2面部612Bには、主反射鏡52を冷却する空気を第2本体部612内に導入する開口部6122が形成されている。また、当該第2面部612Bには、端子56及び電極引出線514と接続される接続部としてのコネクター6123が設けられている。このコネクター6123は、取付部624よりZ方向(光源装置5からの光の出射方向)とは反対側に位置している。
第2本体部612の第4面部612D(X方向とは反対側の面)は、図4に示すように、第4面部611Dとともに側面部6Dを構成する。この第4面部612Dには、開口部6122から第2本体部612内に導入されて主反射鏡52の背面側を冷却した空気が第2本体部612外に排出される開口部6124が形成されている。
[ダクト部材の構成]
ダクト部材62は、図3に示すように、光の進行方向側(Z方向側)から見て横向きの略U字状に形成されており、前述のように、第1面部611A,612Aが上方を向くように配置された光源装置5の状態(図3に示す状態。以下、通常配置状態という)で鉛直面に沿う第2面部611Bと、第1面部611A及び第3面部611Cにおける第2面部611B側の一部とに跨るように取り付けられる。ダクト部材62は、導入口621、第1ダクト部622及び第2ダクト部623を有する。
導入口621は、通常配置状態でダクト部材62における鉛直方向略中央に矩形状に形成されている。導入口621は、ファン72から吐出された空気をダクト部材62内に導入する。
第1ダクト部622及び第2ダクト部623は、導入口621から導入された空気を第1本体部611における第1面部611A側、及び、当該第1面部611Aとは反対側の第3面部611C(Y方向とは反対側の面)側に導く。
具体的に、第1ダクト部622は、通常配置状態で導入口621から鉛直方向上側(Y方向側)に延出し、かつ、第2面部611Bに近接する方向(X方向とは反対側)に屈曲している。そして、第1ダクト部622の一端部は、当該第2面部611Bに形成された上方側開口部(図示省略)と連通するように、第2面部611Bに接続される。第1ダクト部622内を流通した空気は、当該上方側開口部を介して第1本体部611内に導入され、主に発光部5111に向けて送風される。
また、第2ダクト部623は、通常配置状態で導入口621から鉛直方向下側(Y方向とは反対側)に延出し、かつ、第2面部611Bに近接する方向(X方向とは反対側)に屈曲している。そして、第2ダクト部623の一端部は、当該第2面部611Bに形成された下方側開口部(図示省略)と連通するように、第2面部611Bに接続される。第2ダクト部623内を流通した空気は、当該下方側開口部を介して第1本体部611内に導入され、主に発光部5111に向けて送風される。
ここで、図示を省略するが、ダクト部材62は、導入口621に応じた位置に分流部材を有する。分流部材は、一端が第1本体部611及びダクト部材62により回動自在に支持され、他端が当該一端の回動軸を中心に自重により回動可能に構成された板状部材である。分流部材には、当該分流部材を貫通する孔部が形成されている。
分流部材における他端が自重によって回動することで、ダクト部材62内に導入された空気のうち、一部の空気は、流通方向が鉛直方向上方に変更されて、第1ダクト部622及び第2ダクト部623のうち、プロジェクター1の姿勢に応じて鉛直方向上方に位置するダクト部に導かれる。すなわち、分流部材は、空気の流路を切り替える部材としても機能する。一方、当該ダクト部材62内に導入された空気のうち、一部の空気は、分流部材に形成された孔部を通過して、鉛直方向下方に位置するダクト部に導かれる。
なお、本実施形態では、鉛直方向上方に位置するダクト部への空気の流量は、鉛直方向下方に位置するダクト部への空気の流量より多くなるように、板状部材の孔部の大きさ及び数が設定されている。
[ダクト部材内に導入された空気の流路]
導入口621によりダクト部材62内に導入された空気は、以下の第1〜第3流路に分かれて流通する。
第1流路は、導入口621より導入された空気の一部が、第2面部611Bに形成されたスリットを介して第1本体部611内に流入し、光源51の封止部5113側の領域に向かい、当該領域を冷却する流路である。
第2流路は、導入口621より導入された空気の一部が、分流部材により導かれて鉛直方向上方に位置するダクト部を流通し、当該ダクト部が連通する開口部を介して第1本体部611内に流入し、光源51の発光部5111に向かい、当該発光部5111を上方から冷却する流路である。
