JP2007516247A - ピラゾロピリミジン類 - Google Patents

ピラゾロピリミジン類 Download PDF

Info

Publication number
JP2007516247A
JP2007516247A JP2006543459A JP2006543459A JP2007516247A JP 2007516247 A JP2007516247 A JP 2007516247A JP 2006543459 A JP2006543459 A JP 2006543459A JP 2006543459 A JP2006543459 A JP 2006543459A JP 2007516247 A JP2007516247 A JP 2007516247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
formula
group
alkyl
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006543459A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲバウアー,オーラフ
ハイネマン,ウルリヒ
ヘルマン,シユテフアン
ガイヤー,ヘルベルト
ヒルブラント,シユテフアン
エルベ,ハンス−ルートビヒ
エツベルト,ロナルド
バツヘンドルフ−ノイマン,ウルリケ
ダーメン,ペーター
クツク,カール−ハインツ
Original Assignee
バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JP2007516247A publication Critical patent/JP2007516247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

、R、R、R、R及びRが本明細書に記載されている意味を有する、式(I)の新規ピラゾロピリミジン。前記生成物を生成するための幾つかの方法及び望ましくない微生物に対してそれらを使用する方法も開示されている。

Description

本発明は、ピラゾロピリミジン類、それらを調製するための複数の方法及び望ましくない微生物を抑制するためのそれらの使用に関する。
ある種のピラゾロピリミジン類が抗真菌特性を有することは既に公知である(DE−A 3 130 633又はFR−A 2 794 745を比較)。
しかしながら、近代的な抗真菌剤に対する環境的及び経済的な要望は、例えば、活性スペクトル、毒性、選択性、適用量、残留物の形成及び好ましい製造に関して、常に増大しているが、例えば、耐性に伴う問題がさらに存在する場合があるので、少なくとも幾つかの領域では、従来技術に対して利点を有する新規抗真菌剤に対する必要性が常に存在する。
ここに本発明は、式
Figure 2007516247
の新規ピラゾロピリミジンを提供する。
(式中、
は、水素、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたアルケニル、必要に応じて置換されたアルキニル、必要に応じて置換されたシクロアルキルを表し、若しくは必要に応じて置換されたヘテロシクリルを表し、
は、水素若しくはアルキルを表し、又は
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、必要に応じて置換された複素環を表し、
は、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたアルキル又は必要に応じて置換されたシクロアルキルを表し、
は、式
Figure 2007516247
(式中、Xは、酸素原子、HN基、HO−N基又はZ−O−N=(Zは、必要に応じて置換されたアルキル又はアラルキルを表す。)を表す。)
の基を表し、又は
は、式
Figure 2007516247
(式中、
は、水素又はアルキルを表し、及び
は、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたフェニルを表し、又は必要に応じて置換されたフェニルアミノを表す。)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたアルコキシ、必要に応じて置換されたアルキルチオ、必要に応じて置換されたアルキルスルフィニルを表し、又は必要に応じて置換されたアルキルスルホニルを表し、および
は、必要に応じて置換されたアリールを表す。)
さらに、式(I)のピラゾロピリミジンは、
(a)式
Figure 2007516247
(R、R、R、R及びRは、上記定義のとおりである。)
のシアノ化合物が、
α)適宜希釈剤の存在下で、酸および水と反応されたとき、若しくは
β)希釈剤の存在下で、及び適宜触媒の存在下で、ヒドロキシルアミン又はヒドロキシルアンモニウム塩と反応されたとき、若しくは
γ)塩基の存在下及び希釈剤の存在下で塩化アンモニウムと反応されたとき、又は
b)式
Figure 2007516247
(R、R、R、R、R及びRは、上記定義のとおりである。)
のカルボニル化合物が、
希釈剤の存在下で、及び適宜触媒の存在下で、式
N−R (IV)
(Rは、上記定義のとおりである。)
のアミノ化合物(式(IV)のアミノ化合物は、それらの酸付加塩の形態でも使用され得る。)と反応されたときに得られることが見いだされた。
最後に、式(I)のピラゾロピリミジンは、望ましくない微生物を抑制するのに極めて適していることが見出された。特に、式(I)のピラゾロピリミジンは、強い抗真菌活性を有し、穀物の保護及び資材の保護の両方で使用することが可能である。
置換パターンに応じて、本発明の化合物は、妥当な場合には、さまざまな可能な異性体形態、特に、EとZ、スレオとエリスロなどの立体異性体として存在することができ、及び光学異性体、妥当な場合には互変異性体の形態の混合物としても存在することができる。Rが、結合点に隣接する2個の原子上において異なる置換基によって置換されれば、当該化合物は、特定の立体異性体形態(すなわち、アトロプ異性体)で存在し得る。
式(I)は、本発明のピラゾロピリミジンの一般的定義を提供する。好ましいのは、
が、水素を表し、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし五置換され得る、1から6個の炭素原子を有するアルキルを表し、
が、水素を表し、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得る、2ないし6個の炭素原子を有するアルケニルを表し、
が、水素を表し、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得る、3ないし6個の炭素原子を有するアルキニルを表し、又は
が、水素を表し、ハロゲン及び1ないし4個の炭素原子を有するアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得る、3ないし6個の炭素原子を有するアルキニルを表し、若しくは
が、5若しくは6個の環員と窒素、酸素及び/又は硫黄などの1ないし3個の複素原子とを有する不飽和若しくは飽和ヘテロシクリルを表し(該ヘテロシクリルは、ハロゲン及び1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、シアノ、ニトロ及び/又は3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルによって一又は二置換され得る。)、
は、水素を表し、若しくは1ないし4個の炭素原子を有するアルキルを表し、又は
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、3ないし6個の環員を有する飽和又は不飽和の複素環を表し、該複素環は、環の要素としてさらなる窒素、酸素若しくは硫黄を含有することができ、前記複素環は、フッ素、塩素、臭素、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル及び/又は1ないし4個の炭素原子および1ないし9個のフッ素及び/又は塩素原子を有するハロアルキルによって最大三回置換されることができ、
は、水素、塩素、臭素、ヨウ素、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のハロゲン原子を有するハロアルキルを表し、又は3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表し、
は、式
Figure 2007516247
(式中、Xは、酸素原子、HN基、HO−N基またはZ−O−N=(Zは、アルキル又はアリールアルキルを表す。))
の基を表し、又は
は、式
Figure 2007516247
(式中、
は、水素又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルを表す。)を表し、
は、アルキル基の各々が1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシによって一若しくは二置換され得る、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、アルキル部分中に1ないし3個の炭素原子を有するアルキルカルボニル、及び/又はアルコキシ部分中に1ないし3個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルを表し、又は
は、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、ハロゲン、ニトロ及び1ないし4個の炭素原子及び1ないし5個のハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルを表し、又は
は、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、ハロゲン、ニトロ及び1ないし4個の炭素原子及び1ないし5個のハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルアミノを表す。)の基を表し、
は、フッ素、塩素、臭素、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルスルフィニル又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表し、および
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル;
それぞれ1ないし6個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル又はアルキルスルホニル;
それぞれ2ないし6個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、アルケニル又はアルケニルオキシ;
それぞれ1から6個の炭素原子及び1ないし13個の同一又は異なるハロゲン原子を有する、直鎖又は分岐の、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル又はハロアルキルスルホニル;
それぞれ2ないし6個の炭素原子及び1ないし11個の同一又は異なるハロゲン原子を有する、直鎖又は分岐の、ハロアルケニル又はハロアルケニルオキシ;
それぞれ各アルキル部分の中に1から6個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニルオキシ、ヒドロキシイミノアルキル又はアルコキシイミノアルキル;
3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル;
2,3−結合された1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、ハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、及び1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個の同一又は異なるハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一又は多置換され得る。)
からなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし四置換され得るフェニル
を表す、式(I)の化合物である。
特に好ましいのは、
が、水素若しくは式
Figure 2007516247
(#は、結合の点を表す。)
の基を表し、
が、水素、メチル、エチル若しくはプロピルを表し、又は
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、3,6−ジヒドロ−1(2H)−ピペリジニル又はテトラヒドロ−1(2H)−ピラダジニル(これらの基は、1ないし3個のフッ素原子、1ないし3個のメチル基及び/又はトリフルオロメチルによって置換され得る。)を表し、若しくは
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒に、式
Figure 2007516247
(式中、
R’は、水素又はメチルを表し、
R’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、
mは、数字0、1、2又は3を表し、mが2又は3を表す場合にはR’’は、同一又は異なる基を表し、
R’’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、及び
nは、数字0、1、2又は3を表し、nが2又は3を表す場合には、R’’’は、同一又は異なる基を表す。)
の基を表し、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチル、1−トリフルオロ−メチル−2,2,2−トリフルオロエチル又はヘプタフルオロイソプロピルを表し、
が、式
Figure 2007516247
(式中、Xは、酸素原子、HN基、HO−N基又はZ−O−N=(Zは、アルキル又はアリールアルキルを表す。)を表す。)
の基を表し、又は
が、式
Figure 2007516247
(式中、
は、水素、メチル又はエチルを表し、及び
は、1又は2個の炭素原子を有するアルキル基を表し(これらのアルキル基の各々は、メトキシ、エトキシ、メチルカルボニル、エチルカルボニル、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルによって置換され得る。)、又は
は、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ及びトリフルオロメチルからなる群から得られる同一若しくは異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルを表し、又は
は、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ及びトリフルオロメチルからなる群から得られる同一若しくは異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルアミノを表す。)
の基を表し、
が、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルを表し、並びに
が、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ホルミル、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アリル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロエチニルオキシ、トリフルオロエチニルオキシ、クロロアリルオキシ、ヨードプロパルギルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、エトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル、エトキシイミノエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、
2,3−結合された1,3−プロパンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル及びトリフルオロメチル群から得られる同一又は異なる置換基によって一又は多置換され得る。)
からなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルを表す、式(I)のピラゾロピリミジンである。
本発明の化合物の特に極めて好ましい群は、
、R、R及びRが、上記特に好ましい意味を有し、
が、フッ素、塩素、臭素、メトキシ又はメチルチオを表し、及び
が、2,4−、2,5−又は2,6−二置換されたフェニル若しくは2−置換されたフェニルを表し、又は2,4,6−三置換されたフェニルを表す(可能な置換基は、特に好ましい定義に関して挙げられた基である。)、式(I)のピラゾロピリミジンである。
上述した基の定義は、所望により、互いに組み合わせることができる。さらに、個々の定義を、妥当しない場合があり得る。
3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ−[1,5a]ピリミジンを出発材料として、及び希硫酸を反応成分として使用すると、本発明のプロセス(a、変法α)の過程は、以下の式スキームによって示すことができる。
Figure 2007516247
3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ−[1,5a]ピリミジンを出発材料として、及び塩化ヒドロキシルアンモニウムを反応成分として使用すると、プロセス(a、変法β)の過程は、以下の式スキームによって示すことができる。
Figure 2007516247
3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ−[1,5a]ピリミジンを出発材料として、塩化アンモニウムを反応成分として、及びナトリウムメトキシドを塩基として使用すると、プロセス(a、変法γ)の過程は、以下の式スキームによって示すことができる。
Figure 2007516247
3−ホルミル−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ−[1,5a]ピリミジンを出発材料として、及び2,4−ジニトロフェニルヒドラジンを反応成分として使用すると、本発明のプロセス(b)の過程は、以下の式スキームによって示すことができる。
Figure 2007516247
式(II)は、本発明のプロセス(a)を実施するための出発材料として必要とされるシアノ化合物の一般的定義を提供する。この式では、R、R、R、R及びRは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、これらの基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。
式(II)のシアノ化合物は、
c)式
Figure 2007516247
(R及びRは、上記定義のとおりであり、
は、ハロゲンを表し、及び
は、ハロゲンを表す。)
のハロピラゾロピリミジンが、式
Figure 2007516247
(R及びRは、上記定義のとおりである。)
のアミンと、
適宜希釈剤の存在下で、適宜触媒の存在下で及び適宜酸受容体の存在下で、反応され、
並びに、適宜、式
Figure 2007516247
(R、R、R、R及びXは、上記定義のとおりである。)
