JP2007524691A - 望ましくない微生物を抑制するためのピラゾロピリミジン - Google Patents

望ましくない微生物を抑制するためのピラゾロピリミジン Download PDF

Info

Publication number
JP2007524691A
JP2007524691A JP2006553545A JP2006553545A JP2007524691A JP 2007524691 A JP2007524691 A JP 2007524691A JP 2006553545 A JP2006553545 A JP 2006553545A JP 2006553545 A JP2006553545 A JP 2006553545A JP 2007524691 A JP2007524691 A JP 2007524691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
optionally substituted
carbon atoms
group
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006553545A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲバウアー,オーラフ
ガイヤー,ヘルベルト
ハイネマン,ウルリヒ
ヘルマン,シユテフアン
ヒルブラント,シユテフアン
エルベ,ハンス−ルートビヒ
エツベルト,ロナルド
バツヘンドルフ−ノイマン,ウルリケ
ダーメン,ペーター
クツク,カール−ハインツ
守 畑澤
Original Assignee
バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JP2007524691A publication Critical patent/JP2007524691A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、式(I)のピラゾロピリミジン(R、R、R、R、R及びXは、明細書中に定義されているとおりである。)に関する。本発明は、前記物質を製造するための方法及び望ましくない微生物を抑制するためのそれらの使用にも関する。

