JP2016134269A - 電極の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】湿潤造粒体をロール圧延することによって形成された電極合剤層にピンホールやスジが発生することを抑制することである。【解決手段】本発明にかかる電極の製造方法は、湿潤造粒体を形成する工程と、形成された湿潤造粒体をロール圧延し、電極集電体上に電極合剤層を成膜する工程と、を備える。湿潤造粒体を形成する工程は、導電材と1次粒子径が20nm以下の微粒子とを撹拌して混合する第1の工程と、第1の工程で撹拌された混合物と電極活物質とを撹拌して混合する第2の工程と、を備える。第1および第2の工程において撹拌する際、撹拌機が備える撹拌翼の周速度を10m/秒以上としている。【選択図】図2

Description

本発明は電極の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池は、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、あるいは電気自動車(EV)等に利用されている。非水電解質二次電池は、一対の電極である正極及び負極と、これらの間を絶縁するセパレータと、非水電解質とを備える。非水電解質二次電池用の電極(正極または負極)の構造としては、金属箔等からなる電極集電体とその上に形成された電極活物質を含む電極合剤層とを含む構造が知られている。
特許文献1には、リチウムイオン二次電池の正極を構成する正極合剤層として、セラミックス粒子(ナノ粒子)を含む正極合剤層を用いた技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、正極合剤層におけるセラミックス粒子(中位径が50nm以下)の含有量が、正極活物質100重量部に対して0.1重量部以上1.0重量部以下としている。また、特許文献1に開示されている技術では、正極を作製する際、正極活物質、セラミックス粒子、結着材、導電材を均一に混合して正極合剤とし、この正極合剤を溶剤中に分散させてスラリー状としている。そして、このスラリーをドクターブレード法等により正極集電体の両面に均一に塗布している。
特開2007−305546号公報
非水電解質二次電池の電極を製造する技術の一つに、湿潤造粒体をロール圧延し、電極集電体上に電極合剤層を成膜する技術がある。この技術では、互いに逆方向に回転する第1ロールおよび第2ロールの間に湿潤造粒体を供給し(図4の第1ロール21および第2ロール22参照)、この湿潤造粒体を圧延しつつ第1ロールに付着させて電極合剤層を形成する。形成された電極合剤層は、電極集電体上に転写され、これにより電極集電体上に電極合剤層が配置された電極が形成される(この技術の詳細については後述する)。
このように、2つのロールの間に湿潤造粒体を供給し、この湿潤造粒体を圧延して電極合剤層を形成する方法では、湿潤造粒体の展延性が低い場合、圧延して形成された電極合剤層にピンホールやスジなどが発生するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、湿潤造粒体の展延性を向上させ、湿潤造粒体をロール圧延することによって形成された電極合剤層にピンホールやスジが発生することを抑制するものである。
本発明にかかる電極の製造方法は、少なくとも導電材と電極活物質と結着材と溶媒とを混合して湿潤造粒体を形成する工程と、前記湿潤造粒体をロール圧延し、電極集電体上に電極合剤層を成膜する工程と、を備える。前記湿潤造粒体を形成する工程は、前記導電材と1次粒子径が20nm以下の微粒子とを撹拌して混合する第1の工程と、前記第1の工程で撹拌された混合物と前記電極活物質とを撹拌して混合する第2の工程と、を備え、前記第1および第2の工程において撹拌する際、撹拌機が備える撹拌翼の周速度を10m/秒以上としている。
本発明にかかる電極の製造方法では、湿潤造粒体を形成する際に、1次粒子径が20nm以下の微粒子を添加している。この微粒子は電極活物質間において潤滑剤として働くため、湿潤造粒体の展延性を向上させることができる。
このとき、本発明にかかる電極の製造方法では、導電材と微粒子とを撹拌した後(つまり、第1の工程の後)、電極活物質を加えて撹拌(第2の工程)しているので、電極活物質と微粒子とに同時に強いせん断応力が印加されることを抑制することができる。よって、電極活物質の表面の凹凸に微粒子が入り込むことを抑制することができるので、電極活物質の表面に微粒子を均一に分散させることができる。また、本発明にかかる電極の製造方法では、撹拌翼の周速度を10m/秒以上としているので、電極活物質の表面に微粒子を均一に分散させることができる。