第3流路は、導入口621より導入された空気の一部が、分流部材の孔部を通過して鉛直方向下方に位置するダクト部を流通し、当該ダクト部が連通する開口部を介して第1本体部611内に流入し、光源51の発光部5111に向かい、当該発光部5111を下方から冷却する流路である。
ここで、分流部材により、第2流路に流通する空気の流量が第3流路に流通する空気の流量より多いため、発光部5111において鉛直方向下部より温度が高い鉛直方向上部を効果的に冷却できる。また、鉛直方向下部も冷却されることから、発光部5111全体を効果的に冷却できる。
このような構成により、プロジェクター1が正置き姿勢及び逆置き姿勢のいずれの姿勢であっても、光源51を効果的に冷却できる。
[取付部の構成]
図5は、通常配置状態にある光源装置5を下側(Y方向とは反対側)から見た斜視図である。
ダクト部材62には、図5に示すように、略U字状の導通部材64をねじSCにより取付可能な取付部624が設けられている。具体的に、第2ダクト部623における第1ダクト部622側とは反対側の端部(Y方向とは反対側の端部)には、当該端部から外側(X方向側)に突出する突出部625が設けられている。取付部624は、当該突出部625における第1ダクト部622側とは反対側の面(Y方向とは反対側の面)に設けられ、平坦に形成されている。
このような取付部624の設置位置は、ダクト部材62において、比較的温度が低い位置である。具体的に、取付部624は、ダクト部材62において導入口621側の位置(導入口621に近い位置)に設置されている。換言すると、取付部624は、光源用筐体6において、上記排出口613(図4参照)が形成された側面部6D(第4面部611D)とは反対側の位置であり、当該排出口613より導入口621に近い位置に設置されている。そして、ダクト部材62内には、光源用筐体6の外部からダクト部材62内に導入された比較的温度の低い空気が流通することにより、当該ダクト部材62における取付部624に応じた部位の温度を低く保つことができ、ひいては、取付部624の温度を低く保つことができる。
[導通部材の構成]
導通部材64は、後述するばねスイッチ2132(図6参照)が当接される端子となる板状の金属製部材である。導通部材64は、光源51の種別に応じて取付部624に取り付けられる。具体的に、それぞれ駆動方式が異なる2種の光源のうち、一方の光源が光源装置5に用いられる場合に、取付部624に導通部材64が取り付けられ、他方の光源が用いられる場合には、導通部材64は取付部624に取り付けられない。
なお、取付部624には、図5に示すように、Y方向とは反対側に突出する回動規制部6241が設けられている。回動規制部6241は、導通部材64に設けられた凹部641に嵌まり、導通部材64がねじ固定される際の回動が規制される。
[光源収納部の構成]
図6は、光源収納部21を示す平面図である。なお、図6の二点鎖線は、光源収納部21に収納された際の光源装置5の外形と、当該光源装置5を構成する光源51及び主反射鏡52の外形とを示している。
光源収納部21は、前述のように、外装筐体2内において光源装置5が収納される部位である。この光源収納部21は、図6に示すように、側壁211、コネクター212及び端子部213を有する。
側壁211は、外装筐体2の内面から起立している。側壁211は、光源装置5を光源収納部21に案内するガイドとして機能する他、収納された光源装置5の揺動を規制する機能を有する。側壁211には、図示を省略するが、光源装置5を冷却する空気が流通する開口部が複数箇所に形成されている。例えば、ファン72の吐出口に対応する位置には、導入口621を介してダクト部材62内に導入される空気が通過する開口部が形成されている。
コネクター212は、光源収納部21において、収納された光源装置5の光源用筐体6に設置されたコネクター6123に応じた位置に設けられ、当該コネクター6123と接続される。コネクター212は、電力供給部8(図7参照)と接続され、当該電力供給部8から供給されるランプ電力をコネクター6123に供給する。
端子部213は、光源装置5の取付部624又は取付部624に取り付けられた導通部材64と接触して、光源装置5の種別、すなわち、光源51の種別を検出する。端子部213は、光源収納部21においてファン72の配置位置近傍に設けられた基板2131と、当該基板2131上に設けられる2つのばねスイッチ2132とを有する。
