JP7216705B2 - Tyk2阻害剤およびその使用方法 - Google Patents

Tyk2阻害剤およびその使用方法 Download PDF

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Description

発明の技術分野
本発明は、チロシンキナーゼ2としても公知の非受容体型チロシンプロテインキナーゼ2(「TYK2」)を阻害するのに有用な化合物および方法に関する。本発明は、本発明の化合物を含む薬学的に受容可能な組成物、および種々の障害の処置において前記組成物を使用する方法も提供する。
発明の背景
近年、新たな治療剤の調査は、疾患に関連する酵素および他の生体分子の構造をより十分に理解することによって大いに助けられてきた。広範な研究の対象となってきた1つの重要な酵素のクラスは、プロテインキナーゼファミリーである。
プロテインキナーゼは、細胞内の様々なシグナル伝達プロセスの制御を担う、構造的に関連する酵素の大きなファミリーを構成する。プロテインキナーゼは、その構造および触媒機能が保存されていることに起因して、共通の祖先遺伝子から進化したものと考えられる。ほとんどすべてのキナーゼは、同様の250~300アミノ酸の触媒ドメインを含有する。キナーゼは、それらがリン酸化する基質によって、ファミリーに分類され得る(例えば、タンパク質-チロシン、タンパク質-セリン/トレオニン、脂質など)。
一般的に、プロテインキナーゼは、ヌクレオシド三リン酸からシグナル伝達経路に関与するタンパク質アクセプターへのホスホリル転移を実行することによって細胞内シグナル伝達を媒介する。これらのリン酸化事象は、標的タンパク質の生体機能をモジュレートするかまたは調節することができる分子オン/オフスイッチとして作用する。これらのリン酸化事象は、最終的に、様々な細胞外刺激および他の刺激に応じて誘発される。このような刺激の例として、環境ストレスシグナルおよび化学ストレスシグナル(例えば、浸透圧性ショック、熱ショック、紫外線照射、細菌のエンドトキシン、およびH)、サイトカイン(例えば、インターロイキン-1(IL-1)、インターロイキン-8(IL-8)、ならびに腫瘍壊死因子α(TNF-α))、ならびに増殖因子(例えば、顆粒球マクロファージ-コロニー刺激因子(GM-CSF)、および線維芽細胞増殖因子(FGF))が挙げられる。細胞外刺激は、細胞増殖、移動、分化、ホルモンの分泌、転写因子の活性化、筋肉収縮、グルコース代謝、タンパク質合成の制御、および細胞周期の調節に関連する1つまたは複数の細胞応答に影響を及ぼし得る。
多くの疾患は、キナーゼ媒介事象によって誘発される異常な細胞応答と関連する。これらの疾患として、これらに限定されないが、自己免疫疾患、炎症疾患、骨疾患、代謝疾患、神経学的疾患および神経変性疾患、がん、心臓血管疾患、アレルギーおよび喘息、アルツハイマー病、ならびにホルモン関連疾患が挙げられる。したがって、治療剤として有用なプロテインキナーゼ阻害剤を見出す必要性が依然として存在する。
発明の要旨
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼの阻害剤として有効であることが、ここで見出された。
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼが関与するシグナル伝達経路の調節に関連する、種々の疾患、障害または状態を処置するために有用である。このような疾患、障害、または状態としては、本明細書中に記載されるものが挙げられる。
本発明により提供される化合物はまた、生物学的および病理学的現象におけるTYK2酵素の研究;身体組織において起こる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびに新たなTYK2阻害剤またはキナーゼ、シグナル伝達経路、およびサイトカインレベルの他のレギュレーターの、インビトロまたはインビボでの比較評価のために有用である。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式I:
Figure 0007216705000001

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式Iにおいて:
は、-C(O)NH ;-C(O)NHR 3A ;-C(O)N(R 3A ;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここで該環は、m個の例のR 3B で置換されており;
は、水素、または-L -R 5A であり;
は、水素、R 、またはR であるか;
あるいはR およびR は、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここで該環は、R 5A およびn個の例のR によって置換されており;
は、水素、ハロゲン、-NH 、-NHR 7A 、または-NHC(O)R 7A であるか;
あるいはR およびR は、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここで該環は、p個の例のR によって置換されており;
は、共有結合、またはC 1~4 の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここで該鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R 5B -、-CH(R 5B )-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O) -、-S(O) N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O) -によって必要に応じて置き換えられており;
3A およびR 7A は各々独立して、R であり、そして各々が、q個の例のR によって置換されており;
5A および各例のR 5B は各々独立して、R またはR であり、そして各々が、r個の例のR によって置換されており;
各例のR は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO 、-OR、-SR、-NR 、-S(O) R、-S(O) NR 、-S(O)R、-S(O)NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR 、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR 、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR 、-N(R)C(NR)NR 、-N(R)S(O) NR 、または-N(R)S(O) Rであり;
各例のR は独立して、C 1~6 脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり;
各例のR は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO 、-OR、-SR、-NR 、-S(O) R、-S(O) NR 、-S(O)R、-S(O)NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR 、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR 、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR 、-N(R)C(NR)NR 、-N(R)S(O) NR 、もしくは-N(R)S(O) R、または必要に応じて置換された基であり、該必要に応じて置換された基は、C 1~6 脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、該必要に応じて置換された基は、C 1~6 脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、該窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;
ここで炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得;そして
各例のm、n、p、q、およびrは独立して、0、1、2、3、または4である、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目2)
式IIまたはIII:
Figure 0007216705000002

のうちの1つの、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目3)
式VまたはVI:
Figure 0007216705000003

の、項目1または2のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目4)
式V-aまたはVI-a:
Figure 0007216705000004

の、項目1~3のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目5)
が-NH または-NHR 7A である、項目1~4のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目6)
式V-cまたはVI-c:
Figure 0007216705000005