このように、本発明にかかる電極の製造方法では、電極活物質の表面に微粒子を均一に分散させることができるので、湿潤造粒体の展延性を向上させることができ、湿潤造粒体をロール圧延して電極合剤層を形成した際、電極合剤層にピンホールやスジが発生することを抑制することができる。
本発明により、湿潤造粒体をロール圧延することによって形成された電極合剤層にピンホールやスジが発生することを抑制することができる。
実施の形態にかかる電極の製造方法を説明するためのフローチャートである。 湿潤造粒体を形成する工程を説明するためのフローチャートである。 撹拌機の一例を示す図である。 電極集電体上に電極合剤層を成膜する際に用いられる電極製造装置の一例を示す斜視図である。 本発明の効果を説明するための図である。 比較例にかかる湿潤造粒体を形成する工程を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態にかかる電極の製造方法を説明するためのフローチャートである。本実施の形態にかかる電極の製造方法は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池の電極(正極、及び負極)の製造に用いることができる。
図1に示すように、電極を製造する際は、少なくとも導電材と電極活物質と結着材と溶媒とを混合して湿潤造粒体を形成する(ステップS1)。その後、ステップS1で形成した湿潤造粒体をロール圧延し、電極集電体上に電極合剤層を成膜する(ステップS2)。
まず、湿潤造粒体を形成する工程(ステップS1)について詳細に説明する。図2は、湿潤造粒体を形成する工程を説明するためのフローチャートである。なお、以下では正極用の湿潤造粒体の製造方法について説明するが、負極用の湿潤造粒体についても同様の方法を用いて作製することができる。
まず、図2に示すように、導電材と分散剤と微粒子とを撹拌機に投入して乾式撹拌する(ステップS11:第1撹拌工程)。ここで、導電材には、例えばアセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック等のカーボンブラック、黒鉛(グラファイト)等を用いることができる。例えば、導電材(AB)の1次粒子径は50nm程度、2次粒子径は300nm程度である。また、分散剤には、カルボキシメチルセルロースNa塩(CMC)等を用いることができる。なお、本実施の形態にかかる電極の製造方法では分散剤の添加を省略してもよい。
微粒子には、例えばアルミナ、シリカ、チタニア等のセラミックス粒子を用いることができる。微粒子と電解液との反応の影響を考慮すると、特にアルミナ粒子を用いることが好ましい。つまり、微粒子にアルミナ粒子を用いることで、微粒子が電解液と反応することを抑制することができ、電池特性が低下することを抑制することができる。例えば、微粒子の1次粒子径は20nm以下である。また、微粒子の添加量は、電極活物質(正極活物質)に対して0.05重量%以上1重量%以下とすることができる。
図3は、本実施の形態にかかる電極の製造方法で用いられる撹拌機の一例を示す上面図(上図)および側面図(下図)である。図3に示すように、撹拌機10は、撹拌容器11と、回転軸12と、撹拌翼13、14と、本体部15と、を備える。撹拌容器11には、撹拌対象物(導電材、分散剤、及び微粒子)が投入される。回転軸12は回転機構(不図示)と接続されており、撹拌時に回転するように構成されている。撹拌翼13、14はそれぞれ、回転軸12から外周方向に向かって伸びるように、回転軸12に取り付けられている。図3の下図に示すように、撹拌翼13と撹拌翼14はそれぞれ鉛直方向において互いに異なる位置となるように回転軸12に取り付けられている。本体部15には、回転軸12を回転させるための回転機構(モータ)、制御回路等が収納されている。
本実施の形態では、導電材、分散剤、及び微粒子を乾式撹拌する際、撹拌機10が備える撹拌翼13、14の周速度を10m/秒以上とする。また、撹拌時間は、例えば120秒程度とすることができるが、これに限定されることはない。ここで、撹拌翼13、14の周速度とは、撹拌翼13、14の先端における速度(つまり、回転している撹拌翼13、14の外周における速度)であり、撹拌翼の長さと撹拌翼の時間当たりの回転数とから求めることができる。つまり、次の式を用いて求めることができる。以下の式において「撹拌翼の長さ」とは、回転軸12の中心から撹拌翼13(または回転翼14)の先端までの長さである。
