JP6652475B2 - 縁なし印刷用支持装置およびインクジェットプリンター - Google Patents

縁なし印刷用支持装置およびインクジェットプリンター Download PDF

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Description

本発明は、縁なし印刷のために被印刷媒体を支持する縁なし印刷用支持装置およびインクジェットプリンターに関する。
従来、縁なし印刷のために被印刷媒体を支持する縁なし印刷用支持装置として、インクジェットヘッドに対向する平板部と、平板部からインクジェットヘッドに向けて突出して被印刷媒体の裏面を支持するリブとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、インクジェットヘッドに対向して被印刷媒体を支持する支持面と、被印刷媒体の幅方向の端縁に対応する位置に支持面において形成された凹部と、凹部内に嵌め込まれてインクを吸収するスポンジ状のインク吸収材とを備えるものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2009−083362号公報 特開2009−233860号公報
しかしながら、特許文献1に記載された縁なし印刷用支持装置においては、インクジェットヘッドによって被印刷媒体の外側の位置に向けて吐出されたインクが単に平板部に堆積するだけであるので、多数回の縁なし印刷によって平板部に堆積したインクが被印刷媒体に接触して被印刷媒体を汚損するまでの時間が比較的短く、平板部に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業が頻繁に行われる必要があるという問題がある。
また、特許文献2に記載された縁なし印刷用支持装置においては、インクジェットヘッドによって被印刷媒体の外側の位置に向けて吐出されたインクが凹部内のインク吸収材に吸収されるので、インクが単に平板部に堆積するだけの特許文献1に記載された縁なし印刷用支持装置と比較して作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。しかしながら、スポンジ状のインク吸収材は、その内部のうち、インクが付着される表面側の部分でインクが固化するなどして詰まり易く、奥深くまで均一にインクを吸収することができない場合が多い。したがって、特許文献2に記載された縁なし印刷用支持装置においては、多数回の縁なし印刷によってインク吸収材にインクが詰まってインク吸収材がインクを吸収しきれなくなった場合には、インク吸収材上にインクが堆積するので、インク吸収材上に堆積したインクが被印刷媒体に接触して被印刷媒体を汚損する前にインク吸収材を交換するなどの、作業者によるメンテナンス作業が行われる必要があるという問題がある。
そこで、本発明は、作業者によるメンテナンス作業の頻度を従来より低減することができる縁なし印刷用支持装置およびインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
本発明の縁なし印刷用支持装置は、インクジェットプリンターのインクジェットヘッドによって吐出されたインクによる被印刷媒体への縁なし印刷のために前記被印刷媒体を支持する縁なし印刷用支持装置であって、液体を貯留するための凹部である液体貯留部と、前記液体貯留部内に配置されていて前記被印刷媒体を載置するための媒体載置台とを備え、前記媒体載置台は、前記被印刷媒体が載置される媒体載置面を備え、前記媒体載置面は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体の液面より鉛直方向における位置が上側に配置されることを特徴とする。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、インクジェットヘッドによって被印刷媒体の外側の位置に向けて吐出されたインクを液体貯留部内の液体によって受けるので、スポンジ状のインク吸収材によって受ける、特許文献2に記載された技術のように、インクを受ける部分にインクが詰まることがなく、従来より多量のインクを受けることができる。したがって、本発明の縁なし印刷用支持装置は、作業者によるメンテナンス作業の頻度を従来より低減することができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体に動きを付与する液体動き付与手段を備えても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体貯留部に堆積したインクの山を液体の動きによって崩すので、液体貯留部に堆積したインクが被印刷媒体に接触して被印刷媒体を汚損するまでの時間を延ばすことができる。したがって、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体貯留部に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記液体動き付与手段は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体のうち少なくとも前記液面に動きを付与しても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体貯留部に堆積したインクの山のうち、液体貯留部に貯留されている液体の液面から出た部分、または、液面から出そうな部分を、液面の動きによって崩すので、液体貯留部に堆積したインクが被印刷媒体に接触して被印刷媒体を汚損するまでの時間を延ばすことができる。したがって、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体貯留部に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記液体動き付与手段は、ポンプを備えても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、被印刷媒体を振動させることなく、ポンプによって生成された、液体の流れによって液体貯留部内の液体に動きを付与することができるので、液体貯留部内の液体への動きの付与による被印刷媒体への印刷の精度の低下を抑えることができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記液体動き付与手段は、前記液体貯留部と、前記ポンプとの間を連通して前記液体を流通させる2つの液体用流路と、前記ポンプの動作を制御するポンプ制御手段とを備え、前記ポンプは、前記2つの液体用流路のうち一方を介して前記液体貯留部側から前記液体を流入させる場合に、前記2つの液体用流路のうち他方を介して前記液体貯留部側に前記液体を流出させ、前記ポンプ制御手段は、前記2つの液体用流路のうち前記液体貯留部側から前記ポンプ側に前記液体を流通させる液体用流路を前記ポンプに交互に切り替えさせても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体用流路における液体の流れの方向を交互に切り替えるので、液体用流路にインクが詰まることを抑えることができ、液体用流路に詰まったインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の発生を抑えることができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記縁なし印刷用支持装置が支持の対象にする前記被印刷媒体は、前記媒体載置面に載置されている場合に鉛直方向における上側から観察されたときに前記媒体載置面を完全に隠すことが可能な大きさおよび形状であっても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、媒体載置面に載置されている場合に鉛直方向における上側から観察されたときに媒体載置面を完全に隠すことが可能な大きさおよび形状の被印刷媒体を支持する場合に、被印刷媒体の印刷面の全ての端が縁なし印刷されることができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記媒体載置面は、前記インクジェットヘッドおよび前記媒体載置台の一方が他方に対して水平方向のうち主走査方向に相対移動させられながら前記インクジェットヘッドが前記被印刷媒体に向けて前記インクを吐出するとともに、前記インクジェットヘッドおよび前記媒体載置台の一方が他方に対して水平方向のうち前記主走査方向に直交する副走査方向に相対移動させられる場合に、前記被印刷媒体の長手方向が前記主走査方向になり前記被印刷媒体の短手方向が前記副走査方向になるように前記被印刷媒体が載置される形状であっても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、被印刷媒体の長手方向がインクジェットプリンターにおける主走査方向になり被印刷媒体の短手方向がインクジェットプリンターにおける副走査方向になるように被印刷媒体が媒体載置面に載置されるので、インクジェットプリンターにおける副走査方向における印刷回数を低減することができ、その結果、液体貯留部に溜まるインクの量を低減することができる。したがって、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体貯留部に溜めたインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記液体は、前記インクジェットヘッドによって吐出された前記インクが溶けるものであっても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、インクジェットヘッドによって吐出されたインクが液体貯留部内の液体に溶けるので、インクジェットヘッドによって吐出されたインクが液体貯留部に堆積することを抑えることができ、液体貯留部に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置において、前記インクは、紫外線が照射されることによって硬化するUVインクであり、前記インクジェットプリンターは、前記インクジェットヘッドによって吐出された前記インクに紫外線を照射する紫外線照射装置を備え、前記液体は、硬化させられた前記UVインクが溶けなくても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、インクジェットヘッドによって吐出されて紫外線照射装置による紫外線の照射によって硬化させられたインクが液体貯留部内の液体に溶けないので、液体貯留部に堆積したインクが被印刷媒体に接触して被印刷媒体を汚損するまでの時間を延ばすための上述した構成の有効性が大きい。
本発明の縁なし印刷用支持装置は、鉛直方向における位置が特定の位置より上側の前記液体が前記液体貯留部の内部から外部に排出されるための液体排出路を備え、前記特定の位置は、鉛直方向における位置が前記媒体載置面より下側であっても良い。
この構成により、本発明の縁なし印刷用支持装置は、液体貯留部内にインクを受けても液体排出路によって液体貯留部内の液体の液面の高さが維持されるので、液体貯留部内の液体が被印刷媒体に接触して被印刷媒体を汚損することを抑えることができ、液体貯留部内に受けたインクの量分の液体を液体貯留部内から除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の発生を抑えることができる。
本発明のインクジェットプリンターは、上述の縁なし印刷用支持装置を備える前記インクジェットプリンターであって、前記液体動き付与手段は、前記インクジェットヘッドによって前記被印刷媒体に向けて前記インクが吐出されていない特定のタイミングで前記液体に動きを付与することを特徴とする。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、インクジェットヘッドによって被印刷媒体に向けてインクが吐出されていない特定のタイミングで液体貯留部内の液体に動きを付与するので、液体貯留部内の液体への動きの付与による被印刷媒体への印刷の精度の低下を抑えることができる。
本発明のインクジェットプリンターは、前記インクジェットヘッドによって吐出された前記インクに紫外線を照射する紫外線照射装置と、前記インクジェットヘッドおよび前記紫外線照射装置を搭載するキャリッジとを備え、前記インクは、紫外線が照射されることによって硬化するUVインクであり、前記紫外線照射装置は、前記キャリッジおよび前記媒体載置台の一方が他方に対して水平方向に相対移動させられながら前記インクジェットヘッドが前記被印刷媒体に向けて前記インクを吐出する場合に、前記インクジェットヘッドによる前記被印刷媒体への前記インクの吐出時の前記媒体載置台に対する前記キャリッジの相対移動の方向において前記インクジェットヘッドに対して上流側のみに配置され、前記特定のタイミングは、前記インクジェットヘッドによる前記被印刷媒体への前記インクの吐出時の前記媒体載置台に対する前記キャリッジの相対移動の方向とは反対方向に前記媒体載置台に対して前記キャリッジが相対移動しているタイミングを含んでも良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、インクジェットヘッドによる被印刷媒体へのインクの吐出と、このインクへの紫外線照射装置による紫外線の照射とのために、キャリッジを特定の位置に戻すタイミングで液体に動きを付与するので、液体に動きを付与するためだけの時間の発生を抑えることができ、被印刷媒体への印刷の効率を向上することができる。