のうちの1つの、項目1~5のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目7)
3A およびR 7A の各々が独立してR であり、そしてq個の例のR によって置換されており、ただし、R 3A またはR 7A のいずれもフェニルではない、項目1~6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
7A がC 1~6 脂肪族である、項目1~7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
7A がメチルである、項目1~8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目10)
本明細書の表1に図示される化合物から選択される、項目1~9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目11)
項目1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
(項目12)
医薬として使用するための、項目1~10に記載の化合物、または項目11に記載の薬学的組成物。
(項目13)
生物学的サンプルにおいて、TYK2を阻害する方法であって、該サンプルを、項目1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、あるいは項目11に記載の薬学的組成物と接触させる工程を包含する、方法。
(項目14)
患者において、TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を処置する方法であって、該患者に、項目11に記載の薬学的組成物、あるいは項目1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する、方法。
(項目15)
前記障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記障害が自己免疫障害である、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記自己免疫障害が、1型糖尿病、強直性脊椎炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記障害が炎症性障害である、項目15に記載の方法。
(項目19)
前記炎症性障害が、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記障害が増殖性障害である、項目15に記載の方法。
(項目21)
前記増殖性障害が血液学的がんである、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記増殖性障害が白血病である、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記白血病がT細胞白血病である、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記T細胞白血病がT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記増殖性障害が、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する、項目20に記載の方法。
(項目26)
前記障害が移植に関連する、項目15に記載の方法。
(項目27)
前記障害が、移植拒絶または移植片対宿主病である、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記障害が内分泌性障害である、項目15に記載の方法。
(項目29)
前記内分泌性障害が、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記障害が神経学的障害である、項目15に記載の方法。
(項目31)
前記神経学的障害がアルツハイマー病である、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記障害が、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23のシグナル伝達に関連する、項目14に記載の方法。
特定の実施形態の詳細な説明
1.本発明の特定の実施形態の一般的な説明:
本発明の化合物およびその組成物は、TYK2プロテインキナーゼの阻害剤として有用である。
TYK2の偽キナーゼ結合ポケットは、複数の水和部位を含み、これらの水和部位の各々は、1分子の水によって占有される。これらの水分子の各々は、それに関連する安定性評価(stability rating)を有する。本明細書中で使用される場合、用語「安定性評価」とは、各水分子に関連するエンタルピー値、エントロピー値、および自由エネルギー値を含む数値計算をいう。この安定性評価は、TYK2の結合ポケットにおける水和部位を占有する水分子の相対的安定性の、測定可能な決定を可能にする。
2.5kcal/molより大きい安定性評価を有する、TYK2の結合ポケットにおける水和部位を占有する水分子は、「不安定な水」と呼ばれる。
いずれの特定の理論によっても束縛されることを望まないが、不安定な水分子(すなわち、2.5kcal/molより大きい安定性評価を有する水分子)の移動または破壊、あるいは安定な水(すなわち、1kcal/mol未満の安定性評価を有する水分子)の阻害剤による置き換えは、この阻害剤のより固い結合をもたらすと考えられる。従って、1個またはそれより多くの不安定な水分子(すなわち、いずれの公知の阻害剤によっても移動させられない不安定な水分子)を移動させるように設計された阻害剤は、より固い結合剤であり、従って、不安定な水分子を移動させない阻害剤と比較して、より強力な阻害剤である。
驚くべきことに、提供される化合物は、1個またはそれより多くの不安定な水分子を移動させるかまたは破壊することが見出された。いくつかの実施形態において、提供される化合物は、少なくとも2個の不安定な水分子を移動させるかまたは破壊する。
特定の実施形態において、本発明は、式I:
Figure 0007216705000006
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Iにおいて、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、下で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、式Iの化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、または希釈剤を含有する、薬学的組成物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、TYK2媒介性の疾患、障害、または状態を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。
2. 化合物および定義:
本発明の化合物は、一般的に上述されたものを含み、さらに、本明細書に開示のクラス、サブクラス、および種によって例証される。本明細書において使用する場合、別段指定されていなければ、以下の定義が適用されることになる。この発明の目的のために、元素周期表、CASバージョン、Handbook of Chemistry and Physics、第75版に従って、化学元素を特定する。さらに、有機化学の一般的原理は、その全体の内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Organic Chemistry」、Thomas Sorrell、University Science Books、Sausalito:1999年、ならびに「March’s Advanced Organic Chemistry」、第5版、編:Smith, M.B.およびMarch, J.、John Wiley & Sons、New York:2001年に記載されている。
用語「脂肪族」または「脂肪族基」とは、本明細書中で使用される場合、直鎖(すなわち、非分枝)または分枝鎖の、置換または非置換の、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含む炭化水素鎖、または完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではない単環式炭化水素もしくは二環式炭化水素(本明細書中で「炭素環」、「脂環式」または「シクロアルキル」とも称される)であって、分子の残部への1つの結合点を有するものを意味する。他に特定されない限り、脂肪族基は、1個~6個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、脂肪族基は、1個~5個の脂肪族炭素原子を含む。他の実施形態において、脂肪族基は、1個~4個の脂肪族炭素原子を含む。さらに他の実施形態において、脂肪族基は、1個~3個の脂肪族炭素原子を含み、そしてなお他の実施形態において、脂肪族基は、1個~2個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、「脂環式」(または「炭素環」または「シクロアルキル」)とは、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではなく、分子の残部への1つの結合点を有する、単環式C~C炭化水素をいう。適切な脂肪族基としては、直鎖または分枝鎖の、飽和または不飽和の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびこれらのハイブリッド(例えば、(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキルまたは(シクロアルキル)アルケニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書中で使用される場合、用語「有橋二環式」とは、飽和または部分不飽和の、少なくとも1つの橋を有する、任意の二環式環系(すなわち、炭素環式または複素環式)をいう。IUPACにより定義されるように、「橋」とは、2つの橋頭を接続する複数原子の非分枝鎖、または1つの原子、または原子価結合であり、ここで「橋頭」とは、3つ以上の骨格原子(水素以外)に結合している、その環系の任意の骨格原子である。いくつかの実施形態において、有橋二環式基は、7個~12個の環員、および独立して窒素、酸素、または硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する。このような有橋二環式基は当該分野において周知であり、そして各基が任意の適切な炭素原子または窒素原子において分子の残部に結合する、以下に記載される基が挙げられる。他に特定されない限り、有橋二環式基は、脂肪族基について記載されたような1つ以上の置換基で、必要に応じて置換される。さらに、または代替的に、有橋二環式基の任意の置換可能な窒素は、必要に応じて置換される。例示的な有橋二環式としては:
Figure 0007216705000007
が挙げられる。
用語「低級アルキル」とは、C1~4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。例示的な低級アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、およびtert-ブチルである。
用語「低級ハロアルキル」とは、1個またはそれより多くのハロゲン原子で置換されている、C1~4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。
用語「ヘテロ原子」とは、酸素、硫黄、窒素、リン、またはケイ素(窒素、硫黄、リン、またはケイ素の任意の酸化形態;任意の塩基性窒素の第四級化形態;あるいは複素環式環の置換可能な窒素(例えば、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにおいてのような)、NH(ピロリジニルにおいてのような)またはNR(N-置換ピロリジニルにおいてのような))を含めて)のうちの1つまたはそれより多くを意味する。
用語「不飽和」とは、本明細書中で使用される場合、1個またはそれより多くの不飽和単位を有する部分を意味する。
本明細書中で使用される場合、用語「二価のC1~8(もしくはC1~6)の飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖」とは、本明細書中で定義されるような、直鎖または分枝鎖の、二価のアルキレン鎖、アルケニレン鎖、およびアルキニレン鎖をいう。
用語「アルキレン」とは、二価のアルキル基をいう。「アルキレン鎖」は、ポリメチレン基、すなわち、-(CH-であり、ここでnは、正の整数、好ましくは、1~6、1~4、1~3、1~2、または2~3である。置換アルキレン鎖は、1個またはそれより多くのメチレン水素が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「アルケニレン」とは、二価のアルケニル基をいう。置換アルケニレン鎖は、少なくとも1個の二重結合を含み、1個またはそれより多くの水素原子が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「ハロゲン」とは、F、Cl、Br、またはIを意味する。
単独でか、または「アラルキル」、「アラルコキシ」もしくは「アリールオキシアルキル」においてのようにより大きい部分の一部として使用される、用語「アリール」とは、合計5個~14個の環員を有し、その系内の少なくとも1個の環が芳香族であり、そしてその系内の各環が3個~7個の環員を含む、単環式または二環式の環系をいう。用語「アリール」は、用語「アリール環」交換可能に使用され得る。本発明の特定の実施形態において、「アリール」とは、芳香環系をいい、これには、フェニル、ビフェニル、ナフチル、およびアントラシルなどが挙げられるが、これらに限定されず、これらは、1個またはそれより多くの置換基を有してもよい。用語「用語」が本明細書中で使用される場合、またその範囲に含まれるものは、芳香環が1個またはそれより多くの非芳香環に縮合している基(例えば、インダニル、フタルイミジル、ナフトイミジル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロナフチルなど)である。
単独でかまたはより大きい部分(例えば、「ヘテロアラルキル」もしくは「ヘテロアラルコキシ」)の一部として使用される、用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ-」とは、5個~10個の環原子、好ましくは5個、6個、または9個の環原子を有し;環状配置で共有された6個、10個、または14個のπ電子を有し;そして炭素原子に加えて1個~5個のヘテロ原子を有する基をいう。用語「ヘテロ原子」とは、窒素、酸素、または硫黄をいい、そして窒素または硫黄の任意の酸化形態、および塩基性窒素の任意の第四級化形態を含む。ヘテロアリール基としては、限定されないが、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、およびプテリジニルが挙げられる。用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ-」はまた、本明細書中で使用される場合、複素芳香族環が1個またはそれより多くのアリール環、脂環式環、または複素環式環に縮合しており、そのラジカルまたは結合点が、他に特定されない限り、その複素芳香族環上にあるか、またはこのヘテロ芳香族環が縮合している環のうちの1つ上にある、基を包含する。非限定的な例としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H-キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、およびテトラヒドロイソキノリニルが挙げられる。ヘテロアリール基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロアリール」は、用語「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」または「複素芳香族」と交換可能に使用され得、これらの用語の任意のものは、必要に応じて置換されている環を含む。用語「ヘテロアラルキル」とは、ヘテロアリールによって置換されたアルキル基をいい、ここでアルキル部分およびヘテロアリール部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式ラジカル」、および「複素環式環」は、交換可能に使用され、そして安定な5員~7員の単環式、または7員~10員の二環式の、複素環式部分であって、飽和または部分不飽和のいずれかであり、そして炭素原子に加えて、1個またはそれより多く、好ましくは1個~4個の、上で定義されたようなヘテロ原子を有するものをいう。複素環の環原子に関して使用される場合、用語「窒素」は、置換された窒素を包含する。一例として、酸素、硫黄または窒素から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、飽和または部分不飽和の環において、この窒素は、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにおいてのように)であっても、NH(ピロリジニルにおいてのように)であっても、NR(N置換ピロリジニルにおいてのように)であってもよい。
複素環式環は、その親基に、安定な構造をもたらす任意のヘテロ原子または炭素原子において結合し得、そしてこれらの環原子の任意のものは、必要に応じて置換され得る。このようは飽和または部分不飽和の複素環式ラジカルの例としては、限定されないが、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン、およびキヌクリジニルが挙げられる。用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、および「複素環式ラジカル」は、本明細書中で交換可能に使用され、そしてまた、ヘテロシクリル環が1個またはそれより多くのアリール環、ヘテロアリール環、または脂環式環に縮合している基(例えば、インドリニル、3H-インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロキノリニル)を包含する。ヘテロシクリル基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリルにより置換されたアルキル基をいい、ここでこのアルキル部分およびヘテロシクリル部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「部分不飽和」とは、少なくとも1個の二重結合または三重結合を含む環部分をいう。用語「部分不飽和」は、複数の不飽和部位を有する環を包含することを意図されるが、本明細書中で定義されるようなアリール部分またはヘテロアリール部分を包含することは意図されない。
本明細書中に記載されるように、本発明の化合物は、「必要に応じて置換された」部分を含み得る。一般に、用語「置換された」とは、用語「必要に応じて」が先行しようと先行するまいと、指定される部分の1個またはそれより多くの水素が適切な置換基で置き換えられていることを意味する。他に示されない限り、「必要に応じて置換された」基は、適切な置換基をその基の各置換可能な部分に有し得、そして任意の所定の構造中の1個より多くの位置が、特定の群から選択される1個より多くの置換基で置換され得る場合、その置換基は、それぞれの位置において同じであっても異なっていてもいずれでもよい。本発明により想定される置換基の組み合わせは、好ましくは、安定な化合物、または化学的に可能な化合物の形成をもたらす組み合わせである。用語「安定な」とは、本明細書中で使用される場合、それらの生成、検出、ならびに特定の実施形態において、本明細書中に開示される目的のうちの1つまたはそれより多くのためのそれらの回収、精製、および使用を可能にする条件に供される場合に、実質的に変化しない化合物をいう。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な炭素原子上の適切な一価置換基は、独立して、ハロゲン;-(CH0~4;-(CH0~4OR;-O(CH0~4、-O-(CH0~4C(O)OR;-(CH0~4CH(OR;-(CH0~4SR;-(CH0~4Ph(これは、Rで置換され得る);-(CH0~4O(CH0~1Ph(これは、Rで置換され得る);-CH=CHPh(これは、Rで置換され得る);-(CH0~4O(CH0~1-ピリジル(これは、Rで置換され得る);-NO;-CN;-N;-(CH0~4N(R;-(CH0~4N(R)C(O)R;-N(R)C(S)R;-(CH0~4N(R)C(O)NR ;-N(R)C(S)NR ;-(CH0~4N(R)C(O)OR;-N(R)N(R)C(O)R;-N(R)N(R)C(O)NR ;-N(R)N(R)C(O)OR;-N(R)C(NR)N(R;-(CH0~4C(O)R;-C(S)R;-(CH0~4C(O)OR;-(CH0~4C(O)SR;-(CH0~4C(O)OSiR ;-(CH0~4OC(O)R;-OC(O)(CH0~4SR;-SC(S)SR;-(CH0~4SC(O)R;-(CH0~4C(O)NR ;-C(S)NR ;-C(S)SR;-SC(S)SR、-(CH0~4OC(O)NR ;-C(O)N(OR)R;-C(O)C(O)R;-C(O)CHC(O)R;-C(NOR)R;-(CH0~4SSR;-(CH0~4S(O);-(CH0~4S(O)OR;-(CH0~4OS(O);-S(O)NR ;-(CH0~4S(O)R;-N(R)S(O)NR ;-N(R)S(O);-N(OR)R;-C(NH)NR ;-P(O);-P(O)R ;-OP(O)R ;-OP(O)(OR;-SiR ;-(C1~4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)O-N(R;または-(C1~4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)O-N(Rであり、ここで各Rは、以下で定義されるように置換され得、そして独立して、水素、C1~6脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、-CH-(5員~6員のヘテロアリール環)、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、Rの2個の独立した存在は、それらの間にある原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する、3員~12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成し、これは、以下で定義されるように置換され得る。
(Rの2個の独立した存在がこれらの間の原子と一緒になることにより形成された環)上の適切な一価置換基は独立して、ハロゲン、-(CH0~2、-(ハロR)、-(CH0~2OH、-(CH0~2OR、-(CH0~2CH(OR;-O(ハロR)、-CN、-N、-(CH0~2C(O)R、-(CH0~2C(O)OH、-(CH0~2C(O)OR、-(CH0~2SR、-(CH0~2SH、-(CH0~2NH、-(CH0~2NHR、-(CH0~2NR 、-NO、-SiR 、-OSiR 、-C(O)SR、-(C1~4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)OR、または-SSRであり、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。Rの飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、=Oおよび=Sが挙げられる。
「必要に応じて置換された」基の飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、以下のものが挙げられる:=O、=S、=NNR 、=NNHC(O)R、=NNHC(O)OR、=NNHS(O)、=NR、=NOR、-O(C(R ))2~3O-、または-S(C(R ))2~3S-。ここでRの各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1~6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する非置換の5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。「必要に応じて置換された」基のビシナルの置換可能な炭素に結合する適切な二価置換基としては、-O(CR 2~3O-が挙げられ、ここでRの各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1~6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する非置換の5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。
の脂肪族基上の適切な置換基としては、ハロゲン、-R、-(ハロR)、-OH、-OR、-O(ハロR)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR、-NH、-NHR、-NR 、または-NOが挙げられ、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な窒素上の適切な置換基としては、-R、-NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)C(O)R、-C(O)CHC(O)R、-S(O)、-S(O)NR 、-C(S)NR 、-C(NH)NR 、または-N(R)S(O)が挙げられ;ここで各Rは独立して、水素、以下で定義されるように置換され得るC1~6脂肪族、非置換-OPh、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する非置換5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、Rの2個の独立した存在は、これらの間の原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する、非置換の3員~12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成する。
の脂肪族基上の適切な置換基は、独立して、ハロゲン、-R、-(ハロR)、-OH、-OR、-O(ハロR)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR、-NH、-NHR、-NR 、または-NOであり、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
本明細書中で使用される場合、用語「薬学的に受容可能な塩」とは、妥当な医学的判断の範囲内で、過度な毒性、刺激、およびアレルギー応答などなしで、ヒトおよび下等動物の組織と接触させて使用するために適切であり、そして合理的な利益/危険比に釣り合う、塩をいう。薬学的に受容可能な塩は、当該分野において周知である。例えば、S.M.Bergeらは、薬学的に受容可能な塩を、J.Pharmaceutical Sciences,1977,66,1-19において詳細に記載しており、これは、本明細書中に参考として援用される。本発明の化合物の薬学的に受容可能な塩としては、適切な無機酸、無機塩基、有機酸、および有機塩基から誘導される塩が挙げられる。薬学的に受容可能な非毒性の酸付加塩の例は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸)または有機酸(例えば、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸もしくはマロン酸)と形成されたか、あるいはイオン交換などの当該分野において使用される他の方法を使用することによって形成された、アミノ基の塩である。他の薬学的に受容可能な塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、および吉草酸塩などが挙げられる。
適切な塩基から誘導される塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩およびN(C1~4アルキル)塩が挙げられる。代表的なアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、およびマグネシウムなどが挙げられる。さらなる薬学的に受容可能な塩は、適切である場合、ハロゲン化物イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、低級アルキルスルホン酸イオンおよびアリールスルホン酸イオンなどの対イオンを使用して形成された、非毒性のアンモニウム、第四級アンモニウム、およびアミン陽イオンを含む。
他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、その構造の全ての異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座))形態、例えば、各不斉中心についてのR配置およびS配置、ZおよびEの二重結合異性体、ならびにZおよびEの配座異性体を包含することを意味する。従って、本発明の化合物の単一の立体化学異性体、ならびにエナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座)混合物は、本発明の範囲内である。他に記載されない限り、本発明の化合物の全ての互変異性形態は、本発明の範囲内である。さらに、他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、1またはそれより多くの同位体が富化された原子の存在のみが異なる化合物を包含することを意味する。例えば、水素がジュウテリウムもしくはトリチウムにより置き換えられた本発明の構造、または炭素が13Cまたは14Cを富化された炭素で置き換えられた本発明を有する化合物は、本発明の範囲内である。このような化合物は、例えば、本発明に従う分析ツールとして、生物学的アッセイにおけるプローブとして、または治療剤として、有用である。特定の実施形態において、与えられる化合物の弾頭(warhead)部分Rは、1個またはそれより多くのジュウテリウム原子を含む。特定の実施形態において、提供される化合物の環Bは、1個またはそれより多くのジュウテリウム原子で置換され得る。
本明細書中で使用される場合、用語「阻害剤」は、TYK2を測定可能な親和性で結合し、そして/または阻害する化合物であると定義される。特定の実施形態において、阻害剤は、約50μM未満、約1μM未満、約500nM未満、約100nM未満、約10nM未満、または約1nM未満のIC50および/または結合定数を有する。
本発明の化合物は、検出可能部分に繋留され得る。このような化合物は、画像化剤として有用であることが理解される。当業者は、検出可能部分を、適した置換基を介して提供される化合物と結合させてもよいということを認識する。本明細書において、用語「適した置換基」とは、検出可能部分に共有結合され得る部分をいう。このような部分は、当業者には周知であり、例えば、いくつか例を挙げると、カーボネート部分、アミノ部分、チオール部分またはヒドロキシル部分を含有する基が挙げられる。このような部分は、提供される化合物と直接結合されても、二価の飽和または不飽和炭化水素鎖などの繋留基を介して結合されてもよいことが理解される。いくつかの実施形態では、このような部分は、クリックケミストリーによって結合させられ得る。いくつかの実施形態では、このような部分は、必要に応じて銅触媒の存在下で、アルキンとのアジドの1,3-環化付加によって結合させられ得る。クリックケミストリーを使用する方法は、当技術分野で公知であり、Rostovtsevら,Angew.Chem.Int.Ed.2002,41,2596-99およびSunら,Bioconjugate Chem.,2006,17,52-57によって記載されるものが挙げられる。
本明細書において、用語「検出可能部分」は、用語「標識」と交換可能に使用され、検出され得る任意の部分、例えば、一次標識および二次標識に関する。放射性同位体(例えば、トリチウム、32P、33P、35S、または14C)、質量タグ、および蛍光標識などの一次標識は、さらなる修飾を行わずに検出され得るシグナル生成レポーター基である。検出可能部分としてはまた、発光基およびリン光基が挙げられる。
本明細書において、用語「二次標識」とは、検出可能なシグナルの生成のために二次中間体の存在を必要とする、ビオチンおよび種々のタンパク質抗原などの部分をいう。ビオチンに対しては、二次中間体として、ストレプトアビジン-酵素結合体を含み得る。抗原標識に対しては、二次中間体は、抗体-酵素結合体を含み得る。いくつかの蛍光基は、それらが、非放射性蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)のプロセスにおいてエネルギーを別の基に移動し、第2の基が検出されるシグナルを生じるので二次標識として作用する。
本明細書において、用語「蛍光標識」、「蛍光色素」および「発蛍光団」は、規定の励起波長で光エネルギーを吸収し、異なる波長で光エネルギーを放出する部分をいう。蛍光標識の例として、Alexa Fluor色素(Alexa Fluor350、Alexa Fluor488、Alexa Fluor532、Alexa Fluor546、Alexa Fluor568、Alexa Fluor594、Alexa Fluor633、Alexa Fluor660およびAlexa Fluor680)、AMCA、AMCA-S、BODIPY色素(BODIPY FL、BODIPY R6G、BODIPY TMR、BODIPY TR、BODIPY530/550、BODIPY558/568、BODIPY564/570、BODIPY576/589、BODIPY581/591、BODIPY630/650、BODIPY650/665)、カルボキシローダミン6G、カルボキシ-X-ローダミン(ROX)、カスケードブルー、カスケードイエロー、クマリン343、シアニン色素(Cy3、Cy5、Cy3.5、Cy5.5)、ダンシル、ダポキシル(Dapoxyl)、ジアルキルアミノクマリン、4’,5’-ジクロロ-2’,7’-ジメトキシ-フルオレセイン、DM-NERF、エオシン、エリスロシン、フルオレセイン、FAM、ヒドロキシクマリン、IRDyes(IRD40、IRD700、IRD800)、JOE、リサミンローダミンB、マリーナブルー、メトキシクマリン、ナフトフルオレセイン、オレゴングリーン488、オレゴングリーン500、オレゴングリーン514、パシフィックブルー、PyMPO、ピレン、ローダミンB、ローダミン6G、ローダミングリーン、ローダミンレッド、ロドールグリーン、2’,4’,5’,7’-テトラ-ブロモスルホン-フルオレセイン、テトラメチル-ローダミン(TMR)、カルボキシテトラメチルローダミン(TAMRA)、テキサスレッド、テキサスレッド-Xが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書において、用語「質量タグ」とは、質量分析(MS)検出技術を使用してその質量によって一意的に検出され得る任意の部分をいう。質量タグの例として、N-[3-[4’-[(p-メトキシテトラフルオロベンジル)オキシ]フェニル]-3-メチルグリセロニル]イソニペコン酸、4’-[2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(ペンタフルオロフェノキシル)]メチルアセトフェノンおよびそれらの誘導体などのエレクトロフォア放出タグが挙げられる。これらの質量タグの合成および有用性は、米国特許第4,650,750号、同4,709,016号、同5,360,8191号、同5,516,931号、同5,602,273号、同5,604,104号、同5,610,020号および同5,650,270号に記載されている。質量タグのその他の例として、種々の長さおよび塩基組成のヌクレオチド、ジデオキシヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、オリゴペプチド、オリゴ糖および種々の長さおよびモノマー組成のその他の合成ポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。適切な質量範囲(100~2000ダルトン)の、中性のものと荷電したものとの両方の多種多様な有機分子(生体分子または合成化合物)を、質量タグとして使用してもよい。
用語「測定可能な親和性」および「測定可能に阻害する」とは、本明細書中で使用される場合、本発明の化合物またはその組成物およびTYK2プロテインキナーゼを含有するサンプルと、この化合物もその組成物も存在しないTYK2プロテインキナーゼを含有する等価なサンプルとの間での、TYK2プロテインキナーゼ活性の測定可能な変化を意味する。
3.例示的な実施形態の説明:
上記のように、特定の実施形態において、本発明は、式I:
Figure 0007216705000008
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Iにおいて:
は、-C(O)NH;-C(O)NHR3A;-C(O)N(R3A;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されており;
は、水素、または-L-R5Aであり;
は、水素、R、またはRであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されており;
は、水素、ハロゲン、-NH、-NHR7A、または-NHC(O)R7Aであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここでこの環は、p個の例のRによって置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R5B-、-CH(R5B)-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
3AおよびR7Aは各々独立して、Rであり、そして各々が、q個の例のRによって置換されており;
5Aおよび各例のR5Bは各々独立して、RまたはRであり、そして各々が、r個の例のRによって置換されており;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり;
各例のRは独立して、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、この窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;
ここで炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得;そして
各例のm、n、p、q、およびrは独立して、0、1、2、3、または4である。
特定の実施形態において、本発明は、式I:
Figure 0007216705000009
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Iにおいて:
は、-C(O)NH;-C(O)NHR3A;-C(O)N(R3A;-C(O)OR;-C(O)NOR;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されており;
は、水素、または-L-R5Aであり;
は、水素、R、またはRであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されており;
は、水素、ハロゲン、-NH、-NHR7A、または-NHC(O)R7Aであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここでこの環は、p個の例のRによって置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R5B-、-CH(R5B)-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
3AおよびR7Aは各々独立して、Rであり、そして各々が、q個の例のRによって置換されており;
5Aおよび各例のR5Bは各々独立して、RまたはRであり、そして各々が、r個の例のRによって置換されており;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり;
各例のRは独立して、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、この窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;
ここで炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得;そして
各例のm、n、p、q、およびrは独立して、0、1、2、3、または4である。
特定の実施形態において、本発明は、式I’:
Figure 0007216705000010
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式I’において:
は、-C(O)NH;-C(O)NHR3A;-C(O)N(R3A;-C(O)OR;-C(O)NHOR;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されており;
は、水素、または-L-R5Aであり;
は、水素、R、またはRであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されており;
は、水素、ハロゲン、-NH、-NHR7A、または-NHC(O)R7Aであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここでこの環は、p個の例のRによって置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R5B-、-CH(R5B)-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
3AおよびR7Aは各々独立して、Rであり、そして各々が、q個の例のRによって置換されており、ここで同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し;
5Aおよび各例のR5Bは各々独立して、RまたはRであり、そして各々が、r個の例のRによって置換されており;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり;
各例のRは独立して、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され、ここで同じ炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接する炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、この窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;
ここで炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得;そして
各例のm、n、p、q、およびrは独立して、0、1、2、3、または4である。
上で一般的に定義されたように、Rは、-C(O)NH;-C(O)NHR3A;-C(O)N(R3A;-C(O)OR;-C(O)NOR;-C(O)NHOR;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、-C(O)NH;-C(O)NHR3A;-C(O)N(R3A;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、-C(O)NHまたは-C(O)NHR3Aである。いくつかの実施形態において、Rは-C(O)NORである。いくつかの実施形態において、Rは-C(O)ORである。
いくつかの実施形態において、Rは-C(O)N(R3Aである。いくつかの実施形態において、Rは-C(O)NHORである。いくつかの実施形態において、Rは、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されている。
いくつかの実施形態において、Rは-C(O)NHである。いくつかの実施形態において、Rは-C(O)NHR3Aである。いくつかの実施形態において、Rは、-C(O)NHORまたは-C(O)ORである。いくつかの実施形態において、Rは、-C(O)NH、-C(O)NHR3A、-C(O)NHORまたは-C(O)ORである。いくつかの実施形態において、Rは、-C(O)NH、-C(O)NHR3A、または-C(O)NHORである。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000011
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000012
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000013
Figure 0007216705000014
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000015
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、Rは、水素、または-L-R5Aであるか;あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rは-L-R5Aである。
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、水素または-L-R5Aである。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000016
Figure 0007216705000017
Figure 0007216705000018
Figure 0007216705000019
Figure 0007216705000020
Figure 0007216705000021
Figure 0007216705000022
Figure 0007216705000023
Figure 0007216705000024
Figure 0007216705000025
Figure 0007216705000026
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000027
Figure 0007216705000028
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、Rは、水素、R、またはRであるか、あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、Rは水素である。
いくつかの実施形態において、RはRである。いくつかの実施形態において、RはRである。いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、水素、RまたはRである。
いくつかの実施形態において、Rはメチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、Rは、水素、ハロゲン、-NH、-NHR7A、または-NHC(O)R7Aであるか;あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここでこの環は、p個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、-NHまたは-NHR7Aである。いくつかの実施形態において、Rは-NHMeである。いくつかの実施形態において、Rは-NHCDである。
いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態において、Rは-NHである。いくつかの実施形態において、Rは-NHR7Aである。いくつかの実施形態において、Rは-NHC(O)R7Aである。いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここでこの環は、p個の例のRによって置換されている。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000029
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、Lは、共有結合、またはC1~4の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R5B-、-CH(R5B)-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられている。いくつかの実施形態において、Lは-N(R)-である。いくつかの実施形態において、Lは-N(H)-である。
いくつかの実施形態において、Lは共有結合である。いくつかの実施形態において、Lは、C1~4の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R5B-、-CH(R5B)-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられている。
いくつかの実施形態において、Lは、-N(R)-または共有結合である。いくつかの実施形態において、Lは、-N(H)-または共有結合である。
いくつかの実施形態において、Lは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、R3AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ここで同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。いくつかの実施形態において、R3Aは、q個の例のRによって置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、R3Aは、q個の例のRによって置換された3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環である。いくつかの実施形態において、R3Aは、シクロプロピルまたはシクロブチルであり;各々が、q個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、R3Aは、q個の例のRによって置換されたシクロプロピルである。いくつかの実施形態において、R3Aは、q個の例のRによって置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態において、R3AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ただし、R3Aはフェニルではない。
いくつかの実施形態において、R3AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ここで同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
いくつかの実施形態において、R3Aは、q個の例のRによって置換されたC1~6脂肪族、またはq個の例のRによって置換された3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環である。
いくつかの実施形態において、R3Aは、以下のもの:
Figure 0007216705000030
から選択される。
いくつかの実施形態において、R3Aは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、R5Aは、RまたはRであり、そしてr個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、R5Aは、フェニル、または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり;そしてr個の例のRによって置換されている。
いくつかの実施形態において、R5Aは、r個の例のRによって置換されたRである。いくつかの実施形態において、R5Aは、r個の例のRによって置換されたRである。
いくつかの実施形態において、R5Aは、以下のもの:
Figure 0007216705000031
から選択される。
いくつかの実施形態において、R5Aは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、R7AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されている。いくつかの実施形態において、R7Aは、q個の例のRによって置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態において、R7Aはメチルである。いくつかの実施形態において、R7AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ただし、R7Aは芳香族ではない。いくつかの実施形態において、R7AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ただしR7Aはフェニルではない。
いくつかの実施形態において、R7AはRであり、そしてq個の例のRによって置換されている。
いくつかの実施形態において、R7Aは水素である。いくつかの実施形態において、R7Aはメチルである。
いくつかの実施形態において、R7Aは、以下のもの:
Figure 0007216705000032
から選択される。
いくつかの実施形態において、R7Aは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rである。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、各例のRは独立して、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環である。
いくつかの実施形態において、Rは、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環である。
いくつかの実施形態において、Rはメチルである。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され、ここで同じ炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接する炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
いくつかの実施形態において、Rは、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され、ここで同じ炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接する炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
いくつかの実施形態において、Rはオキソである。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、またはn-ブチルである。いくつかの実施形態において、Rはフルオロである。いくつかの実施形態において、Rはクロロである。いくつかの実施形態において、Rはフェニルである。
いくつかの実施形態において、Rは、以下のもの:
Figure 0007216705000033
Figure 0007216705000034
Figure 0007216705000035
Figure 0007216705000036
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択されるか、あるいは:同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、この窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成する。
いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rは、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換された基である。いくつかの実施形態において、同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、この窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成する。
いくつかの実施形態において、Rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得る。
いくつかの実施形態において、炭素に結合している水素は、ジュウテリウムによって置き換えられている。
上で一般的に定義されたように、mは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、mは0である。いくつかの実施形態において、mは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、mは1である。いくつかの実施形態において、mは2である。いくつかの実施形態において、mは3である。いくつかの実施形態において、mは4である。
いくつかの実施形態において、mは、1、2、または3である。いくつかの実施形態において、mは、1または2である。いくつかの実施形態において、mは、1または3である。いくつかの実施形態において、mは、2または3である。いくつかの実施形態において、mは、2または4である。いくつかの実施形態において、mは、1、2または4である。いくつかの実施形態において、mは、1、3または4である。いくつかの実施形態において、mは、2、3または4である。
いくつかの実施形態において、mは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、nは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、nは0である。いくつかの実施形態において、nは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、nは1である。いくつかの実施形態において、nは2である。いくつかの実施形態において、nは3である。いくつかの実施形態において、nは4である。
いくつかの実施形態において、nは、1、2、または3である。いくつかの実施形態において、nは、1または2である。いくつかの実施形態において、nは、1または3である。いくつかの実施形態において、nは、2または3である。いくつかの実施形態において、nは、2または4である。いくつかの実施形態において、nは、1、2または4である。いくつかの実施形態において、nは、1、3または4である。いくつかの実施形態において、nは、2、3または4である。
いくつかの実施形態において、nは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、pは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、pは0である。いくつかの実施形態において、pは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、pは1である。いくつかの実施形態において、pは2である。いくつかの実施形態において、pは3である。いくつかの実施形態において、pは4である。
いくつかの実施形態において、pは、1、2、または3である。いくつかの実施形態において、pは、1または2である。いくつかの実施形態において、pは、1または3である。いくつかの実施形態において、pは、2または3である。いくつかの実施形態において、pは、2または4である。いくつかの実施形態において、pは、1、2または4である。いくつかの実施形態において、pは、1、3または4である。いくつかの実施形態において、pは、2、3または4である。
いくつかの実施形態において、pは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、qは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、qは0である。いくつかの実施形態において、qは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、qは1である。いくつかの実施形態において、qは2である。いくつかの実施形態において、qは3である。いくつかの実施形態において、qは4である。
いくつかの実施形態において、qは、1、2、または3である。いくつかの実施形態において、qは、1または2である。いくつかの実施形態において、qは、1または3である。いくつかの実施形態において、qは、2または3である。いくつかの実施形態において、qは、2または4である。いくつかの実施形態において、qは、1、2または4である。いくつかの実施形態において、qは、1、3または4である。いくつかの実施形態において、qは、2、3または4である。
いくつかの実施形態において、qは、下記の表1に記載されるものから選択される。
上で一般的に定義されたように、rは、0、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、rは0である。いくつかの実施形態において、rは、1、2、3、または4である。いくつかの実施形態において、rは1である。いくつかの実施形態において、rは2である。いくつかの実施形態において、rは3である。いくつかの実施形態において、rは4である。
いくつかの実施形態において、rは、1、2、または3である。いくつかの実施形態において、rは、1または2である。いくつかの実施形態において、rは、1または3である。いくつかの実施形態において、rは、2または3である。いくつかの実施形態において、rは、2または4である。いくつかの実施形態において、rは、1、2または4である。いくつかの実施形態において、rは、1、3または4である。いくつかの実施形態において、rは、2、3または4である。
いくつかの実施形態において、rは、下記の表1に記載されるものから選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-C(O)NHまたは-C(O)NHR3Aであり、これによって式IIまたはIII:
Figure 0007216705000037
の化合物を形成する、式IまたはI’の化合物たはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでR3A、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Lが-N(R)-であり、これによって式IV:
Figure 0007216705000038
の化合物を形成する、式IまたはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでR、R5A、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Lが-N(R)-であり、これによってそれぞれ式VまたはVI:
Figure 0007216705000039
の化合物を形成する、式IIまたはIIIの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでR、R3A、R5A、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、R5Aがフェニルまたはピリジン-3-イルであり、各々がr個の例のRによって置換されており、これによってそれぞれ式VIIまたはVIII:
Figure 0007216705000040
の化合物を形成する、式IVの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、R5A上の1個の例のRがオキソであり、これによって式IX:
Figure 0007216705000041
の化合物を形成する、式VIIIの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが水素であり、これによってそれぞれ式X、XI、XII、XIII、XIV、XV:
Figure 0007216705000042
の化合物を形成する、式IV、V、VI、VII、VIII、またはIXの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、R3A、R5A、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが水素であり、これによってそれぞれ式I-a、II-a、III-a、IV-a、V-a、VI-a、VII-a、VIII-a、IX-a、X-a XI-a、XII-a、XIII-a、XIV-a、またはXV-a:
Figure 0007216705000043
の化合物を形成する、式I、I’、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、またはXVの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、R3A、R、R5A、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-NHまたは-NHR7Aである、式I、I’、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XV、I-a、II-a、III-a、IV-a、V-a、VI-a、VII-a、VIII-a、IX-a、X-a XI-a、XII-a、XIII-a、XIV-a、またはXV-aの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-NHR7Aであり、これによってそれぞれ式I-b、II-b、III-b、IV-b、V-b、VI-b、VII-b、VIII-b、IX-b、X-b、XI-b、XII-b、XIII-b、XIV-b、XV-b、I-c、II-c、III-c、IV-c、V-c、VI-c、VII-c、VIII-c、IX-c、X-c XI-c、XII-c、XIII-c、XIV-c、またはXV-c:
Figure 0007216705000044
Figure 0007216705000045
Figure 0007216705000046
の化合物を形成する、式I、I’、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XV、I-a、II-a、III-a、IV-a、V-a、VI-a、VII-a、VIII-a、IX-a、X-a XI-a、XII-a、XIII-a、XIV-a、またはXV-aの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、R3A、R、R5A、R、およびR7Aの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、R7Aが、q個の例のRによって置換されたRであり、ここでR7Aはフェニルではない、式I-b、II-b、III-b、IV-b、V-b、VI-b、VII-b、VIII-b、IX-b、X-b、XI-b、XII-b、XIII-b、XIV-b、XV-b、I-c、II-c、III-c、IV-c、V-c、VI-c、VII-c、VIII-c、IX-c、X-c XI-c、XII-c、XIII-c、XIV-c、またはXV-cの化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、R7Aがメチルである、式I-b、II-b、III-b、IV-b、V-b、VI-b、VII-b、VIII-b、IX-b、X-b、XI-b、XII-b、XIII-b、XIV-b、XV-b、I-c、II-c、III-c、IV-c、V-c、VI-c、VII-c、VIII-c、IX-c、X-c XI-c、XII-c、XIII-c、XIV-c、またはXV-cの化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、R7Aが-CDである、式I-b、II-b、III-b、IV-b、V-b、VI-b、VII-b、VIII-b、IX-b、X-b、XI-b、XII-b、XIII-b、XIV-b、XV-b、I-c、II-c、III-c、IV-c、V-c、VI-c、VII-c、VIII-c、IX-c、X-c XI-c、XII-c、XIII-c、XIV-c、またはXV-cの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、R3AがRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ただしR3Aはフェニルではない、式I-b、III-b、IV-b、VI-b、VII-b、VIII-b、IX-b、X-b、XII-b、XIII-b、XIV-b、XV-b、I-c、III-c、IV-c、VI-c、VII-c、VIII-c、IX-c、X-c、XII-c、XIII-c、XIV-c、またはXV-cの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、R3AおよびR7Aの各々がRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ただし、R3AまたはR7Aのいずれもフェニルではない、式I-b、III-b、IV-b、VI-b、VII-b、VIII-b、IX-b、X-b、XII-b、XIII-b、XIV-b、XV-b、I-c、III-c、IV-c、VI-c、VII-c、VIII-c、IX-c、X-c、XII-c、XIII-c、XIV-c、またはXV-cの化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、R5Aが、r個の例のRによって置換されたピリジン-2-イルであり、これによって式XVI:
Figure 0007216705000047
の化合物を形成する、式IVの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-L-R5Aであり、Lは共有結合であり、そしてR5Aは、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環である、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-L-R5Aであり、Lは共有結合であり、そしてR5Aは、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環である、式IまたはI’の化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-L-R5Aであり、Lは共有結合であり、そしてR5Aは、インドール-1-イル、インドール-3-イル、4-アザインドール-1-イル、7-アザインドール-3-イル、または7-アザインダゾール-3-イルであり、各R5Aはr個の例のRによって置換されており、これによって、それぞれ式XVII、XVIII、XIX、XX、またはXXI:
Figure 0007216705000048
Figure 0007216705000049
の化合物を提供する、式IまたはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが水素であり、これによってそれぞれ式XVII-a、XVIII-a、XIX-a、XX-a、またはXXI-a:
Figure 0007216705000050
の化合物を提供する、式XVII、XVIII、XIX、XX、またはXXIの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、およびRの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-NHR7Aであり、これによってそれぞれ式XVII-b、XVIII-b、XIX-b、XX-b、またはXXI-b:
Figure 0007216705000051
の化合物を提供する、式XVII-a、XVIII-a、XIX-a、XX-a、またはXXI-aの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、およびR7Aの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、Rが-C(O)NHR3Aであり、これによってそれぞれ式XVII-c、XVIII-c、XIX-c、XX-c、またはXXI-c:
Figure 0007216705000052
Figure 0007216705000053
の化合物を提供する、式XVII-b、XVIII-b、XIX-b、XX-b、またはXXI-bの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、ここでr、R、R、およびR7Aの各々は、単独でと組み合わせての両方で、上で定義され、そして本明細書中の実施形態に記載されるとおりである。
本発明の例示的な化合物は、下記の表1に記載されている。
Figure 0007216705000054
Figure 0007216705000055
Figure 0007216705000056
Figure 0007216705000057
Figure 0007216705000058
Figure 0007216705000059
Figure 0007216705000060
Figure 0007216705000061
Figure 0007216705000062
Figure 0007216705000063
Figure 0007216705000064
Figure 0007216705000065
Figure 0007216705000066
Figure 0007216705000067
Figure 0007216705000068
Figure 0007216705000069
Figure 0007216705000070
Figure 0007216705000071
Figure 0007216705000072
Figure 0007216705000073
Figure 0007216705000074
Figure 0007216705000075
Figure 0007216705000076
Figure 0007216705000077
Figure 0007216705000078
Figure 0007216705000079
Figure 0007216705000080
Figure 0007216705000081
Figure 0007216705000082
Figure 0007216705000083
Figure 0007216705000084
Figure 0007216705000085
Figure 0007216705000086
Figure 0007216705000087
Figure 0007216705000088
Figure 0007216705000089
Figure 0007216705000090
Figure 0007216705000091
Figure 0007216705000092
Figure 0007216705000093
Figure 0007216705000094
Figure 0007216705000095
Figure 0007216705000096
Figure 0007216705000097
Figure 0007216705000098
Figure 0007216705000099
Figure 0007216705000100
Figure 0007216705000101
Figure 0007216705000102
Figure 0007216705000103
Figure 0007216705000104
Figure 0007216705000105
Figure 0007216705000106
Figure 0007216705000107
Figure 0007216705000108
Figure 0007216705000109
Figure 0007216705000110
Figure 0007216705000111
Figure 0007216705000112
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いくつかの実施形態において、上記方法は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を使用する。いくつかの実施形態において、本発明は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤、または希釈剤と一緒に含有する、薬学的組成物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「A」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「B」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「C」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「D」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「A」または「B」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「A」または「B」または「C」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、その化合物が表2に記載されるように「A」または「B」または「C」または「D」と表示されている、式IまたはI’の化合物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、医薬として使用するための、上で定義されたような式IもしくはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、あるいは上で定義されたような式IもしくはI’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する薬学的組成物を提供する。
いずれの特定の理論によっても束縛されることを望まないが、阻害剤化合物、または阻害剤化合物のペンダント部分の、目的の水への近接は、この阻害剤化合物または阻害剤化合物のペンダント部分による、この水の置き換えまたは妨害を容易にすると考えられる。いくつかの実施形態において、阻害剤化合物または阻害剤化合物のペンダント部分により置き換えられるかまたは妨害される水分子は、不安定な水分子である。
特定の実施形態において、上記方法は、TYK2および阻害剤を含む複合体を使用し、ここでTYK2の少なくとも1つの不安定な水は、この阻害剤によって置き換えられているかまたは妨害されている。いくつかの実施形態において、選択された少なくとも2つの不安定な水が、この阻害剤によって置き換えられているかまたは妨害されている。
4.本化合物を提供する一般方法
本発明の化合物は、一般に、類似の化合物に関して当業者に公知である合成および/または半合成方法によって、ならびに本明細書中の実施例に詳細に記載されている方法によって、調製または単離され得る。
5.使用、処方および投与
薬学的に受容可能な組成物
別の実施形態によれば、本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に受容可能な誘導体および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、組成物を提供する。本発明の組成物中の化合物の量は、TYK2プロテインキナーゼまたはその変異体を、生物学的サンプル中または患者において、測定可能に阻害するために有効であるような量である。特定の実施形態において、本発明の組成物中の化合物の量は、TYK2プロテインキナーゼまたはその変異体を、生物学的サンプル中または患者において、測定可能に阻害するために有効であるような量である。特定の実施形態において、本発明の組成物は、このような組成物を必要とする患者への投与のために処方される。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、患者への経口投与のために処方される。
「患者」という用語は、本明細書において使用する場合、動物、好ましくは哺乳動物、最も好ましくはヒトを意味する。
「薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクル」という用語は、それと共に製剤化される化合物の薬理学的活性を破壊しない、非毒性のキャリア、アジュバント、またはビヒクルを指す。この発明の組成物において使用することができる薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントまたはビヒクルとして、イオン交換剤、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、ヒト血清アルブミンなどの血清タンパク質、ホスフェートなどの緩衝物質、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩または硫酸プロタミンなどの電解質、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリレート、ろう、ポリエチレン-ポリオキシプロピレン-ブロックポリマー、ポリエチレングリコールおよび羊毛脂が挙げられる。
「薬学的に受容可能な誘導体」は、レシピエントへの投与に際して、この発明の化合物またはその阻害活性代謝物もしくは残留物を直接的または間接的に提供することができる、任意のこの発明の化合物の非毒性の塩、エステル、エステルの塩または他の誘導体を意味する。
本明細書において使用する場合、「その阻害活性代謝物または残留物」という用語は、その代謝物または残留物もTYK2プロテインキナーゼまたはその変異体の阻害剤であることを意味する。
本発明の組成物は、経口的に、非経口的に、吸入噴霧によって、局所的に、直腸内に、鼻腔内に、口腔内に、膣内にまたは埋め込み型レザバによって投与することができる。「非経口」という用語は、本明細書において使用する場合、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑液包内、胸骨内、髄腔内、肝内、病巣内および頭蓋内の注射または注入技法を含む。好ましくは、組成物は、経口、腹腔内または静脈内投与される。この発明の組成物の注射用滅菌形態は、水性または油性の懸濁物であってもよい。これらの懸濁物は、好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、当技術分野で公知の技法に従って製剤化されてもよい。注射用滅菌調製物はまた、例えば、1,3-ブタンジオール中の溶液のように、非毒性の非経口で許容される希釈剤または溶媒中の、注射用滅菌溶液または懸濁物であってもよい。用いることのできる許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー溶液および等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、滅菌の固定油は、従来より、溶媒または懸濁媒体として用いられている。
この目的のために、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激性固定油を用いることができる。オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、特に、それらのポリオキシエチル化型において、オリーブ油またはヒマシ油などの天然の薬学的に受容可能な油であるため、注射可能物質の調製に有用である。これらの油の溶液または懸濁物はまた、エマルションまたは懸濁物を含む、薬学的に受容可能な剤形の製剤化において一般的に使用される、カルボキシメチルセルロースまたは同様の分散剤などの長鎖アルコール希釈剤または分散剤を含有し得る。薬学的に受容可能な固体、液体、または他の剤形の製造において一般的に使用される、他の一般的に使用される界面活性剤、例えば、Tween、Span、および他の乳化剤またはバイオアベイラビリティ強化剤も、製剤化の目的で使用することができる。
この発明の薬学的に受容可能な組成物は、これらに限定されないが、カプセル剤、錠剤、水性懸濁剤または液剤を含む、任意の経口で許容される剤形で経口的に投与することができる。経口使用のための錠剤の場合、一般的に使用されるキャリアとして、ラクトースおよびトウモロコシデンプンが挙げられる。ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も、典型的には添加される。カプセル形態での経口投与に対して、有用な希釈剤として、ラクトースおよび乾燥トウモロコシデンプンが挙げられる。水性懸濁剤が経口使用に必要とされる場合、有効成分は、乳化剤および懸濁化剤と組み合わされる。所望の場合、ある特定の甘味剤、矯味矯臭剤または着色剤も添加され得る。
あるいは、この発明の薬学的に受容可能な組成物は、直腸投与のための坐剤の形態で投与することができる。これらは、室温では固体であるが直腸温度では液体であり、したがって、薬物を放出させるように直腸内で溶ける、好適な非刺激性賦形剤と薬剤とを混合することによって調製することができる。このような材料として、カカオバター、蜜ろうおよびポリエチレングリコールが挙げられる。
この発明の薬学的に受容可能な組成物はまた、特に、処置の標的が、眼、皮膚、または下部腸管の疾患を含む、局所適用によって容易に到達可能な領域または器官を含む場合、局所的に投与することができる。好適な局所製剤は、これらの領域または器官のそれぞれに対して、容易に調製される。
下部腸管に対する局所適用は、直腸の坐剤製剤(上記を参照されたい)または好適な浣腸製剤でなされてもよい。局所的な経皮パッチも使用することができる。
局所適用に対して、提供される薬学的に受容可能な組成物は、1つまたは複数のキャリア中に懸濁または溶解された活性成分を含有する好適な軟膏剤に製剤化され得る。この発明の化合物の局所投与のためのキャリアとして、これらに限定されないが、鉱油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化ろうおよび水が挙げられる。あるいは、提供される薬学的に受容可能な組成物は、1つまたは複数の薬学的に受容可能なキャリア中に懸濁または溶解された活性成分を含有する、好適なローションまたはクリームに製剤化され得る。好適なキャリアとして、これらに限定されないが、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルろう、セテアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水が挙げられる。
眼科用に、提供される薬学的に受容可能な組成物は、等張のpH調節した滅菌食塩水中の微粉化懸濁剤として、または好ましくは、塩化ベンジルアルコニウム(benzylalkonium chloride)などの保存剤を含むかもしくは含まない、等張のpH調節した滅菌食塩水中の液剤として、製剤化され得る。あるいは、眼科用に、薬学的に受容可能な組成物は、ワセリンなどの軟膏剤に製剤化され得る。
この発明の薬学的に受容可能な組成物はまた、鼻腔エアロゾルまたは吸入によって投与することができる。このような組成物は、医薬製剤の技術分野で周知である技法に従って調製され、ベンジルアルコールもしくは他の好適な保存剤、バイオアベイラビリティを強化するための吸収促進剤、フッ化炭素、および/または他の従来の可溶化剤もしくは分散剤を用いて、食塩水中の液剤として調製され得る。
最も好ましくは、この発明の薬学的に受容可能な組成物は、経口投与のために製剤化される。このような製剤は、食物と共にまたは食物を伴わずに投与されてもよい。一部の実施形態では、この発明の薬学的に受容可能な組成物は、食物を伴わずに投与される。他の実施形態では、この発明の薬学的に受容可能な組成物は、食物と共に投与される。
単一剤形に組成物を生成するためにキャリア材料と組み合わされてもよい本発明の化合物の量は、処置される宿主、特定の投与方式に応じて変わることになる。好ましくは、提供される組成物は、1日に体重1kg当たり0.01~100mgの間の投薬量の阻害剤が、これらの組成物を受容する患者に投与することができるように製剤化されるべきである。
任意の特定患者に対する具体的な投薬量および処置レジメンは、用いられる具体的化合物の活性、年齢、体重、全身の健康、性別、食事、投与時間、排出速度、薬物の組み合わせ、ならびに処置する医師の判断および処置される特定の疾患の重症度を含む、様々な因子に応じて変わることも理解されるべきである。組成物中の本発明の化合物の量は、組成物中の特定の化合物に応じても変わることになる。
化合物および薬学的に受容可能な組成物の使用
本明細書に記載の化合物および組成物は、一般的に、1つまたは複数の酵素のキナーゼ活性の阻害に有用である。一部の実施形態では、本発明の化合物および方法によって阻害されるキナーゼは、TYK2である。
TYK2は、プロテインキナーゼのヤヌスキナーゼ(JAK)ファミリーの非受容体型チロシンキナーゼメンバーである。哺乳動物のJAKファミリーは、4つのメンバー、すなわち、TYK2、JAK1、JAK2、およびJAK3からなる。TYK2を含む、JAKタンパク質は、サイトカインシグナル伝達に必須である。TYK2は、I型およびII型のサイトカイン受容体、ならびにインターフェロンI型およびIII型の受容体の細胞質ドメインと会合し、サイトカイン結合の際に、これらの受容体によって活性化される。TYK2活性化に関与するサイトカインとして、インターフェロン(例えば、IFN-α、IFN-β、IFN-κ、IFN-δ、IFN-ε、IFN-τ、IFN-ω、およびIFN-ζ(リミチンとしても公知)、ならびにインターロイキン(例えば、IL-4、IL-6、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-22、IL-23、IL-27、IL-31、オンコスタチンM、毛様体神経栄養因子、カルジオトロフィン1、カルジオトロフィン様サイトカイン、およびLIF)が挙げられる。Velasquezら、「A protein kinase in the interferon α/β signaling pathway」、Cell(1992年)70巻:313頁;Stahlら、「Association and activation of Jak-Tyk kinases by CNTF-LIF-OSM-IL-6β receptor components」、Science(1994年)263巻:92頁;Finbloomら、「IL-10 induces the tyrosine phosphorylation of Tyk2 and Jak1 and the differential assembly of Stat1 and Stat3 complexes in human T cells and monocytes」、J. Immunol.(1995年)155巻:1079頁;Baconら、「Interleukin 12 (IL-12) induces tyrosine phosphorylation of Jak2 and Tyk2: differential use of Janus family kinases by IL-2 and IL-12」、J. Exp. Med.(1995年)181巻:399頁;Welhamら、「Interleukin-13 signal transduction in lymphohemopoietic cells: similarities and differences in signal transduction with interleukin-4 and insulin」、J. Biol. Chem.(1995年)270巻:12286頁;Parhamら、「A receptor for the heterodimeric cytokine IL-23 is composed of IL-12Rβ1 and a novel cytokine receptor subunit, IL-23R」、J. Immunol.(2002年) 168巻:5699頁。次いで、活性化TYK2は、さらなるシグナル伝達タンパク質、例えば、STAT1、STAT2、STAT4、およびSTAT6を含むSTATファミリーのメンバーのリン酸化に進む。
IL-23によるTYK2の活性化は、炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、および潰瘍性大腸炎と結び付けられている。Duerrら、「A Genome-Wide Association Study Identifies IL23R as an Inflammatory Bowel Disease Gene」、Science(2006年)314巻:1461~1463頁。IL-23の下流エフェクターとして、TYK2はまた、乾癬、強直性脊椎炎、およびベーチェット病において、役割を果たす。Choら、「Genomics and the multifactorial nature of human auto-immune disease」、N. Engl. J. Med(2011年)365巻:1612~1623頁;Cortesら、「Identification of multiple risk variants for ankylosing spondylitis through high-density genotyping of immune-related loci」、Nat. Genet.(2013年)45巻(7号):730~738頁;Remmersら、「Genome-wide association study identifies variants in the MHC class I, IL10, and IL23R-IL12RB2 regions associated with Behcet’s disease」、Nat. Genet.(2010年)42巻:698~702頁。2,622名の乾癬を有する個体のゲノムワイド関連研究は、疾患の感受性とTYK2の間の関連を特定した。Strangeら、「A genome-wide association study identifies new psoriasis susceptibility loci and an interaction between HLA-C and ERAP1」、Nat. Genet.(2010年)42巻:985~992頁。TYK2のノックアウトまたはチルホスチン阻害は、IL-23誘発性およびIL-22誘発性の両方の皮膚炎を有意に低減する。Ishizakiら、「Tyk2 is a therapeutic target for psoriasis-like skin inflammation」、Intl. Immunol.(2013年)、doi:10.1093/intimm/dxt062。
TYK2はまた、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がん、および嚢胞性線維症などの呼吸疾患において、役割を果たす。杯細胞過形成(GCH)および粘液過分泌は、TYK2のIL-13誘発性活性化によって媒介され、これは次に、STAT6を活性化する。Zhangら、「Docking protein Gab2 regulates mucin expression and goblet cell hyperplasia through TYK2/STAT6 pathway」、FASEB J.(2012年)26巻:1~11頁。
低下したTYK2活性は、コラーゲン抗体誘発性関節炎(ヒト関節リウマチのモデル)からの関節の保護をもたらす。機構的には、低下したTyk2活性は、T1/T17関連サイトカインおよびマトリクスメタロプロテアーゼ、ならびに他の主要な炎症マーカーの産生を低減した。Ishizakiら、「Tyk2 deficiency protects joints against destruction in anti-type II collagen antibody-induced arthritis in mice」、Intl. Immunol.(2011年)23巻(9号):575~582頁。
TYK2ノックアウトマウスは、対照と比較して、実験的自己免疫脳脊髄炎(EAE、多発性硬化症(MS)の動物モデル)において、完全な抵抗性を示し、脊髄へのCD4 T細胞の浸潤がなかった。このことは、TYK2が、MSにおける病原性のCD4媒介性疾患の発症のために必須であることを示唆する。Oyamadaら、「Tyrosine Kinase 2 Plays Critical Roles in the Pathogenic CD4 T Cell Responses for the Development of Experimental Autoimmune Encephalomyelitis」、J. Immunol.(2009年)183巻:7539~7546頁。これは、増大したTYK2発現とMS感受性とを結び付ける、以前の研究の確証となる。Banら、「Replication analysis identifies TYK2 as a multiple sclerosis susceptibility factor」、Eur J. Hum. Genet.(2009年)17巻:1309~1313頁。TYK2における機能喪失変異は、減少した脱髄およびニューロンの増加した髄鞘再形成をもたらし、MSおよび他のCNS脱髄障害の処置におけるTYK2阻害剤の役割をさらに示唆する。
TYK2は、IL-12とIL-23に共通する、唯一のシグナル伝達メッセンジャーである。TYK2ノックアウトによって、マウスにおいて、メチル化BSA注射誘発性足蹠厚さ、イミキモド誘発性乾癬様皮膚炎症、およびデキストラン硫酸ナトリウムまたは2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸誘発性大腸炎が低減された。
全身性エリテマトーデス(SLE、自己免疫障害)に関する、種々のI型IFNシグナル伝達遺伝子の関節連結および関連研究は、TYK2に対する機能喪失変異と、罹患した構成員を含む家族におけるSLEの有病率の低下との間の、強力かつ有意な相関を示した。Sigurdssonら、「Polymorphisms in the Tyrosine Kinase 2 and Interferon Regulatory Factor 5 Genes Are Associated with Systemic Lupis Erythematosus」、Am. J. Hum. Genet.(2005年)76巻:528~537頁。SLEを有する個体の、罹患していないコホートに対するゲノムワイド関連研究は、TYK2遺伝子座とSLEの間の高度に有意な相関を示した。Grahamら、「Association of NCF2, IKZF1, IRF8, IFIH1, and TYK2 with Systemic Lupus Erythematosus」、PLoS Genetics(2011年)7巻(10号):e1002341頁。
TYK2は、腫瘍サーベイランスの維持において重要な役割を果たすことが示されており、TYK2ノックアウトマウスは、損なわれた細胞傷害性T細胞応答、および加速した腫瘍発生を示した。しかし、これらの影響は、ナチュラルキラー(NK)および細胞傷害性Tリンパ球の効率的な抑制に結び付けられており、このことは、TYK2阻害剤が、自己免疫障害または移植拒絶の処置のために非常に好適であることを示唆した。JAK3などの他のJAKファミリーメンバーは、免疫系において類似の役割を有するが、TYK2は、より少ない、より密接に関連したシグナル伝達経路に関与して、より少ないオフターゲット効果をもたらすため、より優れた標的であると示唆されている。Simmaら「Identification of an Indispensable Role for Tyrosine Kinase 2 in CTL-Mediated Tumor Surveillance」、Cancer Res.(2009年)69巻:203~211頁。
しかし、Simmaらによって観察された減少した腫瘍サーベイランスとは矛盾して、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)における研究によって、T-ALLが、抗アポトーシスタンパク質BCL2のアップレギュレーションによってがん細胞の生存を維持するために、STAT1媒介性シグナル伝達を介するTYK2を介して、IL-10に高度に依存することが示される。TYK2のノックダウンは、細胞増殖を低減したが、他のJAKファミリーメンバーのノックダウンは、細胞増殖を低減しなかった。がん細胞の生存を促進するTYK2に対する特異的な活性化変異として、FERMドメイン(G36D、S47N、およびR425H)、JH2ドメイン(V731I)、およびキナーゼドメイン(E957DおよびR1027H)に対する活性化変異が挙げられる。しかし、TYK2のキナーゼ機能は、増大したがん細胞生存のために必要とされることもまた特定された。なぜなら、活性化変異(E957D)に加えて、キナーゼ失活変異(kinase-dead mutation)(M978YまたはM978F)を特徴とするTYK2酵素が、形質転換の失敗をもたらしたためである。Sandaら「TYK2-STAT1-BCL2 Pathway Dependence in T-Cell Acute Lymphoblastic Leukemia」、Cancer Disc.(2013年)3巻(5号):564~577頁。
したがって、TYK2の選択的阻害は、IL-10および/またはBCL2中毒の腫瘍を有する患者、例えば、成人T細胞白血病の症例のうちの70%のための好適な標的であることが示唆されている。Fontanら「Discovering What Makes STAT Signaling TYK in T-ALL」、Cancer Disc.(2013年)3巻:494~496頁。
TYK2媒介性STAT3シグナル伝達はまた、アミロイド-β(Aβ)ペプチドにより引き起こされるニューロン細胞死を媒介することが示されている。Aβ投与後の、STAT3のTYK2リン酸化の低下によって、ニューロン細胞死の低下がもたらされ、STAT3のリン酸化の増加が、アルツハイマー病患者の死後(postmorterm)の脳において観察されている。Wanら「Tyk/STAT3 Signaling Mediates β-Amyloid-Induced Neuronal Cell Death: Implications in Alzheimer’s Disease」、J. Neurosci.(2010年)30巻(20号):6873~6881頁。
JAK-STATシグナル伝達経路の阻害は、発毛、および円形脱毛症に伴う脱毛の逆転にも関与する。Xingら、「Alopecia areata is driven by cytotoxic T lymphocytes and is reversed by JAK inhibition」、Nat. Med.(2014年)20巻:1043~1049頁;Harelら、「Pharmacologic inhibition of JAK-STAT signaling promotes hair growth」、Sci. Adv.(2015年)1巻(9号):e1500973頁。
したがって、TYK2の活性を阻害する化合物、特に、JAK2に優先して高い選択性を有するものが有益である。このような化合物は、本明細書に記載の状態のうちの1つまたは複数を、JAK2の阻害に関連する副作用なしで、好ましく処置する薬理学的応答を送達するはずである。
TYK2阻害剤は当技術分野において公知であるにもかかわらず、より有効または有利な薬学的に関連する特性を有する、新規阻害剤を提供することが、依然として必要とされている。例えば、増大した活性、他のJAKキナーゼ(特に、JAK2)に優先して高い選択性、およびADMET(吸収、分布、代謝、排出、および/または毒性)特性を有する化合物である。したがって、一部の実施形態では、本発明は、JAK2に優先して高い選択性を示す、TYK2の阻害剤を提供する。
この発明において利用される化合物の、TYK2、またはその変異体の阻害剤としての活性は、インビトロ、インビボまたは細胞株内で、アッセイされ得る。インビトロアッセイとして、活性化したTYK2、またはその変異体のリン酸化活性および/もしくはその後の機能的結果、またはATPase活性のいずれかの阻害を決定するアッセイが挙げられる。代替のインビトロアッセイによって、阻害剤がTYK2に結合する能力が定量される。阻害剤の結合は、結合前の阻害剤を放射性標識し、阻害剤/TYK2複合体を単離し、結合した放射性標識の量を決定することによって、測定され得る。あるいは、阻害剤の結合は、新規阻害剤が、公知の放射性リガンドに結合したTYK2と共にインキュベートされる競合実験を行うことによって決定され得る。TYK2阻害剤をアッセイするのに有用な、代表的なインビトロアッセイおよびインビボアッセイとして、例えば、 に記載および開示されるものが挙げられ、その各々は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる。この発明において、TYK2またはその変異体の阻害剤として利用される化合物をアッセイするための詳細な条件は、以下の実施例に記載されている。
本明細書において使用する場合、「処置(treatment)」、「処置する(treat)」、および「処置すること(treating)」という用語は、本明細書に記載されるような、疾患もしくは障害、またはその1つもしくは複数の症状の、逆転、軽減、発症の遅延、または進行の阻害を指す。一部の実施形態では、処置は、1つまたは複数の症状が発症した後に施され得る。他の実施形態では、処置は、症状の非存在下で施され得る。例えば、処置は、症状の発症前に、感受性の個体に施され得る(例えば、症状の病歴を考慮しておよび/または遺伝因子もしくは他の感受性因子を考慮して)。処置はまた、症状が消散した後に、例えば、その症状の再発を予防するかまたは遅延させるために、続けられてもよい。
提供される化合物は、TYK2の阻害剤であり、したがって、TYK2またはその変異体の活性に関連する1つまたは複数の障害を処置するために有用である。したがって、ある特定の実施形態では、本発明は、TYK2媒介性障害を処置するための方法であって、それを必要とする患者に、本発明の化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物を投与するステップを含む、方法を提供する。
本明細書において使用する場合、「TYK2媒介性」障害、疾患、および/または状態という用語は、本明細書において使用する場合、TYK2またはその変異体が役割を果たすことが公知である、任意の疾患または他の有害な状態を意味する。したがって、本発明の別の実施形態は、TYK2、またはその変異体が役割を果たすことが公知である、1つまたは複数の疾患を処置するかまたは重症度を低下させることに関する。このようなTYK2媒介性障害として、これらに限定されないが、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害および移植に関連する障害が挙げられる。
一部の実施形態では、本発明は、1つまたは複数の障害を処置するための方法であって、障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、および移植に関連する障害から選択され、前記方法が、それを必要とする患者に、有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を含む薬学的組成物を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、障害は、自己免疫障害である。一部の実施形態では、障害は、1型糖尿病、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、ベーチェット病、POEMS症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される。
一部の実施形態では、障害は、炎症性障害である。一部の実施形態では、炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、肝腫大、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患である。
一部の実施形態では、障害は、増殖性障害である。一部の実施形態では、増殖性障害は、血液学的がんである。一部の実施形態では、増殖性障害は、白血病である。一部の実施形態では、白血病は、T細胞白血病である。一部の実施形態では、T細胞白血病は、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である。一部の実施形態では、増殖性障害は、真性赤血球増加症、骨髄線維症、本態性または血小板増加症である。
一部の実施形態では、障害は、内分泌性障害である。一部の実施形態では、内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である。
一部の実施形態では、障害は、神経学的障害である。一部の実施形態では、神経学的障害は、アルツハイマー病である。
一部の実施形態では、増殖性障害は、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する。一部の実施形態では、TYK2における活性化変異は、FERMドメイン、JH2ドメイン、またはキナーゼドメインに対する変異である。一部の実施形態では、TYK2における活性化変異は、G36D、S47N、R425H、V731I、E957D、およびR1027Hから選択される。
一部の実施形態では、障害は、移植に関連する。一部の実施形態では、移植に関連する障害は、移植拒絶、または移植片対宿主病である。
一部の実施形態では、障害は、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23シグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、I型インターフェロンシグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、IL-10シグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、IL-12シグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、IL-23シグナル伝達に関連する。
本発明の化合物はまた、皮膚の炎症状態またはアレルギー状態、例えば、乾癬、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多形性紅斑、疱疹状皮膚炎、強皮症、白斑、過敏性血管炎、蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、エリテマトーデス、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、腫瘍随伴性天疱瘡、後天性表皮水疱症、尋常性ざ瘡、および皮膚の他の炎症状態またはアレルギー状態の処置において有用である。
本発明の化合物はまた、他の疾患または状態、例えば、炎症成分を有する疾患または状態の処置、例えば、眼のアレルギー、結膜炎、乾性角結膜炎、および春季結膜炎などの目の疾患および状態、アレルギー性鼻炎を含む鼻に影響を与える疾患、ならびに自己免疫性血液学的障害(例えば、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろうおよび特発性血小板減少症)を含む、自己免疫反応が関与するかまたは自己免疫成分もしくは病因を有する炎症性疾患、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性軟骨炎、強皮症、ウェゲナー肉芽腫症、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、スティーブン-ジョンソン症候群、特発性スプルー、自己免疫性炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性結腸炎およびクローン病)、過敏性腸症候群、セリアック病、歯周炎、肺硝子膜症、腎疾患、糸球体疾患、アルコール性肝臓疾患、多発性硬化症、内分泌性眼障害、グレーブス病、サルコイドーシス、肺胞炎、慢性過敏性肺臓炎、多発性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎(前部および後部)、シェーグレン症候群、乾性角結膜炎および春季カタル、間質性肺線維症、乾癬性関節炎、全身性若年性特発性関節炎、クリオピリン関連周期性症候群、腎炎、血管炎、憩室炎、間質性膀胱炎、糸球体腎炎(例えば、特発性ネフローゼ症候群または微小変化型腎症(minal change nephropathy)を含むネフローゼ症候群を伴うものおよび伴わないもの)、慢性肉芽腫症、子宮内膜症、レプトスピラ症 腎疾患、緑内障、網膜疾患、加齢、頭痛、疼痛、複合性局所疼痛症候群、心臓肥大、筋肉消耗、異化障害、肥満症、胎児成長遅滞、高コレステロール血症(hyperchlolesterolemia)、心臓病、慢性心不全、中皮腫、無発汗性外胚葉性形成異常、ベーチェット病、色素失調症、パジェット病、膵臓炎、遺伝性周期熱症候群、喘息(アレルギー性および非アレルギー性、軽度、中等度、重度、気管支炎性、および運動により惹起)、急性肺傷害、急性呼吸促迫症候群、好酸球増加症、過敏症、アナフィラキシー、副鼻腔炎、眼のアレルギー、シリカにより誘発される疾患、COPD(損傷の低減、気道炎症、気管支過活動、再造形または疾患進行)、肺疾患、嚢胞性線維症、酸により誘発される肺傷害、肺高血圧症、多発性神経障害、白内障、全身性硬化症に関連する筋肉の炎症、封入体筋炎、重症筋無力症、甲状腺炎、アディソン病、扁平苔癬、1型糖尿病、または2型糖尿病、虫垂炎、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頚管炎、胆管炎、胆嚢炎、慢性移植片拒絶、大腸炎、結膜炎、クローン病、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎(enterocolitis)、外上顆炎、精巣上体炎、筋膜炎、結合組織炎、胃炎、胃腸炎、ヘノッホ-シェーンライン紫斑病、肝炎、汗腺膿瘍、免疫グロブリンA腎症、間質性肺疾患、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎 心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎、肺炎、多発性筋炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、潰瘍性結腸炎、ブドウ膜炎、膣炎、血管炎、あるいは外陰炎の処置のために使用することができる。
一部の実施形態では、この発明の方法によって処置することができる炎症性疾患は、急性痛風および慢性痛風、慢性痛風性関節炎、乾癬、乾癬性関節炎、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性若年性(jubenile)特発性関節炎(SJIA)、クリオピリン関連周期性症候群(CAPS)、ならびに変形性関節症から選択される。
一部の実施形態では、この発明の方法によって処置することができる炎症性疾患は、T1またはT17媒介性疾患である。一部の実施形態では、T17媒介性疾患は、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、および炎症性腸疾患(クローン病または潰瘍性結腸炎を含む)から選択される。
一部の実施形態では、この発明の方法によって処置することができる炎症性疾患は、シェーグレン症候群、アレルギー性障害、変形性関節症、眼のアレルギー、結膜炎、乾性角結膜炎および春季結膜炎などの目の状態、ならびにアレルギー性鼻炎などの鼻に影響を与える疾患から選択される。
さらに、本発明は、本明細書の定義による化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、または水和物もしくは溶媒和物の、自己免疫障害、炎症性障害、もしくは増殖性障害、または移植に関連して一般的に生じる障害の処置のための医薬の調製のための使用を提供する。
併用療法
処置される特定の状態、または疾患に依存して、その状態を処置するために通常投与される追加の治療剤を、この発明の化合物および組成物と組み合わせて投与することができる。本明細書において使用する場合、特定の疾患、または状態を処置するために通常投与される追加の治療剤は、「処置される疾患、または状態のために適切である」として公知である。
ある特定の実施形態では、提供される組み合わせ、またはその組成物は、別の治療剤と組み合わせて投与される。
この発明の組み合わせが組み合わされてもよい薬剤の例として、限定されないが:アルツハイマー病の処置剤、例えば、Aricept(登録商標)およびExcelon(登録商標);HIVの処置剤、例えば、リトナビル;パーキンソン病の処置剤、例えば、L-DOPA/カルビドパ、エンタカポン、ロピニロール(ropinrole)、プラミペキソール、ブロモクリプチン、ペルゴリド、トリヘキシフェニジル(trihexephendyl)、およびアマンタジン;ベータインターフェロン(例えば、Avonex(登録商標)およびRebif(登録商標))、Copaxone(登録商標)、およびミトキサントロンなどの、多発性硬化症(MS)を処置するための薬剤;喘息の処置剤、例えば、アルブテロールおよびSingulair(登録商標);統合失調症を処置するための薬剤、例えば、ジプレキサ、リスパダール、セロクエル、およびハロペリドール;抗炎症剤、例えば、コルチコステロイド、TNF遮断薬、IL-1 RA、アザチオプリン、シクロホスファミド、およびスルファサラジン;免疫調節剤および免疫抑制剤、例えば、シクロスポリン、タクロリムス、ラパマイシン、ミコフェノール酸モフェチル、インターフェロン、コルチコステロイド、シクロホスファミド(cyclophophamide)、アザチオプリン、およびスルファサラジン;神経栄養因子、例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、MAO阻害剤、インターフェロン、抗痙攣薬、イオンチャネル遮断薬、リルゾール、および抗パーキンソン病剤(anti-Parkinsonian agent);心臓血管疾患を処置するための薬剤、例えば、ベータ遮断薬、ACE阻害剤、利尿薬、ニトレート、カルシウムチャネル遮断薬、およびスタチン;肝臓疾患を処置するための薬剤、例えば、コルチコステロイド、コレスチラミン、インターフェロン、および抗ウイルス剤;血液障害を処置するための薬剤、例えば、コルチコステロイド、抗白血病剤、および増殖因子;薬物動態を延長または改善する薬剤、例えば、シトクロムP450阻害剤(すなわち、代謝分解の阻害剤)およびCYP3A4阻害剤(例えば、ケトコナゾール(ketokenozole)およびリトナビル)、ならびに免疫不全障害を処置するための薬剤、例えば、ガンマグロブリンが挙げられる。
ある特定の実施形態では、本発明の併用療法、またはその薬学的に受容可能な組成物は、モノクローナル抗体またはsiRNA治療薬と組み合わせて投与される。
これらの追加の薬剤は、提供される併用療法とは別に、複数投薬レジメンの一部として投与されてもよい。あるいは、これらの薬剤は、この発明の化合物と一緒に単一組成物として混合された、単一剤形の一部であってもよい。複数投薬レジメンの一部として投与される場合、2つの活性な薬剤は、同時に、逐次的にまたは互いからある期間以内に、通常、互いから5時間以内に与えられてもよい。
本明細書において使用する場合、「組み合わせ」、「組み合わせた」という用語、および関連する用語は、この発明による治療剤の同時または逐次的な投与を指す。例えば、本発明の組み合わせは、別の治療剤と、別々の単位剤形中で同時または逐次的に、または単一の単位剤形中で一緒に投与されてもよい。
この発明の組成物中に存在する追加の治療剤の量は、その治療剤を唯一の活性な薬剤として含む組成物中で通常投与される量以下である。好ましくは、本開示の組成物中の追加の治療剤の量は、その薬剤を唯一の治療上活性な薬剤として含む組成物中に通常存在する量の約50%から100%の範囲である。
一実施形態では、本発明は、式IまたはI’の化合物および1種または複数の追加の治療剤を含む組成物を提供する。治療剤は、式IまたはI’の化合物と一緒に投与することができるか、または式IまたはI’の化合物の投与前もしくは投与後に投与することができる。好適な治療剤は、以下にさらに詳細に記載される。ある特定の実施形態では、式IまたはI’の化合物は、治療剤の5分前、10分前、15分前、30分前、1時間前、2時間前、3時間前、4時間前、5時間前、6時間前、7時間前、8時間前、9時間前、10時間前、11時間前、12時間前、13時間前、14時間前、15時間前、16時間前、17時間前、または18時間前までに投与することができる。他の実施形態では、式IまたはI’の化合物は、治療剤の最大5分後、10分後、15分後、30分後、1時間後、2時間後、3時間後、4時間後、5時間後、6時間後、7時間後、8時間後、9時間後、10時間後、11時間後、12時間後、13時間後、14時間後、15時間後、16時間後、17時間後、または18時間後に投与することができる。
別の実施形態では、本発明は、炎症性の疾患、障害または状態を、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物および1種または複数の追加の治療剤を投与することによって処置する方法を提供する。このような追加の治療剤は、小分子または組換え生物学的薬剤であってもよく、例えば、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルヒチン(Colcrys(登録商標))、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、プロベネシド、アロプリノール、フェブキソスタット(febuxostat)(Uloric(登録商標))、スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、金塩(例えば、金チオグルコース(Solganal(登録商標))、チオリンゴ酸金(Myochrysine(登録商標))およびオーラノフィン(Ridaura(登録商標)))、D-ペニシラミン(Depen(登録商標)またはCuprimine(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロスポリン(Sandimmune(登録商標))、レフルノミド(Arava(登録商標))および「抗-TNF」剤(例えば、エタネルセプト(Enbrel(登録商標))、インフリキシマブ(Remicade(登録商標))、ゴリムマブ(Simponi(登録商標))、セルトリズマブペゴール(Cimzia(登録商標))およびアダリムマブ(Humira(登録商標)))、「抗IL-1」剤(例えば、アナキンラ(Kineret(登録商標))およびリロナセプト(Arcalyst(登録商標)))、カナキヌマブ(canakinumab)(Ilaris(登録商標))、抗Jak阻害剤(例えば、トファシチニブ)、抗体(例えば、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)))、「抗T細胞」剤(例えば、アバタセプト(Orencia(登録商標)))、「抗IL-6」剤(例えば、トシリズマブ(Actemra(登録商標)))、ジクロフェナク、コルチゾン、ヒアルロン酸(Synvisc(登録商標)またはHyalgan(登録商標))、モノクローナル抗体(例えば、タネズマブ)、抗凝固薬(例えば、ヘパリン(Calcinparine(登録商標)またはLiquaemin(登録商標))およびワルファリン(Coumadin(登録商標)))、下痢止め薬(例えば、ジフェノキシレート(Lomotil(登録商標))およびロペラミド(Imodium(登録商標)))、胆汁酸結合剤(例えば、コレスチラミン)、アロセトロン(Lotronex(登録商標))、ルビプロストン(Amitiza(登録商標))、緩下薬(例えば、マグネシアミルク、ポリエチレングリコール(MiraLax(登録商標))、Dulcolax(登録商標)、Correctol(登録商標)およびSenokot(登録商標))、抗コリン作用薬もしくは鎮痙薬(例えば、ジシクロミン(Bentyl(登録商標)))、Singulair(登録商標)、ベータ-2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(Serevent(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、臭化イプラトロピウム(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標)))、吸入用コルチコステロイド(例えば、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmocort(登録商標))、ならびにフルニソリド(Aerobid(登録商標)))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、Dulera(登録商標)、クロモリンナトリウム(Intal(登録商標))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo-Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo-bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo-24(登録商標))およびアミノフィリン)、IgE抗体(例えば、オマリズマブ(Xolair(登録商標)))、ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(例えば、ジドブジン(Retrovir(登録商標))、アバカビル(Ziagen(登録商標))、アバカビル/ラミブジン(Epzicom(登録商標))、アバカビル/ラミブジン/ジドブジン(Trizivir(登録商標))、ジダノシン(Videx(登録商標))、エムトリシタビン(Emtriva(登録商標))、ラミブジン(Epivir(登録商標))、ラミブジン/ジドブジン(Combivir(登録商標))、スタブジン(Zerit(登録商標))、およびザルシタビン(Hivid(登録商標)))、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(例えば、デラビルジン(Rescriptor(登録商標))、エファビレンツ(Sustiva(登録商標))、ネビラピン(nevairapine)(Viramune(登録商標))およびエトラビリン(Intelence(登録商標)))、ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤(例えば、テノホビル(Viread(登録商標)))、プロテアーゼ阻害剤(例えば、アンプレナビル(Agenerase(登録商標))、アタザナビル(Reyataz(登録商標))、ダルナビル(Prezista(登録商標))、ホスアンプレナビル(Lexiva(登録商標))、インジナビル(Crixivan(登録商標))、ロピナビルおよびリトナビル(Kaletra(登録商標))、ネルフィナビル(Viracept(登録商標))、リトナビル(Norvir(登録商標))、サキナビル(Fortovase(登録商標)またはInvirase(登録商標))、ならびにチプラナビル(Aptivus(登録商標)))、侵入阻害剤(例えば、エンフビルチド(Fuzeon(登録商標))およびマラビロク(Selzentry(登録商標)))、インテグラーゼ阻害剤(例えば、ラルテグラビル(Isentress(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、ボルテゾミブ(Velcade(登録商標))、およびデキサメタゾン(Decadron(登録商標))の、レナリドミド(Revlimid(登録商標))と組み合わせたもの)、またはこれらの任意の組み合わせ(複数可)が挙げられる。
別の実施形態では、本発明は、関節リウマチを処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびに非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、金塩(例えば、金チオグルコース(Solganal(登録商標))、チオリンゴ酸金(Myochrysine(登録商標))およびオーラノフィン(Ridaura(登録商標)))、D-ペニシラミン(Depen(登録商標)またはCuprimine(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロスポリン(Sandimmune(登録商標))、レフルノミド(Arava(登録商標))および「抗TNF」剤(例えば、エタネルセプト(Enbrel(登録商標))、インフリキシマブ(Remicade(登録商標))、ゴリムマブ(Simponi(登録商標))、セルトリズマブペゴール(Cimzia(登録商標))およびアダリムマブ(Humira(登録商標)))、「抗IL-1」剤(例えば、アナキンラ(Kineret(登録商標))およびリロナセプト(Arcalyst(登録商標)))、抗体(例えば、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)))、「抗T細胞」剤(例えば、アバタセプト(Orencia(登録商標)))および「抗IL-6」剤(例えば、トシリズマブ(Actemra(登録商標)))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、変形性関節症を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにアセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、ジクロフェナク、コルチゾン、ヒアルロン酸(Synvisc(登録商標)またはHyalgan(登録商標))およびモノクローナル抗体(例えば、タネズマブ)から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、皮膚エリテマトーデスまたは全身性エリテマトーデスを処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにアセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))および抗凝固薬(例えば、ヘパリン(Calcinparine(登録商標)またはLiquaemin(登録商標))およびワルファリン(Coumadin(登録商標)))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、クローン病、潰瘍性大腸炎、または炎症性腸疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにメサラミン(Asacol(登録商標))スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、下痢止め薬(例えば、ジフェノキシレート(Lomotil(登録商標))およびロペラミド(Imodium(登録商標)))、胆汁酸結合剤(例えば、コレスチラミン、アロセトロン(Lotronex(登録商標))、ルビプロストン(Amitiza(登録商標)))、緩下薬(例えば、マグネシアミルク、ポリエチレングリコール(MiraLax(登録商標))、Dulcolax(登録商標)、Correctol(登録商標)およびSenokot(登録商標))および抗コリン作用薬または鎮痙薬(例えば、ジシクロミン(Bentyl(登録商標))、抗TNF治療薬、ステロイド、および抗生物質(例えば、Flagylまたはシプロフロキサシン)から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、喘息を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにSingulair(登録商標)、ベータ-2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(Serevent(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、臭化イプラトロピウム(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標)))、吸入用コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmocort(登録商標))、フルニソリド(Aerobid(登録商標))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、およびDulera(登録商標))、クロモリンナトリウム(Intal(登録商標))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo-Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo-bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo-24(登録商標))およびアミノフィリン)、およびIgE抗体(例えば、オマリズマブ(Xolair(登録商標)))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、COPDを処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにベータ-2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(Serevent(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、臭化イプラトロピウム(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標)))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo-Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo-bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo-24(登録商標))およびアミノフィリン)、吸入用コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmocort(登録商標))、フルニソリド(Aerobid(登録商標))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、およびDulera(登録商標))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、血液学的悪性疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにリツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/汎JAK阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、固形腫瘍を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにリツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/汎JAK阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、血液学的悪性疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物およびヘッジホッグ(Hh)シグナル伝達経路阻害剤を投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、血液学的悪性疾患は、DLBCL(Ramirezら「Defining causative factors contributing in the activation of hedgehog signaling in diffuse large B-cell lymphoma」Leuk. Res.(2012年)、7月17日にオンラインで公開され、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる)である。
別の実施形態では、本発明は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにリツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、多発性骨髄腫を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物ならびにボルテゾミブ(Velcade(登録商標))、およびデキサメタゾン(Decadron(登録商標))、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/汎JAK阻害剤、TYK2阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤の、レナリドミド(Revlimid(登録商標))と組み合わせたものから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物およびBTK阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、炎症性腸疾患、関節炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、血管炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、関節リウマチ、乾癬性関節炎、変形性関節症、スティル病、若年性関節炎、糖尿病、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、オード甲状腺炎(Ord’s thyroiditis)、グレーブス病、自己免疫性甲状腺炎、シェーグレン症候群、多発性硬化症、全身性硬化症、ライム神経ボレリア症、ギラン-バレー症候群、急性播種性脳脊髄膜炎、アディソン病、オプソクローヌス-ミオクローヌス症候群、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、自己免疫性肝炎、自己免疫性胃炎、悪性貧血、セリアック病、グッドパスチャー症候群、特発性血小板減少性紫斑病、視神経炎、強皮症、原発性胆汁性肝硬変、ライター症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎、温式自己免疫性溶血性貧血、ウェゲナー肉芽腫症、乾癬、全身性脱毛症、ベーチェット病、慢性疲労、自律神経障害、膜性糸球体腎症、子宮内膜症、間質性膀胱炎、尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡、神経性筋強直、強皮症、外陰部痛、過剰増殖性疾患、移植された器官または組織の拒絶、後天性免疫不全症候群(AIDS、HIVとしても公知)、1型糖尿病、移植片対宿主病、移植、輸血、アナフィラキシー、アレルギー(例えば、植物の花粉、ラテックス、薬物、食物、昆虫の毒、動物の毛、動物のふけ、イエダニ、またはゴキブリのカリックス(cockroach calyx)に対するアレルギー)、I型過敏症、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、およびアトピー性皮膚炎、喘息、虫垂炎、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頚管炎、胆管炎、胆嚢炎、慢性移植片拒絶、大腸炎、結膜炎、クローン病、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎、外上顆炎、精巣上体炎、筋膜炎、結合組織炎、胃炎、胃腸炎、ヘノッホ-シェーンライン紫斑病、肝炎、汗腺膿瘍、免疫グロブリンA腎症、間質性肺疾患、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎 心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎、肺炎、多発性筋炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、潰瘍性結腸炎、ブドウ膜炎、膣炎、血管炎、または外陰炎、B細胞増殖性障害(例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ性リンパ腫、慢性リンパ性白血病、急性リンパ性白血病、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫/ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、脾臓辺縁層リンパ腫、多発性骨髄腫(プラズマ細胞骨髄腫としても公知)、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、プラズマ細胞腫、節外性辺縁層B細胞リンパ腫、結節性辺縁層B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、バーキットリンパ腫/白血病、またはリンパ腫様肉芽腫症、乳がん、前立腺がん、または肥満細胞のがん(例えば、肥満細胞腫、肥満細胞性白血病、肥満細胞肉腫、全身性肥満細胞症)、骨がん、結腸直腸がん、膵臓がん、骨および関節の疾患(限定されないが、関節リウマチ、血清反応陰性脊椎関節炎(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎およびライター病を含む)、ベーチェット病、シェーグレン症候群、全身性硬化症、骨粗しょう症、骨がん、骨転移を含む)、血栓塞栓障害(例えば、心筋梗塞、狭心症、血管形成術後の再閉塞、血管形成術後の再狭窄、大動脈冠状動脈バイパス後の再閉塞、大動脈冠状動脈バイパス後の再狭窄、脳卒中、一過性虚血、末梢動脈閉塞性障害、肺動脈塞栓症、深部静脈血栓症)、炎症性骨盤疾患、尿道炎、皮膚の日焼け、静脈洞炎、肺臓炎、脳炎、髄膜炎、心筋炎、腎炎、骨髄炎、筋炎、肝炎、胃炎、腸炎、皮膚炎、歯肉炎、虫垂炎、膵臓炎、胆嚢炎(cholocystitus)、無ガンマグロブリン血症、乾癬、アレルギー、クローン病、過敏性腸管症候群、潰瘍性結腸炎、シェーグレン病、組織移植片拒絶、移植された器官に対する超急性拒絶、喘息、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、多腺性自己免疫疾患(autoimmune polyglandular disease)(多腺性自己免疫症候群としても公知)、自己免疫性脱毛症、悪性貧血、糸球体腎炎、皮膚筋炎、多発性硬化症、強皮症、血管炎、自己免疫性溶血状態および自己免疫性血小板減少状態、グッドパスチャー症候群、アテローム性動脈硬化症、アディソン病、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病、敗血症性ショック、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性関節炎、変形性関節症、慢性特発性血小板減少性紫斑病、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、アトピー性皮膚炎、変形性関節疾患、白斑、自己免疫性下垂体機能低下症、ギラン-バレー症候群、ベーチェット病、強皮症(scleraderma)、菌状息肉腫、急性炎症性応答(例えば、急性呼吸促迫症候群および虚血/再灌流傷害)、ならびにグレーブス病から選択される、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物およびPI3K阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、がん、神経変性(neurodegenative)障害、血管新生障害、ウイルス性疾患、自己免疫疾患、炎症性障害、ホルモン関連疾患、器官移植に関連する状態、免疫不全障害、破壊性骨障害、増殖性障害、感染症、細胞死に関連する状態、トロンビン誘発性血小板凝集、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、肝臓疾患、T細胞活性化が関与する病的免疫状態、心血管障害、およびCNS障害から選択される、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物およびPI3K阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、脳、腎臓(例えば、腎細胞癌(RCC))、肝臓、副腎、膀胱、乳房、胃、胃腫瘍、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣、子宮内膜、子宮頚部、精巣、尿生殖路、食道、喉頭、皮膚、骨または甲状腺の良性または悪性の腫瘍、癌腫または固形腫瘍、肉腫、グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、多発性骨髄腫または胃腸がん、特に、結腸癌もしくは結腸直腸腺腫または頭頚部腫瘍、表皮過剰増殖、乾癬、前立腺過形成、新生物、上皮内新生物(neoplasia of epithelial character)、腺腫、腺癌、角化棘細胞腫、類表皮癌、大細胞癌、非小細胞性肺癌、リンパ腫(例えば、非ホジキンリンパ腫(NHL)およびホジキンリンパ腫(ホジキンまたはホジキン病とも呼ばれる)を含む)、乳癌、濾胞状癌、未分化癌、乳頭状癌、セミノーマ、黒色腫、または白血病、カウデン症候群、レールミット-ダクロス病(Lhermitte-Dudos disease)およびバナヤン-ゾナナ症候群を含む疾患、またはPI3K/PKB経路が異常に活性化される疾患、内因性(非アレルギー性)喘息と外因性(アレルギー性)喘息の両方を含む、あらゆる型または発生の喘息、軽度喘息、中等度喘息、重度の喘息、気管支炎性喘息、運動により惹起される喘息、職業性喘息および細菌感染後に誘発される喘息、急性肺傷害(ALI)、成人/急性呼吸促迫症候群(ARDS)、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)、慢性閉塞性気道疾患または慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive lung disease)(COPD、COADまたはCOLD)(それに関連する慢性気管支炎または呼吸困難を含む)、気腫、ならびに他の薬物治療(特に、他の吸入薬物治療)の結果の気道の過活動の増悪、あらゆる型または発生の気管支炎(これらに限定されないが、急性、アラキジン酸、カタル性、クループ性(croupus)、慢性または結核性の気管支炎を含む)、あらゆる型または発生の塵肺症(慢性であれ急性であれ、気道の閉塞を頻繁に伴い、粉塵の繰り返しの吸入により引き起こされる、炎症性の一般的に職業的な肺の疾患)(例えば、アルミニウム肺症、炭粉症、石綿沈着症、石粉症、チローシス(ptilosis)、鉄症、珪肺症、タバコ中毒症(tabacosis)および綿肺症を含む)、レフラー症候群(Loffler’s syndrome)、好酸球性、肺炎、寄生生物性(特に、後生動物の)インフェステーション(熱帯性好酸球増加症を含む)、気管支肺アスペルギルス症、結節性多発性動脈炎(チャーグ-ストラウス症候群を含む)、好酸球性肉芽腫および薬物反応により引き起こされる気道に罹患する好酸球関連障害、乾癬、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多形性紅斑、疱疹状皮膚炎、強皮症、白斑、過敏性血管炎、蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、エリテマトーデス、天疱瘡(pemphisus)、後天性表皮水疱症、結膜炎、乾性角結膜炎、および春季結膜炎、アレルギー性鼻炎を含む鼻に影響を与える疾患、および自己免疫反応が関与するかまたは自己免疫成分もしくは病因を有する炎症性疾患(自己免疫性血液学的障害(例えば、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろうおよび特発性血小板減少症)を含む)、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性軟骨炎、強皮症(sclerodoma)、ウェゲナー肉芽腫症、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、スティーブン-ジョンソン症候群、特発性スプルー、自己免疫性炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性結腸炎およびクローン病)、内分泌性眼障害、グレーブス病、サルコイドーシス、肺胞炎、慢性過敏性肺臓炎、多発性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎(前部および後部)、乾性角結膜炎および春季カタル、間質性肺線維症、乾癬性関節炎および糸球体腎炎(ネフローゼ症候群(例えば、特発性ネフローゼ症候群または微小変化型腎症を含む)を伴うかまたは伴わないもの)、再狭窄、心臓肥大、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、虚血性発作およびうっ血性心不全、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、および脳虚血、ならびに外傷、グルタミン酸神経毒性および低酸素症により引き起こされる神経変性疾患から選択される、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式IまたはI’の化合物およびBcl-2阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、炎症性障害、自己免疫障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害である、方法を提供する。一部の実施形態では、障害は、増殖性障害、ループス、またはループス腎炎である。一部の実施形態では、増殖性障害は、慢性リンパ性白血病、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、ホジキン病、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨髄異形成症候群、リンパ腫、血液学的新生物、または固形腫瘍である。
一部の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、TYK2偽キナーゼ(JH2)ドメイン結合化合物およびTYK2キナーゼ(JH1)ドメイン結合化合物を投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、疾患は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害である。一部の実施形態では、JH2結合化合物は、式IまたはI’の化合物である。他の好適なJH2ドメイン結合化合物として、そのそれぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2014074660A1、WO2014074661A1、WO2015089143A1に記載されているものが挙げられる。好適なJH1ドメイン結合化合物として、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2015131080A1に記載されているものが挙げられる。
化合物および組成物は、本発明の方法に従って、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害を処置するためまたはその重症度を低下させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与することができる。必要とされる正確な量は、被験体ごとに、その被験体の種、年齢および全身状態、感染の重症度、特定の薬剤、その投与方式などに依存して変化する。本発明の化合物は、好ましくは、投与を容易にしかつ投薬量を均一にするために、単位剤形に製剤化される。「単位剤形」という表現は、本明細書において使用する場合、処置される患者に適した薬剤の、物理的に別個の単位を指す。しかし、本発明の化合物および組成物の1日当たりの総使用量は、正しい医学的判断の範囲内で主治医によって決定されることになることが理解される。任意の特定の患者または生物に特異的な有効用量レベルは、処置される障害および障害の重症度;用いられる具体的化合物の活性;用いられる具体的組成物;患者の年齢、体重、全身の健康、性別および食事;用いられる具体的化合物の投与時間、投与経路、および排出速度;処置期間;用いられる具体的化合物と組み合わせてまたは同時に使用される薬物、ならびに医療分野で周知の同様の因子を含む様々な因子に依存する。「患者」という用語は、本明細書において使用する場合、動物、好ましくは哺乳動物、最も好ましくはヒトを意味する。
この発明の薬学的に受容可能な組成物は、ヒトおよび他の動物に、処置される感染の重症度に応じて、経口的に、直腸内に、非経口的に、大槽内に、膣内に、腹腔内に、局所的に(散剤、軟膏剤、または滴剤によるものとして)、口腔内に、経口スプレー剤または経鼻スプレー剤などとして投与することができる。ある特定の実施形態では、本発明の化合物は、所望の治療効果を得るために、1日に1回または複数回、1日に被験体の体重1kg当たり約0.01mgから約50mg、好ましくは約1mgから約25mgの投薬レベルで経口的にまたは非経口的に投与することができる。
経口投与用の液体剤形として、これらに限定されないが、薬学的に受容可能なエマルション、マイクロエマルション、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が挙げられる。活性化合物に加え、液体剤形は、例えば、水または他の溶媒などの当技術分野で一般的に使用される不活性希釈剤、可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにこれらの混合物を含有してもよい。不活性希釈剤の他に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤などのアジュバントと、甘味剤、矯味矯臭剤、および芳香剤も含むことができる。
注射用調製物、例えば、注射用の水性または油性の滅菌懸濁剤は、好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用する公知の技術により製剤化されてもよい。注射用滅菌調製物は、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の注射用滅菌溶液、懸濁物、またはエマルション、例えば、1,3-ブタンジオール中の溶液としてであってもよい。用いることができる、許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー溶液,U.S.P.、および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、滅菌固定油は、溶媒または懸濁媒体として従来より用いられている。この目的のために、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激性固定油を用いることができる。さらに、オレイン酸などの脂肪酸は、注射可能物質の調製に使用される。
注射用製剤は、使用前に、例えば、細菌保持フィルターを通した濾過によって、または滅菌水もしくは他の注射用滅菌媒体に溶解もしくは分散させることができる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができる。
本発明の化合物の効果を延長するために、皮下または筋肉内注射からの化合物の吸収を遅くすることがしばしば望ましい。これは、水溶性に乏しい結晶性または非晶質材料の液体懸濁物を使用することによって達成され得る。次いで、化合物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、一方、溶解速度は、結晶サイズおよび結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口投与される化合物形態の遅延吸収は、油ビヒクルへの化合物の溶解または懸濁によって達成される。注射用デポー形態は、ポリラクチド-ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー内で化合物のマイクロカプセルマトリクスを形成することによって作製される。化合物のポリマーに対する比および用いられる特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例として、ポリ(オルトエステル)およびポリ(無水物)が挙げられる。デポー注射用製剤は、体組織に適合するリポソームまたはマイクロエマルション内に化合物を捕捉することによっても調製される。
直腸投与または膣投与のための組成物は、好ましくはこの発明の化合物を、周囲温度で固体であるが体温で液体であり、したがって直腸または膣腔内で融解し活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐剤ろうなどの、好適な非刺激性賦形剤またはキャリアと混合することによって調製することができる坐剤である。
経口投与用の固体剤形として、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、および顆粒剤が挙げられる。このような固体剤形では、活性化合物を、クエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1種の不活性な薬学的に受容可能な賦形剤もしくはキャリア、ならびに/またはa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸などの充填剤もしくは増量剤、b)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、スクロース、およびアカシアなどの結合剤、c)グリセロールなどの保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプンもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、ある特定のシリケート、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤、f)第四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)例えば、セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールなどの湿潤剤、h)カオリンおよびベントナイトクレイなどの吸収剤、ならびにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ならびにこれらの混合物などの滑沢剤と混合する。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。
同様のタイプの固体組成物は、ラクトースや乳糖などの賦形剤および高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する軟質および硬質充填ゼラチンカプセルの充填剤として用いてもよい。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティングおよび薬学的製剤化の技術分野で周知の他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延様式で、腸管のある特定の部分のみまたは優先的にその部分に有効成分(複数可)を放出する組成物にすることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質およびろうが含まれる。同様のタイプの固体組成物は、ラクトースまたは乳糖などの賦形剤および高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する、軟質および硬質充填ゼラチンカプセルの充填剤として用いてもよい。
活性化合物は、上述の1種または複数の賦形剤を有するマイクロカプセル化形態であり得る。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティングおよび薬学的製剤化の技術分野で周知の他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。このような固体剤形では、活性化合物を、スクロース、ラクトースまたはデンプンなどの少なくとも1種の不活性希釈剤と混合してもよい。このような剤形は、通常の実施の場合と同様に、不活性希釈剤以外の追加の物質、例えば錠剤化滑沢剤ならびにステアリン酸マグネシウムおよび微結晶性セルロースなどの他の錠剤化助剤を含んでもよい。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延様式で、腸管のある特定の部分のみまたは優先的にその部分に有効成分(複数可)を放出する組成物であり得る。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質およびろうが含まれる。
この発明の化合物の局所投与用剤形または経皮投与用剤形として、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー剤、吸入剤またはパッチ剤が含まれる。活性成分は、滅菌条件下で、薬学的に受容可能なキャリアおよび任意の必要とされ得る保存剤または緩衝液と、必要に応じて混合される。眼科用製剤、点耳薬、および点眼薬も、この発明の範囲内にあると企図される。さらに、本発明は、身体に対して化合物の制御された送達をもたらすというさらなる利点を有する、経皮パッチの使用を企図する。このような剤形は、適当な媒体に化合物を溶解するまたは分散させることによって作製され得る。吸収増強剤もまた、皮膚を横断する化合物のフラックスを増大させるために使用することができる。この速度は、速度制御膜を設けることによって、または化合物をポリマーマトリクスもしくはゲルに分散させることによって、制御することができる。
一実施形態によれば、本発明は、生物学的サンプルにおけるプロテインキナーゼ活性を阻害する方法であって、前記生物学的サンプルを、この発明の化合物、または前記化合物を含む組成物と接触させるステップを含む、方法に関する。
別の実施形態によれば、本発明は、生物学的サンプルにおけるTYK2、またはその変異体の活性を阻害する方法であって、前記生物学的サンプルを、この発明の化合物、または前記化合物を含む組成物と接触させるステップを含む、方法に関する。ある特定の実施形態では、本発明は、生物学的サンプルにおけるTYK2、またはその変異体の活性を不可逆的に阻害する方法であって、前記生物学的サンプルを、この発明の化合物、または前記化合物を含む組成物と接触させるステップを含む、方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、TYK2を、JAK1、JAK2、およびJAK3のうちの1つまたは複数よりも選択的に阻害する方法を提供する。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、2倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、5倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、10倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、50倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、100倍より高く選択的である。
「生物学的サンプル」という用語は、本明細書において使用する場合、限定されないが、細胞培養物またはその抽出物;哺乳動物から得られた生検材料またはその抽出物;および血液、唾液、尿、糞便、精液、涙、もしくは他の体液またはその抽出物を含む。
生物学的サンプルにおけるTYK2(またはその変異体)の活性の阻害は、当業者に公知である様々な目的のために有用である。このような目的の例として、これらに限定されないが、輸血、器官移植、生物学的標本の保存、および生物学的アッセイが挙げられる。
本発明の別の実施形態は、患者において、プロテインキナーゼ活性を阻害する方法であって、前記患者に、本発明の化合物、または前記化合物を含む組成物を投与するステップを含む、方法に関する。
別の実施形態によれば、本発明は、患者において、TYK2、またはその変異体の活性を阻害する方法であって、前記患者に、本発明の化合物、または前記化合物を含む組成物を投与するステップを含む、方法に関する。ある特定の実施形態によれば、本発明は、患者において、TYK2、またはその変異体のうちの1つまたは複数の活性を可逆的または不可逆的に阻害する方法であって、前記患者に、本発明の化合物、または前記化合物を含む組成物を投与するステップを含む、方法に関する。他の実施形態では、本発明は、それを必要とする患者において、TYK2、またはその変異体により媒介される障害を処置する方法であって、前記患者に、本発明による化合物、またはその薬学的に受容可能な組成物を投与するステップを含む、方法を提供する。このような障害は、本明細書に詳細に記載されている。
処置される特定の状態、または疾患に応じて、その状態を処置するために通常投与される追加の治療剤も、この発明の組成物中に存在してもよい。本明細書において使用する場合、特定の疾患、または状態を処置するために通常投与される追加の治療剤は、「処置される疾患、または状態のために適切である」として公知である。
本発明の化合物はまた、他の治療化合物と組み合わせて、有利に使用され得る。一部の実施形態では、他の治療化合物は、抗増殖化合物である。このような抗増殖化合物として、これらに限定されないが、アロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化合物;アルキル化化合物;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;細胞分化プロセスを誘発する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤;抗腫瘍性代謝拮抗物質;プラチン化合物;プロテインキナーゼ活性または脂質キナーゼ活性を標的化/低下させる化合物およびさらなる抗血管形成化合物;プロテインホスファターゼまたは脂質ホスファターゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗男性ホルモン;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;マトリクスメタロプロテイナーゼ阻害剤;ビスホスホネート;生体応答修飾物質;抗増殖性抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Ras発癌性アイソフォームの阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;血液学的悪性疾患の処置において使用される化合物;Flt-3の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;Hsp90阻害剤(例えば、17-AAG(17-アリルアミノゲルダナマイシン、NSC330507)、17-DMAG(17-ジメチルアミノエチルアミノ-17-デメトキシ-ゲルダナマイシン、NSC707545)、IPI-504、CNF1010、CNF2024、CNF1010(Conforma Therapeutics製));テモゾロミド(Temodal(登録商標));キネシン紡錘体タンパク質阻害剤(例えば、SB715992またはSB743921(GlaxoSmithKline製)、またはペンタミジン/クロルプロマジン(CombinatoRx製));MEK阻害剤(例えば、ARRY142886(Array BioPharma製)、AZD6244(AstraZeneca製)、PD181461(Pfizer製)およびロイコボリン)が挙げられる。「アロマターゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、エストロゲン産生、例えば、基質であるアンドロステンジオンおよびテストステロンの、それぞれ、エストロンおよびエストラジオールへの転換を阻害する化合物に関する。この用語は、これらに限定されないが、ステロイド、とりわけ、アタメスタン、エキセメスタンおよびフォルメスタン、ならびに特に、非ステロイド、とりわけ、アミノグルテチミド、ログレチミド、ピリドグルテチミド、トリロスタン、テストラクトン、ケトコナゾール、ボロゾール、ファドロゾール、アナストロゾールおよびレトロゾールを含む。エキセメスタンは、商品名Aromasin(商標)のもとで市販されている。フォルメスタンは、商品名Lentaron(商標)のもとで市販されている。ファドロゾールは、商品名Afema(商標)のもとで市販されている。アナストロゾールは、商品名Arimidex(商標)のもとで市販されている。レトロゾールは、商品名Femara(商標)またはFemar(商標)のもとで市販されている。アミノグルテチミドは、商品名Orimeten(商標)のもとで市販されている。アロマターゼ阻害剤である化学療法剤を含む本発明の組み合わせは、ホルモン受容体陽性腫瘍、例えば、乳房腫瘍の処置のために特に有用である。
「抗エストロゲン」という用語は、本明細書において使用する場合、エストロゲンの効果をエストロゲン受容体レベルで拮抗する化合物に関する。この用語は、これらに限定されないが、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびラロキシフェン塩酸塩を含む。タモキシフェンは、商品名Nolvadex(商標)のもとで市販されている。ラロキシフェン塩酸塩は、商品名Evista(商標)のもとで市販されている。フルベストラントは、商品名Faslodex(商標)のもとで投与することができる。抗エストロゲンである化学療法剤を含む本発明の組み合わせは、エストロゲン受容体陽性腫瘍、例えば、乳房腫瘍の処置のために特に有用である。
「抗男性ホルモン」という用語は、本明細書において使用する場合、男性ホルモンの生物学的効果を阻害することが可能な任意の物質に関し、これらに限定されないが、ビカルタミド(Casodex(商標))を含む。「ゴナドレリンアゴニスト」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、アバレリクス、ゴセレリンおよび酢酸ゴセレリンを含む。ゴセレリンは、商品名Zoladex(商標)のもとで投与することができる。
「トポイソメラーゼI阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、トポテカン、ギマテカン、イリノテカン、カンプトテシン(camptothecian)およびそのアナログ、9-ニトロカンプトテシンならびに高分子カンプトテシンコンジュゲートPNU-166148を含む。イリノテカンは、例えば、Camptosar(商標)の商標のもとで、例えば、市販されている形態で、投与することができる。トポテカンは、商品名Hycamptin(商標)のもとで市販されている。
「トポイソメラーゼII阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン(Caelyx(商標)などのリポソーム製剤を含む)、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシンおよびネモルビシン、アントラキノンであるミトキサントロンおよびロソキサントロン、ならびにポドフィロトキシンであるエトポシドおよびテニポシドを含む。エトポシドは、商品名Etopophos(商標)のもとで市販されている。テニポシドは、商品名VM 26-Bristolのもとで市販されている。ドキソルビシンは、商品名Acriblastin(商標)またはAdriamycin(商標)のもとで市販されている。エピルビシンは、商品名Farmorubicin(商標)のもとで市販されている。イダルビシンは、商品名Zavedos(商標)のもとで市販されている。ミトキサントロンは、商品名Novantronのもとで市販されている。
「微小管活性剤」という用語は、微小管安定化化合物、微小管不安定化化合物およびミクロチューブリン(microtublin)重合阻害剤に関し、これらに限定されないが、タキサン類、例えば、パクリタキセルおよびドセタキセル;ビンカアルカロイド類、例えば、ビンブラスチンまたは硫酸ビンブラスチン、ビンクリスチンまたは硫酸ビンクリスチン、およびビノレルビン;ディスコデルモリド;コルヒチン(cochicine)およびエポチロンならびにこれらの誘導体を含む。パクリタキセルは、商品名Taxol(商標)のもとで市販されている。ドセタキセルは、商品名Taxotere(商標)のもとで市販されている。硫酸ビンブラスチンは、商品名Vinblastin R.P(商標)のもとで市販されている。硫酸ビンクリスチンは、商品名Farmistin(商標)のもとで市販されている。
「アルキル化剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファランまたはニトロソ尿素(BCNUまたはGliadel)を含む。シクロホスファミドは、商品名Cyclostin(商標)のもとで市販されている。イホスファミドは、商品名Holoxan(商標)のもとで市販されている。
「ヒストンデアセチラーゼ阻害剤」または「HDAC阻害剤」という用語は、ヒストンデアセチラーゼを阻害し、抗増殖活性を有する化合物に関する。これには、これらに限定されないが、スベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)が挙げられる。
「抗腫瘍性代謝拮抗物質」という用語は、これらに限定されないが、5-フルオロウラシルすなわち5-FU、カペシタビン、ゲムシタビン、DNA脱メチル化合物(例えば、5-アザシチジンおよびデシタビン)、メトトレキサートおよびエダトレキサート、ならびに葉酸アンタゴニスト(例えば、ペメトレキセド)を含む。カペシタビンは、商品名Xeloda(商標)のもとで市販されている。ゲムシタビンは、商品名Gemzar(商標)のもとで市販されている。
「プラチン化合物(platin compound)」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、カルボプラチン、シスプラチン、シスプラチナムおよびオキサリプラチンを含む。カルボプラチンは、例えば、Carboplat(商標)の商標のもとで、例えば、市販されている形態で投与することができる。オキサリプラチンは、例えば、Eloxatin(商標)の商標のもとで、例えば、市販されている形態で投与することができる。
「プロテインキナーゼもしくは脂質キナーゼの活性を標的化する/低下させる化合物;またはプロテインホスファターゼもしくは脂質ホスファターゼの活性を標的化する/低下させる化合物;またはさらなる抗血管形成化合物」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、プロテインチロシンキナーゼならびに/またはセリンおよび/もしくはトレオニンキナーゼ阻害剤、あるいは脂質キナーゼ阻害剤、例えば、a)血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、PDGFRの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、PDGF受容体を阻害する化合物、例えば、N-フェニル-2-ピリミジン-アミン誘導体、例えば、イマチニブ、SU101、SU6668およびGFB-111);b)線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;c)インスリン様増殖因子受容体I(IGF-IR)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、IGF-IRの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、IGF-I受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、またはIGF-I受容体もしくはその増殖因子の細胞外ドメインを標的化する抗体);d)Trk受容体型チロシンキナーゼファミリーの活性を標的化する、低下させるもしくは阻害する化合物、またはエフリンB4阻害剤;e)AxI受容体型チロシンキナーゼファミリーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;f)Ret受容体型チロシンキナーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;g)Kit/SCFR受容体型チロシンキナーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、イマチニブ;h)PDGFRファミリーの一部である、C-kit受容体型チロシンキナーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、c-Kit受容体型チロシンキナーゼファミリーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、c-Kit受容体を阻害する化合物、例えば、イマチニブ);i)c-Ablファミリーのメンバー、それらの遺伝子融合産物(例えば、BCR-Ablキナーゼ)および変異体の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、c-Ablファミリーメンバーおよびそれらの遺伝子融合産物の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、N-フェニル-2-ピリミジン-アミン誘導体、例えば、イマチニブまたはニロチニブ(AMN107);PD180970;AG957;NSC 680410;PD173955(ParkeDavis製);またはダサチニブ(BMS-354825));j)セリン/トレオニンキナーゼのプロテインキナーゼC(PKC)およびRafファミリーのメンバー、MEK、SRC、JAK/汎JAK、FAK、PDK1、PKB/Akt、Ras/MAPK、PI3K、SYK、BTKおよびTECファミリーのメンバー、ならびに/またはサイクリン依存性キナーゼファミリー(CDK)のメンバーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(スタウロスポリン誘導体、例えば、ミドスタウリンを含む)であり;さらなる化合物の例として、UCN-01、サフィンゴール、BAY 43-9006、ブリオスタチン1、ペリホシン;イルモホシン(llmofosine);RO 318220およびRO 320432;GO 6976;lsis 3521;LY333531/LY379196;イソキノリン(isochinoline)化合物;FTI;PD184352またはQAN697(P13K阻害剤)またはAT7519(CDK阻害剤)が挙げられる;k)プロテイン-チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であり、例えば、プロテイン-チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、メシル酸イマチニブ(Gleevec(商標))またはチルホスチン(例えば、チルホスチンA23/RG-50810;AG 99;チルホスチンAG 213;チルホスチンAG 1748;チルホスチンAG 490;チルホスチンB44;チルホスチンB44(+)鏡像異性体;チルホスチンAG 555;AG 494;チルホスチンAG 556、AG957)およびアダホスチン(4-{[(2,5-ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}-安息香酸アダマンチルエステル;NSC 680410、アダホスチン)を含む;l)受容体型チロシンキナーゼの上皮増殖因子ファミリー(ホモ二量体またはヘテロ二量体としての、EGFR ErbB2、ErbB3、ErbB4)およびそれらの変異体の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であり、例えば、上皮増殖因子受容体ファミリーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、EGF受容体型チロシンキナーゼファミリー、例えば、EGF受容体、ErbB2、ErbB3およびErbB4のメンバーを阻害するか、またはEGFもしくはEGF関連リガンドに結合する化合物、タンパク質または抗体(例えば、CP 358774、ZD 1839、ZM 105180;トラスツズマブ(Herceptin(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、Iressa、Tarceva、OSI-774、Cl-1033、EKB-569、GW-2016、E1.1、E2.4、E2.5、E6.2、E6.4、E2.11、E6.3もしくはE7.6.3、および7H-ピロロ-[2,3-d]ピリミジン誘導体)であり;m)c-Met受容体の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、c-Metの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、c-Met受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、またはc-Metの細胞外ドメインを標的化するもしくはHGFに結合する抗体、n)1種または複数のJAKファミリーメンバー(JAK1/JAK2/JAK3/TYK2および/または汎JAK)のキナーゼ活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(これらに限定されないが、PRT-062070、SB-1578、バリシチニブ、パクリチニブ、モメロチニブ、VX-509、AZD-1480、TG-101348、トファシチニブ、およびルキソリチニブを含む);o)PI3キナーゼ(PI3K)のキナーゼ活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(これらに限定されないが、ATU-027、SF-1126、DS-7423、PBI-05204、GSK-2126458、ZSTK-474、ブパルリシブ、ピクトレリシブ、PF-4691502、BYL-719、ダクトリシブ、XL-147、XL-765、およびイデラリシブを含む);ならびにq)ヘッジホッグタンパク質(Hh)またはスムーズンド受容体(SMO)経路のシグナル伝達効果を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(これらに限定されないが、シクロパミン、ビスモデギブ、イトラコナゾール、エリスモデギブ、およびIPI-926(サリデギブ)を含む)を含む。
「PI3K阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼファミリーの1種または複数の酵素(これらに限定されないが、PI3Kα、PI3Kγ、PI3Kδ、PI3Kβ、PI3K-C2α、PI3K-C2β、PI3K-C2γ、Vps34、p110-α、p110-β、p110-γ、p110-δ、p85-α、p85-β、p55-γ、p150、p101、およびp87を含む)に対する阻害活性を有する化合物を含む。この発明において有用なPI3K阻害剤の例として、これらに限定されないが、ATU-027、SF-1126、DS-7423、PBI-05204、GSK-2126458、ZSTK-474、ブパルリシブ、ピクトレリシブ、PF-4691502、BYL-719、ダクトリシブ、XL-147、XL-765、およびイデラリシブが挙げられる。
「BTK阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、ブルトンチロシンキナーゼ(BTK)に対する阻害活性を有する化合物(これらに限定されないが、AVL-292およびイブルチニブを含む)を含む。
「SYK阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、脾臓チロシンキナーゼ(SYK)に対する阻害活性を有する化合物(これらに限定されないが、PRT-062070、R-343、R-333、エキセライア(Excellair)、PRT-062607、およびフォスタマチニブを含む)を含む。
「Bcl-2阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、B細胞リンパ腫2タンパク質(Bcl-2)に対する阻害活性を有する化合物(これらに限定されないが、ABT-199、ABT-731、ABT-737、アポゴシポール(apogossypol)、Ascentaの汎Bcl-2阻害剤、クルクミン(およびそのアナログ)、二重Bcl-2/Bcl-xL阻害剤(Infinity Pharmaceuticals/Novartis Pharmaceuticals)、Genasense(G3139)、HA14-1(およびそのアナログ;WO2008118802を参照のこと)、ナビトクラックス(navitoclax)(およびそのアナログ、US7390799を参照のこと)、NH-1(Shenayng Pharmaceutical University)、オバトクラックス(およびそのアナログ、WO2004106328を参照のこと)、S-001(Gloria Pharmaceuticals)、TW系列の化合物(Univ.of Michigan)、およびベネトクラックスを含む)を含む。一部の実施形態では、Bcl-2阻害剤は、小分子治療薬である。一部の実施形態では、Bcl-2阻害剤は、ペプチド模倣物である。
BTK阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2008039218およびWO2011090760に見出され得る。
SYK阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2003063794、WO2005007623、およびWO2006078846に見出され得る。
PI3K阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2004019973、WO2004089925、WO2007016176、US8138347、WO2002088112、WO2007084786、WO2007129161、WO2006122806、WO2005113554、およびWO2007044729に見出され得る。
JAK阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2009114512、WO2008109943、WO2007053452、WO2000142246、およびWO2007070514に見出され得る。
さらなる抗血管形成化合物として、その活性について別の機序、例えば、プロテインキナーゼ阻害または脂質キナーゼ阻害に関連しない機序を有する化合物、例えば、サリドマイド(Thalomid(商標))およびTNP-470が挙げられる。
本発明の化合物との組み合わせにおいて使用するために有用なプロテアソーム阻害剤の例として、これらに限定されないが、ボルテゾミブ、ジスルフィラム、エピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)、サリノスポラミドA、カルフィルゾミブ、ONX-0912、CEP-18770、およびMLN9708が挙げられる。
プロテインホスファターゼまたは脂質ホスファターゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、例えば、ホスファターゼ1の阻害剤、ホスファターゼ2Aの阻害剤、またはCDC25の阻害剤(例えば、オカダ酸またはその誘導体)である。
細胞分化プロセスを誘発する化合物として、これらに限定されないが、レチノイン酸、α-トコフェロール、γ-トコフェロールもしくはδ-トコフェロール、またはα-トコトリエノール、γ-トコトリエノールもしくはδ-トコトリエノールが挙げられる。
シクロオキシゲナーゼ阻害剤という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、Cox-2阻害剤、5-アルキル置換2-アリールアミノフェニル酢酸および誘導体、例えば、セレコキシブ(Celebrex(商標))、ロフェコキシブ(Vioxx(商標)、エトリコキシブ、バルデコキシブ、または5-アルキル-2-アリールアミノフェニル酢酸、例えば、5-メチル-2-(2’-クロロ-6’-フルオロアニリノ)フェニル酢酸、ルミラコキシブを含む。
「ビスホスホネート」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、エチドロン(etridonic)酸、クロドロン酸、チルドロン酸、パミドロン酸、アレンドロン酸、イバンドロン酸、リセドロン酸およびゾレドロン酸を含む。エチドロン酸は、商品名Didronel(商標)のもとで市販されている。クロドロン酸は、商品名Bonefos(商標)のもとで市販されている。チルドロン酸は、商品名Skelid(商標)のもとで市販されている。パミドロン酸は、商品名Aredia(商標)のもとで市販されている。アレンドロン酸は、商品名Fosamax(商標)のもとで市販されている。イバンドロン酸は、商品名Bondranat(商標)のもとで市販されている。リセドロン酸は、商品名Actonel(商標)のもとで市販されている。ゾレドロン酸は、商品名Zometa(商標)のもとで市販されている。「mTOR阻害剤」という用語は、哺乳動物ラパマイシン標的(mTOR)を阻害し、抗増殖活性を有する化合物、例えば、シロリムス(Rapamune(登録商標))、エベロリムス(Certican(商標))、CCI-779およびABT578に関する。
「ヘパラナーゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、硫酸ヘパリン分解を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。この用語は、これらに限定されないが、PI-88を含む。「生体応答修飾物質」という用語は、本明細書において使用する場合、リンホカインまたはインターフェロンを指す。
「Ras発癌性アイソフォームの阻害剤」(例えば、H-Ras、K-Ras、またはN-Ras)という用語は、本明細書において使用する場合、Rasの発癌性活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;例えば、L-744832、DK8G557またはR115777(Zarnestra(商標))などの「ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤」を指す。「テロメラーゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、テロメラーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。テロメラーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、テロメラーゼ受容体を阻害する化合物、例えば、テロメスタチンである。
「メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物として、これらに限定されないが、ベンガミドまたはその誘導体が挙げられる。
「プロテアソーム阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、プロテアソームの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。プロテアソームの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物として、これらに限定されないが、ボルテゾミブ(Velcade(商標))およびMLN 341が挙げられる。
「マトリクスメタロプロテイナーゼ阻害剤」または(「MMP」阻害剤)という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、コラーゲンペプチド模倣物および非ペプチド模倣物阻害剤、テトラサイクリン誘導体(例えば、ヒドロキサメートペプチド模倣物阻害剤であるバチマスタットおよびその経口で生体利用可能なアナログであるマリマスタット(BB-2516)、プリノマスタット(AG3340)、メタスタット(NSC 683551)BMS-279251、BAY 12-9566、TAA211、MMI270BまたはAAJ996)を含む。
「血液学的悪性疾患の処置において使用される化合物」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt-3R)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であるFMS様チロシンキナーゼ阻害剤;インターフェロン、1-β-D-アラビノフラノシルシトシン(arabinofuransylcytosine)(ara-c)およびブスルファン(bisulfan);未分化リンパ腫キナーゼを標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であるALK阻害剤、ならびにBcl-2阻害剤を含む。
FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt-3R)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、Flt-3R受容体型キナーゼファミリーのメンバーを阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、PKC412、ミドスタウリン、スタウロスポリン誘導体、SU11248およびMLN518である。
「HSP90阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、HSP90の内因性ATPase活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;ユビキチンプロテオソーム経路を介してHSP90クライアントタンパク質を分解する、標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を含む。HSP90の内因性ATPase活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、HSP90のATPase活性を阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、17-アリルアミノ,17-脱メトキシゲルダナマイシン(17AAG)、ゲルダナマイシン誘導体;他のゲルダナマイシン関連化合物;ラディシコールおよびHDAC阻害剤である。
「抗増殖性抗体」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、トラスツズマブ(Herceptin(商標))、トラスツズマブ-DM1、アービタックス(erbitux)、ベバシズマブ(Avastin(商標))、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、PRO64553(抗CD40)および2C4抗体を含む。抗体とは、インタクトなモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、少なくとも2つのインタクトな抗体から形成された多重特異性抗体、および所望の生体活性を示す限り、抗体断片を意味する。
急性骨髄性白血病(AML)の処置のために、本発明の化合物は、標準的な白血病治療と組み合わせて、特に、AMLの処置のために使用される治療と組み合わせて、使用され得る。特に、本発明の化合物は、例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および/またはAMLの処置のために有用な他の薬物、例えば、ダウノルビシン、アドリアマイシン、Ara-C、VP-16、テニポシド、ミトキサントロン、イダルビシン、カルボプラチナムおよびPKC412と組み合わせて投与することができる。一部の実施形態では、本発明は、ITDおよび/またはD835Yの変異に関連するAMLを処置する方法であって、本発明の化合物を、1つまたは複数のFLT3阻害剤と一緒に投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、FLT3阻害剤は、キザルチニブ(AC220)、スタウロスポリン誘導体(例えば、ミドスタウリンまたはレスタウルチニブ)、ソラフェニブ、タンズチニブ、LY-2401401、LS-104、EB-10、ファミチニブ、NOV-110302、NMS-P948、AST-487、G-749、SB-1317、S-209、SC-110219、AKN-028、フェドラチニブ、トザセルチブ、およびスニチニブから選択される。一部の実施形態では、FLT3阻害剤は、キザルチニブ、ミドスタウリン、レスタウルチニブ、ソラフェニブ、およびスニチニブから選択される。
他の抗白血病化合物として、例えば、Ara-C、デオキシシチジンの2’-アルファ-ヒドロキシリボース(アラビノシド)誘導体であるピリミジンアナログが挙げられる。ヒポキサンチンのプリンアナログ、6-メルカプトプリン(6-MP)およびリン酸フルダラビンもまた挙げられる。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、酪酸ナトリウムおよびスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)は、ヒストンデアセチラーゼとして公知である酵素の活性を阻害する。具体的なHDAC阻害剤として、MS275、SAHA、FK228(以前はFR901228)、トリコスタチンA、ならびに、これらに限定されないが、N-ヒドロキシ-3-[4-[[[2-(2-メチル-1H-インドール-3-イル)-エチル]-アミノ]メチル]フェニル]-2E-2-プロペンアミド、またはその薬学的に受容可能な塩、およびN-ヒドロキシ-3-[4-[(2-ヒドロキシエチル){2-(1H-インドール-3-イル)エチル]-アミノ]メチル]フェニル]-2E-2-プロペンアミド、またはその薬学的に受容可能な塩、特に、乳酸塩を含む、US6,552,065に開示される化合物が挙げられる。ソマトスタチン受容体アンタゴニストとは、本明細書において使用する場合、ソマトスタチン受容体を標的化する、処理するまたは阻害する化合物、例えば、オクトレオチド、およびSOM230を指す。腫瘍細胞損傷アプローチとは、電離放射線などのアプローチを指す。上記および本明細書の以下に言及される「電離放射線」という用語は、電磁線(例えば、X線およびガンマ線)または粒子(例えば、アルファ粒子およびベータ粒子)のいずれかとして発生する電離放射線を意味する。電離放射線は、これらに限定されないが、放射線治療において提供され、当技術分野において公知である。Hellman、Principles of Radiation Therapy、Cancer, in Principles and Practice of Oncology、Devitaら編、第4版、1巻、248~275頁(1993年)を参照のこと。
EDG結合剤およびリボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤もまた含まれる。「EDG結合剤」という用語は、本明細書において使用する場合、リンパ球再循環をモジュレートする免疫抑制薬のクラス、例えば、FTY720を指す。「リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤」という用語は、これらに限定されないが、フルダラビンおよび/またはシトシンアラビノシド(ara-C)、6-チオグアニン、5-フルオロウラシル、クラドリビン、6-メルカプトプリン(特に、ALLに対してara-Cと組み合わせて)および/またはペントスタチンを含むピリミジンヌクレオシドアナログまたはプリンヌクレオシドアナログを指す。リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤は、特に、ヒドロキシ尿素または2-ヒドロキシ-1H-イソインドール-1,3-ジオン誘導体である。
特に、1-(4-クロロアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジンまたはその薬学的に受容可能な塩、1-(4-クロロアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジンスクシネート;Angiostatin(商標);Endostatin(商標);アントラニル酸アミド;ZD4190;ZD6474;SU5416;SU6668;ベバシズマブ;または抗VEGF抗体もしくは抗VEGF受容体抗体(例えば、rhuMAbおよびRHUFab)、VEGFアプタマー(例えば、Macugon);FLT-4阻害剤、FLT-3阻害剤、VEGFR-2 IgGI抗体、Angiozyme(RPI 4610)およびベバシズマブ(Avastin(商標))などのVEGFの化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体もまた、含まれる。
光ダイナミック療法とは、本明細書において使用する場合、がんを処置または予防するために、光感作化合物として公知のある特定の化学物質を使用する治療を指す。光ダイナミック療法の例として、Visudyne(商標)およびポルフィマーナトリウムなどの化合物を用いる処置が挙げられる。
血管新生抑制ステロイドとは、本明細書において使用する場合、血管新生を遮断または阻害する化合物、例えば、アネコルタブ、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、11-α-エピヒドロコルチゾール、コルテキソロン、17α-ヒドロキシプロゲステロン、コルチコステロン、デスオキシコルチコステロン、テストステロン、エストロンおよびデキサメタゾンを指す。
コルチコステロイドを含有する移植物とは、フルオシノロンおよびデキサメタゾンなどの化合物を指す。
他の化学療法化合物として、これらに限定されないが、植物アルカロイド、ホルモン化合物およびアンタゴニスト;生体応答修飾物質、好ましくは、リンホカインまたはインターフェロン;アンチセンスオリゴヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチド誘導体;shRNAまたはsiRNA;あるいは多種多様な化合物または他の作用機序もしくは未知の作用機序を有する化合物が挙げられる。
本発明の化合物はまた、特に、本明細書で先に言及されたものなどの閉塞性または炎症性の気道疾患の処置において、他の薬物物質、例えば、抗炎症薬物物質、気管支拡張薬物物質または抗ヒスタミン薬物物質と組み合わせて使用するための共治療化合物(co-therapeutic compound)として、例えば、このような薬物の治療活性の増強剤としてまたはこのような薬物の必要とされる投薬量もしくは潜在的な副作用を低減する手段として、有用である。本発明の化合物は、一定の薬学的組成物中で他の薬物物質と混合されてもよく、または他の薬物物質とは別に、その前に、同時に、もしくは後に投与することができる。したがって、本発明は、本明細書で先に記載されたような本発明の化合物と、抗炎症薬物物質、気管支拡張薬物物質、抗ヒスタミン薬物物質または鎮咳性薬物物質との組み合わせを含み、本発明の前記化合物および前記薬物物質は、同じまたは異なる薬学的組成物中にある。
好適な抗炎症薬として、ステロイド、特に、糖質コルチコステロイド(例えば、ブデソニド、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(beclamethasone dipropionate)、プロピオン酸フルチカゾン、シクレソニドまたはフロ酸モメタゾン);非ステロイド性糖質コルチコイド受容体アゴニスト;LTB4アンタゴニスト(例えば、LY293111、CGS025019C、CP-195543、SC-53228、BIIL 284、ONO 4057、SB 209247);LTD4アンタゴニスト(例えば、モンテルカストおよびザフィルルカスト);PDE4阻害剤(例えば、シロミラスト(Ariflo(登録商標)GlaxoSmithKline)、ロフルミラスト(Byk Gulden)、V-11294A(Napp)、BAY19-8004(Bayer)、SCH-351591(Schering-Plough)、アロフィリン(Almirall Prodesfarma)、PD189659/PD168787(Parke-Davis)、AWD-12-281(Asta Medica)、CDC-801(Celgene)、SeICID(TM) CC-10004(Celgene)、VM554/UM565(Vernalis)、T-440(Tanabe)、KW-4490(協和発酵工業));A2aアゴニスト;A2bアンタゴニスト;ならびにベータ-2アドレノセプターアゴニスト(例えば、アルブテロール(サルブタモール)、メタプロテレノール、テルブタリン、サルメテロール フェノテロール、プロカテロール、ならびに、特に、フォルモテロールおよびその薬学的に受容可能な塩)が挙げられる。好適な気管支拡張薬物として、抗コリン作用性化合物または抗ムスカリン化合物、特に、臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、チオトロピウム塩およびCHF 4226(Chiesi)、ならびにグリコピロレートが挙げられる。
好適な抗ヒスタミン薬物物質として、セチリジン塩酸塩、アセトアミノフェン、フマル酸クレマスチン、プロメタジン、ロラタジン、デスロラチジン(desloratidine)、ジフェンヒドラミンおよびフェキソフェナジン塩酸塩、アクリバスチン(activastine)、アステミゾール、アゼラスチン、エバスチン、エピナスチン、ミゾラスチンおよびテルフェナジン(tefenadine)が挙げられる。
本発明の化合物と抗炎症薬物との他の有用な組み合わせは、ケモカイン受容体、例えば、CCR-1、CCR-2、CCR-3、CCR-4、CCR-5、CCR-6、CCR-7、CCR-8、CCR-9およびCCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4、CXCR5のアンタゴニスト、特に、CCR-5アンタゴニスト、例えば、Schering-PloughのアンタゴニストSC-351125、SCH-55700およびSCH-D、ならびにTakedaのアンタゴニスト、例えば、N-[[4-[[[6,7-ジヒドロ-2-(4-メチルフェニル)-5H-ベンゾ-シクロヘプテン-8-イル]カルボニル]アミノ]フェニル]-メチル]テトラヒドロ-N,N-ジメチル-2H-ピラン-4-アミニウムクロリド(TAK-770)との組み合わせである。
コード番号、一般名または商品名により特定される活性化合物の構造は、標準的な概説書「The Merck Index」の現行の版またはデータベース(例えば、Patents International(例えば、IMS World Publications))から得られ得る。
本発明の化合物はまた、公知の治療プロセス、例えば、ホルモンまたは放射線の投与と組み合わせて使用され得る。ある特定の実施形態では、提供される化合物は、放射線増感剤として、特に、放射線治療に対して乏しい感受性を示す腫瘍の処置のために使用される。
本発明の化合物は、単独で投与するか、または1種もしくは複数の他の治療化合物と組み合わせて投与することができ、可能な併用療法は、一定の組み合わせの形態、または本発明の化合物と1種もしくは複数の他の治療化合物との投与が交互であるか、または互いに独立している形態、または一定の組み合わせと1種もしくは複数の他の治療化合物との組み合わせた投与の形態をとり得る。本発明の化合物は、それ以外に、またはそれに加えて、特に、腫瘍治療のために、化学療法、放射線療法、免疫療法、光線療法、外科手術介入、またはこれらの組み合わせと組み合わせて、投与することができる。上で記載されたように、他の処置ストラテジーの文脈で、補助的な治療と同様に、長期間の治療が可能である。他の可能な処置は、腫瘍退縮後の患者の状態を維持するための治療、またはさらに、例えばリスクがある患者における化学予防治療である。
これらの追加の薬剤は、本発明の化合物含有組成物とは別に、複数投薬レジメンの一部として投与することができる。あるいは、これらの薬剤は、単一の組成物中で、この発明の化合物と一緒に混合された単一の剤形の一部であり得る。複数投薬レジメンの一部として投与される場合、2種の活性な薬剤は、同時に、逐次的にまたは互いからある期間以内に、通常、互いから5時間以内に与えられてもよい。
本明細書において使用する場合、「組み合わせ」、「組み合わせた」という用語、および関連する用語は、本発明に従う治療剤の同時または逐次的な投与を指す。例えば、本発明の化合物は、別の治療剤と、別の単位剤形中で同時にもしくは逐次的にまたは単一の単位剤形中で一緒に投与することができる。したがって、本発明は、本発明の化合物、追加の治療剤、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含む単一の単位剤形を提供する。
単一の剤形を生成するためにキャリア材料と組み合わせられ得る、本発明の化合物と追加の治療剤との両方の(上記のような追加の治療剤を含む組成物中での)量は、処置される宿主および特定の投与方式に応じて変わる。好ましくは、この発明の組成物は、1日に体重1kg当たり0.01~100mgの間の投薬量の本発明の化合物が投与され得るように製剤化されるべきである。
追加の治療剤を含むこれらの組成物において、その追加の治療剤およびこの発明の化合物は、相乗的に作用し得る。したがって、このような組成物中の追加の治療剤の量は、その治療剤のみを利用する単剤療法において必要とされる量より少ない。このような組成物において、1日に体重1kg当たり0.01~1,000μgの間の投薬量の追加の治療剤を投与することができる。
この発明の組成物中に存在する追加の治療剤の量は、唯一の活性な薬剤としてその治療剤を含む組成物で通常投与される量以下になる。好ましくは、本開示の組成物中の追加の治療剤の量は、唯一の治療上活性な薬剤としてその薬剤を含む組成物中に通常存在する量の約50%から100%の範囲である。
この発明の化合物、またはその薬学的組成物はまた、プロテーゼ、人工弁、移植血管、ステントおよびカテーテルなどの埋込み可能な医療デバイスをコーティングするための組成物中に組み込まれてもよい。例えば、血管ステントは、再狭窄(傷害後の血管壁の再狭小化)を克服するために使用されている。しかし、ステントまたは他の埋込み可能なデバイスを使用する患者には、血餅形成または血小板活性化のリスクがある。これらの不要な効果は、デバイスをキナーゼ阻害剤を含む薬学的に受容可能な組成物でプレコーティングすることによって、防ぐまたは軽減することができる。この発明の化合物でコーティングされた埋込み可能なデバイスが、本発明の別の実施形態である。
本発明を、ここで非限定的な実施形態1~32によって、さらに記載する:
実施形態1:
式I’:
Figure 0007216705000397
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式I’において:
は、-C(O)NH;-C(O)NHR3A;-C(O)N(R3A;-C(O)OR;-C(O)NHOR;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり、ここでこの環は、m個の例のR3Bで置換されており;
は、水素、または-L-R5Aであり;
は、水素、R、またはRであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し、ここでこの環は、R5Aおよびn個の例のRによって置換されており;
は、水素、ハロゲン、-NH、-NHR7A、または-NHC(O)R7Aであるか;
あるいはRおよびRは、これらの間にある原子と一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する4員~7員の部分不飽和またはヘテロアリールの環を形成し;ここでこの環は、p個の例のRによって置換されており;
は、共有結合、またはC1~4の、二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここでこの鎖の1個または2個のメチレン単位は独立して、-C(R5B-、-CH(R5B)-、-N(R)-、-N(R)C(O)-、-C(O)N(R)-、-N(R)S(O)-、-S(O)N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-S-、-S(O)-、または-S(O)-によって必要に応じて置き換えられており;
3AおよびR7Aは各々独立して、Rであり、そして各々が、q個の例のRによって置換されており、ここで同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または同じ炭素上の2個のR置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し;
5Aおよび各例のR5Bは各々独立して、RまたはRであり、そして各々が、r個の例のRによって置換されており;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、または-N(R)S(O)Rであり;
各例のRは独立して、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり;
各例のRは独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択され、ここで同じ炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接する炭素上の2個の必要に応じた置換基は、必要に応じて、一緒になって、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する3員~6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し;
各Rは独立して、水素、または必要に応じて置換された基であり、この必要に応じて置換された基は、C1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択さるか、あるいは:
同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、この窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;
ここで炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得;そして
各例のm、n、p、q、およびrは独立して、0、1、2、3、または4である、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態2:
式IIまたはIII:
Figure 0007216705000398
のうちの1つの、実施形態1の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態3:
式VまたはVI:
Figure 0007216705000399
の、実施形態1または2のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態4:
式V-aまたはVI-a:
Figure 0007216705000400
の、実施形態1~3のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態5:
が-NHまたは-NHR7Aである、実施形態1~4のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態6:
式V-cまたはVI-c:
Figure 0007216705000401
のうちの1つの、実施形態1~5のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態7:
3AおよびR7Aの各々が独立してRであり、そしてq個の例のRによって置換されており、ただし、R3AまたはR7Aのいずれもフェニルではない、実施形態1~6のいずれか1つに記載の化合物。
実施形態8:
7AがC1~6脂肪族である、実施形態1~7のいずれか1つに記載の化合物。
実施形態9:
7Aがメチルである、実施形態1~8のいずれか1つに記載の化合物。
実施形態10:
本明細書の表1に図示される化合物から選択される、実施形態1~9のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
実施形態11:
実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
実施形態12:
医薬として使用するための、請求項1~10の化合物、または請求項11に記載の薬学的組成物。
実施形態13:
生物学的サンプルにおいてTYK2を阻害する方法、必要に応じてインビトロの方法であって、該サンプルを、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、あるいは請求項11に記載の薬学的組成物と接触させる工程を包含する、方法。
実施形態14:
患者における、TYK2媒介性の障害、疾患、または状態の処置において使用するための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物であって、該患者に、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
実施形態15:
実施形態14に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物であって、前記障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、化合物または薬学的組成物。
実施形態16:
前記障害が自己免疫障害である、実施形態15に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態17:
前記自己免疫障害が、1型糖尿病、強直性脊椎炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、実施形態16に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態18:
前記障害が炎症性障害である、実施形態15に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態19:
前記炎症性障害が、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、実施形態18に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態20:
前記障害が増殖性障害である、実施形態15に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態21:
前記増殖性障害が血液学的がんである、実施形態20に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態22:
前記増殖性障害が白血病である、実施形態20に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態23:
前記白血病がT細胞白血病である、実施形態22に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態24:
前記T細胞白血病がT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である、実施形態23に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態25:
前記増殖性障害が、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する、実施形態20に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態26:
前記障害が移植に関連する、実施形態15に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態27:
前記障害が、移植拒絶または移植片対宿主病である、実施形態26に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態28:
前記障害が内分泌性障害である、実施形態15に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態29:
前記内分泌性障害が、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、実施形態28に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態30:
前記障害が神経学的障害である、実施形態15に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態31:
前記神経学的障害がアルツハイマー病である、実施形態30に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
実施形態32:
前記障害が、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23のシグナル伝達に関連する、実施形態14に従う使用のための、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物、または実施形態11に記載の薬学的組成物。
例示
以下の実施例に示されるように、ある特定の例示的実施形態では、化合物は、下記の一般手順に従って調製される。一般的方法は、本発明のある特定の化合物の合成を示すが、以下の一般的方法、および当業者に公知である他の方法が、すべての化合物ならびに本明細書に記載されるようなこれらの化合物の各々のサブクラスおよび種に適用され得ることが、理解される。本発明のさらなる化合物を、実施例において本明細書中に記載される方法、および当業者に公知である方法と実質的に類似の方法によって、調製した。
一般手順A(酸-アミンカップリング):
Figure 0007216705000402
化合物1.1の合成。1(4g、12.26mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(9.32g、24.53mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。これにジイソプロピルエチルアミン(6.40mL、36.78mmol、3.0当量)を添加し、その後、シクロプロパンアミン(0.699g、12.26mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.1(2.4g、53.69%)を得た。MS(ES):m/z 366.13[M+H]
一般手順B(Buchwaldアミノ化):
Figure 0007216705000403
化合物1.2の合成。1(0.125g、0.342mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、1.1(0.082g、0.410mmol、1.2当量)、炭酸ナトリウム(0.072g、0.684mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.015g、0.017mmol、0.05当量)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.019g、0.034mmol、0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.070g、38.6%)を得た。MS(ES):m/z 532.23[M+H]
一般手順C (BOC脱保護):
Figure 0007216705000404
化合物1.2の合成。化合物1(0.070g、0.131mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.2(0.040g、70.17%)を得た。MS(ES):m/z 432.24[M+H]
コアA: 7-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)-5-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボン酸の調製。
Figure 0007216705000405
化合物1.1の合成。(50g、322.25mmol、1.0当量)のエタノール(250mL)中の溶液に、マロン酸ジエチル(103.2g、644.51mmol、2.0当量)を添加し、その後、ナトリウムエトキシド(75mL、21%のエタノール溶液、3.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を、還流下で加熱しながら20時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを水に溶解させ、濃塩酸でpH約3~4まで酸性にした。沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、純粋な1.1(43g、59.79%)を得た。MS(ES):m/z 224.2[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(43g、192.6mmol、1.0当量)のオキシ塩化リン(191g、1251mmol、6.5当量)中の混合物に、ジエチルアニリン(43g、288.9mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを氷冷水中に移し、そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液、次いでブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして圧力までの減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(35g、69.85%)を得た。MS(ES):m/z 261[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(35g、134.58mmol、1.0当量)のエタノール(350mL)中の溶液に、炭酸カリウム(18.57g、134.58mmol、1.0当量)を0℃で添加し、その後、メチルアミン(水中40%)(10.95mL、141.3mmol、1.05当量)添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを氷冷水中に移した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、そして減圧下で十分に乾燥させて、1.3を得た。(30g、87.53%)。MS(ES):m/z 255.6[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(30g、117.8mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(300mL)中の溶液に、N,N-ジメチルアミノピリジン(1.43,11.78mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(51.36g、235.6mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、1.4を得た。(26g、62.21%)。MS(ES):m/z 355[M+H]
コアAの合成。1.4(20g、56.37mmol、1.0当量)のトルエン(200mL)中の懸濁物に、トリブチルスズ酸化物(67.19g、112.73mmol、2.0)を添加し、そして反応混合物を120℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを飽和重炭酸ナトリウム溶液に溶解させ、そしてヘキサンで洗浄した。水層を分離し、そして1Nの塩酸でpH約5~6まで酸性にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して固体を得、これをヘキサンで摩砕して、純粋なコアAを得た。(13.2g、71.67%)。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 12.63 (s, 1H), 8.63(s, 1H), 7.55 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 1.29 (s, 9H)。
コアB: 5-クロロ-7-(ジベンジルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミドの調製
Figure 0007216705000406
化合物1.1の合成。1(50g、462.5mmol、1.0当量)のエタノール(400mL)中の溶液に、マロン酸ジエチル(141mL、925.06mmol、2.0当量)を添加し、その後、ナトリウムエトキシド(エタノール中21%)(108mL、1387.5mmol、3.0当量)を滴下により添加した。反応混合物を、還流下で加熱しながら10時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを水に溶解させ、濃塩酸でpH約3~4まで酸性にした。沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、純粋な1.1(50g、61.38%)を得た。MS(ES):m/z 177.14[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(50g、283.87mmol、1.0当量)のオキシ塩化リン(163mL、1704.54mmol、6.0当量)中の混合物に、ジエチルアニリン(68.26mL、426.13mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを氷冷水中に移し、そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液、次いでブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして圧力までの減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(45g、74.42%)を得た。MS(ES):m/z 214.02[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(10g、46.94mmol、1.0当量)のエタノール(315mL)中の溶液に、炭酸カリウム(7.12g、51.63mmol、1.1当量)を0℃で添加し、その後、ジベンジルアミン(9.97mL、51.63mmol、1.1当量)を添加し、そして反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを氷冷水中に移した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、そして減圧下で十分に乾燥させて、1.3を得た。(11g、62.68%)。MS(ES):m/z 374.84[M+H]
コアBの合成。1.3(11g、29.42mmol、1.0当量)の、トルエン:エタノール:水の混合物(160mL、1.0:0.5:0.25)中の溶液に、トリフェニルホスフィン(triphenylphosohine)(1.54,5.88mmol、0.2当量)を0℃で添加し、その後、アセトアルドキシム(3.47g、58.84mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を110℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、コアBを得た。(4.3g、37.29%)。MS(ES):m/z 392.86[M+H]+, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.48 (s, 1H), 7.44-7.28 (m, 10H), 6.46 (s, 1H), 5.19 (s, 4H)。
コアC: 5-クロロ-7-(ジベンジルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボン酸エチルの調製。
Figure 0007216705000407
化合物1の合成。化合物を、コア合成の実験手順[0002]に従って合成した。
コアCの合成 1(1.0g、3.85mmol、1.0当量)のエタノール(8mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.06g、7.7mmol、2.0当量)を添加し、その後、ジベンジルアミン(0.834g、4.23mmol、1.1当量)を滴下により添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、沈殿した固体を濾過し、水、その後ジエチルエーテルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、純粋なコアC(1.0g、62%)を得た。MS(ES):m/z 421.9[M+H]+1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.47 (s, 1H), 7.39-7.35(m, 6H), 7.30-7.26 (m, 4H), 6.18 (s, 1H), 5.37 (s, 4H), 4.47-4.42 (q, 2H), 1.46-1.43 (t, 3H)。
中間体A: 3-アミノ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 0007216705000408
化合物A.2の合成。A(0.60g、2.86mmol、1.0当量)の、エタノール:アセトニトリル(1:1)(1mL)中の溶液に、A.1(0.40g、2.86mmol,1.0当量)、酢酸銅(0.51g、2.86mmol、1.0当量)、モレキュラーシーブ(0.40g、2.86mmol,1.0当量)およびトリエチルアミン(0.5g、5.72mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライトで濾過し、そして生成物をメタノールで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋なA.2(0.19g、29.94%)を得た。MS(ES):m/z 222.20[M+H]+。
中間体Aの合成。A.2(0.19g、0.85mmol、1.0当量)のメタノール(3mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.04g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、中間体A(0.06g、36.13%)を得た。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
中間体B-iおよびB-ii:(S)-3-アミノ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ピリジン-2(1H)-オン(B-i)および(R)-3-アミノ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ピリジン-2(1H)-オン(B-ii)。
Figure 0007216705000409
中間体Aの合成。化合物を、中間体Aの実験プロトコルに従って合成して、中間体Aを得た。(収率:36.13%)。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
化合物B-iおよびB-iiの合成。中間体Aの異性体(0.8g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中0.3%のジエチルアミンを共溶媒として、4mL/minの流量で使用して分離して、純粋な1aを得た。画分-1および1b。画分-2(FR-b)。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な画分-1を得た。(0.3g)。MS(ES):m/z 195.11[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な画分-2を得た。(0.3g)。MS(ES):m/z 195.11[M+H]
実施例1: N-シクロプロピル-5-((3,5-ジメチルフェニル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1)。
Figure 0007216705000410
化合物1.1の合成。1(10g、64.45mmol、1.0当量)のエタノール(300mL)中の溶液に、マロン酸ジエチル(20.65g、128.9mmol、2.0当量)を添加し、その後、ナトリウムエトキシド(74.97g、21%のエタノール溶液、3.59当量)を滴下により添加した。この反応混合物を、還流下で加熱しながら18時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを水に溶解させ、濃塩酸でpH約3~4まで酸性にした。その沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、そして乾燥させて、純粋な1.1(10g、69.52%)を得た。MS(ES):m/z 224.2[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3g、13.44mmol、1.0当量)のオキシ塩化リン(8.7mL)中の混合物に、ジエチルアニリン(3.37g、22.56mmol、1.68当量)を添加した。この反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を氷冷水で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和し、そしてジクロロメタンで抽出した。その有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして圧力までの減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(3.0g、85.82%)を得た。MS(ES):m/z 261[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(3.0g、11.54mmol、1.0当量)のイソプロピルアルコール(30mL)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(4.2mL、23mmol、2.0当量)を0℃で添加し、その後、メチルアミン(6.9mL、13mmol、1.2当量)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を減圧下で濃縮して、粗製残渣を得た。この残渣に水を添加し、そしてこの混合物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして圧力までの減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3を得た。(2.9g、95.12%)。MS(ES):m/z 310[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(2.9g、11.39mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、N,N-ジメチルアミノピリジン(0.138g、1.139mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(4.79g、22.78,2.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水で希釈し、そしてその生成物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、1.4を得た。(2.9g、71.78%)。MS(ES):m/z 355[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(1.0g、2.82mmol、1.0当量)および3,5-ジメチルアニリン(2mL)の混合物を80℃~85℃で1.5時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水で希釈し、そしてその生成物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、1.5を得た。(1.0g、80.72%)。MS(ES):m/z 440.5[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(1.0g、2.28mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(15mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.957g、22.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。この残渣に1Nの水性塩酸を添加して、10℃でpH約6~6.5に調整した。その生成物をジクロロメタンで抽出した。その有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.6(0.8g、85.45%)を得た。MS(ES):m/z 412[M+H]
化合物1.7の合成。1.6(0.110g、0.267mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.203g、0.535mmol、2.0当量)を添加し、そしてこの混合物を室温で20分間撹拌した。この混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.801mmol、3.0当量)を添加し、その後、シクロプロパンアミン(0.030g、0.535mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水で希釈し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、1.7を得た。(0.070g、58.12%)。MS(ES):m/z 451.5[M+H]
化合物I-1の合成。化合物1.7(0.070g、0.155mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水中に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-1(0.025g、45.92%)を得た。MS(ES):m/z 351.56[M+H]+, LCMS純度: 96.68%, HPLC純度: 96.09%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.32 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.97-7.96 (d, J=3.2Hz, 1H), 7.86-7.85 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.14(s, 2H), 6.73(s, 1H), 5.50(s, 1H), 2.91(s, 3H), 2.77-2.74(m, 1H), 2.30(s, 6H), 0.72-0.67(m, 2H), 0.35(m, 2H)。
実施例2: 5-((3,5-ジメチルフェニル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-2)。
Figure 0007216705000411
化合物1.7の合成。1.6(0.150g、0.364mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.276g、0.728mmol、2.0当量)を添加し、そしてこの混合物を室温で20分間撹拌した。この混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(0.195mL、1.092mmol、3.0当量)を添加し、その後、塩化アンモニウム(0.058g、1.092mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水で希釈し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.7を得た。(0.070g、46.78%)。MS(ES):m/z 411.5[M+H]
化合物I-2の合成。化合物1.7(0.070g、0.170mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水で希釈し、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-2(0.025g、94.47%)を得た。MS(ES):m/z 311.54[M+H]+, LCMS純度: 98.61%, HPLC純度: 97.72%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.37 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.85-7.84 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.53(s, 1H), 7.34(s, 1H), 6.66(s, 1H), 5.51(s, 1H), 2.91(s, 3H), 2.25(s, 6H)。
実施例3。TYK2 JH2ドメイン結合アッセイ
JH2ドメインに対する本発明の化合物の結合定数を、KINOMEscan(登録商標)アッセイ(DiscoveRx)についての以下のプロトコールによって決定した。ヒトTYK2(JH2ドメイン-シュードキナーゼ)の部分長コンストラクト(参照配列NP_003322.3に基づくアミノ酸G556~D888)とNFκBのDNA結合ドメインとの融合タンパク質を、一過性にトランスフェクトしたHEK293細胞において発現させた。これらのHEK293細胞から、製造業者の説明書に従い、Protease Inhibitor Cocktail Complete(Roche)およびPhosphatase Inhibitor Cocktail Set II(Merck)の存在下でM-PER抽出バッファー(Pierce)中で抽出物を調製した。TYK2(JH2ドメイン-シュードキナーゼ)融合タンパク質をqPCRリードアウトのアンプリコンに融合させたNFκB結合部位(5’-GGGAATTCCC-3’)を含有するキメラ二重鎖DNA-タグで標識し、これを、発現抽出物に直接加えた(結合反応物中のDNA-タグの最終濃度は0.1nMである)。
ストレプトアビジンコーティングした磁気ビーズ(Dynal M280)を室温で30分間ビオチン化した小分子リガンドで処理し、アフィニティ樹脂 結合アッセイを生成させた。リガンド付加ビーズを過剰のビオチンでブロックし、ブロッキングバッファー(SeaBlock(Pierce)、1% BSA、0.05% Tween 20、1mM DTT)で洗浄して、未結合のリガンドを除去し、非特異的な結合を低減させた。
結合反応は、16μlのDNA-タグ付加キナーゼ抽出物、3.8μlのリガンド付加アフィニティビーズおよび0.18μlの試験化合物(PBS/0.05% Tween 20/10mM DTT/0.1% BSA/2μg/ml 超音波破砕済みサケ精子DNA)]を組み合わせることによって構築した。抽出物は、いかなる酵素精製ステップも行わずに、全体として10,000倍以上のストック希釈(最終的なDNA-タグ付加酵素濃度<0.1nM)で結合アッセイにおいて直接使用した。抽出物を、DNA-タグとともにロードし、2段階プロセスにおいて結合反応へと希釈した。最初の抽出物は、10nM DNA-タグを含有する1×結合バッファー(PBS/0.05% Tween 20/10mM DTT/0.1% BSA/2μg/ml 超音波破砕済みサケ精子DNA)中で1:100希釈した。この希釈物を、室温で15分間平衡化させ、その後、引き続いて1×結合バッファー中で1:100希釈した。試験化合物は、100% DMSO中の111×ストックとして調製した。Kは、3点のDMSO対照点を伴う、11点の化合物3倍希釈シリーズを用いて決定した。K測定のための全化合物は、100% DMSO中で音響移送(非接触式の分注)によって配置させる。その後、DMSOの最終濃度が0.9%となるように、これらの化合物を直接アッセイへと希釈した。全ての反応は、ポリプロピレン384ウェルプレートにおいて行った。各々が0.02mLの最終容量であった。アッセイを、振盪させながら室温で1時間インキュベートした。その後、ビーズをペレット状にし、洗浄バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20)で洗浄して、移動させられたキナーゼと試験化合物を除去した。洗浄したビーズを溶出バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20、0.5μM 非ビオチン化アフィニティリガンド)中に再懸濁し、振盪させながら室温で30分間インキュベートした。溶出物中のキナーゼ濃度をqPCRによって測定した。qPCR反応は、0.15μMアンプリコンプライマーおよび0.15μMアンプリコンプローブを含有する7.5μLのqPCRマスターミックスに2.5μLのキナーゼ溶出物を添加ことによって構築した。qPCRプロトコールは、95℃で10分間のホットスタート、それに続く、95℃で15秒間、60℃で1分間の35サイクルから成った。
試験化合物は、100% DMSO中の111×ストックとして調製した。Kは、3点のDMSO対照点を伴う、11点の化合物3倍希釈シリーズを用いて決定した。K測定のための全化合物は、100% DMSO中で音響移送(非接触式の分注)によって配置させる。その後、DMSOの最終濃度が0.9%となるように、これらの化合物を直接アッセイへと希釈した。Kは、30,000nMの化合物最高濃度を用いて決定した。K測定は、二連で実施した。
結合定数(K)は、Hillの式を用い、標準的な用量-応答曲線により計算した:
Figure 0007216705000412
Hill勾配は-1に設定した。Levenberg-Marquardtアルゴリズム(Levenberg、K.,A method for the solution of certain non-linear problems in least squares,Q.Appl.Math.2,164-168(1944))とともに非線形最小二乗法フィッティングを用いて、曲線をフィッティングさせた。
Tyk2 JH2ドメイン結合アッセイの結果を表2に与える。「A」と表示される化合物は、200pM未満のKdを有した;「B」と表示される化合物は、200pMと1nMとの間のKdを有した;「C」と表示される化合物は、1nMと10nMとの間のKdを有した;そして「D」と表示される化合物は、10nMより高いKdを有した。
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実施例4。Tyk2およびJAK2の放射性キナーゼアッセイ
ペプチド基質、[KKSRGDYMTMQIG]、(20μM)は、反応緩衝液(20mMのHepes pH7.5、10mMのMgCl2、1mMのEGTA、0.02%のBrij35、0.02mg/mLのBSA、0.1mMのNa3PO4、2mMのDTT、1%のDMSO)中で調製される。TYK2(Invitrogen)キナーゼが添加され、続いて、DMSO中の化合物が添加される。33PATPが添加され、10μMのATP中で反応が開始する。キナーゼ反応を室温で120分間インキュベートし、反応物をP81イオン交換紙(Whatman#3698-915)上にスポットし、次いで、放射能カウントを読み取る前に、0.75%のリン酸中で広範囲にわたって洗浄する。JAK2(Invitrogen)キナーゼアッセイについては、ペプチド基質のポリ[Glu:Tyr](4:1),0.2mg/mlを、TYK2についてと同様に行う反応において、使用する。
Tyk2およびJAK2の放射性キナーゼアッセイは、Tyk2キナーゼドメイン(JH1)における阻害の百分率、およびJAK2キナーゼドメイン(JH1)における阻害の百分率を測定する。このアッセイの結果を、10μMでの阻害の百分率として表す。
Tyk2およびJAK2の放射性キナーゼアッセイの結果を表3に与える。「A」と表示される化合物は、50未満の、10μMでの阻害の百分率を有した;「B」と表示される化合物は、50と70との間の、10μMでの阻害の百分率を有した;「C」と表示される化合物は、70と90との間の、10μMでの阻害の百分率を有した;そして「D」と表示される化合物は、90より高い、10μMでの阻害の百分率を有した。

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実施例5。Tyk2およびJAK2のカリパスアッセイ
カリパス機は、オフチップモビリティシフトアッセイを利用して、キナーゼアッセイからのリン酸化ペプチド基質を、マイクロ流体力学技術を使用して検出する。これらのアッセイを、ATP Kmに等価なATP濃度、および1mMのATPで行う。化合物をDMSO中に系列希釈し、次いでアッセイバッファ(25mMのHEPES(pH7.5)、0.01%のBrij-35、0.01%のTriton、0.5mMのEGTA)中にさらに希釈する。5ulの希釈化合物を最初にウェルに添加し次いで10ulの酵素ミックスをウェルに添加し、その後、10uLの基質ミックス(10mMのMgCl中のペプチドおよびATP)を添加して、反応を開始させた。反応物を28℃で25分間インキュベートし、次いで25ulの停止バッファ(100mMのHEPES、0.015%のBrij-35、50mMのEDTA)を添加し、その後、カリパスで読み取った。1nMの最終濃度のJAK2および9.75nMのTYK2は、Carna製であり、そして使用した基質は、それぞれ20uMおよび16uMのATPである。JAK2アッセイはペプチド22を、そしてTYK2アッセイはペプチド30(Caliper)を、それぞれ3uMで使用する。
実施例6。ヒトPBMCにおけるIL-12誘発性pSTAT4
ヒトPBMCを、バフィーコートから単離し、必要に応じてアッセイのために凍結保存する。アッセイのための細胞を解凍し、血清を含有する完全培地中に再懸濁させ、次いで、1ウェル当たり120μlが200,000個の細胞となるように、細胞を、1ml当たり1.67 E6個の細胞まで希釈する。15μlの化合物またはDMSOを所望の濃度でウェルに添加し、37℃で1時間インキュベートする。15μlの刺激物(最終濃度が1.7ng/mLのIL-12)を、製造業者のプロトコール通りにMSDの試薬で調製および分析した細胞溶解物を使用するpSTAT4および総STAT4分析の前に30分間添加する。アッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
IL-12誘発性pSTAT4アッセイは、Tyk2/JAK2(ヘテロ二量体複合体)により媒介されるIL-12誘発性STAT4リン酸化の阻害を評価する。
ヒトPBMCにおけるIL-12誘発性pSTAT4の結果を表4に与える。「A」と表示される化合物は、0.1μM未満のIC50を有した;「B」と表示される化合物は、0.1~0.5μMの間のIC50を有した;「C」と表示される化合物は、0.5~1.0μMの間のIC50を有した;そして「D」と表示される化合物は、1.0μMより高いIC50を有した。

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実施例7。ヒトPBMCにおけるGM-CSF誘発性pSTAT5。
細胞を、上記手順においてと同様に、分析のために調製し、そして調製した細胞溶解物を用いたpSTAT5および全STAT5分析の20分前に、15μlのGM-CSF(最終濃度5ng/mL)を添加し、そして、製造業者のプロトコールに従ってMSD試薬により分析する。このアッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
GM-CSF誘発性pSTAT5アッセイは、JAK2細胞選択性アッセイであり、JAK2/JAK2ホモ二量体複合体により媒介されるGM-CSF誘発性STAT5リン酸化の阻害を評価する。
GM-CSF誘発性pSTAT5アッセイの結果を表5に与える。「A」と表示される化合物は、IC50>50μMを有した;「B」と表示される化合物は、>12,5、>20、>25、または>30μMのIC50結果を有した;「C」と表示される化合物は、>2.5または>10μMのIC50結果を有した;そして「D」と表示される化合物は、>0.3、>0.5、または>1.0μMのIC50結果を有した。

