JP7203200B2 - 全固体二次電池 - Google Patents

全固体二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP7203200B2
JP7203200B2 JP2021508706A JP2021508706A JP7203200B2 JP 7203200 B2 JP7203200 B2 JP 7203200B2 JP 2021508706 A JP2021508706 A JP 2021508706A JP 2021508706 A JP2021508706 A JP 2021508706A JP 7203200 B2 JP7203200 B2 JP 7203200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolyte
solid
3lioh
secondary battery
identified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021508706A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020194823A1 (ja
Inventor
玄将 大西
聡 尾崎
俊広 吉田
祐司 勝田
洋介 佐藤
援 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Publication of JPWO2020194823A1 publication Critical patent/JPWO2020194823A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7203200B2 publication Critical patent/JP7203200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01DCOMPOUNDS OF ALKALI METALS, i.e. LITHIUM, SODIUM, POTASSIUM, RUBIDIUM, CAESIUM, OR FRANCIUM
    • C01D15/00Lithium compounds
    • C01D15/06Sulfates; Sulfites
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0561Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of inorganic materials only
    • H01M10/0562Solid materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/13Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
    • H01M4/131Electrodes based on mixed oxides or hydroxides, or on mixtures of oxides or hydroxides, e.g. LiCoOx
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/72Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by d-values or two theta-values, e.g. as X-ray diagram
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/74Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by peak-intensities or a ratio thereof only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0017Non-aqueous electrolytes
    • H01M2300/0065Solid electrolytes
    • H01M2300/0068Solid electrolytes inorganic
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

本発明は、全固体二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池及びキャパシタ等の蓄電素子に用いられる固体電解質の研究開発が盛んである。特に、室温から高温にかけて十分なリチウムイオン伝導度を維持可能な固体電解質の開発が望まれている。ここで、非特許文献1では、LiSOとLiOHを均質に溶融した後に急冷させた凝固体を固体電解質として用いることが提案されている。特に、この固体電解質が低温で動作するデバイスに用いることができるとされている。
V.K.DESHPANDE, F.C.RAGHUWANSHI AND K.SINGH, "ELECTRICAL CONDUCTIVITY OF THE Li2SO4-LiOH SYSTEM", Solid State Ionics 18 & 19 (1986)378-381