周速度(m/s)=撹拌翼の長さ(mm)×2×π×回転数(rpm)÷1000÷60
なお、図3に示した撹拌機10は一例であり、本実施の形態にかかる電極の製造方法では、図3に示した構成以外の撹拌機を用いてもよい。例えば、撹拌機10が備える撹拌翼の数は3つ以上であってもよい。
ステップS11において導電材と分散剤と微粒子とを撹拌機に投入し、撹拌時の撹拌翼の周速度を10m/秒以上とすることで、導電材(AB)を解砕することができ、また微粒子のストラクチャー構造を分解することができる。よって、微粒子と導電材(AB)とを均一に混合することができる。このとき、微粒子の一部は導電材(AB)の表面に付着する。
次に、ステップS11で撹拌された混合物(導電材、分散剤、及び微粒子)と電極活物質(正極活物質)とを撹拌して混合する(ステップS12:第2撹拌工程)。正極活物質は、リチウムを吸蔵・放出可能な材料であり、例えばコバルト酸リチウム(LiCoO)、マンガン酸リチウム(LiMn)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)等を用いることができる。また、LiCoO、LiMn、LiNiOを任意の割合で混合して焼成した材料を用いてもよい。組成の一例としては、例えば、これらの材料を等しい割合で混合したLiNi1/3Mn1/3Co1/3が挙げられる。電極活物質(正極活物質)の2次粒子径は、例えば5μm程度である。
ステップS12における撹拌においても、撹拌機10が備える撹拌翼13、14の周速度を10m/秒以上とする。また、撹拌時間は、例えば15秒程度とすることができるが、これに限定されることはない。
ステップS12において、混合物(導電材、分散剤、及び微粒子)と正極活物質とを撹拌することで、正極活物質の周りに導電材(AB)および微粒子を付着させることができる。特に本実施の形態では、撹拌時の撹拌翼の周速度を10m/秒以上とすることで、微粒子を正極活物質の周囲に均一に分散させることができる。
次に、ステップS12で撹拌された混合物(導電材、分散剤、微粒子、及び正極活物質)に結着材および溶媒を投入し、造粒するための撹拌を行う(ステップS13:造粒工程)。結着材には、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、スチレンブタジエンラバー(SBR)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を用いることができる。溶媒には、例えば水やNMP(N−メチル−2−ピロリドン)溶液を用いることができる。
ステップS13では、撹拌時の撹拌翼の周速度を10m/秒以下(低速撹拌)とすることが好ましい。これにより撹拌容器11への湿潤造粒体の付着が抑制され、歩留まりが向上する。撹拌時間は、例えば15秒程度とすることができるが、これに限定されることはない。
次に、ステップS13で造粒された造粒体を微細化するために、ステップS13における撹拌よりも短時間かつ速い周速度で撹拌する(ステップS14:微細化工程)。例えば、撹拌時の撹拌翼の周速度を15m/秒程度(高速撹拌)とし、撹拌時間を3秒程度とする。
以上で説明した方法を用いることで、正極用の湿潤造粒体を作製することができる。なお、負極用の湿潤造粒体についても上記で説明した方法と同様の方法を用いて作製することができる。負極用の湿潤造粒体を作製する際は、電極活物質として負極活物質を用いる。
次に、図1の成膜工程(ステップS2)、つまり、ステップS1で形成した湿潤造粒体をロール圧延し、電極集電体上に電極合剤層を成膜する工程について詳細に説明する。図4は、成膜工程で用いられる電極製造装置の一例を示す斜視図である。
図4に示すように、電極製造装置20は、塗布ロール21(第1ロール)と、引込ロール22(第2ロール)と、転写ロール23と、湿潤造粒体30を貯留する貯留部24とを有する。塗布ロール21は、引込ロール22と転写ロール23との間に設けられている。貯留部24は、塗布ロール21と引込ロール22との間に設けられている。また、塗布ロール21と引込ロール22とは互いに対向しており、塗布ロール21と引込ロール22との間には、クリアランス26(隙間)が設けられている。これにより、貯留部24の下にクリアランス26を設けることができる。貯留部24は一対のブレード25を備えており、一対のブレード25の間隔を調整することで、電極集電体31に塗布される電極合剤層30bの塗工幅を規定することができる。