Description

本発明は、ピラゾロピリミジン、それらを調製するための方法及び望ましくない微生物を抑制するためのそれらの使用に関する。
ある種のピラゾロピリミジンは抗真菌特性を有することが既に公知である(例えば、WO−A 02/048151、WO−A 04/000844又はFR−A2 792745を参照。)。
しかしながら、例えば、活性スペクトル、毒性、選択性、適用速度、残留物の形成及び好ましい製造に関して、近代的な抗真菌剤に対する環境及び経済的要求は常に増加しており、例えば、さらに、耐性に関する問題が存在する場合があるので、少なくとも幾つかの領域では、従来技術の抗真菌剤に比べて利点を有する新規抗真菌剤を開発する必要性が常に存在する。
本発明は、式(I)
Figure 2007524691
(式中、記号は、以下のように定義される。
は水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル若しくは場合により置換されたヘテロシクリル、ヒドロキシル、場合により置換されたアルコキシ、アミン、場合により置換されたアルキルアミン若しくは場合により置換されたジアルキルアミンであり;
は、水素若しくはアルキルであり;又は
及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、場合により置換された複素環であり;
は、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロシクリル、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル、場合により置換されたシクロアルケニル、場合により置換されたアラルキル、ハロゲン、場合により置換されたアミノ基、場合により置換された(C−C)−アルコキシ、場合により置換された(C−C)−アルキルチオ、場合により置換された(C−C10)−アリールオキシ、場合により置換された(C−C10)−アリールチオ、場合により置換されたヘテロシクリルオキシ、場合により置換された(C−C10)−アリール−(C−C)−アルコキシ、場合により置換された(C−C10)−アリール−(C−C)−アルキルチオ、場合により置換されたヘテロシクリル−(C−C)−アルコキシ、又は場合により置換されたヘテロシクリル−(C−C)−アルキルチオ、C(S)OR、C(O)SR又はC(S)SRであり;
は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、C(S)OR、C(O)SR、C(S)SR、飽和、部分若しくは完全不飽和又は芳香族の、場合により置換された5又は6員ヘテロシクリル、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R、P(O)(OR、NROR、−B(OR、−(CR 0−6−NR 又は−(CR 0−6−NR−NR であり;
は、H、ハロゲン、場合によりハロゲン置換されたアルキル、又は場合によりハロゲン置換されたシクロアルキル、O−(C−C)−アルキル又はS(O)0−2(C−C)−アルキルであり;
Xは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルコキシ、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアルキルスルフィニル又は場合により置換されたアルキルスルホニルであり;
は、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル及び場合により置換されたシクロアルケニル、場合により置換されたアリール及び場合により置換されたアリールアルキルであり;
は、同一又は異別であり、H又はRであり、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有し、該酸素原子は互いに隣接してはならない;
は、H、陽イオン、例えば、場合によりアルキル若しくはアラルキル置換されたアンモニウムイオン、置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル、場合により置換されたシクロアルケニル又は場合により置換されたアラルキルである。)
の新規ピラゾロピリミジン及び農薬的に活性なこれらの塩を提供する。
式(I)のピラゾロピリミジンは、望ましくない微生物を抑制するのに極めて適している。特に、式(I)のピラゾロピリミジンは、強力な抗真菌活性を有しており、穀物の保護と資材の保護の両方において使用することが可能である。
式(I)の化合物は、純粋な形態で、及び存在し得る様々な異性体形態の混合物として、特に、E−及びZ、スレオ及びエリスロ並びにR及びS異性体又はアトロプ異性体などの光学異性体などの立体異性体の混合物として、また、適切であれば、互変異性体の混合物として存在することが可能である。本発明は、純粋な異性体とそれらの混合物の両方を包含する。
上記置換基の性質に応じて、式(I)の化合物は酸性又は塩基性の特性を有しており、塩、適切であれば、分子内塩を形成することが可能である。式(I)の化合物が、ヒドロキシル基、カルボキシル基又は酸性特性を誘導する他の基を有していれば、これらの化合物は、塩を形成するために塩基と反応することが可能である。適切な塩基は、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、特にナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、さらにアンモニア、(C−C)アルキル基又はアラルキル基、(C−C)アルカノールのモノ、ジ及びトリアルカノールアミン、コリン及びクロロコリンを有する一級、二級及び三級アミンである。式(I)の化合物が、アミノ基、アルキルアミノ基又は塩基性特性を誘導する他の基を有していれば、これらの化合物は、塩を与えるために酸と反応することが可能である。適切な酸は、例えば、塩酸、硫酸及びリン酸などの無機酸、酢酸又はシュウ酸などの有機酸、並びにNaHSO及びKHSOなどの酢酸塩である。このようにして得ることができる塩も、抗真菌特性を有する。
式(I)は、本発明のピラゾロピリミジンの一般的な定義を与える。
が以下の意味の一つを有する式(I)の化合物が好ましい。
: CONR、CONR−N(R、CONR−OR、COOR、CSOR、COSR又はCSSR
: 飽和、部分不飽和又は芳香族の、場合により置換された5又は6員のヘテロシクリル、
: SR、SOR、SO、SO、SON(R若しくはSON(R
: PO−(OR
: B(OR又は
: NROR
が、以下の意味の一つを有する式(I)の化合物も好ましい。
’ a、a、a、a、a
’ a、a、a、a、a
’ a、a、a、a、a
’ a、a、a、a、a、a
’ a、a、a、a、a
’ a、a、a、a、a
さらに、
) Rが、場合により置換されたアリールを表し、又は
) Rが、場合により置換されたヘテロシクリルを表し、又は
) Rが、場合により置換されたアルキルを表し、又は
) Rが、場合により置換されたアルケニルを表し、又は
) Rが、場合により置換されたアルキニルを表し、又は
) Rが、場合により置換されたシクロアルキルを表し、又は
) Rが、場合により置換されたアラルキルを表し、又は
) Rが、場合により置換されたアミノ基を表し、又は
) Rが、場合により置換された(C−C)アルキルチオを表し、又は
10) Rが、場合により置換された(C−C)アルコキシを表す、式(I)の化合物が好ましい。
が、以下の意味の一つを有する式(I)の化合物も好ましい。
: b、b、b、b、b、b、b、b、b
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
10: b、b、b、b、b、b、b、b、b10
さらに、記号の一つ以上が以下に記載されている好ましい意味の一つを有する式(I)の化合物が好ましい。すなわち、
は、水素であり、置換されていないか、若しくはハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、アミノ、各事例で1ないし4個の炭素原子を有するモノ若しくはジアルキルアミノからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし五置換された、1ないし10個の炭素原子を有するアルキルであり、又は
は、置換されていないか、若しくはハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、アミノ、各事例で1ないし4個の炭素原子を有するモノ若しくはジアルキルアミノからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換された、2ないし10個の炭素原子を有するアルケニルであり、又は
は、置換されていないか、若しくはハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、アミノ、各事例で1ないし4個の炭素原子を有するモノ若しくはジアルキルアミノからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換された、2ないし10個の炭素原子を有するアルキニルであり、又は
は、置換されていないか、若しくはハロゲン及び1ないし4個の炭素原子を有するアルキルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換された、3ないし10個の炭素原子を有するシクロアルキルであり、又は
は、3ないし10環員並びに窒素、酸素及び/又は硫黄などの1ないし3個の複素原子を有する飽和若しくは不飽和ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、若しくはハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、シアノ、ニトロ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び/又はメルカプトによって一若しくは多置換されており;
は、水素又は1ないし6個の炭素原子を有するアルキルであり;
及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、3ないし8環員を有する飽和又は不飽和複素環であり、該複素環は、環の一員としてさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を場合により含有し、該複素環は、置換されていないか、又はフッ素、塩素、臭素、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のフッ素及び/又は塩素原子を有するハロアルキル、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のフッ素及び/又は塩素原子を有するハロアルコキシ、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するチオアルキル及び/又は1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のフッ素原子及び/又は塩素原子を有するハロアルキルチオによって最大三置換されることができ;
は、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル−C−C10−アルキルであり、Rは、置換されていないか、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有し、又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有するC−C10−ハロアルキルであり、Rは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニル、C−C−アルキニルオキシ、及び場合によりハロゲン化された、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルケノキシ、オキシ−C−C−アルケニル−C−C−アルコキシ、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルキルオキシであり、又は
は、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシル、カルボキシアルキル、カルバモイル、チオカルバモイル;
各事例において直鎖又は分岐の、各事例において1ないし6個の炭素原子を有する、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル又はアルキルスルホニル;
各事例において直鎖又は分岐の、各事例において2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル又はアルケニルオキシ;
各事例において直鎖又は分岐の、各事例において1ないし6個の炭素原子と1ないし13個の同一又は異別のハロゲン原子とを有する、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル又はハロアルキルスルホニル;
各事例において直鎖又は分岐の、各事例において2ないし6個の炭素原子と1ないし11個の同一又は異別のハロゲン原子とを有する、ハロアルケニル又はハロアルケニルオキシ;
各事例において直鎖又は分岐の、各事例において各アルキル部分中に1ないし6個の炭素原子を有する、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニルオキシ、ヒドロキシミノアルキル又はアルコキシミノアルキル;
3ないし8個の炭素原子を有するシクロアルキル;
2、3位に結合されている1、3−プロパンジイル、1、4−ブタンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1、2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)、これらの基は、ハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル及び1ないし4個の炭素原子と1ないし9個の同一又は異別のハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群からの同一又は異別の置換基によって一又は多置換されることができる;
からなる群からの同一又は異別の置換基によって一ないし四置換されることができるフェニルであり;又は
は、3ないし8環員並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群からの1ないし3個の複素原子を有する飽和又は完全若しくは部分不飽和又は芳香族ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは、ハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、1ないし4個の炭素原子を有するハロアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するハロアルキルチオ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、ニトロ及び/又は3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル及び/又はカルボキシアルキルによって一又は二置換されることができ;
は、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、C−C−アルキニルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルケニルアミノ、ジ−C−C−アルキニルアミノ、C−C−アルケニル−(C−C)−アルキニルアミノ、C−C−アルキニル−(C−C)−アルキルアミノ、C−C−アルケニル−(C−C)−アルキルアミノ、C−C10−アリールアミノ、C−C10−アリール−(C−C)−アルキルアミノ、C−C10−アリール−(C−C)−アルキル−(C−C)−アルキルアミノ、ヘテロシクリル−(C−C)−アルキルアミノ又はヘテロシクリル−(C−C)−アルキル−(C−C)−アルキルアミノであり;
は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、CSOR、COSR、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R、P(O)−(OR、B(OR又は
Figure 2007524691
(A、B、D、E、Gは、同一又は異別であり、CR、CR、N、NR、O又はSである(但し、少なくとも一つの記号は、N、O又はSであり、酸素原子は互いに隣接していない。)。)
であり;
Yは、C、CR又はNであり
は、R、ハロゲン、NR 、OH、SR又はORであり;
は、H、ハロゲン、置換されていないか、又は一もしくは複数のハロゲン原子によって置換された(C−C)−アルキル、置換されていないか、又は一もしくは複数のハロゲン原子によって置換されたシクロプロピル、SCH、SOCH、SOCH又はOCHであり;
Xは、H、フッ素、塩素、臭素、CN、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオであり;
は、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、フェニル−C−C10−アルキルであり、Rは、置換されていないか、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有し、又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有するC−C10ハロアルキルであり、Rは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニル、C−C−アルキニルオキシ、及び場合によりハロゲン化された、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルケノキシ、オキシ−C−C−アルケニル−C−C−アルコキシ、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルキルオキシ及び/又はCONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)―アルキルであり;
は、H若しくはRであり、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有し、該酸素原子は互いに隣接してはならない;
は、H、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、銅、NH、モノ(C−C10)−アルキルアンモニウム、ジ−(C−C10)−アルキルアンモニウム、トリ−(C−C10)−アルキルアンモニウム、テトラ−(C−C10)アルキルアンモニウム、コリニウム、C−C10−アルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニルであり、Rは、置換されていないか、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有し、又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有するC−C10ハロアルキル、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を有するC−C10アルキルであり、Rは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニル、C−C−アルキニルオキシ、及び場合によりハロゲン化された、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルケノキシ、オキシ−C−C−アルケニル−C−C−アルコキシ、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルキルオキシ、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)―アルキルである。
記号の一つ以上が以下に列記されている特に好ましい意味の一つを有する式(I)のピラゾロピリミジンも特に好ましい。すなわち、
は、水素、又は式
Figure 2007524691
(#は、結合の点を表す(これらの基は、光学的に純粋な形態で、又は異性体混合物として存在することが可能である。)。)
の基であり;
は、水素、メチル、エチル、プロピルであり、又は
及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、3、6−ジヒドロ−1(2H)−ピリジニル又はテトラヒドロ−1(2H)−ピリダジニルであり、これらの基は、置換されていないか、又は1ないし3個のフッ素原子、1ないし3個のメチル基及び/又はトリフルオロメチルによって置換されており;又は
及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、式
Figure 2007524691
(式中、
R’は、水素又はメチルを表し、
R’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、
mは、数0、1、2又は3を表し、mが2又は3を表せば、R’’は、同一又は異別の基を表し、
R’’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、及び
nは、数0、1、2又は3を表し、nが2又は3を表せば、R’’’は、同一又は異別の基を表す。)
の基であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキルであり、Rは、置換されていないか、もしくは一もしくは複数のフッ素若しくは塩素原子、ベンジルによって置換されており、又は
は、
フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ホルミル、メチル、エチル、n−若しくはi−プロピル、n−、i−、s−若しくはt−ブチル、ビニル、エチニル、アリル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、n−若しくはi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−若しくはi−プロピルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロエチニルオキシ、トリフルオロエチニルオキシ、クロロアリルオキシ、ヨードプロパルギルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−若しくはi−プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、エトキシミノメチル、メトキシミノエチル、エトキシミノエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル若しくはシクロヘキシルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって、又は
2、3位において結合されている1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)若しくは1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一若しくは多置換されることができる。)によって、
一ないし三置換されることができるフェニルであり;
は、2若しくは4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって1ないし4置換されることができるピリジルであり;又は
は、2若しくは4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって1ないし3置換されることができるピリミジルであり、又は
は、2若しくは3位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって1ないし3置換されることができるチエニルであり、又は
は、C−C−アルキルアミノ若しくはジ−C−C−アルキルアミノであり、又は、
は、2、4若しくは5位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって1若しくは2置換されることができるチアゾリルであり、又は
は、N−ピペリジニル、N−テトラゾリル、N−ピラゾリル、N−イミダゾリル、N−1,2,4−トリアゾリル、N−ピロリル若しくはN−モルホリニルであり、その各々は、置換されていないか、若しくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル及びトリフルオロメチルからなる群からの同一又は異別の置換基によって、一置換若しくは可能であれば多置換されており、
は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、CSOR、COSR、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,3,4−トリアゾリル、チアゾリル、1,3,4、−オキサジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、オキサゾリル、テトラゾリル、オキサジアジニル、4H−[1,2,4]−オキサジアジン−3−イル、ジオキサジニル、5,6−ジヒドロ−[1,4,2]−ジ−オキサジン−3−イル、ピリジルであり、該複素環基は、C−C−アルキル及びハロゲン、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R、P(O)−(OR又はB(ORからなる群からの一又は複数の基によって場合により置換されており;
は、H、Cl、F、CH、−CH(CH又はシクロプロピルであり;及び
Xは、H、F、Cl、CNであり、置換されていない、又は一もしくは複数のフッ素若しくは塩素原子によって置換されたC−C−アルキルであり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−シクロアルキル、ベンジル、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)−アルキル、シアノであり;
は、H又はRであり;又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有し、該酸素原子は互いに隣接してはならない;
は、H、Na、K、1/2Ca、1/2Mg、Cu、NH、NH(CH、N(CH、HN(C、N(C、HN(iC、F及び/又はClによって場合により完全に又は部分的に置換された(C−C)−アルキル、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)−アルキル(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、ベンジル、(CHR−CHR−O)−(C−C)−アルキル、(R=H、CHであり、m=1ないし6である。)である。
記号の一つ以上が以下に列記されている極めて特に好ましい意味の一つを有する式(I)の化合物が極めて特に好ましい。すなわち、
及びRは、上に列記されている特に好ましい意味を有し;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−シクロアルキルであり、Rは、置換されていないか、もしくは一もしくは複数のフッ素若しくは塩素原子及び/又はアルキルによって置換されており、又は
は、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及び/又はカルボキシメチルからなる群からの置換基を有する、2,4−、2,5−若しくは2,6−二置換されたフェニル若しくは2−置換されたフェニル若しくは2,4,6−若しくは2,4,5−三置換されたフェニルであり、又は
は、2若しくは4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及び/又はカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし四置換されることができるピリジルであり、又は
は、4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及び/又はカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換されることができるピリミジルであり;
は、2若しくは3位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換されることができるチエニルであり、又は
は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、1H−ピロリル、1H−イミダゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1H−ピラゾリル、1H−1,3,4−トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアジニル、4H−[1,2,4]−オキサジアジン−3−イル、ジオキサジニル、5,6−ジヒドロ−[1,4,2]−ジオキサジン−3−イル、ピリジルであり、該複素環基は、C−C−アルキル及びハロゲン、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R又はP(O)−(ORからなる群からの一又は複数の基によって場合により置換されており;
は、H、CH、−CH(CH、Cl又はシクロプロピルであり;及び
Xは、フッ素、塩素、(C−C)−アルキル又は(C−C)−ハロアルキルであり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−シクロアルキル、ベンジル、カルボキシ−(C−C)−アルキル、CONR、CONROR、COOR、シアノであり;
は、H若しくはRであり、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有する環を形成し、該環は、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有し、該酸素原子は互いに隣接しないことができ;
は、H、Na、K、NH、NH(Et)、HN(iPr)、HN(Bn)、HN(Bn)、F及び/又はClによって完全に又は部分的に置換された(C−C)−アルキル及び/又はカルボキシ−(C−C)−アルキル、CONR、CONROR、COOR、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、ベンジル、(CHR−CHR−O)−(C−C)−アルキル、(R=H、CHであり、m=1ないし6である。)である。
上記された基の定義は、所望であれば、互いに組み合わせることができる。さらに、個別の定義は適用されない場合があり得る。
が、CONR、CONR−(NR、CO−NR−OR又はCOORを表し、XがClを表す式(I)の化合物は、例えば、スキーム1に示されているように、文献(例えば、US−A3,515,715号及びUS−A 3,634,391号参照)公知である3−アミノピラゾール−4−カルボン酸エステル(II)及びマロン酸エステル(IIa)(R11=C−Cアルキル又はアリール)から出発して調製することが可能である。
Figure 2007524691
Figure 2007524691
式III、IV、V及びVIIの中間体は新規であり、本発明の主題の一部を形成する。
マロン酸エステル(IIa)は文献公知であり、又は文献公知の方法によって調製することが可能である(例えば、WO 04/006913、WO 04/005876、CR=ヘテロシクリル)、US 6,156,925(R=置換されたフェニル)、WO−A 03/009687(CR=置換されたアルキル)、Chem.Ber. 1956,89,996(CR=置換されたシクロアルキル)。
=(2−クロロ又はメチル)−チオフェン−3−イルの式(IIa)のマロン酸エステルは、以下のスキーム1aに従って調製することも可能である。
Figure 2007524691
合成順序の最後の2つの段階と同様に、(2−クロロチオフェン−3−イル)酢酸から、2−(2−クロロチオフェン−3−イル)マロン酸ジメチルを調製することも可能である。
出発材料(II)のアミン(V)への段階的な変換は、例えば、WO 04/000844号の方法と同様に実行することが可能である。
酸塩化物(VII)のさらなる変換のために使用されるアミン、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン又はアルコールは、公知である。それらは、市販されているか、又は例えば、「Houben−Weyl, methoden der Organischen Chemie(methods of Organic Chemistry)」に記載されているように、当業者に周知である公知の方法によって調製することが可能である。
Xがシアノ基を表す式(I)の化合物は、例えば、スキーム2に示されているように、例えば、中間体(V)から出発して調製することが可能である。
Figure 2007524691
Xが場合により置換されたアルキル又はフェニル基を表す式(I)の化合物は、スキーム3に示されているように、β−ケトエステルとの反応によって、文献公知であるエステル(II)から調製することが可能である。
Figure 2007524691
Xがメルカプト、スルフィニル又はスルホニル基を表す式(I)の化合物の合成は、X=S(O)0−2−CHである化合物について例示されているように、スキーム4に示されている。ここでは、シアノアルケンは、「Compper et al., Chem. Ber. 1962,95, 2861−70」あるいは、「Chauhan et al., Tetrahedron 1976,32, 1779−87」と同様に調製することが可能である。
Figure 2007524691
がスルホン酸又はスルホンアミド基を表し、XがClを表す式(I)の化合物は、例えばスキーム5に示されているように調製することが可能であり、出発物質の合成は、例えば、WO−A 02/048151に記載されているように行うことが可能である。
Figure 2007524691
がメルカプト、スルフィニル又はスルホニル基を表し、XがClを表す式(I)の化合物は、例えば、R=S(O)0−2−CHに対してスキーム6に示されているように調製することが可能であり、出発物質は、例えば、WO−A 02/048151に記載されているように合成することが可能である。
Figure 2007524691
が場合により置換されたヘテロシクリル基を表し、XがClを表す式(I)の化合物は、例えば、イミダゾールに対してスキーム7に示されているように調製することが可能であり、出発物質は、「Kornfeld et al., J. Med. Chem. 1968,11, 1028−31」と同様に合成することが可能である。
