JPH11322750A - 殺菌・殺カビ性トリフルオロフェニル―トリアゾロピリミジン - Google Patents

殺菌・殺カビ性トリフルオロフェニル―トリアゾロピリミジン

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JPH11322750A
JPH11322750A JP11073820A JP7382099A JPH11322750A JP H11322750 A JPH11322750 A JP H11322750A JP 11073820 A JP11073820 A JP 11073820A JP 7382099 A JP7382099 A JP 7382099A JP H11322750 A JPH11322750 A JP H11322750A
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JP
Japan
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trifluorophenyl
formula
compound
triazolo
pyrimidine
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Application number
JP11073820A
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English (en)
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Klaus-Jurgen Pees
クラウス−ユルゲン・ペース
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Wyeth Holdings LLC
Original Assignee
American Cyanamid Co
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Publication date
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Publication of JPH11322750A publication Critical patent/JPH11322750A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/62Halogen-containing esters
    • C07C69/65Halogen-containing esters of unsaturated acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規な殺菌・殺カビ性化合物の提供。 【解決手段】 下記式(I): [式中、R1及びR2はそれぞれ独立して水素原子又は場
合により置換されていることができるアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロアルキル、ア
リール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ビシクロア
ルキル又は複素環式基を示すかあるいはR1及びR2は介
在する窒素原子と一緒になって場合により置換されてい
ることができる複素環式もしくは複素2環式環を示し、
Halはハロゲン原子を示す]で表される新規な化合
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明はある種のトリアゾロピリミジン
化合物、その製造法、そのような化合物を含有する組成
物、そのような化合物である場所を処理することを含む
その場所における菌・カビを防除するための方法ならび
に殺菌・殺カビ剤としてのその利用に関する。
【0002】EP−A−0071792は一般式
【0003】
【化6】 [式中、R1はそれぞれ場合によりハロゲンもしくはア
ルコキシにより置換されていることができるアルキル、
ハロゲン、アルコキシ、シアノ、シクロアルキル、アリ
ール、アリールオキシ、アリールチオ、アラルキル、ア
リールチオ、アリールアルキル、アリールアルキルオキ
シ又はアリールアルキルチオを示すか;あるいは
(R1nはフェニル環と縮合しているベンゼン、インダ
ン又はテトラヒドロナフタレン環を示し、上記の基の芳
香族部分は場合によりアルキル、アルコキシ、ハロゲン
もしくはシアノにより置換されていることができ;nは
1又は2であり;R2及びR3はそれぞれ水素、アルキル
又はアリールであり、Aは窒素原子又はCR4基を示
し、R4はR2と同じであるがハロゲン、シアノもしくは
アルコキシカルボニルであることもできるかあるいはR
3と一緒になって最高2つの二重結合を含有するアルキ
レン鎖を形成することができる]の化合物を特許請求し
ている。該化合物は種々の植物病原性菌・カビ、特に藻
菌類の菌・カビに対して活性であると言われている。し
かし殺菌・殺カビ活性の証拠はこれらの化合物に関し、
卵菌類のメンバーの菌・カビであるプラスモパラ・ビチ
コラ(Plasmopara viticola)に対
して示されているのみである。
【0004】米国特許第5,593,996号は一般式
【0005】
【化7】 [式中、R1は場合により置換されていることができる
アルキル、アルケニル、アルカジエニル、シクロアルキ
ル、ビシクロアルキル又は複素環式基を示し;R 2は水
素原子又はアルキル基を示すか;あるいはR1及びR2
介在する窒素原子と一緒になって場合により置換されて
いることができる複素環式環を示し;R3は場合により
置換されていることができるアリール基を示し;R4
水素もしくはハロゲン原子又は基−NR56を示し、こ
こでR5は水素原子又はアミノ、アルキル、シクロアル
キル又はビシクロアルキル基を示し、R6は水素原子又
はアルキル基を示す]の化合物を包含している。かくし
てR3がトリフルオロフェニル基である化合物はこの出
願により一般的に包含される。これらの化合物は子嚢菌
類のメンバーである菌・カビ、例えばベンチュリア・イ
ナエクアリス(Venturia inaequali
s)及びヒホモケス類(hyphomycetes)の
メンバーである菌・カビ、例えばアルテルナリア・ソラ
ニ(Alternaria solani)及びボツリ
チス・シネレア(Botrytis cinerea)
に対して活性であると言われている。しかしR3が2,
3,6−トリフルオロフェニル基である化合物は全く開
示されていない。
【0006】
【発明の概略】本発明は式I
【0007】
【化8】 [式中、R1及びR2はそれぞれ独立して水素原子又は場
合により置換されていることができるアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロアルキル、ア
リール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ビシクロア
ルキル又は複素環式基を示すかあるいはR1及びR2は介
在する窒素原子と一緒になって場合により置換されてい
ることができる複素環式もしくは複素2環式環を示し、
Halはハロゲン原子を示す]の化合物を提供し、新規
な化合物は種々の作物における優れた殺菌・殺カビ活性
を示す。
【0008】本発明の目的は新規な殺菌・殺カビ性化合
物を提供することである。
【0009】殺菌・殺カビ的に有効量の新規な化合物を
該植物と接触させることにより望ましくない菌・カビを
抑制するための方法を提供することも本発明の目的であ
る。
【0010】本発明の他の目的は、活性成分として新規