塗布ロール21は、矢印Aの方向(図4では反時計回り)に回転する。引込ロール22は、矢印Bの方向(図4では時計回り)に回転する。つまり、引込ロール22の回転方向は、塗布ロール21の回転方向と逆になっている。また、転写ロール23は、矢印Cの方向(図4では時計回り)に回転する。つまり、転写ロール23の回転方向は、塗布ロール21の回転方向と逆になっている。例えば、塗布ロール21の回転速度は引込ロール22の回転速度よりも速く、転写ロール23の回転速度は塗布ロール21の回転速度よりも速くする。
引込ロール22は、塗布ロール21と協働して、貯留部24に貯留された湿潤造粒体30を下方向に引き込みつつ圧延する。つまり、塗布ロール21と引込ロール22とが回転することによって、貯留部24に貯留された湿潤造粒体30が、圧延されながらクリアランス26から下方向に押し出される。このとき、塗布ロール21の表面に、圧延された湿潤造粒体30すなわち電極合剤層30aが付着する。塗布ロール21は、この付着した電極合剤層30aをロール面21aにおいて保持する。塗布ロール21は、電極合剤層30aを保持しつつ矢印A方向に回転することで、電極合剤層30aを転写ロール23側に搬送する。
一方、転写ロール23は、矢印C方向に回転することによって、例えば金属箔である電極集電体31を矢印D方向に搬送する。そして、塗布ロール21によって、塗布ロール21と転写ロール23との隙間Gに電極合剤層30aが搬送されると、塗布ロール21は、転写ロール23と協働して、隙間Gにおいて電極集電体31に電極合剤層30aを塗布(転写)する。その後、電極集電体31に転写された電極合剤層30bは乾燥工程(不図示)に搬送されて乾燥される。これにより、電極集電体31の上に電極合剤層30bを成膜することができる。
電極製造装置20を用いて正極を作製する際は、湿潤造粒体30として正極活物質を含む湿潤造粒体を用い、電極集電体として正極集電体を用いる。正極集電体には、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合金を用いることができる。また、電極製造装置20を用いて負極を作製する際は、湿潤造粒体30として負極活物質を含む湿潤造粒体を用い、電極集電体として負極集電体を用いる。負極集電体には、例えば銅やニッケルあるいはそれらの合金を用いることができる。
図4に示したような電極製造装置20のように、2つのロール21、22の間に湿潤造粒体30を供給し、この湿潤造粒体30を圧延して電極合剤層を形成する方法では、湿潤造粒体30の展延性が低い場合、圧延して形成された電極合剤層30bにピンホールやスジなどが発生するという問題があった。
そこで本実施の形態にかかる電極の製造方法では、湿潤造粒体を形成する際(図1のステップS1)、1次粒子径が20nm以下の微粒子を添加している。この微粒子は電極活物質間において潤滑剤として働くため、湿潤造粒体の展延性を向上させることができる。つまり、図5の左図に示すように、微粒子を添加しない場合は、電極活物質40同士が接触した際、電極活物質40間に摩擦抵抗が発生するため(符号41で示す)、電極活物質40を含む湿潤造粒体の展延性が低くなる。一方、本実施の形態のように微粒子を添加した場合は、図5の右図に示すように、微粒子42が電極活物質40間において潤滑剤として働くため(換言すると、微粒子42がベアリングのような働きをするため)、湿潤造粒体の展延性を向上させることができる。
更に、本実施の形態にかかる電極の製造方法では、湿潤造粒体を形成する際、図2に示すように、第1撹拌工程(ステップS11)において導電材と微粒子とを撹拌した後、第2撹拌工程(ステップS12)において電極活物質を加えて撹拌しているので、電極活物質と微粒子とに同時に強いせん断応力が印加されることを抑制することができる。よって、電極活物質の表面の凹凸に微粒子が入り込むことを抑制することができるので、電極活物質の表面に微粒子を均一に分散させることができる。
背景技術で説明した特許文献1に開示されている技術では、正極合剤層中にセラミックス粒子(ナノ粒子)を添加している。しかし、特許文献1にかかる技術では、正極を作製する際、正極活物質、セラミックス粒子、結着材、導電材を同時に混合して正極合剤を形成しているので、これらの材料を混合した際、正極活物質の表面の凹凸に微粒子が入り込んでしまい、正極活物質の周囲に均一に微粒子を分散させることができない。このため、特許文献1にかかる技術を用いたとしても、上記で説明した本発明の効果(展延性の向上)は得られない。なお、この点については、実施例におけるサンプル16とサンプル23との比較(表4参照)において具体的に説明している。