基板2131は、2つのばねスイッチ2132の導通状態に応じた電圧レベルの信号を制御部9に出力する。
2つのばねスイッチ2132は、それぞれ、導通部材64における略U字状の各先端部に接触する位置に設けられ、基板2131上のばねスイッチ2132が設けられる側とは反対方向(すなわち、取付部624に対してY方向)に付勢力を作用させるように構成されている。取付部624に導通部材64が取り付けられた光源装置5が光源収納部21に収納された場合、ばねスイッチ2132が導通部材64と電気的に接続されて導通状態となると、基板2131から制御部9に出力される電圧レベルが変化する。一方、導通部材64が取り付けられていない光源装置5が収納された場合、ばねスイッチ2132が導通状態とならず、基板2131から制御部9に出力される電圧レベルは変化しない。
このように、光源装置5の取付部624に導通部材64が取り付けられているか否かに応じて、基板2131から制御部9に出力される信号の電圧レベルが変化するので、制御部9が、当該電圧レベルを取得することで、光源51の種別を判別できる。
なお、ばねスイッチ2132は、図6に示すように、光源装置5において高温となる発光部5111から離れた位置で導通部材64と接触する。換言すると、当該導通部材64を取付可能な取付部624は、光源装置5において、発光部5111から離れた位置に設けられている。更に、当該取付部624は、光源装置5において比較的高温となる主反射鏡52からも離れた位置に設けられている。加えて、当該取付部624は、上記のように、発光管511を冷却した空気が排出される排出口613が形成された側面部6D(第4面部611D)とは反対側の位置に設けられている。
このように、取付部624は、光源装置5において発光部5111及び主反射鏡52の熱の影響が小さい位置、すなわち、光源装置5の中で比較的低温となる位置に設けられ、また、当該取付部624の位置に応じてばねスイッチ2132が設けられている。
なお、図6では図示を省略するが、光源収納部21には、更に蓋検出部214及び光源検出部215(ともに図7参照)が設けられている。これらのうち、蓋検出部214は、光源収納部21内に光源装置5を収納する外装筐体2の開口部を閉塞する蓋部材を検出する。また、光源検出部215は、光源収納部21内での光源装置5の有無を検出する。
[電力供給部の構成]
図7は、電力供給部8及び制御部9の構成を示すブロック図である。
電力供給部8は、プロジェクター1の各構成部品に電力を供給する。電力供給部8は、図示を省略するが、電源ケーブルを介して外部から供給された商用交流電流を整流、平滑化及び昇圧する一次側電力供給系と、プロジェクター1の各構成部品に応じて一次側電力供給系から供給される電力を変圧して、当該各構成部品に電力を供給する二次側電力供給系とを有する。
[制御部の構成]
制御部9は、プロジェクター1の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やメモリーが実装された回路基板等を備える。例えば、制御部9は、電力供給部8に、光源51の種別に応じた駆動方式で当該光源51を駆動させる。また、制御部9は、図7に示すように、メモリーにより構成される記憶部91と、当該メモリーに記憶されたプログラムをCPUが処理することで実現される判定部92及び動作制御部93とを有する。
記憶部91は、プロジェクター1の動作に必要なプログラム及びデータを記憶している。例えば、記憶部91は、光源51の種別と、当該種別に応じた光源51の駆動方式(例えば、駆動波形)とが関連付けられた点灯情報を記憶している。
判定部92は、各種判定処理を実施する。例えば、判定部92は、蓋検出部214による検出結果に基づいて、蓋部材が外装筐体2に装着されているか否か、すなわち、蓋部材が外装筐体2の光源装置5を収納する開口部を閉塞しているか否かを判定する。また、判定部92は、光源検出部215による検出結果に基づいて、光源装置5が光源収納部21内に収納されているか否かを判定する。そして、判定部92は、蓋部材により外装筐体2の開口部が閉塞され、かつ、光源装置5が光源収納部21内に収納されていると判定された場合に、端子部213から入力される信号に基づいて、光源51の種別を判定する。なお、本実施形態では、当該信号の電圧レベルと光源51の種別とが関連付けられているので、判定部92は、当該電圧レベルに基づいて光源51の種別を判定することとなる。
