JP2001066698A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2001066698A
JP2001066698A JP24388599A JP24388599A JP2001066698A JP 2001066698 A JP2001066698 A JP 2001066698A JP 24388599 A JP24388599 A JP 24388599A JP 24388599 A JP24388599 A JP 24388599A JP 2001066698 A JP2001066698 A JP 2001066698A
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circuit board
lamp
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light source
display device
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Akiyoshi Kuroda
明寿 黒田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を促進できる投写型表示装置を提供す
ること。 【解決手段】 投写型表示装置は、ランプ情報担持回路
基板220およびランプ情報検出回路基板230を含ん
で構成され、光源ランプの使用の有無を判別するヒュー
ズ224が、ランプ情報検出回路基板230に重ならな
いように積層配置されている。このため、ランプ情報担
持回路基板220およびランプ情報検出回路基板230
が近接して積層配置され、ヒューズ224を介して積層
配置された従来の投写型表示装置に比べて、ランプ情報
担持回路基板220とランプ情報検出回路基板230と
の間隔を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源の使用の有無
を判別するランプ情報担持素子を備えたランプ情報担持
回路基板を有する光源装置と、このランプ情報担持回路
基板からの情報を検出するランプ情報検出回路基板とを
備えた投写型表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、光源から出射される光束を画像
情報に応じて光学像を形成する電気光学装置と、この電
気光学装置で形成された画像を拡大投写する投写レンズ
とを備えた投写型表示装置が知られている。このような
投写型表示装置は、会議、学会、展示会等でのマルチメ
ディアプレゼンテーションに広く利用されている。
【0003】このような投写型表示装置では、投写され
た映像に対して、安定した輝度や発色状態を確保するた
めに、従来より、メタルハライドランプ、キセノンラン
プなどの光源ランプを、リフレクタに固定し、ランプハ
ウジング内に収納した光源装置が利用されている。この
ランプハウジングには、その外周部に、光源の使用の有
無を判別するランプ情報担持素子であるヒューズを備え
たランプ情報担持回路基板が設けられている。
【0004】一方、投写型表示装置本体は、ランプ情報
担持回路基板からの情報を検出するランプ情報検出回路
基板を備え、光源装置のランプ点灯時間を積算し、光源
ランプの使用限界がきた際に、強制的にシャットダウン
したり、投写画面上にその旨を表示するように構成され
ている。具体的には、(1)投写型表示装置本体に新し
い光源装置を装着すると、ランプ情報検出回路基板とラ
ンプ情報担持回路基板とが接続され、(2)当該ランプ
情報検出回路基板がランプ情報担持回路基板に設けられ
ているヒューズの電気的導通の有無を確認し、(3)装
置本体に記録されたランプ使用積算時間がリセットさ
れ、(4)ランプ情報担持回路基板のヒューズを切って
当該光源装置の使用時間の積算を開始する。
【0005】このようなランプ情報担持回路基板および
ランプ情報検出回路基板は、ランプ情報検出回路基板が
ヒューズを覆うように、装置内部で積層配置されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、投写型表示
装置は、プレゼンテーション用の会議室等に設置された
状態に維持されることもあるが、必要に応じて持ち込ま
れたり、終了後に他の場所に移して保管する場合もあ
る。従って、持ち運びを容易にするために携帯性を向上
させる必要があり、一層の小型化が求められている。
【0007】しかしながら、ランプ情報担持回路基板お
よびランプ情報検出回路基板が、当該ランプ情報検出回
路基板がヒューズを覆うように配置されていては、ラン
プ情報担持回路基板の厚さ寸法と、このランプ情報担持
回路基板に設けられるヒューズの突出寸法と、ランプ情
報検出回路基板の厚さ寸法との和で表される総厚さ寸法
よりも大きな高さ寸法を有するスペースが装置内部に必
要となるので、投写型表示装置の小型化を図るのが困難
であるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、小型化を促進できる投写
型表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の投写型表示装置
は、光源の使用の有無を判別するランプ情報担持素子を
備えたランプ情報担持回路基板を有する光源装置と、こ
のランプ情報担持回路基板からの情報を検出するランプ
情報検出回路基板とを備えた投写型表示装置であって、
ランプ情報担持回路基板およびランプ情報検出回路基板
は、当該ランプ情報担持回路基板のランプ情報担持素子
に、ランプ情報検出回路基板が重ならないように積層配
置されていることを特徴とする。
【0010】このような本発明によれば、ランプ情報担
持回路基板およびランプ情報検出回路基板の間にランプ