の得られたシアノ化合物が、第二の工程において、式
−Me (VII)
(Rは、必要に応じて置換されたアルコキシ、必要に応じて置換されたアルキルチオ、必要に応じて置換されたアルキルスルフィニル又は必要に応じて置換されたアルキルスルホニルを表し、及び
Meは、ナトリウム又はカリウムを表す。)
の化合物と、適宜希釈剤の存在下で反応されるときに得られる。
式(V)のハロピラゾロピリミジンは、公知であり、又は公知の方法によって調製することができる(DE−A 103 28 996及びPCT/EP 03/05 159参照)。
このため、式(V)のハロピラゾロピリミジンは、
d)式
Figure 2007516247
(R及びRは、上記定義のとおりである。)
のジヒドロキシピラゾロピリミジンが、適宜希釈剤の存在下で、ハロゲン化剤とされるときに得られる。
式(VIII)のジヒドロキシピラゾロピリミジンは、
e)式
Figure 2007516247
(Rは、上記定義のとおりであり、及び
10は、アルキルを表す。)
のアリールマロン酸エステルが、式
Figure 2007516247
(Rは、上記定義のとおりである。)
のアミノミラゾールと、適宜希釈剤の存在下で、及び強塩基の存在下で反応されるときに得られる。
式(IX)は、プロセス(e)を実施するための出発物質として必要とされるアリールマロン酸エステルの一般的定義を提供する。この式では、Rは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、この基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。R10は、好ましくは、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、特に好ましくはメチル又はエチルを表す。
式(IX)のアリールマロン酸エステルは、公知であり、又は公知の方法によって調製することができる(US−A 6 156 925参照)。
式(X)は、プロセス(e)を実行するための反応成分として必要とされるアミノピラゾールの一般的定義を提供する。この式では、Rは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、この基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。
プロセス(e)を実施するのに適切な希釈剤はあらゆる慣用の不活性有機溶媒である。好ましいのは、石油エーテル、へキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン若しくはデカリンなどの脂肪族、脂環式若しくは芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン若しくはトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン若しくはアニソールなどのエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−若しくはi−ブチロニトリル若しくはベンゾニトリルなどのニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン若しくはヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド;酢酸メチル若しくは酢酸エチルなどのエステル;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド;スルホランなどのスルホン;メタノール、エタノール、n−若しくはi−プロパノール、n−、i−、sec−若しくはtert−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのアルコール;トリ−n−ブチルアミンなどのアミン、又は酢酸などのカルボン酸を使用することである。
プロセス(e)を実行するのに適切な強塩基は、好ましくは、アルカリ土類金属又はアルカリ金属水素化物又はアルコキシド、及びアルキル金属アミドである。水素化ナトリウム、アミドナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド及びカリウムtert−ブトキシドを、例として挙げることができる。
本特許出願に記載されているプロセス(e)及び他のプロセスは何れも、一般的には、大気圧下で実施される。しかしながら、高圧下で、又は高度に揮発性の反応成分が存在しない限り減圧下で操作することが可能である。
プロセス(e)を実施するときには、反応温度は、各事例において、比較的広い範囲内で変動することができる。塩基の不存在下において、このプロセスは、一般に、100℃から250℃、好ましくは120℃から200℃の温度で実施される。塩基が存在する場合には、このプロセスは、一般に、20℃から120℃、好ましくは20℃から80℃の温度で実施される。
プロセス(e)を実施する場合、一般的には、式(IX)のアリールマロン酸エステル1モル当り、1から15mol、好ましくは1から8molの式(X)のアミノピラゾールが使用される。後処理は、慣用の方法によって実施される。
プロセス(d)を実施するための適切なハロゲン化剤は、炭素に付着されたヒドロキシル基をハロゲンに交換するのに適した全ての慣用の試薬である。好ましいのは、三塩化リン、三臭化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン、ホスゲン、塩化チオニル、臭化チオニル又はそれらの混合物を使用することである。式(V)の対応するフッ素化合物は、フッ化カリウムとの反応によって、塩素又は臭素化合物から調製することが可能である。
プロセス(d)を実施するための適切な希釈剤は、このようなハロゲン化のために慣用されている全ての有機溶媒である。好ましいのは、石油エーテル、へキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリンなどの脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素を使用することである。
しかしながら、ハロゲン化剤自体又はハロゲン化剤と表記希釈剤の一つとの混合物が希釈剤として機能することも可能である。
プロセス(d)を実施するときには、反応温度は、比較的広い範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、20℃から150℃、好ましくは40℃から120℃の温度で実施される。
プロセス(d)を実施するときには、各事例において、式(VIII)のジヒドロキシピラゾロピリミジン1モル当り、過剰のハロゲン化剤が使用される。後処理は、慣用の方法によって実施される。
式(V)は、プロセス(c)を実施するための出発材料として必要とされるハロピラゾロピリミジンの一般的定義を提供する。この式では、R及びRは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、これらの基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。X及びYは、各々、好ましくは、フッ素、塩素又は臭素、特に好ましくはフッ素又は塩素を表す。
式(VI)は、プロセス(c)を実施するための反応成分として必要とされるアミンの一般的定義を提供する。この式では、R及びRは、好ましくは、本発明の式(I)の記載に関して、これらの基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。
式(VII)は、プロセス(c)の第二の工程において反応成分として必要とされる化合物の一般的定義を提供する。この式では、Rは、好ましくは、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルスルフィニル又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表す。Meも、好ましくは、ナトリウム又はカリウムを表す。
特に好ましいのは、Rがメトキシ、エトキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルを表し、Meがナトリウム又はカリウムを表す、式(VII)の化合物である。
式(VI)のアミン及び式(VII)の化合物も、公知であり、又は公知の方法によって調製することが可能である。
プロセス(c)の第一の工程を実施するのに適切な希釈剤は、あらゆる慣用の不活性有機溶媒である。好ましいのは、例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、アニソールなどのエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−若しくはi−ブチロニトリル又はベンゾニトリルなどのニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド;酢酸メチル又は酢酸エチルなどのエステル;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド;スルホランなどのスルホンを使用することである。
プロセス(c)の第一の工程を実施するのに適した酸受容体は、このような反応に慣用される全ての無機又は有機塩基である。好ましいのは、例えば、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム及び炭酸水素ナトリウムなどの、アルカリ土類金属又はアルカリ金属の、水素化物、水酸化物、アミド、アルコキシド、酢酸塩、炭酸塩又は炭酸水素塩、さらに、水酸化アンモニウム、酢酸アンモニウム及び炭酸アンモニウムなどのアンモニウム化合物、また、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)などの三級アミンを使用することである。
プロセス(c)の第一の工程を実施するための適切な触媒は、このような反応のために慣用される全ての反応促進物質である。
好ましいのは、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム又はフッ化アンモニウムなどのフッ化物を使用することである。
プロセス(c)の第一の工程を実施するときには、反応温度は、比較的広い範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、0℃から150℃の温度、好ましくは0℃から80℃の温度で実施される。
プロセス(c)の第一の工程を実施するときには、一般的に、式(V)のハロピラゾロピリミジン1モル当り、0.5ないし10モル、好ましくは0.8ないし2モルの式(VI)のアミンが使用される。後処理は、慣用の方法によって実施される。
プロセス(c)の第二の工程を実施するための適切な希釈剤は、あらゆる慣用の不活性有機溶媒である。好ましいのは、例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールなどのエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−若しくはi−ブチロニトリル又はベンゾニトリルなどのニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン若しくはヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド;酢酸メチル若しくは酢酸エチルなどのエステル;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド;スルホランなどのスルホンを使用することである。
プロセス(c)の第二の工程を実施するときには、反応温度は、比較的広い範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、0℃から150℃、好ましくは20℃から100℃の温度で実施される。
プロセス(c)の第二の工程を実施するときには、問題の式(IIa)のシアノ化合物は、等量又は過剰の式(VII)の化合物と反応される。後処理は、慣用の方法によって実施される。
プロセス(a、変法α)を実施するのに適切な酸は、ニトリルを加水分解するのに適した全ての慣用の酸である。好ましいのは、塩酸又は硫酸などの無機酸を使用することである。
プロセス(a、変法α)を実施するのに適切な希釈剤は、慣用の不活性有機溶媒である。例として、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンなどのエーテルを挙げることができる。さらに、水は、反応成分としても、希釈剤としても使用することが可能である。特に好ましいのは、同時に希釈剤及び反応成分として作用する水性の希酸を使用することである。
本発明のプロセス(a、変法α)を実施するときには、反応温度は、一定の範囲を変動することができる。一般的に、このプロセスは、0℃から60℃、好ましくは10℃から50℃の温度で実施される。
本発明のプロセス(a、変法α)を実施するときには、式(II)のシアノ化合物1モル当り等量又は過剰の酸および水が使用される。後処理は、慣用の方法によって実施される。一般に、この反応混合物は、適宜予め濃縮した後、氷とともに撹拌され、得られた沈殿は吸引ろ過される。
本発明のプロセス(a、変法β)を実施するための適切な反応成分は、ヒドロキシルアミン又はヒドロキシルアンモニウム塩(塩化物又は硫酸塩など)である。好ましいのは、塩化ヒドロキシルアンモニウムを使用することである。
本発明のプロセス(a、変法β)を実施するための適切な希釈剤は、全ての慣用の不活性有機溶媒である。好ましいのは、メタノール、エタノール、n−プロパノール又はイソプロパノールなどのアルコールを使用することである。
本発明のプロセス(a、変法β)を実施するための適切な触媒は、このような反応に慣用される全ての反応促進物質である。好ましいのは、例えば、Amberlyst A−21(R)の名前で市販されている弱塩基性イオン交換体などの酸性又は塩基性触媒を使用することである。
本発明のプロセス(a、変法β)を実施するときには、反応温度は、一定の範囲内を変動することができる。一般的に、このプロセスは、0℃から80℃、好ましくは10℃から60℃の温度で実施される。
本発明のプロセス(a、変法β)を実施するときには、一般に、式(II)のシアノ化合物1モル当り等量又は過剰、好ましくは1.1から1.5モルの間のヒロドキシルアミン又はヒドロキシルアンモニウム塩が使用される。後処理は、慣用の方法によって実施される。一般に、この反応混合物は、適宜、ろ過された後、濃縮され、単離された産物が精製される。
本発明のプロセス(a、変法γ)を実施するための適切な塩基は、このような反応に対して慣用される全ての有機塩基である。好ましいのは、ナトリウムメトキシド又はカリウムtert−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシドを使用することである。
本発明のプロセス(a、変法γ)を実施するための適切な希釈剤は、このような反応に慣用される全ての有機溶媒である。好ましいのは、メタノール、エタノール、n−プロパノール又はイソプロパノールなどのアルコールを使用することである。
本発明のプロセス(a、変法γ)を実施するときには、反応温度は、一定の範囲内を変動することができる。一般的に、このプロセスは、0℃から80℃、好ましくは10℃から60℃の温度で実施される。
本発明のプロセス(a、変法γ)を実施するときには、一般に、式(II)のシアノ化合物1モル当り、等量又は過剰の塩化アンモニウムおよび触媒量の塩基が使用される。同じく、後処理は、慣用の方法によって実施される。ここで、このようにして調製された式(I)のピラゾロピリミジンは、それらの塩酸付加塩の形態で単離することも可能である。
式(III)は、本発明のプロセス(b)を実施するための出発物質として必要とされるカルボニル化合物の一般的定義を提供する。この式では、R、R、R、R、Rは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、これらの基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。
式(III)のカルボニル化合物は、
f)式
Figure 2007516247
(R、R、R、R及びRは、上記定義のとおりである。)
のシアノ化合物が、
α)塩化アンモニウム水溶液の存在下及び有機希釈剤の存在下で、水素化ジイソブチルアルミニウムと反応されたとき、
若しくは、
β)式
11−Mg−X (XI)
(R11は、アルキルを表し、及び
は、塩素、臭素又はヨウ素を表す。)
のグリニャール化合物と、希釈剤の存在下で、及び適宜触媒の存在下で、反応されたとき、
又は、
g)式
Figure 2007516247
(R、R、R、R及びRは、上記定義のとおりである。)
のピラゾロピリミジンが、
Figure 2007516247
(R12は、アルキルを表し、及び
Halは、塩素又は臭素を表す。)
の酸ハロゲン化物と反応されたとき、
若しくは、
Figure 2007516247
(R12は、アルキルを表す。)
の酸無水物と、各事例において、触媒の存在下で、及び希釈剤の存在下で反応されたとき、
又は、
h)式
Figure 2007516247
(R及びRは、上記定義のとおりである。)
のヒドロキシピラゾロピリミジンが、ジメチルホルムアミドの存在下で、オキシ塩化リンと反応され、適宜、続いて、五塩化リンを追加して反応に供され、及び得られた式
Figure 2007516247
(R及びRは、上記定義のとおりである。)
のハロピラゾロピリミジンが、式
Figure 2007516247
(R及びRは、上記定義のとおりである。)
のアミンと、適宜触媒の存在下で、適宜酸結合剤の存在下で、及び適宜希釈剤の存在下で、反応されたときに、得られる。
式(XI)は、プロセス(f、変法β)を実施するための反応成分として必要とされるグリニャール化合物の一般的定義を提供する。この式では、R11は、好ましくは、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルを表し、特に好ましくは、メチル又はエチルを表す。Xは、好ましくは、塩素、臭素又はヨウ素も表す。
プロセス(f、変法α)を実施するための適切な希釈剤は、あらゆる慣用の不活性有機溶媒である。好ましいのは、トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素などの、脂肪族又は芳香族の、必要に応じてハロゲン化された炭化水素を使用することである。
プロセス(f、変法α)を実施するときには、反応温度は、一定の範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、−80℃から+20℃、好ましくは−60℃から+10℃の温度で実施される。
プロセス(f、変法α)を実施するときには、一般に、式(II)のシアノ化合物1モル当り等量又は過剰の、好ましくは1.1から1.2モルの水素化ジイソブチルアルミニウムが使用され、次いで、過剰の塩化アンモニウム水溶液が添加される。後処理は、慣用の方法によって実施される。一般的には、この反応混合物を酸性とし、有機相を除去し、水との混和性が乏しい有機溶媒で水相を抽出し、合わせた有機相を洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮する。
プロセス(f、変法β)を実施するための適切な触媒は、グリニャール反応に対して慣用される、あらゆる反応促進物質である。ヨウ化カリウム及びヨウ素を例として挙げることができる。