動作制御部93は、判定部92により判定された光源51の種別に応じて、プロジェクター1の動作を制御する。例えば、動作制御部93は、記憶部91を参照して、光源51の種別に応じた駆動方式を取得し、当該駆動方式に基づいて光源51を点灯させる。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
光源用筐体6は、光源51の種別に応じて導通部材64を取付可能な取付部624を有する。これによれば、制御部9が、導通部材64と電気的に接触可能な位置に設けられた2つのばねスイッチ2132の導通状態に基づいて、光源51の種別を判定及び取得できる。従って、導通部材64の有無により、光源51の種別を識別できる。
また、光源51から発せられる熱によって取付部624が変形してしまう場合でも、導通部材64とばねスイッチ2132とが電気的に接続可能であれば、当該ばねスイッチ2132の導通状態に基づいて、光源51の種別を取得できるので、光源装置5に生じる熱の影響により、光源51の種別が取得しづらくなることを抑制できる。
更に、導通部材64の有無により光源51の種別を識別することができるので、当該光源51の種別に応じて光源用筐体6を個別に製造する必要がない。すなわち、共通の光源用筐体6を使用することができる。従って、光源51の種別を簡易に識別できる。
光源用筐体6は、光源51を内部に収納する筐体本体61と、当該筐体本体61内に導入される空気を導くダクト部材62とを備えるので、当該空気を光源51に導くことができ、当該光源51を冷却できる。
また、取付部624はダクト部材62に設けられるので、高温となる光源51から離れた位置に取付部624を配置でき、光源51から発せられる熱の影響により取付部624が変形することを抑制できる。従って、導通部材64を安定して取付部624に取り付けることができ、当該導通部材64とばねスイッチ2132との接続を確保できる。
更に、ダクト部材62は、内部を空気が流通するので、光源51に近い位置に位置する筐体本体61より温度が低くなる。このようなダクト部材62に取付部624が設けられることで、熱による取付部624の変形を抑制できる。従って、導通部材64を安定して取付部624に取り付けることができ、当該導通部材64とばねスイッチ2132とを確実に接触させることができる。
プロジェクター1が設置される姿勢、すなわち、光源装置5の姿勢に応じて、第1ダクト部622及び第2ダクト部623のうち一方が、導入口621を介してダクト部材62内部に導入した空気を筐体本体61の鉛直方向上部に導き、開口部を介して筐体本体61内に空気を流通させるので、当該空気により発光部5111の鉛直方向上部から冷却できる。従って、発光部5111の鉛直方向上部を効果的に冷却でき、光源51の長寿命化を図ることができる。
また、取付部624は、内部を空気が流通する第2ダクト部623の端部に設けられているので、当該取付部624の温度を比較的低く保つことができる。従って、熱による取付部624の変形を抑制できるので、導通部材64を安定して取り付けることができ、当該導通部材64とばねスイッチ2132との接触を確実に実施できる。
更に、取付部624は、ダクト部材62の第2ダクト部623における導入口621側の位置に設けられている。これによれば、ダクト部材62において取付部624が位置する部位には、温度が比較的低い空気(光源用筐体6外の空気)が流通するので、当該取付部624の温度を確実に低く保つことができる。従って、熱による取付部624の変形を確実に抑制でき、導通部材64の安定した取り付け、及び、当該導通部材64とばねスイッチ2132との接触を確実に実施できる。
導通部材64は、金属製部材であるので、熱による導通部材64の変形を抑制できる。また、当該導通部材64は板状であるので、導通部材64を設けることによる光源装置5の大型化を抑制できる。
コネクター6123は、正面部6Eと底面部6Cとに交差する側面部6Bにおいて取付部624よりZ方向とは反対側の位置に設けられている。これによれば、光源収納部21への光源装置5の装着とともに、コネクター6123を光源収納部21に設けられたコネクター212に接続できる。従って、出射される光の進行方向であるZ方向に対する直交方向(Y方向)に光源収納部21に挿入されて装着される光源装置5でも、当該光源装置5の種別を確実に取得できる。