しかしながら、非特許文献1に記載の固体電解質は、室温におけるリチウムイオン伝導度が十分に高いとはいえない。また、非特許文献1の固体電解質は、伝導度の温度依存性が小さく、温度上昇による伝導度上昇効果が期待できない。つまり、この固体電解質は室温から高温にかけて十分なリチウムイオン伝導度を有する材料とはいえない。これらの問題に対し、本発明者らは、3LiOH・LiSOで表される固体電解質が25℃において高いリチウムイオン伝導度を呈するとの知見を得ている。しかしながら、上記組成の材料のみでは高温で長時間保持した場合にリチウムイオン伝導度が低下しやすいとの別の問題があることが分かってきた。
本発明者らは、今般、3LiOH・LiSOと同定される固体電解質にホウ素をさらに含有させることで、高温で長時間保持した後においてもリチウムイオン伝導度の低下を有意に抑制できるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、高温で長時間保持した後においてもリチウムイオン伝導度の低下を有意に抑制可能な3LiOH・LiSOベースの固体電解質を備えた全固体二次電池を提供することにある。
本発明の一態様によれば、X線回折により3LiOH・LiSOと同定される固体電解質であって、前記固体電解質がホウ素をさらに含む、固体電解質を用いた全固体二次電池が提供される。
固体電解質
本発明の全固体二次電池に用いる固体電解質は、X線回折により3LiOH・LiSOと同定される固体電解質である。そして、この固体電解質はホウ素をさらに含む。3LiOH・LiSOと同定される固体電解質にホウ素をさらに含有させることで、高温で長時間保持した後においてもリチウムイオン伝導度の低下を有意に抑制することができる。すなわち、前述したとおり、本発明者らは、3LiOH・LiSOで表される固体電解質が25℃において高いリチウムイオン伝導度を呈するとの知見を得ている。しかしながら、上記組成のみでは高温で長時間保持した場合にリチウムイオン伝導度が低下しやすいとの別の問題があることが分かってきた。この点、3LiOH・LiSOと同定される固体電解質にホウ素をさらに含有させることで上記問題を解決することができる。ホウ素の含有によりイオン伝導度維持度を向上できるメカニズムは定かではないが、X線回折測定によると、ホウ素を含有させることにより、3LiOH・LiSOの回折ピークがわずかに高角側にシフトしていることから、ホウ素は3LiOH・LiSOの結晶構造のサイトのいずれかに取り込まれ、結晶構造の温度に対する安定性を向上させているものと推察される。
したがって、本発明に用いる固体電解質は、リチウムイオン二次電池及びキャパシタ等の蓄電素子に用いられるのが好ましく、特に好ましくはリチウムイオン二次電池に用いられる。リチウムイオン二次電池は、全固体電池(例えば全固体リチウムイオン二次電池)であってもよい。また、リチウムイオン二次電池は、固体電解質がセパレータとして用いられ、セパレータと対向電極との間に電解液を備えた液系の電池(例えばリチウム空気電池)であってもよい。
上述のとおり、本発明に用いる固体電解質は、X線回折により3LiOH・LiSOと同定される固体電解質である。すなわち、固体電解質は3LiOH・LiSOを主相として含むものである。固体電解質に3LiOH・LiSOが含まれているか否かは、X線回折パターンにおいて、ICDDデータベースの032-0598を用いて同定することで確認可能である。ここで「3LiOH・LiSO」とは、結晶構造が3LiOH・LiSOと同一とみなせるものを指し、結晶組成が3LiOH・LiSOと必ずしも同一である必要はない。すなわち、3LiOH・LiSOと同等の結晶構造を有するかぎり、組成がLiOH:LiSO=3:1から外れるものも本発明の固体電解質に包含されるものとする。したがって、ホウ素を含有する固体電解質(例えばホウ素が固溶し、X線回折ピークが高角度側にシフトした3LiOH・LiSO)であっても、結晶構造が3LiOH・LiSOと同一とみなせるかぎり、3LiOH・LiSOとして本明細書では言及するものとする。同様に、本発明に用いる固体電解質は不可避不純物の含有も許容するものである。
したがって、固体電解質には、主相である3LiOH・LiSO以外に、異相が含まれていてもよい。異相は、Li、O、H、S及びBから選択される複数の元素を含むものであってもよいし、あるいはLi、O、H、S及びBから選択される複数の元素のみからなるものであってもよい。異相の例としては、原料に由来するLiOH、LiSO及び/又はLiBO等が挙げられる。これらの異相については3LiOH・LiSOを形成する際に、未反応の原料が残存したものと考えられるが、リチウムイオン伝導に寄与しないため、LiBO以外はその量は少ない方が望ましい。もっとも、LiBOのようにホウ素を含む異相については、高温長時間保持後のリチウムイオン伝導度維持度の向上に寄与しうることから、所望の量で含有されてもよい。もっとも、固体電解質はホウ素が固溶された3LiOH・LiSOの単相で構成されるものであってもよい。
本発明に用いる固体電解質はホウ素をさらに含む。固体電解質中に含まれる硫黄Sに対するホウ素Bのモル比(B/S)は、0.002超1.0未満であるのが好ましく、より好ましくは0.003以上0.9以下、さらに好ましくは0.005以上0.8以下である。ホウ素含有量が少量であると、高温でのリチウムイオン伝導度の維持率が低下するが、上記範囲内のB/Sであるとリチウムイオン伝導度の維持率を向上することが可能である。また、ホウ素含有量が多いとリチウムイオン伝導度の絶対値の低下を招きうるが、上記範囲内のB/Sであるとホウ素を含む未反応の異相の含有量が低くなるため、リチウムイオン伝導度の絶対値を高くすることができる。
本発明に用いる固体電解質は、CuKαを線源としたX線回折パターンにおける、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピークの半値幅が0.500°以下であるのが好ましく、より好ましくは0.400°以下、さらに好ましくは0.200°以下である。このような範囲であると高温長時間保持後のリチウムイオン伝導度維持率をさらに向上できる。上記半値幅は小さければ小さいほど結晶性が高いことを意味するため好ましく、下限値は特に限定されるものではないが、典型的には0.08°以上、より典型的には0.1°以上である。
本発明に用いる固体電解質は、CuKαを線源としたX線回折パターンにおける、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピーク強度ILHSに対する、LiOHと同定される2θ=20.5°付近のピーク強度ILiOHの比である、ILiOH/ILHSが0.234未満であるのが好ましく、より好ましくは0.230以下、さらに好ましくは0.200以下である。LiOHが多いとリチウムイオン伝導度の絶対値の低下を招きうるが、上記範囲であるとLiOHの含有率が低くなるため、リチウムイオン伝導度の絶対値を高くすることができる。
本発明による固体電解質は、CuKαを線源としたX線回折パターンにおける、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピーク強度ILHSに対する、LiSOと同定される2θ=22.2°付近のピーク強度ILi2SO4の比である、ILi2SO4/ILHSが1.10未満であるのが好ましく、より好ましくは0.50以下、さらに好ましくは0.20以下である。LiSOが多いとリチウムイオン伝導度の絶対値の低下を招きうるが、上記範囲であるとLiSOの含有率が低くなるため、リチウムイオン伝導度の絶対値を高くすることができる。
本発明に用いる固体電解質は、溶融凝固体を粉砕した粉末の圧粉体であってもよいが、溶融凝固体(すなわち加熱溶融後に凝固させたもの)が好ましい。
製造方法
本発明の好ましい態様によれば、本発明に用いる固体電解質は、LiOH、LiSO及びLiBOを含む原料を溶融して冷却することによって凝固体を形成する工程を経て製造することができる。この場合に用いる原料はxLiOH・LiSO・yLiBO(式中、2.0≦x≦4、0.002≦y≦1)で表される組成を有するのがイオン伝導度の観点から好ましいが、所望の特性が得られるかぎりこれに限定されない(例えば1.0≦x≦4であってもよい)。例えば、固体電解質の製造は、(a)LiOH、LiSO及びLiBOを含む原料(好ましくは上記組成の原料)の溶融物を冷却することによって凝固体を形成し、(b)凝固体を粉砕することによって固体電解質粉末とし、(c)固体電解質粉末を成形すること又は固体電解質粉末を再度溶融後冷却して固化することによって固体電解質を形成することにより行うことができる。上記(a)における溶融物の冷却は急冷又は徐冷(例えば炉冷)のいずれでもよい。上記(b)における粉砕の方法は、公知の手法及び条件に従い、容器にジルコニアボール等の玉石と固体電解質の凝固体を投入して粉砕することにより行うことができる。上記(c)工程における成形は、プレス(例えば金型プレス、ラバープレス)等の様々な手法により行うことができ、好ましくは金型プレスである。上記(c)工程における固体電解質粉末の再度の溶融後の冷却時の降温速度は10~1000℃/hであるのが好ましく、より好ましくは10~100℃/hである。
全固体二次電池
前述のとおり、本発明に用いる固体電解質は全固体二次電池に用いられるのが好ましい。すなわち、本発明の好ましい態様によれば上記固体電解質を用いた全固体二次電池が提供される。この全固体二次電池は、正極と負極との間に本発明による固体電解質を備える。そして、固体電解質の少なくとも一部又は全部がリチウムイオン伝導材料層を構成する。
正極は、リチウム二次電池に一般的に用いられる正極を用いることができるが、リチウム複合酸化物を含むのが好ましい。リチウム複合酸化物とは、LiMO(0.05<x<1.10であり、Mは少なくとも1種類の遷移金属であり、Mは典型的にはCo、Ni、Mn及びAlの1種以上を含む)で表される酸化物である。リチウム複合酸化物は、層状岩塩構造又はスピネル型構造を有するのが好ましい。層状岩塩構造を有するリチウム複合酸化物の例としては、LiCoO(コバルト酸リチウム)、LiNiO(ニッケル酸リチウム)、LiMnO(マンガン酸リチウム)、LiNiMnO(ニッケル・マンガン酸リチウム)、LiNiCoO(ニッケル・コバルト酸リチウム)、LixCoNiMnO(コバルト・ニッケル・マンガン酸リチウム)、LiCoMnO(コバルト・マンガン酸リチウム)、LiMnO、及び上記化合物との固溶物等が挙げられる。特に好ましくは、LiCoNiMnO(コバルト・ニッケル・マンガン酸リチウム)、及びLiCoO(コバルト酸リチウム、典型的にはLiCoO)である。スピネル構造を有するリチウム複合酸化物の例としては、LiMn系材料、LiNi0.5Mn1.5系材料等が挙げられる。
リチウム複合酸化物には、Mg、Al、Si、Ca、Ti、V、Cr、Fe、Cu、Zn、Ga、Ge、Sr、Y,Zr、Nb、Mo、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Bi、及びWから選択される1種以上の元素が含まれていてもよい。また、オリビン構造を持つLiMPO(式中、MはFe、Co、MnおよびNiから選択される少なくとも1種である)等も好適に用いることができる。
正極は、一般に合材電極と呼ばれる、正極活物質、電子伝導助剤、リチウムイオン伝導性材料及びバインダー等の混合物を成形した形態であってもよいし、正極原料粉末を焼結した焼結板の形態であってもよい。焼結板は緻密体でも多孔体でもよく、その多孔体の孔内には固体電解質を含んでもよい。また、正極活物質と固体電解質の間には、正極と固体電解質の反応を抑制するための保護層や、界面抵抗を低減するための層が導入されていてもよい。
負極としては、リチウム二次電池に一般的に用いられる負極を用いることができる。そのような一般的な負極材料の例としては、炭素系材料や、Li、In、Al、Sn、Sb、Bi、Si等の金属若しくは半金属、又はこれらのいずれかを含む合金が挙げられる。その他、酸化物系負極を用いてもよい。
特に好ましい負極は0.4V(対Li/Li)以上でリチウムイオンを挿入脱離可能な材料を含み、好ましくはTiを含んでいる。かかる条件を満たす負極活物質は、少なくともTiを含有する酸化物であるのが好ましい。そのような負極活物質の好ましい例としては、チタン酸リチウムLiTi12(以下、LTO)、ニオブチタン複合酸化物NbTiO、酸化チタンTiOが挙げられ、より好ましくはLTO及びNbTiO、さらに好ましくはLTOである。なお、LTOは典型的にはスピネル型構造を有するものとして知られているが、充放電時には他の構造も採りうる。例えば、LTOは充放電時にLiTi12(スピネル構造)とLiTi12(岩塩構造)の二相共存にて反応が進行する。したがって、LTOはスピネル構造に限定されるものではない。
負極は、一般に合材電極と呼ばれる、負極活物質、電子伝導助剤、リチウムイオン伝導性材料及びバインダー等の混合物を成形した形態であってもよいし、負極原料粉末を焼結した焼結板の形態であってもよい。焼結板は緻密体でも多孔体でもよく、その多孔体の孔内には固体電解質を含んでもよい。また、負極活物質と固体電解質の間には、負極と固体電解質の反応を抑制するための保護層や、界面抵抗を低減するための層が導入されていてもよい。
全固体二次電池の製造は、例えば、i)集電体を形成した正極と集電体を形成した負極とを準備し、ii)正極と負極との間に固体電解質を挟んで加圧や加熱等を施して正極、固体電解質及び負極を一体化させることにより行うことができる。正極、固体電解質、及び負極は他の手法により結合されてもよい。この場合、正極と負極の間に固体電解質を形成させる手法の例としては、一方の電極上に固体電解質の成形体や粉末を載置する手法、電極上に固体電解質粉末のペーストをスクリーン印刷で施す手法、電極を基板としてエアロゾルディポジション法等により固体電解質の粉末を衝突固化させる手法、電極上に電気泳動法により固体電解質粉末を堆積させて成膜する手法等が挙げられる。
本発明を以下の例によってさらに具体的に説明する。
例1~17
(1)原料粉末の準備
LiSO粉末(市販品、純度99%以上)、LiOH粉末(市販品、純度98%以上)、及びLiBO(市販品、純度99%以上)を表1に示されるモル比となるように混合して原料混合粉末を得た。これらの粉末は、露点-50℃以下のAr雰囲気中のグローブボックス中で取り扱い、吸湿等の変質が起こらないように十分に注意した。
(2)溶融合成
Ar雰囲気中で原料混合粉末を高純度アルミナ製のるつぼに投入し、このるつぼを電気炉にセットし、430℃で2時間熱処理を行い溶融物を作製した。引き続き、電気炉内にて100℃/hで溶融物を冷却して凝固物を形成した。
(3)乳鉢粉砕
得られた凝固物をAr雰囲気中にて乳鉢で粉砕することによって、平均粒径D50が5~50μmの固体電解質粉末を得た。
(4)溶融
Ar雰囲気中のグローブボックス内で、固体電解質粉末を250MPaの圧力で金型プレスすることによって、直径10mmのペレット状の固体電解質を形成した。直径10mm、厚さ0.5mmの2枚のステンレス鋼(SUS)電極の間にペレット状の固体電解質を挟み、得られた積層物の上に15gの重しを載せ、400℃で45分加熱することにより固体電解質を溶融させた。その後、100℃/hで溶融物を冷却して凝固体を形成した。
(5)評価
得られた凝固体(固体電解質)に対して以下の評価を行った。
<X線回折>
固体電解質をX線回折装置(XRD、X線源:CuKα線)で分析することによりX線回折パターンを得た。なお、金属Si粉を内部標準として添加して2θ位置を合わせた。得られたX線回折パターンとICDDデータベースの032-0598とを対比することによって、3LiOH・LiSO結晶相の同定を行い、3LiOH・LiSOの有無を判定した。また、上記得られたXRDプロファイルに基づき、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピークの半値幅を算出した。さらに、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピーク強度ILHSに対する、LiOHと同定される2θ=20.5°付近のピーク強度ILiOHの比(ILiOH/ILHS)を算出した。同様に、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピーク強度ILHSに対する、LiSOと同定される2θ=22.2°付近のピーク強度ILi2SO4の比(ILi2SO4/ILHS)を算出した。結果は表1に示されるとおりであった。
<150℃100時間保持後のイオン伝導度及び伝導度維持率>
固体電解質のリチウムイオン伝導度を一般的な交流インピーダンス測定を用いて以下のようにして測定した。まず、Ar雰囲気中において、固体電解質を2枚のステンレス鋼(SUS)電極の間に挟み、セル(宝泉株式会社製、コインセルCR2032)に入れて密閉し、イオン伝導度測定用セルを作製した。このイオン伝導度測定用セルを150℃の恒温乾燥器に入れ、交流インピーダンス測定装置(BioLogic社製、VMP3)を用いて交流インピーダンス法によりコンダクタンス(1/r)を測定した。測定した値とリチウムイオン伝導度σ=L/r(1/A)の式に基づき、初期リチウムイオン伝導度Cを算出した。
また、上記イオン伝導度測定用セル内で固体電解質を150℃で100時間保持した後、上記同様にしてリチウムイオン伝導度Cを測定した。150℃で100時間保持した後の固体電解質のリチウムイオン伝導度Cを、初期リチウムイオン伝導度Cで除して100を乗じることにより、150℃で100時間保持後の伝導度維持率(%)を求めた。
<化学分析>
各例で得られた固体電解質についてホウ素と硫黄の定量分析を行った。ホウ素及び硫黄の各々についてICP発光分光分析法(ICP-AES)にて、検量線法で定量分析を行った。ホウ素及び硫黄の各分析値をモル数に換算し、B/Sとして算出した。
結果
例1~17の固体電解質の作製条件及び評価結果を表1にまとめて示す。例1~17において、LiOH、LiSO及びLiBOを含む原料混合粉末を溶融して固体電解質を合成する工程や、固体電解質粉末を再度溶融する工程において、重量減は1%以下と非常に小さいものであり、固体電解質を構成するLi、O、H、S及びBの組成は調合時の組成からほとんど変化していないものと推測される。
Figure 0007203200000001
表1の結果について詳しく説明する。例1~17すべてのX線回折パターンの主相はICDDデータベースの032-0598と一致していたことから、3LiOH・LiSO結晶相が存在することが分かった。ここでいう主相とは、LiOH、LiSOおよびLiBOに帰属されないピークをいう。なお、特にホウ素を高濃度含んだ例においては、3LiOH・LiSO結晶相のX線回折パターンの高角シフトが見られた。例えば、LiBOを添加していない例5においては3LiOH・LiSOの2θ=18.43°のピークが、LiBOを添加した例2では18.46°と高角側にピークシフトしており、ホウ素が3LiOH・LiSO結晶相の骨格内に固溶したものと推測される。高角シフトしたことを除いてはICDDデータベースの032-0598と一致し、3LiOH・LiSOと同定される固体電解質を含むことが分かった。また、LiBOを加えて合成した例1~4、6~10及び12~17においては、化学分析にてB/Sが0より大きい値となり、固体電解質にホウ素が含まれていることが分かった。
ホウ素を含まない例5及び11はイオン伝導度維持率が75%以下と小さく、例10のようにB/Sが0.002以上となることで、イオン伝導度維持率が80%以上と大きくなることが分かった。また、例1及び3の150℃100時間保持後のイオン伝導度を比較すると、例1では伝導度が低いことが分かった。これはLiBOの添加量が多いため、未反応の異相の含有率が高くなったためと推測され、ホウ素の添加量を示すB/Sは1.0未満が好ましいことが分かった。
また、XRDでLiOHが検出される例3、8及び12の150℃100時間保持後のイオン伝導度を比較すると、例3及び8ではイオン伝導度が例12よりも高いことが分かる。X線回折によるピーク強度比(ILiOH/ILHS)に注目すると、例12にてその値が大きいことから、LiOHが異相として残留していることが推測され、これがイオン伝導を阻害したものと推測される。以上のことから、LiOHが異相として検出される場合は、ピーク強度比(ILiOH/ILHS)は0.234未満であるのが好ましいと考えられる。また、XRDでLiSOが検出される例14及び17の150℃保持後のイオン伝導度を比較すると、例14はイオン伝導度が例17よりも高いことが分かる。X線回折によるピーク強度比(ILi2SO4/ILHS)に注目すると、例17にてその値が大きいことから、LiSOが異相として残留していることが推測され、これがイオン伝導を阻害したものと推測される。このことから、LiSOが異相として検出される場合は、ピーク強度比(ILi2SO4/ILHS)が1.1未満であるのが好ましいと考えられる。