本発明の縁なし印刷用支持装置およびインクジェットプリンターは、作業者によるメンテナンス作業の頻度を従来より低減することができる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンターの外観斜視図である。 テーブル支持部材のパネルが開かれている状態での図1に示すインクジェットプリンターの正面図である。 テーブル支持部材のパネルが開かれている状態での図1に示すインクジェットプリンターの上面図である。 図1に示すインクジェットプリンターの右側面図である。 図1に示す縁なし印刷用支持装置の外観斜視図である。 図5に示す縁なし印刷用支持装置の上面図である。 図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 液体貯留部に液体が貯留されている場合の図5に示す縁なし印刷用支持装置の外観斜視図である。 液体貯留部に液体が貯留されている場合の図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 媒体載置台にカードが載置されている場合の図5に示す縁なし印刷用支持装置の外観斜視図である。 媒体載置台にカードが載置されている場合の図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 媒体載置台の上部にインクジェットヘッドが配置されている場合の図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 図1に示すインクジェットプリンターのブロック図である。 液体貯留部にインクが堆積した場合の図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 図14に示す山が崩された場合の縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 液体貯留部に堆積したインクの山が液面から出た場合の図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 図16に示す山が崩された場合の縁なし印刷用治具の右側面断面図である。 液体貯留部内の液体の液面に硬化後のインクが浮遊している場合の図5に示す縁なし印刷用治具の右側面断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る製造システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンター10の外観斜視図である。図2は、テーブル支持部材22のパネル22a(図1参照。)が開かれている状態でのインクジェットプリンター10の正面図である。図3は、テーブル支持部材22のパネル22a(図1参照。)が開かれている状態でのインクジェットプリンター10の上面図である。図4は、インクジェットプリンター10の右側面図である。
なお、図1〜図3においては、後述のポンプ41(図5参照。)、チューブ42(図5参照。)およびチューブ43(図5参照。)が省略されて描かれている。
図1〜図4に示すように、インクジェットプリンター10は、床に設置される複数の脚11と、鉛直方向、すなわち、矢印10aで示す上下方向における位置が脚11より上側に配置されていて脚11によって支持されている本体12と、本体12に設置されていてインクを貯留している複数のインクボトル13とを備えている。インクジェットプリンター10によって使用されるインクは、紫外線が照射されることによって硬化するUVインクである。
インクジェットプリンター10は、被印刷媒体を直接、または、間接的に支持するためのテーブル21と、鉛直方向に直交する水平方向のうち矢印10bで示す前後方向に移動可能に本体12に支持されていてテーブル21を支持しているテーブル支持部材22とを備えている。テーブル21は、矢印10aで示す上下方向に移動可能にテーブル支持部材22によって支持されている。テーブル21上の印刷可能範囲は、矢印10bで示す前後方向の長さが例えば710mmであり、水平方向のうち矢印10bで示す前後方向と直交する矢印10cで示す左右方向の長さが例えば510mmである。テーブル支持部材22は、矢印10bで示す前後方向における前側に開閉可能なパネル22aを備えている。
インクジェットプリンター10は、本体12内に設置されていて矢印10cで示す左右方向に延在しているレール31と、矢印10cで示す左右方向に移動可能にレール31に支持されているキャリッジ32と、テーブル21に直接、または、間接的に支持されている被印刷媒体に向けて、矢印10aで示す上下方向のうち下方向にインクを吐出するための複数のインクジェットヘッド33と、インクジェットヘッド33によって吐出されて被印刷媒体に付着したインクに紫外線を照射する例えばUV−LED(Light Emitting Diode)などの紫外線照射装置34とを備えている。
複数のインクジェットヘッド33および紫外線照射装置34は、キャリッジ32に搭載されている。
インクジェットヘッド33によって吐出されるインクは、インクボトル13から供給される。複数のインクジェットヘッド33は、例えば、マゼンタのインク、シアンのインク、イエローのインク、ブラックのインク、クリアーのインク、ホワイトのインクなど、様々な種類のインクを吐出することが可能である。
紫外線照射装置34は、複数のインクジェットヘッド33に対して矢印10cで示す左右方向のうち矢印10dで示す方向に配置されている。ここで、キャリッジ32および後述の媒体載置台52(図5参照。)の一方が他方に対して水平方向に相対移動させられながらインクジェットヘッド33が被印刷媒体としてのカードに向けてインクを吐出する場合、インクジェットヘッド33によるカードへのインクの吐出時の媒体載置台52に対するキャリッジ32の相対移動の方向は、矢印10dで示す方向の反対方向である矢印10eで示す方向である。すなわち、紫外線照射装置34は、矢印10eで示す方向においてインクジェットヘッド33に対して上流側のみに配置されている。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によって吐出されたインクによる被印刷媒体への縁なし印刷のために被印刷媒体を支持する縁なし印刷用支持装置40が着脱可能である。
図5は、縁なし印刷用支持装置40の外観斜視図である。図6は、縁なし印刷用支持装置40の上面図である。図7は、縁なし印刷用支持装置40の縁なし印刷用治具50の右側面断面図である。
図5〜図7に示すように、縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットヘッド33(図1参照。)によって吐出されたインクによる被印刷媒体への縁なし印刷のために被印刷媒体を支持する縁なし印刷用治具50を備えている。縁なし印刷用治具50は、例えばボルトなどによってテーブル21(図1参照。)に固定されることが可能である。縁なし印刷用治具50は、被印刷媒体としてカードを支持する治具である。
図8は、液体貯留部51に液体91が貯留されている場合の縁なし印刷用支持装置40の外観斜視図である。図9は、液体貯留部51に液体91が貯留されている場合の縁なし印刷用治具50の右側面断面図である。
図5〜図9に示すように、縁なし印刷用治具50は、液体91を貯留するための凹部である液体貯留部51を備えている。
液体貯留部51は、内部に貯留された液体91の排出を容易にするための傾斜51aが、液体貯留部51の長手方向、すなわち、矢印10cで示す左右方向における一方の端に形成されている。縁なし印刷用治具50は、矢印10cで示す左右方向における傾斜51a側の端が傾斜51a側とは反対側の端より矢印10aで示す上下方向における位置において下側になるように傾けられることによって、液体貯留部51の内部に貯留されている液体91が液体貯留部51の内部から傾斜51a上を経由して液体貯留部51の外部に容易に排出される。
液体貯留部51は、後述する液体受け部53側とは反対側の壁部に複数の孔51bが形成されている。孔51bは、液体貯留部51の長手方向、すなわち、矢印10cで示す左右方向における端の壁部と、この壁部に対向する後述の媒体載置台52との間の隙間や、互いに隣り合う2つの媒体載置台52同士の間の隙間に対向する位置に形成されている。
