JP7213277B2 - 電極板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状の集電箔上に活物質層を有する電極板の製造方法に関する。
電池に用いられる正極板や負極板など、帯状の集電箔上に活物質層が形成された電極板が知られている。このような電極板は、例えば以下の手法により製造することができる。即ち、まず電極材料を磁性キャリア粒子に静電吸着させた複合キャリア粒子を、マグネットロールからなる供給ロールのロール表面に磁気吸着させる。続いて、この供給ロールの回転により、ロール表面に磁気吸着させた複合キャリア粒子を、供給ロールと、集電箔を搬送するバックアップロールとの間隙(成膜領域)に搬送する。続いて、この成膜領域において、静電気力により、複合キャリア粒子のうち電極材料を集電箔に向けて飛ばして、集電箔上に電極材料を堆積させ、未圧縮の未圧縮活物質層を連続形成する。続いて、この電極板を加熱プレスして未圧縮活物質層から活物質層を形成する。なお、この電極板の製造方法が開示された従来技術として、特許文献1が挙げられる。
特開2020-149862号公報
上述の電極板の製造方法では、分散媒を含まない未圧縮活物質層を集電箔上に形成できるため、分散媒を除去する(未乾燥活物質層を加熱乾燥させる)工程が不要となる。しかしながら、活物質層の目付量を多くしたいという課題があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、未乾燥活物質層を加熱乾燥させる工程を行うことなく、集電箔上に活物質層を形成でき、活物質層の目付量を多くできる電極板の製造方法を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、帯状の集電箔上に活物質層を備える電極板の製造方法であって、ロール表面をなす円筒状で軟磁性の金属からなる金属筒と、上記金属筒の内部に上記金属筒と同軸に配置され、外周にN極とS極の磁極が周方向に交互に複数並ぶ内部マグネット部と、を有するマグネットロールの上記ロール表面に、活物質合材粒子を磁性キャリア粒子に静電吸着させた複合キャリア粒子を磁気吸着させる磁気吸着工程と、上記ロール表面に磁気吸着させた上記複合キャリア粒子を成膜領域に搬送する搬送工程と、上記成膜領域において、長手方向に搬送される上記集電箔と上記金属筒との間に直流電圧を印加して、上記複合キャリア粒子のうち上記活物質合材粒子を上記集電箔に向けて飛ばして、上記集電箔上に上記活物質合材粒子を堆積させ、未圧縮の未圧縮活物質層を形成する堆積工程と、を備え、上記搬送工程及び上記堆積工程において、複数の上記複合キャリア粒子が数珠繋ぎ状に並んだ一連のキャリア群が、上記内部マグネット部の上記磁極の位置に応じて立ち上がり形態と横倒し形態とを交互に取りつつ、上記ロール表面上を移動するキャリア群移動速度Vh(mm/s)が、上記金属筒の回転方向を正の方向として、-170≦Vh≦-40または+40≦Vh≦+170の範囲を満たすように、上記金属筒及び上記内部マグネット部をそれぞれ回転させる電極板の製造方法である。
上述の電極板の製造方法では、活物質合材粒子を磁性キャリア粒子に静電吸着させた複合キャリア粒子を、マグネットロールのロール表面に磁気吸着させ(磁気吸着工程)、更に、この複合キャリア粒子を成膜領域に搬送する(搬送工程)。そして、成膜領域において、搬送される集電箔と、ロール表面をなす金属筒との間に直流電圧を印加して、静電気力により、複合キャリア粒子のうち活物質合材粒子を集電箔に向けて飛ばして、集電箔上に未圧縮活物質層を形成する(堆積工程)。このようにすることで、分散媒を含まない未圧縮活物質層を形成できるため、分散媒を除去する(未乾燥活物質層を加熱乾燥させる)工程が不要となる。
ところで、堆積工程において、複合キャリア粒子として成膜領域に搬送された活物質合材粒子の中には、複合キャリア粒子を構成する磁性キャリア粒子から離れ、集電箔に向けて飛ばずに、磁性キャリア粒子に静電吸着されたまま成膜領域を通過してしまう活物質合材粒子がある。このような活物質合材粒子が多くなると、集電箔上に堆積される(未圧縮活物質層を構成する)活物質合材粒子が少なくなるため、活物質層の目付量も少なくなる。