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実施例8。エキソビボマウスIL-12誘発性IFNγ研究
C57/BL6マウスに、10mL/kgの容量でビヒクルまたは様々な用量の化合物のいずれかの単一経口用量を与える。投薬から30分~1時間後に、動物を安楽死させ、大静脈を介してへパリンナトリウム採血管中に血液を集め、数回反転させる。その後、血液を抗CD3コーティングしたプレート上にプレーティングし、5% COの加湿インキュベーター内で37℃にて24時間、RPMI培地中2ng/mlのマウスIL-12で刺激した。インキュベーションの終わりに、血液を260gで5分間遠心分離して、上清を集める。上清中のIFNγ濃度を、マウスIFNγ MSDキット(Meso Scale Discovery)を製造業者の説明書に従って用いて決定する。採血時に、LC-MS/MSによる薬物レベル分析のために血漿を集める。
実施例9。T-ALL細胞増殖アッセイ
T-ALL細胞株KOPT-K1、HPB-ALL、DND-41、PEERおよびCCRF-CEMを、10%胎仔ウシ血清およびペニシリン/ストレプトマイシンを含むRPMI-1640中で培養する。細胞を、96ウェルプレート中、1×10細胞/ウェルで三連でプレートする。T-ALL細胞株DU.528、LOUCYおよびSUP-T13を、同じ培地中で培養し、1.5×10細胞/ウェルの密度でプレートする。細胞を、DMSOまたは異なる濃度の本発明の各化合物で処理する。薬物に対する72時間曝露時点での細胞生存率をCellTiter-Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega)によって評価する。CellTiter-Glo Reagentをウェルに添加し、10分間インキュベートする。その後、96ウェルプレート発光リーダーを用いて、発光を測定する。細胞生存率は、100%としてDMSO処理したサンプルを用いて計算する。IC50値は、GraphPad Prismソフトウェアを用い、非線形回帰によって計算する。
実施例10: N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-((2-モルホリノエチル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-388。
Figure 0007216705000515
化合物1の合成。化合物を、I-387の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:64.66%)。MS(ES):m/z 426.15[M+H]
化合物1.1の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.1を得た。(0.200g、39.19%)、MS(ES):483.19[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(0.058g、24.54%)、MS(ES):571.27[M+H]
化合物I-388の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-388を得た。(0.036g、75.28%)、MS(ES):m/z 471.56[M+H]+, LCMS純度: 98.38%, HPLC純度: 98.69%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.21 (s, 2H), 7.89-7.88 (d, J=3.6Hz 1H), 7.82-7.81 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 6.99-6.96 (m, 1H), 6.05(s, 1H), 4.87-4.71 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.59 (s, 4H) 3.34 (s, 2H), 2.90-2.89 (d, J=4Hz ,1H), 2.63-2.59 (t, J=13.2Hz, 2H), 2.47 (s, 4H), 1.20-1.10 (m, 1H), 0.76(bs, 1H)。
実施例11: N-シクロプロピル-7-(シクロプロピルアミノ)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-336。
Figure 0007216705000516
化合物11の合成。化合物を、コアAの合成の一般手順を使用して合成して、11を得た。
化合物11.2の合成。1(5g、19.23mmol、1.0当量)および11.1(1.21g、21.15mmol、1.1当量)のエタノール(50mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.92g、21.15mmol、1.1当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を冷氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中13%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(4g、74.12%)を得た。MS(ES):m/z 281.71[M+H]
化合物11.3の合成。11.2(4g、14.25mmol、1.0当量)のジオキサン(30mL)中の冷溶液に、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(4.66g、21.37mmol、1.5当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.173g、1.42mmol、0.1当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中11%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3(4.2g、77.44%)を得た。MS(ES):m/z 381.83[M+H]
化合物11.5の合成。11.3(0.800g、2.10mmol、1.0当量)および11.4(0.290g、2.31mmol、1.1当量)のジメチルホルムアミド(8mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(5.2mL、5.26mmol、2.5当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中18%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5を得た。(0.500g、50.80%)。MS(ES):m/z 469.51[M+H]
化合物11.6の合成。11.5(0.500g、1.07mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(20mL、2:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.449g、10.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして1Nの塩酸で酸性にして10℃でpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な11.6(0.400g、85.10%)を得た。MS(ES):m/z 441.46[M+H]
化合物11.7の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、11.7を得た。(0.060g、55.11%)。MS(ES):m/z 480.44[M+H]
化合物I-336の合成化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-336(0.025g、52.66%)を得た。MS(ES):m/z 380.39[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.13%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.09 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.949-7.941 (d, J= 3.2Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.07-7.04 (m, 1H), 6.84 (m, 1H), 6.23 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 1.56 (bs, 1H), 1.24 (m, 1H), 0.84-00.82 (m, 2H), 0.72-0.69 (m, 4H), 0.34-0.36 (m, 2H)。
実施例12: 7-(シクロプロピルアミノ)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-337。
Figure 0007216705000517
化合物12の合成。化合物を、I-336の実験プロトコルに従って合成した。
化合物12.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(0.070g、61.97%)、MS(ES):m/z 498.53[M+H]
化合物I-337の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-337を得た。(0.050g、89.42%)、MS(ES):m/z 398.17[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.62%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.07 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4Hz, 1H), 7.83-7.82 (d, J=4Hz, 1H), 7.01-6.99 (t, J=8Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 4.87-4.69 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 2.91-2.88 (m, 1H), 2.60 (bs, 1H), 1.26-1.10 (m, 2H), 0.86-0.82 (m, 2H), 0.79-0.68 (m, 2H)。
実施例13: N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-((メチル-d3)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-374。
Figure 0007216705000518
化合物13の合成。化合物を、コア合成の実験手順[0002]に従って合成した(収率:69.85%)。MS(ES):m/z 261[M+H]
化合物13.1の合成。13(1.5g、5.76mmol、1.0当量)のエタノール(20mL)中の溶液に、メチル-D3-アミン(0.215g、6.33mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.873g、6.33mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、13.1を得た。(1.5g、収率:100%)。MS(ES):m/z 258.08[M+H]
化合物13.2の合成。13.1(1.5g、5.82mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、N,N-ジメチルアミノピリジン(0.071g、0.58mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(2.53g、11.64mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、13.2を得た。(1.2g、57.62%)。MS(ES):m/z 358.13[M+H]
化合物13.3の合成。13.2.(1.2g、3.35mmol、1.0当量)のトルエン(20mL)中の懸濁物に、トリブチルスズ酸化物(3.99g、6.7mmol、2.0)を添加し、そして反応混合物を120℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを飽和重炭酸ナトリウム溶液に溶解させ、そしてヘキサンで洗浄した。水層を分離し、そして1Nの塩酸でpH約5~6まで酸性にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して固体を得、これをヘキサンで摩砕して、純粋な13.3を得た。(1g、90.42%)。MS(ES):m/z 330.10[M+H]
化合物13.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、13.5を得た。(0.480g、40.92%)、MS(ES):387.14[M+H]
化合物13.7の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、13.7を得た。(0.065g、52.99%)、MS(ES):475.23[M+H]
化合物I-374の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-374を得た。(0.028g、54.60%)、MS(ES):m/z 375.30[M+H]+, LCMS純度: 99.13%, HPLC純度: 98.12%, キラルHPLC: 98.42%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.24-8.20 (t, J=7.6Hz, 2H), 7.91-7.89 (m, 2H), 7.83-7.82 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.94 (s, 1H), 4.87-4.72 (m, 1H), 2.90 (bs, 1H), 1.24-1.13 (m, 2H), 1.05-1.04 (m, 2H), 0.76-0.70 (m, 1H)。
実施例14: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-((メチル-d3)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-375。
Figure 0007216705000519
化合物14の合成。化合物を、I-374の実験プロトコルに従って合成して、14を得た。(収率:40.92%)、MS(ES):m/z 387.14[M+H]
化合物14.1の合成。化合物を、I-366の実験プロトコルに従って合成して、14.1を得た。(収率:79.98%)、MS(ES):m/z 151.18[M+H]
化合物14.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、14.2を得た。(0.070g、54.10%)、MS(ES):501.24[M+H]
化合物I-375の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-375を得た。(0.035g、62.50%)、MS(ES):m/z 401.50[M+H]+, LCMS純度: 96.08%, HPLC純度: 97.25%, キラルHPLC: 99.31%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.69 (s, 1H), 8.19 (s, 2H), 7.92 (bs, 2H), 7.81-7.80 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.89 (s, 1H), 2.90 (bs, 1H), 1.19-1.12 (m, 1H), 1.24 (bs, 2H), 0.76-0.75 (m, 5H)。
実施例15: N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-((3-モルホリノプロピル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-377。
Figure 0007216705000520
化合物15の合成。化合物を、I-376の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:78.4%)、MS(ES):m/z 588.44[M+H]
化合物15.2の合成。1(0.150g、0.284mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.216g、0.569mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。これにジイソプロピルエチルアミン(0.3mL、1.42mmol、5.0当量)を添加し、その後、1(0.140g、0.569mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をメタノール中1.5%のジクロロメタン中に溶出させて、1.2を得た。(0.130g、93.2%)。MS(ES):m/z 485.1[M+H]
化合物I-377の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-377を得た。(0.050g、55.56%)、MS(ES):m/z 485.26[M+H]+, LCMS純度: 95.78%, HPLC純度: 96.31%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.24-8.23 (m, 3H), 7.90-7.89 (d, J=3.6Hz ,1H), 7.83-7.82 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 6.02 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 2.92-2.90 (t, J=9.6Hz, 1H) 2.42-2.39 (d, J=12.8Hz, 6H), 1.86-1.83 (t, J=13.2Hz, 2H), 1.21-1.08 (m, 2H), 0.87 (s, 1H), 0.78 (s, 1H)。
実施例16: N-シクロプロピル-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-((3-モルホリノプロピル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-376。
Figure 0007216705000521
化合物16の合成。化合物を、コア合成の一般手順[0002]を使用して合成して、16を得た。(35g、69.85%)。MS(ES):m/z 261[M+H]
化合物16.2の合成。16(2.2g、8.46mmol、1.0当量)のエタノール(25mL)中の溶液に、16.2(1.3g、9.30mmol、1.1当量)を添加し、そして室温で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な16.2(1.5g、48.21%)を得た。MS(ES):m/z 368.83[M+H]
化合物16.3の合成。16.2(1.5g、4.08mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、N,N-ジメチルアミノピリジン(49mg、40.8mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(1.7g、8.15mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、16.3(1.5g、78.61%)を得た。MS(ES):m/z 468.9[M+H]
化合物16.5の合成。16.3(2g、4.21mmol、1.0当量)および1.4(0.7g、5.55mmol、1.3当量)のテトラヒドロフラン(40mL)中の懸濁物に、カリウムtert-ブトキシド(8.5mL、8.52mmol、2.0)を添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して固体を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中50%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な16.5(2g、84.42%)を得た。MS(ES):m/z 556.28[M+H]
化合物16.6の合成。16.5(2g、3.60mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の懸濁物に、水酸化リチウム(1.5g、36.01mmol、10当量)を添加した。この反応物を50℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、16.6(1.5g、78.4%)を得た。MS(ES):m/z 528.44[M+H]
化合物16.7の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、16.7を得た。(0.480g、40.92%)、MS(ES):567.1[M+H]+/
化合物I-376の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-376を得た。(0.050g、60.73%)、MS(ES):m/z 467.3[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.21%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H), 8.23-8.19 (m, 2H), 8.15 (s, 1H), 7.93-7.92 (m, 1H), 7.80-7.79 (d, J=4.0Hz, 1H), 7.04-7.01 (m, 1H), 5.97 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.64-3.62 (m, 4H), 3.35-3.33 (m, 2H), 2.81-2.77 (m, 1H), 2.44-2.39 (m, 6H), 1.86-1.82 (m, 2H), 0.73-0.69 (m, 2H), 0.38-0.34 (m, 2H)。
実施例17: N-シクロプロピル-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-((2-モルホリノエチル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-387。
Figure 0007216705000522
化合物17.2の合成。17(2.2g、8.46mmol、1.0当量)のエタノール(22mL)中の溶液に、17.1(1.20g、9.30mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.28g、9.3mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を室温で5時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、17.2(1.8g、収率:60.14%)を得た。MS(ES):m/z 354.13 M+H]
化合物17.3の合成。17.2(1.8g、5.09mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、N,N-ジメチルアミノピリジン(0.062g、0.50mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(1.66g、7.63,1.5当量)を添加し、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、17.3を得た。(1.5g、64.95%)。MS(ES):m/z 454.18[M+H]
化合物17.4の合成。17.3(1.5g、3.31mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.39g、33.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な17.4(0.910g、64.66%)を得た。MS(ES):m/z 426.15[M+H]
化合物17.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、17.5を得た。(0.170g、34.60%)、MS(ES):465.20[M+H]
化合物17.6の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、17.6を得た。(0.070g、45.30%)、MS(ES):553.28[M+H]
化合物I-387の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-387を得た。(0.034g、59.32%)、MS(ES):m/z 453.51[M+H]+, LCMS純度: 99.67%, HPLC純度: 99.85%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.22-8.20 (d, J=6.4Hz, 2H), 7.93-7.92 (d, J=3.6Hz 1H), 7.79-7.78 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.04-7.00 (m, 1H), 6.00 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.59 (s, 4H), 3.34 (s, 2H), 2.80-2.76 (s, 1H), 2.62-2.60 (d, J=6.8Hz ,2H), 2.59-2.46 (m, 4H), 0.73-0.68 (m, 2H), 0.36 (bs, 2H)。
実施例18: 7-アミノ-5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-954。
Figure 0007216705000523
化合物18の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、18を得た。MS(ES):m/z 421.14[M+H]
化合物18.1の合成。化合物を、実施例19(I-144)の実験プロトコルに従って合成して、18.1を得た。(収率:80.70%)、MS(ES):m/z 206.29[M+H]
化合物18.2の合成:18(0.1g、0.23mmol、1.0当量)および18.1.(0.047g、0.23mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(2mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(0.5mL、0.46mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な18.2を得た。(0.089g、63.53%)。MS(ES):m/z 590.23[M+H]
化合物18.3の合成。18.2(0.089g、0.15mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール(2mL、1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.036g、1.5mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、18.3を得た。(0.079g、93.20%)。MS(ES):m/z 562.20[M+H]
化合物18.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、18.5を得た。(0.059g、67.79%)、MS(ES):m/z 619.23[M+H]
化合物I-954の合成:18.5(0.059g、0.95mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタンでの摩砕により精製した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-954を得た。(0.033g、78.93%)、MS(ES):m/z 439.61[M+H]+, LCMS純度: 98.70%, HPLC純度: 98.19%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.05 (bs, 1H), 8.51-8.50 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.22-8.20 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.08-8.03 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.85-7.84 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.74-7.70 (m, 3H), 4.44-7.43 (d, J=1.2Hz, 1H), 6.43-6.39 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.13 (bs, 1H), 4.97-4.95 (m, 1H), 4.80 (bs, 1H), 3.00-2.97 (m, 1H), 1.26-1.18 (m, 1H)。
実施例19: 5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-144。
Figure 0007216705000524
化合物19.2の合成。19(10g、57.47mmol、1.0当量)の1-メチルピロリジン-2-オン(240mL)中の溶液に、19.1(7.34g、63.79mmol、1.1当量)を添加し、その後、炭酸セシウム(46.81g、143.67mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物を110℃で15時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中50%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーでさらに精製して、19.2(2.6g、16.81%)を得た。MS(ES):m/z 269.04[M]
化合物19.3の合成。19.2(2.6g、9.66mmol、1.0当量)のエタノール(26mL)中の溶液に、銅粉末(0.073g、1.15mmol、0.12当量)、L-アスコルビン酸(0.34g、1.93mmol、0.2当量)、DL-ピペコリン酸(0.37g、2.89mmol、0.3当量)およびアジ化ナトリウム(2.26g、34.77mmol、3.6当量)を添加した。この反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中55~60%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーでさらに精製して、19.3(1.6g、80.70%)を得た。MS(ES):m/z 206.29[M+H]
化合物19.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、19.4を得た。(収率:71.67%)。
化合物19.6の合成。19.4(10g、30.61mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(300mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(15.12g、39.79mmol、1.3当量)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。これに19.5(7.5g、30.61mmol、1.0当量)を添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(16mL、91.83mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中35%の酢酸エチル中に溶出させて、19.6(6g、51.08%)を得た。MS(ES):m/z 384.8[M+H]
化合物19.7の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.7を得た。(収率:42.78%)。MS(ES):m/z 553.47[M+H]
化合物I-144の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-144(収率:91.05%)を得た。MS(ES):m/z 453.40[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.68%,キラルHPLC: 99.34%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02 (s, 1H), 8.52-8.51 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.30-8.27 (m, 2H), 8.09-8.05 (t, J=8.8Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.84-7.83 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.75-7.71 (m, 1H), 7.44-7.43 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.45-6.41 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.01-4.83 (m, 1H), 3.03-3.00 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.28-1.22 (m, 1H), 0.96-0.87 (m, 1H)。
さらに、I-144の修正された合成を、下記のように開発した。
修正された合成経路。
Figure 0007216705000525
Figure 0007216705000526
生成
他に示されない限り、全ての反応およびプロセスを、Nガスの不活性雰囲気下で行った。
化合物19.6の合成
Figure 0007216705000527
原料、溶媒および試薬の表
Figure 0007216705000528
プロセスの説明
1. DCM(5.5L、10V)、19.4(550g、1.0当量)およびTEA(681g、4.0当量)を、反応器に窒素保護下で入れた。
2. T3P(750g、1.4当量)を、この反応器に滴下により20~30℃で入れた。
3. 20~30℃で20分間撹拌した。
4. 化合物19.5(539g、1.3当量)を反応器バッチに20~30℃で入れた。
5. 20~30℃で窒素下で2時間撹拌した。
6. IPCのためにサンプリングした(84%の純度)。
7. 1.0NのKCO水溶液(11L,20V)を反応器に入れ、そして水性物質のpHをKCO粉末で9~10に調整した。
8. 30分間撹拌した。
9. 分離し、1.0NのKCO水溶液(4L、10V)を有機相に入れた。
10. 30分間撹拌した。
11. 分離した。工程10~12を4回繰り返した。
12. その有機層をブライン(1.4L、2.5V)で洗浄した。その有機相を40℃未満で減圧下で1Vまで濃縮し、EA(1.65L、3V)を残渣に入れ、その有機相を50℃未満で減圧下で1Vまで濃縮した。
13. ヘプタン(2.75L、5V)をその残渣に入れ、30分間撹拌し、濾過した。
14. そのケーキを集め、減圧下で60℃未満で、一定の重量になるまで乾燥させて、494gの化合物19.6を、99.27%の純度および76.5%の単離収率で得た。
化合物19.3の合成
Figure 0007216705000529
Figure 0007216705000530
プロセスの説明
1. DMA(3.0L、20V)、化合物19aのHCl塩(150g、1.0当量)、化合物19.1(152.6g、1.3当量)およびKPO(780g、3.6当量)を、反応器に窒素保護下で入れた。
2. 90~95℃まで加熱した。
3. 90~95℃で一晩撹拌した。
4. IPCのためにサンプリングした(HPLCは、化合物19aが4.1%であることを示した)。
5. 15~25℃まで冷却した。
6. DCM(3.0L、20V)および水(3.0L、20V)を反応器に入れ、0.5時間撹拌した。
7. セライトパッド(300g、2w/w、15cm幅、3~4cmの高さまで充填)で濾過し、このセライトパッドをDCM(1.5L、10V)で洗浄した。セライトパッドなしでは、抽出中に乳化が起こった。
8. 分離し、その水相をDCM(3.0L、20V)で3回抽出した。(注記:約5%の化合物19.3が水相中に失われた)
9. その有機相を合わせ、ブライン(1.5L、10V)で3回洗浄した。(注記:約5%の化合物19.3がブライン中に失われた)
10. その有機相を減圧下で60℃未満で、画分がなくなるまで濃縮して、粗製油状物を得た(アッセイ収率75%)。
11. その残渣をヘプタン(7.5L、50V)に滴下により入れ、そして20~30℃で2時間撹拌した。
12. 濾過し、そのケーキをヘプタン(1.5L、10V)で洗浄した。
13. EA(0.3L、2V)および粗製固体(HPLC:92%)を反応器に入れ、2時間撹拌し、次いでヘプタン(1.2L、8V)を混合物に滴下により入れ、2時間撹拌した。
14. 濾過し、そのケーキを集め、そして減圧下で60℃未満で、一定の重量になるまで乾燥させて、141.2gの化合物19.3を97.41%の純度および67.2%の単離収率で得た。
化合物19.7の合成
Figure 0007216705000531
Figure 0007216705000532
プロセスの説明
1. DME(2.4L、10V)、化合物19.3(240g、1.0当量)、化合物19.6(514g、1.15当量)およびNaCO(272g、2.2当量)を、反応器に窒素保護下で入れた。
2. 液面より下に窒素を吹き込みながら室温で15分間撹拌した。
3. Pd(dba)(78.4g、0.065当量)およびXantphos(88.8g、0.13当量)を、この反応器に窒素下で入れた。
4. 液面より下に窒素を吹き込みながら30分間撹拌した。
5. 80~82℃まで加熱し、そして窒素下で16時間撹拌した。
6. IPCのためにサンプリングした(90.0%の純度)。
7. 15~25℃まで冷却した。
8. EA(7.2L、30V)および水(12L、50V)を反応器に入れ、反応混合物をこの反応器に入れ、2時間撹拌した。
9. 濾過し、そのケーキをEA(1.2L、5V)で洗浄し、そしてその濾液を分離した。
10. 分離した。
11. その水相をEA(2.4L、10V)で2回抽出した。有機相を合わせ、水(1.2L、5V)で1回洗浄した。
12. その有機層を、50℃未満で減圧下で6Vまで濃縮した。
13. その残渣を反応器に入れ、n-ヘプタン(1.4L、6V)をこの反応器に滴下により入れた。
14. 濾過し、そのケーキをEA:n-ヘプタン=1:1(0.5L、2V)で洗浄し、そのケーキを反応器に戻した。
15. EA(1.9L、8V)をこの反応器に入れ、77℃まで加熱し、そして77℃で1時間撹拌した。
16. 15~25℃まで冷却し、n-ヘプタン(3.8L、12V)をこの反応器に滴下により入れ、2時間撹拌した。
17. 濾過し、そのケーキをEA:n-ヘプタン=1:1(0.5L、2V)で洗浄した。
18. そのケーキを集め、減圧下で60℃未満で、一定の重量になるまで乾燥させて、609gの化合物19.7を96.23%の純度および94.7%の単離収率で得た。(残留Pd:10800ppm)
19. 粗製化合物19.7を反応器に入れ、アセトン(14.4L、60V)を反応器に入れた。55℃まで加熱し、そして透明な溶液が得られるまで撹拌した。
20. この溶液を9Vまで濃縮し、15~25℃で2時間撹拌した。
21. 濾過し、そのケーキをアセトン(0.48L、2V)で洗浄した。
22. そのケーキを集め、減圧下で60℃未満で、一定の重量になるまで乾燥させて、550gの化合物19.7を99.51%の純度および78%の単離収率で得た。(残留Pd:2120ppm)
23. 純粋な化合物19.7を反応器に入れ、THF(14.4L、60V)を反応器に入れた。透明な溶液が得られるまで65℃まで加熱した。
24. 活性炭(100g、0.42w/w)を反応器に入れ、65℃で一晩撹拌した。(残留Pd:512ppm)
25. 20~30℃まで冷却し、濾過した。
26. その濾過物を反応器に戻し、チオールシリカゲル(50g、0.21w/w)を反応器に入れた。65℃まで加熱し、そして一晩撹拌した。(残留Pd:62ppm)
27. 20~30℃まで冷却し、濾過した。
28. その濾過物を4Vまで濃縮し、20~30℃で2時間撹拌した。
29. 濾過し、そのケーキを集め、そして減圧下で50℃未満で一定の重量になるまで乾燥させて、470gの化合物19.7を99.56%の純度および73%の単離収率で得た。(残留Pd:13ppm)
I-144の合成
Figure 0007216705000533
Figure 0007216705000534
プロセスの説明
1. DCM(4.7L、10V)、化合物19.7(468g、1.0当量)、TFA(940mL、2V)を、反応器に窒素保護下で入れた。
2. 室温で4時間撹拌した。
3. IPCのためにサンプリングした(HPLCは、化合物19.7が0.5%であることを示した)。
4. 濾過して機械的混合物を除去した。
5. 反応混合物を0.5NのKCO(23.5L、50v/w)に滴下により入れた。
6. 2時間撹拌した。
7. 濾過し、軟水(2.4L、5V)およびDCM(940mL、2V)で洗浄した。
8. そのケーキを乾燥させて非圧縮固体を得た。(KF≒15%)
9. この粗製物質を軟水(4.7L、10V)で3時間スラリー化した。
10. 濾過し、軟水(940mL、2V)で洗浄した。
11. そのケーキを集め、減圧下で60℃未満で、KFが0.5%未満になるまで乾燥させて、350gのI-144を、99.1%の純度および91%の単離収率で得た。その残留Pdは15ppmであった。
分析の節
Figure 0007216705000535
Figure 0007216705000536
後時間(Post time):1.5分
Figure 0007216705000537
Figure 0007216705000538
後時間:1.5分
実施例20: 7-アミノ-N-シクロプロピル-5-((2-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-113)。
Figure 0007216705000539
化合物20の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、20(収率:62.0%)を得た。MS(ES):m/z 422.0[M+H]
化合物20.2の合成。20(0.380g、0.902mmol、1当量)および20.1(0.144g、0.812mmol、0.9当量)のテトラヒドロフラン(5mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(1.80mL、1.80mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中17%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な20.2を得た。(0.270g、53.16%)。MS(ES):m/z 563.55[M+H]
化合物20.3の合成。20.2(0.270g、0.497mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.208g、4.97mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な20.3(0.210g、78.94%)を得た。MS(ES):m/z 535.50[M+H]
化合物20.4の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.4を得た。(0.060g、78.87%)。MS(ES):m/z 574.58[M+H]
化合物I-113の合成。20.4(0.060g、0.104mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-113(0.025g、60.76%)を得た。MS(ES):m/z 394.47[M+H]+, LCMS純度: 96.64%, HPLC純度: 95.18%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.25 (s, 1H), 8.33-8.31 (d, J=8Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.13-8.12 (d, J=4Hz, 1H), 7.74 (s, 2H), 7.65-7.64 (d, J=4Hz, 1H), 7.47-7.44 (m, 1H), 5.84 (s, 1H), 2.74-2.70 (m, 1H), 0.67-0.62 (m, 2H), 0.24-0.20 (m, 2H)。
実施例21: 7-アミノ-N-(オキセタン-3-イル)-5-((6-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-101)。
Figure 0007216705000540
化合物21の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、21(収率:62.0%)を得た。MS(ES):m/z 422.0[M+H]
化合物21.2の合成。21(0.300g、0.712mmol、1当量)および21.1(0.123g、0.712mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(6mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(1.43mL、1.42mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な21.2を得た。(0.180g、45.30%)。MS(ES):m/z 558.45[M+H]
化合物21.3の合成。21.2(0.180g、0.322mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.135g、3.22mmol、10当量)を添加した。この反応物を50℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な21.3(0.165g、96.52%)を得た。MS(ES):m/z 530.40[M+H]
化合物21.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、21.5(0.150g、82.34%)を得た。MS(ES):m/z 585.48[M+H]
化合物21.7の合成。21.5(0.150g、0.256mmol、1当量)および21.6(0.043g、0.513mmol、2.0当量)の1,4-ジオキサン(2mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.071g、0.513mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.0073g、0.038mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.0067g、0.076mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.8%のメタノール中に溶出させて、純粋な21.7(0.062g、41.04%)を得た。MS(ES):m/z 589.67[M+H]
化合物I-101の合成。1.7(0.062g、0.105mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-101(0.027g、62.77%)を得た。MS(ES):m/z 409.39[M+H]+, LCMS純度: 98.18%, HPLC純度: 95.11%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.50 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8Hz, 1H), 7.67-7.65 (d, J=8Hz, 1H), 7.42 (s, 2H), 7.16 (m, 2H), 6.77 (s, 1H), 4.50 (s, 1H), 4.38 (s, 1H), 4.24 (m, 2H), 4.09 (s, 2H), 3.64 (m, 1H), 3.47 (s, 1H), 2.12-2.08 (m, 3H)。
実施例22: 7-アミノ-N-(オキセタン-3-イル)-5-((2-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-103)。
Figure 0007216705000541
化合物22の合成。化合物を、実施例20(I-113)の実験プロトコルに従って合成して、22を得た。
化合物22.1の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、22.1を得た。(0.055g、71.23%)。MS(ES):m/z 590.58[M+H]
化合物I-103の合成: 22.1(0.055g、0.093mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-103を得た。(0.030g、78.76%)、MS(ES):m/z 410.39[M+H]+, LCMS純度: 95.74%, HPLC純度: 96.31%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.49-9.46 (d, J=8.8Hz, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.61 (s, 2H), 7.38-7.36 (t, J=4Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.06 (s, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.37-4.35 (t, J=8Hz, 1H), 4.17-4.16 (d, J=4Hz, 2H), 3.64-3.63 (d, J=4Hz, 1H)。
実施例23: 7-アミノ-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-((2-イソプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-206)。
Figure 0007216705000542
化合物23.2の合成。23(20g、128.90mmol、1.0当量)および23.1(22.45g、128.90mmol、1.0当量)のトリブチルアミン(48mL)中の混合物を160℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。水層を、1Mの塩酸を使用して酸性にした。沈殿した固体を濾過し、十分に乾燥させて、純粋な23.2(13.5g、44.15%)を得た。MS(ES):m/z 238.22[M+H]
化合物23.3の合成。23.2(13.5g、56.91mmol、1.0当量)およびN,N-ジエチルアニリン(13.67mL、85.36mmol、1.5当量)の冷混合物に、オキシ塩化リン(135mL)を0℃で添加した。この反応混合物を85℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中24%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な23.3(8g、51.28%)を得た。MS(ES):m/z 275.10[M+H]
化合物23.4の合成。23.3(2g、7.30mmol、1.0当量)のエタノール(40mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.10g、8.03mmol、1.1当量)を添加した。アンモニアを、反応混合物に通して室温で30分間パージした。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移した。沈殿した固体を濾過し、十分に乾燥させて、純粋な23.4(1.62g、87.18%)を得た。MS(ES):m/z 255.67[M+H]
化合物23.5の合成。23.4(1.62g、6.36mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(16mL)中の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(0.076g、0.63mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(2.77g、12.72mmol、2当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして沈殿した固体を濾過し、十分に乾燥させて、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な23.5(1g、34.56%)を得た。MS(ES):m/z 455.91[M+H]
化合物23.6の合成。化合物を、I-72の実験プロトコルに従って合成して、23.6を得た。
化合物23.7の合成。23.5(0.700g、1.54mmol、1.0当量)および23.6(0.281g、1.85mmol、1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(7mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(3.1mL、3.08mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中18%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な23.7(0.690g、78.58%)を得た。MS(ES):m/z 571.65[M+H]
化合物23.8の合成。23.7(0.690g、1.21mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(12mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.508g、12.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を50℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な23.8(0.480g、73.16%)を得た。MS(ES):m/z 543.59[M+H]
化合物23.10の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、23.10を得た。(0.104g、58.81%)。MS(ES):m/z 600.66[M+H]
化合物I-206の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-206を得た。(0.065g、93.83%)、MS(ES):m/z 400.50[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.61%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.17 (s, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=4Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.69-7.68 (d, J=4Hz, 1H), 7.49 (s, 2H), 6.99-6.98 (t, J=4Hz, 1H), 5.30-5.24 (m, 1H), 4.80-4.68 (m, 1H), 2.85-2.82 (m, 1H), 2.16 (s, 3H), 1.27-1.25 (t, J=8Hz, 6H), 1.10-1.05 (m, 1H), 0.57-0.51 (m, 1H)。
実施例24: 7-アミノ-N-シクロプロピル-5-((2-イソプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-207)。
Figure 0007216705000543
化合物24の合成。化合物を、実施例23の実験プロトコルに従って合成して、24を得た。
化合物24.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、24.2を得た。(0.089g、51.89%)。MS(ES):m/z 582.67[M+H]
化合物I-207の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-207を得た。(0.055g、94.24%)、MS(ES):m/z 382.33[M+H]+, LCMS純度: 98.84%, HPLC純度: 98.21%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.12 (s, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J=8Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.63-7.62 (d, J=4Hz, 1H), 7.44 (s, 2H), 7.03-7.00 (m, 1H), 5.28-5.24 (m, 1H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.15 (s, 3H), 1.23-1.22 (d, J=4Hz, 6H), 0.65-0.61 (m, 2H), 0.19-0.15 (m, 2H)。
実施例25: 7-アミノ-N-シクロブチル-5-((2-イソプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-208)。
Figure 0007216705000544
化合物25の合成。化合物を、実施例23の実験プロトコルに従って合成して、25を得た。
化合物25.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、25.2を得た。(0.095g、54.08%)。MS(ES):m/z 596.70[M+H]
化合物I-208の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-208を得た。(0.058g、91.96%)、MS(ES):m/z 396.53[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.73%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.09 (s, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8Hz, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J=8Hz, 1H), 7.43 (s, 2H), 7.05-7.03 (t, J=8Hz, 1H), 5.35-5.28 (m, 1H), 4.38-4.32 (m, 1H), 2.16 (s, 5H), 1.62-1.55 (m, 4H), 1.24-1.22 (d, J=8Hz, 6H)。
実施例26: 5-((1-(5-(ジメチルカルバモイル)ピラジン-2-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-53)。
Figure 0007216705000545
化合物26.1の合成。26(3g、18.92mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の冷溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(8.65g、22.70mmol、1.2当量)を添加し、そして室温で20分間撹拌した。反応混合物を再度冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(7.32mL、56.76mmol、3.0当量)を添加し、その後、ジメチルアミン(0.851g、18.92mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中0.9%のメタノール中に溶出させて、26.1(2.5g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 186.61[M+H]
化合物26.3の合成。26.1(3g、13.47mmol、1.2当量)および26.2(0.989g、11.22mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.71g、26.94mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.371g、2.69mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.474g、5.38mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な26.3(1.2g、41.24%)を得た。MS(ES):m/z 260.27[M+H]
化合物26.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、26.4(収率:62.0%)を得た。MS(ES):m/z 316.76[M+H]
化合物26.5の合成。26(0.150g、0.478mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、26.1(0.147g、0.570mmol、1.2当量)、炭酸セシウム(0.359g、1.53mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.023g、0.023mmol、0.05当量)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.027g、0.047mmol、0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中2%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な26.5(0.090g、35.18%)を得た。MS(ES):m/z 539.57[M+H]
化合物I-53の合成。26.5(0.090g、0.167mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(2mL)の混合物を、室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-53(0.025g、33.36%)を得た。MS(ES):m/z 449.51[M+H]+, LCMS純度: 98.97%, HPLC純度: 97.25%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.21 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.33-8.31 (t, J=8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8Hz, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.24 (bs, 1H), 6.51-6.50 (t, J=4Hz,1H), 6.24 (s, 1H), 3.08-3.05 (d, J=12Hz, 6H), 2.92-2.91 (d, J=4Hz, 3H)。
実施例27: N-シクロプロピル-5-((1-(5-(ジメチルカルバモイル)ピラジン-2-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-127)。
Figure 0007216705000546
化合物27の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、27を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z326.74[M+H]
化合物27.1の合成。化合物を、A合成の一般手順を使用して合成して、27.1(収率:57.16%)を得た。MS(ES):m/z366.82[M+H]
化合物27.2の合成。化合物を、実施例26の実験プロトコルに従って合成した。
化合物27.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、27.3を得た。(収率:22.37%)。MS(ES):m/z 589.63[M+H]
化合物I-127の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-127(収率:66.94%)を得た。MS(ES):m/z 489.51[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.23 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.97-7.96 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.85-7.84 (d, J=4Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.56-6.52 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 3.09-3.06 (m, 6H), 2.92-2.86 (m, 4H), 1.35-1.33 (d, J=8Hz, 1H), 1.24 (s, 1H), 0.834-0.788 (m, 2H)。
実施例28: N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)-5-((1-(5-メチルチアゾール-2-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-261)。
Figure 0007216705000547
化合物28.2の合成。28(1g、9.08mmol、1当量)および28.1(1.94g、10.90mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.50g、18.16mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.345g、1.81mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.320g、3.63mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な28.2(0.400g、21.25%)を得た。MS(ES):m/z 208.25[M+H]
化合物28.3の合成。化合物を、実施例27の実験プロトコルに従って合成して、28.3を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物28.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、28.4を得た。(0.060g、40.90%)、MS(ES):m/z 537.61[M+H]
化合物I-261の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-261を得た。(0.030g、61.47%)、MS(ES):m/z 437.17[M+H]+, LCMS純度: 98.07%, HPLC純度: 99.38%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.29 (s, 1H), 8.46-8.44 (d, J=8Hz, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.00-7.99 (d, J=4Hz, 1H), 7.81-7.80 (d, J=4Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.65-6.64 (t, J=4Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4Hz, 3H), 2.86-2.85 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 0.80-0.78 (m, 2H), 0.51 (bs, 2H)。
実施例29: N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((1-(5-メチルチアゾール-2-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-676)。
Figure 0007216705000548
化合物29の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、29を得た。(収率:71.67%)、MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物29.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、29.2を得た。(0.640g、52.83%)、MS(ES):m/z 396.14[M+H]
化合物29.3の合成。化合物を、実施例28の実験プロトコルに従って合成して、29.3を得た。(収率:21.25%)、MS(ES):m/z 208.25[M+H]
化合物29.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、29.4を得た。(0.130g、72.65%)、MS(ES):m/z 567.2[M+H]
化合物I-676の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-676を得た。(0.100g、93.43%)、MS(ES):m/z 467.22[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.88%, キラルHPLC: 47.58%,46.55%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.34 (s, 1H), 8.47-8.46 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.39-8.37 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.54 (s, 1H), 6.68-6.64 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.29 (s, 1H), 5.78 (bs, 1H), 4.25-4.20 (t, J=8.4Hz, 2H), 3.87-3.85 (d, J=8Hz, 1H), 2.93 (bs, 3H), 2.07-2.01 (m, 2H), 1.52-1.47 (d, J=9.2Hz, 2H), 1.25-1.20 (m, 2H)。
実施例30: N-(-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-814)。
Figure 0007216705000549
化合物30の合成。化合物を、実施例29の実験プロトコルに従って合成して、30を得た。(収率:52.83%)、MS(ES):m/z 396.14[M+H]
化合物30.1の合成。30(1.0g、2.52mmol、1当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.957g、5.04mmol、2.0当量)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(1.54g、7.56mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、30.1を得た。(0.600g、収率:57.95%)。MS(ES):m/z 410.16[M+H]+
化合物30.2の合成。化合物を、中間体B-iの実験プロトコルに従って合成して、30.2を得た。MS(ES):m/z 195.11[M+H]
化合物30.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、30.3を得た。(0.150g、86.65%)、MS(ES):568.28[M+H]
化合物I-814の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-814を得た。(0.120g、97.13%)、MS(ES):m/z 468.51[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度:96.92%, キラルHPLC: 49.46%, 49.90%,, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.58-7.56 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.36-6.33 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.35-4.30 (m, 1H), 3.86 (bs, 2H), 3.73-3.68 (m, 1H), 3.62-3.57 (t, J=10Hz, 1H), 3.50-3.45 (t, J=10.4Hz, 1H), 3.36 (s, 1H), 3.21 (bs, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.78 (bs, 2H), 1.56-1.51 (m, 1H), 1.43-1.35 (m, 2H), 1.25 (bs, 2H), 1.12-1.09 (m, 1H)。
実施例31: N-((1R,2R)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-902)、
N-((1S,2S)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-903)。
Figure 0007216705000550
化合物I-902およびI-903の合成。I-814の異性体(0.12g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、MEOH中0.1%のDEA(70~30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 468.52[M+H]+, LCMS純度: 99.58%, HPLC純度: 99.24%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.28-8.26 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.96-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.58-7.56 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.36-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.92-4.87 (m, 1H), 4.34-4.30 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 2H), 3.73-3.68 (m, 1H), 3.62-3.57 (m, 1H), 3.50-3.45 (t, J=8.8Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.17-1.97 (m, 4H), 1.78-1.72 (m, 2H), 1.56-1.49 (m, 1H), 1.43-1.35 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.026g)を得た。MS(ES):m/z 468.23[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.27%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.57-7.56 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.36-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.92-4.87 (m, 1H), 4.34-4.28 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 2H), 3.73-3.68 (m, 1H), 3.62-3.57 (m, 1H), 3.50-3.45 (t, J=8.8Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.16-1.97 (m, 4H), 1.81-1.72 (m, 2H), 1.58-1.48 (m, 1H), 1.43-1.32 (m, 1H)。
実施例32: N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-363)。
Figure 0007216705000551
化合物32の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、32を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物32.3の合成。32.(0.500g、1.41mmol、1.0当量)および32.2(0.174g、1.41mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(2.8mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な32.3(0.630g、96.22%)を得た。MS(ES):m/z 442.48[M+H]
化合物32.4の合成。32.3(0.600g、1.36mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.312g、13.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な32.4(0.400g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物32.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、32.5を得た。(0.160g、768.57%)。MS(ES):m/z 484.53[M+H]
化合物I-363の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-363(0.105g、82.76%)を得た。MS(ES):m/z 384.41[M+H]+, LCMS純度: 99.67%, HPLC純度: 98.98%, キラルHPLC純度: 49.64%+49.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.05-8.02 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.94 (s, 2H), 7.05-7.02 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.36-5.34 (d, 1 J=7.2Hz, 1H), 4.20-4.15 (t, J=8Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.68-3.62 (m, 1H), 2.92-2.91(d, J=4.4Hz, 1H), 2.02-1.90 (m, 2H), 1.48-1.33 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H), 1.13-1.03 (m, 2H)。
実施例33: N-(2-ヒドロキシ-2-メチルシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-911)。
Figure 0007216705000552
化合物33.1の合成。33(5g、21.70mmol、1.0当量)の、アセトン(10mL)と水(5mL)との混合物中の冷溶液に、塩化鉄(III)(3.519g、21.70mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、33.1を得た。(1.0g、53.54%)。MS(ES):m/z 87.09[M+H]
化合物33.2の合成。33.1(1.0g、11.62mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、ジフェニルアミン(3.93g、23.24mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、33.2(1.2g、38.93%)を得た。MS(ES):m/z 266.36[M+H]
化合物33.3の合成。33.2(1.2g、4.52mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(6mL)中の溶液に、メチルマグネシウムブロミド(0.81g、6.78mmol、1.5当量)を、窒素条件下で0℃で1時間添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な33.3を得た。(0.8g、62.87%)。MS(ES):m/z 282.40[M+H]
化合物33.4の合成。33.3(0.5g、1.78mmol、1.0当量)のエタノール(4ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.070g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中92%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な33.4を得た。(0.111g、61.76%)。MS(ES):m/z 102.15[M+H]
化合物33.5の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、33.5(収率:71.18%)を得た。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物33.6の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、33.6を得た。(0.15g、62.47%)、MS(ES):m/z 498.56[M+H]
化合物I-911の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-911を得た。(0.11g、91.81%)、MS(ES):m/z 398.52[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.66%, キラルHPLC: 50%, 50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.82 (s, 1H), 8.71-8.69 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.99-7.98 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.91-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.85-7.84 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.11-7.08 (t, J=5.2Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.32-4.27 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.93-2.92 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.10-2.09 (m, 1H), 1.86-1.76 (m, 2H), 1.28-1.23 (m, 4H)。
実施例34: N-((1S,2R)-2-ヒドロキシ-2-メチルシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1015)、
N-((1R,2S)-2-ヒドロキシ-2-メチルシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1016)。
Figure 0007216705000553
化合物I-1015およびI-1016の合成。I-911の異性体(0.09g)を、カラムCHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm、5u)0.1%_DEA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.021g)を得た。MS(ES):m/z 398.52[M+H]+, LCMS純度: 97.34%, HPLC純度: 98.14%, キラルHPLC純度: 98.16%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.68-8.70 (d, J=8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.97-7.99 (d, J=8Hz, 1H), 7.90-7.92 (d, J=8Hz, 1H), 7.84-7.85 (d, J=4Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.29-4.31 (d, J=8Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.92-2.93 (d, J=4Hz, 3H), 2.09 (s, 1H), 1.76-1.86 (m, 3H), 1.25 (s, 3H), 1.14-1.16 (t, J=8Hz, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.023g)を得た。MS(ES):m/z 398.25[M+H]+, LCMS純度: 96.44%, HPLC純度: 97.70%, キラルHPLC純度: 97.97%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.63-8.65 (d, J=8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.02-8.04 (d, J=8Hz, 1H), 7.82-7.83 (d, J=4Hz, 1H), 7.06-7.09 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.24-4.30 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.88-2.92 (m, 4H), 2.08-2.09 (t, J=4Hz, 1H), 1.73-1.84 (m, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.14-1.16 (t, J=8Hz, 1H)。
実施例35: 5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-863)。
Figure 0007216705000554
化合物35の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、35を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物35.1の合成。化合物を、実施例19の実験プロトコルに従って合成して、35.1を得た。(収率:80.70%)、MS(ES):m/z 206.29[M+H]
化合物35.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、35.2を得た。(0.150g、70.84%)、MS(ES):579.24[M+H]
化合物I-863の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-863を得た。(0.020g、60.46%)、MS(ES):m/z 479.42[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.97%, キラルHPLC: 49.85%, 49.96%,, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.08 (s, 1H), 8.53-8.52 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.39-8.37 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.98 (bs, 1H), 7.76-7.72 (m, 1H), 7.50-7.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.50-6.47 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.36-4.32 (t, J=8Hz, 1H), 3.78-3.72 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.92 (s, 2H), 2.18-2.06 (m, 2H), 1.59-1.49 (m, 1H), 1.42-1.37 (m, 1H), 1.25 (bs, 1H)。
実施例36:
5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-N-((1R,2R)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-904)、
5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-N-((1S,2S)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-905)。
Figure 0007216705000555
化合物36の合成。化合物を、実施例35の実験プロトコルに従って合成して、36を得た。(収率:70.84%)。MS(ES):m/z 579.24[M+H]
化合物36aおよび36bの合成。36の異性体(0.100g)を、カラム(CHIRALPAK IB 250mm×4.6mm、5u)、および0.1%_DEA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を共溶媒として4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.041g)を得た。MS(ES):m/z 579.50[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.043g)を得た。MS(ES):m/z 579.50[M+H]
化合物I-904およびI-905の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、脱保護FR-a(0.030g) MS(ES):m/z 479.31[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.30%, キラルHPLC: 98.50 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.08 (s, 1H), 8.53-8.52 (d, J=4.6Hz, 1H), 8.39-8.37 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.09-8.06 (d, J=12Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4Hz, 1H), 7.76-7.72 (m, 1H), 7.50-7.49 (d, J=4.2Hz, 1H), 6.50-6.48 (t, J=8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.36-4.34 (t, J=8Hz, 1H), 3.77-3.72 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4Hz, 3H), 2.18-2.06 (m, 1H), 1.56-1.46 (m, 1H), 1.44-1.37 (m, 1H), 1.25 (s, 1H)。
および脱保護FR-b(0.030g) MS(ES):m/z 479.31[M+H]+, LCMS純度: 97.33%, HPLC純度: 98.61% キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.08 (s, 1H), 8.53-8.52 (d, J=4.6Hz, 1H), 8.39-8.37 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.09-8.06 (d, J=12Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4Hz, 1H), 7.76-7.72 (m, 1H), 7.50-7.49 (d, J=4.2Hz, 1H), 6.50-6.48 (t, J=8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.36-4.34 (t, J=8Hz, 1H), 3.77-3.72 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4Hz, 3H), 2.18-2.06 (m, 1H), 1.56-1.46 (m, 1H), 1.44-1.37 (m, 1H), 1.25 (s, 1H)を得た。
実施例37: N-(2-ヒドロキシ-2-メチルシクロブチル)-5-((1-イソプロピル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1116)。
Figure 0007216705000556
化合物37の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、37を得た。MS(ES):m/z 355.11[M+ H]
化合物37.2の合成。37(1.0g、2.81mmol、1.0当量)および37.1(0.512g、2.37mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(5.6mL、5.62mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な37.2を得た。(0.820g、61.83%)。MS(ES):m/z 471.23[M+H]
化合物37.3の合成。37.2(0.820g、1.74mmol、1.0当量)の、メタノール:テトラヒドロフラン:水(15mL、2:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.417g、17.4mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な37.3を得た。(0.690g、89.48%)。MS(ES):m/z 443.20[M+H]
化合物37.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、37.5を得た。(0.188g、79.13%)、MS(ES):m/z 526.27[M+H]
化合物I-1116の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1116を得た。(0.133g、87.39%)、MS(ES):m/z 426.47[M+H]+, LCMS純度: 96.88%, HPLC純度: 98.90%, キラルHPLC: 49.74%, 50.25%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.84 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.98 (bs, 1H), 7.88-7.87 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.43-7.41 (d, J=6Hz, 1H), 6.44-6.41 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.23-5.16 (m, 1H), 5.09 (s, 1H), 4.37-4.31 (s, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.10 (bs, 1H), 1.81-1.77 (t, J=6.4Hz, 1H), 1.78 (bs, 2H), 1.53 (bs, 2H), 1.37-1.35 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.24 (bs, 1H)。
実施例38: N-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-683)。
Figure 0007216705000557
化合物38.2の合成。38(2g、18.18mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、38.1(7.2g、45.45mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(7.5g、54.54mmol、3.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.640g、7.27mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.692g、3.636mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、38.2(2g、収率:58.82%)を得た。MS(ES):m/z 188.20[M+H]
化合物38.3の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、38.3を得た。(13.2g、71.67%)。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 12.63 (s, 1H), 8.63(s, 1H), 7.55 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 1.29 (s, 9H)。
化合物38.4の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、38.4を得た。(0.15g、収率:59.80%)。MS(ES):m/z 412.88[M+H]
化合物38.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、38.5を得た。(0.07g、収率:51.25%)。MS(ES):m/z 563.63[M+H]
化合物I-683の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-683(0.041g、88.65%)を得た。MS(ES):m/z 463.50[M+H]+ LCMS純度: 98.74%, HPLC純度: 98.50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.65-8.64 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.29-8.28 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.06-8.03 (t, J=7.2Hz,1H), 7.96 (bs, 1H), 7.87-7.83 (t, J=9.2Hz, 2H), 7.57-7.53 (m, 2H), 6.50-6.46 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.71 (bs, 1H), 3.28-3.27 (d, J=6Hz ,2H), 3.12 (s, 2H), 2.91 (s, 3H), 0.84 (bs, 6H)。
実施例39: N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-816)。
Figure 0007216705000558
化合物39の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、39を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物39.1の合成。化合物を、実施例38の実験プロトコルに従って合成して、39.1を得た。(収率:58.82%)、MS(ES):m/z 188.20[M+H]
化合物39.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、39.2を得た。(0.125g、60.93%)、MS(ES):561.25[M+H]
化合物I-816の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-816を得た。(0.105g、97.39%)、MS(ES):m/z 461.40[M+H]+, LCMS純度: 98.84%, HPLC純度: 93.86%, キラルHPLC: 47.78%, 51.75%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.06 (s, 1H), 8.66 (bs, 1H), 8.36-8.34 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.12-8.07 (m, 1H), 8.05-8.04 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.99-7.97 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.88-7.86 (d, J=8Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 6.47-6.44 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.36-4.29 (m, 1H), 3.77-3.71 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.18-2.06 (m, 2H), 1.56-1.49 (m, 1H), 1.46-1.39 (m, 1H)。
実施例40: N-((1R,2R)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-908)、
N-((1S,2S)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-909)。
Figure 0007216705000559
化合物I-908およびI-909の合成。I-816の異性体(0.105g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)0.1% DEA_MEOH(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 461.42[M+H]+, LCMS純度: 99.70%, HPLC純度: 99.53%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.05 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.37-8.35 (m, 2H), 8.23 (s, 1H), 8.12-8.05 (m, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.88-7.87 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=6.0Hz, 1H), 7.58-7.56 (m, 1H), 6.48-6.45 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.37-4.33 (m, 1H), 3.76-3.74 (d, J=7.6Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.93 (s, 3H), 2.82-2.79 (m, 2H), 2.16-2.08 (m, 2H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.026g)を得た。MS(ES):m/z 461.57[M+H]+, LCMS純度: 95.64%, HPLC純度: 95.06%, キラルHPLC純度: 98.21%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.66-8.65 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.34-8.32 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.15-8.12 (d, J=9.2 Hz, 1H), 8.08-8.04 (t, J=8.0 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.63-7.61(d, J=7.2Hz, 1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 6.48-6.45 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 4.35-4.31 (m, 1H), 3.76-3.71 (m, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.92 (s, 3H), 2.82-2.79 (m, 2H), 2.17-2.06 (m, 2H)。
実施例41: N-シクロプロピル-5-((6’-メチル-2-オキソ-2H-[1,3’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-765)。
Figure 0007216705000560
化合物41.2の合成。41(3.0g、17.44mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(150mL)中の溶液に、41.1(2.30g、20.92mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(6.0g、43.6mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.384g、4.36mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.497g、2.61mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を115℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、41.2を得た。(1.56g、収率:44.45%)。MS(ES):m/z 202.09[M+H]
化合物41.3の合成。化合物を、実施例27の実験プロトコルに従って合成して、41.3を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物41.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、41.4を得た。(0.070g、48.26%)、MS(ES):531.24[M+H]
化合物I-765の合成:41.4(0.070g、0.13mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を、0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-765を得た。(0.040g、70.43%)、MS(ES):m/z 431.43[M+H]+, LCMS純度: 95.00%, HPLC純度: 95.38%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.01 (s, 1H), 8.59-8.59 (d, J=2Hz, 1H), 8.26-8.25 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.90-7.89 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.88-7.86 (m, 1H), 7.48-7.46(d, J=8.4Hz, 1H), 7.43-7.41 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.44-6.41 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.87 (s, 1H), 2.57 (s, 3H), 0.84-0.79 (m, 2H), 0.54 (bs, 2H)。
実施例42: N-(2-メトキシシクロブチル)-5-((6’-メチル-2-オキソ-2H-[1,3’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-843)。
Figure 0007216705000561
化合物42の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、42を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物42.1の合成。化合物を、実施例41の実験プロトコルに従って合成して、42.1を得た。(収率:44.45%)、MS(ES):m/z 202.09[M+H]
化合物42.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、42.2を得た。(0.150g、71.33%)、MS(ES):575.27[M+H]
化合物I-843の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-843を得た。(0.020g、69.20%)、MS(ES):m/z 475.36[M+H]+, LCMS純度: 97.78%, HPLC純度: 97.44%, キラルHPLC: 46.90%, 46.26%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.04 (bs, 1H), 8.60 (bs, 1H), 8.38-8.36 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.97 (bs, 1H), 7.90-7.88 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.43 (m, 2H), 6.44-6.41 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.37-4.33 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.76-3.74 (d, J=7.6Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.91 (bs, 3H), 2.58 (bs, 3H), 1.57-1.52 (t, J=9.6Hz, 2H), 1.45-1.40 (t, J=9.2Hz, 1H), 1.25 (bs, 1H)。
実施例43: N-((1S,2S)-2-メトキシシクロブチル)-5-((6’-メチル-2-オキソ-2H-[1,3’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-973)、
N-((1R,2R)-2-メトキシシクロブチル)-5-((6’-メチル-2-オキソ-2H-[1,3’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-974)。
Figure 0007216705000562
Figure 0007216705000563
化合物43の合成。化合物を、実施例42の実験プロトコルに従って合成して、43を得た。(収率:67.75%)、MS(ES):m/z 565.25[M+H]
I-890の異性体(0.09g)を、カラムCHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm、5u)0.1% _DEA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を使用して分離して、純粋な画分-1(43.1)および画分-2(43.2)を得た。FR-1を減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な43.1を得た。(0.040g)。MS(ES):m/z 575.64[M+H]。FR-2を減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な43.2を得た。(0.038g)。MS(ES):m/z 575.64[M+H]
I-973およびI-974の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、脱保護43.1(0.025g)。MS(ES):m/z 475.66[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.05%, キラルHPLC純度: 99.89%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.35-8.32 (d, J=8Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.06-8.00 (m, 3H), 7.51-7.49 (m, 3H), 6.45-6.43 (t, J=8Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 4.32-4.30 (t, J=8Hz, 1H), 3.73-3.71 (d, J=8Hz, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.93-2.91 (d, 3H), 2.20 (s, 2H), 2.14-2.05 (m, 1H), 1.52-1.50 (t, J=8Hz, 1H), 1.38-1.35 (t, J=12Hz, 1H), 1.27-1.25 (d, J=8Hz, 1H);および脱保護43.2(0.025g)。MS(ES):m/z 475.66[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.17%, キラルHPLC純度: 96.45%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.10(s, 1H), 8.35-8.33 (d, J=8Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.06-8.00 (m, 3H), 7.51-7.49(m, 3H), 6.45-6.43 (t, J=8Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 4.31-4.29 (t, J=8Hz, 1H), 3.72-3.70 (d, J=8Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.93-2.91 (d, J=8Hz, 3H), 2.20(s, 2H), 2.14-2.05 (m, 1H), 1.52-1.50 (t, J=8Hz, 1H), 1.38-1.35 (t, J=12Hz, 1H), 1.27-1.25 (d, J=8Hz, 1H)を得た。
実施例44: N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-((1-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロヘキシル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-988)。
Figure 0007216705000564
化合物44.2の合成。44.1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の撹拌溶液に、44(5.0g、32.47mmol、1.0当量)を一度に0℃でAr下で添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(6.3g、48.71mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.1g、42.21mmol、1.3当量)、および次いで4-ジメチルアミノピリジン(1.0g、8.11mmol、0.25当量)をアルゴン下で添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な44.2(4.3g、52.76%)を得た。MS(ES):m/z 252.42[M+H]
化合物44.3の合成。44.2(1.5g、5.98mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(45mL)中の撹拌溶液に、メタノール(16.5mL)、および水酸化リチウム一水和物(1.1g、25.71mmol、4.5当量)の水(22mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を、1Nの塩酸を0℃でゆっくりと添加することによりpH3に調整した。その沈殿物を濾過により集め、そして乾燥させて、純粋な化合物44.3(0.90g、48.06%)を得た。MS(ES):m/z 238.45[M+H]
化合物44.4の合成。44.3(0.90g、3.80mmol、1.0当量)、tertブタノール(11mL)、ジフェニルホスホリルアジド(1.5g、5.32mmol、1.4当量)およびトリエチルアミン(540mg、5.32mmol、1.4当量)の撹拌混合物を80℃でN下で18時間加熱した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてその有機溶液を水で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な44.4(0.70g、59.82%)を得た。MS(ES):m/z 309.45[M+H]
化合物44.5の合成。44.4(0.70g、2.27mmol)のジクロロメタン(10mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHClを(5mL)を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、44.5(0.40g、72.11%)を得た。MS(ES):m/z 209.32[M+H]
化合物44.6の合成。化合物を、実施例19の実験プロトコルに従って合成して、44.6(収率:51.08%)を得た。MS(ES):m/z 384.81[M+H]
化合物44.7の合成。44.5(0.077g、0.313mmol、1.2当量)および44.6(0.100g、0.261mmol、1.0当量)の、1,4-ジオキサン(7mL)中の脱気混合物に、炭酸ナトリウム(0.083g、0.783mmol、3.0当量)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.015g、0.026mmol、0.1当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.012g、0.013mmol、0.05当量)を添加し、そしてこの反応混合物を100℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中2%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な44.7(0.100g、69.90%)を得た。MS(ES):m/z 556.41[M+H]
化合物I-988の合成。44.7(0.100g、0.180mmol)のジクロロメタン(2mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(2mL)を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、そしてその固体残渣を飽和炭酸ナトリウム水溶液で摩砕した。このオフホワイトの沈殿物を濾過により集め、そして乾燥させて、I-988(0.040g、48.10%)を得た。MS(ES):m/z 456.52[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.70%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.84 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.15 -8.12 (d, J= 7.6Hz, 1H), 7.93 (bs, 1H), 7.85-7.83 (m, 1H), 7.39-7.37 (d, J= 6.8Hz, 1H), 6.27-6.22 (m, 2H), 5.00-4.97 (m, 1H), 4.84-4.81 (m, 1H), 3.95 (bs, 1H), 2.99 (bs, 1H), 2.91 (s, 3H), 2.21-2.13 (m, 1H), 1.92-1.85 (m, 1H), 1.84-1.75 (m, 1H), 1.70-1.55 (m, 2H), 1.55-1.39 (m, 3H), 1.31-1.16 (m, 1H), 0.95-0.85 (m, 2H)。
実施例45: 5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(スピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-408)。
Figure 0007216705000565
化合物45の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、45を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物45.1の合成。45(0.150g、0.36mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(3mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、45.1(0.110g、100%)を得た。MS(ES):m/z 315.38[M+H]
化合物I-408の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-408(0.04g、27.8%)を得た。MS(ES):m/z 410.22[M+H]+, LCMS純度: 99.15%, HPLC純度: 96.75%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.95-7.89 (m, 3H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.86 (s, 1H), 4.63 (s, 2H), 4.59 (s, 2H), 4.24-4.13 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.58-2.55 (m, 2H), 1.89-1.84 (m, 2H)。
実施例46: N-(2-シアノプロパン-2-イル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-476)。
Figure 0007216705000566
化合物46の合成。化合物を、実施例45の実験プロトコルに従って合成して、46を得た。(収率:100%)。MS(ES):m/z 315.38[M+H]
化合物I-476の合成。46(0.35g、1.0当量)のジクロロメタン(4mL)中の溶液に、塩化オキサリル(0.279g、2.22mmol、2.0当量)を0℃で添加し、その後、N,N-ジメチルホルムアミド(触媒量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてテトラヒドロフラン(5mL)中の46.1(0.280g、3.33mmol、3.0当量)、トリエチルアミン(0.699g、5.55mmol、5.0当量)を0℃で添加し、そして反応混合物を16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、I-476を得た。(0.28g、7.0%)、MS(ES):m/z 381.31[M+H]+ LCMS純度: 96.33%, HPLC純度: 97.85%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.20 (s, 2H), 7.97-7.95 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.89-7.88 (d, J=3.6Hz, 2H), 7.01-6.97 (m, 1H), 5.88 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.58 (s, 6H)。
実施例47: N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)-5-((6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-432)、
(R)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)-5-((6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-463)、および
(S)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)-5-((6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-464)。
Figure 0007216705000567
化合物47.1の合成 47(0.2g、1.075mmol、1.0当量)の乾燥ジクロロメタン(5mL)中の溶液に、ブタ-3-エン-1-オール(0.077g、1.075mmol、2.0当量)を添加し、その後、メタンスルホン酸(0.7mL)を添加し、そして0℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、47.1(0.25.g、69.16%)を得た。MS(ES):m/z 337.20[M+H]
化合物47.2の合成。47.1(0.240g、0.711mmol、1.0当量)のジメトキシエタン(10mL)中の溶液に、亜鉛(0.231g、3.5mmol、5.0当量)およびヨウ化ナトリウム(1.58g、10.66mmol、15当量)を室温で添加した。この反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸ジエチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、47.2(0.12g、57.86%)を得た。MS(ES):m/z 243.12[M+H]
化合物47.3の合成。1(0.125g、0.52mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(5mL)中の溶液をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで(2-ビフェニル)ジシクロヘキシルホスフィノ(0)(0.009g、0.025mmol、0.05当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.047g、0.052mmol、0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。次いで、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(0.10mL、0.104mmol、2.00当量)を反応混合物に0℃で添加した。この反応物を60℃で45分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な47.3(0.09g、97.81%)を得た。MS(ES):m/z 179.2[M+H]
化合物47.4の合成。化合物を、実施例27の実験プロトコルに従って合成して、47.4を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物47.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、47.5を得た。(0.150g、26.34%) MS(ES):m/z 508.60[M+H]
化合物I-432の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-432を得た。(0.120g、99.06%)。MS(ES):m/z 408.48[M+H]+ LCMS純度: 98.06%, HPLC純度: 96.46%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.97 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.05-8.04 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.2Hz, 1H), 7.76-7.72 (t, J=8Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.06-7.04 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.34-4.32 (d, J=10Hz, 1H), 4.07-4.04 (d, J=11.6Hz, 1H), 3.60-3.54 (m, 1H), 2.94-2.93 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.88-2.82 (m, 1H), 2.04-2.02(d, J=11.26Hz, 1H), 1.91-1.88 (d, J=12.8Hz, 1H), 1.65-1.49 (m, 4H),. 0.80-0.75 (m, 2H). 0.56-0.55 (m, 2H)。
化合物I-463およびI-464の合成。I-432の異性体(0.8g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、ならびにメタノール中0.1%のDEAおよびイソプロピルアルコールを共溶媒として4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.026g)を得た。MS(ES):m/z 408.48[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.89%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.97 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.05-8.04 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.2Hz, 1H), 7.76-7.72 (t, J=8Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.06-7.04 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.34-4.32 (d, J=10Hz, 1H), 4.07-4.04 (d, J=11.6Hz, 1H), 3.60-3.54 (m, 1H), 2.94-2.93 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.88-2.82 (m, 1H), 2.04-2.02 (d, J=11.26Hz, 1H), 1.91-1.88 (d, J=12.8Hz, 1H), 1.65-1.49 (m, 4H), 0.80-0.75 (m, 2H). 0.56-0.55 (m, 2H)。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.028g)を得た。MS(ES):m/z 406.46[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.48%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.97 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.05-8.04 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.2Hz, 1H), 7.76-7.72 (t, J=8Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.06-7.04 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.34-4.32 (d, J=10Hz, 1H), 4.07-4.04 (d, J=11.6Hz, 1H), 3.60-3.54 (m, 1H), 2.94-2.93 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.88-2.82 (m, 1H), 2.04-2.02 (d, J=11.26Hz, 1H), 1.91-1.88 (d, J=12.8Hz, 1H), 1.65-1.49 (m, 4H), 0.80-0.75 (m, 2H) 0.56-0.55 (m, 2H)。
実施例48: N-(2-シアノプロパン-2-イル)-5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-492)。
Figure 0007216705000568
化合物48の合成。化合物を、実施例47の実験プロトコルに従って合成して、48を得た。(収率:90.59%)。MS(ES):m/z 341.1[M+H]
化合物I-492の合成。48.(0.2g、0.58mmol、1.0当量)のジクロロメタン(3mL)中の溶液に、塩化オキサリル(0.149g、1.16mmol、2.0当量)を0℃で添加し、その後、N,N-ジメチルホルムアミド(触媒量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてテトラヒドロフラン(4ml)中の48.1(0.097g、1.16mmol、2.0当量)、トリエチルアミン(0.292g、2.9mmol、5.0当量)を0℃で添加し、そして反応混合物を16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、I-492を得た。(0.28g、11.72%)、MS(ES):m/z 407.67[M+H]+ LCMS純度: 95.01%, HPLC純度: 97.29%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.79 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.17-8.15 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.97-7.93 (m, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.04-4.01 (m, 1H), 5.83 (s, 1H), 4.35-7.32 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.59 (s, 6H), 0.79-0.74 (m, 2H), 0.68 (bs, 2H)。
実施例49: N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-391)、
N-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-399)、および
N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-400)。
Figure 0007216705000569
化合物49.1の合成。49(1g、6.31mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.505g、12.62mmol、2.0当量)を添加し、そして20分間撹拌し、その後、テトラジュウテロメタノール(0.250g、6.94mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中13%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な49.1(0.900g、90.80%)を得た。MS(ES):m/z 158.14[M+H]
化合物49.2の合成。49.1(0.900g、5.73mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.400g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な49.2(0.650g、89.25%)を得た。MS(ES):m/z 128.16[M+H]
化合物49.3の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、49.3(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物49.4の合成。49.3(0.600g、1.69mmol、1.0当量)および49.2(0.215g、1.69mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(3.3mL、3.38mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な49.4を得た。(0.59g、78.31%)。MS(ES):m/z 446.40[M+H]
化合物49.5の合成。49.4(0.590g、1.32mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.554g、13.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を50℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、49.5(0.380g、68.74%)を得た。MS(ES):m/z 418.44[M+H]
化合物49.7の合成。49.5(0.190g、0.455mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.345g、0.91mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。これに、ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2.275mmol、5.0当量)を添加し、その後、49.6(0.113g、0.910mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をメタノール中1.5%のジクロロメタン中に溶出させて、49.7(0.145g、65.48%)を得た。MS(ES):m/z 487.5[M+H]
化合物I-391の合成。49.7(0.145g、0.298mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中の冷溶液に、0℃でジオキサン中の塩酸(4mL)を滴下により添加した。この反応物を室温で30~50分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮した。その残渣に飽和重炭酸塩溶液を添加し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-391(0.100g、86.83%)を得た。MS(ES):m/z 387.23[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95%,キラルHPLC: 47.49% and 48.37% 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.66-8.64 (d, J=8Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.04-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.89-7.88 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.83-7.82 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.08-705 (m, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.27-5.26 (d, J=4Hz, 1H), 4.56-4.52 (m, 1H), 4.29 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=5.2Hz, 3H), 2.13-2.01 (m, 2H), 1.95-1.86 (m, 1H), 1.71-1.69 (m, 1H)。
I-391の異性体(0.085g)を、カラム(CHIRALPAK IC(250mm×4.6mm、5u))を共溶媒としてのIPA:ACN(50:50)中0.1%のDEA中で、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。
FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 387.2[M+H]+, LCMS純度: 95.12%, HPLC純度: 96.61%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.67-8.65 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.04-8.01 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.89-7.88 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.83-7.82 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.08-705 (m, 1H), 6.07 (s, 1H), 5.26-5.25 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.56-4.49 (m, 1H), 4.30 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=5.2Hz, 3H), 2.13-2.01 (m, 2H), 1.95-1.86 (m, 1H), 1.71-1.69 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 387.2[M+H]+, LCMS純度: 96.16%, HPLC純度: 96.61%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.68-8.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.04-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.90-7.89 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.84-7.83 (d, J=4Hz, 1H), 7.09-7.06 (m, 1H), 6.07 (s, 1H), 5.27-5.26 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.55-4.52 (m, 1H), 4.30 (bs, 1H), 2.93-2.92 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.14-2.07 (m, 2H), 1.93-1.87 (m, 1H), 1.71-1.69 (m, 1H)。
実施例50: 5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-417)。
Figure 0007216705000570
化合物50の合成。化合物を、実施例49の実験プロトコルに従って合成して、50を得た。(収率:68.74%)。MS(ES):m/z 418.44[M+H]
化合物50.1の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、50.1を得た。(0.148g、77.88%)、MS(ES):318.13[M+H]
化合物I-417の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-417を得た。(0.030g、32.97%)、MS(ES):m/z 413.23[M+H]+, LCMS純度: 99.07%, HPLC純度: 98.17%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=4Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.95-7.89 (m, 3H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.51 (s, 2H) 4.24-4.18 (m, 1H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.51 (bs, 2H), 1.89-1.84 (m, 1H), 1.28-1.25 (m, 1H)。
実施例51: N-(2-シアノプロパン-2-イル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-493)。
Figure 0007216705000571
化合物51の合成。化合物を、実施例50の実験プロトコルに従って合成して、51を得た。(収率:77.88%)。MS(ES):m/z 318.13[M+H]
化合物I-493の合成。51.(0.2g、0.63mmol、1.0当量)のジクロロメタン(4mL)中の溶液に、塩化オキサリル(0.162g、1.26mmol、2.0当量)を0℃で添加し、その後、N,N-ジメチルホルムアミド(触媒量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてテトラヒドロフラン(5ml)中の51.1(0.158g、1.89mmol、3.0当量)、トリエチルアミン(0.406g、3.15mmol、5.0当量)を0℃で添加し、そして反応混合物を16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、I-493を得た。(0.26g、10.76%)、MS(ES):m/z 384.45[M+H]+ LCMS純度: 98.60%, HPLC純度: 98.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.22 (s, 2H), 7.98-7.97 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.91-7.90 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.02-6.99 (m, 1H), 5.90 (s, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.60 (s, 6H)。
実施例52: N-(tert-ブトキシ)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-612)。
Figure 0007216705000572
化合物52の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、52を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物52.1の合成。化合物1(0.200g、0.483mmol、1.0当量)をジクロロメタン(6mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(1.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な52.1(0.140g、92.30%)を得た。MS(ES):m/z 315.12[M+H]
化合物I-612の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-612(0.04g、37.67%)を得た。MS(ES):m/z 386.4[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.82%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.79 (s, 1H), 8.94 (s, 1H), 8.262-8.244 (d, J=7.2Hz, 2H), 8.18 (s, 1H), 7.94-7.89 (d, J=18Hz, 2H), 6.97(s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.90 (s, 3H), 1.18 (s, 9H)。
実施例53: N-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-420)。
Figure 0007216705000573
化合物53.1の合成。53(2.0g、19.20mmol、1.0当量)のジクロロメタン(40mL)中の冷溶液に、ピリジン(3.03g、38.4mmol、2.0当量)を添加し、その後、塩化メシル(2.29g、20.16mmol、1.05当量)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、53.1を得た。(1.5g、42.86%)、MS(ES):m/z 183.06[M+H]
化合物53.2の合成。53.1(1.5g、8.23mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(1.60g、24.69mmol、3.0当量)を室温で添加した。この反応物を80℃で20時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、53.2を得た。(0.330g、31.04%)、MS(ES):m/z 130.09[M+H]
化合物53.3の合成。53.2(0.330g、2.55mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中の溶液に、トリフェニルホスフィン(1.0g、3.82mmol、1.5当量)を室温で添加した。この反応物を80℃で20時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、53.3を得た。(0.2g、75.88%)、MS(ES):m/z 104.10[M+H]
化合物53.4の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、53.4を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物53.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、53.5を得た。(0.065g、71.89%)、MS(ES):500.2[M+H]
化合物I-420の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-420を得た。(0.027g、51.95%)、MS(ES):m/z 400.22[M+H]+, LCMS純度: 95.47%, HPLC純度: 95.82%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.32-8.30 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.93-7.89 (m, 2H), 7.69 (bs, 1H), 7.06-7.03 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.35-3.30 (m, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.59-1.53 (m, 2H), 1.16 (s, 6H)。
実施例54: N-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-421)。
Figure 0007216705000574
化合物54の合成。化合物を、実施例49の実験プロトコルに従って合成して、54を得た。(収率:68.74%)。MS(ES):m/z 418.44[M+H]
化合物54.1の合成。化合物を、実施例53の実験プロトコルに従って合成して、54.1を得た。(収率:75.78%)。MS(ES):m/z 104.10[M+H]
化合物54.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、54.2を得た。(0.058g、48.17%)、MS(ES):503.28[M+H]
化合物I-421の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-421を得た。(0.029g、62.44%)、MS(ES):m/z 403.42[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.56%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.32-8.30 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.92-7.89 (m, 2H), 7.70-7.67 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.05-7.02 (m, 1H), 5.93 (s, 1H), 4.34 (s, 1H) 3.35 (bs, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.57-1.53 (t, J=8Hz, 2H), 1.13 (s, 6H)。
実施例55: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-215)。
Figure 0007216705000575
化合物55.2の合成。55.1(0.224g、3.87mmol、1.1当量)のテトラヒドロフラン(5mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.155g、3.87mmol、1.1当量)を添加し、その後、1(0.500g、3.52mmol、1当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中11%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な55.2を得た。(0.400g、63.09%)、MS(ES):m/z 181.16[M+H]
化合物55.3の合成。55.2(0.400g、2.22mmol、1.0当量)のメタノール(6ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な55.3(0.300g、89.97%)を得た。MS(ES):m/z 151.18[M+H]
化合物55.4の合成。化合物を、実施例27の実験プロトコルに従って合成して、55.4を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物55.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、55.5を得た。(0.68g、51.87%)、MS(ES):m/z 480.54[M+H]
化合物I-215の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-215を得た。(0.035g、70.63%)、MS(ES):m/z 380.24[M+H]+, LCMS純度: 95.07%, HPLC純度: 96.22%, 1H NMR (MEOD-d6, 400MHZ): 8.73 (s, 1H), 8.20-8.18 (d, J=8Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=4Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4Hz, 1H), 7.78-7.77 (d, J=4Hz, 1H), 7.06-7.03 (m, 1H), 5.84 (s, 1H), 4.348-4.340 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4Hz, 3H), 2.78-2.77 (d, J=4Hz, 1H), 0.78-0.69 (m, 6H), 0.34 (bs, 2H)。
実施例56: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(3-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-461)、
5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1S,3S)-3-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-489)、および
5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,3R)-3-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-490)。
Figure 0007216705000576
化合物56の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、56を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物56.1の合成。化合物を、実施例55の実験プロトコルに従って合成して、56.1を得た。
化合物56.2の合成。56.(3.0g、8.46mmol、1.0当量)および56.1(1.27g、8.46mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(16.9mL、16.92mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な56.2(2.45g、61.84%)を得た。MS(ES):m/z 469.5[M+H]
化合物56.3の合成。56.2(2.4g、5.12mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(80mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(2.150g、51.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な56.3(1.8g、79.78%)を得た。MS(ES):m/z 441.5[M+H]
化合物I-461の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-461を得た。(0.150g、97.60%)、MS(ES):m/z 424.22[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.01%, キラルHPLC純度: 50.06% + 49.93%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.72 (s, 1H), 8.21-8.19 (d, J=8Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.95-7.90 (m, 2H), 7.64-7.62 (d, J=8 Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.83 (s, 1H), 4.56-4.55 (s, 1H), 4.40-4.32 (m, 2H), 4.14 (bs, 1H), 2.91 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 1H), 1.89-1.88 (m, 2H), 1.46-1.44 (bs, 1H), 1.38-1.31 (m, 1H), 1.23-1.14 (m, 1H), 0.79-0.76 (m, 4H)。
I-461の異性体(0.120g)を、カラム(CHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u))を共溶媒としてのMEOH中0.1%のDEA(25%)中で、3mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.040g)を得た。MS(ES):m/z 424.38[M+H]+, LCMS純度: 99.33%, HPLC純度: 98.88%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.73 (s, 1H), 8.21-8.20 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 2H), 7.64-7.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.57-4.56 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.41-4.35 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.08-2.01 (m, 1H), 1.89-1.80 (m, 2H), 1.47-1.45 (bs, 1H), 1.39-1.32 (m, 1H), 1.24-1.13 (m, 1H), 0.80-0.69 (m, 4H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.045g)を得た。MS(ES):m/z 424.33[M+H]+, LCMS純度: 98.33%, HPLC純度: 99.03%, キラルHPLC純度: 97.83%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.73 (s, 1H), 8.21-8.20 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.6Hz, 2H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.64-7.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.57-4.56 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.42-4.33 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.07-2.03 (m, 1H), 1.89-1.81 (m, 2H), 1.47-1.45 (bs, 1H), 1.39-1.32 (m, 1H), 1.21-1.13 (m, 1H), 0.80-0.69 (m, 4H)。
実施例57: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-422)。
Figure 0007216705000577
化合物57の合成:化合物を、実施例56の実験プロトコルに従って合成して、57を得た。
化合物57.1の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、57.1(0.058g、48.60%)を得た。MS(ES):m/z 526.61[M+H]
化合物I-422の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-422(0.029g、61.76%)を得た。MS(ES):m/z 426.60[M+H]+, LCMS純度: 95.34%, HPLC純度: 94.48%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.71 (s, 1H), 8.31-8.30 (d, J=4.0Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.93-7.91 (m ,2H), 7.68-7.66 (t, 1H), 7.07-7.04 (m, 1H), 5.89 (s, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.37-3.29 (m, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.0Hz, 3H), 1.56-1.52 (m, 2H), 1.13 (s, 6H), 0.79-0.76 (m, 4H)。
実施例58: 3-(1-イソプロピル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)-N5-(2-メトキシピリジン-3-イル)-N7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5,7-ジアミン(I-1008)。
Figure 0007216705000578
化合物58.2の合成。58(20.0g、240.96mmol、1.0当量)、58.1(38.5g、240.96mmol、1.0当量)のエタノール(200mL)中の溶液に、金属ナトリウム(6.6g、289.15mmol、1.2当量)を添加し、そして80℃で5時間還流させた。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な58.2を得た。(15.0g、収率:41.24%)。MS(ES):m/z 152.04[M+H]
化合物58.3の合成。58.2(15.0g、99.33mmol、1.0当量)、58.2(38.5g、240.96mmol、1.0当量)のジメチルアミン(90mL)中の溶液に、塩化ホスホリル(18.23g、119.19mmol、1.2当量)を添加し、そして60℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な58.3を得た。(11.0g、収率:58.95%)。MS(ES):m/z 190.96[M+H]
化合物58.4の合成 58.3(5.0g、26.59mmol、1.0当量)のアセトニトリル(50mL)中の溶液に、N-ヨード-スクシンイミド(7.17g、31.90mmol、1.2.当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、58.4を得た。(3.7g、収率:44.32%)。MS(ES):m/z 314.86[M+H]
化合物58.5の合成。58.4(3.7g、11.78mmol、1.0当量)のイソプロピルアルコール(50mL)中の溶液に、メチルアミン(0.438g、14.13mmol、1.2当量)を添加し、そして50℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な58.5を得た。(2.8g、収率:77.00%)。MS(ES):m/z 309.93[M+H]
化合物58.6の合成。58.5(2.8g、9.07mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(3.5g、16.32mmol、1.8当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.197g、0.90mmol、0.1当量)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な58.6を得た。(2.3g、収率:62.02%)。MS(ES):m/z 409.98[M+H]
化合物58.7の合成。58.6.(2.3g、5.62mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(25mL)中の溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.394g、0.56mmol、0.1当量)、炭酸カリウム(1.5g、11.24mmol、2.0当量)を添加し、その後、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.207g、0.56mmol、0.1当量)およびヨウ化銅(I)(0.213g、1.12mmol、0.2当量)を室温で添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な58.7を得た。(1.7g、収率:79.70%)、MS(ES):m/z 379.13[M+H]
化合物58.8の合成。58.7.(1.7g、4.48mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液に、テトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリド(2.3g、8.96mmol、2.0当量)を室温で添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中50%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な58.8を得た。(0.9g、収率:65.40%)、MS(ES):m/z 307.09[M+H]
化合物58.10の合成。58.8(1.0g、3.25mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、1:1)中の溶液に、アジ化ナトリウム(0.274g、4.22mmol、1.3当量)および58.9(0.399g、3.25mmol、1.0当量)を添加し、その後、硫酸銅(II)(0.039g、0.16mmol、0.05当量)およびアスコルビン酸ナトリウム(0.320g、1.62mmol、0.5当量)を室温で添加した。この反応物を75℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中3%のメタノール中に溶出させて、純粋な58.10を得た。(0.390g、収率:30.53%)、MS(ES):m/z 392.16[M+H]
化合物58.12の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、58.12を得た。(0.070g、28.60%)、MS(ES):480.24[M+H]
化合物I-1008の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1008を得た。(0.040g、72.22%)、MS(ES):380.44[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.04%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90-8.88 (d, J=8Hz, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.84-7.83 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.76-7.75 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.05-7.01 (m, 1H), 6.02 (s, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.94-2.93 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.58-1.56 (d, J=6.8Hz, 5H), 1.22 (bs, 2H)。
実施例59: N5-(2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)-3-(1-イソプロピル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)-N7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5,7-ジアミン(I-985)。
Figure 0007216705000579
化合物59の合成。化合物を、実施例58の実験プロトコルに従って合成して、59を得た。(収率:30.53%)。MS(ES):m/z 392.16[M+H]
化合物59.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、59.2を得た。(0.085g、収率:34.67%)。MS(ES):m/z 506.26[M+H]
化合物I-985の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-985を得た。(0.040g、58.68%)、MS(ES):m/z 406.30[M+H]+, LCMS純度: 98.69%, HPLC純度: 98.37%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.90-8.88 (d, J=8Hz, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.86-7.85 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.76-7.75 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.06-7.03 (m, 2H), 5.96 (s, 1H), 4.92-4.85 (s, 1H), 2.94-2.93 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74 (bs, 1H), 1.57-1.56 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.24 (bs, 3H)。
実施例60: N-エトキシ-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-409)。
Figure 0007216705000580
化合物60の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、60を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物I-409の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-409(0.04g、27.8%)を得た。MS(ES):m/z 358.49[M+H]+, LCMS純度: 98.72%, HPLC純度: 99.24%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 10.30 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.38-8.36 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.95-7.91 (m, 2H), 7.03-6.99 (m, 1H), 5.90 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.91-3.86 (dd, J=6.8Hz, 7.2Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.19-1.16 (t, 3H)。
実施例61: N-エトキシ-5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-798)。
Figure 0007216705000581
化合物61の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、61(収率、71.67%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 12.63 (s, 1H), 8.63(s, 1H), 7.55 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 1.29 (s, 9H)。
化合物61.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、61.2を得た。(0.1g、29.45%)、MS(ES):m/z 370.4[M+H]+。
化合物61.3の合成。化合物を、実施例19の実験プロトコルに従って合成して、61.3(収率:80.70%)を得た。MS(ES):m/z 206.29[M+H]
化合物61.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、61.4を得た。(0.080g、54.93%)、MS(ES):m/z 539.6[M+H]
化合物I-798の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-798を得た。(0.040g、61.42%)、MS(ES):m/z 439.2[M+H]+, LCMS純度: 97.23%, HPLC純度: 97.23%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 10.42 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.55-8.51 (m, 2H), 8.25 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.78-7.71(m, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.46 (t, 1H), 6.21 (s, 1H), 3.98-3.96 (q, 2H), 3.90-3.89 (d, 3H), 1.27-1.24 (t, 3H)。
実施例62: N-シクロプロピル-5-((1-(1-(2-フルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-569)。
Figure 0007216705000582
化合物62.2の合成。62(0.2g、0.99mmol、1当量)および62.1(0.149g、1.18mmol、1.2当量)のアセトニトリル(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.409g、2.97mmol、3.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気し、その後、85℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な62.2(1.3g、52.85%)を得た。MS(ES):m/z 247.1[M+H]
化合物62.3の合成。62.2(1.3g、5.27mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(25mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、62.3を得た。(0.9g、93.36%)。MS(ES):m/z 183.1[M+H]
化合物62.5の合成。62.4(0.9g、5.83mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の冷溶液に、62.3(1.06g、5.83mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.44g、7.57mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.141g、1.16mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、62.5を得た。(0.440g、26.69%)。MS(ES):m/z 283.1[M+H]
化合物62.6の合成。62.5(0.340g、1.20mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(6mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.288g、12.0mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な62.6を得た。(0.220g、68.09%)。MS(ES):m/z 269.1[M+H]
化合物62.7の合成。62.6(0.220g、0.82mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.140g、1.39mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.291g、1.06mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な62.7を得た。(0.220g、79.05%)。MS(ES):m/z 340.2[M+H]
化合物62.8の合成。62.7(0.220g、0.64mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(5mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、62.8を得た。(0.180g、97.91%)。MS(ES):m/z 240.1[M+H]
化合物62.9の合成。化合物を、実施例27の実験プロトコルに従って合成して、62.9を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物62.10の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、62.10を得た。(0.070g、収率:45.03%)。MS(ES):m/z 569.3[M+H]
化合物I-569の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-569を得た。(収率:0.038g、65.89%)。MS(ES):m/z 469.35[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (bs, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=6Hz, 1H), 7.92 (bs, 1H), 7.82 (bs, 1H), 7.50 (bs, 1H), 6.32 (bs, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.80 (bs, 1H), 4.63 (bs, 1H), 4.51 (bs, 1H), 3.18 (bs, 1H), 3.08-3.06 (d, J=10Hz, 2H), 2.90 (s, 3H), 2.73 (bs, 1H), 1.96-1.94 (d, J=8Hz, 2H), 1.79 (bs, 2H), 1.56 (bs, 1H), 1.24 (bs, 2H), 0.79 (bs, 2H), 0.50 (bs, 2H)。
実施例63: 5-((1-(1-(2-フルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1049)。
Figure 0007216705000583
化合物63の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、63を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物63.1の合成。化合物を、実施例62の実験プロトコルに従って合成して、63.1を得た。(収率:97.91%)、MS(ES):m/z 240.1[M+H]
化合物63.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、63.2を得た。(0.130g、57.98%)、MS(ES):613.32[M+H]
化合物I-1049の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1049を得た。(0.100,91.95%)、MS(ES):513.72[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.03%, キラルHPLC: 49.13% 50.65%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.53-7.51 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.34-6.30 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.83-4.77 (m, 1H), 4.64-4.62 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.52-4.50 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.36-4.28 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.42-3.36 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 3.08-3.05 (d, J=11.2Hz, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.74-2.71(t, J=4.8Hz, 1H), 2.67-2.65 (t, J=4.8Hz, 1H), 1.98-1.90 (m, 2H), 1.77 (bs, 2H), 1.58-1.48 (m, 1H), 1.42-1.32 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H), 1.12 (bs, 1H)。
実施例64: 5-((1-((S)-1-(2-フルオロエチル)ピロリジン-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1S,2S)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1050)。
Figure 0007216705000584
化合物64.2の合成。64.(5.0g、26.88mmol、1当量)および64.1(5.6g、32.25mmol、1.2当量)のジメチルホルムアミド(50mL)中の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.9g、53.76mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を70℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な64.2(4.0g、64.14%)を得た。MS(ES):m/z 233.16[M+H]
化合物64.3の合成。64.2(4.0g、17.24mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(90mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、64.3を得た。(2.4g、82.65%)。MS(ES):m/z 169.09[M+H]
化合物64.5の合成。64.3(2.4g、14.26mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(45mL)中の冷溶液に、64.4(2.1g、14.26mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.8g、18.53mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.347g、2.85mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、64.5を得た。(0.7g、18.33%)。MS(ES):m/z 269.13[M+H]
化合物64.6の合成。64.5(0.7g、2.60mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(15mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.624g、26.0mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な64.6を得た。(0.5g、75.37%)。MS(ES):m/z 255.11[M+H]
化合物64.7の合成。64.6(0.5g、1.96mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.336g、3.33mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.698g、2.54mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な64.7を得た。(0.4g、62.51%)。MS(ES):m/z 326.18[M+H]
化合物64.8の合成。64.7(0.4g、1.22mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(6mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、64.8を得た。(0.250g、77.70%)。MS(ES):m/z 240.1[M+H]
化合物64.9の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、64.9を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物64.10の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、64.10を得た。(0.126g、57.51%)、MS(ES):599.31[M+H]
化合物I-1050の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1050を得た。(0.095,90.54%)、MS(ES):499.5[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.47%, キラルHPLC: 48.30% 51.69%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.94 (bs, 1H), 8.24-8.22 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.15 (bs, 1H), 8.08-8.06 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.64-7.63 (d, J=6Hz, 1H), 4.67-4.64 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.55-4.52 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.34-4.30 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.15-3.12 (m, 1H), 3.12 (bs, 1H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.85-2.82 (m, 1H), 2.75-2.68 (m, 2H), 2.41-2.34 (m, 3H), 2.16-2.06 (m, 2H), 1.81-1.76 (m, 1H),1.55-1.50 (m, 1H), 1.50-1.37 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H)。
実施例65: 5-(ベンゾ[d]オキサゾール-4-イルアミノ)-N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1051)。
Figure 0007216705000585
化合物65の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、65を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物65.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、65.2を得た。(収率:0.130g、69.99%)。MS(ES):m/z 508.23[M+H]
化合物I-1051の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1051を得た。(0.025g、収率:77.86%)、MS(ES):m/z 408.57[M+H]+, LCMS純度: 96%, HPLC純度: 98.16%, キラルHPLC: 50%, 49%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.79 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.00-7.95 (m, 2H), 7.56-7.54 (d, J=8Hz, 1H), 7.47-7.43 (t, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.24-4.20 (m, 1H), 3.45-3.39 (m, 1H), 3.13 (s, 3H), 2.95-2.94 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.04-1.97 (m, 2H), 1.48-1.44 (m, 1H), 1.11-1.06 (m, 1H)。
実施例66: 5-((1-((R)-1-(2-フルオロエチル)ピロリジン-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1096)。
Figure 0007216705000586
化合物66.2の合成。66(5.0g、26.88mmol、1当量)および66.1(5.6g、32.25mmol、1.2当量)のジメチルホルムアミド(50mL)中の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.9g、53.76mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を70℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な66.2(3.8g、60.94%)を得た。MS(ES):m/z 233.16[M+H]
化合物66.3の合成。66.2(3.8g、16.35mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(80mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、66.3を得た。(2.4g、97.12%)。MS(ES):m/z 133.11[M+H]
化合物66.5の合成。66.3(1.7g、12.87mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(32mL)中の冷溶液に、66.4(1.98g、12.87mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.5g、16.73mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.314g、2.57mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、66.5を得た。(0.610g、17.68%)。MS(ES):m/z 269.13[M+H]
化合物66.6の合成。66.5(0.610g、2.27mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.544g、22.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な66.6を得た。(0.5g、86.49%)。MS(ES):m/z 255.11[M+H]
化合物66.7の合成。66.6(0.5g、1.96mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.336g、3.33mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.698g、2.54mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な66.7を得た。(0.390g、60.95%)。MS(ES):m/z 326.18[M+H]
化合物66.8の合成。66.7(0.390g、1.22mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(6mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、66.8を得た。(0.320g、98.82%)。MS(ES):m/z 226.61M+H]
化合物66.9の合成。化合物を、実施例30の実験プロトコルに従って合成して、66.9を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物66.10の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、66.10を得た。(0.130g、59.33%)、MS(ES):599.31[M+H]
化合物I-1096の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1096を得た。(0.108g、99.76%)、MS(ES):499.47[M+H]+ LCMS純度: 99.50%, HPLC純度: 98.07%, キラルHPLC: 49.40%, 50.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J=6Hz, 1H), 6.39-6.36 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.49 (bs, 1H), 4.66-4.64 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.55-4.52 (t, J=5.2Hz, 1H), 4.35-4.28 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 3.15-3.11 (m, 1H), 2.99-2.97 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.85 (bs, 1H), 2.76-2.70 (m, 2H), 2.40-2.34 (m, 2H),1.83-1.76 (m, 2H), 1.55-1.42 (m, 2H), 1.24 (bs, 1H)。
実施例67: N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロプロピル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-653)。
Figure 0007216705000587
化合物67.1の合成。1(5g、26.455mmol、1.0当量)のジクロロメタン(85mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸tert-ブチルジメチルシリル(13.2、50.26mmol、1.9当量)および1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(12.9g、85.97mmol、1.9当量)を0℃で15分間かけて添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を2Nの硫酸溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、67.1(2g、24.94%)を得た。MS(ES):m/z 304.43[M+H]
化合物67.2の合成。67.1(2g、6.5mmol、1.0当量)のベンゼン(40mL)中の溶液に、ジエチル亜鉛(112.3mL、98.73、15当量)およびジ-ヨードメタン(26.36g、98.73mmol、15当量)を0℃で15分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を65℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を2Nの硫酸溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液および飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、67.2(1.g、47.79%)を得た。MS(ES):m/z 318.36[M+H]
化合物67.3の合成。67.2(0.55gg、1.757mmol、1.0当量)の溶液に、ヒドラジン水和物(0.52g、10.50mmol、6当量)を、ジクロロメタン(2.5mL)とエタノール(2.5mL)との混合物中で、5分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を室温で8時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得、67.3(0.3.g、92.42%)を得た。MS(ES):m/z 188.36[M+H]
化合物67.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、67.4(26g、62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355[M+H]
化合物67.5の合成。67.4(0.1g、0.290mmol、1.0当量)のジオキサン(5mL)中の溶液に、3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.129g、0.377、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.076g、0.725mmol 2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(ジクロロメタン(0)との錯体)(0.028g、0.029mmol 0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチル中での溶出を使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な67.5(0.083g、54.35%)を得た。MS(ES):m/z 527[M+H]
化合物67.6の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、67.6(0.220g、9055%)を得た。MS(ES):m/z 427[M+H]
化合物67.7の合成。67.6(1g、2.34mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.200g、4.68mmol、2当量)を添加し、そして20分間撹拌し、その後、2-ヨードプロパン(1.3g、3.52mmol、1.5当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中52%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な67.7を得た。(0.85g、77.37%)、MS(ES):m/z 469.60[M+H]
化合物67.8の合成。67.7(0.3g、0.95mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.396g、9.58mmol、5当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な67.8(0.25g、83.64%)を得た。MS(ES):m/z 441.51[M+H]
化合物67.9の合成。化合物67.8(0.2g、0.45mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させた。トリフルオロメタンスルホン酸を、冷却した反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な67.9(0.12g、75.40%)を得た。MS(ES):m/z 351.38[M+H]
化合物67.10の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、67.10を得た。(0.070g、39.33%)、MS(ES):m/z 520.7[M+H]
化合物I-653の合成。化合物2.0(0.070g、0.134mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてジオキサン中4MのHCl(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-653を得た。(0.040g、73.25%)。MS(ES):m/z 406.44[M+H]+ LCMS純度: 98.80%, HPLC純度: 95.27%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.79 (s, 1H), 8.65-8.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=2.4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.25-8.20 (m, 2H), 7.35-7.32 (m, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.69 (s, 1H), 5.23-5.20 (m, 1H), 3.13-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.92-2.90 (m, 1H), 1.60-1.58 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.06-1.01(m, 1H), ), 0.85-0.80 (m, 2H)。
実施例68: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-439)。
Figure 0007216705000588
化合物68の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、68を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物68.1の合成。化合物を、実施例67の実験プロセスに従って合成して、68を得た。(収率:92.42%)。MS(ES):m/z 188.36[M+H]
化合物68.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、68.2を得た。(0.340g、63.98%)、MS(ES):497.20[M+H]
化合物68.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、68.4を得た。(0.159g、76.09%)、MS(ES):610.31[M+H]
化合物I-439の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-439を得た。(0.126g、96.99%)、MS(ES):m/z 396.17[M+H]+, LCMS純度: 95.90%, HPLC純度: 98.08%, キラルHPLC純度: 46.20%, 40.94% 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.76 (s, 1H), 8.20-8.16 (t, J=7.2Hz, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.66-7.65 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.08-7.05 (m, 1H), 5.84 (s, 1H), 4.35-4.34 (d, J=6Hz 1H), 3.41-3.35 (m, 1H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.75 (s, 1H), 2.69 (s, 1H), 1.33 (s, 1H), 1.19-1.11 (m, 1H), 0.87-0.85 (m, 1H), 0.74-0.73 (d, J=5.2Hz, 4H), 0.55(bs, 1H)。
実施例69: N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロプロピル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-732)および
N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロプロピル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-733)。
Figure 0007216705000589
化合物I-732およびI-733の合成。I-653の異性体(実施例67)(0.8g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、ならびにメタノール中0.1%のDEAおよびイソプロピルアルコールを共溶媒として4mL/の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-aを得た。(0.026g)。MS(ES):m/z 406.48[M+H]+, LCMS純度: 95.16 %, HPLC純度: 97.46%, キラルHPLC純度: 96.12%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.79 (s, 1H), 8.65-8.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=2.4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.25-8.20 (m, 2H), 7.35-7.32 (m, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.71-5.70 (d, J=2Hz, 1H), 5.23-5.20 (m, 2H), 3.13-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.92-2.90 (d, J=3.6Hz, 1H), 1.60-1.58 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.06-1.01 (m, 1H), ), 0.85-0.80 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 406.46[M+H]+, LCMS純度: 96.16%, HPLC純度: 98.21%, キラルHPLC純度: 93.76%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.79 (s, 1H), 8.64-8.63 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.25-8.20 (m, 2H), 7.35-7.32 (m, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.71-5.70 (d, J=2Hz, 1H), 5.23-5.20 (m, 1H 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.90 (bs, 1H), 1.59-1.58 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.05-1.01(m, 1H), 0.84-0.80 (m, 1H)。
実施例70: N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-438)。
Figure 0007216705000590
化合物70の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、70を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物70.1の合成。化合物を、実施例67の実験プロセスに従って合成して、70を得た。(収率:92.42%)。MS(ES):m/z 188.36[M+H]
化合物70.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、70.2を得た。(0.340g、63.98%)、MS(ES):497.20[M+H]
化合物70.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、70.4を得た。(0.162g、80.98%)、MS(ES):584.30[M+H]
化合物I-438の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-438を得た。(0.110g、97.55%)、MS(ES):m/z 370.44[M+H]+, LCMS純度: 96.21%, HPLC純度: 90.76%, キラルHPLC純度: 47.52%, 42.26% 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.21-8.19 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.93-7.91 (m, 2H), 7.66-7.65 (d, J=4Hz 1H), 7.08-7.03 (m, 2H), 6.83-6.81 (d, J=7.6Hz, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.54-5.52 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.76-2.73 (m, 1H), 1.55 (bs, 1H)。
実施例71: N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-423)。
Figure 0007216705000591
化合物71の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、71を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物71.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、71.2を得た。(0.150g、62.47%)、MS(ES):498.24[M+H]
化合物I-423の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-423を得た。(0.104g、86.80%)、MS(ES):m/z 398.22[M+H]+, LCMS純度: 98.12%, HPLC純度: 97.55%, キラルHPLC: (48.18%, 48.70%) 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.25-8.24 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.65-7.64 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.91 (s, 1H), 4.91-4.90 (d, J=4Hz,1H), 3.93 (s, 4H), 3.76-3.73 (t, J=5.2Hz, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.03-2.00 (m, 2H), 1.34 (bs, 4H), 0.73 (bs, 1H)。
実施例72: (R)-N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-448)および
(S)-N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-449)。
Figure 0007216705000592
化合物I-449およびI-449の合成。I-423の異性体(実施例71)(0.090g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、およびメタノール中0.1%のDEAを共溶媒として4mL/の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 398.55[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.25-8.23 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.91-7.90 (t, J=3.2Hz, 2H), 7.64-7.63 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.90 (s, J=7.6Hz, 1H), 4.90-4.89 (d, J=4.4Hz, 1H), 3.92 (s, 4H), 3.75-3.73 (t, J=4.8Hz, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.01-1.96 (m, 1H), 1.74-1.70 (m, 2H), 1.52-1.48 (m, 1H), 1.47-1.43 (m, 2H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 396.6[M-H]+, LCMS純度: 98.76%, HPLC純度: 98.66%, キラルHPLC純度: 96.99%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.24-8.23 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.91-7.90(d, J=3.6Hz, 2H), 7.64-7.63 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.00-6.97(m, 1H), 5.90 (s, 1H), 4.90(s, 1H), 3.92 (s, 4H), 3.75(bs, 1H), 2.91-2.90 (d, J=2.8Hz, 3H), 2.01-1.98 (m, 1H), 1.74-1.70 (m, 2H), 1.52-1.48 (m, 1H), 1.48-1.44 (m, 2H)。
実施例73: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-424)、
5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-465)、および
5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-466)。
Figure 0007216705000593
化合物73の合成:化合物を、実施例56の実験プロトコルに従って合成して、73を得た。(収率:79.78%)。MS(ES):m/z 441.18[M+H]
化合物73.1の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、73.1(0.147g、61.83%)を得た。MS(ES):m/z 524.59[M+H]
化合物I-424の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-424(0.118g、99.25%)を得た。MS(ES):m/z 424.22[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.91%, キラルHPLC: 49.99% and 50.00% 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.71 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.95-7.92 (m, 1H), 7.64-7.62 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.03-7.00 (m, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.91-4.90 (d, J=4.0, 1H), 4.35-4.34 (d, J=4.0Hz, 1H), 3.97-3.92 (m, 1H), 3.75-3.74(m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.0Hz, 3H), 2.01-1.98 (m, 1H), 1.72-1.62 (m, 2H), 1.51-1.43 (m, 2H), 1.26-1.21(m, 2H), 0.80-0.73 (m, 4H)。
I-424の異性体(0.118g)を、カラム(CHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u)を共溶媒としてのIPA:MeOH(50:50)中0.1%のDEA中で、4mL/の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.015g)を得た。MS(ES):m/z 424.28[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.17%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.71 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.94-7.90 (m, 1H), 7.63-7.61 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.02-6.99 (m, 1H), 5.86 (s, 1H), 4.90-4.89 (d, J=4.0, 1H), 4.35-4.32 (m, 1H), 3.95-3.90 (m, 1H), 3.75-3.74(m, 1H), 2.92-2.90 (d, J=8.0Hz, 3H), 2.01-1.98 (m, 1H), 1.73-1.59 (m, 2H), 1.51-1.45 (m, 2H), 1.27-1.18(m, 2H), 0.80-0.72 (m, 4H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.016g)を得た。MS(ES):m/z 424.33[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.91%, キラルHPLC純度: 97.19%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): ): 8.70 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.94-7.90 (m, 1H), 7.63-7.61 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.02-6.99 (m, 1H), 5.86 (s, 1H), 4.90-4.89 (d, J=4.0, 1H), 4.35-4.32 (m, 1H), 3.95-3.91 (m, 1H), 3.75-3.73 (m, 1H), 2.92-2.90 (d, J=8.0Hz, 3H), 2.02-1.97 (m, 1H), 1.73-1.59 (m, 2H), 1.51-1.45 (m, 2H), 1.27-1.20(m, 2H), 0.80-0.72 (m, 4H)。
実施例74: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-320)。
Figure 0007216705000594
化合物74.1の合成。74(0.50g、2.67mmol、1.0当量)に、ジオキサン中の塩酸(5mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、74.1(0.30g、90.91%)を得た。MS(ES):m/z 124.58[M+H]
化合物74.2の合成。化合物を、コアの一般合成に従って合成して、74.2を得た。
化合物74.3の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、74.3(収率:26.02%)を得た。MS(ES):m/z 396.84[M+H]
化合物74.4の合成。化合物を、実施例55の実験プロトコルに従って合成した。
化合物74.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、74.5(0.05g、38.84%)を得た。MS(ES):m/z 510.57[M+H]