図10は、媒体載置台52(図8参照。)にカード92が載置されている場合の縁なし印刷用支持装置40の外観斜視図である。図11は、媒体載置台52にカード92が載置されている場合の縁なし印刷用治具50の右側面断面図である。
図5〜図11に示すように、縁なし印刷用治具50は、液体貯留部51内に配置されていてカード92を載置するための6個の媒体載置台52を備えている。縁なし印刷用治具50によって支持されるカード92は、長手方向の長さが例えば85mmであり、短手方向の長さが例えば54mmである略長方形のカードである。縁なし印刷用治具50によって支持されるカード92の厚みは、例えば、0.8mmである。縁なし印刷用治具50は、6個の媒体載置台52を備えているので、同時に6枚のカード92を支持することが可能である。
媒体載置台52は、カード92が載置される媒体載置面52aを備えている。媒体載置面52aには、カード92を吸着するための孔52bが複数形成されている。
媒体載置面52aは、カード92の長手方向が矢印10cで示す左右方向になるようにカード92が載置される形状である。
媒体載置面52aは、長手方向の長さが例えば85mm未満であり、短手方向の長さが例えば54mm未満である略長方形の面である。すなわち、縁なし印刷用治具50による支持の対象のカード92は、媒体載置面52aに載置されている場合に矢印10aで示す上下方向における上側から観察されたときに媒体載置面52aを完全に隠すことが可能な大きさおよび形状である。
縁なし印刷用治具50は、液体貯留部51から溢れ出た液体91を受けるための凹部である液体受け部53と、液体貯留部51の内部の液体91が液体貯留部51の内部から外部、すなわち、液体受け部53に排出されるための液体排出路54とを備えている。
液体受け部53は、内部に貯留された液体91の排出を容易にするための傾斜53aが、液体受け部53の長手方向、すなわち、矢印10cで示す左右方向における一方の端に形成されている。ここで、縁なし印刷用治具50は、液体貯留部51の傾斜51aと、液体受け部53の傾斜53aとが矢印10cで示す左右方向において同一の側に形成されている。縁なし印刷用治具50は、矢印10cで示す左右方向における傾斜53a側の端が傾斜53a側とは反対側の端より矢印10aで示す上下方向における位置において下側になるように傾けられることによって、液体受け部53の内部に貯留されている液体91が液体受け部53の内部から傾斜53a上を経由して液体受け部53の外部に容易に排出される。
液体排出路54は、液体貯留部51と、液体受け部53とを仕切る壁部に形成されていて、液体貯留部51と、液体受け部53とに連通している。液体排出路54の底面54aは、矢印10aで示す上下方向における位置が媒体載置面52aより下側である。すなわち、液体排出路54は、液体貯留部51の内部の液体91のうち矢印10aで示す上下方向における位置が底面54aの位置より上側の液体91が、液体貯留部51の内部から液体受け部53に排出されるための流路である。
媒体載置面52aは、液体排出路54の存在によって、液体貯留部51に貯留されている液体91の液面91aより、矢印10aで示す上下方向における位置が少なくとも例えば2mmだけ上側に配置される。
図12は、媒体載置台52の上部にインクジェットヘッド33が配置されている場合の縁なし印刷用治具50の右側面断面図である。
図12に示すように、液体貯留部51に貯留されている液体91の液面91aと、媒体載置面52aとの矢印10aで示す上下方向における距離50aが上述したように例えば2mmであり、カード92の厚み50bが上述したように例えば0.8mmであり、媒体載置面52aに設置されたカード92の上面からインクジェットヘッド33のうち、インクが吐出される図示していないノズルが形成されている面(以下「ノズル面」と言う。)33aまでの矢印10aで示す上下方向における距離、すなわち、ヘッドギャップ50cが例えば1.5mmであるので、液体貯留部51に貯留されている液体91の液面91aと、ノズル面33aとの矢印10aで示す上下方向における距離(以下「ヘッド液面間距離」と言う。)50dは、例えば、4.3mmである。インクジェットヘッド33のノズルからカード92の外側の位置に向けて吐出されたインクは、ヘッド液面間距離50dが適切な距離以下である場合には、液体貯留部51に貯留されている液体91に捕捉されるので、ミストとなることが抑えられるが、ヘッド液面間距離50dが大き過ぎる場合には、液体貯留部51に貯留されている液体91まで到達しないで舞い上がって液体91によって捕捉されずにミストとなる可能性がある。
図5および図6に示すように、縁なし印刷用支持装置40は、4つのポンプ41と、液体貯留部51の孔51bおよびポンプ41を連通する8本のチューブ42と、液体貯留部51の2つの孔51b同士を連通する2本のチューブ43とを備えている。チューブ42と、このチューブ42に連通する孔51bとは、液体貯留部51と、ポンプ41との間を連通して液体91を流通させる液体用流路を構成している。すなわち、1つのポンプ41に対して、2つの液体用流路が形成されている。ポンプ41は、2つの液体用流路のうち一方を介して液体貯留部51側から液体91を流入させる場合に、2つの液体用流路のうち他方を介して液体貯留部51側に液体91を流出させる。
縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に貯留されている液体91に付与する動きの量を増加させたい場合には、チューブ43に代えて、ポンプ41および2本のチューブ42のセットを備えても良い。一方、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に貯留されている液体91に付与する動きの量を減少させたい場合には、ポンプ41および2本のチューブ42のセットに代えて、チューブ43を備えても良い。
なお、インクジェットプリンター10によって使用されるインクは、例えば、株式会社ミマキエンジニアリング製のLF140である。また、液体貯留部51に貯留される液体91は、例えば、株式会社ミマキエンジニアリング製のF200である。LF140、F200の比重は、それぞれ、1.08、1.07である。F200は、硬化前のLF140が溶けるが、硬化後のLF140が溶けない液体である。
図13は、インクジェットプリンター10のブロック図である。
図13に示すように、インクジェットプリンター10は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部61と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部62と、テーブル支持部材22に対してテーブル21を矢印10aで示す上下方向に移動させるテーブル上下移動装置63と、本体12に対してテーブル支持部材22を矢印10bで示す前後方向に移動させることによってテーブル21を前後方向に移動させるテーブル前後移動装置64と、キャリッジ32をレール31に対して矢印10cで示す左右方向に移動させるキャリッジ移動装置65と、媒体載置面52aの孔52bに連通していて媒体載置面52a側から孔52bを介して気体を吸引することによって媒体載置面52aにカード92を吸着するためのファン66と、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して、または、ネットワークを介さずに有線または無線で直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部67と、各種の情報を記憶する半導体メモリーなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部68と、インクジェットプリンター10全体を制御する制御部69とを備えている。
