JP2001019693A - 殺菌・殺カビ性6−フェニル−ピラゾロピリミジン - Google Patents

殺菌・殺カビ性6−フェニル−ピラゾロピリミジン

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JP2001019693A
JP2001019693A JP2000170999A JP2000170999A JP2001019693A JP 2001019693 A JP2001019693 A JP 2001019693A JP 2000170999 A JP2000170999 A JP 2000170999A JP 2000170999 A JP2000170999 A JP 2000170999A JP 2001019693 A JP2001019693 A JP 2001019693A
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compound
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phenyl
chloro
alkyl
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JP2000170999A
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English (en)
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Klaus-Juergen Pees
クラウス−ユルゲン・ペース
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Wyeth Holdings LLC
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American Cyanamid Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規殺菌・殺カビ性6−フェニル−ピラゾロ
ピリミジン類の提供。 【解決手段】 式I: 【化1】 [式中、R1,Hal,Lおよびmは、明細書において
定義されている]の新規化合物は、特にイネいもち病に
対して選択的殺菌・殺カビ活性を示す。新規化合物は、
キャリヤーおよび場合によってはアジュバントとともに
殺菌・殺カビ組成物に加工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある種のピラゾロ
ピリミジン化合物、それらの製造方法、そのような化合
物を含有する組成物、そのような化合物によって場所を
処理することを含むある場所における真菌類を防除する
方法、および殺菌・殺カビ剤(fungicide)としてのそれ
らの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,567,263号は、非
置換アミノ基により7位において置換されているピラゾ
ロピリミジンを開示している。これらの化合物は、種々
の植物病原性真菌類、特に、藻菌網(Phycomyc
ete)の真菌類に対して活性があると言われている。
しかしながら、殺菌・殺カビ活性の証拠は、プラスモパ
ラ・ビチコラ(Plasmopara viticol
)、真菌類の卵菌網(oomycete)の一員、に
対するこれらの化合物についてのみ提供されているに過
ぎない。
【0003】国際特許出願WO96/35690は、置
換されるフェニルが、場合によっては結合基を介するフ
ェニルにより2位において結合されているピラゾロピリ
ミジンを包含している。
【0004】米国特許第5,817,663号は、6位
においてペンタフルオロフェニル基により置換されてい
るピラゾロピリミジンを開示している。
【0005】しかしながら、これらの文書のいずれも、
具体的には、置換基4個までをもつフェニル基によって
6位において置換されている5−ハロ−ピラゾロピリミ
ジンを開示していない。
【0006】さらにまた、本発明によるピラゾロピリミ
ジンが、広範囲の植物病原性真菌類に対して、特にイネ
いもち病に対して好適な活性を示すであろうという示唆
は、何もない。
【0007】
【発明の構成】本発明は、式I
【0008】
【化4】
【0009】[式中、Xは、O,S,NR2もしくは単
結合を表し;R1は、場合によっては置換されるアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロア
ルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、
ビシクロアルキルもしくは複素環式基を表し;R2は、
水素原子か、または場合によっては置換されるアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロア
ルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、
ビシクロアルキルもしくは複素環式基を表すか、あるい
はR1およびR2は、中間の窒素原子と一緒になって、場
合によっては置換される複素環式環を表し;mは、0も
しくは整数1〜4であり;Lは、各々独立して、ハロゲ
ン原子か、またはアルキル、アルコキシもしくはニトロ
基を表し、そしてHalは、ハロゲン原子を表す]の化
合物を提供する。
【0010】新規化合物は、種々の栽培植物において、
特にイネいもち病の原因菌であるピリクラリア・オリゼ
Pyricularia oryzae)(マグナポ
ルテ・グリセア(Magnaporthe grise
))、に対して優れた殺菌・殺カビ活性を示す。
【0011】本発明の目的は、新規な、選択的殺菌・殺
カビ化合物を提供することである。
【0012】また、本発明の目的は、新規化合物の殺菌
・殺カビ性をもつ有効量を該植物に接触させることによ
って、望ましくない真菌類、特にイネいもち病の原因菌
であるピリクラリア・オリゼを防除する方法を提供する
ことである。
【0013】本発明のその他の目的は、有効成分として
新規化合物を含有する殺菌・殺カビ組成物を提供するこ
とである。
【0014】本発明のこれらおよび他の目的ならびに特
徴は、以下に示される詳細な記述から、より明らかにな
るであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、式I
【0016】
【化5】
【0017】[式中、R1,X,Hal,Lおよびm
は、式Iについて先に与えられた意味をもつ]の化合物
が、広範囲の真菌類、特にイネいもち病の原因菌である
ピリクラリア・オリゼ、に対する優れた殺菌・殺カビ活
性を示すことが見い出された。
【0018】別に記述されなければ、本明細書に使用さ
れている概括的な用語において、用語ハロゲン原子は、
臭素、ヨウ素、塩素もしくはフッ素原子を表してもよ
く、そして特には、臭素、塩素もしくはフッ素原子、特
にフッ素もしくは塩素原子である。
【0019】Halは、原則として、フッ素、塩素、臭
素もしくはヨウ素原子、特に塩素原子を表す。
【0020】Xは、原則として、O,S,NR2もしく
は単結合、好ましくはNR2もしくは単結合、特にNR2
を表す。
【0021】場合によっては置換される部分は、置換さ
れていないか、または1から最大可能な数までの置換基
をもっていてもよい。典型的には、置換基0〜2個が存
在している。本明細書に使用される用語「場合によって
は置換される」は、1個以上のハロゲン原子か、または
ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アルキル、好ましくはC
1-6アルキル、シクロアルキル、好ましくはC3-6シクロ
アルキル、シクロアルケニル、好ましくはC3-6シクロ
アルケニル、ハロアルキル、好ましくはC1-6ハロアル
キル、ハロシクロアルキル、好ましくはC3-6ハロシク
ロアルキル、アルコキシ、好ましくはC1-6アルコキ
シ、ハロアルコキシ、好ましくはC1-6ハロアルコキ
シ、トリアルキルシリル、好ましくはトリ−C1-4アル
キルシリル、フェニル、ハロ−もしくはジハロ−フェニ