化合物I-320の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-320(0.02g、62.23%)を得た。MS(ES):m/z 410.45[M+H]+, LCMS純度: 95.11%, HPLC純度: 95.18%, キラルHPLC: 98%, 1H NMR (DMSO-d6,400MHZ): 8.75 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96- 7.86 (m, 3H), 7.06-7.03 (m, 1H), 5.87 (s, 1H), 5.10-5.09 (d, J=5.6Hz, 1H), 4.41-4.34 (m, 2H), 4.24-4.23 (d, J=5.2Hz, 1H), 3.18-3.17 (d, J=5.2Hz, 1H), 2.93-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.19-2.13(m, 2H), 2.07-1.95 (m, 2H), 0.81-0.75 (m, 3H)。
実施例75: N-シクロプロピル-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-175)。
Figure 0007216705000595
化合物75.2の合成。75(1g、6.31mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.505g、12.62mmol、2当量)を添加し、その後、テトラジュウテロメタノール(0.250g、6.94mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中13%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な75.2を得た。(0.900g、90.80%)、MS(ES):m/z 158.14[M+H]
化合物75.3の合成。75.2(0.900g、5.73mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.220g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタン(pantane)での摩砕により精製して、純粋な75.3(0.650g、89.25%)を得た。MS(ES):m/z 128.16[M+H]
化合物75.4の合成。化合物を、実施例27の実験プロトコルに従って合成して、75.4を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物75.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、75.5を得た。(0.075g、60.10%)、MS(ES):m/z 457.52[M+H]
化合物I-175の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-175を得た。(0.035g、59.78%)、MS(ES):m/z 357.4[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.53%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.21-8.19 (d, J=8Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.93-7.90 (m, 2H), 7.80-7.79 (d, J=4Hz, 1H), 7.03-7.00 (m, 1H), 5.88 (s, 1H), 2.91-2.89 (d, J=8Hz, 3H), 2.80-2.76 (m, 1H), 0.72-0.68 (m, 2H), 0.37-0.35 (m, 2H)。
実施例76: N-((1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-321)。
Figure 0007216705000596
化合物76の合成。化合物を、実施例74の実験プロトコルに従って合成した。
化合物76.1の合成。化合物を、実施例75の実験プロトコルに従って合成した。
化合物76.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、76.2を得た。(0.06g、48.81%)。MS(ES):m/z 487.55[M+H]
化合物I-321の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-321(0.02g、56.66%)を得た。MS(ES):m/z 387.43[M+H]+, LCMS純度: 95.02%, HPLC純度: 97.27%, キラルHPLC: 98.24%, 1H NMR (DMSO-d6,400MHZ): 8.94 (s, 1H), 8.32-8.30 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.93- 7.88 (m, 2H), 7.03-7.00 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.77 (s, 1H), 5.10(s, 1H), 4.42-4.38 (m, 1H), 4.24 (s, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.19-2.13(m, 2H), 2.02-1.96 (m, 2H)。
実施例77: N-((1r,3r)-3-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-630)。
Figure 0007216705000597
化合物77の合成 化合物を、実施例67の実験プロトコルに従って合成した。(0.12g、75.40%)。MS(ES):m/z 351.38[M+H]
化合物I-630の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-630(0.035g、34.39%)を得た。MS(ES):m/z 420.49[M+H]+。LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.67%, キラルHPLC純度: 98.60%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.80-8.79 (d, J=5.2Hz, 2H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.37-8.35 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.25-8.23 ( d, J=4.8Hz, 2H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.79 (s, 1H), 5.24-5.20 (m, 2H), 4.57-4.56 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.46-4.45 (d, J=7.2Hz, 1H), 3.13-3.12 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.34-2.28 (m, 4H), 1.60-1.59 (d, J=6.8Hz, 6H)。
実施例78: N-シクロプロピル-5-(1-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-960)。
Figure 0007216705000598
化合物78の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、78を得た。(収率:45%)、MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物78.2の合成。アルゴンを、78(3.5g、10.15mmol、1.0当量)、78.1(4.5g、13.19mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(2.6g、25.37mmol、2.5当量)の、1,4ジオキサン:水(140mL、9:1)中の撹拌溶液に通して15分間パージし、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.738mg、1.01mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、78.2を得た。(3.1g、57.99%)。MS(ES):m/z 527.24[M+H]
化合物78.3の合成。78.2(3.1g、5.88mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(60mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、78.3を得た。(2.1g、83.64%)。MS(ES):m/z 427.18[M+H]
化合物78.4の合成。アルゴンを、78.3(1.0g、2.34mmol、1.0当量)、シクロプロピルボロン酸(0.261g、3.04mmol、1.3当量)および酢酸第二銅(1.0g、5.85mmol、2.5当量)のジクロロメタン(80mL)中の撹拌溶液に通して15分間パージし、2,2’-ビピリジン(0.182mg、1.17mmol、0.5当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を50℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、78.4を得た。(0.539g、49.27%)。MS(ES):m/z 467.22[M+H]
化合物78.5の合成。78.4(0.539g、1.15mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール(12mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.276g、11.5mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な78.5を得た。(0.4g、78.96%)。MS(ES):m/z 439.18[M+H]
化合物78.7の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、78.7を得た。(0.065g、59.68%)、MS(ES):478.23[M+H]
化合物I-960の合成。78.2(0.065g、0.13mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-960を得た。(0.040g、75.85%)、MS(ES):m/z 388.34[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.01%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.65-8.63 (d, J=8Hz, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.44-8.43 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.32-8.31 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.25-8.23 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.35-7.32 (m, 1H), 6.84-6.82 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 3.81-3.78 (t, J=5.6Hz, 1H), 3.11-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.94-2.93 (m, 1H), 1.56 (bs, 1H), 1.24 (bs, 2H), 0.88-0.86 (d, J=5.6Hz, 2H), 0.62 (bs, 2H)。
実施例79: N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1048)。
Figure 0007216705000599
化合物79の合成。化合物を、実施例78の実験プロトコルに従って合成して、79を得た。(収率:83.64%)、MS(ES):m/z 427.18[M+H]
化合物79.2の合成。79(0.5g、1.17mmol、1.0当量)および79.1(0.386g、2.34mmol、1.2当量)のアセトニトリル(15mL)中の冷溶液に、0℃で炭酸セシウム(0.9g、2.92mmol、2.5当量)を添加した。この反応物を70℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な79.2を得た。(0.150g、25.06%)。MS(ES):m/z 511.24[M+H]
化合物79.3の合成。79.2(0.150g、0.29mmol、1.0当量)の、メタノール:テトラヒドロフラン(4mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.069g、2.9mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な79.3を得た。(0.140g、98.76%)。MS(ES):m/z 483.21[M+H]
化合物79.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、79.5を得た。(0.135g、84.35%)、MS(ES):552.27[M+H]
化合物I-1048の合成: 79.5(0.035g、0.063mmol、1.0当量)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-1048を得た。(0.025g、85.38%)、MS(ES):m/z 462.36[M+H]+, LCMS純度: 98.10%, HPLC純度: 96.75%, キラルHPLC: 52.72%, 47.27%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.99-8.97 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.56-8.54 (d, J=8Hz, 1H), 8.38-8.37 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.85-8.84 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.31-7.28 (m, 1H), 6.72 (s, 1H), 5.15-5.14 (d, J=4.4Hz, 1H), 5.09-5.05 (m, 1H), 4.63-4.60 (t, J=6.8Hz, 1H), 4.46 (bs, 1H), 4.11-4.07 (m, 2H), 3.66-3.61 (t, J=10.4Hz, 2H), 3.17-3.16 (t, J=4.8Hz, 3H), 2.33-2.25 (m, 4H), 2.09 (bs, 3H), 1.94-1.88 (m, 1H)。
実施例80: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-366)。
Figure 0007216705000600
化合物80.2の合成。80(1g、7.04mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.323g、14.08mmol、2.0当量)を添加し、その後、シクロプロパノール(0.530g、9.15mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中3~4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な80.2を得た。(0.900g、70.98%)、MS(ES):m/z 181.16[M+H]
化合物80.3の合成。80.2(0.900g、5.00mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.4g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な80.3(0.600g、79.98%)を得た。MS(ES):m/z 151.18[M+H]
化合物80.4の合成 化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、80.4を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物80.5の合成。80.4(0.600g、1.69mmol、1.0当量)および80.3(0.253g、1.69mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(3.4mL、3.38mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な80.5(0.480g、60.58%)を得た。MS(ES):m/z 469.51[M+H]
化合物80.6の合成。80.5(0.480g、1.02mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、水酸化リチウム(0.428g、10.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な80.6(0.300g、66.48%)を得た。MS(ES):m/z 441.46[M+H]
化合物80.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、80.8を得た。(0.127g、73.18%)。MS(ES):m/z 510.17[M+H]
化合物I-366の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-366(0.095g、87.43%)を得た。MS(ES):m/z 410.45[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.41%, キラルHPLC純度: 49.33%+49.52%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.76 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.01-7.92 (m, 3H), 7.07-7.04 (m, 1H), 5.87 (s, 1H), 5.34-5.32 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.37-4.34 (m, 1H), 4.21-4.41 (m, 1H), 3.72-3.57 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 2H), 2.01-1.90 (m, 2H), 1.56-1.34 (m, 1H), 1.33 (s, 1H), 1.10-1.05 (m, 1H), 1.03-0.74 (m, 4H)。
実施例81: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-392)。
Figure 0007216705000601
化合物81の合成。化合物を、実施例80の実験プロトコルに従って合成して、81を得た。(収率:66.48%)、MS(ES):m/z 441.46[M+H]
化合物81.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、81.2を得た。(0.120g、69.15%)、MS(ES):510.24[M+H]
化合物I-392の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-392を得た。(0.090g、93.34%)、MS(ES):m/z 410.22[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.85%, キラルHPLC: 59.62%, 50.37%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.68-8.66 (d, J=8Hz, 1H), 8.57 (bs, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.91 (bs, 1H), 7.87-7.86 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.12-7.08 (m, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.55-4.51 (m, 1H), 4.36 (bs, 1H), 4.31(bs, 1H), 2.93 (s, 3H), 2.14 (bs, 1H), 2.08-2.03 (m, 1H), 2.02-1.93 (m, 1H), 1.72 (bs, 1H), 0.81 (bs, 4H)。
実施例82: N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-390)。
Figure 0007216705000602
化合物82の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、82を得た。(収率:71.18%)。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物82.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、82.2を得た。(0.150g、64.28%)、MS(ES):554.27[M+H]
化合物I-390の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-390を得た。(0.110g、92.48%)、MS(ES):m/z 384.40[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.00%, キラルHPLC: 48.85%, 50.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.67-8.65 (d, J=8Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.84-7.82 (m, 1H), 7.09-7.05 (m, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.26-5.26 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.54-4.49 (m, 1H), 4.36 (bs, 1H), 3.98 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.95-1.86 (m, 1H), 1.68 (bs, 1H), 1.04-1.03 (d, J=6.4Hz, 2H)。
実施例83: N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-338)。
Figure 0007216705000603
化合物83の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、83を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物83.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、83.2を得た。(0.300g、47.15%)、MS(ES):m/z 416.83[M+H]
化合物83.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、83.4を得た。(0.050g、41.29%)、MS(ES):m/z 504.51[M+H]
化合物I-338の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-338を得た。(0.025g、62.41%)、MS(ES):m/z 404.17[M+H]+, LCMS純度: 99.60%, HPLC純度: 99.57%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.31-8.30 (d, J=4Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.01-8.00 (d, J=4Hz, 1H), 7.93 (m, 2H), 7.02-7.00 (t, J=8Hz, 1H), 5.96 (s, 1H), 4.25 (bs, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.97-2.90 (m, 4H), 2.46 (m, 3H)。
実施例84: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-339)。
Figure 0007216705000604
化合物84の合成。化合物を、実施例83の実験プロトコルに従って合成した。
化合物84.1の合成。化合物を、実施例55の実験プロトコルに従って合成した。
化合物84.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、84.2を得た。(0.052g、40.83%)、MS(ES):m/z 530.55[M+H]
化合物I-339の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-339を得た。(0.025g、59.29%)、MS(ES):m/z 430.21[M+H]+, LCMS純度: 97.66%, HPLC純度: 97.54%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=8Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4Hz, 2H), 7.95-7.94 (t, J=4Hz, 1H), 7.04-7.03 (t, J=4Hz, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.359-4.351 (m, 1H), 4.24 (m, 1H), 2.98-2.90 (m, 4H), 2.46 (m, 3H), 0.78-0.73 (m, 4H),。
実施例85: N-(2-(1-ヒドロキシシクロプロピル)エチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-468)。
Figure 0007216705000605
化合物85.1の合成。85(2g、1.43mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(25mL)および水(15mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.93g、4.29mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を30分間撹拌し、そしてクロロギ酸ベンジル(2.93g、1.72mmol、1.2当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中30%の酢酸エチルにより精製して、85.1(2.5g、収率:54.33%)を得た。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
化合物85.2の合成。85.1(1g、4.22mmol、1.0当量)およびチタン(IV)イソプロポキシド(0.36g、1.26mmol、0.3当量)のテトラヒドロフラン(25mL)中の冷溶液に、テトラヒドロフラン中のエチルマグネシウムブロミド(1M)(12.63mL、12.63mmol、3.0当量)を45分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を室温で8時間撹拌した。この反応混合物を1Nの塩酸中に移した。その生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウムおよびブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、85.2(0.4g、収率:40.34%)を得た。MS(ES):m/z 236.28[M+H]
化合物85.3の合成。85.2(1g、4.25mmol、1.0当量)のエタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.33g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、85.3(0.3g、69.78%)を得た。MS(ES):m/z 102.15[M+H]
化合物85.4の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、85.4を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物85.5の合成。85.4(0.150g、0.36mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(3mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、85.5(0.110g、100%)を得た。MS(ES):m/z 315.38[M+H]
化合物I-468の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-468を得た。(収率:0.04g、33.03%)。MS(ES):m/z 398.22[M+H]+, LCMS純度: 95.00%, HPLC純度: 95.25%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.31-8.29 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.93-7.84 (m, 2H), 7.84-7.81 (t, J=5.6Hz, 1H), 7.03-6.99 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.22 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.47-3.42 (m, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.63-1.56 (m, 2H), 0.54-0.53 (d, J=5.6Hz, 2H), 0.34-0.31 (m, 2H)。
実施例86: 5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-(1-ヒドロキシシクロプロピル)エチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-469)。
Figure 0007216705000606
化合物86の合成。化合物を、実施例56の実験プロトコルに従って合成して、86を得た。
化合物86.1の合成。86(0.2g、0.45mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(3mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、86.1(0.120g、77.65%)を得た。MS(ES):m/z 341.34[M+H]
化合物86.2の合成 化合物を、実施例85の実験プロトコルに従って合成して、86.2を得た。
化合物I-469の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-469を得た。(収率:0.04g、33.03%)。MS(ES):m/z 424.27[M+H]+, LCMS純度: 95.51%, HPLC純度: 95.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.70 (s, 1H), 8.31-8.29 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.4Hz, 2H), 7.80 (s, 1H), 7.05-7.02 (t, J=5.2Hz, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.21 (s, 1H), 4.34 (s, 1H), 3.45-3.43 (d, J=6.8Hz, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.62-1.52 (m, 2H), 0.86-0.76 (m, 4H), 0.53 (s, 2H), 0.342 (s, 2H)。
実施例87: N-(2-(1-ヒドロキシシクロプロピル)エチル)-5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-470)。
Figure 0007216705000607
化合物87の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、87を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物87.1の合成。87(1.0g、2.82mmol、1.0当量)および2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-アミン(0.36g、2.82mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムtert-ブトキシド(5.6mL、5.64mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な87.1(0.9g、71.68%)を得た。MS(ES):m/z 446.49[M+H]
化合物87.2の合成。87.1(0.9g、2.02mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.848g、20.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な87.2(0.6g、71.15%)を得た。MS(ES):m/z 418.44[M+H]
化合物87.3の合成。化合物を、一般手順Cに従って合成して、87.3を得た。(0.4g、87.70%)。MS(ES):m/z 318.44[M+H]
化合物87.4の合成。化合物を、実施例85の実験プロトコルに従って合成して、87.4を得た。
化合物I-470の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-470を得た。(収率:0.04g、33.03%)。MS(ES):m/z 401.22[M+H]+, LCMS純度: 97.37%, HPLC純度: 96.38%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.32-8.30 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.91-7.89 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 5.93 (s, 1H), 5.21 (s, 1H), 4.44 (s, 1H), 3.36 (s, 1H), 2.92 (s, 3H), 1.61 (s, 2H), 0.53 (bs, 2H), 0.33 (bs, 2H)。
実施例88: 5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(2-(テトラヒドロフラン-2-イル)エチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-418)。
Figure 0007216705000608
化合物88.1の合成。88(1g、9.09mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷溶液に、ボラン-テトラヒドロフラン(63mL、63.06mmol、7.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、メタノールを0℃でゆっくりと添加し、そして反応混合物を室温で15分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中10%のメタノール中に溶出させて、88.1(0.350g、33.77%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): 3.80-3.70 (m, 2H), 3.59-3.54 (m, 1H), 3.02 (bs, 2H), 2.68-2.56 (m, 2H), 1.97-1.78 (m, 6H)。
化合物88.3の合成。化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、88.3を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物88.4の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、88.4を得た。(0.150g、60.76%)、MS(ES):m/z 512.25[M+H]+。
化合物I-418の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-418を得た。(0.100g、82.89%)、MS(ES):m/z 412.25[M+H]+, LCMS純度: 98.88%, HPLC純度: 99.50%, キラルHPLC純度: 48.73% and 51.27%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.31-8.21 (d, J=8Hz 1H), 8.15(s, 1H), 7.92-7.89 (t, J=4Hz, 2H), 7.82-7.80 (t, J=8Hz, 1H), 7.03-7.00 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.76-3.17 (m, 5H), 2.92 (s, 3H), 1.93-1.24 (m, 6H)。
実施例89: 5-((2-(メトキシ-d3)ピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(2-(テトラヒドロフラン-2-イル)エチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-419)。
Figure 0007216705000609
化合物89の合成。化合物を、実施例87の実験プロトコルに従って合成して、89を得た。(収率:71.15%)、MS(ES):m/z 418.44[M+H]
化合物89.1の合成。化合物を、実施例88の実験プロトコルに従って合成して、89.1(収率:33.77%)を得た。
化合物89.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、89.2を得た。(0.150g、60.84%)、MS(ES):m/z 515.27[M+H]
化合物I-419の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-419を得た。(0.100g、82.77%)、MS(ES):m/z 415.60[M+H]+, LCMS純度: 99.27%, HPLC純度: 99.58%, キラルHPLC純度: 48.72% and 51.28%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.31-8.29 (d, J=8Hz 1H), 8.15(s, 1H), 7.92-7.89 (t, J=4Hz, 2H), 7.82-7.79 (t, J=8Hz, 1H), 7.02-7.00 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 3.76-3.17 (m, 5H), 2.92 (s, 3H), 1.93-1.24 (m, 6H)。
実施例90: Rがカルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがアミンである化合物の合成。
7-アミノ-5-((5-クロロ-2-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-82)の合成。
Figure 0007216705000610
化合物90の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、90を得た。(収率:38.00%)。MS(ES):m/z 391.86[M+H]
90aの合成。化合物を、実施例103(I-84)に従って合成して、90aを得た。
90.1の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、90.2を得た。(収率:33.00%)。MS(ES):m/z 571.05[M+H]
I-82の合成。90.1(0.12g、0.21mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を60℃で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-82を得た。(0.03g、36.56%)。MS(ES) : m/z 390.43[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.40%, キラルHPLC: 49.31% ,49.31%, 1H NMR (DMSO- d6, 400MHZ): 8.85 (s,1H), 8.42-8.41 (d, J=2.4Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.86 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.73 (bs, 2H), 7.26-7.22 (d, 2H), 5.99 (s,1H), 5.51-5.48 (m, 1H), 3.95-3.84 (m, 3H), 3.76-3.71 (m, 1H), 2.26-2.19 (m, 1H), 2.15-2.12 (m, 1H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表14に与える。表14中の化合物を、I-82を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、90.1を表14に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000611
Figure 0007216705000612
Figure 0007216705000613
Figure 0007216705000614
Figure 0007216705000615
(S)-7-アミノ-5-((2-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-6-メチルピリジン-4-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-62)の合成。
Figure 0007216705000616
化合物90.2の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、90.2を得た。(収率:62.0%)。MS(ES):m/z 422.0[M+H]
化合物90cの合成。化合物を、実施例103(I-61)の実験に従って合成して、90cを得た。
化合物90.3の合成。90.2(0.31g、0.73mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(3mL)中の溶液に、90c(0.18g、0.87mmol、1.2当量)、炭酸セシウム(0.71g、2.19mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.066g、0.073mmol、0.1当量)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.084g、0.14mmol、0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な90.3(0.18g、41.30%)を得た。MS(ES):m/z 592.72[M+H]
化合物90.4の合成。90.3(0.18g、0.30mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.12g、3.0mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、90.4(0.12g、69.98%)を得た。MS(ES):m/z 564.66[M+H]
化合物90.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、90.5(収率:75.13%)を得た。MS(ES):m/z 563.68[M+H]
化合物I-62の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-62(収率:106.26%)を得た。MS(ES):m/z 383.53[M+H]+, LCMS純度: 98.76%, HPLC純度: 98.31%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.47(s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.70 (s, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.76 (s, 1H), 4.89 (s, 1H), 4.16-4.13 (d, J=9.6Hz, 1H), 3.95-3.92 (d, J=12.8Hz, 1H), 3.47 (s, 1H), 2.82-2.72 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.89 (bs, 1H), 1.70 (bs, 1H), 1.44-1.28 (m, 2H), 1.10-1.08 (m, 1H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表15に与える。表15中の化合物を、I-62を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、90cを表15に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000617
Figure 0007216705000618
7-アミノ-5-((2-(4-フルオロフェニル)-3-オキソ-2,3-ジヒドロピリダジン-4-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-70)の合成。
Figure 0007216705000619
化合物90.2の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、90.2(収率:62.00%)を得た。MS(ES):m/z 422.05[M+H]
化合物90dの合成。化合物を、実施例103(I-69)に従って合成して、90dを得た。
化合物90.6の合成。90.2(0.20g、0.47mmol、1.0当量)および90d(0.09g、0.47mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、カリウムtert.ブトキシド(0.9mL、0.94mmol、2.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な90.6(0.17g、62.46%)を得た。MS(ES):m/z 590.63[M+H]
化合物90.7の合成。90.6(0.17g、0.29mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.12g、2.9mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして70℃で1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、90.7(0.12g、72.60%)を得た。MS(ES):m/z 562.58[M+H]+。
化合物90.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、90.8を得た。(収率:74.51%)。MS(ES):m/z 561.59[M+H]
化合物I-70の合成。90.8(0.05g、0.13mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1.5mL)の混合物を0℃で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-70(収率:81.88%)を得た。MS(ES):m/z 381.88[M+H]+, LCMS純度: 98.34%, HPLC純度: 98.40%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.71 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.12-8.11 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.96-7.92 (t, J=15.2Hz, 3H), 7.70-7.66 (m, 2H), 7.40-7.35 (m, 2H), 7.25-7.23 (d, J=8Hz, 2H), 6.38 (s, 1H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表16に与える。表16中の化合物を、I-70を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、90dを表16に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000620
Figure 0007216705000621
Figure 0007216705000622
7-アミノ-5-((2-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン-3-カルボキサミド(I-102)の合成。
Figure 0007216705000623
化合物90.12の合成。化合物を、実施例20(I-113)に従って合成して、90.12を得た。
化合物90.13の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.13を得た。(0.059g、84.44%)。MS(ES):m/z 534.32[M+H]
化合物I-102の合成。90.13(0.059g、0.110mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-102を得た。(0.030g、76.79%)、MS(ES):m/z 354.36[M+H]+, LCMS純度: 95.21%, HPLC純度: 96.82%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.22 (s, 1H), 8.36-8.34 (d, J=8Hz, 1H), 8.15 (S, 1H), 8.07-8.06 (d, J=4Hz, 1H), 7.72 (s, 2H), 7.41-7.38 (m, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 5.82 (s, 1H)。
中間体90aの合成。
Figure 0007216705000624
化合物90bの合成。1(0.800g、6.22mmol、1.3当量)および1.1(0.527g、4.79mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(8mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.71g、12.44mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.177g、0.933mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.164g、1.866mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、115℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な90b(0.460g、47.52%)を得た。MS(ES):m/z 203.22[M+H]
中間体90eの合成
Figure 0007216705000625
化合物1.2の合成。1(2.0g、8.46mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、酢酸パラジウム(0.189g、0.846mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(4.11g、12.69mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、1.1(2.20g、25.38mmol、3当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を85℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(1.1g、49.50%)を得た。MS(ES):m/z 243.60[M+H]
化合物90eの合成。1.2(1.1g、4.43mmol、1.0当量)に、メタノール:水(10mL,2:1)および酢酸(2.7g、44.3mmol、10当量)の混合物を添加した。この反応混合物を70℃まで加熱し、次いで鉄粉(2.48g、44.3mmol、10当量)を少しずつ添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な90e(0.60g、62.23%)を得た。MS(ES):m/z 213.68[M+H]
中間体90fの合成。
Figure 0007216705000626
化合物1.2の合成。1(1g、4.23mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中の溶液に、酢酸パラジウム(0.095g、0.423mmol、0.1当量)、炭酸セシウム(2.06g、6.33mmol、1.5当量)および(2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル)(0.394g、0.63mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、そして1.1(1.2g、16.91mmol、4.0当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応混合物を85℃で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中2%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.380g、39.64%)を得た。MS(ES):m/z 227.66[M+H]
化合物90fの合成。1.2(0.380g、1.68mmol、1.0当量)に、メタノール:水(1mL、2:1)および酢酸(1.008g、16.8mmol、10当量)の混合物を添加した。この反応混合物を60℃で加熱し、次いで鉄粉(0.564g、10.08mmol、6当量)を少しずつ添加した。この反応物を70℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な90f(0.250g、75.82%)を得た。MS(ES):m/z 197.68[M+H]
実施例91: RがN-(cis)-(2-ヒドロキシシクロブチル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
Figure 0007216705000627
5-((1-((1S,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1090)の合成。
化合物91の合成。化合物を、I-654に従って合成して、91を得た。(収率:50.51%)、MS(ES):m/z 396.84[M+H]
化合物91dの合成。化合物を、実施例101(I-1060)に従って合成して、91dを得た。MS(ES):m/z 169.07[M+H]
化合物91.1の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、91.1(0.135g、67.53%)を得た。MS(ES):m/z 527.5[M+H]
化合物I-1090の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1090を得た。(0.022g、77.58%)、MS(ES):m/z 428.51[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.80%,キラルHPLC純度: 47.59%, 51.10%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H), 8.51-8.50 (d, J=6Hz, 1H), 8.20 (s, 2H), 8.04-8.00 (m, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.15-7.13 (m, 1H), 7.08-7.06 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.83-6.81 (d, J=8Hz, 1H), 6.35-6.34 (t, J=2Hz, 1H), 6.28 (bs, 1H), 5.41-5.35 (m, 1H), 4.58-4.54 (m, 1H), 4.34 (bs, 1H), 3.90-3.82 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.33 (bs, 1H), 1.98-1.91 (m, 1H), 1.55 (bs, 2H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表17に与える。表17中の化合物を、I-1090を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、91dを表17に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000628
Figure 0007216705000629
Figure 0007216705000630
Figure 0007216705000631
Figure 0007216705000632
Figure 0007216705000633
Figure 0007216705000634
Figure 0007216705000635
Figure 0007216705000636
Figure 0007216705000637
Figure 0007216705000638
Figure 0007216705000639
Figure 0007216705000640
Figure 0007216705000641
Figure 0007216705000642
Figure 0007216705000643
Figure 0007216705000644
Figure 0007216705000645
Figure 0007216705000646
Figure 0007216705000647
Figure 0007216705000648
Figure 0007216705000649
Figure 0007216705000650
Figure 0007216705000651
Figure 0007216705000652
Figure 0007216705000653
Figure 0007216705000654
Figure 0007216705000655
Figure 0007216705000656
Figure 0007216705000657
Figure 0007216705000658
Figure 0007216705000659
5-(5-フルオロ-1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1013)の合成。
Figure 0007216705000660
化合物91.3の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、91.3を得た。(収率:45%)MS(ES):m/z 345.10[M+ H]
化合物91.4の合成。アルゴンを、91.3(3.5g、1.16mmol、1.0当量)、91a(0.696g、1.74mmol、1.5当量)および炭酸カリウム(0.4g、2.9mmol、2.5当量)の1,4-ジオキサン(8ml)中の撹拌溶液に通して15分間パージした。ヨウ化銅(I)(0.043g、0.23mmol、0.2当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.077mg、0.11mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、91.4を得た。(0.4g、63.31%)。MS(ES):m/z 545.23[M+H]
化合物91.5の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、91.5を得た。(0.310g、94.96%)、MS(ES):445.17[M+ H]
化合物91.6の合成。91.5(0.310g、0.69mmol、1当量)のジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(0.033g、1.38mmol、2当量)を0℃で添加した。ヨウ化イソプロピル(0.053mg、0.89mmol、1.3当量)をこれに添加し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルにより精製して、91.6を得た。(0.262g、収率:77.21%)。MS(ES):m/z 487.22[M+H]
化合物91.7の合成。91.6(0.262g、0.53mmol、1.0当量)の、メタノール:テトラヒドロフラン:水(5mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.127g、5.3mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.2g、81.01%)。MS(ES):m/z 459.19[M+H]
化合物91.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.8を得た。(0.130g、56.49%)、MS(ES):528.25[M+H]
化合物I-1013の合成: 91.8(0.030g、0.056mmol、1.0当量)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-1013を得た。(0.020g、80.40%)、MS(ES):m/z 438.51[M+H]+,LCMS純度:95.94%, HPLC純度: 94.13%, キラルHPLC: 47.78%, 47.89%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.73-8.72 (d, J=2.4Hz, 1H), 8.66-8.64 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.42 (bs, 1H), 5.21-5.14 (m, 1H), 4.59-4.56 (m, 1H), 4.40 (bs, 1H), 3.15-3.14 (d, J=4Hz, 3H), 2.23-2.19 (m, 1H), 2.12-2.09 (m, 2H), 1.91-1.86 (m, 1H), 1.60 (m, 6H)。
5-(1-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-992)の合成。
Figure 0007216705000661
化合物91.10の合成。化合物を、実施例78に従って合成して、91.10を得た。(収率:78.96%)。MS(ES):m/z 439.18[M+H]
化合物91.11の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.11を得た。(0.170g、73.43%)、MS(ES):508.24[M+H]
化合物I-992の合成。91.11(0.170g、0.33mmol、1.0当量)のジクロロメタン(2mL)中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(2mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-992を得た。(0.110g、78.67%)、MS(ES):m/z 418.57[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.01%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02-9.00 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.62 (bs, 1H), 8.59 (bs, 1H), 8.40-8.39 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.23-8.22 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.51-5.50 (d, J=4Hz, 1H), 4.59-4.57 (m, 1H), 4.42 (bs, 1H), 3.78 (bs, 1H), 3.12-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.21-2.13 (m, 3H), 1.84 (bs, 1H), 1.33 (bs, 2H), 1.19-1.14 (m, 2H)。
5-(1-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1080)および5-(1-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1081)の合成。
Figure 0007216705000662
化合物I-1080およびI-1081の合成。I-992の異性体(0.090g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)0.1% DEA_MEOH(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.030gを得た。MS(ES):m/z 418.57[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.96%, キラルHPLC純度: 99.81%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02-9.00 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.63-8.60 (m, 2H), 8.41-8.40 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.24-8.23 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.51-5.50 (d, J=4.0Hz, 1H), 4.59-4.57 (m, 1H), 4.42 (s, 1H), 3.79-3.78 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.33-2.04 (m, 4H), 1.23-1.14 (m, 4H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.030gを得た。MS(ES):m/z 418.20[M+H]+, LCMS純度: 99.03%, HPLC純度: 99.50%, キラルHPLC純度: 98.50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02-9.00 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.63-8.59 (m, 2H), 8.41-8.40 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.24-8.23 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.51-5.50 (d, J=4.0Hz, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.42 (s, 1H), 3.79-3.78 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.33-2.04 (m, 4H), 1.23-1.14 (m, 4H)。
N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-851)の合成。
Figure 0007216705000663
化合物91.12の合成。化合物を、実施例67(I-653)に従って合成して、91.12を得た。(収率:90.55%)。MS(ES):m/z 427.18[M+H]
化合物91.14の合成。91.12(1.5g、3.52mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、91.13(1.14g、7.04mmol、2.0当量)、炭酸カリウム(1.4g、10.56mmol、3.0当量)を添加し、その後、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.129g、0.35mmol、0.1当量)を添加した。この反応物を110℃で36時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中52%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な91.14を得た。(0.9g、収率:46.30%)、MS(ES):m/z 553.30[M+H]
化合物91.15の合成。91.14(0.9g、1.62mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(45mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.194g、8.1mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な91.15を得た。(0.7g、収率:81.94%)。MS(ES):m/z 525.27[M+H]
化合物91.16の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.16を得た。(0.150g、収率:66.27%)。MS(ES):m/z 594.33[M+H]
化合物I-851の合成。化合物91.17(0.030g、0.050mmol、1.0当量)をジクロロメタン(1mL)に溶解させた。トリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を、冷却した反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-851(0.019g、収率:74.67%)を得た。MS(ES):m/z 504.47[M+H]+, LCMS純度: 96.98%, HPLC純度: 96.07%, キラルHPLC: 97.12%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.99 (bs, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.68-8.66 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.26-8.25 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.57-5.56 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.61-4.57 (t, J=6Hz, 1H), 4.50-4.44 (m, 3H), 3.33 (s, 1H), 3.13-3.11(d, J=4.4Hz, 3H), 2.84-2.80 (t, J=6.4Hz, 2H), 2.22 (bs, 3H), 2.14 (s, 4H), 2.06-2.02 (m, 1H), 1.85 (bs, 1H), 1.40 (s, 1H), 1.24 (bs, 1H), 1.12-1.08 (t, J=7.2Hz, 2H), 0.86 (bs, 1H)。
N-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-906)およびN-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-907)の合成。
Figure 0007216705000664
化合物91.16aおよび91.16bの合成。91.16の異性体(0.120g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびHEX_IPA-MEOH中のDEA(50~50)を共溶媒として4mL/の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な91.16aを得た。(0.036g)。MS(ES):m/z 594.33[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な91.16bを得た。(0.056g)。MS(ES):m/z 594.33[M+H]
化合物I-906およびI-907の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、FR-a:(0.024g) MS(ES):m/z 504.47[M+H]+, LCMS純度: 98.55%, HPLC純度: 95.11%, キラルHPLC: 97.57%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90-8.65 (m, 3H), 8.43-8.42 (t, J=7.2Hz, 2H), 8.08 (s, 1H), 7.39-7.28 (m, 5H), 6.80-6.76 (d, 1H), 5.39 (s, 2H), 5.35 (s, 1H), 4.99-4.97 (d, J=6.8Hz, 1H), 4.51-4.48 (t, J=12.4Hz, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.13-3.11 (t, J=8.4Hz, 2H), 2.39-2.05 (m, 6H), 1.25-1.10 (m, 2H), 0.89 (t, J=13.6Hz, 1H)およびFR-b: (0.038g) MS(ES):m/z 504.47[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.51%, キラルHPLC: 97.57%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): ): 8.90-8.65 (m, 3H), 8.43-8.42 (t, J=7.2Hz, 2H), 8.08 (s, 1H), 7.39-7.28 (m, 5H), 6.80-6.76 (d, 1H), 5.39 (s, 2H), 5.35 (s, 1H), 4.99-4.97 (d, J=6.8Hz, 1H), 4.51-4.48 (t, J=12.4Hz, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.13-3.11 (t, J=8.4Hz, 2H), 2.39-2.05 (m, 6H), 1.25-1.10 (m, 2H), 0.89 (t, J=13.6Hz, 1H)を得た。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表18に与える。表18中の化合物を、I-851を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、91.13を表18に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000665
Figure 0007216705000666
Figure 0007216705000667
Figure 0007216705000668
Figure 0007216705000669
Figure 0007216705000670
N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((1-((1R,4S)-4-メトキシ-4-メチルシクロヘキシル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-670)、N-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((1-((1R,4S)-4-メトキシ-4-メチルシクロヘキシル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-722)、N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((1-((1R,4R)-4-メトキシ-4-メチルシクロヘキシル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-723)の合成。
Figure 0007216705000671
化合物91.18の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、91.18を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物91.19の合成。化合物を、I-361に従って合成して、91.19を得た。(収率:41.31%)。MS(ES):m/z 237.32[M+H]
化合物91.20の合成。91.18(1.04g、2.96mmol、1.0当量)および91.19(0.7g、2.96mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(5.93mL、5.93mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、DCM中0~5%のメタノール中に溶出させて、純粋な91.20(0.400g、24.60%)を得た。MS(ES):m/z 555.49[M+H]
化合物91.21の合成。91.20(0.300g、0.54mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、3:3:2)中の溶液に、水酸化リチウム(0.228g、5.41mmol、10当量)を添加した。この反応物を50℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、91.21(0.150g、52.66%)を得た。MS(ES):m/z 527.25[M+H]
化合物91.22の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.22(0.120g、70.72%)を得た。MS(ES):m/z 596.31[M+H]
化合物I-670の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-670(0.100g、95.12%)を得た。MS(ES):m/z 496.37[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.69%,キラルHPLC: 50.03%および49.96% 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8Hz, 1H), 7.89-7.88 (d, J=4Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=8Hz, 1H), 6.42-6.38 (t, J=8Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.41-5.40 (d, J=4Hz, 1H), 4.79-4.73 (m, 1H), 4.60-4.56 (m, 1H), 4.36 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.93-2.92 (d, J=4Hz, 3H), 2.34 (bs, 1H), 2.20 (bs, 1H), 2.13-1.75 (m, 7H), 1.60-1.55 (m, 3H), 1.38 (s, 3H)。
I-670の異性体(0.085g)を、カラムCHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm、5u)を共溶媒としてのメタノール中0.1%のDEA中で4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および純粋な画分-2(FR-b)を得た。
FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.032gを得た。MS(ES):m/z 496.26[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.74%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8Hz, 1H), 7.89-7.88 (d, J=4Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=8Hz, 1H), 6.42-6.38 (t, J=8Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.41-5.40 (d, J=4Hz, 1H), 4.79-4.73 (m, 1H), 4.60-4.56 (m, 1H), 4.36 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.93-2.92 (d, J=4Hz, 3H), 2.34 (bs, 1H), 2.20 (bs, 1H), 2.13-1.75 (m, 7H), 1.60-1.55 (m, 3H)1.38 (s, 3H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.032gを得た。MS(ES):m/z 496.31[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.34%, キラルHPLC純度: 98.89%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8Hz, 1H), 7.89-7.88 (d, J=4Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=8Hz, 1H), 6.42-6.38 (t, J=8Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.41-5.40 (d, J=4Hz, 1H), 4.79-4.73 (m, 1H), 4.60-4.56 (m, 1H), 4.36 (s, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.93-2.92 (d, J=4Hz, 3H), 2.34 (bs, 1H), 2.20 (bs, 1H), 2.13-1.75 (m, 7H), 1.60-1.55 (m, 3H)1.38 (s, 3H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表19に与える。表19中の化合物を、I-670を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、91.19を表19に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000672
Figure 0007216705000673
Figure 0007216705000674
Figure 0007216705000675
Figure 0007216705000676
Figure 0007216705000677
Figure 0007216705000678
Figure 0007216705000679
Figure 0007216705000680
Figure 0007216705000681
Figure 0007216705000682
Figure 0007216705000683
Figure 0007216705000684
Figure 0007216705000685
Figure 0007216705000686
N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-((1R,2R)-2-メトキシシクロペンチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1341)の合成。
Figure 0007216705000687
化合物91.22の合成。化合物を、I-960に従って合成して、91.22を得た。(収率:83.64%)、MS(ES):m/z 427.18[M+H]
化合物91.24の合成。91.22(1.0g、2.34mmol、1.0当量)のトルエン(10mL)中の冷溶液に、91.23(0.393g、4.68mmol、2.0当量)およびp-トルエンスルホン酸(0.040g、0.23mmol、0.1当量)を添加した。この反応混合物を100℃で10~12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中2.5%のメタノール中に溶出させて、91.2を得た。(0.6g、50.12%)。MS(ES):m/z 511.24[M+H]
化合物91.25の合成。91.24(0.6g、1.75mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(6mL)中の溶液に、ヨウ化メチル(0.273g、1.92mmol、1.1当量)を添加した。水素化ナトリウム(0.084g、3.5mmol、2当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して固体を得、これをさらに、蒸留により精製して、純粋な91.25を得た。(0.560g、収率:90.84%)。MS(ES):m/z 425.26[M+H]
化合物91.25aおよび91.25bの合成。91.25の異性体(0.75g)を、カラム(CHIRALPAK IB 250mm×4.6mm、5u)およびIPA:MEOH(50:50)中0.1%のDEAを共溶媒として4mL/の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な91.25aを得た。(0.280g)。MS(ES):m/z 525.26[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な91.25bを得た。(0.290g)。MS(ES):m/z 525.26[M+H]
化合物91.26aの合成。91.25a(0.280g、0.53mmol、1.0当量)の、メタノ:テトラヒドロフラン:水(6mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.127g、5.3mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な91.26aを得た。(0.220g、83.01%)。MS(ES):m/z 497.23[M+H]
化合物91.27aの合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.27aを得た。(0.160g、63.84%)、MS(ES):566.28[M+H]
化合物I-1341の合成: 91.27a(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-1341を得た。(0.030g、89.21%)、MS(ES):m/z 476.82[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.94%, キラルHPLC: 49.62%, 50.37%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.30-9.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.61-8.59 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.44-8.42 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.07-8.06 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.25-7.23 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.70-5.69 (d, J=6.4 Hz, 1H), 5.56-5.55 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.63-4.60 (t, J=6.8Hz, 1H), 4.47-4.44 (m, 2H), 3.15 (s, 1H), 3.09-3.08 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.28-2.21 (m, 3H), 2.05-2.01 (m, 3H), 1.82-1.76 (m, 3H), 1.11-1.07 (t, J=6.8Hz, 3H)。
N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-((1R,2R)-2-メトキシシクロペンチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1247)およびN-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-((1R,2R)-2-メトキシシクロペンチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1246)の合成。
Figure 0007216705000688
化合物91.27aaおよび91.27abの合成: 91.27aの異性体(0.120g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u)およびメタノール中0.1%のDEAを共溶媒として4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.045gを得た。MS(ES):m/z 566.28[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.045gを得た。MS(ES):m/z 566.28[M+H]
化合物I-1247およびI-1246の合成。FR-a(0.045g、0.079mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、0.035g、92.52%を得た。MS(ES):m/z 476.36[M+H]+, LCMS純度: 99.18%, HPLC純度: 98.19%, キラルHPLC: 99.27%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.30-9.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.61-8.59 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.43-8.42 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.04 (bs, 1H), 7.24 (bs, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.70-5.69 (d, J=6.4 Hz, 1H), 5.55-5.54 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.63-4.61 (d, J=6.8Hz, 1H), 4.47-4.44 (m, 2H), 3.17 (s, 3H), 3.09-3.08 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.29-2.23 (m, 3H), 1.92-1.85 (m, 4H), 1.23 (bs, 2H), 0.86 (s, 1H)。
FR-b(0.045g、0.079mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、0.032g、92.52%を得た。MS(ES):m/z 476.4[M+H]+, LCMS純度: 98.66%, HPLC純度: 97.89%, キラルHPLC: 98.01%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.30-9.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.61-8.59 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.43-8.42 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.26-7.23 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.76-5.67 (m, 1H), 5.55-5.54 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.63-4.60 (m, 1H), 4.49-4.43 (m, 2H), 3.15 (s, 3H), 3.09-3.08 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.29-2.23 (m, 3H), 1.92-1.85 (m, 4H), 1.23 (bs, 2H), 0.85 (s, 1H)。
N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-((1S,2S)-2-メトキシシクロペンチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1340)の合成。
Figure 0007216705000689
化合物91.26bの合成。91.25b(0.290g、0.55mmol、1.0当量)の、メタノ:テトラヒドロフラン:水(6mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.132g、5.5mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な91.26bを得た。(0.220g、80.15%)。MS(ES):m/z 497.23[M+H]
化合物91.27bの合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、91.27bを得た。(0.155, 61.85%)、MS(ES):566.28[M+H]
化合物I-1340の合成。91.27b(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-1340を得た。(0.030g、89.21%)、MS(ES):m/z 476.77[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 48.69%, 48.24%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.31-9.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.72 (s,1H), 8.62-8.60 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.44-8.43 (d, J=6Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.07-8.06 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.27-7.24 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.74-5.68 (m, 1H), 5.56-5.55 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.64-4.61 (m, 1H), 4.50-4.44 (m, 2H), 3.35 (s, 2H), 3.16 (s, 3H), 3.10-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.27-2.19 (m, 1H), 1.86-1.81 (m, 4H), 1.24 (bs, 3H)。
N-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-((1S,2S)-2-メトキシシクロペンチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1224)およびN-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-((1S,2S)-2-メトキシシクロペンチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1223)の合成。
Figure 0007216705000690
化合物91.27baおよび91.27bbの合成。91.27bの異性体(0.115g)を、カラムCHIRALPAK OX-H_HEX_IPA-ACN(70-30)中0.1%のDEAおよびHEX_IPA-ACN(70-30)中0.1%のDEAを共溶媒として4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.043gを得た。MS(ES):m/z 566.28[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.043gを得た。MS(ES):m/z 566.28[M+H]
I-1224およびI-1223の合成。FR-a(0.043g、0.076mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、0.031g、85.76%を得た。MS(ES):m/z 476.77[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 99.55%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.31-9.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.63-8.60 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.44-8.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.27-7.23 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.74-5.68 (m, 1H), 5.56-5.55 (d, J=4Hz, 1H), 4.65-4.61 (m, 1H), 4.50-4.47 (m, 2H), 3.19 (s, 3H), 3.11-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.20-2.16 (m, 3H), 2.02-1.93 (m, 4H), 1.60-1.24 (bs, 3H)。
FR-b(0.043g、0.076mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、0.031g、85.76%を得た。MS(ES):m/z 476.77[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.31-9.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.62-8.60 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.44-8.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.27-7.23 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.72-5.71 (d, J=6.8Hz, 1H), 5.56-5.55 (d, J=4Hz, 1H), 4.63 (bs, 1H), 4.50-4.44 (m, 2H), 3.16 (s, 3H), 3.11-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.20-2.16 (m, 3H), 2.02-1.93 (m, 4H), 1.60-1.24 (bs, 3H)。
N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(-I-1257)の合成。
Figure 0007216705000691
化合物91.28の合成。化合物を、I-1258に従って合成して、91.28を得た。MS(ES):m/z 421.19[M+H]
化合物91.29の合成。91.28(0.4g、0.956mmol、1.0当量)の、メタノール:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.219g、9.56mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な91.29を得た。(0.340g、91.08%)。MS(ES):m/z 393.16[M+H]
化合物I-1257の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-1257を得た。(0.120g、88.72%)、MS(ES):m/z 462.77[M+H]+, LCMS純度: 98.94%, HPLC純度: 98.02%, キラルHPLC: 47.81%, 49.84%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.04-9.02 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.82-8.81 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.68-8.64 (t, J=7.6Hz, 1H), 8.41-8.40 (d, J=4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.27-8.26 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.97 (bs, 1H), 4.60 (bs, 1H), 4.44 (bs, 1H), 4.04 (bs, 1H), 3.98-3.95 (d, J=10.8Hz, 1H), 3.75-3.72 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.46 (s, 1H), 3.15-3.014 (d, J=4.4Hz, 4H), 2.22 (bs, 4H), 1.86 (bs, 3H), 1.28-1.25 (m, 1H)。
中間体91aの合成。
Figure 0007216705000692
化合物1.1の合成。1.(0.7g、2.67mmol、1当量)のジクロロメタン(7mL)中の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(0.015g、0.13mmol、0.05当量)およびトリエチルアミン(0.809g、8.01mmol、3当量)を添加した。ジ炭酸ジ-tert-ブチル(0.638g、2.93mmol、1.1当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.1を得た。(0.650g、収率:67.19%)。MS(ES):m/z 361.99[M-H]
化合物91aの合成。1.1(0.650g、1.79mmol、1.0当量)およびヘキサメチルジスズ(2.3g,7.16mmol、4.0当量)のトルエン(39mL)中の脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.196g、0.17mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で120℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、91aを得た。(0.5g、収率:69.81%)。MS(ES):m/z 400.06[M+H]
中間体91bの合成。
Figure 0007216705000693
化合物1.2の合成。1.(2.0g、12.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の冷溶液に、1.1(1.43g、12.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.6g、16.86mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.315g、2.59mmol、0.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.17g、9.07mmol、0.7当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2(1.5g、46.76%)を得た。MS(ES):m/z 248.07[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.5g、6.06mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.45g、60.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.0g、70.68%)。MS(ES):m/z 234.05[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1.0g、4.28mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.735g、7.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.52g、5.56mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.640g、49.04%)。MS(ES):m/z 305.13[M+H]
化合物91bの合成。1.4(0.640g、2.10mmol、1当量)のジオキサン(8mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(12mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な91bを得た。(0.480g、97.80%)。MS(ES):m/z 205.07[M+HCl]
化合物91cの合成。
Figure 0007216705000694
化合物91cの合成。1.(1.0g、9.08mmol、1当量)および1.1(1.90g、10.89mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.5g、18.16mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.344g、1.81mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.319g、3.63mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な91cを得た。(0.6g、32.35%)。MS(ES):m/z 205.07[M+H]
中間体91dの合成。
Figure 0007216705000695
化合物1.1の合成。アルゴンを、1(0.250g、1.39mmol、1.0当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.457g、1.80mmol、1.3当量)および酢酸カリウム(0.340g、3.47mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン(10mL)中の撹拌溶液に通して15分間パージし、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.095mg、0.13mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を100℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.1を得た。(0.163g、51.63%)。MS(ES):m/z 227.13[M+H]
化合物91dの合成。アルゴンを、1.1(0.163g、0.72mmol、1.0当量)、1.2(0.136g、0.79mmol、1.1当量)および炭酸ナトリウム(0.228g、2.16mmol、3.0当量)の、1,4ジオキサン:水(4mL、3:1)中の撹拌溶液に通して15分間パージし、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.041mg、0.036mmol、0.05当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を100℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な91d(0.072g、51.95%)を得た。MS(ES):m/z 193.08[M+H]
中間体91eの合成
Figure 0007216705000696
化合物91eの合成。1(1.8g、18.18mmol、1.0当量)および1.1(3.7g、21.81mmol、1.2当量)のジメチルスルホキシド(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.0g、36.36mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を150℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な91e(0.8g、23.04%)を得た。MS(ES):m/z 192.11[M+H]
中間体91fの合成。
Figure 0007216705000697
化合物1.2の合成。1(4.0g、35.34mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(48mL)中の冷溶液に、1.1(6.5g、42.40mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(7.1g、45.94mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.86g、7.06mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(2.2g、24.97%)。MS(ES):m/z 250.10[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(2.2g、8.83mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(36mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.883g、88.3mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.7g、81.88%)。MS(ES):m/z 236.09[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1.7g、7.22mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.2g、12.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(3.4g、9.38mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(1.0g、40.65%)。MS(ES):m/z 341.15[M+H]
化合物91fの合成: 1.4(1.0g、2.93mmol、1.0当量)のメタノール(40ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.2g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な91fを得た。(0.350g、57.76%)。MS(ES):m/z 207.11[M+H]
中間体91hおよび91gの合成
Figure 0007216705000698
化合物91hおよび91gの合成。1の異性体(1g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中0.3%のジエチルアミンを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な91h画分-1および91g画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な91hを得た。(0.3g)。MS(ES):m/z 179.2[M+H], LCMS純度: 100%, キラルHPLC純度: 100%。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な91gを得た。(0.35g)。MS(ES):m/z 179.2[M+H], LCMS純度: 98%, キラルHPLC純度: 100%。
中間体91iの合成。
Figure 0007216705000699
化合物1.2の合成。1(1g、4.48mmol、1.0当量)のアセトニトリル(6.3mL)およびエタノール(1.3mL)中の溶液に、1.1(0.63g、4.48mmol、1.0当量)、酢酸銅(0.81g、4.48mmol、1.0当量)、モレキュラーシーブ(0.20g)およびトリエチルアミン(0.90g、8.96mmol、2.0当量)を添加し、そして酸素下で脱気した。この反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、5%のエチルメタノールジクロロメタンを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.400g、37.94%)を得た。MS(ES):m/z 236.24[M+H]
化合物91iの合成。1.2(0.40g、1.70mmol、1.0当量)の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、91i(0.142g、39.72%)を得た。MS(ES):m/z 208.28[M+H]+。
中間体91jおよび91kの合成
Figure 0007216705000700
化合物1.1の合成: 1(2g、9.09mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(18mL)および水(1.6mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(4.2g、40.297mmol、4.5当量)および2-(3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-5-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(2.49g、11.81mmol、1.3当量)を室温で添加した。この反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.06g、0.909mmol、0.1当量)を反応混合物に添加し、そして80℃で7時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.1(1.32g、82.40%)を得た。MS(ES):m/z 177.23[M+H]
化合物1.2の合成: 1.1(1.3g、7.45mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.511g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.2(0.8g、52.13%)を得た。MS(ES):m/z 179.2[M+H]
化合物91jおよび91kの合成。1.2の異性体(0.8g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中0.360%のジエチルアミンを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な91j画分-1および91k画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な91jを得た。(0.36g)。MS(ES):m/z 179.2[M+H], LCMS純度: 100%, キラルHPLC純度: 100%。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な91kを得た。(0.36g)。MS(ES):m/z 179.2[M+H], LCMS純度: 98%, キラルHPLC純度: 100%。
中間体91lの合成
Figure 0007216705000701
化合物1.5の合成。1.3(2.0g、12.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(22mL)中の冷溶液に、1.4(1.3g、12.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.6g、16.86mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.316g、2.59mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.5を得た。(1.8g、57.03%)。MS(ES):m/z 244.07[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(1.8g、7.40mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.7g、74.5mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6を得た。(1.4g、82.54%)。MS(ES):m/z 230.06[M+H]
化合物1.7の合成。1.6(1.4g、6.10mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(14mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.0g、10.37mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(2.1g、7.93mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(1.1g、59.96%)。MS(ES):m/z 301.13[M+H]
化合物91lの合成。1.7(1.1g、3.66mmol、1当量)のジオキサン(10mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(15mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な91lを得た。(0.750g、99.55%)。MS(ES):m/z 201.08[M+HCl]
実施例92: RがN-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
5-((1-シクロヘキシル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1112)の合成。
Figure 0007216705000702
化合物92の合成。化合物を、I-753に従って合成して、92を得た。(収率:83.30%)、MS(ES):m/z 412.13[M+H]
化合物92.1の合成。化合物を、実施例108(I-305)に従って合成して、92.1を得た。(収率:96.92%)、MS(ES):m/z 193.26[M+H]
化合物92.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、92.2を得た。(0.140g、収率:67.72%)、MS(ES):568.28[M+H]
化合物I-1112の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1112を得た。(0.025g、75.88%)、MS(ES):m/z 468.52[M+H]+, LCMS純度: 99.61%, HPLC純度: 99.38%, キラルHPLC: 49.50%, 50.49%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.79 (bs, 1H), 8.43-8.41 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.89 (bs, 1H), 7.85-7.82 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.41-7.40 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.35-6.32 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.58 (bs, 1H), 4.79 (bs, 1H), 4.57 (bs, 1H), 4.08 (bs, 1H), 4.00-3.93 (m, 2H), 3.73-3.70 (d, J=9.6Hz, 2H), 3.47-3.43 (t, J=8.4Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.76 (bs, 1H),1.55 (bs, 1H), 1.34 (bs, 3H), 1.12 (bs, 3H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表20に与える。表20中の化合物を、I-1112を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、I-305を表20に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000703
Figure 0007216705000704
Figure 0007216705000705
Figure 0007216705000706
Figure 0007216705000707
Figure 0007216705000708
Figure 0007216705000709
Figure 0007216705000710
Figure 0007216705000711
Figure 0007216705000712
Figure 0007216705000713
Figure 0007216705000714
N-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-791)の合成。
Figure 0007216705000715
化合物92.3の合成。化合物を、I-582に従って合成して、92.3(収率:94.47%)を得た。MS(ES):m/z 512.44[M+H]
化合物92.4の合成。化合物を、92bを使用するAの一般手順を使用して合成して、92.4(0.150g、64.30%)を得た。MS(ES):m/z 597.29[M+H]
化合物I-791の合成。92.4(0.150g、0.251mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-791を得た。(0.100g、78.53%)、MS(ES):m/z 507.47[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.61%, キラルHPLC: 49.87% and 50.13%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92-8.90 (d, J=8Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.51-8.49 (d, J=8Hz, 1H), 8.39-8.37 (t, J=4Hz, 2H), 8.28-8.27 (d, J=4Hz, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.72-5.71 (d, J=4Hz, 1H), 4.61-4.53 (m, 3H), 4.32-4.31 (d, J=4Hz, 1H), 4.06-4.00 (m, 2H), 3.77-3.74 (m, 1H), 3.58-3.54 (m, 5H), 3.13-3.11 (d, J=8Hz, 3H), 2.84-2.80 (t, J=8Hz, 2H), 2.51 (m, 4H)。
N-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-855)およびN-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-856)の合成。
Figure 0007216705000716
化合物I-855およびI-856の合成。I-791の異性体(0.125g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)0.1% DEA_HEX_IPA-ACN(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および純粋な画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.025gを得た。MS(ES):m/z 507.47[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.45%, キラルHPLC純度: 99.11%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92-8.90 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.52-8.49 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.41-8.35 (m, 2H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.73-5.72 (d, J=4.4Hz, 1H), 4.57-4.43 (m, 3H), 4.33 (s, 1H), 4.08-4.00 (m, 2H), 3.83-3.75 (m, 2H), 3.58-3.54 (m, 4H), 3.42-3.38 (m, 2H), 3.13-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.84-2.81 (t, J= 6.4Hz, 2H), 1.24 (bs, 1H), 1.12-1.08 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.025gを得た。MS(ES):m/z 507.42[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.83%, キラルHPLC純度: 99.72%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92-8.90 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.52-8.50 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.39-8.35 (m, 2H), 8.29-8.27 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.73-5.72 (d, J=4.4Hz, 1H), 4.59-4.49 (m, 3H), 4.32 (s, 1H), 4.06-4.00 (m, 2H), 3.80-3.75 (m, 2H), 3.58-3.54 (m, 4H), 3.42-3.38 (m, 2H), 3.13-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.84-2.81 (t, J= 6.4Hz, 2H), 1.25 (bs, 1H), 1.12-1.08 (m, 1H)。
N-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-764)の合成。
Figure 0007216705000717
化合物92.5の合成。化合物を、実験プロトコル実施例78(I-960)に従って合成して、92.5を得た。(収率:83.64%)、MS(ES):m/z 427.18[M+H]
化合物92.6の合成。92.5(0.2g、0.93mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液に、2-ヨードプロパン(0.173g、1.02mmol、1.1当量)を添加した。水素化ナトリウム(0.044g、1.86mmol、2当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して固体を得、これをさらに、蒸留により精製して、純粋な92.6を得た。(0.182g、収率:82.83%)。MS(ES):m/z 469.23[M+H]
化合物92.7の合成。92.6(0.182g、0.38mmol、1.0当量)の、メタノール:テトラヒドロフラン:水(6mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.091g、3.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な92.7(0.150g、87.67%)を得た。MS(ES):m/z 441.20[M+H]
化合物92.8の合成。92.7(0.150g、0.34mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、92.8を得た。(0.120g、96.39%)。MS(ES):m/z 351.15[M+H]
化合物I-764の合成。化合物を、92bを使用する一般手順Aを使用して合成して、I-764を得た。(0.110g、73.75%)、MS(ES):m/z 436.32[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 49.22%, 49.75%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.91-8.89 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.49-8.47 (d, J=8Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.25-8.24 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.27-7.24 (m, 1H), 6.74 (s, 1H), 5.76 (s, 1H), 5.69-5.68 (d, J=4.4Hz, 1H), 5.22-5.18 (m, 1H), 4.32 (bs, 1H), 4.05-3.98 (m, 2H), 3.59-3.55 (t, J=8Hz, 1H), 3.13-3.12 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.58-1.56 (m, 6H), 1.27-1.24 (m, 1H)。
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-841)およびN-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-842)の合成。
Figure 0007216705000718
化合物I-841およびI-842の合成。I-764の異性体(0.125g)を、カラムCHIRAL PAK AD-H(250×4.6mm、5μM)および0.1%のDEA_HEX_IPA-ACN(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.025gを得た。MS(ES):m/z 436.46[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 99.29%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93-8.91 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.51-8.49 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.39-8.37 (m, 2H), 8.26-8.25 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.71-5.69 (d, J=4.4Hz, 1H), 5.25-5.19 (m, 1H), 4.60-4.53 (m, 1H), 4.33 (s, 1H), 4.06-3.99 (m, 2H), 3.77-3.74 (dd, J=2.0 & 7.6Hz, 1H), 3.60-3.56 (t, J=8.0Hz, 1H), 3.15-3.13 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.59-1.57 (m, 6H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.026gを得た。MS(ES):m/z 436.46[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.52%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93-8.91 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.50-8.48 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.39-8.37 (m, 2H), 8.27-8.26 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.29-7.25 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.71-5.70 (d, J=4.4Hz, 1H), 5.25-5.18 (m, 1H), 4.658-4.53 (m, 1H), 4.33 (s, 1H), 4.06-3.99 (m, 2H), 3.77-3.74 (dd, J=2.0 & 7.6Hz, 1H), 3.60-3.56 (t, J=8.0Hz, 1H), 3.15-3.13 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.60-1.57 (m, 6H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表20.1に与える。表20.1中の化合物を、I-764を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、2-ヨードプロパンを表20.1に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000719
N-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-5-((6-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)ピリジン-2-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-695)の合成。
Figure 0007216705000720
化合物92.9の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、92.9を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物91kの合成。化合物を、中間体91kの合成について図示されるように合成した。MS(ES):m/z 179.1[M+H]
化合物92.10の合成。92.9(0.250g、0.70mmol、1.0当量)および91k(0.124g、0.70mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(5mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムtert-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(1.4mL、1.4mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な92.10(0.206g、58.87%)を得た。MS(ES):m/z 497.25[M+H]
化合物92.11の合成。92.10(0.206g、0.41mmol、1.0当量)の、メタノール:水(5mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.098g、4.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、92.11(0.162g、83.35%)を得た。MS(ES):m/z 469.22[M+H]
化合物92.12の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、92.12を得た。(0.110g、57.46%)、MS(ES):554.27[M+H]
化合物I-695の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-695を得た。(0.085g、94.33%)、MS(ES):m/z 454.51[M+H]+, LCMS純度: 97.33%, HPLC純度: 97.44%, キラルHPLC: 49.04%, 49.43%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.79 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.04-8.03 (d, J=4.4Hz, 2H), 7.96-7.90 (m, 1H), 7.71-7.67 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.96-6.95 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.40 (bs, 1H), 5.53-5.52 (d, J=4Hz, 1H), 4.55-4.49 (m, 1H), 4.23-4.22 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.01-3.98 (m, 2H), 3.96-3.89 (m, 2H), 3.73-3.71 (d, J=9.2Hz, 1H), 3.54-3.47 (m, 2H), 2.95-2.94 (d, J=4.4Hz, 4H), 2.01 (bs, 1H), 1.94-1.84 (m, 1H), 1.68 (bs, 3H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表21に与える。表21中の化合物を、I-695を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、91kを表21に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000721
Figure 0007216705000722
Figure 0007216705000723
Figure 0007216705000724
Figure 0007216705000725
Figure 0007216705000726
Figure 0007216705000727
N-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1251)の合成。
Figure 0007216705000728
化合物92.13の合成。化合物を、I-1258に従って合成して、92.13を得た。(収率:93.76%)、MS(ES):393.16[M+H]
化合物I-1251の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-1251を得た。(0.110g、60.26%)、MS(ES):m/z 478.76[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.75%, キラルHPLC: 50.02%, 47.59%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.94-8.92 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.49-8.45 (t, J=7.6Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4Hz, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.77 (s, 1H), 5.71-5.68 (m, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.57 (bs, 1H), 4.32 (bs, 1H), 4.05-3.97 (m, 3H), 3.76-3.70 (m, 2H), 3.59-3.51 (m, 2H), 3.14-3.13 (d, J=4.4Hz, 3H), 3.02 (s, 1H), 2.21 (bs, 2H), 1.86 (bs, 2H)。
N-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1250)の合成。
Figure 0007216705000729
化合物92.14の合成。化合物を、I-1258に従って合成して、92.14を得た。(収率:91.76%)、MS(ES):393.16[M+H]
化合物I-1250の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-1250を得た。(0.120g、65.74%)、MS(ES):m/z 478.62[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.24%, キラルHPLC: 49.29%, 49.83%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.93-8.91 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.46-8.44 (t, J=7.6Hz, 1H), 8.38 (bs, 2H), 8.27 (bs, 1H), 7.27-7.26 (m, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.70-5.67 (m, 1H), 4.95 (bs, 1H), 4.56 (bs, 1H), 4.31 (bs, 1H), 4.04-3.98 (m, 4H), 3.75-3.73 (m, 2H), 3.58-3.54 (m, 2H), 3.13-3.12 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.38 (bs, 1H), 1.85 (bs, 2H), 1.24 (bs, 1H)。
中間体92aの合成。
Figure 0007216705000730
化合物1.1の合成: 1(2.0g、1.31mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、イミダゾール(1.5g、6.55mmol、5.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。さらなるtert-ブチルジメチルシリルクロリド(0.985g、1396mmol、1.5当量)を添加し、そして反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンにより抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、生成物1.1(1.2g、39.65%)を得た。MS(ES):m/z 230.44[M+H]
化合物1.3の合成: 1.2(1.3g、8.4mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の冷溶液に、1.1(1.93g、8.4mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2g、10.92mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.25g、2.1mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3(0.9g、29.18%)を得た。MS(ES):m/z 366.55[M+H]
化合物1.4の合成: 1.3(0.9g、2.46mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.4(0.6g、96.98%)を得た。MS(ES):m/z 252.28[M+H]
化合物1.5の合成: 1.4(0.6g、2.3mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.19g、4.6mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてヨウ化メチル(0.480g、3.45mmol、1.50当量)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.5(0.4g、63.14%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
化合物1.6の合成: 1.5(0.85g、3.2mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.3g、32.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.67g、83.22%)を得た。MS(ES):m/z 253.3[M+H]
化合物1.7の合成: 1.7(0.670g、2.66mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.45g、4.53mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.95g、3.45mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7(0.5g、58.16%)を得た。MS(ES):m/z 322.41[M+H]
化合物92aの合成: 1.7(0.5g、1.5mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な92a(0.34g、92.21%)を得た。MS(ES):m/z 259.75[M+H]
中間体92bの合成。
Figure 0007216705000731
化合物1.1の合成。N-ブロモスクシンイミド(12.69g、71.34mmol、1.0当量)の水中の0℃の撹拌溶液に、2,5-ジヒドロフラン(5.0g、71.34mmol、1.0当量)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中4.0%の酢酸エチル中に溶出させて、1.1(2.50g、20.99%)を得た。MS(ES):m/z 168.00[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(2.50g、14.97mmol、1.0当量)のアセトニトリル(33.00mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.10g、22.45mmol、1.5当量)を添加し、そして20分間撹拌し、その後、2-フェニルアセチルクロリド(2.31g、14.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(2.20g、51.54%)、MS(ES):m/z 286.14[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(2.20g、7.72mmol、1.0当量)のジメチルスルホキシド(31.0mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(2.50g、38.60mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を110℃で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.1g、57.66%)、MS(ES):m/z 248.25[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.500g、2.02mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(tetrahydrofuron)(19.0mL)中の溶液に、1Mの水酸化ナトリウム溶液(26mL)、トリメチルホスフィン(0.461g、6.06mmol、3.0当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(1.32g、6.06mmol、3.0当量)を添加し、そして反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.285g、69.34%)、MS(ES):m/z 204.24[M+H]
化合物92bの合成。1.4(0.285g、1.40mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン(3.0mL)中4Mの塩酸(2.8mL)を添加し、そして室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、92b(0.140g、96.81%)を得た。MS(ES):m/z 104.12[M+H]
実施例93: RがN-(trans)-(4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-852)の合成。
Figure 0007216705000732
化合物93の合成。化合物を、I-851に従って合成して、93を得た。(収率:81.94%)。MS(ES):m/z 525.27[M+H]
化合物93.1の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、93.1を得た。(320g、収率:70.69%)。MS(ES):m/z 594.33[M+H]
化合物I-852の合成。化合物93.1(0.160g、0.269mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させた。トリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を、冷却した反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-852(0.123g、収率:90.63%)を得た。MS(ES):m/z 504.47[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.16%, キラルHPLC: 50.78%, 49.22%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.75 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.51-8.49 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.41-8.40 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.78 (s, 1H), 5.51-5.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.51-4.47 (t, J=6.4Hz, 2H), 4.35-4.27 (m, 2H), 4.06-3.98 (m, 2H), 3.33 (s, 1H), 3.11-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.83-2.80 (t, J=6.8Hz, 2H), 2.14 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.59-1.49 (m, 2H), 1.40-1.30 (m, 2H), 0.87 (bs, 1H)。
N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-920)およびN-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-921)の合成。
Figure 0007216705000733
化合物I-920およびI-921の合成。I-852の異性体(0.123g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)0.1% DEA_MEOH(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.030gを得た。MS(ES):m/z 504.82[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.19%, キラルHPLC純度: 97.72%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.75 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.51-8.49 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.51-5.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.51-4.48 (t, J=6.8Hz, 2H), 4.33-4.29 (m, 1H), 4.04-4.00 (m, 1H), 3.12-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.84-2.81 (t, J=6.8Hz, 2H), 2.34-2.29 (m, 4H), 2.13-2.10 (m, 6H), 1.57-1.52 (m, 2H), 1.38-1.28 (m, 3H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.028gを得た。MS(ES):m/z 504.67[M+H]+, LCMS純度: 98.13%, HPLC純度: 97.28%, キラルHPLC純度: 97.21%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.76 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.51-8.49 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.70 (s, 1H), 5.51-5.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.51-4.48 (t, J=6.8Hz, 2H), 4.34-4.29 (m, 1H), 4.04-4.01 (m, 1H), 3.12-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.84-2.81 (t, J=6.8Hz, 2H), 2.35-2.31 (m, 4H), 2.14-2.10 (m, 6H), 1.59-1.50 (m, 2H), 1.44-1.31 (m, 3H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表22に与える。表22中の化合物を、I-1112を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、93を表22に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000734
Figure 0007216705000735
Figure 0007216705000736
Figure 0007216705000737
Figure 0007216705000738
Figure 0007216705000739
Figure 0007216705000740
Figure 0007216705000741
5-(ベンゾ[d]オキサゾール-4-イルアミノ)-N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-756)の合成。
Figure 0007216705000742
化合物93.2の合成。化合物を、実施例29(I-676)に従って合成して、93.2を得た。(収率:52.83%)、MS(ES):m/z 396.14[M+H]
化合物93.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、93.3を得た。(0.120g、64.17%)、MS(ES):494.21[M+H]
化合物I-756の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-756を得た。(0.020g、83.63%)、MS(ES):m/z 394.4[M+H]+, LCMS純度: 98.95%, HPLC純度: 98.42%, キラルHPLC: 44.46%, 51.41%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.78 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.12-8.10 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.05-8.03 (d, J=8Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.53-7.51 (d, J=8Hz, 1H), 7.47-7.42 (m, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.36-5.35 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.20-4.16 (t, J=4.8Hz, 1H), 3.67-3.63 (t, J=8Hz, 1H), 2.95-2.94 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.02-1.91 (m, 2H), 1.46-1.41 (t, J=8.8Hz, 1H), 1.24 (bs, 1H)。
5-(ベンゾ[d]オキサゾール-4-イルアミノ)-N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-858)の合成。
Figure 0007216705000743
化合物93.3の合成。化合物を上記のように合成して、93.3を得た。(収率:64.17%)、MS(ES):m/z 494.21[M+H]
化合物93.3aおよび93.3bの合成。93.3の異性体(0.090g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)およびIPA-ACN(70-30)中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および純粋な画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、0.037gを得た。MS(ES):m/z 494.21[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、0.040gを得た。MS(ES):m/z 494.21[M+H]
化合物I-858の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-858を得た。(0.025g、78.41%)、MS(ES):m/z 394.17[M+H]+, LCMS純度: 96.18%, HPLC純度: 97.26%, キラルHPLC: 98.43%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.79 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.12-8.10 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.05-8.03 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.99-7.98 (d, J=4Hz, 1H), 7.53-7.51 (d, J=8Hz, 1H), 7.46-7.42 (m, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.37 (bs, 1H), 4.22-4.14 (m, 1H), 3.65 (bs, 1H), 2.94-2.94 (d, J=3.2Hz, 3H), 2.02-1.91 (m, 2H), 1.62 (bs, 1H), 1.24 (s, 1H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表23に与える。表23中の化合物を、I-756を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、ベンゾ[d]オキサゾール-4-アミンを表23に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000744
Figure 0007216705000745
Figure 0007216705000746
Figure 0007216705000747
Figure 0007216705000748
Figure 0007216705000749
Figure 0007216705000750
Figure 0007216705000751
Figure 0007216705000752
Figure 0007216705000753
Figure 0007216705000754
Figure 0007216705000755
Figure 0007216705000756
Figure 0007216705000757
Figure 0007216705000758
Figure 0007216705000759
Figure 0007216705000760
Figure 0007216705000761
Figure 0007216705000762
Figure 0007216705000763
Figure 0007216705000764
Figure 0007216705000765
Figure 0007216705000766
Figure 0007216705000767
Figure 0007216705000768
5-((1-(2-シクロプロポキシエチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-472)の合成。
Figure 0007216705000769
化合物93.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、93.4を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物93.5の合成。化合物を、I-453に従って合成して、93.5を得た。(収率:82.45%)。MS(ES):m/z 195.1[M+H]
化合物93.6の合成。93.4(0.5g、1.41mmol、1.0当量)および93.5(0.273g、1.41mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(2.8mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な93.6を得た。(0.450g、62.30%)。MS(ES):m/z 513.24[M+H]
化合物93.7の合成。93.6(0.450g、0.87mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.365g、8.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、93.7(0.380g、89.33%)を得た。MS(ES):m/z 485.21[M+H]
化合物93.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、93.8を得た。(0.152g、70.01%)、MS(ES):554.27[M+H]
化合物I-472の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-472を得た。(0.132g、96.38%)、MS(ES):m/z 454.47[M+H]+, LCMS純度: 96.20%, HPLC純度: 95.86%, キラルHPLC純度: 48.09%,47.56% 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.94-7.93 (s, J=4.8Hz, 1H), 7.35-7.33 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.31-6.28 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.45-5.43(d, J=7.2Hz, 1H), 4.25-4.16 (m, 3H), 3.87-3.83 (t, J=8Hz, 1H), 3.77-3.75 (t, J=5.2Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.06-1.99 (m, 2H), 1.51-1.46 (t, J=9.6Hz, 2H), 1.26-1.19 (m, 2H), 0.40 (bs, 3H)。
5-((1-(2-シクロプロポキシエチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-515)および5-((1-(2-シクロプロポキシエチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-514)の合成。
Figure 0007216705000770
化合物I-513およびI-514の合成。I-472の異性体(0.100g)を、カラム(CHIRAL PAK IB 250mm×4.6mm、5u)を共溶媒としてのメタノール中0.1%のジエチルアミン中で、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。
画分-1を減圧下で30℃で濃縮して、0.040gを得た。MS(ES):m/z 454.50[M+H]+。LCMS純度: 95.95%, HPLC純度: 96.49%, キラルHPLC純度: 100%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.25-8.23 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.34-7.32 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.30-6.27 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.43 (s, 1H), 4.24-4.15 (m, 4H), 3.85-3.83 (d, J=6Hz, 1H), 3.77-3.74(t, J=5.2Hz, 2H), 2.90-2.90 (d, J=2.8Hz, 3H), 2.12-1.98 (m, 2H), 1.53-1.43 (m, 1H), 1.29-1.14 (m, 3H), 0.41-0.40 (m, 2H)。
画分-2を減圧下で30℃で濃縮して、0.025gを得た。MS(ES):m/z 454.50[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.72%, キラルHPLC純度: 98.37%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.25-8.23 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.34-7.32 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.30-6.27 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.43-5.42 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.24-4.15 (m, 4H), 3.86-3.80 (m, 1H), 3.77-3.74 (t, J=5.2Hz, 2H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.12-1.98 (m, 2H), 1.53-1.43 (m, 1H), 1.23-1.15 (m, 3H), 0.41-0.40 (m, 2H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表24に与える。表24中の化合物を、I-472を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、93.5を表24に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000771
Figure 0007216705000772
Figure 0007216705000773
Figure 0007216705000774
Figure 0007216705000775
Figure 0007216705000776
Figure 0007216705000777
Figure 0007216705000778
93aおよび93bの中間体の合成。
Figure 0007216705000779
化合物1の合成。化合物を、I-568に従って合成して、1を得た。(収率:94.28%)、MS(ES):m/z 223.1[M+H]
化合物93aおよび93bの合成。1の異性体(0.855g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)およびメタノール中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および純粋な画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、0.233gを得た。MS(ES):m/z 223.14[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、0.246gを得た。MS(ES):m/z 223.14[M+H]
実施例94: RがN-(trans)-(3-ヒドロキシシクロペンチル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
N-(3-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-702)の合成。
Figure 0007216705000780
化合物94の合成。化合物を、実施例105(I-701)に従って合成して、94を得た。(収率:59.79%)、MS(ES):m/z 410.1[M+H]
化合物94.1の合成。化合物を、I-696に従って合成して、94.1を得た。MS(ES):m/z 195.11[M+H]
化合物94.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、94.2を得た。(0.140g、67.39%)、MS(ES):568.28[M+H]
化合物I-702の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-702を得た。(0.105g、91.06%)、MS(ES):m/z 468.32[M+H]+, LCMS純度: 99.39%, HPLC純度: 99.24%, キラルHPLC: 50.85%, 49.14%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.68-7.66 (d, J=8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.49-6.46 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.88 (bs, 1H), 4.30-4.24 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 3.60 (s, 3H), 3.41-3.36 (m, 4H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.72-1.64 (m, 6H), 1.11-1.07 (t, J=6.8Hz, 2H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表25に与える。表25中の化合物を、I-702を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、94.1を表25に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000781
Figure 0007216705000782
Figure 0007216705000783
Figure 0007216705000784
Figure 0007216705000785
Figure 0007216705000786
Figure 0007216705000787
実施例95: RがN-(trans)-(3-ヒドロキシシクロヘキシル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
N-(3-ヒドロキシシクロヘキシル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-704)の合成。
Figure 0007216705000788
化合物95の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、95を得た。(収率:46.25%)。MS(ES):m/z 424.17[M+H]
化合物95.1の合成。化合物を、I-696に従って合成して、95.1を得た。MS(ES):m/z 195.11[M+H]
化合物95.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、95.2を得た。(0.130、63.16%)、MS(ES):582.3[M+H]
化合物I-704の合成化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-704を得た。(0.110g、97.56%)、MS(ES):m/z 482.31[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.83%, キラルHPLC: 52.32%, 47.67%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.54-7.52 (d, J=8Hz, 2H), 6.31-6.27 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.88 (bs, 1H), 4.55-4.54 (d, J=2.8Hz, 1H), 4.24-4.21 (m, 1H), 3.99 (bs, 1H), 3.85 (bs, 2H), 3.60-3.55 (t, J=9.6Hz, 1H), 3.49-6.44 (t, J=8Hz, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.88 (bs, 2H), 1.77-1.71 (m, 4H), 1.40-1.37 (d, J=12.4Hz, 4H), 1.24-1.19 (m, 2H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表26に与える。表26中の化合物を、I-702を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、I-696を表26に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000789
Figure 0007216705000790
Figure 0007216705000791
Figure 0007216705000792
Figure 0007216705000793
Figure 0007216705000794
Figure 0007216705000795
Figure 0007216705000796
N-(3-ヒドロキシシクロヘキシル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1359)の合成。
Figure 0007216705000797
化合物95.3の合成。化合物を、I-1048に従って95.4を使用して合成して、95.3を得た。(収率:98.76%)。MS(ES):m/z 493.54[M+H]
化合物95.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、95.5を得た。(0.15g、62.64%)、MS(ES):590.70[M+H]
化合物I-1359の合成。95.5(0.040g、0.067mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、95.5を得た。(0.025g、75.28%)、MS(ES):m/z 490.18[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.65%, キラルHPLC: 50.40%, 47.94%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 8.84 (s, 1H), 8.74-8.72 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.41-8.40 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.25-8.24 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.04-8.01 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H) 6.79 (s, 1H), 5.12-5.06 (t, J=11.6Hz, 1H), 4.58 (s, 1H), 4.31 (s, 1H), 4.08-4.01 (m, 3H), 3.65-3.59 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.11-3.10 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.21-2.18 (m, 3H), 2.01-1.92 (m, 4H), 1.77-1.74 (m, 2H), 1.39-1.22 (m, 3H)。
実施例96: RがN-(シクロプロピル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
5-((1-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1009)の合成。
Figure 0007216705000798
化合物96の合成。化合物を、実施例27(I-127)に従って合成して、96を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
化合物96.1の合成。化合物を、実施例108(I-912)に従って合成して、96.1を得た。(収率:42.59%)、MS(ES):m/z 247.15[M+H]
化合物96.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、96.2を得た。(0.092g、48.72%)、MS(ES):576.30[M+H]
化合物I-1009の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1009を得た。(0.078g、98.68%)、MS(ES):476.32[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.34%, キラルHPLC: 46.67%, 51.35%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.37-8.36 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.28 (bs, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.86-7.85 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.02-6.99 (m, 1H), 7.81 (s, 1H), 5.41 (bs, 1H), 3.06 (s, 3H), 2.88-2.86 (m, 3H), 2.76-2.72 (m, 1H), 2.57 (bs, 1H), 1.97-1.85 (m, 4H), 1.69 (bs, 1H), 1.42 (s, 1H), 1.31 (s, 2H), 1.29 (s, 1H), 0.94-0.91 (m, 1H), 0.87-0.82 (m, 2H), 0.52 (bs, 2H)。
(S)-5-((1-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1347)および(R)-5-((1-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1346)の合成。
Figure 0007216705000799
化合物I-1347およびI1346の合成。I-1009の異性体(0.078g)を、カラム(CHIRAL PAK OX-H_250×4.6mm、5u)、およびDEA_HEX_IPA-MEOH(50-50)を共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、0.028gを得た。MS(ES):m/z 476.41[M+H]+, LCMS純度: 98.91%, HPLC純度: 95.11%, キラルHPLC純度: 96.31%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.91 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.83-7.82 (d, J=4Hz, 1H), 7.60 (bs, 1H), 6.32 (bs, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.95 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 4H), 2.86-2.82 (m, 2H), 2.73-2.67 (m, 3H), 2.18 (bs, 1H), 1.82 (bs, 3H), 1.65 (bs, 1H), 1.24 (s, 2H), 0.80-0.76 (m, 2H), 0.49 (bs, 2H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、0.030gを得た。MS(ES):m/z 476.46[M+H]+, LCMS純度: 94.44%, HPLC純度: 95.07%, キラルHPLC純度: 95.74%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.92 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.14-8.12 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.82-7.81 (d, J=4Hz, 1H), 7.56 (bs, 1H), 7.39 (bs, 1H), 6.33 (s, 1H), 6.21 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 4H), 2.86-2.84 (m, 3H), 1.85 (bs, 4H), 1.33-1.32 (m, 1H), 1.23 (bs, 3H), 0.85 (bs, 1H), 0.79-0.77 (d, J=5.6Hz, 2H), 0.49 (bs, 2H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表27に与える。表27中の化合物を、I-1009を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、化合物96.1を表27に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705000800
Figure 0007216705000801
Figure 0007216705000802
Figure 0007216705000803
Figure 0007216705000804
Figure 0007216705000805
Figure 0007216705000806
Figure 0007216705000807
Figure 0007216705000808
Figure 0007216705000809
Figure 0007216705000810
Figure 0007216705000811
Figure 0007216705000812
Figure 0007216705000813
Figure 0007216705000814
Figure 0007216705000815
Figure 0007216705000816
Figure 0007216705000817
Figure 0007216705000818
Figure 0007216705000819
Figure 0007216705000820
Figure 0007216705000821
Figure 0007216705000822
Figure 0007216705000823
Figure 0007216705000824
Figure 0007216705000825
Figure 0007216705000826
Figure 0007216705000827
Figure 0007216705000828
Figure 0007216705000829
Figure 0007216705000830
Figure 0007216705000831
Figure 0007216705000832
Figure 0007216705000833
Figure 0007216705000834
Figure 0007216705000835
Figure 0007216705000836
Figure 0007216705000837
Figure 0007216705000838
Figure 0007216705000839
Figure 0007216705000840
Figure 0007216705000841
Figure 0007216705000842
Figure 0007216705000843
Figure 0007216705000844
Figure 0007216705000845
Figure 0007216705000846
Figure 0007216705000847
Figure 0007216705000848
Figure 0007216705000849
Figure 0007216705000850
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Figure 0007216705000885
Figure 0007216705000886
[0001] N-シクロプロピル-5-((1-(4-フルオロフェニル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-107)の合成。
Figure 0007216705000887
[0002] 化合物96.3の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、96.3(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
[0003] 化合物96.4の合成。化合物を、I-25に従って合成して、96.4を得た。
[0004] 化合物96.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、96.5(0.370g、50.24%)を得た。MS(ES):m/z 523.54[M+H]
[0005] 化合物96.6の合成。96.5(0.370g、0.708mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(12mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.297g、7.08mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な96.6(0.260g、74.26%)を得た。MS(ES):m/z 495.48[M+H]
[0006] 化合物96.7の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、96.7(0.100g、71.29%)を得た。MS(ES):m/z 534.56[M+H]
[0007] 化合物I-107の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-107を得た。(0.060g、73.86%)、MS(ES):m/z 434.34[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.32%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4Hz, 1H), 7.86-7.85 (d, J=4Hz, 1H), 7.59-7.56 (m, 2H), 7.42-7.36 (m, 3H), 6.41-6.39 (t, J=8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 2.91-2.88 (m, 4H), 0.82-0.80 (d, J=8Hz, 2H), 0.54 (bs, 2H)。
[0008] 上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表28に与える。表28中の化合物を、I-825を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、化合物96.4を表28に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
[0009]
Figure 0007216705000888
Figure 0007216705000889
Figure 0007216705000890
[0010] 5-((1-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-4-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-652)の合成。
Figure 0007216705000891
[0011] 化合物96.9の合成。96.7(1.0g、3.81mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(50mL)中の溶液に、96.8(0.545g、4.95mmol、1.3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.31g、9.52mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.083g、0.95mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.108g、0.57mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96.9を得た。(0.450g、収率:40.49%)。MS(ES):m/z 292.1[M+H]
[0012] 化合物93の合成。化合物を、実施例27(I-127)に従って、化合物96.9を使用して合成して、93を得た。(収率:57.16%)、MS(ES):m/z 366.82[M+H]
[0013] 化合物96.10の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、96.10を得た。(0.240g、収率:70.72%)。MS(ES):m/z 621.3[M+H]
[0014] 化合物96.11の合成。96.10(0.240g、0.38mmol、1.0当量)のメタノール(4ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.070g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中92%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96.11を得た。(0.190g、78.91%)。MS(ES):m/z 623.3[M+H]
[0015] 化合物96.12の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、96.12を得た。(0.160g、収率:93.09%)。MS(ES):m/z 423.2[M+H]
[0016] 化合物I-652の合成。96.12(0.160g、0.37mmol、1当量)およびアクリロニトリル(0.022g、0.43mmol、1.1当量)のジクロロメタン(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.074g、0.74mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋なI-652(0.035g、19.43%)を得た。MS(ES):m/z 476.26[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.72%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.83-7.82 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.34.6.30 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 3.08-3.05 (d, J=10.5Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 4H), 4.72-2.66 (m, 4H), 2.25-2.19 (t, J=11.2Hz, 3H), 1.97-1.91 (m, 2H), 1.81-1.79 (m, 2H), 0.80-0.79 (d, J=5.6Hz, 2H), 0.50 (bs, 2H)。
[0017] N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(ピペリジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-584)の合成。
Figure 0007216705000892
[0018] 化合物96.13の合成。化合物を、I-582に従って、化合物96.14を使用して合成して、96.13(収率:99.41%)を得た。MS(ES):m/z 427.51[M+H]
[0019] 化合物96.15の合成。水素化ナトリウム(0.225g、5.6mmol、4.0当量)を、96.13(0.600g、1.4mmol、1.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液に0℃で少しずつ添加した。反応混合物を同じ温度で20分間撹拌し、96.14(0.780g、4.22mmol、3.0当量)を添加し、そして混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得、これを、純粋な化合物をジクロロメタン中2~3%のメタノール中に溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な96.15(0.420g、54.23%)を得た。MS(ES):m/z 538.51[M+H]
[0020] 化合物96.16の合成。96.15(0.400g、0.744mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(20mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.315g、7.44mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、純粋な96.16(370mg、97.37%)を得た。MS(ES):m/z 510.2[M+H]
[0021] 化合物96.17の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、96.17(0.130g、67.01%)を得た。MS(ES):m/z 549[M+H]
[0022] 化合物I-584の合成。96.17(0.130g、0.236mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-584を得た。(0.045g、41.67%)、MS(ES):m/z 459.39[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, 1H NMR ( DMSO-d6, 400MHZ): 8.67-8.63 (m, 2H), 8.41-8.40 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.33-8.32 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.26 (bs, 1H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.49-4.46 (t, J=13.6Hz, 2H), 3.10 (s, 3H), 2.96-2.92 (m, 1H), 2.79-2.76 (t, J=13.2Hz, 2H), 2.52-2.46 (m, 4H), 1.48-1.46 (m, 4H), 1.40-1.37 (m, 2H), 0.89-0.85 (m, 2H), 0.65-0.61 (m, 2H)。
[0023] 上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表29に与える。表29中の化合物を、I-584を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、化合物96.14を表29に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
[0024]
Figure 0007216705000893
Figure 0007216705000894
[0025] 5-((5-クロロ-1-エチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-133)の合成。
Figure 0007216705000895
[0026] 化合物96.18の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、96.18を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
[0027] 化合物96.19の合成。化合物を、実施例103(I-35)に従って合成した。
[0028] 化合物96.20の合成。96.18(0.20g、0.56mmol、1.0当量)および96.19(0.11g、0.67mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、カリウムtert.ブトキシド(1.1mL、1.12mmol、2.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な96.20(0.11g、39.75%)を得た。MS(ES):m/z 491.95[M+H]
[0029] 化合物96.21の合成。96.20(0.11g、0.22mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.09g、2.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして70℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、96.21(0.06g、62.67%)を得た。MS(ES):m/z 463.89[M+H]
[0030] 化合物96.22の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、96.22(収率:70.97%)を得た。MS(ES):m/z 402.86[M+H]
[0031] 化合物I-133の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-133を得た。(収率:52.36%)。MS(ES):m/z 401.86[M+H]+, LCMS純度: 95.85%, HPLC純度: 96.35%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.22-8.21 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.97-7.96 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.66-7.65 (m, 2H), 6.28 (s, 1H), 4.04-3.99 (m, 2H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.79-2.78 (m, 1H), 1.30-1.23 (m, 3H), 0.75-0.74 (d, J=5.2Hz, 2H), 0.56 (bs, 2H)。
[0032] 上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表30に与える。表30中の化合物を、I-133を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、化合物96.19を表30に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
[0033]
Figure 0007216705000896
Figure 0007216705000897
Figure 0007216705000898
[0034] 5-(5-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-シクロプロピル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-253)の合成。
Figure 0007216705000899
[0035] 化合物96.23の合成。化合物を、実施例103(I-272)に従って合成して、96.23を得た。
[0036] 化合物96.24の合成。化合物を、Aの一般手順に従って合成して、96.24(0.063g、58.21%)を得た。MS(ES):m/z 515.03[M+H]
[0037] 化合物I-253の合成。96.24(0.063g、0.122mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を、室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-253を得た。(0.025g、50.04%)、MS(ES):m/z 424.50[M+H]+, LCMS純度: 96.47%, HPLC純度: 95.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.40-8.37 (d, J=12Hz, 2H), 8.26 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.15 (bs, 1H), 3.11 (s, 3H), 2.90 (bs, 1H), 1.57 (s, 6H), 0.83 (bs, 2H), 0.64 (bs, 2H)。
[0038] (R)-N-シクロプロピル-5-(1-(1-(2-フルオロエチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1367)の合成。
Figure 0007216705000900
[0039] 化合物96.26の合成。96.25(1.0g、5.34mmol、1.0当量)のジクロロメタン(10mL)中の溶液に、4-トルエンスルホニルクロリド(1.0g、5.34mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(0.646g、6.40mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96.26(0.8g、43.87%)を得た。MS(ES):m/z 342.13[M+H]
[0040] 化合物96.27の合成。化合物を、I-960に従って合成して、96.27を得た。(収率:83.64%)、MS(ES):m/z 427.18[M+H]
[0041] 化合物96.28の合成。96.27(1.0g、2.34mmol、1.0当量)および96.26(1.5g、4.68mmol、2.0当量)のジメチルスルホキシド(10mL)中の溶液に、炭酸セシウム(Caesium carbonate)(1.52g、4.68mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を80℃で10時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96.28を得た。(0.6g、42.96%)。MS(ES):m/z 596.29[M+H]
[0042] 化合物96.29の合成。96.28(0.6g、1.00mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(8mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、96.29を得た。(0.450g、収率:90.15%)、MS(ES):m/z 596.24[M+H]
[0043] 化合物96.30の合成。96.29.(0.4g、0.80mmol、1当量)および2-フルオロヨードエタン(0.167g、0.96mmol、1.2当量)のアセトニトリル(5mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.220g、1.6mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を80℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な96.30を得た。(0.310g、70.91%)。MS(ES):m/z 542.26[M+H]
[0044] 化合物96.31の合成。96.30(0.310g、0.57mmol、1.0当量)の、メタノール:水(6mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.136g、5.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な96.31を得た。(0.262g、89.63%)。MS(ES):m/z 514.23[M+H]
[0045] 化合物96.32の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、96.32を得た。(0.090g、64.34%)、MS(ES):553.28[M+H]
[0046] 合成I-1367。96.32(0.090g、0.16mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-1367を得た。(0.058g、77.00%)、MS(ES):m/z 463.61[M+H]+, LCMS純度: 96.14%, HPLC純度: 98.39%, キラルHPLC: 96.89%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.70 (s, 1H), 8.65-8.63 (d, J=8Hz, 1H), 8.41-8.40 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.32-8.31 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.55 (bs, 1H), 4.68-4.65 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.56-4.53 (t, J=4.8Hz, 1H), 3.11-3.10 (d, J=4.8Hz, 4H), 3.04-3.00 (m, 1H), 2.94-2.91(m, 4H), 2.73-2.68 (m, 2H), 2.21-2.18 (m, 1H), 0.87-0.83 (m, 2H), 0.59 (bs, 2H)。
[0047] 96aの中間体の合成
Figure 0007216705000901
[0048] 化合物1.2の合成。1.(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の冷溶液に、1.1(1.14g、6.48mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.3g、8.42mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.157g、1.29mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.680g、33.45%)。MS(ES):m/z 314.13[M+H]
[0049] 化合物1.3の合成。1.2(0.680g、2.17mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.520g、21.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.490g、75.44%)。MS(ES):m/z 300.12[M+H]
[0050] 化合物1.4の合成。1.3.(0.490g、1.63mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.279g、2.77mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.582g、2.11mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.4g、65.96%)。MS(ES):m/z 371.19[M+H]
[0051] 中間体96aの合成。1.4(0.4g、1.07mmol、1当量)のジオキサン(8mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96aを得た。(0.3g、90.56%)。MS(ES):m/z 307.12[M+HCl]
[0052] 中間体96bの合成
Figure 0007216705000902
[0053] 化合物1.2の合成。1.(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)中の冷溶液に、1.1(0.327g、3.24mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.653g、4.21mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.078g、0.64mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.390g、50.67%)。MS(ES):m/z 238.10[M+H]
[0054] 化合物1.3の合成。1.2(0.390g、1.64mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(5mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.393g、16.4mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.3g、81.76%)。MS(ES):m/z 224.09[M+H]
[0055] 化合物1.4の合成。1.3(0.3g、1.34mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.229g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.275g、69.52%)。MS(ES):m/z 295.16[M+H]
[0056] 中間体96bの合成。1.4(0.275g、0.93mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96bを得た。(0.2g、92.80%)。MS(ES):m/z 231.09[M+HCl]
[0057] 中間体96cの合成
Figure 0007216705000903
[0058] 化合物1.2の合成。1(2.0g、10.0mmol、1.0当量)および1.1(1.5g、12.0mmol、1.2当量)のアセトニトリル(60mL)中の冷溶液に、0℃で炭酸カリウム(3.4g、25mmol、2.5当量)を添加した。この反応物を80℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(2.0g、81.31%)。MS(ES):m/z 247.18[M+H]
[0059] 化合物1.3の合成。1.2(2.0g、8.11mmol、1当量)のジオキサン(40mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(80mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.3を得た。(1.5g、97.77%)。MS(ES):m/z 183.10[M+HCl]
[0060] 化合物1.5の合成。1.4(1.5g、9.73mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(18mL)中の冷溶液に、1.3(1.7g、9.73mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.9g、12.64mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.236g、1.94mmol、0.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.878g、6.81mmol、0.7当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.5を得た。(0.6g、21.84%)。MS(ES):m/z 283.14[M+H]
[0061] 化合物1.6の合成。1.5(0.670g、2.37mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.568g、23.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6を得た。(0.580g、91.09%)。MS(ES):m/z 269.13[M+H]
[0062] 化合物1.7の合成。1.6(0.580g、2.16mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.370g、3.67mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.77g、2.80mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.470g、64.05%)。MS(ES):m/z 340.20[M+H]
[0063] 中間体96cの合成。1.7(0.470g、1.38mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(10mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、96cを得た。(収率:90.54%)、MS(ES):m/z 240.15[M+H]
[0064] 中間体96dの合成。
Figure 0007216705000904
[0065] 中間体96dの合成。1(1g、5.71mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.8g、8.57mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.57g、11.42mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.20g、2.28mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.216g、1.14mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96d(0.550g、収率:43.32%)を得た。MS(ES):m/z 223.10[M+H]
[0066] 中間体96eの合成
Figure 0007216705000905
[0067] 化合物1.2の合成。1(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のアセトニトリル(10mL)中の冷溶液に、1.1(0.395g、3.56mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.652g、4.21mmol、1.3当量)およびモレキュラーシーブを添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.320g、46.71%)。MS(ES):m/z 212.07[M+H]
[0068] 化合物1.3の合成。1.2(0.320g、1.51mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.265g、88.70%)。MS(ES):m/z 198.05[M+H]
[0069] 化合物1.4の合成。1.3(0.265g、1.34mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.230g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.160g、44.37%)。MS(ES):m/z 269.13[M+H]
[0070] 中間体96eの合成。1.4(0.160g、0.59mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96eを得た。(0.125g、98.33%)。MS(ES):m/z 205.05[M+HCl]
[0071] 中間体96fの合成
Figure 0007216705000906
[0072] 化合物1.2の合成。1(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(6mL)中の冷溶液に、1.1(0.816g、3.56mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.652g、4.21mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.078g、0.64mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.360g、30.36%)。MS(ES):m/z 366.21[M+H]
[0073] 化合物1.3の合成。1.2(0.360g、0.98mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(6mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.235g、9.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.262g、75.68%)。MS(ES):m/z 352.19[M+H]
[0074] 化合物1.4の合成。1.3(0.262g、0.74mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.126g、1.25mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.264g、0.96mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.160g、50.79%)。MS(ES):m/z 423.26[M+H]
[0075] 中間体96fの合成。1.4(0.160g、0.37mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(4mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、96fを得た。(0.100g、収率:95.13%)、MS(ES):m/z 209.12[M+H]
[0076] 中間体96gの合成
Figure 0007216705000907
[0077] 化合物1.2の合成。1(0.300g、1.89mmol、1.0当量)および化合物1.1(0.270g、1.89mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液化合物に、炭酸カリウム(0.782g、5.67mmol、3.0当量)を室温で添加した。この反応混合物を10分間脱気し、そして130℃で8時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、1.2を得た。(0.230g、収率:45.82%)。MS(ES):m/z 266.11[M+H]
[0078] 中間体96gの合成。1.2(0.230g、0.86mmol、1.0当量)のメタノール(5ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.104g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な196gを得た。(0.200g、98.04%)。MS(ES):m/z 236.14[M+H]
[0079] 中間体96hの合成
Figure 0007216705000908
[0080] 化合物1.2の合成。1(0.8g、5.19mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.1(0.451g、5.19mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.28g、6.747mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.158g、1.29mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.520g、44.88%)を得た。MS(ES):m/z 224.45[M+H]
[0081] 化合物1.3の合成: 1.2(0.520g、2.33mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.979g、23.4mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(0.410g、84.5%)を得た。MS(ES):m/z 210[M+H]
[0082] 化合物1.4の合成: 1.3(0.41g、1.96mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.333g、3.33mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.700g、2.54mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.230g、41.86%)を得た。MS(ES):m/z 281.3[M+H]
[0083] 中間体96hの合成: 1.4(0.230g、0.820mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96h(0.150g、84.38%)を得た。MS(ES):m/z 217.35[M+H]
[0084] 中間体96iの合成
Figure 0007216705000909
[0085] 化合物1.1の合成。1(2.0g、1.31mmol、1.0当量)のジクロロメタン(10mL)中の溶液に、イミダゾール(1.5g、6.55mmol、5.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。さらなるtert-ブチルジメチルシリルクロリド(0.98g、1.96mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンにより抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、生成物1.1(1.2g、39.65%)を得た。MS(ES):m/z 230.44[M+H]