プロセス(f、変法β)を実施するための適切な希釈剤は、このような反応に対して慣用される、あらゆる不活性有機溶媒である。好ましいのは、ジエチルエーテル、ジオキサン又はテトラヒドロフランなどのエーテル、さらにトルエンなどの芳香族炭化水素、及びトルエン/テトラヒドロフランなどのエーテルと芳香族炭化水素の混合物を使用することである。
プロセス(f、変法β)を実施するときには、反応温度は、一定の範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、−20℃から+100℃、好ましくは0℃から80℃の温度で実施される。
プロセス(f、変法β)を実施するときには、一般に、式(II)のシアノ化合物1モル当り、2から3モルの式(XI)のグリニャール化合物が使用される。これに続いて、慣用の方法に従った水性の後処理が行われる。
式(XII)は、プロセス(g)を実施するための出発物質として必要とされるピラゾロピリミジンの一般的定義を提供する。この式では、R、R、R、R及びRは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、これらの基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。
式(XII)のピラゾロピリミジンは、公知であり、又は公知の方法によって調製することができる。
式(XIII)および(XIV)は、プロセス(d)を実施するための反応成分として必要とされる酸ハロゲン化物及び酸無水物の一般的定義を提供する。この式では、R12は、好ましくは、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、特に好ましくは、メチル、エチル又はプロピルを表す。式(XIII)中のHalは、好ましくは、塩素又は臭素を表す。
式(XIII)の酸ハロゲン化物及び式(XIV)の酸無水物は何れも公知であり、又は公知の方法によって調製することができる。
プロセス(g)を実施するための適切な触媒は、フリーデルクラフツ反応のために慣用される全ての反応促進物質である。好ましいものは、三塩化アルミニウム、三臭化アルミニウム及び塩化鉄(III)などのルイス酸を使用することである。
プロセス(g)を実施するための適切な希釈剤は、このようなフリーデルクラフツ反応に対して慣用される全ての不活性有機溶媒である。ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジオキサン及びテトラヒドロフランなどのエテールを使用することが好ましく、二硫化炭素を使用することも好ましい。
プロセス(g)を実施する場合には、反応温度は、一定の範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、−10℃から+100℃、好ましくは0℃から80℃の温度で実施される。
プロセス(g)を実施する場合には、一般に、式(XII)のピラゾロピリミジン1モル当り、1から5モル、好ましくは1から2モルの式(XIII)の酸ハロゲン化物及び1.1から5モル、好ましくは1.1から3モルの触媒、又は1から5モル、好ましくは1から2モルの式(XIV)の酸無水物及び2.1から6モル、好ましくは2.1から4モルの触媒が使用される。一般的には、反応成分は、低温で、最初に添加され、当初の激しい反応が治まった後、還流温度までゆっくり加熱する。後処理は、慣用の方法によって実施される。
式(XV)は、プロセス(h)を実施するための出発材料として必要とされるヒドロキシピラゾロピリミジンの一般的定義を提供する。この式では、R及びRは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記載に関して、これらの基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。
式(XV)のヒドロキシピラゾロピリミジンは、CN基の代わりに水素原子を有する式(X)のアミノピラゾールを使用した場合に、プロセス(e)に従って調製することが可能である。
プロセス(h)の第一の工程は、ジメチルホルムアミドの存在下で、オキシ塩化リンの助けを得て、ビルスマイアー反応の条件下で実施される。ここでは、塩素化剤として、五塩化リンを添加することも可能である。
プロセス(h)の第一の工程を実施する場合、反応温度は比較的広い範囲内を変動することができる。一般に、このプロセスは、−10℃から+150℃、好ましくは0℃から120℃の温度で実施される。
プロセス(h)の第一の工程を実施するときには、一般に、式(XV)のヒドロキシピラゾロピリミジン1モル当り、2から5モルのジメチルホルムアミド、5から15モルのオキシ塩化リン、及び、適宜0から2モルの五塩化リンが使用される。後処理は、慣用の方法によって実施される。
プロセス(h)の第二の工程を実施するための、適切な式(VI)のアミン及び触媒、酸結合剤及び希釈剤は、プロセス(c)の第一の工程の記述に関して既述されているものである。プロセス(c)の第一の工程で適用されているものに対応する反応温度及び他の反応条件を使用することも可能である。
式(IV)は、本発明のプロセス(b)を実施するための反応成分として必要とされるアミノ化合物の一般的定義を提供する。この式では、Rは、好ましくは、本発明の式(I)の化合物の記述に関して、この基に対して好ましいものとして既述されている意味を有する。式(IV)のアミノ化合物は、それらの酸付加塩の形態で使用することも可能である。ここでは、塩化水素又は硫酸の付加によって形成される塩が好ましい。
式(IV)のアミノ化合物とそれらの酸付加塩は何れも、公知であり、又は公知の方法によって調製することができる。
本発明のプロセス(b)を実施するのに適切な希釈剤はあらゆる慣用の不活性有機溶媒である。好ましいのは、メタノール、エタノール、n−プロパノール又はイソプロパノールなどのアルコールを使用することであり、さらにベンゼン又はトルエンなどの炭化水素を使用することである。
本発明のプロセス(b)を実施するための適切な触媒は、このような反応のために慣用される全ての反応促進物質である。好ましいのは、硫酸又はp−トルエンスルホン酸などの酸性触媒、又は、例えば、Amberlyst A−21(R)の名前で市販されている弱塩基性イオン交換体などの塩基性触媒を使用することである。
本発明のプロセス(b)を実施するときには、反応温度は、比較的広い範囲内で変動することができる。一般的に、このプロセスは、0℃から150℃、好ましくは10℃から130℃の温度で実施される。
本発明のプロセス(b)を実施するときには、一般に、式(III)のカルボニル化合物1モル当り等量又は過剰の、好ましくは1.0から1.5モルの式(IV)のアミノ化合物又はその酸付加塩が使用される。同じく、後処理は、慣用の方法によって実施される。
本発明の化合物は、強力な殺微生物活性を有しており、穀類の保護及び資材の保護において、真菌及び細菌などの望ましくない微生物を抑制するために使用することができる。
抗真菌剤は、ネコブカブ(Plasmodiophoromycetes)、卵菌(Oomycetes)、ツボカビ(Chytridiomycetes)、接合菌(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomyctes)、担子菌(Basidiomycetes)及び不完全菌類(Deuteromycetes)を抑制するために、穀物保護において使用することができる。
殺菌剤は、シュードモナス菌科(Pseudomonadaceae)、根粒菌科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリア科(Corynebacteriaceae)及びストレプトミセス科(Streptomycetaceae)を抑制するために、穀物保護において使用することができる。
上掲の属名に分類される真菌及び細菌疾患を引き起こす幾つかの病原体を例として挙げることができるが、これにより限定を加えるものではない。
キサントモナス(Xanthomonas)種、例えば、キサントモナス・キャンペストリスpv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae)など;
シュードモナス(Pseudomonas)種、例えば、シュードモナス・シリンガエpv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)など;
エルウィニア(Erwinia)種、例えば、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)など;
ピチウム(Pythium)種、例えば、ピチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)など;
フィトフソラ(Phytophthora)種、例えば、フィトフソラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)など;
シュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、例えば、シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)又はシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)など;
プラスモパラ(Plasmopara)種、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)など;
ブレミア(Bremia)種、例えば、ブレミア・ラクチュカエ(Bremia lactucae)など;
ペロノスポラ(Peronospora)種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はP.ブラッシカエ(P.brassicae)など;
エリシフェ(Erysiphe)種、例えば、エリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis)など;
スファエロセカ(Sphaerotheca)種、例えば、スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)など;
ポドスファエラ(Podosphaera)種、例えば、ポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)など;
ベンチュリア(venturia)種、例えば、ベンチュリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)など;
ピレノフォラ(Pyrenophora)種、例えば、ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)又はP.グラミネア(P.graminea)など;
(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、syn:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))
コクリオボラス(Cochliobolus)種、例えば、コクリオボラス・サティブス(Cochliobolus sativus)など;
(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、syn:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))
ウロミセス(Uromyces)種、例えば、ウロミセス・アッペンディキュレイタス(Uromyces appendiculatus)など;
プッシニア(Puccinia)種、例えば、プッシニア・レコンディタ(Puccinia recondita)など;
スクレロティニア(Sclerotinia)種、例えば、スクレロティニア・スクレロチオラム(Sclerotinia sclerotiorum)など;
ティレチア(Tilletia)種、例えば、ティレチア・カリエス(Tilletia caries)など;
ウスチラゴ(Ustilago)種、例えば、ウスチラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)又はウスチラゴ・アベナエ(Ustilago avenae)など;
ペリキュラリア(Pellicularia)種、例えば、ペリキュラリア・ササキイ(Pellicularia sasakii)など;
ピリキュラリア(Pyricularia)種、例えば、ピリキュラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)など;
フザリウム(Fusarium)種、例えば、フザリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)など;
ボトリティス(Botrytis)種、例えば、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)など;
セプトリア(Septoria)種、例えば、セプトリア・ノドラム(Septoria nodorum)など;
レプトスファエリア(Leptosphaeria)種、例えば、レプトスファエリア・ノドラム(Leptosphaeria nodorum)など;
セルコスポラ(Cercospora)種、例えば、セルコスポラ・カネセンス(Cercospora canescens)など;
アルテルナリア種(Alternaria)種、例えば、アルテルナリア・ブラッシカエ(Alternaria brassicae)など;及び
シュードセルコスポレラ(Pseudocercosporella)種、例えば、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)など。
本発明の活性化合物は、植物中で強力な賦活活性も示す。従って、本発明の活性化合物は、望ましくない微生物による攻撃に対して植物の内部的防御を動員するのに適している。
本明細書において、植物賦活(耐性誘導)化合物とは、処置された植物がその後望ましくない微生物を接種されたときに、前記植物がこれらの微生物に対して大幅な保護を示すように、植物の防御系を刺激することができる物質を意味するものと理解すべきである。
本明細書において、望ましくない微生物とは、植物病原性真菌、細菌及びウイルスを意味するものと理解すべきである。このため、本発明の化合物は、上記病原体による攻撃に対する処置後の一定の期間内、植物を保護するために使用することができる。この保護が達成される期間は、一般に、活性化合物による植物の処置から1ないし10日、好ましくは1ないし7日に及ぶ。
前記活性化合物が、植物の病気を抑制するために必要とされる濃度で植物によって十分に耐容されるという事実により、植物の地上部分、増殖幹及び種子、並びに土壌の処置が可能となる。
本発明の活性化合物は、穀物病(例えば、エリシフェ(Erysiphe)種などに対して)、並びにブドウ栽培及び果物及び野菜の栽培における病気(例えば、ボトリチス(Botrytis)、ベンチュリア(Venturia)、スファエロセカ(Sphaerotheca)及びポドスファエバ(Podosphaeva)種などに対して)を抑制するために特に優れた結果で使用することができる。
本発明の活性化合物は、穀物の収量を増加させるのにも適している。さらに、本発明の活性化合物は、減少した毒性を示し、植物によって十分に耐容される。
適宜、本発明の活性化合物は、ある種の濃度及び適用量で、植物の増殖を制御し、及び動物の有害生物を抑制するために、除草剤として使用することも可能である。適宜、本発明の活性化合物は、他の活性化合物の合成における中間体又は前駆体として使用することも可能である。
本発明によれば、あらゆる植物及び植物の部分を処理することが可能である。本明細書において、植物とは、望ましい及び望ましくない野生の植物又は穀類植物(自然に発生する穀類植物を含む。)などの全ての植物及び植物集団を意味するものとして理解しなければならない。穀類植物は、慣用的な植物品種改良と最適化法によって又はバイオテクノロジー及び遺伝子工学法によって又はこれらの方法の組み合わせによって取得できる植物であり得、これには、トランスジェニック植物が含まれ、及び植物育種家の権利によって保護され得る又は保護され得ない植物品種が包含される。植物の部分とは、芽、葉、花及び根など、地上及び地下にある植物のあらゆる部分及び器官を意味するものとして理解しなければならず、例としては、葉、針状葉(needle)、茎、幹、花、子実体、果実及び種子、及び根、塊茎及び地下茎を挙げることができる。植物の部分には、採取された物質、並びに無性及び生殖により増殖する物質(vegetative and generative propagation material)、例えば、苗木、塊茎、地下茎、切り枝及び種子も含まれる。
前記活性化合物を用いた本発明による植物及び植物の部分の処理は、直接実施されるか、又は、慣用的な処理法、例えば、浸漬、噴霧、蒸発、微粒化、散乱、塗布によって、増殖物質の場合、特に種子の場合には、さらに、単一又は複数のコートを与えることによって、それらの周囲、環境又は保存場所に前記化合物を作用させることにより実施される。
材料の保護において、本発明の化合物は、望ましくない微生物による感染及び破壊から産業資材を保護するために使用することができる。
本明細書において産業資材とは、産業で使用するために調製された非生物材料を意味するものとして理解される。例えば、本発明の活性化合物によって、微生物による変化又は破壊から保護されるべき産業資材は、接着剤、糊、紙及びボール紙、織物、皮革、木、塗料及びプラスチック製品、冷却潤滑剤及び微生物に感染し、又は微生物によって破壊され得る他の材料であり得る。製造工場の一部、例えば、微生物の増殖によって損傷され得る冷却水回路も、保護されるべき材料の範囲に属するものとして挙げることができる。本発明の範囲に属するものとして挙げることができる産業資材は、好ましくは、接着剤、糊、紙及びボール紙、皮革、木、塗料、冷却潤滑剤及び熱転移液であり、特に好ましくは、木である。
産業資材を分解又は変化することができる微生物としては、例えば、細菌、真菌、酵母、藻及びヘドロ生物を挙げることができる。本発明の活性化合物は、好ましくは、真菌、特にカビ、木を脱色し、及び木を破壊する真菌(担子菌類(Basidiomycetes))に対して、並びにヘドロ生物及び藻に対して作用する。
以下の属の微生物を例として挙げることができる:
アルテルナリア(Alternaria)、アルテルナリア・テニュイス(Alternaria tenuis)など、
アスペルギルス(Aspergillus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)など、
カエトミウム(Chaetomium)、カエトミウム・グロボサム(Chaetomium globosum)など、
コニオフォラ(Coniophora)、コニオフォラ・プエタナ(Coniophora puetana)など、
レンティナス(Lentinus)、レンティナス・チグリナス(Lentinus tigrinus)など、
ペニシリウム(Penicillium)、ペニシリウム・グラウカム(Penicillium glaucum)など、
ポリポラス(Polyporus)、ポリポラス・ベルシコロール(Polyporus versicolor)など、
アウレオバシジウム(Aureobasidium)、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)など、
スクレロフォーマ(Sclerophoma)、スクレロフォーマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila)など、