ルまたはピリジル基によって置換されている基を表す。
【0022】本明細書で別に記述されない限り、概括的
な用語において、基もしくは部分に関して本明細書に使
用されている用語アルキル、アルケニル、アルキニル、
アルカジエニル、ハロアルキルは、直鎖もしくは分枝鎖
の基もしくは部分を指す。原則として、そのような基
は、炭素原子10個まで、特に6個までをもつ。適当に
は、アルキル部分は、炭素原子1〜6個、好ましくは炭
素原子1〜4個をもつ。好適なアルキル部分は、エチル
もしくは特にメチル基である。適当には、アルケニル部
分は、炭素原子2〜6個をもつ。好適なアルケニル部分
は、アリルもしくは特に2−メチルアリル基である。適
当には、ハロアルキル部分は、フッ素原子1〜6個をも
つ。好適なハロアルキル部分は、2,2,2−トリフル
オロエチルもしくは1,1,1−トリフルオロプロプ−
2−イル基である。
【0023】本明細書で別に記述されない限り、概括的
な用語において、基もしくは部分に関して本明細書に使
用されている用語アリールは、1個以上のハロゲン原
子、ニトロ、シアノ、アルキル、好ましくはC1-6アル
キル、アルコキシ、好ましくはC1-6アルコキシによっ
て場合によっては置換されている、炭素原子6,10も
しくは14個、好ましくは炭素原子6もしくは10個を
もつアリール基、特にフェニルを指す。
【0024】本明細書で別に記述されない限り、概括的
な用語において、基もしくは部分に関して本明細書に使
用されている用語ヘテロアリールは、炭素、窒素、酸素
および硫黄から選ばれる環原子5もしくは6個をもち、
これらの少なくとも1個が窒素、酸素もしくは硫黄であ
るヘテロアリール基、特にピリジル、ピリミジル、ピラ
ゾリルもしくはチエニルを指す。
【0025】本明細書で別に記述されない限り、概括的
な用語において、基もしくは部分に関して本明細書に使
用されている用語シクロアルキルは、1個以上のハロゲ
ン原子、ニトロ、シアノ、アルキル、好ましくはC1-6
アルキル、アルコキシ、好ましくはC1-6アルコキシに
よって場合によっては置換されている、炭素原子3〜8
個、好ましくは炭素原子5〜7個をもつシクロアルキル
基、特にシクロペンチルを指す。
【0026】本明細書で別に記述されない限り、概括的
な用語において、基もしくは部分に関して本明細書に使
用されている用語ビシクロアルキルは、1個以上のハロ
ゲン原子、ニトロ、シアノ、アルキル、好ましくはC
1-6アルキル、アルコキシ、好ましくはC1-6アルコキシ
によって場合によっては置換されている、炭素原子5〜
10個、好ましくは炭素原子6〜9個をもつビシクロア
ルキル基、特にビシクロヘプチルを指す。
【0027】本明細書で別に記述されない限り、概括的
な用語において、基もしくは部分に関して本明細書に使
用されている用語複素環式は、炭素、窒素、酸素および
硫黄から選ばれる環原子5もしくは6個をもち、これら
の少なくとも1個が窒素、酸素もしくは硫黄であり、場
合によっては1個以上のハロゲン原子、ニトロ、シア
ノ、アルキル、好ましくはC1-6アルキル、アルコキ
シ、好ましくはC1-6アルコキシによって置換されてい
る飽和の複素環式基、特にピロロジニル、ピラゾリジニ
ル、ピペリジニル、ピペラジニルもしくはモルホリン−
4−イルを指す。
【0028】本発明は、特に、直鎖もしくは分枝であっ
てもよい基R1もしくはR2のいかなるアルキルもしくは
ハロアルキル部分も、炭素原子10個まで、好ましくは
炭素原子1〜9個、より好ましくは炭素原子2〜6個を
含有し、置換基R1もしくはR2のいかなるアルケニルも
しくはアルキニル部分も、炭素原子10個まで、好まし
くは炭素原子2〜9個、より好ましくは炭素原子3〜6
個を含有し、置換基R1もしくはR2のいかなるシクロア
ルキル部分も、炭素原子3〜10個、好ましくは炭素原
子3〜8個、より好ましくは炭素原子3〜6個を含有
し、置換基R1もしくはR2のいかなるビシクロアルキル
部分も、炭素原子5〜9個、好ましくは炭素原子7〜9
個を含有し、そして置換基R1もしくはR2のいかなるア
リール部分も、炭素原子6,10もしくは14個、好ま
しくは炭素原子6もしくは10個を含有する、一般式I
の化合物に関する。いかなるアルキル、アルケニルもし
くはアルキニル基も、直鎖もしくは分枝であってもよ
い。4−ないし6員の複素環式基は、硫黄、窒素および
酸素から選ばれるヘテロ原子、好ましくは酸素1個以上
によって中断される環原子4〜6個をもついかなる複素
環式基であってもよい。
【0029】本発明は、特に、R1が、場合によっては
1〜3個のハロゲン原子もしくはC1 -10アルキルもしく
はC1-10アルコキシ基によって置換されている、直鎖も
しくは分枝C1-10アルキル、特に分枝C3-10アルキル
基、C3-8シクロアルキル、C5 -9ビシクロアルキル、C
3-8シクロアルキル−C1-6アルキル、C1-10アルコキシ
−C1-6アルキル、C1-10ハロアルキルもしくはフェニ
ル基を表す、一般式Iの化合物に関する。
【0030】本発明は、特に、XがNR2を表し、そし
てR2が、水素原子、C1-10アルキルもしくはC1-10
ロアルキル基、特に水素原子を表す、一般式Iの化合物
に関する。
【0031】もしR1が、C1-10ハロアルキル、好まし
くは多フッ素化アルキル基、特に2,2,2−トリフル
オロエチル、2−(1,1,1−トリフルオロプロピ
ル)もしくは2−(1,1,1−トリフルオロブチル)
基を表すならば、R2は、好ましくは、水素原子を表
す。
【0032】もしR1が、場合によっては置換されるC
3-8シクロアルキル基、好ましくはシクロペンチルもし
くはシクロヘキシル基を表すならば、R2は、好ましく
は、水素原子もしくはC1-6アルキル基を表す。
【0033】本発明は、特に、XがNR2を表し、そし
てR1およびR2が、中間にある窒素原子と一緒になっ
て、場合によっては置換された複素環式環、好ましくは
場合によっては置換されたC3-7複素環式環、特にピロ
リジン、ピペリジン、テトラヒドロピリジン、特に1,
2,3,6−テトラヒドロピリジンまたは場合によって
は1個以上のC1-10アルキル基によって置換されている
アゼピン(azepane)環を形成する、一般式Iの化合物に
関する。
【0034】本発明は、特に、mが2もしくは3である
一般式Iの化合物に関する。もっとも好適には、置換基
(L)mの少なくとも1個は、ピラゾロピリミジン部分
への結合点に関して2位において結合される。
【0035】Lは、好ましくは、ハロゲン原子もしくは
1-6アルコキシ基を表す。
【0036】本発明は、特に、
【0037】
【化6】
【0038】[式中、L1〜L4は、各々独立して、水
素、フッ素もしくは塩素原子またはメトキシ基を表し、
特に、L1はフッ素原子を表し、L2は水素もしくはフッ
素原子を表し、L3は、水素もしくはフッ素原子または
メトキシ基を表し、そしてL4は、水素、フッ素もしく
は塩素原子を表す]を表す、一般式Iの化合物に関す
る。
【0039】もっとも好適には、式IA
【0040】
【化7】
【0041】[式中、R1およびR2は、既に与えられた
意味をもち、L1はハロゲン原子を表し、そしてL3およ
びL4は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子もし
くはアルコキシ基を表す]の化合物である。
【0042】キラル中心をもつ一般式Iの化合物の
(R)および(S)異性体およびそれらのラセミ化合
物、ならびに塩、N−オキシドおよび酸付加化合物は、
本発明の範囲内に含まれる。
【0043】一般式Iによる化合物は、オイル状、ガム
状、ワックス状または結晶性固形物質である。それら
は、稲の病気に対するそれらの価値ある殺菌・殺カビ
性、特にそれらの増強された全身浸透性および増強され
た真菌毒性によって優れている。例えば、それらは、植
物病原性真菌類、例えばアルテルナリア・ソラニ(Al
ternaria solani)、ボトリチス・シネ
レア(Botrytiscinerea)、セルコスポ
ラ・ベチコラ(Cercospora beticol
)、クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosp
orium herbarum)、コルチシウム・ロル
フシイ(Corticium rolfsii)、エリ
シフェ・グラミニス(Erysiphe gramin
is)、ヘルミントスポリウム・トリチシ レペンチス
Helminthosporium tritici
repentis)、レプトスフェリア・ノドルム
Leptosphaeria nodorum)、ミ
クロネクトリエラ・ニバリス(Micronectri
ella nivalis)、モニリニア・フルクチゲ
ナ(Monilinia fructigena)、ミ
コスフェレラ・リグリコラ(Mycosphaerel
la ligulicola)、ミコスフェレラ・ピノ
デス(Mycosphaerella pinode
)、ピリクラリア・オリゼ(Pyricularia
oryzae)、リゾクトニア・ソラニ(Rhizo
ctonia solani)、スクレロチニア・スク
レロチオルム(Sclerotinia sclero
tiorum)およびウンシヌラ・ネカトール(Unc
inula necator)の防除、特にピリクラリ
ア・オリゼの防除のために、農業もしくは関連分野にお
いて使用することができる。本発明による一般式Iの化
合物は、広い濃度範囲内で高い殺菌・殺カビ活性を保持
し、そしていかなる問題もなく農業において使用できる
であろう。
【0044】さらにまた、本発明による化合物は、慣用
の殺菌・殺カビ剤に比べて真菌類、特にイネいもち病の
増強された防除を示す。
【0045】植物病原性真菌類の防除に関する良好な結
果は:Halが塩素原子を表し、XがNR2[式中、R2
は水素原子を表す]であり、L1およびL4が、独立し
て、フッ素もしくは塩素原子を表し、そしてL3が、水
素、フッ素、塩素原子もしくはメトキシ基を表す、式I
において定義されるような化合物を用いて得られる。
【0046】植物病原性真菌類の防除に関する特に良好
な結果は、例えば、次の式Iの化合物を用いることによ
って得られる:[5−クロロ−6−(2,4,6−トリ
フルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミ
ジン−7−イル]−(2,2,2−トリフルオロ−エチ
ル)−アミン、[5−クロロ−6−(2,4,6−トリ
フルオロ−フェニル)−7−(4−メチル−ピペリジン
−1−イル)−1,2,4]トリアゾロ[1,5−α]
ピリミジン、[5−クロロ−6−(2,4,6−トリフ
ルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジ
ン−7−イル]−シクロペンチル−アミン、[5−クロ
ロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−ピ
ラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−(1,
1,1−トリフルオロ−プロプ−2−イル)−アミン、
[5−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェ
ニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イ
ル]−ジエチル−アミン、[5−クロロ−6−(2,
4,6−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5
−α]ピリミジン−7−イル]−イソプロピル−アミ
ン、sec−ブチル−[5−クロロ−6−(2,4,6
−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]
ピリミジン−7−イル]−アミン、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−イル−[5−クロロ−6−(2,4,
6−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−
α]ピリミジン−7−イル]−アミン、[5−クロロ−
6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−ピラゾ
ロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−シクロペン
チル−アミン、[5−クロロ−6−(2−クロロ−6−
フルオロ−フェニル)−7−(4−メチル−ピペリジン
−1−イル)−1,2,4]トリアゾロ[1,5−α]
ピリミジン、[5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フ
ルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジ
ン−7−イル]−(2,2,2−トリフルオロ−エチ
ル)−アミン、[5−クロロ−6−(2−クロロ−6−
フルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミ
ジン−7−イル]−(1,1,1−トリフルオロ−プロ
プ−2−イル)−アミン、[5−クロロ−6−(2−ク
ロロ−6−フルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−
α]ピリミジン−7−イル]−ジエチル−アミン、[5
−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニ
ル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]
−イソプロピル−アミン、sec−ブチル−[5−クロ
ロ−6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−ピ
ラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−アミ
ン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−[5−
クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)
−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−ア
ミン、[5−クロロ−6−(2,6−ジフルオロ−4−
メトキシフェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジ
ン−7−イル]−(2,2,2−トリフルオロ−エチ
ル)−アミン、[5−クロロ−6−(2,4,6−トリ
フルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミ
ジン−7−イル]−4−メチル−シクロヘキサン、[5
−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニ
ル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]
−4−メチル−シクロヘキサン、および[5−クロロ−
6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾ
ロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−4−フルオ
ロ−シクロヘキサン。
【0047】さらに、本発明は、一般式II
【0048】
【化8】
【0049】[式中、L、mおよびHalは、請求項1
において定義されたとおりである]の化合物を、一般式
III R1−X−M (III) [式中、R1およびXは、請求項1において定義された
とおりであり、Mは、水素原子か、または遊離もしくは
錯体金属原子を表す]のアルコール、アミンもしくはチ
オールと処理して、式Iの化合物を製造することを含
む、先に定義されたような式Iの化合物の製造方法を提
供する。
【0050】Xが、O,SもしくはNR2を表す化合物
の製造では、Metは、好ましくは、水素原子もしくは
アルカリ金属である。
【0051】Xが単結合を表す化合物の製造では、Me
tは、遷移金属、特にCuの存在下における、遊離もし