情報担持素子が介装されない分、ランプ情報担持回路基
板とランプ情報検出回路基板とを近接して配置すること
が可能となる。これにより、積層配置しても従来に比べ
て総厚さ寸法が小さくなるので、投写型表示装置の小型
化を図ることが可能となる。
【0011】以上において、前述のランプ情報担持回路
基板およびランプ情報検出回路基板は、付勢手段を介し
て電気的に接続されていることが好ましい。
【0012】このようにすれば、付勢手段は、付勢力に
よってランプ情報検出回路基板に接触するようになって
いるので、光源装置を投写型表示装置内に収納するだけ
で自動的に電気的導通を取ることが可能となる。
【0013】また、前述の付勢手段は、ランプ情報担持
回路基板またはランプ情報検出回路基板のうち一方に固
設される固設部と、ランプ情報検出回路基板またはラン
プ情報担持回路基板のうち固設部が設けられていない側
に向かって付勢するとともに、当該ランプ情報検出回路
基板またはランプ情報担持回路基板のうち固設部が設け
られていない基板に接触する接触面を有する接触部とを
備え、接触部は板バネで構成されていることが望まし
い。
【0014】このように、接触部を板バネで構成すれ
ば、コイルバネ等で構成する場合に比べて、構造を簡易
なものにすることが可能となり、これにより、付勢手段
の製造が容易となる。また、光源装置を投写型表示装置
内に収納する際に、接触部の接触面は、付勢力によって
ランプ情報検出回路基板またはランプ情報担持回路基板
の表面に沿って接触しながら移動するので、ランプ情報
検出回路基板またはランプ情報担持回路基板の被接触面
に付いている埃等を除去することが可能となる。これに
より、付勢手段とランプ情報検出回路基板またはランプ
情報担持回路基板との接触不良を未然に防止することが
可能となる。
【0015】また、前述の付勢手段は、ランプ情報担持
回路基板に設けられていることが好ましい。
【0016】このようにすれば、付勢手段が投写型表示
装置側に設けられている場合に比べて、光源装置を交換
するごとに付勢手段も交換されるので、投写型表示装置
を長年使用しても当該付勢手段の付勢力が低下すること
なく、基板同士の電気的接続を容易に保持することが可
能となる。
【0017】さらに、接触部には、金メッキが施されて
いることが好ましい。
【0018】このようにすれば、接触部が酸化して錆び
ることがなく、長期間使用しても、確実に電気的導通を
確保することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】(1)装置の全体構成 図1、図2には、本実施形態に係る投写型表示装置1の
概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、図
2は下面側から見た斜視図である。
【0021】投写型表示装置1は、光源としての光源装
置から出射された光束を赤(R)、緑(G)、青(B)
の三原色に分離し、これらの各色光束を電気光学装置を
構成する液晶パネルを通して画像情報に対応させて変調
し、変調した後の各色の変調光束をクロスダイクロイッ
クプリズム(色合成光学系)により合成して、投写レン
ズ6を介して投写面上に拡大表示する形式のものであ
る。各構成部品は外装ケース2の内部に収納されている
が、投写レンズ6はそのズーム機構により、必要に応じ
て外装ケース2から突出可能に設けられている。
【0022】(2)外装ケースの構造 外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパー
ケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、正
面部分を覆うフロントケース5とから構成され、アッパ
ーケース3およびロアーケース4がマグネシウムダイキ
ャスト製で、フロントケース5が樹脂製である。
【0023】アッパーケース3の上面右側(正面から見
て右側)には、樹脂製のフィルタ交換蓋241で覆われ
た空気取入口240が設けられている。このフィルタ交
換蓋241には、外部から取り入れた空気を装置内部へ
冷却空気として導入するためのスリット状の開口241
Aが形成され、当該フィルタ交換蓋241の内側には、
エアフィルタ242(図8)が設けられている。このフ
ィルタ交換蓋241をアッパーケース3の上面側から着
脱することで、内部のエアフィルタ242を交換するこ
とが可能である。
【0024】また、アッパーケース3の上面において、
フィルタ交換蓋241の前方には、スピーカ250(図
7)用の多数の連通孔251が穿設されている。連通孔
251の側方には、投写型表示装置1の画質等を調整す
るための操作パネル60が設けられている。これらのフ
ィルタ交換蓋241、連通孔251、および操作パネル
60が設けられている部分は、図7、図8に示されるよ
うに、アッパーケース3の一部が上方に膨出した膨出部
3Aになっており、この膨出部3Aによって形成される
内部空間に前述のエアフィルタ242や、スピーカ25
0、操作パネル60用の回路基板61等が収容されてい
る。
【0025】図2において、ロアーケース4の底面に
は、内部に収納される光源ランプユニット8(図3、図
4)を交換するためのランプ交換蓋27が設けられてい
る。ロアーケース4の底面前方側の角部にはフット31
R、31Lが設けられ、後方側の中央にはフット31C
が設けられている。なお、フット31R、31Lは、ダ
イヤル部分を回転させたり、レバー32R、32Lを操
作することで突出方向に進退する構成であり、その進退
量を調整することによって表示画面の高さや傾きを変更
することが可能である。
【0026】フロントケース5前面の向かって右側部分
には、図示略のリモートコントローラからの光信号を受
信するための受光部70が設けられている。フロントケ