トリコデルマ(Trichoderma)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)など、
エシェリヒア(Escherichia)、エシェリヒア・コリ(Escherichia Coli)など、
シュードモナス(Pseudomonas)、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)など、及び
スタフィロコッカス(Staphylococcus)、スタフィロコッカス・オーレウス(Staphylococcus aureus)など。
それらの具体的な物理的及び/又は化学的特性に応じて、前記活性化合物は、溶液、エマルジョン、懸濁液、粉末、発泡、ペースト、顆粒、エアロゾル及びポリマー物質及び種子用コーティング組成物中のミクロカプセル化、ならびにULV冷および暖噴霧製剤など、慣用の製剤へと変換することが可能である。
これらの製剤は、公知の様式、例えば、活性化合物を増量剤、すなわち液体溶媒、圧力下で液化される気体及び/又は固体担体と混合し、必要に応じて界面活性剤、すなわち乳化剤及び/又は分散剤、及び/又は発泡剤を使用することによって製造される。
使用される増量剤が水の場合には、補助溶媒として、例えば有機溶媒を使用することも可能である。基本的に、以下のものが液体溶媒として適切である。キシレン、トルエン又はアルキルナフタレンなどの芳香族、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレンなどの塩素化された芳香族又は塩素化された脂肪族炭化水素、シクロヘキサン又はパラフィンなどの脂肪族炭化水素、例えば、石油画分、ブタノール又はグリコールなどのアルコール及びそれらのエーテル及びエステル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノンなどのケトン、ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドなどの強い極性溶媒又は水である。液化される気体増量剤又は担体とは、標準的な温度および大気圧下では気体である液体、例えば、ハロゲン化された炭化水素、あるいは、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素などのエアロゾル噴射剤を意味するものとして理解すべきである。適切な固相担体は、以下のものである。例えば、カオリン、クレイ、タルク、胡粉、石英、アタパルガイト、モントモリロナイト又は珪藻土などの土壌の天然ミネラル、並びに細かく砕かれたケイ酸、アルミナ及びケイ酸塩などの土壌の合成物質である。顆粒に適した固相担体は、例えば、方解石、軽石、大理石、海泡石及び白雲石などの砕かれ、分画された天然の岩、又は無機及び有機食(meal)の合成顆粒、並びにおがくず、椰子の実、トウモロコシの穂軸及びタバコの茎などの有機材料の顆粒である。適切な乳化剤及び/又は発泡剤は、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネート又はタンパク質の加水分解物などの、非イオン性及び陰イオン性乳化剤である。適切な分散剤は、例えば、リグニン−サルファイト廃棄液及びメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニルなどの粉末、顆粒又はラテックスの形態の天然及び合成ポリマー、あるいはセファリン及びレシチンなどの天然リン脂質及び合成リン脂質のような粘着付与剤を、前記製剤に使用することもできる。他の可能な添加物は、鉱物及び植物油である。
無機色素、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアン・ブルー、並びにアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料などの有機染料、並びに、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩などの微量栄養素のような着色剤を使用することが可能である。
前記製剤は、一般に、活性化合物の0.1ないし95重量%、好ましくは0.5ないし90重量%を含む。
本発明の活性化合物は、そのまま、若しくはそれらの製剤中で、例えば、活性スペクトルを広げるために若しくは耐性の発生を抑制するために、公知の抗真菌剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤若しくは殺虫剤との混合物中で使用することもできる。多くの場合、相乗効果が得られる。すなわち、混合物の活性が、各成分の活性を上回る。
適切な混合成分は、例えば、以下の化合物である。
抗真菌剤:
2−フェニルフェノール;8−ヒドロキシキノリン硫酸塩;アシベンゾラール−S−メチル;アルジモルフ(aldimorph)、アミドフルメト(amidoflumet)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフォス・カリウム(ampropylfos−potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベナラキシルーM、ベノダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl)、ベンズアマクリル;ベンズアマクリル−イソブチル(benzamacril−isobutyl)、;ビラナホス(bilanafos);ビナパクリル(binapacryl);ビフェニル(biphenyl);ビテルタノール(bitertanol);ブラスチシジン−S(blasticidin−S);ボスカリド(boscalid);ブロムコナゾール(bromuconazole);ブピリメート(bupirimate);ブチオベート(buthiobate);ブチラミン(butylamine);カルシウムポリスルフィド(calcium polysulfide);キャプシマイシン(capsimycin);キャプタホール(captafol);キャプタン(captan);カルベンダジム(carbendazim);カルボキシン(carboxin);カルプロパミド(carpropamid);カルボン(carvone);キノメチオナート(qhinomethionat);クロベンチアゾン(chlobenthiazone);クロルフェナゾール(chlorfenazole);クロロネブ(chloroneb);クロロサロニル(chlorothalonil);クロゾリネート(chlozolinate);クロジラコン(clozylacon);シアゾファミド(cyazofamid);シフルフェナミド(cyflufenamid);シモキサニル(cymoxanil);シプロコナゾール(cyproconazole);シプロジニル(cyprodinil);シプロフラム(cyprofuram);ダガーG(Dagger G);デバカルブ(debacarb);ジクロフルアニド(diclofluanid);ジクロン(dichlone);ジクロロフェン(dichlorophen);ジクロサイメット(diclocymet);ジクロメジン(diclomezine);ジクロラン(dicloran);ジエトフェンカルブ(diethofencarb);ジフェノコナゾール(difenoconazole);ジフルメトリム(diflumetorim);ジメチリモール(dimethirimol);ジメトモルフ(dimethomorph);ジモキシストロビン(dimoxystrobin);ジニコナゾール(diniconazole);ジニコナゾールーM(diniconazole−M);ジノカップ(dinocap);ジフェニルアミン(diphenylamine);ジピリチオン(dipyrithione);ジタリムホス(ditalimfos);ジチアノン(dithianon);ドジン(dodine);ドラゾキソロン(drazoxolon);エディフェンホス(edifenphos);エポキシコナゾール(epoxiconazole);エタボキサム(ethaboxam);エチリモール(ethirimol);エトリジアゾール(etridiazole);ファモキサドン(famoxadone);フェナミドン(fenamidone);フェナパニル(fenapanil);フェナリモール(fenarimol);フェンブコナゾール(fenbuconazole);フェンフラム(fenfuram);フェンヘキサミド(fenhexamid);フェニトロパン(fenitropan);フェノキサニル(fenoxanil);フェンピクロニル(fenpiclonil);フェンプロピジン(fenpropidin);フェンプロピモルフ(fenpropimorph);フェルバム(ferbam);フルアジナム(fluazinam);フルベンジミン(flubenzimine);フルジオキソニル(fludioxonil);フルメトバー(flumetover);フルモルフ(flumorph);フルオロミド(fluoromide);フルオキサストロビン(fluoxastrobin);フルキンコナゾール(fluquinconazole);フルルプリミドール(flurprimidol);フルシラゾール(flusilazole);フルスルファミド(flusulfamide);フルトラニル(flutolanil);フルトリアホール(flutriafol);ホルペット(folpet);ホセチル−Al(fosetyl−Al);ホセチル−ナトリウム(fosetyl−sodium);フベリダゾール(fuberidazole);フララキシル(furalaxyl);フラメトピル(furametpyr);フルカルバニル(furcarbanil);フルメシクロックス(furmecyclox);グアザチン(guazatine);ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene);ヘキサコナゾール(hexaconazole);ヒメキサゾール(hymexazol);イマザリル(imazalil);イミベンコナゾール(imibenconazole);イミノクタジン(iminoctadine)三酢酸塩;イミノクタジン・トリス(アルベシラート)(iminoctadine tris(albesilate));ヨードカルブ(iodocarb);イプコナゾール(ipconazole);イプロベンホス(iprobenfos);イプロジオン(iprodione);イプロバリカルブ(iprovalicarb);イルママイシン(irumamycin);イソプロチオラン(isoprothiolane);イソバレジオン(isovaledione);カスガマイシン(kasugamycin);クレソキシム−メチル(kresoxim−methyl);マンコゼブ(mancozeb);マネブ(maneb);メフェリムゾン(meferimzone);メパニピリム(mepanipyrim);メプロニル(mepronil);メタラキシル(metalaxyl);メタラキシルーM(metalaxyl−M);メトコナゾール(metconazole);メタスルホカルブ(methasulfocarb);メスフロキサム(methfuroxam);メチラム(metiram);メトミノストロビン(metominostrobin)、メトサルフォバックス(metsulfovax);ミルジオマイシン(mildiomycin);ミクロブタニル(myclobutanil);ミクロゾリン(myclozolin);ナタマイシン(natamycin);ニコビフェン(nicobifen);ニトロタール−イソプロピル(nitrothal−isopropyl);ノビフルムロン(noviflumuron);ヌアリモール(nuarimol);オフレース(ofurace);オリサストロビン(orysastrobin);オキサジキシル(oxadixyl);オキソリン酸(oxolinic acid);オクスポコナゾール(oxpoconazole);オキシカルボキシン(oxycarboxin);オキシフェンチイン(oxyfenthiin);パクロブトラゾール(paclobutrazol);ペフラゾエート(pefurazoate);ペンコナゾール(penconazole);ペンシクロン(pencycuron);フォスジフェン(phosdiphen);フタリド(phthalide);ピコキシストロビン(picoxystrobin);ピペラリン(piperalin);ポリオキシン類(polyoxins);ポリオキソリム(polyoxorim);プロベナゾール(probenazole);プロクロラズ(prochloraz);プロシミドン(procymidone);プロパモカルブ(propamocarb);プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium);プロピコナゾール(propiconazole);プロピネブ(propineb);プロキナジド(proquinazid);プロチオコナゾール(prothioconazole);ピラクロストロビン(pyraclostrobin);ピラゾフォス(pyrazophos);ピリフェノックス(pyrifenox);ピリメタニル(pyrimethanil);ピロキロン(pyroquilon);ピロキシファー(pyroxyfur);ピロールニトリン(pyrrolenitrine);キンコナゾール(quinconazole);キノキシフェン(quinoxyfen);キントゼン(quintozene);シメコナゾール(simeconazole);スピロキサミン(spiroxamine);硫黄(sulfur);テブコナゾール(tebuconazole);テクロフタラム(tecloftalam);テクナゼン(tecnazene);テトシクラシス(tetcyclacis);テトラコナゾール(tetraconazole);チアベンダゾール(thiabendazole);チシオフェン(thicyofen);チフルザミド(thifluzamide);チオフェネート−メチル(thiophanate−methyl);チラム(thiram);チオキシミド(tioxymid);トルクロホス−メチル(tolclofos−methyl);トリルフルアニド(tolylfluanid);トリアジメフォン(triadimefon);トリアジメノール(triadimenol);トリアズブチル(triazbutil);トリアゾキシド(triazoxide);トリシクラミド(tricyclamide);トリシクラゾール(tricyclazole);トリデモルフ(tridemorph);トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole);トリフォリン(triforine);トリチコナゾール(triticonazole);ユニコナゾール(uniconazole);バリダマイシンA(validamycin A);ビンクロゾリン(vinclozolin);ジネブ(zineb);ジラム(ziram);ゾキサミド(zoxamide);(2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]ブタンアミド;1−(1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン;2−アミノ−4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキサミド;2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド;3,4,5−トリクロロ−2,6−ピリジン−ジカルボニトリル;アクチノベート;シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール;1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル;炭酸一カリウム;N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)シクロプロパンカルボキサミド;N−ブチル−8−(1,1,−ジメチルエチル)−1−オキサスピロ[4.5]デカン−3−アミン;四炭酸ナトリウム;
及びボルドー混合物;水酸化銅;ナフテン酸銅;オキシ塩化銅;硫酸銅;キュフラネブ(cufraneb);酸化銅;マンコッパー(mancopper);オキシン−銅などの銅塩及び調製物。
殺菌剤:
ブロノポール(bronopol)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニッケル−ジメチルジチオカルバメート(nickel−dimethyldithiocarbamate)、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinon)、フランカルボン酸(furancarboxylic acid)、オキシテトラサイクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazol)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅及びその他の銅調製物。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
1.アセチルコリンエステラーゼ(ACheE)阻害剤
1.1カルバメート(例えば、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アリキシカルブ(allyxycarb)、アミノカルブ(aminocarb)、アザメチホス(azamethiphos)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブタカルブ(butacarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボサルファン(carbosulphan)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クマホス(coumaphos)、シアノフェンホス(cyanofenphos)、シアノホス(cyanophos)、ジメチラン(dimetilan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フォルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isocarb)、メタム−ナトリウム(metam−sodium)、メチオカルブ(methiocarb)、
メトミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカルブ(pirimicarb)、プロメカルブ(promecarb)、
プロポクスール(propoxur)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)