本発明者が調査した結果、複合キャリア粒子は、マグネットロールのロール表面(金属筒の外周面)上において、複数の複合キャリア粒子が数珠繋ぎ状に並んだ一連のキャリア群を形成している。この一連のキャリア群は、内部マグネット部の磁極によって、ロール表面から立ち上がった第1立ち上がり形態と、ロール表面に沿って周方向の一方側に延びる第1横倒し形態と、当初根元に位置していた複合キャリア粒子が頂点に位置するように一連のキャリア群がロール表面から倒立した第2立ち上がり形態と、当初根元に位置していた複合キャリア粒子が周方向一方側の先頭に位置するようにロール表面に沿って周方向の一方側に延びる第2横倒し形態とをこの順に取るように回転(以下、キャリア群のこのような回転を「立横回転」ともいう)しながら、ロール表面上を移動する(以下、キャリア群のこのような移動を「立横回転移動」ともいう)。更に、この立横回転移動のキャリア群移動速度Vhの大きさによって、集電箔に向けて飛ぶ活物質合材粒子の量が変わり、活物質層の目付量も変わる。従って、キャリア群移動速度Vhを適切な大きさにすることにより、活物質層の目付量を多くできることが判ってきた。
上述の製造方法では、ロール表面を基準とした、ロール表面上を立横回転移動するキャリア群移動速度Vh(mm/s)が-170≦Vh≦-40または+40≦Vh≦+170を満たすように、マグネットロールの金属筒及び内部マグネット部をそれぞれ回転させる。VhをVh≦-40またはVh≧40としたので、マグネットロールのロール表面上でキャリア群が適度に立横回転しながら立横回転移動するため、直流電圧による静電界が印加されている成膜領域において、複合キャリア粒子の活物質合材粒子が磁性キャリア粒子から離れ易くなり、集電箔に向けて飛び易くなる。一方、VhをVh≧-170またはVh≦170としたので、キャリア群が成膜領域に到達する前に、活物質合材粒子が磁性キャリア粒子から離れて飛散するのを抑制できる。このため、集電箔上に堆積される活物質合材粒子を多くでき、活物質層の目付量を多くできる。
更に、上記の電極板の製造方法であって、前記搬送工程及び前記堆積工程において、前記マグネットロールの前記金属筒の周速Vs(mm/s)を200≦Vs≦600とする電極板の製造方法とするのが好ましい。
金属筒の周速Vsが遅いと、電極板の生産性が悪くなる。一方、金属筒の周速Vsが速すぎると、ロール表面上の複合キャリア粒子に掛かる遠心力が大きくなり、堆積工程において、活物質合材粒子と共に磁性キャリア粒子も集電箔に向けて飛ぶようになる。すると、磁性キャリア粒子も集電箔上に堆積され、活物質層に磁性キャリア粒子が混入する。これに対し、金属筒の周速Vsを200mm/s以上とすることで、電極板の生産性を良好にできる。一方、金属筒の周速Vsを600mm/s以下とすることで、活物質層に磁性キャリア粒子が混入するのを防止できる。
更に、上記の電極板の製造方法であって、前記キャリア群移動速度Vh(mm/s)が-125≦Vh≦-50または+50≦Vh≦+125の範囲を満たすように、前記金属筒及び前記内部マグネット部をそれぞれ回転させる電極板の製造方法とすると良い。
上述の電極板の製造方法では、キャリア群移動速度Vh(mm/s)が-125≦Vh≦-50または+50≦Vh≦+125を満たすように、マグネットロールの金属筒及び内部マグネット部をそれぞれ回転させる。VhをVh≦-50またはVh≧50としたので、マグネットロールのロール表面上でキャリア群がより適切に立横回転しながら立横回転移動するため、より一層、成膜領域において活物質合材粒子が集電箔に向けて飛び易くなる。一方、VhをVh≧-125またはVh≦125としたので、キャリア群が成膜領域に到達する前に活物質合材粒子が飛散するのを、より一層抑制できる。このため、より一層、活物質層の目付量を多くできる。
実施形態に係る電極板の斜視図である。 実施形態に係る電極板の製造方法のフローチャートである。 実施形態に係る活物質層形成装置の説明図である。 実施形態に係り、マグネットロールの下方において複合キャリア粒子がロール表面に磁気吸着し、その後、ロール表面上において複合キャリア粒子のキャリア群が立横回転しながら立横回転移動する様子を模試的に示す説明図である。 実施形態に係り、マグネットロールのロール表面上において複合キャリア粒子が立横回転しながら立横回転移動しつつ、成膜領域において、複合キャリア粒子のうち活物質合材粒子が集電箔に向けて飛翔する様子を模試的に示す説明図である。 キャリア群のキャリア群移動速度Vhと活物質層の目付量Aとの関係を示すグラフである。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係る電極板1の斜視図を示す。なお、以下では、電極板1の長手方向EH、幅方向FH及び厚み方向GHを、図1に示す方向と定めて説明する。この電極板1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池を製造するのに、具体的には、扁平状捲回型或いは積層型の電極体を製造するのに用いられる帯状の負極板である。
電極板1は、長手方向EHに延びる帯状で、アルミニウム箔からなる集電箔3を有する。この集電箔3の第1主面3aのうち、幅方向FHの中央でかつ長手方向EHに延びる領域上には、第1活物質層5(以下、単に「活物質層5」ともいう)が帯状に形成されている。また、集電箔3の反対側の第2主面3bのうち、幅方向FHの中央でかつ長手方向EHに延びる領域上にも、第2活物質層6(以下、単に「活物質層6」ともいう)が帯状に形成されている。電極板1のうち幅方向FHの両端部は、それぞれ、厚み方向GHに活物質層5,6が存在せず、集電箔3が厚み方向GHに露出した露出部1rとなっている。
活物質層5,6は、それぞれ、活物質粒子11と結着剤12から構成されている。活物質粒子11及び結着剤12の重量割合は、活物質粒子:結着剤=97.5:2.5である。本実施形態では、活物質粒子11は、リチウムイオンを吸蔵及び放出可能な負極活物質粒子、具体的には黒鉛粒子であり、結着剤12は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)である。
次いで、上記の電極板1の製造方法について説明する(図2~図5参照)。まず「合材粒子作製工程S1」(図2参照)において、活物質粒子11(本実施形態では黒鉛粒子)と結着剤12(本実施形態ではPVDF)からなる活物質合材粒子15を作製する。具体的には、混合造粒装置(日本コークス工業株式会社のMPミキサ)を用意する。そして、活物質粒子11(黒鉛粒子)及び結着剤12(PVDF)を、活物質粒子:結着剤=97.5:2.5の重量割合で混合造粒装置内に投入し、4500rpmで2min混合し造粒して、活物質粒子11及び結着剤12が複合化したメディアン径D50=約10μmの活物質合材粒子15を得る。なお、この活物質合材粒子15には、分散媒が含まれない(固形分率NVが100wt%)。
次に、「静電吸着工程S2」(図2参照)において、活物質合材粒子15と磁性キャリア粒子200を混合して、活物質合材粒子15を磁性キャリア粒子200に静電吸着させた複合キャリア粒子205を形成する。磁性キャリア粒子200は、主として強磁性体からなる粒子であり、本実施形態では、パウダーテック株式会社のMF96-100を用いた。この磁性キャリア粒子200は、メディアン径D50=約100μmであり、Mn及びFeからなる粒子本体と、この粒子本体の表面に形成された厚み約1μmのシリコーン被膜とからなる。静電吸着工程S2では、ポリ容器に、活物質合材粒子15及び磁性キャリア粒子200を、活物質合材粒子:磁性キャリア粒子=90.4:9.6の重量割合で入れ、このポリ容器をポットミル回転台に乗せて277rpmで90min混合する。これにより、活物質合材粒子15を磁性キャリア粒子200に静電吸着させた複合キャリア粒子205を得る。
次に、「第1未圧縮層形成工程S3」(図2参照)において、上述の活物質合材粒子15を用いて、集電箔3の第1主面3a上に、長手方向EHに延びる帯状で、未圧縮の第1未圧縮活物質層5x(以下、単に「未圧縮活物質層5x」ともいう)を形成する。この第1未圧縮層形成工程S3と後述する第1プレス工程S4は、活物質層形成装置100(図3~図5参照)を用いて連続して行う。この活物質層形成装置100は、集電箔3上に未圧縮の未圧縮活物質層5xを形成する層形成部103と、未圧縮活物質層5x及び集電箔3を加熱プレスして活物質層5を形成するプレス部105とを備える。
このうち層形成部103は、静電吸着工程S2で得た複合キャリア粒子205を、マグネットロール130に供給する供給部110と、集電箔3を長手方向EHに搬送するバックアップロール120と、バックアップロール120に平行に配置されたマグネットロール130と、これらバックアップロール120及びマグネットロール130に電気的に接続する直流電源140と、磁性キャリア粒子200を回収する回収部150とを有する。
このうち供給部110は、マグネットロール130の下方に配置されている。この供給部110は、複合キャリア粒子205を収容する容器111と、この容器111内に設けられた3つの攪拌翼113,114,115とを有しており、容器111内に投入された複合キャリア粒子205を、上方のマグネットロール130に向けて送るように構成されている。また、供給部110の容器111のうち、図3中、右上の部位には、マグネットロール130のロール表面130mに向けて突出するスキージ117が設けられている。このスキージ117は、ロール表面130mに磁気吸着された複合キャリア粒子205を均す。
バックアップロール120は、マグネットロール130の上方に配置されている。また、バックアップロール120の図3中、右方には、バックアップロール120と平行に搬送ロール125が配置されている。これらバックアップロール120及び搬送ロール125は、図3中、右下から、活物質層形成装置100の層形成部103に供給される集電箔3を長手方向EHに搬送する。具体的には、搬送ロール125は、集電箔3の第1主面3aに接触して、巻きつけた集電箔3をバックアップロール120に向けて長手方向EHに搬送する。一方、バックアップロール120は、これに連結されたモータ(不図示)によって図3中、時計回りに回転し、集電箔3の第2主面3bに接触して、巻きつけた集電箔3を後述するプレス部105に向けて長手方向EHに搬送する。
マグネットロール130は、バックアップロール120の下方にロール間隙KAを空けて、かつ、バックアップロール120に巻きつけられた集電箔3との間に間隙KBを空けて、バックアップロール120と平行に配置されている。本実施形態では、ロール間隙KAの大きさは4.0mmであり、間隙KBの大きさは、ロール間隙KAよりも集電箔3の厚み分だけ(本実施形態では12μm)小さい。このマグネットロール130は、ロール表面130mに生じた磁力Fgによって、前述の複合キャリア粒子205をロール表面130mに吸着可能であり、ロール表面130mに磁気吸着された複合キャリア粒子205を、マグネットロール130と集電箔3との間隙KB(成膜領域MR)に向けて搬送可能に構成されている。
具体的には、マグネットロール130は、軟磁性の金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる円筒状の金属筒131と、この金属筒131の内部に金属筒131と同軸に配置された、6極構造を有する円柱状の内部マグネット部133とを有する。金属筒131の外周面131mは、マグネットロール130のロール表面130mをなす。この金属筒131は、これに連結されたモータ(不図示)によって、図3中、反時計回りに回転可能に構成されている。
一方、内部マグネット部133は、外周側にN極を有する複数の磁石(第1磁石133N1、第3磁石133N2及び第5磁石133N3)と、外周側にS極を有する複数の磁石(第2磁石133S1、第4磁石133S2及び第6磁石133S3)とが周方向SHに交互に配置されている。詳細には、これら第1磁石133N1~第6磁石133S3は、マグネットロール130のロール軸に直交する断面がそれぞれ扇状のフェライト磁石であり、反時計回りに第1磁石133N1、第2磁石133S1、第3磁石133N2、第4磁石133S2、第5磁石133N3、第6磁石133S3の順で並んでいる。内部マグネット部133は、これに連結されたモータ(不図示)によって、図3中、時計回りにも反時計回りにも回転可能に構成されている。なお、本実施形態では、後述するように、図3中、時計回りに内部マグネット部133を回転させる。
直流電源140は、その正極がバックアップロール120に、負極がマグネットロール130に電気的に接続され、また、バックアップロール120は接地されている。この直流電源140により、本実施形態では、マグネットロール130の電位が-600V、バックアップロール120の電位が0Vとなり、マグネットロール130とバックアップロール120との間に直流電圧Vd=-600Vが掛けられる。これにより、バックアップロール120に巻きつけられた集電箔3とマグネットロール130との間隙KB(成膜領域MR)において、静電気力Fsが生じ、後述するように、複合キャリア粒子205のうち活物質合材粒子15が集電箔3に向けて飛翔する。
回収部150は、マグネットロール130の図3中、左方に配置されている。この回収部150は、マグネットロール130のロール表面130mに向けて突出する回収ブレード151を有する。この回収ブレード151は、ロール表面130mに磁気吸着されている磁性キャリア粒子200を掻き取って回収する。
次に、活物質層形成装置100のプレス部105について説明する。このプレス部105は、ロール間隙KCを空けて平行に配置された一対のプレスロール171,172を有する。これらのプレスロール171,172は、活物質層形成装置100の層形成部103から搬送される集電箔3及び未圧縮活物質層5xを、ロール間隙KCにおいて加熱プレス可能に構成されている。
次に、上述の活物質層形成装置100を用いて行う「第1未圧縮層形成工程S3」について説明する。第1未圧縮層形成工程S3のうち、まず「第1磁気吸着工程S31」(図2参照)において、複合キャリア粒子205をマグネットロール130のロール表面130mに磁気吸着する(図3及び図4参照)。具体的には、供給部110の容器111内に投入された複合キャリア粒子205は、攪拌翼113,114,115によって、上方のマグネットロール130に向けて送られる。この複合キャリア粒子205は、マグネットロール130のロール表面130mに生じている磁力Fgによって、マグネットロール130の下方においてロール表面130mに磁気吸着する。
続いて、第1未圧縮活物質層形成工程S3のうち「第1搬送工程S32」(図2参照)において、バックアップロール120で集電箔3を長手方向EHに成膜領域MRに向けて搬送すると共に、マグネットロール130でロール表面130mに磁気吸着された磁性キャリア粒子200を成膜領域MRに向けて搬送する。本実施形態では、マグネットロール130のうち、金属筒131を図3中、反時計回りに回転数Ns=195rpm(周速Vs=307mm/s)で回転させると共に、内部マグネット部133を金属筒131の回転方向とは逆方向(図3中、時計回り)に回転数Nm=205rpmで回転させて、磁性キャリア粒子200を成膜領域MRに向けて搬送する。
まず下方でマグネットロール130のロール表面130mに磁気吸着された複合キャリア粒子205は、ロール表面130m上において、複数の複合キャリア粒子205が数珠繋ぎ状に並んだ一連のキャリア群210を形成する(図4参照)。このキャリア群210の平均長さLは、本実施形態ではL=2.0mmである。更に、このキャリア群210は、内部マグネット部133の磁極の位置に応じて、立ち上がり形態FVと横倒し形態FDとを交互に取るように立横回転しながら、ロール表面130m上を図3中、反時計回りに立横回転移動する。
即ち、キャリア群210は、例えば第1磁石133N1上を通過する際に、第1磁石133N1のN極により、ロール表面130mから立ち上がった第1立ち上がり形態FV1となる(図4参照)。その後、このキャリア群210は、第1磁石133N1と第2磁石133S1の境界近傍上を通過する際に、ロール表面130mに沿って周方向SHの一方側SH1(図4中、反時計回り)に延びる第1横倒し形態FD1となる。
更に、このキャリア群210は、第2磁石133S1上を通過する際に、第2磁石133S1のS極により、当初根元に位置していた複合キャリア粒子205が頂点に位置するように一連のキャリア群210がロール表面130mから倒立した第2立ち上がり形態FV2となる。その後、このキャリア群210は、第2磁石133S1と第3磁石133N2の境界近傍上を通過する際に、当初根元に位置していた複合キャリア粒子205が周方向SHの一方側SH1の先頭に位置するようにロール表面130mに沿って周方向SHの一方側SH1に延びる第2横倒し形態FD2となる。このように、キャリア群210は、第1立ち上がり形態FV1、第1横倒し形態FD1、第2立ち上がり形態FV2、第2横倒し形態FD2をこの順に取るように立横回転しながら、ロール表面130m上を立横回転移動する。
本実施形態では、金属筒131の回転方向(図3中、反時計回り)を正の方向として、キャリア群210がロール表面130mに対してロール表面130m上を立横回転移動するキャリア群移動速度Vhは、Vh=80mm/sである。前述のように、マグネットロール130は、周速Vs=307mm/sで回転しているので、このロール表面130m上をキャリア群移動速度Vh=80mm/sで移動(前進)するキャリア群210は、307+80=387mm/sで図3中、反時計回りに移動する。なお、ロール表面130m上のキャリア群210は、成膜領域MRに向かう途中で、スキージ117によって均される。
なお、本実施形態では、内部マグネット部133を金属筒131の回転方向とは逆方向(図3中、時計回り)回転させているが、後述するように、内部マグネット部133を金属筒131の回転方向と同じ方向(図3中、反時計回り)に回転させることもできる。
続いて、第1未圧縮活物質層形成工程S3のうち「第1堆積工程S33」(図2参照)において、搬送される集電箔3と金属筒131との間に直流電圧Vdを印加して、成膜領域MRにおいて、複合キャリア粒子205のうち活物質合材粒子15を集電箔3に向けて飛ばして、集電箔3上に活物質合材粒子15を堆積させて未圧縮活物質層5xを形成する(図3及び図5参照)。
具体的には、マグネットロール130のロール表面130m上のキャリア群210は、マグネットロール130の回転に伴って反時計回りに、成膜領域MRまで更に移動する。一方、バックアップロール120により、集電箔3も成膜領域MRに搬送される。成膜領域MRでは、直流電源140での直流電圧Vdの印加によって、静電気力Fsが生じる。このため、キャリア群210が成膜領域MRに到達すると、静電気力Fsによって、複合キャリア粒子205のうち活物質合材粒子15が集電箔3に向けて飛翔する。その際、キャリア群210はロール表面130m上で前述のように立横回転しているため、活物質合材粒子15が磁性キャリア粒子200から離れて集電箔3に向けて飛翔し易い。これにより、集電箔3の第1主面3a上に、活物質合材粒子15が堆積して未圧縮活物質層5xが連続して形成される。
なお、ロール表面130mに磁気吸着された磁性キャリア粒子200に掛かる磁力Fgが、静電気力Fsよりも強くされているため、磁性キャリア粒子200はそのままロール表面130mに残る。その後、このロール表面130mに残った磁性キャリア粒子200は、マグネットロール130の回転に伴って反時計回りに下方に移動し、回収部150の回収ブレード151で掻き取られて回収される(図3参照)。
続いて、「第1プレス工程S4」(図2参照)において、未圧縮活物質層5x及び集電箔3を加熱プレスして、活物質層5を形成する(図3参照)。具体的には、未圧縮活物質層5xが形成された集電箔3は、層形成部103のバックアップロール120からプレス部105に搬送され、プレス部105の一対のプレスロール171,172により加熱プレスされる。かくして、集電箔3の第1主面3a上に活物質層5が連続形成される。なお、この集電箔3上に活物質層5を有する電極板を「片側電極板1Y」ともいう。
次に、上述の片側電極板1Yについて、前述の第1未圧縮層形成工程S3と同様な「第2未圧縮層形成工程S5」(図2参照)を行って、集電箔3の第2主面3b上に第2未圧縮活物質層6x(以下、単に「未圧縮活物質層6x」ともいう)を形成する。即ち、まず第2未圧縮層形成工程S5の「第2磁気吸着工程S51」において、前述の第1磁気吸着工程S31と同様に、静電吸着工程S2で得た複合キャリア粒子205を、マグネットロール130のロール表面130mに磁気吸着する。
続いて、第2未圧縮層形成工程S5の「第2搬送工程S52」において、前述の第1搬送工程S32と同様に、バックアップロール120で集電箔3を成膜領域MRに向けて搬送すると共に、マグネットロール130で複合キャリア粒子205を成膜領域MRに向けて搬送する。
続いて、第2未圧縮層形成工程S5の「第2堆積工程S53」において、前述の第1堆積工程S33と同様に、複合キャリア粒子205のうち活物質合材粒子15を集電箔3の第2主面3bに向けて飛ばして、集電箔3の第2主面3b上に活物質合材粒子15を堆積させて第2未圧縮活物質層6xを連続形成する。
続いて、前述の第1プレス工程S4と同様な「第2プレス工程S6」(図2参照)を行う。即ち、第2未圧縮活物質層6x、集電箔3及び第1活物質層5を加熱プレスして、第2未圧縮活物質層6xから第2活物質層6を形成する。かくして、図1に示した電極板1が製造される。
(試験結果)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験結果について説明する(図6参照)。前述の活物質層形成装置100において、マグネットロール130のうち、金属筒131の回転数Nsを前述のようにNs=195rpm(周速Vs=307mm/s)に固定する一方、内部マグネット部133の回転数Nm(rpm)及び回転方向を変えて、それ以外は実施形態と同様にして、複数の電極板1を製造した。そして、各電極板1について、活物質層5の目付量A(mg/cm2)をそれぞれ測定した。
また、下記の算出式(1)及び(2)により、金属筒131の回転方向を正の方向として、マグネットロール130のロール表面130m上を立横回転移動するキャリア群210のキャリア群移動速度Vh(mm/s)をそれぞれ求めた。その結果を図6に示す。
Vh=(Ns+Nm)/60×L×n ・・・(1)
Vh=(Ns-Nm)/60×L×n ・・・(2)
なお、算出式(1)及び(2)において、L(mm)は、キャリア群210の平均長さ(本試験ではL=2.0mm)である。また、nは、内部マグネット部133を構成する磁石133N1,133S1,133N2,133S2,133N3,133S3の個数(磁極の数)であり、本試験ではn=6個である。
また、Ns(rpm)は、金属筒131の回転数(本試験ではNs=195rpm)であり、Nm(rpm)は、内部マグネット部133の回転数である。但し、内部マグネット部133を金属筒131の回転方向とは逆方向に回転させる場合は、算出式(1)を用いてキャリア群移動速度Vhをそれぞれ算出した。一方、内部マグネット部133を金属筒131の回転方向と同じ方向に回転させる場合は、算出式(2)を用いてキャリア群移動速度Vhをそれぞれ算出した。
図6から明らかなように、キャリア群移動速度Vh(mm/s)が、-40<Vh<+40の範囲VR3内では、活物質層5の目付量Aが少なくなる。また、Vh<-170またはVh>+170の範囲VR4内でも、活物質層5の目付量Aが少なくなる。
これに対し、キャリア群移動速度Vh(mm/s)が、-170≦Vh≦-40または+40≦Vh≦+170の範囲VR1内では、活物質層5の目付量Aが多くなる。具体的には、目付量Aが4.0mg/cm2以上となる。更に、-125≦Vh≦-50または+50≦Vc≦+125の範囲VR2内では、活物質層5の目付量Aが更に多くなる。具体的には、目付量Aが4.8mg/cm2以上(上述の4.0mg/cm2の2割増し以上)となる。
このような結果が生じた理由は、以下であると考えられる。即ち、-40<Vh<+40の範囲VR3内では、キャリア群移動速度Vhの絶対値が小さすぎて、マグネットロール130のロール表面130m上でのキャリア群210の立横回転が少なすぎるため、活物質合材粒子15が、磁性キャリア粒子200から離れて集電箔3に向けて飛ばずに、磁性キャリア粒子200に静電吸着したまま成膜領域MRを通過し易くなる。このため、集電箔3上に堆積される活物質合材粒子15が少なくなり、活物質層5の目付量Aも少なくなった。
一方、Vh<-170またはVh>+170の範囲VR4内では、キャリア群移動速度Vhの絶対値が大きすぎて、ロール表面130m上でのキャリア群210の立横回転が活発すぎるため、キャリア群210が成膜領域MRに到達する前に、活物質合材粒子15が磁性キャリア粒子200から離れて飛散し易くなる。このため、集電箔3上に堆積される活物質合材粒子15が少なくなり、活物質層5の目付量Aも少なくなった。
これに対し、-170≦Vh≦-40または+40≦Vh≦+170の範囲VR1内、更には、-125≦Vh≦-50または+50≦Vc≦+125の範囲VR2内では、キャリア群移動速度Vhの絶対値が適度な大きさであり、ロール表面130m上でキャリア群210が適度に立横回転するため、成膜領域MRにおいて活物質合材粒子15が磁性キャリア粒子200から離れて集電箔3に向けて飛翔し易くなる。一方で、キャリア群210が成膜領域MRに到達する前に、活物質合材粒子15が磁性キャリア粒子200から離れて飛散するのを抑制できる。このため、集電箔3上に堆積される活物質合材粒子15が多くなり、活物質層5の目付量Aも多くなったと考えられる。
以上で説明したように、電極板1の製造方法では、活物質合材粒子15を磁性キャリア粒子200に静電吸着させた複合キャリア粒子205を、マグネットロール130のロール表面130mに磁気吸着させる。その後、この複合キャリア粒子205を成膜領域MRに搬送する。そして、成膜領域MRにおいて、搬送される集電箔3と金属筒131との間に直流電圧Vdを印加して、静電気力Fsにより、複合キャリア粒子205のうち活物質合材粒子15を集電箔3に向けて飛ばして、集電箔3上に未圧縮活物質層5x,6xを形成する。このようにすることで、分散媒を含まない未圧縮活物質層5x,6xを形成できるため、分散媒を除去する工程が不要となる。
更に、電極板1の製造方法では、キャリア群210のキャリア群移動速度Vh(mm/s)が-170≦Vh≦-40または+40≦Vh≦+170を満たすように、更には-125≦Vh≦-50または+50≦Vh≦+125を満たすように、マグネットロール130の金属筒131及び内部マグネット部133をそれぞれ回転させている。VhをVh≦-40またはVh≧40、更には、Vh≦-50またはVh≧50としたので、マグネットロール130のロール表面130m上でキャリア群210が適度に立横回転しながら立横回転移動するため、成膜領域MRにおいて、複合キャリア粒子205の活物質合材粒子15が磁性キャリア粒子200から離れ易くなり、集電箔3に向けて飛び易くなる。一方、VhをVh≧-170またはVh≦170、更には、Vh≧-125またはVh≦125としたので、キャリア群210が成膜領域MRに到達する前に、活物質合材粒子15が磁性キャリア粒子200から離れて飛散するのを抑制できる。このため、集電箔3上に堆積される活物質合材粒子15を多くでき、活物質層5,6の目付量Aを多くできる。
