JP2021110233A - エンジン - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1のエンジンでは、オーバーフロー燃料の背圧が大きく変動すると、燃料インジェクタの燃料噴射精度が低下するおそれがある。
図1に例示するように、シリンダヘッド(16)と、シリンダヘッド(16)に組み付けられたシリンダヘッドカバー(17)と、シリンダヘッドカバー(17)内でシリンダヘッド(16)に取り付けられた燃料インジェクタ(9)と、燃料インジェクタ(9)のオーバーフローパイプ(9a)と、シリンダヘッドカバー(17)内のオーバーフローパイプ(9a)の出口が接続されるシリンダヘッド(16)の燃料放出孔(16a)と、燃料放出孔(16a)から燃料タンク(8)に至る燃料導出経路(10)を備えた、エンジンにおいて、
図1に例示するように、シリンダヘッド(16)の燃料放出孔(16a)の出口(16b)に調圧弁(6)が配置され、調圧弁(6)の弁ハウジング(6a)がシリンダヘッド(16)の外側に突出している、ことを特徴とするエンジン。
《効果》 燃料インジェクタ(9)の燃料噴射精度を高く維持できる。
図1に例示するように、オーバーフロー燃料(9b)の背圧が調圧弁(6)によって調圧されるため、燃料インジェクタ(9)の燃料噴射精度を高く維持できる。
《効果》 調圧弁(6)の追加が周辺部品の配置の邪魔にならない。
図1に例示するように、シリンダヘッド(16)の燃料放出孔(16a)の出口(16b)に調圧弁(6)が組み付けられているため、調圧弁(6)の追加が周辺部品の配置の邪魔にならない。
《効果》 調圧弁(6)がシリンダヘッド(16)の熱や振動の影響を受け難い。
図1に例示するように、調圧弁(6)の弁ハウジング(6a)がシリンダヘッド(16)の外側に突出しているため、調圧弁(6)がシリンダヘッド(16)の熱や振動の影響を受け難い。
図4に示すように、このエンジンは、シリンダブロック(15)と、シリンダブロック(15)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(16)と、シリンダヘッド(16)の上部に組み付けられたシリンダヘッドカバー(17)と、クランク軸(1)の架設方向を前後方向、前後方向の一方を前として、シリンダブロック(15)の前側に配置された伝動カバー(3a)と、シリンダブロック(15)の後部に配置されたフライホイール(20)と、シリンダブロック(15)の下部に組み付けられたオイルパン(29)を備えている。
PTOは、パワーテイクオフの略称で、動力取り出しを意味する。
図3に示すPTO駆動装置(5)には、油圧ポンプが用いられている。図4に示すように、PTO駆動装置(5)は、PTO軸ケース(4)を介して伝動カバー(3a)に接続されている。
オイルパン(29)内のエンジンオイルは、オイルポンプ(図示せず)の圧送力で、オイルギャラリ(図示せず)を介して伝動装置(3)の軸受等の摺動部に供給され、オイルパン(29)に戻るが、オイルギャラリの途中でオイルクーラ(7)により冷却され、オイルフィルタ(27)により浄化される。
このエンジンの吸気装置は、エアクリーナ(図示せず)と、図6に示す過給機(26)のエアコンプレッサ(26a)と、図2,3に示す吸気スロットル(22)と、吸気マニホルド(21)を備えている。
このエンジンの排気装置は、図5,6に示す排気マニホルド(25)と、過給機(26)の排気タービン(26b)と、排気処理装置(28)を備えている。排気処理装置(28)は、排気処理ケース(28a)内にDOC(図示せず)とDPF(図示せず)を収容している。DOCはディーゼル酸化触媒の略称、DPFはディーゼル・パティキュレート・フィルタの略称である。
上記構成によれば、図1に示すように、オーバーフロー燃料(9b)の背圧が調圧弁(6)によって調圧されるため、燃料インジェクタ(9)の燃料噴射精度を高く維持できる。
また、図1に示すように、シリンダヘッド(16)の燃料放出孔(16a)の出口に調圧弁(6)が配置されているため、調圧弁(6)の追加が周辺部品の配置の邪魔にならない。
また、図1に示すように、調圧弁(6)の弁ハウジング(6a)がシリンダヘッド(16)の外側に突出しているため、調圧弁(6)がシリンダヘッド(16)の熱や振動の影響を受け難い。
上記構成によれば、差圧弁は開弁精度が高く、燃料インジェクタ(9)の燃料噴射精度を高く維持できる。
差圧弁には、入口圧力と出口圧力の差圧を一定に維持するものや、回路の差圧が変化する条件下でも始動で流量を調節して一定に維持するものがあるが、いずれの機能のものを用いてもよい。
上記構成によれば、図1に示すように、コモンレール噴射式の燃料導出経路(10)には、燃料インジェクタ(9)からのオーバーフロー燃料(9b)を燃料サプライポンプ(24)やコモンレール(23)からのオーバーフロー燃料(24b)と合流させ、この合流した合流燃料(10a)を燃料タンク(8)に戻すオープン経路と、この合流燃料を、再度、燃料サプライポンプ(24)のポンプ入口(24a)に戻すクローズド経路があるが、いずれの経路の場合でも、オーバーフロー燃料(9b)の背圧が調圧弁(6)によって調圧されるため、燃料導出経路(10)の仕様に拘わらず、燃料インジェクタ(9)の燃料噴射精度を同程度に高く維持できる。
なお、図1中の符号(8a)は燃料(軽油)、(24c)は供給燃料、(9c)は加圧燃料である。
Claims (3)
- シリンダヘッド(16)と、シリンダヘッド(16)に組み付けられたシリンダヘッドカバー(17)と、シリンダヘッドカバー(17)内でシリンダヘッド(16)に取り付けられた燃料インジェクタ(9)と、燃料インジェクタ(9)のオーバーフローパイプ(9a)と、シリンダヘッドカバー(17)内のオーバーフローパイプ(9a)の出口が接続されるシリンダヘッド(16)の燃料放出孔(16a)と、燃料放出孔(16a)から燃料タンク(8)に至る燃料導出経路(10)を備えた、エンジンにおいて、
シリンダヘッド(16)の燃料放出孔(16a)の出口(16b)に調圧弁(6)が配置され、調圧弁(6)の弁ハウジング(6a)がシリンダヘッド(16)の外側に突出している、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
調圧弁(6)として差圧弁が用いられている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンにおいて、
燃料インジェクタ(9)は、コモンレール燃料噴射式である、ことを特徴とするエンジン。
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JP2019240088A JP2021110233A (ja) | 2019-12-31 | 2019-12-31 | エンジン |
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Citations (2)
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JPS58161166U (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-27 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 内燃機関の燃料噴射弁取付構造 |
JPH11223167A (ja) * | 1998-02-06 | 1999-08-17 | Kubota Corp | 燃料噴射型エンジン |
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- 2019-12-31 JP JP2019240088A patent/JP2021110233A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS58161166U (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-27 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 内燃機関の燃料噴射弁取付構造 |
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