くは錯体金属原子、例えばLi,MgもしくはZnを表
す。
【0052】式IIの化合物は、新規であり、そして原
則として、3−アミノ−ピラゾールを、式IV
【0053】
【化9】
【0054】[式中、Lおよびmは、式Iについて定義
されたとおりであり、Rは、アルキル、好ましくはC
1-6アルキル、特にメチルもしくはエチルを表す]の2
−フェニル置換されたマロン酸エステルと、アルカリ性
条件下で、好ましくは、例えば欧州特許第0 770
615号によって開示されているように、例えばトリ−
n−ブチルアミンのような高沸第3級アミンを用いて反
応させることによって製造することができる。
【0055】続いて、得られる式V
【0056】
【化10】
【0057】[式中、Lおよびmは、式Iについて定義
されたとおりである]の5,7−ジヒドロキシ−6−
(2,4,6−トリハロフェニル)−ピラゾロピリミジ
ンは、ハロゲン化剤、好ましくは臭素化もしくは塩素化
剤、例えばオキシ臭化リンもしくはオキシ塩化リンとと
もに、それだけで(neat)、または溶媒の存在下で
処理される。反応は、適当には、温度範囲0℃〜150
℃において実施されるが、好適な反応温度は、例えば欧
州特許第0 770 615号によって開示されている
ように80℃〜125℃である。
【0058】式IVの化合物は、好ましくは、対応する
置換ブロモベンゼンとジアルキルマロン酸ナトリウムと
の、銅(I)塩の存在下での反応によって製造される、
例えばJ.Setsume et al.Chemis
try Letters,pp.367−370,19
81。
【0059】したがって、本発明は、式IIの新規中間
体、特に5,7−ジクロロ−6−(2,4,6−トリフ
ルオロフェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン
および5,7−ジクロロ−6−(2−クロロ−6−フル
オロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジ
ン,ならびに対応する式Vの5,7−ジヒドロキシ−6
−フェニル−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジンに関す
る。
【0060】式IIの5,7−ジハロ−6−フェニル−
ピラゾロピリミジンと、XがO,SもしくはNR2であ
る式IIIの化合物との間の反応は、好ましくは、不活
性溶媒の存在下で実施される。適当な溶媒は、エーテル
類、例えばジオキサン、ジエチルエーテルおよび特にテ
トラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素類、例えばジク
ロロメタン、および芳香族炭化水素類、例えばトルエン
を含む。反応は、適当には、温度範囲0℃〜70℃にお
いて実施され、好適な反応温度は、10℃〜35℃であ
る。また、反応が塩基の存在下で実施されることは好適
である。適当な塩基は、第3級アミン類、例えばトリエ
チルアミン、および無機塩基類、例えば炭酸カリウムも
しくは炭酸ナトリウムを含む。あるいはまた、過剰量の
式IIIの化合物が、塩基として働いてもよい。
【0061】式IIの5,7−ジハロ−6−フェニル−
ピラゾロピリミジンと、Xが単結合を表す式IIIの化
合物との間の反応は、便利には、溶媒の存在下で実施さ
れる。適当な溶媒は、エーテル類、例えばジオキサン、
ジエチルエーテルおよび特にテトラヒドロフラン、炭化
水素類、例えばヘキサン、シクロヘキサンもしくは鉱
油、および芳香族炭化水素類、例えばトルエン、あるい
はこれらの溶媒の混合物を含む。反応は、適当には、温
度範囲−100℃〜+100℃において実施され、好適
な反応温度は、−80℃〜+40℃である。また、反応
が銅イオン、好ましくは等モル量のハロゲン化銅
(I)、特にヨウ化銅(I)の存在下で実施されること
は好適である。
【0062】さらにまた、Xが単結合を表す式Iの化合
物は、対応する式VI
【0063】
【化11】
【0064】[式中、R1,Lおよびmは、既に与えら
れた意味をもち、そしてR’は、場合によっては置換さ
れるアルキル基を表す]のアルキル2−アリール−3−
アルキル−3−オキソプロピオネートを、2−アミノ−
ピラゾールと反応させることによって製造されてもよ
い。
【0065】優れた活性のために、式Iの化合物は、植
物病原性真菌類による感染が望まれないすべての植物、
例えば穀類、ナス科作物、野菜類、豆類、リンゴ、ブド
ウの栽培において使用されてもよい。
【0066】一般式Iの化合物は、殺菌・殺カビ活性を
もつことが見い出された。したがって、さらに、本発明
は、少なくとも1種の先に定義されたような式Iの化合
物である有効成分、および1種以上のキャリヤーを含有
する殺菌・殺カビ組成物を提供する。また、先に定義さ
れたような式Iの化合物をキャリヤーと組み合わせるこ
とを含む、そのような組成物の製造方法が提供される。
そのような組成物は、本発明の1種の有効成分、または
数種の有効成分の混合物を含有してもよい。また、異な
る異性体もしくは異性体の混合物は、異なる活性レベル
もしくは範囲をもつであろうから、組成物は、個々の異
性体もしくは異性体の混合物を含有してもよいことが考
えられる。
【0067】本発明による組成物は、好ましくは、有効
成分0.5重量%〜95重量%(w/w)を含有する。
【0068】本発明による組成物におけるキャリヤー
は、例えば、植物体、種子、土壌、または植物が生育し
ている水であってもよい、処理されるべき場所への適用
を容易にするために、あるいは貯蔵、輸送もしくは取り
扱いを容易にするために、有効成分が一緒に製剤化され
るすべての材料である。キャリヤーは、通常は、気体で
あるが、圧縮されて液体を形成する材料を含む、固体も
しくは液体であってもよい。
【0069】組成物は、例えば、乳剤原液、溶液、水中
油乳剤、水和剤、水溶剤、懸濁剤原液、粉剤、粒剤、水
分散性粒剤、マイクロカプセル剤、ゲル剤、錠剤および
他の剤形タイプに、十分確立された操作によって製造す
ることができる。これらの操作は、有効成分を、他の物
質、例えば増量剤、溶媒、固形キャリヤー、界面活性化
合物(界面活性剤)、および場合によっては固形および
/または液状補助剤および/またはアジュバントととも
に、強力に混合および/または粉砕することを含む。適
用の形式、例えば噴霧、煙霧、散布もしくは散水は、所
望の対象物および与えられた環境にしたがって、組成物
と同様に選択することができる。
【0070】溶媒は、芳香族炭化水素類、例えばSol
vesso(R)200,置換ナフタレン類、フタル酸エ
ステル類、例えばフタル酸ジブチルもしくはジオクチ
ル、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサンもしくは
パラフィン類、アルコール類およびグリコール類、なら
びにそれらのエーテルおよびエステル、例えばエタノー
ル、エチレングリコールモノ−およびジメチルエーテ
ル、ケトン類、例えばシクロヘキサノン、強い極性溶媒
類、例えばN−メチル−2−ピロリドン、またはγ−ブ
チロラクトン、高級アルキルピロリドン類、例えばn−
オクチルピロリドンもしくはシクロヘキシルピロリド
ン、エポキシ化植物油エステル類、例えばメチル化ココ
ヤシもしくはダイズ油エステル、および水であってもよ
い。種々の液体の混合液が、しばしば適当である。
【0071】粉剤、水和剤、水分散性粒剤もしくは粒剤
のために使用されてもよい固形キャリヤーは、鉱物増量
剤、例えば方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイ
トもしくはアタパルジャイトであってもよい。物理的性
質は、高分散シリカゲルもしくはポリマーの添加によっ
て改良できる。粒剤のためのキャリヤーは、多孔性材
料、例えば軽石、カオリン、セピオライト、ベントナイ
トであってもよく;非収着性(non−sorptiv
e)キャリヤーは、方解石もしくは砂であってもよい。
それに加えて、多数の前造粒された無機もしくは有機材
料が、ドロマイトもしくは粉砕植物残渣のように、使用
できる。
【0072】有害生物防除(pesticidal)組
成物は、しばしば、濃厚形態において製剤化され、輸送