ース5の略中央には、装置内部の空気を排出する排気口
160が設けられている。
【0027】このような外装ケース2の空気取入口24
0寄りの側面および背面には、外部電源との接続用のA
Cインレット50や各種の入出力端子群51が配置され
ている。
【0028】(3)装置の内部構造 図3〜図8には、投写型表示装置1の内部構造が示され
ている。図3は装置内部の概略斜視図、図4は光学系を
示す斜視図、図5、図6は光学系の内部を示す斜視図、
図7、図8は投写型表示装置1の垂直断面図である。
【0029】これらの図において、外装ケース2の内部
には、光源ランプユニット8、電源としての電源ユニッ
ト9、光学ユニット10、ドライバーボード11(図
8)、メインボード12、AVボード13などが配置さ
れている。そして、本実施形態では、光源ランプユニッ
ト8、光学ユニット10、および前述した投写レンズ6
により、図9にも示されるように、本発明に係る平面U
字形状の光学系が構成され、各ボード11、12、13
で本発明に係る制御系が構成されている。
【0030】電源ユニット9は、光学系の投写レンズ6
側の側部に配置された第1電源ブロック9A、平面U字
型の光学系における中央の開口部14内、すなわち投写
レンズ6と光源ランプユニット8との間に配置された第
2電源ブロック9B、光学系の光源ランプユニット8側
の側部に配置された第3電源ブロック9Cで構成されて
いる。
【0031】第1電源ブロック9Aは、前記ACインレ
ット50を備えており、このACインレット50を通し
て得られる外部電源からの電力を第2電源ブロック9B
および第3電源ブロック9Cに分配供給している。
【0032】第2電源ブロック9Bは、第1電源ブロッ
ク9Aから得られる電力を変圧して主に前記制御系を構
成するメインボード12に供給している。この第2電源
ブロック9Bの排気口160側には、当該第2電源ブロ
ック9Bからの電力で駆動される補助排気ファン15が
取り付けられている。
【0033】第3電源ブロック9Cは、第1電源ブロッ
ク9Bから得られる電力を変圧して光源ランプユニット
8内の光源としての光源装置183(図9)に供給して
いる。すなわち、第3電源ブロック9Cは、最も消費電
力の大きい光源装置183に電力を供給する必要から、
第1、第2電源ブロック9A、9Bよりも大きく、装置
1の前後にわたる大きさに設けられている。
【0034】このような第1〜第3電源ブロック9A〜
9Cは、投写レンズ6や光学ユニット10に先がけてロ
アーケース4にネジ等によって固定される。なお、第1
電源ブロック7Aは、第2電源ブロック7Bにのみ電力
を供給し、第3電源ブロック7Cはその第2電源ブロッ
ク7Bから電力が分配されるようにしてもよい。
【0035】光源ランプユニット8は、投写型表示装置
1の光源部分を構成するものであり、図9に示されるよ
うに、光源ランプ181および凹面鏡182からなる光
源装置183と、この光源装置183を収納するランプ
ハウジング184とを有している。なお、ランプハウジ
ング184には、光源ランプ181の使用の有無を判別
するランプ情報担持回路基板220(図12参照)が設
けられている。
【0036】そして、ランプハウジング184には、光
源装置である光源ランプユニット8は、後述のライトガ
イド900を構成する上ライトガイド901と一体の収
容部9021で覆われており、上述したランプ交換蓋2
7を開けて取り外せるように構成されている。収容部9
021の前方には、排気口160に対応した位置に補助
排気ファン15よりも大きい主排気ファン16が配置さ
れている。そして、この主排気ファン16も第2電源ブ
ロック9Bからの電力で駆動される。
【0037】光学ユニット10は、光源ランプユニット
8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に
対応した光学像を形成するユニットであり、ライトガイ
ド900を備えている。このライトガイド900は、樹
脂製で箱状とされた上ライトガイド901と、マグネシ
ウム製で蓋状とされた下ライトガイド902とで構成さ
れ、その内部には照明光学系923、色光分離光学系9
24、変調系としての電気光学装置925、および色合
成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム910
が収容されている。また、下ライトガイド902には投
写レンズ6が固定される鉛直なヘッド板903が設けら
れている。電気光学装置925およびクロスダイクロイ
ックプリズム910以外の光学ユニット10の光学素子
は、上下のライトガイド901、902の間に挟まれて
保持された構成となっている。これらの上ライトガイド
901、下ライトガイド902は一体とされて、ロアー
ケース4の側に固定されている。
【0038】クロスダイクロイックプリズム910は、
ヘッド板903の裏面側であって、下ライトガイド90
2上に固定されている。電気光学装置925を構成する
各液晶パネル925R、925G、925Bは、クロス
ダイクロイックプリズム910の3側面と対向配置さ
れ、クロスダイクロイックプリズム910の対向する面
に固定部材を介して接着固定されている。なお、各液晶
パネル925R、925G、925Bの互いの位置関係
は、液晶パネル925Bと液晶パネル925Rとがクロ
スダイクロイックプリズム910を挟んで対向した位置
に設けられ、液晶パネル925Gがクロスダイクロイッ
クプリズム910を挟んで投写レンズ6と対向した位置
に設けられている。そして、これらの液晶パネル925
R、925G、925Bは、クロスダイクロイックプリ
ズム910の上方に位置しかつ前述の空気取入口240
に対応して設けられた吸気ファン17からの冷却用空気
によって冷却される。この際、吸気ファン17駆動用の
電力は、メインボード12からドライバーボード11を
介して供給される。
【0039】ドライバーボード11は、上述した電気光
学装置925の各液晶パネル925R、925G、92
5Bを制御するためのものであり、光学ユニット10の
上方に配置されている。
【0040】メインボード12は、投写型表示装置1全
体を制御する制御回路が形成されたものであり、光学ユ
ニット10の後方に立設されている。従って、メインボ
ード12とドライバーボード11とは互いに直角に配置
されてコネクタを介して電気的に接続されている。な
お、このメインボード12には、ランプ情報担持回路基
板220からの情報を検出するランプ情報検出回路基板
230が、ケーブルを介して接続されている。
【0041】AVボード13は、前述の入出力端子群5
1を備えた回路基板であって、光学ユニット10とメイ
ンボード12との間に立設され、メインボード12に電
気的に接続されている。
【0042】以上の内部構造においては、吸気ファン1
7で吸引された冷却空気は、電気光学装置925を冷却
した後、各排気ファン15、16の回転によって各ボー
ド11、12、13を冷却しながら光源ランプユニット
8側に導かれる。そして、冷却空気は、ロアーケース4
の底面に設けられた吸入孔4A(図2)からの新たな冷
却空気と共に、主に光源ランプユニット8に流れ込んで
内部の光源装置183を冷却する。また、冷却空気の一
部は第2電源ブロック9B側を流れ、他の一部は第3電
源ブロック9C側を流れ、それぞれを冷却する。この
後、冷却空気は各排気ファン15、16によって排気口
160から装置1の前全面側に排気される。
【0043】(4)光学系の構造 次に、図5、図9を参照して光学系の光学ユニット10
について詳細に説明する。
【0044】光学ユニット10は、それぞれ上ライトガ
イド901内に収容された照明光学系923と、色光分
離光学系924と、リレー光学系927と、それぞれ下
ライトガイド902に固定された電気光学装置925
と、色光合成光学系としてのクロスダイクロイックプリ
ズム910と、下ライトガイド902のヘッド板903
に固定された投写レンズ6とで構成されている。
【0045】照明光学系923は、電気光学装置925
の3枚の液晶パネル925R、925G、925Bの画
像形成領域をほぼ均一に照明するためのインテグレータ
照明光学系であり、光源装置183と、第1のレンズア
レイ921と、第2のレンズアレイ922と、反射ミラ
ー931と、重畳レンズ932とを備えている。これら
のレンズアレイ921、922、重畳レンズ932、お
よび反射ミラー931は、上ライトガイド901の立上
部分に支持された状態で配置されているとともに、脱落
防止部材としてのクリップ7によって固定され、上ライ
トガイド901を図3に示す状態から反転させても脱落
しないようになっている。
【0046】照明光学系923を構成する光源装置18
3は、放射状の光線を出射する放射光源としての光源ラ
ンプ181と、光源ランプ181から出射された放射光
をほぼ平行な光線束として出射する凹面鏡182とを有
する。光源ランプ181としては、ハロゲンランプやメ
タルハライドランプ、または高圧水銀ランプが用いられ
ることが多い。凹面鏡182としては、放物面鏡や楕円
面鏡を用いることが好ましい。
【0047】第1のレンズアレイ921は、略矩形状の
輪郭を有する小レンズ9211がM行N列のマトリクス
状に配列された構成を有している。各小レンズ9211
は、光源から入射された平行な光束を複数の(すなわち
M×N個の)部分光束に分割し、各部分光束を第2のレ
ンズアレイ922の近傍で結像させる。各小レンズ92
11の輪郭の形状は、液晶パネル925R、925G、
925Bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすよう
に設定されている。例えば、液晶パネルの画像形成領域
のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3である
ならば、各小レンズのアスペクト比も4:3に設定す
る。
【0048】第2のレンズアレイ922も、第1のレン
ズアレイ921の小レンズ9211に対応するように、
小レンズ9221がM行N列のマトリクス状に配列され
た構成を有している。第2のレンズアレイ922は、第
1のレンズアレイ921から出射された各部分光束の中
心軸(主光線)が重畳レンズ932の入射面に垂直に入
射するように揃える機能を有している。ここで、重畳レ
ンズ932は、複数の部分光束を3枚の液晶パネル92
5R、925G、925B上で重畳させる機能を有して
いる。また、第2のレンズアレイ922は、図5に示さ
れるように、反射ミラー931を挟んで第1のレンズア
レイ921に対して90度傾いて配置されている。
【0049】反射ミラー931は、第1のレンズアレイ
921から出射された光束を第2のレンズアレイ922
に導くためのミラーであり、照明光学系の構成によって
は、必ずしも必要としない。例えば、第1のレンズアレ
イ921および光源が第2のレンズアレイ922に平行
に設けられていれば不要である。
【0050】色光分離光学系924は、本発明に係る光
学部品としての2枚のダイクロイックミラー941、9
42と、反射ミラー943とを備え、照明光学系923
の重畳レンズ932から出射される光を、赤、緑、青の
3色の色光に分離する機能を有している。各ミラー94
1、942、943は、前述と同様に上ライトガイド9
01の立上部分に支持され、クリップ7によって上ライ
トガイド901に固定されている。
【0051】リレー光学系927は、入射側レンズ95
4、リレーレンズ973、および反射ミラー971、9
72を備えており、これらの反射ミラー971、972
もクリップ7によって上ライトガイド901に固定され
ている。