Figure 2007524691
式(I)の化合物を調製するための本発明の方法は、好ましくは、一又は複数の反応補助物質を用いて行われる。
適切な反応補助物質は、適切であれば、慣用の無機若又は有機塩基又は酸受容体である。これらには、好ましくは、例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム又は酢酸カルシウム、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド又はカルシウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素カルシウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム又は水素化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化カルシウム、ナトリウムメトキシド、エトキシド、n−若しくはi−プロポキシド、n−、i−、s−若しくはt−ブトキシド又はカリウムメトキシド、エトキシド、n−若しくはi−プロポキシド、n−、i−、s−若しくはt−ブトキシドなどのアルカリ金属又はアルカリ土類金属の、酢酸塩、アミド、炭酸塩、炭酸水素塩、水素化物、水酸化物又はアルコキシドが含まれ、さらに、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、エチルジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−ベンジルアミン、ピリジン、2−メチル−、3−メチル−、4−メチル−、2,4−ジメチル−、2,6−ジメチル−、3,4−ジメチル−及び3,5−ジメチルピリジン、5−エチル−2−メチルピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2.]オクタン(DABCO)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−ネン(DBN)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)などの塩基性有機窒素化合物も含まれる。
本発明の方法は、好ましくは、一又は複数の希釈剤を用いて行われる。適切な希釈剤は、実質的に全ての不活性な有機溶媒である。これらには、好ましくは、ペンタン、へキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテル、ベンジン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン及びo−ジクロロベンゼンなどの、脂肪族及び芳香族の、場合によりハロゲン化された炭化水素、ジエチルエーテル及びジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル及びジグリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサンなどのエーテル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン又はメチルイソブチルケトンなどのケトン、酢酸メチル又は酢酸エチルなどのエステル、例えば、アセトニトリル又はプロピオニトリルなどのニトリル、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリドンなどのアミドが含まれ、並びにジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホン及びヘキサメチルリン酸トリアミドも含まれる。
本発明の方法における反応温度は、比較的広い範囲にわたって変動することが可能である。一般的に、本方法は、0℃ないし250℃の温度、好ましくは、10℃ないし185℃の温度で実施される。
本発明の方法は、一般に、大気圧下で行われる。しかしながら、増加又は減少された圧力下で作業することも可能である。
本発明の方法を実施する場合、各事例において必要とされる出発材料は、一般的に概ね等モル量で使用される。しかしながら、各事例において使用される成分の一つの比較的大過剰を使用することも可能である。本発明の方法における後処理は、各事例において、慣用の方法によって実施される(調製例を参照)。
本発明の化合物は、強力な殺微生物活性を有しており、穀類の保護及び資材の保護において、真菌及び細菌などの望ましくない微生物を抑制するために使用することができる。
抗真菌剤は、ネコブカブ(Plasmodiophoromycetes)、卵菌(Oomycetes)、ツボカビ(Chytridiomycetes)、接合菌(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomyctes)、担子菌(Basidiomycetes)及び不完全菌類(Deuteromycetes)を抑制するために、穀物保護において使用することができる。
殺菌剤は、シュードモナス菌科(Pseudomonadaceae)、根粒菌科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリア科(Corynebacteriaceae)及びストレプトミセス科(Streptomycetaceae)を抑制するために、穀物保護において使用することができる。
上掲の属名に分類される真菌及び細菌疾患を引き起こす幾つかの病原体の例として、以下のものを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
キサントモナス(Xanthomonas)種、例えば、キサントモナス・キャンペストリスpv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae)など;
シュードモナス(Pseudomonas)種、例えば、シュードモナス・シリンガエpv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)など;
エルウィニア(Erwinia)種、例えば、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)など;
ピチウム(Pythium)種、例えば、ピチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)など;
フィトフソラ(Phytophthora)種、例えば、フィトフソラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)など;
シュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、例えば、シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)又はシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)など;
プラスモパラ(Plasmopara)種、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)など;
ブレミア(Bremia)種、例えば、ブレミア・ラクチュカエ(Bremia lactucae)など;
ペロノスポラ(Peronospora)種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はP.ブラッシカエ(P.brassicae)など;
エリシフェ(Erysiphe)種、例えば、エリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis)など;
スファエロセカ(Sphaerotheca)種、例えば、スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)など;
ポドスファエラ(Podosphaera)種、例えば、ポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)など;
ベンチュリア(venturia)種、例えば、ベンチュリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)など;
ピレノフォラ(Pyrenophora)種、例えば、ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)又はP.グラミネア(P.graminea)など;
(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、syn:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))
コクリオボラス(Cochliobolus)種、例えば、コクリオボラス・サティブス(Cochliobolus sativus)など
(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、syn:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium));
ウロミセス(Uromyces)種、例えば、ウロミセス・アッペンディキュレイタス(Uromyces appendiculatus)など;
プッシニア(Puccinia)種、例えば、プッシニア・レコンディタ(Puccinia recondita)など;
スクレロティニア(Sclerotinia)種、例えば、スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum)など;
ティレチア(Tilletia)種、例えば、ティレチア・カリエス(Tilletia caries)など;
ウスチラゴ(Ustilago)種、例えば、ウスチラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)又はウスチラゴ・アベナエ(Ustilago avenae)など;
ペリキュラリア(Pellicularia)種、例えば、ペリキュラリア・ササキイ(Pellicularia sasakii)など;
ピリキュラリア(Pyricularia)種、例えば、ピリキュラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)など;
フザリウム(Fusarium)種、例えば、フザリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)など;
ボトリティス(Botrytis)種、例えば、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)など;
セプトリア(Septoria)種、例えば、セプトリア・ノドラム(Septoria nodorum)など;
レプトスファエリア(Leptosphaeria)種、例えば、レプトスファエリア・ノドラム(Leptosphaeria nodorum)など;
セルコスポラ(Cercospora)種、例えば、セルコスポラ・カネセンス(Cercospora canescens)など;
アルテルナリア種(Alternaria)種、例えば、アルテルナリア・ブラッシカエ(Alternaria brassicae)など;及び
シュードセルコスポレラ(Pseudocercosporella)種、例えば、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)など。
本発明の活性化合物は、植物中で強力な賦活活性も示す。従って、本発明の活性化合物は、望ましくない微生物による攻撃に対して植物の内部的防御を動員するのに適している。
本明細書において、植物賦活(耐性誘導)化合物とは、処置された植物が、その後望ましくない微生物を接種されたときに、前記植物がこれらの微生物に対して大幅な保護を示すように、植物の防御系を刺激することができる物質を意味するものとして理解すべきである。
本明細書において、望ましくない微生物とは、植物病原性真菌、細菌及びウイルスを意味するものと理解すべきである。このため、本発明の化合物は、上記病原体による攻撃に対する処置後の一定の期間内、植物を保護するために使用することができる。この保護が達成される期間は、一般に、活性化合物による植物の処置から1ないし10日、好ましくは1ないし7日に及ぶ。
前記活性化合物が、植物の病気を抑制するために必要とされる濃度で植物によって十分に耐容されるという事実により、植物の地上部分、増殖幹及び種子、並びに土壌の処置が可能となる。
本発明の活性化合物は、穀物病(例えば、エリシフェ(Erysiphe)種などに対して)、並びにブドウ栽培及び果物及び野菜の栽培における病気(例えば、ボトリチス(Botrytis)、ベンチュリア(Venturia)、スファエロセカ(Sphaerotheca)及びポドスファエバ(Podosphaeva)種などに対して)を抑制するために特に優れた結果で使用することができる。
本発明の活性化合物は、穀物の収量を増加させるのにも適している。さらに、本発明の活性化合物は、低い毒性を示し、植物によって十分に耐容される。
適切であれば、本発明の活性化合物は、ある種の濃度及び適用速度で、植物の増殖を制御し、及び動物の有害生物を抑制するために、除草剤として使用することも可能である。適宜、本発明の活性化合物は、他の活性化合物の合成における中間体又は前駆体として使用することも可能である。
本発明によれば、あらゆる植物及び植物の部分を処理することが可能である。本明細書において、植物とは、望ましい及び望ましくない野生の植物又は穀類植物(自然に発生する穀類植物を含む。)などの全ての植物及び植物集団を意味するものとして理解しなければならない。穀類植物は、慣用的な植物品種改良と最適化法によって又はバイオテクノロジー及び遺伝子工学法によって又はこれらの方法の組み合わせによって取得できる植物であり得、これには、トランスジェニック植物が含まれ、及び植物育種家の証明書によって保護され得る又は保護され得ない植物品種が包含される。植物の部分とは、芽、葉、花及び根など、地上及び地下にある植物のあらゆる部分及び器官を意味するものとして理解しなければならず、例としては、葉、針状葉(needle)、茎、幹、花、子実体、果実及び種子、及び根、塊茎及び地下茎を挙げることができる。植物の部分には、採取された物、並びに植木及び発生により増殖する物(vegetative and generative propagation material)、例えば、苗木、塊茎、地下茎、切り枝及び種子も含まれる。
前記活性物質を用いた本発明による植物及び植物の部分の処理は、直接実施されるか、又は、慣用的な処理法、例えば、増殖物質の場合、特に種子の場合には、浸漬、噴霧、蒸気曝露、雲霧、散乱、塗布などによって、さらに、単層又は複数層の被覆によって、それらの環境、生息場所又は保存場所に対して作用させることにより実施される。
資材の保護において、本発明の化合物は、望ましくない微生物による感染及び破壊から産業資材を保護するために使用することができる。
本明細書において産業資材とは、産業で使用するために調製された非生物材料を意味するものとして理解される。例えば、本発明の活性化合物によって、微生物による変化又は破壊から保護されるべき産業資材は、接着剤、糊、紙及びボール紙、織物、皮革、木、塗料及びプラスチック製品、冷却潤滑剤及び微生物に感染し、又は微生物によって破壊され得る他の材料であり得る。微生物の増殖によって損傷を受け得る製造プラントの一部(例えば、冷却水回路)も、保護されるべき材料の範囲に属するものとして挙げることができる。本発明の範囲に属するものとして挙げることができる産業資材は、好ましくは、接着剤、糊、紙及びボール紙、皮革、木、塗料、冷却潤滑剤及び熱転移液であり、特に好ましくは、木である。
産業資材を分解又は変化することができる微生物としては、例えば、細菌、真菌、酵母、藻及びヘドロ生物を挙げることができる。本発明の活性化合物は、好ましくは、真菌、特にカビ、木を脱色し、及び木を破壊する真菌(担子菌類(Basidiomycetes))に対して、並びにヘドロ生物及び藻に対して作用する。
以下の属の微生物を例として挙げることができる:
アルテルナリア(Alternaria)、アルテルナリア・テニュイス(Alternaria tenuis)など、
アスペルギルス(Aspergillus)、例えば、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)など、
カエトミウム(Chaetomium)、カエトミウム・グロボサム(Chaetomium globosum)など、
コニオフォラ(Coniophora)、コニオフォラ・プエタナ(Coniophora puetana)など、
レンティナス(Lentinus)、レンティナス・チグリナス(Lentinus tigrinus)など、
ペニシリウム(Penicillium)、ペニシリウム・グラウカム(Penicillium glaucum)など、
ポリポラス(Polyporus)、ポリポラス・ベルシコロール(Polyporus versicolor)など、
アウレオバシジウム(Aureobasidium)、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)など、
スクレロフォーマ(Sclerophoma)、スクレロフォーマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila)など、
トリコデルマ(Trichoderma)、例えば、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)など、
エシェリヒア(Escherichia)、エシェリヒア・コリ(Escherichia Coli)など、
シュードモナス(Pseudomonas)、例えば、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)など、及び
スタフィロコッカス(Staphylococcus)、スタフィロコッカス・オーレウス(Staphylococcus aureus)など。
それらの具体的な物理的及び/又は化学的特性に応じて、前記活性化合物は、溶液、エマルジョン、懸濁液、粉末、発泡、ペースト、顆粒、エアロゾル及びポリマー物質及び種子用コーティング組成物中のミクロカプセル化、ならびにULV冷および暖噴霧製剤など、慣用の製剤へと変換することが可能である。
これらの製剤は、公知の様式、例えば、活性化合物を増量剤、すなわち液体溶媒、圧力下で液化される気体及び/又は固体担体と混合し、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤及び/又は分散剤、及び/又は発泡剤を使用することによって製造される。使用される増量剤が水である場合には、例えば、補助溶媒として、有機溶媒を使用することも可能である。実質的に、適切な液体溶媒は、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレンなどの芳香族、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレンなどの塩素化された芳香族又は塩素化された脂肪族炭化水素、シクロヘキサン又はパラフィンなどの脂肪族炭化水素、例えば、石油画分、ブタノール又はグリコールなどのアルコール並びにそれらのエーテル及びエステル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノンなどのケトン、ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドなどの強い極性溶媒又は水である。液化される気体増量剤又は担体とは、標準的な温度および大気圧下では気体である液体、例えば、ハロゲン化された炭化水素、あるいは、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素などのエアロゾル噴射剤を意味するものとして理解すべきである。適切な固相担体は、例えば、カオリン、クレイ、タルク、胡粉、石英、アタパルガイト、モントモリロナイト又は珪藻土などの砕かれた天然ミネラル、並びに細かく砕かれたケイ酸、アルミナ及びケイ酸塩などの砕かれた合成ミネラル粉末である。粒状物用の適切な固体担体は、例えば、方解石、軽石、大理石、海泡石及び白雲石などの砕かれ、分画された天然の岩、あるいは無機及び有機食の合成粒状物、並びにおがくず、椰子の実、トウモロコシの穂軸及びタバコの茎などの有機材料の粒状物である。適切な乳化剤及び発泡剤は、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネート又はタンパク質の加水分解物などの、非イオン性及び陰イオン性乳化剤である。適切な分散剤は、例えば、リグニンサルファイト廃棄液及びメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニルなどの粉末、顆粒又はラテックスの形態の天然及び合成ポリマー、あるいはセファリン及びレシチンなどの天然リン脂質及び合成リン脂質のような粘着付与剤を、前記製剤に使用することもできる。他の可能な添加物は、鉱物及び植物油である。
無機色素、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアン・ブルー、並びにアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料などの有機染料、並びに、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩などの微量栄養素のような着色剤を使用することが可能である。
前記製剤は、一般に、活性化合物0.1ないし95重量%、好ましくは0.5ないし90重量%を含む。
本発明の活性化合物は、そのまま、若しくはそれらの製剤中で、例えば、活性スペクトルを広げるために若しくは耐性の発生を抑制するために、公知の抗真菌剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤若しくは殺虫剤との混合物中で使用することもできる。多くの場合、相乗効果が得られる。すなわち、混合物の活性が、各成分の活性を上回る。
適切な混合成分は、例えば、以下の化合物である。
抗真菌剤:
2−フェニルフェノール;8−ヒドロキシキノリン硫酸塩;アシベンゾラール−S−メチル;アルジモルフ(aldimorph)、アミドフルメト(amidoflumet)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフォス・カリウム(ampropylfos−potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベナラキシル−M、ベノダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl)、ベンズアマクリル;ベンズアマクリル−イソブチル(benzamacril−isobutyl)、;ビラナホス(bilanafos);ビナパクリル(binapacryl);ビフェニル(biphenyl);ビテルタノール(bitertanol);ブラスチシジン−S(blasticidin−S);ボスカリド(boscalid);ブロムコナゾール(bromuconazole);ブピリメート(bupirimate);ブチオベート(buthiobate);ブチラミン(butylamine);カルシウムポリスルフィド(calcium polysulfide);キャプシマイシン(capsimycin);キャプタホール(captafol);キャプタン(captan);カルベンダジム(carbendazim);カルボキシン(carboxin);カルプロパミド(carpropamid);カルボン(carvone);キノメチオナート(qhinomethionat);クロベンチアゾン(chlobenthiazone);クロロフェナゾール(chlorofenazole);クロロネブ(chloroneb);クロロサロニル(chlorothalonil);クロゾリネート(chlozolinate);クロジラコン(clozylacon);シアゾファミド(cyazofamid);シフルフェナミド(cyflufenamid);シモキサニル(cymoxanil);シプロコナゾール(cyproconazole);シプロジニル(cyprodinil);シプロフラム(cyprofuram);ダガーG(Dagger G);デバカルブ(debacarb);ジクロフルアニド(diclofluanid);ジクロン(dichlone);ジクロロフェン(dichlorophen);ジクロサイメット(diclocymet);ジクロメジン(diclomezine);ジクロラン(dicloran);ジエトフェンカルブ(diethofencarb);ジフェノコナゾール(difenoconazole);ジフルメトリム(diflumetorim);ジメチリモール(dimethirimol);ジメトモルフ(dimethomorph);ジモキシストロビン(dimoxystrobin);ジニコナゾール(diniconazole);ジニコナゾールーM(diniconazole−M);ジノカップ(dinocap);ジフェニルアミン(diphenylamine);ジピリチオン(dipyrithione);ジタリムホス(ditalimfos);ジチアノン(dithianon);ドジン(dodine);ドラゾキソロン(drazoxolon);エディフェンホス(edifenphos);エポキシコナゾール(epoxiconazole);エタボキサム(ethaboxam);エチリモール(ethirimol);エトリジアゾール(etridiazole);ファモキサドン(famoxadone);フェナミドン(fenamidone);フェナパニル(fenapanil);フェナリモール(fenarimol);フェンブコナゾール(fenbuconazole);フェンフラム(fenfuram);フェンヘキサミド(fenhexamid);フェニトロパン(fenitropan);フェノキサニル(fenoxanil);フェンピクロニル(fenpiclonil);フェンプロピジン(fenpropidin);フェンプロピモルフ(fenpropimorph);フェルバム(ferbam);フルアジナム(fluazinam);フルベンジミン(flubenzimine);フルジオキソニル(fludioxonil);フルメトバー(flumetover);フルモルフ(flumorph);フルオロミド(fluoromide);フルオキサストロビン(fluoxastrobin);フルキンコナゾール(fluquinconazole);フルルプリミドール(flurprimidol);フルシラゾール(flusilazole);フルスルファミド(flusulfamide);フルトラニル(flutolanil);フルトリアホール(flutriafol);ホルペット(folpet);ホセチル−Al(fosetyl−Al);ホセチル−ナトリウム(fosetyl−sodium);フベリダゾール(fuberidazole);フララキシル(furalaxyl);フラメトピル(furametpyr);フルカルバニル(furcarbanil);フルメシクロックス(furmecyclox);グアザチン(guazatine);ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene);ヘキサコナゾール(hexaconazole);ヒメキサゾール(hymexazol);イマザリル(imazalil);イミベンコナゾール(imibenconazole);イミノクタジン(iminoctadine)三酢酸塩;イミノクタジン・トリス(アルベシラート)(iminoctadine tris(albesilate));ヨードカルブ(iodocarb);イプコナゾール(ipconazole);イプロベンホス(iprobenfos);イプロジオン(iprodione);イプロバリカルブ(iprovalicarb);イルママイシン(irumamycin);イソプロチオラン(isoprothiolane);イソバレジオン(isovaledione);カスガマイシン(kasugamycin);クレソキシム−メチル(kresoxim−methyl);マンコゼブ(mancozeb);マネブ(maneb);メフェリムゾン(meferimzone);メパニピリム(mepanipyrim);メプロニル(mepronil);メタラキシル(metalaxyl);メタラキシルーM(metalaxyl−M);メトコナゾール(metconazole);メタスルホカルブ(methasulfocarb);メスフロキサム(methfuroxam);メチラム(metiram);メトミノストロビン(metominostrobin)、メトサルフォバックス(metsulfovax);ミルジオマイシン(mildiomycin);ミクロブタニル(myclobutanil);ミクロゾリン(myclozolin);ナタマイシン(natamycin);ニコビフェン(nicobifen);ニトロタール−イソプロピル(nitrothal−isopropyl);ノビフルムロン(noviflumuron);ヌアリモール(nuarimol);オフレース(ofurace);オリサストロビン(orysastrobin);オキサジキシル(oxadixyl);オキソリン酸(oxolinic acid);オクスポコナゾール(oxpoconazole);オキシカルボキシン(oxycarboxin);オキシフェンチイン(oxyfenthiin);パクロブトラゾール(paclobutrazol);ペフラゾエート(pefurazoate);ペンコナゾール(penconazole);ペンシクロン(pencycuron);フォスジフェン(phosdiphen);フタリド(phthalide);ピコキシストロビン(picoxystrobin);ピペラリン(piperalin);ポリオキシン類(polyoxins);ポリオキソリム(polyoxorim);プロベナゾール(probenazole);プロクロラズ(prochloraz);プロシミドン(procymidone);プロパモカルブ(propamocarb);プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium);プロピコナゾール(propiconazole);プロピネブ(propineb);プロキナジド(proquinazid);プロチオコナゾール(prothioconazole);ピラクロストロビン(pyraclostrobin);ピラゾフォス(pyrazophos);ピリフェノックス(pyrifenox);ピリメタニル(pyrimethanil);ピロキロン(pyroquilon);ピロキシファー(pyroxyfur);ピロールニトリン(pyrrolenitrine);キンコナゾール(quinconazole);キノキシフェン(quinoxyfen);キントゼン(quintozene);シメコナゾール(simeconazole);スピロキサミン(spiroxamine);硫黄(sulfur);テブコナゾール(tebuconazole);テクロフタラム(tecloftalam);テクナゼン(tecnazene);テトシクラシス(tetcyclacis);テトラコナゾール(tetraconazole);チアベンダゾール(thiabendazole);チシオフェン(thicyofen);チフルザミド(thifluzamide);チオフェネート−メチル(thiophanate−methyl);チラム(thiram);チオキシミド(tioxymid);トルクロホス−メチル(tolclofos−methyl);トリルフルアニド(tolylfluanid);トリアジメフォン(triadimefon);トリアジメノール(triadimenol);トリアズブチル(triazbutil);トリアゾキシド(triazoxide);トリシクラミド(tricyclamide);トリシクラゾール(tricyclazole);トリデモルフ(tridemorph);トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole);トリフォリン(triforine);トリチコナゾール(triticonazole);ユニコナゾール(uniconazole);バリダマイシンA(validamycin A);ビンクロゾリン(vinclozolin);ジネブ(zineb);ジラム(ziram);ゾキサミド(zoxamide);(2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]ブタナミド;1−(1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン;2−アミノ−4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキサミド;2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド;3,4,5−トリクロロ−2,6−ピリジンジカルボニトリル;アクチノベート;シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール;1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル;炭酸一カリウム;N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)シクロプロパンカルボキサミド;N−ブチル−8−(1,1−ジメチルエチル)−1−オキサスピロ[4.5]デカン−3−アミン;四チオ炭酸ナトリウム;及び
ボルドー混合物;水酸化銅;ナフテン酸銅;オキシ塩化銅;硫酸銅;キュフラネブ(cufraneb);酸化銅;マンコッパー(mancopper);オキシン−銅などの銅塩及び調製物。
殺菌剤:
ブロノポール(bronopol)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニッケル−ジメチルジチオカルバメート(nickel−dimethyldithiocarbamate)、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinon)、フランカルボン酸(furancarboxylic acid)、オキシテトラサイクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazol)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅及びその他の銅調製物。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
1.アセチルコリンエステラーゼ(ACheE)阻害剤