され、これが、続いて、適用前に使用者によって希釈さ
れる。界面活性剤である少量のキャリヤーの存在は、こ
の希釈工程を容易にする。かくして、好ましくは、本発
明による組成物中の少なくとも1種のキャリヤーは界面
活性剤である。例えば、組成物は、少なくとも1種は界
面活性剤である2種以上のキャリヤーを含有できる。
【0073】界面活性剤は、製剤化されるべき一般式I
による化合物の性質に応じて、良好な分散性、乳化性お
よび湿潤性をもつ非イオン、陰イオン、陽イオン性もし
くは双性イオン物質であってもよい。また、界面活性剤
は、個々の界面活性剤の混合物を意味してもよい。
【0074】本発明の組成物は、例えば、水和剤、水分
散性粒剤、粉剤、粒剤、錠剤、溶液、乳剤原液、乳剤、
懸濁剤原液およびエアゾール剤として製剤化されてもよ
い。水和剤は、通常、有効成分5〜90%w/wを含有
し、そして通常は、固形の不活性キャリヤーに加えて、
分散および湿潤剤3〜10%w/w、および必要なら
ば、安定剤および/または他の添加物、例えば浸透剤も
しくは固着剤0〜10%w/wを含有する。粉剤は、水
和剤の組成と類似の組成をもつが、分散剤を含まない粉
剤濃厚物として製剤化され、そして農場において、さら
なる固形キャリヤーにより希釈されて、通常、有効成分
0.5〜10%w/wを含有する組成物に作製されても
よい。水分散性粒剤および粒剤は、サイズ0.15mm
〜2.0mmをもつように製造され、そして種々の技術
によって製造することができる。一般に、これらの種類
の粒剤は、有効成分0.5〜90%w/wおよび添加
物、例えば安定剤、界面活性剤、徐放調節剤および結合
剤0〜20%w/wを含有するであろう。いわゆる「ド
ライフロアブル剤(dry flowables)」
は、比較的高濃度の有効成分をもつ比較的小さい粒剤か
らなる。乳剤原液は、通常、溶媒もしくは溶媒混合液に
加えて、有効成分1〜80%w/v、乳化剤2〜20%
w/vおよび他の添加物、例えば安定剤、浸透剤および
腐食防止剤0〜20%w/vを含有する。懸濁剤原液
は、通常は、安定な、非沈降性、流動性生成物を得るた
めに粉砕され、そして通常、有効成分5〜75%w/
v、分散剤0.5〜15%w/v、懸濁剤、例えば保護
コロイドおよびチキソトロープ剤0.1〜10%w/
v、他の添加物、例えば消泡剤、腐食防止剤、安定剤、
浸透剤および固着剤0〜10%w/v、および有効成分
が実質的に不溶である水もしくは有機液体を含有する;
沈降や晶出を防ぐのを助けるため、または水の凍結防止
剤として、ある種の有機固形物もしくは無機塩類が製剤
中に溶解されていてもよい。水性分散剤および乳剤、例
えば本発明により製剤化された製品を水で希釈すること
によって得られる組成物も、また本発明の範囲にはい
る。
【0075】本発明の化合物の保護活性の持続期間を増
強することにおいて、特に重要なことは、保護されるべ
き植物の環境中に有害生物防除化合物を徐々に放出させ
るであろうキャリヤーの使用である。
【0076】また、有効成分の生物活性は、噴霧希釈液
中にアジュバントを含むことによって増強することがで
きる。アジュバントは、ここでは、有効成分の生物活性
を増強できるが、それ自体有意には生物学的に活性では
ない物質として定義される。アジュバントは、助製剤化
剤(coformulant)もしくはキャリヤーとし
て製剤中に含まれても、また有効成分を含有する製剤と
一緒に噴霧タンク中に添加されてもよい。
【0077】商品としての組成物は、好ましくは、最終
使用者が、一般に希釈された組成物を使用するので、濃
厚形態において存在してもよい。組成物は、有効成分
0.001%までの濃度に希釈されてもよい。用量は、
通常、範囲0.01〜10kga.i./haである。
【0078】本発明による配合例は、次のとおりであ
る: 乳剤原液(EC) 有効成分 実施例5の化合物 30%(w/v) 乳化剤 Atlox(R)4856B/Atlox(R)4858B1) 5%(w/v) (アルキルアリールスルホン酸カルシウム、脂肪アルコール エトキシレートおよび軽質芳香族化合物(light aromatics) を含有する混合物/アルキルアリールスルホン酸カルシウム、 脂肪アルコールエトキシレートおよび軽質芳香族化合物を含 有する混合物) 溶媒 Shellsol(R)2) 1000mlまで (C9−C10芳香族炭化水素の混合物) 懸濁剤原液(SC) 有効成分 実施例5の化合物 50%(w/v) 分散剤 Soprophor(R)FL3) 3%(w/v) (リン酸ポリオキシエチレンポリアリールフェニルエーテル アミン塩) 消泡剤 Rhodorsil(R)4223) 0.2%(w/v) (ポリジメチルシロキサンの非イオン水性乳液) 構造剤 Kelzan(R)4) 0.2%(w/v) (キサンタンガム) 凍結防止剤 プロピレングリコール 5%(w/v) 殺菌剤 Proxel(R)5) 0.1%(w/v) (20%1,2−ベンイソチアゾリン−3−オン含有 ジプロピレングリコール水溶液) 水 1000mlまで 水和剤(WP) 有効成分 実施例7の化合物 60%(w/w) 湿潤剤 Atlox(R)49951) 2%(w/w) (ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 分散剤 Witcosperse(R)D−606) 3%(w/w) (縮合ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩および アルキルアリールポリオキシアセテ−トの混合物) キャリヤー/増量剤 カオリン 35%(w/w) 水分散性粒剤(WG) 有効成分 実施例7の化合物 50%(w/w) 分散/結合剤 Witcosperse(R)D−4506) 8%(w/w) (縮合ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩 およびスルホン酸アルキルの混合物) 湿潤剤 Morwet(R)EFW6) 2%(w/w) (ホルムアルデヒド縮合生成物) 消泡剤 Rhodorsil(R)EP67033) 1%(w/w) (カプセル化シリコン) 崩壊剤 Agrimer(R)ATF7) 2%(w/w) (N−ビニル−2−ピロリドンの架橋ホモポリマー) キャリヤー/増量剤 カオリン 35%(w/w)1) ICI Surfactants製、市販品2) Deutsche Shell AG製、市販品3) Rhoene−Poulenc製、市販品4) Kelco Co.製、市販品5) Zeneca製、市販品6) Witco製、市販品7) International Specialit
y Products製、市販品. 本発明の組成物は、他の活性物質と同時またはそれに連
続して、植物体もしくはそれらの環境に適用することが
できる。これらの他の活性物質は、肥料、微量要素を供
給する薬剤、または植物の成長に影響を与える他の製剤
のいずれであってもよい。しかしながら、また、それら
は、適当であれば製剤化の技術において慣用的に使用さ
れる他のキャリヤー物質、界面活性剤もしくは適用を促
進する他の添加物と一緒に、選択的除草剤、殺虫剤、殺
菌・殺カビ剤、殺バクテリア剤、殺線虫剤、殺藻剤、殺
軟体動物剤、殺鼠剤、殺ウイルス剤、植物中に耐性を誘
導する化合物、生物防除剤、例えばウイルス、バクテリ
ア、線虫類、真菌類および他の微生物、鳥および動物忌
避剤、および植物生長調節剤、またはこれら数種の製剤
の混合物であってもよい。
【0079】さらにまた、他の有害生物防除剤は、一般
式Iの化合物の有害生物防除活性の上で相乗効果をもつ
ことができる。
【0080】他の殺菌・殺カビ化合物は、例えば、ま
た、ウドンコカビ菌(Erysiphe)、サビ菌(
uccinia),セプトリア菌(Septori
)、イネバカナエ菌(Gibberella)および
ヘルミントスポリウム種の菌(Helminthosp
orium spp.)によって引き起こされるような
穀物(例えばコムギ)の病気、種子および土壌に発生す
る病気、ならびにブドウにおけるべと病およびうどんこ
病、ナス科作物における初期および末期焼枯れ、および
リンゴにおけるうどんこ病および黒星病などを防除でき
る化合物であってもよい。これらの殺菌・殺カビ剤の混
