JP2022502515A - Tyk2阻害剤およびその使用 - Google Patents

Tyk2阻害剤およびその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、TYK2を阻害する、およびTYK2媒介性障害を処置するための、化合物、その組成物、およびそれらの使用方法を提供する。本発明によって提供される化合物は、生物学的および病的現象におけるTYK2酵素の研究;身体組織において生じる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびにin vitroまたはin vivoでのキナーゼ、シグナル伝達経路およびサイトカインレベルの新たなTYK2阻害剤または他の調節因子の比較評価にも有用である。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その各々の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2018年10月15日に出願の米国仮出願第62/745,642号、2019年1月23日出願の米国仮出願第62/795,869号、および2019年3月19日出願の米国仮出願第62/820,509号の優先権を主張する。
本発明は、チロシンキナーゼ2としても公知の非受容体型チロシンプロテインキナーゼ2(「TYK2」)を阻害するのに有用な化合物および方法に関する。本発明は、本発明の化合物を含む薬学的に許容される組成物、ならびに種々の障害の処置において前記組成物を使用する方法も提供する。
近年、新たな治療剤の調査は、疾患に関連する酵素および他の生体分子の構造をより十分に理解することによって大いに助けられてきた。広範な研究の対象となってきた1つの重要な酵素のクラスは、プロテインキナーゼファミリーである。
プロテインキナーゼは、細胞内の様々なシグナル伝達プロセスの制御を担う、構造的に関連する酵素の大きなファミリーを構成する。プロテインキナーゼは、その構造および触媒機能が保存されていることに起因して、共通の祖先遺伝子から進化したものと考えられる。ほとんどすべてのキナーゼは、同様の250〜300アミノ酸の触媒ドメインを含有する。キナーゼは、それらがリン酸化する基質によって、ファミリーに分類され得る(例えば、タンパク質−チロシン、タンパク質−セリン/トレオニン、脂質など)。
一般的に、プロテインキナーゼは、ヌクレオシド三リン酸からシグナル伝達経路に関与するタンパク質アクセプターへのホスホリル転移を実行することによって細胞内シグナル伝達を媒介する。これらのリン酸化事象は、標的タンパク質の生体機能をモジュレートするかまたは調節することができる分子オン/オフスイッチとして作用する。これらのリン酸化事象は、最終的に、様々な細胞外刺激および他の刺激に応じて誘発される。このような刺激の例として、環境ストレスシグナルおよび化学ストレスシグナル(例えば、浸透圧性ショック、熱ショック、紫外線照射、細菌のエンドトキシン、およびH)、サイトカイン(例えば、インターロイキン−1(IL−1)、インターロイキン−8(IL−8)、ならびに腫瘍壊死因子α(TNF−α))、ならびに増殖因子(例えば、顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子(GM−CSF)、および線維芽細胞増殖因子(FGF))が挙げられる。細胞外刺激は、細胞増殖、移動、分化、ホルモンの分泌、転写因子の活性化、筋肉収縮、グルコース代謝、タンパク質合成の制御、および細胞周期の調節に関連する1つまたは複数の細胞応答に影響を及ぼし得る。
多くの疾患は、キナーゼ媒介事象によって誘発される異常な細胞応答と関連する。これらの疾患として、これらに限定されないが、自己免疫疾患、炎症疾患、骨疾患、代謝疾患、神経学的疾患および神経変性疾患、がん、心臓血管疾患、アレルギーおよび喘息、アルツハイマー病、ならびにホルモン関連疾患が挙げられる。したがって、治療剤として有用なプロテインキナーゼ阻害剤を見出す必要性が依然として存在する。
発明の要旨
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼの阻害剤として有効であることが、ここで見出された。
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼが関与するシグナル伝達経路の調節に関連する、種々の疾患、障害または状態を処置するために有用である。このような疾患、障害、または状態としては、本明細書中に記載されるものが挙げられる。
本発明により提供される化合物はまた、生物学的および病理学的現象におけるTYK2酵素の研究;身体組織において起こる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびに新たなTYK2阻害剤またはキナーゼ、シグナル伝達経路、およびサイトカインレベルの他のレギュレーターの、インビトロまたはインビボでの比較評価のために有用である。
特定の実施形態の詳細な説明
1.本発明の特定の実施形態の一般的な説明:
本発明の化合物およびその組成物は、TYK2プロテインキナーゼの阻害剤として有用である。
TYK2の偽キナーゼ結合ポケットは、複数の水和部位を含み、これらの水和部位の各々は、1分子の水によって占有される。これらの水分子の各々は、それに関連する安定性評価(stability rating)を有する。本明細書中で使用される場合、用語「安定性評価」とは、各水分子に関連するエンタルピー値、エントロピー値、および自由エネルギー値を含む数値計算をいう。この安定性評価は、TYK2の結合ポケットにおける水和部位を占有する水分子の相対的安定性の、測定可能な決定を可能にする。
2.5kcal/molより大きい安定性評価を有する、TYK2の結合ポケットにおける水和部位を占有する水分子は、「不安定な水」と呼ばれる。
いずれの特定の理論によっても束縛されることを望まないが、不安定な水分子(すなわち、2.5kcal/molより大きい安定性評価を有する水分子)の移動または破壊、あるいは安定な水(すなわち、1kcal/mol未満の安定性評価を有する水分子)の阻害剤による置き換えは、この阻害剤のより固い結合をもたらすと考えられる。従って、1個またはそれより多くの不安定な水分子(すなわち、いずれの公知の阻害剤によっても移動させられない不安定な水分子)を移動させるように設計された阻害剤は、より固い結合剤であり、従って、不安定な水分子を移動させない阻害剤と比較して、より強力な阻害剤である。
驚くべきことに、提供される化合物は、1個またはそれより多くの不安定な水分子を移動させるかまたは破壊することが見出された。いくつかの実施形態において、提供される化合物は、少なくとも2個の不安定な水分子を移動させるかまたは破壊する。
特定の実施形態において、本発明は、式I:
Figure 2022502515

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式Iにおいて、R、R、RおよびRの各々は、単独でと組み合わせてとの両方で、下で定義され、そして本明細書中の実施形態において記載されるとおりである。
いくつかの実施形態において、本発明は、式Iの化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、または希釈剤を含有する、薬学的組成物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、TYK2媒介性の疾患、障害、または状態を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。
2.化合物および定義:
本発明の化合物は、一般的に上述されたものを含み、さらに、本明細書に開示のクラス、サブクラス、および種によって例証される。本明細書において使用する場合、別段指定されていなければ、以下の定義が適用されることになる。この発明の目的のために、元素周期表、CASバージョン、Handbook of Chemistry and Physics、第75版に従って、化学元素を特定する。さらに、有機化学の一般的原理は、その全体の内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Organic Chemistry」、Thomas Sorrell、University Science Books、Sausalito:1999年、ならびに「March’s Advanced Organic Chemistry」、第5版、編:Smith, M.B.およびMarch, J.、John Wiley & Sons、New York:2001年に記載されている。
用語「脂肪族」または「脂肪族基」とは、本明細書中で使用される場合、直鎖(すなわち、非分枝)または分枝鎖の、置換または非置換の、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含む炭化水素鎖、または完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではない単環式炭化水素もしくは二環式炭化水素(本明細書中で「炭素環」、「脂環式」または「シクロアルキル」とも称される)であって、分子の残部への1つの結合点を有するものを意味する。他に特定されない限り、脂肪族基は、1個〜6個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、脂肪族基は、1個〜5個の脂肪族炭素原子を含む。他の実施形態において、脂肪族基は、1個〜4個の脂肪族炭素原子を含む。さらに他の実施形態において、脂肪族基は、1個〜3個の脂肪族炭素原子を含み、そしてなお他の実施形態において、脂肪族基は、1個〜2個の脂肪族炭素原子を含む。いくつかの実施形態において、「脂環式」(または「炭素環」または「シクロアルキル」)とは、完全飽和であるかまたは1個もしくはそれより多くの不飽和単位を含むが、芳香族ではなく、分子の残部への1つの結合点を有する、単環式C〜C炭化水素をいう。適切な脂肪族基としては、直鎖または分枝鎖の、飽和または不飽和の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびこれらのハイブリッド(例えば、(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキルまたは(シクロアルキル)アルケニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書中で使用される場合、用語「有橋二環式」とは、飽和または部分不飽和の、少なくとも1つの橋を有する、任意の二環式環系(すなわち、炭素環式または複素環式)をいう。IUPACにより定義されるように、「橋」とは、2つの橋頭を接続する複数原子の非分枝鎖、または1つの原子、または原子価結合であり、ここで「橋頭」とは、3つ以上の骨格原子(水素以外)に結合している、その環系の任意の骨格原子である。いくつかの実施形態において、有橋二環式基は、7個〜12個の環員、および独立して窒素、酸素、または硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する。このような有橋二環式基は当該分野において周知であり、そして各基が任意の適切な炭素原子または窒素原子において分子の残部に結合する、以下に記載される基が挙げられる。他に特定されない限り、有橋二環式基は、脂肪族基について記載されたような1つ以上の置換基で、必要に応じて置換される。さらに、または代替的に、有橋二環式基の任意の置換可能な窒素は、必要に応じて置換される。例示的な有橋二環式としては:
Figure 2022502515

が挙げられる。
用語「低級アルキル」とは、C1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。例示的な低級アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、およびtert−ブチルである。
用語「低級ハロアルキル」とは、1個またはそれより多くのハロゲン原子で置換されている、C1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基をいう。
用語「ヘテロ原子」とは、酸素、硫黄、窒素、リン、またはケイ素(窒素、硫黄、リン、またはケイ素の任意の酸化形態;任意の塩基性窒素の第四級化形態;あるいは複素環式環の置換可能な窒素(例えば、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリルにおいてのような)、NH(ピロリジニルにおいてのような)またはNR(N−置換ピロリジニルにおいてのような))を含めて)のうちの1つまたはそれより多くを意味する。
用語「不飽和」とは、本明細書中で使用される場合、1個またはそれより多くの不飽和単位を有する部分を意味する。
本明細書中で使用される場合、用語「二価のC1〜8(もしくはC1〜6)の飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖」とは、本明細書中で定義されるような、直鎖または分枝鎖の、二価のアルキレン鎖、アルケニレン鎖、およびアルキニレン鎖をいう。
用語「アルキレン」とは、二価のアルキル基をいう。「アルキレン鎖」は、ポリメチレン基、すなわち、−(CH−であり、ここでnは、正の整数、好ましくは、1〜6、1〜4、1〜3、1〜2、または2〜3である。置換アルキレン鎖は、1個またはそれより多くのメチレン水素が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「アルケニレン」とは、二価のアルケニル基をいう。置換アルケニレン鎖は、少なくとも1個の二重結合を含み、1個またはそれより多くの水素原子が置換基で置き換えられている、ポリメチレン基である。適切な置換基としては、置換脂肪族基について以下に記載されるものが挙げられる。
用語「ハロゲン」とは、F、Cl、Br、またはIを意味する。
単独でか、または「アラルキル」、「アラルコキシ」もしくは「アリールオキシアルキル」においてのようにより大きい部分の一部として使用される、用語「アリール」とは、合計5個〜14個の環員を有し、その系内の少なくとも1個の環が芳香族であり、そしてその系内の各環が3個〜7個の環員を含む、単環式または二環式の環系をいう。用語「アリール」は、用語「アリール環」交換可能に使用され得る。本発明の特定の実施形態において、「アリール」とは、芳香環系をいい、これには、フェニル、ビフェニル、ナフチル、およびアントラシルなどが挙げられるが、これらに限定されず、これらは、1個またはそれより多くの置換基を有してもよい。用語「用語」が本明細書中で使用される場合、またその範囲に含まれるものは、芳香環が1個またはそれより多くの非芳香環に縮合している基(例えば、インダニル、フタルイミジル、ナフトイミジル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロナフチルなど)である。
単独でかまたはより大きい部分(例えば、「ヘテロアラルキル」もしくは「ヘテロアラルコキシ」)の一部として使用される、用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ−」とは、5個〜10個の環原子、好ましくは5個、6個、または9個の環原子を有し;環状配置で共有された6個、10個、または14個のπ電子を有し;そして炭素原子に加えて1個〜5個のヘテロ原子を有する基をいう。用語「ヘテロ原子」とは、窒素、酸素、または硫黄をいい、そして窒素または硫黄の任意の酸化形態、および塩基性窒素の任意の第四級化形態を含む。ヘテロアリール基としては、限定されないが、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、およびプテリジニルが挙げられる。用語「ヘテロアリール」および「ヘテロアラ−」はまた、本明細書中で使用される場合、複素芳香族環が1個またはそれより多くのアリール環、脂環式環、または複素環式環に縮合しており、そのラジカルまたは結合点が、他に特定されない限り、その複素芳香族環上にあるか、またはこのヘテロ芳香族環が縮合している環のうちの1つ上にある、基を包含する。非限定的な例としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H−キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、およびテトラヒドロイソキノリニルが挙げられる。ヘテロアリール基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロアリール」は、用語「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」または「複素芳香族」と交換可能に使用され得、これらの用語の任意のものは、必要に応じて置換されている環を含む。用語「ヘテロアラルキル」とは、ヘテロアリールによって置換されたアルキル基をいい、ここでアルキル部分およびヘテロアリール部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式ラジカル」、および「複素環式環」は、交換可能に使用され、そして安定な5員〜7員の単環式、または7員〜10員の二環式の、複素環式部分であって、飽和または部分不飽和のいずれかであり、そして炭素原子に加えて、1個またはそれより多く、好ましくは1個〜4個の、上で定義されたようなヘテロ原子を有するものをいう。複素環の環原子に関して使用される場合、用語「窒素」は、置換された窒素を包含する。一例として、酸素、硫黄または窒素から選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する、飽和または部分不飽和の環において、この窒素は、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリルにおいてのように)であっても、NH(ピロリジニルにおいてのように)であっても、NR(N置換ピロリジニルにおいてのように)であってもよい。
複素環式環は、その親基に、安定な構造をもたらす任意のヘテロ原子または炭素原子において結合し得、そしてこれらの環原子の任意のものは、必要に応じて置換され得る。このようは飽和または部分不飽和の複素環式ラジカルの例としては、限定されないが、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン、およびキヌクリジニルが挙げられる。用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、および「複素環式ラジカル」は、本明細書中で交換可能に使用され、そしてまた、ヘテロシクリル環が1個またはそれより多くのアリール環、ヘテロアリール環、または脂環式環に縮合している基(例えば、インドリニル、3H−インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロキノリニル)を包含する。ヘテロシクリル基は、単環式であっても二環式であってもよい。用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリルにより置換されたアルキル基をいい、ここでこのアルキル部分およびヘテロシクリル部分は独立して、必要に応じて置換されている。
本明細書中で使用される場合、用語「部分不飽和」とは、少なくとも1個の二重結合または三重結合を含む環部分をいう。用語「部分不飽和」は、複数の不飽和部位を有する環を包含することを意図されるが、本明細書中で定義されるようなアリール部分またはヘテロアリール部分を包含することは意図されない。
本明細書中に記載されるように、本発明の化合物は、「必要に応じて置換された」部分を含み得る。一般に、用語「置換された」とは、用語「必要に応じて」が先行しようと先行するまいと、指定される部分の1個またはそれより多くの水素が適切な置換基で置き換えられていることを意味する。他に示されない限り、「必要に応じて置換された」基は、適切な置換基をその基の各置換可能な部分に有し得、そして任意の所定の構造中の1個より多くの位置が、特定の群から選択される1個より多くの置換基で置換され得る場合、その置換基は、それぞれの位置において同じであっても異なっていてもいずれでもよい。本発明により想定される置換基の組み合わせは、好ましくは、安定な化合物、または化学的に可能な化合物の形成をもたらす組み合わせである。用語「安定な」とは、本明細書中で使用される場合、それらの生成、検出、ならびに特定の実施形態において、本明細書中に開示される目的のうちの1つまたはそれより多くのためのそれらの回収、精製、および使用を可能にする条件に供される場合に、実質的に変化しない化合物をいう。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な炭素原子上の適切な一価置換基は、独立して、ハロゲン;−(CH0〜4;−(CH0〜4OR;−O(CH0〜4、−O−(CH0〜4C(O)OR;−(CH0〜4CH(OR;−(CH0〜4SR;−(CH0〜4Ph(これは、Rで置換され得る);−(CH0〜4O(CH0〜1Ph(これは、Rで置換され得る);−CH=CHPh(これは、Rで置換され得る);−(CH0〜4O(CH0〜1−ピリジル(これは、Rで置換され得る);−NO;−CN;−N;−(CH0〜4N(R;−(CH0〜4N(R)C(O)R;−N(R)C(S)R;−(CH0〜4N(R)C(O)NR ;−N(R)C(S)NR ;−(CH0〜4N(R)C(O)OR;−N(R)N(R)C(O)R;−N(R)N(R)C(O)NR ;−N(R)N(R)C(O)OR;−N(R)C(NR)N(R;−(CH0〜4C(O)R;−C(S)R;−(CH0〜4C(O)OR;−(CH0〜4C(O)SR;−(CH0〜4C(O)OSiR ;−(CH0〜4OC(O)R;−OC(O)(CH0〜4SR;−SC(S)SR;−(CH0〜4SC(O)R;−(CH0〜4C(O)NR ;−C(S)NR ;−C(S)SR;−SC(S)SR、−(CH0〜4OC(O)NR ;−C(O)N(OR)R;−C(O)C(O)R;−C(O)CHC(O)R;−C(NOR)R;−(CH0〜4SSR;−(CH0〜4S(O);−(CH0〜4S(O)OR;−(CH0〜4OS(O);−S(O)NR ;−(CH0〜4S(O)R;−N(R)S(O)NR ;−N(R)S(O);−N(OR)R;−C(NH)NR ;−P(O);−P(O)R ;−OP(O)R ;−OP(O)(OR;−SiR ;−(C1〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)O−N(R;または−(C1〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)O−N(Rであり、ここで各Rは、以下で定義されるように置換され得、そして独立して、水素、C1〜6脂肪族、−CHPh、−O(CH0〜1Ph、−CH−(5員〜6員のヘテロアリール環)、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、Rの2個の独立した存在は、それらの間にある原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する、3員〜12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成し、これは、以下で定義されるように置換され得る。
(Rの2個の独立した存在がこれらの間の原子と一緒になることにより形成された環)上の適切な一価置換基は独立して、ハロゲン、−(CH0〜2、−(ハロR)、−(CH0〜2OH、−(CH0〜2OR、−(CH0〜2CH(OR;−O(ハロR)、−CN、−N、−(CH0〜2C(O)R、−(CH0〜2C(O)OH、−(CH0〜2C(O)OR、−(CH0〜2SR、−(CH0〜2SH、−(CH0〜2NH、−(CH0〜2NHR、−(CH0〜2NR 、−NO、−SiR 、−OSiR 、−C(O)SR、−(C1〜4の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン)C(O)OR、または−SSRであり、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1〜4脂肪族、−CHPh、−O(CH0〜1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。Rの飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、=Oおよび=Sが挙げられる。
「必要に応じて置換された」基の飽和炭素原子上の適切な二価置換基としては、以下のものが挙げられる:=O、=S、=NNR 、=NNHC(O)R、=NNHC(O)OR、=NNHS(O)、=NR、=NOR、−O(C(R ))2〜3O−、または−S(C(R ))2〜3S−。ここでRの各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1〜6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。「必要に応じて置換された」基のビシナルの置換可能な炭素に結合する適切な二価置換基としては、−O(CR 2〜3O−が挙げられ、ここでRの各独立した存在は、水素、以下で定義されるように置換され得るC1〜6脂肪族、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する非置換の5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。
の脂肪族基上の適切な置換基としては、ハロゲン、−R、−(ハロR)、−OH、−OR、−O(ハロR)、−CN、−C(O)OH、−C(O)OR、−NH、−NHR、−NR 、または−NOが挙げられ、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1〜4脂肪族、−CHPh、−O(CH0〜1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
「必要に応じて置換された」基の置換可能な窒素上の適切な置換基としては、−R、−NR 、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)、−S(O)NR 、−C(S)NR 、−C(NH)NR 、または−N(R)S(O)が挙げられ;ここで各Rは独立して、水素、以下で定義されるように置換され得るC1〜6脂肪族、非置換−OPh、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記定義にかかわらず、Rの2個の独立した存在は、これらの間の原子(単数または複数)と一緒になって、独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する、非置換の3員〜12員の飽和、部分不飽和、またはアリールの単環式環または二環式環を形成する。
の脂肪族基上の適切な置換基は、独立して、ハロゲン、−R、−(ハロR)、−OH、−OR、−O(ハロR)、−CN、−C(O)OH、−C(O)OR、−NH、−NHR、−NR 、または−NOであり、ここで各Rは置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1個もしくはそれより多くのハロゲンのみで置換されており、そして独立して、C1〜4脂肪族、−CHPh、−O(CH0〜1Ph、または独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
本明細書において使用する場合、「薬学的に許容される塩」という用語は、健全な医学的判断の範囲内で、過度な毒性、刺激、アレルギー反応などがなく、ヒトおよび下等動物の組織と接触して使用するのに適し、合理的なベネフィット/リスク比に見合うこれらの塩を指す。薬学的に許容される塩は、当技術分野において周知である。例えば、S. M. Bergeらは、J. Pharmaceutical Sciences、1977年、66巻、1〜19頁において詳細に薬学的に許容される塩について記載し、これは参照により本明細書に組み込まれる。この発明の化合物の薬学的に許容される塩は、適切な無機および有機の酸および塩基に由来するものを含む。薬学的に許容される、非毒性酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸などの無機酸を用いるかまたは酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸もしくはマロン酸などの有機酸を用いて、あるいはイオン交換などの当技術分野で使用される他の方法を使用することによって形成されるアミノ基の塩である。他の薬学的に許容される塩として、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリル酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。
適切な塩基から誘導される塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩およびN(C1〜4アルキル)塩が挙げられる。代表的なアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、およびマグネシウムなどが挙げられる。さらなる薬学的に受容可能な塩は、適切である場合、ハロゲン化物イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、低級アルキルスルホン酸イオンおよびアリールスルホン酸イオンなどの対イオンを使用して形成された、非毒性のアンモニウム、第四級アンモニウム、およびアミン陽イオンを含む。
他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、その構造の全ての異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座))形態、例えば、各不斉中心についてのR配置およびS配置、ZおよびEの二重結合異性体、ならびにZおよびEの配座異性体を包含することを意味する。従って、本発明の化合物の単一の立体化学異性体、ならびにエナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何(または配座)混合物は、本発明の範囲内である。他に記載されない限り、本発明の化合物の全ての互変異性形態は、本発明の範囲内である。さらに、他に記載されない限り、本明細書中に図示される構造はまた、1またはそれより多くの同位体が富化された原子の存在のみが異なる化合物を包含することを意味する。例えば、水素が重水素もしくはトリチウムにより置き換えられた本発明の構造、または炭素が13Cまたは14Cを富化された炭素で置き換えられた本発明を有する化合物は、本発明の範囲内である。このような化合物は、例えば、本発明に従う分析ツールとして、生物学的アッセイにおけるプローブとして、または治療剤として、有用である。特定の実施形態において、与えられる化合物の弾頭(warhead)部分Rは、1個またはそれより多くの重水素原子を含む。特定の実施形態において、提供される化合物の環Bは、1個またはそれより多くの重水素原子で置換され得る。
本明細書中で使用される場合、用語「阻害剤」は、TYK2を測定可能な親和性で結合し、そして/または阻害する化合物であると定義される。特定の実施形態において、阻害剤は、約50μM未満、約1μM未満、約500nM未満、約100nM未満、約10nM未満、または約1nM未満のIC50および/または結合定数を有する。
本発明の化合物は、検出可能部分に繋留され得る。このような化合物は、画像化剤として有用であることが理解される。当業者は、検出可能部分を、適した置換基を介して提供される化合物と結合させてもよいということを認識する。本明細書において、用語「適した置換基」とは、検出可能部分に共有結合され得る部分をいう。このような部分は、当業者には周知であり、例えば、いくつか例を挙げると、カーボネート部分、アミノ部分、チオール部分またはヒドロキシル部分を含有する基が挙げられる。このような部分は、提供される化合物と直接結合されても、二価の飽和または不飽和炭化水素鎖などの繋留基を介して結合されてもよいことが理解される。いくつかの実施形態では、このような部分は、クリックケミストリーによって結合させられ得る。いくつかの実施形態では、このような部分は、必要に応じて銅触媒の存在下で、アルキンとのアジドの1,3−環化付加によって結合させられ得る。クリックケミストリーを使用する方法は、当技術分野で公知であり、Rostovtsevら,Angew.Chem.Int.Ed.2002,41,2596−99およびSunら,Bioconjugate Chem.,2006,17,52−57によって記載されるものが挙げられる。
本明細書において、用語「検出可能部分」は、用語「標識」と交換可能に使用され、検出され得る任意の部分、例えば、一次標識および二次標識に関する。放射性同位体(例えば、トリチウム、32P、33P、35S、または14C)、質量タグ、および蛍光標識などの一次標識は、さらなる修飾を行わずに検出され得るシグナル生成レポーター基である。検出可能部分としてはまた、発光基およびリン光基が挙げられる。
本明細書において、用語「二次標識」とは、検出可能なシグナルの生成のために二次中間体の存在を必要とする、ビオチンおよび種々のタンパク質抗原などの部分をいう。ビオチンに対しては、二次中間体として、ストレプトアビジン−酵素結合体を含み得る。抗原標識に対しては、二次中間体は、抗体−酵素結合体を含み得る。いくつかの蛍光基は、それらが、非放射性蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)のプロセスにおいてエネルギーを別の基に移動し、第2の基が検出されるシグナルを生じるので二次標識として作用する。
本明細書において、用語「蛍光標識」、「蛍光色素」および「発蛍光団」は、規定の励起波長で光エネルギーを吸収し、異なる波長で光エネルギーを放出する部分をいう。蛍光標識の例として、Alexa Fluor色素(Alexa Fluor350、Alexa Fluor488、Alexa Fluor532、Alexa Fluor546、Alexa Fluor568、Alexa Fluor594、Alexa Fluor633、Alexa Fluor660およびAlexa Fluor680)、AMCA、AMCA−S、BODIPY色素(BODIPY FL、BODIPY R6G、BODIPY TMR、BODIPY TR、BODIPY530/550、BODIPY558/568、BODIPY564/570、BODIPY576/589、BODIPY581/591、BODIPY630/650、BODIPY650/665)、カルボキシローダミン6G、カルボキシ−X−ローダミン(ROX)、カスケードブルー、カスケードイエロー、クマリン343、シアニン色素(Cy3、Cy5、Cy3.5、Cy5.5)、ダンシル、ダポキシル(Dapoxyl)、ジアルキルアミノクマリン、4’,5’−ジクロロ−2’,7’−ジメトキシ−フルオレセイン、DM−NERF、エオシン、エリスロシン、フルオレセイン、FAM、ヒドロキシクマリン、IRDyes(IRD40、IRD700、IRD800)、JOE、リサミンローダミンB、マリーナブルー、メトキシクマリン、ナフトフルオレセイン、オレゴングリーン488、オレゴングリーン500、オレゴングリーン514、パシフィックブルー、PyMPO、ピレン、ローダミンB、ローダミン6G、ローダミングリーン、ローダミンレッド、ロドールグリーン、2’,4’,5’,7’−テトラ−ブロモスルホン−フルオレセイン、テトラメチル−ローダミン(TMR)、カルボキシテトラメチルローダミン(TAMRA)、テキサスレッド、テキサスレッド−Xが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書において、用語「質量タグ」とは、質量分析(MS)検出技術を使用してその質量によって一意的に検出され得る任意の部分をいう。質量タグの例として、N−[3−[4’−[(p−メトキシテトラフルオロベンジル)オキシ]フェニル]−3−メチルグリセロニル]イソニペコン酸、4’−[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(ペンタフルオロフェノキシル)]メチルアセトフェノンおよびそれらの誘導体などのエレクトロフォア放出タグが挙げられる。これらの質量タグの合成および有用性は、米国特許第4,650,750号、同4,709,016号、同5,360,8191号、同5,516,931号、同5,602,273号、同5,604,104号、同5,610,020号および同5,650,270号に記載されている。質量タグのその他の例として、種々の長さおよび塩基組成のヌクレオチド、ジデオキシヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、オリゴペプチド、オリゴ糖および種々の長さおよびモノマー組成のその他の合成ポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。適切な質量範囲(100〜2000ダルトン)の、中性のものと荷電したものとの両方の多種多様な有機分子(生体分子または合成化合物)を、質量タグとして使用してもよい。
用語「測定可能な親和性」および「測定可能に阻害する」とは、本明細書中で使用される場合、本発明の化合物またはその組成物およびTYK2プロテインキナーゼを含有するサンプルと、この化合物もその組成物も存在しないTYK2プロテインキナーゼを含有する等価なサンプルとの間での、TYK2プロテインキナーゼ活性の測定可能な変化を意味する。
3.例示的実施形態の記載:
上に記載されているように、ある種の実施形態では、本発明は、式I’の化合物:
Figure 2022502515

を提供する(式中、
は、−L−R1Aであり、
は、共有結合;または二価の飽和もしくは不飽和の直鎖状もしくは分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、前記鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−;−N(R)−;−N(R)C(O)−;−C(O)N(R)−;−N(R)S(O)−;−S(O)N(R)−;−O−;−C(O)−;−OC(O)−;−C(O)O−;−S−;−S(O)−;−S(O)−;または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられており、
Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の二価の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二価の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の二価の炭素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二価の二環式複素環式環であり、
1Aは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
は、−C(O)NH;−C(O)NHR2A;−C(O)N(R2A;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり、
前記ヘテロアリール環は、m個の例のR2Bにより置換されており、
2Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
2Aは、n個の例のR2Cによって置換されており、
同一炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
2Bは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−R;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;または−N(R)S(O)Rであり、
2Cの各例は、独立して、オキソ;ハロゲン、−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
は、水素;ハロゲン;−NH;−NHR3A;または−NHC(O)R3Aであり、
3Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
3Aは、p個の例のR3Bによって置換されており、
同一炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
3Bの各例は、独立して、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
は、Rであるか、
または、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成し、前記環は、R1Aによって置換されており、
Rはそれぞれ、独立して、水素;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であるか、あるいは
同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、前記窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和環、部分不飽和の環またはヘテロアリール環を形成し、
炭素に結合している水素はそれぞれ、重水素により必要に応じて独立して置き換えられ得、
mは、0、1または2であり、
nは、0、1または2であり、
pは、0、1または2である)。
上に記載されているように、ある種の実施形態では、本発明は、式I’の化合物:
Figure 2022502515

を提供する(式中、
は、−L−R1Aであり、
は、共有結合;または二価の飽和もしくは不飽和の直鎖状もしくは分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、前記鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−;−N(R)−;−N(R)C(O)−;−C(O)N(R)−;−N(R)S(O)−;−S(O)N(R)−;−O−;−C(O)−;−OC(O)−;−C(O)O−;−S−;−S(O)−;−S(O)−;または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられており、
Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の二価の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二価の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の二価の炭素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二価の二環式複素環式環であり、
1Aは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
は、−C(O)OH、−C(O)NH;−C(O)NHR2A;−C(O)N(R2A;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり、
前記ヘテロアリール環は、m個の例のR2Bにより置換されており、
2Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
2Aは、n個の例のR2Cによって置換されており、
同一炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
2Bは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−R;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;または−N(R)S(O)Rであり、
2Cの各例は、独立して、オキソ;ハロゲン、−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
は、水素;ハロゲン;−NH;−NHR3A;−NHC(O)R3A、または−NR3ABocであり、
3Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
3Aは、p個の例のR3Bによって置換されており、
同一炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
3Bの各例は、独立して、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
は、Rもしくは−ORであるか、
または、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成し、前記環は、R1Aによって置換されているか、
または、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成し、
Rはそれぞれ、独立して、水素;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であるか、あるいは
同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、前記窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和環、部分不飽和の環またはヘテロアリール環を形成し、
炭素に結合している水素はそれぞれ、重水素により必要に応じて独立して置き換えられ得、
mは、0、1または2であり、
nは、0、1または2であり、
pは、0、1または2である)。
上に一般に定義されている通り、Rは、−L−R1Aである。
一部の実施形態では、Rは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、Lは、共有結合;または二価の飽和もしくは不飽和の直鎖状もしくは分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、この鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−;−N(R)−;−N(R)C(O)−;−C(O)N(R)−;−N(R)S(O)−;−S(O)N(R)−;−O−;−C(O)−;−OC(O)−;−C(O)O−;−S−;−S(O)−;−S(O)−;または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられている。
一部の実施形態では、Lは、共有結合である。一部の実施形態では、Lは、二価の飽和直鎖状C1〜6炭化水素鎖であり、この鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−S(O)N(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、二価の不飽和直鎖状C1〜6炭化水素鎖であり、この鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−S(O)N(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、二価の飽和分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、この鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−S(O)N(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、二価の不飽和分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、この鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−S(O)N(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられている。
一部の実施形態では、Lは、−N(R)−である。一部の実施形態では、Lは、−N(H)−である。一部の実施形態では、Lは、−Cy−である。一部の実施形態では、Lは、−Cy−N(R)−である。一部の実施形態では、Lは、−Cy−NH−である。
一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Lは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Lは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の二価の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二価の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の二価の炭素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二価の二環式複素環式環である。
一部の実施形態では、Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の二価の単環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二価の二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、Cyは、必要に応じて置換されている3〜7員の二価の飽和炭素環式環である。一部の実施形態では、Cyは、必要に応じて置換されている3〜7員の二価の部分不飽和の炭素環式環である。一部の実施形態では、Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和の二価の二環式複素環式環である。一部の実施形態では、Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の二価の部分不飽和の二環式複素環式環である。
一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Cyは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Cyは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、R1Aは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環である。
一部の実施形態では、R1Aは、オキソである。一部の実施形態では、R1Aは、ハロゲンである。一部の実施形態では、R1Aは、−CNである。一部の実施形態では、R1Aは、−NOである。一部の実施形態では、R1Aは、−ORである。一部の実施形態では、R1Aは、−SRである。一部の実施形態では、R1Aは、−NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R1Aは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R1Aは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−C(O)Rである。一部の実施形態では、R1Aは、−C(O)ORである。一部の実施形態では、R1Aは、−C(O)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−C(O)N(R)ORである。一部の実施形態では、R1Aは、−OC(O)Rである。一部の実施形態では、R1Aは、−OC(O)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(R)C(O)ORである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(R)C(O)Rである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(R)C(O)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(R)C(NR)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(R)S(O)NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(R)S(O)Rである。
一部の実施形態では、R1Aは、必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基である。一部の実施形態では、R1Aは、フェニルである。一部の実施形態では、R1Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の単環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、R1Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、R1Aは、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和炭素環式環である。一部の実施形態では、R1Aは、必要に応じて置換されている3〜7員の部分不飽和の炭素環式環である。一部の実施形態では、R1Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和の単環式複素環式環である。一部の実施形態では、R1Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の部分不飽和の単環式複素環式環である。一部の実施形態では、R1Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和二環式複素環式環である。一部の実施形態では、R1Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の部分不飽和の二環式複素環式環である。
一部の実施形態では、R1Aは、以下:
Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R1Aは、以下:
Figure 2022502515

Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R1Aは、以下:
Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R1Aは、以下:
Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R1Aは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、R1Aは、以下:
Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R1Aは、以下:
Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R1Aは、−NRである。一部の実施形態では、R1Aは、−N(H)Meである。
一部の実施形態では、R1Aは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、Rは、−C(O)OH、−C(O)NH;−C(O)NHR2A;−C(O)N(R2A;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり、前記ヘテロアリール環は、m個の例のR2Bにより置換されている。
一部の実施形態では、Rは、−C(O)OHである。一部の実施形態では、Rは、−C(O)NHである。一部の実施形態では、Rは、−C(O)NHR2Aである。一部の実施形態では、Rは、−C(O)N(R2Aである。
一部の実施形態では、Rは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり、前記ヘテロアリール環は、m個の例のR2Bにより置換されている。
一部の実施形態では、Rは、
Figure 2022502515

である。一部の実施形態では、Rは、
Figure 2022502515

である。
一部の実施形態では、Rは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、R2Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、R2Aは、n個の例のR2Cによって置換されており、同一炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか;または隣接炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R2Aは、C1〜6脂肪族基である。一部の実施形態では、R2Aは、フェニルである。一部の実施形態では、R2Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、R2Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、R2Aは、3〜7員の飽和炭素環式環である。一部の実施形態では、R2Aは、3〜7員の部分不飽和の炭素環式環である。一部の実施形態では、R2Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和二環式複素環式環である。一部の実施形態では、R2Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の部分不飽和の二環式複素環式環である。
一部の実施形態では、R2Aは、n個の例のR2Cによって置換されている。
一部の実施形態では、同一炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和スピロ縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、同一炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、隣接炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和の縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、隣接炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R2Aは、以下:
Figure 2022502515

Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R2Aは、以下:
Figure 2022502515

から選択される。
一部の実施形態では、R2Aは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、R2Bは、オキソ、ハロゲン;−CN;−NO;−R;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;または−N(R)S(O)Rである。
一部の実施形態では、R2Bは、オキソである。一部の実施形態では、R2Bは、−CNである。一部の実施形態では、R2Bは、−NOである。一部の実施形態では、R2Bは、−Rである。一部の実施形態では、R2Bは、−ORである。一部の実施形態では、R2Bは、−SRである。一部の実施形態では、R2Bは、−NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R2Bは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R2Bは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−C(O)Rである。一部の実施形態では、R2Bは、−C(O)ORである。一部の実施形態では、R2Bは、−C(O)NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−C(O)N(R)ORである。一部の実施形態では、R2Bは、−OC(O)Rである。一部の実施形態では、R2Bは、−OC(O)NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−N(R)C(O)ORである。一部の実施形態では、R2Bは、−N(R)C(O)Rである。一部の実施形態では、R2Bは、−N(R)C(NR)NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−N(R)S(O)NRである。一部の実施形態では、R2Bは、−N(R)S(O)Rである。
一部の実施形態では、R2Bは、イソプロピルである。
一部の実施形態では、R2Bは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、R2Cは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R2Cは、オキソである。一部の実施形態では、R2Cは、−CNである。一部の実施形態では、R2Cは、−NOである。一部の実施形態では、R2Cは、−Rである。一部の実施形態では、R2Cは、−ORである。一部の実施形態では、R2Cは、−SRである。一部の実施形態では、R2Cは、−NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R2Cは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R2Cは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−C(O)Rである。一部の実施形態では、R2Cは、−C(O)ORである。一部の実施形態では、R2Cは、−C(O)NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−C(O)N(R)ORである。一部の実施形態では、R2Cは、−OC(O)Rである。一部の実施形態では、R2Cは、−OC(O)NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−N(R)C(O)ORである。一部の実施形態では、R2Cは、−N(R)C(O)Rである。一部の実施形態では、R2Cは、−N(R)C(NR)NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−N(R)S(O)NRである。一部の実施形態では、R2Cは、−N(R)S(O)Rである。
一部の実施形態では、R2Cは、必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基である。一部の実施形態では、R2Cは、必要に応じて置換されているフェニル基である。一部の実施形態では、R2Cは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和複素環式環である。一部の実施形態では、R2Cは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の部分不飽和の複素環式環である。一部の実施形態では、R2Cは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員のヘテロアリール環である。
一部の実施形態では、同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和または部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和または部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R2Cは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、Rは、水素、ハロゲン、−NH、−NHR3A、−NHC(O)R3Aまたは−NR3ABocである。
一部の実施形態では、Rは、水素である。一部の実施形態では、Rは、ハロゲンである。一部の実施形態では、Rは、−NHである。一部の実施形態では、Rは、−NHR3Aである。一部の実施形態では、Rは、−NHC(O)R3Aである。一部の実施形態では、Rは、−NR3ABocである。
一部の実施形態では、Rは、−NHR3Aである。
一部の実施形態では、Rは、−C(O)NHR3Aである。
一部の実施形態では、Rは、−N(Me)Bocである。
一部の実施形態では、Rは、以下の表1に示されているものから選択される。
上で一般に記載されている通り、R3Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、R3Aは、p個の例のR3Bによって置換されており、同一炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R3Aは、C1〜6脂肪族基である。一部の実施形態では、R3Aは、フェニルである。一部の実施形態では、R3Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、R3Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、R3Aは、3〜7員の飽和炭素環式環である。一部の実施形態では、R3Aは、3〜7員の部分不飽和の炭素環式環である。一部の実施形態では、R3Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和の単環式複素環式環である。一部の実施形態では、R3Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の部分不飽和の単環式複素環式環である。一部の実施形態では、R3Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和二環式複素環式環である。一部の実施形態では、R3Aは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の部分不飽和の二環式複素環式環である。
一部の実施形態では、R3Aは、p個の例のR3Bによって置換されている。
一部の実施形態では、同一炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和スピロ縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、同一炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、隣接炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和の縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、隣接炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R3Aは、メチルである。一部の実施形態では、R3Aは、エチルである。
一部の実施形態では、R3Aは、以下の表1に示されているものから選択される。
上で一般に記載されている通り、R3Bは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族、フェニル、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
一部の実施形態では、R3Bは、オキソである。一部の実施形態では、R3Bは、ハロゲンである。一部の実施形態では、R3Bは、−CNである。一部の実施形態では、R3Bは、−NOである。一部の実施形態では、R3Bは、−ORである。一部の実施形態では、R3Bは、−SRである。一部の実施形態では、R3Bは、−NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R3Bは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−S(O)Rである。一部の実施形態では、R3Bは、−S(O)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−C(O)Rである。一部の実施形態では、R3Bは、−C(O)ORである。一部の実施形態では、R3Bは、−C(O)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−C(O)N(R)ORである。一部の実施形態では、R3Bは、−OC(O)Rである。一部の実施形態では、R3Bは、−OC(O)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−N(R)C(O)ORである。一部の実施形態では、R3Bは、−N(R)C(O)Rである。一部の実施形態では、R3Bは、−N(R)C(O)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−N(R)C(NR)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−N(R)S(O)NRである。一部の実施形態では、R3Bは、−N(R)S(O)Rである。
一部の実施形態では、R3Bは、−ORである。
一部の実施形態では、R3Bは、必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基である。一部の実施形態では、R3Bは、必要に応じて置換されているフェニル基である。一部の実施形態では、R3Bは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和複素環式環である。一部の実施形態では、R3Bは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の部分不飽和の複素環式環である。一部の実施形態では、R3Bは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員のヘテロアリール環である。
一部の実施形態では、同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和スピロ縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和の縮合複素環式環を形成する。一部の実施形態では、隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の部分不飽和の縮合複素環式環を形成する。
上に一般に定義されている通り、Rは、Rもしくは−ORであるか;またはRとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成し、前記環は、R1Aによって置換されているか;またはRとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成する。
一部の実施形態では、Rは、Rである。一部の実施形態では、Rは、−ORである。
一部の実施形態では、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環を形成し、前記環は、R1Aによって置換されている。一部の実施形態では、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員のヘテロアリール環を形成し、前記環は、R1Aによって置換されている。
一部の実施形態では、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環を形成する。一部の実施形態では、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員のヘテロアリール環を形成する。
一部の実施形態では、Rは、Hである。
一部の実施形態では、Rは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、Rはそれぞれ、独立して、水素、またはC1〜6脂肪族、フェニル、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であるか、あるいは同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、その窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和環、部分不飽和の環またはヘテロアリール環を形成する。
一部の実施形態では、Rは、水素である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されているフェニル基である。一部の実施形態では、Rは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和複素環式である。一部の実施形態では、Rは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の部分不飽和の複素環式である。一部の実施形態では、Rは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員のヘテロアリール環である。
一部の実施形態では、同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、その窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和環を形成する。一部の実施形態では、同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、その窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環を形成する。一部の実施形態では、同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、その窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員のヘテロアリール環を形成する。
一部の実施形態では、Rは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、炭素に結合している水素はそれぞれ、重水素により必要に応じて独立して置き換えられ得る。
上に一般に定義されている通り、mは、0、1または2である。一部の実施形態では、mは、0である。一部の実施形態では、mは、1である。一部の実施形態では、mは、2である。
一部の実施形態では、mは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、nは、0、1または2である。一部の実施形態では、nは0である。一部の実施形態では、nは1である。一部の実施形態では、mは、2である。
一部の実施形態では、nは、以下の表1に示されているものから選択される。
上に一般に定義されている通り、pは、0、1または2である。一部の実施形態では、pは0である。一部の実施形態では、pは1である。一部の実施形態では、pは2である。
一部の実施形態では、pは、以下の表1に示されているものから選択される。
一部の実施形態では、本発明は、式IIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、Cy、R、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式IIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式IVの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、Cy、R、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式Vの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式VIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R、R2A、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式VIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R、R2B、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式VIIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式IXの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式Xの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XIIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XIVの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XVの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XVIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XVIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XVIIIの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R、RおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XIXの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、式XXの化合物:
Figure 2022502515
またはその薬学的に許容される塩(式中、R1A、R2AおよびRはそれぞれ、単独および組み合わせの両方で、上で定義されている通りであり、本明細書における実施形態に記載されている)を提供する。例示的な本発明の化合物は、以下の表1に記載されている。
Figure 2022502515