1.2 有機リン酸塩(例えば、アセフェート(acephate)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォス(azinphos)(−メチル、−エチル)、ブロモフォス−エチル(bromophos−ethyl)、ブロムフェンビンフォス(bromfenvinfos)(−メチル)、ブタチオフォス(butathiofos)、カヅサフォス(cadusafos)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、クロレトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルメフォス(chlormephos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)(−メチル/−エチル)、クマフォス(coumaphos)、シアノフェンフォス(cyanofenphos)、シアノフォス(cyanophos)、クロロフェンビンフォス(chlorofenvinphos)、デメトン(demeton)−S−メチル、デメトン(demeton)−S−メチルスルフォン、ダイアライフォス(dialifos)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)/DDVP、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジオキサベンゾフォス(dioxabenzofos)、ジスルフォトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトリンフォス(etrimfos)、ファムフール(famphur)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion)、フルピラゾフォス(flupyrazofos)、フォノフォス(fonofos)、フォルモチオン(formothion)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヨードフェンフォス(iodofenphos)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス(isofenphos)、o−サリチル酸イソプロピル(isopropyl o−salicylate)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メビンフォス(mevinphos)、モノクロトフォス(monocrotophos)、ネイルド(naled)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン(oxydemeton)−メチル、パラチオン(parathion)(−メチル/−エチル)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメト(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォスフォカルブ(phosphocarb)、フォキシム(phoxim)、ピリミフォス(pirimiphos)(−メチル/−エチル)、プロフェノフォス(profenofos)、プロパフォス(propaphos)、プロペタンフォス(propetamphos)、プロチオフォス(prothiofos)、プロトエート(prothoate)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダチオン(pyridathion)、キナルフォス(quinalphos)、セブフォス(sebufos)、スルフォテプ(sulfotep)、スルプロフォス(sulprofos)、テブピリンフォス(tebupirimfos)、テメフォス(temephos)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロロビンフォス(tetrachlorovinphos)、チオメトン(thiometon)、トリアゾフォス(triazophos)、トリクロルフォン(triclorfon)、バミドチオン(vamidothion))
2.電位依存性ナトリウムチャネルのナトリウムチャネル調節剤/遮断剤
2.1 ピレトロイド(pyrethroid)(例えば、アクリナトリン(acrinathrin)、アレトリン(allethrin)(d−シス−トランス、d−トランス)、β−サイフルトリン(cyfluthrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、ビオアレトリン(bioallethrin)、ビオアレトリン(bioallethrin)−S−シクロペンチル(cyclopentyl)−異性体、ビオエタノメトリン(bioethanomethrin)、ビオペルメトリン(biopermethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、クロロバポルトリン(chlovaporthrin)、シス−サイペルメトリン(cys−cypermethrin)、シス−レスメトリン(cis−resmethrin)、シス−ペルメトリン(cis−permethrin)、クロサイトリン(clocythrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、サイフルトリン(cyfluthrin)、サイハロトリン(cyhalothrin)、サイペルメトリン(cypermethrin)(α−、β−、θ−、ζ−)、サイフェノトリン(cyphenothrin)、DDT、デルタメトリン(deltamethrin)、エムペントリン(empenthrin)(1R−異性体)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロクス(etofenprox)、フェンフルトリン(fenfluthrin)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンピリトリン(fenpyrithrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルブロサイトリネート(flubrocythrinate)、フルサイトリネート(flucythrinate)、フルフェンプロクス(flufenprox)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、フブフェンプロクス(fubfenprox)、γ−サイハロトリン(gamma−cyhalothrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデトリン(kadethrin)、λ−サイハロトリン(lambda−cyhalothrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、ペルメトリン(permethrin)(シス−、トランス−)、フェノトリン(phenothrin)(1R−トランス異性体)、プラレトリン(prallethrin)、プロフルトリン(profluthrin)、プロトリフェンビュート(protrifenbute)、ピレスメトリン(pyresmethrin)、レスメトリン(resmethrin)、RU15525、シラフルオフェン(silafluofen)、τ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、テフルトリン(tefluthrin)、テラレトリン(terallethrin)、テトラメトリン(tetramethrin)(1R−異性体)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ZXI8901、ピレトリン(pyrethrin)(ピレトラム(pyrethrum)))
2.2 オキサジアジン(oxadiazine)(例えば、インドキサカルブ(indoxacarb))
3.アセチルコリン受容体アゴニスト/アンタゴニスト
3.1 クロロニコチニル(chloronicotinyl)/ネオニコチノイド(neonicotinoid)(例えば、アセトアミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサン(thiamethoxam))
3.2 ニコチン、ベンサルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)
4.アセチルコリン受容体調節物質
4.1 スピノシン(spinosyn)(例えば、スピノサド(spinosad))
5.GABA依存性塩化物チャネルのアンタゴニスト
5.1 シクロジエン有機塩素(cyclodiene organochlorine)(例えば、カムフェクロール(camphechlor)、クロロダン(chlorodane)、エンドスルファン(endosulfan)、γ−HCH、HCH、ヘプタクロロ(heptachloro)、リンデイン(lindane)、メトキシクロロ(methoxychloro))
5.2 フィプロール(fiprole)(例えば、アセトプロール(acetoprole)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)、バニリプロール(vaniliprole))
6.塩化物チャネル活性化因子
6.1 メクチン(mectin)(例えば、アバメクチン(abamectin)、アベルメクチン(avermectin)、エマメクチン(emamectin)、安息香酸エマメクチン(emamectin−benzoate)、イベルメクチン(ivermectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin))
7.若年性ホルモン類似体
(例えば、ジオフェノラン(diofenolan)、エポフェノナン(epofenonane)、フェノキシカルブ(fenoxicarb)、ハイドロプレン(hydroprene)、キノプレン(kinoprene)、メトプレン(methoprene)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、トリプレン(triprene))
8.エクダイソン(ecdyson)アゴニスト/かく乱物質
8.1 ジアシルヒドラジン(diacylhydrazine)(例えば、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide))
9.キチン生合成阻害剤
9.1 ベンゾイル尿素(benzoilurea)(例えば、ビストリフルロン(bistrifluron)、クロフルアズロン(chlofluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルアズロン(fluazuron)、フルサイクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、ペンフルロン(penfluron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron))
9.2 ブプロフェジン(buprofezin)
9.3 サイロマジン(cyromazine)
10.酸化的リン酸化の阻害剤、ATPかく乱物質
10.1 ジアフェンチウロン(diafenthiuron)
10.2 有機スズ(organotin)(例えば、アゾサイクロチン(azocyclotin)、サイヘキサチン(cyhexatin)、酸化フェンブタチン(fenbutatin−oxide))
11.Hイオン勾配を妨害することによって作用する酸化的リン酸化の脱連結剤(decoupler)
11.1 ピロール(pyrrole)(例えば、クロルフェナピル(chlorfenapyr))
11.2 ジニトロフェノール(dinitrophenol)(例えば、ビナパクリル(binapacryl)、ジノブトン(dinobuton)、ジノキャプ(dinocap)、DNOC)
12.I部位電子伝達阻害剤
12.1 METI(例えば、フェナザキン(fenazaquin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリダベン(pyridaben)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、トルフェンピラド(tolfenpyrad))
12.2 ヒドラメチルノン(hydramethylnone)
12.3 ジコフォール(dicofol)
13.II部位電子伝達阻害剤
13.1 ロテノン(rotenone)
14.III部位電子伝達阻害剤
14.1 アセキノシル(acequinocyl)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)
15.昆虫腸膜の微生物かく乱物質
バチルス・チューリンゲンシス(bacillus thuringiensis)系
16.脂肪合成の阻害剤
16.1 テトロン酸(例えば、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen))
16.2 テトラミン酸(tetramic acid)[例えば、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1−アザスピロ[4,5]デカ−3−エン−4−イル炭酸エチル(別名:炭酸、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1−アザスピロ[4,5]デカ−3−エン−4−イルエチルエステル、CAS登録番号382608−10−8)および炭酸、シス−3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1−アザスピロ[4,5]デカ−3−エン−4−イルエチルエステル(CAS登録番号203313−25−1)]
17.カルボキサミド
(例えば、フロニカミド(flonicamid))
18.オクトパミン作動性アゴニスト
(例えば、アミトラズ(amitraz))
19.マグネシウム刺激性ATPaseの阻害剤
(例えば、プロパルギット(propargite))
20.フタルアミド
(例えば、N−[1,1−ジメチル−2−(メチルスルフォニル)エチル]−3−ヨード−N−[2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]−1,2−ベンゼンジカルボキサミド(CAS登録番号272451−65−7)、フルベンジアミド(flubendiamide))
21.ネライストキシン(nereistoxin)類縁体
(例えば、チオシクラム水素シュウ酸塩(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオサルタップナトリウム(thiosultap−sodium))
22.生物製剤、ホルモンまたはフェロモン
(例えば、アザジラクチン(azadirachtin)、バチルス種、ビューベリア(Beauveria)種、コドルモン(codlemone)、メタリジウム(Metarrhizium)種、ペシロマイセス(Paecilomyces)種、チューリンゲンシン(thuringiensin)、ベルチシリウム(Verticillium)種)
23.未知のまたは未特定の作用機序を有する活性化合物
23.1 燻蒸剤(例、リン化アルミニウム(aluminum phosphide)、臭化メチル、フッ化スルフリル)
23.2 選択的摂食抑制物質(例えば、氷晶石(cryolite)、フロニカミド(flonicamid)、ピメトロジン(pymetrozine))
23.3 ダニ成長阻害剤(例えば、クロフェンテジン(clofentezine)、エトキサゾール(etoxazole)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox))
23.4 アミドフルメト(amidoflumet)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenazate)、ブロモプロピル酸(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロルジメフォルム(chlordimeform)、クロロベンジレート(chlorobenzilate)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロチアゾベン(clothiazoben)、シクロプレン(cycloprene)、サイフルメトフェン(cyflumetofen)、ジシクラニル(dicyclanil)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェントリファニル(fentrifanil)、フルベンジミン(flubenzimine)、フルフェネリム(flufenerim)、フルテンジン(flutenzin)、ワタキバガ幼虫分泌性性誘引物質(gossyplure)、ヒドラメチルノン(hydramethylnone)、ジャポニルア(japonilure)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、石油、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、オレイン酸カリウム、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリプロール(pyriprole)、スルフルラミド(sulfluramid)、テトラジフォン(tetradifon)、テトラサル(tetrasul)、トリアラテン(triarathene)、ベルブチン(verbutin)
さらに、化合物3−メチルフェニルプロピルカルバメート(ツマサイド(Tsumacide)Z)、化合物3−(5−クロロ−3−ピリジニル)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−アザビシクロ[3,2,1]オクタン−3−カルボニトリル(CAS登録番号185982−80−3)、および対応する3−エンド−異性体(CAS登録番号185984−60−5)(WO96/37494、WO98/25923参照)、および殺虫活性のある植物抽出物、線虫、菌類、またはウィルスを含む調製物。
除草剤などの他の公知の活性化合物との混合物、又は肥料及び成長制御剤、安全化剤及び/又は情報物質との混合物も可能である。
さらに、本発明の式(I)の化合物は、極めて優れた抗カビ活性も有する。本発明の式(I)の化合物は、特に、皮膚糸状菌及び酵母、カビ及び二相性真菌(例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(例えば、Candida glabrata)などのカンジダ種に対して)及びエピデルモフィトン・フロッコサム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)及びアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、トリコフィトン・メンタグロファイト(Trichophyton mentagrophyte)などのトリコフィトン種、ミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)及びオードウイニー(audouinii)などのミクロスポロン種に対して、きわめて広い抗カビ活性スペクトルを有する。これらの真菌のリストは、包含され得るカビスペクトルを決して限定するものではなく、単なる例示にすぎない。
前記活性化合物は、そのまま、それらの製剤の形態で、又は即時使用溶液、懸濁液、湿潤可能粉末、ペースト、可溶性粉末、粉塵及び顆粒など、そこから調製される使用形態で使用することができる。適用は、例えば、散水、噴霧、微粒化、散布、粉末散布、発泡、拡散などによって、慣用の様式で実施される。さらに、超低容量法によって活性化合物を適用し、又は活性化合物調製物若しくは活性化合物自体を土壌中に注入することが可能である。植物の種子を処理することも可能である。
本発明の活性化合物を抗真菌剤として使用する場合、適用量は、適用の種類に応じて、比較的広い範囲内を変動することができる。植物の部分を処理する場合、活性化合物の適用量は、一般的には、0.1ないし10 000g/ha、好ましくは10ないし1000g/haである。種子粉衣の場合、活性化合物の適用量は、一般に、0.001ないし50g/kg種子、好ましくは、0.01ないし10g/kg種子である。土壌の処理の場合には、活性化合物の適用量は、一般に、0.1ないし10000g/ha、好ましくは、1ないし5000g/haである。
