JP5504019B2 - 内燃機関のブリーザ装置 - Google Patents
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Description
<エンジンの全体構成>
図1に示すエンジン1は、4サイクル直列4気筒ディーゼルエンジンであり、シリンダブロック2や、シリンダヘッド3、ヘッドカバー4、オイルパン5等によって構成されている。シリンダブロック2には、図示しないピストンにコネクティングロッドを介して連結されたクランクシャフト11の他、第1,第2バランサシャフト12,13が回転自在に保持されている。両バランサシャフト12,13は、クランクシャフト11にアイドラギヤ14,15を介して連結されており、クランクシャフト11の2倍の回転数で互いに逆方向に回転駆動される。図2に示すように、クランクシャフト11は、各気筒ごとにクランクウエイト16を有しており、クランク軸受17を介してシリンダブロック2の下面に回転自在に支持されている。
図3に示すように、シリンダブロック2の前面には、第1バランサシャフト12が収容されるバランサ凹部21と、ブリーザチャンバ30を構成するブリーザ凹部31とが上下に隣接した状態で配置されている。また、図4にも示すように、ブリーザ凹部31内には、第1〜第3凹部32〜34と第1,第2凸部35,36とをクランクシャフト11の軸線方向に沿って左方から交互に設けてなる凹凸面37が形成され、更に両凸部35,36の先端にはそれぞれ第1,第2小凹部38,39が設けられている。本実施形態の場合、各凹部32〜34や各凸部35,36、両凸部35,36は、いずれも平面視で略台形を呈している。また、図2に示すように、第1〜第3凹部32〜34はクランク軸受17の側方に設けられ、第1,第2凸部35,36はクランクウエイト16の側方に設けられている。なお、本実施形態のエンジン1は前方排気であり、シリンダヘッド3の前面には4つの排気ポート18が開口している。
エンジン1が運転を開始すると、シリンダとピストンとの間隙からクランクケース内にブローバイガスが漏出する一方、吸気負圧がヘッドカバー4やブローバイホース45を介してブリーザチャンバ30に作用する。これにより、ブローバイガスは、シリンダブロック2の下部から第1〜第3ブリーザ孔42〜44を通過してブリーザチャンバ30に流入する。流入したブローバイガスは、図3,図4に矢印で示すように、ブリーザチャンバ30内を流通した後、ヘッドカバー4に接続したブローバイホース45に流出する。
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 ヘッドカバー
4b 下流側ブローバイ通路
5 オイルパン
11 クランクシャフト
12 第1バランサシャフト
16 クランクウエイト
17 クランク軸受
21 バランサ凹部
22 バランサ軸受
30 ブリーザチャンバ
31 ブリーザ凹部
32〜34 凹部
35,36 凸部
37 凹凸面
38,39 小凹部
41 チャンバカバー
42〜44 ブリーザ孔(上流側ブローバイ通路)
45 ブローバイホース(配管)
Claims (5)
- シリンダブロックに形成され、一端がクランク室に開口するとともにシリンダの軸線方向に延びる複数の上流側ブローバイ通路と、
前記シリンダブロックに形成され、前記各上流側ブローバイ通路の他端が連通するとともにクランクシャフトの軸線方向に延びるブリーザチャンバと
を有する内燃機関のブリーザ装置であって、
前記ブリーザチャンバには、クランクシャフトの軸線方向に沿って凹部と凸部とが交互に設けられた凹凸面が形成され、
前記クランクシャフトは、複数のクランク軸受によって前記シリンダブロックに回転自在に支持され、
前記シリンダブロックの平面視において、前記クランク軸受の側方には前記上流側ブローバイ通路と前記凹部とが設けられ、前記クランク軸受間に位置するクランクウエイトの側方には前記凸部が設けられたことを特徴とする内燃機関のブリーザ装置。 - 前記凹凸面は、前記ブリーザチャンバにおけるシリンダ中心側の内壁であることを特徴とする、請求項1に記載された内燃機関のブリーザ装置。
- 前記ブリーザチャンバの上方には、バランサ軸受によって回転自在に支持されたバランサシャフトが設置されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載された内燃機関のブリーザ装置。
- 前記凸部の先端には、前記凹部よりも小さい小凹部が形成されたことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された内燃機関のブリーザ装置。
- シリンダヘッドに下流側ブローバイ通路が形成され、前記ブリーザチャンバと当該下流側ブローバイ通路とが配管によって連通されたことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された内燃機関のブリーザ装置。
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JP2010058943A JP5504019B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 内燃機関のブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010058943A JP5504019B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 内燃機関のブリーザ装置 |
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