合物は、一般式Iの化合物単独よりも広い活性範囲をも
つことができる。さらにまた、他の殺菌・殺カビ剤は、
一般式Iの化合物の殺菌・殺カビ活性の上で相乗効果を
もつことができる。
【0081】他の殺菌・殺カビ化合物の例は、AC38
2042、アニラジン、アゾキシストロビン、ベナラキ
シル、ベノミル、ビナパクリル、ビテルタノール、ブラ
スチシジンS、ボルドー混液、ブロムコナゾール、ブピ
リメート、カプタフォル、カプタン、カルベンダジム、
カルボキシン、カルプロパミド、クロルベンズチアゾ
ン、クロロタロニル、クロゾリネート、銅含有化合物、
例えばオキシ塩化銅および硫酸銅、シクロヘキシミド、
シモキサニル、シポフラム、シプロコナゾール、シプロ
ジニル、ジクロフルアニド、ジクロン、ジクロラン、ジ
クロブトラゾール、ジクロシメット、ジクロメジン、ジ
エトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリ
ム、ジメチリモル、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジ
ノカップ、ジタリムホス、ジチアノン、ドデモルフ、ド
ジン、エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナ
ゾール、エチリモル、エトリジアゾール、ファモキサド
ン、フェナパニル、フェナミドン、フェナリモル、フェ
ンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フ
ェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモル
フ、フェンチン、フェンチンアセテート、フェンチンヒ
ドロキシド、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキ
ソニル、フルメトベル、フルキンコナゾール、フルシラ
ゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリア
フォル、フォルペット、フォセチル−アルミニウム、フ
ベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチ
ン、ヘキサコナゾール、IKF−916、イマザリル、
イミノクタジン、イプコナゾール、イプロジオン、イソ
プロチオラン、イプロバリカルブ、カスガマイシン、K
H−7281、キタジンP、クレソキシム−メチル、マ
ンコゼブ、マネブ、メパニピリム、メプロニル、メタラ
キシル、メトコナゾール、メトフロキサム、MON65
500、ミクロブタニル、ネオアソジン、ニッケルジメ
チルジチオカルバメート、ニトロタールイソプロピル、
ヌアリモル、オフレース、有機水銀化合物、オキサジキ
シル、オキシカルボキシン、ペンコナゾール、ペンシク
ロン、フェナジンオキシド、フタリド、ポリオキシン
D、ポリラム、プロベナゾール、プロクロラッツ、プロ
シミジオン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロ
ピネブ、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニ
ル、ピロキロン、ピロキシフル、キノメチオネート、キ
ノキシフェン、キントゼン、スピロキサミン、SSF−
126,SSF−129,ストレプトマイシン、硫黄、
テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラ
コナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオフ
ァネート−メチル、チラム、トルクロホスメチル、トリ
ルフルアニド、トリアジメフォン、トリアジメノール、
トリアズブチル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、
トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾ
ール、トリフォリン、トリチコナゾール、バリダマイシ
ンA、ビンクロゾリン、XRD−563,ザリラミド、
ジネブ、ジラムである。
【0082】その上、本発明による混合製剤(co−f
ormulations)は、少なくとも1種の式Iの
化合物、ならびに昆虫類、雑草類もしくは植物病を防除
したり、または植物において宿主耐性を誘導するのに適
当であるいずれか次の種類の生物防除剤、例えばウイル
ス、バクテリア、線虫類、真菌類、および他の微生物を
含有してもよい。そのような生物防除剤の例は、バチル
ス・チューリンジエンシス(Bacillus thu
ringiensis)、ベルチシリウム・レカニイ
Verticillium lecanii)、オー
トグラフィカ・カリホルニカ(Autographic
a californica)NPV、ビュウバリア・
バッシアナ(Beauvaria bassian
)、アンペロミセス・キスカリス(Ampelomy
ces quisqualis)、バチルス・ズブチリ
ス(Bacillus subtilis)、シュード
モナス・クロロラフィス(Pseudomonas c
hlororaphis)、シュードモナス・フルオレ
ッセンス(Pseudomonas fluoresc
ens)、ストレプトミセス・グリセオビリジス(St
reptomyces griseoviridis
およびトリコデルマ・ハルジアナム(Trichode
rma harzianum)である。
【0083】さらに、本発明による混合製剤は、少なく
とも1種の式Iの化合物、ならびに植物において全身的
獲得耐性を誘導する化学薬剤、例えばイソニコチン酸も
しくはその誘導体、2,2−ジクロロ−3,3−ジメチ
ルシクロプロパンカルボン酸またはBIONを含有して
もよい。
【0084】一般式Iの化合物は、種子伝染性、土壌伝
染性もしくは葉の真菌病に対する植物保護のために、
土、ピートもしくは他の発根培養土と混合することがで
きる。
【0085】さらに、なお本発明は、先に定義されたよ
うな一般式Iの化合物または先に定義されたような組成
物の、殺菌・殺カビ剤としての使用、ならびに、例え
ば、真菌類の感染を受けつつあるか既に受けている植物
体、そのような植物の種子、またはそのような植物が生
育しつつあるか生育されるべき培養土であってもよい場
所を、そのような化合物もしくは組成物を用いて処理す
ることを含む、ある場所において真菌類を防除する方法
を提供する。
【0086】本発明は、真菌類の感染に対する栽培植物
および観賞植物の保護において、広い応用性をもつ。保
護されうる典型的な栽培植物は、ブドウ、穀類作物、例
えばコムギおよびオオムギ、イネ、シュガービート、地
上部の果実、ピーナッツ、馬鈴薯、野菜類およびトマト
を含む。保護の持続期間は、通常は、選ばれる個々の化
合物、そしてまた、種々の外部因子、例えば気候に依存
し、これらの影響は、通常、適当な製剤の使用によって
軽減される。
【0087】次の実施例は、本発明をさらに具体的に説
明する。しかしながら、本発明が、以下に示される特定
の実施例のみに限定されないことを理解すべきである。
【0088】
【実施例】(例1) (2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−マロン酸ジ
エチルの製造 マロン酸ジエチル(0.49mol)を、水素化ナトリ
ウム(0.51mol)および1,4−ジオキサン(1
40ml)の混合液に、55〜60℃において2時間以
内に添加する。1,4−ジオキサン(50ml)および
マロン酸ジエチル(0.13mol)の混合液を添加す
る。混合液を、55℃で10分間撹拌し、そして臭化銅
(I)(0.05mol)を添加する。15分後、2−
ブロモ−1,3,5−トリフルオロ−ベンゼン(0.2
5mol)および1,4−ジオキサン(10ml)の混
合液を添加する。反応混合液を、100℃で15時間加
熱し、そして15℃に冷却する。塩酸(12N,35m
l)を、15〜20℃で徐々に添加する。沈殿を濾別す
る。濾液をジエチルエーテルで抽出する。有機相を分離