1.1カルバメート(例えば、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アリキシカルブ(allyxycarb)、アミノカルブ(aminocarb)、アザメチホス(azamethiphos)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブタカルブ(butacarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボサルファン(carbosulphan)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クマホス(coumaphos)、シアノフェンホス(cyanofenphos)、シアノホス(cyanophos)、ジメチラン(dimetilan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フォルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isocarb)、メタム−ナトリウム(metam−sodium)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカルブ(pirimicarb)、プロメカルブ(promecarb)、プロポクスール(propoxur)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)
1.2 有機リン酸塩(例えば、アセフェート(acephate)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォス(azinphos)(−メチル、−エチル)、ブロモフォス−エチル(bromophos−ethyl)、ブロムフェンビンフォス(bromfenvinfos)(−メチル)、ブタチオフォス(butathiofos)、カヅサフォス(cadusafos)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、クロロエトキシフォス(chloroethoxyfos)、クロロフェンビンフォス(chlorofenvinphos)、クロロメフォス(chloromephos)、クロロピリフォス(chlorpyrifos)(−メチル/−エチル)、クマフォス(coumaphos)、シアノフェンフォス(cyanofenphos)、シアノフォス(cyanophos)、クロロフェンビンフォス(chlorofenvinphos)、デメトン(demeton)−S−メチル、デメトン(demeton)−S−メチルスルフォン、ダイアライフォス(dialifos)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)/DDVP、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジオキサベンゾフォス(dioxabenzofos)、ジスルフォトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトリンフォス(etrimfos)、ファムフール(famphur)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion)、フルピラゾフォス(flupyrazofos)、フォノフォス(fonofos)、フォルモチオン(formothion)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヨードフェンフォス(iodofenphos)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス(isofenphos)、o−サリチル酸イソプロピル(isopropyl o−salicylate)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メビンフォス(mevinphos)、モノクロトフォス(monocrotophos)、ネイルド(naled)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン(oxydemeton)−メチル、パラチオン(parathion)(−メチル/−エチル)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメト(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォスフォカルブ(phosphocarb)、フォキシム(phoxim)、ピリミフォス(pirimiphos)(−メチル/−エチル)、プロフェノフォス(profenofos)、プロパフォス(propaphos)、プロペタンフォス(propetamphos)、プロチオフォス(prothiofos)、プロトエート(prothoate)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダチオン(pyridathion)、キナルフォス(quinalphos)、セブフォス(sebufos)、スルフォテプ(sulfotep)、スルプロフォス(sulprofos)、テブピリンフォス(tebupirimfos)、テメフォス(temephos)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロロビンフォス(tetrachlorovinphos)、チオメトン(thiometon)、トリアゾフォス(triazophos)、トリクロルフォン(triclorfon)、バミドチオン(vamidothion))
2.電位開口型ナトリウムチャネルのナトリウムチャネル調節剤/遮断剤
2.1 ピレトロイド(pyrethroid)(例えば、アクリナトリン(acrinathrin)、アレトリン(allethrin)(d−シス−トランス、d−トランス)、β−サイフルトリン(cyfluthrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、ビオアレトリン(bioallethrin)、ビオアレトリン(bioallethrin)−S−シクロペンチル(cyclopentyl)−異性体、ビオエタノメトリン(bioethanomethrin)、ビオペルメトリン(biopermethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、クロバポルトリン(chlovaporthrin)、シス−サイペルメトリン(cys−cypermethrin)、シス−レスメトリン(cis−resmethrin)、シス−ペルメトリン(cis−permethrin)、クロサイトリン(clocythrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、サイフルトリン(cyfluthrin)、サイハロトリン(cyhalothrin)、サイペルメトリン(cypermethrin)(α−、β−、θ−、ζ−)、サイフェノトリン(cyphenothrin)、DDT、デルタメトリン(deltamethrin)、エムペントリン(empenthrin)(1R−異性体)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロクス(etofenprox)、フェンフルトリン(fenfluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンピリトリン(fenpyrithrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルブロサイトリネート(flubrocythrinate)、フルサイトリネート(flucythrinate)、フルフェンプロクス(flufenprox)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、フブフェンプロクス(fubfenprox)、γ−サイハロトリン(gamma−cyhalothrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデトリン(kadethrin)、λ−サイハロトリン(lambda−cyhalothrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、ペルメトリン(permethrin)(シス−、トランス−)、フェノトリン(phenothrin)(1R−トランス異性体)、プラレトリン(prallethrin)、プロフルトリン(profluthrin)、プロトリフェンビュート(protrifenbute)、ピレスメトリン(pyresmethrin)、レスメトリン(resmethrin)、RU15525、シラフルオフェン(silafluofen)、τ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、テフルトリン(tefluthrin)、テラレトリン(terallethrin)、テトラメトリン(tetramethrin)(1R−異性体)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ZXI8901、ピレトリン(pyrethrin)(ピレトラム(pyrethrum)))
2.2 オキサジアジン(oxadiazine)(例えば、インドキサカルブ(indoxacarb))
3.アセチルコリン受容体アゴニスト/アンタゴニスト
3.1 クロロニコチニル(chloronicotinyl)/ネオニコチノイド(neonicotinoid)(例えば、アセトアミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサン(thiamethoxam))
3.2 ニコチン、ベンサルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)
4.アセチルコリン受容体調節物質
4.1 スピノシン(spinosyn)(例えば、スピノサド(spinosad))
5.GABA制御型塩化物チャネルのアンタゴニスト
5.1 シクロジエン有機塩素(cyclodiene organochlorine)(例えば、カムフェクロロ(camphechloro)、クロロダン(chlorodane)、エンドスルファン(endosulfan)、γ−HCH、HCH、ヘプタクロロ(heptachloro)、リンデイン(lindane)、メトキシクロロ(methoxychloro))
5.2 フィプロール(fiprole)(例えば、アセトプロール(acetoprole)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)、バニリプロール(vaniliprole))
6.塩化物チャネル活性化因子
6.1 メクチン(mectin)(例えば、アバメクチン(abamectin)、アベルメクチン(avermectin)、エマメクチン(emamectin)、安息香酸エマメクチン(emamectin−benzoate)、イベルメクチン(ivermectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin))
7.若年性ホルモン類似体
(例えば、ジオフェノラン(diofenolan)、エポフェノナン(epofenonane)、フェノキシカルブ(fenoxicarb)、ハイドロプレン(hydroprene)、キノプレン(kinoprene)、メトプレン(methoprene)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、トリプレン(triprene)
8.エクジソン(ecdyson)アゴニスト/かく乱物質
8.1 ジアシルヒドラジン(diacylhydrazine)(クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)など)
9.キチン生合成の阻害剤
9.1 ベンゾイル尿素(benzoilurea)(例えば、ビストリフルロン(bistrifluron)、クロフルアズロン(chlofluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルアズロン(fluazuron)、フルサイクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、ペンフルロン(penfluron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron))
9.2 ブプロフェジン(buprofezin)
9.3 サイロマジン(cyromazine)
10.酸化的リン酸化の阻害剤、ATPかく乱物質
10.1 ジアフェンチウロン(diafenthiuron)
10.2 有機スズ(organotin)(例えば、アゾサイクロチン(azocyclotin)、サイヘキサチン(cyhexatin)、酸化フェンブタチン(fenbutatin−oxide))
11. Hイオン勾配を妨害することによって作用する酸化的リン酸化の脱共役剤
11.1 ピロール(pyrrole)(例えば、クロロフェナピル(chlorofenapyr))
11.2 ジニトロフェノール(dinitrophenol)(例えば、ビナパクリル(binapacryl)、ジノブトン(dinobuton)、ジノキャプ(dinocap)、DNOC)
12. I部位電子伝達阻害剤
12.1 METI(例えば、フェナザキン(fenazaquin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリダベン(pyridaben)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、トルフェンピラド(tolfenpyrad))
12.2 ヒドラメチルノン(hydramethylnone)
12.3 ジコフォール(dicofol)
13. II部位電子伝達阻害剤
13.1 ロテノン(Rotenone)
14. III部位電子伝達阻害剤
14.1 アセキノシル(acequinocyl)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)
15.昆虫腸膜の微生物かく乱物質
バチルス・チューリンゲンシス(bacillus thuringiensis)株
16. 脂肪合成の阻害剤
16.1 テトロン酸(例えば、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen))
16.2 テトラミン酸(tetramic acid)[例えば、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1−アザスピロ[4,5]デク−3−エン−4−イル炭酸エチル(別名:炭酸、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1−アザスピロ[4,5]デク−3−エン−4−イルエチルエステル、CAS登録番号382608−10−8)および炭酸、シス−3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1−アザスピロ[4,5]デク−3−エン−4−イルエチルエステル(CAS登録番号203313−25−1)]
17. カルボキサミド
(例えば、フロニカミド(flonicamid))
18. オクトパミン作動性アゴニスト
(例えば、アミトラズ(amitraz)など)
19. マグネシウム刺激性ATPaseの阻害剤
(例えば、プロパルギット(propargite))
20. フタルアミド
(例えば、N−[1,1−ジメチル−2−(メチルスルフォニル)エチル]−3−ヨード−N−[2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]−1,2−ベンゼンジカルボキサミド(CAS登録番号272451−65−7)、フルベンジアミド(flubendiamide))
21. ネライストキシン(nereistoxin)類縁体
(例えば、チオシクラム水素シュウ酸塩(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオサルタップナトリウム(thiosultap−sodium))
22. 生物製剤、ホルモンまたはフェロモン
(例えば、アザジラクチン(azadirachtin)、バチルス種、ビューベリア(Beauveria)種、コドルモン(codlemone)、メタリジウム(Metarrhizium)種、ペシロマイセス(Paecilomyces)種、チューリンゲンシン(thuringiensin)、ベルチシリウム(Verticillium)種))
23. 未知のまたは未特定の作用機序を有する活性化合物
23.1 くん蒸剤(例えば、リン化アルミニウム(aluminum phosphide)、臭化メチル、フッ化スルフリル)
23.2 選択的摂食抑制物質(例えば、例氷晶石(cryolite)、フロニカミド(flonicamid)、ピメトロジン(pymetrozine))
23.3 ダニ成長阻害剤(クロフェンテジン(clofentezine)、エトキサゾール(etoxazole)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox))
23.4 アミドフルメト(amidoflumet)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenazate)、ブロモプロピル酸塩(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、キノメチオナート(chinomethionat)、クロロジメフォルム(chlorodimeform)、クロロベンジレート(chlorobenzilate)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロチアゾベン(clothiazoben)、シクロプレン(cycloprene)、サイフルメトフェン(cyflumetofen)、ジシクラニル(dicyclanil)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェントリファニル(fentrifanil)、フルベンジミン(flubenzimine)、フルフェネリム(flufenerim)、フルテンジン(flutenzin)、ワタキバガ幼虫分泌性性誘引物質(gossyplure)、ヒドラメチルノン(hydramethylnone)、ジャポニルレ(japonilure)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、石油、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、オレイン酸カリウム、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリプロール(pyriprole)、スルフルラミド(sulfluramid)、テトラジフォン(tetradifon)、テトラサル(tetrasul)、トリアラテン(triarathene)、ベルブチン(verbutin)、
さらに、化合物3−メチルフェニルプロピルカルバメート(ツマサイド(Tsumacide)Z)、化合物3−(5−クロロ−3−ピリジニル)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(CAS登録番号185982−80−3)、および対応する3−エンド−異性体(CAS登録番号185984−60−5)(WO96/37494、WO98/25923参照)、および殺虫有効性の植物抽出物、線虫、菌類、またはウイルスを含む調製物。
除草剤などの他の公知の活性物質との混合物、又は肥料及び成長制御剤、安全化剤及び/又は情報化学物質との混合物も可能である。
さらに、本発明の式(I)の化合物は、極めて優れた抗真菌活性も有する。本発明の式(I)の化合物は、特に、皮膚糸状菌及び真菌、カビ及び二相性真菌(例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(例えば、Candida glabrata)などのカンジダ種に対して)及びエピデルモフィトン・フロッコサム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)及びアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)などのアスペルギルス種、トリコフィトン・メンタグロファイト(Trichophyton mentagrophyte)などのトリコフィトン種、ミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)及びオードウイニー(audouinii)などのミクロスポロン種に対して、きわめて広い抗真菌活性スペクトルを有する。これらの真菌のリストは、包含され得る真菌スペクトルを決して限定するものではなく、単なる例示にすぎない。
前記活性化合物は、それらの製剤の形態で、又は即時使用溶液、懸濁液、湿潤可能粉末、ペースト、可溶性粉末、粉塵剤及び顆粒など、そこから調製される使用形態で使用することができる。適用は、例えば、散水、噴霧、シャワー、散布、粉末散布、発泡適用、拡散によって、慣用の様式で実施される。さらに、超低容量法によって活性化合物を適用し、又は活性化合物調製物若しくは活性化合物自体を土壌中に注入することが可能である。植物の種子を処理することも可能である。
本発明の活性化合物を抗真菌剤として使用する場合、適用速度は、適用の種類に応じて、比較的広い範囲内を変動することができる。植物の部分を処理する場合、活性化合物の適用速度は、一般的には、0.1ないし10000g/ha、好ましくは10ないし1000g/haである。種子粉衣の場合、活性化合物の適用速度は、一般に、0.001ないし50g/kg種子、好ましくは、0.01ないし10g/kg種子である。土壌の処理の場合には、活性化合物の適用速度は、一般に、0.1ないし10000g/ha、好ましくは、1ないし5000g/haである。
既に上記されているように、本発明に従って、全ての植物及びそれらの部分を処理することが可能である。好ましい実施形態では、野生の植物種及び植物品種又は異種交配若しくはプロトプラスト融合など、慣用の生物育種方法によって得られたもの、並びにそれらの部分が処理される。さらに好ましい実施形態では、慣用法と適宜組み合わせた遺伝子工学によって得られたトランスジェニック植物及び植物品種(遺伝的改変生物)並びにそれらの部分が処理される。「部分」又は「植物の部分」又は「植物部分」という用語は、上で説明したとおりである。
特に好ましくは、各事例において市販されている植物、又は使用されている植物品種の植物が、本発明に従って処理される。植物品種とは、従来的な品種改良、突然変異導入又は組換えDNA技術によって得られた、新しい特徴(「形質」)を有する植物を意味するものとして理解すべきである。それらは、品種、変種、生物型又は遺伝子型であり得る。
植物種又は植物品種、それらの場所及び増殖条件(土壌、天候、生育期間、栄養)に応じて、本発明による処理は、超相加的(「相乗」)効果ももたらし得る。このため、例えば、実際に予想された効果を超えて、適用速度の低下及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本発明に従って使用可能な物質及び組成物の活性の強化、植物の成長の改善、高温又は低温に対する耐容性の増加、旱魃又は水分若しくは土壌に含まれる塩に対する耐容性の増加、開花能の向上、採取の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、採取された産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、採取された産物の保存安定性及び/又は加工性の向上が生じる可能性がある。
本発明によって処理するのが好ましいトランスジェニック植物又は植物品種(遺伝子工学によって得られるもの。)には、遺伝的修飾において、これらの植物に極めて有利で有用な特性(「形質」)を付与する遺伝物質が与えられた全ての植物が含まれる。このような特性の例は、植物の成長の改善、高温又は低温に対する耐容性の増加、旱魃又は水分若しくは土壌に含まれる塩に対する耐性の増加、開花能の向上、採取の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、採取された産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、採取された産物の保存安定性及び/又は加工性の向上である。このような特性の特に強調されるさらなる例は、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスなどの動物及び有害微生物に対する植物の防御力の向上、並びにある種の除草活性化合物に対する植物の耐容性の増加である。トランスジェニック植物の例としては、穀物(麦、米)、トウモロコシ、大豆、芋、綿、タバコ、菜種などの重要な穀物植物並びに果物植物(リンゴ、ナシ、かんきつ類の果物及びブドウなどの果物がなるもの)を挙げることができるが、特に、トウモロコシ、大豆、芋、綿、タバコ及び菜種が重要である。特に重視される形質は、植物中で形成される毒素、特に、バチルス・チューリンゲンシス由来の遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにそれらの組み合わせによって)植物中で形成される毒素による、昆虫、クモ形類動物、線虫およびナメクジ及びカタツムリに対する植物の防御の増大である(以下、「Bt植物」と称する)。同じく特に重視される形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター、並びに耐性遺伝子及び発現された対応するタンパク質及び毒素による、真菌、細菌及びウイルスに対する植物の防御の増大である。さらに特に重視される形質は、除草活性を有するある種の活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサート又はホスフィノトリシン(「PAT」遺伝子など)に対する植物の耐容性の増大である。所望の形質を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物中で相互に組み合わせて存在させることも可能である。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(R)(例えばトウモロコシ、綿、大豆)、KnockOut(R)(例えばトウモロコシ)、StarLink(R)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(R)(綿)、Nucoton(R)(綿)及びNewLeaf(R)(芋)の商品名で販売されているトウモロコシの変種、綿の変種、大豆の変種及び芋の変種を挙げることができる。除草剤耐容性のある植物の例としては、Roundup Ready(R)(グリホサートに対する耐容性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、Liberty Link(R)(ホスフィノトリシンに対する耐容性、例えば菜種)、IMI(R)(イミダゾリノン類に対する耐容性)及びSTS(R)(スルホニル尿素に対する耐容性、例えばトウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシの変種、綿の変種及び大豆の変種を挙げることができる。除草剤耐性のある植物(除草剤耐容性に対して慣用の様式で品種改良された植物)として挙げられる植物には、Clearfield(R)(例えば、トウモロコシ)の名前で売られる変種も含まれる。もちろん、これらの記述は、これらの遺伝的形質又は将来開発される遺伝的形質を有し、並びに将来開発され及び/又は市場に出回る植物変種に対しても適用される。
列記されている前記植物は、特に有利に、本発明の一般式(I)の化合物又は本発明の活性化合物混合物を用いて、本発明に従って処理することができる。活性化合物又は混合物について上述されている好ましい範囲は、これらの植物の処理についても当てはまる。本明細書に具体的に挙げられている化合物又は混合物による植物の処理は、特に重要である。
本発明の式(I)の化合物は、さらに、ヒト及び哺乳動物中の腫瘍細胞の増殖を抑制するのにも適している。これは、本発明の化合物のチュブリン及びマイクロチュブリンとの相互作用及びマイクロチュブリンの重合を促進することに基づいている。
この目的のために、式(I)の一又は複数の化合物又は薬学的に許容されるこれらの塩の有効量を投与することが可能である。
本発明の活性化合物の調製及び使用は、以下の実施例に例示されている。
(実施例1)
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−3−メチルメルカプトピラゾロ[2,3−a]ピリミジン
Figure 2007524691
撹拌しながら、まず、ジクロロメタン50mL中の5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(−4メチルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[2,3−a]ピリミジン 1g(その調製は、例えば、WO 02/048151に記載されている。)に、三塩化アルミニウム1.06gを添加し、次いで、メチルチオスルホン酸メチル0.99gを滴加した。室温で15時間撹拌した後、この混合物を氷水中に注ぎ、塩酸を添加した。有機相を分離し、各回、酢酸エチル15mLで水相をさらに2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を除去する。残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル 4:1を使用するシリカゲルのクロマトグラフィーにかけた。これにより、オレンジ色の油 0.65gが得られた。logPs=5.73。
(実施例2)
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−3−メチルスルホニルピラゾロ[2,3−a]ピリミジン
Figure 2007524691
上で得られた化合物0.5gを、まず、ジクロロメタン50mL中に添加した。室温で、3−クロロ過酸化安息香酸0.58gを添加し、この混合物を、室温でさらに24時間撹拌した。回転式蒸発機を用いて、この混合物を若干濃縮し、次いで、水及びジエチルエーテルを添加し、アンモニア水溶液を用いてこの混合物をアルカリにした。この混合物をジエチルエーテルで三回抽出し、合わせた有機相をアンモニア水で二回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去した。残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル 4:1を使用するシリカゲルのクロマトグラフィーにかけた。これにより、淡黄色の固体80mgが得られた。logPs=4.20。
(実施例3)
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[2,3−a]ピリミジン−3−スルホン酸
Figure 2007524691
まず、5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(−4−メチルピペリジン−1−イル)ピラゾロ[2,3a]ピリミジン1g(その調製は、例えば、WO 02/048151に記載されている。)を、無水酢酸20mL中に添加し、氷冷しながら濃硫酸0.388gを添加した。室温で15時間撹拌した後、この混合物を減圧下で濃縮し、残留物を氷水に添加した。少量の酢酸エチルで、水相を一回抽出し、有機相を廃棄した。水相を吸引ろ過し、残留物を風乾した。これにより、ピンク色の固体80mgが得られた。logPs=2.48。
(実施例4)
Figure 2007524691
室温で、5分間にわたって、5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸0.2g(0.485mmol)に、塩化オキサリル0.185g(1.46mmol)を添加した。気体の発生が停止するまで、この混合物を30分間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン5mL中に採取した。25℃で、イソプロピルアミン0.057g(0.973mmol)とピリジン5mLの混合物に、このようにして得られた溶液を、10分間にわたって滴加した。この混合物を、25℃でさらに2時間撹拌した。次いで、この反応混合物に1Nの希塩酸10mLとジクロロメタン10mLを添加した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を、シクロヘキサン:酢酸エチル=5:1の混合物を使用するシリカゲルのクロマトグラフィーにかけた。これにより、5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}−N−イソプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド0.145gが得られた(logPs=4.72;HPLCによる含量:93%)。
(実施例5)
Figure 2007524691
室温で、5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル2g(4.7mmol)を、エタノール50mLと水酸化ナトリウムの1N水溶液25mL(25mmol)の混合物と混合した。次いで、この混合物を、50℃で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮した。次いで、残留物に、1Nの希塩酸10mLとジクロロメタン10mLを添加した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。これにより、5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸1.7gが得られた(logPs=3.24;HPLCによる含量:92%)。
(実施例6)
a)
Figure 2007524691
0℃で、ニトリル0.50g(1.23mmol)(WO−A 04/000 844に記載されている。)を、濃硫酸5mL中に撹拌し、0℃での撹拌を5時間継続し、次いで、この混合物をさらに2時間、室温で撹拌した。この混合物を氷中に撹拌し、得られた沈殿を吸引ろ過し、水で徹底的に洗浄し、乾燥させた。
収量0.48g(80%)、融点190−2℃
HPLC:logP=3.88
b)
Figure 2007524691
トルエン25mL中のアミド0.42g(0.99mmol)を90℃まで加熱し、次いで、塩化クロロカルボニルスルフェニル0.21g(1.58mmol)を添加し、この混合物を90℃でさらに4時間撹拌した。HClの発生が終了した後、この混合物を減圧下で濃縮し、残留物を石油エーテルで完全に滴定し、乾燥させた。
収量0.38g(65%)、融点205−7℃(分解)
HPLC:logP=5.38
(実施例7)
Figure 2007524691
エタノール10mL中の、実施例6aから得られたアミド中間体0.50g(1.18mmol)とクロロアセトアルデヒドジエチルアセタール0.23g(1.53mmol)を、環流下で、15時間、沸騰させて加熱した。アセタール0.23g(1.53mmol)をさらに添加し、この混合物をさらに15時間加熱した。この混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルカートリッジ上でこの残留物を精製した(移動相:石油エーテル/MTBE 4:1)。