【0052】電気光学装置925の液晶パネル925
R、925G、925Bは、例えば、ポリシリコンTF
Tをスイッチング素子として用いたものである。各液晶
パネル925R、925G、925Bは、上ライトガイ
ド901の外側であって、上ライトガイド901の外周
に設けられた凹状部904(図5)に対応して配置さ
れ、かつクロスダイクロイックプリズム910の三方の
側面に対向した状態でクロスダイクロイックプリズム9
10の対向する面に固定部材を介して接着固定されてい
る。各液晶パネル925R、925G、925Bの光入
出射面側には、入射側偏光板960R、960G、96
0Bが、光出射面側には出射側偏光板961R、961
G、961Bがそれぞれ配置されている。
【0053】クロスダイクロイックプリズム910は、
3色の色光を合成してカラー画像を形成する機能を有
し、下ライトガイド902の上面に固定ネジにより固定
されている。クロスダイクロイックプリズム910に
は、赤光を反射する誘電体多層膜と、青光を反射する誘
電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略
X字状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つ
の色光が合成される。
【0054】投写レンズ6は、投写型表示装置1の中で
も最も重量の大きい光学部品であり、その基端側に設け
られたフランジ62を介して下ライトガイド902のヘ
ッド板903にネジ等で固定されている。
【0055】以上のように構成された光学ユニット10
は、以下のようにして組み立てられる。
【0056】先ず、箱状の上ライトガイド901をその
開口側が上向きとなるようにして置き、この上ライトガ
イド901内に照明光学系923、色光分離光学系92
4、およびリレー光学系927などを構成する各光学部
品(反射ミラー、各種のレンズ等)を配置し、それらの
光学部品をクリップ7で上ライトガイド901に固定す
る。
【0057】一方、蓋状の下ライトガイド902におい
ては、その上面に液晶パネル925R、925G、92
5Bを固定したクロスダイクロイックプリズム910を
固定し、ヘッド板903に投写レンズ6を固定してお
く。次いで、各光学部品が搭載された上ライトガイド9
01を持って反転させ、下ライトガイド902に被せる
ようにして取り付け、固定する。
【0058】最後に、このようにして完成したライトガ
イド900を、ロアーケース4にネジ等で固定する。
【0059】なお、液晶パネル925R、925G、9
25B、クロスダイクロイックプリズム910、および
投写レンズ6を搭載しておいた下ライトガイド902を
先にロアーケース4に固定しておき、その後、各光学部
品が搭載された上ライトガイド901を持って反転さ
せ、下ライトガイド902に被せるようにして取り付
け、しかる後、ネジ等によって、上ライトガイド901
をロアーケース4に固定するようにしてもよい。
【0060】さらに、下ライトガイド902のみを先に
ロアーケース4にネジ止めしておき、そこに液晶パネル
925R、925G、925Bおよびクロスダイクロイ
ックプリズム910を搭載したり、投写レンズ6を固定
したりし、その後、各光学部品が搭載された上ライトガ
イド901を持って反転させ、下ライトガイド902に
被せるようにして取り付け、しかる後、ネジ等によっ
て、上ライトガイド901をロアーケース4に固定する
ようにしてもよい。
【0061】また、本実施形態において、下ライトガイ
ド902へのクロスダイクロイックプリズム910や投
写レンズ6の固定、ロアーケース4への上下ライトガイ
ド901、902の固定は、ネジによって行われている
が、そのような固定を接着や嵌合形式など、他の適宜な
固定方法で行ってもよい。
【0062】(5)光学系の機能 図9に示す光学ユニット10において、光源装置183
から出射された略平行な光束は、インテグレータ光学系
(照明光学系923)を構成する第1と第2のレンズア
レイ921、922によって、複数の部分光束に分割さ
れる。第1のレンズアレイ921の各小レンズ9211
から出射された部分光束は、重畳レンズ932によっ
て、液晶パネル925R、925G、925Bの画像形
成領域上で概ね重畳される。その結果、各液晶パネル9
25R、925G、925Bは、面内分布がほぼ均一な
照明光によって照明される。
【0063】この際、色光分離光学系924の第1のダ
イクロイックミラー941では、照明光学系923から
出射された光束の赤色光成分が反射するとともに、青色
光成分と緑色光成分とが透過する。第1のダイクロイッ
クミラー941によって反射した赤色光は、反射ミラー
943で反射し、フィールドレンズ951を通って赤色
用の液晶パネル925Rに達する。このフィールドレン
ズ951は、第2のレンズアレイ922から出射された
各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束
に変換する。他の液晶パネル925G、925Bの前に
設けられたフィールドレンズ952、953も同様であ
る。
【0064】第1のダイクロイックミラー941を透過
した青色光と緑色光のうちで、緑色光は第2のダイクロ
イックミラー942によって反射し、フィールドレンズ
952を通って緑色用の液晶パネル925Gに達する。
一方、青色光は第2のダイクロイックミラー942を透
過してリレー光学系927を通り、さらにフィールドレ
ンズ953を通って青色光用の液晶パネル925Bに達
する。なお、青色光にリレー光学系927が用いられて
いるのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さ
よりも長いため、光の拡散等による光の利用効率の低下
を防止するためである。すなわち、入射側レンズ954