[0086] 化合物1.3の合成。1.2(0.65g、6.49mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.1(1.0g、6.49mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.65g、8.43mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.2g、1.62mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3(0.6g、38.92%)を得た。MS(ES):m/z 366.55[M+H]
[0087] 化合物1.4の合成。1.3(0.6g、1.64mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.69g、1.64mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4(0.5g、86.66%)を得た。MS(ES):m/z 352.52[M+H]
[0088] 化合物1.5の合成。1.4(0.50g、1.42mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.25g、2.41mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.51g、1.85mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5(0.3g、49.90%)を得た。MS(ES):m/z 423.64[M+H]
[0089] 中間体96iの合成。1.5(0.3g、0.709mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(2mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(3mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96i(0.12g、94.70%)を得た。MS(ES):m/z 209.26[M+H]
[0090] 中間体96jの合成
Figure 0007216705000910
[0091] 化合物1.1Aの合成:化合物を、I-608に従って合成して、1.1Aを得た。
[0092] 化合物1.2の合成: 1(2g、12.98mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.1(2.83g、12.98mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.22g、16.88mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.39g、3.5mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(1.6g、34.94%)を得た。MS(ES):m/z 355.34[M+H]
[0093] 化合物1.3の合成:化合物1.2(1.6g、4.5mmol、1.0当量)をジクロロメタン(4mL)に溶解させ、そしてジオキサン中4MのHCl(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、1.3(1.6g、76.19%)を得た。MS(ES):m/z 290[M+H]
[0094] 化合物1.4の合成: 1.3(1.6g、5.55mmol、1.0当量)のメタノール(20mL)中の冷溶液に、ホルムアルデヒド(0.827g、27.58mmol、5.0当量)および酢酸(1.9g、33mmol、6当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で60分間撹拌し、そしてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.02g、16.88mmol、3当量)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.4(0.8g、54.18%)を得た。MS(ES):m/z 269.34[M+H]
[0095] 化合物1.5の合成: 1.4(0.5g、1.86mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.78g、18.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(0.350g、73.86%)を得た。MS(ES):m/z 255.35[M+H]
[0096] 化合物1.6の合成: 1.5(0.350g、1.33mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.236g、2.33mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.475g、1.72mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.6(0.220g、49.12%)を得た。MS(ES):m/z 326.5[M+H]
[0097] 中間体96jの合成: 1.6(0.220g、0.670mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96j(0.150g、98.48%)を得た。MS(ES):m/z 226.35[M+H]
[0098] 中間体96kの合成
Figure 0007216705000911
[0099] 化合物1.1Aおよび1.1Bの合成: 1(0.2g、0.92mmol、1.0当量)のメタノール(20mL)中の冷溶液に、酢酸アンモニウム(0.499g、6.48mmol、7.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、そしてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.085g、1.3mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.1A(0.02g、19.91%)MS(ES):m/z 219.35[M+H]および1.1B(0.02g、19.91%)MS(ES):m/z 219.35[M+H]を得た。
[0100] 化合物1.3の合成: 1.2(2g、12.98mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.1B(2.83g、12.98mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.22g、16.88mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.39g、3.5mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.3(1.6g、34.94%)を得た。MS(ES):m/z 355.34[M+H]
[0101] 化合物1.4の合成: 化合物1.3(1.6g、4.5mmol、1.0当量)をジクロロメタン(4mL)に溶解させ、そしてジオキサン中4MのHCl(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、1.4(1.6g、76.19%)を得た。MS(ES):m/z 290[M+H]
[0102] 化合物1.5の合成: 1.4(1.6g、5.55mmol、1.0当量)のメタノール(20mL)中の冷溶液に、ホルムアルデヒド(0.827g、27.58mmol、5.0当量)および酢酸(1.9g、33mmol、6当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、そしてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.02g、16.88mmol、3当量)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.5(0.8g、54.18%)を得た。MS(ES):m/z 269.34[M+H]
[0103] 化合物1.6の合成: 1.5(0.5g、1.86mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.78g、18.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.350g、73.86%)を得た。MS(ES):m/z 255.35[M+H]
[0104] 化合物1.7の合成: 1.6(0.350g、1.33mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.236g、2.33mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.475g、1.72mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7(0.220g、49.12%)を得た。MS(ES):m/z 326.5[M+H]
[0105] 中間体96kの合成: 1.7(0.220g、0.670mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96k(0.150g、98.48%)を得た。MS(ES):m/z 226.35[M+H]
[0106] 中間体96lの合成
Figure 0007216705000912
[0107] 化合物1.2の合成。1(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の冷溶液に、1.1(0.536g、3.24mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.807g、4.21mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.078g、0.64mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、1.2を得た。(0.420g、48.80%)。MS(ES):m/z 266.1[M+H]
[0108] 化合物1.3の合成。1.2(0.420g、1.58mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.379g、15.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.240g、60.33%)。MS(ES):m/z 252.1[M+H]
[0109] 化合物1.4の合成。1.3(0.240g、0.95mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.162g、1.61mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.338g、1.23mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.2g、64.95%)。MS(ES):m/z 323.1[M+H]
[0110] 中間体96lの合成。1.4(0.2g、0.62mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(4mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、96lを得た。(0.140g、94.28%)。MS(ES):m/z 223.1[M+H]
[0111] 中間体96mの合成
Figure 0007216705000913
[0112] 化合物1.2の合成。1(0.6g、3.89mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の冷溶液に、1.1(0.455g、3.89mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.968g、5.05mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.093g、0.77mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、1.2を得た。(0.450g、45.64%)。MS(ES):m/z 254.1[M+H]
[0113] 化合物1.3の合成。水素化ナトリウム(0.055g、2.30mmol、1.3当量、60%の分散物)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の撹拌懸濁物に、1.2(0.450g、1.77mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液を、N下で0℃で滴下により添加した。この混合物を同じ条件下で20分間撹拌し、そしてヨウ化メチル(0.301g、2.12mmol、1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液を滴下により添加した。この反応混合物を室温で14時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.3を得た。(0.340g、75.56%)。MS(ES):m/z 254.1[M+H]
[0114] 化合物1.4の合成。1.3(0.340g、1.34mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.229g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.280g、64.30%)。MS(ES):m/z 325.1[M+H]
[0115] 中間体96mの合成。1.4(0.280g、0.86mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(5mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、96mを得た。(0.190g、84.43%)。MS(ES):m/z 261.1[M+H]
[0116] 中間体96nの合成
Figure 0007216705000914
[0117] 化合物1.1の合成。過酸化水素(30%)(60ml)を濃HSO(120mL)中に滴下により添加した。1(10g、76.92mmol、1.0当量)の濃HSO(180mL)中の溶液を、第一の溶液中に0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして重炭酸ナトリウムで塩基性にした。生じた不溶性塩を濾過し、そしてその水相を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、1.1を得た。(4.4g、35.76%)、MS(ES):m/z 161.01[M+H]
[0118] 化合物1.2の合成。1.1(4.4g、27.5mmol、1.0当量)のメタノール(95mL)中の溶液に、ナトリウムメトキシド(1.63g、30.25mmol、1.1当量)を室温で滴下により添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中24%の酢酸エチル中に溶出させて、1.2を得た。(0.670g、14.16%)、MS(ES):m/z 173.03[M+H]
[0119] 化合物1.3の合成。1.2(0.670g、3.89mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中92%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.520g、93.98%)。MS(ES):m/z 143.06[M+H]
[0120] 化合物1.5の合成。1.4(0.180g、1.16mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の冷溶液に、1.3(0.164g、1.16mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.288g、1.50mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.028g、0.23mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、1.5を得た。(0.210g、64.62%)。MS(ES):m/z 279.07[M+H]
[0121] 化合物1.6の合成。1.5(0.210g、0.75mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.125g、3.0mmol、4.0当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な1.6を得た。(0.180g、90.26%)。MS(ES):m/z 265.06[M+H]
[0122] 化合物1.7の合成。1.6.(0.180g、0.68mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(4mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.116g、1.15mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.242g、0.88mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.125g、54.72%)。MS(ES):m/z 336.13[M+H]
[0123] 中間体96nの合成。1.7(0.125g、0.37mmol、1当量)のジオキサン(1mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(1mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96nを得た。(0.070g、79.84%)。MS(ES):m/z 236.08[M+H]
[0124] 中間体96oの合成
Figure 0007216705000915
[0125] 化合物1.1の合成: 1(12g、75.94mmol、1.0当量)のエタノール(120mL)中の溶液に、ヨウ化メチル(54g、379mmol、5当量)を密封チューブ内で室温で添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして沈殿した固体を濾別して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.1(12g、91.31%)を得た。MS(ES):m/z 174.23[M+H]
[0126] 化合物1.2の合成: 1.1(12g、69.36mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(120mL)中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(5.12g、138.64mmol、2当量)を-0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して固体を得、これをさらに、蒸留により精製して、純粋な1.2(8.0g、収率:65.52%)を得た。MS(ES):m/z 177.23[M+H]
[0127] 化合物1.4の合成: 1.2(8.0g、45.45mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(80mL)中の溶液に、1.3(12.0g、113.62mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(18.8g、136.35mmol、3.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(1.5g、18.18mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(1.7g、9.09mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.4(4.45g、収率:47.71%)を得た。MS(ES):m/z 206.20[M+H]
[0128] 化合物1.5の合成: 1.4(2g、9.75mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.511g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.5(1.4g、69.32%)を得た。MS(ES):m/z 208[M+H]
[0129] 化合物1.6の合成: 1.5(1.5g、7.23mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.4g、14.46mmol、2.当量)および無水酢酸(3.6g、36.15mmol、5.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.6を得た。(0.8g、収率:51.16%)。MS(ES):m/z 250.15[M+H]
[0130] 化合物1.7の合成: 1.6(0.1g、403mmol、1.0当量)のジクロロメタン(10mL)中の溶液に、N-ヨード-スクシンイミド(0.064g、0.48mmol、1.2.当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.7を得た。(0.02g、収率:17.18%)。MS(ES):m/z 284.5[M+H]
[0131] 中間体96oの合成: 1.7(031g、1.095mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.301g、2.18mmol、2当量)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96oを得た。(0.120g、45.44%)。MS(ES):m/z 242.5[M+H]
[0132] 中間体96pの合成
Figure 0007216705000916
[0133] 中間体96pの合成。1.(0.5g、2.8mmol、1当量)のジメチルスルホキシド(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.797g、5.78mmol、2.0当量)および1-オキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン塩酸塩(0.772g、4.2mmol、1.5当量)を添加し、その後、150℃で20時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な96p(0.280g、41.53%)を得た。MS(ES):m/z 234.32[M+H]
[0134] 中間体96qの合成
Figure 0007216705000917
[0135] 化合物1.1の合成。1(10.0g、119.04mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の溶液に、臭素(19.04g、119.04mmol、1.0当量)を-78℃で滴下により添加し、そしてトリエチルアミン(24.0g、238.08mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライトで濾過し、そして生成物をメタノールで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な1.1を得た。(4.5g、23.22%)。MS(ES):m/z 162[M-H]
[0136] 化合物1.3の合成。1.1(2.0g、12.26mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、1.2(1.88g、14.71mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(3.38g、24.52mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.107g、1.22mmol、0.1当量)、およびヨウ化銅(0.465g、2.45mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.3を得た。(1.3g、収率:22.40%)。MS(ES):m/z 211.08[M+H]
[0137] 中間体96qの合成。1.3.(0.5g、2.38mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.2g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96q(0.300g、59.43%)を得た。MS(ES):m/z 213.10[M+H]
[0138] 中間体96rの合成
Figure 0007216705000918
[0139] 化合物1.1の合成: 1.(20g、198.01mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、トリエチルアミン(60g、594.01mmol、3当量)およびジカルボン酸ジ-tert-ブチル(64.74g、297.05mmol、1.5当量))を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、そして十分に乾燥させて、1.1(14.7g、36.94%)を得た。MS(ES):m/z 202.5[M+H]
[0140] 化合物1.2の合成: 1.1(14.7g、73.13mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、アゾカルボン酸ジエチル(19.4g、109.5mmol、1.5当量)、トリフェニルホスフィン(28.7g、109mmol、1.50当量)、および最後にニトロ安息香酸(18.31g、109mmol、1.50当量)を、0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(12g、46.89%)を得た。MS(ES):m/z 351.5[M+H]
[0141] 化合物1.3の合成: 1.2(12g、34.18mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、炭酸カリウム(14.15g、102mmol、3当量)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.3(6.2g、89.94%)を得た。MS(ES):m/z 202.27[M+H]
[0142] 化合物1.4の合成: 1.3(6g、29.85mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(2.3gg、59.70mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてヨウ化メチル(6.35g、44.77mmol、1.50当量)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.4(3.4g、51.27%)を得た。MS(ES):m/z 216.5[M+H]
[0143] 化合物1.5の合成: 1.4(3.4g、15.84mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.5(1.6g、66.82%)を得た。MS(ES):m/z 152.63[M+H]
[0144] 化合物1.7の合成: 1.6(1g、6.4mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.5(0.98g、6.4mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.59g、8.32mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.192g、1.6mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.7(0.650g、39.87%)を得た。MS(ES):m/z 252.5[M+H]
[0145] 化合物1.8の合成: 1.7(0.650g、2.58mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1g、25.79mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.8(0.4g、65.18%)を得た。MS(ES):m/z 238.23[M+H]
[0146] 化合物1.9の合成: 1.8(0.40g、1.68mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.29g、2.86mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.6g、2.18mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.9(0.190g、36.54%)を得た。MS(ES):m/z 309.38[M+H]
[0147] 中間体96rの合成: 1.9(0.190g、0.61mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(5mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96r(0.1g、77.93%)を得た。MS(ES):m/z 210[M+H]
[0148] 中間体96sの合成
[0149]
Figure 0007216705000919
[0150] 化合物1.1の合成 化合物1(10.0g、90.01mmol、1.0当量)のヘキサメチルホスホロアミド(16.12g、90.01mmol、1.0当量)中の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(7.2g、180.0mmol、2.0当量)を少しずつ添加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌し、その後、1,2-ジブロモエタン(25.36g、135.01mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中に溶出することによるカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.1を得た。(1.5g、12.15%)MS(ES):m/z 138.14.[M+H]
[0151] 化合物1.2の合成 化合物1.2(1.50g、13.50mmol、1.0当量)の硫酸(1.5ml)中の溶液を、硫酸(9.0ml)および硝酸(niric acid)(1.50ml)中の混合物に0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で60分間撹拌した。この反応の完了後、この反応混合物を氷中に移し、そして撹拌した。沈殿した生成物を濾過し、そして十分に乾燥させて、1.2を得た。(1.10g、59.41%)MS(ES):m/z 183.14.[M+H]
[0152] 中間体96sの合成。1.2(1.10g、6.03mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.511g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96(0.479g、52.13%)を得た。MS(ES):m/z 153.15[M+H]
[0153] 中間体96tの合成
Figure 0007216705000920
[0154] 化合物1.1の合成。1.(10g、63.29mmol、1.0当量)のエタノール(400ml)中の溶液に、ヨウ化メチル(44.9g、316.45mmol、5.0当量)を添加した。この反応混合物を90℃で15時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中15%の酢酸エチルにより精製して、1.1を得た。(13g、収率:99.60%)。MS(ES):m/z 172.98[M+H]
[0155] 化合物1.2の合成。1.1(13g、43.33mmol、1.0当量)のメタノール(200ml)中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(2.404g、64.99mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中15%の酢酸エチルにより精製して、1.2を得た。(3.2g、収率:91.31%)。MS(ES):m/z 177.00[M+H]
[0156] 化合物1.4の合成。1.2(1.5g、8.52mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(25mL)中の溶液に、1.3(0.721g、6.56mmol、0.8当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.35g、17.04mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.149g、1.70mmol、0.2当量)、およびヨウ化銅(0.323g、1.70mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.4を得た。(0.9g、収率:51.46%)。MS(ES):m/z 206.12[M+H]
[0157] 中間体96tの合成。1.4.(0.9g、4.39mmol、1.0当量)のメタノール(20ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.4g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96t(0.540g、51.46%)を得た。MS(ES):m/z 208.14[M+H]
[0158] 中間体96uの合成
Figure 0007216705000921
[0159] 化合物1.1の合成。1(3g、16.93mmol、1.0当量)の硫酸(3mL)中の溶液に、硝酸(2mL)を0℃で添加し、そして0℃で1.5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水中に移し、そして沈殿した生成物を濾過し、十分に乾燥させて、1.1(1.2g、43.45%)を得た。MS(ES):m/z 164.50[M+H]
[0160] 化合物1.2の合成。1.1(1.2g、7.36mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.12g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.2(0.75g、76.57.00%)を得た。MS(ES):m/z 135.14[M+H]
[0161] 中間体96uの合成。1.3(0.4g、1.025mmol、1.0当量)のイソプロピルアルコール(100mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(0.217g、2.05mmol、2.0当量)および1.2(0.136g、1.025mmol、1.0当量)を添加し、そして室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、96u(0.170g、30.66%)を得た。MS(ES):m/z 217.35[M+H]
[0162] 中間体96vの合成
Figure 0007216705000922
[0163] 化合物1.1の合成 化合物1(1.4g、9.52mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.274g、11.42mmol、1.2当量)を少しずつ添加し、そして0℃で60分間撹拌し、その後、3-(ブロモメチル)テトラヒドロフラン(1.70g、10.47mmol、1.1当量)を滴下により添加した。反応混合物を60℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、カラムクロマトグラフィーにより精製し、そして生成物をヘキサン中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(0.800g、36.34%)MS(ES):m/z 232[M+H]
[0164] 中間体96vの合成。1.1(0.800g、3.47mmol、1.0当量)および1.2(0.496g、4.51mmol、1.3当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.19g、8.67mmol、2.5当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.098g、0.520mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.076g、0.867mmol、0.25当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で36時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中4.0%のメタノール中に溶出させて、純粋な96v(0.150g、16.65%)を得た。MS(ES):m/z 261.13[M+H]
[0165] 中間体96wの合成
Figure 0007216705000923
[0166] 化合物1.2の合成 1(0.6g、3.03mmol、1.0当量)および1.1(0.27g、3.03mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、トリフェニルホスフィン(1.19g、4.54mmol、1.5当量)およびアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.918g、4.54mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.7g、86.17%)を得た。MS(ES):m/z 269.11[M+H]
[0167] 中間体96wの合成。1.2(0.52g、1.94mmol、1.0当量)のトルエン(26mL)中の溶液に、ヘキサメチルジスズ(1.91g、5.82mmol、3.0当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.224g、0.194mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な96w(0.35g、51.26%)を得た。MS(ES):m/z 353.03[M+H]
[0168] 中間体96xの合成
Figure 0007216705000924
[0169] 化合物1.1の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.1を得た。(収率:59.79%)。MS(ES):m/z 186.61[M+H]
[0170] 中間体96xの合成。1.1.(1.4g、7.54mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.2(1.6g、11.31mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.0g、15.08mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.26g、3.01mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.28g、1.50mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96x(0.36g、収率:16.25%)を得た。MS(ES):m/z 294.71[M+H]
[0171] 中間体96yの合成
Figure 0007216705000925
[0172] 化合物1.1の合成: 1(2g、8.51mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の冷溶液に、ベンジルアミン(1.3g、12.7mmol、1.5当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5.4g、25.53mmol、かつ3.0当量)を少しずつ添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.1(1.2g、43.24%)を得た。MS(ES):m/z 327.39[M+H]
[0173] 化合物1.2の合成: 1.1(1.2g、3.6mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.511g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.1(0.8g、92.10%)を得た。MS(ES):m/z 237[M+H]
[0174] 化合物1.4の合成: 1.3(0.66g、4.2mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.2(1.0g、4.2mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.104g、6.747mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.120g、1.05mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.4(0.35g、22.21%)を得た。MS(ES):m/z 373.45[M+H]
[0175] 化合物1.5の合成: 1.4(0.520g、1.39mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、1.5(0.420g、99.95%)を得た。MS(ES):m/z 273.35[M+H]
[0176] 化合物1.6の合成: 1.5(0.41g、1.5mmol、1.0当量)のメタノール(50mL)中の冷溶液に、パラホルムアルデヒド(0.27g、9.1mmol、6.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.5g、9.1mmol、6.0当量)および酢酸(0.54g、9.1mmol、6.0当量)を少しずつ添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.6(0.3g、69.59%)を得た。MS(ES):m/z 287.5[M+H]
[0177] 化合物1.7の合成: 1.6(0.3g、1.01mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.432g、10.10mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.7(0.220g、77.1%)を得た。MS(ES):m/z 274.5[M+H]
[0178] 化合物1.8の合成。1.7(0.220g、0.80mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.138g、1.36mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.286g、1.04mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.8(0.160g、57.66%)を得た。MS(ES):m/z 344.34[M+H]
[0179] 中間体96yの合成: 1.8(0.160g、0.46mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、96y(0.125g、95.21%)を得た。MS(ES):m/z 280[M+H]
[0180] 中間体96zの合成
Figure 0007216705000926
[0181] 化合物1.2の合成。1(3g、14.28mmol、1.0当量)および1.1(2.4g、17.14mmol、1.2当量)のジオキサン(30mL)中の溶液に、酢酸銅(2.60g、14.28mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(5.00mL、35.7mmol、2.5当量)を窒素下で添加した。この反応物を80℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.380g、11.98%)、MS(ES):m/z 222.20[M+H]
[0182] 中間体96zの合成。1.1(0.380g、1.71mmol、1.0当量)のメタノール(4ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な96z(0.120g、36.13%)を得た。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
[0183] 中間体96aaの合成
Figure 0007216705000927
[0184] 化合物1.2の合成。1.1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の撹拌溶液に、1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)をAr下で0℃で一度に添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(6.3g、48.71mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.1g、42.21mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(1.0g、8.11mmol、0.25当量)をAr下で添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を、ジクロロメタン中1.9%のメタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(4.3g、52.76%)を得た。MS(ES):m/z 252.42[M+H]
[0185] 化合物1.3の合成。1.2(4.0g、15.94mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(40mL)中の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(1.3g、31.88mmol、2.0当量、60%の分散物)を、N下で0℃で10分間かけて少量ずつ添加した。室温で15分間撹拌した後に、この反応混合物を0℃まで冷却し、そしてヨウ化メチル(2.9g、20.72mmol、1.3当量)を10分間かけてゆっくりと滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで氷水でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(2.30g、54.50%)を得た。MS(ES):m/z 266.34[M+H]
[0186] 化合物1.4の合成。1.3(2.30g、8.68mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(70mL)中の撹拌溶液に、メタノール(24.5mL)、および水酸化リチウム一水和物(1.5g、34.72mmol、4.0当量)の水(35mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を、0℃で、1NのHClをゆっくりと添加することによりpH3に調整した。その沈殿物を濾過により集め、そして乾燥させて、純粋な化合物1.4(1.9g、87.55%)を得た。MS(ES):m/z 252.45[M+H]
[0187] 化合物1.5の合成。1.4(1.90g、7.57mmol、1.0当量)、tertブタノール(20mL)、ジフェニルホスホリルアジド(2.9g、10.60mmol、1.4当量)およびトリエチルアミン(1.07g、10.60mmol、1.4当量)の撹拌混合物を80℃でN下で18時間加熱した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてその有機溶液を水で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(1.8g、74.07%)を得た。MS(ES):m/z 323.34[M+H]
[0188] 中間体96aaの合成。1.5(1.8g、5.59mmol)のジクロロメタン(18mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(15mL)を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその固体残渣をジエチルエーテルで摩砕して、96aaの塩酸塩(1.20g、82.75%)を得た。MS(ES):m/z 223.64[M+H]
[0189] 中間体96bbの合成
Figure 0007216705000928
[0190] 化合物1.2の合成。1(3.0g、19.46mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の冷溶液に、1.1(2.5g、19.46mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.9g、25.29mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.475g、3.89mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(1.1g、21.30%)。MS(ES):m/z 266.13[M+H]
[0191] 化合物1.3の合成。1.2(1.1g、4.14mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(22mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.993g、41.4mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.8g、76.79%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
[0192] 化合物1.4の合成。1.3(0.8g、3.18mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(20mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.545g、5.40mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.1g、4.13mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.550g、53.58%)。MS(ES):m/z 323.19[M+H]
[0193] 中間体96bbの合成。1.4(0.550g、1.70mmol、1当量)のジオキサン(12mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(24mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96bbを得た。(0.4g、98.89%)。MS(ES):m/z 223.14[M-HCl]
[0194] 中間体96ccの合成
Figure 0007216705000929
[0195] 中間体96ccの合成。1.(0.180g、1.24mmol、1当量)および1.1(0.264g、1.48mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(6mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.342g、2.48mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.045g、0.24mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.043g、0.49mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な96cc(0.050g、23.17%)を得た。MS(ES):m/z 243.04[M+H]
[0196] 中間体96ddの合成
Figure 0007216705000930
[0197] 中間体96ddの合成。1.(0.070g、0.63mmol、1.0当量)および1.1(0.123g、0.69mmol、1.1当量)の1,4-ジオキサン(3mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.173g、1.26mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.022g、0.12mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.022g、0.25mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な96ddを得た。(0.035g、26.45%)。MS(ES):m/z 209.08[M+H]
[0198] 中間体96eeおよび96ffの合成
Figure 0007216705000931
[0199] 化合物1.1の合成: 1.(3g、29.7mmol、1.0当量)のメタノール(30mL)中の冷溶液に、トリエチルアミン(8.9g、89mmol、3当量)およびジ炭酸ジ-tert-ブチル(9.7g、44.5mmol、1.5当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移すと、生成物が析出した。固体化合物を減圧下で濾過して、粗製物質を1.1として得た(0.650g、39.87%)。MS(ES):m/z 252.5[M+H]
[0200] 化合物1.2の合成: 1.1(4g、19.9mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(40mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(1.5g、39.8mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてヨウ化メチル(4g、28.5mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(2.8g、65.44%)を得た。MS(ES):m/z 216.5[M+H]
[0201] 化合物1.3の合成: 1.2(1.8g、8.33mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.3(1.2g、94.98%)を得た。MS(ES):m/z 152.63[M+H]
[0202] 化合物1.5の合成: 1.4(1g、6.4mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.3(0.98g、6.4mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.59g、8.32mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.192g、1.6mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.5(0.650g、39.87%)を得た。MS(ES):m/z 252.5[M+H]
[0203] 化合物1.6の合成: 1.5(0.650g、2.58mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1g、25.79mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.4g、65.18%)を得た。MS(ES):m/z 238.23[M+H]
[0204] 化合物1.7の合成: 1.6(0.40g、1.68mmol、1.0当量)の第三級ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.29g、2.86mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.6g、2.18mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7(0.190g、36.54%)を得た。MS(ES):m/z 309.38[M+H]
[0205] 化合物1.8の合成: 1.7(0.190g、0.61mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(5mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.8(0.1g、77.93%)を得た。MS(ES):m/z 210[M+H]
[0206] 中間体96ffおよび96eeの合成: 1.8の異性体(0.1g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール0.360%のジエチルアミン中を共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2を得た。画分-1を減圧下で30℃で濃縮して、0.04gを得た。MS(ES):m/z 210[M+H], LCMS純度: 100%, キラルHPLC純度: 100%。画分-2を減圧下で30℃で濃縮して、0.045gを得た。MS(ES):m/z 210[M+H], LCMS純度: 98%, キラルHPLC純度: 100%。
[0207] 中間体96ggの合成
Figure 0007216705000932
[0208] 中間体96ggの合成。1(1g、6.92mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.8g、10.38mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.9g、13.84mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.24g、2.76mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.26g、1.38mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96gg(0.27g、収率:16.35%)を得た。MS(ES):m/z 239.68[M+H]
[0209] 中間体96hhの合成
Figure 0007216705000933
[0210] 化合物1.2の合成。1.0(1gm、6.14mmol、1.0当量)および1.1(1.45g、7.36mmol、1.2当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の溶液に、炭酸セシウム(3.99gm、12.28mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中40~80%の酢酸エチル中に溶出させるシリカゲル(100~200メッシュ)を使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2を得た。(0.580g、29.10%)。MS(ES):m/z 325.07[M+H]
[0211] 中間体96hhの合成。アルゴンを、1.2(0.580g、1.78mmol、1.0当量)のトルエン(15mL)中の撹拌溶液に通して10分間パージし、その後、ヘキサメチルジスズ(0.583g、1.78mmol、1.0当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.205g、0.17mmol、0.1当量)を添加し、そしてさらなるパージを5分間行った。反応物を100℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、96hhを得た。(0.300g、41.09%)、MS(ES):m/z 409.13[M+H]
[0212] 中間体96iiの合成
Figure 0007216705000934
[0213] 中間体96iiの合成。1(1.0g、6.29mmol、1.0当量)のメタノール(25mL)中の溶液に、10%活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、96ii(0.8g、98%)を得た。MS(ES):m/z 130.11[M+H]
[0214] 中間体96jjの合成
Figure 0007216705000935
[0215] 化合物1.2の合成。1.0(1.0g、5.05mmol、1.0当量)、1.1(0.910g、6.06mmol、1.2当量)および炭酸セシウム(3.3g、10.10mmol、2.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の混合物を室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中40~80%の酢酸エチル中に溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(1.3g、83.34%)を得た。MS(ES):m/z 310.51[M+H]
[0216] 化合物1.3の合成。アルゴンを、1.2(0.5g、1.6mmol、1.0当量)、ヘキサブチルジスズ(0.530g、1.60mmol、1.0当量)のトルエン(15mL)中の撹拌溶液に通して10分間パージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.185g、0.16mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを5分間行った。反応物を100℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3を得た。(0.710g)、MS(ES):m/z 395.63[M+H]
[0217] 中間体96kkの合成
Figure 0007216705000936
[0218] 化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(1.1g、収率:56.11%)、MS(ES):m/z 208.07[M+H]
[0219] 中間体96kkの合成。1.2(1.1g、5.30mmol、1.0当量)のメタノール(12mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.48g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96kkを得た。(0.620g、65.90%)。MS(ES):m/z 178.09[M+H]
[0220] 中間体96llの合成
Figure 0007216705000937
[0221] 化合物1.2の合成。1.0(1.0gm、5.05mmol、1.0当量)、1.1(0.910g、6.06mmol、1.2当量)および炭酸セシウム(3.3g、10.10mmol、2.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の溶液を室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中40~80%の酢酸エチル中に溶出させるシリカゲル(100~200メッシュ)を使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(0.600g、38.21%)を得た。MS(ES):m/z 312.51[M+H]
[0222] 中間体96llの合成。アルゴンを、1.2(0.5g、1.6mmol、1.0当量)、ヘキサブチルジスズ(0.530g、1.60mmol、1.0当量)のトルエン(15mL)中の撹拌溶液に通して10分間パージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.185g、0.16mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを5分間行った。反応物を100℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、96llを得た。(0.710g)、MS(ES):m/z 397.63[M+H]
[0223] 中間体96mmの合成
Figure 0007216705000938
[0224] 化合物1.1の合成。1(5g、43.10mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の冷溶液に、トリエチルアミン(0.870g、86.2mmol、5.0当量)を添加し、その後、塩化メシル(0.982g、86.2mmol、2.0当量)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、純粋な物質1.1を得た。(3.4g、40.66%)、MS(ES):m/z 195.25[M+H]
[0225] 化合物1.2の合成。1.1(3.4g、5.15mmol、1.0当量)のジメチルスルホキシド(10mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(3.7g、56.7mmol、11当量)を室温で添加した。この反応物を室温で20時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、純粋な物質1.2を得た。(2.3g、93.08%)、MS(ES):m/z 141.11[M+H]
[0226] 化合物1.3の合成。1.1(2.3g、16.29mmol、1.0当量)のメタノール(45ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(1.2g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.3(1.7g、91.93%)を得た。MS(ES):m/z 116.18[M+H]
[0227] 化合物1.5の合成。1.3(0.373g、3.24mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の冷溶液に、1.4(0.500g、3.24mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.810g、4.22mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.079g、0.649mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.5(0.240g、29.49%)を得た。MS(ES):m/z 252.28[M+H]
[0228] 化合物1.6の合成。1.5(0.240g、0.956mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(5mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.219g、9.56mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.210g、92.67%)を得た。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
[0229] 化合物1.7の合成。1.6(0.210g、0.885mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.151g、1.50mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.316g、1.15mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7(0.172g、63%)を得た。MS(ES):m/z 309.38[M+H]
[0230] 中間体96mmの合成。1.7(0.172g、0.55mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96mm(0.110g、80.59%)を得た。MS(ES):m/z 208.72[M-HCl]
[0231] 中間体96nnの合成
Figure 0007216705000939
[0232] 化合物1.2の合成。化合物1(0.500g、5.04mmol、1.0当量)および化合物1.1(0.878g、5.54mmol、1.1当量)のジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.47g、25.2mmol、5.0当量)を室温で添加した。この反応混合物を10分間脱気し、そして130℃で8時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、1.2を得た。(0.2g、収率:18.82%)。MS(ES):m/z 221.22[M+H]
[0233] 中間体96nnの合成。1.2(0.2g、0.90mmol、1.0当量)のメタノール(5ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.104g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96nnを得た。(0.170g、98.33%)。MS(ES):m/z 192.11[M+H]
[0234] 中間体96ooの合成
Figure 0007216705000940
[0235] 化合物1.1の合成: 1(3g、17.55mmol、1.0当量)のt-ブタノール中の溶液に、カリウムtert-ブトキシド(4.9g、43.87mmol、2.5当量)、トリメチルスルホニウムヨージド(9.6g,,43.87mmol、2.5当量)を添加し、そして50℃で48時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.1(1.5g、42.96%)を得た。MS(ES):m/z 200.20[M+H]
[0236] 化合物1.2の合成:化合物1.1(1.5g、7.53mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてジオキサン中4MのHCl(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.2(0.6g、80.40%)を得た。MS(ES):m/z 100.1[M+H]
[0237] 化合物1.4の合成: 1.2(1g、4.69mmol、1.0当量)のトルエン(20mL)中の溶液に、1.3(1.5g、5.6mmol、1.2当量)、炭酸セシウム(3g、9.38mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで酢酸パラジウム(0)(0.052g、0.234mmol、0.05当量)および1,1′-フェロセンジイル-ビス(ジフェニルホスフィン)(0.259.9g、0.469mmol、0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を120℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.4(0.450、15.31%)を得た。MS(ES):m/z 292.3[M+H]
[0238] 化合物1.5の合成。化合物1.4(0.45g、1.5mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてジオキサン中4MのHCl(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.5(0.24g、81.26%)を得た。MS(ES):m/z 192.23[M+H]
[0239] 中間体96ppの合成
Figure 0007216705000941
[0240] 化合物1.1の合成。1(1g、6.33mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.1g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.1(0.75g、93.00%)を得た。MS(ES):m/z 129.11[M+H]
[0241] 中間体96ppの合成。1.1(1g、7.81mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.2(1.88g、11.72mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.9g、15.62mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.38g、3.125mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.19g、1.56mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、96pp(0.40g、収率:24.24%)を得た。MS(ES):m/z 208.20[M+H]
[0242] 中間体96qqの合成
Figure 0007216705000942
[0243] 中間体96qqの合成。1(1g、7.81mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.8g、11.57mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.1g、15.62mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.274g、3.21mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.296g、1.56mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96qq(0.610g、収率:37.53%)を得た。MS(ES):m/z 209.08 M+H]
[0244] 中間体96rrの合成。
Figure 0007216705000943
[0245] 中間体96rrの合成。1(1g、6.92mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.6g、10.38mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.9g、13.84mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.24g、2.76mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.26g、1.38mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96rr(0.70g、収率:45.04%)を得た。MS(ES):m/z 225.65[M+H]
[0246] 中間体96ssの合成。
Figure 0007216705000944
[0247] 中間体96ssの合成。1(0.8g、3.60mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、1.1(0.599g、4.68mmol、1.3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.24g、9.0mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.079g、0.9mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.102g、0.54mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96ss(0.045g、収率:5.62%)を得た。MS(ES):m/z 223.10[M+H]
[0248] 中間体96ttの合成。
Figure 0007216705000945
[0249] 中間体96ttの合成。1(0.850g、5.50mmol、1当量)および1.1(1.03g、7.15mmol、1.3当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.51g、11.0mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.209g、1.1mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.193g、2.2mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.7%のメタノール中に溶出させて、純粋な96tt(0.121g、8.38%)を得た。MS(ES):m/z 263.70[M+H]
[0250] 中間体96uuの合成。
Figure 0007216705000946
[0251] 化合物1.1の合成。1(10.0g、80.64mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の撹拌溶液に、炭酸ジ-tert-ブチル(1.595g、11.56mmol、1.2当量)を室温でN下で添加し、そしてこの反応混合物を100℃で14時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中1%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(12.0g、66.66%)を得た。MS(ES):m/z 225.44[M+H]
[0252] 化合物1.2の合成。1.1(10.0g、44.64mmol、1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(200mL)中の撹拌溶液に、ter-ブチルリチウム(105mL、ペンタン中1.7M、178.57mmol、4.0当量)を、-70℃でAr下で、20分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を40分間かけて-25℃までまで昇温させ、10分間撹拌し、そして-70℃まで再度冷却した。N-フルオロベンゼンスルホンアミド(15.0g、47.61mmol、1.06当量)の乾燥テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの混合物を40分間かけて-20℃まで昇温させた。この反応を、冷水をゆっくりと添加することによりクエンチし、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(5.2g、48.06%)を得た。MS(ES):m/z 243.425[M+H]
[0253] 化合物1.3の合成。1.2(5.0g、20.66mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の撹拌溶液に、トリメチルシリルヨージド(4.6g、22.72mmol、1.1当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をジクロロメタン(10mL)と混合し、そしてチオ硫酸ナトリウムの数個の湿潤結晶を添加した。この混合物を、褐色が消失するまで撹拌した。この混合物を濾過し、そして得られた固体残渣を、ジクロロメタン中20%のメタノールと一緒に撹拌し、濾過し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、1.3(1.0g、34.42%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 11.56 (brs, 1H), 6.76-6.72 (t, J= 7.2Hz, 1H), 6.24-6.20 (t, J= 7.6Hz, 1H), 4.76(s, 2H)。
[0254] 中間体96uuの合成。1.3(0.650g、5.08mmol、1.0当量)および1.4(1.33g、7.62mmol、1.5当量)のジメチルホルムアミド(16mL)中の脱気溶液に、オルトリン酸カリウム(2.15g、10.15mmol、2.0当量)、ヨウ化第一銅(0.193g、1.02mmol、0.2当量)およびN,N’-ジメチルエチレンジアミン’(0.180g、2.03mmol、0.4当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で90℃で4時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8.5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96uu(0.100g、9.35%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.20-8.15 (t, J= 7.2Hz, 1H), 7.80-7.78 (d, J= 3.6Hz, 1H), 7.67-7.60 (d, J= 3.6Hz, 1H), 6.72-6.67 (t, J= 8.4Hz, 1H), 5.41 (s, 2H)。
[0255] 中間体96vvの合成。
Figure 0007216705000947
[0256] 化合物1.2の合成。1.(4.0g、22.72mmol、1当量)および1.1(3.0g、27.26mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(120mL)中の溶液に、炭酸カリウム(6.2g、45.44mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.864g、4.54mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.799g、9.08mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(3.2g、48.34%)。MS(ES):m/z 292.16[M+H]
[0257] 化合物1.3の合成。1.2(3.2g、10.99mmol、1.0当量)のメタノール(60ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(1.5g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.3を得た。(2.0g、62.07%)。MS(ES):m/z 294.18[M+H]
[0258] 化合物1.4の合成 1.3(2.0g、6.82mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.3g、13.64mmol、2.当量)および無水酢酸(3.4g、34.1mmol、5.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.4を得た。(1.7g、収率:74.35%)。MS(ES):m/z 336.19[M+H]
[0259] 化合物1.5の合成。1.4(1.5g、4.47mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、N-ヨード-スクシンイミド(1.2g、5.36mmol、1.2.当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.5を得た。(0.810g、収率:48.97%)。MS(ES):m/z 370.15[M+H]
[0260] 化合物1.6の合成。1.5(0.810g、2.19mmol、1当量)のジオキサン(12mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(6mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.6を得た。(0.726g、98.42%)。MS(ES):m/z 307.07[M+HCl]
[0261] 化合物1.7の合成。1.6(0.726g、2.37mmol、1.0当量)のメタノール(20mL)中の溶液に、ホルムアルデヒド(0.142g、4.74mmol、2.0当量)およびギ酸(2ml)を添加した。この反応混合物を80℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中4%のメタノールにより精製して、1.7を得た。(0.510g、収率:75.80%)。MS(ES):m/z 284.11[M+H]
[0262] 中間体96vvの合成。1.7(0.510g、1.79mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.494g、3.58mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、96vvを得た。(0.260g、収率:59.85%)。MS(ES):m/z 242.10[M+H]
[0263] 中間体96wwの合成。
Figure 0007216705000948
[0264] 化合物1.1の合成。1(10.0g、80.64mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の撹拌溶液に、炭酸ジ-tert-ブチル(1.595g、11.56mmol、1.2当量)を室温でN下で添加し、そしてこの反応混合物を100℃で14時間加熱した。この反応混合物を冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中1%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(12.0g、66.66%)を得た。MS(ES):m/z 225.44[M+H]
[0265] 化合物1.2の合成。1.1(10.0g、44.64mmol、1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(200mL)中の撹拌溶液に、ter-ブチルリチウム(105mL、ペンタン中1.7M、178.57mmol、4.0当量)を、-70℃でアルゴン下で20分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を40分間かけて-25℃まで昇温させ、10分間撹拌し、そして-70℃まで再度冷却した。N-フルオロベンゼンスルホンアミド(15.0g、47.61mmol、1.06当量)の乾燥テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの混合物を40分間かけて-20℃まで昇温させた。この反応を、冷水をゆっくりと添加することによりクエンチし、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(5.2g、48.06%)を得た。MS(ES):m/z 243.425[M+H]
[0266] 化合物1.3の合成。1.2(5.0g、20.66mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の撹拌溶液に、トリメチルシリルヨージド(4.6g、22.72mmol、1.1当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を、0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣をジクロロメタンに溶解させ、そしてチオ硫酸ナトリウムの数個の湿潤結晶を添加した。この混合物を、褐色が消失するまで撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその固体残渣をヘキサン中30%の酢酸エチルで洗浄し、十分に乾燥させて、1.3(1.0g、34.42%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 11.56 (brs, 1H), 6.76-6.72 (t, J= 7.2Hz, 1H), 6.24-6.20 (t, J= 7.6Hz, 1H), 4.76(s, 2H)。
[0267] 化合物1.5の合成。1.4(0.600g、4.68mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(12mL)中の脱気溶液に、1.4(0.680g、5.63mmol、1.2当量)、炭酸カリウム(1.6g、11.72mmol、2.5当量)、ヨウ化第一銅(0.178g、0.94mmol、0.2当量)およびN,N’-ジメチルエチレンジアミン’(0.163g、1.84mmol、0.4当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で100℃で14時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.0%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5を得た。(0.250g、31.76%)。MS(ES):m/z 169.14[M+H]
[0268] 中間体96wwの合成。1.5(0.250g、1.49mmol、1.0当量)および活性炭担持パラジウム(0.150g、C担持5%)のメタノール(5mL)中の混合物を、水素下で室温で4時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、純粋な96wwを得た。(0.220g、86.91%)。MS(ES):m/z 171.14[M+H]
[0269] 中間体96xxの合成。
Figure 0007216705000949
[0270] 化合物1.2の合成。1.(10g、55.24mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(25mL)中の溶液に、マグネシウム粉末(8.48g、353.53mmol、6.4当量)およびヨウ素(触媒量)を添加した。1.1(44.2g、236.42mmol、4.28当量)をこの溶液に滴下により添加した。この反応混合物を40~50℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中40%の酢酸エチルにより精製して、1.2(2.5g、収率:44.31%)を得た。MS(ES):m/z 103.07[M+H]
[0271] 化合物1.3の合成。1.2(2.5g、24.50mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(50mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム(2.94g、73.5mmol、3.0当量)を添加し、その後、p-トルエンスルホニルクロリド(5.12g、26.95mmol、1.1当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルにより精製して、1.3を得た。(1.0g、収率:16%)。MS(ES):m/z 257.08[M+H]
[0272] 化合物1.5の合成。1.3(1g、3.90mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、1.4(0.546g、3.90mmol、1.0当量)および炭酸セシウム(1.26g、3.90mmol、1当量)を添加した。この反応混合物を60℃で4時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5を得た。(0.7g、80.02%)。MS(ES):m/z 199.18[M+H]
[0273] 中間体96xxの合成。1.5の溶液(0.700g、3.12mmol、1.0当量)に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、96xxを得た。(0.5g、82.45%)。MS(ES):m/z 195.1[M+H]
[0274] 中間体96yyの合成。
Figure 0007216705000950
[0275] 中間体96yyの合成。1(1g、6.92mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、1.1.(1.3g、7.61mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.9g、13.84mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.24g、2.76mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.26g、1.38mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96yy(0.61g、収率:36.48%)を得た。MS(ES):m/z 242.69[M+H]
[0276] 中間体96zzの合成。
Figure 0007216705000951
[0277] 化合物1.2の合成。1.(0.300g、1.85mmol、1当量)および1.1(0.244g、2.22mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.510g、3.77mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.703g、3.77mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.065g、0.74mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2(0.090g、25.42%)を得た。MS(ES):m/z 192.19[M+H]
[0278] 中間体96aaaの合成。
Figure 0007216705000952
[0279] 化合物1の合成。化合物を、I-89に従って合成して、1を得た。
[0280] 化合物36aaaの合成。1(0.600g、3.21mmol、1.0当量)および1.1(0.417g、2.89mmol、0.9当量)の1,4-ジオキサン(6mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.886g、6.42mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.091g、0.481mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.084g、0.962mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.0%のメタノール中に溶出させて、純粋な36aaa(0.200g、24.87%)を得た。MS(ES):m/z 251.69[M+H]
[0281] 中間体96bbbの合成。
Figure 0007216705000953
[0282] 化合物1.1の合成。化合物1(1.0g、6.80mmol、1.0当量)のN,Nジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.323g、8.092mmol、1.19当量)を少しずつ添加し、そして0℃で60分間撹拌し、その後、4-(ブロモメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン(1.32g、7.41mmol、1.09当量)を滴下により添加した。反応混合物を60℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、カラムクロマトグラフィーにより精製し、そして生成物をヘキサン中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(0.630g、37.78%)MS(ES):m/z 246.12.[M+H]
[0283] 中間体96bbbの合成。1.1(0.630g、2.57mmol、1.0当量)および1.2(0.367g、3.34mmol、1.3当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.710g、5.14mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.097g、0.514mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.090g、1.02mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で36時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中4.0%のメタノール中に溶出させて、純粋な96bbb(0.260g、36.88.00%)を得た。MS(ES):m/z 275.32[M+H]
[0284] 中間体96cccの合成。
Figure 0007216705000954
[0285] 化合物1.2の合成。1(0.7g、4.54mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.1(0.625g、4.54mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.131g、5.90mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.139g、1.135mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.450g、41.76%)。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
[0286] 化合物1.3の合成。1.2(0.45g、1.90mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.36g、85.03%)。MS(ES):m/z 224.23[M+H]
[0287] 化合物1.4の合成。1.3(0.36g、1.61mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.277g、2.74mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.576g、2.093mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.320g、67.41%)。MS(ES):m/z 295.35[M+H]
[0288] 中間体96cccの合成。1.4(0.320g、1.09mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96cccを得た。(0.24g、95.70%)。MS(ES):m/z 231.69[M+HCl]
[0289] 中間体96dddの合成。
Figure 0007216705000955
[0290] 化合物1.2の合成。1(0.7g、4.54mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.1(0.625g、4.54mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.131g、5.90mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.139g、1.135mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.450g、41.76%)。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
[0291] 化合物1.3の合成。1.2(0.45g、1.90mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.36g、85.03%)。MS(ES):m/z 224.23[M+H]
[0292] 化合物1.4の合成。1.3(0.36g、1.61mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.277g、2.74mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.576g、2.093mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.320g、67.41%)。MS(ES):m/z 295.35[M+H]
[0293] 中間体96dddの合成。1.4(0.320g、1.09mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96dddを得た。(0.24g、95.70%)。MS(ES):m/z 231.69[M+HCl]
[0294] 中間体96eeeの合成。
Figure 0007216705000956
[0295] 化合物1.2の合成。1.(2.0g、11.35mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、1.1.(1.74g、13.62mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(7.83g、56.75mmol、5.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.249g、2.83mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.323g、1.70mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.2を得た。(1.5g、収率:59.15%)。MS(ES):m/z 224.12[M+H]
[0296] 中間体96eeeの合成。1.2.(1.5g、6.71mmol、1.0当量)のメタノール(30ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.6g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96eeeを得た。(1.2g、79.28%)。MS(ES):m/z 226.12[M+H]
[0297] 中間体96fffの合成。
Figure 0007216705000957
[0298] 化合物1.2の合成。1(1g、4.48mmol、1.0当量)のアセトニトリル(6.3mL)およびエタノール(1.3mL)中の溶液に、1.1(0.63g、4.48mmol、1.0当量)、酢酸銅(0.81g、4.48mmol、1.0当量)、モレキュラーシーブ(0.20g)およびトリエチルアミン(0.90g、8.96mmol、2.0当量)を添加し、そして酸素下で脱気した。この反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、5%のエチルメタノールジクロロメタンを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.46g、43.63%)を得た。MS(ES):m/z 236.24[M+H]
[0299] 中間体96fffの合成。1.2(0.46g、1.96mmol、1.0当量)の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、96fff(0.17g、41.94%)を得た。MS(ES):m/z 208.28[M+H]
[0300] 中間体96gggの合成。
Figure 0007216705000958
[0301] 化合物1.1の合成。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(21mL、THF中1M)(2.5g、21mmol、1.3当量)に、テトラヒドロフラン(18mL)中の1(2.5g、26.21mmol、1.0当量)を-50℃で添加した。この反応混合物を-50℃で15分間撹拌した。テトラヒドロフラン(60mL)中のN,N-フェニルビストリフルオロメタンスルホンアミド(5.79g、16.21mmol、1.0当量)を-50℃で添加した。反応混合物を、-50℃で1時間、および室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中3%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.1(1.3g、28%)を得た。1H NMR (CDCl3, 400MHZ) : 5.71-5.00 (d, J=4.0Hz, 1H), 3.95-3.86 (m, 2H), 2.63-2.58 (t, 1H), 2.41-2.32 (m, 1H), 2.28-1.90 (m, 3H), 1.85-1.74 (m, 1-3H), 0.92 (s, 1H)。
[0302] 化合物1.2の合成。1.1(1.3g、0.453mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボラン(1.17g、0.462mmol、1.02当量)、酢酸カリウム(1.25g、1.27mmol、2.8当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(ジクロロメタンとの錯体)(0.231g、0.028mmol、0.05当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをアセトニトリルに溶解させ、そして生成物をヘプタンで抽出した。有機層を合わせ、そして減圧下で濃縮して、1.2を得た。(1.1g、91.69%)。1H NMR (CDCl3, 400MHZ) : 6.51 (s, 1H), 3.92-3.86 (m, 3H), 2.44-2.43 (d, J=4Hz, 1H), 2.40-2.38 (m, 3H), 2.19-2.18 (m, 1H), 2.00-1.93 (m, 3H), 1.78-1.70 (m, 4H), 1.63-1.57 (m, 3H), 1.31-1.26 (m, 12H)。
[0303] 化合物1.4の合成。1.3(0.600gm、0.42mmol、1.0当量)および1.2(1.1g、0.42mmol、1.0当量)の、アセトニトリル(9mL)およびエタノール(1mL)(9:1)中の溶液に、トリエチルアミン(1.8mL、1.28mmol、3.0当量)および酢酸銅(0.777g、0.42mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を12時間還流させた。反応の完了後、反応混合物を濾過し、そして生成物をメタノールで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、1.4を得た。(0.300g、47.87%)。MS(ES):m/z 278.5[M+H]
[0304] 化合物1.4bの合成。1.4の異性体(0.300g)を、カラム(CHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm、5u)を、共溶媒としてのメタノール中0.1%のジエチルアミン中で、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2を得た。画分-2を減圧下で30℃で濃縮して、0.120gを得た。MS(ES):m/z 277.5[M+H]
[0305] 中間体96gggの合成。1.4b(0.120g、0.043mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.120g)を添加し、そしてこの反応混合物を水素圧力下で室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96ggg(0.035g、52.13%)を得た。MS(ES):m/z 249.5[M+H]
[0306] 中間体96hhhの合成
Figure 0007216705000959
[0307] 化合物1.1の合成。1(4g、12.94mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(40mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(1.04g、25.88mmol、2.0当量)を添加し、その後、ヨウ化メチル(2.39g、16.82mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中3~4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(2.7g、64.57%)、MS(ES):m/z 324.22[M+H]
[0308] 化合物1.2の合成。1.1(1.7g、2.32mmol、1.0当量)のエタノール(20mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.8g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.2(0.6g、78.78%)を得た。MS(ES):m/z 144.23[M+H]
[0309] 化合物1.4の合成。1.2(0.600g、4.19mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の冷溶液に、1.3(0.645g、4.19mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.838g、5.40mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.286g、1.04mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.4(0.156g、13.33%)を得た。MS(ES):m/z 280.34[M+H]
[0310] 化合物1.5の合成。1.4(0.156g、0.55mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.128g、5.58mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(0.138g、92.44%)を得た。MS(ES):m/z 268.33[M+H]
[0311] 化合物1.6の合成。1.5(0.136g、0.51mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.885g、0.87mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.184g、0.67mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、75℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.6(0.130g、74.45%)を得た。MS(ES):m/z 337.43[M+H]
[0312] 中間体96hhhの合成。1.6(0.130g、0.102mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96hhh(0.100g、41.31%)を得た。MS(ES):m/z 237.32[M+H]
[0313] 中間体96iiiの合成。
Figure 0007216705000960
[0314] 化合物1.2の合成。1(0.900g、6.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)中の冷溶液に、1.1(1.07g、6.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.140g、9.06mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.479g、1.74mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.172g、9.31%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
[0315] 化合物1.3の合成。1.2(0.172g、0.648mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.272g、6.48mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.150g、92.08%)を得た。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
[0316] 化合物1.4の合成。1.3(0.150g、0.596mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.102g、1.01mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.212g、0.778mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.100g、51.96%)を得た。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
[0317] 化合物96iiiの合成。1.4(0.100g、0.310mmol、1当量)のジオキサン(5mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(4mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96iii(0.070g、87.22%)を得た。MS(ES):m/z 223.41[M-HCl]
[0318] 中間体96jjjの合成。
Figure 0007216705000961
[0319] 化合物1.2の合成。1(0.900g、6.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)中の冷溶液に、1.1(1.07g、6.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.140g、9.06mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.479g、1.74mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.172g、9.31%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
[0320] 化合物1.3の合成。1.2(0.172g、0.648mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.272g、6.48mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.150g、92.08%)を得た。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
[0321] 化合物1.4の合成。1.3(0.150g、0.596mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.102g、1.01mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.212g、0.778mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.100g、51.96%)を得た。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
[0322] 化合物96iiiの合成。1.4(0.100g、0.310mmol、1当量)のジオキサン(5mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(4mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96iii(0.070g、87.22%)を得た。MS(ES):m/z 223.41[M-HCl]
[0323] 中間体96jjjの合成。
Figure 0007216705000962
[0324] 化合物1.2の合成。1.1(0.860g、11.61mmol、1.1当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.464g、11.61mmol、1.1当量)を添加し、その後、1(1.5g、10.56mmol、1当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(1g、48.29%)、MS(ES):m/z 197.16[M+H]
[0325] 化合物96jjjの合成。1.2(1g、5.10mmol、1.0当量)のメタノール(6ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、96jjj(0.700g、82.63%)を得た。MS(ES):m/z 167.18[M+H]
[0326] 中間体96kkkの合成。
[0327]
Figure 0007216705000963
[0328] 化合物1.2の合成。1(1g、5.66mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.163g、11.32mmol、2当量)を添加し、その後、1.1(0.427g、7.36mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.720g、64.14%)、MS(ES):m/z 199.15[M+H]
[0329] 化合物96kkkの合成。1.2(0.720g、3.63mmol、1.0当量)のメタノール(8ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.180g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.8%のメタノール中に溶出させて、純粋な96kkk(0.580g、94.92%)を得た。MS(ES):m/z 169.17[M+H]
[0330] 中間体96lllの合成。
Figure 0007216705000964
[0331] 化合物1の合成。化合物を、実施例103(I-190)に従って合成した。
[0332] 化合物96lllの合成。1(0.400g、0.867mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(8mL)中の溶液に、ヘキサブチルジスズ(0.528g、0.911mmol、1.05当量)、酢酸パラジウム(0.010g、0.043mmol、0.05当量)およびトリフェニルホスフィン(0.002g、0.0069mmol、0.008当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで反応物を60℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の96lll(0.610g)を得た。MS(ES):m/z 626.23[M+H]。[粗製物を次の工程に直接使用した]。
[0333] 中間体96mmmの合成。
Figure 0007216705000965
[0334] 化合物96mmmの合成。1.0(0.5g、4.54mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、1.1(1.79g、11.35mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.87g、13.62mmol、3.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.160g、1.81mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.172g、0.90mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、96mmm(0.180g、収率:21.18%)を得た。MS(ES):m/z 188.20[M+H]
[0335] 中間体96nnnの合成。
Figure 0007216705000966
[0336] 化合物1.1の合成。1(4g、34.73mmol、1.0当量)のジクロロメタン(40mL)中の溶液に、イミダゾール(7g、104.19mmol、3.0当量)、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(7.8g、52.09mmol、1.5当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中5%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.1にした。(5.2g、65.26%)。MS(ES):m/z 230.44[M+H]
[0337] 化合物1.3の合成。1.1(5.2g、22.66mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(50mL)中の溶液に、1.2(3.4g、22.66mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(6.5g、33.99mol、1.5当量)および4-ジメチルアミノピリジン(4-dimethylaminopryidine)(0.69g、5.66mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.3(1.8g、21.73%)にした。MS(ES):m/z 366.55[M+H]
[0338] 化合物1.4の合成。1.3.(1.8g、4.92mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中の塩酸(10mL)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルと一緒に撹拌し、そして濾過して、純粋な1.4(1.2g、96.98%)を得た。MS(ES):m/z 252.28[M+H]+。
[0339] 化合物1.5の合成。1.4.(1.2g、4.78mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(0.10g、7.17mmol、1.5当量)を0℃で添加し、その後、ヨウ化メチル(0.67g、4.78mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中1.4%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.5にした。(0.78g、61.56%)。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
[0340] 化合物1.6の合成。1.5(0.78g、2.94mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.2g、29.4mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.6(0.65g、87.99%)を得た。MS(ES):m/z:252.28[M+H]
[0341] 化合物1.7の合成。1.6(0.65g、2.59mmol、1.0当量)のtert-ブタノール(6mL)中の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(1.1g、4.14mmol、1.6当量)、トリメチルアミン(10mL、7.7mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を80℃で18時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.7(0.38g、45.56%)にした。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
[0342] 化合物96nnnの合成。1.7(0.38g、1.18mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中の塩酸(1mL)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルと一緒に撹拌し、そして濾過して、純粋な96nnn(0.20g、76.34%)を得た。MS(ES):m/z 223.29[M+H]+。
[0343] 中間体96oooの合成
Figure 0007216705000967
[0344] 化合物1.1の合成。1(1g、6.32mmol、1当量)のヘキサン(10mL)中の冷溶液に、炭酸銀(3.50g、12.65mmol、2当量)を添加し、その後、ヨードメタン-d(1.10g、7.59mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を150℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(0.470g、42.33%)、MS(ES):m/z 176.13[M+H]
[0345] 化合物96oooの合成。1.1(0.470g、2.68mmol、1.0当量)のメタノール(7ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.230g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で1時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96ooo(0.280g、71.88%)を得た。MS(ES):m/z 146.15[M+H]
[0346] 中間体96pppの合成
Figure 0007216705000968
[0347] 化合物96pppの合成。1.(0.40g、2.94mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(4mL)中の溶液に、メチルマグネシウムクロリド(0.43g、5.88mmol、2.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、96pppを得た。(0.12g、収率:26.84%)。MS(ES):m/z 153.20[M+H]
[0348] 中間体96qqqの合成
Figure 0007216705000969
[0349] 化合物1.1の合成。1(2.0g、17.54mmol、1.0当量)に、硝酸(1.35ml、21.04mmol、1.2当量)を添加した硫酸(10mL)の混合物を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷中に移した。沈殿した化合物を濾過し、そして十分に乾燥させて、1.1を得た。(1.2g、43.45%)。MS(ES):m/z 164.04[M+H]
[0350] 化合物1.2の合成。1.1(1.2g、7.35mmol、1.0当量)のメタノール(45ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.6g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.2を得た。(0.750g、76.57%)。MS(ES):m/z 134.07[M+H]
[0351] 化合物96qqqの合成。1.2(0.750gm、5.63mmol、1.0当量)および1.3(1.09g、5.06mmol、0.9当量)の、イソプロピルアルコール(30mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(1.8g、16.89mmol、3.0当量)を添加し、そして18時間加熱還流させた。反応の完了後、反応混合物を濾過し、そして生成物をメタノールで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、96qqqを得た。(0.100g、11.38%)。MS(ES):m/z 188.1[M+H]
[0352] 中間体96rrrの合成
Figure 0007216705000970
[0353] 化合物1.1の合成。1.0(5.0g、32.01mmol、1.0当量)のメタノール性アンモニア(65mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(2.3g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.1(2.5g、49.67%)を得た。MS(ES):m/z 158.21[M+H]
[0354] 化合物1.2の合成。1.1(1.2g、7.63mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液に、2-オキソ-2H-ピラン-3-カルボン酸メチル(1.17g、7.63mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.90g、9.91mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.233g、1.90mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.2(0.630g、収率:28.14%)にした。MS(ES):m/z 294.32[M+H]
[0355] 化合物1.3の合成。1.2(0.630g、2.15mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.451g、10.75mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3(0.500g、収率:83.35%)を得た。MS(ES):m/z:280.29[M+H]
[0356] 化合物1.4の合成。1.3(0.500g、1.79mmol、1.0当量)のtert-ブチルアルコール中の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(0.640g、2.32mmol、1.3当量)、トリエチルアミン(0.307g、2.148mmol、1.7当量)を添加した。この反応物を90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中1.0%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.4(0.330g、収率:52.60%)にした。MS(ES):m/z 351.42[M+H]
[0357] 化合物96rrrの合成。1.4(0.330g、0.941mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中4Mの塩酸(7mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、96rrr(0.038g、19.56%)を得た。MS(ES):m/z 207.25[M+H]
[0358] 中間体96sssの合成。
Figure 0007216705000971
[0359] 化合物1.2の合成。1(0.750g、5.24mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.1(0.807g、5.24mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.105g、6.81mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.159g、1.31mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.267g、18.25%)を得た。MS(ES):m/z 280.34[M+H]
[0360] 化合物1.3の合成。1.2(0.267g、0.95mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.396g、9.58mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.237g、93.47%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
[0361] 化合物1.4の合成。1.3(0.232g、0.87mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.150g、1.48mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.320g、1.13mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.180g、61.18%)を得た。MS(ES):m/z 337.43[M+H]
[0362] 化合物96sssの合成。1.4(0.180g、0.535mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96sss(0.140g、95.93%)を得た。MS(ES):m/z 273.77[M+H]
[0363] 中間体96tttの合成。
Figure 0007216705000972
[0364] 化合物1の合成。化合物を、I-552に従って合成して、1を得た。(収率:76.57%)、MS(ES):m/z 134.07[M+H]
[0365] 化合物96tttの合成。1(0.250gm、1.87mmol、1.0当量)および1.1.(0.389g、1.68mmol、0.9当量)のイソプロピルアルコール(10mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(0.594g、5.61mmol、3.0当量)を添加し、そして18時間加熱還流させた。反応の完了後、反応混合物を濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、シリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、96tttを得た。(0.120g、31.45%)。MS(ES):m/z 204.1[M+H]
[0366] 中間体96uuuの合成。
Figure 0007216705000973
[0367] 化合物96uuuの合成。1(0.2g、1.156mmol、1.0当量)のジメチルスルホキシド(1.6mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.638g、4.624mmol、4当量)および(s)-3-メトキシピロリジン塩酸塩(0.316g、2.31mmol、2.0当量)を室温で添加した。この反応混合物を200℃で10時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な96uuu(0.12g、5.72.40%)を得た。MS(ES):m/z 194.35[M+H]
[0368] 中間体96vvvの合成。
Figure 0007216705000974
[0369] 化合物96vvvの合成。化合物を、96uuuの実験に従って合成して、96vvv(0.12g、53.72.%)を得た。MS(ES):m/z 194.35[M+H]
[0370] 中間体96wwwの合成。
Figure 0007216705000975
[0371] 化合物1.2の合成。1(2.5g、16.89mmol、1.0当量)のN-メチル-2-ピロリドン(30mL)中の溶液に、1.1(1.8g、25.33mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を100℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.7g、22.44%)。MS(ES):m/z 185.04[M+H]
[0372] 化合物96wwwの合成。1.2(0.7g、3.80mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(7mL)中の溶液に、(2-ビフェニル)ジシクロヘキシルホスフィン、すなわち2-(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル(0.133g、0.38mmol、0.1当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.173g、0.19mmol、0.05当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中1M)(11.4ml、11.4mmol、3.0当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を70℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な96wwwを得た。(0.310g、49.49%)。MS(ES):m/z 166.09[M+H]
[0373] 中間体96xxxの合成。
Figure 0007216705000976
[0374] 化合物1.1の合成。1(5g、43.41mmol、1.0当量)のジクロロメタン(75mL)中の溶液に、イミダゾール(14.76g、217.05mmol、5.0当量)を添加し、そして30分間撹拌し、その後、tert-ブチル(クロロ)ジメチルシリルクロリド(9.76g、65.11mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.1を得た。(5g、50.20%)、MS(ES):m/z 230.44[M+H]
[0375] 化合物1.3の合成。1.1(5g、21.79mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.2(3.36g、21.79mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(5.44g、28.32mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.655g、5.44mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.3(3.0g、37.66%)を得た。MS(ES):m/z 366.55[M+H]
[0376] 化合物1.4の合成。1.3(3.0g、8.21mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、1Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.4(1.90g、92.13%)を得た。MS(ES):m/z 178.16[M+H]
[0377] 化合物1.5の合成。1.4(1.90g、7.56mmol、1.0当量)のジクロロメタン(38ml)中の溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(trimethyloxoniumtetrfluoroborate)(3.33g、22.68mmol、3.0当量)を添加した。水素ガスを、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、1.5(1.0g、49.85%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
[0378] 化合物1.6の合成。1.5(1.0g、3.77mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.58g、37.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.650g、68.63%)を得た。MS(ES):m/z 252.32[M+H]
[0379] 化合物1.7の合成。1.6(0.650g、2.59mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.444g、4.40mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.925g、3.36mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、75℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7(0.410g、49.16%)を得た。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
[0380] 化合物96xxxの合成。1.7(0.410g、8.21mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96xxx(0.270g、95.51%)を得た。MS(ES):m/z 223.29[M+H]
[0381] 中間体96yyyの合成。
Figure 0007216705000977
[0382] 化合物96yyyの合成。1(1g、6.92mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.3g、10.38mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.9g、13.84mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.24g、2.76mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.26g、1.38mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96yyy(0.16g、収率:10.08%)を得た。MS(ES):m/z 237.66[M+H]
[0383] 中間体96zzzの合成
Figure 0007216705000978
[0384] 化合物96zzzの合成。1.(1g、9.08mmol、1当量)および1.1(2.05g、10.90mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.50g、18.16mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.345g、1.81mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.320g、3.63mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な96zzz(0.500g、25.35%)を得た。MS(ES):m/z 218.23[M+H]
[0385] 中間体96aaaaの合成。
Figure 0007216705000979
[0386] 化合物96aaaaの合成。1.(0.160g、0.893mmol、1.1当量)および1.1(0.09g、0.812mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(6mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.220g、1.62mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.023g、0.121mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.015g、0.162mmol、0.2当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な96aaaa(0.026g、15.30%)を得た。MS(ES):m/z 209.19[M+H]
[0387] 中間体96bbbbの合成。
Figure 0007216705000980
[0388] 化合物1.1.の合成: 1(1g、1.33mmol、1.0当量)のオルトギ酸トリメチル(3.6mL)中の溶液に、p-トルエンスルホン酸(0.06g)を窒素下で添加し、その後、マイクロ波内で80℃で15分間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(0.5g、46.95%)を得た。MS(ES):m/z 165.12[M+H]
[0389] 化合物96bbbbの合成。1.1(0.5g、3.05mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.05g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、96bbbb(0.3g、73.41.00%)を得た。MS(ES):m/z 135.14[M+H]
[0390] 中間体96ccccの合成
Figure 0007216705000981
[0391] 化合物1.1の合成。1.(10g、42.21mmol、1.0当量)の、1.4-ジオキサン:水(9:1、100mL)中の溶液に、トリメチルボラキシン(Trimethyl boraxine)(1.8g、14.35mmol、0.34当量)、炭酸セシウム(13.7g、42.21mmol、1.0当量)およびtetrakis(4.8g、4.22mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物を110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中15%の酢酸エチルにより精製して、1.1を得た。(2.6g、収率:35.80%)。MS(ES):m/z 173.03[M+H]
[0392] 化合物96ccccの合成。1.1(2g、14.53mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、1.2(1.2g、11.62mmol、0.8当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(4.0g、29.06mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(5.1g、58.12mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.55g、2.90mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96cccc(1g、収率:34.19%)を得た。MS(ES):m/z 202.23[M+H]
[0393] 中間体96ddddの合成。
Figure 0007216705000982
[0394] 化合物1.2の合成。1.(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の冷溶液に、1.1(0.726g、6.48mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.3g、8.42mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.157g、1.29mmol、0.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.584g、4.53mmol、0.7当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.8g、49.67%)を得た。MS(ES):m/z 249.06[M+H]
[0395] 化合物1.3の合成。1.2(0.8g、3.22mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.772g、32.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.6g、79.49%)。MS(ES):m/z 235.05[M+H]
[0396] 化合物1.4の合成。1.3(0.6g、2.56mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.439g、4.35mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.913g、3.32mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.430g、54.97%)。MS(ES):m/z 306.12[M+H]
[0397] 化合物96ddddの合成。1.4(0.430g、1.40mmol、1当量)のジオキサン(6mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96ddddを得た。(0.3g、96.89%)。MS(ES):m/z 206.07[M+HCl]
[0398] 中間体96eeeeの合成。
Figure 0007216705000983
[0399] 化合物1.1の合成。1(5g、27.32mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(100mL)中の冷溶液に、3Mのメチルマグネシウムヨージド(18mL、54.64mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を0℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(2.5g、45.74%)、MS(ES):m/z 201.04[M+H]
[0400] 化合物1.2の合成。1.1(2.5g、12.50mmol、1.0当量)のジクロロメタン(25mL)中の冷溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(16.5mL、125mmol、10当量)を滴下により添加した。この反応物を室温で72時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(2.5g、45.74%)、MS(ES):m/z 201.04[M+H]
[0401] 化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.410g、45.83%)、MS(ES):m/z 249.28[M+H]
[0402] 化合物96eeeの合成。1.4(0.410g、1.65mmol、1.0当量)のメタノール(5ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.140g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96eeee(0.170g、65.09%)を得た。MS(ES):m/z 159.15[M+H]
[0403] 中間体96ffffの合成。
Figure 0007216705000984
[0404] 化合物1.1の合成。1(3.0g、25.21mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(30mL)中の撹拌溶液に、N-ブロモスクシンイミド(4.7g、26.47mmol、1.05当量)を10℃でN下で少しずつ添加した。反応混合物を30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして沈殿した固体を濾過により集め、十分に乾燥させて、1.1(3.23g、66.00%)を得た。MS(ES):m/z 198.96[M+2H]
[0405] 化合物1.3の合成。1.1(3.0g、15.15mmol、1.0当量)、1.2(3.1g、30.30mmol、2.0当量)およびトリフェニルホスフィン(7.9g、30.30mmol、2.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(75mL)中の撹拌溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(6.1g、30.30mmol、2.0当量)を0℃でAr下で20分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物をヘキサン中24%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(3.0g、70.25%)を得た。MS(ES):m/z 283.21[M+H]
[0406] 化合物96ffffの合成。1.3(1.0g、3.54mmol、1.0当量)およびヘキサメチルジスズ(4.6g、14.18mmol、4.0当量)のトルエン(60mL)中の脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.410g、0.35mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で100℃で2時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、ヘキサン中6.0%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な96ffff(0.840g、64.61%)を得た。MS(ES):m/z 368.25[M+H]
[0407] 中間体96ggggの合成。
Figure 0007216705000985
[0408] 化合物1.2の合成。1.(3g、17.24mmol、1.0当量)のN-メチル-2-ピロリドン(60mL)中の溶液に、1.1(2.4g、21.55mmol、1.25当量)および炭酸セシウム(1.6g、51.72mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中40%の酢酸エチルにより精製して、1.2を得た。(0.71g、収率:15.30%)。MS(ES):m/z 270.07[M+H]
[0409] 化合物96ggggの合成。1.2.(0.70g、2.60mmol、1.0当量)のエタノール(9mL)中の溶液に、銅粉末(0.01g、0.31mmol、0.12当量)、L-アスコルビン酸(0.09g、0.52mmol、0.2当量)およびアジ化ナトリウム(0.33g、5.2mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を100℃で20時間加熱した。反応の完了後、反応混合物をセライトで濾過し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中70%の酢酸エチルにより精製して、96ggg(0.23g、収率:43.09%)を得た。MS(ES):m/z 207.19[M+H]
[0410] 中間体96hhhhの合成。
Figure 0007216705000986
[0411] 化合物1.1の合成。1(3.0g、25.21mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(30mL)中の撹拌溶液に、N-ブロモスクシンイミド(4.7g、26.47mmol、1.05当量)を10℃でN下で少しずつ添加した。反応混合物を30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして沈殿した固体を濾過により集め、十分に乾燥させて、1.1(3.23g、66.00%)を得た。MS(ES):m/z 198.96[M+2H]
[0412] 化合物1.2の合成。水素化ナトリウム(0.796g、19.89mmol、1.3当量、60%の分散物)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の撹拌懸濁物に、1.1(3.0g、15.30mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液を、0℃でN下で滴下により添加した。この混合物を同じ条件下で20分間撹拌し、そしてヨウ化イソプロピル(3.1g、18.36mmol、1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液を滴下により添加した。この反応混合物を室温で14時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(2.46g、67.5%)を得た。MS(ES):m/z 240.41[M+H]
[0413] 化合物96hhhhの合成。1.2(0.200g、0.83mmol、1.0当量)およびヘキサメチルジスズ(1.05g、3.33mmol、4.0当量)のトルエン(10mL)中の脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.097g、0.08mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で100℃で1時間加熱した。このRMを室温まで冷却し、ヘキサン中5.0%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な96hhhh(0.260g、99.05%)を得た。MS(ES):m/z 325.44[M+H]
[0414] 中間体96iiiiの合成。
Figure 0007216705000987
[0415] 化合物96iiiiの合成。1.(0.5g、2.80mmol、1当量)および1.1(0.54g、3.36mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.772g、5.6mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.106g、0.56mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.098g、1.12mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な96iiiiを得た。(0.3g、41.39%)。MS(ES):m/z 259.08[M+H]
[0416] 中間体96jjjjの合成。
Figure 0007216705000988
[0417] 化合物1.2の合成。1(10g、67.11mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(100ml)中の溶液に、2-アミノ-2-メチルプロパン-1-オール(7.17g、80.53mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.2を得た。(14g、収率:87.64%)。MS(ES):m/z 239.1[M+H]
[0418] 化合物1.3の合成。1(14g、58.73mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(140mL)中の溶液に、カルボニルジイミダゾール(14.28g、88.09mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.3を得た。(11.2g、収率:86.54%)。MS(ES):m/z 221.1[M+H]
[0419] 化合物1.4の合成。1.3(11.2g、50.83mmol、1.0当量)のジクロロメタン(110mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸(56ml)を0℃で添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして次の工程に使用した。この反応混合物中に、テトラヒドロフラン(100ml)中のジ炭酸ジ-tert-ブチル(16.62g、76.24mmol、1.5当量)および4-ジメチルアミノピリジン(1.23g、10.16mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルにより精製して、1.4を得た。(4.6g、39.29%)、MS(ES):m/z 231.1[M+H]
[0420] 化合物1.5の合成。1.4(1.4g、6.07mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(14mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、1.5を得た。(0.860g、84.89%)。MS(ES):m/z 167.04[M+H]
[0421] 化合物1.7の合成。1.5(0.860g、5.15mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、1.6.(0.793g、5.15mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.27g、6.69mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.156g、1.28mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.7を得た。(0.650g、47.30%)。MS(ES):m/z 267.08[M+H]
[0422] 化合物1.8の合成。1.7(0.650g、2.44mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6.5mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.0g、24.4mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.8を得た。(0.532g、86.40%)。MS(ES):m/z 253.06[M+H]
[0423] 化合物1.9の合成。1.8(0.532g、2.10mmol、1.0当量)のtert-ブタノール(10mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.360g、3.57mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.751g、2.73mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.9を得た。(0.355g、52.05%)。MS(ES):m/z 324.1[M+H]
[0424] 化合物96jjjjの合成。1.9(0.355g、1.09mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中4Mの塩酸(4mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、96jjjjを得た。(0.205g、83.64%)。MS(ES):m/z 224.08[M+H]
[0425] 中間体96kkkkの合成。
Figure 0007216705000989
[0426] 化合物1.1の合成。1.0(0.250g、1.62mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液に、(1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-アミン塩酸塩(0.218g、1.62mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.402g、2.10mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.049g、0.405mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.1(0.180g、収率:47.17%)にした。MS(ES):m/z 236.24[M+H]
[0427] 化合物1.2の合成。1.1(0.180g、0.765mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.160g、3.82mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.2(0.140g、収率:82.71%)を得た。MS(ES):m/z:222.07[M+H]
[0428] 化合物1.3の合成。1.2(0.140g、0.632mmol、1.0当量)のtert-ブチルアルコール中の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(0.226g、0.821mmol、1.3当量)、トリエチルアミン(0.108g、1.074mmol、1.7当量)を添加した。この反応物を90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中1.0%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.3(0.150g、収率:81.08%)にした。MS(ES):m/z 293.34[M+H]
[0429] 化合物96kkkkの合成 1.3(0.150g、0.513mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中4Mの塩酸(7mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、96kkkk(0.090g、76.70%)を得た。MS(ES):m/z 229.68[M+H]
[0430] 中間体96llllの合成。
Figure 0007216705000990
[0431] 化合物96llllの合成。1(0.5g、3.90mmol、1.0当量)および1.1(0.58g、4.68mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン中の溶液に、炭酸カリウム(1.34g、9.75mmol、2.5当量)を添加し、そして反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。これに、N,N′-ジメチルエチレンジアミン(0.14g、1.56mmol、0.4当量)を添加し、その後、ヨウ化銅(I)(015g、0.79mmol、0.2q)を添加した。この反応混合物を120℃まで36時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。数回分のバッチを合わせ、そしてカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中50%の酢酸エチル中に溶出させて、96llll(0.3g、4.76%)を得た。MS(ES):m/z 203.09[M+H]
[0432] 中間体96mmmmの合成。
Figure 0007216705000991
[0433] 化合物1.2の合成。1(3g、19.4mmol、1当量)のヘキサン(30mL)中の溶液に、1.1(3.89mL、38.96mmol、2当量)を添加し、その後、炭酸銀(6.40g、23.3mmol、1.2当量)を添加した。この反応物を150℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(1.5g、39.28%)、MS(ES):m/z 197.21[M+H]
[0434] 化合物96mmmmの合成。1.2(1.5g、7.65mmol、1.0当量)に、メタノール:水の混合物(30mL、4:1)および酢酸(4.41mL、76.5mmol、10当量)を添加した。この反応混合物を50℃で30分間加熱した。次いで鉄粉(3.38g、60.48mmol、8当量)を少しずつ添加した。この反応物を50℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中16%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96mmmm(1g、78.69%)を得た。MS(ES):m/z 167.22[M+H]
[0435] 中間体96nnnnの合成。
Figure 0007216705000992
[0436] 化合物1.2の合成。1(3g、18.98mmol、1当量)のヘキサン(50mL)中の溶液に、1.1(3.79mL、37.97mmol、2当量)を添加し、その後、炭酸銀(6.28g、22.27mmol、1.2当量)を添加した。この反応物を150℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(2.2g、48.29%)、MS(ES):m/z 197.16[M+H]
[0437] 化合物96nnnnの合成。1.2(2.2g、10.99mmol、1.0当量)に、メタノール:水(44mL、4:1)の混合物、酢酸(6.34mL、109.9mmol、10当量)を添加し、そして鉄粉(4.92g、87.92mmol、8当量)を添加した。この反応物を50℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96nnnn(1.3g、68.47%)を得た。MS(ES):m/z 173.61[M+H]
[0438] 中間体96ooooの合成。
Figure 0007216705000993
[0439] 化合物1.2の合成。1(1g、5.79mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.166g、11.58mmol、2.0当量)を添加し、その後、1.1(0.437g、7.53mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.750g、66.65%)、MS(ES):m/z 195.19[M+H]
[0440] 化合物96ooooの合成。1.2(0.750g、3.86mmol、1.0当量)の酢酸(11ml)中の溶液に、鉄粉(1.08g、19.3mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な96oooo(0.600g、94.61%)を得た。MS(ES):m/z 165.21[M+H]
[0441] 中間体96ppppの合成。
Figure 0007216705000994
[0442] 化合物1.2の合成。1(0.500g、3.84mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(6mL)中の冷溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(9.6mL、9.6mmol、2.5当量)を添加し、その後、1.1(0.546g、3.84mmol、1.0当量)を窒素雰囲気下で添加した。この反応物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.370g、38.19%)、MS(ES):m/z 253.27[M+H]
[0443] 化合物1.3の合成。1.2(0.370g、1.47mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で16時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(0.370g、92.02%)を得た。MS(ES):m/z 223.29[M+H]
[0444] 中間体96qqqqの合成。
Figure 0007216705000995
[0445] 化合物1.2の合成。1(2g、17.24mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(12.5mL、12.58mmol、0.73当量)を添加し、その後、1.1(2.4g、17.24mmol、1当量)を窒素雰囲気下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中26%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.740g、18.04%)、MS(ES):m/z 239.24[M+H]
[0446] 化合物96qqqqの合成。1.2(0.740g、3.11mmol、1.0当量)のメタノール(8ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96qqqq(0.490g、75.75%)を得た。MS(ES):m/z 209.26[M+H]
[0447] 中間体96rrrrの合成。
Figure 0007216705000996
[0448] 化合物1.2の合成。1(0.500g、3.52mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(6mL)中の冷溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(7mL、7.04mmol、2当量)を添加し、その後、1.1(0.458g、4.57mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.200g、25.57%)、MS(ES):m/z 223.24[M+H]
[0449] 化合物96rrrrの合成。1.2(0.200g、0.899mmol、1.0当量)のメタノール(3ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.050g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な96rrrr(0.120g、69.36%)を得た。MS(ES):m/z 193.26[M+H]
[0450] 中間体96ssssの合成。
Figure 0007216705000997
[0451] 化合物1.1の合成。1(20g、238mmol、1.0当量)のジクロロメタン(200mL)中の溶液に、ジクロロメタン(100mL)中の臭素(12.2mL、238mmol、1.0当量)を-78℃で滴下により添加した。この混合物を-78℃で2時間、次いで室温で16時間撹拌した。ジクロロメタン(100mL)中のトリエチルアミン(66mL、476mmol、2.0当量)を室温で滴下により添加し、次いで5時間撹拌した。ジクロロメタンをエバポレーションにより除去し、そしてジエチルエーテルを添加し、そしてその固体を濾過により除去した。その濾液をエバポレートし、そして残渣を減圧蒸留(80℃、0.02mmHg)により精製して、純粋な化合物1.1を得た。(15g、38.78%)、1H NMR (400 MHz, CDCl3): 6.68 (s, 1H), 4.02-4.00 (t, J=4Hz, 2H), 2.45-2.42 (m, 2H), 2.06-2.00 (m, 2H)。
[0452] 化合物1.3の合成。1.1(8g、49.38mmol、1.0当量)および1.2(6.51g、59.25mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、KCO(13.6g、98.76mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(1.4g、7.40mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(1.60mL、14.81mmol、0.30当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(8g、84.81%)を得た。MS(ES):m/z 193.09[M+H]
[0453] 化合物1.4の合成。1.3(8g、20.83mmol、1.0当量)のメタノール(100mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(4g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で16時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.4(4g、49.48%)を得た。MS(ES):m/z 195.11[M+H]
[0454] 化合物1.5の合成。1.4(2g、10.30mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の冷溶液に、0℃でトリエチルアミン(4.33mL、30.9mmol、3.0当量)および無水酢酸(1.55mL、16.49mmol、1.6当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、DCM中0~5%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(2.3g、94.54%)を得た。MS(ES):m/z 237.12[M+H]
[0455] 化合物1.6の合成。1.5(2.3g、9.70mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の冷溶液に、0℃でN-クロロスクシンアミド(1.95g、14.55mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、DCM中0~5%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.7g、26.56%)を得た。MS(ES):m/z 271.08[M+H]
[0456] 化合物96ssssの合成。化合物1.6(0.7g、2.59mmol、1.0当量)のメタノール(20mL)中の溶液に、KCO(3.57g、25.92mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間加熱した。反応の完了後、メタノールをエバポレートし、そして固体を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な96ssss(0.4g、67.65%)を得た。MS(ES):m/z:229.07[M+H]
[0457] 中間体96ttttの合成。
Figure 0007216705000998
[0458] 化合物1.1の合成: 1(2.0g、55.86mmol、1.0当量)のジクロロメタン(10mL)中の溶液に、イミダゾール(18g、277mmol、5.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。さらなるtert-ブチルジメチルシリルクロリド(12.5g、83.79mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、生成物1.1(1.2g、19.46%)を得た。MS(ES):m/z 188.36[M+H]
[0459] 化合物1.2の合成: 1.1(2.0g、10mmol、1.0当量)のアセトニトリル(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.9g、21.39mmol、2当量)および1,1,1-トリフルオロ-2-ヨードエタン(3.3g、15mmol、1.5当量))を室温で添加した。この反応混合物を16時間還流させた。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(1.2g、41.73%)を得た。MS(ES):m/z 270.38[M+H]
[0460] 化合物1.3の合成: 1.2(1.2g、4.45mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、テトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリド(5.82g、22.3mmol、5.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして沈殿した固体を濾過し、そして十分に乾燥させて、1.3(0.650g、156.12%)を得た。MS(ES):m/z 92.62[M+H]
[0461] 化合物1.4の合成: 1.3(0.670g、4.13mmol、1.0当量)および2-フルオロ-3-ニトロピリジン(0.584g、4.13mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(4.13mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4(0.500g、43.72%)を得た。MS(ES):m/z 278.2[M+H]
[0462] 化合物96ttttの合成。1.4(0.500g、1.8mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.2g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96tttt(0.4g、89.70%)を得た。MS(ES):m/z 248.22[M+H]
[0463] 中間体96uuuuの合成。
Figure 0007216705000999
[0464] 化合物1.2の合成。1(2g、14.08mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(1.12g、28.16mmol、2当量)を添加し、その後、1.1(1.61g、21.11mmol、1.5当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中11%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(1.7g、60.94%)、MS(ES):m/z 199.18[M+H]
[0465] 化合物96uuuuの合成。1.2(1.7g、8.58mmol、1.0当量)のメタノール(15ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.500g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な96uuuu(1.3g、90.10%)を得た。MS(ES):m/z 169.20[M+H]
[0466] 中間体96wwwwの合成。
Figure 0007216705001000
[0467] 化合物1.1の合成。1(0.500g、2.90mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(5mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.084g、5.80mmol、2当量)を添加し、その後、テトラジュウテロメタノール(0.114g、3.19mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中13%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(0.400g、80.65%)、MS(ES):m/z 171.17[M+H]
[0468] 化合物96wwwwの合成。1.1(0.400g、5.73mmol、1.0当量)のメタノール(5ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96wwww(0.300g、90.93%)を得た。MS(ES):m/z 142.19[M+H]
[0469] 中間体96vvvvの合成。
Figure 0007216705001001
[0470] 化合物96vvvvの合成。1.(2g、12.42mmol、1当量)および1.1(1.64g、14.91mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.42g、24.84mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.354g、1.86mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.328g、3.72mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な96vvvv(0.145g、6.14%)を得た。MS(ES):m/z 191.21[M+H]
[0471] 中間体96xxxxの合成。
Figure 0007216705001002
[0472] 化合物96xxxxの合成。1.(1.6g、9.14mmol、1.2当量)および1.1(0.838g、7.62mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(16mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.62g、19.09mmol、2.5当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.217g、1.14mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.200g、2.28mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な96xxxx(0.200g、12.86%)を得た。MS(ES):m/z 205.23[M+H]
[0473] 中間体96yyyyの合成。
Figure 0007216705001003
[0474] 化合物96yyyyの合成。1.(0.250g、1.28mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、1.1.(0.169g、1.53mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.441g、3.2mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.028g、0.32mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.036g、0.19mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96yyyy(0.060g、収率:26.41%)を得た。MS(ES):m/z 178.06[M+H]
[0475] 中間体96zzzzの合成
Figure 0007216705001004
[0476] 化合物96zzzzの合成。1.(2g、18.16mmol、1.0当量)および1.1(4.19g、21.80mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.01g、36.32mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.689g、3.63mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.639g、7.26mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.3%のメタノール中に溶出させて、純粋な96zzzz(0.700g、17.42%)を得た。MS(ES):m/z 222.28[M+H]
[0477] 中間体96aaaaaの合成。
Figure 0007216705001005
[0478] 化合物96aaaaaの合成。1(1.0g、6.75mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(50mL)中の溶液に、1.1(0.891g、8.1mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.3g、16.87mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.148g、1.68mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.192g、1.01mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96aaaaaを得た。(0.230g、収率:19.21%)。MS(ES):m/z 178.06[M+H]
[0479] 中間体96bbbbbの合成。
Figure 0007216705001006
[0480] 化合物96bbbbbの合成。1(0.5g、2.84mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(28mL)中の溶液に、1.1(0.381g、3.40mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.979g、7.1mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.062g、0.71mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.079g、0.42mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96bbbbb(0.2g、収率:34.31%)を得た。MS(ES):m/z 206.09[M+H]
[0481] 中間体96cccccの合成。
Figure 0007216705001007
[0482] 化合物1.2の合成。1(1g、7.14mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、1.1(0.98g、7.14mmol、1.0当量)および炭酸セシウム(0.5g、17.85mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物を60℃で4時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.40g、28.28%)を得た。MS(ES):m/z 199.18[M+H]
[0483] 化合物96cccccの合成。1.2(0.40g、2.02mmol、1.0当量)の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、96ccccc(0.25g、73.64%)を得た。MS(ES):m/z 169.20[M+H]
[0484] 中間体96eeeeeの合成。
Figure 0007216705001008
[0485] 化合物1.1の合成 1(10g、104.02mmol、1.0当量)のアセトニトリル(92mL)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンイミド(20.36g、114.22mmol、1.1当量)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、1.1(3.5g、19.22%)を得た。MS(ES):m/z 173.98[M+H]
[0486] 化合物96eeeeeの合成。1.1(1g、5.71mmol、1.0当量)および1.2(1.25g、11.42mmol、2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.57g、11.42mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.325g、1.71mmol、0.3当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.150g、1.71mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、120℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な96eeeee(0.120g、10.28%)を得た。MS(ES):m/z 205.10[M+H]
[0487] 中間体96fffffの合成。
[0488]
Figure 0007216705001009
[0489] 化合物96fffffの合成。1(0.340g、2.09mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、1.1(0.275g、2.50mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.720g、5.22mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.045g、0.52mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.059g、0.31mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96fffff(0.092g、収率:22.93%)を得た。MS(ES):m/z 192.07[M+H]
[0490] 中間体96gggggの合成。
Figure 0007216705001010
[0491] 化合物1.2の合成。1(1.0g、9.00mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.1(1.39g、9.00mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.23g、11.7mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.275g、0.225mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.61g、27.42%)を得た。MS(ES):m/z 248.25[M+H]
[0492] 化合物1.3の合成。1.2(0.610g、2.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.19g、4.94mmol、2.0当量)およびヨウ化メチル(0.42g、2.96mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.0%のメタノール中に溶出させて、1.3(0.450g、69.81%)を得た。MS(ES):m/z 262.28[M+H]
[0493] 化合物1.4の合成。1.3(0.45g、1.72mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.06g、17.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4(0.362g、85.01%)を得た。MS(ES):m/z 248.25[M+H]
[0494] 化合物1.5の合成。1.4(0.362g、1.46mmol、1.0当量)の第三級ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.251g、2.48mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.521g、1.9mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5(0.17g、36.47%)を得た。MS(ES):m/z 319.38[M+H]
[0495] 化合物96gggggの合成。1.5(0.17g、0.533mmol、1当量)のジオキサン(2mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(1mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96ggggg(0.082g、70.36%)を得た。MS(ES):m/z 219.26[M+H]
[0496] 96hhhhhの合成。
Figure 0007216705001011
[0497] 化合物96hhhhhの合成。1(1g、7.77mmol、1.0当量)のジメチルスルホキシド(10mL)中の溶液に、1.1(1.65g、23.31mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(3.21g、23.31mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を190℃で10時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、96hhhhh(0.400g、収率:31.50%)を得た。MS(ES):m/z 164.11[M+H]
[0498] 中間体96iiiiiの合成。
Figure 0007216705001012
[0499] 化合物96iiiiiの合成。1(1.0g、5.78mmol、1.0当量)およびモルホリン(1.5g、17.34mmol、3.0当量)のジメチルスルホキシド(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.595g、11.56mmol、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を190℃で10時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な96iiiii(0.6g、57.92%)を得た。MS(ES):m/z 180.22[M+H]
[0500] 中間体96jjjjjの合成。
Figure 0007216705001013
[0501] 化合物96jjjjjの合成。1.(1g、9.08mmol、1.0当量)および1.1(1.94g、11.80mmol、1.3当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.75g、27.24mmol、3.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.345g、1.81mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.320g、3.63mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で3時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な96jjjjj(0.820g、47.47%)を得た。MS(ES):m/z 191.21[M+H]
[0502] 中間体96kkkkkの合成。
Figure 0007216705001014
[0503] 化合物1.1の合成。1(1g、7.14mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、2-プロピルブロミド(1.3g、10.71mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.9g、21.42mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.1(0.320g、収率:24.61%)を得た。MS(ES):m/z 183.07[M+H]
[0504] 化合物96kkkkkの合成。1.1(0.32g、1.75mmol、1.0当量)のエタノール(7ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.16g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な96kkkkk(0.220g、82.29%)を得た。MS(ES):m/z 153.10[M+H]
[0505] 中間体96mmmmmの合成
Figure 0007216705001015
[0506] 化合物1.1の合成。1(5.0g、20.55mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の撹拌溶液に、トリエチルアミン(5.7mL、41.1mmol、2.0当量)を0℃で窒素下で滴下により添加し、その後、クロロギ酸エチル(2.56g、23.63mmol、1.15当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、-10℃まで冷却し、NHOH(12.33mL、123.3mmol、6当量)を滴下により添加し、得られた反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を冷水中に移し、そして濾過し、水で洗浄し、そして乾燥させて、1.1を得た。(収率:3.50g、70.28%)。MS(ES):m/z 243.3[M+H]
[0507] 化合物1.2の合成。1.1(3.5g、14.4mmol、1.0当量)のジクロロメタン(25mL)中の撹拌溶液に、トリエチルアミン(4.0mL、28.8mmol、2.0当量)を-10℃で窒素下で滴下により添加し、その後、無水トリフルオロ酢酸(2.2mL、15.84mmol、1.1当量)を滴下により添加し、そして同じ温度で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーでさらに精製して、1.2(2.8g、86.43%)を得た。MS(ES):m/z 225.34[M+H]
[0508] 化合物1.3の合成。1.2(2.8g、12.48mmol、1.0当量)のジクロロメタン(40mL)中の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(8.0mL)を0℃で滴下により添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.3(2.50g、84.15%)を得た。MS(ES):m/z 126.19[M+H]
[0509] 化合物1.5の合成。1.4(2.3g、14.92mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(65mL)中の溶液に、1.3(1.85g、14.92mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.7g、19.39mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.455g、3.73mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5(収率:1.8g、42.63%)を得た。MS(ES):m/z 261.29[M+H]
[0510] 化合物1.6の合成。1.5(1.8g、6.91mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(30mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.829g、34.55mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.6を得た。(収率:1.1g、72.67%)。MS(ES):m/z 247.29[M+H]
[0511] 化合物1.7の合成。1.6(1.1g、4.47mmol、1.0当量)のtert-ブチルアルコール(12ml)中の溶液に、ジ-フェニルホスホリルアジド(1.59g、5.81mmol、1.3当量)、トリエチルアミン(0.766g、7.59mmol、1.7当量)を添加した。この反応物を90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中1.0%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.7(収率:0.7g、49.38%)にした。MS(ES):m/z 318.39[M+H] +。
[0512] 化合物96mmmmmの合成。1.7(0.7g、2.20mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中4Mの塩酸(10mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、96mmmmm(収率:0.39g、69.69%)を得た。MS(ES):m/z 254.73[M+H] +。
[0513] 中間体96nnnnnの合成。
Figure 0007216705001016
[0514] 化合物1.2の合成。1.(2.0g、12.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の冷溶液に、1.1(1.6g、12.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.6g、16.86mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.316g、2.59mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(1.3g、44.88%)。MS(ES):m/z 224.09[M+H]
[0515] 化合物1.3の合成。1.2(1.3g、5.82mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(15mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.39g、58.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.1g、90.29%)。MS(ES):m/z 210.07[M+H]
[0516] 化合物1.4の合成。1.3(1.1g、5.25mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(14mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.9g、8.92mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.87g、6.82mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(1.1g、74.63%)。MS(ES):m/z 281.15[M+H]
[0517] 化合物96nnnnnの合成。1.4(0.300g、1.07mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(8mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な96nnnnnを得た。(0.220g、94.88%)。MS(ES):m/z 181.09[M+HCl]
実施例97: RがN-(シクロブチル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
N-シクロブチル-5-((2-(メトキシ-d3)-5-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-260)の合成。
Figure 0007216705001017
化合物97の合成。化合物を、I-122に従って合成して、97を得た。(収率:60.21%)、MS(ES):m/z 380.85[M+H]
化合物97.1の合成。化合物を、I-258に従って合成して、97.1を得た。
化合物97.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、97.2を得た。(0.065g、50.95%)、MS(ES):m/z 485.58[M+H]
化合物I-260の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-260を得た。(0.030g、58.17%)、MS(ES):m/z 385.53[M+H]+, LCMS純度: 98.30%, HPLC純度: 99.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.93-7.91 (t, J=8Hz, 2H), 7.81 (s, 1H), 5.78 (s, 1H), 4.37-4.33 (m, 1H), 2.19-2.17 (d, J=8Hz, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.19-2.17 (m, 2H), 1.63 (bs, 4H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表31に与える。表31中の化合物を、I-260を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、97.1を表31に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705001018
Figure 0007216705001019
Figure 0007216705001020
Figure 0007216705001021
Figure 0007216705001022
Figure 0007216705001023
Figure 0007216705001024
Figure 0007216705001025
Figure 0007216705001026
Figure 0007216705001027
Figure 0007216705001028
Figure 0007216705001029
Figure 0007216705001030
Figure 0007216705001031
Figure 0007216705001032
Figure 0007216705001033
Figure 0007216705001034
Figure 0007216705001035
Figure 0007216705001036
Figure 0007216705001037
Figure 0007216705001038
Figure 0007216705001039
Figure 0007216705001040
5-(5-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-シクロブチル-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-273)の合成。
Figure 0007216705001041
化合物97.3の合成。化合物を、実施例103(I-272)に従って合成して、97.3を得た。
化合物97.4の合成。化合物を、Aの一般手順に従って合成して、97.4(0.075g、67.46%)を得た。MS(ES):m/z 529.26[M+H]
化合物I-273の合成: 97.4(0.075g、0.142mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を、室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-273を得た。(0.035g、56.27%)、MS(ES):m/z 438.22[M+H]+, LCMS純度: 96.04%, HPLC純度: 96.36%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.786-8.781 (d, J=2Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4Hz, 1H), 8.23-8.21 (d, J=8Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 5.19-5.16 (m, 1H), 4.62-4.56 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4Hz, 3H), 2.36-2.34 (m, 2H), 2.11-2.07 (m, 2H), 1.75 (m, 2H), 1.60-1.58 (d, J=8Hz, 6H)。
N-シクロブチル-5-((6’-メチル-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-130)の合成。
Figure 0007216705001042
化合物97.5の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、97.5を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物97.6の合成。97.5(0.30g、0.84mmol、1.0当量)および97a(0.11g、0.92mmol、1.1当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、カリウムtert.ブトキシド(1.7mL、1.78mmol、2.0当量)を室温で添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な97.6(0.31g、70.56%)を得た。MS(ES):m/z 520.56[M+H]
化合物97.7の合成。97.6(0.31g、0.59mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.24g、5.90mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして50℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、97.7(0.24g、81.84%)を得た。MS(ES):m/z 492.51[M+H]
化合物97.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、97.8(収率:30.08%)を得た。MS(ES):m/z 545.62[M+H]
化合物I-130の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-130を得た。(収率:41.35%)。MS(ES):m/z 445.50[M+H]+, LCMS純度: 98.78%, HPLC純度: 98.35%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.01 (s, 1H), 8.38-8.36 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.00-7.91 (m, 3H), 7.64-7.56 (m, 2H), 7.41-7.39 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.44-6.41 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.52-4.45 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.54-2.50 (m, 3H), 2.35-2.33 (d, J=8.4Hz, 3H), 1.98-1.94 (m, 2H), 1.77-1.68 (m,1H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表32に与える。表32中の化合物を、I-130を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、97aを表32に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705001043
Figure 0007216705001044
Figure 0007216705001045
Figure 0007216705001046
97aの中間体の合成。
Figure 0007216705001047
化合物97aの合成。1.(2g、18.16mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、1.1(2.5g、19.97mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(5.0g、36.32mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.97g、5.44mmol、0.3当量)、およびヨウ化銅(0.51g、2.72mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を115℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、97a(収率:41.04%)を得た。MS(ES):m/z 201.23[M+H]
97bの中間体の合成。
Figure 0007216705001048
化合物1.2の合成。1(1g、7.04mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.570mL、14.08mmol、1.1当量)を添加し、その後、1.1(0.930g、10.56mmol、1.5当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.750g、50.70%)、MS(ES):m/z 211.19[M+H]
化合物97bの合成。1.2(0.750g、3.57mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.250g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、純粋な97b(0.600g、93.31%)を得た。MS(ES):m/z 181.21[M+H]
中間体97cの合成。
Figure 0007216705001049
化合物1.1の合成。化合物を、実施例103(I-111)に従って合成して、1.1を得た。
化合物1.2の合成。1(1g、7.04mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.563g、14.08mmol、2当量)を添加し、その後、1.1(0.790g、7.74mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中9%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.800g、50.70%)、MS(ES):m/z 225.22[M+H]
化合物97cの合成。1.2(0800g、3.57mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.250g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な97c(0.500g、72.15%)を得た。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
中間体97dの合成。
Figure 0007216705001050
化合物1.1の合成。化合物を、実施例103(I-111)に従って合成して、1.1を得た。
化合物1.2の合成。1.1(0.711g、6.97mmol、1.1当量)のテトラヒドロフラン(7mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.278g、6.97mmol、1.1当量)を添加し、その後、1(0.900g、6.33mmol、1当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.800g、56.33%)、MS(ES):m/z 225.22[M+H]
化合物97dの合成。1.2(0.800g、3.57mmol、1.0当量)の酢酸エチル(6ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、97d(0.500g、72.15%)を得た。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
中間体97eの合成。
Figure 0007216705001051
化合物1.2の合成。1(1g、7.04mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.310g、7.74mmol、1.1当量)を添加し、その後、1.1(0.660g、9.15mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.900g、65.85%)、MS(ES):m/z 195.19[M+H]
化合物97eの合成。1.2(0.900g、4.63mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.250g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な97e(0.600g、78.84%)を得た。MS(ES):m/z 165.21[M+H]
中間体97fの合成。
Figure 0007216705001052
化合物1.2の合成。1(1g、7.04mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.570mL、14.08mmol、2当量)を添加し、その後、1.1(0.934g、9.15mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(1g、63.37%)、MS(ES):m/z 224.22[M+H]
化合物97fの合成。1.2(1g、4.46mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.250g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、純粋な97f(0.800g、92.35%)を得た。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
中間体97gの合成。
Figure 0007216705001053
化合物97gの合成。1.(0.700g、4.53mmol、1.0当量)および1.1(0.648g、5.89mmol、1.3当量)の1,4-ジオキサン(7mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.25g、9.06mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.172g、0.906mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.159g、1.81mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中4.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な97g(0.140g、13.55%)を得た。MS(ES):m/z 229.26[M+H]
中間体97hの合成。
Figure 0007216705001054
化合物97hの合成。1.(1g、6.10mmol、1.0当量)および1.1(0.805g、7.32mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.68g、12.20mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.348g、1.83mmol、0.3当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.161g、1.83mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.3%のメタノール中に溶出させて、純粋な97h(0.900g、76.40%)を得た。MS(ES):m/z 194.22[M+H]
中間体97iの合成。
Figure 0007216705001055
化合物97iの合成。1.(1.5g、8.57mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、1.1(1.0g、9.42mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.3g、17.14mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.45g、2.57mmol、0.3当量)、およびヨウ化銅(0.24g、1.28mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.2(0.90g、収率:51.42%)を得た。MS(ES):m/z 205.23[M+H]
中間体97jの合成。
Figure 0007216705001056
化合物1.1の合成。1.(2.0g、11.59mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、メチルマグネシウムヨージド(2.88g、17.39mmol、1.5当量)を窒素下で0℃で添加した。この反応物を室温で15分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの塩酸中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(1.4g、69.98%)を得た。MS(ES):m/z 173.61[M+H]
化合物97jの合成。1.1(1.4g、8.11mmol、1.0当量)および1.2(0.803g、7.30mmol、0.9当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.24g、16.22mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.308g、1.62mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.286g、3.24mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中19%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な97j(0.600g、30.04%)を得た。MS(ES):m/z 247.27[M+H]
中間体97kの合成。
Figure 0007216705001057
化合物1.1の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.1を得た。(収率:96.22%)。MS(ES):m/z 165.21[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(1g、6.09mmol、1.0当量)のアセトニトリル(30mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(1.3g、7.30mmol、1.2当量)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中15%の酢酸エチルにより精製して、1.2を得た。(0.41g、収率:27.83%)。MS(ES):m/z 244.10[M+H]
化合物97kの合成。1.2(0.41g、1.69mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、1.3(0.20g、1.85mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.23g、5.08mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.07g、0.67mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.06g、0.33mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、97k(0.15g、収率:32.50%)を得た。MS(ES):m/z 273.31[M+H]
中間体97lの合成。
Figure 0007216705001058
化合物97lの合成。1.(1g、9.08mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、1.1(1.7g、9.98mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.5g、18.16mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.48g、2.72mmol、0.3当量)、およびヨウ化銅(0.24g、1.28mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、97l(0.35g、収率:19.06%)を得た。MS(ES):m/z 203.22[M+H]
中間体97mの合成。
Figure 0007216705001059
化合物97mの合成。1.(2g、12.42mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、1.1(2.5g、13.66mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(3.4g、24.84mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.66g、3.72mmol、0.3当量)、およびヨウ化銅(0.35g、1.86mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、97m(0.80g、収率:33.86%)を得た。MS(ES):m/z 191.21[M+H]
中間体97nの合成。
Figure 0007216705001060
化合物1.1の合成。1(4.0g、25.47mmol、1.0当量)およびモルホリン(3.32g、38.21mmol、1.5当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の冷溶液に、0℃でN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N′-エチルカルボジイミド塩酸塩(7.32g、38.21mmol、1.5当量)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(4.12g、30.56mmol、1.2当量)を添加し、その後、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(9.87g、76.41mmol、3.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(2.5、46.74%)を得た。MS(ES):m/z 211.06[M+H]