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いくつかの実施形態において、上記方法は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を使用する。いくつかの実施形態において、本発明は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、上記表1に記載される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤、または希釈剤と一緒に含有する、薬学的組成物を提供する。
いずれの特定の理論によっても束縛されることを望まないが、阻害剤化合物、または阻害剤化合物のペンダント部分の、目的の水への近接は、この阻害剤化合物または阻害剤化合物のペンダント部分による、この水の置き換えまたは妨害を容易にすると考えられる。いくつかの実施形態において、阻害剤化合物または阻害剤化合物のペンダント部分により置き換えられるかまたは妨害される水分子は、不安定な水分子である。
特定の実施形態において、上記方法は、TYK2および阻害剤を含む複合体を使用し、ここでTYK2の少なくとも1つの不安定な水は、この阻害剤によって置き換えられているかまたは妨害されている。いくつかの実施形態において、選択された少なくとも2つの不安定な水が、この阻害剤によって置き換えられているかまたは妨害されている。
4.本化合物を提供する一般方法
本発明の化合物は、一般に、類似の化合物に関して当業者に公知である合成および/または半合成方法によって、ならびに本明細書中の実施例に詳細に記載されている方法によって、調製または単離され得る。
5.使用、処方および投与
薬学的に受容可能な組成物
別の実施形態によれば、本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に受容可能な誘導体および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、組成物を提供する。本発明の組成物中の化合物の量は、TYK2プロテインキナーゼまたはその変異体を、生物学的サンプル中または患者において、測定可能に阻害するために有効であるような量である。特定の実施形態において、本発明の組成物中の化合物の量は、TYK2プロテインキナーゼまたはその変異体を、生物学的サンプル中または患者において、測定可能に阻害するために有効であるような量である。特定の実施形態において、本発明の組成物は、このような組成物を必要とする患者への投与のために処方される。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、患者への経口投与のために処方される。
「患者」という用語は、本明細書において使用する場合、動物、好ましくは哺乳動物、最も好ましくはヒトを意味する。
「薬学的に許容される担体、アジュバント、またはベヒクル」という用語は、それと共に製剤化される化合物の薬理学的活性を破壊しない、非毒性の担体、アジュバント、またはビヒクルを指す。この発明の組成物において使用することができる薬学的に許容される担体、アジュバントまたはベヒクルとして、これらに限定されないが、イオン交換剤、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、ヒト血清アルブミンなどの血清タンパク質、ホスフェートなどの緩衝物質、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩または硫酸プロタミンなどの電解質、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリレート、ろう、ポリエチレン−ポリオキシプロピレン−ブロックポリマー、ポリエチレングリコールおよび羊毛脂が挙げられる。
「薬学的に許容される誘導体」は、レシピエントへの投与に際して、この発明の化合物またはその阻害活性代謝物もしくは残留物を直接的または間接的に提供することができる、任意のこの発明の化合物の非毒性の塩、エステル、エステルの塩または他の誘導体を意味する。
本明細書において使用する場合、「その阻害活性代謝物または残留物」という用語は、その代謝物または残留物もTYK2タンパク質キナーゼまたはその変異体の阻害剤であることを意味する。
本発明の組成物は、経口的に、非経口的に、吸入噴霧によって、局所的に、直腸内に、鼻腔内に、口腔内に、膣内にまたは埋め込み型レザバによって投与することができる。「非経口」という用語は、本明細書において使用する場合、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑液包内、胸骨内、髄腔内、肝内、病巣内および頭蓋内の注射または注入技法を含む。好ましくは、組成物は、経口、腹腔内または静脈内投与される。この発明の組成物の注射用滅菌形態は、水性または油性の懸濁物であってもよい。これらの懸濁物は、好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、当技術分野で公知の技法に従って製剤化されてもよい。注射用滅菌調製物はまた、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液のように、非毒性の非経口で許容される希釈剤または溶媒中の、注射用滅菌溶液または懸濁物であってもよい。用いることのできる許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー溶液および等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、滅菌の固定油は、従来より、溶媒または懸濁媒体として用いられている。
この目的のために、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激性固定油を用いることができる。オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、特に、それらのポリオキシエチル化型において、オリーブ油またはヒマシ油などの天然の薬学的に許容される油であるため、注射可能物質の調製に有用である。これらの油の溶液または懸濁物はまた、エマルションまたは懸濁物を含む、薬学的に許容される剤形の製剤化において一般的に使用される、カルボキシメチルセルロースまたは同様の分散剤などの長鎖アルコール希釈剤または分散剤を含有し得る。薬学的に許容される固体、液体、または他の剤形の製造において一般的に使用される、他の一般的に使用される界面活性剤、例えば、Tween、Span、および他の乳化剤またはバイオアベイラビリティ強化剤も、製剤化の目的で使用することができる。
この発明の薬学的に許容される組成物は、これらに限定されないが、カプセル剤、錠剤、水性懸濁剤または液剤を含む、任意の経口で許容される剤形で経口的に投与することができる。経口使用のための錠剤の場合、一般的に使用される担体として、ラクトースおよびトウモロコシデンプンが挙げられる。ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も、典型的には添加される。カプセル形態での経口投与に対して、有用な希釈剤として、ラクトースおよび乾燥トウモロコシデンプンが挙げられる。水性懸濁剤が経口使用に必要とされる場合、有効成分は、乳化剤および懸濁化剤と組み合わされる。所望の場合、ある特定の甘味剤、矯味矯臭剤または着色剤も添加され得る。
あるいは、この発明の薬学的に許容される組成物は、直腸投与のための坐剤の形態で投与することができる。これらは、室温では固体であるが直腸温度では液体であり、したがって、薬物を放出させるように直腸内で溶ける、好適な非刺激性賦形剤と薬剤とを混合することによって調製することができる。このような材料として、カカオバター、蜜ろうおよびポリエチレングリコールが挙げられる。
この発明の薬学的に許容される組成物はまた、特に、処置の標的が、眼、皮膚、または下部腸管の疾患を含む、局所適用によって容易に到達可能な領域または器官を含む場合、局所的に投与することができる。好適な局所製剤は、これらの領域または器官のそれぞれに対して、容易に調製される。
下部腸管に対する局所適用は、直腸の坐剤製剤(上記を参照されたい)または好適な浣腸製剤でなされてもよい。局所的な経皮パッチも使用することができる。
局所適用に対して、提供される薬学的に許容される組成物は、1つまたは複数の担体中に懸濁または溶解された活性成分を含有する好適な軟膏剤に製剤化され得る。この発明の化合物の局所投与のための担体として、これらに限定されないが、鉱油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化ろうおよび水が挙げられる。あるいは、提供される薬学的に許容される組成物は、1つまたは複数の薬学的に許容される担体中に懸濁または溶解された活性成分を含有する、好適なローションまたはクリームに製剤化され得る。好適な担体として、これらに限定されないが、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルろう、セテアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水が挙げられる。
眼科用に、提供される薬学的に許容される組成物は、等張のpH調節した滅菌食塩水中の微粉化懸濁剤として、または好ましくは、塩化ベンジルアルコニウム(benzylalkonium chloride)などの保存剤を含むかもしくは含まない、等張のpH調節した滅菌食塩水中の液剤として、製剤化され得る。あるいは、眼科用に、薬学的に許容される組成物は、ワセリンなどの軟膏剤に製剤化され得る。
この発明の薬学的に許容される組成物はまた、鼻腔エアロゾルまたは吸入によって投与することができる。このような組成物は、医薬製剤の技術分野で周知である技法に従って調製され、ベンジルアルコールもしくは他の好適な保存剤、バイオアベイラビリティを強化するための吸収促進剤、フッ化炭素、および/または他の従来の可溶化剤もしくは分散剤を用いて、食塩水中の液剤として調製され得る。
最も好ましくは、この発明の薬学的に許容される組成物は、経口投与のために製剤化される。このような製剤は、食物と共にまたは食物を伴わずに投与されてもよい。一部の実施形態では、この発明の薬学的に許容される組成物は、食物を伴わずに投与される。他の実施形態では、この発明の薬学的に許容される組成物は、食物と共に投与される。
単一剤形に組成物を生成するために担体材料と組み合わされてもよい本発明の化合物の量は、処置される宿主、特定の投与方式に応じて変わることになる。好ましくは、提供される組成物は、1日に体重1kg当たり0.01〜100mgの間の投薬量の阻害剤が、これらの組成物を受容する患者に投与することができるように製剤化されるべきである。
任意の特定患者に対する具体的な投薬量および処置レジメンは、用いられる具体的化合物の活性、年齢、体重、全身の健康、性別、食事、投与時間、排出速度、薬物の組み合わせ、ならびに処置する医師の判断および処置される特定の疾患の重症度を含む、様々な因子に応じて変わることも理解されるべきである。組成物中の本発明の化合物の量は、組成物中の特定の化合物に応じても変わることになる。
化合物および薬学的に許容される組成物
本明細書に記載の化合物および組成物は、一般的に、1つまたは複数の酵素のキナーゼ活性の阻害に有用である。一部の実施形態では、本発明の化合物および方法によって阻害されるキナーゼは、TYK2である。
TYK2は、プロテインキナーゼのヤヌスキナーゼ(JAK)ファミリーの非受容体型チロシンキナーゼメンバーである。哺乳動物のJAKファミリーは、4つのメンバー、すなわち、TYK2、JAK1、JAK2、およびJAK3からなる。TYK2を含む、JAKタンパク質は、サイトカインシグナル伝達に必須である。TYK2は、I型およびII型のサイトカイン受容体、ならびにインターフェロンI型およびIII型の受容体の細胞質ドメインと会合し、サイトカイン結合の際に、これらの受容体によって活性化される。TYK2活性化に関与するサイトカインとして、インターフェロン(例えば、IFN−α、IFN−β、IFN−κ、IFN−δ、IFN−ε、IFN−τ、IFN−ω、およびIFN−ζ(リミチンとしても公知)、ならびにインターロイキン(例えば、IL−4、IL−6、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−22、IL−23、IL−27、IL−31、オンコスタチンM、毛様体神経栄養因子、カルジオトロフィン1、カルジオトロフィン様サイトカイン、およびLIF)が挙げられる。Velasquezら、「A protein kinase in the interferon α/β signaling pathway」、Cell(1992年)70巻:313頁;Stahlら、「Association and activation of Jak−Tyk kinases by CNTF−LIF−OSM−IL−6β receptor components」、Science(1994年)263巻:92頁;Finbloomら、「IL−10 induces the tyrosine phosphorylation of Tyk2 and Jak1 and the differential assembly of Stat1 and Stat3 complexes in human T cells and monocytes」、J. Immunol.(1995年)155巻:1079頁;Baconら、「Interleukin 12 (IL−12) induces tyrosine phosphorylation of Jak2 and Tyk2: differential use of Janus family kinases by IL−2 and IL−12」、J. Exp. Med.(1995年)181巻:399頁;Welhamら、「Interleukin−13 signal transduction in lymphohemopoietic cells: similarities and differences in signal transduction with interleukin−4 and insulin」、J. Biol. Chem.(1995年)270巻:12286頁;Parhamら、「A receptor for the heterodimeric cytokine IL−23 is composed of IL−12Rβ1 and a novel cytokine receptor subunit, IL−23R」、J. Immunol.(2002年) 168巻:5699頁。次いで、活性化TYK2は、さらなるシグナル伝達タンパク質、例えば、STAT1、STAT2、STAT4、およびSTAT6を含むSTATファミリーのメンバーのリン酸化に進む。
IL−23によるTYK2の活性化は、炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、および潰瘍性大腸炎と結び付けられている。Duerrら、「A Genome−Wide Association Study Identifies IL23R as an Inflammatory Bowel Disease Gene」、Science(2006年)314巻:1461〜1463頁。IL−23の下流エフェクターとして、TYK2はまた、乾癬、強直性脊椎炎、およびベーチェット病において、役割を果たす。Choら、「Genomics and the multifactorial nature of human auto−immune disease」、N. Engl. J. Med(2011年)365巻:1612〜1623頁;Cortesら、「Identification of multiple risk variants for ankylosing spondylitis through high−density genotyping of immune−related loci」、Nat. Genet.(2013年)45巻(7号):730〜738頁;Remmersら、「Genome−wide association study identifies variants in the MHC class I, IL10, and IL23R−IL12RB2 regions associated with Behcet’s disease」、Nat. Genet.(2010年)42巻:698〜702頁。2,622名の乾癬を有する個体のゲノムワイド関連研究は、疾患の感受性とTYK2の間の関連を特定した。Strangeら、「A genome−wide association study identifies new psoriasis susceptibility loci and an interaction between HLA−C and ERAP1」、Nat. Genet.(2010年)42巻:985〜992頁。TYK2のノックアウトまたはチルホスチン阻害は、IL−23誘導およびIL−22誘導の両方の皮膚炎を有意に低減する。Ishizakiら、「Tyk2 is a therapeutic target for psoriasis−like skin inflammation」、Intl. Immunol.(2013年)、doi:10.1093/intimm/dxt062。
TYK2はまた、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がん、および嚢胞性線維症などの呼吸疾患において、役割を果たす。杯細胞過形成(GCH)および粘液過分泌は、TYK2のIL−13誘導活性化によって媒介され、これは次に、STAT6を活性化する。Zhangら、「Docking protein Gab2 regulates mucin expression and goblet cell hyperplasia through TYK2/STAT6 pathway」、FASEB J.(2012年)26巻:1〜11頁。
低下したTYK2活性は、コラーゲン抗体誘導関節炎(ヒト関節リウマチのモデル)からの関節の保護をもたらす。機構的には、低下したTyk2活性は、T1/T17関連サイトカインおよびマトリクスメタロプロテアーゼ、ならびに他の主要な炎症マーカーの産生を低減した。Ishizakiら、「Tyk2 deficiency protects joints against destruction in anti−type II collagen antibody−induced arthritis in mice」、Intl. Immunol.(2011年)23巻(9号):575〜582頁。
TYK2ノックアウトマウスは、対照と比較して、実験的自己免疫脳脊髄炎(EAE、多発性硬化症(MS)の動物モデル)において、完全な抵抗性を示し、脊髄へのCD4 T細胞の浸潤がなかった。このことは、TYK2が、MSにおける病原性のCD4媒介性疾患の発症のために必須であることを示唆する。Oyamadaら、「Tyrosine Kinase 2 Plays Critical Roles in the Pathogenic CD4 T Cell Responses for the Development of Experimental Autoimmune Encephalomyelitis」、J. Immunol.(2009年)183巻:7539〜7546頁。これは、増大したTYK2発現とMS感受性とを結び付ける、以前の研究の確証となる。Banら、「Replication analysis identifies TYK2 as a multiple sclerosis susceptibility factor」、Eur J. Hum. Genet.(2009年)17巻:1309〜1313頁。TYK2における機能喪失変異は、減少した脱髄およびニューロンの増加した髄鞘再形成をもたらし、MSおよび他のCNS脱髄障害の処置におけるTYK2阻害剤の役割をさらに示唆する。
TYK2は、IL−12とIL−23に共通する、唯一のシグナル伝達メッセンジャーである。TYK2ノックアウトによって、マウスにおいて、メチル化BSA注射誘導足蹠厚さ、イミキモド誘導乾癬様皮膚炎症、およびデキストラン硫酸ナトリウムまたは2,4,6−トリニトロベンゼンスルホン酸誘導大腸炎が低減された。
全身性エリテマトーデス(SLE、自己免疫障害)に関する、種々のI型IFNシグナル伝達遺伝子の関節連結および関連研究は、TYK2に対する機能喪失変異と、罹患した構成員を含む家族におけるSLEの有病率の低下との間の、強力かつ有意な相関を示した。Sigurdssonら、「Polymorphisms in the Tyrosine Kinase 2 and Interferon Regulatory Factor 5 Genes Are Associated with Systemic Lupus Erythematosus」、Am. J. Hum. Genet.(2005年)76巻:528〜537頁。SLEを有する個体の、罹患していないコホートに対するゲノムワイド関連研究は、TYK2遺伝子座とSLEの間の高度に有意な相関を示した。Grahamら、「Association of NCF2, IKZF1, IRF8, IFIH1, and TYK2 with Systemic Lupus Erythematosus」、PLoS Genetics(2011年)7巻(10号):e1002341頁。
TYK2は、腫瘍サーベイランスの維持において重要な役割を果たすことが示されており、TYK2ノックアウトマウスは、損なわれた細胞傷害性T細胞応答、および加速した腫瘍発生を示した。しかし、これらの影響は、ナチュラルキラー(NK)および細胞傷害性Tリンパ球の効率的な抑制に結び付けられており、このことは、TYK2阻害剤が、自己免疫障害または移植拒絶の処置のために非常に好適であることを示唆した。JAK3などの他のJAKファミリーメンバーは、免疫系において類似の役割を有するが、TYK2は、より少ない、より密接に関連したシグナル伝達経路に関与して、より少ないオフターゲット効果をもたらすため、より優れた標的であると示唆されている。Simmaら「Identification of an Indispensable Role for Tyrosine Kinase 2 in CTL−Mediated Tumor Surveillance」、Cancer Res.(2009年)69巻:203〜211頁。
しかし、Simmaらによって観察された減少した腫瘍サーベイランスとは矛盾して、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)における研究によって、T−ALLが、抗アポトーシスタンパク質BCL2のアップレギュレーションによってがん細胞の生存を維持するために、STAT1媒介性シグナル伝達を介するTYK2を介して、IL−10に高度に依存することが示される。TYK2のノックダウンは、細胞増殖を低減したが、他のJAKファミリーメンバーのノックダウンは、細胞増殖を低減しなかった。がん細胞の生存を促進するTYK2に対する特異的な活性化変異として、FERMドメイン(G36D、S47N、およびR425H)、JH2ドメイン(V731I)、およびキナーゼドメイン(E957DおよびR1027H)に対する活性化変異が挙げられる。しかし、TYK2のキナーゼ機能は、増大したがん細胞生存のために必要とされることもまた特定された。なぜなら、活性化変異(E957D)に加えて、キナーゼ失活変異(kinase−dead mutation)(M978YまたはM978F)を特徴とするTYK2酵素が、形質転換の失敗をもたらしたためである。Sandaら「TYK2−STAT1−BCL2 Pathway Dependence in T−Cell Acute Lymphoblastic Leukemia」、Cancer Disc.(2013年)3巻(5号):564〜577頁。
したがって、TYK2の選択的阻害は、IL−10および/またはBCL2中毒の腫瘍を有する患者、例えば、成人T細胞白血病の症例のうちの70%のための好適な標的であることが示唆されている。Fontanら「Discovering What Makes STAT Signaling TYK in T−ALL」、Cancer Disc.(2013年)3巻:494〜496頁。
TYK2媒介性STAT3シグナル伝達はまた、アミロイド−β(Aβ)ペプチドにより引き起こされるニューロン細胞死を媒介することが示されている。Aβ投与後の、STAT3のTYK2リン酸化の低下によって、ニューロン細胞死の低下がもたらされ、STAT3のリン酸化の増加が、アルツハイマー病患者の死後の脳において観察されている。Wanら「Tyk/STAT3 Signaling Mediates β−Amyloid−Induced Neuronal Cell Death: Implications in Alzheimer’s Disease」、J. Neurosci.(2010年)30巻(20号):6873〜6881頁。
JAK−STATシグナル伝達経路の阻害は、発毛、および円形脱毛症に伴う脱毛の逆転にも関与する。Xingら、「Alopecia areata is driven
by cytotoxic T lymphocytes and is reversed by JAK inhibition」、Nat. Med.(2014年)20巻:1043〜1049頁;Harelら、「Pharmacologic inhibition of JAK−STAT signaling promotes hair growth」、Sci. Adv.(2015年)1巻(9号):e1500973頁。
したがって、TYK2の活性を阻害する化合物、特に、JAK2に優先して高い選択性を有するものが有益である。このような化合物は、本明細書に記載の状態のうちの1つまたは複数を、JAK2の阻害に関連する副作用なしで、好ましく処置する薬理学的応答を送達するはずである。
TYK2阻害剤は当技術分野において公知であるにもかかわらず、より有効または有利な薬学的に関連する特性を有する、新規阻害剤を提供することが、依然として必要とされている。例えば、増大した活性、他のJAKキナーゼ(特に、JAK2)に優先して高い選択性、およびADMET(吸収、分布、代謝、排出、および/または毒性)特性を有する化合物である。したがって、一部の実施形態では、本発明は、JAK2に優先して高い選択性を示す、TYK2の阻害剤を提供する。
この発明において利用される化合物の、TYK2、またはその変異体の阻害剤としての活性は、in vitro、in vivoまたは細胞株内で、アッセイされ得る。in
vitroアッセイとして、活性化したTYK2、またはその変異体のリン酸化活性および/もしくはその後の機能的結果、またはATPase活性のいずれかの阻害を決定するアッセイが挙げられる。代替のin vitroアッセイによって、阻害剤がTYK2に結合する能力が定量される。阻害剤の結合は、結合前の阻害剤を放射性標識し、阻害剤/TYK2複合体を単離し、結合した放射性標識の量を決定することによって、測定され得る。あるいは、阻害剤の結合は、新規阻害剤が、公知の放射性リガンドに結合したTYK2と共にインキュベートされる競合実験を行うことによって決定され得る。TYK2阻害剤をアッセイするのに有用な、代表的なin vitroアッセイおよびin vivoアッセイとして、例えば、 に記載および開示されるものが挙げられ、その各々は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる。この発明において、TYK2またはその変異体の阻害剤として利用される化合物をアッセイするための詳細な条件は、以下の実施例に記載されている。
本明細書において使用する場合、「処置(treatment)」、「処置する(treat)」、および「処置すること(treating)」という用語は、本明細書に記載されるような、疾患もしくは障害、またはその1つもしくは複数の症状の、逆転、軽減、発症の遅延、または進行の阻害を指す。一部の実施形態では、処置は、1つまたは複数の症状が発症した後に施され得る。他の実施形態では、処置は、症状の非存在下で施され得る。例えば、処置は、症状の発症前に、感受性の個体に施され得る(例えば、症状の病歴を考慮しておよび/または遺伝因子もしくは他の感受性因子を考慮して)。処置はまた、症状が消散した後に、例えば、その症状の再発を予防するかまたは遅延させるために、続けられてもよい。
提供される化合物は、TYK2の阻害剤であり、したがって、TYK2またはその変異体の活性に関連する1つまたは複数の障害を処置するために有用である。したがって、ある特定の実施形態では、本発明は、TYK2媒介性障害を処置するための方法であって、それを必要とする患者に、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される組成物を投与するステップを含む、方法を提供する。
本明細書において使用する場合、「TYK2媒介性」障害、疾患、および/または状態という用語は、本明細書において使用する場合、TYK2またはその変異体が役割を果たすことが公知である、任意の疾患または他の有害な状態を意味する。したがって、本発明の別の実施形態は、TYK2、またはその変異体が役割を果たすことが公知である、1つまたは複数の疾患を処置するかまたは重症度を低下させることに関する。このようなTYK2媒介性障害として、これらに限定されないが、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害および移植に関連する障害が挙げられる。
一部の実施形態では、本発明は、1つまたは複数の障害を処置するための方法であって、障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、および移植に関連する障害から選択され、前記方法が、それを必要とする患者に、有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、障害は、自己免疫障害である。一部の実施形態では、障害は、1型糖尿病、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、ベーチェット病、POEMS症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される。
一部の実施形態では、障害は、炎症性障害である。一部の実施形態では、炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、肝腫大、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患である。
一部の実施形態では、障害は、増殖性障害である。一部の実施形態では、増殖性障害は、血液学的がんである。一部の実施形態では、増殖性障害は、白血病である。一部の実施形態では、白血病は、T細胞白血病である。一部の実施形態では、T細胞白血病は、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)である。一部の実施形態では、増殖性障害は、真性赤血球増加症、骨髄線維症、本態性または血小板増加症である。
一部の実施形態では、障害は、内分泌性障害である。一部の実施形態では、内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である。
一部の実施形態では、障害は、神経学的障害である。一部の実施形態では、神経学的障害は、アルツハイマー病である。
一部の実施形態では、増殖性障害は、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する。一部の実施形態では、TYK2における活性化変異は、FERMドメイン、JH2ドメイン、またはキナーゼドメインに対する変異である。一部の実施形態では、TYK2における活性化変異は、G36D、S47N、R425H、V731I、E957D、およびR1027Hから選択される。
一部の実施形態では、障害は、移植に関連する。一部の実施形態では、移植に関連する障害は、移植拒絶、または移植片対宿主病である。
一部の実施形態では、障害は、I型インターフェロン、IL−10、IL−12、またはIL−23シグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、I型インターフェロンシグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、IL−10シグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、IL−12シグナル伝達に関連する。一部の実施形態では、障害は、IL−23シグナル伝達に関連する。
本発明の化合物はまた、皮膚の炎症状態またはアレルギー状態、例えば、乾癬、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多形性紅斑、疱疹状皮膚炎、強皮症、白斑、過敏性血管炎、蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、エリテマトーデス、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、腫瘍随伴性天疱瘡、後天性表皮水疱症、尋常性ざ瘡、および皮膚の他の炎症状態またはアレルギー状態の処置において有用である。
本発明の化合物はまた、他の疾患または状態、例えば、炎症成分を有する疾患または状態の処置、例えば、眼のアレルギー、結膜炎、乾性角結膜炎、および春季結膜炎などの目の疾患および状態、アレルギー性鼻炎を含む鼻に影響を与える疾患、ならびに自己免疫性血液学的障害(例えば、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろうおよび特発性血小板減少症)を含む、自己免疫反応が関与するかまたは自己免疫成分もしくは病因を有する炎症性疾患、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性軟骨炎、強皮症、ウェゲナー肉芽腫症、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、スティーブン−ジョンソン症候群、特発性スプルー、自己免疫性炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性結腸炎およびクローン病)、過敏性腸症候群、セリアック病、歯周炎、肺硝子膜症、腎疾患、糸球体疾患、アルコール性肝臓疾患、多発性硬化症、内分泌性眼障害、グレーブス病、サルコイドーシス、肺胞炎、慢性過敏性肺臓炎、多発性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎(前部および後部)、シェーグレン症候群、乾性角結膜炎および春季カタル、間質性肺線維症、乾癬性関節炎、全身性若年性特発性関節炎、クリオピリン関連周期性症候群、腎炎、血管炎、憩室炎、間質性膀胱炎、糸球体腎炎(例えば、特発性ネフローゼ症候群または微小変化型腎症(minal change nephropathy)を含むネフローゼ症候群を伴うものおよび伴わないもの)、慢性肉芽腫症、子宮内膜症、レプトスピラ症 腎疾患、緑内障、網膜疾患、加齢、頭痛、疼痛、複合性局所疼痛症候群、心臓肥大、筋肉消耗、異化障害、肥満症、胎児成長遅滞、高コレステロール血症(hyperchlolesterolemia)、心臓病、慢性心不全、中皮腫、無発汗性外胚葉性形成異常、ベーチェット病、色素失調症、パジェット病、膵臓炎、遺伝性周期熱症候群、喘息(アレルギー性および非アレルギー性、軽度、中等度、重度、気管支炎性、および運動により惹起)、急性肺傷害、急性呼吸促迫症候群、好酸球増加症、過敏症、アナフィラキシー、副鼻腔炎、眼のアレルギー、シリカにより誘導される疾患、COPD(損傷の低減、気道炎症、気管支過活動、再造形または疾患進行)、肺疾患、嚢胞性線維症、酸により誘導される肺傷害、肺高血圧症、多発性神経障害、白内障、全身性硬化症に関連する筋肉の炎症、封入体筋炎、重症筋無力症、甲状腺炎、アディソン病、扁平苔癬、1型糖尿病、または2型糖尿病、虫垂炎、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頚管炎、胆管炎、胆嚢炎、慢性移植片拒絶、大腸炎、結膜炎、クローン病、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎(enterocolitis)、外上顆炎、精巣上体炎、筋膜炎、結合組織炎、胃炎、胃腸炎、ヘノッホ−シェーンライン紫斑病、肝炎、汗腺膿瘍、免疫グロブリンA腎症、間質性肺疾患、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎 心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎、肺炎、多発性筋炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、潰瘍性結腸炎、ブドウ膜炎、膣炎、血管炎、あるいは外陰炎の処置のために使用することができる。
一部の実施形態では、この発明の方法によって処置することができる炎症性疾患は、急性痛風および慢性痛風、慢性痛風性関節炎、乾癬、乾癬性関節炎、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性若年性特発性関節炎(SJIA)、クリオピリン関連周期性症候群(CAPS)、ならびに変形性関節症から選択される。
一部の実施形態では、この発明の方法によって処置することができる炎症性疾患は、T1またはT17媒介性疾患である。一部の実施形態では、T17媒介性疾患は、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、および炎症性腸疾患(クローン病または潰瘍性結腸炎を含む)から選択される。
一部の実施形態では、この発明の方法によって処置することができる炎症性疾患は、シェーグレン症候群、アレルギー性障害、変形性関節症、眼のアレルギー、結膜炎、乾性角結膜炎および春季結膜炎などの目の状態、ならびにアレルギー性鼻炎などの鼻に影響を与える疾患から選択される。
さらに、本発明は、本明細書の定義による化合物、あるいはその薬学的に許容される塩、または水和物もしくは溶媒和物の、自己免疫障害、炎症性障害、もしくは増殖性障害、または移植に関連して一般的に生じる障害の処置のための医薬の調製のための使用を提供する。
併用療法
処置される特定の状態、または疾患に依存して、その状態を処置するために通常投与される追加の治療剤を、この発明の化合物および組成物と組み合わせて投与することができる。本明細書において使用する場合、特定の疾患、または状態を処置するために通常投与される追加の治療剤は、「処置される疾患、または状態のために適切である」として公知である。
ある特定の実施形態では、提供される組み合わせ、またはその組成物は、別の治療剤と組み合わせて投与される。
この発明の組み合わせが組み合わされてもよい薬剤の例として、限定されないが:アルツハイマー病の処置剤、例えば、Aricept(登録商標)およびExcelon(登録商標);HIVの処置剤、例えば、リトナビル;パーキンソン病の処置剤、例えば、L−DOPA/カルビドパ、エンタカポン、ロピニロール(ropinrole)、プラミペキソール、ブロモクリプチン、ペルゴリド、トリヘキシフェニジル(trihexephendyl)、およびアマンタジン;ベータインターフェロン(例えば、Avonex(登録商標)およびRebif(登録商標))、Copaxone(登録商標)、およびミトキサントロンなどの、多発性硬化症(MS)を処置するための薬剤;喘息の処置剤、例えば、アルブテロールおよびSingulair(登録商標);統合失調症を処置するための薬剤、例えば、ジプレキサ、リスパダール、セロクエル、およびハロペリドール;抗炎症剤、例えば、コルチコステロイド、TNF遮断薬、IL−1 RA、アザチオプリン、シクロホスファミド、およびスルファサラジン;免疫調節剤および免疫抑制剤、例えば、シクロスポリン、タクロリムス、ラパマイシン、ミコフェノール酸モフェチル、インターフェロン、コルチコステロイド、シクロホスファミド(cyclophophamide)、アザチオプリン、およびスルファサラジン;神経栄養因子、例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、MAO阻害剤、インターフェロン、抗痙攣薬、イオンチャネル遮断薬、リルゾール、および抗パーキンソン病剤(anti−Parkinsonian agent);心臓血管疾患を処置するための薬剤、例えば、ベータ遮断薬、ACE阻害剤、利尿薬、ニトレート、カルシウムチャネル遮断薬、およびスタチン;肝臓疾患を処置するための薬剤、例えば、コルチコステロイド、コレスチラミン、インターフェロン、および抗ウイルス剤;血液障害を処置するための薬剤、例えば、コルチコステロイド、抗白血病剤、および増殖因子;薬物動態を延長または改善する薬剤、例えば、シトクロムP450阻害剤(すなわち、代謝分解の阻害剤)およびCYP3A4阻害剤(例えば、ケトコナゾール(ketokenozole)およびリトナビル)、ならびに免疫不全障害を処置するための薬剤、例えば、ガンマグロブリンが挙げられる。
ある特定の実施形態では、本発明の併用療法、またはその薬学的に許容される組成物は、モノクローナル抗体またはsiRNA治療薬と組み合わせて投与される。
これらの追加の薬剤は、提供される併用療法とは別に、複数投薬レジメンの一部として投与されてもよい。あるいは、これらの薬剤は、この発明の化合物と一緒に単一組成物として混合された、単一剤形の一部であってもよい。複数投薬レジメンの一部として投与される場合、2つの活性な薬剤は、同時に、逐次的にまたは互いからある期間以内に、通常、互いから5時間以内に与えられてもよい。
本明細書において使用する場合、「組み合わせ」、「組み合わせた」という用語、および関連する用語は、この発明による治療剤の同時または逐次的な投与を指す。例えば、本発明の組み合わせは、別の治療剤と、別々の単位剤形中で同時または逐次的に、または単一の単位剤形中で一緒に投与されてもよい。
この発明の組成物中に存在する追加の治療剤の量は、その治療剤を唯一の活性な薬剤として含む組成物中で通常投与される量以下である。好ましくは、本開示の組成物中の追加の治療剤の量は、その薬剤を唯一の治療上活性な薬剤として含む組成物中に通常存在する量の約50%から100%の範囲である。
一実施形態では、本発明は、式Iの化合物および1種または複数の追加の治療剤を含む組成物を提供する。治療剤は、式Iの化合物と一緒に投与することができるか、または式Iの化合物の投与前もしくは投与後に投与することができる。好適な治療剤は、以下にさらに詳細に記載される。ある特定の実施形態では、式Iの化合物は、治療剤の5分前、10分前、15分前、30分前、1時間前、2時間前、3時間前、4時間前、5時間前、6時間前、7時間前、8時間前、9時間前、10時間前、11時間前、12時間前、13時間前、14時間前、15時間前、16時間前、17時間前、または18時間前までに投与することができる。他の実施形態では、式Iの化合物は、治療剤の最大5分後、10分後、15分後、30分後、1時間後、2時間後、3時間後、4時間後、5時間後、6時間後、7時間後、8時間後、9時間後、10時間後、11時間後、12時間後、13時間後、14時間後、15時間後、16時間後、17時間後、または18時間後に投与することができる。
別の実施形態では、本発明は、炎症性の疾患、障害または状態を、それを必要とする患者に、式Iの化合物および1種または複数の追加の治療剤を投与することによって処置する方法を提供する。このような追加の治療剤は、小分子または組換え生物学的薬剤であってもよく、例えば、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルヒチン(Colcrys(登録商標))、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、プロベネシド、アロプリノール、フェブキソスタット(febuxostat)(Uloric(登録商標))、スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、金塩(例えば、金チオグルコース(Solganal(登録商標))、チオリンゴ酸金(Myochrysine(登録商標))およびオーラノフィン(Ridaura(登録商標)))、D−ペニシラミン(Depen(登録商標)またはCuprimine(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロスポリン(Sandimmune(登録商標))、レフルノミド(Arava(登録商標))および「抗−TNF」剤(例えば、エタネルセプト(Enbrel(登録商標))、インフリキシマブ(Remicade(登録商標))、ゴリムマブ(Simponi(登録商標))、セルトリズマブペゴール(Cimzia(登録商標))およびアダリムマブ(Humira(登録商標)))、「抗IL−1」剤(例えば、アナキンラ(Kineret(登録商標))およびリロナセプト(Arcalyst(登録商標)))、カナキヌマブ(canakinumab)(Ilaris(登録商標))、抗Jak阻害剤(例えば、トファシチニブ)、抗体(例えば、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)))、「抗T細胞」剤(例えば、アバタセプト(Orencia(登録商標)))、「抗IL−6」剤(例えば、トシリズマブ(Actemra(登録商標)))、ジクロフェナク、コルチゾン、ヒアルロン酸(Synvisc(登録商標)またはHyalgan(登録商標))、モノクローナル抗体(例えば、タネズマブ)、抗凝固薬(例えば、ヘパリン(Calcinparine(登録商標)またはLiquaemin(登録商標))およびワルファリン(Coumadin(登録商標)))、下痢止め薬(例えば、ジフェノキシレート(Lomotil(登録商標))およびロペラミド(Imodium(登録商標)))、胆汁酸結合剤(例えば、コレスチラミン)、アロセトロン(Lotronex(登録商標))、ルビプロストン(Amitiza(登録商標))、緩下薬(例えば、マグネシアミルク、ポリエチレングリコール(MiraLax(登録商標))、Dulcolax(登録商標)、Correctol(登録商標)およびSenokot(登録商標))、抗コリン作用薬もしくは鎮痙薬(例えば、ジシクロミン(Bentyl(登録商標)))、Singulair(登録商標)、ベータ−2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(Serevent(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、臭化イプラトロピウム(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標)))、吸入用コルチコステロイド(例えば、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmocort(登録商標))、ならびにフルニソリド(Aerobid(登録商標)))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、Dulera(登録商標)、クロモリンナトリウム(Intal(登録商標))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo−Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo−bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo−24(登録商標))およびアミノフィリン)、IgE抗体(例えば、オマリズマブ(Xolair(登録商標)))、ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(例えば、ジドブジン(Retrovir(登録商標))、アバカビル(Ziagen(登録商標))、アバカビル/ラミブジン(Epzicom(登録商標))、アバカビル/ラミブジン/ジドブジン(Trizivir(登録商標))、ジダノシン(Videx(登録商標))、エムトリシタビン(Emtriva(登録商標))、ラミブジン(Epivir(登録商標))、ラミブジン/ジドブジン(Combivir(登録商標))、スタブジン(Zerit(登録商標))、およびザルシタビン(Hivid(登録商標)))、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(例えば、デラビルジン(Rescriptor(登録商標))、エファビレンツ(Sustiva(登録商標))、ネビラピン(Viramune(登録商標))およびエトラビリン(Intelence(登録商標)))、ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤(例えば、テノホビル(Viread(登録商標)))、プロテアーゼ阻害剤(例えば、アンプレナビル(Agenerase(登録商標))、アタザナビル(Reyataz(登録商標))、ダルナビル(Prezista(登録商標))、ホスアンプレナビル(Lexiva(登録商標))、インジナビル(Crixivan(登録商標))、ロピナビルおよびリトナビル(Kaletra(登録商標))、ネルフィナビル(Viracept(登録商標))、リトナビル(Norvir(登録商標))、サキナビル(Fortovase(登録商標)またはInvirase(登録商標))、ならびにチプラナビル(Aptivus(登録商標)))、侵入阻害剤(例えば、エンフビルチド(Fuzeon(登録商標))およびマラビロク(Selzentry(登録商標)))、インテグラーゼ阻害剤(例えば、ラルテグラビル(Isentress(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、ボルテゾミブ(Velcade(登録商標))、およびデキサメタゾン(Decadron(登録商標))の、レナリドミド(Revlimid(登録商標))と組み合わせたもの)、またはこれらの任意の組み合わせ(複数可)が挙げられる。
別の実施形態では、本発明は、関節リウマチを処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびに非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、金塩(例えば、金チオグルコース(Solganal(登録商標))、チオリンゴ酸金(Myochrysine(登録商標))およびオーラノフィン(Ridaura(登録商標)))、D−ペニシラミン(Depen(登録商標)またはCuprimine(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロスポリン(Sandimmune(登録商標))、レフルノミド(Arava(登録商標))および「抗TNF」剤(例えば、エタネルセプト(Enbrel(登録商標))、インフリキシマブ(Remicade(登録商標))、ゴリムマブ(Simponi(登録商標))、セルトリズマブペゴール(Cimzia(登録商標))およびアダリムマブ(Humira(登録商標)))、「抗IL−1」剤(例えば、アナキンラ(Kineret(登録商標))およびリロナセプト(Arcalyst(登録商標)))、抗体(例えば、リツキシマブ(Rituxan(登録商標)))、「抗T細胞」剤(例えば、アバタセプト(Orencia(登録商標)))および「抗IL−6」剤(例えば、トシリズマブ(Actemra(登録商標)))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、変形性関節症を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにアセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、ジクロフェナク、コルチゾン、ヒアルロン酸(Synvisc(登録商標)またはHyalgan(登録商標))およびモノクローナル抗体(例えば、タネズマブ)から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、皮膚エリテマトーデスまたは全身性エリテマトーデスを処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにアセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)(例えば、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、エトドラク(Lodine(登録商標))およびセレコキシブ)、コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、およびヒドロコルチゾンなど)、抗マラリア薬(例えば、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(登録商標))およびクロロキン(Aralen(登録商標)))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、メトトレキサート(Rheumatrex(登録商標))、アザチオプリン(Imuran(登録商標))および抗凝固薬(例えば、ヘパリン(Calcinparine(登録商標)またはLiquaemin(登録商標))およびワルファリン(Coumadin(登録商標)))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、クローン病、潰瘍性大腸炎、または炎症性腸疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにメサラミン(Asacol(登録商標))スルファサラジン(Azulfidine(登録商標))、下痢止め薬(例えば、ジフェノキシレート(Lomotil(登録商標))およびロペラミド(Imodium(登録商標)))、胆汁酸結合剤(例えば、コレスチラミン、アロセトロン(Lotronex(登録商標))、ルビプロストン(Amitiza(登録商標)))、緩下薬(例えば、マグネシアミルク、ポリエチレングリコール(MiraLax(登録商標))、Dulcolax(登録商標)、Correctol(登録商標)およびSenokot(登録商標))および抗コリン作用薬または鎮痙薬(例えば、ジシクロミン(Bentyl(登録商標))、抗TNF治療薬、ステロイド、および抗生物質(例えば、Flagylまたはシプロフロキサシン)から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、喘息を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにSingulair(登録商標)、ベータ−2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(Serevent(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、臭化イプラトロピウム(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標)))、吸入用コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmocort(登録商標))、フルニソリド(Aerobid(登録商標))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、およびDulera(登録商標))、クロモリンナトリウム(Intal(登録商標))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo−Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo−bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo−24(登録商標))およびアミノフィリン)、およびIgE抗体(例えば、オマリズマブ(Xolair(登録商標)))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、COPDを処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにベータ−2アゴニスト(例えば、アルブテロール(Ventolin(登録商標)HFA、Proventil(登録商標)HFA)、レバルブテロール(Xopenex(登録商標))、メタプロテレノール(Alupent(登録商標))、酢酸ピルブテロール(Maxair(登録商標))、硫酸テルブタリン(Brethaire(登録商標))、キシナホ酸サルメテロール(Serevent(登録商標))およびフォルモテロール(Foradil(登録商標)))、抗コリン作用剤(例えば、臭化イプラトロピウム(Atrovent(登録商標))およびチオトロピウム(Spiriva(登録商標)))、メチルキサンチン(例えば、テオフィリン(Theo−Dur(登録商標)、Theolair(登録商標)、Slo−bid(登録商標)、Uniphyl(登録商標)、Theo−24(登録商標))およびアミノフィリン)、吸入用コルチコステロイド(例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(Beclovent(登録商標)、Qvar(登録商標)、およびVanceril(登録商標))、トリアムシノロンアセトニド(Azmacort(登録商標))、モメタゾン(Asthmanex(登録商標))、ブデソニド(Pulmocort(登録商標))、フルニソリド(Aerobid(登録商標))、Afviar(登録商標)、Symbicort(登録商標)、およびDulera(登録商標))から選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、血液学的悪性疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにリツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/汎JAK阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、固形腫瘍を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにリツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/汎JAK阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、血液学的悪性疾患を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物およびヘッジホッグ(Hh)シグナル伝達経路阻害剤を投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、血液学的悪性疾患は、DLBCL(Ramirezら「Defining causative factors contributing in the activation of hedgehog signaling in diffuse large B−cell lymphoma」Leuk. Res.(2012年)、7月17日にオンラインで公開され、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる)である。
別の実施形態では、本発明は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにリツキシマブ(Rituxan(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標))、ドキソルビシン(Hydrodaunorubicin(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))、プレドニゾン、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、およびこれらの組み合わせから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、多発性骨髄腫を処置する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物ならびにボルテゾミブ(Velcade(登録商標))、およびデキサメタゾン(Decadron(登録商標))、ヘッジホッグシグナル伝達阻害剤、BTK阻害剤、JAK/汎JAK阻害剤、TYK2阻害剤、PI3K阻害剤、SYK阻害剤の、レナリドミド(Revlimid(登録商標))と組み合わせたものから選択される1種または複数の追加の治療剤を投与するステップを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物およびBTK阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、炎症性腸疾患、関節炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、血管炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、関節リウマチ、乾癬性関節炎、変形性関節症、スティル病、若年性関節炎、糖尿病、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、オード甲状腺炎(Ord’s thyroiditis)、グレーブス病、自己免疫性甲状腺炎、シェーグレン症候群、多発性硬化症、全身性硬化症、ライム神経ボレリア症、ギラン−バレー症候群、急性播種性脳脊髄膜炎、アディソン病、オプソクローヌス−ミオクローヌス症候群、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、自己免疫性肝炎、自己免疫性胃炎、悪性貧血、セリアック病、グッドパスチャー症候群、特発性血小板減少性紫斑病、視神経炎、強皮症、原発性胆汁性肝硬変、ライター症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎、温式自己免疫性溶血性貧血、ウェゲナー肉芽腫症、乾癬、全身性脱毛症、ベーチェット病、慢性疲労、自律神経障害、膜性糸球体腎症、子宮内膜症、間質性膀胱炎、尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡、神経性筋強直、強皮症、外陰部痛、過剰増殖性疾患、移植された器官または組織の拒絶、後天性免疫不全症候群(AIDS、HIVとしても公知)、1型糖尿病、移植片対宿主病、移植、輸血、アナフィラキシー、アレルギー(例えば、植物の花粉、ラテックス、薬物、食物、昆虫の毒、動物の毛、動物のふけ、イエダニ、またはゴキブリのカリックス(cockroach calyx)に対するアレルギー)、I型過敏症、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、およびアトピー性皮膚炎、喘息、虫垂炎、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、眼瞼炎、細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頚管炎、胆管炎、胆嚢炎、慢性移植片拒絶、大腸炎、結膜炎、クローン病、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎、外上顆炎、精巣上体炎、筋膜炎、結合組織炎、胃炎、胃腸炎、ヘノッホ−シェーンライン紫斑病、肝炎、汗腺膿瘍、免疫グロブリンA腎症、間質性肺疾患、喉頭炎、乳腺炎、髄膜炎、脊髄炎 心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、耳炎、膵臓炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎、肺炎、多発性筋炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、潰瘍性結腸炎、ブドウ膜炎、膣炎、血管炎、または外陰炎、B細胞増殖性障害(例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ性リンパ腫、慢性リンパ性白血病、急性リンパ性白血病、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫/ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、脾臓辺縁層リンパ腫、多発性骨髄腫(プラズマ細胞骨髄腫としても公知)、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、プラズマ細胞腫、節外性辺縁層B細胞リンパ腫、結節性辺縁層B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、バーキットリンパ腫/白血病、またはリンパ腫様肉芽腫症、乳がん、前立腺がん、または肥満細胞のがん(例えば、肥満細胞腫、肥満細胞性白血病、肥満細胞肉腫、全身性肥満細胞症)、骨がん、結腸直腸がん、膵臓がん、骨および関節の疾患(限定されないが、関節リウマチ、血清反応陰性脊椎関節炎(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎およびライター病を含む)、ベーチェット病、シェーグレン症候群、全身性硬化症、骨粗しょう症、骨がん、骨転移を含む)、血栓塞栓障害(例えば、心筋梗塞、狭心症、血管形成術後の再閉塞、血管形成術後の再狭窄、大動脈冠状動脈バイパス後の再閉塞、大動脈冠状動脈バイパス後の再狭窄、脳卒中、一過性虚血、末梢動脈閉塞性障害、肺動脈塞栓症、深部静脈血栓症)、炎症性骨盤疾患、尿道炎、皮膚の日焼け、静脈洞炎、肺臓炎、脳炎、髄膜炎、心筋炎、腎炎、骨髄炎、筋炎、肝炎、胃炎、腸炎、皮膚炎、歯肉炎、虫垂炎、膵臓炎、胆嚢炎(cholocystitus)、無ガンマグロブリン血症、乾癬、アレルギー、クローン病、過敏性腸管症候群、潰瘍性結腸炎、シェーグレン病、組織移植片拒絶、移植された器官に対する超急性拒絶、喘息、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、多腺性自己免疫疾患(autoimmune polyglandular disease)(多腺性自己免疫症候群としても公知)、自己免疫性脱毛症、悪性貧血、糸球体腎炎、皮膚筋炎、多発性硬化症、強皮症、血管炎、自己免疫性溶血状態および自己免疫性血小板減少状態、グッドパスチャー症候群、アテローム性動脈硬化症、アディソン病、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病、敗血症性ショック、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性関節炎、変形性関節症、慢性特発性血小板減少性紫斑病、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、アトピー性皮膚炎、変形性関節疾患、白斑、自己免疫性下垂体機能低下症、ギラン−バレー症候群、ベーチェット病、強皮症、菌状息肉腫、急性炎症性応答(例えば、急性呼吸促迫症候群および虚血/再灌流傷害)、ならびにグレーブス病から選択される、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物およびPI3K阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、がん、神経変性障害、血管新生障害、ウイルス性疾患、自己免疫疾患、炎症性障害、ホルモン関連疾患、器官移植に関連する状態、免疫不全障害、破壊性骨障害、増殖性障害、感染症、細胞死に関連する状態、トロンビン誘導性血小板凝集、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、肝臓疾患、T細胞活性化が関与する病的免疫状態、心血管障害、およびCNS障害から選択される、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物およびPI3K阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、脳、腎臓(例えば、腎細胞癌(RCC))、肝臓、副腎、膀胱、乳房、胃、胃腫瘍、卵巣、結腸、直腸、前立腺、膵臓、肺、膣、子宮内膜、子宮頚部、精巣、尿生殖路、食道、喉頭、皮膚、骨または甲状腺の良性または悪性の腫瘍、癌腫または固形腫瘍、肉腫、グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、多発性骨髄腫または胃腸がん、特に、結腸癌もしくは結腸直腸腺腫または頭頚部腫瘍、表皮過剰増殖、乾癬、前立腺過形成、新生物、上皮内新生物(neoplasia of epithelial character)、腺腫、腺癌、角化棘細胞腫、類表皮癌、大細胞癌、非小細胞性肺癌、リンパ腫(例えば、非ホジキンリンパ腫(NHL)およびホジキンリンパ腫(ホジキンまたはホジキン病とも呼ばれる)を含む)、乳癌、濾胞状癌、未分化癌、乳頭状癌、セミノーマ、黒色腫、または白血病、カウデン症候群、レールミット−ダクロス病(Lhermitte−Dudos disease)およびバナヤン−ゾナナ症候群を含む疾患、またはPI3K/PKB経路が異常に活性化される疾患、内因性(非アレルギー性)喘息と外因性(アレルギー性)喘息の両方を含む、あらゆる型または発生の喘息、軽度喘息、中等度喘息、重度の喘息、気管支炎性喘息、運動により惹起される喘息、職業性喘息および細菌感染後に誘導される喘息、急性肺傷害(ALI)、成人/急性呼吸促迫症候群(ARDS)、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)、慢性閉塞性気道疾患または慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive lung disease)(COPD、COADまたはCOLD)(それに関連する慢性気管支炎または呼吸困難を含む)、気腫、ならびに他の薬物治療(特に、他の吸入薬物治療)の結果の気道の過活動の増悪、あらゆる型または発生の気管支炎(これらに限定されないが、急性、アラキジン酸、カタル性、クループ性(croupus)、慢性または結核性の気管支炎を含む)、あらゆる型または発生の塵肺症(慢性であれ急性であれ、気道の閉塞を頻繁に伴い、粉塵の繰り返しの吸入により引き起こされる、炎症性の一般的に職業的な肺の疾患)(例えば、アルミニウム肺症、炭粉症、石綿沈着症、石粉症、チローシス(ptilosis)、鉄症、珪肺症、タバコ中毒症(tabacosis)および綿肺症を含む)、レフラー症候群(Loffler’s syndrome)、好酸球性、肺炎、寄生生物性(特に、後生動物の)インフェステーション(熱帯性好酸球増加症を含む)、気管支肺アスペルギルス症、結節性多発性動脈炎(チャーグ−ストラウス症候群を含む)、好酸球性肉芽腫および薬物反応により引き起こされる気道に罹患する好酸球関連障害、乾癬、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多形性紅斑、疱疹状皮膚炎、強皮症、白斑、過敏性血管炎、蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、エリテマトーデス、天疱瘡、後天性表皮水疱症、結膜炎、乾性角結膜炎、および春季結膜炎、アレルギー性鼻炎を含む鼻に影響を与える疾患、および自己免疫反応が関与するかまたは自己免疫成分もしくは病因を有する炎症性疾患(自己免疫性血液学的障害(例えば、溶血性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろうおよび特発性血小板減少症)を含む)、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性軟骨炎、強皮症、ウェゲナー肉芽腫症、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、スティーブン−ジョンソン症候群、特発性スプルー、自己免疫性炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性結腸炎およびクローン病)、内分泌性眼障害、グレーブス病、サルコイドーシス、肺胞炎、慢性過敏性肺臓炎、多発性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、ブドウ膜炎(前部および後部)、乾性角結膜炎および春季カタル、間質性肺線維症、乾癬性関節炎および糸球体腎炎(ネフローゼ症候群(例えば、特発性ネフローゼ症候群または微小変化型腎症を含む)を伴うかまたは伴わないもの)、再狭窄、心臓肥大、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、虚血性発作およびうっ血性心不全、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、および脳虚血、ならびに外傷、グルタミン酸神経毒性および低酸素症により引き起こされる神経変性疾患から選択される、方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物およびBcl−2阻害剤を投与するステップを含み、疾患が、炎症性障害、自己免疫障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害である、方法を提供する。一部の実施形態では、障害は、増殖性障害、ループス、またはループス腎炎である。一部の実施形態では、増殖性障害は、慢性リンパ性白血病、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、ホジキン病、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨髄異形成症候群、リンパ腫、血液学的新生物、または固形腫瘍である。
一部の実施形態では、本発明は、疾患を処置するかまたはその重症度を低下させる方法であって、それを必要とする患者に、TYK2偽キナーゼ(JH2)ドメイン結合化合物およびTYK2キナーゼ(JH1)ドメイン結合化合物を投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、疾患は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害である。一部の実施形態では、JH2結合化合物は、式Iの化合物である。他の好適なJH2ドメイン結合化合物として、そのそれぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2014/074660A1、WO2014/074661A1、WO2015/089143A1に記載されているものが挙げられる。好適なJH1ドメイン結合化合物として、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2015/131080A1に記載されているものが挙げられる。
化合物および組成物は、本発明の方法に従って、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害を処置するためまたはその重症度を低下させるために有効な、任意の量および任意の投与経路を使用して、投与することができる。必要とされる正確な量は、被験体ごとに、その被験体の種、年齢および全身状態、感染の重症度、特定の薬剤、その投与方式などに依存して変化する。本発明の化合物は、好ましくは、投与を容易にしかつ投薬量を均一にするために、単位剤形に製剤化される。「単位剤形」という表現は、本明細書において使用する場合、処置される患者に適した薬剤の、物理的に別個の単位を指す。しかし、本発明の化合物および組成物の1日当たりの総使用量は、正しい医学的判断の範囲内で主治医によって決定されることになることが理解される。任意の特定の患者または生物に特異的な有効用量レベルは、処置される障害および障害の重症度;用いられる具体的化合物の活性;用いられる具体的組成物;患者の年齢、体重、全身の健康、性別および食事;用いられる具体的化合物の投与時間、投与経路、および排出速度;処置期間;用いられる具体的化合物と組み合わせてまたは同時に使用される薬物、ならびに医療分野で周知の同様の因子を含む様々な因子に依存する。「患者」という用語は、本明細書において使用する場合、動物、好ましくは哺乳動物、最も好ましくはヒトを意味する。
この発明の薬学的に許容される組成物は、ヒトおよび他の動物に、処置される感染の重症度に応じて、経口的に、直腸内に、非経口的に、大槽内に、膣内に、腹腔内に、局所的に(散剤、軟膏剤、または滴剤によるものとして)、口腔内に、経口スプレー剤または経鼻スプレー剤などとして投与することができる。ある特定の実施形態では、本発明の化合物は、所望の治療効果を得るために、1日に1回または複数回、1日に被験体の体重1kg当たり約0.01mgから約50mg、好ましくは約1mgから約25mgの投薬レベルで経口的にまたは非経口的に投与することができる。
経口投与用の液体剤形として、これらに限定されないが、薬学的に許容されるエマルション、マイクロエマルション、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が挙げられる。活性化合物に加え、液体剤形は、例えば、水または他の溶媒などの当技術分野で一般的に使用される不活性希釈剤、可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにこれらの混合物を含有してもよい。不活性希釈剤の他に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤などのアジュバントと、甘味剤、矯味矯臭剤、および芳香剤も含むことができる。
注射用調製物、例えば、注射用の水性または油性の滅菌懸濁剤は、好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用する公知の技術により製剤化されてもよい。注射用滅菌調製物は、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の注射用滅菌溶液、懸濁物、またはエマルション、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液としてであってもよい。用いることができる、許容されるビヒクルおよび溶媒の中には、水、リンガー溶液,U.S.P.、および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、滅菌固定油は、溶媒または懸濁媒体として従来より用いられている。この目的のために、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激性固定油を用いることができる。さらに、オレイン酸などの脂肪酸は、注射可能物質の調製に使用される。
注射用製剤は、使用前に、例えば、細菌保持フィルターを通した濾過によって、または滅菌水もしくは他の注射用滅菌媒体に溶解もしくは分散させることができる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができる。
本発明の化合物の効果を延長するために、皮下または筋肉内注射からの化合物の吸収を遅くすることがしばしば望ましい。これは、水溶性に乏しい結晶性または非晶質材料の液体懸濁物を使用することによって達成され得る。次いで、化合物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、一方、溶解速度は、結晶サイズおよび結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口投与される化合物形態の遅延吸収は、油ビヒクルへの化合物の溶解または懸濁によって達成される。注射用デポー形態は、ポリラクチド−ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー内で化合物のマイクロカプセル化マトリクスを形成することによって作製される。化合物のポリマーに対する比および用いられる特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例として、ポリ(オルトエステル)およびポリ(無水物)が挙げられる。デポー注射用製剤は、体組織に適合するリポソームまたはマイクロエマルション内に化合物を捕捉することによっても調製される。
直腸投与または膣投与のための組成物は、好ましくはこの発明の化合物を、周囲温度で固体であるが体温で液体であり、したがって直腸または膣腔内で融解し活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐剤ろうなどの、好適な非刺激性賦形剤または担体と混合することによって調製することができる坐剤である。
経口投与用の固体剤形として、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、および顆粒剤が挙げられる。このような固体剤形では、活性化合物を、クエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1種の不活性な薬学的に許容される賦形剤もしくは担体、ならびに/またはa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸などの充填剤もしくは増量剤、b)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、スクロース、およびアカシアなどの結合剤、c)グリセロールなどの保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプンもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、ある特定のシリケート、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤、f)第四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)例えば、セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールなどの湿潤剤、h)カオリンおよびベントナイトクレイなどの吸収剤、ならびにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ならびにこれらの混合物などの滑沢剤と混合する。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。
同様のタイプの固体組成物は、ラクトースや乳糖などの賦形剤および高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する軟質および硬質充填ゼラチンカプセルの充填剤として用いてもよい。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティングおよび薬学的製剤化の技術分野で周知の他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延様式で、腸管のある特定の部分のみまたは優先的にその部分に有効成分(複数可)を放出する組成物にすることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質およびろうが含まれる。同様のタイプの固体組成物は、ラクトースまたは乳糖などの賦形剤および高分子量ポリエチレングリコールなどを使用する、軟質および硬質充填ゼラチンカプセルの充填剤として用いてもよい。
活性化合物は、上述の1種または複数の賦形剤を有するマイクロカプセル化形態であり得る。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティングおよび薬学的製剤化の技術分野で周知の他のコーティングなどの、コーティングおよびシェルを用いて調製することができる。このような固体剤形では、活性化合物を、スクロース、ラクトースまたはデンプンなどの少なくとも1種の不活性希釈剤と混合してもよい。このような剤形は、通常の実施の場合と同様に、不活性希釈剤以外の追加の物質、例えば錠剤化滑沢剤ならびにステアリン酸マグネシウムおよび微結晶性セルロースなどの他の錠剤化助剤を含んでもよい。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよい。これらは、不透明化剤を必要に応じて含有してもよく、また、必要に応じて遅延様式で、腸管のある特定の部分のみまたは優先的にその部分に有効成分(複数可)を放出する組成物であり得る。使用することができる埋め込み組成物の例には、ポリマー物質およびろうが含まれる。
この発明の化合物の局所投与用剤形または経皮投与用剤形として、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー剤、吸入剤またはパッチ剤が含まれる。活性成分は、滅菌条件下で、薬学的に許容される担体および任意の必要とされ得る保存剤または緩衝液と、必要に応じて混合される。眼科用製剤、点耳薬、および点眼薬も、この発明の範囲内にあると企図される。さらに、本発明は、身体に対して化合物の制御された送達をもたらすというさらなる利点を有する、経皮パッチの使用を企図する。このような剤形は、適当な媒体に化合物を溶解するまたは分散させることによって作製され得る。吸収増強剤もまた、皮膚を横断する化合物のフラックスを増大させるために使用することができる。この速度は、速度制御膜を設けることによって、または化合物をポリマーマトリクスもしくはゲルに分散させることによって、制御することができる。
一実施形態によれば、本発明は、生体試料におけるプロテインキナーゼ活性を阻害する方法であって、前記生体試料を、この発明の化合物、または前記化合物を含む組成物と接触させるステップを含む、方法に関する。
別の実施形態によれば、本発明は、生体試料におけるTYK2、またはその変異体の活性を阻害する方法であって、前記生体試料を、この発明の化合物、または前記化合物を含む組成物と接触させるステップを含む、方法に関する。ある特定の実施形態では、本発明は、生体試料におけるTYK2、またはその変異体の活性を不可逆的に阻害する方法であって、前記生体試料を、この発明の化合物、または前記化合物を含む組成物と接触させるステップを含む、方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、TYK2を、JAK1、JAK2、およびJAK3のうちの1つまたは複数よりも選択的に阻害する方法を提供する。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、2倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、5倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、10倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、50倍より高く選択的である。一部の実施形態では、本発明の化合物は、JAK1/2/3に優先して、100倍より高く選択的である。
「生体試料」という用語は、本明細書において使用する場合、限定されないが、細胞培養物またはその抽出物;哺乳動物から得られた生検材料またはその抽出物;および血液、唾液、尿、糞便、精液、涙、もしくは他の体液またはその抽出物を含む。
生体試料におけるTYK2(またはその変異体)の活性の阻害は、当業者に公知である様々な目的のために有用である。このような目的の例として、これらに限定されないが、輸血、器官移植、生物学的標本の保存、および生物学的アッセイが挙げられる。
本発明の別の実施形態は、患者において、プロテインキナーゼ活性を阻害する方法であって、前記患者に、本発明の化合物、または前記化合物を含む組成物を投与するステップを含む、方法に関する。
別の実施形態によれば、本発明は、患者において、TYK2、またはその変異体の活性を阻害する方法であって、前記患者に、本発明の化合物、または前記化合物を含む組成物を投与するステップを含む、方法に関する。ある特定の実施形態によれば、本発明は、患者において、TYK2、またはその変異体のうちの1つまたは複数の活性を可逆的または不可逆的に阻害する方法であって、前記患者に、本発明の化合物、または前記化合物を含む組成物を投与するステップを含む、方法に関する。他の実施形態では、本発明は、それを必要とする患者において、TYK2、またはその変異体により媒介される障害を処置する方法であって、前記患者に、本発明による化合物、またはその薬学的に許容される組成物を投与するステップを含む、方法を提供する。このような障害は、本明細書に詳細に記載されている。
処置される特定の状態、または疾患に応じて、その状態を処置するために通常投与される追加の治療剤も、この発明の組成物中に存在してもよい。本明細書において使用する場合、特定の疾患、または状態を処置するために通常投与される追加の治療剤は、「処置される疾患、または状態のために適切である」として公知である。
本発明の化合物はまた、他の治療化合物と組み合わせて、有利に使用され得る。一部の実施形態では、他の治療化合物は、抗増殖化合物である。このような抗増殖化合物として、これらに限定されないが、アロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化合物;アルキル化化合物;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;細胞分化プロセスを誘導する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤;抗腫瘍性代謝拮抗物質;プラチン化合物;プロテインキナーゼ活性または脂質キナーゼ活性を標的化/低下させる化合物およびさらなる抗血管形成化合物;プロテインホスファターゼまたは脂質ホスファターゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗男性ホルモン;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;マトリクスメタロプロテイナーゼ阻害剤;ビスホスホネート;生体応答修飾物質;抗増殖性抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Ras発癌性アイソフォームの阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;血液学的悪性疾患の処置において使用される化合物;Flt−3の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;Hsp90阻害剤(例えば、17−AAG(17−アリルアミノゲルダナマイシン、NSC330507)、17−DMAG(17−ジメチルアミノエチルアミノ−17−デメトキシ−ゲルダナマイシン、NSC707545)、IPI−504、CNF1010、CNF2024、CNF1010(Conforma Therapeutics製));テモゾロミド(Temodal(登録商標));キネシン紡錘体タンパク質阻害剤(例えば、SB715992またはSB743921(GlaxoSmithKline製)、またはペンタミジン/クロルプロマジン(CombinatoRx製));MEK阻害剤(例えば、ARRY142886(Array BioPharma製)、AZD6244(AstraZeneca製)、PD181461(Pfizer製)およびロイコボリン)が挙げられる。「アロマターゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、エストロゲン産生、例えば、基質であるアンドロステンジオンおよびテストステロンの、それぞれ、エストロンおよびエストラジオールへの転換を阻害する化合物に関する。この用語は、これらに限定されないが、ステロイド、とりわけ、アタメスタン、エキセメスタンおよびフォルメスタン、ならびに特に、非ステロイド、とりわけ、アミノグルテチミド、ログレチミド、ピリドグルテチミド、トリロスタン、テストラクトン、ケトコナゾール、ボロゾール、ファドロゾール、アナストロゾールおよびレトロゾールを含む。エキセメスタンは、商品名Aromasin(商標)のもとで市販されている。フォルメスタンは、商品名Lentaron(商標)のもとで市販されている。ファドロゾールは、商品名Afema(商標)のもとで市販されている。アナストロゾールは、商品名Arimidex(商標)のもとで市販されている。レトロゾールは、商品名Femara(商標)またはFemar(商標)のもとで市販されている。アミノグルテチミドは、商品名Orimeten(商標)のもとで市販されている。アロマターゼ阻害剤である化学療法剤を含む本発明の組み合わせは、ホルモン受容体陽性腫瘍、例えば、乳房腫瘍の処置のために特に有用である。
「抗エストロゲン」という用語は、本明細書において使用する場合、エストロゲンの効果をエストロゲン受容体レベルで拮抗する化合物に関する。この用語は、これらに限定されないが、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびラロキシフェン塩酸塩を含む。タモキシフェンは、商品名Nolvadex(商標)のもとで市販されている。ラロキシフェン塩酸塩は、商品名Evista(商標)のもとで市販されている。フルベストラントは、商品名Faslodex(商標)のもとで投与することができる。抗エストロゲンである化学療法剤を含む本発明の組み合わせは、エストロゲン受容体陽性腫瘍、例えば、乳房腫瘍の処置のために特に有用である。
「抗男性ホルモン」という用語は、本明細書において使用する場合、男性ホルモンの生物学的効果を阻害することが可能な任意の物質に関し、これらに限定されないが、ビカルタミド(Casodex(商標))を含む。「ゴナドレリンアゴニスト」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、アバレリクス、ゴセレリンおよび酢酸ゴセレリンを含む。ゴセレリンは、商品名Zoladex(商標)のもとで投与することができる。
「トポイソメラーゼI阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、トポテカン、ギマテカン、イリノテカン、カンプトテシンおよびそのアナログ、9−ニトロカンプトテシンならびに高分子カンプトテシンコンジュゲートPNU−166148を含む。イリノテカンは、例えば、Camptosar(商標)の商標のもとで、例えば、市販されている形態で、投与することができる。トポテカンは、商品名Hycamptin(商標)のもとで市販されている。
「トポイソメラーゼII阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン(Caelyx(商標)などのリポソーム製剤を含む)、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシンおよびネモルビシン、アントラキノンであるミトキサントロンおよびロソキサントロン、ならびにポドフィロトキシンであるエトポシドおよびテニポシドを含む。エトポシドは、商品名Etopophos(商標)のもとで市販されている。テニポシドは、商品名VM 26−Bristolのもとで市販されている。ドキソルビシンは、商品名Acriblastin(商標)またはAdriamycin(商標)のもとで市販されている。エピルビシンは、商品名Farmorubicin(商標)のもとで市販されている。イダルビシンは、商品名Zavedos(商標)のもとで市販されている。ミトキサントロンは、商品名Novantronのもとで市販されている。
「微小管活性剤」という用語は、微小管安定化化合物、微小管不安定化化合物および微小管重合阻害剤に関し、これらに限定されないが、タキサン類、例えば、パクリタキセルおよびドセタキセル;ビンカアルカロイド類、例えば、ビンブラスチンまたは硫酸ビンブラスチン、ビンクリスチンまたは硫酸ビンクリスチン、およびビノレルビン;ディスコデルモリド;コルヒチンおよびエポチロンならびにこれらの誘導体を含む。パクリタキセルは、商品名Taxol(商標)のもとで市販されている。ドセタキセルは、商品名Taxotere(商標)のもとで市販されている。硫酸ビンブラスチンは、商品名Vinblastin R.P(商標)のもとで市販されている。硫酸ビンクリスチンは、商品名Farmistin(商標)のもとで市販されている。
「アルキル化剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファランまたはニトロソ尿素(BCNUまたはGliadel)を含む。シクロホスファミドは、商品名Cyclostin(商標)のもとで市販されている。イホスファミドは、商品名Holoxan(商標)のもとで市販されている。
「ヒストンデアセチラーゼ阻害剤」または「HDAC阻害剤」という用語は、ヒストンデアセチラーゼを阻害し、抗増殖活性を有する化合物に関する。これには、これらに限定されないが、スベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)が挙げられる。
「抗腫瘍性代謝拮抗物質」という用語は、これらに限定されないが、5−フルオロウラシルすなわち5−FU、カペシタビン、ゲムシタビン、DNA脱メチル化合物(例えば、5−アザシチジンおよびデシタビン)、メトトレキサートおよびエダトレキサート、ならびに葉酸アンタゴニスト(例えば、ペメトレキセド)を含む。カペシタビンは、商品名Xeloda(商標)のもとで市販されている。ゲムシタビンは、商品名Gemzar(商標)のもとで市販されている。
「プラチン化合物(platin compound)」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、カルボプラチン、シスプラチン、シスプラチナムおよびオキサリプラチンを含む。カルボプラチンは、例えば、Carboplat(商標)の商標のもとで、例えば、市販されている形態で投与することができる。オキサリプラチンは、例えば、Eloxatin(商標)の商標のもとで、例えば、市販されている形態で投与することができる。
「プロテインキナーゼもしくは脂質キナーゼの活性を標的化する/低下させる化合物;またはプロテインホスファターゼもしくは脂質ホスファターゼの活性を標的化する/低下させる化合物;またはさらなる抗血管形成化合物」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、プロテインチロシンキナーゼならびに/またはセリンおよび/もしくはトレオニンキナーゼ阻害剤、あるいは脂質キナーゼ阻害剤、例えば、a)血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、PDGFRの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、PDGF受容体を阻害する化合物、例えば、N−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えば、イマチニブ、SU101、SU6668およびGFB−111);b)線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;c)インスリン様増殖因子受容体I(IGF−IR)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、IGF−IRの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、IGF−I受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、またはIGF−I受容体もしくはその増殖因子の細胞外ドメインを標的化する抗体);d)Trk受容体型チロシンキナーゼファミリーの活性を標的化する、低下させるもしくは阻害する化合物、またはエフリンB4阻害剤;e)AxI受容体型チロシンキナーゼファミリーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;f)Ret受容体型チロシンキナーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;g)Kit/SCFR受容体型チロシンキナーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、イマチニブ;h)PDGFRファミリーの一部である、C−kit受容体型チロシンキナーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、c−Kit受容体型チロシンキナーゼファミリーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、c−Kit受容体を阻害する化合物、例えば、イマチニブ);i)c−Ablファミリーのメンバー、それらの遺伝子融合産物(例えば、BCR−Ablキナーゼ)および変異体の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(例えば、c−Ablファミリーメンバーおよびそれらの遺伝子融合産物の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、N−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えば、イマチニブまたはニロチニブ(AMN107);PD180970;AG957;NSC 680410;PD173955(ParkeDavis製);またはダサチニブ(BMS−354825));j)セリン/トレオニンキナーゼのプロテインキナーゼC(PKC)およびRafファミリーのメンバー、MEK、SRC、JAK/汎JAK、FAK、PDK1、PKB/Akt、Ras/MAPK、PI3K、SYK、BTKおよびTECファミリーのメンバー、ならびに/またはサイクリン依存性キナーゼファミリー(CDK)のメンバーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(スタウロスポリン誘導体、例えば、ミドスタウリンを含む)であり;さらなる化合物の例として、UCN−01、サフィンゴール、BAY 43−9006、ブリオスタチン1、ペリホシン;イルモホシン;RO 318220およびRO 320432;GO 6976;Isis 3521;LY333531/LY379196;イソキノリン(isochinoline)化合物;FTI;PD184352またはQAN697(P13K阻害剤)またはAT7519(CDK阻害剤)が挙げられる;k)プロテイン−チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であり、例えば、プロテイン−チロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、メシル酸イマチニブ(Gleevec(商標))またはチルホスチン(例えば、チルホスチンA23/RG−50810;AG 99;チルホスチンAG 213;チルホスチンAG 1748;チルホスチンAG 490;チルホスチンB44;チルホスチンB44(+)鏡像異性体;チルホスチンAG 555;AG 494;チルホスチンAG 556、AG957)およびアダホスチン(4−{[(2,5−ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−安息香酸アダマンチルエステル;NSC 680410、アダホスチン)を含む;l)受容体型チロシンキナーゼの上皮増殖因子ファミリー(ホモ二量体またはヘテロ二量体としての、EGFR ErbB2、ErbB3、ErbB4)およびそれらの変異体の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であり、例えば、上皮増殖因子受容体ファミリーの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、EGF受容体型チロシンキナーゼファミリー、例えば、EGF受容体、ErbB2、ErbB3およびErbB4のメンバーを阻害するか、またはEGFもしくはEGF関連リガンドに結合する化合物、タンパク質または抗体(例えば、CP 358774、ZD 1839、ZM 105180;トラスツズマブ(Herceptin(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、Iressa、Tarceva、OSI−774、Cl−1033、EKB−569、GW−2016、E1.1、E2.4、E2.5、E6.2、E6.4、E2.11、E6.3もしくはE7.6.3、および7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン誘導体)であり;m)c−Met受容体の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、c−Metの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、特に、c−Met受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、またはc−Metの細胞外ドメインを標的化するもしくはHGFに結合する抗体、n)1種または複数のJAKファミリーメンバー(JAK1/JAK2/JAK3/TYK2および/または汎JAK)のキナーゼ活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(これらに限定されないが、PRT−062070、SB−1578、バリシチニブ、パクリチニブ、モメロチニブ、VX−509、AZD−1480、TG−101348、トファシチニブ、およびルキソリチニブを含む);o)PI3キナーゼ(PI3K)のキナーゼ活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(これらに限定されないが、ATU−027、SF−1126、DS−7423、PBI−05204、GSK−2126458、ZSTK−474、ブパルリシブ、ピクトレリシブ、PF−4691502、BYL−719、ダクトリシブ、XL−147、XL−765、およびイデラリシブを含む);ならびにq)ヘッジホッグタンパク質(Hh)またはスムーズンド受容体(SMO)経路のシグナル伝達効果を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物(これらに限定されないが、シクロパミン、ビスモデギブ、イトラコナゾール、エリスモデギブ、およびIPI−926(サリデギブ)を含む)を含む。
「PI3K阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、ホスファチジルイノシトール−3−キナーゼファミリーの1種または複数の酵素(これらに限定されないが、PI3Kα、PI3Kγ、PI3Kδ、PI3Kβ、PI3K−C2α、PI3K−C2β、PI3K−C2γ、Vps34、p110−α、p110−β、p110−γ、p110−δ、p85−α、p85−β、p55−γ、p150、p101、およびp87を含む)に対する阻害活性を有する化合物を含む。この発明において有用なPI3K阻害剤の例として、これらに限定されないが、ATU−027、SF−1126、DS−7423、PBI−05204、GSK−2126458、ZSTK−474、ブパルリシブ、ピクトレリシブ、PF−4691502、BYL−719、ダクトリシブ、XL−147、XL−765、およびイデラリシブが挙げられる。
「BTK阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、ブルトンチロシンキナーゼ(BTK)に対する阻害活性を有する化合物(これらに限定されないが、AVL−292およびイブルチニブを含む)を含む。
「SYK阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、脾臓チロシンキナーゼ(SYK)に対する阻害活性を有する化合物(これらに限定されないが、PRT−062070、R−343、R−333、エキセライア(Excellair)、PRT−062607、およびフォスタマチニブを含む)を含む。
「Bcl−2阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、B細胞リンパ腫2タンパク質(Bcl−2)に対する阻害活性を有する化合物(これらに限定されないが、ABT−199、ABT−731、ABT−737、アポゴシポール(apogossypol)、Ascentaの汎Bcl−2阻害剤、クルクミン(およびそのアナログ)、二重Bcl−2/Bcl−xL阻害剤(Infinity Pharmaceuticals/Novartis Pharmaceuticals)、Genasense(G3139)、HA14−1(およびそのアナログ;WO2008/118802を参照のこと)、ナビトクラックス(navitoclax)(およびそのアナログ、US7,390,799を参照のこと)、NH−1(Shenayng Pharmaceutical University)、オバトクラックス(およびそのアナログ、WO2004/106328を参照のこと)、S−001(Gloria Pharmaceuticals)、TW系列の化合物(Univ.of Michigan)、およびベネトクラックスを含む)を含む。一部の実施形態では、Bcl−2阻害剤は、小分子治療薬である。一部の実施形態では、Bcl−2阻害剤は、ペプチド模倣物である。
BTK阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2008/039218およびWO2011/090760に見出され得る。
SYK阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2003/063794、WO2005/007623、およびWO2006/078846に見出され得る。
PI3K阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2004019973、WO2004/089925、WO2007/016176、US8,138,347、WO2002/088112、WO2007/084786、WO2007/129161、WO2006/122806、WO2005/113554、およびWO2007/044729に見出され得る。
JAK阻害化合物、およびこの発明の化合物と組み合わせてこのような化合物により処置可能な状態のさらなる例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2009/114512、WO2008/109943、WO2007/053452、WO2000/142246、およびWO2007/070514に見出され得る。
さらなる抗血管形成化合物として、その活性について別の機序、例えば、プロテインキナーゼ阻害または脂質キナーゼ阻害に関連しない機序を有する化合物、例えば、サリドマイド(Thalomid(商標))およびTNP−470が挙げられる。
本発明の化合物との組み合わせにおいて使用するために有用なプロテアソーム阻害剤の例として、これらに限定されないが、ボルテゾミブ、ジスルフィラム、エピガロカテキン−3−ガレート(EGCG)、サリノスポラミドA、カルフィルゾミブ、ONX−0912、CEP−18770、およびMLN9708が挙げられる。
プロテインホスファターゼまたは脂質ホスファターゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、例えば、ホスファターゼ1の阻害剤、ホスファターゼ2Aの阻害剤、またはCDC25の阻害剤(例えば、オカダ酸またはその誘導体)である。
細胞分化プロセスを誘導する化合物として、これらに限定されないが、レチノイン酸、α−トコフェロール、γ−トコフェロールもしくはδ−トコフェロール、またはα−トコトリエノール、γ−トコトリエノールもしくはδ−トコトリエノールが挙げられる。
シクロオキシゲナーゼ阻害剤という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、Cox−2阻害剤、5−アルキル置換2−アリールアミノフェニル酢酸および誘導体、例えば、セレコキシブ(Celebrex(商標))、ロフェコキシブ(Vioxx(商標)、エトリコキシブ、バルデコキシブ、または5−アルキル−2−アリールアミノフェニル酢酸、例えば、5−メチル−2−(2’−クロロ−6’−フルオロアニリノ)フェニル酢酸、ルミラコキシブを含む。
「ビスホスホネート」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、エチドロン(etridonic)酸、クロドロン酸、チルドロン酸、パミドロン酸、アレンドロン酸、イバンドロン酸、リセドロン酸およびゾレドロン酸を含む。エチドロン酸は、商品名Didronel(商標)のもとで市販されている。クロドロン酸は、商品名Bonefos(商標)のもとで市販されている。チルドロン酸は、商品名Skelid(商標)のもとで市販されている。パミドロン酸は、商品名Aredia(商標)のもとで市販されている。アレンドロン酸は、商品名Fosamax(商標)のもとで市販されている。イバンドロン酸は、商品名Bondranat(商標)のもとで市販されている。リセドロン酸は、商品名Actonel(商標)のもとで市販されている。ゾレドロン酸は、商品名Zometa(商標)のもとで市販されている。「mTOR阻害剤」という用語は、哺乳動物ラパマイシン標的(mTOR)を阻害し、抗増殖活性を有する化合物、例えば、シロリムス(Rapamune(登録商標))、エベロリムス(Certican(商標))、CCI−779およびABT578に関する。
「ヘパラナーゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、硫酸ヘパリン分解を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。この用語は、これらに限定されないが、PI−88を含む。「生体応答修飾物質」という用語は、本明細書において使用する場合、リンホカインまたはインターフェロンを指す。
「Ras発癌性アイソフォームの阻害剤」(例えば、H−Ras、K−Ras、またはN−Ras)という用語は、本明細書において使用する場合、Rasの発癌性活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;例えば、L−744832、DK8G557またはR115777(Zarnestra(商標))などの「ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤」を指す。「テロメラーゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、テロメラーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。テロメラーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、テロメラーゼ受容体を阻害する化合物、例えば、テロメスタチンである。
「メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物として、これらに限定されないが、ベンガミドまたはその誘導体が挙げられる。
「プロテアソーム阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、プロテアソームの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を指す。プロテアソームの活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物として、これらに限定されないが、ボルテゾミブ(Velcade(商標))およびMLN 341が挙げられる。
「マトリクスメタロプロテイナーゼ阻害剤」または(「MMP」阻害剤)という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、コラーゲンペプチド模倣物および非ペプチド模倣物阻害剤、テトラサイクリン誘導体(例えば、ヒドロキサメートペプチド模倣物阻害剤であるバチマスタットおよびその経口で生体利用可能なアナログであるマリマスタット(BB−2516)、プリノマスタット(AG3340)、メタスタット(NSC 683551)BMS−279251、BAY 12−9566、TAA211、MMI270BまたはAAJ996)を含む。
「血液学的悪性疾患の処置において使用される化合物」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であるFMS様チロシンキナーゼ阻害剤;インターフェロン、1−β−D−アラビノフラノシルシトシン(arabinofuransylcytosine)(ara−c)およびブスルファン(bisulfan);未分化リンパ腫キナーゼを標的化する、低下させるまたは阻害する化合物であるALK阻害剤、ならびにBcl−2阻害剤を含む。
FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、Flt−3R受容体型キナーゼファミリーのメンバーを阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、PKC412、ミドスタウリン、スタウロスポリン誘導体、SU11248およびMLN518である。
「HSP90阻害剤」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、HSP90の内因性ATPase活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物;ユビキチンプロテオソーム経路を介してHSP90クライアントタンパク質を分解する、標的化する、低下させるまたは阻害する化合物を含む。HSP90の内因性ATPase活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物は、特に、HSP90のATPase活性を阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、17−アリルアミノ,17−脱メトキシゲルダナマイシン(17AAG)、ゲルダナマイシン誘導体;他のゲルダナマイシン関連化合物;ラディシコールおよびHDAC阻害剤である。
「抗増殖性抗体」という用語は、本明細書において使用する場合、これらに限定されないが、トラスツズマブ(Herceptin(商標))、トラスツズマブ−DM1、Erbitux、ベバシズマブ(Avastin(商標))、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、PRO64553(抗CD40)および2C4抗体を含む。抗体とは、インタクトなモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、少なくとも2つのインタクトな抗体から形成された多重特異性抗体、および所望の生体活性を示す限り、抗体断片を意味する。
急性骨髄性白血病(AML)の処置のために、本発明の化合物は、標準的な白血病治療と組み合わせて、特に、AMLの処置のために使用される治療と組み合わせて、使用され得る。特に、本発明の化合物は、例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および/またはAMLの処置のために有用な他の薬物、例えば、ダウノルビシン、アドリアマイシン、Ara−C、VP−16、テニポシド、ミトキサントロン、イダルビシン、カルボプラチナムおよびPKC412と組み合わせて投与することができる。一部の実施形態では、本発明は、ITDおよび/またはD835Yの変異に関連するAMLを処置する方法であって、本発明の化合物を、1つまたは複数のFLT3阻害剤と一緒に投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、FLT3阻害剤は、キザルチニブ(AC220)、スタウロスポリン誘導体(例えば、ミドスタウリンまたはレスタウルチニブ)、ソラフェニブ、タンズチニブ、LY−2401401、LS−104、EB−10、ファミチニブ、NOV−110302、NMS−P948、AST−487、G−749、SB−1317、S−209、SC−110219、AKN−028、フェドラチニブ、トザセルチブ、およびスニチニブから選択される。一部の実施形態では、FLT3阻害剤は、キザルチニブ、ミドスタウリン、レスタウルチニブ、ソラフェニブ、およびスニチニブから選択される。
他の抗白血病化合物として、例えば、Ara−C、デオキシシチジンの2’−アルファ−ヒドロキシリボース(アラビノシド)誘導体であるピリミジンアナログが挙げられる。ヒポキサンチンのプリンアナログ、6−メルカプトプリン(6−MP)およびリン酸フルダラビンもまた挙げられる。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤の活性を標的化する、低下させるまたは阻害する化合物、例えば、酪酸ナトリウムおよびスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)は、ヒストンデアセチラーゼとして公知である酵素の活性を阻害する。具体的なHDAC阻害剤として、MS275、SAHA、FK228(以前はFR901228)、トリコスタチンA、ならびに、これらに限定されないが、N−ヒドロキシ−3−[4−[[[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、またはその薬学的に許容される塩、およびN−ヒドロキシ−3−[4−[(2−ヒドロキシエチル){2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、またはその薬学的に許容される塩、特に、乳酸塩を含む、US6,552,065に開示される化合物が挙げられる。ソマトスタチン受容体アンタゴニストとは、本明細書において使用する場合、ソマトスタチン受容体を標的化する、処理するまたは阻害する化合物、例えば、オクトレオチド、およびSOM230を指す。腫瘍細胞損傷アプローチとは、電離放射線などのアプローチを指す。上記および本明細書の以下に言及される「電離放射線」という用語は、電磁線(例えば、X線およびガンマ線)または粒子(例えば、アルファ粒子およびベータ粒子)のいずれかとして発生する電離放射線を意味する。電離放射線は、これらに限定されないが、放射線治療において提供され、当技術分野において公知である。Hellman、Principles of Radiation Therapy、Cancer, in Principles and Practice of Oncology、Devitaら編、第4版、1巻、248〜275頁(1993年)を参照のこと。
EDG結合剤およびリボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤もまた含まれる。「EDG結合剤」という用語は、本明細書において使用する場合、リンパ球再循環をモジュレートする免疫抑制薬のクラス、例えば、FTY720を指す。「リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤」という用語は、これらに限定されないが、フルダラビンおよび/またはシトシンアラビノシド(ara−C)、6−チオグアニン、5−フルオロウラシル、クラドリビン、6−メルカプトプリン(特に、ALLに対してara−Cと組み合わせて)および/またはペントスタチンを含むピリミジンヌクレオシドアナログまたはプリンヌクレオシドアナログを指す。リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤は、特に、ヒドロキシ尿素または2−ヒドロキシ−1H−イソインドール−1,3−ジオン誘導体である。
特に、1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンまたはその薬学的に許容される塩、1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンスクシネート;Angiostatin(商標);Endostatin(商標);アントラニル酸アミド;ZD4190;ZD6474;SU5416;SU6668;ベバシズマブ;または抗VEGF抗体もしくは抗VEGF受容体抗体(例えば、rhuMAbおよびRHUFab)、VEGFアプタマー(例えば、Macugon);FLT−4阻害剤、FLT−3阻害剤、VEGFR−2 IgGI抗体、Angiozyme(RPI 4610)およびベバシズマブ(Avastin(商標))などのVEGFの化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体もまた、含まれる。
光ダイナミック療法とは、本明細書において使用する場合、がんを処置または予防するために、光感作化合物として公知のある特定の化学物質を使用する治療を指す。光ダイナミック療法の例として、Visudyne(商標)およびポルフィマーナトリウムなどの化合物を用いる処置が挙げられる。
血管新生抑制ステロイドとは、本明細書において使用する場合、血管新生を遮断または阻害する化合物、例えば、アネコルタブ、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、11−α−エピヒドロコルチゾール、コルテキソロン、17α−ヒドロキシプロゲステロン、コルチコステロン、デスオキシコルチコステロン、テストステロン、エストロンおよびデキサメタゾンを指す。
コルチコステロイドを含有する移植物とは、フルオシノロンおよびデキサメタゾンなどの化合物を指す。
他の化学療法化合物として、これらに限定されないが、植物アルカロイド、ホルモン化合物およびアンタゴニスト;生体応答修飾物質、好ましくは、リンホカインまたはインターフェロン;アンチセンスオリゴヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチド誘導体;shRNAまたはsiRNA;あるいは多種多様な化合物または他の作用機序もしくは未知の作用機序を有する化合物が挙げられる。
本発明の化合物はまた、特に、本明細書で先に言及されたものなどの閉塞性または炎症性の気道疾患の処置において、他の薬物物質、例えば、抗炎症薬物物質、気管支拡張薬物物質または抗ヒスタミン薬物物質と組み合わせて使用するための共治療化合物(co−therapeutic compound)として、例えば、このような薬物の治療活性の増強剤としてまたはこのような薬物の必要とされる投薬量もしくは潜在的な副作用を低減する手段として、有用である。本発明の化合物は、一定の医薬組成物中で他の薬物物質と混合されてもよく、または他の薬物物質とは別に、その前に、同時に、もしくは後に投与することができる。したがって、本発明は、本明細書で先に記載されたような本発明の化合物と、抗炎症薬物物質、気管支拡張薬物物質、抗ヒスタミン薬物物質または鎮咳性薬物物質との組み合わせを含み、本発明の前記化合物および前記薬物物質は、同じまたは異なる医薬組成物中にある。
好適な抗炎症薬として、ステロイド、特に、糖質コルチコステロイド(例えば、ブデソニド、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、プロピオン酸フルチカゾン、シクレソニドまたはフロ酸モメタゾン);非ステロイド性糖質コルチコイド受容体アゴニスト;LTB4アンタゴニスト(例えば、LY293111、CGS025019C、CP−195543、SC−53228、BIIL 284、ONO 4057、SB 209247);LTD4アンタゴニスト(例えば、モンテルカストおよびザフィルルカスト);PDE4阻害剤(例えば、シロミラスト(Ariflo(登録商標)GlaxoSmithKline)、ロフルミラスト(Byk Gulden)、V−11294A(Napp)、BAY19−8004(Bayer)、SCH−351591(Schering−Plough)、アロフィリン(Almirall Prodesfarma)、PD189659/PD168787(Parke−Davis)、AWD−12−281(Asta Medica)、CDC−801(Celgene)、SeICID(TM) CC−10004(Celgene)、VM554/UM565(Vernalis)、T−440(Tanabe)、KW−4490(協和発酵工業));A2aアゴニスト;A2bアンタゴニスト;ならびにベータ−2アドレノセプターアゴニスト(例えば、アルブテロール(サルブタモール)、メタプロテレノール、テルブタリン、サルメテロール フェノテロール、プロカテロール、ならびに、特に、フォルモテロールおよびその薬学的に許容される塩)が挙げられる。好適な気管支拡張薬物として、抗コリン作用性化合物または抗ムスカリン化合物、特に、臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、チオトロピウム塩およびCHF 4226(Chiesi)、ならびにグリコピロレートが挙げられる。
好適な抗ヒスタミン薬物物質として、セチリジン塩酸塩、アセトアミノフェン、フマル酸クレマスチン、プロメタジン、ロラタジン、デスロラチジン(desloratidine)、ジフェンヒドラミンおよびフェキソフェナジン塩酸塩、アクリバスチン(activastine)、アステミゾール、アゼラスチン、エバスチン、エピナスチン、ミゾラスチンおよびテルフェナジンが挙げられる。
本発明の化合物と抗炎症薬物との他の有用な組み合わせは、ケモカイン受容体、例えば、CCR−1、CCR−2、CCR−3、CCR−4、CCR−5、CCR−6、CCR−7、CCR−8、CCR−9およびCCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4、CXCR5のアンタゴニスト、特に、CCR−5アンタゴニスト、例えば、Schering−PloughのアンタゴニストSC−351125、SCH−55700およびSCH−D、ならびにTakedaのアンタゴニスト、例えば、N−[[4−[[[6,7−ジヒドロ−2−(4−メチルフェニル)−5H−ベンゾ−シクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]フェニル]−メチル]テトラヒドロ−N,N−ジメチル−2H−ピラン−4−アミニウムクロリド(TAK−770)との組み合わせである。
コード番号、一般名または商品名により特定される活性化合物の構造は、標準的な概説書「The Merck Index」の現行の版またはデータベース(例えば、Patents International(例えば、IMS World Publications))から得られ得る。
本発明の化合物はまた、公知の治療プロセス、例えば、ホルモンまたは放射線の投与と組み合わせて使用され得る。ある特定の実施形態では、提供される化合物は、放射線増感剤として、特に、放射線治療に対して乏しい感受性を示す腫瘍の処置のために使用される。
本発明の化合物は、単独で投与するか、または1種もしくは複数の他の治療化合物と組み合わせて投与することができ、可能な併用療法は、一定の組み合わせの形態、または本発明の化合物と1種もしくは複数の他の治療化合物との投与が交互であるか、または互いに独立している形態、または一定の組み合わせと1種もしくは複数の他の治療化合物との組み合わせた投与の形態をとり得る。本発明の化合物は、それ以外に、またはそれに加えて、特に、腫瘍治療のために、化学療法、放射線療法、免疫療法、光線療法、外科手術介入、またはこれらの組み合わせと組み合わせて、投与することができる。上で記載されたように、他の処置ストラテジーの文脈で、補助的な治療と同様に、長期間の治療が可能である。他の可能な処置は、腫瘍退縮後の患者の状態を維持するための治療、またはさらに、例えばリスクがある患者における化学予防治療である。
これらの追加の薬剤は、本発明の化合物含有組成物とは別に、複数投薬レジメンの一部として投与することができる。あるいは、これらの薬剤は、単一の組成物中で、この発明の化合物と一緒に混合された単一の剤形の一部であり得る。複数投薬レジメンの一部として投与される場合、2種の活性な薬剤は、同時に、逐次的にまたは互いからある期間以内に、通常、互いから5時間以内に与えられてもよい。
本明細書において使用する場合、「組み合わせ」、「組み合わせた」という用語、および関連する用語は、本発明に従う治療剤の同時または逐次的な投与を指す。例えば、本発明の化合物は、別の治療剤と、別の単位剤形中で同時にもしくは逐次的にまたは単一の単位剤形中で一緒に投与することができる。したがって、本発明は、本発明の化合物、追加の治療剤、および薬学的に許容される担体、アジュバント、またはビヒクルを含む単一の単位剤形を提供する。
単一の剤形を生成するために担体材料と組み合わせられ得る、本発明の化合物と追加の治療剤との両方の(上記のような追加の治療剤を含む組成物中での)量は、処置される宿主および特定の投与方式に応じて変わる。好ましくは、この発明の組成物は、1日に体重1kg当たり0.01〜100mgの間の投薬量の本発明の化合物が投与され得るように製剤化されるべきである。
追加の治療剤を含むこれらの組成物において、その追加の治療剤およびこの発明の化合物は、相乗的に作用し得る。したがって、このような組成物中の追加の治療剤の量は、その治療剤のみを利用する単剤療法において必要とされる量より少ない。このような組成物において、1日に体重1kg当たり0.01〜1,000μgの間の投薬量の追加の治療剤を投与することができる。
この発明の組成物中に存在する追加の治療剤の量は、唯一の活性な薬剤としてその治療剤を含む組成物で通常投与される量以下になる。好ましくは、本開示の組成物中の追加の治療剤の量は、唯一の治療上活性な薬剤としてその薬剤を含む組成物中に通常存在する量の約50%から100%の範囲である。
この発明の化合物、またはその医薬組成物はまた、プロテーゼ、人工弁、移植血管、ステントおよびカテーテルなどの埋込み可能な医療デバイスをコーティングするための組成物中に組み込まれてもよい。例えば、血管ステントは、再狭窄(傷害後の血管壁の再狭小化)を克服するために使用されている。しかし、ステントまたは他の埋込み可能なデバイスを使用する患者には、血餅形成または血小板活性化のリスクがある。これらの不要な効果は、デバイスをキナーゼ阻害剤を含む薬学的に許容される組成物でプレコーティングすることによって、防ぐまたは軽減することができる。この発明の化合物でコーティングされた埋込み可能なデバイスが、本発明の別の実施形態である。
本発明は、ここで非限定的な実施形態1〜31の手段によってさらに記載される。
実施形態1:
式Iの化合物:
Figure 2022502515

またはその薬学的に許容される塩(式中、
は、−L−R1Aであり、
は、共有結合;または二価の飽和もしくは不飽和の直鎖状もしくは分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、この鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−S(O)N(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられており、
Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
1Aは、必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄(sulfer)から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている6〜10員の架橋複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜10員の単環式もしくは二環式ヘテロアリール環であり、
は、−C(O)NH;−C(O)NHR2A;−C(O)N(R2A;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり、前記ヘテロアリール環は、m個の例のR2Bにより置換されており、
2Aは、必要に応じて置換されている3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環、または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する、必要に応じて置換されている3〜6員の複素環式環であり、
2Bは、必要に応じて置換されているC〜C脂肪族であり、
は、−NHR3Aであり、
3Aは、Meであり、
Rはそれぞれ、独立して、水素、またはC1〜6脂肪族、フェニル、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
炭素に結合している水素はそれぞれ、重水素により必要に応じて独立して置き換えられ得、
mは、0、1または2である)。
実施形態2:
式IIもしくはIV:
Figure 2022502515

の実施形態1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
実施形態3:
式IIIもしくはV:
Figure 2022502515

の実施形態1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
実施形態4:
式VI:
Figure 2022502515

の実施形態1から3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
実施形態5:
式VII:
Figure 2022502515

の実施形態1から3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
実施形態6:
式VIII:
Figure 2022502515

の実施形態1から5のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
実施形態7:
1Aが、以下:
Figure 2022502515

から選択される、実施形態1から6のいずれか一項に記載の化合物。
実施形態8:
2Aが、以下:
Figure 2022502515

から選択される、実施形態1から4、6および7のいずれか一項に記載の化合物。
実施形態9:
表1に示されているものから選択される、実施形態1から8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
実施形態10:
実施形態1から9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体、アジュバントまたはビヒクルとを含む、医薬組成物。
実施形態11:
患者における、TYK2媒介性障害、疾患または状態を処置するための医薬の製造に使用するための、実施形態1から9のいずれか一項に記載の化合物または実施形態10に記載の医薬組成物。
実施形態12:
生体試料におけるTYK2を阻害する方法であって、前記試料を、実施形態1から9のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または実施形態10に記載の医薬組成物と接触させるステップを含む、方法。
実施形態13:
患者におけるTYK2媒介性障害、疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、実施形態1から9のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または実施形態10に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
実施形態14:
前記障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、実施形態13に記載の方法。
実施形態15:
前記障害が、自己免疫障害である、実施形態14に記載の方法。
実施形態16:
前記自己免疫障害が、1型糖尿病、強直性脊椎炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、実施形態15に記載の方法。
実施形態17:
前記障害が、炎症性障害である、実施形態14に記載の方法。
実施形態18:
前記炎症性障害が、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、実施形態17に記載の方法。
実施形態19:
前記障害が、増殖性障害である、実施形態14に記載の方法。
実施形態20:
前記増殖性障害が、血液学的がんである、実施形態19に記載の方法。
実施形態21:
前記増殖性障害が、白血病である、実施形態19に記載の方法。
実施形態22:
前記白血病が、T細胞白血病である、実施形態21に記載の方法。
実施形態23:
前記T細胞白血病が、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)である、実施形態22に記載の方法。
実施形態24:
前記増殖性障害が、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する、実施形態20に記載の方法。
実施形態25:
前記障害が、移植に関連する、実施形態14に記載の方法。
実施形態26:
前記障害が、移植拒絶または移植片対宿主病である、実施形態25に記載の方法。
実施形態27:
前記障害が、内分泌性障害である、実施形態14に記載の方法。
実施形態28:
前記内分泌性障害が、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、実施形態27に記載の方法。
実施形態29:
前記障害が、神経学的障害である、実施形態14に記載の方法。
実施形態30:
前記神経学的障害が、アルツハイマー病である、実施形態29に記載の方法。
実施形態31:
前記障害が、I型インターフェロン、IL−10、IL−12、またはIL−23シグナル伝達に関連する、実施形態14に記載の方法。
以下の実施例に示されるように、ある特定の例示的実施形態では、化合物は、以下の一般手順に従って調製される。一般的方法は、本発明のある特定の化合物の合成を示すが、以下の一般方法、および当業者に公知である他の方法が、すべての化合物ならびに本明細書に記載されるようなこれらの化合物の各々のサブクラスおよび種に適用され得ることが、理解される。
コアAの調製:7−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)−5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸
Figure 2022502515
ステップ1−Int−1.1の合成:Int−1(50g、322.25mmol、1.0当量)のエタノール(250mL)中溶液に、マロン酸ジエチル(103.2g、644.51mmol、2.0当量)を添加し、続いてナトリウムエトキシド(75mL、21%エタノール溶液、3.0当量)を滴下添加した。反応混合物を還流下加熱しながら20時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを水中に溶解させ、濃塩酸でpHを約3〜4に酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、充分に乾燥して、純粋なInt−1.1(43g、収率:59.79%;MS(ES):m/z224.2[M+H])を得た。
ステップ2−Int−1.2の合成:Int−1.1(43g、192.6mmol、1.0当量)のオキシ塩化リン(191g、1251mmol、6.5当量)中混合物に、ジエチルアニリン(43g、288.9mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを氷冷水中に移し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液、続いてブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋なInt1.2(35g、収率:69.85%;MS(ES):m/z261[M+H])を得た。
ステップ3−Int−1.3の合成:Int−1.2(35g、134.58mmol、1.0当量)のエタノール(350mL)中溶液に、0℃で炭酸カリウム(18.57g、134.58mmol、1.0当量)、続いてメチルアミン(水中40%)(10.95mL、141.3mmol、1.05当量)を添加し、反応混合物室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを氷冷水中に移した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、真空下で充分に乾燥して、Int−1.3(30g、収率:87.53%;MS(ES):m/z255.6[M+H])を得た。
ステップ4−Int−1.4の合成:Int−1.3(30g、117.8mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(300mL)中溶液に、N,N−ジメチルアミノピリジン(1.43g、11.78mmol、0.1当量)、続いてジ−tert−ブチルジカーボネート(51.36g、235.6mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、Int−1.4(26g、62.21%;MS(ES):m/z355[M+H])を得た。
ステップ5−コアAの合成:Int−1.4(20g、56.37mmol、1.0当量)のトルエン(200mL)中懸濁液に、トリブチルスズオキシド(67.19g、112.73mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を120℃で12時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを飽和重炭酸ナトリウム溶液中に溶解させ、ヘキサンで洗浄した。水性層を分離し、1N塩酸でpHを約5〜6に酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して固体を得、これをヘキサンで粉砕して、純粋なコアA(13.2g、収率:71.67%;1H NMR(DMSO-d6, 400MHZ): 12.63 (s, 1H), 8.63(s, 1H), 7.55 (s, 1H), 3.31 (s, 3H), 1.29(s, 9H))を得た。
コアBの調製:7−(ベンジル(メチル)アミノ)−5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
Figure 2022502515
ステップ1−Int−2.1の合成:Int−2(50g、462.5mmol、1.0当量)のメタノール(400mL)中溶液に、マロン酸ジエチル(141mL、925.06mmol、2.0当量)を添加し、続いてナトリウムエトキシド(エタノール中21%;108mL、1387.5mmol、3.0当量)を滴下添加した。反応混合物を還流下加熱しながら10時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを水中に溶解させ、濃塩酸でpHを約3〜4に酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、充分に乾燥して、純粋なInt−2.1(50g、収率:61.38%;MS(ES):m/z177.14[M+H])を得た。
ステップ2−Int−2.2の合成:Int−2.1(50g、283.87mmol、1.0当量)およびオキシ塩化リン(163mL、1704.54mmol、6.0当量)の混合物に、ジエチルアニリン(68.26mL、426.13mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを氷冷水中に移し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液、続いてブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋なInt−2.2(45g、収率:74.42%;MS(ES):m/z214.02[M+H])を得た。
ステップ3−Int−2.3の合成:Int−2.2(10g、46.94mmol、1.0当量)のエタノール(315mL)中溶液に、0℃で炭酸カリウム(7.12g、51.63mmol、1.1当量)、続いてベンジルアミン(5.64mL、51.63mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを氷冷水中に移した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、真空下で充分に乾燥して、Int2.3(10g、収率:71.54%;MS(ES):m/z298.75[M+H])を得た。
ステップ4−コアBの合成:Int−2.3(10g、33.59mmol、1.0当量)のトルエン:エタノール:水混合物(160mL、1.0:0.5:0.25)中溶液に、0℃でトリフェニルホスフィン(1.76g、6.72mmol、0.2当量)、続いてアセトアルドキシム(3.96g、67.18mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を110℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、コアB(4.7g、収率:44.32%;MS (ES):m/z 315.76 [M+H]+; 1H NMR(DMSO-d6, 400MHZ): 8.44 (s, 1H), 7.52-7.50 (d, J=8Hz, 1H),7.44 (s, 1H), 7.38-7.29 (m, 5H), 6.50 (s, 1H), 5.41 (s, 2H), 3.23 (s, 3H))を得た。
コアCの調製:5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[5’,1’:2,3]ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7−カルボン酸
Figure 2022502515
ステップ1−化合物Int−3.2の合成:Int−3(50g、322.58mmol、1.0当量)のエタノール(250mL)中溶液に、Int−3.1(104.5g、645.16mmol、2.0当量)を添加し、続いてナトリウムエトキシド(75mL、21%エタノール溶液、3.0当量)を滴下添加した。反応混合物を還流下加熱しながら20時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを水中に溶解させ、濃塩酸でpHを約3〜4に酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水、ジエチルエーテルで洗浄し、充分に乾燥して、純粋なInt−3.1(43g、収率:52.70%;MS(ES):m/z254.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物Int−3.3の合成:Int−3.2(43g、169.29mmol、1.0当量)およびオキシ塩化リン(168.3g、1100.38mmol、6.5当量)の混合物に、ジエチルアニリン(75.7g、507.87mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを氷冷水中に移し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液、続いてブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋なInt−3.2(35g、収率:71.05%;MS(ES):m/z291.00[M+H])を得た。
ステップ3−化合物Int−3.5の合成:Int−3.3(20g、68.96mmol、1.0当量)のイソプロピルアルコール(200mL)中溶液に、Int−3.4(4.2g、68.96mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(13.9g、137.92mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製の材料を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物をジクロロメタン中3%メタノールで溶出して、純粋なInt−3.5(10.0g、収率:46.09%;MS(ES):m/z315.08[M+H])を得た。
ステップ4−化合物Int−3.6の合成:Int−3.5(10.0g、31.84mmol、1.0当量)のジクロロメタン(100mL)中混合物に、−78℃で三臭化ホウ素(39.8g、159.2mmol、5.0当量)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を重炭酸ナトリウム中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中10%メタノールで溶出して、純粋なInt−3.6(6.0g、収率:62.80%;MS(ES):m/z302.06[M+H])を得た。
ステップ5−化合物Int−3.7の合成:Int−3.6(6.0g、16.62mmol、1.0当量)のジクロロメタン(80mL)中溶液に、0℃でトリフェニルホスフィン(13.06g、49.86mmol、3.0当量)およびジイソプロピルアゾジカルボキシレート(10.07g、49.86mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、Int−3.7(3.9g、収率:83.60%;MS(ES):m/z283.06[M+H])を得た。
ステップ6−化合物Int−3.8の合成:Int−3.7(3.9g、13.82mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)中溶液に、0℃で4−メトキシベンジルクロリド(2.3g、15.20mmol、1.1当量)および炭酸セシウム(8.9g、27.84mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋なInt−3.8(3.0g、収率:53.98%;MS(ES):m/z403.11[M+H])を得た。
ステップ7−コアCの合成:Int−3.8(3.0g、7.46mmol、1.0当量)のトルエン(30mL)中懸濁液に、トリブチルスズオキシド(8.8g、14.92mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を12時間還流させた。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを飽和重炭酸ナトリウム溶液中に溶解させ、ヘキサンで洗浄した。水性層を分離し、1N塩酸でpHを約5〜6に酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して固体を得、これをヘキサンで粉砕して、純粋なコアC(1.9g、収率:68.79%、MS(ES):m/z375.08[M+H])を得た。
コアDの調製:エチル7−(ベンジル(メチル)アミノ)−5−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキシレート
Figure 2022502515
化合物Int−4の合成。コアA合成の一般手順を使用して化合物を合成して、Int−4を得た。(収率:45%)、MS(ES):m/z345.10[M+H]
化合物Int−4.2の合成。1(3.5g、10.15mmol、1.0当量)、Int−4.1(4.5g、13.19mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(2.6g、25.37mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン:水(140mL、9:1)中撹拌溶液に通してアルゴンを15分間パージし、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.738mg、1.01mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水上に注ぎ入れ、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、Int−4.2を得た。(3.1g、57.99%)。MS(ES):m/z527.24[M+H]
化合物コアDの合成。Int−4.2(3.1g、5.88mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(60mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、コアDを得た。(2.1g、83.64%)。MS(ES):m/z427.18[M+H]
一般手順A(酸−アミンカップリング):
Figure 2022502515
Int−5の合成:コアA(4g、12.26mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)中溶液に、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(9.32g、24.53mmol、2.0当量)を添加し、室温で15分間撹拌した。これにジイソプロピルエチルアミン(6.40mL、36.78mmol、3.0当量)を添加し、続いてシクロプロパンアミン(0.699g、12.26mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中40%酢酸エチルで溶出して、Int−5(2.4g、収率:53.69%;MS(ES):m/z366.13[M+H])を得た。
一般手順B(Buchwaldアミノ化):
Figure 2022502515
Int−6.2の合成:Int−5(0.125g、0.342mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(5mL)中溶液に、Int−6.1(0.082g、0.410mmol、1.2当量)、炭酸ナトリウム(0.072g、0.684mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.015g、0.017mmol、0.05当量)および4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(0.019g、0.034mmol、0.1当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応物を100℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中3%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋なInt−6.2(0.070g、収率:38.6%;MS(ES):m/z532.23[M+H])を得た。
一般手順C(BOC−脱保護化):
Figure 2022502515
Int−7.1の合成:Int−6.2(0.070g、0.131mmol、1.0当量)をジクロロメタン(2mL)中に溶解させ、トリフルオロ酢酸(0.1mL)を反応混合物に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、純粋なInt−7.1(0.040g、収率:70.17%;MS(ES):m/z432.24[M+H])を得た。
中間体Aの調製:3−アミノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
Figure 2022502515
化合物Int−8.2の合成。Int−8(3g、14.28mmol、1.0当量)およびInt−8.1(2.4g、17.14mmol、1.2当量)のジオキサン(30mL)中溶液に、窒素下酢酸銅(2.60g、14.28mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(5.00mL、35.7mmol、2.5当量)を添加した。反応物を80℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中10%酢酸エチルで溶出して、純粋なInt−8.2(0.380g、11.98%)を得た、MS(ES):m/z222.20[M+H]
中間体Aの合成。Int−8.1(0.380g、1.71mmol、1.0当量)のメタノール(4ml)中溶液に、炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を室温で3時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.4%メタノールで溶出して、純粋な中間体A(0.120g、36.13%)を得た。MS(ES):m/z195.23[M+H]
(実施例1)
N−シクロプロピル−5−((1−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1)。
Figure 2022502515

スキーム1:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物1.2の合成:1(0.260g、1.68mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中冷却溶液に、1.1(0.217g、1.68mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.338g、2.18mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.040g、0.33mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、1.2を得た。(0.154g、収率34.41%;MS(ES):m/z266.13[M+H])。
ステップ2−化合物1.3の合成:1.2(0.140g、0.52mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(4mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.124g、5.2mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な1.3(0.130g、収率:89.13%;MS(ES):m/z252.12[M+H])を得た。
ステップ3−化合物1.4の合成:1.3(0.130g、0.51mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(3mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.087g、0.86mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.182g、0.66mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な1.4(0.210g、収率:95.93%;MS(ES):m/z323.19[M+H])を得た。
ステップ4−化合物1.5の合成:1.4(0.210g、0.65mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(6mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な1.5(0.170g、収率:97.90%;MS(ES):m/z223.14[M+H])を得た。
ステップ5−化合物1.6の合成:コアAの調製での手順を使用して化合物を合成して、1.6(収率:57.16%;MS(ES):m/z366.82[M+H])を得た。
ステップ6−化合物1.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、1.7(0.130g、収率:61.58%;MS(ES):552.29[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−1の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−1(0.025g、収率:87.27%;MS (ES):452.42 [M+H]+; LCMS純度:96.18%; HPLC純度: 96.68%; キラルHPLC:47.64%, 48.76%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s,1H), 8.20 (s, 1H), 8.12-8.10 (d, J=8Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz,1H), 7.84-7.83 (d, J=4Hz, 1H), 7.47-7.45 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 6.35-6.31 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.92 (bs,1H), 4.69 (bs, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.78 (bs, 3H), 1.67 (bs,2H), 1.45-1.48 (m, 2H), 1.24 (bs, 4H), 0.80-0.79 (d, J=5.6Hz, 2H), 0.51 (bs, 2H))を得た。
(実施例2)
N−シクロプロピル−5−((1−((1S,3R)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−2)
および
N−シクロプロピル−5−((1−((1R,3S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−3)。
Figure 2022502515

スキーム2:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物2の合成:I−1(実施例1)の実験プロトコールにより化合物を合成して、2(収率:61.58%;MS(ES):m/z552.29[M+H])を得た。
ステップ2−化合物2.1および2.2の合成:2の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な2.1(0.040g;MS(ES):m/z552.29[M+H])を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な2.2(0.042g;MS(ES):m/z552.29[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−2の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−2(0.032g、収率:97.74%;MS (ES):m/z 452.2 [M+H]+; LCMS純度: 99.00%; HPLC純度: 99.58%;キラルHPLC純度: 100%; 1HNMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.10-8.08(d, J=6.8Hz, 1H), 7.91-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.82-7.81 (d, J=3.6Hz,1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.33-6.29 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.16(s, 1H), 4.67 (s, 1H), 2.89-2.88 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.86-2.82 (m, 1H),1.76 (bs, 2H), 1.59 (bs, 2H), 1.46-1.40 (m, 2H), 1.23 (s, 6H), 0.78-0.77 (d,J=5.2Hz, 2H), 0.49 (bs, 2H))を得た。
ステップ4−化合物I−3の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−3(0.032g、収率:93.08%;MS (ES):m/z 452.2 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 98.97%, キラルHPLC純度:98.25%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H),8.18 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz,1H), 7.82-7.81 (d, J=3.6Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.33-6.29 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.16 (s, 1H), 4.67 (s, 1H), 2.89-2.88(d, J=4.4Hz, 3H), 2.86-2.82 (m, 1H), 1.76 (bs, 2H), 1.59 (bs, 2H),1.46-1.40 (m, 2H), 1.22 (s, 6H), 0.78-0.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 0.49 (bs, 2H))を得た。
(実施例3)
N−シクロプロピル−5−((1−((1r,3r)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−4)。
Figure 2022502515

スキーム3:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物3.2の合成:3(5.0g、32.44mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中冷却溶液に、3.1(3.99g、32.44mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌し、N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(6.5g、42.17mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.790g、6.48mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、3.2(3.35g、収率:46.26%;MS(ES):m/z224.09[M+H])を得た。
ステップ2−化合物3.3の合成:3.2(3.35g、15.02mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(35mL)中冷却溶液に、0℃で水素化ナトリウム(1.44g、6.08mmol、4.0当量)を少しずつ添加し、30分間撹拌し、続いてヨウ化メチル(2.7g、19.52mmol、1.3当量)を滴下添加した。反応混合物を同一温度で20分間撹拌し、混合物を室温で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン中2〜2.5%メタノールで純粋な化合物を溶出して、純粋な3.3(2.85g、収率:80.04%;MS(ES):m/z238.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物3.4の合成:3.3(2.85g、12.02mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(30mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(2.88g、120.2mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な3.4(2.4g、収率:89.50%;MS(ES):m/z224.09[M+H])を得た。
ステップ4−化合物3.5の合成:3.4(2.4g、10.76mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(25mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(1.84g、18.29mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(3.84g、13.98mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な3.5(2.0g、収率:63.20%;MS(ES):m/z295.16[M+H])を得た。
ステップ5−化合物3.6の合成:3.5(2.0g、6.80mmol、1当量)のジオキサン(20mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(22mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な3.6(1.4g、収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ6−化合物3.7の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、3.7(収率:57.16%;MS(ES):m/z366.82[M+H])を得た。
ステップ7−化合物3.8の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、3.8(0.085g、収率:59.39%;MS(ES):m/z524.26[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−4の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−4(0.060g、収率:87.28%;MS (ES):m/z 424.82 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 99.28%;キラルHPLC:96.77%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.20 (s,1H), 8.14-8.12 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4Hz,1H), 7.83 (bs, 1H), 7.54-7.53 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.37-6.33 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.07 (bs, 1H), 3.21 (s, 3H),2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.51 (bs, 4H), 1.24 (bs, 2H), 0.80-0.78 (d, J=6.8Hz,2H), 0.50 (bs, 2H))を得た。
(実施例4)
N−シクロプロピル−5−((1−((1s,3s)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−5)。
Figure 2022502515

スキーム4:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物5.2の合成:4(5.0g、32.44mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中冷却溶液に、4.1(3.99g、32.44mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(6.5g、42.17mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.790g、6.48mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、4.2(3.35g、収率:46.26%;MS(ES):m/z224.09[M+H])を得た。
ステップ2−化合物4.3の合成:4.2(2.85g、12.02mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(30mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(2.88g、120.2mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な4.3(2.4g、収率:89.50%;MS(ES):m/z224.09[M+H])を得た。
ステップ3−化合物4.4の合成:4.3(2.4g、10.76mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(25mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(1.84g、18.29mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(3.84g、13.98mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な4.4(2.0g、収率:63.20%;MS(ES):m/z295.16[M+H])を得た。
ステップ4−化合物4.5の合成:4.4(2.0g、6.80mmol、1当量)のジオキサン(20mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(22mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な4.5を得た。(1.4g、収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])。
ステップ5−化合物4.6の合成:一般手順Aを利用してコアAから化合物を合成して、4.6(収率:57.16%;MS(ES):m/z366.82[M+H])を得た。
ステップ6−化合物4.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、4.7(0.061g、収率:35.52%;MS(ES):524.26[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−5の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−5(0.038g、収率:77.02%;MS (ES):m/z 424.37 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC:95.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.20 (s,1H), 8.14-8.12 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.91 (bs, 1H), 7.83 (bs, 1H),7.49-7.47 (d, J=6Hz, 1H), 6.35-6.33 (t, J=6.4Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.73-4.69 (m, 1H), 3.79 (bs,1H), 3.21 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.83 (bs, 3H), 2.14-2.12(d, J=7.6Hz, 2H), 0.89-0.79 (d, J=5.6Hz, 2H), 0.50 (bs, 2H))を得た。
(実施例5)
N−((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−5−((1−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−6)。
Figure 2022502515

スキーム5:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物5の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、5(収率:51.08%;MS(ES):m/z384.81[M+H])を得た。
ステップ2−化合物5.1の合成:I−1(実施例1)の実験プロトコールにより化合物を合成して、5.1(収率:97.90%;MS(ES):m/z223.14[M+H])を得た。
ステップ3−化合物5.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、5.2(0.130g、収率:62.56%;MS(ES):570.28[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−6の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−6(0.034g、収率:83.19%;MS (ES):m/z 470.87 [M+H]+; LCMS純度:96.10%; HPLC純度: 94.95%; キラルHPLC:46.44%, 47.34%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s,1H), 8.23 (s, 1H), 8.11-8.10 (d, J=8Hz, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz,1H), 7.81-7.79 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.42-7.40 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.29-6.25 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.80 (bs, 2H), 4.68 (bs,1H), 2.98 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.76 (bs, 2H), 1.65 (bs,1H), 1.47 (bs, 3H), 1.24 (bs, 5H), 0.85-0.84 (d, J=6.4Hz, 2H))を得た。
(実施例6)
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−7)。
Figure 2022502515

スキーム6:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物6.2の合成:6(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)中冷却溶液に、6.1(0.803g、6.48mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.30g、8.42mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.158g、1.29mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、6.2(0.7g、収率:47.90%;MS(ES):m/z226.08[M+H])を得た。
ステップ2−化合物6.3の合成:6.2(0.7g、3.11mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(10mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.746g、31.1mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な6.3(0.610g、収率:92.93%;MS(ES):m/z212.07[M+H])を得た。
ステップ3−化合物6.4の合成:6.3(0.610g、2.89mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(8mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.496g、4.91mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.0g、3.75mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な6.4(0.480g、収率:58.86%;MS(ES):m/z283.14[M+H])を得た。
ステップ4−化合物6.5の合成:6.4(0.480g、1.70mmol、1当量)のジオキサン(6mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(8mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な6.5(0.310g、収率:98.46%:MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ5−化合物6.6の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、6.6(収率:51.08%;MS(ES):m/z384.81[M+H])を得た。
ステップ6−化合物6.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、6.7(0.054g、収率:39.14%;MS(ES):m/z530.23[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−7の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−7(0.038g、収率:86.78%;MS (ES):m/z 430.82 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 98.21%;キラルHPLC: 100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ):8.90 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.93-7.92(d, J=4.8Hz, 1H), 7.80-7.79 (d, J=4Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.31-6.27 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.44-5.38 (m, 2H), 4.97(bs, 1H), 4.80 (bs, 1H), 2.98 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H),2.72-2.67 (m, 3H), 1.27-1.16 (m, 1H), 0.83 (bs, 1H))を得た。
(実施例7)
N−((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−5−((1−((1r,3R)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−8)。
Figure 2022502515

スキーム7:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物7の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、8(収率:51.08%;MS(ES):m/z384.81[M+H])を得た。
ステップ2−化合物7.1の合成:I−4(実施例3)の実験プロトコールにより化合物を合成して、8.1(収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物7.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、7.2(0.085g、収率:60.24%;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−8の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−8(0.060g、収率:86.60%;MS (ES):m/z 442.82 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 99.41%;キラルHPLC: 96.29%; 1H NMR (DMSO-d6,400MHZ): 8.89 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=6.4Hz, 1H),7.94-7.93 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.81 (bs, 1H), 7.50-7.49 (d, J=6Hz, 1H), 6.32-6.29 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H),5.31-5.27 (m, 1H), 4.97 (bs, 1H), 4.06 (bs, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.99 (s,1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.51 (bs, 4H), 1.12-1.09 (t, J=7.2Hz,1H), 0.86 (bs, 1H))を得た。
(実施例8)
N−((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−5−((1−((1s,3S)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−9)。
Figure 2022502515

スキーム8:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物8の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、8(収率:51.08%;MS(ES):m/z384.81[M+H])を得た。
ステップ2−化合物8.1の合成:I−5(実施例4)の実験プロトコールにより化合物を合成して、8.1(収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物8.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、8.2(0.054g、収率:31.89%;MS(ES):542.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−9の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−9(0.036g、収率:81.79%;MS (ES):m/z 442.37 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC:95.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H),8.24 (s, 1H), 8.14-8.13 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.93 (bs, 1H), 7.81(bs, 1H), 7.49-7.45 (d, J=6Hz, 1H), 6.35-6.30 (t, J=6.4Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.71 (bs, 1H), 3.80 (bs, 1H),3.20 (s, 3H), 3.00 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.68 (bs, 3H),2.13-2.11 (d, J=7.6Hz, 3H), 1.24 (bs, 1H))を得た。
(実施例9)
5−((3’−フルオロ−2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)−N−((1S,2R)−2−フルオロシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−10)。
Figure 2022502515

スキーム9:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物9.2の合成:9(10g、57.47mmol、1.0当量)の1−メチルピロリジン−2−オン(240mL)中溶液に、9.1(7.34g、63.79mmol、1.1当量)を添加し、続いて炭酸セシウム(46.81g、143.67mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物を110℃で15時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中50%酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、19.2(2.6g、収率:16.81%;MS(ES):m/z269.04[M])を得た。
ステップ2−化合物9.3の合成:9.2(2.6g、9.66mmol、1.0当量)のエタノール(26mL)中溶液に、銅粉(0.073g、1.15mmol、0.12当量)、L−アスコルビン酸(0.34g、1.93mmol、0.2当量)、DL−ピペコリン酸(0.37g、2.89mmol、0.3当量)およびアジ化ナトリウム(2.26g、34.77mmol、3.6当量)を添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中55〜60%酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、9.3(1.6g、収率:80.70%;MS(ES):m/z206.29[M+H])を得た。
ステップ3−化合物9.4の合成:コアAの調製での手順を使用して化合物を合成して、9.4(MS(ES):m/z355.11[M+H])を得た。
ステップ4−化合物9.2の合成:9.4(0.2g、0.56mmol、1.0当量)および9.3(0.114g、0.67mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(4mL)中冷却溶液に、0℃でカリウムtert−ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M;1.12mL、1.12mmol、2.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な9.5(0.120g、収率:42.11%;MS(ES):m/z524.20[M+H])を得た。
ステップ6−化合物9.6の合成:9.5(0.120g、0.22mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン:水(4mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.055g、2.3mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、続いて塩酸を添加してpHを約1〜2に調節し、10℃で1時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウムにより中和した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な9.6(0.065g、収率:72.56%;MS(ES):m/z396.12[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−10の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、I−10(0.032g、27.96%;MS (ES):m/z 453.37 [M+H]+; LCMS純度:95.20%; HPLC純度: 95.01%; キラルHPLC:96.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02 (s, 1H),8.53-8.52 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.30-8.28(d, J=8Hz, 1H), 8.27 (s, 1H),8.10-8.05 (d, J=9.2Hz 1H), 7.99-7.98(d, J=4.8Hz, 1H), 7.84-7.83(d, J=4.4Hz, 1H), 7.76-7.72(m, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H),6.45-6.41 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.26 (s, 1H),4.83-4.81 (m, 1H), 3.18-3.17 (d, J=5.2Hz, 1H),3.03-3.01 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H),1.30-1.21 (m, 1H))を得た。
(実施例10)
5−((1−((1r,3S)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−11)。
Figure 2022502515

スキーム10:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物10の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、10(収率:50.51%;MS(ES):m/z396.84[M+H])を得た。
ステップ2−化合物10.1の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、10.1(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ2−化合物10.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、10.2(0.145g、収率:70.65%;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−11の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−11(0.028g、収率:85.87%;MS (ES):m/z 442.27 [M+H]+; LCMS純度:97.66%; HPLC純度: 97.71%; キラルHPLC:48.80%, 49.46%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H),8.54-8.52 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.05-8.02 (d, J=8.8Hz,1H), 7.89-7.87 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6Hz, 1H),6.43-6.40 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.44-5.37 (m, 2H), 4.58-4.55(m, 2H), 4.35 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.83-2.79 (m, 1H),2.73-2.68 (m, 3H), 2.19 (bs, 1H), 2.07-2.02 (m, 1H), 1.99-1.95 (m, 1H), 1.65(bs, 1H))を得た。
(実施例11)
5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−12)
および
5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−13)
Figure 2022502515

スキーム11:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物11.2の合成:11(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のアセトニトリル(10mL)中冷却溶液に、11.1(0.395g、3.56mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.652g、4.21mmol、1.3当量)およびモレキュラシーブスを添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、11.2(0.320g、収率:46.71%;MS(ES):m/z212.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物11.3の合成:11.2(0.320g、1.51mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な11.3(0.265g、収率:88.70%;MS(ES):m/z198.05[M+H])を得た。
ステップ3−化合物11.4の合成:11.3(0.265g、1.34mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(6mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.230g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な11.4(0.160g、収率:44.37%;MS(ES):m/z269.13[M+H])を得た。
ステップ4−化合物11.5の合成:11.4(0.160g、0.59mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(10mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な11.5(0.125g、収率:98.33%;MS(ES):m/z205.05[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物11.6の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、11.6(収率:50.51%;MS(ES):m/z396.84[M+H])を得た。
ステップ6−化合物11.7の合成:一般的方法Bにより化合物を合成して、11.7(0.135g、収率:67.53%;MS(ES):m/z527.5[M+H])を得た。
ステップ7−化合物11.7aおよび11.7bの合成:11.7の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な11.7a(0.040g;MS(ES):m/z527.5[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な11.7b(0.045g;MS(ES):m/z527.5[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−12の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−12(0.027g、収率:83.31%;MS (ES):m/z 428.18 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度:96.10%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.51-8.50(d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=9.2Hz, 1H),7.89-7.88 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.14-7.12 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.35-6.31(t, J=7.2Hz, 1H), 6.27 (bs, 1H), 5.40-5.39 (d, J=4Hz, 1H),4.57-4.54 (m, 1H), 4.34 (bs, 1H), 3.89-3.81 (m, 1H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.50 (s, 3H), 1.23 (bs, 4H))を得た。
ステップ9−化合物I−13の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−13(0.032g、87.77%;MS (ES):m/z 428.18 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.81%; キラルHPLC純度:99.25%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H), 8.51-8.50(d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=9.2Hz, 1H),7.89-7.88 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.13-7.11 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.35-6.31(t, J=7.2Hz, 1H), 6.27 (bs, 1H), 5.40-5.39 (d, J=4Hz, 1H),4.57-4.54 (m, 1H), 4.34 (bs, 1H), 3.89-3.81 (m, 1H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.50 (s, 3H), 1.24 (bs, 4H))を得た。
(実施例12)
N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−14)
および
N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−15)。
Figure 2022502515

スキーム12:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物12の合成:コアBの調製での手順を使用して化合物を合成して、12を得た。
ステップ2−化合物12.2の合成:12(3.5g、10.15mmol、1.0当量)、12.1(4.5g、13.19mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(2.6g、25.37mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン:水(140mL、9:1)中撹拌溶液に通してアルゴンを15分間パージし、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(bis(diphenylphospino)ferrocene)]パラジウム(II)ジクロリド(0.738mg、1.01mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水上に注ぎ入れ、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、12.2(3.1g、収率:57.99%;MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。
ステップ3−化合物12.3の合成:12.2(3.1g、5.88mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(60mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、12.3(2.1g、収率:83.64%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ4−化合物12.5の合成:12.3(2.0g、4.68mmol、1当量)および12.4(0.915g、5.61mmol、1.2当量)の1,4−ジオキサン(60mL)中溶液に、炭酸カリウム(1.29g、9.36mmol、2.0当量)を添加し、アルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.178g、0.93mmol、0.2当量)および1,2−ジメチルエチレンジアミン(0.165g、1.87mmol、0.4当量)を添加し、反応混合物をアルゴンで5分間再度脱気し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.2%メタノールで溶出して、純粋な12.5(1.0g、収率:41.93%;MS(ES):m/z509.23[M+H])を得た。
ステップ5−化合物12.6の合成:12.5(1.0g、1.96mmol、1.0当量)のメタノール(12mL)中溶液に、炭担持パラジウム(0.4g)を添加した。水素を室温で4時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをペンタン(pantane)で粉砕することによりさらに精製して、純粋な12.6(0.610g、収率:73.78%;MS(ES):m/z421.19[M+H])を得た。
ステップ6−化合物12.6aおよび12.6bの合成:12.6の異性体(0.610g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−CAN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な12.6a(0.190g;MS(ES):m/z421.19[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な12.6b(0.180g;MS(ES):m/z421.19[M+H])を得た。
ステップ7−化合物12.7の合成:12.6a(0.4g、0.956mmol、1.0当量)のメタノール:水(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.219g、9.56mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な12.7(0.350g、収率:93.76%;MS(ES):m/z393.16[M+H])を得た。
ステップ8−化合物12.9の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、12.9(0.125g、収率:70.86%;MS (ES):m/z 462.61 [M+H]+; LCMS純度:97.36%; HPLC純度: 97.32%; キラルHPLC:48.06%, 48.35%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.04-9.02(d, J=8.4Hz, 1H), 8.82-8.81 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.68-8.64 (t, J=7.6Hz,1H), 8.41-8.40 (d, J=4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.27-7.26 (d, J=4.4Hz,1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 5.78 (s, 1H), 5.53 (bs, 1H), 4.97 (bs,1H), 4.60 (bs, 1H), 4.44 (bs, 1H), 4.04 (bs, 1H), 3.98 (bs, 1H), 3.75-3.72 (m,1H), 3.52 (s, 1H), 3.15-3.14 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.22 (bs, 3H), 1.86 (bs,3H), 1.28-1.25 (m, 1H))を得た。
ステップ9:化合物I−14およびI−15の合成:12.9の異性体(0.105g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−14(0.035g;MS (ES): m/z462.57 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.32%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.03-9.01 (d, J=8Hz,1H), 8.81 (s, 1H), 8.67-8.65 (d, J=8Hz, 1H), 8.40-8.39 (d, J=4.4Hz,1H), 8.37 (s, 1H), 8.27-8.26 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 6.74(s, 1H), 5.54-5.53 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.97 (bs, 1H), 4.60 (bs, 1H),4.44 (bs, 1H), 4.05-4.03 (d, J=8.8Hz, 1H), 3.98-3.95 (d, J=12Hz, 1H), 3.74-3.69 (t, J=10.4Hz, 1H), 3.53-3.51 (t, J=7.6Hz,1H), 3.14-3.13 (d, J=4Hz, 3H), 2.34 (bs, 3H), 2.06-2.02(m, 2H), 1.86 (bs, 3H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−15(0.035g;MS (ES): m/z462.66 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.87%; キラルHPLC純度:93.05%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.04-9.03 (d, J=8Hz,1H), 8.80 (s, 1H), 8.65-8.63 (d, J=8Hz, 1H), 8.40-8.39 (d, J=4.4Hz,1H), 8.37 (s, 1H), 8.27-8.26 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 6.74(s, 1H), 5.53-5.52 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.97 (bs, 1H), 4.60 (bs, 1H),4.44 (bs, 1H), 4.05-4.03 (d, J=8.8Hz, 1H), 3.98-3.95 (d, J=12Hz, 1H), 3.74-3.69 (t, J=10.4Hz, 1H), 3.53-3.51 (t, J=7.6Hz,1H), 3.14-3.13 (d, J=4Hz, 3H), 2.34 (bs, 3H), 2.06-2.02(m, 2H), 1.86 (bs, 3H))を得た。
(実施例13)
5−((1−((1r,3S)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−16)
および
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−17)。
Figure 2022502515

スキーム13:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物13の合成:I−11(実施例10)の実験プロトコールにより化合物を合成して、13(収率:70.65%;MS(ES):542.25[M+H])を得た。
ステップ2−化合物13aおよび13bの合成:13の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な13a(0.042g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な13b(0.042g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−16の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−16(0.030g、87.63%;MS (ES):m/z 442.52 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.05%; キラルHPLC純度:97.29%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.55-8.53(d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8.8Hz, 1H),7.90-7.88 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.43-6.41(t, J=7.2Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 5.45-5.37 (m, 2H), 5.31 (bs, 1H),4.59-4.58 (m, 1H), 4.36 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69(m, 3H), 2.34 (bs, 1H), 2.21 (bs, 1H), 2.01-1.96 (m, 2H), 1.74 (bs, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−17の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−17(0.030g、収率:87.63%;MS (ES):m/z 442.56 [M+H]+; LCMS純度:98.00%; HPLC純度: 98.07%; キラルHPLC純度:98.29%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.55-8.53(d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8.8Hz, 1H),7.90-7.88 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.44-6.41(t, J=7.2Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 5.45-5.39 (m, 2H), 5.29 (bs, 1H),4.60-4.56 (m, 1H), 4.36 (bs, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69(m, 3H), 2.34 (bs, 1H), 2.21 (bs, 1H), 2.01-1.96 (m, 2H), 1.74 (bs, 1H))を得た。
(実施例14)
5−(5−フルオロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−18)
および
5−(5−フルオロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−19)。
Figure 2022502515

スキーム14:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物14の合成:コアB合成の一般手順を使用して化合物を合成して、14(収率:45%;MS(ES):m/z345.10[M+H])を得た。
ステップ2−化合物14.2の合成:14(3.5g、1.16mmol、1.0当量)、14.1(0.696g、1.74mmol、1.5当量)および炭酸カリウム(0.4g、2.9mmol、2.5当量)の1,4−ジオキサン(8mL)中撹拌溶液に通してアルゴンを15分間パージした。ヨウ化銅(I)(0.043g、0.23mmol、0.2当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.077mg、0.11mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水上に注ぎ入れ、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、14.2(0.4g、収率:63.31%;MS(ES):m/z545.23[M+H])を得た。
ステップ3−化合物14.3の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、14.3(0.310g、収率:94.96%;MS(ES):445.17[M+H])を得た。
ステップ4−化合物14.5の合成:14.3(0.350g、0.78mmol、1.0当量)および14.4(0.153g、0.93mmol、1.2当量)のアセトニトリル(10mL)中冷却溶液に、0℃で炭酸セシウム(0.635g、1.95mmol、2.5当量)を添加した。反応物を70℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な14.5(0.3g、収率:72.07%;MS(ES):m/z529.23[M+H])を得た。
ステップ5−化合物14.6の合成:14.5(0.3g、0.56mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.134g、5.6mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な14.6(0.250g、収率:88.00%;MS(ES):m/z501.20[M+H])を得た。
ステップ6−化合物14.8の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、14.8(0.150g、収率:52.72%;MS(ES):570.26[M+H])を得た。
ステップ5−化合物14.8aおよび14.8bの合成:14.8の異性体(0.120g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な14.8a(0.032g;MS(ES):m/z570.26[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な14.8b(0.033g;MS(ES):m/z570.26[M+H])を得た。
ステップ6−化合物I−18の合成:14.8a(0.032g、0.056mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−18(0.021g、収率:77.96%;MS (ES): m/z480.51 [M+H]+; LCMS純度:99.20%; HPLC純度: 97.20%; キラルHPLC:99.08%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H),8.51 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.37-8.36 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.33 (s,1H), 8.27 (bs, 1H), 6.82 (s, 1H), 5.44 (bs, 1H), 5.05-5.02 (m, 1H), 4.38-4.34(t, J=8.4Hz, 1H), 4.08-4.06 (m, 4H), 3.64-3.58 (t, J=11.6Hz,3H), 3.11-3.10 (d, J=3.6Hz, 4H), 2.11-2.07 (m, 3H), 1.53-1.49(m, 1H), 1.43-1.38 (m, 1H))を得た。
ステップ7−化合物I−19の合成:14.8b(0.033g、0.056mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−19(0.021g、収率:75.60%;MS (ES):m/z 480.51 [M+H]+; LCMS純度:93.46%; HPLC純度: 96.00%; キラルHPLC:95.92%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.99 (s, 1H),8.53-8.51 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.39-8. 1H 37 (d, J=6.8Hz,1H), 8.35 (s, 1H), 8.29 (bs, 1H), 6.83 (s, 1H), 5.45 (bs, 1H), 5.06 (bs,1H), 4.39-4.35 (t, J=8.4Hz, 1H), 4.09-4.07 (m, 4H), 3.65-3.59 (t,J=11.6Hz, 3H), 3.12-3.11 (d, J=3.6Hz, 4H), 2.18(bs, 3H), 2.10 (bs, 1H), 1.52-1.42 (m, 1H))を得た。
(実施例15)
N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−((1−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−20)
および
N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−((1−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−21)
Figure 2022502515

スキーム15:
Figure 2022502515

[0001]
ステップ1−化合物15.2の合成:15(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中冷却溶液に、15.1(0.327g、3.24mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.653g、4.21mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.078g、0.64mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、15.2(0.390g、収率:50.67%;MS(ES):m/z238.10[M+H])を得た。
ステップ2−化合物15.3の合成:15.2(0.390g、1.64mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(5mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.393g、16.4mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な15.3を得た。(0.3g、収率:81.76%;MS(ES):m/z224.09[M+H])。
ステップ3−化合物15.4の合成:15.3(0.3g、1.34mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(5mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.229g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な15.4(0.275g、収率:69.52%;MS(ES):m/z295.16[M+H])を得た。
ステップ4−化合物15.5の合成:15.4(0.275g、0.93mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(10mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な15.5(0.2g、92.80%;MS(ES):m/z231.09[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物15.6の合成:I−11(実施例10)と同様の方法で15.5を利用してコアAから化合物を合成した。
ステップ6−化合物I−20およびI−21の合成:15.6の異性体(0.1g)を、カラムCHIRAL PAK IC−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−20(0.026g;MS (ES): m/z454.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.26-8.24(d, J=7.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H),7.94-7.93 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.60-7.58 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.40-6.37(t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.46-5.44 (m, 1H), 5.21-5.14 (m, 1H),4.25-4.18 (m, 2H), 3.86 (bs,1H), 3.17 (s, 3H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 1.69-1.62 (m, 2H), 1.24 (bs, 6H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−21(0.030g;MS (ES): m/z454.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.26-8.24(d, J=7.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=8.8Hz, 1H),7.94-7.93 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.60-7.58 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.41-6.38(t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.46-5.44 (m, 1H), 5.21-5.14 (m, 1H),4.25-4.18 (m, 2H), 3.86 (bs,1H), 3.17 (s, 3H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 1.69-1.62 (m, 2H), 1.23 (bs, 6H))を得た。
(実施例16)
N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−((1−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−22)
および
N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−((1−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−23)
Figure 2022502515

スキーム16:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物16の合成:I−20(実施例15)の実験プロトコールにより化合物を合成した。
ステップ2−化合物I−22およびI−23の合成:16の異性体(0.095g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−22(0.028g;MS (ES): m/z454.2 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度:98.77%; キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.26-8.24 (d, J=7.2Hz,1H), 8.20 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4.4Hz,1H), 7.60-7.58 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.40-6.37 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.24(s, 1H), 5.46-5.44 (m, 1H), 5.21-5.14 (m, 1H), 4.25-4.18 (m, 2H), 3.86 (bs,1H), 3.17 (s, 3H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.69-1.62 (m, 2H), 1.24(bs, 6H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−23(0.032g;MS (ES): m/z454.2 [M+H]+; LCMS純度:99.00%; HPLC純度: 96.20%; キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) 8.95 (s, 1H), 8.25-8.23(d, J=7.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.03-8.01 (d, J=8.8Hz, 1H),7.94-7.93 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.60-7.58 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.40-6.37(t, J=6.8Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.46-5.44 (m, 1H), 5.21-5.14 (m, 1H),4.25-4.18 (m, 2H), 3.86 (bs,1H), 3.17 (s, 3H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 1.69-1.62 (m, 2H), 1.23s (bs, 6H))を得た。
(実施例17)
5−((1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−24)。
Figure 2022502515

スキーム17:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物17.2の合成:17(0.250g、1.62mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)中溶液に、17.1(0.218g、1.62mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、続いてN−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.402g、2.10mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(4-dimethylaminoprydine)(0.049g、0.405mmol、0.25当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中30%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、17.2(0.180g、収率:47.17%;MS(ES):m/z236.24[M+H])を得た。
ステップ2−化合物17.3の合成:17.2(0.180g、0.765mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.160g、3.82mmol、5.0当量)を添加した。反応物を70℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、17.3(0.140g、収率:82.71%;MS(ES):m/z222.07[M+H])を得た。
ステップ3−化合物17.4の合成。17.3(0.140g、0.632mmol、1.0当量)のtert−ブチルアルコール中溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(0.226g、0.821mmol、1.3当量)、トリエチルアミン(0.108g、1.074mmol、1.7当量)を添加した。反応物を90℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.0%MeOHを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、17.4(0.150g、収率:81.08%;MS(ES):m/z293.34[M+H])を得た。
ステップ4−化合物17.5の合成:17.4(0.150g、0.513mmol、1.0当量)に1,4−ジオキサン中4M塩酸(7mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をジエチルエーテルで粉砕して、17.5(0.090g、収率:76.70%;MS(ES):m/z229.68[M+H])を得た。
ステップ5−化合物17.6の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、17(収率:56.13%;MS(ES):m/z396.14[M+H])を得た。
ステップ6−化合物17.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、17.7(0.119g、収率:56.93%;MS(ES):m/z552.25[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−24の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−24(0.017g、収率:69.23%;MS (ES):m/z 452.52 [M+H]+; LCMS純度:98.79%; HPLC純度: 99.36%; キラルHPLC:49.51%, 49.74%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s,1H), 8.22 (s, 1H), 8.15-8.13 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz,1H), 7.67-7.65 (d, J=6Hz, 1H), 7.28-7.27 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.26-6.23 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 3.98 (s, 2H), 3.74-3.72(d, J=8Hz, 2H), 3.24 (bs, 3H), 3.14 (bs, 1H), 3.08-3.04 (m, 1H),2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.27 (bs, 2H). 2.22 (bs, 2H), 1.08-1.03 (m,1H))を得た。
(実施例18)
5−((1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−25)
および
5−((1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−26)
Figure 2022502515

スキーム18:
Figure 2022502515
化合物I−25およびI−26の合成:I−24の異性体(実施例17)(0.070g)を、カラムCHIRAL PAK OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)メタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−25(0.025g;MS (ES): m/z452.87 [M+H]+; LCMS純度: 96.75%; HPLC純度:95.00%; キラルHPLC純度:95.02%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (bs, 1H),8.22 (s, 1H), 8.13-8.12 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.72-7.71 (d, J=6Hz,1H), 7.29-7.27 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.27-6.23 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.13(s, 1H), 3.99 (s, 2H), 3.73-3.71 (d, J=8Hz, 2H), 3.32 (bs, 1H), 3.23 (s,3H), 3.11 (bs, 1H), 3.06-3.03 (m, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.24(bs, 2H), 2.22 (bs, 2H), 1.08-1.03 (m, 1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−26(0.025g;MS (ES): m/z452.87 [M+H]+;LCMS純度:97.55%; HPLC純度: 96.10%; キラルHPLC純度:99.65%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (bs, 1H),8.22 (s, 1H), 8.14-8.13 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=6Hz,1H), 7.29-7.27 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.26-6.23 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.16(s, 1H), 3.99 (s, 2H), 3.74-3.72 (d, J=8Hz, 2H), 3.32 (bs, 1H), 3.24 (s,3H), 3.12 (bs, 1H), 3.06-3.03 (m, 1H), 2.84-2.82 (d, J=8.4Hz, 3H), 2.25(bs, 2H), 2.22 (bs, 2H), 1.07-1.05 (m, 1H))を得た。
(実施例19)
N−((1R,2R)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−27)
および
N−((1S,2S)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−28)。
Figure 2022502515

スキーム19:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物19.2の合成:19(3g、14.28mmol、1.0当量)および19.1(2.4g、17.14mmol、1.2当量)のジオキサン(30mL)中溶液に、窒素下酢酸銅(2.60g、14.28mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン(5.00mL、35.7mmol、2.5当量)を添加した。反応物を80℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中10%酢酸エチルで溶出して、純粋な19.2(0.380g、収率:11.98%;MS(ES):m/z222.20[M+H])を得た。
ステップ2−化合物19.3の合成:19.2(0.380g、1.71mmol、1.0当量)のメタノール(4ml)中溶液に、炭担持パラジウム(0.100g)を添加した。水素を室温で3時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.4%メタノールで溶出して、純粋な19.3(0.120g、収率:36.13%;MS(ES):m/z195.23[M+H])を得た。
ステップ3−化合物19.4の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、19.4を得た。
ステップ4−化合物19.5の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、19.5(収率:64.35%;MS(ES):m/z554.27[M+H])を得た。
ステップ5−化合物19.5aおよび19.5bの合成:19.5の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な19.5a(0.045g;MS(ES):m/z554.27[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な19.5b(0.050g;MS(ES):m/z554.27[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−27の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−27(0.030g、収率:81.38%;MS (ES):m/z 454.86 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.87%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.83 (s, 1H), 8.21 (bs,1H), 8.16-8.14 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H),7.67-7.66 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.46-7.45 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.31-6.28(t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.03 (bs, 1H), 4.02 (bs, 2H),3.53-3.47 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.07-3.06 (m, 1H), 2.90-2.89(d, J=4.8Hz, 3H), 1.97-1.91 (m, 2H), 1.76 (bs, 2H), 1.23 (s, 2H),1.08-1.02 (m, 1H))を得た。
ステップ6−化合物I−28の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−28(0.030g、収率:73.25%;MS (ES):m/z 454.86 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.96%; キラルHPLC純度:96.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.82 (s, 1H), 8.21 (bs,1H), 8.16-8.14 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.91-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H),7.67-7.66 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.46-7.44 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.31-6.28(t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.03 (bs, 1H), 4.02 (bs, 2H),3.53-3.47 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.07-3.06 (m, 1H), 2.90-2.89(d, J=4.8Hz, 3H), 1.97-1.91 (m, 2H), 1.76 (bs, 2H), 1.23 (s, 2H),1.08-1.02 (m, 1H))を得た。
(実施例20)
5−((1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−29)
および
5−((1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−30)。
Figure 2022502515

スキーム20:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物20.1の合成:20(1g、7.14mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、2−プロピルブロミド(1.3g、10.71mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、続いて炭酸カリウム(2.9g、21.42mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で10時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中5%メタノールによりさらに精製して、20.1(0.320g、収率:24.61%;MS(ES):m/z183.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物20.2の合成:20.1(0.32g、1.75mmol、1.0当量)のエタノール(7ml)中溶液に、炭担持パラジウム(0.16g)を添加した。水素を室温で4時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをn−ペンタンで粉砕することによりさらに精製して、純粋な20.2(0.220g、収率:82.29%;MS(ES):m/z153.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物20.3の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、20.3を得た。
ステップ4−化合物20.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、20.4(収率:72.22%;MS(ES):m/z512.26[M+H])を得た。
ステップ5−化合物20.4aおよび20.4bの合成:20.4の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な20.4a(0.045g;MS(ES):m/z512.26[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な20.4b(0.040g;MS(ES):m/z512.26[M+H])を得た。
ステップ6−化合物I−29の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−29(0.030g、収率:82.89%;MS (ES):m/z 412.37 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.51%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.23 (bs,1H), 8.17-8.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H),7.70-7.68 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.33-6.30(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.22-5.15 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.09-3.04 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.37-1.35 (d, J=6.8Hz,6H), 1.10-1.04 (m, 1H), 0.53 (bs, 2H))を得た。
ステップ7−化合物I−30の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−30(0.028g、87.03%;MS (ES):m/z 412.42 [M+H]+; LCMS純度:97.73%; HPLC純度: 98.62%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.23 (bs,1H), 8.16-8.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H),7.69-7.68 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.33-6.30(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.21-5.15 (m, 1H), 3.26 (s, 3H), 3.09-3.04 (m, 1H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.36-1.35 (d, J=6.8Hz,6H), 1.09-1.04 (m, 1H), 0.52 (bs, 2H))を得た。
(実施例21)
5−((1−((1r,4R)−4−メトキシシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−31)
および
5−((1−((1r,4S)−4−メトキシシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−32)。
Figure 2022502515

スキーム21:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物21.1の合成:21(4g、34.73mmol、1.0当量)のジクロロメタン(40mL)中溶液に、イミダゾール(7g、104.19mmol、3.0当量)、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(7.8g、52.09mmol、1.5当量)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中5%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、21.1(5.2g、収率:65.26%;MS(ES):m/z230.44[M+H])を得た。
ステップ2−化合物21.3の合成:21.1(5.2g、22.66mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、21.2(3.4g、22.66mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、続いてN−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(6.5g、33.99mol、1.5当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.69g、5.66mmol、0.25当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中30%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、21.3(1.8g、収率:21.73%;MS(ES):m/z366.55[M+H])を得た。
ステップ3−化合物21.4の合成:21.3(1.8g、4.92mmol、1.0当量)に、1,4−ジオキサン中塩酸(10mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルと共に撹拌し、濾過して、純粋な21.4(1.2g、収率:96.98%;MS(ES):m/z252.28[M+H])を得た。
ステップ4−化合物21.5の合成:21.4(1.2g、4.78mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、水素化ナトリウム(0.10g、7.17mmol、1.5当量)を0℃で添加し、続いてヨウ化メチル(0.67g、4.78mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.4%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、21.5(0.78g、収率:61.56%;MS(ES):m/z266.31[M+H])を得た。
ステップ5−化合物21.6の合成:21.5(0.78g、2.94mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、1:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(1.2g、29.4mmol、10当量)を添加した。反応物を70℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、21.6(0.65g、収率:87.99%;MS(ES):m/z:252.28[M+H])を得た。
[0002]
ステップ6−化合物21.7の合成:21.6(0.65g、2.59mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(6mL)中溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(1.1g、4.14mmol、1.6当量)、トリメチルアミン(10mL、7.7mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で18時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中5%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、21.7(0.38g、収率:45.56%;MS(ES):m/z323.41[M+H])を得た。
ステップ7−化合物21.8の合成:21.7(0.38g、1.18mmol、1.0当量)に1,4−ジオキサン中塩酸(1mL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルと共に撹拌し、濾過して、純粋な21.8(0.20g、収率:76.34%;MS(ES):m/z223.29[M+H])を得た。
ステップ8−化合物21.9の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、21.9を得た。
ステップ9−化合物21.10の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、21.10を得た。
ステップ10−化合物21.11の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、21.11を得た。
ステップ11−化合物I−31およびI−32の合成:21.11の異性体(0.1g)を、カラムCHIRAL PAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてHEX_IPA−MEOH(50−50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−31(0.031g;MS (ES): m/z482.92 [M+H]+; LCMS純度:99.74%; HPLC純度: 97.51%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.81 (s, 1H), 8.22 (s,1H), 8.15-8.13 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H),7.68-7.66 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.41-7.39 (d, J=6Hz, 1H), 6.30-6.26(t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.79 (bs, 1H), 3.27 (s, 3H),3.24 (s, 3H), 3.09-3.03 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.16(bs, 2H), 1.80 (bs, 3H), 1.76 (bs, 3H), 1.23 (bs, 3H), 1.09-1.02 (m,1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−32(0.030g;MS (ES): m/z482.92 [M+H]+; LCMS純度:99.49%; HPLC純度: 97.02%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.82 (s, 1H), 8.22 (s,1H), 8.14-8.12 (d, J=6.4Hz, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H),7.67-7.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.41-7.39 (d, J=6Hz, 1H), 6.30-6.26(t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.79 (bs, 1H), 3.27 (s, 3H),3.24 (s, 3H), 3.09-3.03 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.16(bs, 2H), 1.80 (bs, 3H), 1.76 (bs, 3H), 1.24 (bs, 3H), 1.08-1.02 (m,1H))を得た。
(実施例22)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−33)。
Figure 2022502515

スキーム22:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物22.2の合成:22(2.0g、12.97mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(22mL)中冷却溶液に、22.1(1.3g、12.97mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.6g、16.86mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.316g、2.59mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、22.2(1.8g、収率:57.03%;MS(ES):m/z244.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物22.3の合成:22.2(1.8g、7.40mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(20mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(1.7g、74.5mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な22.3(1.4g、収率:82.54%;MS(ES):m/z230.06[M+H])を得た。
ステップ3−化合物22.4の合成:22.3(1.4g、6.10mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(14mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(1.0g、10.37mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(2.1g、7.93mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な22.4(1.1g、収率:59.96%;MS(ES):m/z301.13[M+H])を得た。
ステップ4−化合物22.5の合成:22.4(1.1g、3.66mmol、1当量)のジオキサン(10mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(15mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な22.5(0.750g、収率:99.55%;MS(ES):m/z201.08[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物22.6の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、22.6(収率:56.13%;MS(ES):m/z396.14[M+H])を得た。
ステップ6−化合物22.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、22.7(0.150g、収率:71.74%;MS(ES):560.24[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−33の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−33(0.025g、収率:76.12%;MS (ES):461.01 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.87%; キラルHPLC:49.24%, 50.75%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s,1H), 8.23-8.22 (d, J=5.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4.8Hz,1H), 7.68-7.66 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.43-7.42 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.35-6.31 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.92 (bs, 1H), 3.22 (bs,3H), 3.15-3.08 (m, 4H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.24 (bs, 2H),1.08-1.06 (d, J=8Hz, 2H))を得た。
(実施例23)
N−((1R,2R)−2−メトキシシクロプロピル)−5−((6’−メチル−2−オキソ−2H−[1,3’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−34)
および
N−((1S,2S)−2−メトキシシクロプロピル)−5−((6’−メチル−2−オキソ−2H−[1,3’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−35)。
Figure 2022502515

スキーム23:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物23.2の合成:23(3.0g、17.44mmol、1当量)の1,4−ジオキサン(150mL)中溶液に、23.1(2.30g、20.92mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、続いて炭酸カリウム(6.0g、43.6mmol、2.5当量)、N,N−ジメチルエチレンジアミン(0.384g、4.36mmol、0.25当量)およびヨウ化銅(0.497g、2.61mmol、0.15当量)を添加した。反応混合物を115℃で12時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中5%メタノールによりさらに精製して、23.2(1.56g、収率:44.45%;MS(ES):m/z202.09[M+H])を得た。
ステップ2−化合物23.3の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、23.3を得た。
ステップ3−化合物23.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、23.4を得た。
ステップ4−化合物23.5の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、23.5を得た。
ステップ5−化合物I−34およびI−35の合成:23.5の異性体(0.1g)を、カラムCHIRAL PAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてHEX_IPA−MEOH(50−50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−34(0.032g;MS (ES): m/z461.20 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.23%
キラルHPLC純度:98.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95 (s, 1H), 8.58-8.57(d, J=2.4Hz, 1H), 8.30-8.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.24 (s, 1H),7.95-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.88-7.87 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.71-7.69(d, J=6Hz, 1H), 7.46-7.44 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.38-7.37 (d, J=6.8Hz,1H), 6.40-6.36 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 3.28 (s, 3H),3.10-3.07 (m, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.56 (s, 3H), 2.50 (s,3H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−35(0.032g;MS (ES): m/z461.20 [M+H]+; LCMS純度:99.49%; HPLC純度: 98.10%; キラルHPLC純度:98.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.94 (s, 1H), 8.58-8.57(d, J=2.4Hz, 1H), 8.30-8.28 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.24 (s, 1H),7.95-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.87-7.86 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.70-7.68(d, J=6Hz, 1H), 7.46-7.44 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.38-7.37 (d, J=6.8Hz,1H), 6.39-6.35 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 3.28 (s, 3H),3.10-3.07 (m, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.50 (s,3H))を得た。
(実施例24)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−36)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−37)。
Figure 2022502515

スキーム24:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物24の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、24を得た。
ステップ2−化合物24.1の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、24.1を得た。
ステップ3−化合物24.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、24.2(収率:66.69%;MS(ES):574.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物24.2aおよび24.2bの合成:24.2の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な24.2a(0.040g;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な24.2b(0.040g;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−36の合成:24.2a(0.040g、0.27mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(2mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、I−36(0.029g、収率:87.83%;MS (ES):m/z 475.01 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.36%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.94 (s, 1H), 8.33-8.32(d, J=6.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.92 (bs, 1H), 7.71-7.69 (d, J=7.6Hz,1H), 7.43-7.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.52 (bs, 1H), 6.27 (bs, 1H), 4.92 (bs,1H), 4.76 (bs, 1H), 4.29 (bs, 1H), 4.18 (bs, 1H), 3.24 (bs, 3H), 2.91 (s, 3H),2.26 (bs, 2H), 2.03 (bs, 1H), 1.68 (bs, 3H), 1.25 (bs, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−37の合成:24.2b(0.040g、0.27mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(2mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、I−37(0.032g、収率:96.92%;MS (ES):m/z 474.91 [M+H]+; LCMS純度: 100%HPLC純度: 95.37%; キラルHPLC純度:98.53%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.94 (s, 1H), 8.33-8.32(d, J=6.4Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.92 (bs, 1H), 7.71-7.69 (d, J=7.6Hz,1H), 7.43-7.42 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.53 (bs, 1H), 6.28 (bs, 1H), 4.92(bs, 1H), 4.76 (bs, 1H), 4.29 (bs, 1H), 4.18 (bs, 1H), 3.59 (bs, 3H), 2.81-2.78(d, J=10Hz, 3H), 2.27 (bs, 2H), 2.04 (bs, 1H), 1.68 (bs, 3H), 1.25 (bs,1H))を得た。
(実施例25)
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,3)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−38)。
Figure 2022502515

スキーム25:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物25の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、25(収率:47.83%;MS(ES):m/z410.16[M+H])を得た。
ステップ2−化合物25.1の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、25.1(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ3−化合物25.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、25.2(0.145g、収率:71.31%;MS(ES):556.26[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−38の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−38(0.027g、収率:94.10%;MS (ES):m/z 456.52 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 95.68%; キラルHPLC:48.95%, 51.04%;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92(s, 1H), 8.19 (bs, 2H), 7.91 (bs, 1H), 7.65-7.63 (d, J=8Hz, 1H), 7.48(bs, 1H), 7.40 (bs, 1H), 6.30-6.26 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H),5.45-5.30 (m, 2H), 4.62 (bs, 1H), 4.48-4.46 (d, J=6.4Hz, 1H), 4.23 (bs, 1H), 3.58 (s, 2H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.17(bs, 2H), 1.96 (bs, 3H), 1.25 (bs, 2H))を得た。
(実施例26)
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((cis−1,3)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−39)。
Figure 2022502515

スキーム26:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物26の合成:コアAの調製での手順を使用して化合物を合成して、26(収率:47.83%;MS(ES):m/z410.87[M+H])を得た。
ステップ2−化合物26.2の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、26.2(0.3g、47.83%;MS(ES):m/z410.87[M+H])を得た。
ステップ3−化合物26.3の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、26.3(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ4−化合物26.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、26.2(0.145g、71.31%;MS(ES):m/z556.26[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−39の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−39(0.027g、94.10%;MS (ES):m/z 456.21 [M+H]+; LCMS純度:96.00%; HPLC純度: 96.07%; キラルHPLC:49.39%, 49.62%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H),8.30-8.29 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.88 (d, J=4.8Hz,1H), 7.70-7.68 (d, J=8Hz, 1H), 7.46-7.44 (d, J=6.8Hz, 1H),6.51-6.47 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.43-5.47 (m, 1H), 5.30 (bs,1H), 4.75-4.74 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.30-4.24 (m, 1H), 4.17 (bs, 1H), 3.11(s, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.64 (bs, 4H), 2.26-2.22 (m,1H), 2.03-1.99 (m, 1H), 1.72 (bs, 3H))を得た。
(実施例27)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−40)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−41)。
Figure 2022502515

スキーム27:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物27の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、27(MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。
ステップ2−化合物27.1の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、27.1を得た。
ステップ3−化合物27.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、27.2(収率:64.31%)を得た。
ステップ3−化合物27.2aおよび27.2bの合成:27.2の異性体(0.109g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な27.2a(0.045g;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な27.2b(0.042g;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−40の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−40(0.034g、収率:91.53%;MS (ES):m/z 474.47 [M+H]+; LCMS純度:98.28%; HPLC純度: 96.37; キラルHPLC:98.91%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.21-8.20(d, J=7.2Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H),7.62-7.60 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.43-7.42 (d, J=6Hz, 1H), 6.29-6.25(t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.60 (bs, 1H), 4.48-4.42(m, 1H), 4.22 (bs,1H), 3.56 (s, 1H), 2.89-2.88 (d, J=4.8Hz, 3H),2.17-2.11 (m, 1H), 1.97-1.90 (m, 2H), 1.55-1.50 (m, 2H), 1.36-1.33 (m, 1H),1.23 (bs, 3H))を得た。
ステップ4−化合物I−41の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−41(0.032g、収率:92.30%;MS (ES):m/z 474.87 [M+H]+; LCMS純度:98.74%; HPLC純度: 96.22%; キラルHPLC:97.23%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.21-8.20(d, J=7.2Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H),7.62-7.60 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.43-7.42 (d, J=6Hz, 1H), 6.29-6.25(t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.60-4.59 (d, J=6Hz,1H), 4.48-4.42 (m, 1H), 4.22 (bs,1H), 3.56 (s, 1H), 2.89-2.88 (d, J=4.8Hz,3H), 2.18-2.11 (m, 1H), 1.96-1.90 (m, 2H), 1.57-1.50 (m, 2H), 1.40-1.33 (m,1H), 1.23 (bs, 3H))を得た。
(実施例28)
5−((1−((1R,2R)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−42)
および
5−((1−((1R,2R)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−43)。
Figure 2022502515

スキーム28:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物28の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、28を得た。
ステップ2−化合物28.1の合成:I−12(実施例11)の実験プロトコールと実質的に同様に化合物を合成して、28.1を得た。
ステップ3−化合物28.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、28.2を得た。
ステップ4−化合物28.2の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、28.3を得た。
ステップ5−化合物I−42およびI−43の合成:28.3の異性体(0.095g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−42(0.027g;MS (ES): m/z442.47 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度: 99.17%;1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=6.4Hz,1H), 8.19 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.69-7.67 (d, J=7.6Hz,1H), 7.17-7.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.44-6.40 (t, J=7.2Hz, 1H),6.27 (s, 1H), 5.09 (bs, 1H), 4.93 (bs, 1H), 4.74-4.65 (t, J=2Hz, 1H), 4.30-4.26 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H), 3.91-3.85 (m, 1H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 2.28-2.21 (m, 1H), 2.03 (bs, 1H), 1.35 (s, 2H), 1.24 (bs, 3H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−43(0.028g;MS (ES): m/z442.47 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度:98.62%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.28-8.26(d, J=6.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=5.2Hz, 1H),7.69-7.67 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.17-7.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.44-6.40 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.09 (bs, 1H), 4.93(bs, 1H), 4.74-4.65 (t, J=2Hz, 1H), 4.30-4.27 (m, 1H), 4.16 (bs, 1H),3.91-3.85 (m, 1H), 2.92-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.28-2.21 (m, 1H), 2.03(bs, 1H), 1.35 (s, 2H), 1.23 (bs, 3H))を得た。
(実施例29)
5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−44)
および
5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−45)
Figure 2022502515

スキーム29:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物29の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、29を得た。
ステップ2−化合物29.1の合成:I−12(実施例11)の実験プロトコールにより化合物を合成して、29.1を得た。
ステップ3−化合物29.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、29.2を得た。
ステップ4−化合物29.3の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、28.3を得た。
ステップ5−化合物I−44およびI−45の合成:化合物29.3の異性体(0.095g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−44(0.027g;MS (ES): m/z442.20 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度:98.77%;
キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.93 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=6.8Hz,1H), 8.19 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.69-7.67 (d, J=8Hz,1H), 7.18-7.16 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.44-6.40 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.27(s, 1H), 4.75 (bs, 1H), 4.26 (bs, 1H), 4.16 (bs, 1H), 3.87-3.84 (m, 1H),2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.27-2.23 (m, 1H), 2.03-2.01 (m, 1H), 1.69(bs, 3H),1.63 (bs, 3H), 1.56 (bs, 1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−45(0.027g;MS (ES): m/z442.20 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.20%; キラルHPLC純度:99.00%;1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95 (s, 1H), 8.28-8.26(d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=5.2Hz, 1H),7.69-7.67 (d, J=8Hz, 1H), 7.18-7.16 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.44-6.40(t, J=7.2Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 4.75 (bs, 1H), 4.26 (bs, 1H), 4.16 (bs,1H), 3.87-3.84 (m, 1H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.27-2.23 (m, 1H),2.03-2.01 (m, 1H), 1.69 (bs, 3H),1.63 (bs, 3H), 1.56 (bs, 1H))を得た。
(実施例30)
5−((1−((1r,3S)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−46)
Figure 2022502515

スキーム30:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物30の合成:コアAの調製での手順を使用して化合物を合成して、30(収率:71.67%;MS(ES):m/z327.08[M+H])を得た。
ステップ2−化合物30.2の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、30.2(0.640g、収率:52.83%;MS(ES):m/z396.14[M+H])を得た。
ステップ3−化合物30.3の合成:30.2(1.0g、2.52mmol、1当量)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.957g、5.04mmol、2.0当量)および2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(1.54g、7.56mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中5%メタノールによりさらに精製して、30.3(0.600g、収率:57.95%;MS(ES):m/z410.16[M+H])を得た。
ステップ4−化合物30.4の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、30.4(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ5−化合物30.5の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、30.5(0.150g、収率:73.77%;MS(ES):556.26[M+H])を得た。
ステップ6−化合物I−46の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−46(0.025g、収率:76.24%;MS (ES):456.87 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.90%; キラルHPLC: 51.21%,48.45%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H),8.26-8.24 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.09-8.06 (d, J=9.6Hz,1H), 7.95 (bs, 1H), 7.51-7.50 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.35-6.33 (t, J=7.2Hz,1H), 6.23 (s, 1H), 5.45-5.40 (m, 2H), 5.31 (m, 1H), 4.30 (bs, 1H), 3.71 (bs,1H), 3.21 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.83 (bs, 1H). 2.68 (bs,2H), 2.14-2.08 (m, 2H), 1.53 (bs, 1H), 1.37-1.35 (m, 1H))を得た。
(実施例31)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−47)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−48)
Figure 2022502515

スキーム31:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物31の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、31(収率:57.95%;MS(ES):m/z410.16[M+H])を得た。
ステップ2−化合物31.1の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、31.1を得た。
ステップ3−化合物31.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、32.2(0.140g、収率:66.69%;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物31.2aおよび31.2bの合成:31.2の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な31.2a(0.042g;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な31.2b(0.040g;MS(ES):m/z574.25[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−47の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−47(0.032g、収率:92.30%;MS (ES):474.82 [M+H]+; LCMS純度:95.02%; HPLC純度: 95.78%; キラルHPLC:96.02%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.99 (s, 1H), 8.27-8.26(d, J=6.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H),7.94-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.47-7.45 (d, J=6.4Hz, 1H),6.37-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.92 (bs, 1H), 4.33-4.29 (m,1H), 3.72-3.67 (m, 1H), 3.20 (s, 4H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H),2.15-2.05 (m, 2H), 1.57-1.50 (m, 1H), 1.37-1.32 (m, 2H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
ステップ6−化合物I−48の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−48(0.034g、収率:99.94%;MS (ES):m/z 474.52 [M+H]+; LCMS純度:100%;HPLC純度: 97.73%;キラルHPLC:100%;1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.27-8.26(d, J=6.4Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H),7.94-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.47-7.45 (d, J=6.4Hz, 1H),6.37-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.92 (bs, 1H), 4.33-4.29 (m,1H), 3.72-3.67 (m, 1H), 3.20 (s, 4H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H),2.15-2.05 (m, 2H), 1.57-1.50 (m, 1H), 1.37-1.32 (m, 2H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
(実施例32)
5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−49)
および
5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−50)
Figure 2022502515

スキーム32:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物32の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、32を得た。
ステップ2−化合物32.1の合成:I−12(実施例11)の実験プロトコールにより化合物を合成して、32.1を得た。
ステップ3−化合物32.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、32.2(収率:73.16%;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ2−化合物32.2aおよび32.2bの合成:32.2の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な32.2a(0.042g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な32.2b(0.042g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−49の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−49(0.030g、収率:87.63%;MS (ES):m/z 442.5 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.06%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.00 (s, 1H), 8.25-8.23(d, J=6.8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H),7.96-7.95 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.23-7.21 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.28-6.27(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.10 (bs, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.34-4.28(m, 1H), 3.92-3.84 (m, 1H), 3.71-3.68 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz,3H), 2.16-2.02 (m, 2H), 1.24 (bs, 3H))を得た。
ステップ4−化合物I−50の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−50(0.030g、87.63%;MS (ES):m/z 442.5 [M+H]+; LCMS純度:99.00%; HPLC純度: 99.15%; キラルHPLC純度:98.70%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.24-8.22(d, J=6.8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H),7.96-7.95 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.23-7.21 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.28-6.27(t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.11 (bs, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.34-4.28(m, 1H), 3.92-3.84 (m, 1H), 3.71-3.68 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz,3H), 2.16-2.02 (m, 2H), 1.23 (bs, 3H))を得た。
(実施例33)
N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−5−((1−((1r,3S)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−51)
Figure 2022502515

スキーム33:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物33の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、33(収率:57.95%;MS(ES):m/z410.16[M+H])を得た。
ステップ2−化合物33.1の合成:I−4(実施例3)の実験プロトコールにより化合物を合成して、33.1(収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物33.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、33.2(0.145g、69.80%;MS(ES):m/z568.28[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−51の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−51(0.025g、75.88%;MS (ES):m/z 468.52 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.20%; キラルHPLC:50.19%, 49.09%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95 (s, 1H),8.25-8.23 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.09-8.07 (d, J=9.2Hz,1H), 7.93 (bs, 1H), 7.56-7.54 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.35-6.32 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.30-5.28 (m, 1H), 4.33 (bs, 1H), 4.07(bs, 1H), 3.71-3.70 (d, J=7.6Hz, 1H), 3.21 (s, 6H), 2.91-2.90 (d,J=4.8Hz, 3H), 2.14-2.06 (m, 3H), 1.66 (bs, 1H), 1.40-1.35 (m, 1H), 1.24(bs, 2H), 1.12-1.10 (m, 1H))を得た。
(実施例34)
5−((1−((1R,2R)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−52)
および
5−((1−((1R,2R)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−53)。
Figure 2022502515

スキーム34:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物34の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、34を得た。
ステップ2−化合物34.1の合成:I−42(実施例28)の実験プロトコールにより化合物を合成して、34.1(MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物34.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、34.2(収率:70.63%;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物34.2aおよび34.2bの合成:34.2の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な34.2a(0.042g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な34.2b(0.045g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−52の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−52(0.032g、93.47%;MS (ES):m/z 442.20 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.24-8.23(d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H),7.96-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.22-7.21 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.29-6.27(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.93 (bs, 1H), 4.34-4.28 (m, 1H),3.92-3.84 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz,3H), 2.16-2.02 (m, 2H), 1.78-1.72 (m, 1H), 1.59-1.53 (m, 2H), 1.38-1.33 (t,J=9.6Hz, 1H))を得た。
ステップ6−化合物I−53の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−53(0.033g、収率:89.96%;MS (ES):m/z 442.20 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.24-8.23(d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H),7.96-7.95 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.23-7.21 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.28-6.25(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.93 (bs, 1H), 4.34-4.28 (m, 1H),3.92-3.84 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.21 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz,3H), 2.16-2.02 (m, 2H), 1.78-1.72 (m, 1H), 1.59-1.53 (m, 2H), 1.38-1.33 (t,J=9.6Hz, 1H))を得た。
(実施例35)
N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−54)
および
N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−55)。
Figure 2022502515

スキーム35:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物35の合成:コアB合成の一般手順を使用して化合物を合成して、35(26g、収率:62.21%;MS(ES):m/z355[M+H])を得た。
ステップ2−化合物35.2の合成:35(0.1g、0.290mmol、1.0当量)のジオキサン(5mL)中溶液に、35.1(0.129g、0.377mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.076g、0.725mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いで[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.028g、0.029mmol、0.1当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応物を100℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中25%酢酸エチル中での溶出を使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な35.2(0.083g、収率:54.35%;MS(ES):m/z527[M+H])を得た。
ステップ3−化合物35.3の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、35.3(0.220g、収率:90.55%;MS(ES):m/z427[M+H])を得た。
ステップ4−化合物35.5の合成:35.3(0.500g、1.17mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、35.2(2.0当量)、炭酸カリウム(0.485g、3.57mmol、3.0当量)を添加し、続いてテトラブチルアンモニウムヨージド(0.043g、0.117mmol、0.1当量)を添加した。反応物を110℃で48時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中52%酢酸エチルで溶出して、純粋な35.5を得た。
ステップ5−化合物35.6の合成:35.5(1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(5.0当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な35.6を得た。
ステップ6−化合物35.8の合成:一般手順Aにより化合物を合成して、35.8を得た。
ステップ7−化合物35.9の合成:化合物35.8をジクロロメタン中に溶解させた。トリフル酸を冷却反応混合物に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、純粋な35.9(MS (ES):m/z 505.27[M+H]+; LCMS純度:97.48%; HPLC純度: 96.18%; キラルHPLC:48.61%, 49.47%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.76 (d,J=6.8Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.42-8.41(d, J=3.6Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.30-8.29 (d, J=4.8Hz, 1H),7.33-7.30 (m, 1H), 6.70 (s, 1H), 4.53-4.50 (t, J=6.8Hz, 2H), 4.43-4.39(t, J=7.6Hz, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.55 (bs, 4H), 3.24 (s, 3H),3.11-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.85-2.81 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.60-1.50(m, 3H), 1.24 (bs, 3H), 0.87-0.84 (m, 2H))を得た。
ステップ8−化合物I−54およびI−55の合成:35.9の異性体(0.110g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%HEX_IPA_MEOH(50−50)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−54(0.030g;MS (ES): m/z506.02 [M+H]+; LCMS純度:95.19%; HPLC純度: 95.05%; キラルHPLC純度:96.64%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.76 (d, J=6.8Hz,1H), 8.71 (s, 1H), 8.53-8.51 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz,1H), 8.38 (s, 1H), 8.30-8.29 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 6.70(s, 1H), 4.53-4.50 (t, J=6.8Hz, 2H), 4.43-4.39 (t, J=7.6Hz, 1H),3.87-3.81 (m, 1H), 3.55 (bs, 4H), 3.24 (s, 3H), 3.11-3.10 (d, J=4.8Hz,3H), 2.85-2.81 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.60-1.48 (m, 3H), 1.24 (bs, 3H),0.87-0.84 (m, 2H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−55(0.030g;MS (ES): m/z505.51 [M+H]+; LCMS純度:99.17%; HPLC純度: 97.79%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.76 (d, J=6.8Hz,1H), 8.71 (s, 1H), 8.53-8.50 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=3.6Hz,1H), 8.38 (s, 1H), 8.30-8.29 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.33-7.29 (m, 1H), 6.70(s, 1H), 4.53-4.50 (t, J=6.8Hz, 2H), 4.43-4.39 (t, J=7.6Hz, 1H),3.87-3.81 (m, 1H), 3.55 (bs, 4H), 3.24 (s, 3H), 3.11-3.10 (d, J=4.8Hz,3H), 2.85-2.81 (t, J=6.4Hz, 2H), 1.60-1.48 (m, 3H), 1.24 (bs, 3H),0.87-0.84 (m, 2H))を得た。
(実施例36)
5−((1−((1r,3S)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−56)
および
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−57)。
Figure 2022502515

スキーム36:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物36の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、36を得た。(収率:73.77%;MS(ES):m/z556.26[M+H])。
ステップ2−化合物36aおよび36bの合成:36の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:ACN(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な36a(0.048g;MS(ES):m/z556.26[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な36b(0.045g;MS(ES):m/z556.26[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−56の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−56(0.025g、収率:63.53%;MS (ES):m/z 456.5 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.06%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H),8.26-8.24 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.09-8.06 (d, J=9.6Hz,1H), 7.95-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.51-7.50 (d, J=6.8Hz, 1H),6.36-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.45-5.36 (m, 1H), 5.31 (bs,1H), 4.36-4.30 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 2.83 (bs, 1H), 2.74-2.69 (m, 3H), 2.16-2.03 (m, 2H), 1.55-1.48 (m, 1H),1.40-1.30 (m, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−57の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−57(0.028g、収率:75.90%;MS (ES):m/z 456.5 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.00%; キラルHPLC純度:98.70%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H),8.25-8.23 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.08-8.05 (d, J=9.6Hz,1H), 7.95-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.51-7.50 (d, J=6.8Hz, 1H),6.36-6.33 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.45-5.36 (m, 1H), 5.31 (bs,1H), 4.36-4.30 (m, 1H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 2.84 (bs, 1H), 2.74-2.69 (m, 3H), 2.16-2.03 (m, 2H), 1.55-1.48 (m, 1H),1.40-1.30 (m, 1H))を得た。
(実施例37)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−58)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((3R,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−59)。
Figure 2022502515

スキーム37:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物37の合成:コアA合成の一般手順を使用して化合物を合成して、37(収率:71.67%;MS(ES):m/z327.08[M+H])を得た。
ステップ2−化合物37.2の合成:一般的方法Aにより化合物を合成して、37.2を得た。(2.1g、83.30%;MS(ES):412.13[M+H])。
ステップ3−化合物37.3の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、37.3を得た。
ステップ4−化合物37.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、37.4(収率:67.74%;MS(ES):576.23[M+H])を得た。
ステップ4−化合物37.4aおよび37.4bの合成:37.4の異性体(0.102g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な37.4a(0.041g;MS(ES):m/z576.23[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な37.4b(0.044g;MS(ES):m/z576.23[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−58の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−58(0.025g、収率:76.89%;MS (ES):476.41 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.55%; キラルHPLC:99.17%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.48-8.46(d, J=7.2Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H),7.86-7.84 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.42-7.40 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.40-6.36(t, J=7.2Hz, 1H), 6.29 (s, 1H), 5.59 (bs, 1H), 4.94-4.89 (m, 1H),4.62-4.56 (m, 1H), 4.21 (bs, 1H), 4.02-3.99 (m, 2H), 3.74-3.72 (m, 1H),3.23-3.18 (m, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.10 (s, 1H), 1.24 (s,1H))を得た。
ステップ4−化合物I−59の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−59(0.026g、収率:71.53%;MS (ES):476.46 [M+H]+; LCMS純度:98.30%; HPLC純度: 97.54%; キラルHPLC:97.62%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.48-8.46(d, J=7.2Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.92-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H),7.86-7.84 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.41-7.40 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.40-6.36(t, J=7.2Hz, 1H), 6.29 (s, 1H), 5.59 (bs, 1H), 4.94-4.89 (m, 1H),4.62-4.58 (m, 1H), 4.21 (bs, 1H), 4.02-3.99 (m, 2H), 3.74-3.72 (m, 1H),3.23-3.18 (m, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.10 (s, 1H), 1.24 (s,1H))を得た。
(実施例38)
N−((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−60)
および
N−((3R,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−61)。
Figure 2022502515

スキーム38:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物38の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、38を得た。
ステップ2−化合物38.1の合成:38(0.4g、0.956mmol、1.0当量)のメタノール:水(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.219g、9.56mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な38.1(0.340g、収率:91.08%;MS(ES):m/z393.16[M+H])を得た。
ステップ3−化合物38.3の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、38.3(0.120g、収率:88.72%;MS (ES):m/z 462.77 [M+H]+; LCMS純度:98.94%; HPLC純度: 98.02%; キラルHPLC:47.81%, 49.84%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.04-9.02 (d, J=8.4Hz,1H), 8.82-8.81 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.68-8.64 (t, J=7.6Hz, 1H),8.41-8.40 (d, J=4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.27-8.26 (d, J=4.4Hz,1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.97 (bs, 1H), 4.60 (bs, 1H),4.44 (bs, 1H), 4.04 (bs, 1H), 3.98-3.95 (d, J=10.8Hz, 1H),3.75-3.72 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.46 (s, 1H), 3.15-3.014 (d, J=4.4Hz,4H), 2.22 (bs, 4H), 1.86 (bs, 3H), 1.28-1.25 (m, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−60およびI−61の合成:38.3の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)メタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−60(0.035g;MS (ES): m/z 477.53[M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度:99.77%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.94-8.92 (d, J=7.6Hz, 1H),8.78 (s, 1H), 8.49-8.47 (t, J=7.6Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=4Hz,1H), 7.31-7.28 (m, 1H), 6.74 (s, 1H), 5.72-5.71 (d, J=4.4Hz,1H), 5.71-5.68 (m, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.59-4.55 (m, 1H), 4.33 (bs, 1H), 4.06-3.98(m, 3H), 3.76-3.69 (m, 2H), 3.57-3.54 (m, 2H), 3.15-3.13 (d, J=4.4Hz,3H), 3.02 (s, 1H), 2.21 (bs, 1H), 1.86 (bs, 3H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−61(0.034g;MS (ES): m/z478.66 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 95.20%; キラルHPLC純度:95.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95-8.93 (d, J=7.6Hz,1H), 8.77 (s, 1H), 8.48-8.46 (t, J=7.6Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.29-8.28(d, J=4Hz, 1H), 7.31-7.27 (m, 1H), 6.74 (s, 1H), 5.72-5.71(d, J=4.4Hz, 1H), 5.71-5.68 (m, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.59-4.55 (m, 1H),4.33 (bs, 1H), 4.06-3.98 (m, 3H), 3.76-3.69 (m, 2H), 3.57-3.54 (m, 2H),3.15-3.13 (d, J=4.4Hz, 3H), 3.02 (s, 1H), 2.21 (bs, 1H), 1.86 (bs, 3H))を得た。
(実施例39)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−62)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−63)。
Figure 2022502515

スキーム39:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物39の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、39を得た。
ステップ1−化合物39.1の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、39.1を得た。
ステップ1−化合物39.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、39.2(収率:75.02%;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ2−化合物39.2aおよび39.2bの合成:39.2の異性体(0.116g)を、カラムCHIRALPAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な39.2a(0.041g;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な39.2b(0.039g;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−62の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−62(0.027g、79.38%;MS (ES):488.87 [M+H]+; LCMS純度:95.10%; HPLC純度: 98.23%; キラルHPLC純度:95.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.24-8.22(d, J=6.4Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.4Hz, 1H),7.56-7.53 (d, J=8Hz, 1H), 7.45-7.44 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.33-6.30(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.55 (bs, 1H), 4.24 (bs,1H), 3.98 (bs, 1H), 3.25-3.21 (m, 3H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.88(bs, 2H), 1.75 (bs, 1H), 1.57 (bs, 1H), 1.45-1.42 (d, J=12.8Hz, 3H),1.24 (bs, 2H))を得た。
ステップ4−化合物I−63の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−63(0.026g、収率:82.36%;MS (ES):m/z 488.87 [M+H]+; LCMS純度:95.04%; HPLC純度: 96.29%; キラルHPLC純度:95.33%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95 (s, 1H), 8.24-8.22(d, J=6.4Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.4Hz, 1H),7.56-7.53 (d, J=8Hz, 1H), 7.45-7.44 (d, J=6.8Hz, 2H), 6.33-6.29(t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.92-4.89 (m, 1H), 4.56-4.55 (d, J=3.2Hz,1H), 4.24 (bs, 1H), 3.98 (bs, 1H), 3.25-3.21 (m, 3H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 1.88 (bs, 2H), 1.75 (bs, 1H), 1.57 (bs, 1H), 1.45-1.42 (d, J=12.8Hz,2H), 1.24 (bs, 2H))を得た。
(実施例40)
N−((1R,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−64)
および
N−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−65)。
Figure 2022502515

スキーム40:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物40の合成:コアB合成の一般手順を使用して化合物を合成して、40(26g、収率:62.21%;MS(ES):m/z355[M+H])を得た。
ステップ2−化合物40.2の合成:40(0.1g、0.290mmol、1.0当量)のジオキサン(5mL)中溶液に、40.1(0.129g、0.377mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.076g、0.725mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いで[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.028g、0.029mmol、0.1当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応物を100℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中25%酢酸エチル中での溶出を使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な40.2(0.083g、収率:54.35%;MS(ES):m/z527[M+H])を得た。
ステップ3−化合物40.3の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、40.3(0.220g、収率:90.55%;MS(ES):m/z427[M+H])を得た。
ステップ4−化合物40.5の合成:40.3(0.5g、1.17mmol、1.0当量)および40.4(0.386g、2.34mmol、1.2当量)のアセトニトリル(15mL)中冷却溶液に、0℃で炭酸セシウム(0.9g、2.92mmol、2.5当量)を添加した。反応物を70℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な40.5(0.150g、収率:25.06%;MS(ES):m/z511.24[M+H])を得た。
ステップ5−化合物40.6の合成:40.5(0.150g、0.29mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン(4mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.069g、2.9mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な40.6(0.140g、収率:98.76%;MS(ES):m/z483.21[M+H])を得た。
ステップ6−化合物40.8の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、40.8(0.15g、収率:62.64%;MS(ES):590.70[M+H])を得た。
ステップ7−化合物40.9の合成:40.8(0.040g、0.067mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、40.9(0.025g、収率:75.28%;MS (ES): m/z490.18 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 98.65%; キラルHPLC: 50.40%,47.94%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 8.84 (s, 1H), 8.74-8.72(d, J=6.8Hz, 1H), 8.41-8.40 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.35 (s, 1H),8.25-8.24 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.04-8.01 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.29-7.26(m, 1H) 6.79 (s, 1H), 5.12-5.06 (t, J=11.6Hz, 1H), 4.58 (s, 1H), 4.31(s, 1H), 4.08-4.01 (m, 3H), 3.65-3.59 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.11-3.10 (d, J=4.4Hz,3H), 2.21-2.18 (m, 3H), 2.01-1.92 (m, 4H), 1.77-1.74 (m, 2H), 1.39-1.22 (m,3H))を得た。
ステップ8−化合物I−64およびI−65の合成:40.9の異性体(0.095g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−64(0.030g;MS (ES):m/z 490.82 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.27%; キラルHPLC純度:99.39%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.82 (s, 1H), 8.73-8.72(d, J=6.8Hz, 1H), 8.40-8.39 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.32 (s, 1H),8.23-8.22 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.02-8.01 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.28-7.25(m, 1H) 6.78 (s, 1H), 5.11-5.05 (m, 1H), 4.56 (bs, 1H), 4.31 (bs, 1H),4.07-4.01 (m, 3H), 3.64-3.58 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.10-3.09 (d, J=4.4Hz,3H), 2.85-2.80 (m, 1H), 2.24-2.16 (m, 2H), 1.76 (bs, 1H), 1.58 (bs, 5H), 1.22(bs, 1H), 1.14-1.11 (t, J=7.2Hz, 2H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−65(0.030g;MS (ES): m/z490.82 [M+H]+; LCMS純度:99.29%; HPLC純度: 98.90%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.82 (s, 1H), 8.74-8.72(d, J=6.8Hz, 1H), 8.40-8.39 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.35 (s, 1H),8.23-8.22 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.02-8.01 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.28-7.25(m, 1H) 6.78 (s, 1H), 5.11-5.05 (m, 1H), 4.55 (bs, 1H), 4.30 (bs, 1H),4.07-4.00 (m, 3H), 3.64-3.58 (t, J=11.6Hz, 2H), 3.10-3.09 (d, J=4.4Hz,3H), 2.85-2.80 (m, 1H), 2.24-2.16 (m, 2H), 1.76 (bs, 1H), 1.58 (bs, 5H), 1.22(bs, 1H), 1.14-1.11 (t, J=7.2Hz, 2H))を得た。
(実施例41)
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−66)。
Figure 2022502515

スキーム41:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物41の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、41を得た。(収率:51.57%;MS(ES):m/z424.17[M+H])。
ステップ2−化合物41.1の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、41.1(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ3−化合物41.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、41.2を得た。(0.135g、収率:66.97%;MS(ES):m/z570.28[M+H])。
ステップ4−化合物I−66の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−66(0.028g、収率:84.93%;MS (ES):470.23 [M+H]+; LCMS純度:96.00%; HPLC純度: 97.52%; キラルHPLC:49.07%, 48.34%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s,1H), 8.21 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.4Hz, 1H),7.67-7.66 (d, J=6Hz, 1H), 7.49-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.31-6.27 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.45-5.37 (m, 1H), 5.31(bs, 1H), 4.38-4.32 (m, 1H), 3.88 (bs, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.74-2.68 (m, 4H). 2.12 (bs, 2H), 1.99-1.95 (m, 1H), 1.65 (bs, 2H),1.45-1.38 (m, 1H))を得た。
(実施例42)
N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−67)
および
N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−68)。
Figure 2022502515

スキーム42:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物42.2の合成:42(2g、18.18mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(40mL)中溶液に、42.1(7.2g、45.45mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、続いて炭酸カリウム(7.5g、54.54mmol、3.0当量)、N,N−ジメチルエチレンジアミン(0.640g、7.27mmol、0.4当量)およびヨウ化銅(0.692g、3.636mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中3%メタノールによりさらに精製して、38.2(2g、収率:58.82%;MS(ES):m/z188.20[M+H])を得た。
ステップ2−化合物42.3の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、42.3を得た。
ステップ3−化合物42.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、42.4(収率:69.83%;MS(ES):m/z575.27[M+H])を得た。
ステップ4−化合物42.4aおよび42.4bの合成:42の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な42.4a(0.039g;MS(ES):m/z575.27[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な42.4b(0.044g;MS(ES):m/z575.27[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−67の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−67(0.030g、収率:93.15%;MS (ES):m/z 475.56 [M+H]+; LCMS純度: 100%; HPLC純度: 99.90%;キラルHPLC純度: 99.34%; 1H NMR(DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.66-8.65 (d, J=4Hz, 1H),8.31-8.29 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.08-8.04 (t, J=6.8Hz, 1H),7.95-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.61-7.60 (d, J=6.8Hz,1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 6.41-6.38 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.40-4.34 (m, 1H), 3.89 (bs, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz,3H), 2.17-2.09 (m, 2H), 2.03-1.96 (m, 1H), 1.63-1.56 (m, 2H), 1.49-1.44 (m,1H))を得た。
ステップ6−化合物I−68の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−68(0.032g、収率:88.07%;MS (ES):m/z 475.61 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.78%; キラルHPLC純度:96.73%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.00 (s, 1H), 8.66-8.65(d, J=4Hz, 1H), 8.30-8.29 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.21 (s, 1H),8.08-8.04 (t, J=6.8Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.87-7.85(d, J=8Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.61-7.60 (d, J=6.8Hz,1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 6.41-6.38 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H),4.40-4.34 (m, 1H), 3.89 (bs, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.92-2.91 (d, J=4.8Hz,3H), 2.17-2.09 (m, 2H), 2.03-1.96 (m, 1H), 1.63-1.56 (m, 2H), 1.49-1.42 (m,1H))を得た。
(実施例43)
5−((1−((1r,4R)−4−メトキシシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−69)
および
5−((1−((1r,4S)−4−メトキシシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−70)。
Figure 2022502515

スキーム43:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物43の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、43を得た。
ステップ2−化合物43.1の合成:I−31(実施例21)の実験プロトコールにより化合物を合成した。
ステップ3−化合物43.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、43.2を得た。
ステップ4−化合物43.2の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、43.3を得た。
ステップ5−化合物I−69およびI−70の合成:43.3の異性体(0.1g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−69(0.032g;MS (ES): m/z510.87 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.40%; キラルHPLC純度:99.65%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.84 (s, 1H), 8.17 (s,1H), 8.15 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.66-7.64 (d,J=7.2Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6Hz, 1H), 6.27-6.24 (t, J=7.2Hz,1H), 6.20 (s, 1H), 4.78 (bs, 1H), 4.37-4.31 (m, 1H), 3.87-3.85 (m, 1H),3.27 (s, 3H), 3.18 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.33 (bs, 4H),2.11-2.06 (m, 1H), 1.80 (bs, 2H), 1.77 (bs, 2H), 1.44-1.39 (m, 3H),1.04-1.03 (m, 3H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−70(0.035g;MS (ES): m/z510.51 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.21%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.85 (s, 1H), 8.17 (s,1H), 8.15 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.66-7.64 (d,J=7.2Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6Hz, 1H), 6.27-6.24 (t, J=7.2Hz,1H), 6.20 (s, 1H), 4.79 (bs, 1H), 4.37-4.31 (m, 1H), 3.86 (bs, 1H), 3.27(s, 3H), 3.18 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.33 (bs, 4H),2.11-2.06 (m, 1H), 1.80 (bs, 2H), 1.77 (bs, 2H), 1.44-1.39 (m, 3H),1.04-1.03 (m, 3H))を得た。
(実施例44)
N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)−5−((1−(オキサゾール−2−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−71)
Figure 2022502515

スキーム44:
Figure 2022502515

[0003]
ステップ1−化合物44.2の合成:44(0.250g、1.28mmol、1当量)の1,4−ジオキサン(15mL)中溶液に、44.1(0.169g、1.53mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、続いて炭酸カリウム(0.441g、3.2mmol、2.5当量)、N,N−ジメチルエチレンジアミン(0.028g、0.32mmol、0.25当量)およびヨウ化銅(0.036g、0.19mmol、0.15当量)を添加した。反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中5%メタノールによりさらに精製して、44.2(0.060g、収率:26.41%;MS(ES):m/z178.06[M+H])を得た。
ステップ2−化合物44.3の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、44.3(収率:51.57%;MS(ES):m/z424.17[M+H])を得た。
ステップ3−化合物44.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、44.4(0.155g、収率:77.58%;MS(ES):m/z565.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−71の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−71(0.028g、収率:85.09%;MS (ES):m/z 465.61 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.45%; キラルHPLC:48.39%, 51.61%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.06 (s, 1H),8.34 (s, 1H), 8.29-8.27 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.98-7.97(d, J=4.8Hz, 1H), 7.65-7.64 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz,2H), 6.41-6.38 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 4.36-4.30 (m, 1H), 3.86(bs, 1H), 3.17 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.14-2.09 (m, 2H),1.97-1.94 (m, 1H), 1.40-1.35 (m, 1H), 1.22 (bs, 2H))を得た。
(実施例45)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−72)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−73)。
Figure 2022502515

スキーム45:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物45の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、45を得た。
ステップ2−化合物45.1の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、45.1を得た。
ステップ3−化合物45.2の合成:一般的方法Aにより化合物を合成して、45.2(収率:72.14%;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ2−化合物45.2aおよび45.2bの合成:45.2の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な45.2a(0.041g;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な45.2b(0.042g;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−72の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−72(0.031g、収率:91.14%;MS (ES):m/z 488.22 [M+H]+; LCMS純度:98.00%; HPLC純度: 99.04%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.95 (s, 1H), 8.23-8.21(d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H),7.66-7.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.31-6.27(t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.76 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.37-4.32(m, 1H), 3.87 (bs, 1H), 3.28 (s, 1H), 3.19 (s, 4H), 2.90-2.88 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.15-2.10 (m, 2H), 2.02-1.94 (m, 1H), 1.64 (bs,2H), 1.55-1.51 (m, 1H), 1.23 (bs, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−73の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−73(0.030g、収率:86.10%;MS (ES):m/z 427.18 [M+H]+; LCMS純度:99.00%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度:98.06%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.23-8.21(d, J=6.8Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H),7.66-7.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.31-6.27(t, J=7.2Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.76 (s, 1H), 4.90 (bs, 1H), 4.37-4.32(m, 1H), 3.87 (bs, 1H), 3.28 (s, 1H), 3.19 (s, 4H), 2.90-2.88 (d, J=4.8Hz,3H), 2.15-2.10 (m, 2H), 2.02-1.94 (m, 1H), 1.64 (bs, 2H), 1.55-1.51 (m, 1H),1.24 (bs, 1H))を得た。
(実施例46)
5−((1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−74)
および
5−((1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−75)
Figure 2022502515

スキーム46:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物46の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、46を得た。
ステップ2−化合物46.1の合成:I−24(実施例17)の実験プロトコールにより化合物を合成して、46.1を得た。
ステップ3−化合物46.2の合成:一般手順Bにより化合物を合成して、46.2(収率:72.64%;MS(ES):580.28[M+H])を得た。
ステップ4−化合物46.2aおよび46.2bの合成:46.2の異性体(0.109g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な46.2a(0.043g;MS(ES):m/z580.28[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な46.2b(0.039g;MS(ES):m/z580.28[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−74の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−74(0.028g、収率:78.71%;MS (ES): m/z480.92 [M+H]+; LCMS純度:98.89%; HPLC純度: 98.60%; キラルHPLC:99.09%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.18 (s,1H), 8.15 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.66-7.64 (d, J=7.6Hz,1H), 7.31-7.30 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.21-6.19 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.17(s, 1H), 4.37-4.31 (m, 1H), 3.98 (bs, 2H), 3.86 (bs, 1H), 3.74-3.72 (d, J=8Hz,2H), 3.23 (s, 3H), 3.14 (s, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.33 (bs,2H), 2.14-2.11 (m, 2H), 1.96-1.91 (m, 1H), 1.63 (bs, 1H), 1.56-1.51(m, 1H),1.35 (bs, 1H))を得た。
ステップ6−化合物I−75の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−75(0.026g、収率:80.59%;MS (ES):480.87 [M+H]+; LCMS純度:97.88%; HPLC純度: 96.33%; キラルHPLC:98.99%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.18 (s,1H), 8.15 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.66-7.64 (d, J=7.6Hz,1H), 7.31-7.30 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.21-6.19 (t, J=6.8Hz, 1H),6.17 (s, 1H), 4.37-4.31 (m, 1H), 3.98 (bs, 2H), 3.86 (bs, 1H), 3.74-3.72(d, J=8Hz, 2H), 3.18 (s, 3H), 3.14 (s, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.33 (bs, 2H), 2.14-2.11 (m, 2H), 1.96-1.91 (m, 1H), 1.63 (bs, 1H),1.56-1.51(m, 1H), 1.23 (bs, 1H))を得た。
(実施例47)
5−((3’−フルオロ−2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−76)
および
5−((3’−フルオロ−2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−77)。
Figure 2022502515

スキーム47:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物47.2の合成:47(3g、17.24mmol、1.0当量)のN−メチル−2−ピロリドン(60mL)中溶液に、47.1(2.4g、21.55mmol、1.2当量)および炭酸セシウム(1.6g、51.72mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中40%酢酸エチルによりさらに精製して、47.2(0.71g、収率:15.30%;MS(ES):m/z270.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物47.3の合成:47.2(0.70g、2.60mmol、1.0当量)のエタノール(9mL)中溶液に、銅粉(0.01g、0.31mmol、0.12当量)、L−アスコルビン酸(0.09g、0.52mmol、0.2当量)およびアジ化ナトリウム(0.33g、5.2mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で20時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物をセライトに通して濾過し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中70%酢酸エチルによりさらに精製して、47.3(0.23g、収率:43.09%;MS(ES):m/z207.19[M+H])を得た。
ステップ3−化合物47.4の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、47.4を得た。
ステップ4−化合物47.5の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、47.5を得た。
ステップ5−化合物47.6の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、47.6を得た。
ステップ2−化合物I−76およびI−77の合成:47.6の異性体(0.090g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)メタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−76(0.030g;MS (ES): m/z493.87 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02 (s, 1H), 8.51-8.50(d, J=4.8Hz, 1H), 8.32-8.30 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H),8.08-8.04 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.74-7.67(m, 2H), 7.45-7.44 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.43-6.39 (t, J=7.2Hz, 1H),6.20 (s, 1H), 4.38-4.32 (m, 1H), 3.87 (bs, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.89-2.88 (d, J=4.8Hz,3H), 2.14-2.10 (m, 2H), 1.99-1.94 (m, 1H), 1.62-1.54 (m, 2H), 1.46-1.40 (m, 1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−77(0.030g;MS (ES): m/z493.87 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.02 (s, 1H), 8.51-8.50(d, J=4.8Hz, 1H), 8.32-8.30 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H),8.08-8.04 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.74-7.67(m, 2H), 7.45-7.44 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.43-6.39 (t, J=7.2Hz, 1H),6.20 (s, 1H), 4.38-4.32 (m, 1H), 3.88 (bs, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.89-2.88 (d, J=4.8Hz,3H), 2.14-2.10 (m, 2H), 1.99-1.94 (m, 1H), 1.62-1.54 (m, 2H), 1.48-1.40 (m, 1H))を得た。
(実施例48)
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−78)
および
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−79)。
Figure 2022502515

スキーム48:
Figure 2022502515

[0004]
ステップ1−化合物48.2の合成:48(0.7g、4.54mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中冷却溶液に、48.1(0.625g、4.54mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で6分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.131g、5.90mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.139g、1.135mmol、0.25当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、48.2(0.450g、収率:41.76%;MS(ES):m/z238.26[M+H])を得た。
ステップ2−化合物48.3の合成:48.2(0.45g、1.90mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な48.3(0.36g、収率:85.03%;MS(ES):m/z224.23[M+H])を得た。
ステップ3−化合物48.4の合成:48.3(0.36g、1.61mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(6mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.277g、2.74mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.576g、2.093mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な48.4(0.320g、収率:67.41%;MS(ES):m/z295.35[M+H])を得た。
ステップ4−化合物48.5の合成:48.4(0.320g、1.09mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(10mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な48.5(0.24g、収率:95.70%;MS(ES):m/z231.69[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物48.6の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、48.6を得た。
ステップ1−化合物48.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、48.7(収率:68.02%;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ2−化合物48.7aおよび48.7bの合成:48.7の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な48.7a(0.037g;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な48.7b(0.040g;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−78の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−78(0.028g、収率:91.41%;MS (ES):m/z 482.92 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.30%; キラルHPLC純度:98.94%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.84 (bs, 1H), 8.18 (s,1H), 8.16 (s, 1H), 7.88-7.87 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.68-7.66 (d, J=7.2Hz,1H), 7.41-7.40 (d, J=6Hz, 1H), 6.21-6.19 (d, J=4.4Hz, 1H), 6.17(bs, 1H), 4.96-4.90 (m, 1H), 4.86 (bs, 1H), 4.37-4.32 (m, 1H), 4.20(bs, 1H), 3.86 (bs, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H),2.10-2.02 (m, 3H), 1.97-1.93 (m, 2H), 1.86 (bs, 2H), 1.63-1.57 (m, 3H),1.22 (bs, 2H))を得た。
ステップ4−化合物I−79の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−79(0.028g、収率:84.55%;MS (ES):m/z 482.92 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.04%; キラルHPLC純度:95.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.84 (bs, 1H), 8.18 (s,1H), 8.16 (s, 1H), 7.88-7.87 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.68-7.66 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.41-7.40 (d, J=6Hz, 1H), 6.21-6.19 (d, J=4.4Hz, 1H), 6.17(bs, 1H), 4.96-4.90 (m, 1H), 4.86 (bs, 1H), 4.37-4.32 (m, 1H), 4.19 (bs,1H), 3.86 (bs, 1H), 3.18 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.10-2.02(m, 3H), 1.97-1.93 (m, 2H), 1.86 (bs, 2H), 1.63-1.57 (m, 3H), 1.22 (bs,2H))を得た。
(実施例49)
5−((1−((1s,3S)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−80)。
Figure 2022502515

スキーム49:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物49の合成:一般手順Aを利用してコアAから化合物を合成して、49(収率:51.57%;MS(ES):m/z424.17[M+H])を得た。
ステップ2−化合物49.1の合成:I−5(実施例4)の実験プロトコールにより化合物を合成して、49.1(収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物49.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、49.2(0.161g、収率:78.22%;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−80の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−80(0.021g、収率:63.41%;MS (ES):m/z 482.46 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 96.40%; キラルHPLC:47.00%, 52.99%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s,1H), 8.19 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H),7.68-7.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.48-7.46 (d, J=6Hz, 1H), 6.31-6.27 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.75-4.66 (m, 1H), 4.38-4.32 (m, 1H),3.88 (bs, 1H), 3.80-3.77 (m, 1H), 3.20 (s, 6H), 2.91-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.83 (bs, 2H), 2.13-2.02 (m, 4H), 1.99-1.95 (m, 1H), 1.58-1.52 (m, 2H),1.24 (bs, 1H))を得た。
(実施例50)
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−81)
および
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−82)。
Figure 2022502515

スキーム50:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物50の合成:一般的方法AおよびBを利用してコアAから化合物を合成して、50(収率:72.19%;MS(ES):m/z568.28[M+H])を得た。
ステップ2−化合物50aおよび50bの合成:50の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてHEX_IPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な50a(0.040g;MS(ES):m/z568.28[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な50b(0.042g;MS(ES):m/z568.28[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−81の合成:50a(0.040g、0.070mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(3mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、I−81(0.030g、収率:91.06%;MS (ES):m/z 468.23 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.65%; キラルHPLC純度:99.17%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.85 (s, 1H), 8.20 (bs,1H), 8.18 (bs, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.2Hz,1H), 7.48-7.46 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.27-6.23 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.21(s, 1H), 5.19-5.15 (m, 2H), 4.53 (bs, 1H), 4.39-4.34 (m, 1H), 3.89 (bs, 1H),3.20 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H),2.13-2.04 (m, 4H), 2.03-1.97 (m, 1H), 1.69-1.61 (m, 3H), 1.59-1.54 (m, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−82の合成:50b(0.042g、0.074mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(3mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、I−82(0.031g、収率:89.62%;MS (ES):m/z 468.23 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 96.81%; キラルHPLC純度:96.56%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.85 (s, 1H), 8.20(bs, 1H), 8.18 (bs, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J=7.2Hz,1H), 7.48-7.46 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.27-6.23 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.21(s, 1H), 5.19-5.15 (m, 2H), 4.53 (bs, 1H), 4.39-4.34 (m, 1H), 3.90 (bs, 1H),3.21s (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H),2.13-2.04 (m, 4H), 2.03-1.97 (m, 1H), 1.69-1.61 (m, 3H), 1.59-1.54 (m, 1H))を得た。
(実施例51)
N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)−5−((1−(オキサゾール−2−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−83)
および
N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)−5−((1−(オキサゾール−2−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−84)。
Figure 2022502515

スキーム51:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物51の合成:I−71(実施例44)の実験プロトコールにより化合物を合成して、51(収率:77.58%;MS(ES):m/z565.25[M+H])を得た。
ステップ2−化合物51aおよび51bの合成:51の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な51a(0.045g;MS(ES):m/z565.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な51b(0.043g;MS(ES):m/z565.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−83の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−83(0.030g、収率:81.04%;MS (ES):m/z 465.87 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.05 (s, 1H), 8.33 (s,1H), 8.29-8.27 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.97-7.96 (d, J=4.8Hz,1H), 7.65-7.63 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 2H),6.41-6.38 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 4.36-4.30 (m, 1H), 3.86 (bs,1H), 3.17 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.14-2.09 (m, 2H),1.97-1.94 (m, 1H), 1.40-1.35 (m, 1H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
ステップ4−化合物I−84の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−84(0.030g、収率:84.81%;MS (ES):m/z 465.77 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.82%; キラルHPLC純度:97.72%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.07 (s, 1H), 8.35 (s,1H), 8.30-8.29 (d, J=6Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.98 (bs, 1H),7.67-7.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.50 (bs, 2H), 6.43-6.40 (t, J=6.8Hz,1H), 6.21 (s, 1H), 4.36-4.30 (m, 1H), 3.87 (bs, 1H), 3.19 (s, 3H), 2.92-2.91(d, J=4.8Hz, 3H), 2.14-2.09 (m, 2H), 1.97-1.94 (m, 1H), 1.40-1.35 (m,1H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
(実施例52)
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−85)
および
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−86)。
Figure 2022502515

スキーム52:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物52の合成:I−81/82(実施例50)の実験プロトコールにより化合物を合成して、52を得た。
ステップ2−化合物I−85およびI−86の合成:52の異性体(0.098g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEAメタノールを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−85(0.030g;MS (ES): m/z468.91 [M+H]+; LCMS純度:98.69%; HPLC純度: 97.10%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.58 (s, 1H), 8.17 (bs,1H), 8.15 (bs, 1H), 7.59-7.57 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.52-7.51 (d, J=4.8Hz,1H), 7.46-7.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.25-6.22 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.10(s, 1H), 5.19 (bs, 2H), 4.53 (bs, 1H), 4.36 (bs, 1H), 3.89 (bs, 1H), 3.20 (s,3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.13 (bs,3H), 1.99 (bs, 1H), 1.61-1.54 (m, 3H), 1.42 (bs, 2H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−86(0.030g;MS (ES): m/z468.64 [M+H]+; LCMS純度:98.35%; HPLC純度: 95.04%; キラルHPLC純度:97.47%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.58 (s, 1H), 8.17 (bs,1H), 8.15 (bs, 1H), 7.59-7.57 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.52-7.51 (d, J=4.8Hz,1H), 7.46-7.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.25-6.22 (t, J=7.2Hz, 1H),6.10 (s, 1H), 4.89 (bs, 2H), 4.58 (bs, 1H), 4.36 (bs, 1H), 3.86 (bs, 1H), 3.20(s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.13 (bs,3H), 1.99 (bs, 1H), 1.49-1.44 (m, 3H), 1.42 (bs, 2H))を得た。
(実施例53)
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−87)
および
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−88)。
Figure 2022502515

スキーム53:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物53の合成:一般的方法AおよびBを利用してコアAから化合物を合成して、53(収率:65.59%;MS(ES):582.30[M+H])を得た。
ステップ2−化合物53aおよび53bの合成:53の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒として0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な53a(0.035g;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な53b(0.037g;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−87の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−87(0.025g、収率:86.28%;MS (ES):m/z 482.51 [M+H]+; LCMS純度: 100%;HPLC純度: 98.72%; キラルHPLC純度:98.50%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (bs, 1H), 8.20(bs, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.69-7.68 (d, J=7.2Hz,1H), 7.43-7.41 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.22-6.21 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.19(s, 1H), 4.98-4.95 (m, 1H), 4.88-4.87 (d, J=4.8Hz, 1H),4.39-4.33 (m, 1H), 4.21-4.20 (d, J=4.4Hz, 1H), 3.89 (bs, 1H), 3.20 (s,3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.14-2.11 (m, 3H), 2.01-1.99(m, 2H), 1.90 (bs, 2H), 1.63 (bs, 2H), 1.57 (bs, 2H), 1.24 (bs, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−88の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−88(0.025g、収率:81.62%;MS (ES):m/z 482.42 [M+H]+; LCMS純度:99.36%; HPLC純度: 97.83%; キラルHPLC純度:94.76%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (bs, 1H), 8.20(bs, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.69-7.68 (d, J=7.2Hz,1H), 7.43-7.41 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.22-6.21 (t, J=7.2Hz, 1H),6.19 (s, 1H), 4.98-4.94 (m, 1H), 4.88-4.87 (d, J=4.8Hz, 1H),4.39-4.33 (m, 1H), 4.21-4.20 (d, J=4.4Hz, 1H), 3.89 (bs, 1H), 3.20 (s,3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.14-2.11 (m, 3H), 2.01-1.99 (m,2H), 1.90 (bs, 2H), 1.63 (bs, 2H), 1.57 (bs, 2H), 1.24 (bs, 1H))を得た。
(実施例54)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−89)。
Figure 2022502515

スキーム54:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物54の合成:コアA合成の一般手順を使用して化合物を合成して、54(収率:71.67%;MS(ES):m/z327.7[M+H])を得た。
ステップ2−化合物54.2の合成:一般的方法Aを使用して化合物を合成して、54.2(収率:47.83%;MS(ES):m/z424.17[M+H])を得た。
ステップ3−化合物54.3の合成:I−33(実施例22)の実験プロトコールにより化合物を合成して、54.3を得た。
ステップ3−化合物54.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、54.4(0.140g、収率:67.33%;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−89の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−89(0.025g、収率:86.10%;MS (ES):m/z 488.87 [M+H]+; LCMS純度:98.22%; HPLC純度: 96.44%; キラルHPLC:50.85%, 48.99%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H),8.24-8.23 (d, J=6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.91 (d, J=4.8Hz,1H), 7.67-7.65 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6Hz, 1H),6.28-6.26 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.91 (bs, 1H), 4.54 (bs, 1H),4.44 (s, 1H), 3.22 (bs, 1H), 3.20 (bs, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H),2.26 (bs, 1H), 2.08-2.06 (m, 1H), 1.73 (bs, 1H), 1.66 (bs, 1H), 1.42-1.36 (m,2H), 1.25 (bs, 3H))を得た。
(実施例55)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシ−2−メチルシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−90)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−2−メチルシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−91)。
Figure 2022502515

スキーム55:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物55の合成:I−89(実施例54)の実験プロトコールにより化合物を合成して、55(収率:66.37%;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ2−化合物55aおよび55bの合成:55の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な55a(0.043g;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な55b(0.041g;MS(ES):m/z588.27[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−90の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−90(0.030g、収率:84.10%;MS (ES):m/z 489.07 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.28%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.22 (s,1H), 8.19-8.17 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4.4Hz, 1H),7.53-7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.43-7.41 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.29-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.21-4.15 (m, 2H), 3.19 (bs, 4H),2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.21-2.18 (m, 1H), 1.68 (bs, 5H), 1.43-1.39(m, 1H), 1.05 (s, 3H))を得た。
ステップ4−化合物I−91の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−91(0.031g、収率:91.14%;MS (ES):m/z 489.07 [M+H]+; LCMS純度:97.70%; HPLC純度: 98.14%; キラルHPLC純度:95.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.22 (s,1H), 8.18-8.17 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.94-7.93 (d, J=4.4Hz, 1H),7.53-7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.43-7.41 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.29-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.21-4.15 (m, 2H), 3.19 (bs, 4H),2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.21-2.18 (m, 1H), 1.68 (bs, 5H), 1.43-1.39(m, 1H), 1.05 (s, 3H))を得た。
(実施例56)
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−92)
および
5−((1−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−93)。
Figure 2022502515

スキーム56:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物56の合成:一般的方法AおよびBを利用してコアAから化合物を合成して、56(収率:72.79%;MS(ES):m/z602.29[M+H])を得た。
ステップ2−化合物56aおよび56bの合成:56の異性体(0.110g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:MEOH(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な56a(0.042g;MS(ES):m/z602.29[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な56b(0.042g;MS(ES):m/z602.29[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−92の合成:56a(0.040g、0.070mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(3mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、I−92(0.031g、収率:88.54%;MS (ES):m/z 502.92 [M+H]+; LCMS純度:95.42%; HPLC純度: 95.19%; キラルHPLC純度:96.95%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H), 8.24-8.22(d, J=7.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.94-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H),7.55-7.53 (d, J=8Hz, 1H), 7.49-7.47 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.30-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.26 (s, 1H), 4.17-4.12 (m, 1H),2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 2.52 (s, 3H), 1.97 (bs, 1H), 1.76 (bs, 1H),1.66 (bs, 1H), 1.57-1.50 (m, 3H), 1.24 (bs, 3H), 1.18 (bs, 5H), 1.05-1.02 (m,1H))を得た。
ステップ4−化合物I−93の合成:56b(0.040g、0.070mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(3mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、I−93(0.031g、収率:88.54%;MS (ES):m/z 502.92 [M+H]+; LCMS純度:96.00%; HPLC純度: 95.00%; キラルHPLC純度:97.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96 (s, 1H), 8.24-8.22(d, J=7.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.94-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H),7.55-7.53 (d, J=8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.30-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.26 (s, 1H), 4.17-4.12 (m, 1H),2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 2.52 (s, 3H), 1.97 (bs, 1H), 1.76 (bs, 1H),1.66 (bs, 1H), 1.57-1.50 (m, 3H), 1.24 (bs, 3H), 1.18 (bs, 5H), 1.06-1.03 (m,1H))を得た。
(実施例57)
N−((1R,3R)−3−メトキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−94)
および
N−((1S,3S)−3−メトキシ−3−メチルシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−95)。
Figure 2022502515

スキーム57:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物57.2の合成:57(0.60g、2.86mmol、1.0当量)のエタノール:アセトニトリル(1:1、1mL)中溶液に、57.1(0.40g、2.86mmol、1.0当量)、酢酸銅(0.51g、2.86mmol、1.0当量)、モレキュラシーブス(0.40g、2.86mmol、1.0当量)およびトリメチルアミン(o05g、5.72mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、混合物をセライトに通して濾過し、生成物をメタノールで洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な57.2を得た。(0.19g、収率:29.94%;MS(ES)m/z220.20[M+H])。
ステップ2−化合物57.3の合成:57.2(0.19g、0.85mmol、1.0当量)のメタノール(3mL)中溶液に、Pd/C(0.04g)を添加した。水素を室温で24時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、57.3(0.06g、収率:36.13%;MS(ES):m/z195.23[M+H])を得た。
57.3の異性体(0.8g)を、カラムCHIRAL PAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.3%ジエチルアミンを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−b)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で蒸発させて、純粋な画分−1(0.3g;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で蒸発させて、純粋な画分−2を得た。(0.3g;MS(ES):m/z195.11[M+H])。
ステップ3−化合物57.4の合成:コアAの調製での手順を使用して化合物を合成して、57.4(MS(ES):m/z327.08[M+H])を得た。
ステップ4−化合物57.6の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、57.6(0.510g、収率:55.86%;MS(ES):m/z452.20[M+H])を得た。
ステップ5−化合物の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、57.7(収率:65.40%;MS(ES):m/z610.33[M+H])を得た。
ステップ6−化合物57.7aおよび57.7bの合成:57.7の異性体(0.150g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:MEOH(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な57a(0.041g;MS(ES):m/z610.33[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な57b(0.041g;MS(ES):m/z610.33[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−94の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−94(0.030g、収率:87.55%;MS (ES):510.22 [M+H]+; LCMS純度:95.60%; HPLC純度: 95.16%; キラルHPLC:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.20 (s,1H), 8.17 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J=7.2Hz,2H), 6.29-6.25 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.87 (bs, 1H), 3.99 (bs,1H), 3.84 (bs, 2H), 3.60-3.55 (t, J=9.2Hz, 1H), 3.13 (s, 3H), 2.90-2.89(d, J=4.8Hz, 3H), 1.75 (bs, 3H), 1.54 (bs, 2H), 1.23 (bs, 5H), 1.14 (bs,6H))を得た。
ステップ4−化合物I−95の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−95(0.030g、収率:87.55%;MS (ES):510.32 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC:96.45%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s, 1H), 8.21 (s,1H), 8.18 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.57-7.55 (d, J=7.2Hz,2H), 6.30-6.26 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 4.91-4.86 (m, 1H), 3.99(bs, 1H), 3.85 (bs, 2H), 3.61-3.56 (t, J=9.2Hz, 1H), 3.14 (s, 3H),2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.76 (bs, 3H), 1.55 (bs, 2H), 1.23 (bs, 5H),1.15 (bs, 6H))を得た。
(実施例58)
5−((1−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−96)
および
5−((1−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−97)。
Figure 2022502515

スキーム58:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物58の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、58(収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ2−化合物58.1の合成:58(0.590g、1.39mmol、1.0当量)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.411g、2.78mmol、2.0当量)およびジt−Bu4−メチルピリジン(0.854g、4.17mmol、3.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、純粋な58.1(0.360g、収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ3−化合物58.3の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、58.3(0.140g、収率:70.27%;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ4−化合物58.4の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、58.4(0.030g、収率:90.59%;MS (ES):m/z 482.41 [M+H]+; LCMS純度:98.09%; HPLC純度: 98.11%; キラルHPLC:41.28%, 49.65%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H),8.20 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.59-7.57 (d, J=8.4Hz,1H), 7.50.7.49 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.39 (bs, 2H), 6.33-6.29 (t, J=7.2Hz,1H), 6.22 (s, 1H), 5.62 (bs, 1H), 4.93-4.91 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.36 (bs,1H), 4.07 (bs, 1H), 3.57 (bs, 1H), 3.24 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.13-2.11 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.77 (bs, 3H), 1.59 (bs, 3H), 0.85 (bs,1H))を得た。
ステップ5−化合物I−96およびI−97の合成:58.4の異性体(0.102g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−96(0.035g;MS (ES): m/z482.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.59%; キラルHPLC純度:97.02%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (s, 1H), 8.21 (s,1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.61-7.59 (d, J=8Hz,1H), 7.52-7.50 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.34-6.31 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23(s, 1H), 5.65-5.63 (d, J=6.8Hz, 1H), 5.95-5.90 (m, 1H), 4.37 (bs, 1H),4.10 (bs,1H), 3.59 (bs, 1H), 2.26 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H),2.14-2.13 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.90 (bs, 1H), 1.79 (bs, 1H), 1.63 (bs, 3H),1.24 (bs, 2H), 1.04 (bs, 1H), 0.89-0.85 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−97(0.036g;MS (ES): m/z482.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:97.70%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.21 (s,1H), 8.19 (s, 1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.61-7.59 (d, J=8Hz,1H), 7.52-7.50 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.34-6.31 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23(s, 1H), 5.65-5.63 (d, J=6.8Hz, 1H), 5.95-5.90 (m, 1H), 4.37 (bs, 1H),4.10 (bs,1H), 3.59 (bs, 1H), 2.26 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H),2.14-2.13 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.90 (bs, 1H), 1.79 (bs, 1H), 1.63 (bs, 3H),1.23 (bs, 2H), 1.04 (bs, 1H), 0.89-0.85 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
(実施例59)
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−98)。
Figure 2022502515

スキーム59:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物59の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、59(収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ2−化合物59.1の合成:59(0.590g、1.39mmol、1.0当量)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.411g、2.78mmol、2.0当量)およびジt−Bu4−メチルピリジン(Di t-Bu 4-mehtylpyridine)(0.854g、4.17mmol、3.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、純粋な59.1(0.360g、収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ3−化合物59.3の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、59.3(0.155g、収率:77.80%;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−98の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−98(0.125g、収率:97.41%;MS (ES):m/z 482.41 [M+H]+; LCMS純度:99.14%; HPLC純度: 98.55%; キラルHPLC:51.03%, 48.97%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H),8.22-8.21 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.4Hz,1H), 7.62-7.60 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H),6.30-6.26 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.21-5.20 (d, J=4Hz,2H), 4.54 (bs, 1H), 4.01 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 3.26 (s, 3H),2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.19-2.13 (m, 3H),1.93 (bs, 1H), 1.56 (bs, 2H), 1.37 (bs, 2H),1.25 (s, 2H),1.13-1.09 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
(実施例60)
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−99)
および
5−((1−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−100)。
Figure 2022502515

スキーム60:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物I−98の合成:I−98(実施例59)の実験プロトコールにより化合物を合成した。
ステップ2−化合物I−99およびI−100の合成:I−98の異性体(0.105g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−99(0.030g;MS (ES): m/z482.4 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:98.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.22-8.21(d, J=7.2Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.4Hz, 1H),7.62-7.60 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.30-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.21-5.20 (d, J=4Hz, 2H),4.54 (bs, 1H), 4.01 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 3.26 (s, 3H),2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.19-2.13 (m, 3H),1.93 (bs, 1H), 1.56 (bs, 2H), 1.37 (bs, 2H),1.25 (s, 2H),1.13-1.09 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−100(0.030g;MS (ES): m/z482.4 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:99.00%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.87 (s, 1H), 8.22-8.21(d, J=7.2Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.4Hz, 1H),7.62-7.60 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.30-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.21-5.20 (d, J=4Hz, 2H),4.54 (bs, 1H), 4.01 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 3.26 (s, 3H),2.92-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.19-2.13 (m, 3H),1.93 (bs, 1H), 1.56 (bs, 2H), 1.37 (bs, 2H),1.25 (s, 2H),1.13-1.09 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
(実施例61)
N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)−5−((1−(オキサゾール−2−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−101)。
Figure 2022502515