また、電極板1の製造方法では、マグネットロール130の金属筒131の周速Vs(mm/s)を200≦Vs≦600としている。金属筒131の周速Vsが遅いと、電極板1の生産性が悪くなる。一方、金属筒131の周速Vsが速すぎると、ロール表面130m上の複合キャリア粒子205に掛かる遠心力が大きくなり、堆積工程S33,S53において、活物質合材粒子15と共に磁性キャリア粒子200も集電箔3に向けて飛ぶようになる。すると、磁性キャリア粒子200も集電箔3上に堆積され、活物質層5,6に磁性キャリア粒子200が混入する。これに対し、金属筒131の周速Vsを200mm/s以上とすることで、電極板1の生産性を良好にできる。一方、金属筒131の周速Vsを600mm/s以下とすることで、活物質層5,6に磁性キャリア粒子200が混入するのを防止できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。例えば、実施形態では、負極板1の製造に本発明を適用したが、正極板の製造に本発明を適用してもよい。
1 電極板(負極板)
3 集電箔
5 第1活物質層
5x 第1未圧縮活物質層
6 第2活物質層
6x 第2未圧縮活物質層
15 活物質合材粒子
100 活物質層形成装置
120 バックアップロール
130 マグネットロール
130m (マグネットロールの)ロール表面
131 金属筒
133 内部マグネット部
133N1 第1磁石
133S1 第2磁石
133N2 第3磁石
133S2 第4磁石
133N3 第5磁石
133S3 第6磁石
140 直流電源
200 磁性キャリア粒子
205 複合キャリア粒子
210 キャリア群
EH 長手方向
KB (マグネットロールと集電箔との)間隙
SH 周方向
MR 成膜領域
Ns (金属筒の)回転数
Nm (内部マグネット部の)回転数
Vh キャリア群移動速度
VR1,VR2,VR3,VR4 (キャリア群移動速度の)範囲
Vd 直流電圧
FV,FV1,FV2 立ち上がり形態
FD,FD1,FD2 横倒し形態
S1 合材粒子作製工程
S2 静電吸着工程
S3 第1未圧縮層形成工程
S31 第1磁気吸着工程
S32 第1搬送工程
S33 第1堆積工程
S4 第1プレス工程
S5 第2未圧縮層形成工程
S51 第2磁気吸着工程
S52 第2搬送工程
S53 第2堆積工程
S6 第2プレス工程

Claims (2)

  1. 帯状の集電箔上に活物質層を備える電極板の製造方法であって、
    ロール表面をなす円筒状で軟磁性の金属からなる金属筒と、
    上記金属筒の内部に上記金属筒と同軸に配置され、外周にN極とS極の磁極が周方向に交互に複数並ぶ内部マグネット部と、を有する
    マグネットロールの上記ロール表面に、活物質合材粒子を磁性キャリア粒子に静電吸着させた複合キャリア粒子を磁気吸着させる磁気吸着工程と、
    上記ロール表面に磁気吸着させた上記複合キャリア粒子を成膜領域に搬送する搬送工程と、
    上記成膜領域において、長手方向に搬送される上記集電箔と上記金属筒との間に直流電圧を印加して、上記複合キャリア粒子のうち上記活物質合材粒子を上記集電箔に向けて飛ばして、上記集電箔上に上記活物質合材粒子を堆積させ、未圧縮の未圧縮活物質層を形成する堆積工程と、を備え、
    上記搬送工程及び上記堆積工程において、
    複数の上記複合キャリア粒子が数珠繋ぎ状に並んだ一連のキャリア群が、上記内部マグネット部の上記磁極の位置に応じて立ち上がり形態と横倒し形態とを交互に取りつつ、上記ロール表面上を移動するキャリア群移動速度Vh(mm/s)が、上記金属筒の回転方向を正の方向として、-170≦Vh≦-40または+40≦Vh≦+170の範囲を満たすように、上記金属筒及び上記内部マグネット部をそれぞれ回転させる
    電極板の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電極板の製造方法であって、
    前記キャリア群移動速度Vh(mm/s)が-125≦Vh≦-50または+50≦Vh≦+125の範囲を満たすように、前記金属筒及び前記内部マグネット部をそれぞれ回転させる
    電極板の製造方法。
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