化合物97nの合成。1.1(1.0g、4.76mmol、1.2当量)および3-アミノピリジン-2(1H)-オン(0.44g、3.96mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン中の溶液に、炭酸カリウム(1.36g、9.9mmol、2.5q)を添加し、そして反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。N,N′-ジメチルエチレンジアミン(0.14g、1.58mmol、0.4当量)を添加し、その後、ヨウ化銅(I)(015g、0.79mmol、0.2q)を添加した。この反応混合物を120℃まで4時間加熱し、反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中50%の酢酸エチル中に溶出させて、97n(0.5g、36.96%)を得た。MS(ES):m/z 285.13[M+H]
中間体97oの合成。
Figure 0007216705001061
化合物1.1の合成。1.(2.0g、12.65mmol、1.0当量)のメタノール(20ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.400g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.1(1.32g、81.45%)を得た。MS(ES):m/z 129.11[M+H]
化合物97oの合成。1.1(0.500g、3.90mmol、1.0当量)および1.2(0.487g、4.29mmol、1.1当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.076g、7.80mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.148g、0.780mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.137g、1.56mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、115℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.7%のメタノール中に溶出させて、純粋な97o(0.380g、47.45%)を得た。MS(ES):m/z 206.19[M+H]
実施例98: RがN-(オキセタン-3-イル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
5-((5-クロロ-2-シクロブトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-93)の合成。
Figure 0007216705001062
化合物98の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、98を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物98.1の合成。化合物を、中間体の節の中間体98aに従って合成した。
化合物98.2の合成。98(0.300g、0.847mmol、1.0当量)および98.1(0.168g、0.847mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(1.7mL、1.69mmol、2当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を冷却した氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な98.2を得た。(0.260g、59.48%)。MS(ES):m/z 517.98[M+H]
化合物98.3の合成。98.2(0.260g、0.502mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.210g、5.02mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.3%のメタノール中に溶出させて、純粋な98.3(0.180g、73.20%)を得た。MS(ES):m/z 489.93[M+H]
化合物98.4の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、98.4を得た。(0.090g、44.94%)。MS(ES):m/z 545.01[M+H]
化合物I-93の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-93(0.040g、54.47%)を得た。MS(ES):m/z 444.35[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.05%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.81 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.88-7.86 (d, J=8Hz, 1H), 7.71-7.70 (d, J=4Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 5.25-5.22 (m, 1H), 4.80-4.79 (m, 1H), 4.39 (s, 1H), 4.24-4.21 (m, 2H), 3.70-3.68 (m, 1H), 2.94-2.93 (d, J=4Hz, 3H), 2.28-2.26 (t, J=8Hz, 2H), 1.85-1.82 (m, 1H), 1.71-1.69 (m, 1H), 1.23 (s, 3H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表33に与える。表33中の化合物を、I-93を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、98.1を表33に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705001063
Figure 0007216705001064
Figure 0007216705001065
5-((1-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-89)の合成。
Figure 0007216705001066
化合物98.5の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、98.5(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物98.6の合成。化合物を、中間体の節の中間体98bに従って合成した。
化合物98.7の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、98.7(0.270g、59.73%)を得た。MS(ES):m/z 535.58[M+H]
化合物98.8の合成。98.7(0.270g、0.505mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.212g、5.05mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃の温度で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な98.8(0.200g、78.18%)を得た。MS(ES):m/z 507.52[M+H]
化合物98.9の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、98.9を得た。(0.100g、45.10%)。MS(ES):m/z 562.60[M+H]
化合物I-89の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-89(0.035g、42.59%)を得た。MS(ES):m/z 462.56[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.34%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.27-9.25 (d, J=8Hz 1H), 8.26 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.62-7.61 (d, J=4Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.39 (s, 1H), 6.28 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.39-4.37 (d, J=4Hz, 1H), 4.27-4.20 (m, 2H), 3.79 (s, 1H), 3.65 (s, 1H), 2.90 (s, 3H), 1.25 (s, 1H), 1.12 (s, 2H), 1.02 (s, 2H)。
中間体98aの合成。
Figure 0007216705001067
化合物1.2の合成。水素化ナトリウム(0.250g、10.36mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷懸濁物に、1.1(0.679g、9.42mmol、1.0当量)を滴下により添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。化合物1(2g、10.36mmol、1.1当量)を反応混合物中に滴下により添加し、そして0℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温で16時間さらに撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、1.2を得た。(0.600g、27.85%)、MS(ES):m/z 229.63[M+H]
化合物98aの合成。1.2(0.600g、2.64mmol、1.0当量)に、メタノール:水の混合物(8mL、2:1)および酢酸(1.58g、26.4mmol、10当量)を添加した。この反応混合物を60℃で加熱し、次いで鉄粉(1.18g、21.14mmol、8当量)を少しずつ添加した。この反応物を70℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な98a(0.400g、76.73%)を得た。MS(ES):m/z 199.65[M+H]
中間体98bの合成。
Figure 0007216705001068
化合物1.2の合成。1(3g、20.41mmol、1当量)および1.1(2.10g、24.49mmol、1.2当量)の1,2-ジクロロエタン(20mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(2.57g、24.49mmol、1.2当量)、酢酸銅(2.58g、14.28mmol、0.7当量)および2,2ビピリジン(2.22g、14.28mmol、0.7当量)を添加した。反応混合物を酸素で脱気し、その後、70℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(2g、52.39%)を得た。MS(ES):m/z 188.04[M+H]
化合物98bの合成。1.2(2g、10.69mmol、1当量)および1.3(1.06g、9.62mmol、0.9当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.95g、21.38mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.304g、1.60mmol、0.15当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.281g、3.20mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な98b(1g、43.25%)を得た。MS(ES):m/z 217.24[M+H]
実施例99: RがN-(((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)カルボキサミドであり、Rが水素であり、そしてRがメチルアミンである化合物の合成。
5-((1-(2-フルオロシクロプロピル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1061)の合成。
Figure 0007216705001069
化合物99の合成。化合物を、I-541に従って合成して、99を得た。(収率:45.44%)。MS(ES):m/z 410.87[M+H]
化合物99.1の合成。化合物を、実施例101(I-1060)に従って合成して、99.1を得た。MS(ES):m/z 169.05[M+H]
化合物99.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、99.2(0.150g、75.68%)を得た。MS(ES):m/z 541.58[M+H]
化合物I-1061の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1061を得た。(0.025g、76.67%)、MS(ES):m/z 442.45[M+H]+, LCMS純度: 97.57%, HPLC純度: 96.05%,キラルHPLC純度: 100% , 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.80-7.77 (t, J=6Hz, 1H), 7.16-7.15 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.37-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.64-4.61 (t, J=6Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.30-3.28 (d, J=5.6Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.56 (bs, 2H), 1.22 (bs, 3H), 0.43 (bs, 2H)。
5-((1-((1S,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1121)および5-((1-((1R,2R)-2-フルオロシクロプロピル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1122)の合成。
Figure 0007216705001070
化合物99.2aおよび99.2bの合成。99.2の異性体(0.110g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびHEX_IPA-MEOH(50-50)中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な99.2aを得た。(0.044g)。MS(ES):m/z 542.58[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な99.2bを得た。(0.044g)。MS(ES):m/z 542.58[M+H]
化合物I-1121およびI-1122の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、0.028g: MS(ES):m/z 442.52[M+H]+, LCMS純度: 97.16%, HPLC純度: 97.14%, キラルHPLC: 97.46%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.22-8.21 (m, 2H), 7.94-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.80-7.77 (m, 1H), 7.17-7.15 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.37-6.34 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.46-5.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.64-4.861 (m, 1H), 3.90-3.84 (m, 1H), 3.72-3.67 (m, 1H), 3.49-3.46 (m, 1H), 3.30-3.29 (d, J=5.6Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.74-1.67 (m, 1H), 1.58-1.52 (m, 1H), 0.43-0.38 (m, 4H)および0.029g: MS(ES):m/z 442.52[M+H]+, LCMS純度: 97.60%, HPLC純度: 97.06%, キラルHPLC: 98.04%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.22-8.21 (m, 2H), 7.94-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.80-7.77 (m, 1H), 7.17-7.15 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.37-6.34 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.46-5.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.64-4.861 (m, 1H), 3.90-3.84 (m, 1H), 3.72-3.67 (m, 1H), 3.49-3.46 (m, 1H), 3.30-3.29 (d, J=5.6Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.76-1.67 (m, 1H), 1.56-1.49 (m, 1H), 0.43-0.38 (m, 4H)を得た。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表34に与える。表34中の化合物を、I-1061を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、99.1を表34に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705001071
Figure 0007216705001072
Figure 0007216705001073
Figure 0007216705001074
Figure 0007216705001075
Figure 0007216705001076
Figure 0007216705001077
Figure 0007216705001078
Figure 0007216705001079
Figure 0007216705001080
N-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-807)の合成。
Figure 0007216705001081
化合物99.3の合成。化合物を、I-582に従って合成して、99.3(収率:94.47%)を得た。MS(ES):m/z 512.44[M+H]
化合物99.4の合成。99.3(0.100g、0.1956mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物を10%のMeOH:ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、99.4(0.070g、84.97%)を得た。MS(ES):m/z 422.19[M+H]
I-807の合成。化合物を、Aの一般手順に従って合成して、I-807(0.032g、38.18%)を得た。MS(ES):m/z 505.47[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.85%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.70 (s, 2H), 8.38 (s, 2H), 8.31-8.30 (d, J=4Hz, 2H), 7.35-7.33 (d, J=4Hz, 1H), 6.67(s, 1H), 4.71 (s, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 4.51 (s, 2H), 3.55-3.48 (m, 6H), 3.39 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4Hz, 3H), 2.83 (s, 2H), 2.52 (m, 4H), 0.53-0.47 (m, 4H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表35に与える。表35中の化合物を、I-807を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、99.3を表35に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705001082
5-((1-(2-シクロプロポキシエチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)メチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-577)の合成。
Figure 0007216705001083
化合物99.5の合成 化合物を、実施例109(I-576)に従って合成した。(0.3g、94.53%)、MS(ES):m/z 385.5[M+H]
化合物I-577の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-577(0.055g、44.22%)を得た。MS(ES):m/z 468.5[M+H]+。LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.75%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.85 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.29-7.27 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.37-6.33 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.61 (s, 1H), 4.15 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.40-3.39 (d, J=5.6Hz, 2H), 3.34-3.30 (d, J=13.6Hz, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4Hz, 3H), 0.43-0.39 (m, 8H)。
上記方法により調製されたさらなる化合物についての特徴付けデータを下記の表36に与える。表36中の化合物を、I-577を調製するために記載した方法と実質的に類似の方法により、99.5を表36に示されるとおりの試薬で置き換えて、調製した。
Figure 0007216705001084
実施例100: N-(3-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
100.1。N-(3-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-434)の合成
Figure 0007216705001085
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物1.3の合成。1.(0.500g、1.41mmol、1.0当量)および1.2(0.174g、1.41mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(2.8mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.630g、96.22%)を得た。MS(ES):m/z 442.48[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.600g、1.36mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.312g、13.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な1.4(0.400g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物1.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.5を得た。(0.165g、70.42%)、MS(ES):486.24[M+H]
化合物I-434の合成。1.5(0.165g、0.33mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(3mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、I-434(0.120g、91.62%)を得た。MS(ES):m/z 386.50[M+H]+, LCMS純度: 99.04%, HPLC純度: 97.82%, キラルHPLC純度: 49.95%, 50.04%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.28-8.26 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.92-7.88 (m, 2H), 7.83-7.80 (t, J=5.6Hz, 1H), 7.07-7.00 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 4.56-4.53 (t, J=5.6Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.22-3.19 (m, 4H), 3.15-3.08 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.69-1.65 (m, 1H), 0.78-0.76 (d, J=4.8Hz, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表37に列挙する。上記スキームの1.2に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001086
100.2。5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-N-(3-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-593)の合成
Figure 0007216705001087
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1(収率:71.67%)を得た。
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2(1.2g、49.27%)を得た。MS(ES):m/z 398.8[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4(0.155g、60.47%)を得た。MS(ES):m/z 567.5[M+H]
化合物I-593の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-593を得た。(0.122g、95.60%)、MS(ES):m/z 467.41[M+H]+, LCMS純度: 98.31%, HPLC純度: 96.37%, キラルHPLC純度: 48.31% + 49.96%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.03 (s, 1H), 8.53-8.52 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.37-8.35 (d, J=6.8, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.10-8.06 (t, J =8.8Hz 1H), 7.98-7.96 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.83-7.82 (m, 1H), 7.75-7.73 (m ,1H), 7.45-7.44 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.53-6.49 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.247 (s, 1H), 4.64-4.62 (t, J=5.2Hz, 1H), 3.36 (s, 2H), 3.30-3.25 (m, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.84-1.79 (m, 1H), 0.92-0.91 (m, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表38に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001088
Figure 0007216705001089
Figure 0007216705001090
1.3。N-(3-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-434)のキラル分離
Figure 0007216705001091
I-434の異性体(0.100g)、I-483およびI-484を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、およびメタノール中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、1つの純粋な異性体(0.030g)を得た。MS(ES):m/z 386.31[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.17%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.94-7.88 (m, 2H), 7.84-7.81 (t, J=5.6Hz, 1H), 7.04-7.01 (m, 1H), 5.93 (s, 1H), 4.58-4.55 (t, J=10.8Hz, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.29-3.24 (m, 3H), 3.15-3.10 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.70-1.65 (m, 1H), 0.78-0.77 (d, J=6.8Hz, 3H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、別の純粋な異性体(0.027g)を得た。MS(ES):m/z 386.31[M+H]+, LCMS純度: 98.88%, HPLC純度: 96.34%, キラルHPLC純度: 95.05%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.28-8.26 (d, J=6Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.00 (s, 2H), 7.83-7.80 (t, J=6Hz, 1H), 7.04-7.00 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 4.55 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.25-3.23 (m, 3H), 3.15-3.08 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.69-1.64 (m, 1H), 0.78-0.77 (d, J=6.8Hz, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表39に列挙する。
Figure 0007216705001092
Figure 0007216705001093
Figure 0007216705001094
Figure 0007216705001095
Figure 0007216705001096
Figure 0007216705001097
化合物100aの合成。1.(1.0g、9.08mmol、1当量)および1.1(1.7g、10.89mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.5g、18.16mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.345g、1.86mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.319g、3.632mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な100a(0.6g、34.74%)を得た。MS(ES):m/z 191.20[M+H]
Figure 0007216705001098
化合物1.2の合成。1(0.9g、8.18mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(2.0g、12.27mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(2.26g、16.36mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.287g、3.27mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.31g、1.63mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.2(1.2g、収率:76.33%)を得た。MS(ES):m/z 193.22[M+H]
化合物100bの合成。1.2(1.2g、6.24mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.1g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、100b(0.96g、79.17%)を得た。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
Figure 0007216705001099
化合物1.1の合成。1.(5g、43.85mmol、1.0当量)のエタノール(10mL)中の溶液に、ベンジルアミン(6.56g、61.39mmol、1.4当量)を添加した。この反応混合物を90℃で4時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.1を得た。(2g、20.63%)、MS(ES):m/z 222.14[M+H]
化合物1.2の合成。1.1.(1.5g、6.78mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(75ml)中の溶液に、水素化アルミニウムリチウム(テトラヒドロフラン中1M)(20mL、20.34mmol、3.0当量)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を65℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、1.2を得た。(1.2g、収率:98.76%)。MS(ES):m/z 180.13[M+H]
化合物100cの合成。1.2(0.5g、2.78mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.25g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な100cを得た。(0.3g、96.53%)。MS(ES):m/z 90.01[M+H]
Figure 0007216705001100
化合物1.0の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.0(収率:71.67%)を得た。
化合物100dの合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、100d(1.2g、49.27%)を得た。MS(ES):m/z 398.8[M+H]
実施例101: N-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
101.1。N-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-683)の合成。
Figure 0007216705001101
化合物1.1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.1を得た。(13.2g、71.67%)。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 12.63 (s, 1H), 8.63(s, 1H), 7.55 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 1.29 (s, 9H)。
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.15g、収率:59.80%)。MS(ES):m/z 412.88[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.07g、収率:51.25%)。MS(ES):m/z 563.63[M+H]
化合物I-683の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-683(0.041g、88.65%)を得た。MS(ES):m/z 463.50[M+H]+ LCMS純度: 98.74%, HPLC純度: 98.50%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.65-8.64 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.29-8.28 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.06-8.03 (t, J=7.2Hz,1H), 7.96 (bs, 1H), 7.87-7.83 (t, J=9.2Hz, 2H), 7.57-7.53 (m, 2H), 6.50-6.46 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.71 (bs, 1H), 3.28-3.27 (d, J=6Hz ,2H), 3.12 (s, 2H), 2.91 (s, 3H), 0.84 (bs, 6H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表40に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001102
Figure 0007216705001103
Figure 0007216705001104
Figure 0007216705001105
Figure 0007216705001106
Figure 0007216705001107
Figure 0007216705001108
Figure 0007216705001109
Figure 0007216705001110
Figure 0007216705001111
101.2。N-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-588)の合成。
Figure 0007216705001112
化合物1の合成。化合物を、I-653の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。
化合物I-588の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-588を得た。(収率:32.18%)。MS(ES):m/z 436.53[M+H]+, LCMS純度: 97.90%, HPLC純度: 97.86%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.76 (s, 1H), 8.67-8.65 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.32-7.31 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.75 (m, 2H), 5.21 (s, 1H), 4.73 (s, 1H), 3.18-3.12 (m, 4H), 2.67 (s, 3H), 1.58-1.57 (d, J=6.8Hz, 6H), 0.88 (bs, 6H)。
101.3。I-571のキラル分離
Figure 0007216705001113
化合物I-598およびI-599の合成: I-571の異性体(0.120g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、およびメタノールおよびイソプロピルアルコール中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、1つの純粋な異性体(0.040g)を得た。MS(ES):m/z 470.55[M+H]+ LCMS純度: 98.45%, HPLC純度: 98.5%, キラルHPLC純度: 99.08%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.18-8.16 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.85-7.82 (t, J=6.4Hz, 1H), 7.49-7.48 (d, J=6Hz, 1H), 6.38-6.35 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.87-4.84 (d, J=10Hz, 1H), 4.69-4.66 (t, J=6Hz, 1H), 3.49-3.43 (m, 2H), 3.38-3.77 (m, 2H), 3.25-3.24 (d, J=6.8Hz, 2H), 3.10-3.09 (d, J=6Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.06-1.1.95 (m, 1H), 1.76-1.72 (m, 1H), 1.04-1.01 (m, 2H), 0.82 (bs, 6H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、他の純粋な異性体(0.042g)を得た。MS(ES):m/z 470.55[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.48%, キラルHPLC純度: 99.39%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.19-8.177 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4Hz, 1H), 7.86-7.83 (t, J=6Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.39-6.36 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.90-4.85 (t, J=10Hz, 1H), 4.69 (s, 1H), 3.60-3.55 (t, J=10Hz, 1H), 3.49-3.44 (t, J=10.4Hz, 2H), 3.26-3.25 (d, J=6.4Hz, 2H), 3.18 (s, 1H), 3.11-3.10 (d, J=5.2Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.07-2.03 (m, 1H), 1.77-1.71(m, 1H) 1.04-1.01 (m, 2H), 0.83 (bs, 6H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表41に列挙する。
Figure 0007216705001114
Figure 0007216705001115
2.4。N-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-818)の合成。
Figure 0007216705001116
化合物1.0の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.0(収率:45.00%)を得た。MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物1.2の合成。アルゴンを、1.1(2.3g、6.7mmol、1.0当量)、1.0(3.0g、8.72mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(1.78g、16.75mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン(100mL)中の撹拌溶液に通して15分間パージした。[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.550g、0.67mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を100℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中20~25%の酢酸エチル中に溶出させるカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(2.1g、59.82%)を得た。MS(ES):m/z 527.51[M+H]
化合物1.3の合成。トリフルオロ酢酸(5.0mL)を、1.2(2.1g、3.99mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に添加し、そして反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3を得た。(1.69g、99.41%)。MS(ES):m/z 427.51[M+H]
化合物1.5の合成。水素化ナトリウム(0.225g、5.6mmol、4.0当量)を、1.3(0.600g、1.4mmol、1.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液に0℃で少しずつ添加した。反応混合物を同じ温度で20分間撹拌し、1.4(0.635g、4.22mmol、1.2当量)を添加し、そして混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をジクロロメタン中2~2.5%のメタノール中に溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.5(420mg、55.26%)を得た。MS(ES):m/z 540.51[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.400g、0.744mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(20mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.315g、7.44mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、純粋な1.6(0.360g、94.47%)を得た。MS(ES):m/z 512.2[M+H]
化合物1.7の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.7を得た。(0.065g、55.72%)、MS(ES):597.33[M+H]
化合物I-818の合成: 1.7(0.065g、0.108mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタンでの摩砕により精製した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-818を得た。(0.040g、72.49%)、MS(ES):m/z 507.36[M+H]+, LCMS純度: 96.81%, HPLC純度: 98.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.90 (bs, 1H), 8.74-8.69 (t, J=7.2Hz, 2H), 8.45-8.42 (t, J=3.6Hz, 2H), 8.35 (bs, 2H), 7.40 (bs, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.77 (bs, 3H), 4.11 (bs, 1H), 3.77 (bs, 3H), 3.66 (bs, 3H), 3.37 (bs, 4H), 3.19 (s, 2H), 3.12-3.11 (d, J=4Hz, 3H), 0.88 (s, 6H)。
Figure 0007216705001117
38(2g、18.18mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、38.1(7.2g、45.45mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(7.5g、54.54mmol、3.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.640g、7.27mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.692g、3.636mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、101a(2g、収率:58.82%)を得た。MS(ES):m/z 188.20[M+H]
Figure 0007216705001118
化合物1.1の合成。1(1g、6.33mmol、1当量)のヘキサン(10mL)中の冷溶液に、炭酸銀(3.50g、12.66mmol、2当量)を添加し、その後、ヨードメタン(0.988g、6.96mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を150℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(0.580g、53.27%)、MS(ES):m/z 173.12[M+H]
化合物101bの合成。1.1(0.580g、3.37mmol、1.0当量)のメタノール(6ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.150g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な101b(0.400g、83.51%)を得た。MS(ES):m/z 143.13[M+H]
Figure 0007216705001119
化合物1.2の合成。1(0.500g、2.38mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、酢酸銅(0.432g、2.38mmol、1.0当量)、1.1(0.864g、5.47mmol、2.3当量)およびピリジン(0.376g、4.76mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.2(0.140g、24.49%)を得た。MS(ES):m/z 241.06[M+H]
化合物101cの合成。1.2(0.140g、0.58mmol、1.0当量)のメタノール(3ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.080g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な101cを得た。(0.080g、64.67%)。MS(ES):m/z 231.10[M+H]
Figure 0007216705001120
化合物1.2の合成: 1(1.0g、4.76mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、酢酸銅(0.8g、4.76mmol、1.0当量)、1.1(0.6g、11.81mmol、2.4当量)を添加し、そしてトリエチルアミン(1.3mL、9.52mmol、2.0当量)を反応混合物に添加し、そして80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.2(0.360g、34.98%)を得た。MS(ES):m/z 222.20[M+H]
化合物101dの合成。1.2(0.36g、1.6mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、二酸化白金(0.2g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な101d(0.8g、52.13%)を得た。MS(ES):m/z 194.23[M+H]
Figure 0007216705001121
化合物1.1の合成。1.0(2.0g、12.98mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(60mL)中の溶液に、cis-3-メトキシシクロヘキサン-1-アミン塩酸塩(2.15g、12.98mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.23g、16.87mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.396g、3.24mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.1(1.70g、収率:49.38%)にした。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(0.800g、3.02mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(20mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.633g、15.1mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.1(0.500g、収率:65.99%)を得た。MS(ES):m/z:252.28[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.500g、1.99mmol、1.0当量)のtert-ブチルアルコール中の溶液に、ジ-フェニルホスホリルアジド(0.711g、2.58mmol、1.3当量)、トリエチルアミン(0.342g、3.38mmol、1.7当量)を添加した。この反応物を90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中1.0%のMeOHを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.3(0.408g、収率:63.60%)にした。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
化合物101eの合成。1.3(0.408g、1.27mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中4Mの塩酸(7mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、101e(0.272g、96.69%)を得た。MS(ES):m/z 223.29[M+H]
Figure 0007216705001122
化合物1.2の合成。1(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のアセトニトリル(10mL)中の冷溶液に、1.1(0.395g、3.56mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.652g、4.21mmol、1.3当量)およびモレキュラーシーブを添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.320g、46.71%)。MS(ES):m/z 212.07[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.320g、1.51mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.265g、88.70%)。MS(ES):m/z 198.05[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.265g、1.34mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.230g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.160g、44.37%)。MS(ES):m/z 269.13[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.160g、0.59mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.5を得た。(0.125g、98.33%)。MS(ES):m/z 205.05[M+HCl]
化合物101fおよび101gの合成。1の異性体(0.420g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な101fを得た。(0.190g)。MS(ES):m/z 169.07[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な101gを得た。(0.180g)。MS(ES):m/z 169.07[M+H]
実施例102: N-(-2-メトキシシクロブチル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
102.1。N-(-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-814)の合成。
Figure 0007216705001123
化合物30の合成。化合物を、I-676の実験プロトコルに従って合成して、30を得た。(収率:52.83%)、MS(ES):m/z 396.14[M+H]
化合物30.1の合成。30(1.0g、2.52mmol、1当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.957g、5.04mmol、2.0当量)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(1.54g、7.56mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、30.1を得た。(0.600g、収率:57.95%)。MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物30.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、30.3を得た。(0.150g、86.65%)、MS(ES):568.28[M+H]
化合物I-814の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-814を得た。(0.120g、97.13%)、MS(ES):m/z 468.51[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.92%, キラルHPLC: 49.46%, 49.90%,, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.58-7.56 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.36-6.33 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.35-4.30 (m, 1H), 3.86 (bs, 2H), 3.73-3.68 (m, 1H), 3.62-3.57 (t, J=10Hz, 1H), 3.50-3.45 (t, J=10.4Hz, 1H), 3.36 (s, 1H), 3.21 (bs, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.78 (bs, 2H), 1.56-1.51 (m, 1H), 1.43-1.35 (m, 2H), 1.25 (bs, 2H), 1.12-1.09 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表42に列挙する。上記スキームの30.2に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001124
Figure 0007216705001125
Figure 0007216705001126
Figure 0007216705001127
Figure 0007216705001128
Figure 0007216705001129
Figure 0007216705001130
Figure 0007216705001131
Figure 0007216705001132
Figure 0007216705001133
Figure 0007216705001134
Figure 0007216705001135
Figure 0007216705001136
Figure 0007216705001137
Figure 0007216705001138
102.2。N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-885)の合成。
Figure 0007216705001139
化合物1.0の合成。化合物を、I-653の実験プロトコル実施例67に従って合成して、1.0(0.500g、収率:90.55%)を得た。MS(ES):m/z 427.48[M+H]
化合物1.2の合成。1.0(0.500g、1.17mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液に、1-(2-クロロエチル)-4-メチルピペラジン(0.380g,2.34mmol,2.0当量)、炭酸カリウム(0.485g、3.57mmol、3.0当量)を添加し、その後、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.043g、0.117mmol、0.1当量)を添加した。この反応物を110℃で48時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中52%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.184g、収率:28.40%)、MS(ES):m/z 553.68[M+H]
化合物1.3の合成: 1.2(0.184g、0.332mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.069g、1.66mmol、5.0当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.120g、収率:68.72%)を得た。MS(ES):m/z 525.63[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.4を得た。(0.140g、75.53%)、MS(ES):608.34[M+H]
化合物I-885の合成:化合物1.4(0.140g、0.23mmol、1.0当量)をジクロロメタン(5mL)に溶解させた。トリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を、冷却した反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-885(0.103g、収率:86.38%)を得た。MS(ES):m/z 518.72[M+H]+, LCMS純度:99.18%, HPLC純度: 96.58%, キラルHPLC: 49.57%, 47.97%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.76 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.52-4.48 (t, J=6.4Hz, 2H), 4.41-4.37 (t, J=8Hz, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.12-3.10 (d, J=5.2Hz, 3H), 2.85-2.82 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.34 (bs, 4H), 2.18 (s, 6H), 1.63-1.56 (m, 3H), 0.87-0.85 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表43に列挙する。上記スキームの1.1に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001140
102.3。N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-(メチルカルバモイル)フラン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1111)の合成。
Figure 0007216705001141
化合物1の合成。化合物を、I-814の実験プロトコル実施例30に従って合成して、1を得た。(収率:57.95%)、MS(ES):m/z 410.16[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(0.190g、収率:60.54%)。MS(ES):m/z 515.22[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.190g、0.36mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、トリメチルアミン(0.047g、0.81mmol、1.5当量)、メチルアミン(0.025g、0.81mmol、1.5当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.092g、0.72mmol、2当量)を添加した。この反応物を70℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.3%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.150g、79.10%)。MS(ES):m/z 514.24[M+H]
化合物I-1111の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1111を得た。(0.120g、99.37%)、MS(ES):m/z 414.25[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.66%, キラルHPLC: 49.93%, 49.84%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.36 (s, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.12-8.09 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.01-8.00 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.40 (bs, 1H), 6.00 (bs,1H), 4.33-4.29 (m, 1H), 3.74-3.68 (m,1H), 3.21 (s, 3H), 2.94-2.93 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.79-2.78 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.12-2.05 (m, 2H), 1.55-1.45 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H)。
102.4。N-(-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-814)のキラル分離。
Figure 0007216705001142
I-814の異性体(0.12g)、I-902およびI-903を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、MEOH中0.1%のDEA(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 468.52[M+H]+, LCMS純度: 99.58%, HPLC純度: 99.24%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.28-8.26 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.96-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.58-7.56 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.36-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.92-4.87 (m, 1H), 4.34-4.30 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 2H), 3.73-3.68 (m, 1H), 3.62-3.57 (m, 1H), 3.50-3.45 (t, J=8.8Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.17-1.97 (m, 4H), 1.78-1.72 (m, 2H), 1.56-1.49 (m, 1H), 1.43-1.35 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.026g)を得た。MS(ES):m/z 468.23[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.27%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.57-7.56 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.36-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.92-4.87 (m, 1H), 4.34-4.28 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 2H), 3.73-3.68 (m, 1H), 3.62-3.57 (m, 1H), 3.50-3.45 (t, J=8.8Hz, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.16-1.97 (m, 4H), 1.81-1.72 (m, 2H), 1.58-1.48 (m, 1H), 1.43-1.32 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表44に列挙する。
Figure 0007216705001143
Figure 0007216705001144
Figure 0007216705001145
Figure 0007216705001146
Figure 0007216705001147
Figure 0007216705001148
Figure 0007216705001149
Figure 0007216705001150
Figure 0007216705001151
Figure 0007216705001152
Figure 0007216705001153
102.5。5-(5-フルオロ-1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1S,2S)-2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1053)の合成
Figure 0007216705001154
化合物1.1の合成。1.(0.7g、2.67mmol、1当量)のジクロロメタン(7mL)中の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(0.015g、0.13mmol、0.05当量)およびトリエチルアミン(0.809g、8.01mmol、3当量)を添加した。ジ炭酸ジ-tert-ブチル(0.638g、2.93mmol、1.1当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.1を得た。(0.650g、収率:67.19%)。MS(ES):m/z 361.99[M-H]
化合物1.2の合成。1.1(0.650g、1.79mmol、1.0当量)およびヘキサメチルジスズ(2.3g,7.16mmol、4.0当量)の、トルエン(39mL)中の脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.196g、0.17mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で120℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.2を得た。(0.5g、収率:69.81%)。MS(ES):m/z 400.06[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.3を得た。(収率:45%)、MS(ES):m/z 345.10[M+ H]
化合物1.4の合成。アルゴンを、1.3(3.5g、1.16mmol、1.0当量)、1.2(0.696g、1.74mmol、1.5当量)および炭酸カリウム(0.4g、2.9mmol、2.5当量)の1,4-ジオキサン(8ml)中の撹拌溶液に通して15分間パージした。ヨウ化銅(I)(0.043g、0.23mmol、0.2当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.077mg、0.11mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.4を得た。(0.4g、63.31%)。MS(ES):m/z 545.23[M+H]
化合物1.5の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、1.5を得た。(0.310g、94.96%)、MS(ES):445.17[M+ H]
化合物1.6の合成。1.5(0.310g、0.69mmol、1当量)のジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(0.033g、1.38mmol、2当量)を0℃で添加した。イソプロピルアルコール(0.053mg、0.89mmol、1.3当量)をこれに添加し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルにより精製して、1.6を得た。(0.262g、収率:77.21%)。MS(ES):m/z 487.22[M+H]
化合物1.7の合成。1.6(0.262g、0.53mmol、1.0当量)の、メタノール:テトラヒドロフラン:水(5mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.127g、5.3mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.2g、81.01%)。MS(ES):m/z 459.19[M+H]
化合物1.8の合成:化合物を、一般手順Aに従って合成して、1.8(0.13、55.05%)を得た。MS(ES):m/z 542.19[M+H]
化合物I-1053の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1053を得た。(0.021g、83.97%)、MS(ES):m/z 452.21[M+H]+, LCMS純度: 95.41%, HPLC純度: 95.89%, キラルHPLC: 50.82%, 49.17%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 8.91 (s, 1H), 8.56-8.53 (m, 1H), 8.44-8.39 (m, 2H), 8.30-8.29 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.21-5.14 (m, 1H), 4.46-4.42 (m, 1H), 3.88-3.85 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.13-3.12 (d, J=5.2Hz, 3H), 2.19-2.17 (d, J=8Hz, 1H), 2.08-2.06 (d, J=6.4Hz, 1H), 1.59 (s, 6H), 1.24 (s, 2H)。
102.6。5-(1-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-(2-メトキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1067)の合成。
Figure 0007216705001155
化合物1の合成。化合物を、I-960の実験プロトコル実施例78に従って合成して、1を得た。(収率:78.96%)、MS(ES):m/z 439.18[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.145g、64.15%)、MS(ES):522.26[M+H]
化合物I-1067の合成: 1.2(0.145g、0.27mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-1067を得た。(0.100g、83.37%)、MS(ES):m/z 432.37[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.35%, キラルHPLC: 50.23%, 49.46%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.78-8.76 (d, J=6Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.52-8.50 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.45-8.44 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.26-8.25 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.36-7.32 (m, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.43-4.38 (m, 1H), 3.84-3.79 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.12-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.23-2.12 (m, 2H), 1.60-1.49 (m, 3H), 1.24 (bs, 3H)。
Figure 0007216705001156
化合物30の合成。化合物を、I-676の実施例29の実験プロトコルに従って合成して、30を得た。(収率:52.83%)、MS(ES):m/z 396.14[M+H]
化合物102aの合成。30(1.0g、2.52mmol、1当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.957g、5.04mmol、2.0当量)および2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルピリジン(1.54g、7.56mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、102aを得た。(0.600g、収率:57.95%)。MS(ES):m/z 410.16[M+H]
Figure 0007216705001157
化合物102bの合成。1.(2.0g、18.16mmol、1当量)および1.1(3.15g、19.97mmol、1.1当量)の1,4-ジオキサン(90mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.0g、36.32mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.691g、3.63mmol、0.2当量)およびN1,N2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(0.639g、7.26mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な102bを得た。(0.8g、23.53%)。MS(ES):m/z 188.08[M+H]
Figure 0007216705001158
化合物1.2の合成。1(2.0g、10.0mmol、1.0当量)および1.1(1.5g、12.0mmol、1.2当量)のアセトニトリル(60mL)中の冷溶液に、0℃で炭酸カリウム(3.4g、25mmol、2.5当量)を添加した。この反応物を80℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(1.7g、69.11%)。MS(ES):m/z 247.18[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.7g、6.90mmol、1当量)のジオキサン(35mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(70mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.3を得た。(1.5g、95.19%)。MS(ES):m/z 183.10[M+HCl]
化合物1.5の合成。1.4(1.5g、9.73mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(18mL)中の冷溶液に、1.3(1.7g、9.73mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.9g、12.64mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.236g、1.94mmol、0.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.878g、6.81mmol、0.7当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.5を得た。(0.710g、25.84%)。MS(ES):m/z 283.14[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.710g、2.51mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.602g、25.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6を得た。(0.455g、67.44%)。MS(ES):m/z 269.13[M+H]
化合物1.7の合成。1.6(0.455g、1.69mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.290g、2.87mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.604g、2.19mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.210g、36.48%)。MS(ES):m/z 340.20[M+H]
化合物102cの合成。1.7(0.210g、0.61mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(8mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、102cを得た。(0.160g、収率:94.56%)、MS(ES):m/z 240.15[M+H]
Figure 0007216705001159
化合物1.2の合成。1.1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の撹拌溶液に、1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)を0℃でAr下で一度に添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(6.3g、48.71mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.1g、42.21mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(1.0g、8.11mmol、0.25当量)をAr下で添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、その残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2(4.3g、52.76%)を得た。MS(ES):m/z 252.42[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.5g、5.98mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(45mL)中の撹拌溶液に、メタノール(16.5mL)、および水酸化リチウム一水和物(1.1g、25.71mmol、4.5当量)の水(22mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を、0℃で、1Nの塩酸をゆっくりと添加することによりpH3に調整した。その沈殿物を濾過により集め、そして乾燥させて、純粋な化合物1.3(0.90g、48.06%)を得た。MS(ES):m/z 238.45[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.90g、3.80mmol、1.0当量)、tertブタノール(11mL)、ジフェニルホスホリルアジド(1.5g、5.32mmol、1.4当量)およびトリエチルアミン(540mg、5.32mmol、1.4当量)中の撹拌混合物を80℃でN下で18時間加熱した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてその有機溶液を水で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4(0.70g、59.82%)を得た。MS(ES):m/z 309.45[M+H]
化合物102dの合成。1.4(0.70g、2.27mmol)のジクロロメタン(10mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(5mL)を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその固体残渣をジエチルエーテルで摩砕して、102dの塩酸塩(0.40g、72.11%)を得た。MS(ES):m/z 209.32[M+H]
Figure 0007216705001160
化合物1.2の合成。1.(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の冷溶液に、1.1(0.619g、7.12mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.3g、8.42mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.157g、1.29mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.8g、55.23%)。MS(ES):m/z 224.09[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.8g、3.58mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(12mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.859g、35.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.7g、93.37%)。MS(ES):m/z 210.07[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.7g、3.34mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(7mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.572g、5.67mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.19g、4.34mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.6g、63.97%)。MS(ES):m/z 281.15[M+H]
化合物102eの合成。1.4(0.6g、1.42mmol、1当量)のジオキサン(12mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な102eを得た。(0.480g、99.82%)。MS(ES):m/z 181.09[M+HCl]
102eの異性体(0.48g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋なFR-a(0.150g)を得た。MS(ES):m/z 181.09[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋なFR-bを得た。(0.155g)。MS(ES):m/z 181.09[M+H]。
Figure 0007216705001161
化合物1.2の合成。1(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の冷溶液に、1.1(0.982g、6.48mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.30g、8.42mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.157g、1.29mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.4g、29.53%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.4g、1.59mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.470g、3.18mmol、2.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.3を得た。(0.150g、35.52%)。MS(ES):m/z 266.13[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.150g、0.56mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(3mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.134g、5.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.123g、86.58%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.123g、0.48mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(3mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.081g、0.81mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.171g、0.62mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5を得た。(0.080g、50.69%)。MS(ES):m/z 323.19[M+H]
化合物1.6の合成。1.5.(0.080g、0.24mmol、1当量)のジオキサン(2mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(5mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.6を得た。(0.060g、93.45%)。MS(ES):m/z 259.12[M+HCl]
102fの異性体(0.9g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋なFR-aを得た。(0.300g)。MS(ES):m/z 223.14[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋なFR-bを得た。(0.280g)。MS(ES):m/z 223.14[M+H]
実施例103: アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
103.1。5-((3,5-ジメチルフェニル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-2)の合成。
Figure 0007216705001162
化合物1.1の合成。1(10g、64.45mmol、1.0当量)のエタノール(300mL)中の溶液に、マロン酸ジエチル(20.65g、128.9mmol、2.0当量)を添加し、その後、ナトリウムエトキシド(74.97g、21%のエタノール溶液、3.59当量)を滴下により添加した。反応混合物を、還流下で加熱しながら18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これを水に溶解させ、濃塩酸でpH約3~4まで酸性にした。沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、そして十分に乾燥させて、純粋な1.1(10g、69.52%)を得た。MS(ES):m/z 224.2[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3g、13.44mmol、1.0当量)のオキシ塩化リン(8.7mL)中の混合物に、ジエチルアニリン(3.37g、22.56mmol、1.68当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和し、そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして圧力までの減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(3.0g、85.82%)を得た。MS(ES):m/z 261[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(3.0g、11.54mmol、1.0当量)のイソプロピルアルコール(30mL)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(4.2mL、23mmol、2.0当量)を0℃で添加し、その後、メチルアミン(6.9mL、13mmol、1.2当量)を添加し、そして反応混合物を80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そしてジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして圧力までの減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3を得た。(2.9g、95.12%)。MS(ES):m/z 310[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(2.9g、11.39mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、N,N-ジメチルアミノピリジン(0.138g、1.139mmol、0.1当量)を添加し、その後、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(4.79g、22.78、2.0当量)を添加し、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、1.4を得た。(2.9g、71.78%)。MS(ES):m/z 355[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(1.0g、2.82mmol、1.0当量)および3,5-ジメチルアニリン(2mL)の混合物を80℃~85℃で1.5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、1.5を得た。(1.0g、80.72%)。MS(ES):m/z 440.5[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(1.0g、2.28mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(15mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.957g、22.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.6(0.8g、85.45%)を得た。MS(ES):m/z 412[M+H]
化合物1.7の合成。1.6(0.150g、0.364mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.276g、0.728mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で20分間撹拌した。これに、ジイソプロピルエチルアミン(0.195mL、1.092mmol、3.0当量)を添加し、その後、塩化アンモニウム(0.058g、1.092mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.7を得た。(0.070g、46.78%)。MS(ES):m/z 411.5[M+H]
化合物I-2の合成。化合物1.7(0.070g、0.170mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-2(0.025g、94.47%)を得た。MS(ES):m/z 311.54[M+H]+, LCMS純度: 98.61%, HPLC純度: 97.72%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.37 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.85-7.84 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.53(s, 1H), 7.34(s, 1H), 6.66(s, 1H), 5.51(s, 1H), 2.91(s, 3H), 2.25(s, 6H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表45に列挙する。上記スキームの工程5の3,5-ジメチルアニリンに対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001163
Figure 0007216705001164
Figure 0007216705001165
Figure 0007216705001166
Figure 0007216705001167
Figure 0007216705001168
103.2。5-(5,7-ジメチル-1H-インドール-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-36)の合成。
Figure 0007216705001169
化合物1.1の合成。1.(10.0g、57.08mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(100ml)中の冷溶液に、ボランテトラヒドロフラン(114.0mL、114.16mmol、2.0当量)を0℃の温度で滴下により添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、5%の塩酸を添加した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(3.2g、39.61%)を得た。MS(ES):m/z 146.21[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3.2g、22.04mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:ジメチルホルムアミドの混合物(40mL、9:1)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンアミド(3.92g、22.04mmol、1当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、その後、トリエチルアミン(7.79g、77.14mmol、3.5当量)、4-ジメチルアミノピリジン(15mg)、およびジ炭酸ジ-tert-ブチル(13.75g、66.12mmol、3当量)を同じ温度で添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(3.2g、44.79%)を得た。MS(ES):m/z 325.22[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(3.2g、9.87mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(25mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(7.53g、29.61mmol、3当量)および酢酸カリウム(2.90g、29.61mmol、3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン(0.241g、0.295mmol、0.03当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を110℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中8%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(1.2g、32.75%)を得た。MS(ES):m/z 372.28[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.4(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.575g、1.62mmol、1.0当量)の、1,4-ジオキサン(7mL)および水(5mL)中の溶液に、1.3(1.2g、3.23mmol、2当量)、炭酸カリウム(0.600g、4.86mmol、3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II),ジクロリドジクロロメタン(0.039g、0.0486mmol、0.03当量)を再度5分間脱気した。この反応物を110℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中21%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5(0.320g、42.72%)を得た。MS(ES):m/z 464.54[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.320g、0.690mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(2mL)中の冷溶液に、トリエチルアミン(0.243g、2.41mmol、3.5当量)を添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌し、そしてジ炭酸ジ-tert-ブチル(0.430g、2.07mmol、3.0当量)を同じ温度で滴下により添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中3%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.200g、51.40%)を得た。MS(ES):m/z 564.66[M+H]
化合物1.7の合成。1.5(0.200g、0.354mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.148g、3.54mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.7(0.110g、57.88%)を得た。MS(ES):m/z 536.60[M+H]
化合物1.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.8を得た。(0.070g、63.75%)。MS(ES):m/z 535.62[M+H]
化合物I-36の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-36(0.030g、68.52%)を得た。MS(ES):m/z 335.27[M+H]+, LCMS純度: 100.0%, HPLC純度: 98.04%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 11.69 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.08-7.97 (m, 3H), 7.58 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 3.10-3.09(d, J=4Hz, 3H), 2.34 (s, 6H)。
103.3。5-((1-(イソオキサゾール-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-43)の合成。
Figure 0007216705001170
化合物1.6の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.6(収率:45.0%)を得た。MS(ES):m/z 316.76[M+H]
化合物1.7の合成。化合物を、一般手順Bの合成を使用して合成して、1.7(0.055g、31.71%)を得た。MS(ES):m/z 457.47[M+H]
化合物I-43の合成。1.7(0.055g、0.120mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(2mL)の混合物を70℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-43(0.027g、61.17%)を得た。MS(ES):m/z 367.42[M+H]+, LCMS純度: 99.60%, HPLC純度: 98.59%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.13 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.31-8.30 (d, J=4Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.95-7.94 (d, J=4Hz, 1H), 7.60-7.59 (d, J=4Hz, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.20 (s, 2H), 6.47-6.45 (t, J=8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 2.92-2.90 (d, J=8Hz, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表46に列挙する。上記スキームの1.5に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001171
Figure 0007216705001172
Figure 0007216705001173
Figure 0007216705001174
Figure 0007216705001175
Figure 0007216705001176
Figure 0007216705001177
Figure 0007216705001178
Figure 0007216705001179
103.4。5-(5-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-272)の合成。
Figure 0007216705001180
化合物1.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.4(収率:45.00%)を得た。MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.500g、1.45mmol、1.0当量)のトルエン(10mL)中の溶液に、パラジウム-テトラキス(トリフェニルホスフィン)(0.161g、0.14mmol、0.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで1.3(0.800g、2.10mmol、1.5当量)を添加し、そして反応物を120℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そして酢酸エチルを用いた。濾液を減圧下で濃縮して、純粋な1.5(0.400g、49.17%)を得た。MS(ES):m/z 562.64[M+H]
化合物1.6の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、純粋な1.6(0.320g、97.38%)を得た。MS(ES):m/z 461.92[M+H]
化合物1.8の合成。1.6(0.320g、0.695mmol、1当量)のジメチルホルムアミド(4mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.041g、1.04mmol、1.5当量)を添加し、その後、1.7(0.130g、0.764mmol、1.1当量)を窒素雰囲気下で添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.8を得た。(0.300g、85.51%)、MS(ES):m/z 504.00[M+H]
化合物1.9の合成。1.8(0.300g、0.596mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.250g、5.96mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.9(0.220g、77.66%)を得た。MS(ES):m/z 475.95[M+H]
化合物1.10の合成。化合物を、Aの一般手順に従って合成して、1.10(0.048g、48.10%)を得た。MS(ES):m/z 474.97[M+H]
化合物I-272の合成: 1.10(0.048g、0.101mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を、室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-272を得た。(0.025g、64.31%)、MS(ES):m/z 384.39[M+H]+, LCMS純度: 95.18%, HPLC純度: 95.86%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.40-8.38 (d, J=8Hz, 2H), 8.26-8.25 (d, J=4Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.18-5.06 (m, 1H), 3.13-3.12 (d, J=4Hz, 3H), 1.59-1.58 (d, J=4Hz, 6H)。
103.5: 5-((5-メチル-1-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-287)の合成。
Figure 0007216705001181
化合物1.3の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.3(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1.0g、2.82mmol、1.0当量)および1.2(0.604g、2.82mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(5.6mL、5.64mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4(0.630g、41.97%)を得た。MS(ES):m/z 533.66[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.630g、2.82mmol、1.0当量)のメタノール(7mL)中の溶液に、水酸化パラジウム(0.300g)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.0%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(0.240g、45.85%)を得た。MS(ES):m/z 443.48[M+H]
化合物1.7の合成。1.5(0.240g、0.542mmol、1.0当量)および1.6(0.174g、1.08mmol、2当量)の1,4-ジオキサン(3mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.225g、1.62mmol、3.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.021g、0.108mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.019g、0.216mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.7(0.130g、45.86%)を得た。MS(ES):m/z 523.57[M+H]
化合物1.8の合成。1.7(0.095g、0.182mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(2mL、2:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.076g、1.82mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な1.8(0.050g、55.62%)を得た。MS(ES): m/z495.51[M+H]
化合物1.9の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.9を得た。(0.035g、70.14%)。MS(ES):m/z 494.53[M+H]
化合物I-287の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-287(0.020g、71.68%)を得た。MS(ES):m/z 394.17[M+H]+, LCMS純度: 97.13%, HPLC純度: 95.08%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.11 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.12-7.08 (m, 1H), 6.84 (m, 1H), 5.42-5.37 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.90 (bs, 3H), 2.09 (s, 3H)。
103.6。7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-796)の合成。
Figure 0007216705001182
化合物1.0の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.0(収率:45.00%)を得た。MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物1.2の合成。アルゴンを、1.1(2.3g、6.7mmol、1.0当量)、1.0(3.0g、8.72mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(1.78g、16.75mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン(100mL)中の撹拌溶液に通して15分間パージした。[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.550g、0.67mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を100℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中20~25%の酢酸エチル中に溶出させるカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(2.1g、59.82%)を得た。MS(ES):m/z 527.51[M+H]
化合物1.3の合成。トリフルオロ酢酸(5.0mL)を、1.2(2.1g、3.99mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に添加し、そして反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3を得た。(1.69g、99.41%)。MS(ES):m/z 427.51[M+H]
化合物1.5の合成。水素化ナトリウム(0.225g、5.6mmol、4.0当量)を、1.3(0.600g、1.4mmol、1.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液にを0℃で少しずつ添加した。反応混合物を同じ温度で20分間撹拌し、1.4(0.635g、4.22mmol、1.2当量)を添加し、そして混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をジクロロメタン中2~2.5%のメタノール中に溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.5(420mg、55.26%)を得た。MS(ES):m/z 540.51[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.400g、0.744mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(20mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.315g、7.44mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、純粋な1.6(0.360g、94.47%)を得た。MS(ES):m/z 512.2[M+H]
化合物1.7の合成。化合物を、Aの一般手順に従って合成して、1.7(0.070g、70.13%)を得た。MS(ES):m/z 511.25[M+H]
I-796の合成。1.7(0.070g、0.1372mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物を10%のMeOH:ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-796を得た。(0.030g、52.04%)、MS(ES):m/z 421.50[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.65%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.71 (s, 1H), 8.64-8.62 (d, J=8Hz, 1H), 8.39-8.37 (t, J=4Hz, 2H), 8.26 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 4.52-4.49 (t, J=4Hz, 2H), 3.55 (s, 4H), 3.11(s, 3H), 2.83-2.80 (t, 4Hz, 2H), 2.52 (m, 4H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表47に列挙する。上記スキームの1.4に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001183
103.7。7-(メチルアミノ)-5-(1-フェニル-1H-ピラゾール-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-39)の合成。
Figure 0007216705001184
化合物1.2の合成。1(2g、13.61mmol、1.0当量)および1.1(3.3g、16.33mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(4.2g、30.62mmol、2.25当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.258g、1.36mmol、0.1当量)および1,2-ジアミノシクロヘキサン(0.386g、2.72mmol、0.2当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(1.8g、29.30%)を得た。MS(ES):m/z 224.07[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.8g、8.07mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(18mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(4.1g、16.14mmol、2当量)および酢酸カリウム(2.38g、24.21mmol、3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2′,4′,6′-トリイソプロピルビフェニル(0.010g、0.160mmol、0.02当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.073g、0.080mmol、0.01当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応混合物を85℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中27%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(1g、45.88%)を得た。MS(ES):m/z 271.14[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.4(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.500g、1.41mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(12mL)および水(3mL)中の溶液に、1.3(0.46g、1.69mmol、1.20当量)、炭酸カリウム(0.600g、4.23mmol、3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.098g、0.141mmol、0.1当量)を再度5分間脱気した。この反応物を100℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中23%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5(0.300g、46.03%)を得た。MS(ES):m/z 463.51[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.300g、0.648mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.272g、6.48mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.6(0.200g、70.97%)を得た。MS(ES):m/z 435.46[M+H]
化合物1.7の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.7を得た。(0.085g、42.60%)。MS(ES):m/z 434.47[M+H]
化合物I-39の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-39(0.030g、45.89%)を得た。MS(ES):m/z 334.17[M+H]+, LCMS純度: 95.83%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.70 (d, J=2.4Hz, 1H), 8.49-8.47 (d, J=8Hz, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8Hz, 1H), 7.80 (s, 2H), 7.60-7.58 (t, J=8Hz, 2H), 7.42-7.34 (m, 3H), 6.90 (s, 1H), 3.13-3.11 (d, J=8Hz, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表48に列挙する。上記スキームの1に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001185
103.8。5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-222)の合成。
Figure 0007216705001186
化合物1.1の合成。1(1g、8.46mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンアミド(1.65g、9.30mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中9%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(1.4g、83.94%)を得た。MS(ES):m/z 198.04[M+H]
化合物1.3の合成。1.1(1.4g、7.11mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(12mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.446g、11.16mmol、1.5当量)を添加し、その後、1.2(1.45g、8.53mmol、1.2当量)を窒素下で添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.2g、70.63%)、MS(ES):m/z 240.12[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1.2g、5.02mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.81g、15.06mmol、3当量)、酢酸カリウム(1.23g、12.5mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.409g、0.502mmol、0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.4(0.800g、55.70%)を得た。MS(ES):m/z 287.18[M+H]
化合物1.5の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.5(収率:62.0%)を得た。MS(ES):m/z 316.76[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.100g、0.317mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液に、1.4(0.228g、0.793mmol、2.5当量)、炭酸ナトリウム(0.084g、0.793mmol、2.5当量)および[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.026g、0.031mmol、0.1当量)を添加し、10分間脱気し、そして90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中16%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.6(0.050g、35.92%)を得た。MS(ES):m/z 440.52[M+H]
化合物I-222の合成。1.6(0.050g、0.113mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を、室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-222(0.035g、88.06%)を得た。MS(ES):m/z :350.27[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.65%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.79 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.65-8.63 (d, J=8Hz, 1H), 8.38-8.35 (d, J=12Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.27 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.20 (m, 1H), 3.12 (s, 3H), 1.89-1.57 (d, J=8Hz, 6H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表49に列挙する。上記スキームの1に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001187
Figure 0007216705001188
化合物1.2の合成。1(0.8g、5.71mmol、1.0当量)および1.1(1.58g、11.42mmol、2.0当量)の1,4-ジオキサン(35mL)中の溶液に、酢酸銅(1.5g、8.57mmol、1.5当量)、ピリジン(3.8mL)を添加した。この反応混合物を80℃で40時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を冷氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、1Nの塩酸で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(1g、23.94%)を得た。MS(ES):m/z 235[M+H]
化合物103aの合成。1.2(0.1g、0.427mmol、1.0当量)および鉄(0.11g、2.13mmol,5.0当量)の、メタノール(0.8mL)、水(0.2mL)中の混合物に、酢酸(0.3mL、6.41mmol、15当量)を添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を濾過し、水で希釈し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な103a(0.4g、57.34%)を得た。MS(ES):m/z 205[M+H]
Figure 0007216705001189
化合物1.3の合成。1(1g、7.14mmol、1.0当量)および1.2(2.9g、14.28mmol、2.0当量)の1,4-ジオキサン(60mL)中の溶液に、酢酸銅(1.9g、10.71mmol、1.5当量)およびピリジン(5.0mL)を添加した。この反応混合物を80℃で40時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、1Nの塩酸で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.3(1g、21.39%)を得た。MS(ES):m/z 302[M+H]
化合物103bの合成。1.3(0.40g、1.53mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール(5mL、1:1)中の溶液に、亜鉛(0.99g、15.3mmol、10当量)および塩化アンモニウム(0.81g、15.3mmol、10当量)を添加した。反応混合物を60℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、103b(0.21g、50.70%)を得た。MS(ES):m/z 272[M+H]
Figure 0007216705001190
化合物1.2の合成。1(1g、7.14mmol、1.0当量)の、アセトニトリル:エタノール(1.3ml 2:1)中の溶液に、2-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(0.29g、14.2mmol、2.0当量)および酢酸銅(1.2g、7.14mmol、1.0当量)を添加し、その後、トリエチルアミン(0.86g、8.56mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物を80℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.570g、36.26%)を得た。MS(ES):m/z 221。
化合物103cの合成。1.2(0.57g、4.07mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103c(0.150g、16.74%)を得た。MS(ES):m/z 193[M+H]
Figure 0007216705001191
化合物1.1の合成。1(5g、35.6mmol、1.0当量)のメタノール(50mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(2.0g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.1(3.2g、81.43%)を得た。MS(ES):m/z 111.12[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3.2g、29.06mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(65ml)中の溶液に、炭酸ナトリウム(6.1g、58.1mmol、2.0当量)およびクロロギ酸ベンジル(6.2g、36.3mmol、1.2当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(2.1g、29.59%)を得た。MS(ES):m/z 245[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(2.1g、8.60mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、2-ブロモチアゾール(2.1g、12.9mmol、1.5当量)、ヨウ化銅(0.16g、0.86mmol、0.1当量)を添加した。この反応混合物を115℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.3(1.8g、63.95%)を得た。MS(ES):m/z 328[M+H]
化合物103dの合成。1.3(1.8g、7.37mmol、1.0当量)のアセトニトリル(1mL)中の溶液に、トリメチルシリルヨージド(5.8g、29.4mmol、4.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。ジエチルアミン(0.1mL)をこの反応物に添加し、そして20分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な103d(0.60g、56.47%)を得た。MS(ES):m/z 194[M+H]
Figure 0007216705001192
化合物1.1の合成。1(5g、23.04mmol、1.0当量)のアセトニトリル(50mL)中の溶液に、塩化銅(3.7g、27.64mmol、1.2当量)および亜硝酸tert-ブチルを添加した。この反応混合物を60℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、100%のヘキサンを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.1(3.8g、69.76%)を得た。MS(ES):m/z 237.45[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3.8g、16.07mmol、1.0当量)のエタノール(30mL)中の溶液に、鉄粉(4.4g、80.35mmol、5.0当量)および酢酸(5.7mL)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(3.0g、90.14%)を得た。MS(ES):m/z 207.47[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(3g、14.53mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(80mL)中の溶液に、ビスピナコラトジボラン(4.4g、17.43mmol、1.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.39g、0.43mmol、0.03当量)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.28g、1.01mmol、0.07当量)、酢酸カリウム(2.1g、21.79mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で15分間脱気した。この反応混合物を120℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.3を得た。(2.8g、76.01%)。MS(ES):m/z 254.53[M+H]
化合物103eの合成。1.3(2.8g、11.04mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(25mL)中の溶液に、2-ブロモチアゾール(1.8g、11.04mmol、1.0当量)、パラジウム-テトラキス(トリフェニルホスフィン)(2.5g、2.20mmol、0.2当量)およびリン酸三カリウム(4.6g、22.08mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で15分間脱気した。この反応混合物を100℃で1時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な103eを得た。(0.50g、21.49%)。MS(ES):m/z 211.68[M+H]
Figure 0007216705001193
化合物1の合成。化合物を、102eの実験プロトコルに従って合成した。
化合物103fの合成。1.(2.0g、7.89mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(25mL)中の溶液に、1.1(1.2g、7.89mmol、1.0当量)、パラジウム-テトラキス(トリフェニルホスフィン)(1.8g、1.57mmol、0.2当量)およびリン酸三カリウム(3.3g、15.78mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で15分間脱気し、そして100℃で1時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中12%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な103fを得た。(0.53g、32.35%)。MS(ES):m/z 208.66[M+H]
Figure 0007216705001194
化合物1.2の合成。1(2.0g、8.46mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、酢酸パラジウム(0.189g、0.846mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(4.11g、12.69mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、1.1(2.20g、25.38mmol、3当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を85℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(1.1g、49.50%)を得た。MS(ES):m/z 243.60[M+H]
化合物103gの合成。1.2(1.1g、4.43mmol、1.0当量)に、メタノール:水の混合物(10mL,2:1)および酢酸(2.7g、44.3mmol、10当量)を添加した。この反応混合物を70℃で加熱し、次いで鉄粉(2.48g、44.3mmol、10当量)を少しずつ添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103g(0.60g、62.23%)を得た。MS(ES):m/z 213.68[M+H]
Figure 0007216705001195
化合物1.1の合成。1(4g、26.8mmol、1.0当量)のエタノール(10.4mL)中の溶液に、ナトリウムエトキシド(21%)(8.6mL、26.8mmol、1.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な1.1(3.2g、75.15%)を得た。MS(ES):m/z 159[M+H]+。
化合物1.3の合成。1.2(15g、107.07mmol、1.0当量)のメタノール(100mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(1.5g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.3(11g、93.30%)を得た。MS(ES):m/z 111[M+H]
化合物103hの合成。1.3(11g、99.89mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(17g、1.9.8mmol、1.1当量)、炭酸カリウム(27g、199.78mmol、2.0当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(35.1g、39.95mmol、0.4当量)を添加した。この反応混合物を115℃の温度で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な103h(0.50g、2.16%)を得た。MS(ES):m/z 233[M+H]
Figure 0007216705001196
化合物1.1の合成。1(5g、44.22mmol、1.0当量)の溶液に、1,2-ジクロロエタン(100mL)、2,2ビピリジン(6.8g、44.22mmol、1.0当量)、炭酸ナトリウム(9.3g、88.44mmol、2.0当量)および酢酸銅(8g、44.22mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.1(3g、44.30%)を得た。MS(ES):m/z 154.14[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3g、19.59mmol、1.0当量)のメタノール(60mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.85g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で16時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.2(1.8g、74.16%)を得た。MS(ES):m/z 124.16[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1g、8.12mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、2-オキソ-2H-ピラン-3-カルボン酸メチル(1.2g、8.12mmol、1.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を同じ温度で3時間撹拌した。1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピルカルボジイミド(2.0g、10.55mol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(4-dimethylaminopridine)(0.19g、1.62mmol、0.2当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムおよび減圧下で乾燥させて、1.4(0.60g、28.50%)を得た。MS(ES):m/z 260.27[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.60g、2.31mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.97g、23.1mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.5(0.50g、1137.22%)を得た。MS(ES):m/z 246.24[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.50g、26.32mmol、1.0当量)の溶液に、第三級ブタノール(0.5mL)中のジフェニルホスホリルアジド(9.4g、34.21mmol、1.3当量)、トリメチルアミン(0.2mL)を添加した。この反応混合物を75℃で48時間加熱した。反応の完了後、有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.6(0.35g、4.20%)を得た。MS(ES):m/z 317.36[M+H]
化合物103iの合成 1.6(0.35g、0.94mmol、1.0当量)の溶液に、エチレングリコール(4mL)中の水酸化カリウム(0.10g、1.88mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応の完了後、有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中5%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、103i(0.16g、78.03%)にした。MS(ES):m/z 217.24[M+H]
Figure 0007216705001197
化合物103jの合成。1(1g、8.06mmol、1.0当量)および1.1(1.56g、9.67mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(25mL)中の溶液に、炭酸カリウム(4.82g、20.15mmol、2.5当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.154g、0.806mmol、0.1当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.141g、1.612mmol、0.2当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103j(0.800g、48.63%)を得た。MS(ES):m/z 205.23[M+H]
Figure 0007216705001198
化合物1.2の合成。1(1g、4.61mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.420g、0.461mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(4.5g、13.83mmol、3.0当量)および(2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル)(0.575g、0.922mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで1.1(0.430g、5.99mmol、1.3当量)を5分間脱気した。この反応物を100℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.500g、52.36%)を得た。MS(ES):m/z 207.23[M+H]
化合物103kの合成。1.2(0.500g、2.41mmol、1.0当量)のメタノール(7ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103k(0.400g、93.53%)を得た。MS(ES):m/z 178.25[M+H]
Figure 0007216705001199
化合物1.2の合成。1(1g、4.61mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.422g、0.462mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(4.51g、13.86mmol、3.0当量)および(2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル)(0.573g、0.924mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、そして1.1(0.955g、6.91mmol、1.5当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応混合物を80℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.430g、39.33%)を得た。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
化合物103lの合成。1.2(0.430g、1.81mmol、1.0当量)のメタノール(10ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103l(0.380g、95.83%)を得た。MS(ES):m/z 208.28[M+H]
Figure 0007216705001200
化合物1.1の合成。1.(4.0g、1.81mmol、1.0当量)のメタノール(60ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(2.0g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.1(3.0g、93.11%)を得た。MS(ES):m/z 125.14[M+H]
化合物103mの合成。1.1(1g、8.06mmol、1.0当量)および1.2(1.56g、9.67mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.22g、16.12mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.306g、1.612mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.283g、3.22mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.8%のメタノール中に溶出させて、純粋な103m(0.800g、48.63%)を得た。MS(ES):m/z 205.23[M+H]
Figure 0007216705001201
化合物1.1の合成。1.(2.0g、11.46mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(40ml)中の溶液に、炭酸カリウム(4.47g、28.65mmol、2.5当量)を添加した。ヨウ化エチル(2.17g、17.19mmol、1.5当量)を室温で滴下により添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(1.2g、51.69%)を得た。MS(ES):m/z 203.59[M+H]
化合物103nの合成。1.2(1.2g、5.92mmol、1.0当量)に、メタノール:水の混合物(9mL、2:1)および酢酸(3.55g、59.2mmol、10当量)を添加した。この反応混合物を60℃まで加熱し、次いで鉄粉(1.65g、29.6mmol、5当量)を少しずつ添加した。この反応物を70℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中23%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103n(0.700g、68.47%)を得た。MS(ES):m/z 173.61[M+H]
Figure 0007216705001202
化合物1.1の合成。1.(10.0g、57.08mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(100ml)中の冷溶液に、ボランテトラヒドロフラン(114.0mL、114.16mmol、2.0当量)を0℃の温度で滴下により添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、5%の塩酸を添加した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(3.2g、39.61%)を得た。MS(ES):m/z 146.21[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3.2g、22.04mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:ジメチルホルムアミドの混合物(40mL、9:1)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンアミド(3.92g、22.04mmol、1当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、その後、トリエチルアミン(7.79g、77.14mmol、3.5当量)、4-ジメチルアミノピリジン(15mg)およびジ炭酸ジ-tert-ブチル(13.75g、66.12mmol、3当量)を同じ温度で添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(3.2g、44.79%)を得た。MS(ES):m/z 325.22[M+H]
化合物103oの合成。1.2(3.2g、9.87mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(25mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(7.53g、29.61mmol、3当量)および酢酸カリウム(2.90g、29.61mmol、3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン(0.241g、0.295mmol、0.03当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を110℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中8%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103o(1.2g、32.75%)を得た。MS(ES):m/z 372.28[M+H]
Figure 0007216705001203
化合物1.1の合成。1.(3.0g、13.89mmol、1.0当量)のジエチルエーテル(100mL)中の冷溶液に、メチルマグネシウムヨージド(2.0g、20.83mmol、1.5当量)を窒素下で添加した。この反応物を室温で5分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの塩酸でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を重炭酸ナトリウムで洗浄し、そして合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(2.8g、93.31%)を得た。MS(ES):m/z 217.05[M+H]
化合物103pの合成。1.(2.8g、12.96mmol、1.0当量)および1.2(1.28g、11.66mmol、0.9当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.57g、25.92mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.492g、2.59mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.456g、5.18mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、115℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中19%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103p(1.6g、50.34%)を得た。MS(ES):m/z 246.48[M+H]
Figure 0007216705001204
化合物1.2の合成。1(2g、13.61mmol、1.0当量)および1.1(3.3g、16.33mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(4.2g、30.62mmol、2.25当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.258g、1.36mmol、0.1当量)および1,2-ジアミノシクロヘキサン(0.386g、2.72mmol、0.2当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(1.8g、29.30%)を得た。MS(ES):m/z 224.07[M+H]
化合物103qの合成。1.2(1.8g、8.07mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(18mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(4.1g、16.14mmol、2当量)および酢酸カリウム(2.38g、24.21mmol、3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2′,4′,6′-トリイソプロピルビフェニル(0.010g、0.160mmol、0.02当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.073g、0.080mmol、0.01当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応混合物を85℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中27%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103q(1g、45.88%)を得た。MS(ES):m/z 271.14[M+H]
Figure 0007216705001205
化合物1.1の合成。1.(1.0g、5.73mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10ml)中の溶液に、炭酸カリウム(1.98g、14.35mmol、2.5当量)を添加した。1.1(2.43g、8.59mmol、1.5当量)を室温で滴下により添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中9%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(0.450g、23.82%)を得た。MS(ES):m/z 330.74[M+H]
化合物103rの合成。1.2(0.450g、1.36mmol、1.0当量)に、メタノール:水の混合物(4mL、2:1)および酢酸(0.816g、13.6mmol、10当量)を添加した。この反応混合物を65℃で加熱し、次いで鉄粉(0.380g、6.8mmol、5当量)を少しずつ添加した。この反応物を65℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。濾液を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中16%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103r(0.300g、73.33%)を得た。MS(ES):m/z 300.76[M+H]
Figure 0007216705001206
化合物1.2の合成。1(2g、12.98mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の冷溶液に、1.1(1.09g、12.98mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.61g、16.87mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.395g、3.24mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(1.0g、35%)を得た。MS(ES):m/z 221.18[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1g、4.54mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(40mL、2:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.953g、22.7mmol、5当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.675g、72.09%)を得た。MS(ES):m/z 207.16[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.675g、3.27mmol、1当量)のtert.ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.561g、5.56mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.16g、4.25mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、75℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.480g、52.87%)を得た。MS(ES):m/z 278.28[M+H]
化合物103sの合成。1.4(0.480g、1.73mmol、1当量)の、ジオキサン中の塩酸(6mL)中の溶液を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な103s(0.250g、81.52%)を得た。MS(ES):m/z 178.16[M+H]
Figure 0007216705001207
化合物1.1の合成。1(5g、34.02mmol、1.0当量)および1.1(8.33g、40.42mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、炭酸カリウム(10.56g、76.54mmol、2.25当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.646g、3.40mmol、0.1当量)および1,2-ジアミノシクロヘキサン(0.589g、6.80mmol、0.2当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(3.2g、42.17%)を得た。MS(ES):m/z 224.07[M+H]
化合物103tの合成。1.2(2.7g、8.07mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.7g、16.14mmol、1.2当量)、酢酸カリウム(2.38g、24.21mmol、2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2′,4′,6′-トリイソプロピルビフェニル(0.116g、0.160mmol、0.02当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.110g、0.080mmol、0.01当量)、再度5分間脱気した。この反応物を85℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中27%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103t(1.2g、36.70%)を得た。MS(ES):m/z 271.14[M+H]
Figure 0007216705001208
化合物1.2の合成。1(4g、25.39mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の冷溶液に、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(4.11g、30.47mmol、1.2当量)、ジイソプロピルエチルアミン(5.25mL、101.56mmol、4.0当量)を添加し、そしてN-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.28g、43.16mmol、1.7当量)を添加した。この反応混合物を0℃の温度で15分間撹拌した。さらに1.1(2.17g、30.47mmol、1.2当量)を添加し、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、1.2(2.5g、46.74%)を得た。MS(ES):m/z 211.66[M+H]
化合物103uの合成。1.2(1g、4.75mmol、1当量)および1.3(0.627g、5.70mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.31g、9.5mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.190g、0.95mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.167g、1.9mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な103u(0.500g、37.05%)を得た。MS(ES):m/z 285.32[M+H]
Figure 0007216705001209
化合物1.2の合成。1(3g、19.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の冷溶液に、1.1(1.92g、19.47mmol、1当量)を添加した。この反応混合物を0℃の温度で3時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.92g、25.31mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.594g、4.86mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(1.7g、37.29%)を得た。MS(ES):m/z 235.21[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.7g、7.26mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(68mL、2:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.52g、36.3mmol、5当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(1.3g、81.34%)を得た。MS(ES):m/z 221.18[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1.3g、5.90mmol、1当量)のtert.ブタノール(20mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.01g、10.03mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(2.10g、7.67mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、75℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.400g、23.26%)を得た。MS(ES):m/z 292.31[M+H]
化合物103vの合成。1.4(0.400g、1.37mmol、1当量)の、ジオキサン中の塩酸(5mL)中の溶液を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な103v(0.250g、95.23%)を得た。MS(ES):m/z 292.19[M+H]
Figure 0007216705001210
化合物103wの合成。1(0.500g、2.89mmol、1当量)および1.1(0.295g、3.47mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.797g、5.78mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.109g、0.578mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.101g、1.15mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な103w(0.320g、62.49%)を得た。MS(ES):m/z 178.2[M+H]
Figure 0007216705001211
化合物103xの合成。1.(1g、5.68mmol、1.0当量)および1.1(1.25g、11.36mmol、2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.56g、11.36mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.324g、1.70mmol、0.3当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.150g、1.70mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、115℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な103x(0.800g、68.61%)を得た。MS(ES):m/z 206.19[M+H]
Figure 0007216705001212
化合物1.1の合成。1(3g、18.92mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中の冷溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(8.65g、22.70mmol、1.2当量)を添加し、そして室温で20分間撹拌した。反応混合物に、冷ジイソプロピルエチルアミン(7.32mL、56.76mmol、3.0当量)を再度添加し、その後、ジメチルアミン(0.851g、18.92mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中0.9%のメタノール中に溶出させて、1.1(2.5g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 186.61[M+H]
化合物103yの合成。1.1(3g、13.47mmol、1.2当量)および1.2(0.989g、11.22mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、炭酸カリウム(3.71g、26.94mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.371g、2.69mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.474g、5.38mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な103y(1.2g、41.24%)を得た。MS(ES):m/z 260.27[M+H]
Figure 0007216705001213
化合物1.1の合成。1(10g、58.13mmol、1.0当量)のジクロロメタン(dichlromethane)(100mL)中の冷溶液に、メタ-クロロペルオキシ安息香酸(20g、116.26mmol、2当量)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を濾過し、濾液を1Nの水酸化ナトリウムで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中27%の酢酸エチル中に溶出させて、1.1(8g、73.19%)を得た。MS(ES):m/z 189.02[M+H]
化合物1.2の合成。冷却した1.1(8g、42.55mmol、1.0当量)に、硫酸(11.33mL、212.77mmol、5当量)および硝酸(8.96mL、202.11mmol、4.75当量)を添加した。この反応混合物を室温で15分間撹拌した。さらに、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移すと、生成物が析出した。生成物を濾過し、そして十分に乾燥させて、純粋な1.2(5g、50.43%)を得た。MS(ES):m/z 234.02[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(5g、21.46mmol、1.0当量)のクロロホルム(50mL)中の溶液に、三臭化リン(7.6mL、64.38mmol、3当量)を添加した。この反応混合物を60℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷2N水酸化ナトリウム中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、純粋な1.3(3.2g、68.72%)を得た。MS(ES):m/z 218.02[M+H]
化合物1.5の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.5(1.2g、58.86%)を得た。MS(ES):m/z 222.22[M+H]
化合物103zの合成。1.5(1.2g、1.81mmol、1.0当量)のメタノール(17ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.300g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で16時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103z(0.550g、53.02%)を得た。MS(ES):m/z 192.03[M+H]
Figure 0007216705001214
化合物1.1の合成。1(10g、86.82mmol、1.0当量)のジクロロメタン(200mL)中の溶液に、イミダゾール(29.5g、434.1mmol、5.0当量)およびtert-ブチルジメチルシリルクロリド(19.6g、130.23mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中5%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.1(7.2g、36.14%)を得た。MS(ES):m/z 230.44[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(7.2g、31.38mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(40mL)中の溶液に、2-オキソ-2H-ピラン-3-カルボン酸メチル(4.8g、31.38mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で7時間撹拌し、その後、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピルカルボジイミド(6.5g、34.51mol、1.1当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.95g、7.84mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.2(2.7g、23.54%)にした。MS(ES):m/z 366.55[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(2.7g、7.39mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(3.1g、73.9mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3(2.2g、84.73%)を得た。MS(ES):m/z 352.52[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(2.2g、6.26mmol、1.0当量)、tert-ブタノール(35mL)の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(2.7g、10.01mmol、1.6当量)、トリメチルアミン(1.5mL)を添加した。この反応混合物を75℃で18時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.4(1.27g、48.01%)にした。MS(ES):m/z 423.64[M+H]
化合物103aaの合成。1.4(1.27g、3.00mmol,1.0当量)の乾燥ジクロロメタン(10mL)中の溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(5mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、103aa(0.50g、69.35%)を得た。MS(ES):m/z 245.72[M+H]
Figure 0007216705001215
化合物1.1の合成。1(2g、26.8mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中の塩酸(2mL)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルと一緒に撹拌し、そして濾過して、純粋な1.1(1.2g、85.97%)を得た。MS(ES):m/z 88.12[M+H]+。
化合物1.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.3(0.700、56.71%)を得た。MS(ES):m/z 224.23[M+H]
化合物103bbの合成。1.3(0.700g、3.14mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103bb(0.380g、62.71%)を得た。MS(ES):m/z 194.25[M+H]
Figure 0007216705001216
化合物1.1の合成。1(1.5g、4.61mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、(S)-ピペリジン-3-オール(0.69g、6.91mmol、1.5当量)、炭酸セシウム(4.5g、13.83mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.42g、0.46mmol、0.1当量)および2-ジフェニルホスフィノナフチル(0.57g、0.92mmol、0.2当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を80℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.1(0.93g、85.07%)を得た。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
化合物103ccの合成。1.1(0.93g、3.92mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.20g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103cc(0.62g、76.31%)を得た。MS(ES):m/z 208.02[M+H]
Figure 0007216705001217
化合物1.1の合成。1(2g、12.62mmol、1.0当量)のメタノール(14mL)中の溶液に、トリメチルシランジアゾメタン(2.8g、25.24mmol、2.0当量)およびジエチルエーテル(14mL)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な1.1(1.5g、73.50%)を得た。MS(ES):m/z 173.57[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(1.6g、9.27mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(4mL)中の溶液に、メチルマグネシウムヨージド(2.12mL)を-10℃で添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を希塩酸中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用することによるカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.2(0.60g、26.28%)にした。MS(ES):m/z 173.5[M+H]
化合物103ddの合成。1.2.(0.56g、3.24mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(9mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.89g、6.48mmol、2.0当量)、ヨウ化銅(0.18g、0.97mmol、0.3当量)、3-アミノピリジン-2(1H)-オン(0.71g、6.348mmol、2.0当量)およびN1,N2-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(0.08g、0.97mmol、0.3当量)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱した。反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中2%のメタノールを溶出液として使用することによるカラムクロマトグラフィーにより精製して、103dd(0.28g、35.05%)を得た。MS(ES):m/z 247.27[M+H]
Figure 0007216705001218
化合物103eeの合成。1(1g、5.78mmol、1.0当量)および1.1(0.75g、8.67mmol、1.5当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.5g、11.56mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、ヨウ化銅(0.10g、0.57mmol、0.1当量)およびN,N-ジメチルエチレンジアミン(0.10g、1.15mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を100℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中70%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103ee(0.75g、72.42%)を得た。MS(ES):m/z 180.18[M+H]
Figure 0007216705001219
化合物1.2の合成。1(1.40g、9.08mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、1.1(1.49g、9.08、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.6g、13.62mol、1.5当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.27g、2.27mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.2(0.62g、22.73%)にした。MS(ES):m/z 301.31[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.62g、2.06mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.86g、20.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3(0.35g、59.22%)を得た。MS(ES):m/z:287.28[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.35g、1.22mmol、1.0当量)のtert-ブタノール(3mL)中の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(0.53g、1.95mmol、1.6当量)、トリメチルアミン(2.5mL)を添加した。この反応混合物を75℃で18時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.4(0.21g、48.06%)にした。MS(ES):m/z 357.40[M+H]
化合物103ffの合成。1.4(0.21g、0.58mmol、1.0当量)に、1,4-ジオキサン中の塩酸(2mL)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルと一緒に撹拌し、そして濾過して、純粋な103ff(0.11g、63.73%)を得た。MS(ES):m/z 294.74[M+H]+。
Figure 0007216705001220
化合物1.1の合成。1(10g、34.08mmol、1.0当量)のジクロロメタン(250mL)中の溶液に、モルホリン(4.4g、51.12mmol、1.5当量)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(10.8g、51.12mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.1(6.5g、52.32%)にした。MS(ES):m/z 365.53[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(6.5g、17.83mmol、1.0当量)のメタノール(60mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.5g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.2(2.7g、82.17%)を得た。MS(ES):m/z 185.28[M+H]
化合物1.4の合成。1.2(2.7g、14.65mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の溶液に、1.3(2.2g、14.65mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.6g、19.04mol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.44g、3.66mmol、0.25当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.4(1.2g、25.56%)にした。MS(ES):m/z 321.39[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(1.2g、3.75mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.5g、37.5mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.5(0.81g、70.59%)を得た。MS(ES):m/z:307.36[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.81g、2.64mmol、1.0当量)のtert-ブタノール(10mL)中の溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(1.2g、4.48mmol、1.7当量)、トリメチルアミン(0.26g、2.64mmol、1.7当量)を添加した。この反応混合物を75℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中5%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、1.6(0.41g、41.08%)にした。MS(ES):m/z 378.49[M+H]
化合物103ggの合成。1.6(0.41g、1.09mmol、1.0当量)の乾燥ジクロロメタン(dichoromethane)(4mL)中の溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(8mL)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、103gg(0.14g、41.07%)を得た。MS(ES):m/z 314.83[M+H]
Figure 0007216705001221
化合物1.1の合成。二酸化マンガン(3.2g、374.65mmol、3.6当量)の塩酸(200mL)中の冷溶液に、0℃で1(10g、104.07mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を60℃で30分間撹拌した。再度、二酸化マンガン(1.8g、208.14mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を100℃で加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして残渣をエーテルに溶解させ、そして減圧下で濃縮して、1.1(5g、28.43%)を得た。MS(ES):m/z 169.96[M+H]
化合物1.3の合成。1.1(5g、29.59mmol、1.0当量)および1.2(3.7g、29.59mmol、1.0当量)のエタノール(80mL)中の溶液に、酢酸(8mL)を添加した。この反応混合物を100℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして固体を濾別し、十分に乾燥させて、1.3(2.6g、33.91%)を得た。MS(ES):m/z 260.06[M+H]
化合物103hhの合成。1.3(2.6g、10.04mmol、1.0当量)のエタノール(10mL)中の溶液に、ヒドラジン水和物(1.9g、100.4mmol、10当量)を添加した。この反応混合物をマイクロ波内で85℃で20分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中5%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103hh(0.50g、24.28%)を得た。MS(ES):m/z 206.19[M+H]
Figure 0007216705001222
化合物1.2の合成。1(1g、5.18mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.311g、7.77mmol、1.5当量)を添加し、その後、1.1(0.502g、5.70mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中13%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.350g、27.61%)、MS(ES):m/z 245.63[M+H]
化合物103iiの合成。1.2(0.350g、1.43mmol、1.0当量)の酢酸(20ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.160g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で16時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中17%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103ii(0.165g、53.73%)を得た。MS(ES):m/z 215.05[M+H]
Figure 0007216705001223
化合物1.1の合成。水素化ナトリウム(0.35g、14.78mmol、1.05当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷懸濁物に、イソプロパノール(2.1g、14.78mmol、1.05当量)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、1(2g、14.08mmol、1.0当量)を添加した。再度、反応混合物を0℃で30分間、および室温で18時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中70%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.1(1.3g、50.70%)を得た。MS(ES):m/z 182.18[M+H]
化合物103jjの合成。1.1(1.3g、7.14mmol、1.0当量)のエタノール(60mL)中の溶液に、ギ酸アンモニア(2.2g、35.7mmol、5.0当量)および水酸化パラジウム(0.20g)を添加した。この反応混合物を90℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103jj(1.05g、96.68%)を得た。MS(ES):m/z 153.20[M+H]
Figure 0007216705001224
化合物1.1の合成。1(5g、0.43mmol、1.0当量)のエタノール(30mL)中の溶液に、ヒドラジン水和物(25.8g、0.51mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物を3時間還流させた。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、1.1(4.5g、93.20%)を得た。MS(ES):m/z 113.13[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(4.5g、40.13mmol、1.0当量)の酢酸(40mL)中の溶液に、臭素(4.8g、60.19mmol、1.5当量)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を90℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、飽和重炭酸塩溶液中に移し、濾過し、そして水で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.2(2.5g、56.57%)を得た。MS(ES):m/z 111.12[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(2.5g、22.70mmol、1.0当量)の溶液に、ヒドラジン水和物(2.6g、52.21mmol、2.3当量)を添加した。この反応混合物を150℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.3(0.60g、21.12%)にした。MS(ES):m/z 125.13[M+H]
化合物103kkの合成。1.3(0.60g、4.79mmol、1.0当量)のN-メチル-2-ピロリドン(20mL)中の溶液に、1.4(0.92g、5.74mmol、1.2当量)、ジメチルアセトアミド(0.34g、2.39mmol、0.5当量)、ヨウ化銅(0.91g、4.79mmol、1.0当量)および炭酸カリウム(1.3g、9.58mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を150℃で2時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中2%のメタノールを溶出液として使用することによるカラムクロマトグラフィーにより精製して、103kk(0.50g、50.81%)にした。MS(ES):m/z 206.22[M+H]
Figure 0007216705001225
化合物103llの合成。1.(2g、16.11mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、1.1(3.1g、19.33mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(4.4g、32.22mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.42g、4.83mmol、0.3当量)、およびヨウ化銅(0.45g、2.41mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を100℃で48時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、103ll(収率:3.95%)を得た。MS(ES):m/z 205.23[M+H]
Figure 0007216705001226
化合物1.1の合成。1.(1.5g、8.59mmol、1.0当量)に、炭酸銀(2.8g、10.30mmol、1.2当量)および2-ヨードプロパン(1.7mL、17.78mmol、2.0当量)を滴下により添加した。この反応混合物を150℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中2%の酢酸エチルにより精製して、純粋な1.1(1.1g、59.09%)を得た。MS(ES):m/z 217.62[M+H]
化合物103mmの合成。1.1(1.1g、5.08mmol、1.0当量)の酢酸エチル(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で24時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103mm(0.70g、73.86%)を得た。MS(ES):m/z 187.64[M+H]
Figure 0007216705001227
化合物1.2の合成。水素化ナトリウム(0.55g、23.32mmol、1.5当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の懸濁物に、0℃で1.1(1.5g、17.10mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、1(3g、15.55mmol、1.0当量)を同じ温度で添加した。再度、反応混合物を0℃で30分間、および室温で12時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.75g、19.72%)を得た。MS(ES):m/z 245.66[M+H]
化合物103nnの合成。1.2(0.75g、3.07mmol、1.0当量)の酢酸エチル(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103nn(0.50g、75.98%)を得た。MS(ES):m/z 215.65[M+H]
Figure 0007216705001228
化合物1.1の合成。化合物を、103qqの実験プロトコルに従って合成して、1.1を得た。
化合物1.2の合成。1.1(0.407g、3.99mmol、1.1当量)のテトラヒドロフラン(7mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.159g、3.99mmol、1.1当量)を添加し、その後、1(0.700g、3.63mmol、1当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.550g、58.62%)、MS(ES):m/z 259.66[M+H]
化合物103ooの合成。1.2(0.550g、2.13mmol、1.0当量)の酢酸エチル(6ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.200g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103oo(0.432g、88.84%)を得た。MS(ES):m/z 229.68[M+H]
Figure 0007216705001229
化合物1.2の合成。1(1g、7.14mmol、1.0当量)および1.1(1.29g、8.57mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.97g、14.28mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.269g、1.42mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.251g、2.85mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2(0.650g、43.32%)を得た。MS(ES):m/z 211.19[M+H]
化合物103ppの合成。1.2(0.650g、3.09mmol、1.0当量)のメタノール(7ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103pp(0.407g、73.03%)を得た。MS(ES):m/z 181.21[M+H]
Figure 0007216705001230
化合物1.1の合成。1(5.0g、28.3mmol、1.0当量)のメタノール(50mL)中の冷溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(1.6mL、42.5mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、純粋な1.2を得た。(3.5g、69.21%)。MS(ES):m/z 179.23[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(3.5g、19.64mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(35mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(1.18g、29.46mmol、1.5当量)を添加し、その後、ヨウ化メチル(1.84mL、29.46mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の1.2を得た。(3.1g、82.11%)、MS(ES):m/z 193.26[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(3.1g、16.12mmol、1.0当量)のメタノール(30ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(1.5g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.3(1.6g、97.16%)を得た。MS(ES):m/z 103.13[M+H]
化合物1.5の合成。1.3(0.700g、6.85mmol、1当量)のジクロロメタン(16mL)中の溶液に、1.4(1.15g、6.85mmol、1当量)およびトリフェニルホスフィン(2.15g、8.22mmol、1.2当量)を添加した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(1.66g、8.22mmol、0.15当量)を0℃で滴下により添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中15%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5(0.480g、27.88%)を得た。MS(ES):m/z 252.24[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.480g、1.91mmol、1当量)のメタノール(5mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.527g、3.82mmol、2当量)および水(1mL)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.6(0.190g、97.37%)を得た。MS(ES):m/z 103.13[M+H]
化合物1.8の合成。1.6(0.166g、1.63mmol、1.05当量)のテトラヒドロフラン(3mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.042g、1.63mmol、1.05当量)を添加し、その後、1.7(0.300g、1.55mmol、1当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.8を得た。(0.180g、44.77%)、MS(ES):m/z 259.66[M+H]
化合物103qqの合成。1.8(0.180g、0.695mmol、1.0当量)のメタノール(3ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.150g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2~3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103qq(0.100g、62.84%)を得た。MS(ES):m/z 229.68[M+H]
Figure 0007216705001231
化合物1.2の合成。1(5g、16.26mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(50mL)中の溶液に、1.1(3.29g、17.89mmol、1.1当量)、炭酸セシウム(13.21g、40.65mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.744g、0.813mmol、0.05当量)および2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2′-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニル(0.480g、1.22mmol、0.075当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中6%の酢酸エチル(ethyle acetate)を溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(2.8g、47.72%)を得た。MS(ES):m/z 361.76.[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(2.8g、7.76mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(28mL)中の冷溶液に、2Mの塩酸(2.8mL)を滴下により添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(1.4g、91.77%)を得た。MS(ES):m/z 197.56[M+H]
化合物103rrの合成。1.3(1.4g、7.12mmol、1当量)および1.4(0.760g、13.47mmol、1.5当量)のジメチルホルムアミド(14mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.45g、17.8mmol、2.5当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な103rr(0.720g、43.72%)を得た。MS(ES):m/z 232.22[M+H]
Figure 0007216705001232
化合物1.2aおよび1.2bの合成。1(15g、182.69mmol、1当量)および1.1(54.07g、365.38mmol、2当量)の1,2-ジクロロエタン(150mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(50.422g、365.38mmol、2当量)、酢酸銅(33.25g、182.69mmol、1当量)および2,2-ビピリジン(28.499g、182.69mmol、1当量)を添加した。反応混合物を酸素で脱気し、その後、70℃で18時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、(1.2a+1.2b)(9.2g、41.22%)を得た。MS(ES):m/z 123.17[M+H]
化合物1.3aおよび1.3bの合成。(1.2a+1.2b)(9.2g、75.30mmol、1.0当量)のアセトニトリル(92mL)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンイミド(14.717g、82.83mmol、1.1当量)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3a+1.3b(6g、39.63%)を得た。MS(ES):m/z 202.07[M+H]
化合物103ssおよび103ttの合成。(1.3a+1.3b)(2g、9.95mmol、1.0当量)および1.4(2.47g、19.89mmol、2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.74g、19.89mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.566g、2.98mmol、0.3当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.263g、2.98mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で36時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な103ss(0.155g、6.38%)。MS(ES):m/z 245.30[M+H]および103tt(0.163g、6.71%)。MS(ES):m/z 245.30[M+H]を得た。
Figure 0007216705001233
化合物1.2の合成。1(2g、14.28mmol、1.0当量)のアセトニトリル(20mL)中の溶液に、2,2-ジフルオロ-2-(フルオロスルホニル)酢酸(3.0g,17.13mmol,1.2当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.2(0.80g、29.48%)を得た。MS(ES):m/z 191.11[M+H]
化合物103uuの合成。1.2(0.80g、4.21mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.10g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、103uu(0.60g、89.04%)を得た。MS(ES):m/z 161.12[M+H]
Figure 0007216705001234
化合物1.2aおよび1.2bの合成。1(15g、182.69mmol、1当量)および1.1(54.07g、365.38mmol、2当量)の1,2-ジクロロエタン(150mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(50.422g、365.38mmol、2当量)、酢酸銅(33.25g、182.69mmol、1当量)および2,2-ビピリジン(28.499g、182.69mmol、1当量)を添加した。反応混合物を酸素で脱気し、その後、70℃で18時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、(1.2a+1.2b)(9.2g、41.22%)を得た。MS(ES):m/z 123.17[M+H]
化合物1.3aおよび1.3bの合成。(1.2a+1.2b)(9.2g、75.30mmol、1.0当量)のアセトニトリル(92mL)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンイミド(14.717g、82.83mmol、1.1当量)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、1.3a+1.3b(6g、39.63%)を得た。MS(ES):m/z 202.07[M+H]
化合物103vvおよび103wwの合成。(1.3a+1.3b)(3g、14.92mmol、1.0当量)および1.4(2.63g、29.84mmol、2当量)の1,4-ジオキサン(20mL)中の溶液に、炭酸カリウム(4.12g、29.84mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.850g、4.47mmol、0.3当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.393g、4.47mmol、0.3当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、100℃で36時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な103vv(0.200g、6.38%)。MS(ES):m/z 265.71[M+H]および103ww(0.120g、3.04%)。MS(ES):m/z 265.71[M+H]を得た。
Figure 0007216705001235
化合物1.1の合成。1(10g、42.49mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(100mL)中の溶液に、ビニルマグネシウムブロミド(16.69g、127.47mmol、3.0当量)を-40℃で窒素下で滴下により添加した。この反応混合物を-40℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中6%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(2.5g、25.65%)を得た。MS(ES):m/z 231.49[M+H]
化合物1.3の合成。1.1(2.5g、10.85mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液に、1.2(1.46g、11.39mmol、1.05当量)および炭酸セシウム(7.05g、21.7mmol、2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2′,6′-ジメトキシビフェニル(0.178g、0.434mmol、0.04当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.397g、0.434mmol、0.04当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応混合物を100℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中11%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.3(1.6g、63.12%)を得た。MS(ES):m/z 234.70[M+H]
化合物1.4の合成。1.3.(1.6g、6.86mmol、1.0当量)のメタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.250g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中20%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.4(1.2g、74.36%)を得た。MS(ES):m/z 236.71[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(1.2g、5.09mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(7mL)中の溶液に、水酸化カリウム(1.08g、20.36mmol、4当量)、およびヨウ素(1.29g、5.09mmol、1当量)のジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移すと、固体が生成し、濾過し、減圧下で乾燥させて、純粋な1.5(1.1g、59.75%)を得た。MS(ES):m/z 362.61[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(1.1g、3.04mmol、1.0当量)のジクロロメタン(15mL)中の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(0.037g、0.303mmol、0.1当量)およびジ炭酸ジ-tert-ブチル(0.80g、3.65mmol、1.2当量)を同じ温度で添加した。この反応物を室温で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中6%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.6(1g、71.20%)を得た。MS(ES):m/z 462.72[M+H]
化合物103xxの合成。1.6(0.600g、1.30mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、水素化トリブチルスズ(0.580g、1.36mmol、1.05当量)、酢酸パラジウム(0.015g、0.065mmol、0.05当量)およびトリフェニルホスフィン(0.003g、0.01mmol、0.008当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで反応物を60℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の103xx(0.860g)を得た。MS(ES):m/z 626.23[M+H]。[粗製物を次の工程に直接使用した]。
Figure 0007216705001236
化合物1の合成。化合物を、103ppの実験プロトコルに従って合成して、1を得た。
化合物103yyおよび103zzの合成。1の異性体(0.407g)を、カラム(CHIRAL PAK IG 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中0.1%のジエチルアミンを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋なFR-aを得た。(0.121g)。MS(ES):m/z 181.09[M+H], LCMS純度: 99%, キラルHPLC純度: 97%。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋なFR-bを得た。(0.112g)。MS(ES):m/z 181.09[M+H], LCMS純度: 98%,キラルHPLC純度: 96%。
Figure 0007216705001237
化合物1.1の合成。1(1g、8.46mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンアミド(1.65g、9.30mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中9%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(1.4g、83.94%)を得た。MS(ES):m/z 198.04[M+H]
化合物1.3の合成。1.1(1.4g、7.11mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(12mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.446g、11.16mmol、1.5当量)を添加し、その後、1.2(1.45g、8.53mmol、1.2当量)を窒素下で添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.2g、70.63%)、MS(ES):m/z 240.12[M+H]
化合物103aaaの合成。1.3(1.2g、5.02mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.81g、15.06mmol、3当量)、酢酸カリウム(1.23g、12.5mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.409g、0.502mmol、0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中10%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103aaa(0.800g、55.70%)を得た。MS(ES):m/z 287.18[M+H]
Figure 0007216705001238
化合物1.1の合成。1(3g、22.70mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の冷溶液に、N-ブロモスクシンアミド(4.44g、24.97mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中9%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(1.5g、31.31%)を得た。MS(ES):m/z 212.06[M+H]
化合物1.3の合成。1.1(1.5g、7.14mmol、1当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.188g、7.85mmol、1.1当量)を添加し、その後、1.2(1.33g、7.85mmol、1.1当量)を窒素下で添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中7%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(1.1g、61.14%)、MS(ES):m/z 254.14[M+H]
化合物103bbbの合成。1.3(1.1g、4.35mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.30g、13.05mmol、3当量)、酢酸カリウム(1.06g、10.87mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.355g、0.435mmol、0.1当量)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中11%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103bbb(0.800g、61.33%)を得た。MS(ES):m/z 301.21[M+H]
Figure 0007216705001239