スキーム61:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物61の合成:I−96/97(実施例58)の実験プロトコールにより化合物を合成して、61(収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ2−化合物61.1の合成。I−71(実施例44)の実験プロトコールにより化合物を合成して、61.1(収率:26.41%;MS(ES):m/z178.06[M+H])を得た。
ステップ3−化合物61.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、61.2(0.145g、収率:73.16%;MS(ES):m/z579.26[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−102の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−101(0.028g、収率:84.65%;MS (ES):m/z 479.46 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.51%; キラルHPLC:50.12%, 49.88%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.05 (bs,1H), 8.33 (s, 1H), 8.28 (bs, 1H), 8.20-8.19 (d, J=4Hz, 1H), 7.98(bs, 1H), 7.56 (bs, 1H), 7.48 (bs, 2H), 6.43-6.41 (t, J=4.4Hz,1H), 6.19 (s, 1H), 4.06 (bs, 2H), 3.56 (bs, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.09 (bs, 1H), 1.89 (bs, 1H), 1.77 (bs, 1H), 1.58 (bs, 2H), 1.38-1.36 (d, J=10Hz,2H))を得た。
(実施例62)
5−((1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−(メトキシ−d3)シクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−102)。
Figure 2022502515

スキーム62:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物62の合成:コアA合成の一般手順を使用して化合物を合成して、62(収率:71.67%;MS(ES):m/z327.7[M+H])を得た。
ステップ2−化合物62.2の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、62.2(収率:47.83%;MS(ES):m/z413.17[M+H])を得た。
ステップ3−化合物62.3の合成:I−24(実施例17)の手順を使用して化合物を合成した。
ステップ3−化合物62.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、62.4(0.173g、収率:83.74%;MS(ES):m/z569.29[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−102の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−102(0.021g、収率:63.72%;MS (ES):m/z 469.82 [M+H]+; LCMS純度:95.16%; HPLC純度: 95.00%; キラルHPLC:49.50%, 47.12%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.98 (s, 1H),8.23 (bs, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.08-8.05 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.95-7.94 (d, J=4.8Hz,1H), 7.34-7.33 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.28-6.24 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.21(s, 1H), 4.34-4.29 (m, 1H), 3.99 (bs, 2H), 3.75-3.73 (d, J=8.4Hz, 2H),3.68 (bs, 1H), 3.16 (bs, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.29 (bs,2H), 2.11-2.05 (m, 2H), 1.55-1.48 (m, 1H), 1.39-1.34 (m, 1H))を得た。
(実施例63)
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−103)。
Figure 2022502515

スキーム63:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物63の合成:I−96/97(実施例58)の実験プロトコールにより化合物を合成して、63(収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ2−化合物63.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、63.2(0.145g、収率:72.78%;MS(ES):m/z582.30[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−103の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−103(0.115g、収率:95.80%;MS (ES):m/z 482.41 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.86%; キラルHPLC:49.29%, 50.57%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H),8.22-8.19 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.4Hz,1H), 7.62-7.60 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H),6.30-6.26 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.20 (bs, 2H), 4.54(bs, 1H), 4.09 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.92-2.91(d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.19-2.13 (m, 3H),1.93 (bs, 1H), 1.56 (bs, 2H), 1.37 (bs, 2H), 1.25 (s, 2H),1.13-1.09 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
(実施例64)
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,3R)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−104)
および
5−((1−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,3S)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−105)。
Figure 2022502515

スキーム61:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物I−103の合成:実施例60に記載した通りに化合物I−103を合成した。
ステップ2−化合物I−104およびI−105の合成:I−103の異性体(実施例60)(0.097g)を、カラムCHIRAL PAK OX−H(250mm×4.6mm、5μm)0.1%DEA_HEX_IPA−ACN(70−30)を使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−104(0.025g;MS (ES): m/z482.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.56%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.86 (s, 1H), 8.22-8.20(d, J=7.2Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.4Hz, 1H),7.62-7.60 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.46 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.29-6.26(t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.11 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H),4.09 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz,3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.19-2.13 (m, 3H), 1.93 (bs, 1H),1.56 (bs, 2H), 1.37 (bs, 2H), 1.25 (s, 3H), 1.12-1.09 (t, J=7.2Hz,1H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−105(0.032g;MS (ES): m/z482.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.60%; キラルHPLC純度:97.70%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.86 (s, 1H),8.22-8.20 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90-7.89 (d, J=4.4Hz,1H), 7.62-7.60 (d, J=8Hz, 1H), 7.48-7.46 (d, J=6.8Hz, 1H),6.29-6.26 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.11 (bs, 1H), 3.60(bs, 1H), 4.09 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 3.26 (s, 3H), 2.91-2.90(d, J=4.8Hz, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.19-2.13 (m, 3H),1.93 (bs, 1H), 1.56 (bs, 2H), 1.37 (bs, 2H), 1.25 (s, 3H),1.12-1.09 (t, J=7.2Hz, 1H))を得た。
(実施例65)
5−((1−((1r,3S)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−106)。
Figure 2022502515

スキーム65:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物65の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、65(収率:52.83%;MS(ES):m/z396.8[M+H])を得た。
ステップ2−化合物65.1の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、65.1(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ3−化合物65.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、65.2(0.122g、収率:68.22%;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−106の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−106(0.020g、収率:70.10%;MS (ES):m/z 442.47 [M+H]+; LCMS純度:96.66%; HPLC純度: 95.03%; キラルHPLC:50.18%, 48.90%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s,1H), 8.26-8.25 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=8.8Hz,1H), 7.95-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.50-7.49 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.38-6.35 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.46-5.38 (m, 2H), 5.31(bs, 1H), 4.25-4.21 (m, 1H), 3.87-3.83 (m, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.83 (bs, 1H), 2.71-2.69 (m, 3H), 2.04-2.02 (m, 2H), 1.52-1.47 (m, 1H),1.24 (bs, 1H))を得た。
(実施例66)
5−((1−((1r,3S)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−107)
および
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−108)。
Figure 2022502515

スキーム66:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物66の合成:I−106(実施例65)の実験プロトコールにより化合物を合成して、66(収率:68.22%;MS(ES):542.25[M+H])を得た。
ステップ2−化合物66aおよび66bの合成:66の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な66a(0.042g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な66b(0.038g;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ3−化合物I−107の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−107(0.030g、収率:87.63%;MS (ES):m/z 442.47 [M+H]+; LCMS純度:96.66%; HPLC純度: 95.03%; キラルHPLC:50.18%, 48.90%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s,1H), 8.26-8.25 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.04-8.02 (d, J=8.8Hz,1H), 7.95-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.50-7.49 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.38-6.35 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (s,1H), 5.46-5.38 (m, 2H), 5.31 (bs, 1H), 4.25-4.21 (m, 1H), 3.87-3.83 (m, 1H),2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.83 (bs, 1H), 2.71-2.69 (m, 3H), 2.04-2.02(m, 2H), 1.52-1.47 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H))を得た。
ステップ4−化合物I−108の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−108(0.030g、収率:87.63%;MS (ES):m/z 442.87 [M+H]+; LCMS純度:97.66%; HPLC純度: 97.71%; キラルHPLC:48.80%, 49.46%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92 (s,1H), 8.54-8.52 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.05-8.02 (d, J=8.8Hz,1H), 7.89-7.87 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.44-7.42 (d, J=6Hz, 1H), 6.43-6.40 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.27 (s, 1H),5.44-5.37 (m, 2H), 5.30 (bs, 1H), 4.25-4.21 (m, 1H), 3.87-3.83 (m, 1H),2.90-2.89 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.83 (bs, 1H), 2.71-2.69 (m, 3H), 2.04-2.02(m, 2H), 1.52-1.47 (m, 1H), 1.24 (bs, 1H))を得た。
(実施例67)
5−((1−((1r,3R)−3−フルオロシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−109)。
Figure 2022502515

スキーム67:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物67の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、67(収率:56.13%;MS(ES):m/z396.14[M+H])を得た。
ステップ2−化合物67.1の合成:I−7(実施例6)の実験プロトコールにより化合物を合成して、67.1(収率:98.46%;MS(ES):m/z183.09[M+H])を得た。
ステップ3−化合物67.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、67.2(0.140g、収率:68.22%;MS(ES):m/z542.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−109の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−109(0.140g、収率:98.14%;MS (ES):m/z 442.20 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.86%; キラルHPLC:48.12%, 47.94%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s, 1H),8.22-8.19 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.91-7.90 (d, J=4.4Hz,1H), 7.67-7.66 (d, J=8Hz, 1H), 7.45-7.43 (d, J=6.8Hz, 1H),6.32-6.29 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.44-5.40 (m, 1H),4.38-4.29 (m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.08-3.03 (m, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.73-2.67 (m, 3H), 1.08-1.03 (m, 2H), 0.54-0.50 (m, 1H))を得た。
(実施例68)
5−((1−((1r,3R)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−110)
Figure 2022502515

スキーム68:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物68の合成:I−96/97(実施例58)の実験プロトコールにより化合物を合成して、68(収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ2−化合物68.1の合成:I−4の実験プロトコールにより化合物を合成して、68.1(収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物68.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、68.2(0.145g、収率:71.06%;MS(ES):m/z596.32[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−110の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−110(0.025g、収率:75.13%;MS (ES):m/z 496.46 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.66%; キラルHPLC:59.88%, 38.77%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (s,1H), 8.19 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.90-7.87 (d, J=4.8Hz, 1H),7.58-7.56 (d, J=8Hz, 1H), 7.52-7.50 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.31-6.28 (t, J=7.2Hz,1H), 6.21 (s, 1H), 4.08-4.05 (m, 3H), 3.56 (bs, 2H), 3.19 (s, 6H), 2.89-2.88(d, J=4.8Hz, 3H), 2.09 (bs, 1H),1.80 (bs, 1H), 1.76 (bs, 2H),1.62 (bs, 1H), 1.53 (bs, 1H), 1.26 (bs, 3H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
(実施例69)
N−((cis−1,2)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−(1−((1s,3R)−3−ヒドロキシシクロブチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−111)。
Figure 2022502515

スキーム69:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物69.1の合成:69(2.0g、11.35mmol、1.0当量)のメタノール(20mL)中溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.472g、12.48mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、69.1(1.65g、収率:81.57%;MS(ES):m/z179.10[M+H])を得た。
ステップ2−化合物69.3の合成:69.1(1.65g、9.26mmol、1.0当量)および69.2(3.0g、18.52mmol、2.0当量)のテトラヒドロフラン(80mL)中溶液に、0℃でトリフェニルホスフィン(7.2g、27.78mmol、3.0当量)およびジイソプロピルアゾジカルボキシレート(5.6g、27.78mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、69.3(1.0g、収率:33.21%;MS(ES):m/z328.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物69.4の合成:69.3(0.122g、0.37mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:2:1)中溶液に、水酸化ナトリウム(0.029g、0.74mmol、2.0当量)を添加した。反応物を45℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な69.4(0.065g、収率:97.85%;MS(ES):m/z179.10[M+H])を得た。
ステップ4−化合物69.5の合成:69.4(0.065g、0.36mmol、1.0当量)のジクロロメタン(3mL)中溶液に、0℃で4−トルエンスルホニルクロリド(0.205g、1.08mmol、3.0当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.010g、0.072mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、69.5(0.060g、収率:49.49%;MS(ES):m/z333.11[M+H])を得た。
ステップ5−化合物69.6の合成:コアB合成の一般手順を使用して化合物を合成して、69.6を得た。
ステップ6−化合物69.8の合成:69.6(0.1g、0.290mmol、1.0当量)のジオキサン(5mL)中溶液に、69.7(0.129g、0.377mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.076g、0.725mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いで[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.028g、0.029mmol、0.1当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応物を100℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中25%酢酸エチル中での溶出を使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な35.2(0.083g、収率:54.35%;MS(ES):m/z527[M+H])を得た。
ステップ7−化合物69.9の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、69.9(0.220g、収率:90.55%;MS(ES):m/z427[M+H])を得た。
ステップ8−化合物69.10の合成:69.9(1.5g、3.52mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、69.5(2.9g、8.8mmol、2.5当量)および炭酸セシウム(9.1g、28.16mmol、8.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、69.10(1.1g、収率:53.31%;MS(ES):m/z587.27[M+H])を得た。
ステップ9−化合物69.11の合成:69.10(1.1g、1.87mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(22mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.224g、9.35mmol、5.0当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な69.11(0.9g、収率:85.93%;MS(ES):m/z559.24[M+H])を得た。
ステップ10−化合物69.13の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、69.13(0.185g、収率:54.88%;MS(ES):m/z628.30[M+H])を得た。
ステップ11−化合物I−111の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−111(0.030g、収率:70.14%;MS (ES):m/z 448.77 [M+H]+; LCMS純度:96.99%; HPLC純度: 98.32%; キラルHPLC:50.53%, 48.72%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.04-9.02 (d, J=7.2Hz,1H), 8.90 (s, 1H), 8.59-8.57 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.35 (s, 2H),8.22-8.20 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 5.48-5.47(d, J=4Hz, 1H), 5.44-5.43 (d, J=6Hz, 1H), 4.97-4.88 (m, 1H), 4.60(bs, 1H), 4.41 (bs, 1H), 4.16-4.11 (m, 1H), 3.77 (bs, 1H), 3.14-3.12 (d, J=5.2Hz,3H), 2.86 (bs, 2H), 2.32 (bs, 1H), 2.10-2.04 (m, 2H), 1.86 (bs, 2H))を得た。
(実施例70)
N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(メチルアミノ)−5−((1−(4−メチルオキサゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−112)。
Figure 2022502515

スキーム70:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物70.2の合成:70(0.8g、4.93mmol、1当量)の1,4−ジオキサン(45mL)中溶液に、70.1(0.650g、5.91mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、続いて炭酸カリウム(1.70g、12.32mmol、2.5当量)、N,N−ジメチルエチレンジアミン(0.108g、1.23mmol、0.25当量)およびヨウ化銅(0.139g、0.73mmol、0.15当量)を添加した。反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中5%メタノールによりさらに精製して、70.2(0.37g、収率:39.19%;MS(ES):m/z192.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物70.3の合成:一般的方法Aを利用してコアAから化合物を合成して、70.3(収率:51.57%;MS(ES):m/z424.17[M+H])を得た。
ステップ3−化合物70.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、70.2(0.140g、収率:68.37%)を得た。
MS(ES):m/z579.26[M+H]
ステップ4−化合物I−112の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−112(0.028g、収率:84.65%;MS (ES):m/z 479.51 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 95.60%; キラルHPLC:50.53%, 48.72%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.04 (s, 1H),8.44 (s, 1H), 8.32-8.30 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.98-7.97(d, J=5.2Hz, 1H), 7.67-7.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.39-7.38 (d, J=6.8Hz,1H), 6.41-6.37 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.39-4.33 (m, 1H), 3.89(bs, 1H), 3.20 (s, 3H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.13-2.12 (m, 1H),2.07 (s, 3H), 1.99 (bs, 1H), 1.62-1.55 (m, 2H), 1.25 (bs, 2H))を得た。
(実施例71)
5−((1−((1s,3S)−3−メトキシシクロブチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,3)−3−メトキシシクロヘキシル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−113)。
Figure 2022502515

スキーム71:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物71の合成:I−96/97(実施例58)の実験プロトコールにより化合物を合成して、71(収率:59.06%;MS(ES):m/z438.19[M+H])を得た。
ステップ2−化合物71.1の合成:I−5(実施例4)の実験プロトコールにより化合物を合成して、71.1(収率:89.32%;MS(ES):m/z195.11[M+H])を得た。
ステップ3−化合物71.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、71.2(0.130g、収率:63.71%;MS(ES):m/z596.32[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−113の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−113(0.020g、収率:80.13%;MS (ES):m/z 496.56 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.32%; キラルHPLC:47.14%, 50.87%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90 (s, 1H),8.21 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.92-7.91 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.60-7.58 (d, J=8.4Hz,1H), 7.48-7.46 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.34-6.30 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.22(s, 1H), 4.72-4.69 (m, 1H), 4.10 (bs, 1H), 3.82-3.79 (t, J=6.8Hz, 1H),3.58 (bs, 1H), 3.21 (s, 5H), 2.91-2.90 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.81 (bs, 2H),2.14-2.11 (m, 3H), 7.90 (bs, 1H), 1.78 (bs, 1H), 1.57 (bs, 1H), 1.39-1.33 (m,2H), 1.24 (bs, 3H))を得た。
(実施例72)
5−((1−((1S,3R)−3−シアノシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−114)。
Figure 2022502515

スキーム72:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物72.2の合成:72(1.0g、6.48mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中冷却溶液に、72.1(0.803g、6.48mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.3g、8.42mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.158g、1.29mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、72.2(0.810g、40.96%;MS(ES):m/z261.12[M+H])を得た。
ステップ2−化合物72.3の合成:72.2(0.810g、3.11mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(16mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.746g、31.1mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な72.3(0.650g、収率:84.82%;MS(ES):m/z247.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物72.4の合成:72.3(0.650g、2.64mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(7mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.453g、4.48mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.943g、3.43mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な72.4(0.5g、収率:59.69%;MS(ES):m/z318.18[M+H])を得た。
ステップ4−化合物72.5の合成:72.4(0.5g、1.57mmol、1当量)のジオキサン(10mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(12mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な72.5(0.350g、収率:87.56%;MS(ES):m/z254.10[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物72.5aおよび72.5bの合成:72.5の異性体(0.250g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な72.5a(0.090g;MS(ES):m/z254.10[M+H])を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な72.5b(0.090g;MS(ES):m/z254.10[M+H])を得た。
ステップ6−化合物72.6の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、72.6(収率:57.95%;MS(ES):m/z410.16[M+H])を得た。
ステップ7−化合物72.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、72.7(0.130g、収率:60.14%;MS(ES):591.30[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−114の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−114(0.050g、収率:51.87%;MS (ES):m/z 491.82 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.27%; キラルHPLC:48.54%, 47.99%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s,1H), 8.22 (s, 1H), 8.20-8.19 (d, J=4Hz, 1H), 8.06-8.04 (d, J=8.8Hz,1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.8Hz, 1H),6.35-6.31 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.20 (bs, 1H), 4.82 (bs, 1H), 4.32-4.28 (t, J=8Hz,1H), 3.71-3.65 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.06 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.12-2.04 (m, 4H), 1.88 (bs, 1H), 1.67 (bs, 2H), 1.49 (bs, 3H), 1.35-1.30(m, 1H), 0.87-0.83 (t, J=6.8Hz, 1H))を得た。
(実施例73)
5−((1−((1R,3S)−3−シアノシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−115)。
Figure 2022502515

スキーム73:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物73の合成:I−46(実施例30)の実験プロトコールにより化合物を合成して、73(収率:57.95%;MS(ES):m/z410.16[M+H])を得た。
ステップ2−化合物73.1の合成:I−114(実施例72)の実験プロトコールにより化合物を合成して、73.1(MS(ES):m/z254.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物73.2の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、73.2(0.120g、収率:54.88%;MS(ES):m/z591.30[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−115の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−115(0.028g、収率:75.65%;MS (ES):m/z 491.82 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.37%; キラルHPLC:50.39%, 47.73%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H),8.22 (s, 1H), 8.20-8.19 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.06-8.04 (d, J=9.2Hz,1H), 7.93-7.92 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.8Hz, 1H),6.35-6.31 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.82 (bs, 1H), 4.32-4.28 (m,1H), 3.71-3.65 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.06 (bs, 1H), 2.90-2.89 (d, J=4.8Hz,3H), 2.12-2.04 (m, 4H), 1.88 (bs, 1H), 1.72 (bs, 3H), 1.40-1.33 (m, 3H),1.18-1.17 (m, 1H))を得た。
(実施例74)
3−((3−(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)アミノ)−1−((3R,4R)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(I−116)
および
3−((3−(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)アミノ)−1−((3S,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(I−117)
Figure 2022502515

スキーム74:
Figure 2022502515

Figure 2022502515

Figure 2022502515
ステップ1−化合物74.2の合成:74(3.0g、19.46mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中冷却溶液に、74.1(2.5g、19.46mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.9g、25.29mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.475g、3.89mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、74.2(1.1g、収率:21.30%;MS(ES):m/z266.13[M+H])を得た。
ステップ2−化合物74.3の合成:74.2(1.1g、4.14mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(22mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.993g、41.4mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な74.3(0.8g、収率:76.79%;MS(ES):m/z252.12[M+H])を得た。
ステップ3−化合物74.4の合成:74.3(0.8g、3.18mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(20mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.545g、5.40mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.1g、4.13mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.4(0.550g、収率:53.58%;MS(ES):m/z323.19[M+H])を得た。
ステップ4−化合物74.5の合成:74.4(0.550g、1.70mmol、1当量)のジオキサン(12mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(24mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な74.5(0.4g、収率:98.89%;MS(ES):m/z223.14[M−HCl])を得た。
ステップ5−化合物74.8の合成:74.6(20.0g、240.96mmol、1.0当量)および74.7(38.5g、240.96mmol、1.0当量)のエタノール(200mL)中溶液に、ナトリウム金属(6.6g、289.15mmol、1.2当量)を添加し、80℃で5時間還流した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.8(15.0g、収率:41.24%;MS(ES):m/z152.04[M+H])を得た。
ステップ6−化合物74.9の合成:74.8(15.0g、99.33mmol、1.0当量)のジメチルアミン(90mL)中溶液に、塩化ホスホリル(18.23g、119.19mmol、1.2当量)を添加し、60℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.9(11.0g、収率:58.95%;MS(ES):m/z190.96[M+H])を得た。
ステップ7−化合物74.10の合成:74.9(5.0g、26.59mmol、1.0当量)のアセトニトリル(50mL)中溶液に、0℃でN−ヨード−スクシンイミド(7.17g、31.90mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中20%酢酸エチルによりさらに精製して、74.10(3.7g、収率:44.32%;MS(ES):m/z314.86[M+H])を得た。
ステップ8−化合物74.11の合成:74.10(3.7g、11.78mmol、1.0当量)のイソプロピルアルコール(50mL)中溶液に、メチルアミン(0.438g、14.13mmol、1.2当量)を添加し、50℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.11(2.8g、収率:77.00%;MS(ES):m/z309.93[M+H])を得た。
ステップ9−化合物74.12の合成:74.11(2.8g、9.07mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(30mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(3.5g、16.32mmol、1.8当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.197g、0.90mmol、0.1当量)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.16(2.3g、収率:62.02%;MS(ES):m/z409.98[M+H])を得た。
ステップ10 化合物74.13の合成:74.12(2.3g、5.62mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(25mL)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.394g、0.56mmol、0.1当量)、炭酸カリウム(1.5g、11.24mmol、2.0当量)を添加し、続いて室温でテトラブチルアンモニウムヨージド(0.207g、0.56mmol、0.1当量)およびヨウ化銅(I)(0.213g、1.12mmol、0.2当量)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.13(1.7g、収率:79.70%;MS(ES):m/z379.13[M+H])を得た。
ステップ11−化合物74.14の合成:74.13(1.7g、4.48mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、室温でテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(2.3g、8.96mmol、2.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中50%酢酸エチルで溶出して、純粋な74.14(0.9g、収率:65.40%;MS(ES):m/z307.09[M+H])を得た。
ステップ12−化合物74.16の合成:74.14(1.0g、3.25mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(20mL、1:1)中溶液に、アジ化ナトリウム(0.274g、4.22mmol、1.3当量)および74.15(0.399g、3.25mmol、1.0当量)を添加し、続いて室温で硫酸銅(II)(0.039g、0.16mmol、0.05当量)およびアスコルビン酸ナトリウム(0.320g、1.62mmol、0.5当量)を添加した。反応物を75℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中3%メタノールで溶出して、純粋な74.16(0.390g、収率:30.53%;MS(ES):m/z392.16[M+H])を得た。
ステップ13−化合物74.17の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、74.17(収率:48.00%;MS(ES):m/z580.30[M+H])を得た。
ステップ14−化合物74.17aおよび74.17bの合成:74.17の異性体(0.105g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm×4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な74.17a(0.044g;MS(ES):m/z580.30[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な74.17b(0.044g;MS(ES):m/z580.30[M+H])を得た。
ステップ15−化合物I−116の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−116(0.032g、収率:87.91%;MS (ES): m/z480.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.69-8.68 (d, J=7.2Hz,1H), 8.47 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.37-7.35 (d, J=7.2Hz,2H), 6.31-6.27 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.17 (s, 1H),4.93-4.88 (m, 1H), 4.08-4.02 (m, 2H), 3.83 (bs, 2H), 3.79-3.72 (m, 3H), 3.26(s, 3H), 1.98 (bs, 2H), 1.84 (bs, 1H), 1.62-1.61 (d, J=6.4Hz,6H))を得た。
ステップ16−化合物I−117の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−117(0.032g、収率:87.91%;MS (ES):m/z 480.2 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.00%; キラルHPLC純度:99.10%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.68-8.67 (d, J=7.2Hz,1H), 8.47 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.37-7.35 (d, J=7.2Hz,2H), 6.31-6.27 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.17 (s, 1H),4.93-4.88 (m, 1H), 4.08-4.02 (m, 2H), 3.83 (bs, 2H), 3.79-3.72 (m, 3H), 3.26(s, 3H), 1.98 (bs, 2H), 1.84 (bs, 1H), 1.61-1.60 (d, J=6.4Hz, 6H)を得た。
(実施例75)
N−シクロプロピル−5−((1−(3−メトキシ−3−メチルシクロヘキシル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−122)
Figure 2022502515

スキーム75:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物75.2の合成:75(0.358g、2.32mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中冷却溶液に、75.1(0.331g、3.24mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.579g、3.01mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.056g、0.46mmol、0.2当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、75.2(0.280g、収率:43.15%;MS(ES):m/z280.15[M+H])を得た。
ステップ2−化合物75.3の合成:75.2(0.280g、1.0mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン:水(5mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.240g、10.0mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な75.3(0.22g、収率:83.10%)を得た。MS(ES):m/z266.13[M+H]
ステップ3−化合物75.4の合成:75.3(0.221g、0.83mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(3mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.142g、1.41mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.296g、1.07mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な1.4を得た。(0.2g、収率:71.37%;MS(ES):m/z337.21[M+H])。
ステップ4−化合物75.5の合成:75.4(0.2g、0.59mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(6mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な75.5(0.160g、収率:98.67%;MS(ES):m/z273.13[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物75.6の合成:一般手順Aを使用してコアAから化合物を合成して、75.6(収率:57.16%;MS(ES):m/z366.82[M+H])を得た。
ステップ6−化合物1.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、75.7(0.140g、収率:60.36%;MS(ES):m/z566.30[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−122の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−122(0.025g、収率:86.79%;MS(ES): m/z 466.47 [M+H]+; LCMS純度:95.73%; HPLC純度: 95.00%; キラルHPLC:51.26%, 48.60%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.89 (s, 1H),8.18 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.91-7.89 (d, J=4.8Hz,1H), 7.82-7.81 (d, J=3.6Hz 1H), 7.50-7.48 (d, J=6.4Hz, 1H),6.33-6.29 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.16 (s, 1H), 3.14 (s, 3H), 2.89-2.88 (d,J=4.8Hz, 3H), 2.86-2.84 (m, 1H), 1.76-1.67 (m, 4H), 1.50 (bs,1H), 1.26 (bs, 3H), 1.23 (m, 2H), 1.10-1.07 (t, J=6.8Hz, 1H),0.85 (bs, 1H), 0.80-0.77 (m, 2H), 0.48 (bs, 2H))を得た。
(実施例76)
N−((trans−1,2)−2−フルオロシクロブチル)−5−((1−((1S,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−148)
Figure 2022502515

スキーム76:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物76.2の合成:76(0.5g、3.24mmol、1.0当量)のアセトニトリル(10mL)中冷却溶液に、76.1(0.395g、3.56mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.652g、4.21mmol、1.3当量)およびモレキュラシーブス(Molecular Seives)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.7%メタノールで溶出して、76.2(0.320g、46.71%;MS(ES):m/z212.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物76.3の合成:76.2(0.320g、1.51mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.362g、15.1mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な76.3(0.265g、88.70%;MS(ES):m/z198.05[M+H])を得た。
ステップ3−化合物76.4の合成:76.3(0.265g、1.34mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(6mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.230g、2.27mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(0.478g、1.74mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な76.4(0.160g、44.37%;MS(ES):m/z269.13[M+H])を得た。
ステップ4−化合物76.5の合成:76.4(0.160g、0.59mmol、1当量)のジオキサン(4mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(10mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、76.5(0.125g、98.33%;MS(ES):m/z205.05[M+HCl])を得た。
ステップ5−化合物76.5aおよび76.5bの合成:76.5の異性体(0.8g)を、カラム(CHIRAL PAK AD−H 250×4.6mm、5μM)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.3%ジエチルアミンを使用して分離して、純粋な76.5a画分−1および76.5b画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で蒸発させて、純粋な76.5a(0.07g)を得た。MS(ES):m/z205.05[M+H]。FR−bを減圧下30℃で蒸発させて、純粋な76.5b(0.07g;MS(ES):m/z205.05[M+H])を得た。
ステップ6−化合物76.6の合成:一般手順Aを使用してコアAから化合物を合成して、76.6(収率:56.86%;MS(ES):m/z398.14[M+H])を得た。
ステップ7−化合物76.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、76.7(0.050g、53.66%;MS(ES):m/z530.55[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−148の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−148(0.025g、61.66%;MS(ES): m/z 430.55 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 97.71%, キラルHPLC:49.58%, 50.19%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97 (s, 1H),8.23-8.21 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.11-8.09 (d, J=8.4Hz,1H), 7.94-7.93 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.19-7.18 (d, J=5.6Hz, 1H),6.26-6.24 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.08-4.77 (m, 2H), 4.54-4.46(m, 1H), 3.90-3.82 (m, 1H), 2.91-2.90 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.18-2.13 (m,2H), 1.89-1.69 (m, 2H), 1.57-1.49 (m, 1H), 1.36-1.31 (m, 1H))を得た。
(実施例77)
7−アミノ−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−5−((2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−245)
Figure 2022502515

スキーム77:
Figure 2022502515
ステップ−化合物77の合成:コア合成の一般手順を使用して化合物を合成して、77を得た。(収率:62.00%;MS(ES):m/z421.9[M+H])。
ステップ2−化合物77.2の合成:77(0.5g、1.19mmol、1.0当量)および77.1(0.267g、1.42mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(5mL)中冷却溶液に、0℃でカリウムtert−ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M;2.38mL、2.38mmol、2.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な77.2(0.482g、収率:70.98%;MS(ES):m/z572.24[M+H])を得た。
ステップ3−化合物77.3の合成:77.2(0.482g、0.84mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:水(6mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.201g、8.4mmol、10当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な77.3(0.370g、収率:80.73%;MS(ES):m/z544.21[M+H])を得た。
ステップ4−化合物77.5の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、77.5(0.250g、収率:58.60%;MS(ES):m/z627.28[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−245の合成:77.5(0.060g、0.095mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−245(0.025g、収率:58.49%;MS(ES): m/z 447.62 [M+H]+; LCMS純度:98.97%; HPLC純度: 96.75%; キラルHPLC:49.95%, 50.02%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.09 (s, 1H),8.65 (bs, 1H), 8.28-8.26 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.14-8.12 (d,J=8.8Hz, 1H), 8.08-8.04 (t, J=6.8Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J=8.4Hz,1H), 7.70 (bs, 1H), 7.65-7.63 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.57-7.54 (d, J=5.6Hz,1H), 6.47-6.44 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 4.35-4.31 (m, 1H), 3.21(s, 3H), 2.14-2.01 (m, 2H), 1.56 (s, 1H), 1.25 (s, 2H))を得た。
(実施例78)
N−((S)−2,2−ジフルオロシクロブチル)−5−((1−((3S,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−333)
Figure 2022502515

スキーム78:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物78.2の合成:78(5.0g、32.44mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)中冷却溶液に、78.1(3.7g、32.44mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で15分間さらに撹拌した。N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.0g、42.17mmol、1.3当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.989g、8.11mmol、0.25当量)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、78.2(3.0g、収率:36.51%;MS(ES):m/z254.10[M+H])を得た。
ステップ2−化合物78.3の合成:水素化ナトリウム(0.568g、23.7mmol、2当量)のジメチルホルムアミド(4mL)中懸濁液に、0℃で78.2(3.0g、11.85mmol、1.0当量)を添加し、15分間撹拌し、続いてヨウ化メチル(1.8g、13.03mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料(1.5g)を得た。この粗製の材料(1.5g、5.61mmol、1.0当量)をテトラヒドロフラン:水(15mL、2:1)中に溶解させ、水酸化リチウム(0.561g、56.1mmol、10当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な78.3(1.2g、収率:80.00%;MS(ES):m/z254.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物78.4の合成:78.3(1.2g、4.74mmol、1.0当量)のtert−ブタノール(15mL)中溶液に、窒素下トリエチルアミン(0.813g、8.05mmol、1.7当量)およびジフェニルホスホリルアジド(1.6g、6.16mmol、1.3当量)を添加し、続いて80℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中22%酢酸エチルで溶出して、純粋な78.4(1.1g、収率:71.57%;MS(ES):m/z325.17[M+H])を得た。
ステップ4−化合物78.5の合成:78.4(1.1g、3.39mmol、1当量)のジオキサン(11mL)中冷却溶液に、ジオキサン中4N塩酸(15mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、純粋な78.5(0.9g、収率:80.59%;MS(ES):m/z225.12[M+H])を得た。
ステップ5−化合物78.5aおよび78.5bの合成:78.5の異性体(0.1g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な78.5a(0.280g;MS(ES):m/z225.12[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な78.5b(0.280g;MS(ES):m/z225.12[M+H])を得た。
ステップ6−化合物78.6の合成:一般手順Aを使用してコアAから化合物を合成して、78.6(収率:67.72%;MS(ES):m/z406.12[M+H])を得た。
ステップ7−化合物78.7の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、78.7(0.140g、収率:68.89%;MS(ES):m/z604.27[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−333の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−333(0.025g、収率:74.93%;MS(ES): m/z 504.61 [M+H]+; LCMS純度:95.00%; HPLC純度: 98.98%; キラルHPLC:47.20%, 49.19%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.92-8.91 (d,J=3.6Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.22-8.20 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.16-8.13(m, 1H), 7.97-7.96 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.38-7.36 (d, J=6.8Hz, 1H),6.31-6.27 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.14 (bs, 1H), 5.08-5.02 (m,1H), 4.14 (bs, 1H), 4.02 (bs, 1H), 3.63-3.57 (t, J=12Hz, 1H), 3.46 (s,2H), 3.15 (bs, 3H), 2.93-2.91 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.56 (bs, 2H), 1.24(bs,4H))を得た。
(実施例79)
5−((6−フルオロ−2−オキソ−2H−[1,2’−ビピリジン]−3−イル)アミノ)−N−((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−474)
Figure 2022502515

スキーム79:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物79.1の合成:79(1.0g、7.81mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、重炭酸ナトリウム(2.6g、31.24mmol、4.0当量)を添加した。臭化ベンジル(2.9g、17.18mmol、2.2当量)を反応混合物に添加し、反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な79.1(0.650g、収率:27.00%;MS(ES):m/z309.14[M+H])を得た。
ステップ2−化合物79.3の合成:79.1(0.2g、0.64mmol、1.0当量)および79.2(0.121g、0.76mmol、1.2当量)の1,4−ジオキサン(8mL)中溶液に、炭酸カリウム(0.176g、1.28mmol、2.0当量)を添加し、アルゴンで15分間脱気した。ヨウ化銅(0.024g、0.12mmol、0.2当量)および1,2−ジメチルエチレンジアミン(0.022g、0.25mmol、0.4当量)を添加し、反応混合物をアルゴンで5分間再度脱気し、続いて110℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.2%メタノールで溶出して、純粋な79.3(0.162g、収率:64.80%;MS(ES):m/z386.16[M+H])を得た。
ステップ3−化合物79.4の合成:79.3(0.162g、0.42mmol、1.0当量)のジクロロメタン(2mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、79.4(0.070g、収率:81.17%;MS(ES):m/z206.07[M+H])を得た。
ステップ4−化合物79.5の合成:一般手順Aを使用してコアAから化合物を合成して、79.5(収率:51.08%;MS(ES):m/z384.81[M+H])を得た。
ステップ5−化合物79.6の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、79.6(0.040g、収率:39.69%、MS(ES):m/z553.21[M+H])を得た。
ステップ6−化合物I−474の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、I−474(0.027g、収率:82.44%、MS(ES): m/z 453.32 [M+H]+, LCMS純度:98.02%, HPLC純度: 96.56%, キラルHPLC:97.82%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.21 (s, 1H), 8.48-8.44(t, J=8.4Hz, 1H), 8.26-8.25 (d, J=3.2Hz, 1H), 8.18 (bs, 1H),7.94-7.90 (m, 2H), 7.82-7.81 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H),7.16-7.14 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.00-6.97 (m, 1H), 5.78 (s, 1H), 4.86 (bs,1H), 2.88-2.87 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.19-2.15 (t, J=8Hz, 1H),1.91-1.87 (m, 1H), 1.17-1.08 (m, 1H))を得た。
(実施例80)
N−シクロプロピル−7−(メチルアミノ)−5−(8−(メチルアミノ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−478)
Figure 2022502515

スキーム80:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物80.2の合成:80(5.0g、25.38mmol、1.0当量)のトルエン(120mL)中溶液に、80.1(3.6g、30.45mmol、1.2当量)、炭酸セシウム(12.4g、38.07mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.1g、1.26mmol、0.05当量)および4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(1.4g、2.53mmol、0.1当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中3%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な80.2(4.3g、収率:71.41%;MS(ES):m/z238.13[M+H])を得た。
ステップ2−化合物80.3の合成:80.2(4.3g、18.14mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(43mL)中溶液に、0℃でN−ブロモスクシンイミド(3.2g、18.14mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中5%酢酸エチルで溶出して、純粋な80.3(2.05g、35.78%;MS(ES):m/z317.04[M+H])を得た。
ステップ3−化合物80.4の合成:80.3(1.0g、3.16mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(3.16mL、4.74mmol、1.5当量)を添加し、15分間撹拌した。トリイソプロピルボレート(1.1g、6.32mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な80.4を得た。(0.810g、91.11%;MS(ES):m/z282.14[M+H])。
ステップ4−化合物80.5の合成:一般手順Aを使用してコアAから化合物を合成して、80.5を得た。(収率:57.16%;MS(ES):m/z366.82[M+H])。
ステップ5−化合物80.6の合成:80.5(0.2g、0.54mmol、1.0当量)、80.4(0.197g、0.70mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.143g、1.35mmol、2.5当量)の1,4−ジオキサン:水(10mL、9:1)中撹拌混合物に通してアルゴンを15分間パージした。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.039g、0.054mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応混合物を110℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、80.6(0.1g、32.28%;MS(ES):m/z567.28[M+H])を得た。
ステップ6−化合物I−478の合成:80.6(0.052g、0.091mmol、1.0当量)のジクロロメタン(2mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−478(0.025g、72.37%;MS(ES): m/z 377.72 [M+H]+; LCMS純度:95.00%; HPLC純度: 97.78%; 1H NMR (DMSO-d6,400MHZ): 8.90 (s, 1H), 8.44-8.42 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.09-8.08 (d, J=4Hz,1H), 7.68-7.66 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.08 (bs, 1H),6.90-6.89 (m, 1H), 6.65 (s, 1H), 6.25-6.23 (d, J=8Hz, 1H), 3.51(s, 1H), 3.11-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.96-2.95 (d, J=4.8Hz,3H), 0.77-0.75 (d, J=5.2Hz, 2H), 0.53 (bs, 2H))を得た。
(実施例81)
N−((cis−1,2)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−(1−イソプロピル−6−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−492)
Figure 2022502515

スキーム81:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物81.1の合成:81(2.0g、7.29mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、N,N−ジメチルアミノピリジン(0.088g、0.72mmol、0.1当量)、続いてジ−tert−ブチルジカーボネート(3.1g、14.58mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、81.1(1.7g、収率:62.26%;MS(ES):m/z375.02[M+H])を得た。
ステップ2−化合物81.2の合成:脱気した81.1(1.5g、4.01mmol、1.0当量)およびヘキサメチル二スズ(5.2g、16.04mmol、4.0当量)のトルエン(70mL)中溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.463g、0.40mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物をN下90℃で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶出液としてヘキサン中5.0%酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な81.2(1.62g、収率:98.30%;MS(ES):m/z412.08[M+H])を得た。
ステップ3−化合物81.3の合成:コアB合成の一般手順を使用して化合物を合成して、81.3(収率:45%;MS(ES):m/z345.10[M+H])を得た。
ステップ4−化合物81.4の合成:脱気した81.2(1.7g、4.11mmol、2.9当量)および81.3(0.5g、1.42mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(25mL)中溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.164g、0.142mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物を110℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中65%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な81.4(0.730g、収率:31.71%;MS(ES):m/z557.25[M+H])を得た。
ステップ5−化合物81.5の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、81.5を得た。(0.510g、収率:85.18%;MS(ES):m/z457.19[M+H])。
ステップ6−化合物81.6の合成:81.5(0.510g、1.11mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、臭化イソプロピル(0.341g、2.77mmol、2.5当量)および炭酸セシウム(1.0g、3.33mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、81.6(0.460g、収率:82.58%;MS(ES):m/z499.24[M+H])を得た。
ステップ7−化合物81.7の合成:81.6(0.460g、0.92mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.110g、4.6mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な81.7(0.380g、収率:87.53%;MS(ES):m/z471.21[M+H])を得た。
ステップ8−化合物81.9の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、81.9(0.290g、収率:66.54%;MS(ES):m/z540.27[M+H])を得た。
ステップ9−化合物I−492の合成:81.9(0.050g、0.092mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−492(0.023g、収率:55.22%;MS(ES): m/z 450.46 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.59%; キラルHPLC:49.84%, 50.16%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.90-8.87 (d, J=8.4Hz,1H), 8.65-8.63 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.56 (bs, 1H), 8.34 (bs, 1H), 8.19-8.18(d, J=4.8Hz, 1H), 6.73-7.71 (t, J=8.4Hz, 1H), 6.69 (bs, 1H),5.51-5.50 (d, J=3.6Hz, 1H), 5.08-5.05 (m, 1H), 4.60-4.57 (m, 1H), 4.43(bs, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.13-3.11 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.15-2.06 (m, 3H), 1.86-1.84(m, 1H), 1.58-1.57 (d, J=6Hz, 6H))を得た。
(実施例82)
N−シクロプロピル−5−(7−((3S,4R)−3−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−818)
Figure 2022502515

スキーム82:
Figure 2022502515
化合物82の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、82(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
化合物82.2の合成:82(2.0g、4.69mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中溶液および82.1(0.703g、7.03mmol、1.5当量)に、p−トルエンスルホン酸(0.089g、0.46mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を110℃で36時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、82.2(1.1g、収率:44.54%;MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。
化合物82.2aおよび82.2bの合成:82.2の異性体(1.1g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒として_HEX_IPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な82.2a(0.420g;MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な82.2b(0.430g;MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。
化合物82.3の合成:82.2a(0.420g、0.79mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.094g、3.95mmol、5.0当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な82.3(0.360g、収率:90.54%;MS(ES):m/z499.20[M+H])を得た。
化合物82.5の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、82.5(0.060g、収率:69.55%;MS(ES):m/z538.25[M+H])を得た。
化合物I−818の合成:82.5(0.060g、0.11mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−818(0.035g、収率:70.08%;MS(ES): m/z 448.77 [M+H]+; LCMS純度:99.17%; HPLC純度: 97.99%; キラルHPLC:99.57%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.84-8.82 (d, J=7.2Hz,1H), 8.63 (s, 1H), 8.47-8.45 (d, J=6Hz, 1H), 8.40-8.39 (d, J=3.2Hz,1H), 8.31 (s, 1H), 8.10-8.09 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.31-7.28 (d, J=6.4Hz,1H), 6.66 (s, 1H), 5.34-5.32 (d, J=5.6Hz, 2H), 4.60 (bs, 1H), 4.06-4.03(m, 2H), 3.95-3.90 (m, 1H), 3.61-3.52 (t, J=11.6Hz, 1H), 3.09-3.08 (d,J=4.4Hz, 3H), 2.90 (bs, 1H), 2.10 (bs, 1H), 1.76 (bs, 1H), 0.88-0.87 (d, J=6.4Hz,2H), 0.63 (bs, 2H))を得た。
(実施例83)
N−((trans−1,2)−2−フルオロシクロブチル)−5−(7−((3S,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−826)
Figure 2022502515

スキーム83:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物83の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、83(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ2−化合物83.2の合成:83(2.0g、4.69mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中溶液および83.1(0.604g、7.03mmol、1.5当量)に、p−トルエンスルホン酸(0.089g、0.46mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を110℃で36時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、83.2(0.910g、収率:37.86%;MS(ES):m/z513.22[M+H])を得た。
ステップ3−化合物83.2aおよび83.2bの合成:83.2の異性体(0.910g)を、カラムCHIRALPAK AD−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒として_HEX_IPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な83.2a(0.330g;MS(ES):m/z513.22[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な83.2b(0.320g;MS(ES):m/z513.22[M+H])を得た。
ステップ4−化合物83.3の合成:83.2a(0.650g、1.26mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(12mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.151g、6.3mmol、5.0当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な83.3(0.550g、収率:89.51%;MS(ES):m/z485.19[M+H])を得た。
ステップ5−化合物83.5の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、83.5(0.160g、収率:73.60%;MS(ES):m/z556.24[M+H])を得た。
ステップ6−化合物I−826の合成:83.5(0.040g、0.072mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−826(0.020g、収率:59.68%;MS(ES): m/z 466.72 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 100%; キラルHPLC :49.43%, 49.11%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.94-8.92 (d,J=7.6Hz, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.59-8.57 (d, J=8Hz, 1H), 8.32 (s, 1H),8.19-8.17 (d, J=6.4Hz, 1H), 8.12-8.11 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.29-7.25(t, J=6.8Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.99-5.98 (d, J=4.4Hz, 1H), 5.89(bs, 1H), 4.93 (bs, 1H), 4.68 (bs, 1H), 4.61-4.53 (m, 1H), 4.37-4.24 (m,3H), 3.72-3.69 (m, 1H), 3.09-3.08 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.22 (bs, 2H),1.90-1.81 (m, 1H), 1.50-1.43 (m, 1H))を得た。
(実施例84)
5−(7−((3R,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((cis−1,2)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−939)
Figure 2022502515

スキーム84:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物84の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、84(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ2−化合物84.2の合成:1(3.0g、7.04mmol、1.0当量)のトルエン(35mL)中溶液に、84.1(1.05g、10.56mmol、1.5当量)およびp−トルエンスルホン酸(0.121g、0.70mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を120℃で48時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、84.2(1.3g、収率:35.09%;MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。
ステップ3−化合物84.3の合成:84.2(1.3g、2.47mmol、1.0当量)のジクロロメタン(15mL)中溶液に、−30℃でジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(1.62mL、12.35mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した。次いで反応混合物を0℃に温め、0℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中0.8%メタノールで溶出して、84.3(0.450g、収率:34.48%;MS(ES):m/z529.23[M+H])を得た。
ステップ4−化合物84.3aおよび84.3bの合成:84.3の異性体(0.3g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な84.3a(0.093g;MS(ES):m/z529.23[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な84.3b(0.100g;MS(ES):m/z529.23[M+H])を得た。
ステップ5−化合物84.4の合成:84.3a(0.093g、0.17mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.020g、0.85mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な84.4(0.060g、収率:68.13%;MS(ES):m/z501.20[M+H])を得た。
ステップ6−化合物84.6の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、84.6(0.045g、収率:65.90%;MS(ES):m/z570.26[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−939の合成:84.6(0.045g、0.079mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−939(0.025g、収率:66.00%;MS(ES): m/z 480.31 [M+H]+; LCMS純度:98.00%; HPLC純度: 96.72%; キラルHPLC:47.44%, 49.20%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.32-9.31 (d, J=7.2Hz,1H), 8.72 (s, 1H), 8.61-8.59 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.27-8.26(d, J=5.6Hz, 1H), 8.08-8.06 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.24-7.20 (t, J=6.8Hz,1H), 6.68 (s, 1H), 5.55 (bs, 1H), 5.35 (bs, 1H), 4.59 (bs, 1H), 4.38 (bs, 2H),3.90 (bs, 2H), 3.82-3.77 (t, J=11.2Hz, 1H), 3.10-3.08 (t, J=4.8Hz,3H), 2.15-2.03 (m, 4H), 1.82 (bs, 1H), 1.24 (bs, 1H), 1.04-1.02 (d,J=6Hz, 1H))を得た。
(実施例85)
5−(1−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((cis−1,2)−2−ヒドロキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−592)
Figure 2022502515

スキーム85:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物85.1の合成:化合物85(2.0g、16.66mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、トリエチルアミン(3.3g、33.32mmol、2.0当量)を添加した。10分後、4−トルエンスルホニルクロリド(3.4g、18.32mmol、1.1当量)を反応混合物中に室温で少しずつ添加し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(0.203g、1.66mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物を同一温度で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、85.1(2.4g、収率:52.55%;MS(ES):m/z275.07M+H])を得た。
ステップ2−化合物85.1aおよび85.1bの合成:85.1の異性体(0.6g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な85.1a(0.240g;MS(ES):m/z275.07[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な85.1b(0.252g;MS(ES):m/z275.07[M+H])を得た。
ステップ3−化合物85.2の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、85.2(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ4−化合物85.3の合成:85.2(0.150g、0.35mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、85.1a(0.239g、0.87mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(0.341g、1.05mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、85.3(0.074g、収率:39.80%;MS(ES):m/z529.23[M+H])を得た。
ステップ5−化合物85.4の合成:85.3(0.074g、0.14mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.016g、0.7mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な85.4(0.060g、収率:85.63%;MS(ES):m/z501.20[M+H])を得た。
ステップ6−化合物85.6の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、85.6(0.042g、収率:61.51%;MS(ES):m/z570.26[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−592の合成:85.6(0.042g、0.073mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−592(0.018g、収率:50.91%;MS(ES): m/z 480.52 [M+H]+; LCMS純度:98.21%; HPLC純度: 98.46%; キラルHPLC:45.33%, 46.62%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.09-9.08 (d, J=6Hz,1H), 9.01 (bs, 1H), 8.63 (bs, 1H), 8.40-8.39 (d, J=4.4Hz, 1H),8.38 (bs, 1H), 8.29-8.27 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.35-7.32 (m, 1H),6.77 (s, 1H), 5.54-5.53 (d, J=3.2Hz, 1H), 4.61 (bs, 1H), 4.44 (bs, 2H),4.15 (bs, 1H), 3.67-3.59 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.14-3.13 (d, J=4.4Hz,3H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.86 (bs, 1H), 1.56 (bs, 1H), 1.24 (bs, 3H), 0.90-0.87(m, 3H))を得た。
(実施例86)
N−((cis−1,2)−2−ヒドロキシシクロブチル)−5−(7−((3S,4R)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−868)
Figure 2022502515

スキーム86:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物86の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、86(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ2−化合物86.2の合成:86(1.37g、3.21mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、86.1(0.481g、4.81mmol、1.5当量)および炭酸セシウム(3.1g、9.63mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、86.2(1.05g、収率:62.07%;MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。
ステップ3−化合物86.3の合成:86.2(1.05g、1.99mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(12mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(60%;0.095g、3.98mmol、2.0当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.310g、2.18mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中0.6%メタノールで溶出して、86.3(1.0g、収率:92.77%;MS(ES):m/z541.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物86.3aおよび86.3bの合成:86.3の異性体(1.0g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な86.3a(0.410g)を得た。MS(ES):m/z541.25[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な86.3b(0.400g;MS(ES):m/z541.25[M+H])を得た。
ステップ5−化合物86.4の合成:86.3b(0.410g、0.75mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.090g、3.75mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な86.4(0.340g、収率:87.47%;MS(ES):m/z513.22[M+H])を得た。
ステップ6−化合物86.6の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、86.6を得た。(0.150g、収率:77.75%;MS(ES):m/z582.28[M+H])。
ステップ7−化合物I−868の合成:86.2(0.050g、0.086mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−868(0.025g、収率:59.17%;MS(ES): m/z 492.44 [M+H]+; LCMS純度:97.09%; HPLC純度: 94.95%; キラルHPLC:50.67%, 47.66%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.31-9.29 (d, J=7.2Hz,1H), 8.71 (bs, 1H), 8.61-8.59 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.49-8.48 (d, J=6Hz,1H), 8.31 (s, 1H), 8.07-8.06 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.27-7.24 (t, J=6.8Hz,1H), 6.68 (s, 1H), 5.57-5.56 (d, J=4Hz, 1H), 5.46 (bs, 1H), 4.63 (bs,1H), 4.44 (bs, 2H), 3.97 (bs, 3H), 3.52-3.45 (t, J=12.4Hz, 1H),3.10-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.22 (bs, 1H), 2.15-2.10 (m, 1H), 2.06-2.00(m, 2H), 1.84 (bs, 1H), 1.56 (bs, 1H), 1.24 (bs, 2H), 0.90-0.87 (m, 1H))を得た。
(実施例87)
5−(1−((3S,4S)−4−フルオロテトラヒドロフラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−624)
Figure 2022502515