な化合物を含有する選択的殺菌・殺カビ性組成物を提供
することである。
【0011】本発明のこれら及び他の目的ならびに特徴
は、下記に示す詳細な記載ならびに添付の特許請求の範
囲からもっと明らかになるであろう。
【0012】
【好ましい実施態様の詳細な記載】驚くべきことに、式
【0013】
【化9】 [式中、R1、R2及びHalは式Iに関する上記で示し
た意味を有する]の化合物が広範囲の菌・カビに対して
優れた殺菌・殺カビ活性を示すことが見いだされた。
【0014】特にことわりがなければ、本明細書で用い
られる場合一般にハロゲン原子という用語は臭素、ヨウ
素、塩素又はフッ素原子を示すことができ、特に臭素、
塩素又はフッ素原子であり、特別には塩素原子である。
【0015】Halは好ましくはフッ素、塩素、臭素又
はヨウ素原子、特に塩素原子を示す。
【0016】場合により置換されていることができる部
分は非置換であるかあるいは1〜可能最大数の置換基を
有していることができる。典型的に0〜2個の置換基が
存在する。
【0017】本明細書で特にことわりがなければ一般
に、基もしくは部分に関して本明細書で用いられるアル
キル、アルケニル、アルキニル、アルカジエニルという
用語は直鎖状もしくは分枝鎖状基もしくは部分を言う。
一般にそのような基は最高10個、特に最高6個の炭素
原子を有する。適切には、アルキル部分は1〜6個の炭
素原子を有する。適切には、アルケニル部分は2〜6個
の炭素原子を有する。好ましいアルケニル部分はアリル
又は特に2−メチルアリル基である。
【0018】本明細書で特にことわりがなければ、基も
しくは部分に関して本明細書で用いられる場合、アリー
ルという用語は6、10もしくは14個の炭素原子、好
ましくは6もしくは10個の炭素原子を有するアリール
基、特にフェニルを言い、場合により1つもしくはそれ
以上のハロゲン原子、ニトロ、シアノ、アルキル、好ま
しくはC1-6アルキル、アルコキシ、好ましくはC1-6
ルコキシにより置換されていることができる。ヘテロア
リールはアリール環中の少なくとも1つの原子が窒素、
酸素又は硫黄であるアリール部分を言う。
【0019】基もしくは部分に関して本明細書で用いら
れる場合、シクロアルキルという用語は、3〜8個の炭
素原子、好ましくは5〜7個の炭素原子を有するシクロ
アルキル基、特に場合により1つもしくはそれ以上のハ
ロゲン原子、ニトロ、シアノ、アルキル、好ましくはC
1-6アルキル、アルコキシ、好ましくはC1-6アルコキシ
により置換されていることができるシクロヘキシルを言
う。
【0020】基もしくは部分に関して本明細書で用いら
れる場合、ビシクロアルキルという用語は、5〜10個
の炭素原子、好ましくは6〜9個の炭素原子を有するビ
シクロアルキル基、特に場合により1つもしくはそれ以
上のハロゲン原子、ニトロ、シアノ、アルキル、好まし
くはC1-6アルキル、アルコキシ、好ましくはC1-6アル
コキシにより置換されていることができるビシクロ
[2.2.1]ヘプタニル又はビシクロ[2.2.2]
オクタニル基を言う。
【0021】基もしくは部分に関して本明細書で用いら
れる場合、複素環式という用語は、炭素、窒素、酸素及
び硫黄から選ばれる5もしくは6個の環原子を有し、そ
の少なくとも1つが窒素、酸素もしくは硫黄であり、場
合により1つもしくはそれ以上のハロゲン原子、ニト
ロ、シアノ、アルキル、好ましくはC1-6アルキル、ア
ルコキシ、好ましくはC1-6アルコキシにより置換され
ていることができる飽和複素環式基、特にピロロジニ
ル、ピラゾリジン、ピペリジニル、ピペラジニル、モル
ホリン−4−イル又はチオモルホリン−4−イルを言
う。
【0022】本発明は特に、直鎖状もしくは分枝鎖状で
あることができる基R1もしくはR2のいずれのアルキル
部分も最高10個の炭素原子、好ましくは最高9個の炭
素原子、より好ましくは最高6個の炭素原子を含有し、
置換基R1もしくはR2のいずれのアルケニルもしくはア
ルキニル部分も最高10個の炭素原子、好ましくは最高
9個の炭素原子、より好ましくは最高6個の炭素原子を
含有し、置換基R1もしくはR2のいずれのシクロアルキ
ル部分も3〜10個の炭素原子、好ましくは3〜8個の
炭素原子、より好ましくは3〜6個の炭素原子を含有
し、置換基R1もしくはR2のいずれのアリール基も6、
10もしくは14個の炭素原子、好ましくは6もしくは
10個の炭素原子を含有し、それぞれの場合により置換
されていることができる基は独立して1つもしくはそれ
以上のハロゲン原子又はニトロ、シアノ、ヒドロキシ、
アルキル、好ましくはC1-6アルキル、シクロアルキ
ル、好ましくはC3-6シクロアルキル、シクロアルケニ
ル、好ましくはC3-6シクロアルケニル、ハロアルキ
ル、好ましくはC1-6ハロアルキル、ハロシクロアルキ
ル、好ましくはC3-6ハロシクロアルキル、アルコキ
シ、好ましくはC1-6アルコキシ、ハロアルコキシ、好
ましくはC1-6ハロアルコキシ、トリアルキルシリル、
好ましくはトリ−C1-4アルキルシリル、フェニル、ハ
ロ−もしくはジハロ−フェニル又はピリジル基により置
換されている一般式Iの化合物に関する。いずれのアル
キル、アルケニル又はアルキニル基も直鎖状もしくは分
枝鎖状であることができる。4−〜6−員複素環式基
は、硫黄、窒素及び酸素、好ましくは酸素から選ばれる
1つもしくはそれ以上の複素原子により中断されている
4〜6個の環原子を有するいずれの複素環式基であるこ
ともできる。ハロゲン原子は好適にはフッ素、塩素又は
臭素原子を示す。
【0023】本発明は、R1が直鎖状もしくは分枝鎖状
1-10アルキル、特に分枝鎖状C3-1 0アルキル基、C
3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル−C1-6アル
キル、C 1-10アルコキシ−C1-8アルキル、C2-10アル
ケニル、特にC3-6アルク−2−エニル基あるいは場合
により1〜3個のハロゲン原子又はC1-10アルキルもし
くはC1-10アルコキシ基で置換されていることができる
フェニル基を示す式Iの化合物にも関する。
【0024】本発明は特にR2が水素原子又はC1-10
ルキル基、特に水素原子を示す式Iの化合物に関する。
【0025】R1が場合により置換されていることがで
きるC3-8シクロアルキル基、好ましくはシクロプロピ
ル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基である場合、
2は好ましくは水素原子を示す。
【0026】R1がC3-6アルク−2−エニル基、好まし
くはアリルもしくは2−メチルアリル基である場合、R
2は好ましくは水素原子又はC1-3アルキル基を示す。
【0027】本発明はさらに、R1及びR2が介在する窒
素原子と一緒になって場合により置換されていることが
できる複素環式環、好ましくは1つのCH2基がO又は
Sにより置き換えられていることができ、場合により置
換されていることができるC 3-7複素環式環、特に場合
により1つもしくはそれ以上のC1-10アルキル、特にメ
チル基により置換されていることができるピロリジン、
ピペリジン、テトラヒドロピリジン、特に1,2,3,
6−テトラヒドロピリジン、モルホリン、チオモルホリ
ン、アゼパン又はアゾカン環を形成している式Iの化合
物に関する。
【0028】キラル中心を有する式Iの化合物の(R)
及び(S)異性体及びアトロプ異性体及びそれらのラセ
ミ体ならびに塩、N−オキシド及び酸付加化合物は本発
明の範囲内に含まれる。
【0029】式Iに従う化合物は油、ゴム又は主に結晶
性固体材料を含む。それらは価値のあるその殺菌・殺カ
ビ性、特に既知の殺菌・殺カビ性化合物と比較して強化
された浸透性ならびに米の病気及びうどんこ病に対する
強化された菌・カビ毒性の故に特に有用である。例えば
それらを農業もしくは関連分野において植物病原性菌・
カビ、例えばアルテルナリア・ソラニ、ボツリチス・シ
ネレア、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospor
a beticola)、クラドスポリウム・ヘルバル
ム(Cladosporium herbarum)、
コルチシウム・ロルフシ(Corticium rol
fsii)、エリシフェ・グラミニス(Erysiph
e graminis)、グイグナルジア・ビドウェリ
イ(Guignardia bidwellii)、ヘ
ルミントスポリウム・トリチシ・レペンチス(Helm
inthosporium tritici repe
ntis)、レプトスファエリア・ノドルム(Lept
osphaeria nodorum)、マグナポルテ
・グリセア f.sp.オリザエ(Magnaport
he grisea f.sp.oryzae)、ミク
ロネクトリエラ・ニバリス(Micronectrie
lla nivalis)、モニリニア・フルクチゲナ
(Monilinia fructigena)、ミコ
スファエレラ・リグリコラ(Mycosphaerel
la ligulicola)、ミコスファエレラ・ピ
ノデス(Mycosphaerella pinode
s)、フォモプシス・ビチコラ(Phomopsis
viticola)、シュードペジザ・トラケイフィラ
(Pseudopeziza tracheiphil
a)、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytop
hthora infestans)、プクシニア・レ
コンジタ(Puccinia recondita)、
ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora te
res)、ピリクラリア・グリセア f.sp.オリザ
エ(Pyricularia grisea f.s
p.oryzae)、リゾクトニア・ソラニ(Rhiz
octonia solani)、ベンチュリア・イナ
エクアリス、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula
necator)及びスクレロチニア・スクレロチオ
ルム(Sclerotinia sclerotior
um)の抑制に、特にアルテルナリア・ソラニ、ボツリ
チス・シネレア及びリゾクトニア・ソラニの抑制に用い
ることができる。本発明に従う一般式Iの化合物は広い
濃度範囲内において高い殺菌・殺カビ活性を有し、困難
なく農業において用いることができる。
【0030】さらに、本発明の化合物は通常の殺菌・殺
カビ剤と比較して強化された菌・カビ、特にぶどうのう
どんこ病の残留抑制を示す。
【0031】Halが塩素原子を示し、R2が水素原子
又はC1-3アルキル基を示す式Iで定義した化合物を用
い、植物病原性菌・カビの抑制の点における良い結果が
得られる。
【0032】例えば以下の式Iの化合物を用いることに
より、植物病原性菌・カビの抑制の点における特に良い
結果が得られる:5−クロロ−7−(N−エチル−N−
2−メチルアリルアミノ)−6−(2,3,6−トリフ
ルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5
−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(アゾカン−1−
イル)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、
5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)
−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−ク
ロロ−7−(チオモルホリン−4−イル)−6−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−
(アゼパン−1−イル)−6−(2,3,6−トリフル
オロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−(ピペリジン−1−イル)−6−(2,3,6−
トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(2,4
−ジメチルピペリジン−1−イル)−6−(2,3,6
−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−
1,2,2−トリメチルプロピルアミノ)−6−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−
(N−シクロペンチルアミノ)−6−(2,3,6−ト
リフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(2−メ
チルピペリジン−1−イル)−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(3−メチルピ
ペリジン−1−イル)−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−シクロヘキシ
ルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミ
ジン、5−クロロ−7−(N−シクロヘプチルアミノ)
−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−ク
ロロ−7−(N−アリル−N−エチルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−(N−3−クロロプロピル−N−メチルアミノ)
−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−ク
ロロ−7−(N−2−メチルプロピルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)−6
−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−(2−メチルピロリジン−1−イル)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−[N−(2,2−ジクロロシクロプロピル)−メ
チル−N−メチルアミノ]−6−(2,3,6−トリフ
ルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5
−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−ブト−2−
イルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミ
ジン、5−クロロ−7−(N−シクロプロピルメチル−
N−プロピルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−メチル−N−
2−メチルプロピルアミノ)−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−ブチル−
N−エチルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロ
フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
ピリミジン、5−クロロ−7−(N,N−ジ−エチルア
ミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、
5−クロロ−7−(N−イソプロピルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)−6
−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ
−7−(N−シクロプロピルアミノ)−6−(2,3,
6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−
シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−(2,3,
6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(1,
4−ジアゼパン−1−イル)−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、5−クロロ−7−(N−アリル−
N−ヘキシルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン、5−クロロ−7−[4−(1−ホルミ
ルアミノ−2,2,2−トリクロロエチル)−ピペラジ
ン−1−イル]−6−(2,3,6−トリフルオロフェ
ニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリ
ミジン、5−クロロ−7−(N−アリル−N−シクロペ
ンチルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェ
ニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリ
ミジン。
【0033】本発明はさらに、上記で定義した式Iの化
合物の製造法を提供し、その方法は式II
【0034】
【化10】 [式中、Halは式Iに関して定義した通りである]の
化合物を式III
【0035】
【化11】 [式中、R1及びR2は式Iに関して定義した通りであ
る]のアミンと反応させて式Iの化合物を製造すること
を含む。
【0036】式IIの化合物は新規であり、例えばEP
0 770 615に従って既知の方法により、3−
アミノ−1,2,4−トリアゾールを式IV
【0037】
【化12】 [式中、Rはアルキル、好ましくはC1-6アルキル、特
にメチル又はエチルを示す]の2−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−置換マロン酸エステルと、アルカ
リ性条件下に、好ましくは例えばトリ−n−ブチルアミ
ンなどの高沸点第3級アミンを用いて反応させることに
より製造することができる。
【0038】得られる5,7−ジヒドロキシ−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−トリアゾロピ
リミジンを続いてハロゲン化剤、好ましくはオキシ臭化
リン又はオキシ塩化リンなどの臭素化剤又は塩素化剤を
用い、ニートで(neat)か又は溶媒の存在下で処理
する。反応は0℃〜150℃の範囲内の温度で好適に行
われ、好ましい反応温度は80℃〜125℃である。
【0039】式IVのマロン酸エステルは塩基、特にナ
トリウムエトキシドなどのアルカリアルコキシドの存在
下で商業的に入手可能な2,3,6−トリフルオロ安息
香酸アルキル、特に2,3,6−トリフルオロフェニル
酢酸エチルをジアルキルカルボキシレート、特にジエチ
ルカルボキシレートを用いて処理することにより製造す
ることができる。
【0040】従って本発明は式IIの新規な中間体、特
に5,7−ジクロロ−6−(2,3,6−トリフルオロ
フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
ピリミジン、式IVのマロン酸エステルならびに新規な
5,7−ジヒドロキシ−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジンに関する。
【0041】式IIの5,7−ジハロ−6−(2,3,
6−トリフルオロフェニル)−トリアゾロピリミジンと
式IIIのアミンの間の反応は好ましくは溶媒の存在下
で行われる。適した溶媒にはエーテル類、例えばジオキ
サン、ジエチルエーテル及び特にテトラヒドロフラン、
ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタンならびに芳
香族炭化水素、例えばトルエンが含まれる。反応は0℃
〜70℃の範囲内の温度で好適に行われ、好ましい反応
温度は10℃〜35℃である。塩基の存在下で反応を行
うのも好ましい。適した塩基には第3級アミン類、例え
ばトリエチルアミンならびに無機塩基、例えば炭酸カリ
ウム又は炭酸ナトリウムが含まれる。代わりに過剰の式
IIIの化合物が塩基として働くことができる。
【0042】優れた活性の故に、式Iの化合物を病原性
菌・カビによる感染が望ましくないすべての植物、例え
ば穀類、ナス科作物、野菜、豆類、リンゴ、ぶどうの栽
培において用いることができる。
【0043】本発明は少なくとも1種の上記で定義した
式Iの化合物である活性成分ならびに1種もしくはそれ
以上の担体を含む殺菌・殺カビ性組成物を包含する。そ
のような組成物の調製の方法も提供し、それは上記で定
義した式Iの化合物を担体と一緒にすることを含む。そ
のような組成物は本発明の単一の活性成分又は数種の活
性成分の混合物を含有していることができる。異なる異
性体又は異性体の混合物が異なる活性の程度又は範囲を
有し得るとも思われ、かくして組成物は個別の異性体又
は異性体の混合物を含んでいることができる。
【0044】本発明の組成物は好ましくは0.5重量%
(w/w)〜95重量%の活性成分を含有する。
【0045】本発明の組成物中の担体は、例えば植物、
種子、土壌又はその中で植物が生育する水であり得る処
理されるべき場所への適用を容易にするためあるいは保
存、輸送又は取り扱いを容易にするために活性成分をそ
れと共に調製するいずれかの材料である。担体は固体又
は液体であることができ、通常は気体であるが圧縮され
て液体を形成している材料も含まれる。
【0046】組成物は十分に確立された方法により、例
えば乳剤又は濃厚乳剤、溶液、水中油型乳剤、湿潤性粉
剤、可溶性粉剤、濃厚懸濁剤、微粉剤、粒剤、水分散性
粒剤、マイクロカプセル、ゲル、エアゾール、錠剤及び
他の調剤の型に作ることができる。これらの方法は活性
成分を他の物質、例えば充填剤、溶媒、固体担体、界面
活性化合物(界面活性剤)ならびに場合により固体及び
/又は液体助剤及び/又は添加剤と一緒に強力に混合及
び/又は摩砕することを含む。スプレー噴霧、噴霧、分
散又は注出(pouring)などの適用形態は組成物
と同様に、所望の目的及び与えられる状況に従って選ぶ
ことができる。
【0047】溶媒は芳香族炭化水素、例えばSolve
ssoR200、置換ナフタレン類、フタル酸エステ
ル、例えばフタル酸ジブチルもしくはジオクチル、脂肪
族炭化水素、例えばシクロヘキサンもしくはパラフィン
類、アルコール類及びグリコール類ならびにそれらのエ
ーテル類及びエステル類、例えばエタノール、エチレン
グリコールモノ−及びジメチルエーテル、ケトン類、例
えばシクロヘキサノン、強い極性溶媒、例えばN−メチ
ル−2−ピロリドン又はγ−ブチロラクトン、高級アル
キルピロリドン、例えばn−オクチルピロリドン又はシ
クロヘキシルプロリドン、エポキシ化植物油エステル、
例えばメチル化ココナツもしくは大豆油エステルならび
に水であることができる。種々の液の混合物が多くの場
合に適している。