に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ95
3に伝えるためである。
【0065】赤、緑、青の各色光は、液晶パネル925
R、925G、925Bに入射するにあたり、入射側偏
光板960R、960G、960Bで特定の偏光光のみ
とされる。この後、各偏光光は、各液晶パネル925
R、925G、925Bにおいて与えられた画像情報に
従って変調され、変調光として出射側偏光板961R、
961G、961Bに出射される。そして、出射側偏光
板961R、961G、961Bにおいては、変調光の
うちの特定の偏光光のみが透過し、クロスダイクロイッ
クプリズム910に出射される。出射された各色光の偏
光光は、クロスダイクロイックプリズム910で合成さ
れて合成光となり、投写レンズ6の方向に出射される。
この合成光は、投写レンズ6により投写スクリーン等の
投写面上にカラー画像として投射される。
【0066】(6)光源ランプユニット 図10〜図12には、光源装置である光源ランプユニッ
ト8が示されている。
【0067】図10は、光源ランプユニット8を上方か
らみた斜視図であり、図11は、下方からみた斜視図で
あり、図12は、その側面図である。
【0068】光源ランプユニット8は、前述のように、
投写型表示装置1の光源部分を構成するものであり、光
源ランプ181およびリフレクタである凹面鏡182か
らなる光源装置183と、この光源装置183を固定・
収納するランプハウジング184とを有している。
【0069】ランプハウジング184は、凹面鏡182
の一部の側面を覆う側部ハウジング200と、この側部
ハウジング200が取り付けられ、凹面鏡182が載置
される底部ハウジング210とを含んで構成されてい
る。
【0070】側部ハウジング200は、光出射面を規定
する開口枠201と、凹面鏡182の側面の一部を覆う
側板部202とを含んで構成され、断面コ字形状に一体
成形されている。
【0071】底部ハウジング210は、凹面鏡182が
載置される載置板211と、この載置板211の側縁に
設けられる立上板212とを含んで構成されている。立
上板212の外側面には、電源ユニット9との電気的接
続を行うとともに、光源ランプ181に電力を供給する
ケーブル(図示省略)に接続するコネクタ213が設け
られている。
【0072】さらに、図11および図12に示すよう
に、載置板211の裏面には、ランプ情報担持回路基板
220が光出射方向Hに延びて設けられている。
【0073】(7)ランプ情報担持回路基板およびラン
プ情報検出回路基板 ランプ情報担持回路基板220(以下、担持基板220
と略称する。)の上方には、図12に示すように、ラン
プ情報検出回路基板230(以下、検出基板230と略
称する。)が配置されている。すなわち、担持基板22
0および検出基板230が上下に積層配置されている。
【0074】担持基板220は、図13に示すように、
基板本体221と、この基板本体221の光出射側H両
端に設けられた付勢手段としての板ばね222と、この
板ばね222から延びる配線223と、これら配線22
3間に設けられる光源ランプ181の使用の有無を判別
するランプ情報担持素子としてのヒューズ224とを含
んで構成されている。
【0075】板ばね222は、図14にも示すように、
矩形枠状に形成されて基板本体221に固設される固設
部222Aと、検出基板230に接触する接触面222
Bを有する接触部222Cとを備えている。そして、こ
の接触部222Cは、固設部222Aから検出基板23
0に向かって折り曲げられて形成されることにより、検
出基板230に対して接触面222Bが接触して付勢さ
れている。なお、この接触部222Cには、金メッキが
施されている。
【0076】ヒューズ224は、光源ランプ181が新
品であるかどうかという情報を担持するものであり、図
12および図14に示すように、直方体形状のヒューズ
が用いられ、検出基板230から離れた担持基板220
上の位置に配置されている。すなわち、検出基板230
が、ヒューズ224と重ならないように、担持基板22
0上に積層されて配置されている。
【0077】検出基板230は、図15に示すように、
基板本体231と、板ばね222の接触面222Bが接
触する被接触面232Aを備えた被接触部232と、こ
れら被接触部232から延びる配線233と、これら配
線233の他端が接続されるコネクタ234とを含んで
構成される。そして、コネクタ234からは、図示しな
いケーブルが延びて、メインボード12(図3参照)に
接続されている。さらに、基板本体231には、ロアー
ケース4の吸入口4Aを通して装置外部から導入された
冷却空気を通過させる冷却空気導入口231Aが形成さ
れている。
【0078】このような構成を有する投写型表示装置1
では、新しく光源ランプ181を交換するために、光源
ランプユニット8を投写型表示装置1内に装着すると、
図14および図16(A)に示すように、接触面222
Bと、被接触面232Aとが互いに接触する。さらに、
光源ランプユニット8を完全に装置1内に装着すると、
図16(B)に示すように、接触面222Bが、被接触
部232に押圧されて、ヒューズ側方向Yに変位する。
この際、接触面222Bの一部である曲折部222D
は、被接触部232に押圧されている間、被接触面23
2Aの所定位置Pから所定位置Qまで、被接触面232
Aに接触しながら移動する。すなわち、光源ランプユニ
ット8が装置1内に装着されている間、曲折部222D
が、常に被接触部232に接触した状態が維持されてい
る。
【0079】このような担持基板220および検出基板
230は、以下のような手順で光源ランプユニット8が
新しいものであるか否かの判断をする。
【0080】(1)新しい光源ランプユニット8を装着
し、投写型表示装置1に電源スイッチをオンすると、メ
インボード12からの制御信号に基づいて、電源ブロッ
ク9Cから検出基板230を介して、担持基板220の
上のヒューズ224に電気信号が送られ、ヒューズ22
4の電気的導通が確認される。
【0081】(2)そして、メインボード12に配設され
たCPUが、この電気的導通を確認すると、メインボー
ド12のメモリに記録された光源ランプ181のそれま
での使用積算時間をリセットする。
【0082】(3)続けて、メインボード12は、制御信
号を出力し、電源ブロック9Cから大きな電流(過電
流)を検出基板230を介して担持基板220に出力
し、ヒューズ224を溶断する。
【0083】(4)また、一旦使用した光源ランプユニッ
ト8が再び装置1内に装着されても、ヒューズ224は
溶断されているので、担持基板220における電気的導
通が確認されず、光源ランプ181の使用積算時間がそ
のまま積算される。
【0084】なお、使用積算時間が、光源ランプ181
の性能に応じた寿命値を上回った場合には、メインボー
ド12によって、光源ランプ181を消灯させて、装置
1内のファン(図示省略)を回転させてクールダウンす
るという消灯動作が強制的に行われる。この際、光源ラ
ンプ181の点灯時間や交換回数および投写画像の周波
数や極性などを示した画像が投写される。
【0085】(8)実施形態の効果 以上のような本実施形態では、以下に述べるような効果
が得られる。
【0086】担持基板220および検出基板230は、
担持基板220に設けられたヒューズ224が、検出基
板230に重ならないように積層配置されている。この
ため、担持基板220および検出基板230が近接して
積層配置されるので、ヒューズを介して積層配置された
従来の投写型表示装置に比べて、担持基板220および
検出基板230の総厚さ寸法を小さくすることができ
る。従って、投写型表示装置1の小型化を図ることがで
きる。
【0087】また、担持基板220および検出基板23
0は、担持基板220に設けられた板ばね222を介し
て電気的に接続されている。このため、板ばね222の
付勢力によって、検出基板230の被接触部232に接
触することが可能になる。従って、光源ランプユニット
8を投写型表示装置1内に装着(収納)するだけで、自
動的に電気的導通を取ることができる。
【0088】さらに、板ばね222は、光源ランプユニ
ット8側に設けられているので、光源ランプユニット8
を交換する毎に板ばね222も交換される。従って、付
勢力の低下による接触不良を回避することができ、基板
220、230同士の電気的接続を良好に維持すること
ができる。
【0089】そして、板ばね222は、検出基板230
側に付勢する接触部222Cを備えている。このため、
コイルバネ等で構成する場合に比べて、構造を簡易なも
のにすることができるので、板ばね222の製造を容易
にすることができる。
【0090】また、光源ランプユニット8を投写型表示
装置1内に装着(収納)する際に、板ばね222の曲折
部222Dは、付勢力によって被接触部232に接触し
ながら所定位置Pから所定位置Qまで移動する。従っ
て、被接触部232に付着している塵埃などを除去する
ことが可能となり、板ばね222と検出基板230との
接触不良を未然に防止することができる。
【0091】さらに、接触部222Cには、金メッキが
施されている。従って、接触部222Cが酸化して錆び
ることがなく、長期間使用しても、確実に電気的導通を
確保することができる。
【0092】そして、検出基板230には、冷却空気導
入口231Aが設けられているので、通電による配線2
33やコネクタ234の発熱を速やかに冷却することが
できる。
【0093】(9)実施形態の変形例 なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下
に示すような変形等も本発明に含まれる。
【0094】例えば、前記実施形態では、板ばね222
の接触部222Cは、金メッキが施されていたが、白金
や銀などの金属や、ステンレスなどの合金を使用しても
よい。
【0095】また、前記実施形態では、付勢手段とし
て、固設部222Aと接触部222Cとからなる板ばね
222が用いられていたが、これに限られない。
【0096】例えば、図17(A)に示すような、金属
製板材を、湾曲させて折り曲げた板ばねを用いてもよ
く、この場合、板ばねの加工が容易になる。さらには図
17(B)に示すようなコイルスプリングなどを用いて
もよく、この場合、市販されているものが適用でき、板
ばねを安価に構成することができる。
【0097】さらに、前記実施形態では、板ばね222
は、担持基板220側に設けられていたが、検出基板2
30側に設けられていてもよく、このようにすれば担持
基板220の構造も簡素になり、光源ランプユニット8
の製造コストを低減することができる。
【0098】また、前記実施形態では、ランプ情報担持
素子としては、直方体形状のヒューズ224が用いられ
ていたが、プラグヒューズや円筒形状のヒューズなどが
用いられてもよい。さらに、ランプ情報担持素子として
は、光源ランプユニット8の挿入時に切断手段によって
切断されるアルミニウム箔が、配線223間に設けられ
ていてもよい。この場合、使用判別手段の構成を簡素に
することができるので、担持基板220の製造が容易に
することができる。要するに、光源ランプユニット8交
換時において、メインボード12による使用積算時間の
リセットの後、一旦通じていた電気的導通を遮断するも
のであればよい。
【0099】さらにまた、ランプ情報担持素子が担持す
る情報は、ランプが新品かどうかの情報に限られず、ラ
ンプ自体の使用時間や、ランプの種類に関する情報であ
っても構わない。また、このような情報を担持するラン
プ情報担持素子は、前記実施形態のようにヒューズ22