収量0.14g(19%)
HPLC:logP=4.72
(実施例8)
a)
Figure 2007524691
室温で、適切な酸塩化物0.5g(1.13mmol)を、アセトニトリル15mL中に溶かした。ヒドロキシルアミン塩酸塩0.12g(1.69mmol)を室温で添加し、続いて、同じく室温で、炭酸カリウム0.31g(2.25mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、水の中に導入し、酸性化し、塩化メチレン中に採取した。この有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。
収量0.45g(76%)
HPLC:logP=3.51
b)
Figure 2007524691
ヒドロキサム酸0.4g(0.91mmol)を、メタノール4mL中に溶かし、エチレングリコールビスメシラート0.30g(1.36mmol)、続いて、水1mL中に溶解された炭酸カリウム0.13g(0.91mmol)を添加した。この混合物を60℃で30分間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、氷水と希塩酸の混合物中に導入した。この生成物を塩化メチレン中に採取し、有機相を水で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残った油をシリカゲルカートリッジ上のクロマトグラフィーにかけた(移動相:石油エーテル/MTBE 4:1)。
HPLC:logP=4.43
(実施例9及び10)
a)
Figure 2007524691
室温で、ニトリル0.4g(0.99mmol)(WO−A 04/000 844に記載されている。)を、エタノール25mL中に溶かし、ヒドロキシル塩化アンモニウム0.10g(1.48mmol)及びAmberlyst A−21 0.8gを添加した。室温で、この混合物を、振盪器中において一晩振盪した。反応を完結するために、ヒドロキシル塩化アンモニウム0.04g(0.59mmol)及びAmberlyst A−21 0.2gをさらに添加し、この混合物を再び室温で、一晩振盪した。Amberlyst A−21が吸引ろ過された後、次いで、母液を減圧下で濃縮し、シリカゲルカートリッジ上で残留物を精製した(移動相:石油エーテル/MTBE 4:1)。
収量0.24g(55%)、融点233−6℃
HPLC:logP=2.47
b)
Figure 2007524691
室温で、アミドキシム2.20g(5.00mmol)及び粉末化された水酸化カリウム1.40g(25.00mmol)のアセトニトリル60mL中の懸濁液を、アセトニトリル40mL中のエチレングリコールビスメシラート1.09g(5.000mmol)に添加し、沸騰させながら、環流下で24時間この混合物を加熱した。室温まで冷却した後、この混合物を水の中に注ぎ、希塩酸を用いて、pH3ないし4になるように調整し、酢酸エチルで抽出し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカートリッジ上のクロマトグラフィーにかけた(移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル、グラジエント9:1、3:1、1:1)。
画分1:実施例10、収量0.17g(7%)、(アトロプ異性体「A」)
HPLC:logP=4.87
画分2:実施例10、収量0.18g(8%)、(アトロプ異性体「B」)
HPLC:logP=4.90
画分3:実施例9、収量0.03g(1%)
HPLC:logP=3.23
(実施例11)
a)実施例IXaと同様:
Figure 2007524691
収量21.6g(88%)
HPLC:logP=2.41
b)実施例IXbと同様:
Figure 2007524691
収量0.19g(9%)
HPLC:logP=2.84
(実施例12)
a)
Figure 2007524691
撹拌しながら、sec−ブチルマロン酸ジエチル10g(0.046mol)、5−アミノ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル6.5g(0.046mol)及びトリ−n−ブチルアミン9.4g(0.051mol)の混合物を、180℃で6時間加熱した。この時間中、反応の間に放出されたエタノールを継続的に蒸留した。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮した。これによって、5,7−ジヒドロキシ−6−(sec−ブチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル12.2g(理論の100%)が得られた。この生成物は、さらなる精製を行わずに、さらなる合成のために使用した。
b)
Figure 2007524691
室温で、5,7−ジヒドロキシ−6−(sec−ブチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル12.2g(0.046mol)及びオキシ塩化リン63.1g(0.412mol)の混合物に、撹拌しながら、五塩化リン5.5g(0.026mol)を添加した。この反応混合物を110℃で3時間加熱し、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物をジクロロメタン中に溶かした。形成された溶液をまず氷水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、石油エーテル:tertブチルメチルエーテル=2:1を使用するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけた。これによって、5,7−ジクロロ−6−(sec−ブチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル4.6g(理論の29.1%)が得られた(HPLCによる含量:88%)。
HPLC:logP=3.13
c)
Figure 2007524691
アセトニトリル10mL中の、5,7−ジクロロ−6−(sec−ブチル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル1.0g(0.003mol)及びフッ化カリウム0.92g(0.003mol)を60℃で3時間撹拌した。次いで、(S)−トリフルオロメチルイソプロピルアミン0.75g(0.007mol)を添加し、この混合物を80℃で5時間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、塩酸の添加によって酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル=8:2を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。これによって、5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(S)−3−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.4g(理論の31.3%)が得られた。
HPLC:logP=3.76
d)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(S)−3−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.3g(0.001mol)を、ジオキサン4.5mL中に溶かした。水溶液8mL中の水酸化ナトリウム0.63g(0.0016molを室温で添加し、次いで、この反応混合物を100時間撹拌した。次いで、この混合物を水の中に注ぎ、塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル=8:2を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。これによって、5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(S)−3−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸0.15gが得られた。
HPLC:logP=2.88。
以下の化合物を同様に調製した。
(実施例13)
a)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ][1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル。
HPLC:logP=4.49
b)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(S)−3−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸。
HPLC:logP=3.52
(実施例14)
a)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル
HPLC:logP=4.49
b)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(sec−ブチル)−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸
HPLC:logP=3.52
(実施例15)
a)
Figure 2007524691
撹拌しながら、シクロペンチルマロン酸ジメチル14.15g(0.071mol)(WO2004/006926)、5−アミノ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル10g(0.071mol)及びトリ−n−ブチルアミン14.4g(0.078mol)の混合物を、180℃で6時間加熱した。反応の間に放出されたメタノールを継続的に蒸留した。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮した。これによって、5,7−ジヒドロキシ−6−シクロペンチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル19.7g(理論の100%)が得られた。この生成物は、さらなる精製を行わずに、さらなる合成のために使用した。
b)
Figure 2007524691
室温で、5,7−ジヒドロキシ−6−シクロペンチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル19.6g(0.071mol)及びオキシ塩化リン96.5g(0.629mol)の混合物に、撹拌しながら、五塩化リン8.4g(0.04mol)を添加した。この混合物を110℃で3時間加熱し、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物をジクロロメタン中に溶かした。形成された溶液をまず氷水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、石油エーテル:tert−ブチルメチルエーテル=2:1を使用するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけた。これによって、5,7−ジクロロ−6−シクロペンチルピラゾロ[1.5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル4.5g(理論の20%)が得られた(HPLCによる含量:98%)。
HPLC:logP=3.31
c)
Figure 2007524691
まず、(R)−3−メチル−2−ブチルアミン0.33g(0.004mol)及びトリエチルアミン0.4g(0.004mol)を、ジクロロエタン中に加えた。0℃で、5,7−ジクロロ−6−シクロペンチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル1.0g(0.003mol)を添加した。次いで、この混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、塩酸の添加によってこの混合物を酸性化し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を、ジエチルエーテルと石油エーテルの混合物で滴定した。これによって、5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸0.1gが得られた。
HPLC:logP=4.72
以下の化合物を同様に調製した。
Figure 2007524691
5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル
HPLC:logP=4.72
Figure 2007524691
5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(S)−3−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル。
HPLC:logP=3.89
d)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.5g(0.001mol)を、まず、ジオキサン8mL中に加えた。室温で、水溶液8mL中の水酸化カリウム0.63g(0.016mol)を添加し、次いで、この反応混合物を1時間撹拌した。次いで、この混合物を水の中に注ぎ、塩酸で酸性化し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、ジエチルエーテルと石油エーテルの混合物で滴定し、吸引ろ過し、乾燥させた。これによって、5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸0.1gが得られた。
HPLC:logP=3.7
以下の化合物を同様に得た。
(実施例16)
Figure 2007524691
HPLC:logP=3.7
(実施例17)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(S)−3−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸。
HPLC:logP=3.06
(実施例18)
a)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル
HPLC:logP=4.99
b)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−シクロペンチル−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸
HPLC:logP=3.93
(実施例19)
a)
Figure 2007524691
3−アミノ−4−ブロムベンゾニトリル25g(0.164mol)を、まず、48%強度の臭化水素酸230mL中に添加した。0℃から最高5℃までで、水の中に溶かされた亜硝酸ナトリウム11.3g(0.164mol)を滴加した。添加が終了した後、尿素の添加によって過剰の亜硝酸を破壊した。0℃で撹拌しながら、この溶液を、臭化銅(I)31.26g(0.218mol)及び48%強度の臭化水素酸500mLの溶液に滴加した。次いで、この反応混合物を100℃で加熱した。窒素の発生が停止した後、この混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで抽出した。水酸化ナトリウム水溶液で有機相を洗浄し、乾燥させ、濃縮した。これによって、3−クロロ−4−ブロモベンゾニトリル21.6gを得た。
HPLC:logP=2.82
b)
Figure 2007524691
パラフィン油中の60%強度の水素化ナトリウム7.6g(0.191mol)を、まず、ジオキサン300mL中に添加した。55℃ないし60℃で、マロン酸ジエチル22.9g(0.173mol)を滴加し、この混合物を50℃で12時間撹拌した。臭化銅(I)9.9g(0.069mol)を添加した。次いで、80℃で、3−クロロ−4−ブロモベンゾニトリル15g(0.069mol)を滴加し、続いて、この混合物を100℃で14時間撹拌した。次いで、この反応混合物を冷却し、15℃ないし20℃で濃塩酸を滴加することによって酸性化した。水を添加し、この混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を除去した。
残留物を1mbarで蒸留し、(2−クロロ−4−シアノフェニル)マロン酸ジメチル17.5gを与えた。
HPLC:logP=2.34
c)
Figure 2007524691
撹拌しながら、(2−クロロ−4−シアノフェニル)マロン酸ジメチル10g(0.037mol)、5−アミノ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル5.2g(0.037mol)及びトリ−n−ブチルアミン7.6g(0.041mol)の混合物を、180℃で6時間加熱した。反応の間に放出されたメタノールを継続的に蒸留した。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮した。これによって、5,7−ジヒドロキシ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル12.8g(理論の100%)が得られた。この生成物は、さらなる精製を行わずに、さらなる合成のために使用した。
d)
Figure 2007524691
室温で、5,7−ジヒドロキシ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル12.8g(0.037mol)及びオキシ塩化リン50.5g(0.329mol)の混合物に、撹拌しながら、五塩化リン4.4g(0.021mol)を添加した。この反応混合物を110℃で3時間加熱し、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物をジクロロメタン中に溶かした。形成された溶液をまず氷水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、石油エーテル:tert−ブチルメチルエーテル=2:1を使用するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけた。この生成物を、次いで、ジエチルエーテルで滴定し、吸引ろ過した。これによって、5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル2.2gが得られた。
HPLC:logP=2.85
e)
Figure 2007524691
まず、(R)−3−メチル−2−ブチルアミン0.274g(0.003mol)及びトリエチルアミン0.318g(0.003mol)を、ジクロロエタン中に加えた。0℃で、5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル1.0g(0.003mol)を添加した。次いで、この混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、塩酸の添加によってこの混合物を酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、tert−ブチルメチルエーテル:石油エーテル=1:1を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。これによって、5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.4gが、アトロプ異性体Aとして得られた。
HPLC:logP=3.64
さらに、5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.4gが、アトロプ異性体Bとして得られた。
HPLC:logP=3.74
以下の化合物を同様に得た。
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル、アトロプ異性体A。
HPLC:logP=3.72
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル、アトロプ異性体B。
HPLC:logP=3.74
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(S)−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル
HPLC:logP=3.32 アトロプ異性体A
HPLC:logP=3.37 アトロプ異性体B
f)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチルのアトロプ異性体A0.35g(0.001mol)を、ジオキサン4.6mL中に溶かした。室温で、水溶液4.6mL中の水酸化カリウム0.37g(0.009mol)を添加し、次いで、この反応混合物を12時間撹拌した。次いで、この混合物を水の中に注ぎ、塩酸で酸性化した。生成物0.15gをろ過した。この生成物を、酢酸エチル:シクロヘキサン:酢酸=40:10:1を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけて、5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸のアトロプ異性体Aを得た。
HPLC:logP=2.90
(実施例20)も得られた。
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−アミノカルボニルフェニル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸のアトロプ異性体A。
HPLC:logP=1.96
以下の化合物が同様にして得られた。5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(R)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸のアトロプ異性体B。
HPLC:logP=2.92
(実施例21)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸のアトロプ異性体A。
HPLC:logP=2.90
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(S)−3−メチル−2−ブチルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸のアトロプ異性体B。
HPLC:logP=2.91
(実施例22)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−シアノフェニル)−7−[(S)−トリフルオロイソプロピルアミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸
HPLC:logP=2.63 アトロプ異性体B
(実施例23)
a)
Figure 2007524691
5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(1,2,2,−トリメチルプロピル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン0.220g(0.577mol)(WO 2004 000844の方法に従って調製することが可能である。)を、まず、DMF 2mL中に加えた。室温で、数分間にわたって、撹拌しながら、N−ブロモスクシンイミドの溶液0.103g(0.577mmol)を滴加した。この混合物をさらに30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を水の中に注いだ。続いて、この固体を吸引ろ過し、乾燥させた。これによって、3−ブロモ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(1,2,2−トリメチルプロピル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン0.150g(理論の55%)が得られた(HPLCによる含量:98%)。
HPLC:logP=5.78
b)
Figure 2007524691
−78℃で、3−ブロモ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(1,2,2,−トリメチルプロピル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン0.200g(0.435mmol)を、まず、テトラヒドロフラン10mL中に加えた。−78℃で、ヘキサン中のn−ブチルリチウムの1.6M 溶液0.54mL(0.869mmol)をゆっくり滴加した。30分後、THF 1mL中に溶解されたクロロリン酸ジエチル0.082g(0.478mmol)を滴加した。−78℃でさらに30分撹拌した後、1N HCl溶液3mLとジクロロメタン3mLの混合物中に、この混合物を注いだ。相を分離し、次いで、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、続いて、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、シクロヘキサン:酢酸エチル=3:1、1:1を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。
これによって、{5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル−7−[(1,2,2−トリメチルプロピル)−アミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}ホスホン酸ジエチル0.050g(理論の20%)を得た(HPLCによる含量:91%)。
HPLC:logP=4.48
(実施例24)
Figure 2007524691
100℃で、{5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−[(1,2,2−トリメチルプロピル)−アミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}ホスホン酸ジエチル0.430g(0.831mol)を、塩酸の濃縮された溶液2mL(水中36%強度)中で、3時間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却させ、水5mLと酢酸エチル5mLの混合物中に注いだ。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、トルエン:アセトン=10:1、1:1、次いでジクロロメタン:メタノール=9:1を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。これによって、{5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル−7−[(1,2,2−トリメチルプロピル)−アミノ]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}ホスホン酸水素エチル0.040g(理論の9%)を得た(HPLCによる含量:85%)。
HPLC:logP=3.01
(実施例25)
a)
Figure 2007524691
7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−5−メトキシ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル
ナトリウムメトキシド0.17g(3mmol)をメタノール10mL中に溶かし、7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−5−クロロ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.79g(2mmol)を添加した。この混合物を、22℃で16時間撹拌した。次いで、水10mLを添加し、メタノールを蒸留し、残留物にジクロロメタン10mLを添加した。有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。これによって、7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−5−メトキシ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.35gを得た(logPs=4.60;HPLCによる含量;96%)。
b)
Figure 2007524691
7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−5−メトキシ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸
室温で、7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−5−メトキシ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル0.2g(0.55mmol)を、1,4−ジオキサン5mLと1N水酸化ナトリウム溶液2.5mL(2.5mmol)の混合物と混合した。次いで、この混合物を、22℃で16時間撹拌した。この反応混合物に水5mLと1N塩酸3mLを添加した。形成された沈殿をろ過し、水で洗浄し、乾燥させた。これによって、7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−5−メトキシ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸0.2gを得た(logPs=3.65;HPLCによる含量;96%)。
(実施例26)
a)
Figure 2007524691
5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニルクロリド
室温で、トルエン120mL中の5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸(carbxylic acid)10.6g(28mmol)に、塩化チオニル6.6g(56mmol)を添加し、この混合物を環流下で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮した。これによって、5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニルクロリド11.0gが得られ、これを直接反応させた。
b)
Figure 2007524691
5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド
室温で、テトラヒドロフラン30mL中の5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニルクロリド4.0g(10mmol)に、濃アンモニア水15mLを添加した。この混合物を22℃で16時間撹拌し、次いで、酢酸エチル50mLを添加した。有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。これによって、5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド3.0gが得られた(logPs=3.5;HPLCによる含量;94%)。
c)
Figure 2007524691
5−[5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル]−[1,3,4]オキサチアゾール−2−オン
5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド1.5g(4.0mmol)をトルエン60mL中に溶かし、90℃で、塩化クロロカルボニルスルフェニル0.8g(6.4mmol)を添加した。この混合物を90℃で4時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残存する残留物を、シクロヘキサン:酢酸エチル=1:1の混合物を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。ジイソプロピルエーテルによる二回の滴定によって、乾燥後、5−[5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル]−[1,3,4]オキサチアゾール−2−オン0.13gが結晶固体として得られた(logPs=5.0;HPLCによる含量:94%)。
(実施例27)
Figure 2007524691
[5−クロロ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)−3−オキサゾール−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル](1,2−ジメチル−プロピル)アミン
5−クロロ−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボキサミド0.95g(2.5mmol)をエタノール25mL中に溶かし、クロロアセトアルデヒドジエチルアセタール1.0g(6.5mmol)を添加した。3時間、120℃で、及び電子レンジ(200W)中、15バールで、この混合物を撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、残存する残留物を、シクロヘキサン:酢酸エチル=1:1の混合物を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。これによって、[5−クロロ−6−(3−メチルチオフェン−2−イル)−3−オキサゾール−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル](1,2−ジメチルプロピル)アミン0.3gを得た(logPs=4.3;HPLCによる含量:98%)。
(実施例28)
Figure 2007524691
ジクロロメタン5mL中のクロロスルホン酸0.476gを、5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(1,2,2−トリメチルプロピルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン0.847g(その調製は、例えば、WO 02/048151に記載されている。)に添加し、次いで、この混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、塩化チオニル0.810gを添加し、環流下で、この混合物を24時間加熱した。0℃まで冷却した後、アンモニアを導入し、室温での撹拌を72時間継続し、この混合物を吸引ろ過した。このろ液を濃縮し、シクロヘキサン/酢酸エチル 3:1を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーによって精製した。
