JP7223682B2 - エンジン - Google Patents
エンジン Download PDFInfo
- Publication number
- JP7223682B2 JP7223682B2 JP2019240086A JP2019240086A JP7223682B2 JP 7223682 B2 JP7223682 B2 JP 7223682B2 JP 2019240086 A JP2019240086 A JP 2019240086A JP 2019240086 A JP2019240086 A JP 2019240086A JP 7223682 B2 JP7223682 B2 JP 7223682B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- rocker arm
- fuel injector
- arm bracket
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
特許文献1のエンジンでは、梃子の力点が高い配置されるため、燃料インジェクタも高い位置に配置され、エンジンの小型化に不利である。
図1(A)に例示するように、梃子(10)の力点部(10c)は、作用点部(10b)よりも低い位置で、図1(B)に例示する燃料インジェクタ(9)の両脇に配置される一対の力点爪(10ca)(10ca)で構成され、作用点部(10b)と一対の力点爪(10ca)(10ca)は、燃料インジェクタ(9)の周面と対向する接続部(11)で接続され、
図1(A)に例示するように、接続部(11)は、その下部に円弧状のスライド面(11a)を備え、図2(E)に例示するように、ロッカアームブラケット(8)は、上面に下り傾斜状のガイド面(8a)(8a)を備え、図1(A)に例示するロッカアームブラケット(8)への梃子(10)の組み付け時に、ガイド面(8a)(8a)で接続部(11)のスライド面(11a)を滑らせることにより、図1(B)に例示する一対の力点爪(10ca)(10ca)が燃料インジェクタ(9)の梃子受圧面(9a)に導かれるように構成されている、ことを特徴とするエンジン。
《効果》 エンジンの小型化を図ることができる。
上記構成によれば、図1(B)に例示するように、梃子(10)の一対の力点爪(10ca)(10ca)が低い位置に配置されるため、図1(A)に例示する燃料インジェクタ(9)も低い位置に配置でき、エンジンの小型化を図ることができる。
《効果》ロッカアームブラケット(8)への梃子(10)の組み付けが容易になる。
上記構成によれば、図2(E)に示すロッカアームブラケット(8)のガイド面(8a)で図1(B)に示す一対の力点爪(10ca)(10ca)が燃料インジェクタ(9)の梃子受圧面(9a)に導かれるため、ロッカアームブラケット(8)への梃子(10)の組み付けが容易になる。
図2に示すように、このエンジンは、シリンダブロック(15)と、シリンダブロック(15)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(16)と、シリンダヘッド(16)の上部に組み付けられたシリンダヘッドカバー(17)と、クランク軸(1)の架設方向を前後方向、前後方向の一方を前として、シリンダブロック(15)の前側に配置された伝動カバー(3a)と、シリンダブロック(15)の後部に配置されたフライホイール(20)と、シリンダブロック(15)の下部に組み付けられたオイルパン(29)を備えている。
PTOは、パワーテイクオフの略称で、動力取り出しを意味する。
図3に示すPTO駆動装置(5)には、油圧ポンプが用いられている。図3に示すように、PTO駆動装置(5)は、PTO軸ケース(4)を介して伝動カバー(3a)に接続されている。
このエンジンの吸気装置は、エアクリーナ(図示せず)と、図4に示す過給機(26)のエアコンプレッサ(26a)と、図2,3に示す吸気スロットル(22)と、吸気マニホルド(21)を備えている。
このエンジンの排気装置は、図3,4に示す排気マニホルド(25)と、過給機(26)の排気タービン(26b)と、排気処理装置(28)を備えている。排気処理装置(28)は、排気処理ケース(28a)内にDOC(図示せず)とDPF(図示せず)を収容している。DOCはディーゼル酸化触媒の略称、DPFはディーゼル・パティキュレート・フィルタの略称である。
梃子(10)は鋳造物で、図1(A)に示すように、支点部(10a)は、梃子(10)とロッカアームブラケット(8)に嵌入する鋼球で構成されている。作用点部(10b)は、ロッカアームブラケット(8)のネジ具貫通鋼(8c)を貫通してシリンダヘッド(16)に締結された押圧ネジ具(10d)でロッカアームブラケット(8)側に押圧されている。燃料インジェクタ(9)の押し込み圧は、銅パッキン(9b)を介してインジェクタ受圧面(16b)に受け止められている。燃料インジェクタ(9)の先端は、燃焼室(6)内に突出している。
すなわち、図1(A),図2(A)~(D)に示すように、接続部(11)は、燃料インジェクタ(9)の周面に臨む端壁(11b)と、端壁(11b)の上縁(11ba)と作用点部(10b)の間に配置された天井部(11c)と、一対の両脇壁(11d)(11d)を備え、この一対の両脇壁(11d)(11d)は、天井部(11c)の両脇から端壁(11b)の両脇に沿って下向きに伸びると共に、天井部(11c)と端壁(11b)が臨む空間(11e)を間に挟んで相互に対向し、前記スライド面(11a)は、一対の両脇壁(11d)(11d)の各下部に設けられている。
また、図2(A)(C)に示す空間(11e)により、梃子(10)が軽量となる。
上記構成によれば、図1(B)に示すバルブブリッジ(12)の上昇で飛散するエンジンオイルが梃子(10)の作用点部(10b)で受け止められ、ロッカアーム室(17a)内のオイルミスト量が減少し、図4,5に示すブリーザ室(13)からのエンジンオイルの流出量が減少するため、エンジンオイルの消費量を少なくできる。
上記構成によれば、図1(B)に示すスプリングリテーナ(14a)の上昇で飛散するエンジンオイルが梃子(10)の作用点部(10b)で受け止められ、ロッカアーム室(17a)内のオイルミスト量が減少し、図4,5に示すブリーザ室(13)からのエンジンオイルの流出量が減少するため、 エンジンオイルの消費量を少なくできる。
Claims (4)
- シリンダヘッド(16)の上面に取り付けられたロッカアームブラケット(8)と、ロッカアームブラケット(8)の両脇に揺動自在に取り付けられたロッカアーム(9)(9)と、ロッカアームブラケット(8)の一端側に沿ってシリンダヘッド(16)のインジェクタ取付孔(16a)に差し込まれた燃料インジェクタ(9)と、ロッカアームブラケット(8)の上面に取り付けられた梃子(10)を備え、
梃子(10)は、ロッカアームブラケット(8)で受け止められる支点部(10a)と、ロッカアームブラケット(8)側に押圧される作用点部(10b)と、燃料インジェクタ(9)をインジェクタ取付孔(16a)に押し込む力点部(10c)を備え、
燃料インジェクタ(9)は、梃子(10)の力点部(10c)を受け止める梃子受止面(9a)(9a)を備え、インジェクタ取付孔(16a)は、奥端に燃料インジェクタ(9)の押し込み圧を受け止めるインジェクタ受圧面(16b)を備えている、エンジンにおいて、
梃子(10)の力点部(10c)は、作用点部(10b)よりも低い位置で、燃料インジェクタ(9)の両脇に配置される一対の力点爪(10ca)(10ca)で構成され、作用点部(10b)と一対の力点爪(10ca)(10ca)は、燃料インジェクタ(9)の周面と対向する接続部(11)で接続され、