光源収納部21に設けられる端子部213は、導通部材64と接触して互いに導通される2つのばねスイッチ2132を有する。これによれば、当該各ばねスイッチ2132の付勢力(ばね力)により、取付部624及び当該取付部624に取り付けられた導通部材64に対し、各ばねスイッチ2132を押圧できる。従って、導通部材64の有無に応じて、2つのばねスイッチ2132の導通状態と非導通状態とを確実に切り替えることができ、制御部9が、光源51の種別を確実かつ適切に取得できる。
プロジェクター1は、ばねスイッチ2132の導通状態に基づいて光源51の種別を判定する判定部92と、当該判定部92による判定結果に応じて、プロジェクター1の動作を制御する動作制御部93と、を有する。これによれば、動作制御部93が、光源51の種別に応じた駆動方式で当該光源51を駆動させることができる。従って、光源51の駆動始動性を向上させることができる他、長寿命化を図ることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を有するが、当該プロジェクター1では、基板2131に設けられた2つのばねスイッチ2132が導通部材64により導通状態となるか否かに基づいて、制御部9が、光源51の種別を判定した。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターでは、基板に設けられた3つのばねスイッチが導通状態となるか否かだけでなく、導通状態となったばねスイッチがどれかに基づいて、制御部が光源の種別を判定する。この点で、本実施形態に係るプロジェクターと上記プロジェクター1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本実施形態に係るプロジェクターが有する端子部213Aが有する基板2131Aに設けられたばねスイッチ2132を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクターは、端子部213に代えて端子部213Aが光源収納部21に設けられる他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有する。また、端子部213Aは、2つのばねスイッチ2132が設けられた基板2131に代えて、図8に示すように、3つのばねスイッチ2132(2132A,2132B,2132C)が設けられた基板2131Aを有する他は、上記端子部213と同様の構成及び機能を有する。
基板2131Aは、3つのばねスイッチ2132A〜2132Cの導通状態に応じた電圧レベルの信号を制御部9に出力する。具体的に、基板2131Aは、各ばねスイッチ2132A〜2132Cが導通状態となっていない場合と、3つのばねスイッチ2132A〜2132Cのうちの2つが導通状態となっている場合とで、異なる電圧レベルの信号を出力する。また、図8に一点鎖線で示す導通部材64Aにより、ばねスイッチ2132A,2132Bが導通状態となっている場合と、図8に二点鎖線で示す導通部材64Bにより、ばねスイッチ2132B,2132Cが導通部材64Cにより導通状態となっている場合と、図8に点線で示す導通部材64Cにより、ばねスイッチ2132A,2132Cが導通状態となっている場合とで、それぞれ異なる電圧レベルの信号を出力する。なお、各導通部材64A〜64Cは、上記導通部材64と同様の構成を有する。
一方、取付部624には、内部に収納される光源51の種別に応じて、導通部材64A〜64Cが取り付けられないか、或いは、導通部材64A〜64Cのいずれかが取り付けられる。
そして、制御部9を構成する判定部92が、基板2131Aから入力される信号の電圧レベルに基づいて、光源51の種別を判定し、動作制御部93が、判定部92により判定された光源51の種別に応じて、プロジェクター1の動作を制御する。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクターによれば、上記プロジェクター1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
基板2131Aに設けられた3つのばねスイッチ2132A〜2132Cのうちの2つを導通部材64A〜64Cが導通させ、各ばねスイッチ2132A〜2132Cの導通状態及び非導通状態と光源51の種別とを対応させることで、導通部材64A〜64Cが設けられている場合に示される光源51の種別を増やすことができる。従って、複数の光源51の種別を簡易な構成で示すことができる。
[変形例]