化合物1.1の合成。1(5g、32.77mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(50mL)中の冷溶液に、水酸化カリウム(7.34g、131.08mmol、4.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で10分間撹拌し、ヨウ素(8.32g、32.77mmol、1.0当量)を添加し、そして反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移した。沈殿した固体を濾過し、十分に乾燥させて、純粋な1.1(4.3g、47.12%)を得た。MS(ES):m/z 279.48[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(4.3g、15.44mmol、1.0当量)のジクロロメタン(43mL)中の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(0.188g、1.54mmol、0.1当量)およびジ炭酸ジ-tert-ブチル(3.70g、16.98mmol、1.1当量)を同じ温度で添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の1.2(4g、68.42%)を得た。MS(ES):m/z 379.59[M+H]。[粗製物を次の工程に直接使用した]。
化合物103cccの合成。1.2(4g、10.57mmol、1.0当量)のトルエン(40mL)中の溶液に、パラジウム-テトラキス(トリフェニルホスフィン)(1.22g、1.06mmol、0.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでヘキサメチルジスズ(5.18g、15.85mmol、1.5当量)を添加し、そして反応物を120℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中0.2%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な103ccc(1.5g、34.17%)を得た。MS(ES):m/z 416.51[M+H]
Figure 0007216705001240
化合物1.1の合成。1.(5.0g、32.44mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(50mL)中の溶液に、臭化ベンジル(31.823g、97.32mmol、1.5当量)および炭酸セシウム(8.32g、48.66mmol、1.5当量)を添加した。この反応物を90℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を冷たい氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層をブライン溶液で洗浄し、そして合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中12%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(3.2g、40.38%)を得た。MS(ES):m/z 245.25[M+H]
化合物103dddの合成。1.1(3.2g、13.10mmol、1.0当量)の、メタノール:水(39mL、10:2)中の溶液に、塩化アンモニウム(1.40g、26.2mmol、2当量)を添加し、そして鉄粉(3.67g、65.5mmol、5当量)を0℃で添加した。この反応物を90℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を冷たい氷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層をブライン溶液で洗浄し、そして合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.8%のメタノール中に溶出させて、純粋な103ddd(1.65g、58.78%)を得た。MS(ES):m/z 215.27[M+H]
実施例104: N-((1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
104.1。N-((1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-445)の合成
Figure 0007216705001241
化合物32の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、32を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物32.3の合成。32.(0.500g、1.41mmol、1.0当量)および32.2(0.174g、1.41mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(2.8mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な32.3(0.630g、96.22%)を得た。MS(ES):m/z 442.48[M+H]
化合物32.4の合成。32.3(0.600g、1.36mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.312g、13.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な32.4(0.400g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物1.1の合成。32.4(0.400g、0.96mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(2mL、4M)を0℃で添加し、そして反応物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、1.1を得た。(0.3g、98.89%)、MS(ES):m/z 315.11[M+H]
化合物I-445の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-445を得た。(0.043g、42.72%)、MS(ES):m/z 396.17[M+H]+ , LCMS純度: 95.52%, HPLC純度: 99.60%, キラルHPLC純度: 99.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.23-8.21 (d, J=8Hz 1H), 8.15(s, 1H), 7.95-7.91 (q, J=4Hz, 2H), 7.85 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.07-7.04 (m, 1H), 5.88 (s, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.89-3.88 (d, J=4Hz, 1H), 3.65-3.63 (d, J=8Hz, 2H), 2.94-2.97 (m, 3H),1.68 (s, 2H), 1.24 (s, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表50に列挙する。上記スキームの32.2に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001242
Figure 0007216705001243
104.2。N-((1R,5S,6r)-3-オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)-5-((5-クロロ-2-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-741)の合成。
Figure 0007216705001244
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.160g、42.73%)、MS(ES):408.14[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、I-711の実験プロトコルに従って合成して、1.3を得た。(収率:67.65%)、MS(ES):m/z 229.07[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.120g、50.98%)、MS(ES):601.22[M+H]
化合物I-741の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-741を得た。(0.075g、75.02%)、MS(ES):500.47[M+H]+ LCMS純度: 95.14%, HPLC純度: 96.06%, キラルHPLC: 47.41% 47.09%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.27 (bs, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.02-8.01 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.72 (bs, 1H), 7.64 (bs, 1H), 6.33 (s, 1H), 4.86 (bs, 1H), 3.90-3.88 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.83 (bs, 2H), 3.67-3.65 (d, J=6.8Hz, 2H), 3.51-3.46 (t, J=10.4Hz, 1H), 3.18-3.17 (d, J=5.2Hz, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 2H), 1.91 (s, 3H), 1.76 (bs, 3H), 1.24 (bs, 3H)。
104.3。化合物I-741のキラル分離
Figure 0007216705001245
化合物I-799およびI-800の合成。I-741の異性体(0.075g)を、カラムCHIRALPAK IB(250mm×4.6mm、5u)を、HEXANE_IPA:メタノール(50:50)中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。
FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.021g)を得た。MS(ES):m/z 500.46[M+H]+, LCMS純度: 96.58%, HPLC純度: 96.29%, キラルHPLC純度: 99.04%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.06 (s, 1H), 8.26-8.27 (d, J=4Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.02-8.01 (d, J=4Hz, 1H), 7.72-7.71 (d, J=4Hz, 1H), 7.64-7.63 (d, J =3.2Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 4.88-4.84 (t, J=8Hz, 1H), 3.90-3.81 (m, 4H), 3.67-3.63 (t, J=16 Hz, 3H), 3.52-3.46 (t, J=12Hz, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4Hz, 3H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.97-1.91 (m, 3H), 1.77-1.70 (m, 2H), 1.24 (bs, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.021g)を得た。MS(ES):m/z 500.26[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.31%, キラルHPLC純度: 98.02%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.06 (s, 1H), 8.26-8.27 (d, J=4Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.02-8.01 (d, J=4Hz, 1H), 7.72-7.71 (d, J=4Hz, 1H), 7.64-7.63 (d, J =3.2Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 4.88-4.84 (t, J=8Hz, 1H), 3.90-3.81 (m, 4H), 3.67-3.63 (t, J=16 Hz, 3H), 3.52-3.46 (t, J=12Hz, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4Hz, 3H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.97-1.91 (m, 3H), 1.77-1.70 (m, 2H), 1.24 (bs, 1H)。
Figure 0007216705001246
化合物1.2の合成。1(0.65g、6.49mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.1(1.0g、6.49mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.65g、8.43mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.2g、1.62mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.6g、39.35%)を得た。MS(ES):m/z 238.26[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.6g、2.53mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.06g、25.3mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.5g、88.57%)を得た。MS(ES):m/z 224.23[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.70g、3.14mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(8mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.54g、5.33mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.12g、5.33mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.6g、65.00%)を得た。MS(ES):m/z 295.35[M+H]
化合物104aの合成。1.4(0.6g、2.04mmol、1当量)のジオキサン(2mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(3mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な104a(0.4g、85.06%)を得た。MS(ES):m/z 231.11[M+H]
化合物104bおよび104cの合成。104aの異性体(0.4g)を、カラム(CHIRAL PAK IB 250mm×4.6mm、5u)を、メタノール中0.1%のジエチルアミンを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1および画分-2を得た。画分-1を減圧下で30℃で濃縮して、純粋な画分-1(0.15g)を得た。MS(ES):m/z 195.11[M+H], LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.84% キラルHPLC: 98%, 画分-2を減圧下で30℃で濃縮して、純粋な画分-2(0.14g)を得た。MS(ES):m/z 195.11[M+H], LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.90%, キラルHPLC: 99%。
実施例105: N-(3-ヒドロキシシクロペンチル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
105.1。5-((2-シクロプロポキシピリジン-3-イル)アミノ)-N-(3-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-461)の合成
Figure 0007216705001247
化合物56の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、56を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物56.1の合成。化合物を、I-215の実施例55の実験プロトコルに従って合成して、56.1を得た。
化合物56.2の合成。56.(3.0g、8.46mmol、1.0当量)および56.1(1.27g、8.46mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(16.9mL、16.92mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な56.2(2.45g、61.84%)を得た。MS(ES):m/z 469.5[M+H]
化合物56.3の合成。56.2(2.4g、5.12mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(80mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(2.150g、51.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な56.3(1.8g、79.78%)を得た。MS(ES):m/z 441.5[M+H]
化合物I-461の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-461を得た。(0.150g、97.60%)、MS(ES):m/z 424.22[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.01%, キラルHPLC純度: 50.06% + 49.93%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.72 (s, 1H), 8.21-8.19 (d, J=8Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.95-7.90 (m, 2H), 7.64-7.62 (d, J=8 Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.83 (s, 1H), 4.56-4.55 (s, 1H), 4.40-4.32 (m, 2H), 4.14 (bs, 1H), 2.91 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 1H), 1.89-1.88 (m, 2H), 1.46-1.44 (bs, 1H), 1.38-1.31 (m, 1H), 1.23-1.14 (m, 1H), 0.79-0.76 (m, 4H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表51に列挙する。上記スキームの56.1に対応する中間体を各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001248
105.2。I-461のキラル分離
Figure 0007216705001249
化合物I-489およびI-490の合成。I-461の異性体(0.120g)を、カラム(CHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u))を、共溶媒(25%)としてのMEOH中0.1%のDEA中で、3mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.040g)を得た。MS(ES):m/z 424.38[M+H]+, LCMS純度: 99.33%, HPLC純度: 98.88%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.73 (s, 1H), 8.21-8.20 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 2H), 7.64-7.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.57-4.56 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.41-4.35 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.08-2.01 (m, 1H), 1.89-1.80 (m, 2H), 1.47-1.45 (bs, 1H), 1.39-1.32 (m, 1H), 1.24-1.13 (m, 1H), 0.80-0.69 (m, 4H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.045g)を得た。MS(ES):m/z 424.33[M+H]+, LCMS純度: 98.33%, HPLC純度: 99.03%, キラルHPLC純度: 97.83%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.73 (s, 1H), 8.21-8.20 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96-7.95 (d, J=3.6Hz, 2H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.64-7.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.57-4.56 (d, J=3.6Hz, 1H), 4.42-4.33 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.07-2.03 (m, 1H), 1.89-1.81 (m, 2H), 1.47-1.45 (bs, 1H), 1.39-1.32 (m, 1H), 1.21-1.13 (m, 1H), 0.80-0.69 (m, 4H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表52に列挙する。
Figure 0007216705001250
Figure 0007216705001251
Figure 0007216705001252
Figure 0007216705001253
105.3。N-(3-ヒドロキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-701)の合成。
Figure 0007216705001254
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.6g、59.79%)、MS(ES):m/z 410.1[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、中間体について提供された実験プロトコルに従って合成した。MS(ES):m/z 195.11[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.140g、67.39%)、MS(ES):m/z 568.28[M+H]
化合物I-701の合成: 1.4(0.140g、0.24mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(3mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、I-701(0.110g、95.40%)を得た。MS(ES):m/z 468.32[M+H]+, LCMS純度: 97.78%, HPLC純度: 97.41%, キラルHPLC純度: 49.80%, 50.19%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.68-7.66 (d, J=8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.49-6.46 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.90-4.85 (m, 1H), 4.74-4.74 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.30-4.24 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 3.85-3.82 (m, 2H), 3.60-3.55 (t, J=10.4Hz, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.28-2.21 (m, 1H), 1.96 (s, 4H), 1.76-1.62 (m, 5H), 1.19-1.16 (d, J=7.2Hz, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表53に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体を各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001255
実施例106: N-(3-ヒドロキシシクロヘキシル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
106.1。N-(3-ヒドロキシシクロヘキシル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-459)の合成。
Figure 0007216705001256
化合物32の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、32を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物32.3の合成。32.(0.500g、1.41mmol、1.0当量)および32.2(0.174g、1.41mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(2.8mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な32.3(0.630g、96.22%)を得た。MS(ES):m/z 442.48[M+H]
化合物32.4の合成。32.3(0.600g、1.36mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.312g、13.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な32.4(0.400g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.210g、収率:56.70%)。MS(ES):m/z 512.58[M+H]
化合物I-459の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-459(0.154g、収率:91.18%)を得た。MS(ES):m/z 412.17[M+H]+, LCMS純度: 97.51%, HPLC純度: 95.08%, キラルHPLC: 50.01% and 48.68%。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.24-8.23 (d, J=4.0Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.92-7.91 (m, 2H), 7.59-7.57 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.90 (s, 1H), 4.15-4.11 (m, 1H), 3.90 (bs, 4H), 2.92-2.90 (d, J=8.0Hz, 3H), 1.76-1.52 (m, 4H), 1.55-1.52 (m, 1H), 1.39-1.36 (m, 2H), 1.08-1.00 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表54に列挙する。上記スキームの32.2に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001257
7.2。化合物I-459のキラル分離
Figure 0007216705001258
I-496およびI-497の合成。I-459の異性体(0.154g)を、カラム(CHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u))を、MeOH中0.1%のDEA中で、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。
FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.034g)を得た。MS(ES):m/z 412.30[M+H]+, LCMS純度: 99.45%, HPLC純度: 99.04%, キラルHPLC純度: 99.83%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ: 8.89 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.92-7.90 (m, 2H), 7.58-7.55 (d, J=12Hz, 1H), 7.00-6.91 (m, 1H), 5.90 (s, 1H), 4.15-4.13 (m, 1H), 3.95(s, 1H), 3.90-3.88 (m, 4H), 2.91-2.90 (d, J=4.0Hz, 3H), 1.76-1.52 (m, 4H), 1.38-1.00 (m, 4H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.032g)を得た。MS(ES):m/z 412.22[M+H]+, LCMS純度: 98.58%, HPLC純度: 97.29%, キラルHPLC純度: 99.37%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H), 8.23-8.22 (d, J=4.0Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.92-7.91 (m, 2H), 7.58-7.55 (d, J=12Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.90 (s, 1H) 4.47 (s, 1H), 4.15-4.13 (m, 1H), 4.00-3.90 (m, 4H), 2.91-2.90 (d, J=8.0Hz, 3H), 1.75-1.51 (m, 4H), 1.38-1.23 (m, 4H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表55に列挙する。
Figure 0007216705001259
Figure 0007216705001260
Figure 0007216705001261
Figure 0007216705001262
106.3。の合成。5-N-(3-ヒドロキシシクロヘキシル)-5-((1-イソプロピル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-919)の合成。
Figure 0007216705001263
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.3g、46.25%)、MS(ES):424.17[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.125g、65.46%)、MS(ES):m/z 539.64[M+H]
化合物I-919の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-919(0.100g、98.22%)を得た。MS(ES):m/z 440.23[M+H]+, LCMS純度: 95.01%, HPLC純度: 98.24%, キラルHPLC純度: 46.35%, 50.58%,1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.96 (bs, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.15-8.14 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.99 (bs, 1H), 7.59-7.57 (d, J=7.6Hz 1H), 7.47-7.46 (d, J=6.8 1H), 6.31-6.27 (t, J=14.4Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.20-5.13 (m, 1H), 4.22 (s, 1H), 3.98 (s, 1H), 2.91-2.90 (d, J=3.2Hz, 3H), 1.89-1.86 (d, J=11.2Hz, 2H) ,1.59-1.56 (m, 2H), 1.45 (m, 3H), 1.40-1.35 (d, J=18Hz, 6H),1.22-1.15 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表56に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001264
実施例107。N-(2-ヒドロキシシクロブチル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
107.1。N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-363)の合成。
Figure 0007216705001265
化合物32の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、32を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物32.3の合成。32.(0.500g、1.41mmol、1.0当量)および32.2(0.174g、1.41mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(2.8mL、2.82mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な32.3(0.630g、96.22%)を得た。MS(ES):m/z 442.48[M+H]
化合物32.4の合成。32.3(0.600g、1.36mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.312g、13.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な32.4(0.400g、71.18%)を得た。MS(ES):m/z 415.42[M+H]
化合物32.5の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、32.5を得た。(0.160g、768.57%)。MS(ES):m/z 484.53[M+H]
化合物I-363の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-363(0.105g、82.76%)を得た。MS(ES):m/z 384.41[M+H]+, LCMS純度: 99.67%, HPLC純度: 98.98%, キラルHPLC純度: 49.64%+49.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.05-8.02 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.94 (s, 2H), 7.05-7.02 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.36-5.34 (d, 1 J=7.2Hz, 1H), 4.20-4.15 (t, J=8Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.68-3.62 (m, 1H), 2.92-2.91(d, J=4.4Hz, 1H), 2.02-1.90 (m, 2H), 1.48-1.33 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H), 1.13-1.03 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表57に列挙する。上記スキームの32.2に対応する中間体を各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001266
Figure 0007216705001267
107.2。I-363のキラル分離
Figure 0007216705001268
化合物I-395およびI-396の合成。I-363の異性体(0.105g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、0.1%のDEA_HEX_IPA-ACN(70-30)_GRD-07を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 384.45[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 99.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.98 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.94-7.94 (d, J=3.6Hz, 2H), 7.05-7.02 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.36-5.34 (d, J=6.8Hz, 1H), 4.20-4.15 (t, J=8.4Hz, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.68-3.64 (t, J=7.2Hz,1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.02-1.91 (m, 2H), 1.48-1.38 (m, 1H), 1.13-1.03 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.025g)を得た。MS(ES):m/z 384.45[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.67%, キラルHPLC純度: 98.79%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.94-7.94 (d, J=3.2Hz, 2H), 7.05-7.02 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.35 (s, 1H), 4.22-4.13 (m, 1H) 3.97 (s, 3H), 3.67-3.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.02-1.90 (m, 2H), 1.48-1.38 (m, 1H), 1.13-1.04 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表58に列挙する。
Figure 0007216705001269
Figure 0007216705001270
Figure 0007216705001271
Figure 0007216705001272
Figure 0007216705001273
Figure 0007216705001274
Figure 0007216705001275
Figure 0007216705001276
Figure 0007216705001277
Figure 0007216705001278
Figure 0007216705001279
Figure 0007216705001280
Figure 0007216705001281
Figure 0007216705001282
Figure 0007216705001283
Figure 0007216705001284
Figure 0007216705001285
Figure 0007216705001286
Figure 0007216705001287
Figure 0007216705001288
Figure 0007216705001289
107.3。N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド I-586の合成。
Figure 0007216705001290
化合物1.4の合成 化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.4(26g、62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355[M+H]
化合物1.5の合成 1.4(0.1g、0.290mmol、1.0当量)のジオキサン(5mL)中の溶液に、3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.129g、0.377、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.076g、0.725mmol 2.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II),ジクロロメタン(0)との錯体(0.028g、0.029mmol 0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中25%の酢酸エチル中への溶出を使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5(0.083g、54.35%)を得た。MS(ES):m/z 527[M+H]
化合物1.6の合成 化合物を、一般手順Cを使用して合成して、1.6(0.220g、9055%)を得た。MS(ES):m/z 427[M+H]
化合物1.7の合成 1.6(1g、2.34mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.200g、4.68mmol、2当量)を添加し、そして20分間撹拌し、その後、2-ヨードプロパン(1.3g、3.52mmol、1.5当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中52%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.7を得た。(0.85g、77.37%)、MS(ES):m/z 469.60[M+H]
化合物1.8の合成 1.7(0.3g、0.95mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.396g、9.58mmol、5当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.8(0.25g、83.64%)を得た。MS(ES):m/z 441.51[M+H]
化合物1.9の合成 化合物1.8(0.2g、0.45mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させた。トリフルオロメタンスルホン酸を、冷却した反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.9(0.12g、75.40%)を得た。MS(ES):m/z 351.38[M+H]
化合物I-586の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-586を得た。(収率:64.89%)。MS(ES):m/z 420.49[M+H]+, LCMS純度: 96.49%, HPLC純度: 96.15%, キラルHPLC: 50.03%, 49.97%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.79-8.77 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.52-8.50 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.50-5.48 (d, J=7.2Hz, 1H), 5.24-5.21 (m, 1H), 4.33-4.29 (t, J=8.8Hz, 1H), 4.03-3.99 (d, J=8.0Hz, 1H), 3.13-3.12 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.11-2.09 (d, J=5.2Hz, 2H), 1.60-1.59 (d, J=6.4Hz, 6H), 1.37-1.32 (t, J=9.2Hz, 1H), 1.25 (bs, 1H)。
107.4。N-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-((1-(4-メチルオキサゾール-2-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド:I-658の合成。
Figure 0007216705001291
化合物1の合成:化合物を、コア合成の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。
化合物1.1の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.1を得た。(0.2g、50.51%)MS(ES):m/z 396.84[M+H]
化合物1.2の合成:化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成した。
化合物1.3の合成:化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.1を得た。(0.128g、65.73%)MS(ES):m/z 551.83[M+H]
化合物I-658の合成:化合物1.3(0.128g、0.233mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてジオキサン中4MのHCl(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-658:(0.09g、94%)を得た。MS(ES):m/z 451.83[M+H]+。LCMS純度: 100%, HPLC純度: 95.78%, キラルHPLC純度: 49.79%, 49.91%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.98 (s, 1H), 8.63-8.61 (t, J=6Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.03-7.96 (m, 3H), 7.41-7.39 (m, 1H), 6.53-6.49 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.47 (s, 1H), 4.60-4.55 (m, 1H), 4.36 (s, 1H), 3.57 (s, 3H), 2.91 (s, 3H), 2.19-2.17 (d, J=0.8Hz, 2H), 2.02-1.93 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表59に列挙する。上記スキームの1.2に対応する中間体を各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001292
Figure 0007216705001293
Figure 0007216705001294
Figure 0007216705001295
Figure 0007216705001296
Figure 0007216705001297
Figure 0007216705001298
107.5。N-(2-ヒドロキシシクロブチル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-792)の合成。
Figure 0007216705001299
化合物1.0の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.0(収率:45.00%)を得た。MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物1.2の合成。アルゴンを、1.1(2.3g、6.7mmol、1.0当量)、1.0(3.0g、8.72mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(1.78g、16.75mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン(100mL)中の撹拌溶液に通して15分間パージした。[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.550g、0.67mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を100℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中20~25%の酢酸エチル中に溶出させるカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(2.1g、59.82%)を得た。MS(ES):m/z 527.51[M+H]
化合物1.3の合成。トリフルオロ酢酸(5.0mL)を、1.2(2.1g、3.99mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液に添加し、そして反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.3を得た。(1.69g、99.41%)。MS(ES):m/z 427.51[M+H]
化合物1.5の合成。水素化ナトリウム(0.225g、5.6mmol、4.0当量)を、1.3(0.600g、1.4mmol、1.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液に0℃で少しずつ添加した。反応混合物を同じ温度で20分間撹拌し、1.4(0.635g、4.22mmol、1.2当量)を添加し、そして混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をジクロロメタン中2~2.5%のメタノール中に溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.5(420mg、55.26%)を得た。MS(ES):m/z 540.51[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.400g、0.744mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(20mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.315g、7.44mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、純粋な1.6(0.360g、94.47%)を得た。MS(ES):m/z 512.2[M+H]
化合物1.8の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.8を得た。(0.170g、74.88%)、MS(ES):581.29[M+H]
化合物I-792の合成: 1.8(0.170g、0.292mmol、1.0当量)の、1.0mlのジクロロメタン中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)をこれに添加し、そして混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-792を得た。(0.110g、76.59%)、MS(ES):m/z 491.57[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.71%, キラルHPLC: 47.82%, 46.59%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.76 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.51-8.49 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.41-8.41 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.28 (bs, 1H), 7.34-7.30 (m, 1H), 6.70 (m, 1H), 5.51 (bs, 1H), 4.53-4.49 (t, J=6.8Hz, 2H), 4.33-4.27 (m, 1H), 4.03-4.01(d, J=8Hz, 1H), 3.55 (bs, 4H), 3.13-3.11 (s, 3H), 2.85-2.81 (t, J=6.4Hz, 3H), 2.11-2.09 (d, J=6.8Hz, 3H), 1.59-1.49 (m, 2H), 1.40-1.30 (m, 1H), 1.12-1.08 (t, J=7.2Hz, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表60に列挙する。上記スキームの1.4に対応する中間体を各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001300
Figure 0007216705001301
化合物80.2の合成。80(1g、7.04mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.323g、14.08mmol、2.0当量)を添加し、その後、シクロプロパノール(0.530g、9.15mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中3~4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な80.2を得た。(0.900g、70.98%)、MS(ES):m/z 181.16[M+H]
化合物107aの合成。80.2(0.900g、5.00mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.4g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な107a(0.600g、79.98%)を得た。MS(ES):m/z 151.18[M+H]
Figure 0007216705001302
化合物1.1の合成: 1(2g、9.09mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(18mL)および水(1.6mL)中の溶液に、炭酸ナトリウム(4.2g、40.297mmol、4.5当量)および2-(3,4-ジヒドロ-2H-ピラン-5-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(2.49g、11.81mmol、1.3当量)を室温で添加した。この反応混合物をアルゴンで15分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.06g、0.909mmol、0.1当量)を反応混合物に添加し、そして80℃で7時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.1(1.32g、82.40%)を得た。MS(ES):m/z 177.23[M+H]
化合物107bの合成: 1.1(1.3g、7.45mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.511g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な107b(0.8g、52.13%)を得た。MS(ES):m/z 179.2[M+H]
化合物107cおよび107dの合成。107bの異性体(0.8g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中0.360%のジエチルアミンを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な107cの画分-1および107dの画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な107cを得た。(0.36g)。MS(ES):m/z 179.2[M+H], LCMS純度: 100%, キラルHPLC純度: 100%。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な107dを得た。(0.36g)。MS(ES):m/z 179.2[M+H], LCMS純度: 98%, キラルHPLC純度: 100%。
Figure 0007216705001303
化合物107eおよび107fの合成。1の異性体(0.855g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)、およびメタノール中のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な1a.の画分-1および1b.の画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な107e(0.233g)を得た。MS(ES):m/z 223.14[M+H]。FR-bを減圧下で30℃でエバポレートして、純粋な107fを得た。(0.246g)。MS(ES):m/z 223.14[M+H]
Figure 0007216705001304
化合物1の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成した。(収率:36.13%)。MS(ES):m/z 195.23[M+H]
化合物1.1の合成。1(2.0g、10.30mmol、1.0当量)のジクロロメタン(45mL)中の溶液に、トリエチルアミン(2.28g、22.66mmol、2.2当量)および無水酢酸(1.15g、11.33mmol、1.1当量)を室温で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.1を得た。(1.8g、73.99%)、MS(ES):m/z 237.12[M+H]
化合物1.2の合成。1.1.(1.8g、7.59mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(18mL)中の撹拌溶液に、N-クロロスクシンイミド(2.01g、15.18mmol、2.0当量)を室温で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中5%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(1.1g、53.34%)。MS(ES):m/z 271.08[M+2H]
化合物107gの合成。1.2.(1.1g、4.07mmol、1.0当量)のメタノール(50mL)中の溶液に、炭酸カリウム(5.61g、40.07mmol、10当量)を室温で添加し、この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中5%のメタノール中に溶出させて、純粋な107gを得た。(0.4g、43.05%)。MS(ES):m/z 229.07[M+H]
実施例108: N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
108.1。5-((1-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-3-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-106)の合成。
Figure 0007216705001305
化合物1.5の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.5(収率:62.21%)を得た。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物1.6の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.6(0.270g、59.73%)を得た。MS(ES):m/z 535.58[M+H]
化合物1の合成。1.6(0.270g、0.505mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.212g、5.05mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃の温度で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1(0.200g、78.18%)を得た。MS(ES):m/z 507.52[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.050g、74.89%)。MS(ES):m/z 564.59[M+H]
化合物I-106の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-106を得た。(0.035g、85.12%)、MS(ES):m/z 464.40[M+H]+, LCMS純度: 95.40%, HPLC純度: 96.16%, キラルHPLC純度: 98.48%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.25 (S, 1H), 8.20-8.18 (d, J=8Hz, 1H), 7.96-7.93 (m, 2H), 7.81-7.80 (d, J=4Hz, 1H), 7.66-7.65 (d, J=4Hz, 1H), 6.74 (s, 1H), 6.37-6.36 (t, J=4Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 3.79 (s, 1H), 3.00 (s, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4Hz, 3H), 1.23 (s, 2H), 1.09-1.07 (d, J=8Hz, 2H), 1.01-1.00 (d, J=4Hz, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表61に列挙する。上記スキームの1.4に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001306
Figure 0007216705001307
Figure 0007216705001308
Figure 0007216705001309
108.2。N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((1-(2-メチルピリミジン-4-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-124)の合成。
Figure 0007216705001310
化合物1.4の合成。1.3(2.4g、7.3mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(24mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(5.59g、14.7mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。これにジイソプロピルエチルアミン(3.81mL、21.9mmol、3.0当量)を添加し、その後、(1R,2S)-フルオロシクロプロピルアミントシレート(1.80g、7.3mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.4(1.3g、46.42%)を得た。MS(ES):m/z 384.12[M+H]
化合物1.5の合成。1,4-ジオキサン(1.0mL)中の1.4(0.125g、0.326mmol、1.0当量)に、1.2(0.079g、0.391mmol、1.2当量)、炭酸ナトリウム(0.069g、0.652mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.014g、0.016mmol、0.05当量)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.018g、0.032mmol、0.1当量)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ジクロロメタン中3%のメタノールを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5(0.070g、39.10%)を得た。MS(ES):m/z 550.22[M+H]
化合物I-124の合成。化合物1.5(0.070g、0.129mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋なI-124(0.040g、70.17%)を得た。MS(ES):m/z 450.37[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.26%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 9.04 (s, 1H), 8.92-8.91 (d, J=5.2Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.98-7.94 (m, 2H), 7.83-7.82 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.77-7.75 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.47-6.44 (t, J=7.2 Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 4.98-4.82 (d, 1H), 3.00 (brs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.77-2.68 (m, 3H), 1.27-1.22 (t, J=10.4 Hz, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表62に列挙する。上記スキームの1.2に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001311
Figure 0007216705001312
Figure 0007216705001313
Figure 0007216705001314
Figure 0007216705001315
Figure 0007216705001316
Figure 0007216705001317
Figure 0007216705001318
Figure 0007216705001319
Figure 0007216705001320
Figure 0007216705001321
Figure 0007216705001322
Figure 0007216705001323
Figure 0007216705001324
Figure 0007216705001325
Figure 0007216705001326
Figure 0007216705001327
Figure 0007216705001328
Figure 0007216705001329
Figure 0007216705001330
Figure 0007216705001331
Figure 0007216705001332
Figure 0007216705001333
Figure 0007216705001334
Figure 0007216705001335
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Figure 0007216705001340
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Figure 0007216705001342
Figure 0007216705001343
Figure 0007216705001344
Figure 0007216705001345
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Figure 0007216705001348
Figure 0007216705001349
Figure 0007216705001350
Figure 0007216705001351
Figure 0007216705001352
Figure 0007216705001353
Figure 0007216705001354
Figure 0007216705001355
Figure 0007216705001356
Figure 0007216705001357
108.3。N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-225)の合成。
Figure 0007216705001358
化合物1.4の合成。1.3(2.4g、7.3mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(24mL)中の溶液に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(5.59g、14.7mmol、2.0当量)を添加し、そして室温で15分間撹拌した。これにジイソプロピルエチルアミン(3.81mL、21.9mmol、3.0当量)を添加し、その後、(1R,2S)-フルオロシクロプロピルアミントシレート(1.80g、7.3mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、1.4(1.3g、46.42%)を得た。MS(ES):m/z 384.12[M+H]
化合物1.2の合成。1(0.100g、0.261mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液に、1.1(0.187g、0.652mmol、2.5当量)、炭酸ナトリウム(0.069g、0.652mmol、2.5当量)および[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.021g、0.026mmol、0.1当量)を添加し、10分間脱気し、そして90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中15%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.5(0.054g、40.83%)を得た。MS(ES):m/z 508.57[M+H]
化合物I-225の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-225を得た。(0.035g、80.74%)、MS(ES):m/z 408.54[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.03%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.73 (s, 1H), 8.68-8.66 (d, J=8Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.40-8.39 (d, J=4Hz, 1H), 8.36-8.35 (d, J=4Hz, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.23-5.18 (m, 1H), 5.05-4.89 (m, 1H), 3.13 (s, 3H), 3.10-3.09 (m, 1H), 1.59-1.57 (d, J=8Hz, 6H), 1.34-1.27 (m, 1H), 1.11-1.04 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表63に列挙する。上記スキームの1.1に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001359
108.4。5-(5-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-254)の合成。
Figure 0007216705001360
化合物1.4の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.4(収率:45.00%)を得た。MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物1.5の合成。1.4.(0.500g、1.45mmol、1.0当量)のトルエン(10mL)中の溶液に、パラジウム-テトラキス(トリフェニルホスフィン)(0.161g、0.14mmol、0.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いで1.3(0.800g、2.10mmol、1.5当量)を添加し、そして反応物を120℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そして酢酸エチルを用いた。濾液を減圧下で濃縮して、純粋な1.5(0.400g、49.17%)を得た。MS(ES):m/z 562.64[M+H]
化合物1.6の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、純粋な1.6(0.320g、97.38%)を得た。MS(ES):m/z 461.92[M+H]
化合物1.8の合成。1.6(0.320g、0.695mmol、1当量)のジメチルホルムアミド(4mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.041g、1.04mmol、1.5当量)を添加し、その後、1.7(0.130g、0.764mmol、1.1当量)を窒素雰囲気下で添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.8を得た。(0.300g、85.51%)、MS(ES):m/z 504.00[M+H]
化合物1.9の合成。1.8(0.300g、0.596mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.250g、5.96mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.4%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.9(0.220g、77.66%)を得た。MS(ES):m/z 475.95[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、Aの一般手順に従って合成して、1.2(0.063g、56.24%)を得た。MS(ES):m/z 533.02[M+H]
化合物I-254の合成: 1.2(0.063g、0.122mmol、1.0当量)およびトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)の混合物を、室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-254を得た。(0.025g、47.78%)、MS(ES):m/z 442.46[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.90%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.40-8.39 (d, J=4Hz, 2H), 8.31-8.30 (d, J=4Hz, 1H), 8.27-8.26 (d, J=4Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.18-5.11 (m, 1H), 4.99-4.82 (m, 1H), 3.12-3.10 (d, J=8Hz, 3H), 3.02 (m, 1H), 1.57-1.55 (d, J=8Hz, 6H), 1.30-1.25 (m, 1H), 1.05-0.99 (m, 1H)。
108.5。N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-(1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-415)の合成
Figure 0007216705001361
化合物1.0の合成:-化合物を、I-144の実験プロトコル実施例19に従って合成した。
化合物1.1の合成:-化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成した。
化合物1.2の合成:-化合物を、Bの合成の一般手順を使用して合成して、1.2(収率:55.46%)を得た。MS(ES):m/z 554.24[M+H]
化合物1.3の合成:-化合物を、Cの合成の一般手順を使用して合成して、1.3(収率:97.66%)を得た。MS(ES):m/z 454.48[M+H]
化合物I-415の合成:- 1.3(0.080g、0.17mmol、1.0当量)のトルエン中の溶液に、エチレングリコール(0.021g、0.34mmol、2.0当量)、p-トルエンスルホン酸(0.043g、0.25mmol、1.5当量)を添加し、その後、モレキュラーシーブ(0.016g)を添加した。この反応物を110℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、分取HPLCにより精製して、I-415を得た。(0.050g、収率:56.97%)、MS(ES):m/z 498.26[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.90%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.80-7.79 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.37-7.36 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.29-6.25 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.99-4.82 (m, 2H), 3.95-3.89 (m, 4H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz, 4H), 1.89-1.70 (m, 8H), 1.28-1.18 (m, 2H), 0.91-0.82 (m, 2H)。
108.6。I-365のキラル分離
Figure 0007216705001362
化合物I-427およびI-428の合成。I-365の異性体(0.09g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5μM)を、共溶媒としてのDEA中で、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.04g)を得た。MS(ES):): m/z 456.1[M+H]+, LCMS純度:100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC純度: 98.83%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.85 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.81-7.80 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.27-7.25 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.22-6.19 (t, J=6.8Hz, 2H), 5.77 (s, 1H), 4.97-4.78 (m, 1H), 4.14-4.10 (d, J=13.2Hz, 1H), 3.91-3.84 (m, 2H), 3.67-3.61 (m, 1H), 3.35-3.26 (m, 1H), 2.97-2.89 (m, 4H), 1.79 (bs, 1H), 1.61-1.58 (d, J=12.4Hz, 1H), 1.46 (bs, 3H), 1.28-1.18 (m, 2H), 0.91-0.83 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.040g)を得た。MS(ES):): m/z 456.32[M+H]+, LCMS純度:100%, HPLC純度: 99.43%, キラルHPLC純度: 95.91%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.85 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.82-7.81 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.27-7.26 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.22-6.19 (t, J=6.8Hz, 2H), 5.77 (s, 1H), 4.96-4.79 (m, 1H), 4.14-4.10 (d, J=13.2Hz, 1H), 3.91-3.84 (m, 2H), 3.66-3.64 (m, 1H), 3.35-3.24 (m, 1H), 2.97-2.89 (m, 4H), 1.79 (bs, 1H), 1.61-1.58 (d, J=12.4Hz, 1H), 1.45 (bs, 3H), 1.27-1.20 (m, 2H), 0.90-0.83 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表64に列挙する。
Figure 0007216705001363
Figure 0007216705001364
Figure 0007216705001365
Figure 0007216705001366
Figure 0007216705001367
Figure 0007216705001368
Figure 0007216705001369
Figure 0007216705001370
Figure 0007216705001371
Figure 0007216705001372
Figure 0007216705001373
108.7。N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-450)の合成
Figure 0007216705001374
化合物1.5の合成。化合物を、I-144の実験プロトコル実施例19に従って合成して、1.5(収率:51.08%)を得た。MS(ES):m/z 384.81[M+H]
化合物1.6の合成。1.4(0.240g、0.587mmol、1.5当量)および1.5(0.150g、0.391mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(6.0mL)中の脱気溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.027g、0.039mmol、0.1当量)およびヨウ化第一銅(0.008g、0.039mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物を100℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中75%の酢酸エチルを溶出液として使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な1.6(0.140g、43.34%)を得た。MS(ES):m/z 551.25[M+H]
化合物I-450の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、純粋なI-450(0.060g、52.44%)を得た。MS(ES):m/z 451.35[M+H]+, LCMS純度: 99.84%, HPLC純度: 99.46%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.03-9.00 (m, 1H), 8.94 (bs, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.89-7.85 (m, 1H), 7.63 (bs, 1H), 7.04 (s, 1H), 5.41-5.38 (m, 1H), 4.93-4.77 (m, 1H), 4.47-4.44 (m, 2H), 4.39-4.34 (m, 1H), 3.93-3.86 (t, J= 12.0Hz, 2H), 3.57 (s, 3H), 2.97 (bs, 1H), 2.65-2.62 (m, 1H), 2.27-2.16 (m, 2H), 1.43-1.37 (m, 1H), 1.30-1.21 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表65に列挙する。上記スキームの1.4に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001375
Figure 0007216705001376
108.8。5-(1-ブチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-478)の合成。
Figure 0007216705001377
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:45%)、MS(ES):m/z 345.10[M+H]
化合物1.2の合成。アルゴンを、1(1.0g、2.90mmol、1.0当量)、1.1(1.29g、3.77mmol、1.3当量)および酢酸カリウム(0.711g、7.25mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン(45ml)中の撹拌溶液に通して15分間パージし、[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.212mg、0.29mmol、0.1当量)をこれに添加し、そしてさらなるパージを10分間行った。反応物を100℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これを、純粋な化合物をヘキサン中20~25%の酢酸エチル中に溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2を得た。(0.8g、52.29%)。MS(ES):m/z 527.24[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、1.3を得た。(0.610g、94.15%)。MS(ES):m/z 427.18[M+H]
化合物1.4の合成。水素化ナトリウム(鉱油中60%)(0.134mg、5.6mmol、4.0当量)に、1.3(600mg、1.40mmol、1.0当量)のN-N-ジメチルホルムアミド(12mL)中の溶液を0℃で少しずつ添加し、そして同じ温度で20分間撹拌した。N-ブチルブロミド(0.230mg、1.68mmol、1.2当量)を添加し、そして混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得、これを、シリカゲル(230~400メッシュ)を使用する、純粋な化合物をジクロロメタン中2~2.5%のメタノール中に溶出させるカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.4を得た。(520mg、75.33%)。MS(ES):m/z 483.25[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.520g、1.07mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(25mL、1:1:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.256mg、10.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物を濾過し、そして減圧下で乾燥させて、純粋な1.5を得た。(0.450mg、91.88%)。MS(ES):m/z 455.22[M+H]
化合物1.6の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.6を得た。(0.100g、59.23%)、MS(ES):512.2[M+H]
化合物I-478の合成。1.6(0.1g、0.19mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-478を得た。(0.035g、42.48%)、MS(ES):m/z 422.33[M+H]+, LCMS純度: 99.35%, HPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.67 (s, 2H), 8.41 (s, 1H), 8.34-8.33 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H), 7.07 (bs, 2H), 6.72 (s, 1H), 5.06-4.86 (m, 1H), 4.39-4.35 (t, J=6.8Hz, 2H), 3.79 (bs, 1H), 3.11-3.05 (m, 3H), 1.93-1.86 (m, 2H), 1.37-1.29 (m, 3H), 1.04-0.94 (m, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表66に列挙する。上記スキームのn-ブチルブロミド(1.3から1.4の工程)に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001378
108.9。N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-551)の合成
Figure 0007216705001379
化合物1.0の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.0を得た。(収率:60.5%)、MS(ES):m/z 317.75[M+H]
化合物1.2の合成 化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(74.14%)、MS(ES):m/z 374.1[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.045g、28.88%)、MS(ES):m/z 544.60[M+H]
化合物I-551の合成:- 1.4(0.045g、0.077mmol、1.0当量)のメタノール(5.0mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.050g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、I-551(0.025g、収率:71.35%)を得た。MS(ES):m/z 454.35[M+H]+。LCMS純度: 97.05%, HPLC純度: 95.04%, キラルHPLC: 98.62% 1H NMR (DMSO-d6,400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.12-8.10 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.93- 7.92 (d, J=4.0Hz, 1H), 7.81-7.79 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.42-7.41 (d, J=4.0Hz, 1H), 6.29-6.25 (t, J=8.0Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.95-4.91 (m, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.71 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 2.98 (s, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.0Hz, 3H), 2.76-2.67 (m, 3H), 1.27-1.19 (m, 2H), 0.89-0.87 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表67に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001380
108.10。-((1-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-4-イル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-628)の合成。
Figure 0007216705001381
化合物1の合成。化合物を、I-144の実験プロトコル実施例19に従って合成して、1を得た。(収率:51.08%)。MS(ES):m/z 384.81[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(0.190g、57.09%)。MS(ES):m/z 639.3[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.190g、0.29mmol、1.0当量)のメタノール(2ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.040g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中92%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.160g、83.95%)。MS(ES):m/z 641.3[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、1.4を得た。(0.130g、90.91%)。MS(ES):m/z 441.2[M+H]
化合物I-628の合成 1.4(0.130g、0.29mmol、1当量)および1.5(0.016g、0.31mmol、1.1当量)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.058g、0.58mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋なI-628(0.110g、75.52%)を得た。MS(ES):m/z 494.32[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.45%, キラルHPLC:100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.85 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.13-8.11 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.93 (bs, 1H), 7.80 (bs, 1H), 7.47-7.45 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.23 (s, 2H), 4.96 (bs, 1H), 4.80 (bs, 2H), 3.04 (bs, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.71-2.65 (m, 3H), 2.20 (bs, 2H), 1.92-1.90 (m, 2H), 1.79 (bs, 2H), 1.24 (bs, 1H), 0.89-0.83 (m, 1H)。
9.11。N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-(メチルカルバモイル)フラン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-888)の合成。
Figure 0007216705001382
化合物1の合成。化合物を、I-144の実験プロトコル実施例19に従って合成して、1を得た。(収率:51.08%)。MS(ES):m/z 384.81[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.2を得た。(0.150g、58.93%)、MS(ES):489.19[M+H]
化合物1.3の合成。1(0.150g、0.30mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(12mL)中の冷溶液に、メチルアミン(0.018g、0.6mmol、2.0当量)を添加し、その後、トリメチルアルミニウム(0.064g、0.9mmol、3.0当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.096g、0.75mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.3を得た。(0.095g、63.46%)。MS(ES):m/z 488.20[M+H]
化合物I-888の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-888を得た。(0.060g、79.48%)、MS(ES):m/z 388.89[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.58%, キラルHPLC:100%,1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.38 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.85-7.84 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.81-7.80 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.30 (bs, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.78-4.75 (m, 1H), 2.94-2.93 (d, J=4.8Hz, 4H), 2.79-2.78 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.24 (s, 1H), 1.22-1.16 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表68に列挙する。上記スキームの1.1に対応する中間体を、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001383
108.12。5-(1-シクロプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-N-((1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-961)の合成。
Figure 0007216705001384
化合物1の合成。化合物を、I-960の実験プロトコル実施例78に従って合成して、1を得た。(収率:78.96%)、MS(ES):m/z 439.18[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.067g、59.28%)、MS(ES):496.22[M+H]
化合物I-961の合成: 1.2(0.067g、0.13mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)の混合物を0℃まで冷却し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を添加した。反応混合物を同じ温度で10分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液中に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジエチルエーテルでの摩砕により精製して、I-961を得た。(0.035g、63.85%)、MS(ES):m/z 406.20[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 97.84%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.67-8.65 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.42-8.42 (d, J=1.2Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.33-8.32 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.30-7.27 (m, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.06-5.04 (m, 1H), 4.90-4.86 (m, 1H), 3.82-3.76 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.34-1.25 (m, 2H), 1.17-1.16 (d, J=5.6Hz, 4H)。
Figure 0007216705001385
化合物1.2の合成。1(1.2g、9.29mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.1(1.43g、9.29mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.87g、12.07mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.843g、2.32mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.260g、10.55%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.260g,0.98mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.412g、9.81mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.190g、77.16%)を得た。MS(ES):m/z 252.28[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.190g、0.75mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.128g、1.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.268g、0.975mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.067g、27.48%)を得た。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
化合物108aの合成。1.4(0.067g、0.207mmol、1当量)のジオキサン(3mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(4mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108a(0.037g、80.10%)を得た。MS(ES):m/z 223.29[M-HCl]
Figure 0007216705001386
化合物108bの合成。1(0.5g、3.90mmol、1.0当量)および1.1(0.58g、4.68mmol、1.2当量)の1,4-ジオキサン中の溶液に、炭酸カリウム(1.34g、9.75mmol、2.5当量)を添加し、そして反応混合物をアルゴンで10分間脱気した。これにN,N′-ジメチルエチレンジアミン(0.14g、1.56mmol、0.4当量)を添加し、その後、ヨウ化銅(I)(015g、0.79mmol、0.2q)を添加した。この反応混合物を120℃まで36時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。
(8つの類似のバッチを取り、そして粗製物質を合わせた)。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中50%の酢酸エチル中に溶出させて、108b(0.3g、4.76%)を得た。MS(ES):m/z 203.09[M+H]
Figure 0007216705001387
化合物1.2の合成。1.(2g、14.28mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(50mL)中の溶液に、1.1(4.4g、21.42mmol、1.5当量)を添加し、その後、酢酸銅(3.8g、21.42mmol、1.5当量)およびピリジン(10mL)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下で30分間脱気し、そして80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、100%の酢酸エチルにより精製して、1.2(1.5g、収率:34.87%)を得た。MS(ES):m/z 302.30[M+H]
化合物108cの合成。1.2.(1.5g、4.98mmol、1.0当量)の、メタノール:水(1:1)中の溶液に、添加した。次いで鉄粉(1.3g、24.9mmol、5.0当量)および酢酸(2mL)を添加した。この反応混合物を60℃で15分間加熱した。反応の完了後、反応混合物をセライトパッドで濾過し、そして酢酸エチルで洗浄し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108c(1.g、収率:74.03%)を得た。MS(ES):m/z 272.32[M+H]
Figure 0007216705001388
化合物1.1の合成。1.(5g、28.65mmol、1.0当量)の酢酸エチル(45mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(1g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で2時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、1.1(1.2g、28.98%)を得た。MS(ES):m/z 145.56[M+H]
化合物108dの合成。1.1.(0.40g、2.77mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(4mL)中の溶液に、1.2(0.57g、3.32mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.76g、5.54mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.09g、0.83mmol、0.3当量)、およびヨウ化銅(0.07g、0.41mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108d(収率:48.87%)を得た。MS(ES):m/z236.66[M+H]
Figure 0007216705001389
化合物108eの合成。1(1g、5.78mmol、1.0当量)および1.1(0.814g、6.36mmol、1.1当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.59g、11.56mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.218g、1.15mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.202g、2.30mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、115℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な108e(0.480g、37.71%)を得た。MS(ES):m/z 221.21[M+H]
Figure 0007216705001390
化合物1.2の合成。1(0.500g、2.4mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、1.1(0.673g、4.81mmol、2.0当量)、酢酸銅(0.655g、3.6mmol、1.5当量)およびピリジン(2.5mL)を添加した。この反応混合物を80℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライトで濾過し、そして生成物をメタノールで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中25%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な純粋な1.2(0.260g、49.14%)を得た。MS(ES):m/z 221.23[M+H]+。
化合物108fの合成。1.2(0.260g、0.85mmol、1.0当量)のメタノール(4mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.05g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、108f(0.220g、96.92%)を得た。MS(ES):m/z 193.26[M+H]
Figure 0007216705001391
化合物1.2の合成。1(0.250g、1.78mmol、1.0当量)および1.1(0.419g、1.78mmol、1.0当量)の、アセトニトリル:エタノール(2:1、15mL)中の溶液に、酢酸銅(0.324g、1.78mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(0.5mL、3.56mmol、2.0当量)を窒素下で添加した。この反応物を80℃で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中0.7%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.162g、27.56%)、MS(ES):m/z 330.36[M+H]
化合物108gの合成。1.2(0.162g、0.491mmol、1.0当量)のメタノール(3ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.040g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な108g(0.072g、48.90%)を得た。MS(ES):m/z 300.37[M+H]
Figure 0007216705001392
化合物108hの合成。1(1g、6.92mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.6g、10.38mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.9g、13.84mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.24g、2.76mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.26g、1.38mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108h(0.40g、収率:25.74%)を得た。MS(ES):m/z 225.65[M+H]
Figure 0007216705001393
化合物1.1の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.1を得た。(収率:60.09%)。MS(ES):m/z 197.63[M+H]
化合物108iの合成。1.1(0.50g、2.54mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(5mL)中の溶液に、1.2(0.27g、2.54mmol、1.1当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(0.70g、5.08mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.08g、1.01mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.09g、0.50mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を80℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108i(0.26g、収率:37.83%)を得た。MS(ES):m/z 271.29[M+H]
Figure 0007216705001394
化合物1.2の合成。1(10g、57.47mmol、1.0当量)の1-メチルピロリジン-2-オン(240mL)中の溶液に、1.1(7.34g、63.79mmol、1.1当量)を添加し、その後、炭酸セシウム(46.81g、143.67mmol、2.5当量)を添加した。この反応混合物を110℃で15時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中50%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーでさらに精製して、1.2(2.6g、16.81%)を得た。MS(ES):m/z 269.04[M]
化合物108jの合成。1.2(2.6g、9.66mmol、1.0当量)のエタノール(26mL)中の溶液に、銅粉末(0.073g、1.15mmol、0.12当量)、L-アスコルビン酸(0.34g、1.93mmol、0.2当量)、DL-ピペコリン酸(0.37g、2.89mmol、0.3当量)およびアジ化ナトリウム(2.26g、34.77mmol、3.6当量)を添加した。この反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、ヘキサン中55~60%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーでさらに精製して、108j(1.6g、80.70%)を得た。MS(ES):m/z 206.29[M+H]
Figure 0007216705001395
化合物1.2の合成。1(1g、5.79mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.166g、11.58mmol、2当量)を添加し、その後、1.1(0.573g、7.53mmol、1.3当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中14%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.550g、44.73%)、MS(ES):m/z 213.21[M+H]
化合物108kの合成。1.2(0.550g、2.59mmol、1.0当量)のメタノール(6ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.130g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.420g、88.93%)を得た。MS(ES):m/z 183.22[M+H]
Figure 0007216705001396
化合物1.2の合成。1(1g、5.66mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の冷溶液に、水素化ナトリウム(0.102g、7.08mmol、1.5当量)を添加し、その後、1.1(0.360g、4.72mmol、1当量)を窒素下で添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2を得た。(0.370g、36.26%)、MS(ES):m/z 217.17[M+H]
化合物108lの合成。1.2(0.370g、1.71mmol、1.0当量)のメタノール(5ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.120g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で3時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中28%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な108l(0.180g、56.48%)を得た。MS(ES):m/z 187.19[M+H]
Figure 0007216705001397
化合物1.2の合成。1(0.900g、6.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(8mL)中の冷溶液に、1.1(1.07g、6.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.140g、9.06mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.479g、1.74mmol、0.25当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2(0.172g、9.31%)を得た。MS(ES):m/z 266.31[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.172g,0.648mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.272g、6.48mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3(0.150g、92.08%)を得た。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.150g、0.596mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(5mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.102g、1.01mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.212g、0.778mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.100g、51.96%)を得た。MS(ES):m/z 323.41[M+H]
化合物108mの合成。1.4(0.100g、0.310mmol、1当量)のジオキサン(5mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(4mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108m(0.070g、87.22%)を得た。MS(ES):m/z 223.41[M-HCl]
Figure 0007216705001398
化合物108nの合成。1(1g、7.77mmol、1.0当量)のジメチルスルホキシド(10mL)中の溶液に、1.1(1.65g、23.31mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(3.21g、23.31mmol、3.0当量)を添加した。この反応混合物を190℃で10時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108n(0.400g、収率:31.50%)を得た。MS(ES):m/z 164.11[M+H]
Figure 0007216705001399
化合物108oの合成。1(1g、5.71mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、1.1(1.8g、8.57mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.57g、11.42mmol、2.0当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.20g、2.28mmol、0.4当量)、およびヨウ化銅(0.216g、1.14mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108o(0.550g、収率:43.32%)を得た。MS(ES):m/z 223.10[M+H]
Figure 0007216705001400
化合物1.2の合成: 1(0.5g、1.66mmol、1.0当量)の、エタノール:アセトニトリル(50mL)中の溶液に、酢酸銅(0.301g、1.66mmol、1.0当量)、1.1(0.23g、1.66mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(0.46mL、3.32mmol、2.0当量)を添加し、そして90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.2(0.210g、40.38%)を得た。MS(ES):m/z 314.38[M+H]
化合物108pの合成: 1.2(0.210g、0.67mmol、1.0当量)の、メタノールおよび酢酸(10mL)中の溶液に、鉄(0.184g、3.35mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得、そして飽和重炭酸塩溶液で塩基性にした。生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な108p(0.110g、57.92%)を得た。MS(ES):m/z 284.38[M+H].
Figure 0007216705001401
化合物108qの合成。1(0.8g、3.60mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、1.1(0.599g、4.68mmol、1.3当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.24g、9.0mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.079g、0.9mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.102g、0.54mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108q(0.045g、収率:5.62%)を得た。MS(ES):m/z 223.10[M+H]
Figure 0007216705001402
化合物1.1の合成。1(3.0g、25.21mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(30mL)中の撹拌溶液に、N-ブロモスクシンイミド(4.7g、26.47mmol、1.05当量)を10℃でN下で少しずつ添加した。反応混合物を30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして沈殿した固体を濾過により集め、十分に乾燥させて、1.1(3.23g、66%)を得た。MS(ES):m/z 198.96[M+2H]
化合物1.3の合成。1.1(3.0g、15.15mmol、1.0当量)、1.2(3.1g、30.30mmol、2.0当量)およびトリフェニルホスフィン(7.9g、30.30mmol、2.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(75mL)中の撹拌溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(6.1g、30.30mmol、2.0当量)を0℃でAr下で、20分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物をヘキサン中24%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(3.0g、70.25%)を得た。MS(ES):m/z 283.21[M+H]
化合物108rの合成。1.3(1.0g、3.54mmol、1.0当量)およびヘキサメチルジスズ(4.6g、14.18mmol、4.0当量)のトルエン(60mL)中の脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.410g、0.35mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で100℃で2時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、ヘキサン中6.0%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な108r(0.840g、64.61%)を得た。MS(ES):m/z 368.25[M+H]
Figure 0007216705001403
化合物108sの合成。1(0.8g、4.93mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(45mL)中の溶液に、1.1(0.650g、5.91mmol、1.2当量)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、その後、炭酸カリウム(1.70g、12.32mmol、2.5当量)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(0.108g、1.23mmol、0.25当量)、およびヨウ化銅(0.139g、0.73mmol、0.15当量)を添加した。この反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中5%のメタノールにより精製して、108sを得た。(0.37g、収率:39.19%)。MS(ES):m/z 192.07[M+H]
Figure 0007216705001404
化合物1.1の合成。1(5g、26.88mmol、1.0当量)のエタノール(50ml)中の溶液に、アクリロニトリル(7.1g、134.4mmol、5.0当量)およびトリエチルアミン(8.1g、80.64mmol、3.0当量)を添加し、そして80℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、1.1を得た。(4.6g、71.60%)。MS(ES):m/z 240.17[M+H]。
化合物1.2の合成。1.1(4.6g、19.24mmol、1当量)のジオキサン(35mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(60mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.2を得た。(4.6g、97.17%)。MS(ES):m/z 140.11[M+HCl]
化合物1.4の合成。1.2(4.6g、33.09mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(45mL)中の冷溶液に、1.3(5.0g、33.09mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(6.6g、43.09mmol、1.3当量)、4-ジメチルアミノピリジン(0.807g、6.61mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.4を得た。(0.945g、10.39%)。MS(ES):m/z 276.1[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.945g、3.43mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(14mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.823g、34.3mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5を得た。(0.650g、72.48%)。MS(ES):m/z 262.11[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.650g、2.48mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(12mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.425g、4.21mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.886g、3.22mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.6を得た。(0.3g、36.28%)。MS(ES):m/z 333.19[M+H]
化合物108tの合成。1.6(0.3g、0.90mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(12mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液と一緒に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、108tを得た。(0.180g、収率:85.86%)、MS(ES):m/z 233.13[M+H]
Figure 0007216705001405
化合物1.1の合成。1(3.0g、25.21mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(30mL)中の撹拌溶液に、N-ブロモスクシンイミド(4.7g、26.47mmol、1.05当量)を10℃でN下で少しずつ添加した。反応混合物を30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そして沈殿した固体を濾過により集め、十分に乾燥させて、1.1(3.23g、66.00%)を得た。MS(ES):m/z 198.96[M+2H]
化合物1.2の合成。水素化ナトリウム(0.796g、19.89mmol、1.3当量、60%の分散物)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の撹拌懸濁物に、1.1(3.0g、15.30mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液を0℃でN下で滴下により添加した。この混合物を同じ条件下で20分間撹拌し、そしてヨウ化イソプロピル(3.1g、18.36mmol、1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液を滴下により添加した。この反応混合物を室温で14時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水中に移し、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサン中30%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(2.46g、67.5%)を得た。MS(ES):m/z 240.41[M+H]
化合物108uの合成。1.2(0.200g、0.83mmol、1.0当量)およびヘキサメチルジスズ(1.05g、3.33mmol、4.0当量)のトルエン(10mL)中の脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.097g、0.08mmol、0.1当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で100℃で1時間加熱した。そのRMを室温まで冷却し、ヘキサン中5.0%の酢酸エチルを溶出液として使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な108u(0.260g、99.05%)を得た。MS(ES):m/z 325.44[M+H]
Figure 0007216705001406
化合物1.1の合成。1(10.0g、80.64mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の撹拌溶液に、炭酸ジ-tert-ブチル(1.595g、11.56mmol、1.2当量)を室温でN下で添加し、そしてこの反応混合物を100℃で14時間加熱した。この反応混合物を冷水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中1%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.1(12.0g、66.66%)を得た。MS(ES):m/z 225.44[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(10.0g、44.64mmol、1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(200mL)中の撹拌溶液に、ter-ブチルリチウム(105mL、ペンタン中1.7M、178.57mmol、4.0当量)を、-70℃で20分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を40分間かけて-25℃まで昇温させ、10分間撹拌し、そして-70℃まで再度冷却した。N-フルオロベンゼンスルホンアミド(15.0g、47.61mmol、1.06当量)の乾燥テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの混合物を40分間かけて-20℃まで昇温させた。この反応を、冷水をゆっくりと添加することによりクエンチし、そしてその生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中4%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(5.2g、48.06%)を得た。MS(ES):m/z 243.425[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(5.0g、20.66mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の撹拌溶液に、トリメチルシリルヨージド(4.6g、22.72mmol、1.1当量)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣をジクロロメタンに溶解させ、そしてチオ硫酸ナトリウムの数個の湿潤結晶を添加した。この混合物を、褐色が消失するまで撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその固体残渣をヘキサン中30%の酢酸エチルで洗浄し、十分に乾燥させて、1.3(1.0g、34.42%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 11.56 (brs, 1H), 6.76-6.72 (t, J= 7.2Hz, 1H), 6.24-6.20 (t, J= 7.6Hz, 1H), 4.76(s, 2H)。
化合物108vの合成。1.3(0.650g、5.08mmol、1.0当量)および1.4(1.33g、7.62mmol、1.5当量)のジメチルホルムアミド(16mL)中の脱気溶液に、オルトリン酸カリウム(2.15g、10.15mmol、2.0当量)、ヨウ化第一銅(0.193g、1.02mmol、0.2当量)およびN,N’-ジメチルエチレンジアミン’(0.180g、2.03mmol、0.4当量)を添加し、そしてこの反応混合物をN下で90℃で4時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中8.5%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な108v(0.100g、9.35%)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.20-8.15 (t, J= 7.2Hz, 1H), 7.80-7.78 (d, J= 3.6Hz, 1H), 7.67-7.60 (d, J= 3.6Hz, 1H), 6.72-6.67 (t, J= 8.4Hz, 1H), 5.41 (s, 2H)。
Figure 0007216705001407
化合物108wの合成。1.(0.150g、1.36mmol、1当量)および1.1(0.244g、1.36mmol、1当量)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.371g、2.72mmol、2.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.051g、0.272mmol、0.2当量)および1,2-ジメチルエチレンジアミン(0.048g、0.544mmol、0.4当量)を添加し、そして反応混合物を再度アルゴンで5分間脱気し、その後、110℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な108w(0.033g、11.64%)を得た。MS(ES):m/z 202.2[M+H]
Figure 0007216705001408
化合物1.2の合成: 1.(10g、71.42mmol、1.0当量)の1,4-ジオキサン(100mL)中の溶液に、酢酸銅(12.96g、71.42mmol、1.0当量)、1.1(15.92g、71.42mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(20mL、142mmol、2.0当量)を添加し、そして80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.2(9g、53.60%)を得た。MS(ES):m/z 236.24[M+H]
化合物1.3の合成: 1.2(9g、38.13mmol、1.0当量)の酢酸(90mL)中の溶液に、鉄(10.6g、190.1mmol、5当量)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物質を得、そして飽和重炭酸塩溶液で塩基性にした。生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをジエチルエーテルでの摩砕によりさらに精製して、純粋な1.3(6g、76.40%)を得た。MS(ES):m/z 206.38[M+H].
化合物1.4の合成: 1.3(6g、29.12mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.6g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で5時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な1.4(5g、82.52%)を得た。MS(ES):m/z 208[M+H]
化合物1.5の合成: 1.4(5g、24.15mmol、1.0当量)のジクロロメタン(25mL)中の溶液に、トリエチルアミン(4.8g、48.30mmol、2.0当量)および無水酢酸(12.25g、120mmol、5.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.5(5.5g、収率:91.45%)を得た。MS(ES):m/z 250.5[M+H]
化合物1.6の合成: 1.5(5.5g、22.08mmol、1.0当量)のジクロロメタン(50mL)中の溶液に、N-ヨード-スクシンイミド(5.9g、26.50mmol、1.2.当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水に移し、そして生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ジクロロメタン中3%のメタノールにより精製して、1.6(1.8g、収率:28.75%)を得た。MS(ES):m/z 284.5[M+H]
化合物108xの合成: 1.6(1.8g、6.3mmol、1.0当量)のメタノール(15mL)中の溶液に、炭酸カリウム(1.75g、12.7mmol、2当量)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋な108x(0.8g、50.17%)を得た。MS(ES):m/z 242.5[M+H]
Figure 0007216705001409
化合物1.1の合成。1(2.0g、10.74mmol、1当量)および1-フルオロ-2-ヨードエタン(2.24g、12.89mmol、1.2当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.164g、32.22mmol、3.0当量)を添加し、そしてアルゴンで15分間脱気し、その後、70℃で6時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.2%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.1(1.7g、68.15%)を得た。MS(ES):m/z 233.30[M+H]
化合物1.2の合成。1.1(1.2g、7.32mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(25mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、1.2を得た。(0.9g、93.04%)。MS(ES):m/z 133.18[M+H]
化合物1.4の合成。1.2(0.9g、6.81mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の冷溶液に、1.3(1.05g、6.81mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.44g、7.57mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.141g、1.16mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、1.4を得た。(0.37g、20.25%)。MS(ES):m/z 269.29[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.370g、1.38mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(6mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.288g、12.0mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5を得た。(0.31g、88.42%)。MS(ES):m/z 255.26[M+H]
化合物1.6の合成。1.5(0.310g、1.22mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(6mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.210g、2.074mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.436g、1.586mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、85℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.6を得た。(0.210g、52.93%)。MS(ES):m/z 326.38[M+H]
化合物108yの合成。1.6(0.210g、0.645mmol、1.0当量)に、1,4ジオキサン中4Mの塩酸(5mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルで摩砕して、108y(0.10g、68.78%)を得た。MS(ES):m/z 226.27[M+H]
Figure 0007216705001410
化合物1.2の合成。1(2.0g、12.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(55mL)中の冷溶液に、1.1(1.40g、12.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で6時間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.61g、16.86mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.316g、2.59mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中49%の酢酸エチル中に溶出させて、1.2を得た。(1.9g、59.94%)。MS(ES):m/z 245.09[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.9g、7.77mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(90mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.745g、31.08mmol、4.0当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な1.3を得た。(1.5g、83.76%)。MS(ES):m/z 231.07[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(1.5g、6.51mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(30mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.1g、11.06mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(2.32g、8.46mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で24時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中40%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(1.1g、98.96%)。MS(ES):m/z 287.14[M+H]
化合物108zの合成。1.4(1.1g、3.84mmol、1当量)のジオキサン(10mL)に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108zを得た。(0.760g、98.31%)。MS(ES):m/z 202.09[M+H]
Figure 0007216705001411
化合物1.2の合成。1(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の冷溶液に、1.1(0.982g、6.48mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.30g、8.42mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.157g、1.29mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.4g、29.53%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.4g、1.59mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.470g、3.18mmol、2.0当量)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.5%のメタノール中に溶出させて、1.3を得た。(0.150g、35.52%)。MS(ES):m/z 266.13[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.150g、0.56mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(3mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.134g、5.6mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.123g、86.58%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(0.123g、0.48mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(3mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.081g、0.81mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.171g、0.62mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.5を得た。(0.080g、50.69%)。MS(ES):m/z 323.19[M+H]
化合物108aaの合成。1.5.(0.080g、0.24mmol、1当量)のジオキサン(2mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(5mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108aaを得た。(0.060g、93.45%)。MS(ES):m/z 259.12[M+HCl]
Figure 0007216705001412
化合物1.2の合成。1(0.154g、0.99mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の冷溶液に、1.1(0.114g、0.99mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.198g、1.28mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.023g、0.19mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.7g、53.67%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.4g、1.59mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(4mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.360g、15mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.3g、79.43%)。MS(ES):m/z 238.10[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.3g、1.26mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(9mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.216g、2.14mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.448g、1.63mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.160g、41.03%)。MS(ES):m/z 309.18[M+H]
化合物108bbの合成。1.4(0.160g、0.51mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(8mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108bbを得た。(0.1g、92.55%)。MS(ES):m/z 209.12[M+HCl]
Figure 0007216705001413
化合物1.2の合成。1(1.2g、8.09mmol、1.0当量)および1.1(2.5g、8.09mmol、1.0当量)の、アセトニトリル(20mL)およびエタノール(4mL)中の混合物中の撹拌溶液に、酢酸銅(II)(1.3g、8.09mmol、1.0当量)、トリエチルアミン(1.63g、16.18mmol、2.0当量)および粉末状モレキュラーシーブ0.500g、4Å)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で72時間撹拌した。この反応混合物を濾過し、その濾液に水を添加し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中10%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.2(0.700g、26.92%)を得た。MS(ES):m/z 3222.42[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.400g、1.24mmol、1.0当量)および炭素担持パラジウム(0.200g、10%w/w、50%水分)の、メタノール中の撹拌混合物を、1気圧の水素下で室温で1時間水素化した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(0.300g、82.19%)を得た。MS(ES):m/z 294.34[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.300g、1.02mmol)のジクロロメタン(3mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(3mL)を0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその固体残渣をペンタンで摩砕して、1.4の塩酸塩(0.230g、97.95%)を得た。MS(ES):m/z 194.44[M+H]
化合物108ccの合成。1.4(0.180g、0.93mmol、1.0当量)のエタノール(3mL)中の撹拌混合物に、1.5(0.180g、0.93mmol、5.0当量)を添加し、その後、トリエチルアミン(0.190g、1.87mmol、2.0当量)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で5時間加熱した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、その残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な108cc(0.090g、39.21%)を得た。MS(ES):m/z 247.34[M+H]
Figure 0007216705001414
化合物1.2の合成。1.(1.3g、8.43mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の冷溶液に、1.1(0.969g、8.43mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.69g、10.95mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.204g、1.68mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(0.9g、42.46%)。MS(ES):m/z 252.12[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.9g、3.58mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(12mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.859g、35.8mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.710g、83.55%)。MS(ES):m/z 238.10[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.710g、2.99mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(15mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.513g、5.08mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.0g、3.88mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4を得た。(0.4g、43.34%)。MS(ES):m/z 309.18[M+H]
化合物108ddの合成。1.4(0.4g、1.29mmol、1当量)のジオキサン(6mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108ddを得た。(0.320g、97.66%)。MS(ES):m/z 245.10[M+HCl]
Figure 0007216705001415
化合物44.2の合成。44.1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の撹拌溶液に、44(5.0g、32.47mmol、1.0当量)を、0℃でAr下で一度に添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(6.3g、48.71mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.1g、42.21mmol、1.3当量)、次いで4-ジメチルアミノピリジン(1.0g、8.11mmol、0.25当量)をアルゴン下で添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な44.2(4.3g、52.76%)を得た。MS(ES):m/z 252.42[M+H]
化合物44.3の合成。44.2(1.5g、5.98mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(45mL)中の撹拌溶液に、メタノール(16.5mL)、および水酸化リチウム一水和物(1.1g、25.71mmol、4.5当量)の水(22mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を0℃で、1Nの塩酸をゆっくりと添加することによりpH3に調整した。その沈殿物を濾過により集め、そして乾燥させて、純粋な化合物44.3(0.90g、48.06%)を得た。MS(ES):m/z 238.45[M+H]
化合物44.4の合成。44.3(0.90g、3.80mmol、1.0当量)、tertブタノール(11mL)、ジフェニルホスホリルアジド(1.5g、5.32mmol、1.4当量)およびトリエチルアミン(540mg、5.32mmol、1.4当量)中の撹拌混合物を80℃でN下で18時間加熱した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてその有機溶液を水で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な44.4(0.70g、59.82%)を得た。MS(ES):m/z 309.45[M+H]
化合物108eeの合成。44.4(0.70g、2.27mmol)のジクロロメタン(10mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(5mL)を、0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、108ee(0.40g、72.11%)を得た。MS(ES):m/z 209.32[M+H]
Figure 0007216705001416
化合物1.2の合成。1.1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の撹拌溶液に、1(5.0g、32.47mmol、1.0当量)を0℃でAr下で一度に添加し、その後、ジイソプロピルエチルアミン(6.3g、48.71mmol、1.5当量)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.1g、42.21mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(1.0g、8.11mmol、0.25当量)をAr下で添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.9%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2(4.3g、52.76%)を得た。MS(ES):m/z 252.42[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(4.0g、15.94mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(40mL)中の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(1.3g、31.88mmol、2.0当量、60%の分散物)を、N下で0℃で10分間かけて添加した。室温で15分間撹拌した後に、この反応混合物を0℃まで再度冷却し、そしてヨウ化メチル(2.9g、20.72mmol、1.3当量)を10分間かけてゆっくりと滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで氷水でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をヘキサン中30%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.3(2.30g、54.50%)を得た。MS(ES):m/z 266.34[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(2.30g、8.68mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(70mL)中の撹拌溶液に、メタノール(24.5mL)、および水酸化リチウム一水和物(1.5g、34.72mmol、4.0当量)の水(35mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を、0℃で、1NのHClをゆっくりと添加することによりpH3に調整した。その沈殿物を濾過により集め、そして乾燥させて、純粋な化合物1.4(1.9g、87.55%)を得た。MS(ES):m/z 252.45[M+H]
化合物1.5の合成。1.4(1.90g、7.57mmol、1.0当量)、tertブタノール(20mL)、ジフェニルホスホリルアジド(2.9g、10.60mmol、1.4当量)およびトリエチルアミン(1.07g、10.60mmol、1.4当量)中の撹拌混合物を80℃でN下で18時間加熱した。この反応混合物を減圧下でエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてその有機溶液を水で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そして化合物をジクロロメタン中1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.5(1.8g、74.07%)を得た。MS(ES):m/z 323.34[M+H]
化合物108ffの合成。1.5(1.8g、5.59mmol)のジクロロメタン(18mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(15mL)を、0℃でN下で滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその固体残渣をジエチルエーテルで摩砕して、108ffの塩酸塩(1.20g、82.75%)を得た。MS(ES):m/z 223.64[M+H]
Figure 0007216705001417
化合物1.2の合成。1(2.0g、12.97mmol、1.0当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の冷溶液に、1.1(1.12g、12.97mmol、1.0当量)を添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温でさらに15分間撹拌した。N-エチル-N′-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.6g、16.86mmol、1.3当量)および4-ジメチルアミノピリジン(0.315g、2.59mmol、0.2当量)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中1.7%のメタノール中に溶出させて、1.2を得た。(1.3g、44.88%)。MS(ES):m/z 224.09[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(1.3g、5.82mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(26mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(1.3g、58.2mmol、10当量)を添加した。この反応物を60℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.1%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.3を得た。(0.9g、73.87%)。MS(ES):m/z 210.07[M+H]
化合物1.4の合成。1.3(0.9g、4.30mmol、1.0当量)のtert.ブタノール(12mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.738g、7.31mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.5g、5.59mmol、1.3当量)を窒素下で添加し、その後、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中22%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な1.4(0.8g、収率:66.34%)を得た。MS(ES):m/z 281.15[M+H]
化合物108ggの合成。1.4(0.8g、2.85mmol、1当量)のジオキサン(14mL)中の冷溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(25mL)を滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な108ggを得た。(0.650g、97.05%)。MS(ES):m/z 217.07[M+HCl]
実施例109: N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
109.1。5-((1-(2-シクロプロポキシエチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド:(I-576)の合成。
Figure 0007216705001418
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物1.2の合成。1.(0.6g、1.69mmol、1.0当量)および1.1(0.329g、1.69mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムtert-ブトキシド(3.38mL、3.38mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中1.6%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.2(0.550g、63.45%)を得た。MS(ES):m/z 513.57[M+H]
化合物1.3の合成。1.2(0.550g、1.07mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.44g、10.7mmol、10当量)を添加した。この反応物を70℃で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、ヘキサンでの摩砕により精製して、純粋な1.3(0.400g、76.94%)を得た。MS(ES):m/z 485.5[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Cを使用して合成して、1.4を得た。(0.3g、94.53%)、MS(ES):m/z 385.5[M+H]
化合物I-576の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-576:(0.05g、32.06%)を得た。MS(ES):m/z 480.54[M+H]+。LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.20-8.16 (m, 2H), 7.90-7.89(d, J=6Hz, 2H), 7.34-7.33 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.23-6.18 (m, 2H), 4.66 (s, 2H), 4.52 (s, 2H), 4.29-4.23 (m, 1H), 4.1 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 2.90-2.89 (d, J=3.6Hz, 3H), 2.65-2.63 (d, J=8Hz, 3H), 2.08-2.03 (t, J=9.6Hz, 2H), 0.40 (bs, 4H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表69に列挙する。上記スキームの1.1に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001419
109.2。5-(1-イソプロピル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-7-(メチルアミノ)-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド:(I-629)の合成。
Figure 0007216705001420
化合物1の合成 化合物を、I-653の実験プロトコル実施例67に従って合成した。(0.12g、75.40%)。MS(ES):m/z 351.38[M+H]
化合物I-629の合成:化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-629:(0.035g、32.38%)を得た。MS(ES):m/z 446.5[M+H]+。LCMS純度: 100%, HPLC純度: 96.75%, NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.80 (s, 1H), 8.76-8.74 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.37-35 (d, J=8Hz, 2H), 8.26 (s, 1H), 7.27(s, 1H), 6.79 (s, 1H), 5.22 (bs, 1H), 4.71 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 4.38-4.34 (m, 1H), 3.13-3.12 (d, J=4Hz, 3H), 2.74 (s, 2H), 2.23-2.21 (d, J=8.8Hz, 2H), 1.60-1.59 (d, J=6.4Hz, 6H)。
実施例110: N-ヒドロキシ-5-((2-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-710)。
Figure 0007216705001421
化合物1.0の合成 化合物を、実施例32の実験プロトコルに従って合成して、1.0を得た。(収率:71.18%)、MS(ES):m/z 315.42[M+H]
化合物I-710の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、I-710(0.04g、27.8%)を得た。MS(ES):m/z 330.2[M+H]+, LCMS純度: 97.99%, HPLC純度: 95.28%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (bs, 1H), 8.40 (bs, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.01-6.98 (m, 1H), 5.81 (s, 1H), 3.96 (s, 4H), 2.89 (s, 4H)。
実施例111: 5-((3’-フルオロ-2-オキソ-2H-[1,2’-ビピリジン]-3-イル)アミノ)-7-(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボン酸(I-893)。
Figure 0007216705001422
化合物111の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、111を得た。(収率:62.21%)。MS(ES):m/z 355.5[M+H]
化合物111.1の合成。化合物を、実施例19の実験プロトコルに従って合成して、111.1を得た。(収率:80.70%)。MS(ES):m/z 206.29[M+H]
化合物111.2の合成。111(0.2g、0.56mmol、1.0当量)および111.1(0.114g、0.56mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(4mL)中の冷溶液に、0℃でカリウムter-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M)(1.1mL、1.12mmol、2.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ヘキサン中25%の酢酸エチル中に溶出させて、純粋な111.2を得た。(0.136g、45.91%)。MS(ES):m/z 526.22[M+H]
化合物111.3の合成。111.2(0.136g、0.25mmol、1.0当量)の、テトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:2:1)中の溶液に、水酸化リチウム(0.025g、2.5mmol、10当量)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。これに水を添加し、そして10℃で、1Nの塩酸で酸性にしてpH約6~6.5に調整した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、111.3を得た。(0.096g、74.87%)。MS(ES):m/z 496.17[M+H]
化合物I-893の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-893を得た。(0.056g、73.11%)、MS(ES):m/z 396.27[M+H]+, LCMS純度: 95.20%, HPLC純度: 92.78%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 11.89 (bs, 1H), 9.20-9.19 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.99 (bs, 1H), 8.51 (bs, 1H), 8.25 (bs, 1H), 8.06 (bs, 1H), 7.85 (bs, 1H), 7.73 (bs, 1H), 7.35-7.34 (t, J=6Hz, 1H), 6.41 (bs, 1H), 6.31 (bs, 1H), 2.89 (bs, 3H)。
実施例112: (2-メトキシシクロプロピル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
112.1。N-(2-メトキシシクロプロピル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1415)の合成。
Figure 0007216705001423
化合物1.1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1.1を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.3を得た。(0.640g、52.83%)、MS(ES):396.14[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.140g、77.00%)、MS(ES):554.27[M+H]
化合物I-1415の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1415を得た。(0.028g、85.45%)、MS(ES):454.57[M+H]+ LCMS純度: 98.79%, HPLC純度: 98.58%, キラルHPLC純度: 48.78%, 50.56%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.17-8.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.67-7.66 (d, J=4Hz, 1H), 7.51-7.49 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.31-6.28 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.90-4.85 (m, 1H), 3.82 (bs, 2H), 3.75-3.70 (t, J=8.4Hz, 1H), 3.30 (s, 2H), 3.17-3.16 (d, J=5.2Hz, 3H), 3.09-3.03 (m, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.06-1.96 (m, 2H), 1.76-1.70 (m, 2H), 1.23 (bs, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。上記スキームの1aに対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001424
112.2。キラル分離
Figure 0007216705001425
化合物I-1286およびI-1287の合成。I-1412の異性体(0.12g)を、カラム(CHIRAL PAK AD-H 250×4.6mm、5u)、0.1%のDEA_MEOH(70-30)を使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.035g)を得た。MS(ES):m/z 447.61[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.11%, キラルHPLC純度: 99.01%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.98 (s, 1H), 8.67-8.66 (d, J=4.0Hz, 1H), 8.31-8.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.08-8.05 (m, 1H), 7.97-7.96 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.73-7.71 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.59-7.54 (m, 2H), 6.45-6.41 (m, 1H), 6.27 (s, 1H), 3.29 (s, 4H), 3.12-3.11 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.09-1.04 (m, 1H), 0.57-0.56 (m, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.035g)を得た。MS(ES):m/z 447.56[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.11%, キラルHPLC純度: 99.43%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.98 (s, 1H), 8.67-8.66 (d, J=4.0Hz, 1H), 8.31-8.29 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.08-8.05 (m, 1H), 7.97-7.96 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.73-7.71 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.59-7.54 (m, 2H), 6.45-6.41 (m, 1H), 6.28 (s, 1H), 3.29 (s, 4H), 3.19-3.11 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.0Hz, 3H), 1.09-1.07 (m, 1H), 0.57-0.56 (m, 1H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。
Figure 0007216705001426
Figure 0007216705001427
実施例113: N-(2-ヒドロキシ-2-メチルシクロヘキシル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成。
113.1。I-1318の合成
Figure 0007216705001428
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.055g、41.05%)、MS(ES):438.19[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.3を得た。(収率:82.29%)、MS(ES):m/z 153.10[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.130g、68.55%)、MS(ES):554.30[M+H]
化合物I-1318の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1318を得た。(0.021g、85.45%)、MS(ES):454.41[M+H] + LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 48.38%, 51.62%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.82 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.15-8.14 (d, J=6Hz, 1H), 7.93-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.31-6.27 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 5.19-5.13 (m, 1H), 4.76 (m, 1H), 3.92 (bs, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 1.88 (bs, 1H), 1.61 (bs, 3H), 1.58 (bs, 1H), 1.44 (bs, 1H), 1.35-1.33 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.23 (s, 2H), 1.01(s, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001429
113.2。キラル分離。
Figure 0007216705001430
化合物1の合成。化合物を、I-1318の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:66.66%)。MS(ES):m/z 554.58[M+H]
化合物1aおよび1bの合成。1の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALCEL OX-H(250mm×4.6mm、5u)、および0.1%のDEA_HEX_IPA-CAN(70-30)を共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1a(0.040g)を得た。MS(ES):554.58[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1b(0.042g)を得た。MS(ES):m/z 554.58[M+H]
化合物I-1276およびI-1277の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、FR-a(0.021g) MS(ES):m/z 454.42[M+H]+, LCMS純度: 98.09%, HPLC純度: 99.22%, キラルHPLC: 98.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.17-8.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.57-7.55 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.32-6.30 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.20-5.16 (m, 1H), 4.77 (s, 1H), 3.93 (s, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4Hz, 3H), 1.89 (s, 1H), 1.62-1.60 (d, J=8Hz, 3H), 1.45-1.42 (d, J=10.8Hz, 1H), 1.36-1.34 (d, J=7.8Hz, 9H), 1.02 (s, 3H)。
およびFR-b(0.024g) MS(ES):m/z 454.42[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100% キラルHPLC: 99.75%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.17-8.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.57-7.55 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.32-6.30 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.20-5.16 (m, 1H), 4.77 (s, 1H), 3.93 (s, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4Hz, 3H), 1.89 (s, 1H), 1.62-1.60 (d, J=8Hz, 3H), 1.45-1.42 (d, J=10.8Hz, 1H), 1.36-1.34 (d, J=7.8Hz, 9H), 1.02 (s, 3H)を得た。
実施例114: N-(2-エトキシシクロブチル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
114.1。I-1294の合成
Figure 0007216705001431
化合物1の合成。化合物を、I-705の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:45.44%)、MS(ES):m/z 396.84[M+H]
化合物1.1の合成。1.(0.135g、0.34mmol、1.0当量)のジクロロメタン(3mL)中の冷溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.1g、0.68mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中2.5%のメタノール中に溶出させて、1.1を得た。(0.045g、31.13%)。MS(ES):m/z 424.17[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.2を得た。(収率:58.82%)、MS(ES):m/z188.20[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.3を得た。(0.125g、73.77%)、MS(ES):575.27[M+H]
化合物I-1294の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1294を得た。(0.020g、80.73%)、MS(ES):475.57[M+H] + LCMS純度: 95.42%, HPLC純度: 95.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.06 (s, 1H), 8.67-8.65 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.35-8.33 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.12-8.05 (m, 2H), 7.98-7.97 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8Hz, 1H), 7.64-7.62 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 6.47-6.43 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.36-4.30 (m, 1H), 3.83-3.78 (m, 1H), 2.54-3.47 (m, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.17-2.06 (m, 2H), 1.56-1.49 (m, 2H), 1.09-1.06 (t, J=6.8Hz, 3H)。
114.2。キラル分離
Figure 0007216705001432
化合物1の合成。化合物を、I-1294の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:73.77%)、MS(ES):575.27[M+H]
化合物1aおよび1bの合成。1の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALPAK OX-H(250mm×4.6mm、5u)、およびDEA_HEX_IPA- ACN(70-30)_を共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1aを得た。(0.038g)。MS(ES):m/z 575.27[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1bを得た。(0.037g)。MS(ES):m/z 575.27[M+H]
化合物I-1231およびI-1232の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、FR-a(0.024g、収率:76.48%)、MS(ES):475.61[M+H]+ LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.28%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.04 (s, 1H), 8.65-8.64 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.34-8.32 (d, J=6Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.11-8.04 (m, 2H), 7.97-7.95 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.86-7.84 (d, J=8Hz, 1H), 7.63-7.61 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 6.46-6.42 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.35-4.31 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.82-3.77 (m, 1H), 3.51-3.46 (m, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.16-2.05 (m, 2H), 1.55-1.48 (m, 1H), 1.40-1.34 (m, 1H),1.08-1.05 (t, J=6.8Hz, 3H)。
およびFR-b(0.037g、収率:78.55%)、MS(ES):475.66[M+H]+ LCMS純度:100%, HPLC純度: 99.00%, キラルHPLC: 98.91%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.05 (s, 1H), 8.65-8.64 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.34-8.32 (d, J=6Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.11-8.04 (m, 2H), 7.98-7.97 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.86-7.84 (d, J=8Hz, 1H), 7.63-7.61 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 6.46-6.42 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.35-4.31 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.82-3.76 (m, 1H), 3.51-3.46 (m, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.13-2.07 (m, 2H), 1.55-1.48 (m, 1H), 1.40-1.34 (m, 1H),1.08-1.05 (t, J=6.8Hz, 3H)を得た。
実施例115: N-(2-ヒドロキシ-2-メチルシクロペンチル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
115.1。I-1336の合成
Figure 0007216705001433
化合物1の合成。化合物を、I-1048の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:98.76%)、MS(ES):m/z 483.21[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.150g、62.43%)、MS(ES):580.30[M+H]
化合物I-1336の合成: 1.2(0.040g、0.069mmol、1.0当量)のメタノール(1ml)中の溶液に、活性炭担持パラジウム(0.020g)を添加した。水素を、反応混合物に通して室温で4時間パージした。反応の完了後、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをさらに、n-ペンタンでの摩砕により精製して、純粋なI-1336(0.025g、収率:74.01%)を得た。MS(ES):m/z 490.52[M+H] + LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.27%, キラルHPLC: 49.97%, 50.02%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.80 (s, 1H), 8.71-8.69 (d, J=8Hz, 1H), 8.40 (s, 2H), 7.29-7.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.02-8.00 (d, J=8Hz, 1H), 7.29-7.25 (m, 1H), 6.79 (s, 1H), 5.10-5.07 (m, 1H), 4.92 (bs, 1H), 4.31-4.26 (m, 1H), 4.09-4.07 (d, J=8Hz, 1H), 3.65-3.60 (t, J=10.8Hz, 2H), 3.13-3.12 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.77 (bs, 2H), 1.68 (bs, 2H), 1.64-1.58 (m, 1H), 1.24 (bs, 6H), 1.03 (bs, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。上記スキームの1に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001434
115.2。キラル分離
Figure 0007216705001435
化合物I-1280およびI-1281の合成。I-1335の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm、5u)、およびメタノール中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-a(0.028g)を得た。MS(ES):m/z 446.76[M+H]+, LCMS純度: 98.05%, HPLC純度: 97.26%, キラルHPLC純度: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.68-8.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.43-8.42 (d, J=4Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=5.2Hz, 1H), 8.02-8.00 (d, J=7.6Hz,, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.31-4.25 (m, 1H), 3.80-3.77 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.95-2.89 (m, 1H), 1.24 (bs, 4H), 1.17-1.16 (d, J=5.2Hz, 4H), 1.12 (s, 3H), 1.06-1.04 (d, J=6.4Hz, 1H)。
FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋なFR-b(0.030g)を得た。MS(ES):m/z 446.76[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.39%, キラルHPLC純度: 98.83%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.68-8.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.43-8.42 (d, J=4Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=5.2Hz, 1H), 8.02-8.00 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.31-4.25 (m, 1H), 3.81-3.76 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.76 (bs, 3H), 1.59-1.54 (m, 2H), 1.24 (bs, 2H), 1.17-1.16 (d, J=5.2Hz, 4H), 1.05-1.04 (d, J=6Hz, 3H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。
Figure 0007216705001436
Figure 0007216705001437
115.3。N-(2-ヒドロキシ-2-メチルシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1254)の合成。
Figure 0007216705001438
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.410g、98.80%)、MS(ES):424.17[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.3を得た。(収率:36.13%)、MS(ES):m/z 195.23[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.172g、83.56%)、MS(ES):582.30[M+H]
化合物I-1254の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1254を得た。(0.023g、69.45%)、MS(ES):m/z 482.77[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.24%, キラルHPLC: 47.25%, 48.62%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.84 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.14-8.13 (d, J=6Hz, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.54-7.52 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.27-6.23 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.05-4.99 (m, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.21-4.15 (m, 1H), 4.02-3.99 (m, 2H), 3.53-3.48 (t, J=11.2Hz, 2H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.18 (bs, 1H), 1.97-1.94 (d, J=11.2Hz, 2H), 1.67 (bs, 3H), 1.60 (bs, 3H), 1.44-1.39 (m, 1H), 1.05 (s, 3H)。
実施例116: N-(3-メトキシシクロペンチル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1334)の合成。
Figure 0007216705001439
化合物1の合成。化合物を、I-701の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:59.79%)、MS(ES):m/z 410.1[M+H]
化合物1.1の合成。1.(0.3g、0.73mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中の冷溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.216g、1.46mmol、2.0当量)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中2.5%のメタノール中に溶出させて、1.1を得た。(0.155g、49.96%)。MS(ES):m/z 424.17[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.2を得た。(収率:36.13%)、MS(ES):m/z 195.23[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.3を得た。(0.138g、67.05%)、MS(ES):582.30[M+H]
化合物I-1334の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1334を得た。(0.028g、89.00%)、MS(ES):482.41[M+H] + LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.29%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.23-8.22 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.92-791 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.66-7.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.49-7.48 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.29-6.25 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 4.35-4.29 (m, 1H), 4.25 (bs, 1H), 4.11 (bs, 2H), 3.86 (bs, 1H), 3.54-3.48 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.18 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4Hz, 3H), 2.11 (bs, 2H), 1.97-1.95 (d, J=10Hz, 2H), 1.76-1.74 (d, J=8.8Hz, 2H), 1.33 (s, 1H), 1.23 (bs, 4H)。
実施例117: N-(3-メトキシシクロヘキシル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物(I-1297)の合成。
Figure 0007216705001440
化合物1の合成。化合物を、I-703の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:46.25%)、MS(ES):m/z 424.17[M+H]
化合物1.1の合成。1(0.590g、1.39mmol、1.0当量)のジクロロメタン(6mL)中の溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.411g、2.78mmol、2.0当量)およびジt-Bu4-メチルピリジン(0.854g、4.17mmol、3.0当量)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そして化合物を、ジクロロメタン中2.5%のメタノール中に溶出させて、純粋な1.1を得た。(0.360g、59.06%)。MS(ES):m/z 438.19[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.2を得た。(収率:36.13%)、MS(ES):m/z 195.23[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.3を得た。(0.160g、収率:78.42%)。MS(ES):m/z 596.32[M+H]
化合物I-1297の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1297を得た。(収率:0.024g、72.12%)。MS(ES):m/z 496.67[M+H]+, LCMS純度: 95.04%, HPLC純度: 95.55%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.58-7.56 (d, J=8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.32-6.29 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.03-4.00 (d, J=12Hz, 2H), 3.58-3.49 (m, 3H), 3.25 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.14 (bs, 1H), 2.00-1.93 (m, 4H), 1.78 (bs, 3H), 1.54 (bs, 2H), 1.39-1.36 (d, J=11.2Hz, 2H), 1.20 (bs, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。上記スキームの1.2に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001441
Figure 0007216705001442
実施例118: N-(3-ヒドロキシシクロペンチル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
118.1。化合物I-1358の合成
Figure 0007216705001443
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。(収率:71.67%)。MS(ES):327.7[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.3g、47.83%)、MS(ES):410.87[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、中間体の実験手順に従って合成して、1.3(84%)を得た。MS(ES):m/z 153.2[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bの合成を使用して合成して、1.4(収率:015g、62.64%)を得た。MS(ES):m/z 590.7[M+H]
化合物I-1358の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1358を得た。(0.025g、75.28%)、MS(ES):m/z 426.29[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.51%, キラルHPLC: 51.63%, 48.36%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 8.87(s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=8Hz, 1H), 7.44-7.43 (d, J=6Hz, 1H), 6.51-6.48 (m, 1H), 6.26 (s, 1H), 5.22-5.15 (m, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.31-4.27 (m, 1H), 4.18 (s, 1H) 3.36 (s, 1H), 2.91 (s, 3H), 2.30-2.22 (m, 1H), 2.02-2.01 (m, 1H), 1.71-1.62 (m, 3H), 1.45-1.24 (m, 6H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001444
118.2。キラル分離
Figure 0007216705001445
化合物1の合成。化合物を、I-1358の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:62.64%)、MS(ES):590.7[M+H]
化合物1aおよび1bの合成: 1の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALCEL OJ-H(250mm×4.6mm、5u)、およびメタノール中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1aを得た。(0.040g)。MS(ES):m/z 526.27[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1bを得た。(0.040g)。MS(ES):m/z 526.27[M+H]
化合物I-1265およびI-1266の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、FR-a(0.029g、89.56%)。MS(ES):m/z 426.82[M+H]+, LCMS純度: 98.96%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 100% , 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.86 (s, 1H), 8.28-8.27 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.43-7.42 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.50-6.47 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.19-5.16 (t, J=6.8Hz, 1H), 4.30-4.24 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 3.57 (s, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.72-1.66 (m, 3H), 1.36-1.34 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.23 (bs, 2H), 1.11-1.07 (t, J=7.2Hz, 1H)。
およびFR-b(0.029g、89.56%)。MS(ES):m/z 426.82[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 100%, キラルHPLC: 95.39%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.86 (s, 1H), 8.28-8.27 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.43-7.42 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.50-6.47 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.19-5.16 (t, J=6.8Hz, 1H), 4.30-4.26 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 3.57 (s, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.66 (bs, 3H), 1.36-1.34 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.23 (bs, 2H), 1.11-1.07 (t, J=7.2Hz, 1H)を得た。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。
Figure 0007216705001446
実施例119: N-(3-ヒドロキシ-3-メチルシクロヘキシル)アミノカルボニルをピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの3位に含む化合物の合成
119.1。I-1337の合成
Figure 0007216705001447
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.160g、95.50%)、MS(ES):438.19[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.3を得た。(収率:82.29%)、MS(ES):m/z 153.10[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.140g、73.82%)、MS(ES):554.30[M+H]
化合物I-1337の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1337を得た。(0.025g、76.30%)、MS(ES):454.77[M+H] + LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.23%, キラルHPLC: 49.44%, 50.55%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.91 (bs, 1H), 7.57-7.55 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.28-6.27 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.20-5.17 (m, 1H), 4.26 (s, 1H), 4.16 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.06-1.97 (m, 1H), 1.89-1.86 (d, J=13.2Hz, 1H), 1.74 (bs, 1H), 1.54 (bs, 2H), 1.37-1.35 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.22 (bs, 3H)。
119.2。キラル分離
Figure 0007216705001448
化合物1の合成。化合物を、I-1337の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:73.82%)、MS(ES):554.30[M+H]
化合物1aおよび1bの合成: 1の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u)、およびメタノール中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1aを得た。(0.040g)。MS(ES):m/z 554.30[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1bを得た。(0.040g)。MS(ES):m/z 554.30[M+H]
化合物I-1242およびI-1243の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、FR-a(0.029g、88.50%)、MS(ES):454.66[M+H] + LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.93%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.57-7.55 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.28-6.27 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.22-5.15 (m, 1H), 4.26 (s, 1H), 4.16 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.52 (s, 3H), 1.54 (bs, 2H), 1.37-1.35 (d, J=6.4Hz, 6H), 1.24 (bs, 2H), 1.18 (s, 4H)。
およびFR-b(0.029g、88.50%)、MS(ES):454.77[M+H] + LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.88%, キラルHPLC: 100%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.57-7.53 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.27-6.23 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.19-5.15 (m, 1H), 4.24 (s, 1H), 4.15 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.50 (s, 3H), 1.56 (bs, 2H), 1.35-1.34 (d, J=6.4Hz, 6H), 1.23 (bs, 2H), 1.16 (s, 4H)を得た。
実施例120: N-(3-メトキシ-3-メチルシクロヘキシル)-7-(メチルアミノ)-5-((2-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)アミノ)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-カルボキサミド(I-1274)の合成。
Figure 0007216705001449
化合物1の合成。化合物を、コア合成の一般手順を使用して合成して、1を得た。MS(ES):m/z 327.08[M+H]
化合物1.2の合成。化合物を、一般手順Aを使用して合成して、1.2を得た。(0.510g、収率:55.86%)、MS(ES):452.20[M+H]
化合物1.3の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1.3を得た。(収率:36.13%)、MS(ES):m/z 195.23[M+H]
化合物1.4の合成。化合物を、一般手順Bを使用して合成して、1.4を得た。(0.120g、収率:77.35%)、MS(ES):610.33[M+H]
化合物I-1274の合成:化合物を、一般手順Cを使用して合成して、I-1274を得た。(0.020g、79.76%)、MS(ES):m/z 510.92[M+H]+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.58%, キラルHPLC純度: 47.20%, 49.45%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.57-7.55 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.51-7.50 (d, J=6Hz, 1H), 6.29-6.26 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.06 (bs, 1H), 4.01-3.99 (m, 3H), 3.54-3.48 (t, J=11.2Hz, 2H), 3.13 (s, 3H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.55 (bs, 2H), 1.23 (bs, 6H), 1.14 (s, 5H), 0.85-0.79 (m, 2H)。
実質的に同じ方法により調製したさらなる化合物、およびそれらの特徴付けデータを、下記の表に列挙する。上記スキームの1.3に対応する中間体もまた、各化合物について列挙する。
Figure 0007216705001450
Figure 0007216705001451
化合物1の合成。化合物を、中間体の実験プロトコルに従って合成して、1を得た。(収率:94.88%)、MS(ES):m/z 217.07[M+H]
化合物1aおよび1bの合成。1の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALPAK AD-H(250mm×4.6mm、5u)、およびIPA:MEOH(50:50)中0.1%のDEAを共溶媒として、4mL/分の流量で使用して分離して、純粋な画分-1(FR-a)および画分-2(FR-b)を得た。FR-aを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1aを得た。(0.205g)。MS(ES):m/z 217.07[M+H]。FR-bを減圧下で30℃で濃縮して、純粋な1bを得た。(0.210g)。MS(ES):m/z 217.07[M+H]
本発明者らは、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明者らの基本的な例は、この発明の化合物および方法を利用する他の実施形態を提供するために変更され得ることは明らかである。したがって、この発明の範囲は、例によって表された具体的実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されるべきであることが認識される。