接続部(11)は、その下部に円弧状のスライド面(11a)を備え、ロッカアームブラケット(8)は、上面に下り傾斜状のガイド面(8a)(8a)を備え、ロッカアームブラケット(8)への梃子(10)の組み付け時に、ガイド面(8a)(8a)で接続部(11)のスライド面(11a)を滑らせることにより、一対の力点爪(10ca)(10ca)が燃料インジェクタ(9)の梃子受圧面(9a)に導かれるように構成されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
接続部(11)は、燃料インジェクタ(9)の周面に臨む端壁(11b)と、端壁(11b)の上縁(11ba)と作用点部(10b)の間に配置された天井部(11c)と、一対の両脇壁(11d)(11d)を備え、この一対の両脇壁(11d)(11d)は、天井部(11c)の両脇から端壁(11b)の両脇に沿って下向きに伸びると共に、天井部(11c)と端壁(11b)が臨む空間(11e)を間に挟んで相互に対向し、前記スライド面(11a)は、一対の両脇壁(11d)(11d)の各下部に設けられている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンにおいて、
梃子(10)の作用点部(10b)で、バルブブリッジ(12)の一部が上方から覆われている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
梃子(10)の作用点部(10b)で、バルブスプリング(14)のスプリングリテーナ(14a)の一部が上方から覆われている、ことを特徴とするエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019240086A JP7223682B2 (ja) | 2019-12-31 | 2019-12-31 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019240086A JP7223682B2 (ja) | 2019-12-31 | 2019-12-31 | エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021110231A JP2021110231A (ja) | 2021-08-02 |
JP7223682B2 true JP7223682B2 (ja) | 2023-02-16 |
Family
ID=77059380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019240086A Active JP7223682B2 (ja) | 2019-12-31 | 2019-12-31 | エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7223682B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000087827A (ja) | 1998-09-11 | 2000-03-28 | Kubota Corp | 燃料噴射ノズルを備えたエンジン |
JP2005264844A (ja) | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Kubota Corp | エンジン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618660U (ja) * | 1991-10-16 | 1994-03-11 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 燃料噴射ノズル・クランプ装置 |
-
2019
- 2019-12-31 JP JP2019240086A patent/JP7223682B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000087827A (ja) | 1998-09-11 | 2000-03-28 | Kubota Corp | 燃料噴射ノズルを備えたエンジン |
JP2005264844A (ja) | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Kubota Corp | エンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021110231A (ja) | 2021-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2002070871A3 (de) | Einrichtung für die entlüftung des kurbelgehäuses einer brennkraftmaschine | |
JPS60116824A (ja) | 内燃機関用の排気タービン過給機 | |
TW200704871A (en) | Engine valve operating system | |
AU1806102A (en) | Four-cycle internal combustion engine | |
CA2472431C (en) | Four-stroke engine system | |
JP7223682B2 (ja) | エンジン | |
JP5478436B2 (ja) | エンジンのブローバイガス還流装置 | |
JP5504198B2 (ja) | エンジン | |
JPH0968039A (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP7299848B2 (ja) | エンジン | |
JP4586549B2 (ja) | 直噴式多気筒エンジン | |
CN101566098A (zh) | 四冲程通用汽油机 | |
JP7212608B2 (ja) | エンジンのpto装置 | |
WO2008046475A3 (de) | Schmiersystem für eine brennkraftmaschine mit abgasturbolader | |
JP5504019B2 (ja) | 内燃機関のブリーザ装置 | |
JP7319203B2 (ja) | エンジン | |
JP6501687B2 (ja) | エンジンの排気接合部構造 | |
JP7280178B2 (ja) | エンジン | |
JP5478435B2 (ja) | エンジンのブローバイガス還流装置 | |
JP7247084B2 (ja) | エンジンのpto装置 | |
JP2006077774A (ja) | 船外機 | |
JP4224417B2 (ja) | 立形エンジン | |
JP2021110233A (ja) | エンジン | |
JP4206059B2 (ja) | ブローバイガス還流装置のオイルドレン構造 | |
JPS6210404Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221116 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7223682 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |