JP7198905B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、インクを吐出する複数のノズルと、複数のノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドを備え、インクジェット方式によって記録媒体上に所定の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。かかるインクジェットプリンタでは、ノズル付近に付着したインクや粉塵を清掃するメンテナンス機構が不可欠である。
メンテナンス機構として、例えば、特許文献1に示すように、ノズルが形成されたノズル面をワイピングするワイパーが知られている。ワイパーがノズル面に接触した状態で、ワイパーとノズル面とが相対移動することにより、ノズル面に付着したインクや粉塵がワイパーによって拭き取られる。これにより、ノズル面においてインクが固化することが防止され、インクの吐出不良を防ぐことができる。ノズル面をワイピングした後には、ワイパーにはインクが付着するため、ワイパーに付着したインクを除去することが重要である。ワイパーに付着したインクを除去する方法として、例えば、ワイパーに洗浄液を付与する方法が提案されている。
特開2017-64921号公報
ところで、ワイパーに付着したインクを除去する方法として、例えば、インクの吸収性が比較的高い部材にワイパーを接触させることが考えられる。これにより、ワイパーからインクを除去することができる。ここで、ワイパーによってノズル面をワイピングするときには、ワイパーからインクができるだけ除去されていることが好ましい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイパーに付着したインクを低減させた状態でノズル面をワイパーによってワイピングすることができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体にインクを吐出する複数のノズルと、複数の前記ノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドと、前記インクヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、上方に向けて延び、前記ノズル面をワイピングするワイパーと、前記ワイパーを前記主走査方向と直交する方向である副走査方向に移動させるワイパー移動機構と、前記副走査方向において前記キャリッジより上流側または下流側に配置され、下方に向けて延び、前記ワイパーと接触して前記ワイパーに付着したインクを取り除くワイパークリーナと、前記キャリッジおよび前記ワイパー移動機構を制御する制御装置と、を備えている。前記制御装置は、前記ワイパー移動機構を制御して、前記ワイパーを前記ワイパークリーナに接触させた後に前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングする、あるいは、前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングした後に前記ワイパーを前記ワイパークリーナに接触させる。
本発明のインクジェットプリンタによると、制御装置は、ワイパー移動機構を制御して、ワイパーをワイパークリーナに接触させた後にワイパーによってノズル面をワイピングする。このように、ノズル面をワイピングする前にワイパーをワイパークリーナに接触させるため、ワイパーによってノズル面をワイピングするときにはワイパーからインクが低減されている。これにより、ワイパーによってノズル面からよりよくインクを取り除くことができる。また、制御装置は、ワイパー移動機構を制御して、ワイパーによってノズル面をワイピングした後にワイパーをワイパークリーナに接触させる。このように、ノズル面をワイピングした後にはワイパーをワイパークリーナに接触させるため、次にワイパーによってノズル面をワイピングするときにはワイパーからインクが低減されている。これにより、ノズル面からワイパーによってよりよくインクを取り除くことができる。
本発明によれば、ワイパーに付着したインクを低減させた状態でノズル面をワイパーによってワイピングすることができる。
図1は、一実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。 図2は、一実施形態に係るフロントカバーを開けた状態のプリンタを示す正面図である。 図3は、一実施形態に係るキャリッジの下面の構成を模式的に示す底面図である。 図4は、一実施形態に係るワイピングユニットの構成を模式的に示す平面図である。 図5は、一実施形態に係るワイピングユニットの一部の構成を模式的に示す側面図である。 図6は、一実施形態に係るワイピングユニットの一部の構成を模式的に示す正面図である。 図7は、一実施形態に係るプリンタの制御系のブロック図である。 図8は、他の一実施形態に係るワイピングユニットの一部の構成を模式的に示す正面図である。 図9は、他の一実施形態に係るワイピングユニットの一部の構成を模式的に示す正面図である。 図10は、他の一実施形態に係るワイパークリーナの構成を模式的に示す側面図である。 図11は、他の一実施形態に係るワイパークリーナの構成を模式的に示す側面図である。 図12は、他の一実施形態に係るワイパークリーナの構成を模式的に示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ10(以下、プリンタ10と呼ぶ。)を示す斜視図である。プリンタ10は、記録媒体5(図2参照)に印刷を行う。記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。記録媒体5は、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類以外に、ポリ塩化ビニルやポリエステル等の樹脂製のシートやフィルム、織布や不織布等の布帛、その他の媒体であってもよい。