【0048】微粉剤、湿潤性粉剤、水分散性粒剤又は粒
剤のために用いることができる固体担体は無機充填剤、
例えば方解石、タルク、カオリン、モントモリロナイト
又はアタパルジャイトであることができる。高分散シリ
カゲル又はポリマーの添加により物理的性質を改良する
ことができる。粒剤のための担体は多孔質材料、例えば
軽石、カオリン、セピオライト、ベントナイトであるこ
とができ;非−収着性担体は方解石又は砂であることが
できる。さらに、多数の予備−粒状化無機もしくは有機
材料、例えばドロマイト又は粉砕された植物残留物を用
いることができる。
【0049】有害生物防除性組成物は多くの場合、濃厚
形態で調製され、輸送され、続いてそれは適用前に使用
者によって希釈される。界面活性剤である担体が少量存
在すると、それはこの希釈のプロセスを容易にする。か
くして好ましくは本発明の組成物中の少なくとも1種の
担体は界面活性剤である。例えば組成物は2種もしくは
それ以上の担体を含有することができ、その少なくとも
1種が界面活性剤である。
【0050】界面活性剤は優れた分散、乳化及び湿潤性
を有する非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両イ
オン性界面活性剤ならびにそれらの混合物であることが
できる。
【0051】湿潤性粉剤は好適には5〜90%w/wの
活性成分ならびにさらに固体不活性担体、3〜10%w
/wの分散及び湿潤剤ならびに必要なら0〜10%w/
wの安定剤及び/又は他の添加剤、例えば浸透剤又は粘
着剤を含有することができる。微粉剤は、湿潤性粉剤の
組成と類似の組成を有するが、分散剤を含まない濃厚微
粉剤として調製することができ、現地でさらなる固体担
体で希釈して通常0.5〜10%w/wの活性成分を含
有する組成物を与えることができる。水分散性粒剤及び
粒剤は0.15mm〜2.0mmの寸法を有しているこ
とができ、多様な方法により作ることができる。一般に
これらの型の粒剤は0.5〜90%w/wの活性成分及
び0〜20%w/wの添加剤、例えば安定剤、界面活性
剤、遅延放出改質剤及び結合剤を含有する。本発明の濃
厚乳剤は好適には溶媒もしくは溶媒の混合物の他に1〜
80%w/vの活性成分、2〜20%w/vの乳化剤及
び0〜20%w/vの他の添加剤、例えば安定剤、浸透
剤及び腐食防止剤を含有する。濃厚懸濁剤は安定な非−
沈降性流動性製品を得るために摩砕することができ、好
適には5〜75%w/vの活性成分、0.5〜15%w
/vの分散剤、0.1〜10%w/vの懸濁剤、例えば
保護コロイド及びチキソトロープ剤、0〜10%w/v
の他の添加剤、例えば脱泡剤、腐食防止剤、安定剤、浸
透剤及び粘着剤ならびに水又は活性成分が実質的に可溶
性の有機液体を含有し;沈降及び結晶化の防止を助ける
ためにあるいは凍結防止剤としてある種の有機固体又は
無機塩が調剤中に溶解されて存在することができる。
【0052】水性分散液及び乳剤、例えば本発明に従っ
て調製された製品を水で希釈することにより得られる組
成物も本発明の範囲内に含まれる。
【0053】本発明の化合物の保護活性の持続時間の強
化において特に興味深いのは、保護されるべき植物の環
境中への有害生物防除性化合物の遅延放出を与える担体
の使用である。
【0054】噴霧希釈液(spray dilutio
n)に添加剤を含めることによっても活性成分の生物学
的活性を向上させることができる。本明細書において添
加剤は、活性成分の生物学的活性を向上させることがで
きるが、それ自身は有意に生物学的に活性ではない物質
として定義される。添加剤は共調製剤(coformu
lant)又は担体として調剤中に含まれることができ
るかあるいは活性成分を含有する調剤と一緒に噴霧タン
クに加えることができる。
【0055】便宜的に(as a commodit
y)、組成物は好適に濃厚形態であることができるが、
末端使用者は一般に希釈された組成物を用いる。0.0
01%の活性成分という低い濃度まで組成物を希釈する
ことができる。用量は通常1ヘクタール当たり0.01
〜10kgの活性成分の範囲内である。
【0056】本発明に従う調剤の例は: 濃厚乳剤(EC) 活性成分 実施例2の化合物 30%(w/v) 乳化剤 AtloxR4856B/AtloxR4858B1) 5%(w/v) (アルキルアリールスルホン酸カルシウム、脂肪族アル コールエトキシレート及び軽質芳香族化合物を含有する 混合物/アルキルアリールスルホン酸カルシウム、脂肪 族アルコールエトキシレート及び軽質芳香族化合物を含 有する混合物) 溶媒 ShellsolR2) 1000mlまで (C9−C10芳香族炭化水素の混合物) 濃厚懸濁剤(SC) 活性成分 実施例2の化合物 50%(w/v) 分散剤 SoprophorRFL3) 3%(w/v) (ポリオキシエチレンポリアリールフェニルエーテルホス フェートアミン塩) 消泡剤 RhodorsilR4223) 0.2%(w/v) (ポリジメチルシロキサンの非イオン性水性乳液) 構造剤 KelzanR4) 0.2%(w/v) (キサンタンゴム) 凍結防止剤 プロピレングリコール 5%(w/v) 殺生物剤 ProxelR5) 0.1%(w/v) (20%の1,2−ベニソチアゾリン−3−オンを含有す るジプロピレングリコール水溶液) 水 1000mlまで 湿潤性粉剤(WP) 活性成分 実施例2の化合物 60%(w/w) 湿潤剤 AtloxR49951) 2%(w/w) (ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 分散剤 WitcosperseRD−606) 3%(w/w) (縮合ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩及びアルキル アリールポリオキシアセテートの混合物) 担体/充填剤 カオリン 35%(w/w) 水分散性粒剤(WG) 活性成分 実施例2の化合物 50%(w/w) 分散剤/ WitcosperseRD−4506) 8%(w/w) 結合剤 (縮合ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩及びスルホン酸 アルキルの混合物) 湿潤剤 MorwetREFW6) 2%(w/w) (ホルムアルデヒド縮合生成物) 消泡剤 RhodorsilREP67033) 1%(w/w) (カプセル封入シリコーン) 崩壊剤 AgrimerRATF7) 2%(w/w) (N−ビニル−2−ピロリドンの架橋ホモポリマー) 担体/充填剤 カオリン 35%(w/w) である。1)
【0057】ICI Surfactantsから商業
的に入手可能2) Deutsche Shell AGから商業的に
入手可能3) Rhone−Poulencから商業的に入手可能4) Kelco Co.から商業的に入手可能5) Zenecaから商業的に入手可能6) Witcoから商業的に入手可能7) International Specialit
y Productsから商業的に入手可能 本発明の組成物は生物学的活性を有する他の化合物、例
えば類似のもしくは補足的有害生物防除活性を有する化
合物あるいは植物成長調節、殺菌・殺カビ又は殺虫活性
を有する化合物も含むことができる。これらの有害生物
防除剤の混合物は、式Iの化合物のみより広い活性範囲
を有することができる。さらに他の有害生物防除剤は、
式Iの化合物の有害生物防除活性への相乗的効果を有す
ることができる。
【0058】他の殺菌・殺カビ性化合物は例えばやはり
エリシフェ(Erysiphe)、プクシニア(Puc
cinia)、セプトリア(Septoria)、ギベ
レラ(Gibberella)及びヘルミントスポリウ
ム種(Helminthosporium spp.)
により引き起こされるもののような穀類(例えば小麦)
の病気、種子及び土壌由来の病気ならびにぶどうのべと
病及びうどんこ病、なす科作物の初期及び後期胴枯れ病
ならびにりんごのうどんこ病及び腐敗病などを防除でき
るものであることができる。これらの殺菌・殺カビ剤の
混合物は、式Iの化合物のみより広い活性範囲を有する
ことができる。さらに他の殺菌・殺カビ剤は、式Iの化
合物の殺菌・殺カビ活性への相乗的効果を有することが
できる。
【0059】他の殺菌・殺カビ性化合物の例はアニラジ
ン、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベノミル、ベ
トキサジン、ビナパクリル、ビテルタノル、ブラスチシ
ジンS、ボルドー混合物、ブロムコナゾール、ブピリメ
ート、カプタフォル、カプタン、カルベンダジン、カル
ボキシン、カルプロパミド、クロルベンズチアゾン、ク
ロロタロニル、クロゾリネート、銅−含有化合物、例え
ばオキシ塩化銅及び硫酸銅、シクロヘキシミド、シモキ
サニル、シポフラム、シプロコナゾール、シプロジニ
ル、ジクロフルアニド、ジクロン、ジクロラン、ジクロ
ブトラゾール、ジクロシメト、ジクロメジン、ジエトフ
ェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリム、ジ
メチリモル、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジノカ
プ、ジタリムフォス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジ
ン、エジフェンフォス、エポキシコナゾール、エタコナ
ゾール、エチリモル、エトリジアゾール、ファモキサド
ン、フェナパニル、フェナリモル、フェンブコナゾー
ル、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェンピクロニ
ル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンチ
ン、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、
フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フル
メトベル、フルクインコナゾール、フルシラゾール、フ
ルスルファミド、フルトラニル、フルトリアフォル、フ
ォルペト、フォセチル−アルミニウム、フルベリダゾー
ル、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、ヘキサ
コナゾール、イマザリル、イミノクタジン、イプコナゾ
ール、イプロジオン、イソプロチオラン、カスガマイシ
ン、キタジン P、クレソキシム−メチル、マンコゼ
ブ、マネブ、メパニピリム、メプロニル、メタラキシ
ル、メトコナゾール、メトフロキサム、ミクロブタニ
ル、ネオアソジン、ニッケルジメチルジチオカルバメー
ト、ニトロタリソプロピル、ヌアリモル、オフレース、
有機水銀化合物、オキサジキシル、オキシカルボキシ
ン、ペンコナゾール、ペンシクロン、フェナジンオキシ
ド、フタリド、ポリオキシン D、ポリラム、プロベナ
ゾール、プロクロラズ、プロシミジオン、プロパモカル
ブ、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾフォス、ピ
リフェノクス、ピリメタニル、ピロクイロン、ピロキシ
フル、クイノメチオネート、クイノキシフェン、クイン
トゼン、スピロキサミン、SSF−126、SSF−1
29、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テ
クロフタラメ、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベ
ンダゾール、チフルザミド、チオファネート−メチル、
チラム、トルクロフォスメチル、トリルフルアニド、ト
リアジメフォン、トリアジメノル、トリアズブチル、ト
リアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリ
フルミゾール、トリフォリン、トリチコナゾール、バリ
ダマイシン A、ビンクロゾリン、XRD−563、ザ
リラミド、ジネブ及びジラムである。
【0060】さらに、本発明の調剤は少なくとも1種の
式Iの化合物ならびに昆虫、雑草又は植物の病気を抑制
するためあるいは植物における宿種耐性を誘導するため
に適したウィルス、バクテリア、線虫類、菌・カビ及び
他の微生物などの種類の生物学的抑制剤のいずれかを含
有することができる。そのような生物学的抑制剤の例
は:バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus
thuringiensis)、ベルチシリウム・レカ
ニイ(Verticillium lecanii)、
アウトグラフィカ・カリフォルニカ NPV(Auto
graphicacalifornica NPV)、
ベアウバリア・バシアナ(Beauvaria bas
siana)、アムペロミセス・クイスクアリス(Am
pelomyces quisqualis)、バシリ
ス・スブチリス(Basilissubtilis)、
シュードモナス・クロロラフィス(pseudomon
as chlororaphis)、シュードモナス・
フルオレセンス(pseudomonas fluor
escens)、ステプトミセス・グリセオビリジス
(Steptomyces griseoviridi
s)及びトリコデルマ・ハルジアヌム(Trichod
erma harzianum)である。
【0061】さらに本発明の調剤は少なくとも1種の式
Iの化合物ならびに植物における全身性獲得耐性を誘導
する化学的薬剤、例えばニコチン酸もしくはその誘導
体、2,2−ジクロロ−3,3−ジメチル−シクロプロ
ピルカルボン酸又はBIONを含有することができる。
【0062】種子−由来、土壌−由来又は葉の菌・カビ
病に対して植物を保護するために、式Iの化合物を土
壌、ピート又は他の植え付け媒体と混合することができ
る。
【0063】本発明は上記で定義した式Iの化合物又は
上記で定義した組成物の殺菌・殺カビ的利用ならびにあ
る場所(例えば菌・カビの攻撃を受け易いか又は受けて
いる植物、そのような植物の種子あるいはそのような植
物が生育しているか又は生育することになっている媒体
であることができる)をそのような化合物又は組成物で
処理することを含むその場所における菌・カビを防除す
るための方法も含む。
【0064】本発明は菌・カビに対する作物及び鑑賞用
植物の保護において広い適用性を有するものである。保
護することができる典型的作物にはぶどう、穀類、例え
ば小麦及び大麦、米、てんさい、トップフルーツ(to
p fruit)、落花生、じゃがいも、野菜及びトマ
トが含まれる。保護の持続時間は通常、選ばれる個々の
化合物ならびに又多様な外部因子、例えば天候に依存
し、天候の影響は通常適した調剤を用いることにより軽
減される。
【0065】以下の実施例は本発明をさらに例示するも
のである。しかし本発明は下記に示す特定の実施例のみ
に制限されるものではないと理解されるべきである。
【0066】
【実施例】実施例1 5−クロロ−6−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)−7−(4−メチルピペリジ−1−イル)−1,
2,4−トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの製造1A 5,7−ジヒドロキシ−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−7−(4−メチルピペリジ−1−
イル)−1,2,4−トリアゾロ[1,5a]ピリミジ
ン (2,3,6−トリフルオロフェニル)−マロン酸ジエ
チル(167.5g、0.58モル;ナトリウムエトキ
シドの存在下で(2,3,6−トリフルオロフェニル)
−酢酸エチル及びジエチル−カーボネートから得た)、
3−アミノ−1,2,4−トリアゾール(48.5g、
0.58モル)、トリブチルアミン(151ml、0.
635モル)及びメシチレン(304ml)の混合物を
160℃で28時間加熱し、室温に冷却し、デカンテー
ションして油状残留物を得る。残留物を水酸化ナトリウ
ム水溶液(100ml、10%)で希釈する。メシチレ
ン相を加え、水性混合物をジエチルエーテル(850m
l)で抽出する。水相を濃塩酸(360ml)に加え
る。生成する沈澱を集め、水で洗浄し、乾燥して102
gの1Aを得、それをさらなる精製なしで続く段階にお
いて用いる。1B
【0067】5,7−ジクロロ−6−(2,3,6−ト
リフルオロフェニル)−7−(4−メチルピペリジ−1
−イル)−1,2,4−トリアゾロ[1,5a]ピリミ
ジン1A(51g、0.18モル)及びオキシ塩化リン
(250ml)の混合物をオートクレーブ中で、140
℃及び4バールにおいて4時間加熱する。得られる混合
物を室温に冷却し、ジクロロメタンと水の混合物(60
0ml、1:1)中に注ぐ。有機相を分離し、乾燥し、
真空中で濃縮して21.2g(18.4g)の粗1Bを
得、それをさらなる精製なしで続く段階において用い
る。1C
【0068】5−クロロ−6−(2,3,6−トリフル
オロフェニル)−7−(4−メチルピペリジ−1−イ
ル)−1,2,4−トリアゾロ[1,5a]ピリミジン 4−メチルピペリジン(0.31g、3.1ミリモ
ル)、トリエチルアミン(0.31g、3.1ミリモ
ル)及びジクロロメタン(10ml)の混合物を1B
(1.0g、3.1ミリモル)及びジクロロメタン(3
0ml)の混合物に撹拌下で加える。反応混合物を室温
で16時間撹拌し、続いて希塩酸(5%)を用いて2回
及び水を用いて1回洗浄する。有機層を分離し、無水硫
酸ナトリウムを用いて乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させ
る。得られる明褐色の油を酢酸エチル(50ml)で処
理すると融点が156〜157℃の0.45gの白色の
粉末(38%)を与える。 実施例2〜60 以下の実施例(表I;構造及び融点)を実施例1と類似
して合成する。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】 生物学的研究 A.種々の植物病原性菌・カビを用いる連続希釈試験に
おける試験化合物による最小阻止濃度の決定 菌糸体生育の全体的阻止を引き起こす生育媒体中におけ
る活性成分の最小濃度を示すMIC(inimum
nhibitory oncentration)
値を、プレート当たりに24もしくは48ウェルを有す
るミクロタイタープレートを用いる連続希釈試験により
決定する。栄養溶液中における試験化合物の希釈及びウ
ェルへの分配はTECAN RSP 5000 Rob
oticSample Processorにより行
う。以下の試験化合物濃度を用いる:0.05、0.1
0、0.20、0.39、0.78、1.56、3.1
3、6.25、12.50、25.00、50.00及
び100.00mg/ml。栄養溶液の調製のために、
V8野菜ジュース(333ml)を炭酸カルシウム
(4.95g)と混合し、遠心し、上澄み液(200m
l)を水(800ml)で希釈し、121℃において3
0分間オートクレーブにかける。
【0071】それぞれの接種材料(アルテリナリア・ソ
ラニ、ALTESO;ボツリチス・シネレア、BOTR
CI;マグナポルテ・グリセア f.sp.オリザエ、
PYRIOR;リゾクトニア・ソラニ、RHIZS
O;)を胞子懸濁液(50ml;5x105/ml)又
は菌・カビの寒天培養物の寒天スライス(6mm)とし
てウェル中に加える。
【0072】適した温度(18〜25℃)において6〜
12日間インキュベーションした後、プレートの視覚試
験によりMIC値を決定する(表II;n.t.=試験
しなかった)。
【0073】
【表3】 比較試験 米国特許第5,593,996号に開示されている6位
において2−クロロ−6−フルオロフェニル基、2,6
−ジフルオロフェニル基又は2,3−ジフルオロフェニ
ル基により置換されている以下の[1,2,4]トリア
ゾロ[1,5−a]ピリミジンのMICデータを、2,
3,6−トリフルオロフェニル基により置換されている
本発明に従う対応する化合物と比較した:
【0074】
【表4】 得られたMICデータを以下の表IIIに示す:
【0075】
【表5】 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0076】1.式I
【0077】
【化13】 [式中、R1及びR2はそれぞれ独立して水素原子又は場
合により置換されていることができるアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロアルキル、ア
リール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ビシクロア
ルキル又は複素環式基を示すかあるいはR1及びR2は介
在する窒素原子と一緒になって場合により置換されてい
ることができる複素環式もしくは複素2環式環を示し、
Halはハロゲン原子を示す]の化合物。
【0078】2.R1が直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C
6−アルキル、直鎖状もしくは分枝鎖状C2−C6−アル
ケニル、C3−C8−シクロアルキル又はC5−C9−ビシ
クロアルキルを示し、R2が水素又はC1−C6−アルキ
ルを示すかあるいはR1及びR2が介在する窒素原子と一
緒になって4〜7個の炭素原子及び場合により1もしく
は2個の非−隣接窒素、酸素もしくは硫黄原子を有し、
場合により1もしくは2つのC1−C6−アルキル基で置
換されていることができる複素環式環を示す上記1項に
記載の化合物。
【0079】3.R2が水素原子又はC1−C3−アルキ
ル基を示す上記2項に記載の化合物。
【0080】4.R1及びR2が介在する窒素原子と一緒
になって4〜7個の炭素原子及び場合により1つの硫黄
原子を含み、場合により1もしくは2つのメチル基で置
換されていることができる複素環式環を示す上記2項に
記載の化合物。
【0081】5.5−クロロ−7−(N−エチル−N−
2−メチルアリルアミノ)−6−(2,3,6−トリフ
ルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5
−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(アゾカン−1−
イル)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)
−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−ク
ロロ−7−(チオモルホリン−4−イル)−6−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−
(アゼパン−1−イル)−6−(2,3,6−トリフル
オロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−(ピペリジン−1−イル)−6−(2,3,6−
トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(2,4
−ジメチルピペリジン−1−イル)−6−(2,3,6
−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−
1,2,2−トリメチルプロピルアミノ)−6−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−
(N−シクロペンチルアミノ)−6−(2,3,6−ト
リフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(2−メ
チルピペリジン−1−イル)−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(3−メチルピ
ペリジン−1−イル)−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−シクロヘキシ
ルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミ
ジン;5−クロロ−7−(N−シクロヘプチルアミノ)
−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−ク