既に上記されているように、本発明に従って、全ての植物及びそれらの部分を処理することが可能である。好ましい実施形態では、野生植物種及び植物変種、又は異種交配若しくはプロトプラスト融合など、伝統的な生物育種方法によって得られたもの並びにそれらの部分が処理される。さらに好ましい実施形態では、遺伝子工学を、適宜慣用法と組み合わせることによって得られたトランスジェニック植物及び植物品種(遺伝的改変生物)並びにそれらの部分が処理される。「部分」又は「植物の部分」又は「植物部分」という用語は、上で説明したとおりである。
特に好ましくは、各事例において、市販されているか、又は使用されている植物品種の植物が、本発明に従って処理される。植物品種とは、従来的な品種改良、突然変異導入又は組換えDNA技術によって得られた、新しい形質を有する植物を意味するものとして理解される。それらは、植物品種、変種、生物型又は遺伝子型であり得る。
植物種又は植物品種、それらの場所及び増殖条件(土壌、天候、生育期間、栄養)に応じて、本発明による処理は、超加算的(「相乗」)効果をもたらすこともあり得る。このため、例えば、実際に予想された効果を超えて、適用量の低下及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本発明に従って使用可能な物質及び組成物の活性の増加、植物の成長の改善、高温又は低温に対する耐容性の増加、旱魃又は水分若しくは土壌に含まれる塩に対する耐容性の増加、開花能の向上、採取の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、採取された産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、採取された産物の保存安定性及び/又は加工性の向上が生じる可能性がある。
本発明によって処理するのが好ましいトランスジェニック植物又は植物品種(すなわち、組換え法によって得られるもの。)には、遺伝的修飾において、これらの植物に極めて有利で有用な特性(「形質」)を付与する遺伝物質が与えられた全ての植物が含まれる。このような特性の例は、植物の成長の改善、高温又は低温に対する耐容性の増加、旱魃又は水分若しくは土壌に含まれる塩に対する耐性の増加、開花能の向上、採取の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、採取された産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、採取された産物の保存安定性及び/又は加工性の向上である。さらに、このような特性の特に強調される例は、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスなどの動物及び有害微生物に対する植物の防御力の向上、並びにある種の除草活性を有する化合物に対する植物の耐容性の増加である。トランスジェニック植物の例としては、穀物(麦、米)、トウモロコシ、大豆、芋、綿、タバコ、菜種などの重要な穀物植物及び果物植物(リンゴ、ナシ、かんきつ類の果物及びブドウなどの果物がなるもの)を挙げることができるが、特に、トウモロコシ、大豆、芋、綿、タバコ及び菜種が重要である。重視される形質は、特に、植物中で形成される毒素、特に、バチルス・チューリンゲンシス由来の遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにそれらの組み合わせによって)植物中で生成される毒素による、昆虫、クモ形類動物、線虫およびナメクジ及びカタツムリに対する植物の防御力の増大である(以下、「Bt植物」と称する)。同じく特に重視される形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター及び耐性遺伝子並びに発現された対応するタンパク質及び毒素によってもたらされる真菌、細菌及びウイルスに対する植物の防御力の増大である。さらに特に重視される形質は、除草活性を有するある種の活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサート又はホスフィノトリシンに対する植物の耐容性の増大である(例えば、「PAT」遺伝子)。所望の対象形質を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物中で相互に組み合わせて存在させることも可能である。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(R)(例えばトウモロコシ、綿、大豆)、KnockOut(R)(例えばトウモロコシ)、StarLink(R)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(R)(綿)、Nucoton(R)(綿)及びNewLeaf(R)(芋)の商品名で販売されているトウモロコシの変種、綿の変種、大豆の変種及び芋の変種を挙げることができる。除草剤耐性のある植物の例としては、Roundup Ready(R)(グリホサートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、Liberty Link(R)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば菜種)、IMI(R)(イミダゾリノン類に対する耐性)及びSTS(R)(スルホニル尿素に対する耐性、例えばトウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシの変種、綿の変種及び大豆の変種を挙げることができる。除草剤に抵抗性のある植物(除草剤耐性を与えるために従来の方式で品種改良された植物)として挙げられるものには、Clearfield(R)(例えばトウモロコシ)の商品名で販売されている変種が含まれる。もちろん、これらの記述は、これらの遺伝的形質又は将来開発される遺伝的形質を有する植物品種についても当てはまり、このような植物品種が将来開発され及び/又は市場に出回ることになるであろう。
列記されている前記植物は、特に有利に、本発明の一般式(I)の化合物又は本発明の活性化合物の混合物を用いて、本発明に従って処理することができる。活性な化合物又は混合物について上述されている好ましい範囲は、これらの植物の処理についても当てはまる。本明細書に明記されている化合物又は混合物による植物の処理は、特に重要である。
本発明の式(I)の化合物は、さらに、ヒト及び哺乳動物中の腫瘍細胞の増殖を抑制するのに適している。これは、本発明の化合物とチュブリン及び微小管との相互作用及び微小管重合の促進に基づいている。
この目的のために、式(I)の一以上の化合物又は薬学的に許容されるその塩の有効量を投与することが可能である。
本発明の活性化合物の調製及び使用は、以下の例に記載されている。
(調製実施例)
(実施例1)
Figure 2007516247
プロセス(a、変法α)
0℃で、5mLの希硫酸、0.4g(0.985mmol)の3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンを混合し、次いで、室温でさらに5時間撹拌する。次いで、この反応混合物を氷上に注ぐ。得られた沈殿を吸引してろ過し、水で洗浄し、乾燥させる。これにより、0.32g(理論の61.28%)の3−アミド−5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イル−アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンが得られる。
HPLC:logP=3.62
(実施例2)
Figure 2007516247
プロセス(a、変法β)
室温で、0.082g(1.181mmol)の塩化ヒドロキシルアンモニウム及び0.800gのAmberlyst A−21を、0.400g(0.985mmol)の3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン及び20mLのエタノールの混合物に添加し、この混合物を室温で16時間振盪する。次いで、この反応混合物に、さらに40mgの塩化ヒドロキシルアンモニウム及び200mgのAmberlyst A−21を添加し、この混合物を室温で48時間振盪する。後処理は、得られた固体産物を吸引してろ過し、母液を減圧下で濃縮し、残存する残留物を石油エーテル:メチルtert−ブチルエーテル=4:1を用いて、シリカゲル上クロマトグラフィーにかけることによって、実施される。これにより、0.16g(理論の36.47%)の3−ヒドロキシイミノアミド−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イル−アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンが得られる。
HPLC:logP=2.55
(実施例3)
Figure 2007516247
プロセス(a、変法γ)
室温で、0.053g(0.246mmol)のメタノール中ナトリウムメトキシドを、1.000g(2.461mmol)の3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン及び5mLのメタノールの混合物に添加し、この混合物を室温で48時間撹拌する。次いで、0.132g(2.461mmol)の塩化アンモニウムを添加し、この混合物を室温で24時間撹拌する。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮する。これにより、アトロプ異性体Aの形態で3−イミノアミド−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン塩酸塩が8.6%含まれる0.95gの産物が得られる。
HPLC:logP=2.72
(実施例4)
Figure 2007516247
プロセス(a、変法γ)
室温で、0.053g(0.246mmol)のメタノール中ナトリウムメトキシドを、1.0g(2.461mmol)の3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン及び25mLのメタノールの混合物に添加し、この混合物を室温で48時間振盪する。次いで、0.132g(2.461mmol)の塩化アンモニウムを添加し、この混合物を室温で24時間撹拌する。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮する。これにより、アトロプ異性体Bの形態で3−イミノアミド−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−クロロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イル−アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン塩酸塩が15.24%含まれる0.98gの産物が得られる。
HPLC:logP=2.58
(実施例5)
Figure 2007516247
プロセス(b)
室温で、0.2mLの濃硫酸、及び、滴下しながら、0.3mLの水を、48mg(0.244mmol)の2,4−ジニトロフェニルヒドラジンに撹拌しながら添加する。撹拌しながら、1mLのエタノール、次いで、0.1g(0.244mmol)の3−ホルミル−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5a]ピリミジンの10%溶液を続いて添加する。得られた固体産物を吸引しながらろ過し、水で洗浄し、乾燥させる。これにより、0.09g(理論の56.25%)の3−(2,4−ジニトリオフェニルヒドラジミノメチル)−5−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5a]ピリミジンが得られる。
HPLC:logP=6.28
下表1に列記されている式
Figure 2007516247
の化合物も、上記方法によって調製される。
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
Figure 2007516247
logP値は、EEC指令79/831付則V.A8に従い、HPLC(グラジエント法、アセトニトリル/0.1%リン酸水溶液)によって測定する。
(出発物質の調製)
(実施例36)
Figure 2007516247
室温で、7.407g(73.194mmol)の2−アミノ−3,3−ジメチルブタンを、撹拌しながら、250mLのアセトニトリル中の10.0g(29.27mmolO)の3−シアノ−5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンの混合物に添加する。添加が終了した後、この反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで、水と塩酸の混合物中に撹拌する。得られた固体産物を吸引しながらろ過し、水で繰り返し洗浄し、乾燥させる。これにより、10.8g(理論の90.79%)の3−シアノ−5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−2−イルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンが得られる。
HPLC:logP=4.59。
(実施例37)
Figure 2007516247
上記式の化合物は、実施例18に与えられている方法によって調製される。
HPLC:logP=4.78
(実施例38)
Figure 2007516247
48g(0.184mol)の2−クロロ−4−フルオロフェニルマロン酸ジメチルを、19.91g(0.184mol)の4−シアノ−5−アミノピラゾール及び37.55g(0.203mol)のトリ−n−ブチルアミンと混合し、この混合物を180℃で6時間撹拌する。この反応中に形成されるメタノールを継続的に蒸留除去する。次いで、この反応混合物を室温まで冷却する。95℃及び1mbarで、揮発性成分を蒸留除去する。得られた残留物は、未精製産物の形態の6−(2−クロロー4−フルオロフェニル)−5,7−ジヒドロキシピラゾロ−[1,5a]ピリミジン−3−カルボニトリルであり、これは、さらなる合成のためにさらなる精製をせずに使用される。
(実施例39)
Figure 2007516247
上記式の化合物は、実施例22に与えられている方法によって調製される。
HPLC:logP=0.19
(実施例40)
Figure 2007516247
実施例22に従って調製された未精製6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルを、367.3g(2.395mol)のオキシ塩化リン中に溶かす。室温で、31.95g(0.153mol)の五塩化リンを、一度に少し添加する。次いで、還流下、還流下で12時間、この混合物を沸騰させる。減圧下で揮発性成分を蒸留除去し、残留物にジクロロメタンを添加し、この混合物を水で洗浄する。この有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮する。この残留物を3部のシクロヘキサンと1部の酢酸エチルを移動相として用いたシリカゲルクロマトグラフィーにかける。これにより、21gの95.7%純粋な3−シアノ−5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5a]ピリミジンが得られる。
HPLC:logP=3.49
H−NMR(DMSO−d6、テトラメチルシラン):δ=7.44−7.52(1H);7.62−7.66(1H);7.71−7.77(1H);9.03(1H)ppm。
(実施例41)
Figure 2007516247
上記式の化合物は、実施例24に記載されている方法に従って調製される。
HPLC:logP=3.31
(使用実施例)
(実施例A)
ベンツリア試験(リンゴ)/保護的
溶媒:24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1.0重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を作製するために、1重量部の活性化合物を、表記量の溶媒及び乳化剤と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若な植物に表記適用量で噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、リンゴ黒星病(apple scab)の病原体ベンチュリア・イナクアリス(Venturia inaequalis)の水性分生子懸濁液を植物に接種し、次いで、約20℃及び100%の相対大気湿度で1日間、インキュベーションキャビン中に保持する。
次いで、約21℃及び約90%の相対大気湿度の温室中に植物を置く。
接種から10日後、評価を実施する。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
この試験では、実施例1、2、7、12及び13に列記されている本発明の化合物は、100g/haの適用量で、90%超の効力を示した。
(実施例B)
ボトリティス(Botrytis)試験(豆)/保護的
溶媒:24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1.0重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を作製するために、1重量部の活性化合物を、表記量の溶媒及び乳化剤と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若な植物に表記適用量で噴霧する。スプレーコーティングが乾燥した後、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)のコロニーを形成させた寒天の2つの小片を各葉の上に置く。約20℃及び100%の相対大気湿度の暗いチャンバーの中に、接種された植物を置く。
接種から2日後、葉の上の感染領域のサイズを評価する。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
この試験では、実施例1、2、7、12及び13に列記されている本発明の化合物は、500g/haの適用量で、90%超の効力を示した。
(実施例C)
スファエロセカ(Sphaerotheca)試験(キュウリ)/保護的
溶媒:49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤:1.0重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を、表記量の溶媒及び乳化剤と混合し、所望の濃度になるように、この濃縮物を水で希釈する。
保護活性を試験するために、活性化合物の調製物を幼若なキュウリ植物に表記適用量で噴霧する。処理から1日後、この植物にスファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の胞子懸濁液を接種する。次いで、70%の相対大気湿度及び23℃の温度の温室中に、植物を置く。
評価は、接種から7日後に実施する。0%は、対照の効力に対応する効力を意味するのに対して、100%の効力は感染が全く観察されないことを意味する。
この試験では、実施例2及び7に列記されている本発明の化合物は、750g/haの適用量で、90%超の効力を示した。