また、本実施の形態にかかる電極の製造方法では、撹拌翼の周速度を10m/秒以上としているので、第1撹拌工程(ステップS11)では導電材の解砕および微粒子のストラクチャーの分解を促進させることができ、第2撹拌工程(ステップS12)では電極活物質の表面に微粒子を均一に分散させることができる。このように、電極活物質の表面に微粒子を均一に分散させることができるので、湿潤造粒体の展延性を向上させることができ、湿潤造粒体をロール圧延して電極合剤層を形成した際、電極合剤層にピンホールやスジが発生することを抑制することができる。
このとき、添加する微粒子の1次粒子径を20nm以下とすることで、微粒子が電極活物質と電極活物質との間に入り込み易くなり(図5参照)、電極活物質間の摩擦抵抗を大幅に低減することができる。よって、湿潤造粒体の展延性を大幅に向上させることができる。
また、微粒子の添加量は、電極活物質に対して0.05重量%以上1重量%以下とすることが好ましい。微粒子の添加量を電極活物質に対して0.05重量%以上とすることで、微粒子が電極活物質間において潤滑剤として働くようにすることができ、電極活物質間の摩擦抵抗を低減する(つまり、展延性を向上させる)という効果が得られる。また、微粒子の添加量を電極活物質に対して1重量%以下とすることで、電池の抵抗成分が増加することを抑制することができる。特に、展延性向上の効果と電池抵抗の抑制を考慮すると、微粒子の添加量は、電極活物質に対して0.1重量%以上0.5重量%以下とすることがより好ましい。
また、本実施の形態にかかる電極の製造方法では、第1撹拌工程(ステップS11)および第2撹拌工程(ステップS12)における撹拌翼の周速度を15m/秒以上とすることがより好ましい。これにより、電極活物質の表面に微粒子をより均一に分散させることができる。なお、本実施の形態において、撹拌翼の周速度の上限値は40m/秒とすることができる。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、湿潤造粒体をロール圧延することによって形成された電極合剤層にピンホールやスジが発生することを抑制することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
上記で説明した方法を用いて湿潤造粒体を作製した。電極活物質(正極活物質)にはLiNi1/3Co1/3Mn1/3を、導電材にはアセチレンブラック(電気化学工業社製デンカブラックHS−100)を使用した。更に、分散剤としてカルボキシメチルセルロースNa塩(CMC)(日本製紙社製MAC800LC)を、結着材としてフッ素ポリマーを含有するアクリルポリマー(JSR社製)を添加した。溶媒にはイオン交換水を使用した。
微粒子には、SiO(品番:NAX50、NX90G、R972、300、R976、RX300)、TiO(品番:P25、P90、T805、NKT90)、Al(品番:Alu C、Alu C805)のいずれかを使用した(いずれも日本アエロジル社製)。
固形分における電極活物質の含有量を(91−x)重量%、導電材の含有量を8重量%、分散剤の含有量を0.5重量%、結着材の含有量を0.5重量%、微粒子の含有量をx重量%とした。ここで、微粒子の固形分率をxとしている。湿潤造粒体の固形分率については、75重量%とした。
湿潤造粒体を作製するための撹拌機として、フードプロセッサ(山本電機社製MB−MM22)を使用した。湿潤造粒体を作製する際は、まず、図2に示すように、導電材と分散剤と微粒子とを撹拌機に投入し、撹拌翼の周速度10m/秒、時間120秒の条件で乾式撹拌した(ステップS11)。その後、電極活物質を撹拌機に投入し、撹拌翼の周速度10m/秒、時間15秒の条件で乾式撹拌した(ステップS12)。そして、結着材と水とを撹拌機に投入し、撹拌翼の周速度10m/秒、時間15秒の条件で、造粒するための撹拌を行った(ステップS13)。最後に、ステップS13で造粒された造粒体を微細化するために、撹拌翼の周速度15m/秒、時間3秒の条件で撹拌した(ステップS14)。