制御部69は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部68に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部69は、ROMまたは記憶部68に記憶されているプログラムを実行することによって、テーブル支持部材22に対してテーブル21を矢印10aで示す上下方向に移動させるテーブル上下移動手段69aと、インクジェットヘッド33による被印刷媒体への印刷を制御する印刷制御手段69bと、ポンプ41の動作を制御するポンプ制御手段69cと、ファン66の動作を制御するファン制御手段69dとを実現する。
なお、ポンプ41と、ポンプ41毎に形成された上述の2つの液体用流路と、ポンプ制御手段69cとは、液体貯留部51に貯留されている液体91に動きを付与する液体動き付与手段を構成している。
次に、インクジェットプリンター10を使用したカード92への縁なし印刷の実行方法について説明する。
まず、カード92に縁なし印刷を実行するための準備について説明する。
作業者は、縁なし印刷用支持装置40をインクジェットプリンター10に装着する場合、矢印10aで示す上下方向におけるテーブル支持部材22に対するテーブル21の位置を縁なし印刷用治具50の高さに合わせた位置にする指示を、操作部61を介してインクジェットプリンター10に入力する。したがって、テーブル上下移動手段69aは、テーブル上下移動装置63を駆動することによって、矢印10aで示す上下方向におけるテーブル支持部材22に対するテーブル21の位置を、操作部61を介して入力された指示に応じた位置にする。
作業者は、矢印10aで示す上下方向におけるテーブル支持部材22に対するテーブル21の位置が縁なし印刷用治具50の高さに合わせた位置になった場合、縁なし印刷用治具50をテーブル21に例えばボルトなどによって固定した後、図8および図9に示すように、液体貯留部51に液体91を貯留する。
最後に、作業者は、操作部61を介してファン制御手段69dにファン66を動作させることによって孔52bによる吸着力を媒体載置台52に付与した後、図10および図11に示すように、媒体載置台52にカード92を載置する。
次に、カード92に縁なし印刷を実行する場合のインクジェットプリンター10の動作について説明する。
印刷制御手段69bは、縁なし印刷の印刷データが通信部67を介して入力されると、入力された印刷データに基づいて、インクジェットヘッド33、紫外線照射装置34、テーブル前後移動装置64およびキャリッジ移動装置65を制御する。具体的には、印刷制御手段69bは、テーブル前後移動装置64によって本体12に対してテーブル支持部材22を矢印10bで示す前後方向に移動させることによって媒体載置台52に対する前後方向、すなわち、副走査方向におけるキャリッジ32の位置を変更する度に、キャリッジ移動装置65によって矢印10dで示す方向とは反対の矢印10eで示す方向、すなわち、主走査方向にキャリッジ32を移動させながら、インクジェットヘッド33および紫外線照射装置34によってインクによる画像をカード92に印刷する。すなわち、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によってインクをカード92に付着させた直後に、このインクに所定の強度の紫外線を紫外線照射装置34によって照射することによって、このインクを瞬間的に硬化させて、印刷データに基づいた画像の一部をカード92のうちインクジェットヘッド33側の面、すなわち、印刷面に印刷する。ここで、印刷データに基づいた画像のサイズは、カード92の印刷面のサイズより大きい。したがって、インクジェットプリンター10は、印刷データに基づいた画像の一部をカード92のうちインクジェットヘッド33側の印刷面の全領域に印刷する縁なし印刷を実行する。
図14は、液体貯留部51にインクが堆積した場合の縁なし印刷用治具50の右側面断面図である。
印刷制御手段69bによって縁なし印刷が実行されている場合、インクジェットヘッド33のノズルからカード92の外側の位置に向けて吐出されたインクは、液体貯留部51に貯留されている液体91によって捕捉される。ここで、上述したように、液体91は、硬化前のインクを溶かすが、硬化後のインクを溶かさない。したがって、液体91によって捕捉されたインクのうち、紫外線照射装置34によって照射された紫外線が当たって硬化させられたものは、図14に示すように液体貯留部51に堆積して山93を形成する。
図15は、図14に示す山93が崩された場合の縁なし印刷用治具50の右側面断面図である。
ポンプ制御手段69cは、印刷制御手段69bによって縁なし印刷が実行されている場合、ポンプ41を駆動することによって液体91に動きを付与する。したがって、図14に示すように液体貯留部51に形成された山93は、ポンプ制御手段69cが液体91に付与した動きによって攪拌されて図15に示すように崩される。
ここで、ポンプ制御手段69cが液体91に動きを付与するタイミングは、インクジェットヘッド33によってカード92に向けてインクが吐出されていないタイミングが好ましい。特に、ポンプ制御手段69cが液体91に動きを付与するタイミングは、インクジェットヘッド33によるカード92へのインクの吐出時の媒体載置台52に対するキャリッジ32の相対移動の方向である矢印10eで示す方向とは反対方向、すなわち、矢印10dで示す方向に媒体載置台52に対してキャリッジ32が相対移動しているタイミングを含むことが好ましい。
また、ポンプ制御手段69cは、ポンプ41を駆動する場合、ポンプ41の回転方向を交互に切り替えることによって、ポンプ41に連通する2つの液体用流路のうち、液体貯留部51側からポンプ41側に液体91を流通させる液体用流路を交互に切り替えても良い。
以上に説明したように、縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットヘッド33のノズルからカード92の外側の位置に向けて吐出されたインクを液体貯留部51に貯留されている液体91によって捕捉するので、インクジェットヘッド33のノズルからカード92の外側の位置に向けて吐出されたインクがミストとなることが抑えられる。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、インクのミストによって例えばカード92の側面やインクジェットヘッド33のノズル面33aが汚れることを抑えることができる。