さらに、例3、8、14及び17に着目すると次のことが分かる。ここで、これらの例の原料配合割合はいずれもxLiOH・LiSO・yLiBO(式中、1.0≦x≦4、0.002≦y≦1)で表される範囲内の組成であり、しかもLiSO:LiBO比が1:0.05であるため、LiOHのモル比(上記式におけるx)のみを変動させたことによる特性変化を見ることができる。そして、例3、8、14及び17はいずれも150℃100時間保持後の伝導度維持率で望ましい結果が得られているものの、x=3、2.6及び2である例3、8及び14のイオン伝導度の方が、x=1.0である例17よりも高いイオン伝導度を示すことが分かる。このことから、2.0≦x≦4、0.002≦y≦1の範囲がイオン伝導度の観点から好ましい範囲であるといえる。
<全固体二次電池の作製>
例3と例5の固体電解質を用いて全固体二次電池を作製し、150℃100時間保持後の抵抗増加率を確認した。正極として、片側の面に集電層を形成したコバルト酸リチウムの緻密焼結板を用意し、負極として、片側の面に集電層を形成したチタン酸リチウムの緻密焼結板を用意した。これらの正極板及び負極板で固体電解質の粉末プレス体を挟み込み、加圧しながらセル化した。得られたセルを150℃で静置し、交流インピーダンス測定を行い、固体電解質部分の抵抗として、150℃昇温直後の抵抗Rと、150℃100時間保持後の抵抗をRとを測定した。得られた抵抗値から抵抗増加率R/Rを算出したところ、例3(ホウ素を添加した実施例)では1.0であったのに対し、例5(ホウ素を添加しなかった比較例)では1.3となり、3LiOH・LiSOにホウ素を添加した電解質を用いた全固体二次電池では抵抗の増加が小さいことが分かった。このことから、例5のセルでは150℃で100時間経過後に固体電解質部分の抵抗増加に起因して充放電容量が低下するが、例3のセルでは150℃で100時間経過しても固体電解質部分の抵抗増加に起因する容量低下がなく充放電できることが分かった。

Claims (6)

  1. 3LiOH・LiSO で表される結晶構造を含む固体電解質であって、前記固体電解質がホウ素をさらに含み、前記ホウ素を含む固体電解質がX線回折により3LiOH・Li SO と同定される範囲内のものであり、前記固体電解質中に含まれる硫黄Sに対する、前記ホウ素Bのモル比である、B/Sが0.002超1.0未満である、固体電解質を用いた全固体二次電池。
  2. 前記固体電解質は、CuKαを線源としたX線回折パターンにおける、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピークの半値幅が0.500°以下である、請求項に記載の全固体二次電池。
  3. 前記固体電解質は、CuKαを線源としたX線回折パターンにおける、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピーク強度ILHSに対する、LiOHと同定される2θ=20.5°付近のピーク強度ILiOHの比である、ILiOH/ILHSが0.234未満である、請求項1又は2に記載の全固体二次電池。
  4. 前記固体電解質は、CuKαを線源としたX線回折パターンにおける、3LiOH・LiSOと同定される2θ=18.4°付近のピーク強度ILHSに対する、LiSOと同定される2θ=22.2°付近のピーク強度ILi2SO4の比である、ILi2SO4/ILHSが1.10未満である、請求項1~のいずれか一項に記載の全固体二次電池。
  5. 前記固体電解質が溶融凝固体である、請求項1~のいずれか一項に記載の全固体二次電池。
  6. 正極と負極との間に前記固体電解質を備える、請求項1~のいずれか一項に記載の全固体二次電池。
JP2021508706A 2019-03-26 2019-10-24 全固体二次電池 Active JP7203200B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JPPCT/JP2019/012919 2019-03-26
JP2019012919 2019-03-26
PCT/JP2019/041711 WO2020194823A1 (ja) 2019-03-26 2019-10-24 全固体二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020194823A1 JPWO2020194823A1 (ja) 2020-10-01
JP7203200B2 true JP7203200B2 (ja) 2023-01-12

Family

ID=72611269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021508706A Active JP7203200B2 (ja) 2019-03-26 2019-10-24 全固体二次電池