logPs:3.65
アンモニアの代わりにメチルアミンが導入されれば、N−メチル−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(1,2,2−トリメチルプロピルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−スルホンアミド、logPs:4.09が、対応して得られる。
Figure 2007524691
(実施例29)
a)5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルバルデヒドのチオセミカルバゾン
Figure 2007524691
チオセミカルバジド0.231g、エタノール18mL及び酢酸一滴を、5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルバルデヒド1g(その調製は、例えば、LeA36087に記載されている。)に添加し、この混合物を環流下で15時間撹拌する。冷却後、この混合物をろ過する。黄色固体。
logPs:3.75
b)チオセミカルバゾンの環化
Figure 2007524691
エタノール10mL中の塩化鉄(III)1.625gの溶液を、エタノール50mL中のチオセミカルバゾン(上記のように調製)0.4gの溶液に滴加する。得られた溶液を環流下で4時間加熱する。冷却後、水を添加し、この混合物をクロロホルムで三回抽出する。有機相を分離し、乾燥し、濃縮し、固体を得て、これをジクロロメタン/酢酸エチル5:1を使用するシリカゲル上で精製する。
logPs:3.57
(実施例30)
Aa)3−アミノピラゾール−4−カルボヒドラジド
Figure 2007524691
3−アミノピラゾール−4−カルボン酸メチル15g(例えば、J.Med.Chem.1996,39,3019−3029に従って調製される。)を、ヒドラジン水和物53.2g中に導入し、この混合物を環流下で24時間撹拌した。次いで、この混合物を乾燥するまで蒸発させ、残留物を少量の氷水中に採取し、生成物を吸引ろ過した。さらなる精製を行わずに、この粗生成物をさらに反応させた。
Ab)N−(1−ジメチルアミノエチリデン)−5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジド
Figure 2007524691
まず、上記粗生成物2.914gをアセトニトリル10mL中に添加し、環流温度まで加熱した。次いで、ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(少量のアセトニトリル中に溶解した。)3.3gを滴加し、この混合物を還流下でさらに20時間撹拌した。冷却後、その元の容量の半分までこの混合物を濃縮し、冷却し、生成物を吸引ろ過した。さらに精製を行わずに、この生成物をさらに使用した。
Ac) 4−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−2H−ピラゾール−3−イルアミン
Figure 2007524691
上述のように得られた生成物4.43gをエタノール20mL中に溶かし、酢酸1.1mLを添加した。環流下で3時間撹拌した後、この混合物を濃縮し、残存する残留物を少量の冷水で滴定し、吸引ろ過し、乾燥させた。さらなる精製を行わずに、得られた粗生成物をその後の工程に使用した。
Ba) 3−エトキシ−2−(5−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)アクリロニトリル
Figure 2007524691
環流下で5.5時間、3−メチル−1,2,4−トリアゾール−5−イルアセトニトリル7g及びオルトギ酸トリエチル8.494gを撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を直ちにさらに反応させた。
Bb) 4−(5−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イルアミン
Figure 2007524691
まず、上記粗生成物10gをエタノール40mL中に添加し、ヒドラジン水和物2.128gを滴加した。環流下で15時間撹拌した後、この混合物を濃縮し、残留物を少量の冷水で滴定し、吸引ろ過し、乾燥させた。さらなる精製を行わずに、得られた茶色の固体をさらに反応させた。
Ca) 3−エトキシ−2−ピリジン−2−イルアクリロニトリル
Figure 2007524691
環流下で5.5時間、ピリジン−2−イルアセトニトリル5g、オルトギ酸トリエチル6.27g及び無水酢酸8.64gを撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物をさらに直接反応させた。
Cb) 4−ピリジン−2−イル−2H−ピラゾール−3−イルアミン
Figure 2007524691
ヒドラジン水和物3.42gを上で得られた粗生成物11.9gに添加し、この混合物を環流下で15時間撹拌した。次いで、この混合物を減圧下で濃縮した。さらなる精製を行わずに、このようにして得られた生成物をさらに反応させた。
D) 6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオール
Figure 2007524691
2−クロロ−4−フルオロフェニルマロン酸ジメチル0.789g及びトリブチルアミン0.79mLを、Ac)下で得られた4−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−2H−ピラゾール−3−イルアミン0.5gに添加し、この混合物を185℃で3時間撹拌した。濃縮によって、ガラス様物質が得られた。
logPs=0.67
同様に、以下の化合物を得た(実施例31、32)。
−Bb)で得られた生成物から:6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]トリアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオール、logPs=0.51。
Figure 2007524691
Cb)で得られた生成物から:6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオール、logPs=0.91。
Figure 2007524691
(実施例33)
Figure 2007524691
まず、6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオール1.09gを塩化ホスホリル2.81mL中に添加し、環流下で30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、ジメチルホルムアミド0.441gを慎重に添加した。撹拌を室温で15時間継続し、次いで、環流下でさらに2時間継続した。冷却後、この混合物を氷上に注ぎ、酢酸エチルで三回抽出した。有機相を除去し、濃縮した。さらなる精製を行わずに、この粗生成物を最終生成物へと変換させた。
同様にして以下の化合物を得た(実施例34、35)
−5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]トリアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2007524691
−5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2007524691
(実施例36)
Figure 2007524691
まず、上記5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン0.36gをアセトニトリル40mL中に添加し、炭酸カリウム110mgと18−クラウン−6 6mgを添加した。この混合物を室温で15分間撹拌し、少量のアセトニトリル中に溶解された3−メチルブチル−2−アミン0.075gを、15分にわたって添加した。室温で20時間撹拌した後、水1mLを添加し、さらに1時間撹拌を継続し、この混合物を濃縮した。この残留物を冷水で滴定し、吸引ろ過した。酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、ベージュ色の固体を得た。
logPs:3.94
同様にして、以下の化合物を得た(実施例37、38)。
5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]トリアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンは、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーの後、[5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(5−メチル−[1,3,4]トリアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル(1,2−ジメチルプロピル)−アミンを与えた、logPs=2.91。
Figure 2007524691
5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンは、シクロヘキサン/酢酸エチル4:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーの後、[5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−ピリジン−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル](1,2−ジメチルプロピル)アミン、logPs:3.54を与えた。
Figure 2007524691
下表1に列記された式(I−a)の化合物は、上記方法と同様に得られる/得られた。
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
Figure 2007524691
logP値は、EEC指令79/831付則V.A8に従って、HPLC(グラジエント法、アセトニトリル/0.1%リン酸水溶液)によって測定された。
**これらのlogP値は、EEC指令79/831付則V.A8に従って、HPLC(グラジエント法、アセトニトリル/0.1%ギ酸水溶液)によって測定された。
表2は、式(I):の選択された化合物の融点を示している。
Figure 2007524691
Figure 2007524691
出発物質の調製
Figure 2007524691
Vigreuxカラムを取り付けた装置中で、シアノ酢酸メチル198g(1998mmol)、オルトギ酸トリエチル296g(1998mmol)及び無水酢酸440g(4310mmolを環流加熱した。上部温度が120℃に達するまで、揮発性成分を蒸留した。冷却後、この混合物を減圧下で分画した。これによって、(2E/Z)−2−シアノ−3−エトキシアクリル酸メチル5g(画分1:65−100℃、0.2mbar、GCMSによる純度88%)及びさらなる(2E/Z)−2−シアノ−3−エトキシアクリル酸メチル209g(画分2:105−108℃、0.2mbar、GCMSによる純度>99%)が得られた。
Figure 2007524691
まず、(2E/Z)−2−シアノ−3−エトキシアクリル酸メチル100g(645mol)を、エタノール481mL中に加えた。次いで、冷却しながら(発熱反応!)、室温で45分間にわたって、85%強度のヒドラジン水和物溶液31mL(645mmol)を滴加した。この混合物を75℃でさらに12時間撹拌した。この熱い混合物をろ過し、減圧下で有機相を濃縮した。これによって、5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル64gが得られた(logPs=−0.07;HPLCによる含量:86%)。
Figure 2007524691
室温で、(2−クロロ−6−フルオロフェニル)マロン酸ジメチル15g(57.5mmol)を、5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル9.4g(57.5mmol)及びトリ−n−ブチルアミン15mL(63.3mmol)と混合した。次いで、この混合物を、185℃で8時間撹拌し、この間、メタノールを蒸留した。冷却後、過剰のトリ−n−ブチルアミンのデカンテーションを慎重に行った。減圧下での濃縮によって、6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル27gを得た(logPs=0.55;HPLCによる含量;83%)。
Figure 2007524691
室温で、6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル27g(80mmol)を、オキシ塩化リン75mL(800mmol)及び五塩化リン8.3g(40mmol)と混合した。次いで、この混合物を、115℃で4時間撹拌した。過剰のオキシ塩化リンを減圧下で蒸留した。次いで、冷却しながらジクロロメタン50mLと水20mLを残留物へ慎重に添加した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を、シクロヘキサン:酢酸エチル=グラジエント:9:1、5:1及び3:1の混合物を使用するシリカゲルのクロマトグラフィーにかけた。これによって、5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル10gが得られた(logPs=3.17;HPLCによる含量>99%)。
Figure 2007524691
室温で、アセトニトリル20mL中の5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル2g(5.33mmol)を、2−R−メチル−2−ブチルアミン0.51g(5.87mmol)と混合した。炭酸カリウム1.11g(8.00mmol)を添加した。次いで、この混合物を、25℃で12時間撹拌した。1N希塩酸10mLとジクロロメタン10mLを反応混合物に添加した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。これにより、アトロプ異性体の混合物として、5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−{[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸メチル2.1gを得た(logPs=4.12及び4.15;HPLCによる含量:99%)。
以下の中間体を同様に調製した。
Figure 2007524691
Figure 2007524691
2−(3−メチルチオフェン−2−イル)マロン酸ジメチル:
Figure 2007524691
まず、三塩化アルミニウム(163g、1.222mol)をジクロロメタン540mLに添加し、この混合物を0℃まで冷却し、塩化オキサリルメチル112mL(150g、1.222mol)をこの温度で滴加した。次いで、この混合物をこの温度でさらに10分間撹拌し、3−メチルチオフェンを再度0℃で滴加し、室温まで暖めた後、この反応混合物をこの温度で一晩撹拌した。この混合物を氷水2L中に注ぐことによって、加水分解を行い、有機相を分離し、炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過によって乾燥剤を除去し、回転式蒸発機を用いて濃縮した後、(3−メチルチオフェン−2−イル)−オキソ酢酸メチル119.5gを得た。収率:57%。H−NMR(DMSO):δ=8.09(d,1H),7.19(d,1H),7.67(dd,1H),3.90(s,3H),2.49(s,3H)。
Figure 2007524691
ヒドラジン水和物112.5mL(116g、2.312mol)を、ジエチレングリコール260mL中の(3−メチルチオフェン−2−イル)オキソ酢酸メチル90g(0.489mol)の溶液にゆっくり添加し、この混合物を環流下で30分間加熱した。30ないし40℃まで冷却した後、水酸化カリウム82g(1.246mol)を一度に少しずつ添加し、これは、同時に窒素を発生しつつ、70ないし80℃への温度上昇を伴った。次いで、環流するために、この混合物をゆっくり加熱し、計5時間この温度で撹拌した。室温まで冷却した後、この混合物を水2L中に注ぎ、半濃縮された塩酸250mLを用いて、pH=1になるように調整し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、溶媒を除去し、(3−メチルチオフェン−2−イル)酢酸50gを得た。収率:66%。H−NMR(DMSO):δ=7.25(d,1H),6.84(d,2H),3.67(s,2H),2.11(s,3H)。
Figure 2007524691
メタノール500mL中の(3−メチル−チオフェン−2−イル)酢酸50g(0.32mol)の溶液に、濃硫酸5mLを添加し、この混合物を環流下で8時間加熱した。次いで、回転蒸発機を用いて溶媒を除去し、残留物に水とジクロロメタンを添加した。相分離及びジクロロメタンによる水相のさらなる抽出によって、硫酸ナトリウム上での有機相の乾燥、ろ過及び回転蒸発機を用いた濃縮後、(3−メチルチオフェン−2−イル)酢酸メチル42.5gを得た。収率:70%。H−NMR(DMSO):δ=7.30(d,1H),6.87(d,1H),3.82(s,2H),3.65(s,3H),2.13(s,3H)。
Figure 2007524691
アルゴン下、水素化ナトリウム14.7g(鉱油中60%)を、炭酸ジメチル311mL(332g、3.685mol)に添加し、この混合物を80℃で加熱した。この温度で、トルエン50mL中の(3−メチルチオフェン−2−イル)酢酸メチル41g(0.217mol)の溶液をゆっくり滴加し、この混合物を還流下で一晩撹拌した。作業のために、メタノール約200mLでこの混合物を希釈し、氷水中に注ぎ、希塩酸で酸性化した。ジクロロメタンでの抽出、硫酸ナトリウム上での有機相の乾燥、ろ過及び溶媒の除去によって、2−(3−メチルチオフェン−2−イル)マロン酸ジメチル43.6gを得た。収率:88%。H−NMR(DMSO):δ=7.42(d,1H),6.89(d,2H),5.27(s,1H),3.69(s,6H),2.15(s,3H)。
同様にして調製された中間体の分光学的データ:
Figure 2007524691
使用例
(実施例A)
ポドスファエラ試験(リンゴ)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を、溶媒及び乳化剤の表記量と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若な植物に表記適用速度で噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、リンゴうどん粉病(apple mildew)の病原体ポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)の水性胞子懸濁液を植物に接種する。次いで、約23℃及び約70%の相対大気湿度の温室中に植物を置く。
接種から10日後、評価を行った。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
本試験では、以下の実施例番号を有する本発明の化合物が、100ppmの活性化合物濃度で、70%以上の効力を示した。
8、15、25、35、65、75、105、106、108、121、125、126、127、128、135、208、211、216、217、218、219、220、221、222、223、224、226、227、233、235、238、239、240、242、244、248、249、253、255、256、257、259、261、264、267、270、272、273、275、276、280、281、286、287、289、290、291、292、293、295、296、297、298、304、307、308、311、312、313、314、323、325、330、337、345、346、351、354、356、357、363、366、373、377、378、382、384、385、391、393、394、399、409、421、424、425、428、430、435、441、442、445、447、448、450、451、454、457、459、460、462、463、472、486、494、495、496、497、498、499、501、503、504、505、506、515、516、517、519、520、522、523、529、534、536、543、550、551、559、560、561、562、563、564、570、571、574、576、587、588、589、591、597、607、608、614、619、623、629、630、631、632、636、664、665、667、668、684、687、694、695、701、705、706、707、710、711、712、713、724、732、753、757、808、810、812、814、825、826、828、836、842、844、845、846、859、866、876。
(実施例B)
ベンツリア試験(リンゴ)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を、溶媒及び乳化剤の表記量と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若な植物に表記適用速度で噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、リンゴ黒星病(apple scab)の病原体ベンチュリア・イナクアリス(Venturia inaequalis)の水性分生子懸濁液を植物に接種し、次いで、約20℃及び100%の相対大気湿度で1日間、インキュベーター容器中に保持する。
次いで、約21℃及び約90%の相対大気湿度の温室中に植物を置く。
接種から10日後、評価を行う。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
本試験では、以下の実施例番号を有する本発明の化合物が、100ppmの活性化合物濃度で、70%以上の効力を示した。
5、8、15、25、35、65、75、105、106、108、115、121、124、125、126、128、135、179、203、208、210、211、213、216、217、218、219、220、221、222、224、225、226、227、233、234、235、238、239、240、242、244、248、249、250、251、253、255、256、257、258、259、261、262、263、264、267、270、272、273、275、276、279、280、281、284、285、286、287、289、290、291、292、293、295、296、297、298、303、304、307、308、309、311、312、313、314、323、324、325、330、337、345、347、349、351、352、354、356、357、363、366、373、377、378、382、384、385、387、391、393、394、399、400、406、408、409、410、417、421、424、425、426、428、430、435、441、442、445、447、448、450、451、454、457、459、460、462、463、472、473、486、490、491、492、493、495、496、497、498、499、501、503、504、505、506、508、511、512、515、516、517、519、520、522、523、528、529、531、534、536、543、550、551、559、560、561、562、563、564、566、570、571、574、576、578、579、580、587、588、589、591、597、605、607、608、614、619、623、629、630、631、632、635、636、643、644、645、662、663、664、665、666、667、668、670、671、672、673、678、681、682、683、684、685、687、690、691、692、693、694、695、696、701、702、705、706、707、708、710、711、712、713、714、716、720、722、724、732、737、738、739、753、757、764、765、777、804、807、808、809、810、812、815、816、817、822、825、826、828、831、832、833、834、835、836、842、844、845、846、849、850、851、852、853、854、858、859、860、861、866、868、874、876、884。
(実施例C)
ボトリティス試験(豆)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を、溶媒及び乳化剤の表記量と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若な植物に表記適用速度で噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)のコロニーを形成させた寒天の2つの小片を各葉の上に置く。約20℃及び100%の相対大気湿度の暗いチャンバーの中に、接種された植物を置く。
接種から2日後、葉の上の感染領域のサイズを評価する。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
本試験では、以下の実施例番号を有する本発明の化合物が、500ppmの活性化合物濃度で、70%以上の効力を示した。
5、8、15、25、35、65、75、105、106、108、115、121、122、124、125、126、128、135、179、222、223、224、226、227、233、234、235、238、239、242、244、249、255、256、264、276、281、284、285、286、287、289、290、291、292、295、296、297、298、304、307、308、312、314、325、330、337、339、345、346、349、351、354、357、363、373、377、399、400、406、409、410、417、421、424、425、426、428、435、441、442、451、463、473、486、492、493、494、495、497、498、501、503、504、505、506、511、512、515、516、519、520、523、528、531、534、536、540、543、550、551、559、561、570、580、587、588、589、605、607、608、619、623、629、630、631、632、636、651、661、662、663、664、665、667、668、670、672、673、678、683、684、685、687、688、690、692、695、696、701、708、714、716、722、737、738、739、757、777、804、807、808、809、811、812、814、816、817、822、825、826、828、829、831、835、836、842、850、851、853、854、858、860、861、866、874、876、884。
(実施例D)
ピリキュラリア試験(コメ)/保護的
溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド50重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を、溶媒の表記量と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水及び乳化剤の表記量で希釈する。
保護活性を検査するために、幼若なコメ植物に、表記適用速度で活性化合物の調製物を噴霧する。処理から1日後、ピリキュラリア・オリザエの水性胞子懸濁液を植物に接種する。次いで、100%の相対大気湿度及び25℃の温室の中に植物を置く。
接種から7日後、評価を行う。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
本試験では、以下の実施例番号を有する本発明の化合物が、1000ppmの活性化合物濃度で、70%以上の効力を示した。
5、15、65、75、105、115、124、125、208、210、216、218、226、233、235、239、244、249、261、267、272、273、276、281、287、292、293、297、304、307、308、311、312、314、346、409、424、425、428、435、441、450、451、459、460、462、483、486、490、492、498、499、505、511、519、520、523、526、527、529、559、578、588、589、608、623、629、630、636、648、664、667、668、672、673、678、682、684、687、688、690、693、694、701、737、739、751、764、811、825、828、829、831、841、848、851、852、854、858、872、882、885。
(実施例E)
アルテルナリア試験(トマト)/保護的
溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド49重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を、溶媒及び乳化剤の表記量と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若なトマト植物に表記適用速度で噴霧する。処置から1日後、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の胞子懸濁液を該植物に接種し、次いで、100%の相対湿度及び20℃に、24時間保つ。次いで、この植物を96%の相対大気湿度及び20℃の温度に保つ。
接種から7日後、評価を行う。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
本試験では、以下の実施例番号を有する本発明の化合物が、500ppmの活性化合物濃度で、70%以上の効力を示した。
5、15、25、35、65、71、75、105、106、108、115、121、122、124、125、127、128、135、201、204、206、208、210、211、215、221、224、225、230、231、234、236、237、240、243、244、254、264、266、268、269、276、279、281、285、292、293、295、303、309、311、313、316、323、324、325、330、337、339、341、343、345、347、351、352、354、357、363、373、376、377、383、389、399、400、407、408、410、421、422、423、428、430、434、437、439、440、451、453、456、463、473、479、483、486、491、494、496、497、498、499、503、505、511、517、522、525、529、531、533、534、536、539、541、544、545、546、550、551、559、561、565、569、570、573、578、579、580、582、588、589、591、595、597、598、599、600、604、606、607、610、613、614、618、619、620、624、626、629、631、634、635、644、646、647、648、661、666、674、675、676、677、678、679、681、686、690、691、692、693、697、698、699、700、701、702、703、704、709、714、715、717、720、722、725、726、727、733、734、736、737、743、745、748、749、751、753、759、764、766、767、768、770、783、784、785、789、794、795、799、800、801、804、807、810、818、819、820、821、822、823、824、827、831、833、837、838、840、841、843、847、855、856、857、862、864、865、866、867、869、871、872、873、874、877、878、880、881、882、885、886、887、888、889。
(実施例F)
フザリウム・ニバレ(マジュス変異株)試験(小麦)/保護的
溶媒:N,N−ジメチルアセトアミド50重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1.0重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を、溶媒及び乳化剤の表記量と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若な植物に表記適用速度で噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、フザリウム・ニバレ(マジュス変種)の分生子懸濁液を植物に噴霧する。
半透明のインキュベーションフード下、約15℃の温度及び約100%の相対大気湿度の温室中に植物を置く。
接種から6日後、評価を行う。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
本試験では、以下の実施例番号を有する本発明の化合物が、1000ppmの活性化合物濃度で、70%以上の効力を示した。
25、35、126、128、214、228、232、238、242、248、250、251、252、253、255、256、257、259、260、263、264、270、275、283、289、291、296、328、330、337、345、347、349、351、353、354、356、357、361、362、363、364、365、378、382、387、392、393、394、400、408、421、428、430、442、445、447、448、454、457、463、473、491、495、497、501、503、504、506、512、515、516、528、531、533、534、536、543、546、548、551、560、562、563、566、571、574、580、598、635、643、644、663、670、683、685、692、695、696、705、711、724、732、739、765、808、809、812、814、816、817、822、834、835、836、845、859、860、861、866。