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、取付部624は、光源装置5に1つ設けられていたが、本発明はこれに限らない。すなわち、取付部624の数は適宜設定してよく、当該取付部624の数に応じて光源収納部21に少なくとも2つのばねスイッチ2132をそれぞれ設ければよい。そして、取付部624の数に応じて、検出可能な光源51の種別の数を増加させることができる。
上記第1実施形態では、ばねスイッチ2132は、基板2131上に2つ設けられ、上記第2実施形態では、ばねスイッチ2132は、基板2131A上に3つ設けられたが、本発明はこれに限らない。例えば、基板2131上に4つ以上のばねスイッチが設けられ、当該4つ以上のばねスイッチ2132のうち2つが導通部材64により導通することで出力される信号の電圧レベルに基づいて、光源51の種別が判定されるように構成してもよい。また、3つ以上のばねスイッチ2132が同時に導通部材64と接触する構成としてもよい。
上記各実施形態では、光源収納部21に設けられた各ばねスイッチ2132は、Z方向に沿って配列し、当該Z方向にそれぞれ所定間隔を空けて配置されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、各ばねスイッチ2132は、X方向に沿って配列し、当該X方向にそれぞれ所定間隔を空けて配置されていてもよい。この場合、底面部6C側からY方向とは反対方向に光源収納部21に挿入して光源装置5を装着する場合でも、正面部6E側からZ方向に光源収納部21に挿入して光源装置5を装着させる場合でも、上記導通部材64(64A〜64C)を、対応する2つのばねスイッチ2132に接触させやすくすることができる。
上記各実施形態では、取付部624は、第2ダクト部623に設けられていたが、本発明はこれに限らない。例えば、取付部624は、第1ダクト部622に設けられていてもよく、当該取付部624の位置は、ダクト部材62において導入口621側の位置でなくてもよい。また、取付部624は、ダクト部材62ではなく、筐体本体61に設けられていてもよい。この際、発光部5111から離れた位置であれば、当該発光部5111で生じた熱の影響を受けづらくすることができる他、コールドミラーとして構成された主反射鏡52の裏面側(反射面5221とは反対側)でなければ、紫外線及び赤外線の影響を受けづらくすることができる。更に、筐体本体61にダクトが形成されている場合には、当該ダクトに取付部624が設けられていてもよい。
上記各実施形態では、接続部としてのコネクター6123は、第2面部612Bを含む側面部6Bに設けられていた。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、コネクター6123の設置位置は、光源用筐体6のどの面でもよい。例えば、コネクター6123は、光源用筐体6の底面部6Cに設けられていてもよい。この場合、底面部6C側からY方向とは反対方向に光源収納部21に挿入して光源装置5を装着する場合(上記第1の装着方法)でも、側面部6B側からX方向に光源収納部21に挿入して光源装置5を装着する場合(上記第2の装着方法)、及び、側面部6D側からX方向とは反対方向に光源収納部21に挿入して光源装置5を装着する場合(上記第2の装着方法)でも、正面部6E側からZ方向に光源収納部21に挿入して光源装置5を装着させる場合(第3の装着方法)のいずれの場合でも、コネクター6123を、当該光源収納部21の底部に設けられたコネクター212に接続しやすくすることができる。
また、コネクター6123は、取付部624に対してZ方向(光の出射方向)とは反対側でなくてもよく、Z方向側に位置していてもよい。
上記各実施形態では、導通部材64は、板状の金属製部材としたが、本発明はこれに限らず、2つのばねスイッチ2132と電気的に接触して、当該2つのばねスイッチ2132を導通状態とするものであれば、他の形状のものでもよく、また、他の材料により形成されたものでもよい。例えば、金属線や金属箔で導通部材を構成してもよく、導電性樹脂を塗布することなどして導通部材を構成してもよい。更に、導通部材として抵抗を有する構成とすれば、当該抵抗を介して2つのばねスイッチ2132間を流れる電流の電圧値が変化するので、当該電圧値に基づいて、制御部9が、光源の種別をより詳細に取得できる。