4を用いて構成する他、半導体素子のような記憶素子に
よって構成することも可能である。
【0100】さらに、前記実施形態では、電気光学装置
925は、3枚の液晶パネル925R、925G、92
5Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2枚
の液晶パネルから構成される光変調装置に本発明を採用
してもよい。
【0101】そして、前記実施形態では、電気光学装置
925を構成するパネルは液晶素子から構成されていた
が、液晶以外のプラズマ素子、マイクロミラーを用いた
デバイスパネルから構成される光変調装置を備えた投写
型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0102】また、前記実施形態における電気光学装置
925は、光束R、G、Bを透過して変調する形式のも
のであったが、これに限らず、入射した光を反射しつつ
変調して出射する反射型の光変調装置を備えた投写型表
示装置に本発明を採用してもよい。
【0103】
【発明の効果】本発明の投写型表示装置によれば、ラン
プ情報検出回路基板が、ランプ情報担持回路基板のラン
プ情報担持素子に重ならないように積層配置されるの
で、ランプ情報担持素子を挟んだ状態でこれらの基板が
積層配置された従来の投写型表示装置に比べて、ランプ
情報担持回路基板とランプ情報検出回路基板との間隔を
小さくすることができ、ランプ情報担持回路基板の厚さ
寸法と、このランプ情報担持回路基板に設けられるヒュ
ーズの突出寸法と、ランプ情報検出回路基板の厚さ寸法
との和で表される総厚さ寸法を小さくすることができ
る。従って、投写型表示装置の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投写型表示装置の上面
側からの外観斜視図である。
【図2】前記投写型表示装置の下面側からの外観斜視図
である。
【図3】前記投写型表示装置の内部構造を示す斜視図で
ある。
【図4】前記投写型表示装置の光学系を示す斜視図であ
る。
【図5】前記光学系の構造を示す斜視図である。
【図6】前記光学系の構造を示す他の斜視図である。
【図7】図1のVII−VII線断面図であり、前記投写型表
示装置の垂直断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図であり、前記投写型
表示装置の別の垂直断面図である。
【図9】前記光学系の機能を説明するための模式図であ
る。
【図10】前記投写型表示装置のランプハウジングを示
す斜視図である。
【図11】前記ランプハウジングを下方からみた斜視図
である。
【図12】前記ランプハウジングの側方からみた側面図
である。
【図13】前記投写型表示装置のランプ情報担持回路基
板を示す平面模式図である。
【図14】前記投写型表示装置のランプ情報担持回路基
板および前記ランプ情報検出回路基板の接触状態を示す
斜視図である。
【図15】前記投写型表示装置の情報検出回路基板を示
す平面模式図である。
【図16】前記情報担持回路基板および前記情報検出回
路基板の接触状態を示す断面図である。
【図17】(A)および(B)はともに、前記実施形態
の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 8 光源装置である光源ランプユニット 181 光源ランプ 220 ランプ情報担持回路基板 222 付勢手段である板ばね 222A 固設部 222B 接触面 222C 接触部 224 ランプ情報担持素子であるヒューズ 230 ランプ情報検出回路基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の使用の有無を判別するランプ情報
    担持素子を備えたランプ情報担持回路基板を有する光源
    装置と、このランプ情報担持回路基板からの情報を検出
    するランプ情報検出回路基板とを備えた投写型表示装置
    であって、 前記ランプ情報担持回路基板およびランプ情報検出回路
    基板は、当該ランプ情報担持回路基板のランプ情報担持
    素子に前記ランプ情報検出回路基板が重ならないよう
    に、積層配置されていることを特徴とする投写型表示装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記ランプ情報担持回路基板およびランプ情報検出回路
    基板は、付勢手段を介して電気的に接続されていること
    を特徴とする投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記付勢手段は、前記ランプ情報担持回路基板または前
    記ランプ情報検出回路基板の一方に固設される固設部
    と、前記ランプ情報検出回路基板または前記ランプ情報
    検出回路基板のうち前記固設部が設けられていない側に
    向かって付勢するとともに、当該ランプ情報検出回路基
    板または前記ランプ情報検出回路基板のうち前記固設部
    が設けられていない基板に接触する接触面を有する接触
    部とを備え、 前記接触部は板バネで構成されていることを特徴とする
    投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の前記付勢手段
    は、前記ランプ情報担持回路基板に設けられていること
    を特徴とする投写型表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の投写型表示装
    置において、 前記接触部には、金メッキが施されていることを特徴と
    する投写型表示装置。
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