Claims (11)

  1. 式(I)のピラゾロピリミジン、
    Figure 2007524691
    (式中、記号は、以下のように定義される。
    は水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル若しくは場合により置換されたヘテロシクリル、ヒドロキシル、場合により置換されたアルコキシ、アミン、場合により置換されたアルキルアミン若しくは場合により置換されたジアルキルアミンであり;
    は、水素若しくはアルキルであり;又は
    及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、場合により置換された複素環であり;
    は、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロシクリル、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル、場合により置換されたシクロアルケニル、場合により置換されたアラルキル、ハロゲン、場合により置換されたアミノ基、場合により置換された(C−C)−アルコキシ、場合により置換された(C−C)−アルキルチオ、場合により置換された(C−C10)−アリールオキシ、場合により置換された(C−C10)−アリールチオ、場合により置換されたヘテロシクリルオキシ、場合により置換された(C−C10)−アリール−(C−C)−アルコキシ、場合により置換された(C−C10)−アリール−(C−C)−アルキルチオ、場合により置換されたヘテロシクリル−(C−C)−アルコキシ、又は場合により置換されたヘテロシクリル−(C−C)−アルキルチオ、C(S)OR、C(O)SR又はC(S)SRであり;
    は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、C(S)OR、C(O)SR、C(S)SR
    飽和、部分若しくは完全不飽和又は芳香族の、場合により置換された5又は6員ヘテロシクリル、
    SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R、P(O)(OR、NROR、−B(OR、−(CR 0−6−NR 又は−(CR 0−6−NR−NR であり;
    は、H、ハロゲン、場合によりハロゲン置換されたアルキル又は場合によりハロゲン置換されたシクロアルキル、O−(C−C)−アルキル又はS(O)0−2(C−C)−アルキルであり;
    Xは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルコキシ、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアルキルスルフィニル又は場合により置換されたアルキルスルホニルであり;
    は、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル及び場合により置換されたシクロアルケニル、場合により置換されたアリール及び場合により置換されたアリールアルキルであり;
    は、同一又は異別であり、H又はRであって、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有し、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有する環を形成し、該酸素原子は互いに隣接してはならず;
    は、H、陽イオン、置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルキニル、場合により置換されたシクロアルキル、場合により置換されたシクロアルケニル又は場合により置換されたアラルキルである。)
    及び農薬的に活性なこの塩。
  2. 式中、記号が以下のように定義される、請求項1に記載の式(I)のピラゾロピリミジン
    (Rは、水素であり、置換されていないか、若しくはハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、アミノ、各事例で1ないし4個の炭素原子を有するモノ若しくはジアルキルアミノからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし五置換された、1ないし10個の炭素原子を有するアルキルであり、又は
    は、置換されていないか、若しくはハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、アミノ、各事例で1ないし4個の炭素原子を有するモノ若しくはジアルキルアミノからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換された、2ないし10個の炭素原子を有するアルケニルであり、又は
    は、置換されていないか、若しくはハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、アミノ、各事例で1ないし4個の炭素原子を有するモノ若しくはジアルキルアミノからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換された、2ないし10個の炭素原子を有するアルキニルであり、又は
    は、置換されていないか、若しくはハロゲン及び1ないし4個の炭素原子を有するアルキルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換された、3ないし10個の炭素原子を有するシクロアルキルであり、又は
    は、3ないし10環員並びに窒素、酸素及び/又は硫黄などの1ないし3個の複素原子を有する飽和若しくは不飽和ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、若しくはハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、シアノ、ニトロ、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び/又はメルカプトによって一若しくは多置換されており;
    は、水素又は1ないし6個の炭素原子を有するアルキルであり;
    及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、3ないし8環員を有する飽和又は不飽和複素環であり、該複素環は、環の一員としてさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を場合により含有し、及び該複素環は、置換されていないか、又はフッ素、塩素、臭素、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のフッ素及び/又は塩素原子を有するハロアルキル、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のフッ素及び/又は塩素原子を有するハロアルコキシ、メルカプト、1ないし4個の炭素原子を有するチオアルキル及び/又は1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のフッ素原子及び/又は塩素原子を有するハロアルキルチオによって最大三置換されることができ;
    は、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、フェニル−C−C10−アルキルであり、Rは、置換されていないか、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有し、又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有するC−C10−ハロアルキルであり、及びRは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニル、C−C−アルキニルオキシ、及び場合によりハロゲン化された、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルケノキシ、オキシ−C−C−アルケニル−C−C−アルコキシ、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルキルオキシであり、又は
    は、
    ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシル、カルボキシアルキル、カルバモイル、チオカルバモイル;
    各事例において直鎖又は分岐の、各事例において1ないし6個の炭素原子を有する、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル又はアルキルスルホニル;
    各事例において直鎖又は分岐の、各事例において2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル又はアルケニルオキシ;
    各事例において直鎖又は分岐の、各事例において1ないし6個の炭素原子と1ないし13個の同一又は異別のハロゲン原子とを有する、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル又はハロアルキルスルホニル;
    各事例において直鎖又は分岐の、各事例において2ないし6個の炭素原子と1ないし11個の同一又は異別のハロゲン原子とを有する、ハロアルケニル又はハロアルケニルオキシ;
    各事例において直鎖又は分岐の、各事例において各アルキル部分中に1ないし6個の炭素原子を有する、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニルオキシ、ヒドロキシミノアルキル又はアルコキシミノアルキル;
    3ないし8個の炭素原子を有するシクロアルキル;
    2、3位に結合されている1、3−プロパンジイル、1、4−ブタンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1、2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)、ここでこれらの基は、ハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子と1ないし9個の同一又は異別のハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群からの同一又は異別の置換基によって一又は多置換されることができる;
    からなる群からの同一又は異別の置換基によって一ないし四置換されることができるフェニルであり;又は
    は、3ないし8環員並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群からの1ないし3個の複素原子を有する飽和又は完全若しくは部分不飽和又は芳香族ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは、ハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、1ないし4個の炭素原子を有するハロアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するハロアルキルチオ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、ニトロ及び/又は3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル及び/又はカルボキシアルキルによって一又は二置換されることができ;
    は、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、C−C−アルキニルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルケニルアミノ、ジ−C−C−アルキニルアミノ、C−C−アルケニル−(C−C)−アルキニルアミノ、C−C−アルキニル−(C−C)−アルキルアミノ、C−C−アルケニル−(C−C)−アルキルアミノ、C−C10−アリールアミノ、C−C10−アリール−(C−C)−アルキルアミノ、C−C10−アリール−(C−C)−アルキル−(C−C)−アルキルアミノ、ヘテロシクリル−(C−C)−アルキルアミノ又はヘテロシクリル−(C−C)−アルキル−(C−C)−アルキルアミノであり;
    は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、CSOR、COSR、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R、P(O)−(OR、B(OR又は
    Figure 2007524691
    (A、B、D、E、Gは、同一又は異別であり、CR、CR、N、NR、O又はSである(但し、少なくとも一つの記号は、N、O又はSであり、酸素原子は互いに隣接していない。)。)
    であり;
    Yは、C、CR又はNであり;
    は、R、ハロゲン、NR 、OH、SR又はORであり;
    は、H、ハロゲン、置換されていないか、又は一つ以上のハロゲン原子によって置換された(C−C)−アルキル、置換されていないか、又は一つ以上のハロゲン原子によって置換されたシクロプロピル、SCH、SOCH、SOCH又はOCHであり;
    Xは、H、フッ素、塩素、臭素、CN、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオであり;
    は、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、フェニル−C−C10−アルキルであり、ここでRは、置換されていないか、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有し、又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有するC−C10ハロアルキルであり、及びRは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニル、C−C−アルキニルオキシ、及び場合によりハロゲン化された、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルケノキシ、オキシ−C−C−アルケニル−C−C−アルコキシ、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルキルオキシ、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)―アルキルであり;
    は、H若しくはRであり、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有し、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有する環を形成し、該酸素原子は互いに隣接してはならず;
    は、H、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、銅、NH、モノ(C−C10)−アルキルアンモニウム、ジ−(C−C10)−アルキルアンモニウム、トリ−(C−C10)−アルキルアンモニウム、テトラ−(C−C10)アルキルアンモニウムであり、ここでアンモニウムイオンのアルキル置換基は、アリール又はヒドロキシル、コリニウム、C−C10−アルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニルによって場合により置換されており、Rは、置換されていないか、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有し、又は基Rからの1ないし3個の基を場合により有するC−C10ハロアルキル、又は部分的若しくは完全にハロゲン化されており、及び/又は基Rからの1ないし3個の基を有するC−C10アルキルであり、及びRは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニル、C−C−アルキニルオキシ、及び場合によりハロゲン化された、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルケノキシ、オキシ−C−C−アルケニル−C−C−アルコキシ、オキシ−C−C−アルキル−C−C−アルキルオキシ、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)―アルキルである。)。
  3. 式中、記号が以下のように定義される、請求項1又は2に記載の式(I)のピラゾロピリミジン
    (Rは、水素、又は式
    Figure 2007524691
    (#は、結合の点を表す(これらの基は、光学的に純粋な形態で、及び異性体混合物として存在することが可能である。)。)
    の基であり;
    は、水素、メチル、エチル、プロピルであり、又は
    及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、3、6−ジヒドロ−1(2H)−ピリジニル又はテトラヒドロ−1(2H)−ピリダジニルであり、ここでこれらの基は、置換されていないか、又は1ないし3個のフッ素原子、1ないし3個のメチル基及び/又はトリフルオロメチルによって置換されており;又は
    及びRは、それらが結合されている窒素原子とともに、式
    Figure 2007524691
    (式中、
    R’は、水素又はメチルを表し、
    R’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、
    mは、数0、1、2又は3を表し、mが2又は3を表せば、R’’は、同一又は異別の基を表し、
    R’’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、及び
    nは、数0、1、2又は3を表し、nが2又は3を表せば、R’’’は、同一又は異別の基を表す。)
    の基であり;
    は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキルであり、Rは、置換されていないか、もしくは一つ以上のフッ素若しくは塩素原子、ベンジルによって置換されており、又は
    は、
    フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ホルミル、メチル、エチル、n−若しくはi−プロピル、n−、i−、s−若しくはt−ブチル、ビニル、エチニル、アリル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、n−若しくはi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−若しくはi−プロピルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロエチニルオキシ、トリフルオロエチニルオキシ、クロロアリルオキシ、ヨードプロパルギルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−若しくはi−プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、エトキシミノメチル、メトキシミノエチル、エトキシミノエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル若しくはシクロヘキシルから
    なる群からの同一若しくは異別の置換基によって、又は
    2、3位において結合されている1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)若しくは1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一若しくは多置換されることができる。);
    によって、一ないし三置換されることができるフェニルであり;
    は、2若しくは4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし四置換されることができるピリジルであり、又は
    は、2若しくは4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換されることができるピリミジルであり、又は
    は、2若しくは3位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換されることができるチエニルであり、又は
    は、C−C−アルキルアミノ若しくはジ−C−C−アルキルアミノであり、又は、
    は、2、4若しくは5位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一若しくは二置換されることができるチアゾリルであり、又は
    は、N−ピペリジニル、N−テトラゾリル、N−ピラゾリル、N−イミダゾリル、N−1,2,4−トリアゾリル、N−ピロリル若しくはN−モルホリニルであり、その各々は、置換されていないか、若しくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル及びトリフルオロメチルからなる群からの同一又は異別の置換基によって、一置換若しくは可能であれば多置換されており、
    は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、CSOR、COSR、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,3,4−トリアゾリル、チアゾリル、1,3,4、−オキサジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、オキサゾリル、テトラゾリル、オキサジアジニル、4H−[1,2,4]−オキサジアジン−3−イル、ジオキサジニル、5,6−ジヒドロ−[1,4,2]−ジ−オキサジン−3−イル、ピリジルであり、該複素環基は、C−C−アルキル及びハロゲン、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R、P(O)−(OR又はB(ORからなる群からの一つ以上の基によって場合により置換されており;
    は、H、Cl、F、CH、−CH(CH又はシクロプロピルであり;及び
    Xは、H、F、Cl、CN、置換されていない、又は一つ以上のフッ素若しくは塩素原子によって置換されたC−C−アルキルであり;
    は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−シクロアルキル又はベンジル、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)−アルキル、シアノであり;
    は、H又はRであり、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有し、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有する環を形成し、該酸素原子は互いに隣接してはならず;
    は、H、Na、K、1/2Ca、1/2Mg、Cu、NH、NH(CH、N(CH、HN(C、N(C、HN(iC、HN(Bn)、HN(Bn)、F及び/又はClによって完全に又は部分的に置換された(C−C)−アルキル、CONR、CONROR、COOR、カルボキシ−(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、ベンジル、(CHR−CHR−O)−(C−C)−アルキル、(R=H又はCHであり、m=1ないし6である。)である。)。
  4. 式中、記号が以下のように定義される、請求項1ないし3の一以上に記載の式(I)のピラゾロピリミジン
    (Rは、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−シクロアルキルであり、Rは、置換されていないか、もしくは一つ以上のフッ素若しくは塩素原子及び/又はアルキルによって置換されており、又は
    は、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル及びトリフルオロメチル、カルボキシル及び/又はカルボキシメチルからなる群からの置換基を有する、2,4−、2,5−若しくは2,6−二置換されたフェニル若しくは2−置換されたフェニル若しくは2,4,6−若しくは2,4,5−三置換されたフェニルであり、又は
    は、2若しくは4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及び/又はカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし四置換されることができるピリジルであり;
    は、4位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及び/又はカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換されることができるピリミジルであり;
    は、2若しくは3位において結合され、且つフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシミノメチル、ヒドロキシミノエチル、メトキシミノメチル、メトキシミノエチル、トリフルオロメチル、カルボキシル及びカルボキシメチルからなる群からの同一若しくは異別の置換基によって一ないし三置換されることができるチエニルであり;
    は、CONR、CONR−N(R、CO−NR−OR、COOR、1H−ピロリル、1H−イミダゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1H−ピラゾリル、1H−1,3,4−トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアジニル、4H−[1,2,4]−オキサジアジン−3−イル、ジオキサジニル、5,6−ジヒドロ−[1,4,2]−ジオキサジン−3−イル、ピリジルであり、該複素環基は、C−C−アルキル及びハロゲン、SR、SOR、SO、SO、SON(R、SON(R又はP(O)−(ORからなる群からの一つ以上の基によって場合により置換されており;
    は、H、CH、−CH(CH、Cl又はシクロプロピルであり;及び
    Xは、フッ素、塩素、(C−C)−アルキル又は(C−C)−ハロアルキルであり;
    は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−シクロアルキル、ベンジル、カルボキシ−(C−C)−アルキル、CONR、CONROR、COOR、シアノであり;
    は、H又はRであり、又は2個の基R若しくは1個の基Rと1個の基Rは、両者で、3ないし6個の炭素原子を有し、飽和又は部分不飽和であり、及び場合により、1又は2個のさらなる窒素、硫黄又は酸素原子を含有する環を形成し、該酸素原子は互いに隣接してはならず;
    は、H、Na、K、NH、HN(iPr) 、HN(Bn)、HN(Bn)、F及び/又はClによって完全に又は部分的に置換された(C−C)−アルキル及び/又はカルボキシ−(C−C)−アルキル、CONR、CONROR、COOR、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、ベンジル、(CHR−CHR−O)−(C−C)−アルキル(R=H、CHであり、m=1ないし6である。)である。)。
  5. 増量剤及び/又は界面活性剤に加えて、請求項1ないし4の一以上に記載の式(I)の少なくとも一つのピラゾロピリミジンを含むことを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物。
  6. 少なくとも一つのさらなる農薬的に活性な化合物を含むことを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. 望ましくない微生物を抑制するための請求項1ないし4の一以上に記載の式(I)のピラゾロピリミジンの使用。
  8. 請求項1ないし4の一以上に記載の式(I)のピラゾロピリミジンが、望ましくない微生物及び/又はそれらの生息環境に対して適用されることを特徴とする、望ましくない微生物を抑制する方法。
  9. 請求項1ないし4の一以上に記載の式(I)のピラゾロピリミジンが増量剤及び/又は界面活性剤と混合されることを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物を調製する方法。
  10. a)式IIの置換された3−アミノピラゾール誘導体と、
    Figure 2007524691
    マロン酸エステルIIa
    Figure 2007524691
    を反応させて、
    ジヒドロキシピラゾロピリミジンIII
    Figure 2007524691
    (R10はC−C−アルキルを表し、R11はC−C−アルキル又はアリールを表す。)
    を与え
    b)IIIをハロゲン化してハロピラゾロピリミジンIV
    Figure 2007524691
    を与え
    c)IVをアミンと反応させて7−アミノピラゾロピリミジンV
    Figure 2007524691
    を与え
    d)加水分解してピラゾロピリミジンカルボン酸VI
    Figure 2007524691
    を与え
    e)塩素化剤と反応させてピラゾロピリミジン酸塩化物VII
    Figure 2007524691
    を与え
    及び
    f)変形1:VIIをアミンと反応させて式(Ia)
    Figure 2007524691
    のアミドを与える、又は
    変形2:VIIをヒドラジンと反応させて式(Ib)
    Figure 2007524691
    のヒドラジドを与える、又は
    変形3:VIIをヒドロキシルアミンと反応させて式(Ic)
    Figure 2007524691
    のヒドロキサミドを与える、又は
    変形4:VIIをアルコールと反応させて式(Id)
    Figure 2007524691
    のエステルを与える
    ことによって、式(I)の化合物(Xはハロゲンであり、RはCONR、CONR−N(R、CONROR又はCOORを表し、他の記号は請求項1において式(I)で定義されているとおりである。)を調製する方法。
  11. 請求項10に記載の式II、IIa、III、IV、V及びVIIの中間体。
JP2006553545A 2004-02-20 2005-02-18 望ましくない微生物を抑制するためのピラゾロピリミジン Withdrawn JP2007524691A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102004008807A DE102004008807A1 (de) 2004-02-20 2004-02-20 Pyrazolopyrimidine
PCT/EP2005/001694 WO2005082907A2 (de) 2004-02-20 2005-02-18 Pyrazolopyrimidine zur bekämpfung unerwünschter mikroorganismen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007524691A true JP2007524691A (ja) 2007-08-30