Claims (48)

  1. VI-c
    Figure 0007216705001452

    の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
    3A 、Rであり、そしてq個によって置換されており、ただし、R 3A は、フェニルではなく
    5A 、Rであり、そしてr個によって置換されており;
    7A は、水素、C 1~6 脂肪族、
    Figure 0007216705001453

    からなる群から選択され;
    は独立して、C1~6脂肪族;フェニル;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する8員~10員の二環式ヘテロアリール環;3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する7員~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり;
    は独立して、オキソ、ハロゲン、-CN、-NO、-OR、-SR、-NR、-S(O)R、-S(O)NR、-S(O)R、-S(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)NR、-C(O)N(R)OR、-OC(O)R、-OC(O)NR、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(NR)NR、-N(R)S(O)NR、もしくは-N(R)S(O)R、また1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択される基であり
    各Rは独立して、水素、また1~6脂肪族、フェニル、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~2個のヘテロ原子を有する3員~7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員のヘテロアリール環から選択される基であるか、あるいは:
    同じ窒素上の2個のR基は、これらの間にある原子と一緒になって、該窒素に加えて、独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される0個~3個のヘテロ原子を有する、4員~7員の飽和、部分不飽和、またはヘテロアリールの環を形成し;
    ここで炭素に結合している各水素は、必要に応じて独立して、ジュウテリウムによって置き換えられ得;そして
    およびrは独立して、0、1、2、3、または4である、
    化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  2. 前記化合物が、式XII-c:
    Figure 0007216705001454

    のものである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  3. -N(R)R 5A が、以下:
    Figure 0007216705001455

    Figure 0007216705001456

    Figure 0007216705001457

    Figure 0007216705001458

    Figure 0007216705001459

    Figure 0007216705001460

    Figure 0007216705001461

    Figure 0007216705001462

    Figure 0007216705001463

    Figure 0007216705001464

    Figure 0007216705001465

    Figure 0007216705001466

    である、請求項1に記載の化合物。
  4. -N(R)R 5A が、以下:
    Figure 0007216705001467

    である、請求項1または2に記載の化合物。
  5. 5A が、フェニルまたは独立して窒素、酸素、および硫黄から選択される1個~4個のヘテロ原子を有する5員~6員の単環式ヘテロアリール環であり;そしてr個のR によって置換されている、請求項1または2に記載の化合物。
  6. 前記化合物が、式XV-c:
    Figure 0007216705001468

    のものであり、ここで、R は、-C(O)NHR 3A である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  7. -C(O)NHR 3A が、
    Figure 0007216705001469

    Figure 0007216705001470

    である、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. -C(O)NHR 3A が、以下:
    Figure 0007216705001471

    から選択される、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
  9. -C(O)NHR 3A が、
    Figure 0007216705001472

    である、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
  10. が、以下:
    Figure 0007216705001473

    Figure 0007216705001474

    Figure 0007216705001475

    Figure 0007216705001476

    Figure 0007216705001477

    から選択される、請求項1、2、5、または6のいずれか1項に記載の化合物。
  11. 7AがC1~6脂肪族である、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  12. 7Aがメチルである、請求項1~10のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  13. 前記化合物が、以下:
    Figure 0007216705001478

    Figure 0007216705001479

    Figure 0007216705001480

    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  14. 式:
    Figure 0007216705001481

    の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  15. 式:
    Figure 0007216705001482

    の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  16. 式:
    Figure 0007216705001483

    の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  17. 式:
    Figure 0007216705001484

    の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  18. 式:
    Figure 0007216705001485

    の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  19. 式:
    Figure 0007216705001486

    の遊離塩基としての請求項1に記載の化合物。
  20. 請求項1~1のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
  21. 請求項19に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
  22. 医薬として使用するための、請求項1~1に記載の化合物もしくはその薬学的に受容可能な塩を含む組成物、または請求項20に記載の薬学的組成物。
  23. 医薬として使用するための、請求項19に記載の化合物を含む組成物、または請求項21に記載の薬学的組成物。
  24. 生物学的サンプルにおいて、TYK2を阻害するための、請求項1~1のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩または請求項19に記載の化合物を含む組成物、あるいは請求項20または21に記載の薬学的組成物であって、前記組成物または薬学的組成物が前記生物学的サンプルと接触させられることを特徴とする組成物または薬学的組成物
  25. 患者において、TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を処置するための、請求項20に記載の薬学的組成物、あるいは請求項1~1のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含む組成物。
  26. 患者において、TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を処置するための、請求項19に記載の化合物を含む組成物、あるいは請求項21に記載の薬学的組成物。
  27. 前記障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、請求項25に記載の成物または薬学的組成物。
  28. 前記障害、疾患、または状態が、乾癬、乾癬性関節炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項25に記載の組成物または薬学的組成物。
  29. 前記障害、疾患、または状態が、乾癬または乾癬性関節炎である、請求項28に記載の組成物または薬学的組成物。
  30. 前記障害、疾患、または状態が、乾癬、乾癬性関節炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項26に記載の組成物または薬学的組成物。
  31. 前記障害、疾患、または状態が、乾癬または乾癬性関節炎である、請求項30に記載の組成物または薬学的組成物。
  32. 前記障害が自己免疫障害である、請求項27に記載の成物または薬学的組成物。
  33. 前記自己免疫障害が、1型糖尿病、強直性脊椎炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項30に記載の成物または薬学的組成物。
  34. 前記障害が炎症性障害である、請求項27に記載の成物または薬学的組成物。
  35. 前記炎症性障害が、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項34に記載の成物または薬学的組成物。
  36. 前記障害が増殖性障害である、請求項27に記載の成物または薬学的組成物。
  37. 前記増殖性障害が血液学的がんである、請求項36に記載の成物または薬学的組成物。
  38. 前記増殖性障害が白血病である、請求項36に記載の成物または薬学的組成物。
  39. 前記白血病がT細胞白血病である、請求項38に記載の成物または薬学的組成物。
  40. 前記T細胞白血病がT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)である、請求項39に記載の成物または薬学的組成物。
  41. 前記増殖性障害が、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する、請求項36に記載の成物または薬学的組成物。
  42. 前記障害が移植に関連する、請求項27に記載の成物または薬学的組成物。
  43. 前記障害が、移植拒絶または移植片対宿主病である、請求項42に記載の成物または薬学的組成物。
  44. 前記障害が内分泌性障害である、請求項27に記載の成物または薬学的組成物。
  45. 前記内分泌性障害が、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、請求項44に記載の成物または薬学的組成物。
  46. 前記障害が神経学的障害である、請求項27に記載の成物または薬学的組成物。
  47. 前記神経学的障害がアルツハイマー病である、請求項46に記載の成物または薬学的組成物。
  48. 前記障害が、I型インターフェロン、IL-10、IL-12、またはIL-23のシグナル伝達に関連する、請求項25に記載の成物または薬学的組成物。
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