得られた湿潤造粒体の展延性は、リックス社製の展延性評価装置を用いて評価した。展延性評価装置は、板材と楔材との間に所定量の湿潤造粒体を挟み、楔材を徐々に押し込むことにより湿潤造粒体の膜厚を狭くしてゆき、所定の膜厚での荷重を測定する装置である。本実施例では、湿潤造粒体の膜厚350μmにおける荷重を計測し、荷重が1kN未満の場合は「良好(○)」と評価し、荷重が1kN以上の場合は「不可(×)」と評価した。
また、図4に示した電極製造装置を用いて、湿潤造粒体から電極を製造した。電極集電体にはアルミニウム箔を用いた。成膜性については、形成された電極合剤層について、ピンホールあるいはスジなどの有無について目視で評価した。ピンホールやスジが無いものについては「良好(○)」と評価し、ピンホールやスジが有るものについては「不可(×)」と評価した。
また、上記のようにして形成した正極を用いてリチウムイオン二次電池セルを作製した。そして、25℃、SOC=56%における電池セルのインピーダンスの反応抵抗(IV特性)を測定した。IV特性が200mΩ未満の場合については「良好(○)」と評価し、IV特性が200mΩ以上の場合については「不可(×)」と評価した。
表1に、微粒子の種類および1次粒子径が異なるサンプルの展延性、成膜性を示す。サンプル1〜13では、微粒子の添加量および第1撹拌工程(ステップS11)における撹拌速度(撹拌翼の周速度)をそろえたまま、添加する微粒子の種類および1次粒子径を変更している。
Figure 2016134269
サンプル1は、微粒子を添加していないサンプルである。サンプル2〜7は微粒子にSiOを用いたサンプルである。サンプル2に添加した微粒子の1次粒子径は30nm、サンプル3に添加した微粒子の1次粒子径は20nm、サンプル4に添加した微粒子の1次粒子径は16nm、サンプル5〜7に添加した微粒子の1次粒子径は7nmである。なお、サンプル5〜7に添加した微粒子は品番がそれぞれ異なる。
サンプル8、9、11、12は微粒子にTiOを用いたサンプルである。サンプル8、11に添加した微粒子の1次粒子径は21nm、サンプル9、12に添加した微粒子の1次粒子径は14nmである。なお、サンプル8、9、11、12に添加した微粒子は品番がそれぞれ異なる。
サンプル10、13は微粒子にAlを用いたサンプルである。サンプル10、13に添加した微粒子の1次粒子径は13nmである。なお、サンプル10、13に添加した微粒子は品番がそれぞれ異なる。
表1に示すように、サンプル1では微粒子を添加していないため、電極活物質間の摩擦抵抗により湿潤造粒体の展延性が低くなった(つまり、膜厚350μmにおける荷重が大きくなった)。このため、成膜した際、電極合剤層にピンホールやスジが生じた。また、サンプル2、8、11では微粒子を添加したが、添加した微粒子の1次粒子径が20nm以上であったため、湿潤造粒体の展延性を向上させる効果が低く、成膜性が不可となった。これら以外のサンプル3〜7、9、10、12、13については、微粒子の粒子径が20nm以下であり、微粒子を添加することにより湿潤造粒体の展延性が向上した。このため、成膜性が良好であった。
表2に、微粒子の添加量が異なるサンプル10、14〜19の展延性、成膜性、セルIV特性を示す。サンプル10、14〜19では、微粒子の種類および第1撹拌工程(ステップS11)における撹拌速度(撹拌翼の周速度)をそろえたまま、微粒子の添加量を変更している。
Figure 2016134269
表2に示すように、サンプル14では微粒子の添加量が電極活物質に対して0.05重量%未満であり、添加量が少ないために湿潤造粒体の展延性を向上させる効果が低く、成膜性が不可となった。また、サンプル19では微粒子の添加量が電極活物質に対して1重量%を超えており、湿潤造粒体の展延性の向上がみられたものの、電池の反応抵抗が上昇した。表2に示す結果から、微粒子の添加量は、電極活物質に対して0.05重量%以上1重量%以下が好ましいといえる。特に、展延性向上の効果と電池抵抗の抑制を考慮すると、微粒子の添加量は、電極活物質に対して0.1重量%以上0.5重量%以下とすることがより好ましいといえる。
表3に、第1撹拌工程(ステップS11)における撹拌速度(撹拌翼の周速度)が異なるサンプル10、20〜22の展延性、成膜性を示す。サンプル10、20〜22では、微粒子の種類および添加量をそろえたまま、第1撹拌工程(ステップS11)における撹拌速度(撹拌翼の周速度)を変更している。
Figure 2016134269