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過する。濾
液を減圧下で蒸発させて、生成物を得る。
【0089】(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)
−マロン酸ジエチルは、同様にして得られる。
【0090】(例2) 5,7−ジヒドロキシ−(2,4,6−トリフルオロ−
フェニル)−ピラゾロ[1,5α]ピリミジンの製造 3−アミノ−ピラゾール(0.06mol)、(2,
4,6−トリフルオロ−フェニル)−マロン酸ジエチル
(0.06mol,例1より得る)およびトリブチルア
ミン(30ml)の混合液を、175℃で4時間還流し
て加熱する。反応混合液を100℃に冷却する。水酸化
ナトリウム水溶液(10.3g/120mlH2O)を
添加し、そして反応混合液を30分間撹拌し、周囲温度
まで冷却する。有機相を分離し、水相をジエチルエーテ
ルで抽出する。水相を濃塩酸で酸性にする。沈殿を濾過
によって回収し、乾燥して、融点280℃をもつ淡黄色
生成物15.7g(93%)を得る。
【0091】(例3) 5,7−ジクロロ−(2,4,6−トリフルオロ−フェ
ニル)−ピラゾロ[1,5α]ピリミジンの製造 5,7−ジヒドロキシ−(2,4,6−トリフルオロ−
フェニル)−ピラゾロ[1,5α]ピリミジン(0.0
53mol,例2より得る)およびオキシ塩化リン(5
0ml)の混合液を、16時間還流して加熱し、そして
周囲温度まで冷却する。混合液を濾過し、そして過剰量
のオキシ塩化リンを溜去する。その残渣を、ジクロロメ
タンおよび水の混合液に注入する。有機相を分離し、硫
酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過する。濾液を真空濃
縮し、次いで、フラッシュクロマトグラフィー(ジエチ
ルエーテル/石油エーテル1:2v/v)によって精製
して、融点136−138℃をもつベージュ色結晶2.
4gを得る。
【0092】(例4) [5−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェ
ニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イ
ル]−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミン
の製造 2,2,2−トリフルオロエチルアミン(10ml)お
よび5,7−ジクロロ−(2,4,6−トリフルオロ−
フェニル)−ピラゾロ[1,5α]ピリミジン(3.0
mmol)の混合液を、周囲温度で3日間撹拌する。続
いて、反応混合液を、ジクロロメタンおよび塩酸水溶液
(5%)の混合液で処理する。有機相を分離し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過する。濾液を減圧下
で蒸発して、融点138℃をもつ黄色味粉末0.2gを
得る。
【0093】(例5−20)次の例(表I;構造および
融点)は、例4と同様にして合成される。
【0094】
【表1】
【0095】(例21) 5−クロロ−7−n−ヘキシル−6−(2,4,6−ト
リフルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリ
ミジンの製造 ヨウ化銅(5mmol)を、不活性ガス雰囲気下でTH
F(25ml)中に懸濁する。懸濁液を−70℃に冷却
し、そしてn−ヘキシルリチウム(5ml,ヘキサン中
2M)を注射器で添加する。混合液を45分間撹拌し、
そして5,7−ジクロロ−6−(2,4,6−トリフル
オロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン
(5mmol,例3より得る)を、THF(10ml)
中溶液として添加する。反応混合液を−70℃で15分
間撹拌する。次いで、反応混合液を、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液/濃アンモニア(9:1)混合液で反応停止
する。2相混合液を分離する。有機相からオイルを単離
し、これをクロマトグラフィー精製にかけて、結晶性残
渣としての生成物を得る。
【0096】(例22−34)次の例(表II;構造お
よび融点)は、例21と同様にして合成される。
【0097】
【表2】
【0098】生物学的研究 ピリクラリア・オリゼを用いる段階希釈試験における試
験化合物による最小発育阻止濃度の測定 菌糸成長の全阻止を引き起こす、生育培地における有効
成分の最低濃度を示すMIC(inimum nh
ibitory oncentration)値を、
1プレート当たり24もしくは48ウェルをもつミクロ
タイタープレートを用いる段階希釈試験によって測定す
る。栄養溶液中の試験化合物の希釈およびウェルへの分
配は、TECAN RSP 5000 Robotic
Sample Processorによって実施され
る。次の試験化合物濃度を使用する:0.05,0.1
0,0.20,0.39,0.78,1.56,3.1
3,6.25,12.50,25.00,50.00お
よび100.00μg/ml.栄養溶液の調製では、V
8野菜ジュース(333ml)を、炭酸カルシウム
(4.95g)と混合し、遠心分離し、上澄液(200
ml)を、水(800ml)で希釈し、そして121℃
で30分間オートクレーブ滅菌する。
【0099】ピリクラリア・オリゼの種菌を、真菌類の
寒天培養の胞子懸濁液(50μl;5x105/ml)
かまたは寒天切片(6mm)としてウェル中に添加す
る。
【0100】適当な温度(18〜25℃)において6〜
12日培養の後、MIC値をプレートの肉眼観察によっ
て決定する(表III;n.t.=未試験)。
【0101】
【表3】
【0102】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0103】1. 一般式Iの化合物、
【0104】
【化12】
【0105】[式中、Xは、O,S,NR2もしくは単
結合を表し;R1は、場合によっては置換されるアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロア
ルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、
ビシクロアルキルもしくは複素環式基を表し;R2は、
水素原子か、または場合によっては置換されるアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロア
ルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、
ビシクロアルキルもしくは複素環式基を表すか、あるい
はR1およびR2は、中間の窒素原子と一緒になって、場
合によっては置換される複素環式環を表し;mは、0も
しくは整数1〜4であり;Lは、各々独立して、ハロゲ
ン原子か、またはアルキル、アルコキシもしくはニトロ
基を表し、そしてHalは、ハロゲン原子を表す]。
【0106】2. XがNR2を表す、第1項記載の化
合物。
【0107】3. R1が、直鎖もしくは分枝C1−C6
−アルキル、C1−C6−ハロアルキルまたは直鎖もしく
は分枝C2−C6−アルケニル基を表し、そしてR2が、
水素原子もしくはC1−C6−アルキル基を表すか、ある
いはR1およびR2が、中間の窒素原子と一緒になって、
場合によっては1もしくは2個のC1−C6−アルキル基
により置換されている炭素原子5もしくは6個をもつ複
素環式環を表す、第2項記載の化合物。
【0108】4. R2が水素原子を表す、第2項記載
の化合物。
【0109】5. R1およびR2が、中間の窒素原子と
一緒になって、4−メチルピペリジン−1−イル、2−
メチルピペリジン−1−イル、5,6−ジヒドロ−2H
−ピリジン−1−イル、2−エチルピペリジン−1−イ
ルおよびアゼピン−1−イルから選ばれる複素環式環を
表す、第3項記載の化合物。
【0110】6. mが1,2もしくは3であり、そし
て少なくとも1つのL基が、ピラゾロピリミジル部分の
結合点に関してオルト位において結合されている、第1
項記載の化合物。
【0111】7.