上記各実施形態では、端子部213は、ばねスイッチ2132を有するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、取付部624に取り付けられた導通部材64と接触して、非導通状態から導通状態に変化できれば、他の構成のスイッチでもよい。
上記各実施形態では、動作制御部93は、光源51の種別に応じた駆動方式で、光源51を駆動させるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、光源51の駆動時の温度が種別によって異なる場合には、当該光源51の種別に応じた駆動方式で冷却装置7(特にファン72,73)を駆動させるように構成してもよい。また、光源51から出射される光の波長特性が種別によって異なる場合には、光変調装置としての液晶パネル442の駆動状態を、光源51の種別に応じて変更してもよい。すなわち、光源51の種別に応じてプロジェクターの動作が制御されればよい。
上記各実施形態では、端子部213,213Aは、2つのばねスイッチ2132が導通状態である場合と非導通状態である場合とで電圧レベルが異なる信号を、制御部9に出力するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つのばねスイッチ2132が導通状態であるか、非導通状態であるかを制御部9が把握できれば、端子部213,213Aが出力する信号の内容は適宜変更可能である。
上記各実施形態では、判定部92は、蓋部材により外装筐体2の開口部が閉塞され、かつ、光源装置5が光源収納部21内に収納されていると判定された場合に、端子部213から入力される信号に基づいて、光源51の種別を判定するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、判定部92は、外装筐体2の開口部の閉塞を検出することなく、単に光源装置5の光源収納部21内への収納が検出された場合に、入力される信号に基づいて、光源51の種別を判定するように構成してもよい。すなわち、端子部213から入力される信号に応じて、判定部92が光源51の種別を判定する構成を、電子機器が備えていればよい。
上記各実施形態では、ダクト部材62内に設けられて、導入口621から内部に導入された空気を分流する分流部材は、一端が軸支され、他端が自重によって回動する板状部材であり、当該分流部材に孔部が形成されていることにより、第1ダクト部622及び第2ダクト部623のそれぞれに空気が導かれるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、分流部材に孔部を形成せずに、第1ダクト部622及び第2ダクト部623のうち、鉛直方向上側のダクト部に空気を導く構成としてもよい。また、分流部材は、自重によって回動する板状部材に限らず、スライド移動する構成としてもよい。更に、分流部材は無くてもよい。
上記各実施形態では、光学ユニット4は平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1は、3つの液晶パネル442(442R,442G,442B)を備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
上記各実施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネル442を用いていたが、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記各実施形態では、画像の投射方向と、当該画像の観察方向とが略同じであるフロントタイプのプロジェクターを例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、投射方向と観察方向とがそれぞれ反対方向となるリアタイプのプロジェクターにも適用できる。
上記各実施形態では、光源装置5をプロジェクター1に採用した例を挙げたが、本発明はこれに限らない。すなわち、光源装置5を照明装置に採用することも可能である。
1…プロジェクター、2…外装筐体、5…光源装置、6…光源用筐体、6B…側面部、6C…底面部、6D…側面部、6E…正面部、21…光源収納部、45…投射光学装置、51…光源、61…筐体本体、62…ダクト部材、64(64A,64B,64C)…導通部材、92…判定部、93…動作制御部、213,213A…端子部、442(442B,442G,442R)…液晶パネル(光変調装置)、621…導入口、622…第1ダクト部、623…第2ダクト部、624…取付部、611B…第2面部(側面)、2132(2132A,2132B,2132C)…ばねスイッチ、6123…コネクター(接続部)。