表3に示すように、サンプル20では第1撹拌工程(ステップS11)における撹拌速度(撹拌翼の周速度)が10m/秒よりも遅かったため、微粒子が電極活物質の周囲に均一に分散しなかった。このため、湿潤造粒体の展延性を向上させる効果が低く、成膜性が不可となった。それ以外のサンプルについては、湿潤造粒体の展延性が向上し、成膜性が良好であった。表3に示す結果から、第1撹拌工程(ステップS11)における撹拌速度(撹拌翼の周速度)は、10m/秒以上とすることが好ましいといえる。
また、導電材と分散剤と微粒子とを第1撹拌工程(ステップS11)で撹拌した後、電極活物質を加えて第2撹拌工程(ステップS12)で撹拌した場合と、導電材と分散剤と微粒子と電極活物質とを一度に投入して撹拌した場合とを比べるために、図6に示すフローチャートにしたがってサンプル23を作製した。
サンプル23を作製する際、図6に示すように、まず、導電材と分散剤と微粒子と電極活物質とを撹拌機に投入し、撹拌翼の周速度10m/秒、時間135秒の条件で乾式撹拌した(ステップS21)。その後、結着材と水とを撹拌機に投入し、撹拌翼の周速度10m/秒、時間15秒の条件で、造粒するための撹拌を行った(ステップS22)。最後に、ステップS22で造粒された造粒体を微細化するために、撹拌翼の周速度15m/秒、時間3秒の条件で撹拌した(ステップS23)。なお、サンプル23を作製する際に用いた材料(導電材、分散剤、微粒子、電極活物質)は、サンプル16を作製する際に用いた材料と同様のものを用いた。
表4に、電極活物質を分けて(逐次)投入したサンプル16(つまり、撹拌工程を第1撹拌工程と第2撹拌工程とに分けて作製したサンプル)と、電極活物質を一括で投入したサンプル23(つまり、撹拌工程を分けていないサンプル)の展延性、成膜性、セルIV特性を示す。
Figure 2016134269
表4に示すように、電極活物質を一括で投入したサンプル23では、湿潤造粒体の展延性が向上しなかったため成膜性が不可となった。一方、電極活物質を分けて(逐次)投入したサンプル16では、湿潤造粒体の展延性が向上し、成膜性が良好であった。
湿潤造粒体を作製する際、導電材を解砕するには、速い周速度で長い時間、撹拌する必要がある。このため、サンプル23のように導電材と分散剤と微粒子と電極活物質とを一緒に投入した場合は、導電材を解砕するために、これらの材料を含む状態で長時間、撹拌する必要がある。このとき、電極活物質の表面の凹凸に微粒子が入り込んでしまうため、電極活物質の周囲に均一に微粒子を分散させることができない。このため、サンプル23では、湿潤造粒体の展延性が向上しなかったと考えられる。
以上、本発明を上記実施の形態および実施例に即して説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
10 撹拌機
11 撹拌容器
12 回転軸
13、14 撹拌翼
15 本体部
20 電極製造装置
21 塗布ロール
22 引込ロール
23 転写ロール
24 貯留部
25 ブレード
26 クリアランス
30 湿潤造粒体
30a 電極合剤層
31 電極集電体
40 電極活物質
42 微粒子

Claims (5)

  1. 少なくとも導電材と電極活物質と結着材と溶媒とを混合して湿潤造粒体を形成する工程と、
    前記湿潤造粒体をロール圧延し、電極集電体上に電極合剤層を成膜する工程と、を備える電極の製造方法であって、
    前記湿潤造粒体を形成する工程は、
    前記導電材と1次粒子径が20nm以下の微粒子とを撹拌して混合する第1の工程と、
    前記第1の工程で撹拌された混合物と前記電極活物質とを撹拌して混合する第2の工程と、を備え、
    前記第1および第2の工程において撹拌する際、撹拌機が備える撹拌翼の周速度を10m/秒以上とする、
    電極の製造方法。
  2. 前記微粒子の添加量は、前記電極活物質に対して0.05重量%以上1重量%以下である、請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 前記微粒子の添加量は、前記電極活物質に対して0.1重量%以上0.5重量%以下である、請求項1に記載の電極の製造方法。
  4. 前記第1および第2の工程において撹拌する際の前記撹拌翼の周速度が15m/秒以上である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電極の製造方法。
  5. 前記微粒子はアルミナ粒子である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電極の製造方法。
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