Claims (10)


  1. Figure 2007516247
    のピラゾロピリミジン。
    (式中、
    は、水素、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたアルケニル、必要に応じて置換されたアルキニル、必要に応じて置換されたシクロアルキルを表し、若しくは必要に応じて置換されたヘテロシクリルを表し、
    は、水素若しくはアルキルを表し、又は
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、必要に応じて置換された複素環を表し、
    は、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたアルキル又は必要に応じて置換されたシクロアルキルを表し、
    は、式
    Figure 2007516247
    (式中、Xは、酸素原子、HN基、HO−N基又はZ−O−N=(Zは、必要に応じて置換されたアルキル又はアラルキルを表す。)を表す。)
    の基を表し、又は
    は、式
    Figure 2007516247
    (式中、Rは、水素又はアルキルを表し、及び
    は、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたフェニルを表し、又は必要に応じて置換されたフェニルアミノを表す。)
    の基を表し、
    は、ハロゲン、必要に応じて置換されたアルキルチオ、必要に応じて置換されたアルキルスルフィニルを表し、又は必要に応じて置換されたアルキルスルホニルを表し、
    は、必要に応じて置換されたアリールを表す。)
  2. が、水素を表し、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし五置換され得る、1ないし6個の炭素原子を有するアルキルを表し、
    が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得る、2ないし6個の炭素原子を有するアルケニルを表し、又は
    が、ハロゲン、シアノ、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ及び3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得る、3ないし6個の炭素原子を有するアルキニルを表し、又は
    が、ハロゲン及び1ないし4個の炭素原子を有するアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得る、3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表し、又は
    が、5若しくは6個の環員と窒素、酸素及び/又は硫黄などの1ないし3個の複素原子とを有する飽和若しくは不飽和ヘテロシクリルを表し(該ヘテロシクリルは、ハロゲン及び1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、シアノ、ニトロ及び/又は3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルによって一又は二置換され得る。)、
    は、水素を表し、若しくは1ないし4個の炭素原子を有するアルキルを表し、又は
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、3ないし6個の環員を有する飽和又は不飽和の複素環を表し、該複素環は、環の要素としてさらなる窒素、酸素若しくは硫黄原子を含有することができ、前記複素環は、フッ素、塩素、臭素、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル及び/又は1ないし4個の炭素原子および1ないし9個のフッ素及び/又は塩素原子を有するハロアルキルによって最大三回置換されることができ、
    は、水素、塩素、臭素、ヨウ素、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個のハロゲン原子を有するハロアルキルを表し、又は3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表し、
    は、式
    Figure 2007516247
    (式中、Xは、酸素原子、HN基又はHO−N基を表す。)
    の基を表し、又は
    は、式
    Figure 2007516247
    (式中、
    は、水素を表し、又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルを表し、および
    は、ヒドロキシルを表し、アルキル基の各々が1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシによって一若しくは二置換され得る、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、アルキル部分中に1ないし3個の炭素原子を有するアルキルカルボニル、及び/又はアルコキシ部分中に1ないし3個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルを表し、又は
    は、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、ハロゲン、ニトロ並びに1ないし4個の炭素原子及び1ないし5個のハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルを表し、又は
    は、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、ハロゲン、ニトロ並びに1ないし4個の炭素原子及び1ないし5個のハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルアミノを表す。)、
    の基を表し、
    は、フッ素、塩素、臭素、1ないし4個の炭素原子を有するアルコキシ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルチオ、1ないし4個の炭素原子を有するアルキルスルフィニル又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表し、及び
    は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル;
    それぞれ1ないし6個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル又はアルキルスルホニル;
    それぞれ2ないし6個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、アルケニル又はアルケニルオキシ;
    それぞれ1ないし6個の炭素原子及び1ないし13個の同一又は異なるハロゲン原子を有する、直鎖又は分岐の、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル又はハロアルキルスルホニル;
    それぞれ2ないし6個の炭素原子及び1ないし11個の同一又は異なるハロゲン原子を有する、直鎖又は分岐の、ハロアルケニル又はハロアルケニルオキシ;
    それぞれ各アルキル部分の中に1ないし6個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニルオキシ、ヒドロキシイミノアルキル又はアルコキシイミノアルキル;
    3ないし6個の炭素原子を有するシクロアルキル;
    2,3−結合された1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、ハロゲン、1ないし4個の炭素原子を有するアルキル並びに1ないし4個の炭素原子及び1ないし9個の同一又は異なるハロゲン原子を有するハロアルキルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一又は多置換され得る。)
    からなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし四置換され得るフェニルを表す。
    請求項1に記載の式(I)のピラゾロピリミジン。
  3. が、水素若しくは式
    Figure 2007516247
    (#は、結合の点を表す。)
    の基を表し、
    が、水素、メチル、エチル若しくはプロピルを表し、又は
    及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、3,6−ジヒドロ−1(2H)−ピペリジニル又はテトラヒドロ−1(2H)−ピラダジニル(これらの基は、1ないし3個のフッ素原子、1ないし3個のメチル基及び/又はトリフルオロメチルによって置換され得る。)を表し、若しくは
    及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒に、式
    Figure 2007516247
    (式中、
    R’は、水素又はメチルを表し、
    R’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、
    mは、数字0、1、2又は3を表し、mが2又は3を表す場合には、R’’は、同一又は異なる基を表し、
    R’’’は、メチル、エチル、フッ素、塩素又はトリフルオロメチルを表し、及び
    nは、数字0、1、2又は3を表し、nが2又は3を表す場合には、R’’’は、同一又は異なる基を表す。)
    の基を表し、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチル、1−トリフルオロ−メチル−2,2,2−トリフルオロエチル又はヘプタフルオロイソプロピルを表し、
    が、式
    Figure 2007516247
    (式中、Xは、酸素原子、硫黄原子、HN又はHO−N基を表す。)
    の基を表し、又は
    が、式
    Figure 2007516247
    (式中、
    は、水素、メチル又はエチルを表し、及び
    は、1又は2個の炭素原子を有するアルキル基を表し(これらのアルキル基の各々は、メトキシ、エトキシ、メチルカルボニル、エチルカルボニル、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルによって置換され得る。)、又は
    は、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ及びトリフルオロメチルからなる群から得られる同一若しくは異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルを表し、又は
    は、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ及びトリフルオロメチルからなる群から得られる同一若しくは異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルアミノを表す。)
    の基を表し、
    が、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル又はメチルスルホニルを表し、並びに
    が、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ホルミル、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アリル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロエチニルオキシ、トリフルオロエチニルオキシ、クロロアリルオキシ、ヨードプロパルギルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、エトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル、エトキシイミノエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、
    2,3−結合された1,3−プロパンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル及びトリフルオロメチル群から得られる同一又は異なる置換基によって一又は多置換され得る。)
    からなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一ないし三置換され得るフェニルを表す、
    請求項1又は2に記載の、式(I)のピラゾロピリミジン。
  4. が、フッ素、塩素、臭素、メトキシ又はメチルチオを表し、及び
    が、2,4−、2,5−又は2,6−二置換されたフェニル若しくは2−置換されたフェニルを表し、又は2,4,6−三置換されたフェニルを表し、ここで置換基は、
    フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ホルミル、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アリル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アリルオキシ、プロパルギルオキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロエチニルオキシ、トリフルオロエチニルオキシ、クロロアリルオキシ、ヨードプロパルギルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アセチル、プロピオニル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、エトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル、エトキシイミノエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、
    2,3−結合された1,3−プロパンジイル、メチレンジオキシ(−O−CH−O−)又は1,2−エチレンジオキシ(−O−CH−CH−O−)(これらの基は、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル及びトリフルオロメチルからなる群から得られる同一又は異なる置換基によって一又は多置換され得る。)
    の群から選択される、
    請求項1ないし3の一以上に記載されている、式(I)のピラゾロピリミジン。
  5. 請求項1ないし4の一以上に記載された、式(I)のピラゾロピリミジンを調製する方法であって、
    a)式
    Figure 2007516247
    (R、R、R、R及びRは、上記定義のとおりである。)
    のシアノ化合物が、
    α)適宜希釈剤の存在下で、酸および水と反応され、若しくは
    β)希釈剤の存在下で、及び適宜触媒の存在下で、ヒドロキシルアミン又はヒドロキシルアンモニウム塩と反応され、若しくは
    γ)塩基の存在下及び希釈剤の存在下で塩化アンモニウムと反応され、又は
    b)式
    Figure 2007516247
    (R、R、R、R、R及びRは、上記定義のとおりである。)
    のカルボニル化合物が、
    希釈剤の存在下で、及び適宜触媒の存在下で、式
    N−R (IV)
    (Rは、上記定義のとおりである。)
    のアミノ化合物(式(IV)のアミノ化合物は、それらの酸付加塩の形態でも使用され得る。)と反応されることを特徴とする、前記方法。
  6. 増量剤及び/又は界面活性剤に加えて、請求項1ないし4の一以上に記載された、式(I)のピラゾロピリミジンの少なくとも一つを含むことを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物。
  7. 少なくとも一つのさらなる抗真菌又は殺虫活性化合物を含む、請求項6に記載の組成物。
  8. 望ましくない微生物を抑制するための、請求項1ないし4の一以上に記載された、式(I)のピラゾロピリミジンの使用。
  9. 請求項1ないし4の一以上に記載された、式(I)のピラゾロピリミジンが、望ましくない微生物及び/又はそれらの生息環境に適用されることを特徴とする、望ましくない微生物を抑制する方法。
  10. 請求項1ないし4の一以上に記載された、式(I)のピラゾロピリミジンが、増量剤及び/又は界面活性剤と混合されることを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物を調製する方法。
JP2006543459A 2003-12-10 2004-12-08 ピラゾロピリミジン類 Pending JP2007516247A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10357568A DE10357568A1 (de) 2003-12-10 2003-12-10 Pyrazolopyrimidine
PCT/EP2004/013931 WO2005056556A1 (de) 2003-12-10 2004-12-08 Pyrazolopyrimidine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007516247A true JP2007516247A (ja) 2007-06-21