Claims (8)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源を内部に収納する光源用筐体と、を備え、
    前記光源用筐体は、
    前記光源を内部に収納する筐体本体と、
    前記筐体本体に取り付けられ、前記筐体本体内に導入される空気を導くダクト部材と、を有し、
    前記ダクト部材は、前記光源用筐体の表面に、導電性を有する導通部材を取付可能な取付部を有し、
    前記導通部材は、前記光源の種別に応じて前記取付部に取り付けられる
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 請求項に記載の光源装置において、
    前記ダクト部材は、
    内部に前記空気を導入する導入口と、
    前記導入口から導入された前記空気を前記筐体本体における鉛直方向の一方側に導く第1ダクト部と、
    前記導入口から導入された前記空気を前記筐体本体における鉛直方向の他方側に導く第2ダクト部と、を有し、
    前記取付部は、前記第1ダクト部及び前記第2ダクト部の一方に設けられている
    ことを特徴とする光源装置。
  3. 請求項に記載の光源装置において、
    前記取付部は、前記ダクト部材において前記導入口側の位置に設けられている
    ことを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1に記載の光源装置において、
    前記光源用筐体は、供給された電力を前記光源に供給する接続部を備え、
    前記接続部は、前記光源用筐体の底面部と、前記光源用筐体において光を出射する正面部及び前記底面部にそれぞれ交差する側面部における前記取付部より前記光源用筐体からの光の出射方向とは反対側の位置とのいずれかに配置される
    ことを特徴とする光源装置。
  5. 光を出射する光源と、
    前記光源を内部に収納する光源用筐体と、を備え、
    前記光源用筐体は、当該光源用筐体の表面に、導電性を有する導通部材を取付可能な取付部を有し、
    前記導通部材は、前記光源の種別に応じて前記取付部に取り付けられる板状の金属製部材である
    ことを特徴とする光源装置。
  6. 光源装置と、
    前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、
    前記光源装置、前記光変調装置及び前記投射光学装置を内部に収納する外装筐体と、
    前記外装筐体に設けられ、前記光源装置を着脱自在に収納する光源収納部と、を備え、
    前記光源装置は、
    光を出射する光源と、
    前記光源を内部に収納する光源用筐体と、を備え、
    前記光源用筐体は、当該光源用筐体の表面に、導電性を有する導通部材を取付可能な取付部を有し、
    前記導通部材は、前記光源の種別に応じて前記取付部に取り付けられ
    前記外装筐体は、前記外装筐体内の、前記光源収納部内に収納された前記光源装置の前記取付部に応じた位置に配置され、前記取付部に取り付けられる前記導通部材と電気的に接触して導通する端子部を有し、
    前記端子部は、前記導通部材と接触して互いに導通される複数のばねスイッチを有す
    ことを特徴とするプロジェクター
  7. 請求項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記複数のばねスイッチは、少なくとも3つのばねスイッチを含み、
    前記導通部材は、前記少なくとも3つのばねスイッチのうち、2つのばねスイッチと接触して当該2つのばねスイッチを導通させる
    ことを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のプロジェクターにおいて、
    前記端子部の導通状態に基づいて、前記光源の種別を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に応じて、当該プロジェクターの動作を制御する動作制御部と、を有する
    ことを特徴とするプロジェクター。
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