スキーム87:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物87.1の合成:87(2.3g、26.74mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(6.4g)の混合物を120℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルによりさらに粉砕して、純粋な87.1(1.0g、収率:35.28%;MS(ES):m/z107.05[M+H])を得た。
ステップ2−化合物87.2の合成:化合物87.1(1.0g、9.43mmol、1.0当量)のジクロロメタン(12mL)中溶液に、トリエチルアミン(1.9g、18.86mmol、2.0当量)を添加した。10分後、4−トルエンスルホニルクロリド(1.9g、10.37mmol、1.1当量)を反応混合物中に室温で少しずつ添加し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(0.115g、0.94mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物を同一温度で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、87.2(1.1g、収率:44.84%;MS(ES):m/z261.06[M+H])を得た。
ステップ3−化合物87.3の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、87.3(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ4−化合物87.4の合成:87.3(1.1g、2.58mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、87.2(1.0g、3.87mmol、1.5当量)および炭酸セシウム(2.5g、7.74mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、87.4(0.710g、収率:53.50%;MS(ES):m/z515.22[M+H])を得た。
ステップ5−化合物87.5の合成:87.4(1.4g、2.72mmol、1.0当量)のジクロロメタン(18mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(7mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、87.5(1.0g、収率:86.60%;MS(ES):m/z425.17[M+H])を得た。
ステップ6−化合物87.5aおよび87.5bの合成:87.5の異性体(1.0g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な87.5a(0.280g;MS(ES):m/z425.17[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な87.5b(0.280g;MS(ES):m/z425.17[M+H])を得た。
ステップ7−化合物87.6の合成:87.5a(0.280g、0.66mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.079g、3.3mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な87.6(0.240g、収率:91.78%;MS(ES):m/z397.14[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−624の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、I−624(0.110g、収率:75.77%;MS(ES): m/z 480.72 [M+H]+; LCMS純度 :97.34%; HPLC純度: 98.01%; キラルHPLC:51.85%, 48.15%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.84-8.82 (d, J=8Hz,1H), 8.79 (s, 1H), 8.53-8.50 (dd, J=4Hz & 8.8Hz, 1H), 8.47-8.46 (d,J=4Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.30-8.28 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.40-7.37 (t, J=4.8Hz,1H), 6.85 (s, 1H), 5.87-5.77 (m, 1H), 5.59-5.45 (m, 1H), 4.51-4.36 (m, 3H),4.32-4.19 (m, 2H), 3.86-3.80 (m, 1H), 3.25-3.23 (m, 3H), 3.13-3.12 (d, J=4.8Hz,3H), 2.22-2.13 (m, 2H), 1.60-1.48 (m, 2H))を得た。
(実施例88)
5−(1−((3S,4S)−4−フルオロ−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−639)
Figure 2022502515

スキーム88:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物88.1の合成:化合物88(2.0g、9.75mmol、1.0当量)のジクロロメタン(25mL)中溶液に、トリエチルアミン(1.9g、19.5mmol、2.0当量)を添加した。10分後、4−トルエンスルホニルクロリド(2.0g、10.72mmol、1.1当量)を反応混合物中に室温で少しずつ添加し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(0.118g、0.97mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物を同一温度で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、88.1(3.5g、収率:99.93%;MS(ES):m/z360.12[M+H])を得た。
ステップ2−化合物88.2の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、88.2(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ3−化合物88.3の合成:88.2(2g、4.69mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、88.1(2.5g、7.03mmol、1.5当量)および炭酸セシウム(4.5g、14.07mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、88.3(0.710g、収率:24.67%;MS(ES):m/z614.28[M+H])を得た。
ステップ4−化合物88.4の合成:一般手順Cを使用して化合物を合成して、88.4(0.488g、収率:98.85%;MS(ES):m/z514.23[M+H])を得た。
ステップ5−化合物88.5の合成:化合物88.4(0.548g、1.06mmol、1.0当量)のメタノール(8mL)中溶液に、室温でパラホルムアルデヒド(0.159g、5.3mmol、5.0当量)を添加した。トリエチルアミン(0.321g、3.18mmol、3.0当量)および無水塩化亜鉛(0.015g、0.10mmol、0.1当量)を反応混合物に添加し、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、次いでシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.2g、3.18mmol、3.0当量)を反応混合物に少しずつ添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.0%メタノールで溶出して、88.5を得た。(0.460g、収率:81.71%;MS(ES):m/z528.25[M+H])。
ステップ6−化合物88.5aおよび88.5bの合成:88.5の異性体(0.460g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な87.5a(0.180g;MS(ES):m/z528.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な88.5b(0.180g;MS(ES):m/z528.25[M+H])を得た。
ステップ7−化合物88.6の合成:88.5b(0.180g、0.34mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.040g、1.7mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な88.6(0.160g、収率:93.88%;MS(ES):m/z500.2[M+H])を得た。
ステップ8−化合物87.8の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、88.8(0.140g、収率:75.02%;MS(ES):m/z583.29[M+H])を得た。
ステップ9−化合物I−639の合成:88.8(0.040g、0.068mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−639(0.021g、収率:62.11%;MS(ES): m/z 493.44 [M+H]+; LCMS純度:97.79%; HPLC純度: 96.41%; キラルHPLC:49.52%; 49.10%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.80-8.78 (d, J=8Hz,1H), 8.70 (s, 1H), 8.52-8.50 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.46-8.45 (d, J=3.2Hz,1H), 8.39 (s, 1H), 8.34-8.33 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.38-7.35 (m, 1H), 6.74(s, 1H), 5.51-5.49 (m, 1H), 4.42-4.38 (t, J=8.4Hz, 1H), 3.82 (bs, 1H),3.24 (s, 3H), 3.14-3.12 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.43 (bs, 3H), 2.21-2.12 (m,2H), 1.55 (bs, 4H), 1.24 (bs, 2H), 0.90-0.87 (m, 1H))を得た。
(実施例89)
N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−5−(7−((3R,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−892)
Figure 2022502515

スキーム89:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物89の合成:I−818(実施例82)の実験プロトコールにより化合物を合成して、89(MS(ES):m/z527.24[M+H])を得た。
ステップ2−化合物89.1の合成:化合物89(1.5g、2.85mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.137g、5.7mmol、2当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.445g、3.13mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、89.1(1.1g、収率:71.43%;MS(ES):m/z541.62[M+H])を得た。
ステップ3−化合物89.1aおよび89.1bの合成:89.1の異性体(1.1g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:ACN(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な89.1a(0.400g;MS(ES):m/z541.62[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な88.1b(0.404g;MS(ES):m/z541.62[M+H])を得た。
ステップ4−化合物89.2の合成:89.1a(0.4g、0.739mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.085g、3.695mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な89.2(0.355g、収率:93.61%;MS(ES):m/z513.57[M+H])を得た。
ステップ5−化合物89.4の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、89.4を得た。(0.050g、収率:86.04%;MS(ES):m/z596.70[M+H])。
ステップ6−化合物I−892の合成:89.4(0.050g、0.084mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−892(0.025g、収率:58.91%;MS(ES): m/z 506.35 [M+H]+; LCMS純度:98.04%; HPLC純度: 97.69%; キラルHPLC:48.89%, 47.68%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.97-8.95 (d, J=7.6Hz,1H), 8.67 (s, 1H), 8.57-8.52 (m, 2H), 8.34 (s, 1H), 8.14-8.13 (d, J=4.8Hz,1H), 7.33-7.29 (t, J=7.2Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.47 (bs, 1H), 4.49-4.39(m, 2H), 4.09-4.01 (m, 3H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.67-3.61 (t, J=12Hz,1H), 3.26 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 3.11-3.10 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.42-2.35(m, 2H), 2.27-2.15 (m, 2H), 1.67-1.56 (m, 2H))を得た。
(実施例90)
N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−5−(1−((3S,4S)−3−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−665)
Figure 2022502515

スキーム90:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物90.1の合成:90(5.0g、50.0mmol、1.0当量)のアセトニトリル(80mL)中溶液に、ベンジルアルコール(54.0g、500mmol、10当量)、続いて過塩素酸リチウム(26.5g、250mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で18時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、90.1(3.0g、収率:28.84%;MS(ES):m/z209.11[M+H])を得た。
ステップ2−化合物90.2の合成:90.1(3.0g、14.42mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(35mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.692g、28.84mmol、2.0当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(8.1g、57.68mmol、3.0当量)を滴下添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを蒸留によりさらに精製して、純粋な90.2(2.7g、収率:84.32%;MS(ES):m/z223.13[M+H])を得た。
ステップ3−化合物90.3の合成:90.2(2.7g、12.16mmol、1.0当量)のメタノール(40ml)中溶液に、炭担持パラジウム(10%;1.6g)を添加した。水素を室温で4時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをn−ペンタンで粉砕することによりさらに精製して、純粋な90.3(1.5g、収率:93.44%;MS(ES):m/z133.08[M+H])を得た。
ステップ4−化合物904の合成:90.3(1.5g、11.36mmol、1.0当量)のジクロロメタン(15mL)中溶液に、0℃でトリエチルアミン(2.2g、22.72mmol、2.0当量)を添加した。同一温度で4−トルエンスルホニルクロリド(2.3g、12.49mmol、1.1当量)を反応混合物中に少しずつ添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、90.4(2.1g、収率:64.62%;MS(ES):m/z287.09[M+H])を得た。
ステップ5−化合物90.5の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、90.5(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ6−化合物90.6の合成:90.5(1.0g、2.34mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、90.4(1.3g、4.68mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(2.2g、7.02mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、90.6(0.850g、収率:67.05%;MS(ES):m/z541.25[M+H])を得た。
ステップ7−化合物90.6aおよび90.6bの合成:90.6の異性体(0.850g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な90.6a(0.380g;MS(ES):m/z541.25[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な89.6b(0.380g;MS(ES):m/z541.25[M+H])を得た。
ステップ8−化合物90.7の合成:90.6b(0.380g、0.70mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.084g、3.5mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な90.7(0.337g、収率:93.54%;MS(ES):m/z513.22[M+H])を得た。
ステップ9−化合物90.9の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、90.9を得た。(0.150g、収率:77.75%;MS(ES):m/z596.29[M+H])。
ステップ10−化合物I−665の合成:90.9(0.050g、0.084mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−665(0.025g、収率:59.17%;MS(ES): m/z 506.52 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 96.21%; キラルHPLC:49.67%, 48.14%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.80-8.78 (d, J=7.6Hz,1H), 8.76 (bs, 1H), 8.53 (bs, 1H), 8.41-8.40 (d, J=4Hz, 1H), 8.36 (bs,1H), 8.24-8.22 (d, J=5.2Hz, 1H), 7.33-7.27 (m, 1H), 6.85 (s, 1H),5.22 (bs, 1H), 4.42-4.38 (t, J=8.4Hz, 1H), 4.18-4.08 (m, 1H), 4.06 (bs,1H), 3.84-3.80 (m, 2H), 3.71-3.66 (t, J=10.8Hz, 1H), 3.56 (bs, 2H), 3.22(s, 3H), 3.12-3.11 (d, J=4.4Hz, 3H), 3.06 (bs, 3H), 2.16-2.12 (m, 2H),1.78 (bs, 1H), 1.59-1.49 (m, 2H))を得た。
(実施例91)
5−(1−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((cis−3,4)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−708)
Figure 2022502515

スキーム91:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物91.1の合成:91(20.0g、105.26mmol、1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(160mL)中撹拌溶液に、アルゴン下−70℃でn−ブチルリチウム(127mL、ヘキサン中2.5M、315.78mmol、3.0当量)を20分かけて滴下添加した。反応混合物を40分かけて−25℃に温め、室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を冷水をゆっくり添加することによりクエンチし、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中4%酢酸エチルで溶出して、純粋な91.1(4.5g、収率:21.64%;MS(ES):m/z199.04[M+H])を得た。
ステップ2−化合物91.3の合成:91.1(4.5g、22.72mmol、1.0当量)のキシレン(2.2mL)中溶液に、フッ化ナトリウム(0.095g、2.27mmol、0.1当量)を添加し、120℃にまで加熱した。1時間後、91.2(26.8mL、136.32mmol、6.0当量)を反応混合物に滴下添加し、反応混合物を120℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中2%酢酸エチルで溶出して、91.3(1.92g、収率:34.07%;MS(ES):m/z248.03[M+H])を得た。
ステップ3−化合物91.4の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、91.4(収率:83.64%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ4−化合物91.5の合成:91.4(1.0g、2.34mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、91.3(0.754g、3.04mmol、1.5当量)および炭酸セシウム(2.2g、7.02mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、90.5(0.5g、収率:42.43%;MS(ES):m/z503.20[M+H])を得た。
ステップ5−化合物91.5aおよび91.5bの合成:91.5の異性体(0.5g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な91.5a(0.160g;MS(ES):m/z503.20[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な91.5b(0.140g;MS(ES):m/z503.20[M+H])を得た。
ステップ6−化合物91.6の合成:91.5a(0.350g、0.69mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.165g、6.9mmol、10当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な91.6(0.310g、収率:93.81%;MS(ES):m/z475.16[M+H])を得た。
ステップ7−化合物91.8の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、91.8(0.140g、収率:76.59%;MS(ES):m/z560.22[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−708の合成:91.8(0.035g、0.062mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−708(0.021g、収率:71.52%;MS(ES): m/z 470.61 [M+H]+; LCMS純度:98.47%, HPLC純度: 96.61%; キラルHPLC:50.51%, 49.48%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.99-8.95 (t, J=7.6Hz,1H), 8.67 (bs, 1H), 8.43-8.41 (d, J=10.4Hz, 2H), 8.40 (bs, 1H), 8.31(bs, 1H), 7.34 (bs, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.77 (s, 1H), 5.69 (bs,1H), 4.31 (bs, 1H), 3.77-3.74 (m, 1H), 3.59-3.51 (m, 1H), 3.12-3.11 (d, J=4.8Hz,3H), 1.56 (bs, 1H), 1.24 (bs, 3H), 0.87 (bs, 1H))を得た。
(実施例92)
5−(1−((1S,2R)−2−フルオロシクロペンチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((cis−3,4)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−721)
Figure 2022502515

スキーム92:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物92.1の合成:92(2.0g、23.80mmol、1.0当量)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(5.0g)の混合物を120℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に移し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルによりさらに粉砕して、純粋な92.1(1.2g、収率:48.47%;MS(ES):m/z105.07[M+H])を得た。
ステップ2−化合物92.2の合成:化合物92.1(1.2g、11.53mmol、1.0当量)のジクロロメタン(15mL)中溶液に、トリエチルアミン(2.3g、23.06mmol、2.0当量)を添加した。10分後、4−トルエンスルホニルクロリド(2.4g、12.68mmol、1.1当量)を反応混合物中に室温で少しずつ添加し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(0.140g、1.15mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物を同一温度で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、92.2(0.9g、収率:30.23%;MS(ES):m/z259.08[M+H])を得た。
ステップ3−化合物92.3の合成:I−14/15(実施例12)の実験プロトコールにより化合物を合成して、92.3(収率:83.54%;MS(ES):m/z427.18[M+H])を得た。
ステップ4−化合物92.4の合成:92.3(0.5g、1.17mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、92.2(1.5g、5.85mmol、5.0当量)および炭酸セシウム(1.9g、5.85mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1%メタノールで溶出して、92.4(0.410g、収率:68.22%;MS(ES):m/z513.24[M+H])を得た。
ステップ5−化合物92.4aおよび92.4bの合成:92.4の異性体(0.410g)を、カラムCHIRALCEL OX−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA−ACN(70−30)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な92.4a(0.170g;MS(ES):m/z513.24[M+H])を得た。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な92.4b(0.170g;MS(ES):m/z513.24[M+H])を得た。
ステップ6−化合物92.5の合成:92.4a(0.170g、0.33mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.039g、1.65mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な92.5(0.147g、収率:91.48%;MS(ES):m/z485.21[M+H])を得た。
ステップ7−化合物92.7の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、91.7(0.140g、収率:81.01%、MS(ES):570.26[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−721の合成:92.7(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−721(0.023g、収率:68.31%;MS(ES): m/z 480.34 [M+H]+; LCMS純度:96.69%; HPLC純度: 95.00%; キラルHPLC:49.15%, 49.75%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 9.01-8.95 (m,1H), 8.77 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.22 (bs, 1H), 7.74-7.70 (m, 2H), 7.31-7.28(m, 1H), 6.81-6.80 (d, J=4Hz, 1H), 5.62-5.61 (d, J=4.4Hz, 1H),5.16 (bs, 1H), 4.61-4.56 (m, 1H), 4.30 (bs, 1H), 4.04-3.98 (m, 3H), 3.61-3.55(m, 1H), 3.14-3.13 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.16-2.04 (m, 1H), 1.86 (bs, 1H),1.56 (bs, 1H), 1.24 (bs, 3H), 0.90-0.87 (m, 1H))を得た。
(実施例93)
N−((1R,2S)−2−フルオロシクロプロピル)−5−((2−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[5’,1’:2,3]ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7−カルボキサミド(I−751)
Figure 2022502515

スキーム93:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物93の合成:コアCの調製での手順を使用して化合物を合成した(1.9g、収率:68.79%)、MS(ES):m/z375.08[M+H]
ステップ2−化合物93.2の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、93.2(0.2g、収率:57.86%;MS(ES):m/z432.12[M+H])を得た。
ステップ3−化合物93.4の合成:一般手順Bを使用して化合物を合成して、92.4:(0.070g、収率:51.27%、MS(ES):m/z590.25[M+H])を得た。
ステップ4−化合物I−751の合成:93.4(0.070g、0.11mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−751(0.032g、収率:57.41%;MS(ES): m/z 471.16 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 96.74%; キラルHPLC:100%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.41 (s, 1H), 8.37(s, 1H), 8.18-8.26 (s, 1H), 8.18-8.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.70-7.69(d, J=4.4Hz, 1H), 7.48-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.33-6.29 (t, J=7.2Hz,1H), 5.00 (bs, 2H), 4.84 (bs, 1H), 4.30 (bs, 1H), 3.99 (bs, 2H), 3.65(bs, 3H), 3.52-3.46 (d, J=11.6Hz, 3H), 3.02 (bs, 1H), 1.76 (bs, 1H), 1.27-1.21 (m, 2H), 0.85 (bs, 1H))を得た。
(実施例94)
5−((1−イソプロピル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−メトキシシクロブチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[5’,1’:2,3]ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7−カルボキサミド(I−759)
Figure 2022502515

スキーム94:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物94の合成:コアCの調製での手順を使用して化合物を合成して、94(収率:53.98%;MS(ES):m/z403.11[M+H])を得た。
ステップ2−化合物94.2の合成:94(1.0g、2.48mmol、1.0当量)および94.1(0.453g、2.98mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中冷却溶液に、0℃でカリウムtert−ブトキシド(テトラヒドロフラン中1M;4.9mL、4.96mmol、2.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な94.2(0.682g、収率:52.98%;MS(ES):m/z519.57[M+H])を得た。
ステップ3−化合物94.3の合成:94.2(0.682g、1.32mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン:水(8mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.317g、13.2mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な94.3(0.480g、収率:74.41%;MS(ES):m/z491.52[M+H])を得た。
ステップ4−化合物94.5の合成:94.3(0.2g、0.407mmol、1.0当量)のジクロロメタン(3mL)中溶液に、プロピルホスホン酸無水物(0.235g、0.814mmol、2.0当量)を添加し、室温で15分間撹拌した。これにトリエチルアミン(0.112g、1.11mmol、3.0当量)を添加し、続いて94.4(0.067g、0.489mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中40%酢酸エチルで溶出して、94.5(0.168g、収率:71.83%;MS(ES):m/z574.65[M+H])を得た。
ステップ5−化合物I−759の合成:94.5(0.050g、0.086mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−759(0.023g、収率:58.19%;MS (ES):m/z 454.52 [M+H]+; LCMS純度:100%, HPLC純度: 95%; キラルHPLC:49.55%, 49.45%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.42 (s, 1H),8.37 (s, 1H), 8.29-8.28 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.97-7.95 (d,J=9.2Hz, 1H), 7.49-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.38-6.35 (t, J=7.2Hz,1H), 5.16-5.13 (m, 1H), 4.35-4.31 (m, 3H), 3.76-3.70 (m, 3H), 3.21 (s, 3H),2.18-2.05 (m, 2H), 1.56-1.49 (m, 1H), 1.45-1.41 (m, 1H), 1.36-1.34 (d, J=6.4Hz,6H))を得た。
(実施例95)
N−(2,2−ジフルオロシクロブチル)−5−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[5’,1’:2,3]ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7−カルボキサミド(I−771)
Figure 2022502515

スキーム95:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物95の合成:コアCの調製での手順を使用して化合物を合成して、95(収率:83.60%;MS(ES):m/z283.06[M+H])を得た。
ステップ2−化合物95.1の合成:95(2.0g、7.09mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中溶液に、0℃で臭化ベンジル(1.3g、7.79mmol、1.1当量)および炭酸セシウム(4.6g、14.18mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な95.1(1.42g、収率:53.84%;MS(ES):m/z373.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物95.3の合成:95.1(1.0g、2.68mmol、1.0当量)、95.2(1.1g、3.48mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(0.710g、6.7mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン:水(20mL、9:1)中撹拌溶液に通してアルゴンを15分間パージし、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.218mg、0.26mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応物を110℃で6時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、95.3(0.562g、収率:37.78%;MS(ES):m/z555.23[M+H])を得た。
ステップ4−化合物95.4の合成:化合物95.3(0.562g、1.01mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(10mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、95.4(0.460g、収率:99.88%;MS(ES):m/z455.18[M+H])を得た。
ステップ5−化合物95.5の合成:95.4(0.481g、1.05mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール(8mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.126g、5.25mmol、5.0当量)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な95.5(0.410g、収率:90.85%;MS(ES):m/z427.15[M+H])を得た。
ステップ6−化合物95.7の合成:95.5(0.205g、0.48mmol、1.0当量)のジクロロメタン(3mL)中溶液に、プロピルホスホン酸無水物(0.305g、0.96mmol、2.0当量)を添加し、室温で15分間撹拌した。これにトリエチルアミン(1.5g、15.66mmol、3.0当量)を添加し、続いて95.6(0.082g、0.57mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中40%酢酸エチルで溶出して、95.7(0.149g、収率:60.12%;MS(ES):m/z516.19[M+H])を得た。
ステップ7−化合物95.9の合成:95.7(0.149g、0.28mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、95.8(0.128g、0.7mmol、2.5当量)および炭酸セシウム(0.4g、1.4mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、95.9(0.155g、収率:93.82%;MS(ES):m/z572.22[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−771の合成:95.9(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液に、炭素担持水酸化パラジウム(20%、0.02g)を添加した。水素を室温で48時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをn−ペンタンで粉砕することによりさらに精製して、純粋なI−771(0.019g、収率:56.39%;MS (ES):m/z 482.67 [M+H]+; LCMS純度:100%, HPLC純度: 98.50%; キラルHPLC:50.35%, 49.64%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.91 (bs, 1H),8.82-8.80 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.74 (s, 1H),8.43 (s, 2H), 8.41-8.40 (d, J=4.4Hz, 1H),7.31-7.28 (m, 1H), 6.09-6.05 (t, J=7.2Hz, 1H),5.14-5.11 (m, 3H), 5.09-5.05 (m, 3H), 4.42 (bs, 2H), 3.75(bs, 2H), 3.59 (bs, 2H), 1.71-1.66 (m, 1H))を得た。
(実施例96)
N−(2,2−ジフルオロシクロブチル)−5−(1−((1r,3S)−3−ヒドロキシシクロブチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[5’,1’:2,3]ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7−カルボキサミド(I−775)
Figure 2022502515

スキーム96:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物96の合成:コアCの調製での手順を使用して化合物96を合成して、96(収率:53.98%;MS(ES):m/z403.11[M+H])を得た。
ステップ2−化合物96.2の合成:96(4.5g、11.19mmol、1.0当量)、96.1(5.0g、14.54mmol、1.3当量)および炭酸ナトリウム(2.9g、27.97mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン:水(60mL、9:1)中撹拌混合物に通してアルゴンを15分間パージした。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.913g、1.11mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応混合物を110℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、95.2(3.5g、収率:53.59%;MS(ES):m/z585.24[M+H])を得た。
ステップ3−化合物96.3の合成:96.2(3.5g、5.99mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(30mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に撹拌し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、96.3(2.8g、収率:96.53%;MS(ES):m/z485.19[M+H])を得た。
ステップ4−化合物96.5の合成:96.3(1.2g、2.47mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(25mL)中溶液に、96.4(2.0g、6.17mmol、2.5当量)および炭酸セシウム(4.0g、12.35mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、96.5(0.9g、収率:56.36%;MS(ES):m/z645.28[M+H])を得た。
ステップ5−化合物96.6の合成:96.5(0.9g、1.39mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(12mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.166g、6.95mmol、5.0当量)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な95.6(0.805g、収率:93.51%;MS(ES):m/z617.25[M+H])を得た。
ステップ6−化合物96.8の合成:96.6(0.250g、0.40mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、プロピルホスホン酸無水物(0.174g、0.8mmol、2.0当量)を添加し、室温で15分間撹拌した。これにトリエチルアミン(0.12g、1.2mmol、3.0当量)を添加し、続いて96.7(0.051g、0.48mmol、1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中40%酢酸エチルで溶出して、96.8(0.208g、収率:72.70%;MS(ES):m/z706.29[M+H])を得た。
ステップ7−化合物I−775の合成:96.8(0.070g、0.099mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、0℃でトリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−775(0.021g、収率:42.73%;MS (ES):m/z 496.82 [M+H]+; LCMS純度:98.54%, HPLC純度: 97.70%, キラルHPLC:48.07%, 49.32%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.88 (bs, 1H),8.78-8.76 (d, J=8Hz, 1H), 8.58 (bs, 1H), 8.46 (bs, 1H), 8.42-8.40 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.28-7.25 (m, 1H), 6.82-6.80 (d, J=6.4Hz 1H),5.60-5.56 (t, J=6.8Hz, 1H),4.53 (bs, 1H), 4.42 (bs, 1H), 4.09 (bs, 1H), 3.74 (bs, 2H), 3.17-3.16 (d, J=4Hz,1H), 2.80 (bs, 2H), 1.71-1.66 (t, J=10.4Hz 1H), 1.54 (bs, 4H), 1.22 (bs,2H))を得た。
(実施例97)
N−((cis−3,4)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−5−(8−イソプロピルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−786)
Figure 2022502515

スキーム97:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物97.1の合成:97(10.0g、53.19mmol、1.0当量)のエタノール(100mL)中溶液に、重炭酸ナトリウム(4.9g、58.50mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で15分間撹拌した。次いでクロロアセトアルデヒド(Choroacetaldehyde)(4.13mL、58.50mmol、1.1当量)を反応混合物にゆっくり添加し、室温で18時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を希釈水酸化ナトリウム中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中20%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な97.1(5.4g、収率:47.88%;MS(ES):m/z212.9[M+H])を得た。
ステップ2−化合物97.2の合成:コアA合成の一般手順を使用して化合物を合成して、97.2(収率:45%;MS(ES):m/z345.10[M+H])を得た。
ステップ3−化合物97.3の合成:脱気した97.1(3.0g、14.15mmol、1.0当量)および97.2(4.8g、14.15mmol、1.0当量)のトルエン(40mL)中溶液に、ヘキサメチル二スズ(5.5g、16.98mmol、1.2当量)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.817g、0.70mmol、0.05当量)を添加し、反応混合物をN下110℃で16時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な97.3(0.970g、収率:25.25%;MS(ES):m/z442.19[M+H])を得た。
ステップ4−化合物97.4の合成:化合物97.3(0.4g、0.90mmol、1.0当量)のアセトニトリル(5ml)中溶液に、亜硝酸tert−ブチル(0.101g、0.99mmol、1.1当量)および臭化銅(II)(0.402g、1.8mmol、2.0当量)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.2%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な97.4(0.143g、収率:31.23%;MS(ES):m/z506.09[M+H])を得た。
ステップ5−化合物97.6の合成:97.4(0.143g、0.28mmol、1.0当量)、97.5(0.061g、0.36mmol、1.3当量)およびリン酸三カリウム(0.148g、0.7mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン:水(10mL、9:1)中撹拌混合物に通してアルゴンを15分間パージし、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.020g、0.028mmol、0.1当量)をこれに添加し、10分間さらにパージを行った。反応物を100℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.2%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な97.6(0.070g、収率:53.03%;MS(ES):m/z467.2[M+H])を得た。
ステップ6−化合物97.7の合成:97.6(0.070g、0.15mmol、1.0当量)のメタノール:水(4mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.036g、1.5mmol、10当量)を添加した。反応物を60℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な97.7(0.052g、収率:79.04%;MS(ES):m/z439.18[M+H])を得た。
ステップ7−化合物97.9の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、97.9(0.042g、67.64%;MS(ES):m/z524.24[M+H])を得た。
ステップ8−化合物I−786の合成:97.9(0.042g、0.080mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液に、炭素担持水酸化パラジウム(20%、0.025g)を添加した。水素を室温で4時間反応混合物に通してパージした。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをn−ペンタンで粉砕することによりさらに精製して、純粋なI−786(0.030g、収率:85.88%;MS (ES):m/z 436.2 [M+H]+; LCMS純度:97.25%; HPLC純度: 97.15%; キラルHPLC:49.91%, 50.09%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77 (s,1H), 8.54 (s, 1H), 8.24-8.22 (d, J=8Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.59-7.57 (d,J=7.2Hz, 1H), 7.26-7.24 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.09-7.07 (d, J=6.8Hz,1H), 6.73 (s, 1H), 5.36-5.34 (m, 1H), 4.00-3.93 (m, 3H), 2.90-2.88 (d, J=4.8Hz,3H), 1.36-1.34 (d, J=6Hz, 6H), 1.24 (bs, 2H), 1.08-1.04 (t, J=11.2Hz,1H), 0.90-0.87 (m, 1H))を得た。
(実施例98)
5−(1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((trans−1,2)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−792)
Figure 2022502515

スキーム98:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物98.2の合成:98(0.5g、2.11mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(15mL)中溶液に、98.1(0.429g、3.16mmol、1.5当量)、炭酸セシウム(2.4g、7.38mmol、3.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.193g、0.21mmol、0.1当量)および4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(0.243g、0.42mmol、0.2当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中18%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な98.2(0.460g、収率:85.43%;MS(ES):m/z255.12[M+H])を得た。
ステップ2−化合物98.3の合成:98.2(0.460g、1.80mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)(0.008g、0.045mmol、0.025当量)、パラジウム(II)ビス(トリフェニルホスフィン)ジクロリド(0.063g、0.09mmol、0.05当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでテトラブチルアンモニウムヨージド(1.3g、3.6mmol、2.0当量)、トリエチルアミン(4mL)およびエチニルトリメチルシラン(0.352g、3.6mmol、2.0当量)をアルゴン雰囲気下で添加し、5分間再度脱気した。反応物を100℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中12%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な98.3(0.277g、収率:56.39%;MS(ES):m/z273.14[M+H])を得た。
ステップ3−化合物98.4の合成:98.3(0.277g、1.01mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)および水(0.36mL、20.2mmol、20.0当量)中溶液に、0℃でテトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(テトラヒドロフラン中1M)(0.316g、1.21mmol、1.2当量)を滴下添加し、反応混合物を0℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中14%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な98.4(0.2g、収率:98.23%;MS(ES):m/z201.09[M+H])を得た。
ステップ4−化合物98.5の合成:98.4(0.2g、1.00mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)(0.190g、1.00mmol、1.0当量)を添加し、反応混合物を140℃で3時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中18%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な98.5(0.180g、収率:90.00%;MS(ES):m/z201.10[M+H])を得た。
ステップ5−化合物98.6の合成:98.5(0.180g、0.9mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.240g、1.35mmol、1.5当量)を少しずつ添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、98.6(0.123g、収率:49.02%;MS(ES):m/z280.0[M+H])を得た。
ステップ6−化合物98.7の合成:コア合成の一般手順を使用して化合物を合成して、98.7(収率:45%;MS(ES):m/z345.10[M+H])を得た。
ステップ7−化合物98.8の合成:脱気した98.7(1.0g、2.90mmol、1.0当量)およびヘキサメチル二スズ(3.7g、11.6mmol、4.0当量)のトルエン(50mL)中溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.334g、0.29mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物をN下110℃で1時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製の残留物を得、これを溶出液としてヘキサン中5%酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な98.8(0.3g、収率:21.86%;MS(ES):m/z474.11[M+H])を得た。
ステップ8−化合物98.9の合成:98.8(0.2g、0.42mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(8mL)中溶液に、98.6(0.117g、0.42mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.024g、0.021mmol、0.05当量)および銅(I)チオフェン−2−カルボキシレート(0.008g、0.042mmol、0.1当量)をアルゴン雰囲気下で添加し、反応混合物を110℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な98.9(0.050g、収率:23.26%;MS(ES):m/z509.23[M+H])を得た。
ステップ9−化合物98.10の合成:98.9(0.070g、0.13mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL;2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.031g、1.3mmol、10.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な98.10(0.064g、収率:96.77%;MS(ES):m/z481.19[M+H])を得た。
ステップ10−化合物98.12の合成:一般手順Aを使用して化合物を合成して、98.12(0.042g、収率:85.25%;MS(ES):m/z564.27[M+H])を得た。
ステップ11−化合物I−792の合成:98.12(0.025g、0.044mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−792(0.015g、収率:71.42%;MS (ES):m/z 474.51 [M+H]+; LCMS purit : 99.45%; HPLC純度:98.97%; キラルHPLC: 49.16%, 49.72%; 1H NMR(DMSO-d6, 400MHZ): 8.78-8.76 (d, J=8Hz, 1H), 8.65 (s,1H), 8.51-8.48 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.46-8.45 (d, J=4.4Hz, 1H), 8.38(s, 1H), 7.28-7.27 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.36-7.32 (m, 1H), 6.78 (s, 1H),4.42-4.38 (m, 1H), 4.13 (bs, 2H), 3.84-3.82 (d, J=8.4Hz, 3H), 3.51 (s,1H), 3.23 (s, 3H), 3.11-3.10 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.20-2.13 (m, 2H),1.57-1.48 (m, 2H), 1.24 (bs, 2H))を得た。
(実施例99)
5−(1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−793)および5−(1−((1R,5S,6r)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−794)
Figure 2022502515

スキーム99:
Figure 2022502515
ステップ1−化合物I−793およびI−794の合成:I−792の異性体(0.075g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5μm)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。
FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−793(0.025g;MS (ES): m/z473.7 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 99.44%; キラルHPLC純度:96.65%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.75 (d, J=7.6Hz,1H), 8.64 (s, 1H), 8.49-8.47 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.45-8.44 (d, J=4Hz,1H), 8.37 (s, 1H), 7.27-7.26 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.35-7.31 (m, 1H), 6.77(s, 1H), 4.14-4.12 (m, 2H), 3.83-3.81 (d, J=8Hz, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.22(s, 3H), 3.10-3.09 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.20-2.12 (m, 3H), 1.58-1.47 (m,2H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋なI−794(0.027g;MS (ES): m/z473.51 [M+H]+; LCMS純度:100%; HPLC純度: 98.86%; キラルHPLC純度:97.20%; 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.77-8.75 (d, J=7.6Hz,1H), 8.64 (s, 1H), 8.50-8.47 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.45-8.44 (d, J=4Hz,1H), 8.37 (s, 1H), 7.27-7.26 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.35-7.33 (m, 1H), 6.77(s, 1H), 4.14-4.12 (m, 2H), 3.83-3.81 (d, J=8Hz, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.22(s, 3H), 3.10-3.09 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.19-2.12 (m, 3H), 1.58-1.47 (m,2H), 1.23 (bs, 2H))を得た。
(実施例100)
5−(1−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−920)
Figure 2022502515

スキーム100:
Figure 2022502515
化合物100の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物100を合成して、100を得た。(収率:83.64%)。MS(ES):m/z427.18[M+H]
化合物100.1の合成。100(0.3g、0.70mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(6mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.294g、7.0mmol、10当量)を添加した。反応物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な100.1を得た。(0.240g、収率:85.63%)。MS(ES):m/z399.15[M+H]
化合物100.3の合成。一般手順Aを使用して化合物100.3を合成して、100.3を得た。(0.175g、収率:60.33%)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物100.5の合成。100.3(0.175g、0.36mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、100.4(0.119g、0.72mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(0.351g、1.08mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で7時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.8%メタノールで溶出して、100.5を得た。(0.150g、収率:72.84%)。MS(ES):m/z567.2[M+H]
化合物I−920の合成:100.5(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−920(0.025g、収率:74.32%)を得た。MS(ES):m/z 477.41 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 98.34%, キラルHPLC:48.72%, 48.75%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.78-8.76 (d,J=7.2Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.55-8.53 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.39 (s,2H), 8.29-8.28 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.35(s, 2H), 4.43-4.39 (m, 1H), 3.24 (s, 6H), 3.10-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H),2.90 (s, 3H), 2.21-2.13 (m, 2H), 1.56 (bs, 3H).
(実施例101)
N−(2−メトキシシクロブチル)−5−(1−((1s,3S)−3−メトキシシクロブチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−925)
Figure 2022502515

スキーム101:
Figure 2022502515
化合物101.1の合成。1(4.0g、22.72mmol、1.0当量)のメタノール(40mL)中溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.949g、24.99mmol、1.1当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な101.1を得た。(2.78g、収率:68.71%)、MS(ES):m/z178.23[M+H]
化合物101.3の合成。101.1(2.78g、15.61mmol、1.0当量)および101.2(3.1g、18.73mmol、1.2当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中冷却溶液に、トリフェニルホスフィン(8.1g、31.22mmol、2.0当量)を添加し、反応混合物を5分間撹拌した。ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(6.1mL、31.22mmol、2.0当量)を滴下添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、1N水酸化ナトリウム溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中6%酢酸エチルによりさらに精製して、101.3を得た。(2.8g、収率:54.84%)、MS(ES):m/z328.11[M+H]
化合物101.4の合成。101.3(2.8g、8.56mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン:水(4mL、2:1)中溶液に、水酸化ナトリウム(1.7g、42.8mmol、5.0当量)を添加した。反応物を45℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な101.4を得た。(1.1g、収率:72.15%)。MS(ES):m/z178.23[M+H]
化合物101.5の合成。化合物101.4(1.1g、6.1mmol、1.0当量)のジクロロメタン(15mL)中溶液に、トリエチルアミン(1.2g、12.2mmol、2.0当量)を添加した。10分後、4−トルエンスルホニルクロリド(1.2g、6.71mmol、1.1当量)を室温で反応混合物中に少しずつ添加し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(0.074g、0.61mmol、0.1当量)を添加し、反応混合物を同一温度で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中12%酢酸エチルで溶出して、101.5を得た。(1.6g、収率:77.99%)。MS(ES):m/z333.1[M+H]
化合物101.6の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物を合成して、101.6を得た。(収率:83.64%)、MS(ES):m/z427.18[M+H]
化合物101.7の合成。101.6(0.5g、1.17mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、101.5(0.776g、2.34mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(1.14g、3.51mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、101.7を得た。(0.295g、収率:42.89%)。MS(ES):m/z587.2[M+H]
化合物101.8の合成。化合物101.7(0.295g、0.50mmol、1.0当量)をジクロロメタン(8mL)中に溶解させ、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を反応混合物に添加した。反応物を50℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、純粋な101.8を得た。(0.195g、収率:78.10%)。MS(ES):m/z497.2[M+H]
化合物101.9の合成。101.8(0.195g、0.39mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.02g、0.78mmol、2当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.060g、0.42mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.9%メタノールで溶出して、101.9を得た。(0.180g、収率:89.77%)。MS(ES):m/z511.24[M+H]
化合物101.10の合成。101.9(0.180g、0.35mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(5mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.147g、3.5mmol、10当量)を添加した。反応物を50℃で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な101.10を得た。(0.148g、収率:87.00%)。MS(ES):m/z483.2[M+H]
化合物101.11の合成。一般手順Aを使用して化合物を合成して、101.11を得た。(0.145g、収率:83.57%)、MS(ES):m/z566.2[M+H]
化合物I−925の合成:101.11(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−925(0.025g、収率:74.34%)を得た。MS(ES):m/z 476.66 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 98.34%, キラルHPLC:48.71%, 49.43%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.94 (bs,1H), 8.80-8.78 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.53-8.50 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.41(bs, 1H), 8.38 (bs, 1H), 8.27 (bs, 1H), 7.33-7.29 (m, 1H), 6.91 (bs, 1H),5.10-5.06 (m, 1H), 4.43-4.39 (t, J=8Hz, 1H), 3.93-3.89 (m, 1H), 3.83(bs, 1H), 3.28 (bs, 3H), 3.24 (bs, 3H), 3.14-3.13 (t, J=4Hz, 3H), 2.92(bs, 2H), 2.21-2.13 (m, 2H), 1.60-1.52 (m, 2H), 1.25 (bs, 2H).
(実施例102)
5−(1−(2−(アゼチジン−1−イル)−2−オキソエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−928)
Figure 2022502515

スキーム102:
Figure 2022502515
化合物102の合成。I−920の実験プロトコールにより化合物102を合成して、102を得た。(収率:60.33%)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物102.2の合成。102(0.175g、0.64mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、102.1(0.249g、1.28mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(0.624g、1.92mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を80℃で7時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、102.2を得た。(0.270g、収率:70.41%)。MS(ES):m/z596.2[M+H]
化合物102.3の合成。化合物102.2(0.270g、0.45mmol、1.0当量)をジクロロメタン(4mL)中に溶解させ、トリフルオロ酢酸(2mL)を反応混合物に添加した。反応物を室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、純粋な102.3を得た。(0.190g、収率:77.69%)。MS(ES):m/z540.23[M+H]
化合物102.4の合成。一般手順Aを使用して化合物102.4を合成して、102.4を得た。(0.140g、収率:68.71%)。MS(ES):m/z579.28[M+H]
化合物I−928の合成:102.4(0.040g、0.069mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−928(0.023g、収率:68.11%)を得た。MS(ES):m/z 489.34 [M+H]+ LCMS純度 :99.16%, HPLC純度 : 98.36%, キラルHPLC:49.56%, 48.30%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.76-8.75 (d,J=6.8Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.52-8.50 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.39-8.38(d, J=4.4Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.30-8.29 (d, J=4.8Hz,1H), 7.34-7.30 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.05 (s, 2H), 4.41-4.37 (t, J=8Hz,1H), 4.34-4.30 (t, J=7.6Hz, 2H), 3.95-3. 91 (t, J=7.6Hz,2H), 3.85-3.80 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 3.09-3.08 (d, J=4.8Hz, 3H),2.34-2.26 (m, 2H), 2.19-2.11 (m, 2H), 1.58-1.49 (m, 1H).
(実施例103)
N−(2−メトキシシクロブチル)−5−(1−((1s,3R)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−932)
Figure 2022502515

スキーム103:
Figure 2022502515
化合物103.1の合成。103(15.0g、102.73mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(150mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(4.9g、205.46mmol、2.0当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(16.0g、113.0mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中10%酢酸エチルで溶出して、103.1を得た。(8.7g、収率:52.92%)。MS(ES):m/z161.1[M+H]
化合物103.2の合成。103.1(8.7g、54.37mmol、1.0当量)のジエチルエーテル(170mL)中溶液に、水(10mL)を添加した。次いでp−トルエンスルホン酸(1.0g、5.43mmol、0.1当量)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、硫酸ナトリウムを反応混合物に添加して水を除去し、次いでエーテル層を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで粉砕して、103.2を得た。(5.9g、収率:95.19%)。MS(ES):m/z115.0[M+H]
化合物103.3の合成。103.2(5.9g、51.75mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(70mL)中溶液に、−78℃でL−selectride(テトラヒドロフラン中1M)(77.6mL、77.62mmol、1.5当量)を滴下添加し、同一温度で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液中に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、103.3を得た。(3.1g、収率:51.63%)。MS(ES):m/z117.0[M+H]
化合物103.5の合成。103.3(3.1g、26.72mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(40mL)中冷却溶液に、0℃で103.4(5.3g、32.06mmol、1.2当量)およびトリフェニルホスフィン(14.0g、53.44mmol、2.0当量)を添加し、5分間撹拌した。ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(10.5mL、53.44mmol、2.0当量)を滴下添加し、室温で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、1N水酸化ナトリウム溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中6%酢酸エチルによりさらに精製して、103.5を得た。(1.9g、収率:26.84%)、MS(ES):m/z266.1[M+H]
化合物103.6の合成。103.5(1.9g、7.16mmol、1.0当量)のメタノール:水(26mL、2:1)中溶液に、水酸化リチウム(1.5g、35.8mmol、5.0当量)を添加した。反応物を45℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な103.6を得た。(0.460g、収率:55.29%)。MS(ES):m/z117.0[M+H]
化合物103.7の合成。化合物103.6(0.460g、3.96mmol、1.0当量)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、0℃でトリエチルアミン(1.19g、11.88mmol、3.0当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.096g、0.79mmol、0.2当量)を添加した。次いで4−トルエンスルホニルクロリド(1.13g、5.94mmol、1.5当量)を室温で反応混合物中に少しずつ添加し、反応混合物を同一温度で8時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中5%酢酸エチルで溶出して、103.7を得た。(0.610g、収率:56.98%)。MS(ES):m/z271.1[M+H]
化合物103.8の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物103.8を合成して、103.8を得た。(収率:83.64%)、MS(ES):m/z427.18[M+H]
化合物103.9の合成。103.8(0.3g、0.70mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、103.7(0.226g、0.84mmol、1.2当量)および炭酸セシウム(0.455g、1.4mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、103.9を得た。(0.190g、収率:51.49%)。MS(ES):m/z525.2[M+H]
化合物103.10の合成。103.9(0.190g、0.36mmol、1.0当量)のメタノール:テトラヒドロフラン:水(8mL、2:2;1)中溶液に、水酸化リチウム(0.075g、1.8mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で20時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中25%酢酸エチルで溶出して、純粋な103.10を得た。(0.160g、収率:88.97%)。MS(ES):m/z497.2[M+H]
化合物103.11の合成。一般手順Aを使用して化合物103.11を合成して、103.11を得た。(0.140g、収率:74.95%)、MS(ES):m/z580.3[M+H]
化合物I−932の合成:103.11(0.040g、0.069mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−932(0.021g、収率:62.16%)を得た。MS(ES):m/z 490.42 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 99.93%, キラルHPLC:49.86%, 50.13%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.81 (bs,1H), 8.76-8.75 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.52-8.50 (d, J=9.2Hz, 1H),8.40-8.39 (d, J=3.6Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.28-8.27 (d, J=4.8Hz,1H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.31-5.27 (t, J=8Hz, 1H), 4.41-4.37 (m, 1H), 3.80 (bs, 1H), 3.50-3.49 (d, J=6Hz, 2H), 3.30 (s,3H), 3.22 (s, 3H), 3.13-3.12 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.37-2.32 (s, 2H),2.19-2.11 (m, 2H), 1.58-1.47 (m, 2H), 1.56 (bs, 2H), 1.24 (bs, 1H).
(実施例104)
5−(7−(2−(アゼチジン−1−イル)−2−オキソエチル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−967)
Figure 2022502515

スキーム104:
Figure 2022502515
化合物104の合成。I−920の実験プロトコールにより化合物104を合成して、104を得た。(収率:60.33%)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物104.1の合成。1(0.5g、1.03mmol、1.0当量)のトルエン(15mL)中溶液に、tert−ブチル2−ブロモアセテート(0.401g、2.06mmol、2.0当量)および酢酸ナトリウム(0.253g、3.09mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.3%メタノールで溶出して、104.1を得た。(0.360g、収率:58.20%)。MS(ES):m/z596.29[M+H]
化合物104.2の合成。化合物104.1(0.360g、0.60mmol、1.0当量)をジクロロメタン(3mL)中に溶解させ、トリフルオロ酢酸(1mL)を反応混合物に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.8%メタノールで溶出して、104.2を得た。(0.310g、収率:95.07%)。MS(ES):m/z540.23[M+H]
化合物104.3の合成。一般手順Aを使用して化合物104.3を合成して、104.3を得た。(0.130g、収率:78.21%)。MS(ES):m/z579.28[M+H]
化合物I−967の合成:104.3(0.040g、0.069mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−967(0.032g、収率:94.76%)を得た。MS(ES):m/z 489.39 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 99.22%, キラルHPLC:50.27%, 48.81%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.97-8.95 (d,J=7.6Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.59-8.57 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.32 (s,1H), 8.23-8.22 (d, J=6Hz, 1H), 8.13-8.12 (d, J=4.8Hz, 1H),7.31-7.28 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.47 (s, 2H), 4.44-4.38 (m, 2H), 3.98-3.94 (t, J=7.6Hz, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.10-3.09 (d, J=4.8Hz,3H), 2.39-2.31 (m, 2H), 2.22-2.13 (m, 2H), 1.60-1.50 (m, 2H),1.12-1.08 (m, 2H).
(実施例105)
N−(2−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)シクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−((2−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−968)
Figure 2022502515

スキーム105:
Figure 2022502515
化合物105.1の合成。105(20g、86.95mmol、1.0当量)のメタノール(200mL)中溶液に、0℃でジベンジルアミン(20.55g、104.34mmol、1.2当量)を滴下添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、沈殿した固体を濾過し、水続いてジエチルエーテルで洗浄し、充分に乾燥して、純粋な105.1を得た。(14.0g、収率:60.79%)。MS(ES):m/z266.1[M+H]
化合物105.1a.および105.1bの合成。105.1(14g、52.83mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(200mL)中溶液を0℃に冷却し、フッ化セシウム(0.8g、5.28mmol、0.1当量)およびトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(11.2g、79.24mmol、1.5当量)を添加し、室温で3時間撹拌した。これに105.3(テトラヒドロフラン中に溶解させた)(0.151g、0.79mmol、1.3当量)を滴下添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中2%酢酸エチルで溶出して、105.1a.および105.1bの混合物を得た。(7.3g、収率:33.95%)。MS(ES):m/z408.1[M+H]
化合物105.2aおよび105.2bの合成。105.1aおよび105.1b(6.8g、16.70mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(2mL)中混合物を0℃に冷却し、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中1M)(16.7mL、16.70mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を同一温度で30分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中5%酢酸エチルで溶出して、別々に105.2aおよび105.2b(収率:26.86%)を得た。MS(ES):m/z336.15[M+H]
化合物105.3の合成。炭素担持水酸化パラジウム(20%)のメタノール(12mL)およびテトラヒドロフラン(8mL)中懸濁液に、105.2b.(0.6g、1.79mmol、1.0当量)を添加し、反応混合物を水素雰囲気下室温で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製の材料を得、これをジオキサン中4.0M塩酸塩溶液下で5分間撹拌し、減圧下で濃縮して、純粋な105.3を得た。(0.2g、収率:58.35%)。MS(ES):m/z192.04[M+H]
化合物105.4の合成。コア合成の実験プロトコールにより化合物105.4を合成して、105.4を得た。(収率:71.67%)MS(ES):m/z327.08[M+H]
化合物105.5の合成。105.4(0.2g、0.61mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリエチルアミン(0.308g、3.05mmol、5.0当量)およびプロピルホスホン酸無水物(0.290g、0.91mmol、1.5当量)を添加し、室温で5分間撹拌した。これに105.3(テトラヒドロフラン中に溶解させた)(0.151g、0.79mmol、1.3当量)を滴下添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中35%酢酸エチルで溶出して、105.5を得た。(0.2g、収率:70.44%)。MS(ES):m/z464.1[M+H]
化合物105.6の合成。中間体Aの実験プロトコールにより化合物105.6を合成して、105.6を得た。(収率:36.13%)、MS(ES):m/z195.23[M+H]
化合物105.7の合成。一般手順Bを使用して化合物105.7を合成して、105.7を得た。(0.090g、収率:67.16%)。MS(ES):m/z622.2[M+H]
化合物I−968の合成:一般手順Cを使用して化合物I−968を合成して、I−968(0.017g、収率:67.55%)を得た。MS(ES):m/z 522.65 [M+H]+ LCMS純度 :98.48%, HPLC純度 : 98.71%, キラルHPLC:52.01%, 44.68%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.86 (s, 1H),8.23 (s, 1H), 8.16-8.14 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.94-7.93 (d, J=6Hz,1H), 7.86-7.84 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.49-7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.77 (s, 1H), 4.90-4.85 (m, 1H), 4.03 (bs, 3H), 3.52-3.48 (d, J=10.8Hz,3H), 2.93-2.92 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.34-2.27 (m, 3H), 1.98 (bs, 1H), 1.78(bs, 1H), 1.57 (s, 1H), 1.24 (bs, 2H).
(実施例106)
5−(7−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
(I−979)
Figure 2022502515

スキーム106:
Figure 2022502515
化合物106の合成。I−920の実験プロトコールにより化合物106を合成して、106を得た。(収率:60.33%)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物106.1の合成。106(0.3g、0.62mmol、1.0当量)のトルエン(5mL)中溶液に、2,2−ジメチルオキシラン(0.223g、3.1mmol、5.0当量)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.047g、0.24mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を95℃で7時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.8%メタノールで溶出して、106.1を得た。(0.140g、収率:40.59%)。MS(ES):m/z554.28[M+H]
化合物I−979の合成:106.1(0.040g、0.054mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−979(0.013g、収率:51.76%)を得た。MS(ES):m/z 464.63 [M+H]+ LCMS純度 :95.0%, HPLC純度 : 100%, キラルHPLC:47.51%, 48.64%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.97-8.95 (d,J=7.6Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.58-8.56 (d, J=8.8Hz, 1H), 8.32 (s,1H), 8.26-8.25 (d, J=6Hz, 1H), 8.11-8.10 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.30-7.27 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.45-4.39 (m,1H), 3.82 (bs, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.10-3.08 (d, J=4.8Hz, 3H),2.26-2.15 (m, 2H), 1.56 (bs, 1H), 1.23 (bs, 2H), 1.14 (s, 6H).
(実施例107)
N−(2−ヒドロキシシクロブチル)−5−(7−((3S,4R)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−980)
Figure 2022502515

スキーム107:
Figure 2022502515
化合物107の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物107を合成して、107を得た。(収率:83.54%)、MS(ES):m/z427.18[M+H]
化合物107.2の合成。107.1(2.2g、5.16mmol、1.0当量)のトルエン(25mL)中溶液に、107.1.(0.650g、7.74mmol、1.5当量)およびp−トルエンスルホン酸(0.088g、0.51mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を95℃で48時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、107.2を得た。(1.37g、収率:51.81%)。MS(ES):m/z513.22[M+H]
化合物107.3の合成。化合物107.2(1.37g、2.67mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.128g、5.34mmol、2.0当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.417g、2.93mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.0%メタノールで溶出して、107.3を得た。(1.1g、収率:78.72%)。MS(ES):m/z527.24[M+H]
化合物107.3aおよび107.3bの合成:107.3の異性体(1.1g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:ACN(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な107.3aを得た。(0.400g)。MS(ES):m/z527.24[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な107.3bを得た。(0.404g)。MS(ES):m/z527.24[M+H]
化合物107.4の合成。107.3a(0.5g、0.95mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.4g、9.5mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な107.4を得た。(0.370g、収率:78.16%)。MS(ES):m/z499.2[M+H]
化合物107.5の合成。一般手順Aを使用して化合物107.5を合成して、107.5を得た。(0.160g、収率:70.26%)。MS(ES):m/z568.2[M+H]
化合物I−980の合成:107.5(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−980(0.025g、収率:74.30%)を得た。MS(ES):m/z 478.63 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 98.52%, キラルHPLC:46.01%, 53.10%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.98-8.97 (d, J=7.2Hz,1H), 8.72 (s, 1H), 8.55-8.53 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.26-8.24(d, J=6.4Hz, 1H), 8.14-8.13 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.35-7.31 (t, J=6.8Hz,1H), 6.70 (s, 1H), 5.53-5.52 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.42-4.26 (m, 3H),4.02-3.96 (m, 1H), 3.80 (bs, 1H), 3.45 (s, 3H), 3.10-3.09 (d, J=4.8Hz,3H), 2.13-2.06 (m, 2H),1.57-1.52 (m, 2H), 1.35-1.30 (d, J=9.6Hz, 2H),1.24 (bs, 1H).
(実施例108)
N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(7−(3−モルホリノプロピル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−981)
Figure 2022502515