Family

ID=34638552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006543459A Pending JP2007516247A (ja) 2003-12-10 2004-12-08 ピラゾロピリミジン類

Country Status (16)

Country Link
US (1) US20060276478A1 (ja)
EP (1) EP1694681B1 (ja)
JP (1) JP2007516247A (ja)
KR (1) KR20060126685A (ja)
CN (1) CN1890246A (ja)
AT (1) ATE388953T1 (ja)
AU (1) AU2004296970A1 (ja)
BR (1) BRPI0417075A (ja)
CA (1) CA2548516A1 (ja)
CR (1) CR8443A (ja)
DE (2) DE10357568A1 (ja)
EA (1) EA200601128A1 (ja)
IL (1) IL176145A0 (ja)
MX (1) MXPA06006421A (ja)
WO (1) WO2005056556A1 (ja)
ZA (1) ZA200604654B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005007534A1 (de) * 2005-02-17 2006-08-31 Bayer Cropscience Ag Pyrazolopyrimidine
WO2007101804A1 (de) * 2006-03-07 2007-09-13 Basf Se Substituierte pyrazolopyrimidine, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur bekämpfung von schadpilzen sowie sie enthaltende mittel
MX2008011430A (es) * 2006-03-08 2008-09-18 Novartis Ag Uso de derivados de pirazolo-[1,5a]-pirimidin-7-il-amina en el tratamiento de trastornos neurologicos.
DE102006039255A1 (de) * 2006-08-17 2008-02-21 Bayer Cropscience Ag Insektizide heterocyclische Carbonsäurederivate
WO2008046856A2 (de) * 2006-10-18 2008-04-24 Basf Se Fungizide zusammensetzungen
CN101967149B (zh) * 2009-07-28 2013-01-16 北京师范大学 18F取代硝基标记的吡唑并[1,5-a]嘧啶类化合物及制备和应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843974A (ja) * 1981-08-01 1983-03-14 バスフ・アクチエンゲゼルシヤフト 7―アミノ―アゾロ[1,5―a]ピリミジン及び該化合物を含有する農園芸用殺菌剤
JPH10152489A (ja) * 1996-10-07 1998-06-09 American Cyanamid Co ペンタフルオロフエニルアゾロピリミジン類
JP2001019693A (ja) * 1999-06-14 2001-01-23 American Cyanamid Co 殺菌・殺カビ性6−フェニル−ピラゾロピリミジン
US20020049318A1 (en) * 1999-06-14 2002-04-25 Basf Corporation 6-phenyl-pyrazolopyrimidines

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9510459D0 (en) * 1995-05-24 1995-07-19 Zeneca Ltd Bicyclic amines
DE69727694T2 (de) * 1996-11-26 2004-07-29 Syngenta Ltd., Guildford 8-azabicyclo 3.2.1]octan-, 8-azabicyclo 3.2.1]oct-6-en-, 9-azabicyclo 3.3.1]nonan-, 9-aza-3-oxabicyclo 3.3.1]nonan- und 9-aza-3-thiabicyclo 3.3.1]nonan-derivate, ihre herstellung und ihre verwendung als insektizide
GB9624611D0 (en) * 1996-11-26 1997-01-15 Zeneca Ltd Bicyclic amine compounds
US6156925A (en) * 1998-09-25 2000-12-05 American Cyanamid Company Process for the preparation of halogenated phenylmaloates
DE10223917A1 (de) * 2002-05-29 2003-12-11 Bayer Cropscience Ag Pyrazolopyrimidine

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843974A (ja) * 1981-08-01 1983-03-14 バスフ・アクチエンゲゼルシヤフト 7―アミノ―アゾロ[1,5―a]ピリミジン及び該化合物を含有する農園芸用殺菌剤
JPH10152489A (ja) * 1996-10-07 1998-06-09 American Cyanamid Co ペンタフルオロフエニルアゾロピリミジン類
JP2001019693A (ja) * 1999-06-14 2001-01-23 American Cyanamid Co 殺菌・殺カビ性6−フェニル−ピラゾロピリミジン
US20020049318A1 (en) * 1999-06-14 2002-04-25 Basf Corporation 6-phenyl-pyrazolopyrimidines

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0417075A (pt) 2007-03-13
CN1890246A (zh) 2007-01-03
EA200601128A1 (ru) 2006-10-27
MXPA06006421A (es) 2006-08-23
US20060276478A1 (en) 2006-12-07
EP1694681A1 (de) 2006-08-30
AU2004296970A1 (en) 2005-06-23
CR8443A (es) 2006-11-07
KR20060126685A (ko) 2006-12-08
CA2548516A1 (en) 2005-06-23
WO2005056556A1 (de) 2005-06-23
DE502004006528D1 (en) 2008-04-24
ATE388953T1 (de) 2008-03-15
ZA200604654B (en) 2007-10-31
EP1694681B1 (de) 2008-03-12
DE10357568A1 (de) 2005-07-07
IL176145A0 (en) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1716099B1 (de) Haloalkylcarboxamide zur bekämpfung von mikroorganismen
US7842710B2 (en) Carboxamides
JP2007524691A (ja) 望ましくない微生物を抑制するためのピラゾロピリミジン
KR20070053275A (ko) 비페닐-티아졸로-카복사미드
US7897780B2 (en) Method for controlling phytopathogenic fungi using silylated carboxamides
KR20060015304A (ko) 트리아졸로피리미딘
JP2007515444A (ja) 殺菌効果を有する置換複素環式アミド
JP2007516247A (ja) ピラゾロピリミジン類
US20070185138A1 (en) Imidazolopyrimidines used as fungicidal active ingredients
JP2007516249A (ja) 殺真菌作用を有する7−アミノ−5−ハロピラゾロピリミジン類
US20070259893A1 (en) Pyrazolopyrimidines
JP2007516246A (ja) ピラゾロピリミジン類
US20070244111A1 (en) Pyrazolopyrimidines
JP2007516994A (ja) 殺真菌特性を備えたトリアゾロピリミジン
KR20060024432A (ko) 살진균성 트리아졸로피리미딘

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110920