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20210408584A1 (ja)
EP (1) EP3951981A4 (ja)
JP (1) JP7203200B2 (ja)
KR (1) KR102656984B1 (ja)
CN (1) CN113614970A (ja)
WO (1) WO2020194823A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7502971B2 (ja) 2020-11-16 2024-06-19 日本碍子株式会社 リチウムイオン二次電池

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212153A (ja) 2009-03-11 2010-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解質及び該非水電解質を含む非水電解質二次電池
WO2014125633A1 (ja) 2013-02-15 2014-08-21 富士通株式会社 リチウムイオン導電体及びその製造方法、全固体リチウム二次電池
JP2015176854A (ja) 2014-03-18 2015-10-05 公立大学法人大阪府立大学 酸化物系固体電解質及びその用途
JP2015196621A (ja) 2014-04-01 2015-11-09 日本化学工業株式会社 硫化リチウムの製造方法及び無機固体電解質の製造方法
WO2016194705A1 (ja) 2015-05-29 2016-12-08 富士フイルム株式会社 固体電解質組成物、全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池ならびに全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法
JP2017095351A (ja) 2017-01-04 2017-06-01 出光興産株式会社 固体電解質
JP2017224427A (ja) 2016-06-14 2017-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体電解質、および、電池

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533563B2 (ja) * 1972-12-14 1980-09-01
JP2991256B2 (ja) * 1991-08-23 1999-12-20 日本電信電話株式会社 リチウムイオン導電性固体電解質材料
CN100583543C (zh) * 2005-01-11 2010-01-20 出光兴产株式会社 锂离子传导性固体电解质、其制造方法及使用了该固体电解质的锂二次电池用固体电解质以及使用了该二次电池用固体电解质的全固体锂电池
CN101734636B (zh) * 2008-11-07 2012-03-07 比亚迪股份有限公司 正极活性物质的制备方法及正极活性物质以及正极和电池
WO2016104702A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 三井金属鉱業株式会社 リチウムイオン電池用硫化物系固体電解質及び固体電解質化合物
CN108172757B (zh) * 2018-01-24 2020-10-09 中国工程物理研究院电子工程研究所 一种高压热电池负极材料、高压热电池及其制备方法
CN111656460B (zh) * 2018-02-09 2022-02-25 国立大学法人名古屋工业大学 固体电解质

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212153A (ja) 2009-03-11 2010-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解質及び該非水電解質を含む非水電解質二次電池
WO2014125633A1 (ja) 2013-02-15 2014-08-21 富士通株式会社 リチウムイオン導電体及びその製造方法、全固体リチウム二次電池
JP2015176854A (ja) 2014-03-18 2015-10-05 公立大学法人大阪府立大学 酸化物系固体電解質及びその用途
JP2015196621A (ja) 2014-04-01 2015-11-09 日本化学工業株式会社 硫化リチウムの製造方法及び無機固体電解質の製造方法
WO2016194705A1 (ja) 2015-05-29 2016-12-08 富士フイルム株式会社 固体電解質組成物、全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池ならびに全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法
JP2017224427A (ja) 2016-06-14 2017-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体電解質、および、電池