Family

ID=34832976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006553545A Withdrawn JP2007524691A (ja) 2004-02-20 2005-02-18 望ましくない微生物を抑制するためのピラゾロピリミジン

Country Status (15)

Country Link
US (1) US7629294B2 (ja)
EP (1) EP1718652A2 (ja)
JP (1) JP2007524691A (ja)
KR (1) KR20070015386A (ja)
CN (1) CN1946293A (ja)
AR (1) AR048857A1 (ja)
BR (1) BRPI0507894A (ja)
CA (1) CA2556798A1 (ja)
CR (1) CR8559A (ja)
DE (1) DE102004008807A1 (ja)
EA (1) EA200601515A1 (ja)
IL (1) IL177510A0 (ja)
MX (1) MXPA06009311A (ja)
TW (1) TW200538044A (ja)
WO (1) WO2005082907A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020528909A (ja) * 2017-07-28 2020-10-01 ニンバス ラクシュミ, インコーポレイテッド Tyk2阻害剤およびその使用方法
JP2022502515A (ja) * 2018-10-15 2022-01-11 ニンバス ラクシュミ, インコーポレイテッド Tyk2阻害剤およびその使用

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2550948A1 (en) * 2003-12-22 2005-07-14 Sb Pharmco Puerto Rico Inc. Crf receptor antagonists and methods relating thereto
GB0519957D0 (en) * 2005-09-30 2005-11-09 Sb Pharmco Inc Chemical compound
DE102005007534A1 (de) 2005-02-17 2006-08-31 Bayer Cropscience Ag Pyrazolopyrimidine
JP4847275B2 (ja) * 2005-10-21 2011-12-28 田辺三菱製薬株式会社 ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物
AR056876A1 (es) 2005-10-21 2007-10-31 Tanabe Seiyaku Co Compuestos de pirazolo[1-5-a]pirimidina, antagonistas de receptores canabinoides cb1, composiciones farmaceuticas que los contienen y usos en el tratamiento de enfermedades del sistema nervioso central, tales como trastornos psicoticos, neurologicos y similares
AR061793A1 (es) 2006-07-05 2008-09-24 Mitsubishi Tanabe Pharma Corp Compuesto de pirazolo[1,5-a] pirimidina y composicion farmaceutica
TW201345908A (zh) * 2006-07-05 2013-11-16 Mitsubishi Tanabe Pharma Corp 吡唑并〔1,5-a〕嘧啶化合物
DE102006039255A1 (de) * 2006-08-17 2008-02-21 Bayer Cropscience Ag Insektizide heterocyclische Carbonsäurederivate
WO2008046856A2 (de) * 2006-10-18 2008-04-24 Basf Se Fungizide zusammensetzungen
JP4837701B2 (ja) * 2007-04-20 2011-12-14 田辺三菱製薬株式会社 医薬組成物
EP2014661A1 (de) * 2007-06-13 2009-01-14 Bayer CropScience AG Heterocyclisch substituierte Heterocyclyl-carbonsäurederivate
US8507673B2 (en) * 2008-12-11 2013-08-13 Emory University Process for preparing 5,7 diaminopyrazolo [1,5-A] pyrimidine compounds
US9133189B2 (en) 2013-03-14 2015-09-15 Epizyme, Inc. Arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof
US9120757B2 (en) 2013-03-14 2015-09-01 Epizyme, Inc. Arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof
AU2014260433A1 (en) 2013-03-14 2015-09-10 Epizyme, Inc. Pyrazole derivatives as arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof
US9365527B2 (en) 2013-03-14 2016-06-14 Epizyme, Inc. Arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof
US9598374B2 (en) 2013-03-14 2017-03-21 Epizyme, Inc. Arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof
US9447079B2 (en) 2013-03-14 2016-09-20 Epizyme, Inc. PRMT1 inhibitors and uses thereof
WO2014153090A1 (en) 2013-03-14 2014-09-25 Epizyme, Inc. Pyrazole derivatives asprmt1 inhibitors and uses thereof
EP2970135B1 (en) 2013-03-14 2018-07-18 Epizyme, Inc. Pyrazole derivatives as prmt1 inhibitors and uses thereof
US9765035B2 (en) 2013-03-14 2017-09-19 Epizyme, Inc. Arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof
US9045455B2 (en) 2013-03-14 2015-06-02 Epizyme, Inc. Arginine methyltransferase inhibitors and uses thereof

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423174Y1 (ja) * 1964-01-17 1967-02-24
JPS423173Y1 (ja) * 1964-01-24 1967-02-24
US3515715A (en) 1967-01-23 1970-06-02 Eastman Kodak Co Quaternized pyrazolylazo dyes
US3634391A (en) 1969-07-25 1972-01-11 Eastman Kodak Co Pyrazolyl-azo-indole dyestuffs
DE3130633A1 (de) * 1981-08-01 1983-02-17 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen 7-amino-azolo(1,5-a)pyrimidine und diese enthaltende fungizide
FR2537137B1 (fr) 1982-12-03 1985-07-19 Roussel Uclaf Procede de preparation de derives de l'acide 2-thiophene acetique et produits intermediaires necessaires pour leur preparation
DE3338292A1 (de) * 1983-10-21 1985-05-02 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen 7-amino-azolo(1,5-a)-pyrimidine und diese enthaltende fungizide
DE3533050A1 (de) 1985-09-17 1987-03-26 Basf Ag 7-amino-azolo(1,5-a)pyrimidine, verfahren zu ihrer herstellung und diese enthaltende fungizide, bzw. deren verwendung als fungizide
GB9510459D0 (en) 1995-05-24 1995-07-19 Zeneca Ltd Bicyclic amines
FR2750048B1 (fr) * 1996-06-21 1998-08-14 Oreal Compositions de teinture des fibres keratiniques contenant des derives pyrazolo-(1, 5-a)-pyrimidine, procede de teinture, nouveaux derives pyrazolo-(1, 5-a)-pyrimidine et leur procede de preparation
HUP0000582A3 (en) 1996-11-26 2001-10-29 Zeneca Ltd Insecticidal, acaricidal and nematocidal 8-azabicyclo[3.2.1]octane-, 8-azabicyclo[3.2.1]oct-6-ene-, 9-azabicyclo[3.3.1]nonane-, 9-aza-3-oxabicyclo[3.3.1]nonane- and 9-aza-3-thiabicyclo[3.3.1]nonane derivatives, preparation and use thereof
GB9624611D0 (en) 1996-11-26 1997-01-15 Zeneca Ltd Bicyclic amine compounds
US6156925A (en) 1998-09-25 2000-12-05 American Cyanamid Company Process for the preparation of halogenated phenylmaloates
US6552026B2 (en) * 1999-06-14 2003-04-22 Basf Aktiengesellschaft 6-phenyl-pyrazolopyrimidines
JP2001019693A (ja) * 1999-06-14 2001-01-23 American Cyanamid Co 殺菌・殺カビ性6−フェニル−ピラゾロピリミジン
AU2001223641A1 (en) * 2000-12-11 2002-06-24 Basf Aktiengesellschaft 6-phenyl-pyrazolopyrimidines
MXPA04000403A (es) 2001-07-26 2004-03-18 Basf Ag 7 - aminotriazolopirimidinas para controlar hongos nocivos.
DE10223917A1 (de) * 2002-05-29 2003-12-11 Bayer Cropscience Ag Pyrazolopyrimidine
BRPI0407834A (pt) * 2003-02-28 2006-02-14 Teijin Pharma Ltd composto, processo para a manufatura do mesmo, composição, processo para a manufatura da mesma, método de tratamento ou prevenção de um distúrbio mediado por proteìna quinase em um indivìduo, uso de um composto, ensaio para determinar a atividade dos compostos, e, método de inibição da atividade ou função de uma proteìna quinase
CA2527136A1 (en) 2003-06-03 2004-12-09 Basf Aktiengesellschaft Substituted pyrazolopyrimidines, methods for the production thereof, use of the same for controlling pathogenic fungi, and agents containing said compounds
MXPA05013902A (es) * 2003-06-27 2006-02-24 Bayer Cropscience Ag Pirazolopirimidinas.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020528909A (ja) * 2017-07-28 2020-10-01 ニンバス ラクシュミ, インコーポレイテッド Tyk2阻害剤およびその使用方法
JP7216705B2 (ja) 2017-07-28 2023-02-02 ニンバス ラクシュミ, インコーポレイテッド Tyk2阻害剤およびその使用方法
JP2022502515A (ja) * 2018-10-15 2022-01-11 ニンバス ラクシュミ, インコーポレイテッド Tyk2阻害剤およびその使用

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0507894A (pt) 2007-07-24
WO2005082907A2 (de) 2005-09-09
MXPA06009311A (es) 2007-03-01
CN1946293A (zh) 2007-04-11
CR8559A (es) 2006-11-23
TW200538044A (en) 2005-12-01
US7629294B2 (en) 2009-12-08
EP1718652A2 (de) 2006-11-08
KR20070015386A (ko) 2007-02-02
DE102004008807A1 (de) 2005-09-08
EA200601515A1 (ru) 2006-12-29
AR048857A1 (es) 2006-06-07
WO2005082907A3 (de) 2006-06-29
IL177510A0 (en) 2006-12-10
US20050187224A1 (en) 2005-08-25
CA2556798A1 (en) 2005-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007524691A (ja) 望ましくない微生物を抑制するためのピラゾロピリミジン
EP1716099B1 (de) Haloalkylcarboxamide zur bekämpfung von mikroorganismen
DE102005007534A1 (de) Pyrazolopyrimidine
JP2007520505A (ja) 植物保護及び資材の保護のための殺菌活性成分としての、n−(2−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1h−ピラゾール−4−カルボキサミド誘導体及び関連化合物
WO2005066138A1 (de) Substituierte heterocyclische amide mit fungizider wirkung
US20070185138A1 (en) Imidazolopyrimidines used as fungicidal active ingredients
JP2007516247A (ja) ピラゾロピリミジン類
US20070259893A1 (en) Pyrazolopyrimidines
JP2007516249A (ja) 殺真菌作用を有する7−アミノ−5−ハロピラゾロピリミジン類
JP2007516246A (ja) ピラゾロピリミジン類
US20070293514A1 (en) Triazolopyrimidines
US20070244111A1 (en) Pyrazolopyrimidines

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080215

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100924