スキーム108:
Figure 2022502515
化合物108の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物108を合成して、108を得た。(収率:60.33%)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物108.2の合成。108(0.2g、0.41mmol、1.0当量)のトルエン(3mL)中溶液に、108.1(0.236g、0.82mmol、2.0当量)および酢酸ナトリウム(0.1g、1.23mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を110℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.8%メタノールで溶出して、108.2を得た。(0.160g、収率:63.29%)。MS(ES):m/z609.3[M+H]++
化合物I−981の合成:108.2(0.040g、0.065mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−981(0.025g、収率:73.36%)を得た。MS(ES):m/z 519.44 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 100%, キラルHPLC:49.72%, 50.06%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.94-8.92 (d,J=7.2Hz, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.59-8.57 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.36-8.35(d, J=5.6Hz, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.11-8.10 (d, J=4.8Hz,1H), 7.28-7.25 (t, J=6.8Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 4.83-4.80 (t, J=6.4Hz, 2H), 4.42-4.38 (m, 1H), 3.85-3.81 (m, 1H), 3.52 (bs, 4H), 3.24 (s, 3H),3.10-3.09 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.36-2.31 (m, 2H), 2.21-2.14 (m, 4H),1.60-1.50 (m, 3H), 1.24 (bs, 3H).
(実施例109)
N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−985)
Figure 2022502515

スキーム109:
Figure 2022502515
化合物109の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物109を合成して、109を得た。(収率:83.54%)、MS(ES):m/z427.18[M+H]
化合物109.1の合成。109(2.0g、4.69mmol、1.0当量)のトルエン(25mL)中溶液に、3,7−ジオキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン(0.703g、7.03mmol、1.5当量)およびp−トルエンスルホン酸(0.080g、0.46mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を95℃で48時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、109.1を得た。(1.4g、収率:56.69%)。MS(ES):m/z527.2[M+H]
化合物109.2の合成。109.1(1.4g、2.66mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(28mL)中溶液を0℃に15分間冷却した。水素化ナトリウム(60%)(0.076g、3.19mmol、1.2当量)を反応混合物に少しずつ添加し、20〜25分間撹拌した。イミダゾール(0.025g、0.37mmol、0.14当量)を反応混合物中に添加し、15分間撹拌した。二硫化炭素(0.323g、4.25mmol、1.6当量)を反応混合物に添加し、15〜20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.491g、3.45mmol、1.3当量)を反応混合物に添加し、1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、109.2を得た。(1.43g、収率:87.21%)。MS(ES):m/z617.20[M+H]
化合物109.3の合成。109.2(1.43g、2.32mmol、1.0当量)のトルエン(20mL)中溶液に、水素化トリブチルスズ(2.5mL、9.28mmol、4.0当量)を滴下添加し、15〜20分間撹拌した。アゾビスイソブチロニトリル(0.1mL、0.69mmol、0.3当量)を添加し、80℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、109.3を得た。(0.590g、収率:49.84%)。MS(ES):m/z511.2[M+H]
化合物109.4の合成。109.3(0.590g、1.15mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(25mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.241g、5.75mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な109.4を得た。(0.480g、収率:86.09%)。MS(ES):m/z483.2[M+H]
化合物109.5の合成。一般手順Aを使用して化合物109.5を合成して、109.5を得た。(0.160g、収率:62.04%)。MS(ES):m/z566.2[M+H]
化合物I−985の合成:109.5(0.040g、0.070mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−985(0.031g、収率:92.19%)を得た。MS(ES):m/z 476.71 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 98.82%, キラルHPLC:48.77%, 49.66%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ): 8.96-8.94 (d, J=7.2Hz,1H), 8.67 (s, 1H), 8.57-8.51 (m, 2H), 8.32 (s, 1H), 8.12-8.11 (d, J=5.2Hz,1H), 7.32-7.28 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.16 (bs, 1H), 4.42-4.38(t, J=8.4Hz, 1H), 4.11 (s, 1H), 3.84-3.81 (m, 2H), 3.66-3.61 (t, J=9.6Hz,1H), 3.25 (s, 3H), 3.11-3.09 (d, J=4.8Hz, 3H), 2.22-2.13 (m, 3H),1.86 (bs, 2H), 1.62-1.51 (m, 2H), 1.24 (bs, 2H).
(実施例110)
N−(2−ヒドロキシシクロブチル)−5−(7−イソプロピル−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−992)
Figure 2022502515

スキーム110:
Figure 2022502515
化合物110.1の合成。110(14.2g、68.26mmol、1.0当量)のトルエン(200mL)中溶液に、トリエチルアミン(17.2g、170.65mmol、2.5当量)およびエチニルトリメチルシラン(7.3g、75.08mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を15分間脱気した。次いでビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(4.79g、6.82mmol、0.1当量)およびヨウ化銅(I)(1.3g、6.82mmol、0.1当量)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下室温で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を酢酸エチルにより希釈し、セライトベッドに通して濾過し、水で洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、110.1を得た。(7.2g、収率:46.82%)。MS(ES):m/z225.05[M+H]
化合物110.2の合成。110.1(7.2g、32.0mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中溶液に、カリウムtert−ブトキシド(5.3g、48.0mmol、1.5当量)を添加した。メチルアミン(テトラヒドロフラン中2M)(3.2mL、6.4mmol、0.2当量)を添加し、反応混合物を120℃で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水で希釈し、セライトベッドに通して濾過し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な110.2を得た。(2.5g、収率:51.04%)。MS(ES):m/z153.01[M+H]
化合物110.3の合成。110.2(2.5g、16.33mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中冷却溶液に、炭酸セシウム(15.9g、48.99mmol、3.0当量)を添加した。ヨウ化イソプロピル(3.26mL、32.66mmol、2.0当量)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中1.5%メタノールによりさらに精製して、110.3を得た。(0.540g、収率:16.95%)。MS(ES):m/z195.06[M+H]
化合物110.4の合成。110.3(0.440g、2.25mmol、1.0当量)のメタノール(6ml)中溶液に、炭担持(10%)パラジウム(0.229g)を添加した。水素を室温で4時間反応混合物に通してパージした。完結した後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをn−ペンタンで粉砕することによりさらに精製して、純粋な110.4を得た。(0.360g、収率:99.30%)。MS(ES):m/z161.10[M+H]
化合物110.5の合成。110.4(0.360g、2.23mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中冷却溶液に、N−ヨードスクシンイミド(0.551g、2.45mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをヘキサン中36%酢酸エチルによりさらに精製して、110.5を得た。(0.334g、収率:52.09%)。MS(ES):m/z286.9[M+H]
化合物110.6の合成。I−792の実験プロトコールにより化合物110.6を合成して、110.6(収率:21.86%)を得た。MS(ES):m/z474.11[M+H]
化合物110.7の合成。110.6(0.334g、0.70mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(15mL)中溶液に、110.5(0.2g、0.70mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.040g、0.035mmol、0.05当量)および銅(I)チオフェン−2−カルボキシレート(0.020g、0.07mmol、0.1当量)をアルゴン雰囲気下で添加し、80℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出して、純粋な110.7を得た。(0.250g、収率:75.43%)。MS(ES):m/z469.2[M+H]
化合物110.8の合成。110.7(0.380g、0.81mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(8mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.170g、4.05mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で24時間撹拌した。完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な110.8を得た。(0.310g、収率:86.76%)。MS(ES):m/z441.1[M+H]
化合物110.9の合成。一般手順Aを使用して化合物110.9を合成して、110.9を得た。(0.140g、収率:78.10%)。MS(ES):m/z510.25[M+H]
化合物I−992の合成:110.9(0.030g、0.078mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−992(0.028g、収率:85.00%)を得た。MS(ES):m/z 421.15 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 97.35%, キラルHPLC:49.24%, 50.02%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.15 (s, 1H),9.07-9.05 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.83-8.82 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.67-8.65(d, J=7.6Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.35-8.33 (d, J=5.2Hz,1H), 6.80 (s, 1H), 5.68-5.67 (d, J=3.6Hz, 1H), 5.42-5.39 (m, 1H), 4.57(bs, 1H), 4.48 (bs, 1H), 3.16-3.15 (d, J=4.4Hz, 3H),2.19-2.14 (m, 1H), 2.05-2.00 (m, 1H), 1.89 (bs, 1H), 1.67-1.65 (d, J=6.4Hz,6H), 1.24 (bs, 1H).
(実施例111)
N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(7−((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−994)
Figure 2022502515

スキーム111:
Figure 2022502515
化合物111の合成。コアDの実験プロトコールにより化合物111を合成して、111を得た。(収率:83.64%)。MS(ES):m/z427.18[M+H]
化合物111.1の合成。111(1.5g、3.52mmol、1.0当量)のトルエン(20mL)中溶液に、3,6−ジオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.5g、17.6mmol、5.0当量)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.267g、1.40mmol、0.4当量)を添加した。反応混合物を95℃で48時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、111.1を得た。(1.5g、収率:83.20%)。MS(ES):m/z512.2[M+H]
化合物111.2の合成。化合物111.1(1.5g、2.92mmol、1.0当量)の乾燥テトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(60%)(0.084g、3.50mmol、1.2当量)を添加した。15分後、イミダゾール(0.027g、0.40mmol、0.14当量)を添加し、室温で2時間撹拌した。二硫化炭素(0.355g、4.67mmol、1.6当量)を添加し、15分後、ヨウ化メチル(0.539g、3.79mmol、1.3当量)を添加し、室温で20分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中1.9%メタノールによりさらに精製して、111.2を得た。(1.5g、収率:85.04%)。MS(ES):m/z602.18[M+H]
化合物111.3の合成。乾燥トルエン(25mL)中の化合物111.2(1.5g、2.49mmol、1.0当量)をアルゴン雰囲気下80℃で撹拌した。水素化トリブチルスズ(2.6mL、9.96mmol、4.0当量)を反応混合物に滴下添加した。30分後、アゾビスイソブチロニトリル(0.11mL、0.74mmol、0.3当量)を反応混合物に添加し、80℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジクロロメタン中2.2%メタノールによりさらに精製して、111.3を得た。(0.480g、収率:38.34%)。MS(ES):m/z496.2[M+H]
化合物111.3aおよび111.3bの合成:111.3の異性体(0.480g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な111.3aを得た。(0.180g)。MS(ES):m/z496.2[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な111.3bを得た。(0.185g)。MS(ES):m/z496.2[M+H]
化合物111.4の合成。111.3a(0.180g、0.36mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.075g、1.8mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な111.4を得た。(0.155g、収率:91.27%)。MS(ES):m/z468.1[M+H]
化合物111.5の合成。一般手順Aを使用して化合物111.5を合成して、111.5を得た。(0.140g、収率:76.71%)。MS(ES):m/z552.27[M+H]
化合物I−994の合成:111.5(0.040g、0.072mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−994(0.016g、収率:47.81%)を得た。MS(ES):m/z 462.71 [M+H]+ LCMS純度 :98.84%, HPLC純度 : 95.0%, キラルHPLC:47.22%, 48.43%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 9.00 (s, 1H),8.71 (s, 1H), 8.56-8.8.54 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.34 (bs, 1H), 8.29 (s, 1H),8.15 (bs, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 4.42-4.38 (t, J=8.8Hz, 1H),4.26-4.21 (m, 2H), 3.93-3.83 (m, 2H), 3.25 (s, 3H),3.11-3.10 (d, J=4.4Hz, 3H), 2.22-2.12 (m, 2H), 1.61-1.49 (m, 2H),1.25 (bs, 2H), 0.87 (bs, 2H).
(実施例112)
7−アミノ−N−(2−メトキシシクロブチル)−5−(7−((3R,4S)−4−メトキシテトラヒドロフラン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−998)
Figure 2022502515

スキーム112:
Figure 2022502515
化合物112.1の合成。112(100g、507.61mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(1000mL)中溶液に、0℃でN,N−ジメチルアミノピリジン(6.1g、50.76mmol、0.1当量)、続いてジ−tert−ブチルジカーボネート(165.9g、761.41mmol、1.5当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をヘキサン中0〜10%酢酸エチルで溶出して、112.1を得た。(120g、収率:79.57%)。MS(ES):m/z298.01[M+H]
化合物112.3の合成。112.1(10g、33.67mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(100mL)中溶液に、112.2(9.3g、37.03mmol、1.1当量)および酢酸カリウム(5.0g、51.51mmol、1.53当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.54g、1.68mmol、0.05当量)およびトリシクロヘキシルホスフィン(1.13g、4.04mmol、0.12当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応物を110℃で7時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中15%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な112.3を得た。(10.0g、収率:86.33%)。MS(ES):m/z344.1[M+H]
化合物112.4の合成。コア合成の一般手順を使用して化合物112.4を合成して、112.4を得た。(収率:62.00%)。MS(ES):m/z421.9[M+H]
化合物112.5の合成。112.4(2.0g、4.76mmol、1.0当量)、112.3(2.12g、6.18mmol、1.3当量)および炭酸カリウム(1.6g、11.9mmol、2.5当量)の1,4ジオキサン(10mL)中撹拌溶液に通してアルゴンを15分間パージした。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(0.388g、0.47mmol、0.1当量)を添加し、10分間さらにパージを行った。反応物を110℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中0.5%メタノールで溶出して、純粋な112.5を得た。(1.2g、収率:41.90%)。MS(ES):m/z602.26[M+H]
化合物112.6の合成。化合物112.5(1.2g、1.99mmol、1.0当量)をジクロロメタン(20mL)中に溶解させ、トリフルオロ酢酸(1.7mL)を反応混合物に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を飽和重炭酸塩溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、純粋な112.6を得た。(0.9g、89.94%)。MS(ES):m/z502.21[M+H]
化合物112.7の合成。112.6(0.9g、1.79mmol、1.0当量)のトルエン(15mL)中溶液に、3,6−ジオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(0.769g、8.95mmol、5.0当量)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.136g、0.71mmol、0.4当量)を添加した。反応混合物を95℃で48時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、112.7を得た。(0.730g、収率:69.25%)。MS(ES):m/z588.25[M+H]
化合物112.8の合成。112.7(0.730g、1.24mmol、1.0当量)のジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(0.059g、2.48mmol、2当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.193g、1.36mmol、1.1当量)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.4%メタノールで溶出して、112.8を得た。(0.640g、収率:85.63%)。MS(ES):m/z602.26[M+H]
化合物112.8aおよび112.8bの合成:112.8の異性体(0.640g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な112.8aを得た。(0.255g)。MS(ES):m/z602.26[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な112.8bを得た。(0.260g)。MS(ES):m/z602.26[M+H]
化合物112.9の合成。112.8a(0.255g、0.42mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(4mL、2:1:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.088g、2.1mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で24時間撹拌した。完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な112.9を得た。(0.180g、収率:74.03%)。MS(ES):m/z574.23[M+H]
化合物112.10の合成。一般手順Aを使用して化合物112.10を合成して、2.0を得た。(0.140g、収率:67.95%)。MS(ES):m/z657.3[M+H]
化合物I−998の合成:112.10(0.140g、0.21mmol、1.0当量)のジクロロメタン(3mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(1mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−998(0.021g、収率:20.66%)を得た。MS(ES):m/z 478.49 [M+H]+ LCMS純度 :96.50%, HPLC純度 : 97.60%, キラルHPLC:49.82%, 49.14%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.94-8.93 (d,J=7.2Hz, 1H), 8.58-8.55 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.47 (bs, 1H), 8.34(bs, 1H), 8.28-8.26 (d, J=6Hz 1H), 7.92 (bs, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.68(s, 1H), 6.06 (s, 1H), 4.39-4.28 (m, 4H), 3.83 (bs, 3H), 3.44 (m, 3H), 3.25(s, 3H), 2.23-2.09 (m, 2H), 1.60-1.50 (m, 2H), 1.24 (bs, 1H).
(実施例113)
N−(2−メトキシシクロブチル)−5−(1−((R)−1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1016)
Figure 2022502515

スキーム113:
Figure 2022502515
化合物113.2の合成。113(6.0g、25.42mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(200mL)中溶液に、113.1(2.8g、25.42mmol、1.0当量)、炭酸セシウム(20.6g、63.55mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.1g、1.27mmol、0.05当量)および4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(1.4g、2.54mmol、0.1当量)を添加し、5分間再度脱気した。反応混合物を110℃で4時間撹拌した。完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.2%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な113.2を得た。(4.2g、収率:61.39%)。MS(ES):m/z270.1[M+H]
化合物113.3の合成。113.2(4.2g、15.55mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中溶液に、トリエチルアミン(5.6g、38.87mmol、2.5当量)およびエチニルトリメチルシラン(3.0g、31.1mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を15分間脱気した。次いでテトラブチルアンモニウムヨージド(11.4g、31.1mmol、2.0当量)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.545g、0.77mmol、0.05当量)およびヨウ化銅(I)(0.074g、0.38mmol、0.025当量)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下室温で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトベッドに通して濾過し、水で洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.5%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な113.3を得た。(1.7g、収率:38.04%)。MS(ES):m/z288.1[M+H]
化合物113.4の合成。113.3(1.7g、5.92mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、テトラヒドロフラン中テトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(7.2mL)を添加した。反応混合物を60℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.2%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な113.4を得た。(0.763g、収率:59.93%)。MS(ES):m/z215.1[M+H]
化合物113.5の合成。113.4(0.763g、3.54mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)(0.674g、3.54mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を150℃にまで48時間加熱した。完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、濾過してヨウ化銅(I)を除去し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.4%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な113.5を得た。(0.327g、収率:42.86%)。MS(ES):m/z216.1[M+H]
化合物113.6の合成。113.5(0.310g、1.43mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中冷却溶液に、N−ヨードスクシンイミド(0.353g、1.57mmol、1.1当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチル(ethyl acatate)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液およびチオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.0%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な113.6を得た。(0.310g、収率:63.10%)。MS(ES):m/z342.01[M+H]
化合物113.7の合成。I−792の実験プロトコールにより化合物113.7を合成して、113.7を得た。(収率:21.86%)。MS(ES):m/z474.11[M+H]
化合物113.8の合成。113.7(0.310g、0.65mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液に、113.6(0.221g、0.65mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.037g、0.032mmol、0.05当量)および銅(I)チオフェン−2−カルボキシレート(0.012g、0.065mmol、0.1当量)をアルゴン雰囲気下で添加し、80℃で5時間撹拌した。完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.3%メタノールで溶出して、純粋な113.8を得た。(0.270g、収率:78.71%)。MS(ES):m/z524.2[M+H]
化合物113.8aおよび113.8bの合成:113.8の異性体(0.270g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:ACN(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な113.8aを得た。(0.120g)。MS(ES):m/z524.2[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な113.8bを得た。(0.120g)。MS(ES):m/z524.2[M+H]
化合物113.9の合成。113.8a(0.120g、0.22mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.046g、1.1mmol、5.0当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な113.9を得た。(0.092g、収率:81.01%)。MS(ES):m/z496.2[M+H]
化合物113.10の合成。一般手順Aを使用して化合物113.10を合成して、113.10を得た。(0.052g、収率:48.40%)。MS(ES):m/z579.2[M+H]
化合物I−1016の合成:113.10(0.052g、0.089mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−1016(0.033g、収率:75.17%)を得た。MS(ES):m/z 489.73 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 97.47%, キラルHPLC:48.84%, 47.60%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.79-8.77 (d,J=8Hz, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.49-8.47 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.43-8.42 (d,J=4Hz, 1H), 8.37 (d, J=6Hz, 1H), 8.31-8.29 (d, J=5.2Hz,1H), 7.36-7.33 (m, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.71 (bs, 1H), 4.39 (bs, 1H), 3.83-3.79(t, J=7.2Hz, 1H), 3.69-3.65 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.11-3.09 (d, J=4.8Hz,3H), 2.85 (s, 3H), 2.13-2.11 (m, 2H), 1.55 (bs, 2H), 1.22 (bs, 3H).
(実施例114)
N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−5−(1−(5−(メトキシメチル)テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1018)
Figure 2022502515

スキーム114:
Figure 2022502515
化合物114.1の合成。114(2g、15.15mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、トリメチルシリルジアゾメタン(20mL)を滴下添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.9%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な114.1を得た。(1.46g、収率:65.99%)。MS(ES):m/z147.06[M+H]
化合物114.2の合成。114.1(1.46g、10.0mmol、1.0当量)のジクロロメタン(20mL)中冷却溶液に、トリエチルアミン(2.8mL、20.0mmol、2.0当量)および4−ジメチルアミノピリジン(0.244g、2.0mmol、0.2当量)を添加し、15分間撹拌した。4−トルエンスルホニルクロリド(2.8g、15mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてヘキサン中22%酢酸エチルを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な114.2を得た。(1.2g、収率:40.00%)。MS(ES):m/z301.07[M+H]
化合物114.3の合成。I−920の実験プロトコールにより化合物114.3を合成して、114.3(収率:60.33%)を得た。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物114.3aおよび114.3bの合成:114.3の異性体(0.990g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:ACN(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な114.3aを得た。(0.380g)。MS(ES):m/z482.23[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な114.3bを得た。(0.390g)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物114.4の合成。114.3a(0.381g、0.79mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中溶液に、114.2(0.474g、1.58mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(0.770g、2.37mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を70℃で3時間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、114.4を得た。(0.220g、収率:45.73%)。MS(ES):m/z610.2[M+H]
化合物114.5の合成。114.4(0.220g、0.36mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.016g、0.43mmol、1.2当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.7%メタノールで溶出して、114.5を得た。(0.160g、収率:76.23%)。MS(ES):m/z582.2[M+H]
化合物114.6の合成。114.5(0.160g、0.27mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(50%)(0.013g、0.54mmol、2.0当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.026mL、0.40mmol、1.5当量)を滴下添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.9%メタノールで溶出して、114.6を得た。(0.130g、収率:79.34%)。MS(ES):m/z596.2[M+H]
化合物I−1018の合成:114.6(0.040g、0.067mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−1018(0.027g、収率:79.53%)を得た。MS(ES):m/z 506.47 [M+H]+ LCMS純度 : 100%,HPLC純度 : 99.74%, キラルHPLC:98.23%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.77-8.76 (d, J=7.2Hz,1H), 8.70 (s, 1H), 8.52-8.50 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=4Hz,1H), 8.37 (d, 1H), 8.31-8.30 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.34-7.31 (m,1H), 6.72 (s, 1H), 5.62 (bs, 1H), 4.40-4.36 (m, 1H), 4.16-4.11 (m, 2H), 3.82(bs, 1H), 3.58-3.57 (d, J=4.4Hz, 2H), 3.22 (bs, 3H), 3.12-3.11 (d,J=4.4Hz, 3H), 2.19-2.06 (m, 4H), 1.55-1.47 (m, 3H), 1.22 (bs, 2H), 0.83(bs, 1H).
(実施例115)
N−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−5−(1−(5−(メトキシメチル)テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1019)
Figure 2022502515

スキーム115:
Figure 2022502515
化合物115の合成。I−920の実験プロトコールにより化合物115を合成して、115を得た。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物115.1の合成。I−1018の実験プロトコールにより化合物115.1を合成して、115.1(収率:40%)を得た。MS(ES):m/z301.07[M+H]
化合物115.2の合成。115(0.390g、0.81mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中溶液に、115.1(0.486g、1.62mmol、2.0当量)および炭酸セシウム(0.790g、2.43mmol、3.0当量)を添加した。反応混合物を70℃で3時間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、115.2を得た。(0.2g、収率:40.51%)。MS(ES):m/z610.2[M+H]
化合物115.3の合成。115.2(0.2g、0.32mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.014g、0.38mmol、1.2当量)を反応混合物に少しずつ添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.7%メタノールで溶出して、115.3を得た。(0.150g、収率:78.61%)。MS(ES):m/z582.2[M+H]
化合物115.4の合成。115.3(0.150g、0.25mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(50%)(0.012g、0.5mmol、2.0当量)を添加し、20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.024mL、0.37mmol、1.5当量)を滴下添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷中に移し、撹拌し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.9%メタノールで溶出して、115.4を得た。(0.128g、収率:83.32%)。MS(ES):m/z596.2[M+H]
化合物I−1019の合成:115.4(0.040g、0.067mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−1019(0.028g、収率:82.48%)を得た。MS(ES):m/z 506.47 [M+H]+ LCMS純度 :98.92%, HPLC純度 : 99.26%, キラルHPLC:99.77%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.78-8.76 (d, J=7.6Hz,1H), 8.69 (s, 1H), 8.52-8.50 (d, J=9.2Hz, 1H), 8.42-8.41 (d, J=4Hz,1H), 8.37 (d, 1H), 8.31-8.30 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.33-7.31 (m,1H), 6.72 (s, 1H), 5.63 (bs, 1H), 4.41-4.37 (m, 1H), 4.16-4.11 (m, 2H), 3.82(bs, 1H), 3.58-3.57 (d, J=4.4Hz, 2H), 3.23 (bs, 3H), 3.12-3.11 (d,J=4.4Hz, 3H), 2.18-2.09 (m, 4H), 1.55-1.47 (m, 3H), 1.22 (bs, 2H), 0.84(bs, 1H).
(実施例116)
N−((1S,2S)−2−メトキシシクロブチル)−5−(7−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1020)およびN−((1R,2R)−2−メトキシシクロブチル)−5−(7−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−7−(メチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1021)
Figure 2022502515

スキーム116:
Figure 2022502515
化合物116.1の合成。116(4.0g、33.61mmol、1.0当量)のアセトン(50mL)中溶液に、炭酸カリウム(1.9g、134.44mmol、4.0当量)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(7.0g、50.41mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を濾過し、アセトンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中7.0%メタノールで溶出して、116.1を得た。(1.9g、収率:27.96%)。MS(ES):m/z141.1[M+H]
化合物116.2の合成。過酸化水素尿素(3.7g、40.41mmol、3.0当量)のジクロロメタン(20mL)中溶液を0℃に冷却した。ジクロロメタン(10mL)中に溶解させたトリフルオロ酢酸無水物(5.6g、26.94mmol、2.0当量)を反応混合物に添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。116.1(1.9g、13.47mmol、1.0当量)およびトリフルオロ酢酸(2.3g、20.20mmol、1.5当量)のジクロロメタン(10mL)中冷却溶液を、反応混合物中に滴下添加し、0℃で20分間撹拌した。完結した後、反応混合物を炭酸カリウムおよび炭酸ナトリウムの混合物の水溶液中に移し、生成物を酢酸エチル(ethyl aceate)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、116.2を得た。(0.880g、収率:41.60%)。MS(ES):m/z157.1[M+H]
化合物116.3の合成。I−920の実験プロトコールにより化合物116.3を合成して、116.3を得た。(収率:60.33%)。MS(ES):m/z482.23[M+H]
化合物116.4の合成。116.3(0.880g、1.82mmol、1.0当量)のトルエン(15mL)中溶液に、116.2(0.857g、5.46mmol、3.0当量)およびp−トルエンスルホン酸(0.138g、0.72mmol、0.4当量)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.5%メタノールで溶出して、116.4を得た。(0.419g、収率:35.90%)。MS(ES):m/z638.3[M+H]
化合物116.5の合成。116.4(0.419g、0.65mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液を0℃に15分間冷却した。水素化ナトリウム(60%)(0.018g、0.78mmol、1.2当量)をアルゴン雰囲気下反応混合物に少しずつ添加し、20〜25分間撹拌した。イミダゾール(0.006g、0.091mmol、0.14当量)を反応混合物中に添加し、1時間撹拌した。二硫化炭素(0.079g、1.04mmol、1.6当量)を反応混合物に添加し、15〜20分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.119g、0.84mmol、1.3当量)を反応混合物に添加し、1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、116.5を得た。(0.440g、収率:92.02%)。MS(ES):m/z728.2[M+H]
化合物116.6の合成。116.5(0.440g、0.60mmol、1.0当量)のトルエン(10mL)中溶液を、アルゴン雰囲気下80℃で撹拌した。水素化トリブチルスズ(0.64mL、2.4mmol、4.0当量)を反応混合物に滴下添加し、15〜20分間撹拌した。アゾビスイソブチロニトリル(0.029g、0.18mmol、0.3当量)を反応混合物に添加し、80℃で1時間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.9%メタノールで溶出して、116.6を得た。(0.170g、収率:45.22%)。MS(ES):m/z623.3[M+H]
化合物116.6aおよび116.6bの合成:116.6の異性体(0.170g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてメタノール中0.1%DEAを使用して分離して、画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な116.6aを得た。(0.080g)。MS(ES):m/z623.3[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な116.6bを得た。(0.080g)。MS(ES):m/z623.3[M+H]
化合物I−1020の合成:116.6a(0.080g、0.12mmol、1.0当量)のジクロロメタン(2mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−1020(0.046g、収率:67.23%)を得た。MS(ES):m/z 533.30 [M+H]+ LCMS純度 :99.55%, HPLC純度 : 99.20%, キラルHPLC:99.33%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.93-8.92 (d, J=6.8Hz,1H), 8.65 (bs, 2H), 8.56-8.54 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.12-8.10(d, J=4.8Hz, 1H), 7.26 (bs, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.64 (bs, 1H),4.40-4.36 (m, 1H), 3.81 (bs, 1H), 3.48 (bs, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.09-3.07 (d,J=4.8Hz, 3H), 2.76 (bs, 2H), 2.20-2.09 (m, 4H), 1.80 (bs, 2H), 1.72 (bs,2H), 1.58-1.47 (m, 3H), 1.23 (bs, 4H).
化合物I−1021の合成:116.6b(0.080g、0.12mmol、1.0当量)のジクロロメタン(2mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−1021(0.047g、収率:68.69%)を得た。MS(ES):m/z 533.30 [M+H]+ LCMS純度 :100%, HPLC純度 : 99.52%, キラルHPLC:98.09%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.93-8.92 (d, J=6.8Hz,1H), 8.65 (bs, 2H), 8.56-8.54 (d, J=8.4Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.12-8.10(d, J=4.8Hz, 1H), 7.26 (bs, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.65 (bs, 1H),4.40-4.36 (m, 1H), 3.83 (bs, 1H), 3.49 (bs, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.09-3.07 (d,J=4.8Hz, 3H), 2.76 (bs, 2H), 2.20-2.11 (m, 4H), 1.80 (bs, 2H), 1.72 (bs,2H), 1.58-1.47 (m, 3H), 1.23 (bs, 4H).
(実施例117)
N−(2−メトキシシクロブチル)−7−(メチルアミノ)−5−(1−((R)−5−オキソ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド(I−1026)
Figure 2022502515

スキーム117:
Figure 2022502515
化合物117.2の合成。117(15.0g、148.51mmol、1.0当量)および117.1(12mL、148.51mmol、1.0当量)の懸濁液を170℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをエタノールで粉砕することによりさらに精製して、117.2を得た。(18.3g、収率:57.87%)。MS(ES):m/z213.10[M+H]
化合物117.3の合成。117.2(18.3g、85.91mmol、1.0当量)のtert−ブチルアルコール(30mL)中溶液に、室温でトリエチルアミン(18.5mL、128.86mmol、1.5当量)を添加した。これに0℃でジフェニルホスホリルアジド(20.3mL、94.50mmol、1.1当量)を滴下添加した。反応混合物を90℃で36時間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.5%メタノールで溶出して、117.3を得た。(8.1g、収率:33.19%)。MS(ES):m/z284.17[M+H]
化合物117.4の合成。117.3(8.1g、28.52mmol、1.0当量)に1,4ジオキサン中4M塩酸(30mL)を添加し、室温で30分間撹拌した。完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、117.4を得た。(4.7g、収率:89.56%)。MS(ES):m/z184.1[M+H]
化合物117.6の合成。117.5(10.0g、42.37mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(300mL)中溶液に、117.4(7.7g、42.37mmol、1.0当量)、炭酸セシウム(34.4g、105.92mmol、2.5当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.9g、2.11mmol、0.05当量)および4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(2.4g、4.23mmol、0.1当量)を添加し、5分間脱気した。反応物を110℃で4時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.8%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な117.6を得た。(5.2g、収率:36.21%)。MS(ES):m/z341.2[M+H]
化合物117.7の合成。117.6(5.2g、15.29mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中溶液に、トリエチルアミン(3.8g、38.22mmol、2.5当量)およびエチニルトリメチルシラン(3.0g、30.58mmol、2.0当量)を添加した。反応混合物を15分間脱気した。次いでテトラブチルアンモニウムヨージド(11.2g、30.58mmol、2.0当量)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.536g、0.76mmol、0.05当量)およびヨウ化銅(I)(0.072g、0.38mmol、0.025当量)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下80℃で3時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトベッドに通して濾過し、水で洗浄した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.5%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な117.7を得た。(3.1g、収率:56.73%)。MS(ES):m/z357.1[M+H]
化合物117.8の合成。117.7(3.1g、8.68mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、テトラヒドロフラン中テトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(13mL)を添加した。反応混合物を60℃で1時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.2%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な117.8を得た。(1.4g、収率:56.59%)。MS(ES):m/z286.1[M+H]
化合物117.9の合成。117.8(1.4g、4.91mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中溶液に、ヨウ化銅(I)(0.935g、4.91mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を140℃にまで48時間加熱した。反応が完結した後、反応混合物を室温に冷却し、水中に移し、濾過してヨウ化銅(I)を除去し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中1.4%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な117.9を得た。(1.0g、収率:71.43%)。MS(ES):m/z285.1[M+H]
化合物117.10の合成。117.9(1.0g、3.50mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中冷却溶液に、N−ヨードスクシンイミド(0.866g、3.85mmol、1.1当量)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完結した後、反応混合物を水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液およびチオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これを溶出液としてジクロロメタン中2.0%メタノールを使用するコンビフラッシュによりさらに精製して、純粋な117.10を得た。(1.1g、収率:76.33%)。MS(ES):m/z411.04[M+H]
化合物117.11の合成。I−792の実験プロトコールにより化合物117.11を合成して、117.11を得た。(収率:21.86%)。MS(ES):m/z474.11[M+H]
化合物117.12の合成。117.10(1.1g、2.67mmol、1.0当量)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液に、117.11(1.2g、2.67mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下10分間脱気し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.154g、0.13mmol、0.05当量)および銅(I)チオフェン−2−カルボキシレート(0.050g、0.26mmol、0.1当量)をアルゴン雰囲気下で添加し、反応混合物を80℃で5時間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を氷冷水中に移し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中1.3%メタノールで溶出して、純粋な117.12を得た。(0.520g、収率:32.75%)。MS(ES):m/z594.2[M+H]
化合物117.12aおよび117.12bの合成:117.12の異性体(0.520g)を、カラムCHIRALCEL OJ−H(250mm4.6mm、5u)および流速4mL/分で共溶媒としてIPA:ACN(50:50)中0.1%DEAを使用して分離して、純粋な画分−1(FR−a)および画分−2(FR−b)を得た。FR−aを減圧下30℃で濃縮して、純粋な117.12aを得た。(0.230g)。MS(ES):m/z594.2[M+H]。FR−bを減圧下30℃で濃縮して、純粋な117.12bを得た。(0.235g)。MS(ES):m/z594.2[M+H]
化合物117.13の合成。117.12a(0.110g、0.18mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン:メタノール:水(10mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム(0.075g、1.8mmol、10当量)を添加した。反応物を50℃で16時間撹拌した。完結した後、反応混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得た。これに水を添加し、10℃にて1N塩酸で酸性化してpHを約6〜6.5に調節した。生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、化合物をジクロロメタン中2.1%メタノールで溶出して、純粋な117.13を得た。(0.055g、収率:52.48%)。MS(ES):m/z566.2[M+H]
化合物117.14の合成。一般手順Aを使用して化合物117.14を合成して、117.14を得た。(0.045g、収率:71.33%)。MS(ES):m/z648.2[M+H]
化合物I−1026の合成:117.14(0.045g、0.069mmol、1.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を0℃に冷却し、トリフル酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を同一温度で10分間撹拌した。反応が完結した後、反応混合物を1N水酸化ナトリウム溶液中に移し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の材料を得た。これをジエチルエーテルで粉砕することによりさらに精製して、I−1026(0.015g、収率:38.71%)を得た。MS(ES):m/z 559.90 [M+H]+ LCMS純度 :96.42%, HPLC純度 : 96.98%, キラルHPLC:47.18%, 47.00%, 1H NMR (DMSO-d6, 400MHZ) : 8.79-8.77 (d,J=8Hz, 1H), 8.54 (bs, 1H), 8.41 (bs, 1H), 8.34 (bs, 1H), 7.94 (bs, 2H),7.36-7.33 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.68 (bs, 1H), 4.40 (bs, 1H), 3.88 (bs, 2H),3.69-3.65 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.14 (bs, 3H), 3.11-3.09 (d, J=4.8Hz,3H), 2.13-2.11 (m, 2H), 1.77 (bs, 2H), 1.65 (bs, 2H), 1.56 (bs, 2H), 1.27 (bs,3H).
(実施例118)
例示的化合物のH NMR、質量スペクトルおよびクロマトグラフィーデータ
同様の合成方法および経路を使用して調製した追加の例示的化合物のH NMR、MSおよびクロマトグラフィーデータを、以下の表2に提供する。
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実施例119:TYK2 JH2ドメイン結合アッセイ
JH2ドメインに対する本発明の化合物の結合定数を、KINOMEscan(登録商標)アッセイ(DiscoveRx)についての以下のプロトコールによって決定した。ヒトTYK2(JH2ドメイン−シュードキナーゼ)の部分長コンストラクト(参照配列NP_003322.3に基づくアミノ酸G556〜D888)とNFκBのDNA結合ドメインとの融合タンパク質を、一過性にトランスフェクトしたHEK293細胞において発現させた。これらのHEK293細胞から、製造業者の説明書に従い、Protease Inhibitor Cocktail Complete(Roche)およびPhosphatase Inhibitor Cocktail Set II(Merck)の存在下でM−PER抽出バッファー(Pierce)中で抽出物を調製した。TYK2(JH2ドメイン−シュードキナーゼ)融合タンパク質をqPCRリードアウトのアンプリコンに融合させたNFκB結合部位(5’−GGGAATTCCC−3’)を含有するキメラ二重鎖DNA−タグで標識し、これを、発現抽出物に直接加えた(結合反応物中のDNA−タグの最終濃度は0.1nMである)。
ストレプトアビジンコーティングした磁気ビーズ(Dynal M280)を室温で30分間ビオチン化した小分子リガンドで処理し、アフィニティ樹脂 結合アッセイを生成させた。リガンド付加ビーズを過剰のビオチンでブロックし、ブロッキングバッファー(SeaBlock(Pierce)、1% BSA、0.05% Tween 20、1mM DTT)で洗浄して、未結合のリガンドを除去し、非特異的な結合を低減させた。
結合反応は、16μlのDNA−タグ付加キナーゼ抽出物、3.8μlのリガンド付加アフィニティビーズおよび0.18μlの試験化合物(PBS/0.05% Tween 20/10mM DTT/0.1% BSA/2μg/ml 超音波破砕済みサケ精子DNA)]を組み合わせることによって構築した。抽出物は、いかなる酵素精製ステップも行わずに、全体として10,000倍以上のストック希釈(最終的なDNA−タグ付加酵素濃度<0.1nM)で結合アッセイにおいて直接使用した。抽出物を、DNA−タグとともにロードし、2段階プロセスにおいて結合反応へと希釈した。最初の抽出物は、10nM DNA−タグを含有する1×結合バッファー(PBS/0.05% Tween 20/10mM DTT/0.1% BSA/2μg/ml 超音波破砕済みサケ精子DNA)中で1:100希釈した。この希釈物を、室温で15分間平衡化させ、その後、引き続いて1×結合バッファー中で1:100希釈した。試験化合物は、100% DMSO中の111×ストックとして調製した。Kは、3点のDMSO対照点を伴う、11点の化合物3倍希釈シリーズを用いて決定した。K測定のための全化合物は、100% DMSO中で音響移送(非接触式の分注)によって配置させる。その後、DMSOの最終濃度が0.9%となるように、これらの化合物を直接アッセイへと希釈した。全ての反応は、ポリプロピレン384ウェルプレートにおいて行った。各々が0.02mLの最終容量であった。アッセイを、振盪させながら室温で1時間インキュベートした。その後、ビーズをペレット状にし、洗浄バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20)で洗浄して、移動させられたキナーゼと試験化合物を除去した。洗浄したビーズを溶出バッファー(1×PBS、0.05% Tween 20、0.5μM 非ビオチン化アフィニティリガンド)中に再懸濁し、振盪させながら室温で30分間インキュベートした。溶出物中のキナーゼ濃度をqPCRによって測定した。qPCR反応は、0.15μMアンプリコンプライマーおよび0.15μMアンプリコンプローブを含有する7.5μLのqPCRマスターミックスに2.5μLのキナーゼ溶出物を添加ことによって構築した。qPCRプロトコールは、95℃で10分間のホットスタート、それに続く、95℃で15秒間、60℃で1分間の35サイクルから成った。
試験化合物は、100% DMSO中の111×ストックとして調製した。Kは、3点のDMSO対照点を伴う、11点の化合物3倍希釈シリーズを用いて決定した。K測定のための全化合物は、100% DMSO中で音響移送(非接触式の分注)によって配置させる。その後、DMSOの最終濃度が0.9%となるように、これらの化合物を直接アッセイへと希釈した。Kは、30,000nMの化合物最高濃度を用いて決定した。K測定は、二連で実施した。
結合定数(K)は、Hillの式を用い、標準的な用量−応答曲線により計算した:
Figure 2022502515
Hill勾配は−1に設定した。Levenberg−Marquardtアルゴリズム(Levenberg、K.,A method for the solution of certain non−linear problems in least squares,Q.Appl.Math.2,164−168(1944))とともに非線形最小二乗法フィッティングを用いて、曲線をフィッティングさせた。
Tyk2 JH2ドメイン結合アッセイの結果を表3に与える。「A」と表示される化合物は、200pM未満のKdを有した;「B」と表示される化合物は、200pMと1nMとの間のKdを有した;「C」と表示される化合物は、1nMと10nMとの間のKdを有した;そして「D」と表示される化合物は、10nMより高いKdを有した。
Figure 2022502515

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(実施例120 TYK2およびJAK2放射性キナーゼアッセイ)
ペプチド基質、[KKSRGDYMTMQIG]、(20μM)を、反応緩衝液(20mMのHepes pH7.5、10mMのMgCl2、1mMのEGTA、0.02%のBrij35、0.02mg/mLのBSA、0.1mMのNa3PO4、2mMのDTT、1%のDMSO)中で調製した。TYK2(Invitrogen)キナーゼを添加し、続いて、DMSO中の化合物を添加した。33PATPを添加し、10μMのATP中で反応を開始した。キナーゼ反応を室温で120分間インキュベートし、反応物をP81イオン交換紙(Whatman#3698−915)上にスポットし、次いで、放射能カウントを読み取る前に、0.75%のリン酸中で広範囲にわたって洗浄した。JAK2(Invitrogen)キナーゼアッセイについては、ペプチド基質のポリ[Glu:Tyr](4:1),0.2mg/mLを、TYK2についてと同様に行う反応において、使用した。
TYK2およびJAK2の放射性キナーゼアッセイの結果を表4に与える。「A」と表示される化合物は、50未満の、10μMでの阻害の百分率を有した;「B」と表示される化合物は、50と70との間の、10μMでの阻害の百分率を有した;「C」と表示される化合物は、70と90との間の、10μMでの阻害の百分率を有した;そして「D」と表示される化合物は、90より高い、10μMでの阻害の百分率を有した。
Figure 2022502515
実施例121:Tyk2およびJAK2のカリパスアッセイ
カリパス機は、オフチップモビリティシフトアッセイを利用して、キナーゼアッセイからのリン酸化ペプチド基質を、マイクロ流体力学技術を使用して検出する。これらのアッセイを、ATP Kmに等価なATP濃度、および1mMのATPで行う。化合物をDMSO中に系列希釈し、次いでアッセイバッファ(25mMのHEPES(pH7.5)、0.01%のBrij−35、0.01%のTriton、0.5mMのEGTA)中にさらに希釈する。5ulの希釈化合物を最初にウェルに添加し次いで10ulの酵素ミックスをウェルに添加し、その後、10uLの基質ミックス(10mMのMgCl中のペプチドおよびATP)を添加して、反応を開始させた。反応物を28℃で25分間インキュベートし、次いで25ulの停止バッファ(100mMのHEPES、0.015%のBrij−35、50mMのEDTA)を添加し、その後、カリパスで読み取った。1nMの最終濃度のJAK2および9.75nMのTYK2は、Carna製であり、そして使用した基質は、それぞれ20uMおよび16uMのATPである。JAK2アッセイはペプチド22を、そしてTYK2アッセイはペプチド30(Caliper)を、それぞれ3uMで使用する。
実施例122:ヒトPBMCにおけるIL−12誘発性pSTAT4
ヒトPBMCを、バフィーコートから単離し、必要に応じてアッセイのために凍結保存した。アッセイのための細胞を解凍し、血清を含有する完全培地中に再懸濁させ、次いで、1ウェル当たり120μLが200,000個の細胞となるように、細胞を、1mL当たり1.67x10個の細胞まで希釈した。15μLの化合物またはDMSOを所望の濃度でウェルに添加し、37℃で1時間インキュベートした。15μlの刺激物(最終濃度が1.7ng/mLのIL−12)を、製造業者のプロトコル通りにMSDの試薬で調製および分析した細胞溶解物を使用するpSTAT4および総STAT4分析の前に30分間添加した。アッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%であった。
IL−12誘発性pSTAT4アッセイは、TYK2/JAK2(ヘテロ二量体複合体)により媒介されるIL−12誘発性STAT4リン酸化の阻害を評価する。
ヒトPBMCにおけるIL−12誘発性pSTAT4アッセイの結果を表5に与える。「A」と表示される化合物は、0.1μM未満のIC50を有した;「B」と表示される化合物は、0.1〜0.5μMの間のIC50を有した;「C」と表示される化合物は、0.5〜1.0μMの間のIC50を有した;「D」と表示される全ての化合物は、1.0μMより高いIC50を有した。
Figure 2022502515

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実施例123:ヒトPBMCにおけるGM−CSF誘発性pSTAT5。
細胞を、上記手順においてと同様に、分析のために調製し、そして調製した細胞溶解物を用いたpSTAT5および全STAT5分析の20分前に、15μlのGM−CSF(最終濃度5ng/mL)を添加し、そして、製造業者のプロトコールに従ってMSD試薬により分析する。このアッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
実施例124:エキソビボマウスIL−12誘発性IFNγ研究
C57/BL6マウスに、10mL/kgの容量でビヒクルまたは様々な用量の化合物のいずれかの単一経口用量を与える。投薬から30分〜1時間後に、動物を安楽死させ、大静脈を介してへパリンナトリウム採血管中に血液を集め、数回反転させる。その後、血液を抗CD3コーティングしたプレート上にプレーティングし、5% COの加湿インキュベーター内で37℃にて24時間、RPMI培地中2ng/mlのマウスIL−12で刺激した。インキュベーションの終わりに、血液を260gで5分間遠心分離して、上清を集める。上清中のIFNγ濃度を、マウスIFNγ MSDキット(Meso Scale Discovery)を製造業者の説明書に従って用いて決定する。採血時に、LC−MS/MSによる薬物レベル分析のために血漿を集める。
実施例125:T−ALL細胞増殖アッセイ
T−ALL細胞株KOPT−K1、HPB−ALL、DND−41、PEERおよびCCRF−CEMを、10%胎仔ウシ血清およびペニシリン/ストレプトマイシンを含むRPMI−1640中で培養する。細胞を、96ウェルプレート中、1×10細胞/ウェルで三連でプレートする。T−ALL細胞株DU.528、LOUCYおよびSUP−T13を、同じ培地中で培養し、1.5×10細胞/ウェルの密度でプレートする。細胞を、DMSOまたは異なる濃度の本発明の各化合物で処理する。薬物に対する72時間曝露時点での細胞生存率をCellTiter−Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega)によって評価する。CellTiter−Glo Reagentをウェルに添加し、10分間インキュベートする。その後、96ウェルプレート発光リーダーを用いて、発光を測定する。細胞生存率は、100%としてDMSO処理したサンプルを用いて計算する。IC50値は、GraphPad Prismソフトウェアを用い、非線形回帰によって計算する。
本発明者らは、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明者らの基本的な例は、この発明の化合物および方法を利用する他の実施形態を提供するために変更され得ることは明らかである。したがって、この発明の範囲は、例によって表された具体的実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されるべきであることが認識される。

Claims (31)

  1. 式I’の化合物:
    Figure 2022502515

    またはその薬学的に許容される塩(式中、
    は、−L−R1Aであり、
    は、共有結合;または二価の飽和もしくは不飽和の直鎖状もしくは分枝状C1〜6炭化水素鎖であり、前記鎖の1つまたは2つのメチレン単位は、−C(R)−;−N(R)−;−N(R)C(O)−;−C(O)N(R)−;−N(R)S(O)−;−S(O)N(R)−;−O−;−C(O)−;−OC(O)−;−C(O)O−;−S−;−S(O)−;−S(O)−;または−Cy−により必要に応じて独立して置き換えられており、
    Cyは、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の二価の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二価の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の二価の炭素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二価の二環式複素環式環であり、
    1Aは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている8〜10員の二環式ヘテロアリール環;必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換されている7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
    は、−C(O)OH、−C(O)NH;−C(O)NHR2A;−C(O)N(R2A;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環であり、
    前記ヘテロアリール環は、m個の例のR2Bにより置換されており、
    2Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
    2Aは、n個の例のR2Cによって置換されており、
    同一炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
    隣接炭素上の2つのR2C置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
    2Bは、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−R;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;または−N(R)S(O)Rであり、
    2Cの各例は、独立して、オキソ;ハロゲン、−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
    同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
    隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
    は、水素;ハロゲン;−NH;−NHR3A;または−NHC(O)R3Aであり、
    3Aは、C1〜6脂肪族基;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環;3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;または窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する7〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環であり、
    3Aは、p個の例のR3Bによって置換されており、
    同一炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
    隣接炭素上の2つのR3B置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
    3Bの各例は、独立して、オキソ;ハロゲン;−CN;−NO;−OR;−SR;−NR;−S(O)R;−S(O)NR;−S(O)R;−S(O)NR;−C(O)R;−C(O)OR;−C(O)NR;−C(O)N(R)OR;−OC(O)R;−OC(O)NR;−N(R)C(O)OR;−N(R)C(O)R;−N(R)C(O)NR;−N(R)C(NR)NR;−N(R)S(O)NR;−N(R)S(O)R;またはC1〜6脂肪族;フェニル、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であり、
    同一炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和のスピロ縮合複素環式環を形成するか、または
    隣接炭素上の2つの必要に応じた置換基は、必要に応じて一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜6員の飽和もしくは部分不飽和の縮合複素環式環を形成し、
    は、Rもしくは−ORであるか、
    または、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成し、前記環は、R1Aによって置換されているか、
    または、RとRは、それらの間にある原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の部分不飽和の環もしくはヘテロアリール環を形成し、
    Rはそれぞれ、独立して、水素;またはC1〜6脂肪族;フェニル;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている基であるか、あるいは
    同一窒素上の2つのR基は、それらの間にある原子と一緒になって、前記窒素に加え、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和環、部分不飽和の環またはヘテロアリール環を形成し、
    炭素に結合している水素はそれぞれ、重水素により必要に応じて独立して置き換えられ得、
    mは、0、1または2であり、
    nは、0、1または2であり、
    pは、0、1または2である)。
  2. 式IIもしくはIV:
    Figure 2022502515

    の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. 式IIIもしくはV:
    Figure 2022502515

    の請求項1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  4. 式VI:
    Figure 2022502515

    の請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  5. 式VII:
    Figure 2022502515

    の請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  6. 式VIII:
    Figure 2022502515

    の請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  7. 1Aが、以下:
    Figure 2022502515

    Figure 2022502515

    Figure 2022502515

    から選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 2Aが、以下:
    Figure 2022502515

    Figure 2022502515

    から選択される、請求項1から4、6および7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 表1もしくは本明細書に示されているものから選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体、アジュバントまたはビヒクルとを含む、医薬組成物。
  11. 患者における、TYK2媒介性障害、疾患または状態を処置するための医薬の製造に使用するための、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物または請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 生体試料におけるTYK2を阻害する方法であって、前記試料を、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項10に記載の医薬組成物と接触させるステップを含む、方法。
  13. 患者におけるTYK2媒介性障害、疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項10に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
  14. 前記障害が、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記障害が、自己免疫障害である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記自己免疫障害が、1型糖尿病、強直性脊椎炎、皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、全身性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記障害が、炎症性障害である、請求項14に記載の方法。
  18. 前記炎症性障害が、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記障害が、増殖性障害である、請求項14に記載の方法。
  20. 前記増殖性障害が、血液学的がんである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記増殖性障害が、白血病である、請求項19に記載の方法。
  22. 前記白血病が、T細胞白血病である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記T細胞白血病が、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)である、請求項22に記載の方法。
  24. 前記増殖性障害が、TYK2における1つまたは複数の活性化変異に関連する、請求項19に記載の方法。
  25. 前記障害が、移植に関連する、請求項14に記載の方法。
  26. 前記障害が、移植拒絶または移植片対宿主病である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記障害が、内分泌性障害である、請求項14に記載の方法。
  28. 前記内分泌性障害が、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、請求項27に記載の方法。
  29. 前記障害が、神経学的障害である、請求項14に記載の方法。
  30. 前記神経学的障害が、アルツハイマー病である、請求項29に記載の方法。
  31. 前記障害が、I型インターフェロン、IL−10、IL−12、またはIL−23シグナル伝達に関連する、請求項14に記載の方法。
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