JP2017095351A (ja) 2017-01-04 2017-06-01 出光興産株式会社 固体電解質

Also Published As

Publication number Publication date
KR20210124398A (ko) 2021-10-14
KR102656984B1 (ko) 2024-04-11
WO2020194823A1 (ja) 2020-10-01
EP3951981A1 (en) 2022-02-09
US20210408584A1 (en) 2021-12-30
CN113614970A (zh) 2021-11-05
EP3951981A4 (en) 2022-11-23
JPWO2020194823A1 (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10218032B2 (en) Li-ion conductive oxide ceramic material including garnet-type or similar crystal structure
US20200194831A1 (en) Solid electrolyte sheet, method for manufacturing same, and sodium ion all-solid-state secondary cell
JP6672848B2 (ja) ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有するリチウムイオン伝導性酸化物セラミックス材料
JP7435452B2 (ja) 硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質、全固体電池、及び硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法
JP5376252B2 (ja) セラミックス材料及びその利用
JP5819200B2 (ja) リチウムイオン電池用正極活物質、リチウムイオン電池用正極、及び、リチウムイオン電池
JP5132639B2 (ja) セラミックス材料及びその製造方法
CN102010183B (zh) 陶瓷材料及其制造方法
US20160181657A1 (en) Solid electrolyte, all-solid-state battery including the same, and method for making solid electrolyte
TWI453981B (zh) A lithium ion battery positive electrode active material, positive electrode for a lithium ion battery, and a lithium ion battery
EP2937917B1 (en) Positive electrode material for lithium secondary batteries
EP2544279A1 (en) Positive electrode active material for lithium ion battery, positive electrode for lithium ion battery, and lithium ion battery.
EP2544275A1 (en) Positive electrode active material for lithium-ion batteries, positive electrode for lithion-ion batteries, lithium-ion battery
JP6890640B2 (ja) リチウムイオン伝導性酸化物
CN111052480A (zh) 固体电解质材料、固体电解质层及全固体电池
KR20230125026A (ko) 리튬 이온 전도성 고체 전해질 및 전고체 전지
JP7203200B2 (ja) 全固体二次電池
KR20200113122A (ko) 황화물계 전고체 전지용 양극 활물질 입자
JP7260656B2 (ja) 固体電解質材料、固体電解質、これらの製造方法および全固体電池
JP7150650B2 (ja) リチウムイオン伝導性材料、全固体二次電池および固体電解質の製造方法
US20230299285A1 (en) Positive electrode active material and lithium-ion secondary battery
JP7260660B2 (ja) 固体電解質材料、固体電解質、固体電解質の製造方法および全固体電池
JP7260657B2 (ja) 固体電解質材料、固体電解質、固体電解質の製造方法および全固体電池
WO2023162669A1 (ja) リチウムイオン伝導性固体電解質
WO2023032773A1 (ja) 固体電解質、全固体電池および固体電解質材料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7203200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150