なお、インクジェットヘッド33のノズル面33aが汚れることを抑えることができるということは、インクジェットヘッド33のノズルからのインクの吐出精度の低下を抑えることができるということであり、カード92への印刷の精度の低下を抑えることができるということである。
縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットヘッド33によってカード92の外側の位置に向けて吐出されたインクを液体貯留部51内の液体91によって受けるので、スポンジ状のインク吸収材によって受ける、特許文献2に記載された技術のように、インクを受ける部分にインクが詰まることがなく、従来より多量のインクを受けることができる。例えば、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に液体91の代わりにスポンジ状のインク吸収材を装着した場合に、200枚程度のカード92に縁なし印刷を実行するとインク吸収材にインクが詰まってしまい、インク吸収材の交換などの、作業者によるメンテナンス作業が必要となるが、図10および図11に示すように液体貯留部51に液体91を貯留した場合には、3000枚以上のカード92に縁なし印刷を実行しても液体貯留部51に受けたインクの除去などの、作業者によるメンテナンス作業が不要である。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、作業者によるメンテナンス作業の頻度を従来より低減することができる。
縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に貯留されている液体91に動きを付与する液体動き付与手段を備えているので、液体貯留部51に堆積したインクの山93を液体91の動きによって崩すことができ、その結果、液体貯留部51に堆積したインクがカード92に接触してカード92を汚損したりインクジェットヘッド33のノズル面33aに接触してノズル面33aを汚損したりするまでの時間を延ばすことができる。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
なお、縁なし印刷用支持装置40は、液体動き付与手段を備えていなくても、インクジェットヘッド33によってカード92の外側の位置に向けて吐出されたインクを液体貯留部51内の液体91によって受けるので、上述したように、作業者によるメンテナンス作業の頻度を従来より低減するという効果を得ることはできる。
縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に貯留されている液体91のうち液面91aにも液体動き付与手段によって動きを付与するので、図16に示すように液体貯留部51に堆積したインクの山93のうち、液体貯留部51に貯留されている液体91の液面91aから出た部分93a、または、液面91aから出そうな部分を、液面91aの動きによって図17に示すように崩すことができ、その結果、液体貯留部51に堆積したインクがカード92に接触してカード92を汚損したりインクジェットヘッド33のノズル面33aに接触してノズル面33aを汚損したりするまでの時間を延ばすことができる。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
なお、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に貯留されている液体91のうち液面91a以外の部分のみに液体動き付与手段によって動きを付与する構成であっても、液体貯留部51に堆積したインクの山93を液面91aの動きによって崩すことができるので、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減するという効果を得ることはできる。
縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に貯留されている液体91のうち液面91aに液体動き付与手段によって動きを付与するので、図18に示すように硬化後のインク94が液面91aに浮遊している場合にも、液面91aに浮遊しているインク94を、液体91の内部に沈めることもできる。なお、液面91aに浮遊している硬化後のインク94は、液面91aが波立つほど動いている場合に、液体91の内部に沈み易い。したがって、液面91aに浮遊しているインク94を液体91の内部に沈めるためには、液体動き付与手段によって液面91aに付与する動きは、液面91aが波立つほどの動きであることが好ましい。
縁なし印刷用支持装置40は、液体動き付与手段がポンプ41を備えているので、カード92を振動させることなく、ポンプ41によって生成された、液体91の流れによって液体貯留部51内の液体91に動きを付与することができ、その結果、液体貯留部51内の液体91への動きの付与によるカード92への印刷の精度の低下を抑えることができる。
なお、縁なし印刷用支持装置40は、液体91の流れ以外の方法によって液体貯留部51内の液体91に動きを付与しても良い。例えば、縁なし印刷用支持装置40は、超音波振動子によって生成される、液体91の振動によって液体貯留部51内の液体91に動きを付与しても良い。
縁なし印刷用支持装置40は、ポンプ41の回転方向を交互に切り替えない場合、ポンプ41に連通する2つの液体用流路のうち液体貯留部51側からポンプ41側に液体91を流通させる液体用流路(特に、その液体用流路の液体貯留部51側の入り口付近)に硬化後のインクが詰まる可能性がある。しかしながら、縁なし印刷用支持装置40は、ポンプ41の回転方向を交互に切り替えることによって、ポンプ41に連通する液体用流路における液体91の流れの方向を交互に切り替えるので、液体用流路にインクが詰まることを抑えることができ、液体用流路に詰まったインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の発生を抑えることができる。
縁なし印刷用支持装置40は、媒体載置面52aに載置されている場合に矢印10aで示す上下方向における上側から観察されたときに媒体載置面52aを完全に隠すことが可能な大きさおよび形状のカード92を支持する場合に、カード92の印刷面の全ての端が縁なし印刷されることができる。
縁なし印刷用支持装置40は、カード92の長手方向がインクジェットプリンター10における主走査方向になりカード92の短手方向がインクジェットプリンター10における副走査方向になるようにカード92が媒体載置面52aに載置されるので、インクジェットプリンター10における副走査方向における印刷回数、すなわち、パス数を低減することができ、その結果、液体貯留部51に溜まるインクの量を低減することができる。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に溜めたインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
なお、縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットプリンター10におけるパス数を低減することができる場合、インクジェットプリンター10によるカード92に対する縁なし印刷の速度を向上することができる。
また、縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットプリンター10におけるパス数を低減することができる場合、紫外線照射装置34によって液体貯留部51内の液体91に照射される紫外線の量が低減するので、液体貯留部51内の液体91に含まれる未硬化のインクのうち、紫外線によって硬化されるインクの量を低減することができる。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51に堆積する硬化後のインクの量を低減することができ、液体貯留部51に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットヘッド33によって吐出された硬化前のインクが液体貯留部51内の液体91に溶けるので、インクジェットヘッド33によって吐出された硬化前のインクが液体貯留部51に堆積することを抑えることができ、液体貯留部51に堆積したインクを除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の頻度を低減することができる。
なお、液体91は、インクジェットヘッド33によって吐出された硬化前のインクを溶かさないものであっても良い。例えば、液体91は、単なる水であっても良い。
縁なし印刷用支持装置40は、インクジェットヘッド33によって吐出されて紫外線照射装置34による紫外線の照射によって硬化させられたインクが液体貯留部51内の液体91に溶けないので、液体貯留部51に堆積したインクがカード92に接触してカード92を汚損したりインクジェットヘッド33のノズル面33aに接触してノズル面33aを汚損したりするまでの時間を延ばすための上述した構成の有効性が大きい。
なお、液体91は、硬化後のインクを溶かすものであっても良い。
縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51内にインクを受けても液体排出路54によって液体貯留部51内の液体91の液面91aの高さが維持されるので、液体貯留部51内の液体91がカード92に接触してカード92を汚損したりインクジェットヘッド33のノズル面33aに接触してノズル面33aを汚損したりすることを抑えることができ、液体貯留部51内に受けたインクの量分の液体91を液体貯留部51内から除去するなどの、作業者によるメンテナンス作業の発生を抑えることができる。
また、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51内にインクを受けても液体排出路54によって液体貯留部51内の液体91の液面91aの高さが維持されるので、縁なし印刷用治具50がテーブル21に固定された後、作業者が液体貯留部51内に液体91を最初に入れる場合に、作業者が液体貯留部51内に入れる液体91を事前に量っておく必要がなく、液体91が液体貯留部51から液体排出路54を介して溢れ出るまで液体貯留部51内に液体91が入れられれば良い。したがって、縁なし印刷用支持装置40は、液体貯留部51内に液体91を入れる作業を容易化することができる。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によってカード92に向けてインクが吐出されていないタイミングで液体貯留部51内の液体91に動きを付与するので、液体貯留部51内の液体91への動きの付与によるカード92への印刷の精度の低下を抑えることができる。特に、インクジェットプリンター10は、超音波振動子によって生成される、液体91の振動によって液体貯留部51内の液体91に動きを付与する場合には、媒体載置台52も振動する可能性があるので、インクジェットヘッド33によってカード92に向けてインクが吐出されていないタイミングで液体貯留部51内の液体91に動きを付与することによる、カード92への印刷の精度の低下を抑える効果が大きい。
なお、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によってカード92に向けてインクが吐出されているタイミングで液体貯留部51内の液体91に動きを付与しても良い。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によるカード92へのインクの吐出と、このインクへの紫外線照射装置34による紫外線の照射とのために、キャリッジ32を特定の位置に戻すタイミング、すなわち、キャリッジ32を矢印10dで示す方向に移動させているタイミングで液体91に動きを付与する場合、液体91に動きを付与するためだけの時間の発生を抑えることができるので、カード92への印刷の効率を向上することができる。
なお、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によってカード92に向けてインクが吐出されていないタイミングであって、キャリッジ32を矢印10dで示す方向に移動させていないタイミングで、液体貯留部51内の液体91に動きを付与しても良い。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、紫外線照射装置34が矢印10eで示す方向においてインクジェットヘッド33に対して上流側のみに配置されている。しかしながら、インクジェットプリンター10は、紫外線照射装置34が矢印10cで示す左右方向において複数のインクジェットヘッド33の両側に配置されていても良い。インクジェットプリンター10は、紫外線照射装置34が矢印10cで示す左右方向において複数のインクジェットヘッド33の両側に配置されている場合、矢印10eで示す方向にキャリッジ32を移動させている時点だけでなく、矢印10dで示す方向にキャリッジ32を移動させている時点にも、インクジェットヘッド33と、キャリッジ32の移動方向における上流側の紫外線照射装置34とによってインクによる画像をカード92に印刷することができ、印刷の効率を向上することができる。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33によって吐出されるインクが本実施の形態においてUVインクであるが、UVインク以外のインクであっても良い。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、縁なし印刷用支持装置40が着脱可能になっている。しかしながら、インクジェットプリンター10は、縁なし印刷用支持装置40が取り外されない構成、すなわち、縁なし印刷専用の構成でも良い。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、テーブル支持部材22を本体12に対して副走査方向に移動させることによってカード92を副走査方向に移動させ、カード92の副走査方向への移動によって、インクジェットヘッド33およびカード92の一方に対する他方の副走査方向における相対移動を実現している。しかしながら、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド33を副走査方向に移動させることによって、インクジェットヘッド33およびカード92の一方に対する他方の副走査方向における相対移動を実現しても良いし、インクジェットヘッド33およびカード92の両方を副走査方向に移動させることによって、インクジェットヘッド33およびカード92の一方に対する他方の副走査方向における相対移動を実現しても良い。
インクジェットプリンター10は、本実施の形態において、キャリッジ32を本体12に対して主走査方向に移動させることによってインクジェットヘッド33を主走査方向に移動させ、インクジェットヘッド33の主走査方向への移動によって、インクジェットヘッド33およびカード92の一方に対する他方の主走査方向における相対移動を実現している。しかしながら、インクジェットプリンター10は、カード92を主走査方向に移動させることによって、インクジェットヘッド33およびカード92の一方に対する他方の主走査方向における相対移動を実現しても良いし、インクジェットヘッド33およびカード92の両方を主走査方向に移動させることによって、インクジェットヘッド33およびカード92の一方に対する他方の主走査方向における相対移動を実現しても良い。
10 インクジェットプリンター
10a 矢印(上下方向を示す矢印、鉛直方向を示す矢印)
10b 矢印(前後方向を示す矢印、副走査方向を示す矢印)
10c 矢印(左右方向を示す矢印、主走査方向を示す矢印)
10d 矢印
10e 矢印
32 キャリッジ
33 インクジェットヘッド
34 紫外線照射装置
40 印刷用支持装置
41 ポンプ
42 チューブ(液体用流路)
51 液体貯留部
51b 孔(液体用流路)
52 媒体載置台
52a 媒体載置面
54 液体排出路
69c ポンプ制御手段
91 液体
91a 液面
92 カード(被印刷媒体)
94 インク

Claims (11)

  1. インクジェットプリンターのインクジェットヘッドによって吐出されたインクによる被印刷媒体への縁なし印刷のために前記被印刷媒体を支持する縁なし印刷用支持装置であって、
    液体を貯留するための凹部である液体貯留部と、
    前記液体貯留部内に配置されていて前記被印刷媒体を載置するための媒体載置台と
    前記液体貯留部に貯留されている前記液体に動きを付与する液体動き付与手段と
    を備え、
    前記媒体載置台は、前記被印刷媒体が載置される媒体載置面を備え、
    前記媒体載置面は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体の液面より鉛直方向における位置が上側に配置されることを特徴とする縁なし印刷用支持装置。
  2. 前記液体動き付与手段は、前記液体貯留部に貯留されている前記液体のうち少なくとも前記液面に動きを付与することを特徴とする請求項1に記載の縁なし印刷用支持装置。
  3. 前記液体動き付与手段は、ポンプを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の縁なし印刷用支持装置。
  4. 前記液体動き付与手段は、
    前記液体貯留部と、前記ポンプとの間を連通して前記液体を流通させる2つの液体用流路と、
    前記ポンプの動作を制御するポンプ制御手段と
    を備え、
    前記ポンプは、前記2つの液体用流路のうち一方を介して前記液体貯留部側から前記液体を流入させる場合に、前記2つの液体用流路のうち他方を介して前記液体貯留部側に前記液体を流出させ、
    前記ポンプ制御手段は、前記2つの液体用流路のうち前記液体貯留部側から前記ポンプ側に前記液体を流通させる液体用流路を前記ポンプに交互に切り替えさせることを特徴とする請求項3に記載の縁なし印刷用支持装置。
  5. 前記縁なし印刷用支持装置が支持の対象にする前記被印刷媒体は、前記媒体載置面に載置されている場合に鉛直方向における上側から観察されたときに前記媒体載置面を完全に隠すことが可能な大きさおよび形状であることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の縁なし印刷用支持装置。
  6. 前記媒体載置面は、前記インクジェットヘッドおよび前記媒体載置台の一方が他方に対して水平方向のうち主走査方向に相対移動させられながら前記インクジェットヘッドが前記被印刷媒体に向けて前記インクを吐出するとともに、前記インクジェットヘッドおよび前記媒体載置台の一方が他方に対して水平方向のうち前記主走査方向に直交する副走査方向に相対移動させられる場合に、前記被印刷媒体の長手方向が前記主走査方向になり前記被印刷媒体の短手方向が前記副走査方向になるように前記被印刷媒体が載置される形状であることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載の縁なし印刷用支持装置。
  7. 前記液体は、前記インクジェットヘッドによって吐出された前記インクが溶けるものであることを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかに記載の縁なし印刷用支持装置。
  8. 前記インクは、紫外線が照射されることによって硬化するUVインクであり、
    前記インクジェットプリンターは、前記インクジェットヘッドによって吐出された前記インクに紫外線を照射する紫外線照射装置を備え、
    前記液体は、硬化させられた前記UVインクが溶けないものであることを特徴とする請求項1から請求項7までの何れかに記載の縁なし印刷用支持装置。
  9. 鉛直方向における位置が特定の位置より上側の前記液体が前記液体貯留部の内部から外部に排出されるための液体排出路を備え、
    前記特定の位置は、鉛直方向における位置が前記媒体載置面より下側であることを特徴とする請求項1から請求項8までの何れかに記載の縁なし印刷用支持装置。
  10. 請求項1から請求項4までの何れかに記載の縁なし印刷用支持装置を備える前記インクジェットプリンターであって、
    前記液体動き付与手段は、前記インクジェットヘッドによって前記被印刷媒体に向けて前記インクが吐出されていない特定のタイミングで前記液体に動きを付与することを特徴とするインクジェットプリンター。
  11. 前記インクジェットヘッドによって吐出された前記インクに紫外線を照射する紫外線照射装置と、
    前記インクジェットヘッドおよび前記紫外線照射装置を搭載するキャリッジと
    を備え、
    前記インクは、紫外線が照射されることによって硬化するUVインクであり、
    前記紫外線照射装置は、前記キャリッジおよび前記媒体載置台の一方が他方に対して水平方向に相対移動させられながら前記インクジェットヘッドが前記被印刷媒体に向けて前記インクを吐出する場合に、前記インクジェットヘッドによる前記被印刷媒体への前記インクの吐出時の前記媒体載置台に対する前記キャリッジの相対移動の方向において前記インクジェットヘッドに対して上流側のみに配置され、
    前記特定のタイミングは、前記インクジェットヘッドによる前記被印刷媒体への前記インクの吐出時の前記媒体載置台に対する前記キャリッジの相対移動の方向とは反対方向に前記媒体載置台に対して前記キャリッジが相対移動しているタイミングを含むことを特徴とする請求項10に記載のインクジェットプリンター。
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