【0112】
【化13】
【0113】[式中、L1はフッ素原子を表し、L2は水
素もしくはフッ素原子を表し、L3は、水素もしくはフ
ッ素原子またはメトキシ基を表し、そしてL4は、水
素、フッ素もしくは塩素原子を表す]を表す、第6項記
載の化合物。
【0114】8. 次の式Iの化合物:[5−クロロ−
6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−7−
(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−1,2,4]
トリアゾロ[1,5−α]ピリミジン、[5−クロロ−
6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾ
ロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−(2,2,
2−トリフルオロ−エチル)−アミン、[5−クロロ−
6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾ
ロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−シクロペン
チル−アミン、[5−クロロ−6−(2,4,6−トリ
フルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミ
ジン−7−イル]−(1,1,1−トリフルオロ−プロ
プ−2−イル)−アミン、[5−クロロ−6−(2,
4,6−トリフルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5
−α]ピリミジン−7−イル]−ジエチル−アミン、
[5−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェ
ニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イ
ル]−イソプロピル−アミン、sec−ブチル−[5−
クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)
−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−ア
ミン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−[5
−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニ
ル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]
−アミン、[5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フル
オロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン
−7−イル]−シクロペンチル−アミン、[5−クロロ
−6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−7−
(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−1,2,4]
トリアゾロ[1,5−α]ピリミジン、[5−クロロ−
6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−ピラゾ
ロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−(2,2,
2−トリフルオロ−エチル)−アミン、[5−クロロ−
6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−ピラゾ
ロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−(1,1,
1−トリフルオロ−プロプ−2−イル)−アミン、[5
−クロロ−6−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニ
ル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジン−7−イル]
−ジエチル−アミン、[5−クロロ−6−(2−クロロ
−6−フルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]
ピリミジン−7−イル]−イソプロピル−アミン、se
c−ブチル−[5−クロロ−6−(2−クロロ−6−フ
ルオロ−フェニル)−ピラゾロ[1,5−α]ピリミジ
ン−7−イル]−アミン、[5−クロロ−6−(2,6
−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−ピラゾロ
[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−(1,1,1
−トリフルオロ−プロプ−2−イル)−アミン、ビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−[5−クロロ−6
−(2−クロロ−6−フルオロ−フェニル)−ピラゾロ
[1,5−α]ピリミジン−7−イル]−アミン。
【0115】9. 第1項において定義されたような式
Iの化合物の製造方法であって、一般式II
【0116】
【化14】
【0117】[式中、L、mおよびHalは、第1項に
おいて定義されたとおりである]の化合物を、一般式I
II R1−X−M (III) [式中、R1およびXは、第1項において定義されたと
おりであり、Mは、水素原子か、または遊離もしくは錯
体金属原子を表す]のアルコール、アミンもしくはチオ
ールと処理して、式Iの化合物を製造することを含む、
方法。
【0118】10. 式IIの化合物、
【0119】
【化15】
【0120】[式中、L、mおよびHalは、第9項に
おいて定義されたとおりである]。
【0121】11. キャリヤーおよび、有効成分とし
て、第1項において定義されたような式Iの少なくとも
1種の化合物を含有する殺菌・殺カビ組成物。
【0122】12. 第1項において定義されたような
式Iの化合物を用いて、場所を処理することを含む、あ
る場所における真菌類を防除する方法。
【0123】13. 第1項において定義されたような
式Iの化合物を用いて、場所を処理することを含む、あ
る場所におけるイネいもち病の原因菌であるピリクラリ
ア・オリゼを防除する方法。
【0124】14. 第1項において定義されたような
式Iの化合物の、殺菌・殺カビ剤としての使用。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、Xは、O,S,NR2もしくは単結合を表し;
    1は、場合によっては置換されるアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、アルカジエニル、ハロアルキル、アリ
    ール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ビシクロアル
    キルもしくは複素環式基を表し;R2は、水素原子か、
    または場合によっては置換されるアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、アルカジエニル、ハロアルキル、アリ
    ール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ビシクロアル
    キルもしくは複素環式基を表すか、あるいはR1および
    2は、中間の窒素原子と一緒になって、場合によって
    は置換される複素環式環を表し;mは、0もしくは整数
    1〜4であり;Lは、各々独立して、ハロゲン原子か、
    またはアルキル、アルコキシもしくはニトロ基を表し、
    そしてHalは、ハロゲン原子を表す]の化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1において定義されたような式I
    の化合物の製造方法であって、一般式II 【化2】 [式中、L、mおよびHalは、請求項1において定義
    されたとおりである]の化合物を、一般式III R1−X−M (III) [式中、R1およびXは、請求項1において定義された
    とおりであり、Mは、水素原子か、または遊離もしくは
    錯体金属原子を表す]のアルコール、アミンもしくはチ
    オールと処理して、式Iの化合物を製造することを含
    む、方法。
  3. 【請求項3】 式II 【化3】 [式中、L、mおよびHalは、請求項2において定義
    されたとおりである]の化合物。
  4. 【請求項4】 キャリヤーおよび、有効成分として、請
    求項1において定義されたような式Iの少なくとも1種
    の化合物を含有する殺菌・殺カビ組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1において定義されたような式I
    の化合物を用いて、場所を処理することを含む、ある場
    所における真菌類を防除する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において定義されたような式I
    の化合物を用いて、場所を処理することを含む、ある場
    所におけるイネいもち病の原因菌であるピリクラリア・
    オリゼを防除する方法。
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