以下の説明では、特に断らない限り、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。図面中の符号Yは、主走査方向を示している。本実施形態では、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは、副走査方向を示している。本実施形態では、副走査方向Xは前後方向である。符号Zは、上下方向を示している。主走査方向Yと副走査方向Xと上下方向Zとは、互いに直交している。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
図1に示すように、プリンタ10は、箱状に形成されている。本実施形態では、プリンタ10は、ケース11と、フロントカバー12とを備えている。図2は、フロントカバー12を開けた状態のプリンタ10を示す正面図である。図2に示すように、ケース11の前部には、開口13が形成されている。フロントカバー12は、ケース11の開口13を開閉自在に設けられている。ここでは、フロントカバー12は、後端を軸に回転可能なように、ケース11に支持されている。フロントカバー12には、窓部12aが設けられている。窓部12aは、例えば、透明のアクリル板によって形成されている。ユーザーは、窓部12aを通じてケース11の内部空間を視認することが可能である。
図2に示すように、プリンタ10は、テーブル20と、テーブル移動機構25と、キャリッジ30と、キャリッジ移動機構40と、複数のインクヘッド50と、光照射装置60と、キャッピングユニット70と、制御装置80(図1参照)と、ワイピングユニット90とを備えている。これらは、ケース11の内部空間に配置されている。
図2に示すように、テーブル20には、記録媒体5が載置される。本実施形態に係るプリンタ10は、いわゆる、フラットベッドタイプのプリンタである。テーブル20は、ケース11の内部空間において、主走査方向Yのほぼ中央に配置されている。テーブル20は、平板状の部材である。テーブル20は、平面を上下方向Zに向けて設置されている。図示は省略するが、テーブル20には、記録媒体5を吸引して固定するための孔が複数設けられている。複数の孔は、テーブル20を上下方向Zに貫通している。テーブル20の下方には、例えば、図示しないファンが設置されている。ファンは、これら複数の孔から空気を吸引することによって、記録媒体5を吸着する。
図2に示すように、テーブル20の下方には、テーブル移動機構25が配置されている。テーブル移動機構25は、テーブル20を副走査方向Xおよび上下方向Zに移動させる部材である。テーブル20は、テーブル移動機構25によって下方から支持されている。テーブル移動機構25は、第1移動機構25Xと、第2移動機構25Zとを備えている。第1移動機構25Xは、第2移動機構25Zを支持しかつ第2移動機構25Zを副走査方向Xに移動させる部材である。即ち、第1移動機構25Xは、テーブル20を副走査方向Xに移動させる部材である。ここでは、第1移動機構25Xは、図示しないボールねじ機構を備えている。ボールねじ機構は、X軸方向モータ26X(図7参照)によって駆動される。第2移動機構25Zは、テーブル20を支持しかつテーブル20を上下方向Zに移動させる部材である。ここでは、第2移動機構25Zは、図示しないボールねじ機構を備えている。ボールねじ機構は、Z軸方向モータ26Z(図7参照)によって駆動される。第2移動機構25Zは、第1移動機構25Xによって下方から支持されている。ただし、テーブル移動機構25の構成は限定されない。例えば、第1移動機構25Xおよび第2移動機構25Zを移動させる機構は、ボールねじ機構でなくてもよい。その動力はモータでなくてもよい。第1移動機構25Xと第2移動機構25Zとは、上下の位置関係が逆でもよい。テーブル移動機構25のX軸方向モータ26XおよびZ軸方向モータ26Zは、制御装置80と電気的に接続され、制御装置80によって制御されている。
図2に示すように、キャリッジ30は、複数のインクヘッド50と光照射装置60とを搭載している。キャリッジ30は、テーブル20より上方に設けられ、主走査方向Yに移動可能に構成されている。キャリッジ30は、キャリッジ移動機構40によって移動される。キャリッジ移動機構40は、キャリッジ30を主走査方向Yに移動させる機構である。キャリッジ移動機構40は、キャリッジ30を後述するキャッピングユニット70やワイピングユニット90の上方に移動させることができるように構成されている。キャリッジ移動機構40は、ガイドレール41と、ベルト42と、図示しない左右のプーリと、Y軸方向モータ43(図7参照)とを備えている。
図2に示すように、ガイドレール41は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール41は、テーブル20より上方に設けられている。ガイドレール41には、キャリッジ30が摺動自在に係合している。ガイドレール41は、キャリッジ30の主走査方向Yの移動を案内する。
キャリッジ30には無端状のベルト42が固定されている。ベルト42は、ガイドレール41の右側および左側に設けられた図示しないプーリに巻き掛けられている。一方のプーリにはY軸方向モータ43(図7参照)が取り付けられている。Y軸方向モータ43は、制御装置80と電気的に接続され、制御装置80によって制御されている。Y軸方向モータ43が駆動するとプーリが回転し、ベルト42が走行する。それにより、キャリッジ30は、ガイドレール41に沿って主走査方向Yに移動する。即ち、キャリッジ30の移動は、制御装置80に制御される。
図2に示すように、複数のインクヘッド50は、キャリッジ30に搭載されている。インクヘッド50は、後述するノズル面50a(図3参照)がキャリッジ30の下面より下方に位置するように設けられている。図3は、キャリッジ30の下面の構成を模式的に示す底面図である。図3に示すように、複数のインクヘッド50は、主走査方向Yに並んで配置されている。複数のインクヘッド50は、いずれも副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さより長い。インクヘッド50は、副走査方向Xに並ぶ複数のノズル51と、複数のノズル51が形成されたノズル面50aとを備えている。ノズル51は、記録媒体5(図2参照)にインクを吐出する微細な穴である。インクヘッド50において、複数のノズル51は、副走査方向Xに並んでノズル列52を形成している。なお、ここでは、各インクヘッド50におけるノズル列52の数は1列であったが、2列以上でもよい。また、図3では、ノズル列52を形成するノズル51の数は10個に図示されているが、実際にはもっと多数(例えば200個~300個程度)形成されている。ノズル列52を形成するノズル51の数は限定されない。
図2に示すように、プリンタ10は、複数のインクカートリッジ55を備えている。複数のインクカートリッジ55は、それぞれ、図示しないインクチューブによってインクヘッド50に接続されている。インクカートリッジ55は、インクを貯留する容器である。本実施形態では、インクカートリッジ55には、光硬化性インクが貯留されている。光硬化性インクは、ここでは、紫外線を照射されると硬化する紫外線硬化型のインクである。光硬化性インクの成分、特性等は特に限定されない。また、貯留されるインクの色も限定されない。複数のインクカートリッジ55に貯留されるインクは、例えば、CMYKのプロセスカラーインクや、クリアインク、ホワイトインク等の特色インクである。
図3に示すように、光照射装置60は、キャリッジ30に設けられている。光照射装置60は、光硬化性インクを硬化させる光を照射する装置である。光照射装置60は、記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する。光照射装置60は、図示しない光源と、照射口61とを備えている。光照射装置60は、照射口61から下方に向けて光を照射する。照射口61は、副走査方向Xに延びている。光照射装置60は、ここでは、インクヘッド50の左方に配置されている。ただし、光照射装置60は、インクヘッド50の右方に配置されていてもよい。また、光照射装置60は、インクヘッド50の左方および右方のそれぞれに配置されていてもよい。光照射装置60は、制御装置80(図2参照)に電気的に接続され、制御装置80によって制御されている。
図2に示すように、キャッピングユニット70は、プリンタ10の右端部付近に設けられている。図2に示すように、キャッピングユニット70は、複数のキャップ71と、キャップ移動機構72と、吸引ポンプ73とを備えている。
図2に示すように、キャップ71は、インクヘッド50のノズル面50aに装着可能に構成されている。キャップ71は、インクヘッド50と同じ数だけ設けられている。複数のキャップ71は、主走査方向Yに並んでいる。キャップ71は、上部が開口した有底の箱状の形状を有している。キャップ71は、それぞれ、例えば、ゴム等によって形成されている。キャップ71がインクヘッド50に装着されると、キャップ71はノズル面50aに密着し、ノズル面50aはキャップ71に覆われる。キャップ71は、インクヘッド50に装着されることによって、ノズル51やノズル面50aを乾燥から守っている。
図2に示すように、キャップ移動機構72は、複数のキャップ71を上下方向Zに移動可能に支持している。キャップ移動機構72は、キャップ71を上昇させることにより、キャップ71をインクヘッド50に装着する。また、キャップ71を下降させることにより、キャップ71をインクヘッド50から取り外す。キャップ移動機構72は、例えば、ボールねじ機構と、駆動モータ74(図7参照)とを備えている。駆動モータ74が駆動すると、ボールねじ機構によって、キャップ71が上下方向Zに移動される。
図2に示すように、吸引ポンプ73は、複数のキャップ71に接続されている。吸引ポンプ73は、キャップ71に溜まったインクを吸引する。吸引ポンプ73は、チューブ等を介してキャップ71の底部に接続されている。キャップ71がインクヘッド50に装着された状態で吸引ポンプ73が駆動されると、インクヘッド50のノズル51からインクが吸い出される。吸引ポンプ73に吸引されたインクは、図示しないチューブ等を介して図示しない廃液タンクに廃棄される。
図2に示すように、ワイピングユニット90は、キャッピングユニット70の左方に設けられている。図4に示すように、ワイピングユニット90は、ワイパー92と、ワイパーホルダ93と、ワイパー移動機構95と、ワイパークリーナ98と、クリーナホルダ99とを備えている。
ワイパー92は、インクヘッド50のノズル面50aをワイピングする。ワイパー92は、上方に向けて延びる。ワイパー92は、後述するワイパークリーナ98より硬い材料から形成されている。ここでは、ワイパー92は、可撓性を有する材料、例えばゴムから形成されている。図4および図5に示すように、ワイパー92は、平板状の部材である。ワイパー92の主走査方向Yの長さW1はインクヘッド50のノズル面50aの主走査方向Yの長さN1より長い。図5に示すように、ワイパー92の上端92Tは、ノズル面50aより上方に位置する。
図4に示すように、ワイパーホルダ93は、ワイパー92を保持する。ワイパーホルダ93は、ワイパー92が概ね直立するようにワイパー92を保持する。ワイパーホルダ93およびワイパー92は、不使用時(即ちノズル面50aをワイピングしないとき)には、ガイドレール41より前方に位置している。
ワイパー移動機構95は、ワイパー92およびワイパーホルダ93を副走査方向Xに移動させる機構である。ワイパー移動機構95は、ガイドレール95Gと、ベルト95Bと、前側のプーリ96Aと、後側のプーリ96Bと、駆動モータ96Mとを備えている。ガイドレール95Gは、副走査方向Xに延びている。ガイドレール95Gの前端は、キャリッジ30より前方に位置する。ガイドレール95Gの後端は、キャリッジ30より後方に位置する。ワイパーホルダ93は、ガイドレール95Gに摺動自在に係合している。ワイパーホルダ93およびワイパー92は、ガイドレール95Gに沿って副走査方向Xに移動可能である。ワイパーホルダ93は、無端状のベルト95Bに固定されている。ベルト95Bは、前側のプーリ96Aおよび後側のプーリ96Bに巻き掛けられている。前側のプーリ96Aは、キャリッジ30より前方に配置されている。後側のプーリ96Bは、キャリッジ30より後方に配置されている。前側のプーリ96Aには駆動モータ96Mが取り付けられている。駆動モータ96Mは、制御装置80(図2参照)と電気的に接続され、制御装置80によって制御されている。駆動モータ96Mが駆動すると前側のプーリ96Aが回転し、ベルト95Bが走行する。これにより、ワイパー92がガイドレール95Gに沿って副走査方向Xに移動する。即ち、ワイパー92の移動は、制御装置80に制御される。
ワイパークリーナ98は、ワイパー92と接触してワイパー92に付着したインクを取り除く。なお、ワイパー92からインクを取り除くとは、ワイパー92に接触してインクを吸収して取り除く場合と、ワイパー92に接触してインクを拭き落とす場合とが含まれる。図4に示すように、ワイパークリーナ98は、主走査方向Yに延びる。ワイパークリーナ98は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30より下流側(ここでは前方)に位置する。ワイパークリーナ98は、ワイパー92の移動経路上に位置する。ワイパークリーナ98は、可撓性を有する材料、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂から形成されている。ワイパークリーナ98は、連続発泡構造を有している。ワイパークリーナ98は、平板状の部材である。図5に示すように、ワイパークリーナ98は、下方に向けて延びる。ワイパークリーナ98の下端98Bは、ワイパー92の上端92Tより下方に位置する。図6に示すように、ワイパークリーナ98の主走査方向Yの長さC1は、ワイパー92の主走査方向Yの長さW1より長い。ワイパー92の上端92Tは、ワイパークリーナ98の上下方向Zの中間位置CMより上方、かつ、ワイパークリーナ98の上端98Tからワイパークリーナ98の副走査方向Xの長さCT(図5も参照)だけ下方に位置する部分より下方に位置する。ワイパークリーナ98のインク吸収量は、ワイパー92のインク吸収量より多い。
図4に示すように、クリーナホルダ99は、ワイパークリーナ98を保持する。クリーナホルダ99は、ケース11に固定されている。ワイパークリーナ98は、クリーナホルダ99に吊り下げられている。クリーナホルダ99は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30より下流側(ここでは前方)に位置する。クリーナホルダ99には、開口99A(図2参照)が形成されており、ワイパー92およびワイパーホルダ93は、開口99Aを通過可能に構成されている。
図5に示すように、ワイピングユニット90は、遮光板78を備えている。遮光板78は、光照射装置60から照射された光を遮光する部材である。遮光板78は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30とワイパークリーナ98との間に配置されている。ここでは、遮光板78は、キャリッジ30より前方かつワイパークリーナ98より後方に配置されている。図4に示すように、遮光板78の主走査方向Yの長さB1は、ワイパークリーナ98の主走査方向Yの長さC1より長い。図5に示すように、遮光板78の下端78Bは、ワイパークリーナ98の下端98Bより下方に位置する。このため、ワイパー92が副走査方向Xに移動すると、遮光板78と接触する。なお、遮光板78の下端78Bは、ワイパークリーナ98の下端98Bより上方に位置していてもよい。例えば、遮光板78の下端78Bは、ワイパー92の上端92Tより上方に位置してもよい。図4に示すように、本実施形態では、遮光板78は、ワイパークリーナ98とキャリッジ30との間に位置する本体部78Lと、本体部78Lの左端から前方に向けて延びかつワイパークリーナ98の側方(ここでは左方)に位置する延伸部78Mとを備えている。
図7に示すように、プリンタ10の全体の動作は、制御装置80によって制御されている。制御装置80の構成は特に限定されない。制御装置80は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器から印刷データなどを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置と、を備えている。図1に示すように、制御装置80は、ケース11の内部に設けられている。ただし、制御装置80はケース11の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置80は、プリンタ10の外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置80は、有線または無線を介してプリンタ10と通信可能に接続されている。
図7に示すように、制御装置80は、X軸方向モータ26X、Z軸方向モータ26Z、Y軸方向モータ43、インクヘッド50、光照射装置60、駆動モータ74、吸引ポンプ73および駆動モータ96Mと通信可能に接続している。制御装置80は、これらの動作を制御している。
図7に示すように、制御装置80は、記憶部81と、印刷制御部82と、キャッピング制御部83と、ワイピング制御部84とを備えている。制御装置80の各部の機能は、プログラムによって実現されている。このプログラムは、例えばCDやDVDなどの記録媒体から読み込まれる。なお、このプログラムは、インターネットを通じてダウンロードされるものであってもよい。また、制御装置80の各部の機能は、プロセッサおよび/または回路などによって実現可能なものであってもよい。なお、これら各部の具体的な機能については後述する。
記憶部81は、記録媒体5に印刷される所定の画像の画像データを記憶する。画像データは、例えば、ラスター形式のデータである。画像データは、例えば、プリンタ10とは別体に設けられたコンピュータにインストールされたソフトウェアを用いて作成される。
印刷制御部82は、記憶部81に記憶された画像データに基づいて、記録媒体5に所定の画像を印刷する。印刷制御部82は、画像データに基づいて、インクヘッド50から記録媒体5に向けてインクを吐出させて印刷を行う。印刷制御部82は、Y軸方向モータ43を駆動させてキャリッジ30を主走査方向Yに移動させる。印刷制御部82は、X軸方向モータ26Xを駆動させてテーブル20を副走査方向Xに移動させる。印刷制御部82は、光照射装置60を制御して記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する。
キャッピング制御部83は、キャッピング動作を制御する。キャッピング制御部83は、キャリッジ30がキャッピングユニット70の上方に位置した状態でキャップ移動機構72を制御し、キャップ71を上方に移動させる。これによりインクヘッド50にキャップ71が装着される。また、キャッピング制御部83は、必要に応じて、キャップ71がインクヘッド50に装着された状態で吸引ポンプ73を駆動させ、インクヘッド50内のインクをノズル51からキャップ71に吐出させる。
ワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92をワイパークリーナ98に接触させた後にワイパー92によってノズル面50aをワイピングする。即ち、ワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92を図5の矢印X1の方向(副走査方向Xの下流側から上流側)に移動させてワイパークリーナ98に接触させた後に、ワイパー92をさらに図5の矢印X1の方向に移動させてワイパー92によってノズル面50aをワイピングする。ワイピング制御部84は、ワイパー92をワイパークリーナ98に接触させる動作と、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングする動作とを交互に繰り返し行う。なお、ワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングした後にワイパー92をワイパークリーナ98に接触させてもよい。即ち、ワイピング制御部84は、例えばワイパー92がキャリッジ30より後方に位置する状態からワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92を図5の矢印X2の方向(副走査方向Xの上流側から下流側)に移動させてワイパー92によってノズル面50aをワイピングした後に、ワイパー92をさらに図5の矢印X2の方向に移動させてワイパー92をワイパークリーナ98に接触させてもよい。
ワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92がワイパークリーナ98に接触したときに、ワイパー92の移動を停止する。そして、所定の時間(例えば1秒~5秒程度)が経過した後、ワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92の移動を再開する。ここで、ワイピング制御部84は、ワイパー92とワイパークリーナ98とが接触しているときのワイパー92の第1速度が、ワイパー92がワイパークリーナ98およびノズル面50aと接触していないときのワイパー92の第2速度より遅くなるように、ワイパー移動機構95を制御してもよい。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、制御装置80のワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92をワイパークリーナ98に接触させた後にワイパー92によってインクヘッド50のノズル面50aをワイピングする。このように、ノズル面50aをワイピングする前にワイパー92をワイパークリーナ98に接触させるため、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングするときにはワイパー92からインクが低減されている。これにより、ワイパー92によってノズル面50aからよりよくインクを取り除くことができる。また、制御装置80のワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングした後にワイパー92をワイパークリーナ98に接触させてもよい。このように、ノズル面50aをワイピングした後にはワイパー92をワイパークリーナ98に接触させるため、次にワイパー92によってノズル面50aをワイピングするときにはワイパー92からインクが低減されている。これにより、ワイパー92によってノズル面50aからよりよくインクを取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイパークリーナ98は、連続発泡構造を有しかつポリオレフィン樹脂から形成されている。これにより、ワイパー92に付着したインクをより速くかつより多く取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10は、キャリッジ30に搭載され、記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する光照射装置60と、副走査方向Xにおいてキャリッジ30とワイパークリーナ98との間に配置され、光照射装置60から照射された光を遮光する遮光板78と、を備えている。光照射装置60から照射された光がワイパー92に付着した光硬化性インクに到達すると、光硬化性インクがワイパー92上で固化してしまう虞がある。固化した光硬化性インクはワイパークリーナ98によって除去するのが困難な場合があり得るので、ワイパー92のワイピング性能が低下してしまう虞がある。しかしながら、本実施形態のプリンタ10は、遮光板78を備えているため、光照射装置60から照射された光がワイパークリーナ98に到達することを抑制することができる。これにより、ワイパークリーナ98においてワイパー92に付着したインクをよりよく取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、遮光板78は、ワイパー92と接触可能に形成されている。これにより、ワイパー92に付着したインクを遮光板78によっても取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、制御装置80のワイピング制御部84は、ワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92がワイパークリーナ98に接触したときに、ワイパー92の移動を停止する。これにより、ワイパークリーナ98によってワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイパー92とワイパークリーナ98とが接触しているときのワイパー92の第1速度は、ワイパー92がワイパークリーナ98およびノズル面50aと接触していないときのワイパー92の第2速度より遅くてもよい。ワイパー92とワイパークリーナ98との接触時間を長くすることで、ワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイパークリーナ98のインク吸収量は、ワイパー92のインク吸収量より多い。これにより、ワイパークリーナ98によってワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイパークリーナ98の主走査方向Yの長さC1は、ワイパー92の主走査方向Yの長さW1より長い。これにより、ワイパークリーナ98によってワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイパー92は、ワイパークリーナ98よりも硬い材料から形成されている。これにより、ワイパー92がワイパークリーナ98を通過するときにワイパークリーナ98がワイパー92の上端92Tの大部分に接触することができ、ワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ワイパー92の上端92Tは、ワイパークリーナ98の上下方向Zの中間位置CMより上方、かつ、ワイパークリーナ98の上端98Tからワイパークリーナ98の副走査方向Xの長さCTだけ下方に位置する部分より下方に位置してもよい。これにより、ワイパー92とワイパークリーナ98との接触面を大きくすることができるため、ワイパークリーナ98によってワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98の下端98Bは、直線状に形成されていたが、これに限定されない。例えば、図8に示すように、ワイパークリーナ198の下端部198Bは円弧状に形成されていてもよい。即ち、ワイパークリーナ198の下端部198Bには、ワイパー92と接触する接触部199Aと、接触部199Aから主走査方向Yの一方側(ここでは左方)に行くほど下方に延びる第1延伸部199Dと、接触部199Aから主走査方向Yの他方側(ここでは右方)に行くほど下方に延びる第2延伸部199Eとが設けられていてもよい。これにより、ワイパー92に接触して接触部199Aに付着したインクは、インクの自重によって第1延伸部199Dおよび第2延伸部199Eへと流れ得るため、接触部199Aに含まれるインクの量が低減される。
上述した実施形態では、ワイパー92は、ワイパークリーナ98よりも硬い材料から形成されていたが、これに限定されない。即ち、ワイパークリーナ98は、ワイパー92よりも硬い材料から形成されていてもよい。これにより、ワイパー92に付着した比較的固化が進んだインクであっても、ワイパークリーナ98によって適切に取り除くことができる。
また、ワイパークリーナ98がワイパー92よりも硬い材料から形成されている場合、図9に示すように、ワイパークリーナ98の下端98Bは、ワイパー92の上下方向Zの中間位置WMより下方、かつ、ワイパー92の下端92B(即ちワイパーホルダ93の上端)からワイパー92の副走査方向Xの長さWT(図5も参照)だけ上方に位置する部分より上方に位置する。これにより、ワイパークリーナ98とワイパー92との接触面積を大きくすることができるため、ワイパークリーナ98によってワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
また、図10に示すように、ワイパークリーナ298の下端部298Bは、主走査方向Yから見て円弧状に形成されていてもよい。これにより、ワイパー92とワイパークリーナ298との接触面を大きくすることができるため、ワイパークリーナ298によってワイパー92に付着したインクをより取り除くことができる。
また、図11および図12に示すように、ワイパークリーナ398の下端部398Bは、主走査方向Yから見てワイパー92に向けて傾斜していてもよい。これにより、ワイパー92に付着した比較的固化が進んだインクであっても、ワイパークリーナ98によって取り除くことができる。
上述した実施形態では、インクヘッド50のノズル51から吐出されるインクは光硬化性インクであったが、水性インクや溶剤インクであってもよい。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98およびクリーナホルダ99は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30より下流側(ここでは前方)に位置していたが、上流側(ここでは後方)に位置してもよい。また、ワイパーホルダ93およびワイパー92は、不使用時(即ちノズル面50aをワイピングしないとき)には、ガイドレール41より後方に位置していてもよい。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98は副走査方向Xに関してワイパー92と平行になるように配置されていたが、ワイパークリーナ98は副走査方向Xに関してワイパー92に対して傾いていてもよい。即ち、平面視でワイパークリーナ98の主走査方向Yの一方側の端部が他方側の端部より前方に位置してもよい。例えば、ワイパークリーナ98は、平面視でワイパークリーナ98の右端が左端より前方に位置するように配置されていてもよい。
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
30 キャリッジ
50 インクヘッド
50a ノズル面
51 ノズル
60 光照射装置
78 遮光板
80 制御装置
84 ワイピング制御部
90 ワイピングユニット
92 ワイパー
95 ワイパー移動機構
98 ワイパークリーナ

Claims (14)

  1. 記録媒体にインクを吐出する複数のノズルと、複数の前記ノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドと、
    前記インクヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、
    上方に向けて延び、前記ノズル面をワイピングするワイパーと、
    前記ワイパーを前記主走査方向と直交する方向である副走査方向に移動させるワイパー移動機構と、
    前記副走査方向において前記キャリッジより上流側または下流側に配置され、下方に向けて延び、前記ワイパーと接触して前記ワイパーに付着したインクを取り除くワイパークリーナと、
    前記キャリッジおよび前記ワイパー移動機構を制御する制御装置と、を備え、
    前記ワイパーが前記ノズル面をワイピングしないときの前記ワイパーの位置を不使用時の位置としたとき、前記副走査方向の上流側から下流側に向けて、または、前記副走査方向の下流側から上流側に向けて、前記不使用時の位置、前記ワイパークリーナ、前記キャリッジの順に位置し、
    前記制御装置は、前記ワイパー移動機構を制御して、前記ワイパーを前記ワイパークリーナに接触させた後に前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングする、インクジェットプリンタ。
  2. 前記ワイパークリーナは、連続発泡構造を有しかつポリオレフィン樹脂から形成されている、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記制御装置は、前記ワイパー移動機構を制御して、前記ワイパーが前記ワイパークリーナに接触したときに、前記ワイパーの移動を停止する、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記ワイパーと前記ワイパークリーナとが接触しているときの前記ワイパーの第1速度は、前記ワイパーが前記ワイパークリーナおよび前記ノズル面と接触していないときの前記ワイパーの第2速度より遅い、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記ワイパークリーナの下端部には、前記ワイパーと接触する接触部と、前記接触部から前記主走査方向の一方側に行くほど下方に延びる第1延伸部と、前記接触部から前記主走査方向の他方側に行くほど下方に延びる第2延伸部とが設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記ワイパークリーナのインク吸収量は、前記ワイパーのインク吸収量より多い、請求項1から5のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記ワイパークリーナの前記主走査方向の長さは、前記ワイパーの前記主走査方向の長さより長い、請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記ワイパークリーナは、前記ワイパーよりも硬い材料から形成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記ワイパークリーナの下端は、前記ワイパーの上下方向の中間位置より下方、かつ、前記ワイパーの下端から前記ワイパーの前記副走査方向の長さだけ上方に位置する部分より上方に位置する、請求項8に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記ワイパークリーナの下端部は、前記主走査方向から見て円弧状に形成されている、請求項8または9に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記ワイパークリーナの下端部は、前記主走査方向から見て前記ワイパーに向けて傾斜している、請求項8または9に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記ワイパーは、前記ワイパークリーナよりも硬い材料から形成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記ワイパーの上端は、前記ワイパークリーナの上下方向の中間位置より上方、かつ、前記ワイパークリーナの上端から前記ワイパークリーナの前記副走査方向の長さだけ下方に位置する部分より下方に位置する、請求項12に記載のインクジェットプリンタ。
  14. 記録媒体に光硬化性インクを吐出する複数のノズルと、複数の前記ノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドと、
    前記インクヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体に吐出された前記光硬化性インクに向けて光を照射する光照射装置と、
    上方に向けて延び、前記ノズル面をワイピングするワイパーと、
    前記ワイパーを前記主走査方向と直交する方向である副走査方向に移動させるワイパー移動機構と、
    前記副走査方向において前記キャリッジより上流側または下流側に配置され、下方に向けて延び、前記ワイパーと接触して前記ワイパーに付着した前記光硬化性インクを取り除くワイパークリーナと、
    前記副走査方向において前記キャリッジと前記ワイパークリーナとの間に配置され、前記光照射装置から照射された光を遮光し、前記ワイパーと接触可能に形成された遮光板と、
    前記キャリッジおよび前記ワイパー移動機構を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記ワイパー移動機構を制御して、前記ワイパーを前記ワイパークリーナに接触させた後に前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングする、あるいは、前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングした後に前記ワイパーを前記ワイパークリーナに接触させる、インクジェットプリンタ。
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