ロロ−7−(N−アリル−N−エチルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−(N−3−クロロプロピル−N−メチルアミノ)
−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−ク
ロロ−7−(N−2−メチルプロピルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)−6
−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−(2−メチルピロリジン−1−イル)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−[N−(2,2−ジクロロシクロプロピル)−メ
チル−N−メチルアミノ]−6−(2,3,6−トリフ
ルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5
−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−ブト−2−
イルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミ
ジン;5−クロロ−7−(N−シクロプロピルメチル−
N−プロピルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−メチル−N−
2−メチルプロピルアミノ)−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−ブチル−
N−エチルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロ
フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
ピリミジン;5−クロロ−7−(N,N−ジ−エチルア
ミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
5−クロロ−7−(N−イソプロピルアミノ)−6−
(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)−6
−(2,3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ
−7−(N−シクロプロピルアミノ)−6−(2,3,
6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−
シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−(2,3,
6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(1,
4−ジアゼパン−1−イル)−6−(2,3,6−トリ
フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン;5−クロロ−7−(N−アリル−
N−ヘキシルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオ
ロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a]ピリミジン;5−クロロ−7−[4−(1−ホルミ
ルアミノ−2,2,2−トリクロロエチル)−ピペラジ
ン−1−イル]−6−(2,3,6−トリフルオロフェ
ニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリ
ミジン;及び5−クロロ−7−(N−アリル−N−シク
ロペンチルアミノ)−6−(2,3,6−トリフルオロ
フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
ピリミジンから成る群より選ばれる上記1項に記載の化
合物。
【0082】6.上記1項に定義されている式Iの化合
物の製造法であって、式II
【0083】
【化14】 [式中、Halは上記1項で定義した通りである]の化
合物を場合により塩基の存在下で式III
【0084】
【化15】 [式中、R1及びR2は上記1項で定義した通りである]
のアミンと反応させることを含む方法。
【0085】7.式II
【0086】
【化16】 [式中、Halはハロゲン原子である]の化合物。
【0087】8.5,7−ジヒドロキシ−6−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン。
【0088】9.式IV
【0089】
【化17】 [式中、RはC1−C6アルキル基を示す]の2−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)−マロン酸アルキル。
【0090】10.担体ならびに活性薬剤として少なく
とも1種の上記1項に定義されている式Iの化合物を含
む殺菌・殺カビ性組成物。
【0091】11.ある場所における菌・カビを防除す
る方法であって、その場所を殺菌・殺カビ的に有効量の
上記1項に定義されている式Iの化合物で処理すること
を含む方法。
【0092】12.ある場所における菌・カビを防除す
る方法であって、その場所を殺菌・殺カビ的に有効量の
上記10項に定義されている組成物で処理することを含
む方法。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、R1及びR2はそれぞれ独立して水素原子又は場
    合により置換されていることができるアルキル、アルケ
    ニル、アルキニル、アルカジエニル、ハロアルキル、ア
    リール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ビシクロア
    ルキル又は複素環式基を示すかあるいはR1及びR2は介
    在する窒素原子と一緒になって場合により置換されてい
    ることができる複素環式もしくは複素2環式環を示し、
    Halはハロゲン原子を示す]の化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1に定義されている式Iの化合物
    の製造法であって、式II 【化2】 [式中、Halは請求項1で定義した通りである]の化
    合物を場合により塩基の存在下で式III 【化3】 [式中、R1及びR2は請求項1で定義した通りである]
    のアミンと反応させることを含む方法。
  3. 【請求項3】 式II 【化4】 [式中、Halはハロゲン原子である]の化合物。
  4. 【請求項4】 5,7−ジヒドロキシ−6−(2,3,
    6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン。
  5. 【請求項5】 式IV 【化5】 [式中、RはC1−C6アルキル基を示す]の2−(2,
    3,6−トリフルオロフェニル)−マロン酸アルキル。
  6. 【請求項6】 担体ならびに活性薬剤として少なくとも
    1種の請求項1に定義されている式Iの化合物を含む殺
    菌・殺カビ性組成物。
  7. 【請求項7】 ある場所における菌・カビを防除する方
    法であって、その場所を殺菌・殺カビ的に有効量の請求
    項1に定義されている式Iの化合物で処理することを含
    む方法。
  8. 【請求項8】 ある場所における菌・カビを防除する方
    法であって、その場所を殺菌・殺カビ的に有効量の請求
    項6に定義されている組成物で処理することを含む方
    法。
JP11073820A 1998-03-23 1999-03-18 殺菌・殺カビ性トリフルオロフェニル―トリアゾロピリミジン Pending JPH11322750A (ja)

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US09/150572 1998-09-10

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JP4651003B2 (ja) * 2003-10-15 2011-03-16 ランクセス ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 弗素化アニリンの製造法

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